中国、H7N9ウイルスの脅威
パンデミック有力候補ウイルス
*管理人追跡中*

夏期に入り中国H7N9感染者数減少、しかし変異型H7N9ウイルスは全土に拡大中
夏期または秋期に感染者急増の場合は人人感染発生の可能性->パンデミックへ
現在、感染者の致死率38%

欧州、H5N8ウイルス
欧州高病原性H5N8ウイルス、未だフランス、英国などで家きん農場での感染が報告
未だ人での感染事例は報告なし

 中国に於けるH7N9鳥インフルエンザ感染者および死者が2017/2018シーズンに、突然減少した。その理由については以下の対策が著効したようだ。なお家きんへのワクチン接種は国際的に許可されてないが、中国では以前から家きんに対して流行鳥インフルに対して作製したワクチンを使用している。ウイルスは完全に排除されないが鶏は無症状であることから、ウイルスのさらなる拡大、または変異の可能性が指摘されている。今後中国のH7N9ウイルスが変異を起こしてどのような感染を自然界で起こしてくるか、または家きんに起こすか気になる。

 Avian flu activity this winter has been remarkably subdued in places - like China and South Korea - where in recent years it has flourished. Remarkably China has only reported three H7N9 cases, and 1 H5N6 case since October.
Some of this is likely due to China's massive H7+H5 vaccination campaign launched last summer, and the extremely strict bio-security measures taken in South Korea prior to their hosting the Winter Olympics in February.
 2017/2018シーズン鳥インフルは、中国と韓国で著しく減った。両国では昨シーズン鳥インフルは大流行を起こしていた。今シーズンは中国でH7N9感染者がわずか3例、H5N6感染者は1例に過ぎなかった。
 理由の一部は中国でH7+H5ワクチンが昨年夏積極的に行われたことがあげられ、また韓国に於ける冬季五輪を前にした極端に厳格なバイオセキュリティー対策が指示されたこともあげられる。
 参照 Avian Flu Diary




過去記事

5月
変異型高病原性H7N9ウイルス中国北部へ拡大中 家きん&人へ致死的感染
渡り鳥による可能性
北朝鮮へのウイルス拡大が懸念

6月
韓国で高病原性H5N8鳥インフルエンザが再流行の恐れ
済州島家きん農場でも初の発生->日本への拡大が懸念

韓国政府最高レベル警戒報を発令



パンデミック
戦略は先にNPIs、続いて薬学的介入(ワクチン、抗ウイルス薬)
米国最新対策内容から
出典 Public health interventions and epidemic intensity
during the 1918 influenza pandemic PNAS 2007
拡大初期はNPSs(Nonpharmaceutical interventions (NPIs) が重要:
感染者隔離、集会&イベント中止、休校など
NPIsの効果はスペイン風邪の際のセントルイスで実証済み


パンデミックインフルエンザ対策2017年版 米国
クリックで内容表示



2017年~
新型インフルエンザを予兆させる!!

世界の専門家が懸念し始めている

鳥インフルエンザウイルスの乱舞
殺処分された鳥たち数千万羽のリベンジのごとく

特報
香港大学  GUAN YI教授

H7N9ウイルスは変異を続けている。
現在のウイルスは鶏を24時間で殺す最強鳥インフルウイルスだ。
人に対しては未知数であるが、自分の経験から考えると近い将来スペインインフルエンザ以上のパンデミックを起こすことが危惧される。

出典元: KRCC 2017/4/12

英国の世界的ウイルス学者、ジョン・
オックスフォード教授

2016年または2017年までにはパンデミックが発生する。2010/10
世界的な致死的パンデミックが起きえるかと尋ねられたら、もちろん起きえると私は答える。ただいつそれが起きるか分からないだけだ。地質学者が致死的火山爆発が起きえるかと尋ねられた場合、彼らは起きえると答えるのと同じである。私はパンデミックは2016年または2017年には起きえると思っている。世界はそれに対して十分な対策を講じる必要がある。現在タミフルとリレンザの備蓄が行われているが、さらに多くの新規薬剤が開発されている。2016年までにはそれらのうちのいくつかが実用化されるはずである。しかし最も重要な対策は、人々に衛生管理の教育をすることである。

出典 mailonline(英国)




鳥インフルエンザ由来、人インフルエンザの新規発生は猛増加中

出典 The Sydney Morning Herald 2017/4/06


パンデミックの発生は歴史上予測できたろうか、忘れた頃に季節と無関係に現れる

パンデミック?それはいつでも起きえる、今日?明日?:世界の専門家達、WHO、他
既に機は熟している!! 遺伝子分析で予知はできるかな?:The King of Birds Empire 


数千万羽の鳥たちが殺処分され、多くの渡り鳥たちが衰弱して死んでいる世界的状況。OIE(世界獣疫事務局)もWHOも人の間にもいつ変異ウイルスが広がるかわからないと警告している。感染者は隔離しても、薬が効く保証は全くない。
鳥たちの怨念が世界中を包み込んできている?
 



環境変化からくる鳥インフルエンザ拡大の異常現象?
2016~17年、異常に多くの高病原性鳥インフルエンザウイルスの出現、
渡り鳥が拡大している


Avian Flu Diary(出典元) 改変
注:H7N9ウイルスは変異して高病原性の性格を保有したとの報告が相次いでいる。



現在、世界で危険視されている鳥インフルエンザの詳細

#H7N9パンデミックを起こす最有力候補ウイルス。鳥インフルエンザ史上最強のウイルスの可能性ある鳥にも人にも致死的ウイルス。2013年から中南部中国で家きんの間で発生している鳥インフルエンザ。家きんは無症状であり、低病原性鳥インフルエンザと言われてきたが、ごく最近変異により感染家きんの多くが死ぬ高病原性に変わったと推測されだした。人に感染すると致死的病原性を示すのは同じ。感染家きんの側にいる人々が感染して死亡する事例が相次いでいる。生家禽市場を訪問した人々が感染する率が高いことから、中国では生家禽市場の廃止を目指し、鶏肉は冷凍肉を一般に販売するように忠告しているが、一般社会では生きた鶏を市場で処分してもらって家に持ち帰り料理する習慣が続いていることから、生家禽市場の廃止はなかなか難しいようだ。初期に発生が相次ぎ多くの死者が出た浙江省では積極的に生家禽市場の廃止が進められているが、未だにH7N9ウイルスに感染して死亡する事例が冬期間に後を絶たない。中国内の家きんの多くがこれまでのウイルスに感染しているが、変異したウイルスが今後どのような動態を示すか注視されている。
 

 これまでの発生数を年度別に記すが、致死率は30~40 %と考えられている。出典元で数値が若干変わっているが、データソースは基本的に中国国家衛生生育計画員会であるが、FluTrackersでは各省の発表を早期に統計に加えているので、世界で最も早い情報ととなっている。

 今年度の感染者数は既に史上最多となっている。出典 FluTrackers香港保健省

FluTrackers統計

  #数値=H7N9発生以来の延感染者数   総感染者数・数値=各波における総感染者数
1st wave #1(2013-2-19)-#136(2013-8-3)    総感染者数136
2nd wave#137(2013-10-8)-#454(2014-8-3)          317
3rd wave#455(2014-9-9)-#685(2015-6-15)          230
4th wave#686(2015-10-1)-#807(2016-7-29)          121
5th wave#808(2016-10-6)-#1589(2017-9-15)          781例 
6th wave#1590(2017-12-2)-#1621(2018-1-19)          31例 (FAO情報に基づく)



香港保健省発表情報 --中国当局からの報告数: 各週の報告数、第5波(2016年11月以後)、発生当初以後の合計数
 
2017年週数 週報告数
感染者数  
 週報告数
死者数
第5波(今季)
総感染者数
2013年以降
総感染者数
 1週  107例 33例  129例  927例
 2週 6 例  137例  935例
 3週 98例  10例  235例  1033例 
4週 10例  - 245 例 1043例
5週 63例  8例 309例 1107例
6週 53例  1例他? 362例 1160例
 7週  67例  9例 429例   1227例
 8週  32例  6例 461例  1259例
 9週  23例 3例  484例   1282例
 10週 24例  3例  509例 1307例 
 11週  22例 4例   531例 1329例 
12週  18例   2例 549例  1347例 
 13週 17例   3例 566例  1364例 
 14週 15例  1例 581例  1379例 
 15週 14例  2 例 595例  1393例 
16週   29例 8例   624例  1422例
 17週 17例   2例 641例  1439例 
 18週  24例  9例 665例  1463例 
 19週 23例  7例  688例   1486例
 20週  17例 2例   705例  1503例
 21週  9例 0例  714例  1512例 
22週 9例   1例  723例  1521例
 23週  12例 0例  735例  1533例 
 24週 5例  1例  740例  1538例 
 25週  10例 2例   750例 1548例 
 26週  6例 0例  756例  1554例
 27週  1例 1例  757例  1555例 
28週   1例 0例  758例  1556例 
29週  1例 0例   759例  1557例
30週 0例  0例  759例   1557例
 31週  1例 0例  760例  1558例 
 32週  0例 0例   760例  1558例
 33週  1例  1例 761例   1559例
 34週 2例   0例 763例  1561例 
 35週 1例   1例  764例  1562例
 36週 1例   0例 765例   1563例
 37週  1例  0例  766例  1564例
38週  0例  0例  766例  1564例 
 39週  0例  0例 766例   1564例
 40週 0例  0例  766例   1564例
年度週数 週報告感染者数   週報告死者数  第6波
2017年10月以降
総感染者数
 
2013年以降
総感染者数 
 41週  0例  0例  0例 1564例 
 42週 0例 0例  0例  1564例 
 43 週 0例  0例  0例 1564例 
 44週  0例  0例  0例  1564例
45週  0例   0例  0例  1564例
 46週  0例 0例   0例 1564例 
47週  0例  0例  0例  1564例 
 48週  1例 0例  1例  1565例 
 49週  0例  0例 1例  1565例 
50週   0例 0例  1例  1565例 
 51週  0例 0例  1例  1565例 
 52州  0例 0例  1例  1565例 
 2018年
1週
 0例 0例  1例  1565例 
2週   1例 1例  2例   1566例
 3週  0例 0例  2例  1566例 
 4週  0例 0例  2例  1566例 
 5週 0例  0例  2例   1566例
 6週  1例 0例   3例 1567例 
7週  0例  0例  3例  1567例 
 8週 0例   0例  3例  1567例
9週  0例  0例  3例  1567例 
 10週  0例 0例  3例  1567例 
 11週  0例  0例  3例  1567例

 注:死者数は報告時に確認された数で、重症肺炎で治療中の患者が多いため、当該週の死者数はその後増えてくる。致死率は38%前後となっている。


#FAO統計(国際連合食糧農業機関)
更新  2018/7/25
    
 2013年以降の総感染者数1625人、総死者数623人、 致死率38%  
   

 FAO統計は中国本土外の、本土からの輸出感染例も含めている故、本土例だけの統計が基となっている香港保健省などの数値と異なっている。

 
#H5N62014年に中国で発生。鳥に対して高病原性。これまで少なくとも中国で17例の感染者が確認され、その9例が死亡している(詳細)。中国、香港、韓国でウイルスがシベリアや中国から渡り鳥で運ばれ、韓国の家きん農場では3000万羽を超える家きんが、ウイルス拡大防止のため殺処分されている。日本では多くの感染野鳥の死骸が各地で見つかっているが、養鶏場への感染は予防体制が強化されていることから未だ10件以内である。
 最近、中国からミャンマーに輸出されている鶏やカモで低病原性のH5N6ウイルスが検出されている。中国内でウイルス変異が起きていることが示唆される。感染家きんは死なないため、ウイルスを保有したまま海外に輸出されるという危険な状況である。
 

重要なこと
感染野鳥排泄物に混じった鳥インフルエンザウイルスは、排泄物が乾き空中に舞いだすと、空気感染を起こす可能性があります。数キロ先の農場までウイルスが拡散した事例もあり

ウイルス感染野鳥の飛び交う地域の空中には乾いて粒子状となった排泄物に混じってウイルスが空中に飛び交っています。風の強い日には遠くにも飛んで行きます(空気感染)。微量では鳥だけに感染、人への感染力は未だ弱いと考えられますが、変異して人に容易に感染するようになったらパンデミックの危険性が出てきます。

鳥インフルエンザウイルスの空気(媒介)感染を警戒!!


#H5N8:2014年頃から中国、欧州、そして中東、インド等で渡り鳥と農場の家きんで多数感染が報告されている高病原性鳥インフルエンザ。本年、欧州で渡り鳥で各国で野鳥と飼育家きんが感染している。日本国内でも2014年から2015年に家きん農場で発生している。人への感染実績がないことが、H5N6との大きな違いとなっている。なおごく最近、このウイルスが他のウイルスとの間で遺伝子再集合を起こしてH5N5ウイルスが誕生し、ドイツ内で渡り鳥や野鳥、そして家きんの間で広がっているという。もちろん高病原性である。
 2017年6月段階でも欧州では渡り鳥を介してH5N8鳥インフルエンザが家きんの間で発生している。ウイルスはアフリカでも養鶏場で流行している。ウイルス変異が著しく、家きんへの感染力が高まっているとされる。
 2017年6月に入ってから韓国の群山市の家きん繁殖農場から感染鶏が多くの韓国内農場へ出荷され、初夏に入ったにも関わらず済州島を含む多く後の養鶏場にウイルスが広まった。韓国政府は最も高い鳥インフルエンザ警戒報を6月6日に発した。


 高病原性=家きんを含む鳥に対する病原性、人に対する病原性ではない

 鳥インフルエンザウイルスは基本的に鳥に対する病原性を持っていて人に対しては無害の場合も多い。
 しかし時に人に感染して、死亡させる致死的鳥インフルエンザウイルスも存在する:H5N1、H7N9、H5N6。こうしたウイルスの人に対する病原性や危険性を表現する単語はない。強毒性とか毒性の強いという表現は妥当ではない。なぜならウイルスの病原性は細菌と違って、毒(TOXIN)によるものではなく、あくまでも人の呼吸器に感染して、その組織に炎症を起こすことで組織破壊することにあるからである。


 人への感染実績を示している各種鳥インフルエンザの人感染事例リスト
 (NPO 鳥インフルエンザ監視組織 FluTrackers 編)  クリックするとリストが出ます

FluTrackers Global H5N1 Case List


FluTrackers H5N6 Cumulative Case List

FLuTrackers H7N9 Case List

FluTrackers Global Cumulative H9N2 Partial Case List 1998-2016

FluTrackers MERS Coronavirus Case List
国内鳥インフルエンザ公的ページ
農水省
農場、家きん飼育場発生状況
環境省

野生の鳥類、渡り鳥発生状況