パンデミック・インフルエンザ予知のための情報集
徒然日記
一公衆衛生専門家の足跡
Since 2005/1/22
旧ページ ”鳥及び新型インフルエンザ海外直近情報集”
http://panflu.world.coocan.jp/index.html

インフル特記すべき情報
3/25/2018 H5N6鳥インフルウイルスの遺伝子変異株多数誕生。多数のカラス(ハシブト)の異常感染死が伊丹周辺で発生(2018年3月)。さらなる変異で人への感染が生じる危険性。100年前のスペインインフルに続く世界的インフルパンデミック発生が危惧。高致死率2-8 %。!!!
4/7/2018 南アフリカ、ケープペンギン、H5N1感染死が多数発生 
4/15/2018 香港のペットショップの九官鳥から人へ感染するH5亜型ウイルスが検出。公園が21日間休園に 
5/8/2018  コンゴ民主共和国でエボラウイルス感染症(EVD:旧エボラ出血熱EHF)流行が確認
5/21/2018 コンゴ ムバンダカで実験的ワクチン投与開始
6/7/2018  中国広西自治区の風邪症状を呈した犬たちから多くのインフルウイルス遺伝子が確認。ブタを介して犬たちにインフルウイルスが感染している事が示唆。犬の体内で複数のインフルウイルス遺伝子が再集合して、新規ウイルスが誕生。将来人への脅威が予想される。
7/24/2018  コンゴ民主共和国、エボラ流行の終息を宣言。
8/1/2018 コンゴ民主共和国、紛争地域北キブ州でエボラ新規流行
9/8/2018 韓国へクエートから帰国した男性がMERSを発症していることが確認
8/23 韓国MERS,、患者と接触した人々の潜伏期間が終了。感染者の発生はなかった。
10/1 中国広東省でH5N6鳥インフルに男性が感染、重体。貴州省の養鶏場で大発生。

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 12月

EBOLA VIRUS DISEASE (EVD)
 コンゴ民主共和国で流行中のエボラの推移
WHO報告


 北キブ州現状(2018年第2流行期、8月~)

最新報告

2018年12月3日
 
 総発病者数 453
 総死者数 268  致死率 59%




 10日

Ebola spreads to major Congo city; experts fear experimental vaccine stock won't suffice Los Angeles Times (米国) エボラ、コンゴの大都市へ拡大;保存実験的ワクチンが不足する懸念

 大都市のブテンボ(Butembo)で致死的出血熱(エボラ)が報告されだした。医療専門家達はワクチンの不足を懸念している。

 地域の至るどころで武装ゲリラ達が戦闘を行っていて、孤立したいくつかの村ではエボラウイルスの追跡が不可能となっている。
 本年度の8月1日にコンゴ民主共和国北東部の北キヴ州でのエボラ流行がWHOにより宣言され、それ以降発病者471人が発生している。その中でウイルスが確認された例は423人、そして225人が死亡している。

 これまで41000人の実験的ワクチン接種を受けたチームが対応してきたが、もしワクチンが無ければ、感染者数は1万人を超えていただろうと保健省がコメントしている。

 ワクチンは最も効果的対策であるが、いまだ実験段階のエボラワクチンであり、メルク社(Merck)が所有している。同社は30万接種量を保管しているが、その製造には数ヶ月要するとわれる。

 WHOの非常時対応責任者のピーター・サラマ医師は、都市部での流行では30万接種量のワクチン備蓄では十分でないと語る。

 エボラ発病者に接触した医療担当者、そしてその医療担当者と接触した人々にワクチンを接種する”リングワクチン法”は、大都市での流行には適切ではなく、むしろ集団接種法を行うべきとの意見も出ている。しかしその実施方法や必要ワクチン量に問題がある。

 リングワクチン法に必要なワクチン量は毎週届いていると、WHOの広報官はメールでの質問に答えている。メルク社は積極的に協力してくれているともコメントしている。



 9日

Honduran woman, 19, in migrant caravan scales border wall to give birth in US after 2,000-mile trip  Fox News(米国) 移民キャラバンと共に3000キロ以上を歩き、ティファナで待機中の19才ホンジュラス女性、国境壁を越えたの後、米国側で出産

 ホンジュラスの女性が彼女の家族とともに米国国境を違法に超え、その24時間以内に出産した。

 この事態は、これまで時々論議されてきた”anchor baby”論争(米国で生まれた赤ん坊は無条件で米国の市民権が得られ、その家族にも在留許可が出る)に火がつくことになりそうだ。
 トランプ大統領は10月に、米国で出生した児の”米国市民権”獲得権利は廃止とするとの大統領令を出した。
 しかしながら他の人々はそれには憲法改正が必要と主張している。

 マリー・エリザベス・セラーノ-ヘルマンデス19歳は、ホンジュラスを出たときは妊娠7ヶ月だった。20才の夫と、3才の息子を連れて3200キロの旅に出た。

 先月、やっと辿り着いた米国国境のメキシコのティファナでは数千人の他の中米からの移民集団が集まっており、米国への入国を待っていた。
 その周辺ではメキシコ人達が自分たちの生活が脅かされるといって、取り巻いて本国に帰るように叫んでいた。

 一時的収容所にいた夫婦は、メキシコ人達の反応に脅威を覚えて。米国国境を違法でも越えて、米国側に入ることを決意した。
 主要な国境では移民管理官が1日に100人の移民達の申請を受け付け調査している。移民の中にに待つことを諦めて、違法的に国境を越える者もいる。

 米国内での出生を、妻のセラーノは彼らの旅における”大きな成果”と、彼らの行程を記録として残している報道機関に語っている。
 「神を信じて、私はいつも息子が米国内で産まれると言っていたんです」

 国境壁を半分程度上っていたとき、セラーノと家族は3人の国境監視員に見つかり、メキシコに戻るように警告された。しかし家族は拒否し難民申請を求めた。
 家族はサンディエゴ郡Imperial Beach Stationに手続きのために連れて行かれた。

 しかしセラーノは取調中に腹痛を訴え、陣痛がはじまったことから11月27日、国境監視局病院へ運ばれて、男児を出産した。

 しかし全てはバラ色で、虹色ではなかった。
 「私は犯罪者のように感じた」とセラノはかたる。
 
 セラーノの夫は、部屋の外に立つ監視員に不満を申し立てた。
 部屋の窓は全て閉じられ、出産後のセラーノに手錠をかけようとしていた。
 同時に彼らはナース達が運んで来る食事の吟味、部屋を出入りする人々のチェックもした。
 ナース達は車で出かけて家族達に衣類や下着、ベビーのおむつを買ってきた。しかし夫のオリツによると、家族がサンディエゴの難民収容センターに戻されると、彼らの所有物は全て取り上げられるようだ。

 国境警備隊は家族の扱いに対して詳細は語らないが、現在移民手続きの過程にあり、誓約書に証明した後12月2日に収容センターから解放されたと言っている。


Many U.S.-bound caravan migrants disperse as asylum process stalls Reuters (国際) 米国国境に集まった移民キャラバンは、米国側の難民手続きに時間がかかりすぎるため、分散しつつある。

 米国入国へ夢見てきた移民キャラバンは今、米国側難民申請受付が緩慢すぎることから、米国入国を諦め、また本国に戻るか、または違法でも国境を越えるか、等の選択肢を求めだしているようだ。


 8日

In Congo, More Women than Men Infected with Ebola  VOA (米国) コンゴ、エボラ感染者は男性よりも女性に多い

 紛争地域で続いている、このコンゴの流行では女性が感染者の60%以上を占めている。理由は謎とされる。
 唯一考えられる理由はエボラ感染者が家庭でケアされる率が高いが、そこで看護の中心になるのが女性である事が挙げられている。
 



 7日

 EVD(エボラウイルス感染症)

Ebola cases surge in Congo, with women and children disproportionately sick CNN (米国) コンゴ、エボラ感染者数急増、女性と小児で顕著

 12月3日、コンゴ民主共和国保健省は、わずか2日間でエボラ感染者が18人以上発生し、5人以上の死者が出ていることを報告した。
 流行が始まって以来、感染者は471人、うち死者は273人となった。

 保健省は発病者のうち149人が回復したと発表、しかし44人の医療担当者が感染し、12人が死亡したとしている。

 6日のWHO発表によると、女性と小児の感染率が不釣り合いに高いとし、女性が全体の62%を占め、また15才以下の小児が24%を占めている。
 女性のエボラ死者の葬儀への参加率が高いこと、子供達への世話を介して感染が広がっている可能性が指摘されている。


 季節性インフル

 厚労省発表情報

 第48週 11月26日~12月2日

 国内での流行が始まりつつあるようだ。
 全国定点平均値0.93。49週(12月3日~12月9日)には流行開始と発表される。

 既に流行が始まっているのは、北海道、青森、埼玉、石川、福井、愛知、三重、大阪、兵庫、奈良、和歌山、香川、福岡、鹿児島、沖縄



New Lancet Study Shows Right-Wing Attacks on Refugees and Migrants Based on 'White Nationalist Propaganda'—Not Facts Common Dreames (米国) 最新発表されたランセット論文:右翼による難民や移民の攻撃は、白人国家主義宣伝に基づいており、事実に基づいていない

 移民は一般的に彼らに移住国が要したコスト以上に経済寄与している。そして今、彼らの保健と健康的日々をどのように作り上げるかが、我々の次の世代の社会に大きなインパクトをあたえるだろう。

 12月6日、世界的卓越した医学雑誌の一つであるランセット(The Lancet)に掲載された論文は、世界的に右翼の人々から、人権を失った移民達や難民達を、疾病を多数保有していると表現している根拠に公衆衛生学的根拠がなく、人種差別・憎悪からくる外国人嫌いと中傷に基づくことが理由と述べている。

 2年間にわたる調査研究がジョンズ・ホプキンスおよびコロンビア大学を含む二十数人の研究者達によって行われ、国際的移住者達は、移住国で産まれた人々に比較し、心疾患、ガン、呼吸器疾患などによる死亡率が低いことが示された。

  最近中米から米国-メキシコ国境に向かってきた亡命希望者の小集団の移民達は、不健康で疾病を米国に持ち込んでくるとの意見は、移民達を入国させないための偽りの議論に用いられている。論文著者の一人であるジョンズ・ホプキンス大学公衆衛生学部で、人道的健康センター長のポール・シュピーゲル博士が語っている。

 以下略


 6日

 学術報告:移民が社会に及ぼす影響は将来的に当該国の発展に寄与

Migrants don't bring disease. In fact, they help fight it, report says NBC (米国) 移民達は疾病を持ち込まない、むしろ疾病対策の場で重要な地位を築いている、また移住者達の存在は経済への活性化につながっている:研究報告

  移民に反対する人々は、移住者が病気を持ち寄っていると主張し、病気になっているため新しい国の保健システムに負担をかけることになると言う。
 しかしそれは事実ではない、専門家のチームは12月5日に発表された新しいレポートで主張している。

 実際問題として、研究者達は、移民達が彼らの新しい故郷、すなわち移住先で医療労働力のかなりの部分を占めていることを指摘している。

 ジョンズ・ホプキンス大学公衆衛生学部で、人道的健康センター長のポール・シュピーゲル博士は、「移民が病気を広げていることを示す証拠はない」と述べた。 「それは移民を追放するために使われる虚偽の議論だ」とSpiegel博士はNBC Newsに語った。
 また、コロンビア大学の人口・家族保健学部長官であるテリー・マクガバン氏は、「社会的弱者である移民達を病原体運搬人として語ってきたこれまでの政治的判断とは逆に、実は移民達は米国の経済的安定にとって不可欠な部分ともなっている」と付け加えた。

 マクガバン博士とシュピーゲル博士は、移民達が実際に病気を広げるかどうかを分析し、移民が入ってくることが、その国の健康に何らかの影響を及ぼすかの調査委員会24人のメンバーであり、その2年間の調査研究結果が 世界的医学雑誌であるランセットに掲載された。

 最終的な結論は、移民達が移住国家の経済に利益をもたらすことを見出している。 また、人々はこれまで移民問題を論じるために、根拠に基づかない通説を使用してきたことが論文中で指摘されている。

 ランセットの編集者、リチャード・ホートンは論文に関して、コメントとして以下のように述べている。
 「あまりにも多くの国で、移民の問題は社会を分裂させ、ポピュリスト的(民衆主義的)議題を進めるために使われている」。
 「今日10億人の人々が移住しているが、多くの地域で人口が増加し続け、そして若い世代の大志が高まって行く中、移住問題が消え去ってゆくことはない。移民者達は通常、居住国の経済に貢献していて、それは彼らに要されたコストを超える。将来の世代の社会のために、今、我々が移民者達の保健と福祉をどのように構想し形作るかは、非常に重要な課題である」

 論文によると、10億人の移民者達の四分の一が、国から他の国へ移る。残りは国内を動いている。

 2年間の調査によると、国際的移民者達は、移民先の国民に比較して、心疾患やがん、呼吸器疾患他の疾病で死亡する割合は低い。例外は肝炎、結核、HIVである。しかし研究報告では、これらの死亡する割合の高い疾患は、移民集団の中で拡大する危険性はあるが、さらに広く人口全体に拡大することはない。

 難民キャンプや抑留センターの状況がワクチン接種不足や、感染症拡大を招く、とシュピーゲル博士は述べている。
 「感染症を広げるのは移民達または移住そのものが原因ではない。真の原因は彼らが存在している環境と、基本的ケアへのアクセスが容易でないことにある。それらが事態を悪化させていると考えられる」

 移民達が移住先で混血してゆく恐れに関して、報告書は、移民女性の出生率が移住国の女性に比較して低いことを述べている。

 また、移民達が医療従事者の多くを占めていることが、米国を含めていくつかの報告で分かっている。 米国医師会のジャーナルに掲載された報告書によると、米国の医療従事者の16%が他国で出生していて、医師の29%、登録看護師の16%、薬剤師の20%、歯科医の24%、23 %の保育士、精神医学士、家庭保健師が移民達で占められているとされる。

 英国では医師の37%が他の国で教育を受けている。
 「移民達は移住国にとって負担となる存在ではなく、医療的ケア、小児教育、高齢者介護、施設職員不足の支持などにより、社会的サービス強化につながっている可能性が高い」、とランセット編集部は声明文で述べている。

 それにも関わらず移民者達は、(一般社会における)事実無根の恐怖からしばしば虐待を受けている。

 例えば、トランプ政権は、合衆国に既にいる移民がメディケイド、フードスタンプ、公的住宅を利用している場合、合法的にビザやグリーンカードを取得することを難しくすることを提案している。 アメリカの医師会を含む医療団体は、人々が早期の保健医療を受ける事が出来なく、重症化してしまうため、結果的に納税者の負担を増やすと言って、この政策に反対している。

 以下略。


 5日


 季節性インフル情報

 国内 47週 11/19-11/25
  若干患者数が増加傾向
 

 東京都 48週 11/26-12/2
  患者数急増傾向 現在は流行水準に
  定点値 0.94 (47週 0.5)

 米国
  流行開始ラインを超える。流行開始時期として昨年と同じく過去数年で最も早い。
  流行主要株はH1N1pdm。昨年大流行の悪性株H3N2は現在1/4。B型は少ない。


 {難民条約-国際的に難民保護の取り決め}

 以下国連難民高等官事務所(UNHCR)の説明から抜粋

国連難民高等弁務官事務所 UNHCR
https://www.unhcr.org/jp/refugee-treaty


難民条約には、難民の権利や義務についての規定があります。その中でも特に保障されているものとして

1.難民を彼らの生命や自由が脅威にさらされるおそれのある国へ強制的に追放したり、帰還させてはいけない(難民条約第33条、「ノン・ルフルマンの原則」)
2.庇護申請国へ不法入国しまた不法にいることを理由として、難民を罰してはいけない(難民条約第31条)

という決まり事があります。どちらも難民に保護を保障し、生命の安全を確保するための大切な決まりです。

 *現状(管理人):米国は第33条を無視して、メキシコ政府に国境のメキシコ側に集まってきている中米からの移民達1万人を、国へ戻すように伝え、米国側は一切受け入れないと発表している。
 31条を無視して、米国は米軍兵士達に国境を越えようとする移民達や周辺の移民達(女性、子供を多数含む)に催涙ガス弾を発射した。

Caravan migrants begin to breach border as frustration with slow asylum process grows Fox News (米国) 移民集団、米国の難民審査が緩慢すぎることから、国境壁を不法に越え始める

 目撃者によると、少なくとも20数人の中米移民達が、米国側の難民収容所入所審査の緩慢さに幻滅、そして挫折し、3メートルの鉄製フェンスを3日の暮れに不法に越えた。
 彼らは毛布とロープを使って、カリフォルニア(米国)とティファナ(メキシコ)の境のフェンスをよじ登ったとわれる。
 何人かは米国側国境パトロールの捕捉から逃れようとしたが、ほとんどは捕捉された。
 翌日も国境壁を越える移民達がいたとしても、どの程度が捕捉を逃れたかは不明。

 29才のホンジュラスから来た3人の子供達の母親は、国境を越える他の移民達を見つめていたが、自分と家族はどうするかは分からないと語っていたが、ロイターの報道によると、その90分後には、彼女と3人の子供達は塀の米国側にいるのが目撃されている。


 ティファナに集まっている移民達はメキシコを超えて米国へ入国する希望を持って歩いてきた大集団の一部に過ぎない。一部は不法入国を意図しているが、他は難民申請をして合法的に入国を願っている。蔓延した暴力と職がほとんど見つからない母国の状況から、母国を脱出して米国への移民を希望している。

 2日

Tijuana migrants: The growing asylum crisis on the US border  BBC(英国) ティファナ 移民問題:米国国境での拡大する難民危機

 6000人以上の米国での難民収容施設入所希望者が、メキシコ側の国境で待ち続けている。要求の受付がはじまるのは数ヶ月先のことである。
 ティファナ市では収容施設を用意し、様々な支援をしているが、一般市民達からは、出て行け、とのコールが鳴り響いている。”人道危機”と宣言している市長は、対応するための予算が乏しく、連邦政府や国連に支援を要求している。
 

 10月13日にホンジュラスを出た移民キャラバンは大半が一ヶ月で、メキシコと米国国境の町ティファナに到着。
 メキシコ側は観光都市ティファナ、そして国境を越えた地が米国側サン・ディエゴ

 11月


コンゴ北キブ州、エボラ危機
 武力紛争&多数の難民発生地域

8/1/2018~
 WHO報告

EBOLA VIRUS DISEASE
 北キブ州現状(2018年第2流行期、8月~)

最新報告

2018年11月19日
 
 総発病者数 373
 総死者数 217  致死率 58%
 



 管理人コメント:コンゴ民主共和国北東部。キヴ州とチュリ州でのエボラ流行は遷延化しているが、完全撲滅の方法が見えていない。武装ゲリラ達の戦闘の場となっている。予防はワクチンが奏功しているが、接種対象者(患者との接触者、およびその接触者(リングワクチン)に対するワクチン接種が困難なようだ。対象者を追跡して、本人に説明し、許可を得る必要がある。通常の環境での数倍の労力と危険性が伴う作業となっている。

世界に広がるエボラ--終局は変異型による空気感染だ

コンゴ民主共和国北東部の北キヴ州とチュリ州。反体制派武装ゲリラのいくつかのグループが戦闘を行っている地域だ。

7月末からエボラ流行が確認されて以来、発病者と死者数はにはほとんど変化はない。正確な情報がとれてないことから、実際には増えている可能性がある。8月から感染者周辺にワクチン接種を行っているが、感染者や接触者はゲリラ達を恐れて、どこかに姿を消してしまう例も多いから、ワクチン戦略もうまく行かない。近くの大都市ベニでは河川を通じた輸出入が盛んであるから、隣国や遠方の国に拡大することが懸念されている。
 人に感染して、体内でウイルスが増加する間にウイルスの遺伝子変化が起きえる。早期に流行を根絶しなければ変異エボラが出てきてからでは遅すぎる。
 変異エボラは空気感染を起こす型が一番怖い。
 ウイルスは感染すると体液を介して、体内のどの臓器にも潜む。脳、睾丸、卵巣。ひどいことにこうした免疫的聖域に隠れたウイルスは不活化してしまい、そのうち免疫力が低下した際に再び活発化して感染力を取り戻す。
 水痘と帯状疱疹の関係だ。
 患者が感染力を取り戻したエボラ患者であることを誰が診断出来る。難しい話である‥。東京都のど真ん中の大病院でも診断まで1週間はかかる。発病してから隔離されるまで10日間は要するだろう。空気感染するような変異をしているなら、その間に、数百人の感染者が出る可能性が高い。致死率7割である。火葬場、葬儀場は間に合わない。
 21世紀のスペイン風邪となるか?そうした可能性ある病原体を”DISEASE X"と呼ぶ。謎のパンデミック病原体。その対策をWHOは各国の急務としている。

  世界的流行の可能性ある危険な感染症 WHO 2018

  • Crimean-Congo haemorrhagic fever (CCHF)
  • Ebola virus disease and Marburg virus disease
  • Lassa fever
  • Middle East respiratory syndrome coronavirus (MERS-CoV) and Severe Acute Respiratory Syndrome (SARS)
  • Nipah and henipaviral diseases
  • Rift Valley fever (RVF)
  • Zika
  • Disease X


30日



The Ebola Outbreak In Congo Just Became The Second Largest Ever HuffPost(米国) コンゴにおけるエボラ流行、史上第二の大流行に

 コンゴの戦争地域におけるエボラ流行は拡大を続け、医療担当者達が十分な対応が出来ないままに史上第二の大流行となっている。
 8月1日に流行が宣言されて以来、426人が感染疑い、または確定者となり、そのうち少なくとも242人が死亡している。

Battle Against Ebola in Congo Pits Medical Hope Against Local Chaos  The New York Times (米国) コンゴにおけるエボラとの闘い、地域紛争が医療的対応に障害

 ワクチンや新規治療薬が開発されたが、流行地では予期せぬ銃撃や強盗、部外者達がはびこり、医療的対応が困難。

29日

国内外季節性インフルエンザ

 流行の兆しはあまりない

東京都
 2018年11月19日 - 2018年11月25日
 第47週
 定点 0.5

厚労省
11/12-11/18
 第46週
 全国平均 0.38

世界
November 11 – 17, 2018 ( 46週)
 香港 低い
 英国 低い
 米国 低い
 カナダ A(H1N1)pdm09が散発的に隔週で発生。流行は例年よりも早い。

27日


移民キャラバン(エクソダス)


U.N. reaffirms refugees' right to seek asylum in U.S. Reuters (国際) 国連、米国内で難民収容所を探す難民の権利を再度明言する

 国連は、母国での暴力や虐待から逃れるために米国を目指してきた移民集団が、米国とのメキシコ国境で米国の難民保護施設を求めているのに、米国側が対応しない状況に移民達を保護するために、難民の保有する権利について強調した。
 国連は繰り返し米国政府に、難民収容所を求める人々は保護されなければならないと要請してきた。しかしトランプ大統領は26日、米国に入国し難民収容所を求める移民キャラバンは、集まっているメキシコから自国に返すようにメキシコ政府に伝えた。

 米国国境警備隊は25日、一部の移民達が国境壁を乗り越えて米国に入ったとき、催涙ガス弾をメキシコ側国境の壁近くに集まっていた移民集団に撃ち込んだ。
 26日メキシコ外務大臣は、米国政府に詳細なる調査を求めた外交文書を提出した。

 今月初めにトランプ大統領が”難民の権利”を制限する命令書にサインした後、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、”米国は暴力や迫害から逃げ出した人々は妨害されること無く保護を受けられる”難民の権利”を確認すべきである、と声明をだした。

 UNHCR広報官のバーバル・バロク氏は、27日、国境にいた米軍が催涙ガス弾を移民集団に発射したことについて、重大な関心をもって報告をフォローしている、何が起きたか詳細を調査している最中である、と語った。


Repelled by tear gas and confusion, many migrants leave the caravan to return home  Los Angels Times (米国)  催涙ガスや混乱による入国拒絶により、多くの移民達はキャラバンから離れ母国へ戻る

 期待に胸を膨らませて多くの距離を旅し続けた移民達にとって米国の入り口は新生活の始まりと思われていた。決してかっての過酷な生活に戻るとは予想してなかった。
 しかし催涙ガスが国境に殺到した男達、女達、そして子供達に降り注いだ翌日、米国の(国境)ドアマットは鉄条網に置き換わった。

 キャラバンの中の一部の人々には、一握りの移民達が国境のフェンス越えに岩を投げたことからはじまった25日の暴動は、十分脅威的に思えた。数百人が米国への入国を諦め、26日、メキシコ政府の母国まで送り届けるという申し出を受け入れた。

 移民達は、国境警備隊がガス弾を自分たちに撃ち込むとは予想していなかったという。あんな危険なことをしてくるとはと語り、大きく落胆している。

26日

 季節性インフル流行状況
  厚労省データ

  46週 11/12-11/18
  流行の予兆無し




移民キャラバン(エクソダス)
  ティファナで人道危機

US use tear gas to disperse migrants BBC (英国) 米国、移民達を追い払うために催涙ガスを使用





25日

移民キャラバン(エクソダス)
  ティファナで人道危機


Migrant caravan: Mexican officials deny US border deal  BBC (英国) 移民キャラバン:メキシコ当局、米国国境協定を否定

 メキシコの次期外相が、米国への入国を希望している移民達の扱いに関する米国との協議はまだ続いていると語った。協定が得られたとする一部報告を否定したことになる。

 マルチェロ・エブラルド次期外相は、米国移民希望者達が米国法廷で審議されている間、彼らがメキシコに滞在することを了解したとする情報を否定した。
 同氏の表現は米国トランプ大統領の、最近の次のツイートに相反する内容となる。
 「米国南部国境に集まっている移民達は、彼ら個々の主張が法廷で認められるまで、米国内には入れない。米国内に解放されない。全員、メキシコ内に留め置かれる」

 混乱する声明はワシントンポストが、メキシコ当局が、米国入国を計画している移民達が米国法廷で主張が審議されている間、メキシコ内に留めさせることに同意したと報じたあとに為された。
 ワシントンポストは米国の計画を”メキシコ残留計画(Remain in Mexico)と表現した。

Health conditions worsen at Tijuana migrant shelter as mayor calls for help  The San Diego Union-Tribune (米国) ティファナの移民保護施設の収容者の健康状態が悪化、市長が支援を求める

 ティファナの移民施設の収容者の健康状態が悪化している。乳幼児が発熱しても、医療テントでは外で1時間以上待たされる。簡単な診療と治療しか行われていない。
 市長はメキシコ連邦政府や国連などの国際的人道支援団体に支援を求めている。
 22日に国際赤十字のテントが設営されたが、翌日午後には撤去されていた。移民保護施設のある周辺の通りでは国際的人道支援団体のメンバーが難民キャンプをチェックしながら活動している。

Migrant caravan: Humanitarian crisis develops in Tijuana BBC (英国) 移民キャラバン:ティファナで人道危機が発生

 ホンジュラスに端を発した移民キャラバン、メキシコ最北東部の米国との国境都市ティファナに到着。米国への難民申請を待つが、町中に多くの移民集団が到着し、その対応がティファナ市で困難となり、市長は人道危機を宣言し、世界的対応を求めている。移民集団は米国への入国を希望している。

 ティファナの移民集団の現状を知らせる写真集。9枚




23日

移民キャラバン(エクソダス)

 米国を避けてスペインへ向かう中米移民者、しかし得られぬ難民支援

Wary of Trump's USA, Central American migrants find only despair in Spain Reuters (国際) トランプの米国を避けてスペインへ向かう中米の移民者達が味わうのは失望感だけ

 中米からの移民者達は先の宗主国(植民地支配者)であったスペインに目的地を変えている。母国での暴力や貧困から逃れるために米国に向かったが、拒否されるからである。

 持ち物を全部売り払ってヨーロッパまでの航空機代を用意しなければならないが、結果的に路地や戸口などで温かい衣服や、食料、そして現金もないままに過ごす移民達も見られる。

 「我々の赤ん坊は丁度2ヶ月だ。そして我々は金を使い果たした。‥我々は今、滞在するところがどこにもない。」
 エルサルバドルから来た40才の男性、デルガドは三日三晩、妻と赤ん坊と共にマドリッドの難民センターの外で、申し込み待機している列の中にいた。
 「もし家族が明るい将来を持てるような何かを自分が手にできないとしても、それでもいい」(訳者注:母国、エルサルバドルを出たこと)
 男性は涙を浮かべながら声を詰まらした。

 中米とベネズエラから亡命希望者がスペインに急速に増えたのは、米国トランプ大統領が移民キャラバンを侵略だと非難し、国境に軍を派遣した後からだ。
 しかしより良い扱いを求める移民達の願いは、スペインで達せられていない。しかしそうした冷たい対応は他のヨーロッパ諸国でも同じで、多くの国では既に北アフリカや中東からの難民で溢れかえっている。

 難民センターの受付に並び続け、ついに自分の番が来たとしても難民申請の手続きの開始を申し込むだけである。運が良ければ2019年度中、悪ければ2020年度となる。
 スペイン内務省の発表によると、2010年度以来難民申請の数は12倍に急増している。
 今年度だけで45000人の難民(亡命)希望者が10月末まで入国している。ベネズエラ、コロンビア、シリア、そしてホンジュラスとなっており、史上最多の数である。63000人以上の難民(亡命)希望者は未だ審査が終わっていない。

 デルガドはエルサルバドルでバスの運転手をしていたが、ギャングから誘拐されたり、脅迫されたりしたことから、他の家族と一緒に移住を希望した。
 「米国へ向かう移民キャラバンがあったが、我々は加わらなかった。エルサルバドルに戻されたり、自分たちの赤ん坊と引き離される不安があったから」、とデルガドは語った。

 最終的に教区教会が彼と親族を受け入れた。
 教会は既に中米からの5家族に避難所を提供していた。
 その中にホンジュラスからきたジョナサン・マルチネスがいた。彼と3人の子供達は社会サービスセンターが満員になったことから追い出され、出入り口で寝なければならない状況だった。

 教区教会のジャビエル・バエザ神父は、移民者達を人道的観点から支援しないことを政府を非難している。
 「人々は支援される必要がある。それは人の持つ権利である」


 ティファナで大量の難民が発生か?市長が人道危機宣言

Tijuana declares humanitarian crisis as migrant group that split from caravan pushes toward border Fox News (米国) ティファナ市、キャラバンから分裂した移民集団が国境に押し寄せてきている中、人道危機を宣言

 ティファナ市長は連邦政府が移民キャラバンに適切な支援をしていないこと、および米国国境に大勢集まってきている数千人の移民達をティファナ市が対応に苦慮している状態を援護しないことを強く非難した。
 またホアン・マニュエル・ガステルム市長は国連などの国際団体に、この2週間に米国への移民を求めて当市に辿り着いた5000人以上の移民対策への支援をさらに強力に行うように求めた。

 ガステルム市長は状況を人道的危機と呼び、メキシコ連邦政府が同市に移民達が大量に集まってきている状況に何ら支援しないと主張した。

 またキャラバンから分裂した150人の移民集団は、保護施設の劣悪さ等を訴えて市内をデモ行進した。
 代表者は、病気の子供達がいることや、施設が寒く、また皆空腹でいると訴えている。

 市当局によると移民集団一日に要する費用は27000ドル(約3百万円)だという。(宿泊、食事他のケア)。

 移民集団はメキシコで人道的ビザを取得して、ティファナで職を探すことを勧められてきた。当局によると数千人の職が見つける事が出来るという。
 しかし難民の多くは米国の難民収容所をだがしている。



21日


 
カショギ氏殺害、ムハンマド皇太子指示とするCIA結論にも関わらず、
 トランプ大統領、サウジ王室への忠誠の意を表する異常な声明文発表

In Extraordinary Statement, Trump Stands With Saudis Despite Khashoggi Killing  New York Times (米国) カショギ氏殺害にも関わらずトランプ大統領がサウジ支持の異常な声明文を発表

 トランプ大統領はCIAがカショギ氏殺害をサウジ皇太子が指示したとの結論をだし、事態の問題化が大きくなっている事実を無視して、彼のサウジ王室に対する揺るぎない忠誠を20日の声明文で伝えると共に、ムハンマド皇太子のカショギ氏殺害に対する責任性に関しては決して分からないだろうと、根拠無しに断言した。

Trump stands by Saudi prince after killing CNN (米国) トランプ大統領、カショギ氏殺害後もサウジ皇太子を支持する

 ホワイトハウスの高官が、カショギ氏殺害に関して、米国は説明する責任があるとの発表にも関わらず、トランプ大統領はサウジアラビアまたはムハンマド皇太子に対して断固たる姿勢をとる意思はないとの態度を表明している。

Statement from President Donald J. Trump on Standing with Saudi Arabia CNN (米国) トランプ大統領、サウジアラビアを支持するとの声明文を発表

Statement from President Donald J. Trump on Standing with Saudi Arabia

America First!

The world is a very dangerous place!
The country of Iran, as an example, is responsible for a bloody proxy war against Saudi Arabia in Yemen, trying to destabilize Iraq's fragile attempt at democracy, supporting the terror group Hezbollah in Lebanon, propping up dictator Bashar Assad in Syria (who has killed millions of his own citizens), and much more. Likewise, the Iranians have killed many Americans and other innocent people throughout the Middle East. Iran states openly, and with great force, "Death to America!" and "Death to Israel!" Iran is considered "the world's leading sponsor of terror."
On the other hand, Saudi Arabia would gladly withdraw from Yemen if the Iranians would agree to leave. They would immediately provide desperately needed humanitarian assistance. Additionally, Saudi Arabia has agreed to spend billions of dollars in leading the fight against Radical Islamic Terrorism.
After my heavily negotiated trip to Saudi Arabia last year, the Kingdom agreed to spend and invest $450 billion in the United States. This is a record amount of money. It will create hundreds of thousands of jobs, tremendous economic development, and much additional wealth for the United States. Of the $450 billion, $110 billion will be spent on the purchase of military equipment from Boeing, Lockheed Martin, Raytheon and many other great U.S. defense contractors. If we foolishly cancel these contracts, Russia and China would be the enormous beneficiaries - and very happy to acquire all of this newfound business. It would be a wonderful gift to them directly from the United States!
{The crime against Jamal Khashoggi was a terrible one, and one that our country does not condone. Indeed, we have taken strong action against those already known to have participated in the murder. After great independent research, we now know many details of this horrible crime. We have already sanctioned 17 Saudis known to have been involved in the murder of Mr. Khashoggi, and the disposal of his body.
Representatives of Saudi Arabia say that Jamal Khashoggi was an "enemy of the state" and a member of the Muslim Brotherhood, but my decision is in no way based on that -- this is an unacceptable and horrible crime. King Salman and Crown Prince Mohammad bin Salman vigorously deny any knowledge of the planning or execution of the murder of Mr. Khashoggi. Our intelligence agencies continue to assess all information, but it could very well be that the Crown Prince had knowledge of this tragic event -- maybe he did and maybe he didn't!]

That being said, we may never know all of the facts surrounding the murder of Mr. Jamal Khashoggi. In any case, our relationship is with the Kingdom of Saudi Arabia. They have been a great ally in our very important fight against Iran. The United States intends to remain a steadfast partner of Saudi Arabia to ensure the interests of our country, Israel and all other partners in the region. It is our paramount goal to fully eliminate the threat of terrorism throughout the world!

I understand there are members of Congress who, for political or other reasons, would like to go in a different direction - and they are free to do so. I will consider whatever ideas are presented to me, but only if they are consistent with the absolute security and safety of America. After the United States, Saudi Arabia is the largest oil producing nation in the world. They have worked closely with us and have been very responsive to my requests to keeping oil prices at reasonable levels -- so important for the world. As President of the United States I intend to ensure that, in a very dangerous world, America is pursuing its national interests and vigorously contesting countries that wish to do us harm. Very simply it is called America First!

 管理人コメント:声明文では、サウジアラビアの中東や米国に対する貢献について前半半数を割き、その後カショギ氏殺害事案に触れた。事件は悲惨で許されるべきでないとしているが、その一方でサウジがカショギ氏は”国の敵”でムスリム同胞団(イスラム教スンナ派の社会運動・宗教運動組織、サウジではテロ組織に指定されている)のメンバーであると非難しているとしていることを取り上げ(ムスリム同胞団のメンバーではないことは家族や他報道で明らか)、しかし自分の判断には、そうしたことは影響していないと、妙な言い回しが用いられる。サルマン国王とムハンマド皇太子は、カショギ氏殺害計画及またはその実行について全く関知していないと言っているとする。
 米国CIAは全ての情報を調べ続けるが、皇太子が悲劇的事件について内容を事前に十分知っていたかも知れない--多分、知っていた、または多分知っていなかったかも知れない。(曖昧な表現:訳者)。
 米国政府の声明文ではなく、トランプ大統領の考えをまとめたと言う内容に過ぎない。サウジ皇太子が関与した殺害であることを肯定はしてないが、否定もしていない。現実的サウジの最高権力者のムハンマド皇太子を支持する(てこ入れ)ことで、中東の強力な同盟国としてのサウジの存在を維持したいのだろう。

20日


Majority say migrants in caravan should be given the opportunity to enter the country  CNN (米国) アンケート調査:大多数は、移民キャラバンに入国の機会を与えるべきと答え

 モンマウス大学(Monmouth University)が2018年11月9日~11日に行った18才以上の一般市民802人を対象にしたアンケート。大学ホームページ

 70%が移民希望者が、要件を満たすならば(母国で迫害されている、犯罪歴がない等)、米国に入国の機会を与えるべきと答えている。一方26%が国境に辿り着いた後、母国に送り返すべきと答えている。
 共和党支持者の51%が送り返すべきと答え、43%が入国の機会を与えるべきと答えている。
 民主党支持者の大多数(89%)が入国の機会を与えるべきとし、無党派層の72%も同様の答えであった。

Shouting 'Mexico First,' Hundreds In Tijuana March Against Migrant Caravan  npr (国際) 数百人のティファナ市民、移民キャラバンに対し”メキシコファースト”と叫ぶ

Migrant caravan at US border is harboring more than 500 criminals, Homeland Security claims  Fox news (米国) 米国国境の移民キャラバンには500人以上の犯罪者が紛れ込んでいる:国土安全保障省担当者

  キャラバンの多くは独身の成人か十代の男子であり、女性や子供はキャラバンの前方に置いて、メディアの同情を引いている。

19日

 Trump says 'I don't want to hear the tape' of purported killing  Fox News (米国) トランプ大統領、カショギ氏殺害時とされる録音テープを聴きたくない

 Fox Newsのクリス・ウォレスが大統領になぜ録音テープを聴かないのか尋ねたら、大統領は、苦しむ音声が録音されている恐怖のテープであり、内容は聞いた関係者から伝えられている、自分は聴く必要はない、と答えた。


17日

 国内インフル流行の予兆なし
 厚労省データ

   流行開始ポイント  定点値 1.0以上
 


  カショギ氏殺害、サウジ皇太子が指示と結論;米国CIA
C.I.A. Concludes That Saudi Crown Prince Ordered Khashoggi Killed New York Times (米国) CIA 、カショギ氏殺害はサウジ皇太子が命令したと結論

Homeland Security focuses on border security — not processing asylum applications from migrant caravan USA TODAY (米国) 本土防衛、国境防衛に焦点-移民キャラバン、難民申請せず

Along southern border, numerous Army barricades, no sign of migrant 'invasion'  NBC Mews (米国) 南部国境に沿って多くの米軍バリケートが用意、しかし移民集団が侵入のサインはない

As migrant caravan reaches Tijuana, overwhelmed city asks Mexican government for $4 million  Fox News (米国) ティファナに移民集団が到着すると、人で膨れあがったティファナ市が政府に400万円を求める

 過去一ヶ月間、国境を目指してヒッチハイクをしてきた数千人のキャラバンの生活をサポートするために、ティファナ市は連邦政府に400万円の支援金を求めた。


16日
 
 国境都市ティファナ、移民キャラバンを歓迎せず
After a month on the road, hundreds of caravan travelers find they're unwelcome in Tijuana Los Angels Times (米国) 一ヶ月のヒッチハイクの後に移民キャラバンがティファナに到着したが、市民達の予想外の不親切な対応に驚く。

 約5000キロの行程では、多くの人々から食料、飲料水、滞在場所などの親切なもてなしを受けたが、ティファナにでは人々が我々の到着を望んでいないように見える、我々は非常に疲れている、少し幻滅を感じている、と中の一人が語っている。


 国境は何を隔てるためにあるのか?
First caravan migrants reach U.S. border  Reuters (国際) 最初の移民キャラバンが米国国境に辿り着いた

 写真集から4枚
 
 2018年 11月15日 Reuters
   
 
  
 左上) 国境壁で米国国境を見る
 右上) 所持品を胸に抱き、国境のフェンスを見つめる少年
 左下) 米側国境フェンスを下に、メキシコ側国境壁に座る11才少女
 右下) 国境フェンスを通して眺めるキャラバン集団と、監視する米側国境監視ヘリコプター



'Get out of Tijuana': migrants face racist backlash as caravan reaches US border The Guardian (英国) ティファナから出て行け:移民キャラバン、米国国境に着くと人種差別主義者達からの反発を受ける

 メキシコと米国の国境に広がる砂浜に立ち、カルロス・カステラノさんは、ティファナとサンディエゴを分けているフェンスの支柱に手を置いた。

 「僕は非常に興奮している。この遠かった道のりは困難だった。そして人々は僕らを本当に良く助けてくれた」、と彼は語った。

 4900キロ近い行程、そして一ヶ月余りの旅の終わりだった。
 それは彼がホンジュラスの首都テグシガルパの家から逃げ出してからはじまった。MS-13ギャングが彼の兄弟一人を殺し、そして残りを銃で怪我させた。
 それは新規挑戦でもあった。:米国での難民申請

 「今、僕たちは待っている。今は全く平和の中にいる。難民の申請結果は分からない。神だけが何が起きるのか知っている」
 彼はそう言って、金網越しに見える米国国境監視パトロールを、じっと見つめた。

 移民キャラバンがティファナに着く前から、ティファナには米国で難民申請をするために数千人が待ち続けていた。

 ティファナ市移民管理局のセサル・パレンシア長官は次の様に語っている。
 「我々は移民収容施設を探している。既に90%は埋まっている。現在はサッカー場か、他の公共施設に仮施設を作ろうかと考えている」
 「我々は間違いなくメキシコ連邦政府から見放されている。既に必要予算を要求しているが未だ答えはない」

 国連難民事務所、赤十字は最近市内に事務所を作った。そして地域のボランティア(多くは協会グループ)が、新規に到着したキャラバンに衣服や食料を提供している。

 最近到着した人々は市のスポーツセンター内に用意したマットレスや毛布で施設の床に寝泊まりしている。しかし360人しか受け入れられていない。

 以下略


 国境周辺のメキシコ人達と移民集団が乱闘
About a dozen members of migrant caravan arrested for trying to illegally cross US border, source says  Fox News (米国) 先に到着したキャラバンの中の数十人の移民集団が米国国境を違法に越えようとしたとして逮捕された。

 14日夜にサンディエゴ管内の国境警備隊が数十人の移民集団を、違法に米国国境を越えようとしたとして逮捕された。移民集団の小グループは、”ティファナの湖”の近くの海岸でつかまった。別の大集団はサンディエゴと国境をまたいでいるオテイ・メサの東部の山中で逮捕された。

 一方。14日夜、到着したホンジュラス人達と町のメキシコ人達の間で乱闘が起きた。
 地域住民は移民達に”帰れ、ここにはいるな”と叫んだという。地域の警察は制裁に入らなかったとされる。

15日


エボラ

Ebola outbreak in Congo likely to last 6 more months, WHO says  CNBCニュース(米国) WHO、コンゴに於けるエボラ流行は6ヶ月は有する可能性がある

 コンゴの北東部ですでに200人以上が死んでいるエボラ流行は、2019年中頃まで続くだろうとの予測をWHO高官が20日語った。流行には多くの要因があって予後についての判断は難しいとされる。

The Risk That Ebola Will Spread to Uganda Is Now ‘Very High’ WIRED (国際) コンゴに於けるエボラはウガンダへ拡大する危険性は非常に高い


エクソダス


First Wave of Migrants in Caravan Reaches U.S. Border in Tijuana New York Times (米国) 移民キャラバンの最初の集団がティファナの米国国境に着く

 大きな困難であったホンジュラスからティファナへの旅を終わった移民キャラバンに、続いて大きな試練が待っている。米国国境を越えることである。
 トランプ大統領は邪魔することを約束したが、難民申請すら許可しないとした。
 トランプ大統領はキャラバンを米国内への侵入であるとし、国境に米軍兵士を派遣し、そして難民申請の法律を彼らが適用困難になるように変更した。
 現在ティファナに辿り着いている移民は800人であるが、次第に増えて数日以内に数千人が到着すると考えられる。

 14日マティス国防長官はテキサスの、キャラバンが到着する可能性ある国境沿いに派遣されている米軍兵士5600人を視察した。
 マティス長官は、兵士達に役割はキャラバンの通過を妨害することであると語った。


First Wave of Migrants in Caravan Reaches U.S. Border in Tijuana New York Times (米国) 移民キャラバンの最初の集団がティファナの米国国境に着く

First members of migrant caravan arrive and climb border wall Daily Mail (英国) 移民キャラバン、国境に到着、フェンスをよじ登る



Migrants from caravan begin climbing border fence in Tijuana Washington Examiner (米国) 移民キャラバン、ティファナに到着し始める。中にはフェンスをよじ登る移民も

Customs and Border Protection prepares for migrant caravan arrival  Fox News (米国) 税関と国境警備隊は移民集団到着に態勢を強化

13日


エクソダス

難民と移民の定義
 難民

難民とは、迫害のおそれ、紛争、暴力の蔓延など、公共の秩序を著しく混乱させることによって、国際的な保護の必要性を生じさせる状況を理由に、出身国を逃れた人々を指します。難民の定義は1951年難民条約や地域的難民協定、さらには国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)規程でも定められています。

―国連難民高等弁務官事務所

移民

国際移民の正式な法的定義はありませんが、多くの専門家は、移住の理由や法的地位に関係なく、定住国を変更した人々を国際移民とみなすことに同意しています。3カ月から12カ月間の移動を短期的または一時的移住、1年以上にわたる居住国の変更を長期的または恒久移住と呼んで区別するのが一般的です。

―国連経済社会局


 トランプ大統領、中間選挙後、移民キャラバンについて語らず
A Week After the Midterms, Trump Seems to Forget the Caravan NewYork Times (米国) 中間選挙終了後、トランプ大統領はキャラバンを忘れたようだ

 中間選挙前、数週間にわたってトランプ大統領は中米からの移民キャラバンがメキシコ国境から米国内に入ってくる脅威を強く訴えていた。それは犯罪人や未知の中東人が含まれていて、非常に危険な状態だとしていた。

 しかし、中間選挙終了後、トランプ大統領はキャラバンに関して無言になってしまった。
 ただ一度のツイートがあったが、”不法に入国した者は難民申し込みを受け付けない、とのツイートだった。


Migrant caravan opts for safer, longer route to US border  Fox News (米国) 移民キャラバン、距離が長いが安全な国境へのルートを選ぶ

 一ヶ月前、1000人の人々が北ホンジュラスから歩みを開始した。北に向かう彼らの目的は米国で仕事を得ることだった。

 今日、彼らはティファナ(メキシコ)まで半分の行程を終えた。
 ティファナでは多くが難民申請をするか、または密行業者に金を払って、ヒューストン、サンホセ、オマハ、またはネブラスカ等の超えやすい国境まで案内してもらう。

 彼らはこれまでの2240キロの行程で高温、高湿、強風、雨、寒冷に耐えてきた。しかし、国境ではより脅威的状況が展開される可能性が高い。トランプ大統領は、集団の入国を防ぐために国境警備の強化、そして集団は国家安全保障を脅かすと強調する。


Caravan marks one month on the road: ‘We keep on going, laughing or crying’ The Guardian (英国)  移民集団、出発して一ヶ月を経過:”我々は進み続ける、笑いながら、そして泣きながら”

 移民集団は太平洋沿岸ルートを北上するようだ。多くは米国国境に向かうと断言している。



 数千人の中米移民集団は11月11日で一ヶ月間のヒッチハイクを続けたことになる。今後、グアダラハラを通って米国国境に向かう。
 ほとんどは太平洋沿岸を北上して米国との国境であるティファナ市に向かう。2500キロの行程である。集団はホンジュラスを出てから1920キロを移動してきた。
 しかし彼らはこれまでホンジュラス、グアテマラ、そして南部メキシコを熱射の中を歩んだが、今はハイウエーを朝方の冷気の中を毛布にくるまって歩んでいる。

 ホンジュラスのカレン・マルチネス・コパンさんと3人の子供達は、ジャケットにくるまって、スカーフをかぶり、そして毛布に体を包んでいる。
 「時々私たちは笑っているし、時には泣いている。でも進み続ける」
 そのように彼女は語る。
 
 キャラバンは以前一日の行程が平均約50キロだった。しかし現在は300キロ前後となっている。なぜならかっては歩き続けたが、今は主にヒッチハイクしているからだ。

 12日朝、集団はイラプアト市から続いているハイウエーに集まった。240キロ先のグアダラハラ市へ同乗させてくれる車を探した。
 ルートは単純なので、通る多くのトラックを見つけて集団達は飛び乗った。
 しかし事故は起きる。
 ホンジュラスから来た男性はトラックから落ち死亡した。
 また別の若い男性は膝を怪我して曲げられなくなった。
 
 中にはセミトレーラーに飛び乗り、そのまま迷子になった例もある。キャラバンのとりまとめ役は、乗る前に運転手にどこでハイウエーから逸れるのかを確認してから乗るように勧めている。

 週末ケレタロ州は6531人の移民集団が州内を移動したと報告したが、続いて他の集団が入ってくるとされる。

 移民キャラバンに関して、米国の中間選挙で論議のテーマとなった。トランプ大統領は5000人の軍兵士を、キャラバンを追い払うために国境に配備した。トランプ大統領は、根拠なしに、集団には犯罪人やテロリストが紛れ込んでいるとほのめかしている。

 集団の多くは、母国の蔓延した貧困、ギャングによる暴力、そして政治的不安定から逃れるために米国に向かっていると話している。ホンジュラス、グアテマラ、エル・サルバドル、ニカラグア。

 メキシコ政府は避難所、難民収容所、および就労ビザの発行を伝えていて、2697件の一時的ビザを発行していると発表した。それにより、より永久的滞在のための手続き期間45日間を過ごせる。
 しかしほとんどの移民達は米国へ向かうことを希望している。

US Border Patrol agents are carrying these weapons of war to stop the migrant caravan  Business Insider (米国) 米国国境配置兵士達は移民キャラバン阻止のため、このような戦争兵器を携行している

 
 

  メキシコ国境に配備された米軍兵士達の装備は軍事演習のごとき?
  多くの子供や女性を含む移民キャラバンに最新ライフルを向けるのだろうか?
  戦車やヘリコプターで威圧するのだろうか?


12日

季節性インフルエンザ

 日本国内インフル流行兆しなし

 11月9日発表厚労省データ

 44週(10月29日~11月4日)の時点ではインフル流行の兆しはないようだ。


香港

October 28, 2018 to November 3, 2018 (Week 44)

 インフル感染者数の増加傾向は認められない

米国

October 28, 2018 to November 3, 2018 (Week 44)

 散発的に患者が認められる州は多いが、流行の開始は未だ認められていない
 検出されるウイルスはA(H1N1)pdm09が多い
 

カナダ

 October 28, 2018 to November 3, 2018 (Week 44)

 例年よりも流行が早い。
 散発的、局地的発生州が増えている
 流行株:A(H1N1)pdm09.、今年度のワクチンに使用している株と類似
 インフル関連入院患者は成人、小児とも増加傾向


英国

 October 29, 2018 to November 4, 2018 (Week 44)

 流行の兆しはなし

エクソダス


Migrant caravan heads to central Mexican city of Irapuato  AOL (国際)   移民キャラバン、メキシコ中央のイラプアトに向かう


 メキシコ市で食事を提供される移民集団
 
 メキシコ市北西部のケレタロ市で土曜日夜(10日)を過ごした移民キャラバンは、翌日、同市を出発したが、警官が同乗するトラックを止めて移民達が乗るのを手伝った。

 ケレタロ州当局はツイッターで次の様に発表した。6531人の移民集団は9日と10日に州内を移動した。そのうち5771人が11日朝に出発した。その間州が用意した3か所の避難場所に滞在したが、最も大きなものは州都のサッカースタジアムであった。
 これらの人数はキャラバンがメキシコ市に滞在した数日間の数よりも多く思われるが、他の移民キャラバンが合流したせいと考えられる。

 キャラバンは11日夜明け前に、100キロ西方のイラプアトに向かって出発したが、横切るグアナファト州でもキャラバンを支援した。

 キャラバンは米国サン・ジエゴから国境を越えたメキシコ側のティファナ(2575キロの行程)へのルートに出る予定とされる。

 キャラバンは米国中間選挙の論争テーマとなり、トランプ大統領は5000人の兵士を集団の入国阻止のために国境に派遣した。
 トランプ大統領は根拠がないままに、犯罪人やテロリストが集団の中にいるとほのめかしている。

 メキシコ政府は難民収容施設や就労ビザの発行を申し出ている。そして2697例の個人や家族に対して一時的ビザを発行していて、より永久的滞在を可能にするための手続きに要する45日間の待機日数を可能にしている。
 しかし多くの人々は米国へ向かうことを決めている。

 「米国ではもっと稼ぐことが出来る。そして我々の家族に色々と与えることが出来る。しかしホンジュラスでは子供に何かを与えようと思っても、稼ぎは食費、家賃、電気代で消えるだけ。他には何も残らない」
 28才のヌビア・モラザンは、11日、夫と子供達と出発の荷造りをしながら話していた。

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 10月13日ホンジュラスを出発したキャラバンが辿ってきたルートの概略。
 最終目的地は左上(北西部)の米国国境の町ティファナとされる。今日現在2600キロの行程となっている。


11日


 カショギ氏殺害音声記録を米国に提供したことをトルコ大統領が発表
Turkey’s President Says Recording of Khashoggi’s Killing Was Given to U.S.  New York Times (米国) トルコ大統領、カショギ氏殺害録音音声を米国へ提供したと発表

 米国他、西側数カ国へカショギ氏殺害時の録音音声ファイルを提供したことをトルコ大統領が発表。サウジアラビア、米国、英国、フランス、ドイツ。

 サウジアラビアはカショギ氏殺害の事実は認めているが、それが事実上の最高権力者であり、米国トランプ大統領と親密であるムハンマド皇太子の指示によることは否定している。
 「我々は録音テープを彼らに渡した」
 エルドガン大統領はアンカラで記者会見で発表した。
 「彼らは会話も聴いた。彼らは事実を知っている。歪曲する必要はない」

 ホワイトハウスは、音声記録を保有したかどうかについて答えることを拒否した。

エクソダス

Deployed Inside the United States: The Military Waits for the Migrant Caravan New York Times (米国) 米国内に配置された米軍:移民キャラバンを待つ兵士達

 自国内に軍隊の配置を命令したトランプ大統領。中米から貧困、暴力、政治的弾圧から逃げ出してきた数千人の移民集団を犯罪人と決めつけ、入国を防ぐために軍隊を動員するという異常な命令。それがどのくらい危険な命令であるか。



Mexico Gave the Migrant Caravan a Warm Welcome. It Wasn’t Always This Way.  New York Times (米国) メキシコ、移民キャラバンに温かい歓迎を示す。それは必ずしもいつもそうではなかった。

 10日早朝、米国を目指すホンジュラスからの移民キャラバンは、バックパックを縛り、毛布を丸め、また睡っている子供を抱き上げて、米国国境への歩みを始めた。

 この1週間、難民の聖域とされる巨大な首都メキシコで、5000人を収容できる難民キャンプに変えたスポーツ・スタジアムでメキシコ市はあらゆるタイプの援助を行った。

 3週間前キャラバンがメキシコに入って以来、彼らの扱いに対して様々な論議が行われてきた。
 
 メキシコ市は医師と歯科医が無料診察した。 子供達は朝に絵を描いたり塗り絵を愉しんだ。朝食後にはマリアッチ・バンドが演奏した。また若い男性が引退したボクサーと打ち合いを行い、昼食後の一時には、覆面したメキシコ人のレスラー達が試合を行った。

 こうしたことはこれまで常に行われたわけではない。
 歴代の政府はメキシコ国境を強力に警備した。
 米国への移民者達は当局の目が届かないルートを選んでメキシコ内を移動し、ほとんどのメキシコ人達は移民者達に関心を待たなかった。

 今、メキシコ市のキャラバンに対する考え方は大きく変化し、凶悪なギャング達から無防備な移民者達を守るために国の法律を変えるべきとの意見が増えた。

 「政策は行き来を繰り返す。我々は時に移民者達を抑えようとする。しかし時には彼らの安全性は保とうとする」、とテキサス大学の公共学部のステファニー・リューテル教授は、メキシコ政府の政策を要約しながら説明する。

 移民者達のゴールは米国サン・ジエゴからの国境を越えたティファニーである。そこまでのルートはメキシコ北部の犯罪が多発する州を迂回する。

 メキシコ市人権委員会のナシェル・ラミレス委員長は、「我々は各州の全域とつながった保護連携組織を作る必要がある」、と語る。そして集団が行くルートを示し、保護対策の責任が次々と手渡される、彼女の仲間達が活動している州を伝えてくれた。

 しかしながらこうした対策は全ての集団に向けられているとは言えない。
 グアテマラとの国境から数マイルの地点で250人のエル・サルバドルからの集団が連邦警察と移民局に止められて、移民拘置所にバスで運ばれた。
 この集団は第一集団と同じような扱いを受けなかったようだ。しかしその後に続いた2集団は南部メキシコを移動中であるが、温かい待遇を受けている。

 相反する見解が米国トランプ大統領から発言され続けている。貧困、暴力、政治的弾圧から逃げてきている中米のキャラバンは、米国の安全性の脅威となっているという。
 9日、トランプ大統領は移民者の難民申請許可を制限する政策を打ち出した。明らかにキャラバン対策である。

 しかしキャラバンのメンバー達は、トランプ大統領の宣言に大した注意を払わない。移民者達の多くは難民申請をするとは思われない。なぜなら、彼らは米国内での保護をもとめているのではなく。職を求めているからだ。

 「我々は闘わなけばならない。試みなければならない。」
 ホンジュラスのテランガからきている男性が語る。
 「神は山々を取り除く」

 i移民集団は約1ヶ月前にホンジュラスを出発した。それを伝え聞いて集団の数は数千人に増えた。特に集団での移動の安全性を求めた家族が多く参加した。

 集団がメキシコ市にたどり着いた時期は、同国の政界の移行期にあった。現在のエンリケ・ペーニャ・ニエト政権は12月1日に、新規左系の政府に政権を委譲する。
 現政権はトランプ大統領の意向に従い、移住者が北部から米国に向かうことを阻止してきた。
 しかし新大統領となるアンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドルは、対策を変更すると約束している。
 中米からの移民はメキシコでの一時的就労ビザを発行するという。そして誰もメキシコ内への移民を強制できないとしている。
 そして米国国境へ向かうことを選択している人々の邪魔はしないようである。

 難民支援組織の中にはメキシコでの難民申請を勧める例もある。
 メキシコ市のスポーツ・スタジアムでは50人が組織の支援を受けて申請している。
 
 多くは幸運を望みながら前進する。中には決して帰国しないことを決意している人々もいる。

 「エル・サルバドルでは誰でも殺される。」
 18才のクラウディア・ガルシア・ソルドがいう。
 彼女は春からメキシコにいる。
 麻薬密売人になるようにギャングに脅されていた。
 彼女がメキシコに逃げた後、ギャングは義父と2才の娘、そして16歳の姉を殺したという。
 「私たちは怖くはない」
 彼女は無表情で語る。
 「恐れの感情は既に私たちの心から消え去っている」


9日

CDC chief: Congo Ebola outbreak may not be containable  East Bay Times (国際) 米国CDC長官:コンゴのエボラ流行は根絶不能だろう

 (元原稿はワシントン・ポスト)

 武装勢力が闘争を繰り広げている地域のため、感染者の追跡、感染者との接触者の追跡、関係者に対するワクチン使用など困難を極めている。

 現在のエボラを根絶しないと、それは地域で固有の風土病化してさらに対策は困難になる。発生者が出てもその感染源チェックは困難であるし、接触者追跡も不可能、いつどこに感染者が発生するかの予測も困難となる。

Uganda, at high risk for Ebola, starts vaccinating medics  The Ada News1 (米国、オクラホマ) ウガンダ、エボラ拡大危険性からワクチン接種を医療関係者に開始

In Congo’s Ebola Outbreak, Experimental Treatments Are Proving Effective  New York Times(米国) コンゴエボラ流行での実験時治療薬の効果が確認

 
治療薬を受けた患者の半数以上が生存した。
 治療を受けた患者の43%が生存したが、数時間以内に死亡した患者を除外すると死亡率は32%と低下した。

 一方実験的治療薬を使えなかった患者群では死亡率は68%と高かった。

7日


エクソダス

 移民キャラバン、メキシコ市まですでに100人が誘拐と、大多数が子供達
   メキシコで最も長い墓場といわれるルートで襲われる

Around 100 migrant caravan members have been kidnapped by human traffickers, Mexican officials warn  Independent (英国) 人身売買人に100人近くが誘拐されたとメキシコ当局が発表、警戒を促す

 数千人の移民キャラバンがメキシコ市のスポーツスタジアムに到着してきているが、約100人の子供を含む人々が姿を消している、ルート上で子供達が誘拐され、組織的犯罪グループに渡されている。
 アルツロ・ペエインベルト人権委員会の行政監察官がそのように発表している。
 同氏によると難民集団がベラクルズからメキシコ市にプエビア州で子供誘拐が起きたという。

 ペインベルト氏は、連邦政府がルート沿いの輸送会社に、移民集団を車に乗せないで、歩かせるように指示したとされる。
 その地域は同氏によるとメキシコ市における最も長い墓地とされ、これまで数百人が行方不明になっているという。

# 米国目指す移民集団の先頭がメキシコ市にたどり着く



#オバマ元大統領、移民集団の脅威を扇ぎ、嘘を広めることを非難



#軍隊は移民集団の20%程度が米国国境に着くだろうとの予測(数はトランプが脅かすほどではない)



#オバマ元大統領、トランプ大統領が移民集団の脅威を扇ぎ立て、政治的利用にしていると嘲笑









6日

Trump's border deployments could cost $220 million as Pentagon sees no threat from migrant caravan CNBC (米国) トランプの国境への兵士派遣に2億2千万ドルが要するが、国防省は移民集団には何ら脅威はないという


「キャラバン」第1陣、中間点へ=メキシコ市、無償で宿泊など提供  時事通信

 【サンパウロ時事】貧困や劣悪な治安に悩む中米のホンジュラスなどから米国入りを目指して北上を続ける不法移民集団「キャラバン」の第1陣が、出発から3週間を経て、旅のほぼ中間点に当たるメキシコの首都メキシコ市に到着し始めた。
 現地報道によると、3日に先陣を切って17人がメキシコ市入り。5日午前には少なくとも2200人に膨れあがった。市はスポーツスタジアムを開放し、移民集団に宿泊や食事、医療などを無償提供。市人権委員会は「受け入れは5000人以上に達するだろう」としている。
 10月13日ごろにホンジュラスをたったキャラバンは、周辺国の住民を吸収。メキシコ国家人権委員会は、第1陣を約4500~5000人、第2、第3陣を約2000人と見積もっている。


5日

 国内インフルエンザ、流行の予兆はない
  厚生労働省


   *1.0以上が流行開始と定義されている。

期間 9/24-9/30   10/1-10/7 10/8-10/14 10/15-10/21 10/22-10/28
定点値 0.16 0.17 0.12 0.19 0.19


エクソダス


 最初の移民集団がメキシコ市に到着

Mexico City receives first wave from migrant caravan BBC (英国) 最初の移民集団、メキシコ市に到着

 約450人の移民集団の先頭の一部がメキシコ市に到着し、一時的宿泊場所としてスポーツスタジアムが提供された。男性と少年達が主となっている。
 ホンジュラスを出てから3週間余り要した。現在集団の数は5000人前後となっている。
 トランプ大統領は米国への入国を防ぐために、米国とメキシコ国境に兵を配置するとしている。
 
 トランプ大統領が、6日の中間選挙の前に、不法移民の脅威を支持者達に煽り立てていると批判が高まっている。

Migrant caravan plans to push on toward Mexico’s capital Washington Post (米国) 移民集団、メキシコ市へ向かうことを続行

 中米から米国へ向かう大移民集団は5日、沿岸地帯からメキシコ市(山岳部)に向かうことを決めた。沿岸地帯は難民に危険な地域で、この数年間、数百人が行方不明になっている。身代金を求める子供の誘拐が多い。
 現在メキシコ市から286キロの地点のコルドバ市にいるが、4日夜に体育館に集まった1000人のメンバーの投票で決められた。
 1日に歩く距離としては最長になる。

 コルドバ市で現金を乞う移動難民

Exclusive: Khashoggi sons issue emotional appeal for the return of their father's body  CNN (米国) 独占記事:カショギ氏の息子達が父親の遺体を返還するように訴える

 CNNとのインタビューで。

 父の遺体をメディナ(サウジアラビア)の墓地に父の家族達と一緒に埋葬することが、現在の望み全てである、と長男のサラ(Salah)が語っている。


Khashoggi's body parts transported in suitcases: Report  A.l Jazzra (国際) カショギ氏の遺体は切断後スーツケースに入れられて運ばれた、

 五個のスーツケースで運び出された。
 政府寄りの報道機関が、匿名の高官からの情報として伝えた。


4日


エクソダス

Migrant caravan families face illness, exhaustion and danger   TheGurdian (英国) 移民集団家族、病や、消耗と危険の中歩く




Migrant caravan: Mexico bus transportation offer withdrawn BBC (英国) 移民キャラバン:メキシコ市まで提供されたバス輸送が中止

 メキシコ市まで十数時間の距離を数十台のバスで移民集団を輸送すると発表ベラクルズ州知事が発表したが、数時間後実行は中止された。
 理由はメキシコ市が水不足に陥っているからとされる。

 集団は数週間前、ホンジュラスから出発し、現在5000人になっている。

 テレビでの知事の説明では、メキシコ市はこの週末深刻な水不足に陥っており、集団をバスで運び入れることは状況を一層悪化させると考えられる、とされる。
 知事はさらに問題が解決された場合、集団がさらに南部にあるベラクルズ市に行くことを希望するかききたい、とし同市は大きな町で適切な設備を提供できる、と説明している。

3日


サウジ皇太子の写真、全面に 記者殺害で米紙「真実を」  朝日新聞

  サウジアラビア人記者ジャマル・カショギ氏がトルコのサウジ総領事館で殺害された事件で、米紙ワシントン・ポストがサウジのムハンマド皇太子に説明責任を果たすように訴えている。カショギ氏は同紙コラムニストで、サウジ政府に批判的な論調で知られた。事件の捜査では、サウジで強い影響力を誇るムハンマド皇太子の指示や関与の有無が焦点になっている。

ワシントン・ポスト紙は2日付の朝刊で、1ページを使ってムハンマド皇太子の顔写真を掲載し、その下に大文字で「真実を要求する」。顔写真の上には「10月2日火曜日、ワシントン・ポストのコラムニスト、ジャマル・カショギはイスタンブールのサウジアラビア総領事館に入り、残忍なやり方で殺された」と記し、ページ下部に同紙のロゴを添えた。
 サウジ政府が総領事館でのカショギ氏殺害を認めた後、同紙は繰り返しこの意見広告を朝刊に掲載している。

 カショギ氏は生前、ワシントン・ポスト紙にコラムを書いており、報道の自由を抑圧しているとしてサウジ政府に批判的論調を貫いていた。同紙のフレッド・ライアン最高経営責任者(CEO)は1日、ワシントン市内で演説し、「我々は自分たちの声と媒体を真実を求めるために使わなければならない」と強調した。
 カショギ氏の殺害事件をめぐっては、トルコ検察が10月31日、カショギ氏はサウジ総領事館に入ってすぐに絞殺され、遺体は切断されて処分されたと発表。遺体は見つかっていないが、ワシントン・ポスト紙はトルコ政府高官の話として、トルコの捜査当局は酸で溶かされた可能性を調べていると報じた。
 一方、サウジ検察は発覚当初、カショギ氏の死亡は「けんかの末」の偶発的なものと説明し、関与した当局者18人を拘束した。ところが、トルコ側に「事前に計画された殺人だ」(エルドアン大統領)と猛反発されると、「計画的犯行」と見解を一転させた。ただし、サウジ政府はこれまで一貫して、ムハンマド皇太子は関与していないと説明している。
 これに対し、ワシントン・ポスト紙は1日、ムハンマド皇太子が米トランプ政権高官らとの電話での会話で、カショギ氏を「危険なイスラム主義者だ」と批判していたと報じ、サウジ政府の説明に懐疑的な見方を示した。

 ワシントン・ポスト紙はカショギ氏の失踪判明直後の先月5日、掲載予定だった同氏のコラムのコーナーの紙面を白紙にした。殺害されたことが決定的になった同18日、「最後のコラム」として同紙で1ページを使って掲載した。


エクソダス


Migrants in caravan sue Trump and his administration, alleging 'abuse' of 'constitutional rights' CNBC(米国) 移民集団、トランプ大統領と政権を”憲法上の権利”の誤用があると主張し、告訴の予定

 ・ホンジュラスからの移民集団は米国・メキシコ国境で難民収容所への入所を目指しているが、トランプ大統領と政権が余りにも憲法無視しているとして訴訟を起こす。

 ・集団民事訴訟書類がが1日、ワシントンD.C.の連邦地方裁判所に提出された。トランプ大統領が憲法を無視し続けているとし、具体的には中米からの人々が、憲法に保障された難民収容所を求める権利が認められてないことが挙げられている。

 他


Mexican official offers buses to migrant caravan to go to Mexico City or "to the place they wish"  CBS(米国) メキシコ政府、移民キャラバンにメキシコ・シティー、または希望する場所までバスの提供を申し出る

 3週間の極限の疲れを伴った高速道路の歩行、そして時には トラックなどでのヒッチハイクをしながら南メキシコを通過する数千人の中米の移民集団は、2日、彼らがメキシコの首都まで一気にバスで輸送されることを知った。
 メキシコ南部のベラクルズ州(Veracruz)の知事が決定し、バス数十台が用意された。メキシコ・シティーまで10~12時間要する。
 子供や女性を優先的に乗せたが、座席は十分あるようだ。

 しかしこの後、第二、第三、そして第四の移民キャラバンが続いている。


 サウジ暗殺部隊
カショギ氏の遺体は細断し、酸で溶かした可能性


Khashoggi murder: Body 'dissolved in acid' BBC (英国) カショギ氏殺害:遺体は酸で溶解

 トルコのトップ高官である大統領顧問のヤシン・アクテイ(Yasin Aktay)氏は、カショギ氏の遺体は、細断された後酸で溶解されたと確信していると語った。

 最も論理的結論は、殺害者は遺体を跡形なく処理したと考えることであると、同氏は語った。

遺体が溶解されたことを示す法医学的証拠は提示されていない。

 「彼らがカショギ氏の遺体を細断した理由は、遺体を溶かしやすくするためだった」、とアクティー氏は Hurriyet Dailyに語っている。

 「今や我々は、彼らはカショギ氏の遺体を細断したばかりか、蒸発させてしまったと思っている。」

 ”犯人達を司法の場に連れてきて裁いて欲しい。カショギ氏のフィアンセは5つの新聞の社説で世界の指導者達に訴えた。ワシントンポストとガーディアンを含んでいる。


2日


 トランプ大統領、移民キャラバンに銃器を使用する、と警告

Donald Trump Says If Migrant Caravan Throws Stones, ‘We Would Consider That a Firearm Because There’s Not Much Difference’  Newsweek(米国) ドナルド・トランプは、もし移民キャラバンが投石するなら、”我々はそれを銃器使用と見なす。両者にはそれほど大きい差はない”

 トランプ大統領は11月1日、移民キャラバンから米国国境で米軍兵士に向かって石や岩が投げられたとき、軍はそれを銃器使用とみなして、対応として致死的武器の使用を認めるだろう、と警告した。

 「そういう事態が起きないことを望むが、もし誰かが岩を投げつけたなら、我々はそれを銃器の使用と考える。なぜならその投げつけられた岩が顔面に当たったなら、両者にはそれほどの差がないからだ」



 サウジ皇太子、ホワイトハウスに同氏は危険なイスラム教徒であると電話
        

Despite Stigma of Khashoggi Killing, Crown Prince Is Seen as Retaining Power
 New York Times (米国) カショギ氏殺害に関する汚点にも関わらずサウジ王子は国内権力を維持しているように見える


Khashoggi murder: Saudi prince 'said he was dangerous Islamist'  BBC (英国) カショギ氏殺害:サウジ皇太子、彼は危険なイスラム教徒だと語った

 メディア報告によると、サウジのムハンマド皇太子が米国に、殺害されたジャマル・カショギ記者は危険なイスラム教とであると語ったとされる。

 このホワイトハウスとの間の電話内容は、カショギ氏が行方不明になった後で、サウジが同氏の殺害を認める前であったとされる。

 この報告はワシントンポストとニューヨーク・タイムズで為されたが、サウジ政府は否定している。
 
 カショギ氏はサウジ国籍で米国報道機関に多くの寄稿をしているが、同氏の母国の支配層に対する批判者としてよく知られている。
 同氏の遺体は未だ見つかっていないが、トルコ、米国、およびサウジ政府は、同氏が10月2日にイスタンブールのサウジアラビア総領事館内で殺害されたことに同意している。
 サウジアラビアは殺害に王室が関与したことを否定している。

 電話でムハンマド皇太子はハショギ氏は、ムスリム同胞団(国際イスラム教徒組織、サウジはテロ集団としている)のメンバーであると、トランプ大統領の義理の息子であるクシュナー氏と国家安全保障顧問であるノルトン氏に語った、とワシントンポストは伝えている。
 電話はカショギ氏が行方不明になった1週間後の10月9日に行われた。
 皇太子はさらに米国とサウジの同盟関係を継続することをホワイトハウスに求めたとされる。

 報道では、カショギ氏の家族は同氏がムスリム同胞団のメンバーであった事は否定していること、そしてカショギ氏自身がこの数年、その事実を繰り返し否定していたと伝えている。(ムスリム同胞団は、エジプトやサウジなどではテロ集団としているが、他の国では支持されている穏健的原理的イスラム主義集団のようである)。


Saudi crown prince described journalist as a dangerous Islamist in call with White House, officials say  Washington Post (米国) サウジ皇太子、殺害されたジャーナリストを危険なイスラム教徒であると、ホワイトハウスとの電話で説明した

 サウジ皇太子のムハンマド・ビン・サルマン(MBS)は、殺害されたジャーナリストのジャマル・カショギ氏について、同氏の消息が不明になった後、ホワイトハウスのトランプ大統領の義理の息子であるクシュナー氏および国家安全保障顧問であるボルトン氏に、危険なイスラム教徒であると語っていたことが、論議に通じている人々から語られた。

 サウジ政府が公式にカショギ氏の死亡を伝える前に電話がかかってきたとされるが、そこで皇太子はクシュナー氏とボルトン氏に、米国とサウジの同盟関係を保つように求め、そしてカショギ氏はムスリム同胞団のメンバーであると告げた。同胞団はボルトン氏やトランプ政権の他の高官達が敵対していた。

 以下略



 コンゴ民主共和国、エボラ流行続く中、
      米国CDCの支援をトランプ政権が禁止


Trump officials have barred health experts from helping end one of the worst Ebola outbreaks in history  Vox (米国) トランプ政権、史上最悪のエボラ流行の一つであるコンゴへのCDCスタッフへの派遣を禁止

 流行地域では武装反体制ゲリラ達が戦闘を続けていることから、危険性が高いとホワイトハウスの国家安全保障会議がリスク評価した。そのためCDCスタッフは、ベニを含む武装ゲリラが戦闘している地域へ向かうと帰国できない可能性が高いと考えられることから、現在エボラが流行しているコンゴ東北部へ行くことが禁止された。Stat Newsが初めて10月14日に発表した。
 (Ebola experts from CDC were pulled from outbreak zone amid security concern)https://www.statnews.com/2018/10/14/cdc-withdrew-ebola-experts-outbreak-zone/

 8月末から9月初旬にCDCスタッフは数日間、ベニで活動したことはあるが、すぐに引き上げた。
 人道支援専門家達は、それはあり得ないことであると批判している。
 また別の専門家はCDCスタッフは一度もベニにきたことはないことは確実であると、Voxの記者に語っている。
 しかし米国大使館の車3台が使われないまま、ベニの国連駐車場に2ヶ月間放置されたままになっている。

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DRC Health Ministry: Children Dying of Ebola at Unprecedented Rate  VOA (米国) コンゴ民主共和国保健省、小児が予想を超える死亡率でエボラで死亡と発表

 最近のエボラ流行スポットであるベニ市。マラリア流行のため伝統的施療院でマラリア治療を受ける子供達が、そこでエボラに感染している頻度が高く、最近では施療院でエボラ感染した小児30名のうち27名が死亡している。保健省の広報官が発表した。
 通常、エボラ流行で小児はそれほど感染しないとされる。
 施療院ではマラリア治療と同じ用具を使って全ての患者を治療することから、マラリア治療で施療院に入った小児は、エボラに感染して出てくる率が高い。



UN calls down international law in DRC Ebola outbreak  CIDRAP (米国、ミネソタ大学) 国連、コンゴの反体制武装勢力に国際的法律を遵守するように声明発表

 国連安全保証理事会は昨日の会議で、コンゴの北キヴ州とイチュリ州でエボラ流行が続いていることから、全ての武装反乱軍に国際法を遵守することを求める法律を可決した。
 ”人道的および医療的目的でエボラ流行地域に支援者達が、迅速に安全に妨害されずに入れること、そしてその装備品、輸送、供給品が輸送出来ることを求める法案”を可決した。
 決議はエチオピアとスウエーデンが後援している。

 ”The council passed the measure to "ensure full, safe, immediate, and unhindered access for humanitarian and medical personnel, and their equipment, transport and supplies to the affected areas," according to a UN news release.”
 
 管理人コメント:ワクチン投与、発病者に対する有効薬使用にも関わらずコンゴの北東部におけるエボラ流行は遷延し続けている。医療担当者達が武装勢力が戦いを続けている地域で十分な活動が出来ていないことを意味する。コンゴ北東部から近隣国、さらには河を行き交う船舶で国外への拡大懸命に抑え込んでいる。


 エボラ治療薬、早期に使えば効果が確認
In Congo’s Ebola Outbreak, Experimental Treatments Are Proving Effective  New York Times (米国) コンゴのエボラ流行、実験的治療薬が効果的であることが立証

 10月31日、ニューオーリンズで医学学会が開催されたが、そこでコンゴにおけるエボラ流行に対して、実験的新規治療薬が有効であることが発表された。
 
 4種類の治療薬のうち1ないし2種類の治療薬を投与された患者の死亡率は43%であったが、病院収容後数時間以内に死亡した患者(治療開始が遅すぎ、治療薬の効力の判定が不可能な患者)を除くと死亡率は32%であった。
 一方入院してエボラ治療薬の使用が承認されてなかった患者の死亡率は68%であった。

 今回のコンゴ北東部でのエボラ流行は276人の感染者が確認されているが、8月12日以降、113人だけが治療センターに運ばれて何らかの治療薬が投与されている。
 4種類の治療薬のうち、どれがより効果的か判断するのは現時点では不可能とされている。

 初期の動物実験では、感染5日以内に投与されたアカゲザルでは、4種類全ての治療薬が90-100%の効果を示していた。


1日


エクソダス

Trump says he may send 15,000 troops to U.S.-Mexico border Washington Post (米国) トランプ、米国・メキシコ国境に15000人の兵士を送ると発表

 先に国防省が発表した倍の兵士が送られる。


 カショギ氏、殺害後遺体は即断、そして細断とトルコ検察局発表
Khashoggi was strangled and dismembered, Turkish chief prosecutor says CNN (米国)  カショギ氏は絞め殺されてから身体を切断された。トルコ主任検察官が語る

 31日、トルコの主任検察官は、カショギ氏はイスタンブールの総領事館に入った直後に絞め殺され、直ちに身体を切断されたと発表した。
 主任検察官事務所では、これは計画された犯罪であったと発表している。

 トルコ当局からの発表では未だワシントンポストのジャーナリストである、カショギ氏の運命については明らかになっていない。彼の遺体は未だ不明のままだ。
 「被害者の身体は、窒息しさせられた後すぐに切断され、そして粉砕(destroyed)された」
 検察官事務局ではそのような発表をしている。
 全ては前もって準備された犯行とされる。

 管理人コメント:カショギ氏の遺体は、destroyedという表現が加わったが、切断された遺体はさらに粉々に破壊されたとの考え方にかわったのだろう。
 10月


31日


CDC Flu Update: Influenza A H1N1 Viruses Most Commonly Identified ICT (米国) CDC発表:インフル患者数は未だ少ないが、検出されるウイルスはほとんどの地域でH1N1株

Patients on Dialysis Who Receive High-Dose Influenza Vaccine Have Fewer Hospitalizations  Contagion Kive  (米国)

 2018-2017年シーズン
  腎不全患者、人工透析患者を対象に分析すると、高濃度インフルワクチン(4倍濃度)接種者の入院率は低いという発表がされた。
 Clinical Journal of the American Society of Nephrology (CJASN).

エクソダス


中間選挙はどうなる? アメリカを目指す7000人の移民の背景に進歩派の資産家の影  FNNPRIME

 一部抜粋

・アメリカを目指す移民は160人から7000人に膨れ上がった
  「移民キャラバン」とも呼ばれるこの移民集団、10月12日にホンジュラスのサンペドロスーラを出発した時は約160人だったが、その後グアテマラを通りメキシコを北上してゆく過程でどんどん参加者が増え今や7000人余りに達したという。さらに、エルサルバドルから別の移民集団が北上中と伝えれれ、米国は移民の津波に見舞われる形になっている。

・民主党も共和党も移民を歓迎せず、対応に苦慮している
  これに戸惑っているのがトランプ大統領で「入国を阻止する」と5200人の兵士を派遣たが、万一流血の惨事になれば世論の非難を浴びるのは目に見えているし、さりとて入国を認めれば移民制限の公約に矛盾することにもなる。
「この移民集団の背後には民主党がいる」と矛先をかわそうとしたが、その民主党も移民の大集団の入国を認めることは米国民の感情を逆なでしかねないので、対応に苦慮している。

・様々な憶測が流れる中、“ある資産家”の関わりが取り沙汰される
  さまざまなな憶測が流れる中で、最も多いのが有数の資産家で進歩派で知られる”ジョージ・ソロス”氏の関与だ。ソロス氏はその資産を人権擁護の運動に注ぐことを躊躇せず、特に移民の自由化推進者として知られる。すでに欧州では中東やアフリカからの移民の保護団体に多額の資金を提供していると言われ、ハンガリーでは移民に反対する政党が「ストップ・ソロス」を標語に選挙を戦うようなことにもなっている。


メキシコ国境に米軍5200人派遣 中米から移民集団接近で   BBC日本語版

 米国防総省は29日、中米諸国から北上し、メキシコを経由して米国に向かっている移民集団に対処するため、米軍約5200人をメキシコ国境に派遣すると発表した。
 米北方軍のテレンス・オショーネシー司令官は作戦名を「忠実な愛国者」と発表。軍をテキサス州、アリゾナ州、カリフォルニア州に集中して派遣すると述べた。派遣人数は当初、約800人と見込まれており、予測を大幅に上回ることになった。

 これに先立ちドナルド・トランプ米大統領は29日ツイッターに、移民の「侵略」には米軍が待ち構えていると投稿した。
 トランプ氏による4月の指示で、メキシコ国境には既に州兵約2100人が展開している。移民集団は、国境までまだ約1600キロの距離にいるとされる。

 11月6日の米中間選挙を1週間後に控え、有権者の支持を得るため移民問題を利用しているとして、与党・共和党と野党・民主党の双方が批判されている。
 中間選挙では上下両院で共和党支配が続くのか、民主党が挽回するのかが問われている。
 オショーネシー司令官によると、軍は週末までに派遣される。国境警備隊を支援するため、兵器のほかヘリコプターや軍用機、防護壁、有刺鉄線も展開するという。
 
 米税関・国境警備局のケビン・マカリーナン局長も、29日の記者会見に出席し、移民集団が米国境に到達するまで、あと数週間かかるとの推計を明らかにした。
今回の派遣で、米南西国境に展開する兵士の数が、現在シリアとイラクに駐留する米軍兵数を上回ることになると、米紙ウォールストリート・ジャーナルは伝えている。

トランプ氏は29日、ツイッターに「多くのギャングやいくらかのとても悪い連中が、キャラバンに紛れ込んでこの国の南部国境に向かってきている。頼むから戻れ。合法的な手続きを踏まない限り、合衆国には入国できない。これはこの国に対する侵略で、我々の軍隊が待ち受けている!」と投稿した。
 移民の多くは、米国で亡命を申請するつもりだと話している。

 米国に到着した移民が、母国での暴力を恐れて亡命を申請した場合、米国は国際法の下、申請を検討する義務がある。
 深刻な迫害の恐怖を理由に母国を逃れた者しか、亡命は認められない。この場合、国際法は亡命者を難民として扱う。
 たとえ亡命希望者が米国へ不法入国したとしても、亡命申請の検討を受ける権利は変わらない。

 より良い暮らしを求めて国を移ろうとする人は、経済移民として扱われる。壊滅的な貧困から逃れるために母国から避難したとしても、経済移民は難民としては扱われず、難民と同様の保護を受けることはできない。
 メキシコ国境に派兵した米大統領は、トランプ氏が初めてではない。
バラク・オバマ前米大統領は2010年、国境警備のため州兵1200人を派遣した。また、ジョージ・W・ブッシュ元米大統領は2006年から2008年にかけて、国境警備を支援するために州兵約6000人を送った。この派兵は「ジャンプ・スタート作戦」と呼ばれた。
2度の派遣はいずれも約1年で終了している。

<解説>なぜ急ぐのか――アンソニー・ザーカー、BBCニュース(ワシントン)
 銃撃や爆発物がここ1週間、米国の話題を独占したが、ドナルド・トランプ氏は今一度、世間の注目を移民に集めようとしている。メキシコを経由して米国境を目指す移民集団のことだ。
 メキシコに亡命申請する人もいたし、国境への道のりはあまりに長い。そのため、移民集団の人数は減ったかもしれない。それでもトランプ大統領は、警鐘を鳴らしている。
 移民は合法的に亡命申請をするつもりだ。そのため、米兵約5000人の国境派遣は、具体的な効果はほとんど生まない可能性が高い。
 移民集団が国境に到着するまでには、まだ数カ月かかる可能性もあるだけに、その緊急性も疑わしい。

 しかし、派遣発表の意味するところは明らかだ。トランプ大統領はこの避難者たちを国家的脅威として扱い、これに対抗する心意気があるのは自分だけだと強調したいのだ。
 今のところ、米国の有権者にとって最大の懸案は移民ではない。政治的得点を意図しているかもしれない大統領が中間選挙までにそれを変えるには、あと8日だ。



30日

エクソダス


Central American migrant caravan: What we know  USA TODAY (米国) 中米移民キャラバン:我々が知っていること

 キャラバンはどこにいるのか?
  米国とメキシコ国境の一番近い場所(McAllen、テキサス州)からほぼ1000マイル(1500キロ)の地点。

 いつキャラバンは国境に着くのか?
  答えは難しい。集団は既にグアテマラを通り南メキシコを歩いている。
  先導者がいるわけでなく、多数で決めながら進んでいるとされる。

 キャラバンにはどのくらいの人々が含まれている?
  メキシコ政府は4000人よりも少ないとしているが、キャラバンをサポートしている組織は1万人という。メキシコ政府は少なくとも1700人が同国の難民収容所への入所の手続きをとったという。また200人が母国への帰還を申し出て、そのサポートを求めている。

 キャラバンはどこから来たのか?
  ほとんどはホンジュラスから逃げ出してきた。経済的困窮、政治的腐敗、犯罪の多発などが理由とされる。

 国境に着いたあと、どうなるのか?
  原文参照
  
 米国軍隊はどう対応するのか?
  原文参照



 メキシコ国境:ISと闘った部隊も動員、トランプ大統領
    殺さないで!!、私たちは難民だ

Migrant Caravan: U.S. Military Will Have Up to 14,000 Troops, Many Armed, Ready to Intervene at Mexico Border Newsweek (米国) 移民キャラバン:米軍14000名まで増加の予定、多くは武装してメキシコ国境で集団の国境越えを阻止の準備
 国防省は29日、5200名の兵士を中米からのキャラバンが到着する予定の国境に、トランプ大統領が警告したように集団の越境を阻止するために送り込んだ。
 これらの兵士達は実際には武器で武装し、既に位置についている2000名の州兵と合流する。また、状況により同じ数の軍兵士(ISとシリアやイラクで闘った精鋭部隊)が加わる。


Pentagon to deploy 5,200 active duty troops to U.S.-Mexico border to halt migrant caravan  USA TODAY (米国) 米国国防省5200人の兵士をメキシコ国境沿に派遣して、移民キャラバンを阻止に

 今年度はトランプ大統領の命令で2100人の国家警備隊がメキシコとの国境沿に派遣されていたが、この数週間、中南米からの移民集団の危険性を警告している。移民集団はメキシコで1700人が難民収容所に収容されたか、自国へサポート付来で帰国する事に同意した、現在キャラバン隊は3500人になっている。

29日

厚労省発表インフルエンザ情報

2018年42週10月15日~10月21日

週   定点値
9/17-9/23 0.14
9/24-9/30 0.16
10/1-10/7 0.17
10/8-10/14 0.12
10/15-10/21 0.19

 管理人コメント:明確な流行開始の予兆はないようだ。


 
今日のBBC(英国)ニュースとCNN(米国)ニュースから

 両ニュースとも、トルコにおけるサウジ領事館内での反体制ジャーナリスト(カショギ氏)殺害に対する欧米のジャーナリストの怒りと抗議活動が報じられている。
 この勢いは予想ではサウジのムハンマド皇太子失脚まで続くような気がする。彼を推した実父の国王に対する批判もサウジ内で起きているようだ。
 この問題はジャーナリストの表現の自由、およびその安全の確保という一般論と、カショギ氏殺害という蛮行に走ったサウジ皇太子の失脚、その結果中東で発生する政治的問題に分けられる。
 
 ホンジュラスから米国へ向かって移民集団数千人の情報が伝えられている。小さな子供達も多く、途中で子供誘拐が起きていると情報も。
 エクアドルからメキシコ入国では、メキシコ側の警官隊と小競り合いが起きている。
 何とかメキシコに入った集団にはメキシコ人達が親切に車で運んだり、食事などを提供しているという。優しい。またメキシコの行政当局も休息中の集団にサンドイッチや飲料水を与えているようだ。

 米国国境にはトランプ大統領の指示でさらに1000人前後の軍隊が派遣されている。
 国連事務総長は集団の中には難民と認定されるべき人々も多い可能性を指摘している。
 難民と認定されると米国側は、集団を追い返す事は出来ない。

 まだ集団の到着地である米国国境まで1000マイル近くある(1500キロ前後)。

 上記両ニュースは昨日も、本日も国内では見られない。

 日本国内では海外情報は空から振ってくるかのように、余り興味は持たれない。しかし海外の政治問題はそれを専門とする学者さんが多いせいか、何でも政治的領域で論議する。
 ホンジュラスからの大キャラバンの光景と、小さな子を見失わないためにしっかりと子供を抱える父親や母親の姿を伝える日本の報道写真はない。情緒的報道は避けるのだろう。カメラマンを派遣してないか、フリージャーナリストから情報を得る手段がないのかも知れない。

エクソダス(中米から米国へ)


Migrant caravan heads for the US: 'God-willing we will get a better life'  The Telegraph (英国) 移民集団、米国へ向かう:”神の思し召しがあれば、我々は良い生活を得られるだろう”

Migrant Caravan Rests as a Second Group Tries to Enter Mexico  TIME (米国) 移民キャラバン、しばしの休息、第二のキャラバンがメキシコ入国を試みて死者が発生

 ホンジュラスからの数千人の移民キャラバンは南メキシコを通って長い旅の休息を28日にとったが、グアテマラからの自称”第二のキャラバン”数百人がグアテマラからメキシコ国境を越えようとして1人がゴム弾で頭を撃たれて死亡した。
 第二のキャラバンはグアテマラを出る際に同国の警官隊と衝突し、続いてメキシコ側の当局と衝突した。
 数十人が怪我をして、1人が死亡した。ゴム弾が頭部にあたったことによるとされる。
 同時期にエル・サルバドールから300人の集団が米国に向かった。

A new migrant caravan from El Salvador is making its way north  Washington Post (米国) 新移民キャラバン(集団)がエル・サルバトルから出発

 約200人の米国への移民キャラバン(集団)が28日エル・サルバトルを出発した。
 類似移民キャラバンがホンジュラスを出発し、メキシコ経由で米国に向かったことに誘発された。
 移民集団は次のように主張する。
 「暴力、汚職、失業から逃げたいんだ」
 ホンジュラスから逃げ出した移民集団と同じ理由である。

 移民集団は現在、メキシコを通過する危険性があっても、米国に安全に入る良いチャンスがきた、と言い合っている。世界の目が向けられているからだ。
 13歳の少年は、キャラバン内にいる方が安全だという。生活は大変だけども、ギャングに殺される心配はない、という。
 母親は子供を買い物に出せない。帰るまで心配しなければならない、と云う。
 キャラバンの中にいると、何かが起きてもお互いに助け合えるから安心であるとも云う。

 多くのサルバドル人にとって移住は日々考え続けてきた現実の世界である。
 米国の国境警備隊によると2017年の5万人が拘束されている。

Migrant caravan stops in Mexico same day Mattis says US military is deploying resources to border  Fox News (米国) 移民集団メキシコ南部で休息、同日米国軍はメキシコ国境へ兵士を派遣

Migrant caravan takes a break in southern Mexico ABC News (米国) 移民キャラバン、南メキシコで休息に

 数千人のキャラバンは28日南メキシコで休息をとった。しかし米国国境までの約1600キロの行程を歩き続けると宣言している。
 メキシコ政府は援助と阻止の間で対応が揺れ動いている。
 休息している移民集団に、州ではサンドイッチや飲料水を配布している。

28日

エクソダス(出エジプト:旧約聖書))


Migrant Caravan Continues for U.S. Border After Rejecting Mexico's Offer to Stay  Time(米国) 移住キャラバン、メキシコ政府の滞在許可の姿勢にも関わらず米国へ向かう

 メキシコ大統領は、南部のChiapas またはOaxaca州に留まることに同意するなら、難民収容所、医療、教育、そして仕事を保証する内容のプログラムを26日開始したが、キャラバンの多くは米国との国境に向かっている。

 クリックで拡大


Migrants nix offer to stay in Mexico, continue trek to US Fox News (米国) 米国移住希望キャラバン、メキシコ政府の滞在許可を拒否し米国へ向かう


Saudi Arabia's top diplomat calls global outcry over Khashoggi killing "hysterical" CBS News (米国) サウジ外相、カショギ氏殺害事件を世界的に大騒ぎするのはヒステリーのようだ、と批判

Jamal Khashoggi’s fiancée turns down White House invite Vox (米国) カショギ氏の婚約者、ホワイトハウスへの招待を辞退

 それは社会の共感を得るための策略に過ぎない、とフィアンセは語る。

  *トランプ大統領がカショギ氏の殺害に同情しているとの姿勢を示す狙いから。

27日


 
現代のエクソダス(出エジプト)

 米国移住希望中米キャラバン隊6000人に、メキシコ政府一時的職の提供へ


Migrant caravan: What is it and why does it matter?  BBC(英国) 移住キャラバン:その実像と問題点

 英国BBCニュースからのまとめ

 一週間以上、中央アメリカから数千人の移住者達が米国に向かって、とぼとぼと歩き続けている。

 彼らは、母国での迫害、貧困、暴力から逃れるため米国に向かっているという。:グアテマラ、ホンジュラス、エル・サルバドル。

 長旅は危険が伴う。脱水、犯罪被害等。
 しかし彼らは大勢で歩いているから安全と感じている、という。

 それは10月12日に、犯罪が多発するホンジュラスのサン・ペドロ・スラ市で160人の人々がバスターミナルに集まり、危険な旅を開始したことにはじまる。
 彼らは一ヶ月以上のトレッキングを計画していた。母国での失業と暴力から逃れるためである。
 計画がFacebookに掲載されると参加希望者数がふくれあがり、翌朝には(10月13日)1000人以上のホンジュラス人が加わった。

 集団はグアテマラを横切りメキシコに入った。道中でさらに数千人の人々が加わった。

 多くの移住者達は、新しい生活、そして仕事を得るために、米国とメキシコに向かうのだと話す。
 また中には国における暴力から逃れ、難民収容所へ入りたいのだと話す人々も多い。
 ホンジュラスは人口900万人で、国内でのギャングによる麻薬闘争が多く、また政治的腐敗も顕著である。さらに殺人件数も世界でトップクラスとなっている。

Migrant caravan: Mexico offers temporary work permits  BBC (英国) 米国移住希望キャラバン:メキシコ政府一時的職を許可


 {巨大な米国への移住希望キャラバンが中米から向かっている中、メキシコ政府は難民収容所に登録した移住者達に、一時的職を提供している。

 計画では一時的IDカードを発行し、医療、教育にも対応するようだ。
 しかし、資格を得るためには、移民達はメキシコの南部のキアパスおよびオアキサカ州に留まる必要がある。

 米国は米国とメキシコの国境に800人の兵士を派遣して、移民のキャラバンを阻止すると警告している。


Khashoggi fiancée snubs Trump invitation to White House  BBC(英国) カショギ氏のフィアンセ、トランプ大統領のホワイトハウスへの招待を鼻であしらう

 殺害されたサウジ人のカショギ氏のフィアンセは、トランプ大統領からのホワイトハウスへの招待を断ったと語った。同大統領がカショギ氏の死の調査に熱意を染めしていないことを非難している。

  サウジアラビアへの武器輸出量は圧倒的に米国が多い。
  金権主義の米国トランプ政権にとっては大事な同盟国である。
  サウジの民主主義に反する行為、北朝鮮並みの独裁体制は、米国の経済力維持にとって気になることではない。





26日

CIA director briefs president on audio purportedly capturing the killing of Jamal Khashoggi  Washington Post (米国) CIA長官、カショギ氏殺害時の録音とされる音声についてトランプ大統領に報告

 22日に密かに情報入手のためにトルコを訪ねていたCIAのジナ・ハスペル長官は25日にトランプ大統領に、トルコで得た情報について報告した。情報には殺害時に録音されたとされるオーディオファイルの内容も含まれる。
 また同日、サウジ当局が殺害は同国の諜報員があらかじめ計画して行ったことが推定されると発表した
 しかしその指示がどこから下されたかについては言及されてなく、トルコとの共同調査中とされたままである。
 国際的専門家達は、これほどの殺害事件を諜報員達が自分たちの判断で行うことはあり得なく、必ず国の権力者(皇太子)が指示、または許可したものと判断している。

 ムハンマド皇太子と父親のサルマン国王は、繰り返し、トランプ大統領とポンペオ国務長官に、自分たちは何も知らなかったと語っている。

 殺害時の録音をトルコ当局者と聞き、論議を交わした後、ハスペル長官はワシントンに戻った。
 25日の大統領への報告後、その会話の詳細は伝えられていないが、ただ”トルコで得た情報とそこで交わした議論”について大統領に伝えたと発表された。

Human Rights Watch: Jamal Khashoggi's son Salah and family have left Saudi Arabia, heading for US SF Gate (米国) 人権監視:ジャメル・カショギ氏の息子、サラは家族とともにサウジを離れ米国へ

Jamal Khashoggi's son leaves Saudi Arabia  CBS News(米国) ハショギ氏の息子、サウジを去って米国へ

 25日、カショギ氏の息子のサラ・カショギはサウジを去り、米国(多分ワシントン、D.C.)へ向かった。(今朝のCNNテレビでH米国へ入国したことが伝えられていた)。
 情報によるとトルコ政府が、サウジへサラと家族の出国の許可を与えるように尽力したとされる。

 サラ・カショギは弟のサヘルと共に23日皇太子(MBS)を訪問し、皇太子と国王との会見写真が国営メディアに撮影され、それは全世界に報道された。
 サラ・ハショギはサウジと米国の国籍を持ち、そして彼の家族は米国でカショギ家の別のメンバーと再会すると、人権ウォッチ( Human Rights Watch.)は語っている。


25日


記者殺害】カショギの遺体の一部発見か 指はサウジ皇太子に献上された?──報道   Newsweek (日本版)


 H5N6鳥インフル湖北省で発生

China confirms outbreak of H5N6 bird flu in Hubei province Reuters (国際) 中国湖北省で養鶏場でH5N6鳥インフル発生

 24日、中国農業省が発表した。
 529羽中340羽が死亡し、当局は地域の家きん5000羽を拡大防止のために殺処分した。

 管理人コメント:一昨年まで人での感染も多く見られていたH7N9鳥インフルは家きんへのワクチン接種が奏功し、今年は未だ見られてないが、H5N6は先日、人への感染も見られていて、今後中国内での流行が懸念される。


 米国、反トランプ派へパイプ爆弾が送り込まれる

Pipe Bombs Sent to Hillary Clinton, Barack Obama and CNN Offices  New York Times (米国) ヒラリー・クリントン、バラク・オバマ、およびCNN事務所にパイプ爆弾が送りつけられた

CNN Found a Bomb at Its New York Office. Confusion and ‘False Alarms’ Followed. New York Times (米国) CNN、ニューヨーク事務所で送りつけられた爆弾を発見、混乱と偽警報が続く


オバマ氏やCNNにパイプ爆弾 トランプ氏政敵標的か  AFP (時事)


【AFP=時事】米国で、パイプ爆弾がバラク・オバマ(Barack Obama)前大統領とヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)元国務長官を含む民主党の著名政治家やCNNテレビ支局に相次いで送付される事件が起きた。当局が24日、発表した。標的はいずれも共和党のドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領の支持者による憎悪の対象となっている人物や組織で、当局は中間選挙を目前に「恐怖をあおる」ことが目的と指摘している。

 米国では、トランプ大統領に対する審判の機会とみられている11月6日の中間選挙まで2週間を切る中、社会の分断が深まっている。CNNテレビはここ2年間にわたり、2016年の大統領選でクリントン氏を破りオバマ氏の後任に就任したトランプ大統領に批判的な報道を繰り返してきた。

 一連の爆弾送付事件は22日、富豪でリベラル派献金者のジョージ・ソロス(George Soros)氏がニューヨーク州に構える自宅で見つかった装置から始まった。FBIのブライアン・パーマン(Bryan Paarmann)捜査官は「一連の装置は今のところ、パイプ爆弾とみられる」と説明。実行犯は同じタイプの複数の小包を一斉に送付したとみられると語った。

 不審な装置はマンハッタン(Manhattan)にあるアンドリュー・クオモ(Andrew Cuomo)ニューヨーク州知事(民主党)の事務所にも送付された。またフロリダ州でも、民主党のデビー・ワッサーマン・シュルツ(Debbie Wasserman Schultz)下院議員の事務所付近で不審な小包が見つかり、警察が調査に当たっている。

 ホワイトハウス(White House)は事件を「卑劣な」行為と非難。トランプ氏もホワイトハウスで発表した声明で、米国には政治的暴力行為の「居場所はない」と言明した。

 CNNのニューヨーク支局では24日、郵便集配室でパイプ爆弾と白い粉が入った小包が見つかったことを受け、局内から従業員が退避。警察によると、現場には爆弾処理班が派遣された。不審物はCNN気付けでジョン・ブレナン(John Brennan)中央情報局(CIA)前長官に宛て送られていた。ブレナン氏はこれまで識者として番組に出演してきたが、CNNとの雇用関係はない。

 米大統領警護隊(シークレット・サービス、US Secret Service)は23日、クリントン氏と夫のビル(Bill Clinton)元大統領が暮らすマンハッタン北郊ウェストチェスター(Westchester)の邸宅宛てに送られた小包を回収。24日には、首都ワシントンのオバマ家宅に送られた2つ目の小包を回収した。

 ニューヨークのビル・デブラシオ(Bill de Blasio)市長は「恐怖をあおる行為」を批判。同じく民主党に所属するクオモ州知事と共に、選挙で選ばれたすべての政治家に対して、過激な言論を控えるよう訴えた。これはトランプ大統領を念頭に置いた発言とみられる。

 一方の共和党議員らも直ちに事件を糾弾。ミッチ・マコネル(Mitch McConnell)上院院内総務は事件を「国内テロ未遂」と呼び非難した。【翻訳編集】 AFPBB News


 CIA長官、カショギ氏殺害音声を聴取

CIA director set to brief Trump on Khashoggi as President fumes  CNN(米国) CIA長官、カショギ氏問題で苛立つ大統領へ、トルコでの情報収集結果を25日に伝える予定に
  長官が聴いた殺害時の録音記録等を含めて報告するものと考えられる。
 サウジアラビア側の変転する説明にいらだちを見せている大統領の今後のサウジとの関わりが大きく変更されると予想される。
 

CIA director listens to audio of journalist’s alleged murder Washington Post (米国) 米国CIA長官、カショギ氏殺害記録オーディオを聴取

 ギナ・ハスペルCIA長官は22日極秘にトルコへ発った。そして滞在中にハショギ氏殺害現場で録音されたとされるオーディオを聴取したと、同長官とのミーティング内容に詳しい関係者が語った。

 トランプ大統領は中東に於ける代表的友好国であるサウジの見解に次第に懐疑的となってきた。カショギ氏の死がイスタンブールの総領事館内で起きた偶発的暴力事件によるとするサウジ当局の説明に疑問を呈し、極めて悪質な偽装工作による殺害と判断した。

 オーディオに詳しい人物は、それは米国にカショギ氏殺害がサウジ当局によるものであることを示す説得力ある証拠物で、また米国に対する圧力(サウジへの制裁実行など)ともなると語っている。
 「これはボールをワシントンの法廷にしっかりと投げ込むことになる」、と先のCIA当局者であり、現在ブルキング研究所で研究者となっているブルース・リーデル氏が語る。
 「メディアからの圧力だけでなく、議会は、長官に何をトルコで聴いたのか詳しく話して欲しい、と要求されるだろう」


 サウジ皇太子、経済フォーラムでカショギ氏殺害には責任はないと発言

Saudi crown prince calls Khashoggi’s slaying a ‘heinous crime,’ vows perpetrators will be brought to justice  Washington Post (米国) サウジ皇太子、カショギ氏の殺害は重罪で、裁判にかけることを約束する

 サウジ主宰の国際的経済フォーラムで3000人の参加者を前に、サウジ皇太子はカショギ事件は24日、カショギ氏殺害を凶悪犯罪と呼び、全てのサウジ国民にとって、さらに世界の人類にとって本当に悲痛な出来事だった、と語った。

 カショギ氏の死には、皇太子は責任はないと語った。
 トルコ政府との共同調査で犯罪者を摘発すると語った。

Slim chance Khashoggi killers will be tried in Turkey: experts Aljazeera (国際) カショギ氏殺害者達がトルコで裁かれる可能性は低い、専門家達の見方


24日

What Is Turkey’s Game? New York Times (米国) トルコの狙いは何か?
 
 "
トルコのエルドガン大統領はジャマル・カショギ事件を、地域、そして宗教的ライバルであるサウジアラビアの力を削ぐ良い機会が到来したと考えている。"


 トルコはカショギ氏殺害の責任を回避しようとするサウジ側の発表内容を拒否し、トルコは正義の遂行を主張している。

 この3週間、政府に管理されたトルコのメディアから、少しずつ流される情報、すなわち凄惨な殺害の詳細は、ムハンメド皇太子の残酷さを世界が注目し続ける結果になった。それはトランプ政権も含まれた。
 23日、エンドガン大統領は、与党を前に議会で長々と事件の詳細を説明し、再び世界の目を残虐な行為に向けさせた。
 この殺人は計画された犯行であるとし、大統領は経時的に事件の過程を説明した。しかし、未だ多くの不明なことがあるとし、サウジ当局は、もっと詳細を明らかにすべきと主張した。
 サウジ当局が逮捕した18人は、トルコの法律で裁かれなければならないとし、身柄を渡すことも主張した。
 さらに大統領はイスタンブールのサウジ領事館内でムハンメド皇太子または彼に近い誰かが暴力を行ったことを示唆した。

 「これらの人間は誰の指示でサウジからイスタンブールの領事館に向かった?」、と大統領は答えを要求した。

 以下略 トルコのジャーナリズムに対する弾圧など含む。
 

Khashoggi murder planned days ahead, says Turkey's Erdogan BBC(英国) トルコ、エルドガン大統領、カショギ氏の殺害は前もって計画されたものである

 大統領は、カショギ氏の殺害は、前もって計画され残酷な方法でイスタンブールのサウジ総領事館で10月2日に行われたと発表した。

 大統領はさらに被疑者はイスタンブールで取り調べることを求めた。

 また大統領はカショギ氏の遺体がどこにあるのか、サウジ当局が明らかにすることと、誰が計画したかも明らかにするように求めた。


23日

 今夕の国内カショギ氏事件トピックス




 今朝の海外報道カショギ氏殺害事件トピックス


 トルコ大統領、これまで得られた真実を本日公表予定

   カショギ氏は総領事室内で惨殺され細断されたのか?
   惨殺中の音声記録は発表可能だったのか?
   遺体はどこに捨てられたのか?
   皇太子が指示していたことは間違いないと想定されるが、それは事実か?

   以上の事実は米国諜報機関、そしてトランプ大統領は知っているのか?


Surveillance video appears to show man disguised as Khashoggi leaving Saudi consulate CBS EVENING NEWS (米国) 監視ビデオ、サウジ総時間から去る男性はカショギ氏と違う様だ
 


サウジ記者死亡は「極悪な殺人」、真相解明へ=トルコ与党   Reuters(国際)
 

[イスタンブール 22日 ロイター] - トルコ与党・公正発展党の報道官は22日、サウジアラビアの記者ジャマル・カショギ氏が死亡した事件は「極悪な形で企てられた」殺人との認識を示し、同氏が殴り合いのけんかで死亡したというサウジ当局の主張を退けた。
 今月2日にイスタンブールのサウジ総領事館訪問後に行方不明となっていたカショギ氏について、サウジ政府側の説明は二転三転。ジュベイル外相は21日、「ならず者の仕業」で死亡したと述べた。

報道官は、カショギ氏失踪後、同氏の洋服を着た替え玉とみられる人物がイスタンブールを歩き回っている監視カメラの映像をCNNが報じたことに言及。「極悪な企てと(殺害を)隠ぺいする動きがあった」とし、「複雑な殺人だ」と述べた。その上で「真実は明らかになる。加担したものは罰せられる」と強調した。
トルコのほか、ドイツや英国、フランスなどはこれまでに、サウジにさらなる説明を要求。メルケル独首相は、真相が明らかになるまで、サウジへの武器輸出を停止する方針を示している。

トルコのエルドアン大統領は23日にカショギ氏失踪を巡る調査の情報を発表する意向を示している。
 
サウジ記者「殺害」か「死亡」か=トルコ23日にも声明-矛盾解明・皇太子関与焦点   時事通信

 【カイロ、イスタンブール時事】トルコのサウジアラビア総領事館でサウジ人記者ジャマル・カショギ氏が死亡した事件で、トルコのエルドアン大統領が事件に関する声明を23日にも出すと表明したことで、捜査結果がこれに合わせて明らかにされる公算が大きくなった。トルコ当局がカショギ氏は「計画的に殺害された」と主張するのに対し、サウジ側は「過失による死亡」と発表、食い違いが残る。焦点となるムハンマド・サウジ皇太子(33)の関与疑惑を含め、真相は明らかになるのか。
対イラン共闘にほころび=米サウジ関係の維持困難-記者死亡事件
 ◇不一致多く
 サウジ検察は、カショギ氏が総領事館内で容疑者らと口論となり、殴り合いの末に死亡したと断定した。ロイター通信によると、内部調査の実情を知るサウジ当局者は、帰国を拒否したカショギ氏が叫び始め、容疑者が口をふさぎ首を絞めたら死亡したと説明。「殺す意図はなかった」とあくまで過失を強調する。
 一方、トルコや米国の各メディアが伝えた総領事館内の録音内容では、カショギ氏は館内に入ってから数分後には、殴打され薬物投与を受けた末、生きたまま体を切断された可能性が高いとされる。詳しい経緯や死因、遺体が運ばれた場所など未解明の点が多く、トルコ当局が捜査報告でどこまで踏み込んで言及するかが焦点となる。
 トルコ当局は、カショギ氏が死亡した今月2日にトルコを訪れ、その日のうちに出国したサウジ国籍15人が事件に関与したとみて、足取りや画像を公開してきた。この中に、ムハンマド皇太子の外遊に同行していた警護役や法医学者が含まれると主張。サウジ政府や皇太子が進める強権政治への批判を封殺するため、当初から殺害目的だったとの見方を強める。
 これに対し、サウジは容疑者18人を拘束し、今も捜査を継続中と発表した。ただ、トルコ側が指摘する15人が含まれるか不明で、身元も公表されなかった。カショギ氏に帰国を促すだけなら、警護役や法医学者が駆け付けるのは不自然ともいえ、説明に窮している可能性もある。
 ◇両国関係に緊張も
 注目されるのは、「総領事館で起きたことは何も知らない」と一貫して否定するムハンマド皇太子による関与の有無だ。
 皇太子がカショギ氏の連行や尋問を承認したと報じられる中、サウジ政府は容疑者とのつながりが発覚して皇太子の威信が失墜する事態を警戒。サウジのジュベイル外相は21日、米FOXテレビに「(容疑者と皇太子は)深くつながってはいない。これはならず者の作戦だ」と述べ、王室と事件を切り離そうと腐心している。

22日

 22日夕、国内サウジ記者殺害情報タイトル



サウジ外相、記者殺害「ひどい過ち」 遺体行方は不明  日本経済新聞

 サウジアラビアのジュベイル外相は21日、米FOXニュースのインタビューで、トルコのサウジ総領事館で著名記者ジャマル・カショギ氏が殺害された事件について「ひどい過ちだった」と述べた。一方、記者の死因や遺体の行方は不明だと説明し「ムハンマド皇太子に近い人物は誰も事件に関与していない」と語った。

 サウジ検察が20日にカショギ氏の総領事館内での死亡を認めてからサウジ政府高官が事件に言及するのは初めて。ジュベール氏は殺害事件について「与えられた権限や責務を超えた人物による仕業だ」と指摘。「彼らは過ちを犯して隠そうとした」と語った。検察当局などはサウジ国籍の18人を拘束し、容疑者の特定を急いでいる。

 ただ、ジュベール氏は米メディアなどが報道しているムハンマド皇太子の関与は否定した。捜査は初期段階だと説明した上で「このような状況では可能な限り正確な情報を得ることが望ましい」と述べた。

 一方、トランプ氏は20日、米メディアのインタビューで事件についてのサウジ側の説明に「ごまかしや嘘があった」と不満を示した。トルコ当局も事件の捜査結果を近く明らかにする見通しで、サウジ側の説明の矛盾が鮮明になる可能性がある。
 
 米議会では与野党からトランプ政権に対し、サウジに厳しい措置を求める声が相次いだ。共和党のコーカー上院議員は21日、米メディアに「事件に関わった全ての人物に制裁を科すべきだ」と強調。事件を厳しく非難する英仏独と連携した対応を求めた。民主党のダービン上院議員も皇太子の関与が明らかになれば駐米サウジ大使を国外追放すべきだと訴えた。


サウジ記者死亡
したたかトルコ、サウジ「隠蔽」突き崩す 毎日新聞

 
 トルコ当局、国内や米メディアに流す情報が事件を白日の下に

 サウジアラビアが政府を批判してきたサウジ人記者、ジャマル・カ ショギ氏の死亡を一転して認めた事件で、トルコはしたたかな戦術でサウジ側の説明責任を求める国際世論を形成することに成功した。トルコの当局者が国内や米国のメディアに流す情報が事件を白日の下にさらし、サウジ側の「隠蔽(いんぺい)」を突き崩した格好だ。

 今月2日にカショギ氏がトルコ・イスタンブールのサウジ総領事館で行方不明になって以降、サウジ側はカショギ氏に関し「総領事館を立ち去った」として殺害疑惑を否定してきた。トルコ当局は一切、捜査情報を公表していないが、匿名のトルコ当局者の情報を基に、詳細な殺害状況などが連日報道され、カショギ氏の死亡は国内外で既定の事実として認知されるようになった。

 サウジ側は20日になって一転、総領事館でカショギ氏が死亡したと認め、殴り合いの結果で意図的な殺害ではないと主張。注目されるサウジのムハンマド皇太子の関与の有無について、サウジ当局者はロイター通信に「皇太子は(カショギ氏を死亡に至らせた)オペレーションについて知らなかった」と述べた。
 
 だが、欧州諸国など主要国はサウジの説明に満足していない。ドイツのメルケル首相は声明で「我々は(殺害)行為を強く非難する。死亡の経緯や背景の解明について透明性が求められる」とし、「総領事館内で起きた出来事に関する現状の情報は不十分だ」と述べ、サウジ政府に真相解明に向けた責務を果たすよう求めた。またロイター通信によると、フランスのルドリアン外相も「フランスはこの殺人を断固として非難する」との声明を発表。「カショギ氏の死亡確認は真実の確定に向けた最初の一歩だが、多くの疑問が答えのないまま残っている」と述べ、徹底的な調査が必要だと訴えた。

 捜査情報を一手に握るトルコは今後どう出るのか。対外的に強硬な姿勢で知られるエルドアン大統領は今回の事件に関し、抑制的な姿勢だ。サウジがカショギ氏死亡を認める発表をする直前、エルドアン氏はサウジのサルマン国王と電話協議し、互いの捜査状況について情報交換。「捜査に関する全面的な協力を維持することの重要性」で一致した。

 トルコはシリア内戦を巡り、米国がクルド人勢力を支援してきたことに神経をとがらせ、シリアのアサド政権側に立つロシアやイランにも接近。対イラン包囲網を構築する米サウジ同盟の立場とは一線を画す。
 ただ、トルコは今月12日に軟禁していた米国人牧師を解放し、冷え込んでいる米国との関係が改善に向かう機運が生まれている。また、トルコには、サウジなどの湾岸諸国から断交されたカタールとの関係を緊密化してきたことなどからぎくしゃくしてきたサウジとの関係を、優位に立って改善していく思惑がある。
 
ロイター通信などによるとエルドアン氏は21日、23日に事件に関する声明を出すと明言した。米国やサウジとの情報戦が続く中、エルドアン氏が疑惑解明に向けどこまで踏み込むか注目される。




21日

‘The Saudis still aren’t coming clean’: Doubt expressed on explanation of Khashoggi’s death Washington Post (米国)  ”サウジ、未だ隠し通す”:カショギ氏の死に対する虚偽の説明

 トルコ与党の広報官は20日、サウジ・ジャーナリストのカショギ氏に何が起こったのか政府は明らかにすると約束した。サウジ政府がサウジのジャーナリストであるカショギ氏が10月2日に総領事館内で殴り合いにより殺されたとの説明に、懐疑的見方が広がっている中伝えられた。

 サウジ政府の説明:総領事館内での論争から致死的乱闘となり、カショギ氏は殺された。
 それはトルコ側が得ている結論と異なる。それはカショギ氏を殺害する目的でサウジからイスタンブールに派遣されたサウジ工作員により意図的に殺されたとされる。カショギ氏はワシントンポストに貢献しているコラムニストであり、サウジ政権のリーダーに対する卓越した批判記事を多く書いていた。

 「我々は前もって誰も責めはしないが、(サウジ政権が)誤魔化しているこの事実に同意は出来ない」、と与党広報官のオマー・セリク氏(Omer Celik)は語っている。半国営アナドル(Anadolu)報道機関が報じている。
 サウジの友好国は20日、急遽その擁護に回ったが、サウジの発表内容は懐疑的または嘲笑を伴って他の国、特に米国の数人の国会議員やドイツのメルケル首相などは受け止めた。

 しかしトルコの反応は特に慎重に事態を注視していた。なぜならトルコ当局はカショギ氏殺害の証拠を握っているからだ。殺害過程の録音音声ファイルを含めて。
 しかしトルコ政府は音声ファイルを公開していない。公開するとトルコ諜報機関の盗聴方法が分かってしまうからだ。また専門家の中には、音声証拠はサウジ政府と、同国を擁護している米国政府に対する影響力(圧力)を残すために未公開としているとの推測もある。

 以降部分訳

 トルコ当局は未だカショギ氏の遺体を探し求めている。遺体は殺されてから細断されていると考えられている。
 サウジアラビアからの発表内容には、カショギ氏が死亡した後、遺体の始末や行方に関しては触れられていない。

 「これは終わっていない。今、はじまったばかりだ。」と、アラブメディア連合のトルコ代表であるファティ・オケ氏が、イスタンブールのサウジ総領事館前で20日開かれた記者会見で語っている。

 「我々はジャメルに対する公正さを求めたい」
 「我々はジャメルの殺害者達を罰したい。しかし罰は18人の男達(サウジ当局が殺害に関与したとして逮捕した18人)だけでなく、指示した権威者達に対してでもある」

  カショギ氏のフィアンセ、ハティス・ゲンギズ(Hatice Cengiz)さんは、20日に短いハショギ氏のビデオをツイッターに載せた。
 インタビューの間、猫が同氏の膝に飛び乗る瞬間が映されていた。
 フィアンセは次のようにコメントしている。
 ”彼らはあなたの肉体的存在を私の世界から持ち去った”
 ”でもあなたの微笑みは私の魂の中にいつまでも存在し続けるはず”


20日


More Insulting Lies From Saudi Arabia New York Times (米国) さらに無礼な嘘をサウジアラビアが発している現状--大統領は名誉と威厳を保てるか

 オピニオン:筆者はジャマル・カショギ氏と15年以上親交を保ってきたジャーナリストである。

 以下部分訳

 サウジアラビアはカショギ氏殺害に関して既に多くの嘘をついてきているが、今回、さらに嘘を重ねている。

 ジャマル氏はイスタンブールの領事館内で殴り合いで殺されたと発表された。
 これは本当か?殴り合いのためにサウジの”ならず者達”が骨切断用のノコギリを持ち込んだ?いくつかの情報によると彼が生きている間に切断したとも言われる。

 我々が直面しているのは、トランプ大統領と米国自体の名誉と威厳が保たれるかという試練である
 トランプ大統領はサウジの隠蔽に同調するのだろうか?
 以下は大統領が為すべき重要なポイントである。

1)NATO加盟国(トルコ)で起きた事件であるから、加盟国が合同で国連が支持した国際殺人調査を求めるべきである。

2)NATO加盟国は全サウジ大使を追放

3)NATO加盟国はサウジへの全ての武器(航空機の部品のスペアも含めて)の販売を保留。これは米国に安全保障を依存しているサウジに対して実体性ある圧力となる。

4)トランプ政権はサウジにおける政治犯を解放することを求めるべきである。またジャマル氏の親族がサウジを出ることを許可する。


Trump says he believes Saudi explanation for Khashoggi's death, but some lawmakers are skeptical  CNN (米国) カショギ氏の死亡に対するサウジ政府の説明にトランプ大統領は納得しているが、国会議員の中には懐疑的意見も出ている

 カショギ氏殺害を否定していたサウジ政府が、突然関与を認め、関係者を逮捕して調査しているとの報告を、トランプ大統領は納得していると語っているが、国会議員の中には内容が信頼できないとの意見も出ている。
 国際的に調査する必要があるとの声も出ている。


  サウジ国王、総領事館内でのカショギ氏殺害を認めて、諜報機関長官を解任、関係者18人を逮捕、しかし現皇太子にはさらなる権力の付与

Saudi Arabia admits Jamal Khashoggi killed in Istanbul consulate  Al Jazeera (国際) サウジアラビア、ジャメル・カショギ氏殺害がイスタンブール総領事館内で行われたことを認める

 サウジ国王は諜報機関トップを解任し、消息を絶ったジャーナリストは殴り合いで殺害されたと国営通信が20日伝えた。

 関係者18人が逮捕。

 しかし遺体が殺害後にどうなったかは報告されてない。

 サルマン国王は、諜報機関を全面的に再構築するよう指示をだしたが、ムハンマド皇太子(MBS)がその指揮をとる。
 またその指示内容には、諜報機関の権力とその業務内容と遂行方法の再評価も含まれている。

 またサルマン国王は、皇太子が統括した閣僚会議再構築を指示した。
 そこには内務大臣、外務大臣、諜報機関長官、および国土安全長官が含まれる。

 管理人コメント:欧米メディアの予想に反して、現皇太子の権力がさらに強大となってきた様相。米国トランプ政権と相談の上での結論の可能性。


 今朝の国内報道ヘッドラインから

  管理人コメント:全体的に1~3日遅れの内容




記者不明  「皇太子命令取り違え、将軍が殺害で収拾」報道  毎日新聞

 米NYタイムズ「米ホワイトハウスにも伝達済み」とも

 【ワシントン会川晴之】サウジアラビアのジャマル・カショギ記者がトルコのサウジ総領事館で殺害されたとされる疑惑で、米紙ニューヨーク・タイムズは18日、サウジ側は、ムハンマド皇太子に取り立てられたアシリ将軍を事件の責任者とすることで、事態収拾を図る構えだと報じた。米ホワイトハウスにも伝達済みだとしている。
 同紙によると、サウジは国際的な批判の高まりを受け、「関与していない」との全面否定を改める方向で調整している。新たなシナリオは、カショギ氏を拘束してサウジ国内で尋問することをムハンマド皇太子が指示したものの、アシリ氏が「命令を取り違え、カショギ氏を殺害してしまった」との内容になる見通しという。アシリ氏は皇太子の情報担当顧問を務めている。

サウジ記者失踪、音声証拠を他国と共有していない=トルコ外相  ロイター

 アンカラ 19日 ロイター] - サウジアラビアの反体制記者ジャマル・カショギ氏がイスタンブールのサウジ総領事館で行方不明になった問題で、トルコのチャブシオール外相は19日、同国が音声証拠を誰とも共有していないと明言した。

 トルコのイェニサファク紙はこれまでに音声証拠とされる内容を報道。カショギ氏は取り調べ中に指を切り落とされるなどの拷問を受けた後、首をはねられ、遺体がバラバラに切断されたという。
ABCニュースはトルコ当局者の話として、ポンペオ米国務長官のアンカラ訪問時、長官立会いの下で証拠の音声が流され、長官にはその記録文書が渡されたと報じた。これについてポンペオ氏は報道内容を否定した。
チャブシオール外相は記者団に対し「トルコはポンペオ氏を含めいかなる米当局者にも音声記録を渡していない」とした上で、いかなる情報もまだどの国とも共有していないと強調した。

19日

Why King Salman Must Replace M.B.S. New York Yimes (米国) なぜサルモン国王は皇太子(MBS)を入れ替える必要があるのか
  Opinion

 英国BBC、サウジ派遣15人の”殺し屋”グループを発表

Jamal Khashoggi: Who's who in alleged Saudi 'hit squad' BBC News (英国) ジャマル・カショギ殺害:疑惑のサウジ暗殺団の素性

 トルコメディアは、トルコ当局がカショギ殺害に関わったと疑われている15人の名前を発表した。
 ほとんどの男達は、2機の自家用ジェット機でカショギ氏がイスタンブールに到着する数時間目に総領事館に入っていた。そしてその日遅くにリヤドに戻った。
 トルコ当局は男達はサウジ当局者と諜報部員としている。

 サウジ当局はカショギ氏の消失事件には関係してないとし、カショギ氏は領事館で書類を受け取った後すぐに去ったと主張している。

 各写真の個人名と略歴も発表


 チーム内の重要人物抜粋

 画面上段左端
  Salah Muhammed A Tubaigy, 47
  法医病理学者、法医学教授、サウジ法医学会会長、サウジアラビア内務省と深い関わり。カショギ氏遺体を細断した。細断はヘッドホーンで音楽を聴きながら行った(領事館内で録音されたファイル)。

 上段左から二人目
  Meshal Saad M Albostani, 31
  サウジに帰国後、リヤドで交通事故死

 下段左から4人目
 Maher Abdulaziz M Mutreb, 47
 2年間ロンドン大使館に勤務。諜報機関大佐とされる。
 殺害チームのリーダーとされ、現皇太子と密なパイプを持っている諜報員と考えられている。皇太子外遊中はいつも近くで警備している。

Jamal Khashoggi case: Turkish police 'search forest' BBC(英国) ジャメル・カショギ殺害事件:トルコ警察は遺体を森の中で探している

 名前を伏せたトルコ当局者は、カショギ氏の遺体が、ベルグラドの森近くか、農地に捨てられた可能性があると語っている。

 サウジ総領事館と総領事公邸から採取されたサンプル内のDNAが分析され、カショギ氏のそれと一致するか確かめられている。

 一方米国内務長官のポンペオ氏は、トルコ当局がいうカショギ氏殺害録音を聞いてはいないと強く否定した。


Trump: 'It certainly looks' like Khashoggi is dead  CNBC (米国) トランプ:カショギ氏は間違いなく死んだようだ

 プレジデント大統領は18日、ジャメル・カショギ氏は死んだようだと談話を出した。同氏の行方について国際的世論の高まりがあることからの発表のようだ。
 ”それは間違いなく、非常に悲しいことだ”
 もしサウジアラビアがカショギ氏の氏に対して責任があるとしたなら、トランプ氏は、”非常に深刻な結果”が、石油裕福国の米国の同盟国に及ぶだろうと語った。

米は「得意先」サウジ擁護 記者失踪、調査の鍵はトルコ  朝日デジタル

 トルコ・イスタンブールのサウジアラビア総領事館でサウジ記者が殺害された疑惑をめぐり、捜査にあたるトルコの出方が注目されている。サウジと蜜月関係にある米国のトランプ大統領はサウジを擁護するが、容疑者にムハンマド皇太子の周辺者が含まれる可能性が浮上。両国と緊張関係にあるトルコは外交関係を考慮しながら、真相解明をめざすことになりそうだ。


18日

  USA 報道ヘッドライン
   22:41



特掲
 {トルコ内サウジ総領事館内における殺害事件の意味する国際的問題}

 イスタンブールのサウジ総領事館内における、サウジ王室の反体制ジャーナリストの凄惨な殺害事件は、すでに国際的に周知された大スキャンダルとなった。
 米国はサウジと友好関係を保ってきたが、経済的に太い関係を持っているばかりでなく、中東問題ではロシアと対立している問題が多く、そこではサウジが強力な同盟国として機能している。
 サウジの実質的権力者である現皇太子は次期の国王であるが、国際的には多くの陰の部分を持っている。(特にイエーメンへの出軍による大量の一般市民の殺戮等)。
 しかし同皇太子との友好性を失えば、大量の武器の輸出、原油価格の問題など、米国としては大きなデメリットを被る。
 トランプ大統領がカショギ氏のサウジによる殺害を認め、サウジ、特にそれを指示した、または見過ごした現皇太子の責任を問わなければ、米国内での彼の評価は急落し、また民主党ばかりでなく与党の共和党内からも大統領非難の声が高まる可能性がある。(すなくともそれくらいは米国の高学歴層は反応するパワーはあるはずだ)。

 英国、フランス、ドイツ政府もカショギ氏のサウジ総領事館内で消息が絶え、それを説明しないサウジを非難し、大きな外交問題に発展している。(英国外相:入って行ったカショギ氏が、出てこないということは、何を意味しているか、誰でも分かることだ。サウジは説明する義務がある!)。
 欧米のジャーナリズムも大きな反応を見せ、米国のワシントンポストやニューヨーク・タイムズ、そしてウォールストリートジャーナルでは、相当突っ込んだ内容で、サウジ皇太子による反体制ジャーナリスト殺害に対する憤りを、ニュース、社説、コラム等で表出している。
 日本ではNHKが大きく取り上げ、カショギ氏問題の他に、体制批判ジャーナリストが殺害、または行方不明となるケースが世界的に増加してきている状況を取り上げている(17日、国際報道)

 管理人

Trump has given every despot on the planet a license to kill  New York Times (米国) トランプは地球上の友好国全てに殺人許可証を与えている

尋問なし、殴打、薬物投与=「生きたまま切断」か-サウジ殺害疑惑 時事通信

 トルコのイスタンブールにあるサウジアラビア総領事館で著名なサウジ人記者ジャマル・カショギ氏が消息を絶った事件で、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは17日、カショギ氏は総領事館に入って数分内で、尋問なしに殴られ、薬物を投与された後に殺害され、切断されたと報じた。

 また、英国の中東ニュース専門サイト「ミドルイーストアイ」はトルコ筋の話として、カショギ氏が生きたまま切断、殺害されたと伝えた。サウジ側は「尋問中に誤って死亡した」と認める準備をしているとみられているが、報道が事実なら計画的な殺人となり、サウジへの批判が一段と強まりそうだ。
 ウォール紙は、カショギ氏が殺害されたとみられる際の録音内容を報道。それによると、同氏はサウジのオタイビ駐イスタンブール総領事立ち会いの下、殺害された。遺体はこの日サウジから駆け付けた法医学者が切断。法医学者は切断している間、現場に居合わせた人々に音楽を聴くよう促していたとされる。
 総領事は外交特権で保護される総領事館が異例の捜索を受けた後の16日、トルコを出国したことが判明している。疑惑の現場にいた疑いが強まり、捜査当局の聴取を逃れるため帰国した可能性がある。
 ウォール紙によれば、トルコ当局が録音内容をどのように入手したかは不明。殺害を主張するトルコ側の見方を裏付けるため、米国やサウジとも音声を共有しているという。

Jamal Khashoggi disappearance: US asks Turkey for recording evidence BBC News (英国) カショギ氏失踪:米国、トルコ当局に録音があるなら渡すように求める

 トランプ大統領はホワイトハウスで記者団に、「録音があるのなら、それを渡す様にトルコに求めている」と語った。

 カショギ氏は10月2日以来消息を絶っているが、サウジアラビアは同氏の殺害は否定している。
 トラン大統領はサウジアラビアを守ろうとしているとの国際的憶測を否定した。

 以下略

Audio Offers Gruesome Details of Jamal Khashoggi Killing, Turkish Official Says  New York Times (米国) カショギ氏殺害録音内容は陰惨な内容、トルコ当局が伝える

 2週間前、カショギ氏がイスタンブールのサウジ総領事館へ入ってくるのを”殺害チーム(killers)”は待ち受けていた。
 彼らは指を切り落とし、その後頭部を切断し、そして手足を切り離した。 17日にトルコの高官が発表した録音内容の詳細である。

 カショギ氏は数分以内に死亡し、殺害チームは2時間後に領事館を出た。録音内容はその過程を記録していた。
 録音内容の詳細がリークされた同日、米国のポンペオ国務長官がトルコを訪問してきた。録音内容のリークにより、トルコ政府のサウジアラビアと米国へのカショギ氏の消息に対する答えを要求する圧力が高まった。

 カショギ氏がサウジ領事館に入って2週間が経ったが、未だ出てこなく、そしてその理由をサウジは説明していない。

 以降略。

17日


記者不明事件で総領事公邸の捜索延期に ポンペオ氏、トルコ大統領と協議 産経新聞

 サウジアラビアの反体制ジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏がトルコのサウジ総領事館で行方不明になった事件で、ポンペオ米国務長官は17日、トルコを訪れ、エルドアン大統領らと事件について協議した。16日に行われる予定だった総領事公邸の捜索は急遽(きゅうきょ)延期になった。トルコ警察当局によると、合同捜査を行うサウジ側が参加せず、協力を得られなかったという。

 総領事は同日、公邸への捜索が行われる予定だった時刻の直前に現地を出発し、サウジに帰国した。当局の取り調べを避ける目的だった可能性がある。

 捜査当局は15日午後から16日未明にかけ、総領事館内を9時間以上捜索した。エルドアン氏は16日、有毒物質の検出を防ぐため総領事館内部が新たに塗装された可能性があると明らかにし、不満を表明した。

 現地メディアなどは、殺害時の音声データを保有するトルコ当局者の話として、カショギ氏が総領事館訪問直後、生きたまま体を切断され殺害されたと報じた。尋問などは行われず、殺害に要した時間は7分間だったという。

 ポンペオ氏は16日には、サウジの首都リヤドを訪れてサルマン国王やムハンマド・ビン・サルマン皇太子らと会談。米国務省によると、ポンペオ氏と皇太子は「徹底的で透明性ある捜査」を行うことが重要との点で一致した。

 トランプ米大統領は16日、電話で皇太子と話し、「彼はすでに十分で完全な調査を始めたと私に語った」とツイッターに書き込んだ。同日のAP通信のインタビューでは「『無実が証明されるまで有罪』とみなすのは好きではない」と述べ、国際社会からの批判が高まっているサウジを擁護した。

サウジ皇太子、容疑者と関係か=総領事館の記者殺害疑惑-トルコ  時事通信

 サウジアラビア人記者のジャマル・カショギ氏がトルコ・イスタンブールのサウジ総領事館で殺害された疑惑で、米紙ニューヨーク・タイムズは17日までに、複数の容疑者がサウジのムハンマド皇太子とつながりがあると報じた。皇太子は関与を否定しているものの、事情を把握していた疑いが一段と強まった。

 トルコ捜査当局は、カショギ氏が総領事館に入ったまま行方が分からなくなった今月2日、総領事館を訪れ、直後に出国したサウジ国籍の15人を容疑者とみている。
 同紙によると、15人のうち1人がムハンマド皇太子の外遊などに頻繁に同行。ほかの3人も皇太子の警護に当たっていたことが目撃情報や記録から判明した。また、別の1人はサウジ内務省の法医学者で、サウジ政権の高いレベルから指示を受ける立場にあるという。

不明記者、生きたまま切断か サウジ見解と異なる可能性  朝日デジタル (livedoor)


 トルコ・イスタンブールのサウジアラビア総領事館に入った後に消息を絶ったサウジ人記者のジャマル・カショギ氏が、生きたまま体を切断され、殺された可能性が浮上した。
 中東の衛星テレビ局アルジャジーラなどが16日、トルコ当局者の情報として報じた。事実だとすると、「尋問中に誤って死亡させた」との報告書を準備中とされるサウジ側の見解と異なることになる。
 殺害の様子を記録したとされる音声データを基にしたトルコ当局者の情報によると、カショギ氏は2日昼過ぎに総領事館に入った後、総領事の執務室から引きずり出されて隣室の書斎に移された。カショギ氏が尋問を受けることはなく、テーブルの上で生きたまま体を切断された。殺害に要した時間は7分間だったとしている。

 管理人コメント:類似情報は現時点では見当たらない。


 本日のカショギ事件に関する世界報道->政治的幕引きが近い
  サウジ:米国:欧州(英国フランフ、ドイツ):中東各国:ロシア:イスラエル-->現均衡の維持を優先

 USA版



 Suspects in Khashoggi Case Had Ties to Saudi Crown Prince  New York Times (米国)カショギ氏殺害事件はサウジ王子へ強い疑惑の目が注がれている

  サウジの反体制家ジャメル・カショギ氏失踪に関わっている一人は(トルコ捜査チームによる)、頻繁にこれまでサウジ王子のムハンマド・ビン・サルマンに付き添っていた連れである。頻繁に王子と共にパリやマドリッドで飛行機から降りてくる姿や、彼がヒューストンやボストン、国連を視察したときはガードする様に写真に写っていた。(名前:Maher Abdulaziz Mutreb )
 他の三人は目撃情報や、サウジ王子の他の警備部隊の記録にある。
 5人目は法医学医師でサウジ内務省および医学機関に所属していて、サウジ政権の中でも上位の権力的地位にいることが推定されている。
 
 もしトルコ当局がこれらの人間がカショギ氏が消えた10月2日に、サウジ総領事館内にいたとするなら、サウジ領事館側は、内部で起きたこととムハンマド王子の間の直接的リンクを提供するかも知れない。
 もしそうしたなら皇太子の許可なく残酷な行為がおこなわれたとするいかなる意見もカットされてしまうかも知れない。
 皇太子と領事館内で起きた事実が結びつくならば、ホワイトハウスと議会はそうした説明を受け入れる事は非常に困難な立場に立たされる。(皇太子が関与した事実)

 カショギ氏失踪、または死亡が33歳の次期政権の座につく予定の皇太子にどの程度の責めが集中されるかは、西側および王室内における今後の彼の立場の決定的因子となる。

 王子は自身を改革論者として、サウジの経済、文化を大きく変革しつつあり、そうしたイメージを武器にホワイトハウスの地域に対する政策にも影響力を持ち出している。

 しかし、ワシントンポストのコラムニストであったカショギ氏の暗殺と遺体切断に対する国際的憎悪は、既に先に皇太子によるイエメンの破滅的攻撃、レバノン首相の拉致以上に遙かにイメージを汚してしまった。

反体制ジャーナリストとその殺害者達


 日本版


 
 トルコ、サウジ総領事館に入るカショギ氏、これが生前の最後の姿。
 この数分後、彼は数人の男達に取り押さえられ、尋問、そして拷問にかけられた、その後静脈内注射を投与され死亡した(アルジャジーラ伝。声が録音されている。管理人は強力な麻酔薬と考えている。量が多すぎて安楽死状態となった)。
  遺体はプロの手で細断され、下水から流されたか、それともサウジに持ち帰られたかは現在の処不明。
 暗殺集団15名は総領事館を出るとき、いくつかの箱を車に載せて走り去ったという。また骨を切る専門用具なども持ち込んでいたとされる。(はじめから殺す予定だった証拠)。





16日

 ワシントンポスト;トランプ大統領はサウジの反体制派ジャーナリスト殺害の隠蔽に協力と報道

Trump joins Saudi Arabia’s Khashoggi cover-up  Washington Post (米国) トランプ、サウジアラビアのカショギ氏殺害隠蔽に加わる

 一部抜粋

 サウジアラビアのジャーナリスト、ジャメル・カショギ氏がイスタンブールにある母国の総領事館に入って消息を絶った。それから丁度2週間経過している。
 トルコ情報筋からの報告によると、サウジ人が反体制派のジャーナリストで、ワシントンポストへのコラム寄稿者を殺害して細断したとされる。

 15日朝、トランプ大統領は20分間リヤドのサウジ王と電話で話し合った。そしてその後記者団にリヤドが関与を否定したとオウム返しに伝えた。
 「私は完全に彼を理解したいとは思わないが、私が推定するには、ごろつき殺人者達(rogue killers)により行われた犯罪と思う、とトランプ大統領は語った。
 トランプ大統領はサウジ政権の関与を肯定しなかった。
 
 一方、今回の様な殺人は、王国権力者の許可なく、絶対行えないものだとサウジアラビアで長期間外交活動を行ってきた米国元外交官は強調している。特にムハンマド皇太子の権力を上げている。

 管理人コメント:長文で訳も難解であるため、ポストが伝える内容を十分伝え切れてない。事件の本質はサウジの権力者(ムハンマド皇太子)が指示した反体制ジャーナリストの粛正だろう。サウジと米国は元来友好国で同盟国でもある。ムハンマドとトランプの長男は仲良く、ムハンマドの影響はトランプ家に及んでいる。

Saudis preparing to admit Jamal Khashoggi died during interrogation, sources say  CNN (米国) サウジ、カショギ氏は尋問中に死亡したことを認める内容を発表予定

 サウジは行方不明となっているカショギ氏に関して、尋問中の手違いから死亡したとの報告を行う予定とされる。トルコからの拉致が計画されていたとされる。
 尋問は許可なく、不透明な状況で行われ、関係者は責任を問われる予定である。

管理人コメント:意図的殺人は否定される?それにより政治的決着が図られる。


サウジ不明記者は「尋問中に手違いで死亡」 CNN報道  朝日新聞

サウジアラビア政府を批判してきた同国籍の著名ジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏が、トルコ・イスタンブールのサウジ総領事館に入館後に行方不明になっている問題で、米CNNは15日、サウジ政府が尋問中に手違いで死亡させたとする報告書を準備していると伝えた。また、トルコの捜査当局は同日夜(日本時間16日未明)、サウジ側と合同で総領事館内を初めて捜査した。

CNNは匿名の関係者の話として報じた。CNNによると、サウジ政府が準備している報告書では「透明性がない中で尋問が行われた」として、尋問の実行者を処罰する内容になりそうだという。ただし、報告書が正式に発表されるまで、内容は変わる可能性もあるとしている。
 一方、トルコの捜査当局は15日、サウジ側と合同でサウジ総領事館を捜査した。カショギ氏が今月2日に行方不明になって以来、トルコの捜査当局が総領事館内を調べたのは初めて。
 トルコはカショギ氏は総領事館内で殺害されたとみているが、サウジはこれを否定して捜査を拒否していた。だが、国際社会ではサウジに説明を求める声が強まっており、サウジも捜査を受け入れざるを得なくなったとみられる。

一方、トランプ大統領は15日、サウジのサルマン国王と電話会談した。会談後、トランプ氏は「(国王は)何も知らなかったと非常に強く言った」と強調したうえで、「私には、ならず者の殺し屋がやったようにみえる」と語った。また、ポンペオ米国務長官は同日、サウジの首都リヤドへ向かった。行方不明問題についてサウジ側と協議する予定だ。

管理人コメント:尋問中に手違いで死亡??


'Rogue Killers' May Have Murdered Saudi Journalist, Trump Suggests NPR (米国) サウジ記者の殺害は、ならず者が行ったのかも知れない、トランプ大統領が示唆

 ジャーナリストのカショギ氏の消息は未だ不明である。イスタンブールの総領事館に入って以来2週間近く経つ。
 米国内務省長官のマイク・ポンペオ氏が、サウジの首都リヤドに詳細を聞くために向かった。一方、イスタンブールでは調査チームが総領事館内の調査を開始した。

 トランプ大統領は15日朝、サウジ国王(Salman bin Abdul-Aziz Al Saud)と電話会見した。国王はカショギ氏に関して一切情報はないと語った。

 しかしトランプ大統領には別な考えがある。

 自分は深入りして考える気はないが、自分の感触では、ならず者の殺人者達が関与したと思われる。我々は問題が早急に解決される様に努める。しかし彼は何も知らないで否定しているだけだ。



殺害疑惑でサウジ離れ続々=不信と警戒、改革後退の恐れ 時事通信(日本) 

 【カイロ時事】サウジアラビア政府を批判してきた著名なサウジ人記者ジャマル・カショギ氏がトルコにあるサウジ総領事館で殺害された疑惑が深まる中、外国企業などを中心にサウジとの関係を見直す動きが広がっている。「次期国王」とされる実力者ムハンマド皇太子が推進してきた国内改革は海外からの積極的な投資と協力が不可欠。サウジと欧米の関係が一段と悪化すれば、改革が後退する恐れもある。
記者殺害疑惑、解明進まず=サウジ関与なら中東波乱も
 英ヴァージン・グループ創業者リチャード・ブランソン氏はブログで、サウジ投資ファンドと行っていた自身の宇宙事業に対する投資協議を中断すると発表。「サウジ政府には大きな期待を抱いてきた。カショギ氏に関する報道が事実なら、サウジとのビジネスは明確に変わる」と懸念を示した。
 サウジの首都リヤドでは23日から、世界の政財界著名人が集う会議「未来投資イニシアチブ」が開かれる。しかし、殺害疑惑を受けて米メディア企業バイアコムや、米配車サービスのウーバー・テクノロジーズなど、有力企業の経営者らが相次いで不参加を通告。世界銀行のキム総裁も欠席を表明したほか、英BBC放送は14日、フォックス英国際貿易相らも欠席する可能性があると伝えた。会議の取材や協賛の中止を決めた欧米メディアも増えている。

サウジ政府、記者殺害疑惑を認める意向か
米メディア報道 日本経済新聞

【ドバイ=岐部秀光】サウジアラビアの記者がトルコのサウジ総領事館で行方不明になった事件で、米CNNテレビは15日(日本時間16日未明)、サウジ政府が尋問中の殺害を認める報告を準備をしていると報じた。状況は流動的で、変化する可能性があるとも指摘した。

ジャマル・カショギ記者は2日にトルコの最大都市イスタンブールにある総領事館に入ったきり行方が分からなくなった。トルコ捜査当局は総領事館内で殺害された疑いがあると主張、サウジはこれを否定していた。カショギ氏は、サウジのムハンマド皇太子の強権的な政治手法などを批判する記事を米紙ワシントン・ポストなどに書いていた。
サウジのサルマン国王はトランプ米大統領と電話で協議し、殺害に政府が関与した疑惑を強く否定した。ポンペオ米国務長官は15日、サウジを訪問のため米国を出国。16日にサウジの実力者であるムハンマド皇太子らと会談する予定だ。


15日


For Khashoggi, a Tangled Mix of Royal Service and Islamist Sympathies New York Times (米国) 失踪カショギ氏について:サウジ王室に仕え、イスラム政治と民主主義へ執着したキャリア

 カショギ氏はサウジ王室のアドバイザー、そして非公式広報官として地位を築いてきたが、新王子により王室について意見を述べることを禁じられた。(ツイッターでの発信も)。
 同氏のサウジが保有しているアラブ新聞のコラムもキャンセルされ、結婚生活も挫折した。親類縁者達は旅行を禁じられ、同氏の国の支配者達に対する批判を中止するための圧力がかけられた。

 カショギ氏が米国へ来た後、サウジの友人達が多く逮捕されだし、同氏の活動は苦境に陥った:母国に戻ることは、現在、そして永遠に危険と考えられた。

 結果的に同氏は米国で自己改革した:批評家として、またワシントンポストのコラムニストと生活すること。そして西側で生きることは安全と信じた。
 しかし結果的に西側の保護はそれまでだけだった。

 カショギ氏の姿が最後に見られたのは、トルコのイスタンブールにあるサウジ総領事館に入った10月2日である。結婚のための書類を受け取るためであった。
 トルコ当局は、そこでサウジの殺害チームが同氏を殺して、遺体を細断したと発表している。
 {Turkish Officials Say Khashoggi Was Killed on Order of Saudi Leadership New York Times https://www.nytimes.com/2018/10/09/world/europe/jamal-khashoggi-turkey-saudi-arabia.html?module=inline}

 サウジ当局はカショギ氏殺害に対して否定している。しかし同氏が消息を絶って2週間近くが経過しても、彼が領事館を出たという証拠を示さないばかりか、彼に何が起きたか、信用できる説明もしていない。

 同氏の失踪は、米国とアラブの主要な同盟国であるサウジとの間に亀裂ができた。そしてモハメッド・ビン・サルマン皇太子の評価に大きなダメージとなった。彼は33歳で次のサウジの国王として権力を握っている。

 今回の事件で同皇太子は西側の支持者達も含めて信頼を失った可能性がある。
 若い皇太子が反体制者の殺害を命じた可能性は、米国トランプ大統領に対する挑戦とも受け取れる。これまでの良好であった関係に毒が盛られた感がある。
 同皇太子はイエメンに対する破滅的軍事攻撃、レバノン首相の拉致事件、さらには聖職者やビジネスマン、そして王位継承権の低い他の皇太子達の逮捕など、敵を捕まえるためなら手段を選ばない冷酷な独裁者であることが見落とされてきた可能性がある。

 カショギ氏の失踪事件は厳しい視線が世界から皇太子に注がれているが、同時に氏のこれまでの行動に複雑な共感が向けられている。
 同氏は民主主義とイスラム政治に個人的に強い執着性を持ち両者のほどよいバランスを保った。そして長期間王室家族達に仕えた。
 イスラム政治への関心は同氏とトルコのエルドガン大統領の間の絆を深めた。同大統領は彼の友人の失踪の真相を明らかにするようにサウジアラビアに要求している。

 以下略
 


Saudi Arabian king calls Turkish president over journalist Khashoggi's disappearance  CNN (米国) サウジ国王、トルコ大統領にカショギ氏失踪に関して電話

 ”カショギ氏殺害事件は、欧米諸国と中東諸国の間で反応が分かれてきた。”

 サウジのサルマン国王はトルコのエルドガン大統領に、カショギ氏失踪に関して両国で調査チームを作ることに同意したことに感謝していると伝えたことを、サウジの国営報道機関が伝えた。そして国王が両国の関係の重要性を伝えたとされる。

 カショギ氏失踪に関して国際世論が高まっていることで、調査チーム結成の話がでているが、その日付に関しては発表されていない。

 カショギ氏、ワシントンポストのコラムニストで、サウジ王族に対する批判者であったが、10月2日、トルコ人女性との結婚手続き書類を受け取りに、イスタンブールのサウジ総領事館に入った後消息が途絶えている。

 同氏の失踪事件は国際的関心が高まっていて、トランプ大統領も、サウジ政府がカシュギ氏の死に関与していたなら、重大な懲罰を科すと発表し、また英国、ドイツ、フランスも信頼性ある調査を要求している。

 しかしながら多くのアラブ諸国はサウジアラビア支持を表明している。
 オマン、バーレーン、ヨルダン、パレスチナ、レバノン、アラブ首長国連邦(UAE)、及びエジプトは14日にサウジアラビアとの連携を表明する政府発表を行った。

 サウジは14日早くに反撃に転じ、もし米国が制裁を加えてくるなら、サウジも対抗措置をとるだろうと発表した。
 公的サウジ報道機関(Saudi Press Agency )は「王国はいかなる経済的制裁、政治的圧力の脅威には、より巨大な行動で対抗する」と報じた。
  
 さらにサウジの報道機関(Al-Arabiya news channel)は論説で、サウジの対抗措置について警告している。
  ・原油価格の引き上げ
  ・ロシア軍のサウジのタブク市への基地設営、他
 米国がサウジに制裁を科すならば、世界は経済的荒廃に直面する、と同論説は付け加えている。

 一方。14日遅くに英国、フランスおよびドイツの外相はカショギ氏の失踪事件の厳格な調査を行うべきと声明をだした。
 英国外相は、もしカショギ氏がサウジ領事館で殺害されてないとしたなら、彼はどこにいるのか?サウジ政府は説明しなければならない、世界の多くの国はそれを知りたがっているのだ、と強硬に主張している。
 
 他略

Jamal Khashoggi case: 'Credible' probe needed over missing writer BBC(英国) ジャマル・カショギ事件:消息を絶った記者に関する信頼できる証拠が必要

 英国、ドイツおよびフランスは著明なサウジのジャーナリストであるジャメル・カショギの失踪に関して信頼すべき調査を要求した。
 英国外相は鍵を握るのはサウジアラビアであり、カショギがサウジ領事館で殺害されてないならば、今、どこにいるのか?それに答えるべきと強硬に主張している。

 イスタンブールで何が起きたとされるのか?

 トルコの治安政府筋からBBCに伝えられたことは、当局がワシントンポストのコラム執筆者であるカショギ氏が、サウジ総領事館で殺害されたことを証明する音声記録とビデオ画像を入手したとの情報である。

 報告書では、カショギ氏が結婚のための書類を受け取りに総領事館に入った後、中で拷問と激しい抵抗が行われたとされる。
 トルコの情報筋は、同氏がサウジ当局から送り込まれた15人の”強健なチーム”により殺害されたと主張している。


Saudi Arabia vows to retaliate if Trump follows through on 'severe punishment' threat over Khashoggi  Fox News (米国) サウジアラビア、もし米国がカショギ殺害問題で重い制裁を科すならば、報復するとの宣告。


WHOによるインフル対策
 クリックで拡大


・インフルにかかったとき
   咳やくしゃみが出るとき、口を覆う
   頻回に手を洗う
   十分量の水分をとる
   免疫低下している場合は、抗インフル薬を服用した方が良い場合がある
   抗生物質は必要ないので、服用しないこと

 ・インフルを防ぐために
   毎年ワクチン接種する-発症しても軽くすむ
   インフル発症した人々の側にいない
   目、鼻、口に触らない。ウイルスはこの経路で感染
   発病者と一緒に住んでいる場合、物品の表面を清拭・消毒
   規則的に手を洗う


14日

 サウジ反体制派ジャーナリスト殺害ニュースを集積している

管理人オピニオン  {反体制派ジャーナリストは消された}

 サウジの反体制派ジャーナリストである著明なジャマル・カショギはサウジの権力者の手により殺された。トルコの自国の総領事館の中で。

 ジャマルは自分の意見や主張を米国の国際的新聞である(世界一、二位を争う)ワシントンポストに寄稿する常連ジャーナリストであった。
 彼が自国の権力者が放った「殺人部隊」の手で、トルコの自国の総領事館内で拷問の上殺害され、遺体は細断されて国外に運び去られた。
 ワシントンポストおよび同氏が活動していた米国社会は憤りを見せている。トランプ大統領も、サウジが殺害したことが証明されたなら、相当な反撃を同国に加えると警告している。
 しかしアップルウオッチを経由した、彼の苦痛の叫びと殺害の音声は、領事館外で彼を待つフィアンセの手の中のiPhoneに伝えられていたという。
 米国政府は既に音声をトルコ当局から提供されたようだ。
 また領事館前に設置された監視ビデオには、ジャマル・カシュギが領事館に入る姿は映されているが、出てきた姿は一週間以上経過しても映っていない。
 映っているのはサウジから突然やってきた15名の男達が領事館に入って行く姿と、カシュギが領事館に入った2時間後に、男達がいくつかの箱と共に領事館から出てきた姿で、彼らはその後イスタンブール空港から自家用ジェットでサウジに戻った。
 男達の顔写真はトルコ当局が公表したが、その中には死体解剖のプロとされる法医学者が含まれている。死体の迅速な細断の専門家とされる。

 カシュギの国家権力による残酷な殺害は、世界のジャーナリズムの骨格を揺るがしている。反体制派であるが故に、その意見は国家、社会にとって意義がある。たとえ苦かったとしてもである。体制に依存しているジャーナリズムは、体制をより偏向化することはあっても、真の民主国家作りの妨げになる。
 殺害はされなくても拘束され長期間社会から隔離されるジャーナリストは世界中に多数いる。中国、ロシア、ミャンマー、香港など。
 日本では官憲により拘束される例は少ないが、難癖をつけられて別な罪を着せられ、警察権力にいじめられることはあるようだ。
 また重要なのは、自発的に考えることを止めて、享楽的嗜好が身についた社会全体が、体制に批判的ジャーナリストを見殺しにするか、保守的ジャーナリストと共に抹殺する傾向が日本でもおきてきている可能性がある。
 身体を細断することはしないが、精神を細断する戦前の憲兵の亡霊のごとき政治家やジャーナリストが出てくるとしたなら怖い。


After journalist vanishes, focus shifts to young prince’s ‘dark’ and bullying side Washington Post (米国) ジャーナリストが消えた後、若い王子の陰の側面(知られてない暗い部分)に焦点が当てられている

Jamal Khashoggi’s long road to the doors of the Saudi Consulate Washington Post (米国) ジャマル・カショギがサウジ領事館内で消え去るまでの長い道のり--サウジのために歩みつつけた足跡


  今朝のサウジ殺害報道、米国



13日


 サウジ政権のジャーナリスト暗殺事件

 カシュギ氏、アップル・ウォッチで領事館内での音声を外部のiPhoneに送信していた

Missing Saudi journalist 'recorded his own death on his Apple Watch with moments of his interrogation, torture and killing sent to his phone and the iCloud'  Mail Online(英国) 行方不明のサウジのジャーナリスト、アップルウオッチで自身の殺害過程を録音し、外部に残したiPhoneとiCloudに送信していた

 ・ジャーナリストは総領事館に入る前に、アップル・ウォッチの録音機能のスイッチを入れた
 ・録音されたファイル内には、尋問、拷問そして殺害の音声が入っていた
 ・トルコの治安部隊は、同氏の録音音声を同氏が領事館に入る前にフィアンセに渡したiPhoneで確認した
 ・領事館前の監視カメラには同氏が入館する姿は映っているが、出てきた姿は映っていない。

Turkey obtains recordings of Saudi journalist's purported killing: paper  Reuters (国際) トルコ政府、サウジのジャーナリスト殺害の録音データを入手、トルコの報道機関が発表

 トルコの新聞が、著明なサウジのジャーナリストであるジャメル・カショギ氏が身に着けていたアップル・ウォッチが、同氏が尋問、拷問され、そして殺害された音声を録音していたことが、調査の結果判明したことを報じた。

 同氏は総領事館に入る前に腕に着けたアップルウオッチの録音機能のスイッチを入れ、その信号がフィアンセに渡したiPhoneを介してiCloudに録音させていたとされる。
 サウジの殺人チームは、カショギ氏を殺害したあと、同氏が腕につけていたアップル・ウォッチに気づき、同氏の指紋を使用してウォッチを解錠して、いくつかのファイルを削除したが、全ての削除は出来なかった。録音された音声はその後同氏が残したiPhoneで確認されたという。

 しかしながら技術的に詳しい専門家によると疑問が残る。
 領事館内からアップル・ウォッチで録音した信号を、外のiPhoneに送ることはほぼ不可能という。ウォッチとiPhoneの距離は9-15メートル以内とされるからだ。また最新型のアップル・ウォッチを使って、信号を直接iCloudに送るとしても近くに利用できるWiFiネットワークがある必要がある。また携帯電話接続機能を使うことも考えられるが、それはトルコでは利用できないとされる。

Jamal Khashoggi disappearance: UN chief demands 'truth' BBC News (英国) 国連事務総長、行方不明のジャメル・カショギ氏に関する真相を求める

 アントニオ・グテレス国連事務総長は、サウジアラビアのジャーナリスト、ジャメル・カショギ氏の失踪に関して真相を求めた。

 グテレス事務総長は、BBCにこのような失踪事件が頻発しだして、日常化することを恐れていると語った。(become a "new normal".)

In case of missing Saudi journalist Khashoggi, the grisly details may be the message  Washington Post (米国) サウジのジャーナリスト、カショギが消えた、残酷な殺害の詳細をメッセージとして残して

 10月2日、ワシントンポストへいつも寄稿しているサウジのジャーナリストが、トルコのイスタンブールのサウジ総領事館へ入った。しかし彼は出てこなかった。間もなくトルコ当局は、彼は消えたのではなく、サウジから派遣されてきた一団による暗殺であることを示唆した。
 サウジアラビアはそれを否定しているが、否定を裏付ける証拠は一切示していない。(入館した彼は未だ出てきていない。)

 先週、ジャーナリスト達は事件の真相を知るために、多くの断片化している事実、すなわち、疑惑が持たれているサウジ当局者達の動きをつなぎ合わせることを試みた。彼らの動きの映像や記録等を入手して真実を追った。
 そしてワシントンポストは、今、米国政府にカショギ氏が殺害されたことを証明する録音された音声をトルコ政府が手にしていることを伝えたことを報道した。
 身も凍る様なタイトルで:”彼がどのように尋問され、拷問され、そして殺されたかを耳から知ることが出来る”

 以下省略

 独裁政権がいかに容易に誘拐や暗殺を計画できているか、その事実をロシアや中国の例にみる。
 香港の書店経営者が多数当局に連行されている事実


12日

 特掲 反体制サウジジャーナリスト殺害事件

{ペンは剣よりも強し、The pen is mightier than the sword }

 中学か高校の英語で習った格言であるが既に死に絶えてしまった感がある。

 現代では多くのフリー・ジャーナリストが、戦乱に巻き込まれたり、体制批判で殺されている。また香港では多くが拘束されている。
 さらに独裁国家ではジャーナリスト自体が存在しないか、体制に依存した著述者達がいるに過ぎない。

 日本でもジャーナリストは死に絶えかかっている。もの書きはたくさんいるが。
 体制に依存したジャーナリストは社会的に認められるが、体制に依存しないジャーナリストは既に職場を失っている。
 社会が非体制的であることを忌み嫌うようになったし、若い層が社会は保守的であることが正しいと考える様になっているからだ。

 サウジアラビアの体制批判者であるジャーナリストのジャメル・カショギ氏のサウジ政府の”殺害チーム”による殺害事件は、世界のジャーナリズムの骨幹を揺るがしている。
 特に同氏はワシントンポスト紙と契約している有名なジャーナリストである。サウジ政府の批判者である。サウジの次期国王であり全権力を把握しつつある現王子の指示により、殺害されたと見なされている。
 同氏は、トルコ、イスタンブールのサウジ総領事館内で姿を消した。同氏が総領事館内に入った後、解剖の名手として有名な法医学者がサウジから自家用ジェットで到着し、領事館に入館した。他に14人のサウジ政府関係者も自家用ジェット機でイスタンブールに入り、入館した。数時間後15人は総領事館から出て、イスタンブールからジェット機で去った。カショギ氏の入館を確認しているビデオには、同氏が領事館から出た姿は映っていない。

 総領事館内で反体制ジャーナリストが殺害され、遺体が細断されたものと考えられる。現場にいた法医学者は迅速な解剖の名手とされている。

 ”ペンは剣よりも強し”、ワシントンポストは自社の重要なジャーナリストが体制批判により殺害されたことにどこまでの戦いを見せるのだろうか。

参照

In Jamal Khashoggi Mystery, Turkey Says It Has Audio and Video of His Killing  New York Times (米国) ジャメル・カショギは殺害されたことを証明する録音と録画をトルコ政府は所有と発表

Turkey has 'shocking' audio and visual evidence of Saudi journalist's murder  CNN (米国) トルコ政府Mサウジ・ジャーナリスト殺害の衝撃的録音とビデオを保有

 ジャーナリストがサウジから派遣された”殺害チーム”により尋問、拷問され殺された状況が録音されている。

  Jamal Khashoggi: Audio, video recordings prove Saudi journalist killed in consulate, Post says  CNN   サウジのジャーナリスト、総領事館内で殺害されたとワシントンポストが報じる


 インフル関連


国内インフル流行-昨年よりも遅い

インフル定点当たり報告数推移 厚労省発表(10月5日)

36週 37週 38週 39週 40週

本年 0.07 0.13 0.14 0.16

昨年 0.18 0.22 0.18 0.21

 管理人コメント:昨年はB型を中心に流行が早かったが、今年は例年並みの流行開始か?現時点では散在的に小中高で学級閉鎖がみられるが、そこから流行拡大の傾向はない。問題は流行株であるが香港型H3N2の可能性があり、そうだとすると重症者や死者が増える。



 世界のインフル状況 香港保健省からの情報を参照

 南半球:流行がほぼ終息に
 北半球:感染者数の増加はいずれの国でもみられてない。

大幸薬品、インフルエンザなどの家庭内ウイルス感染の実態調査を発表

大幸薬品株式会社は、インフルエンザシーズンを迎えるにあたり、家庭内におけるインフルエンザなどのウイルス感染の実態調査結果を発表いたします。全国4,207名を対象に、2017年11月から2018年2月における本人および同居者の感染実態と、同時感染の有無についてインターネットによるアンケート調査を実施いたしました。調査結果は下記のとおりです。

・子どもがいる世帯では、大人だけの世帯と比べて、インフルエンザなどのウイルス感染症の罹患率が高い。高校生以下の子どもがいる世帯の35%以上で、家庭内に感染者がいることが確認された。

・インフルエンザなどのウイルス感染症の罹患者のうち、高校生以下の子どもがいる世帯の53%以上で、家庭内での同時感染が確認できた。さらに、孫がいる世帯では、76%以上の割合で同時感染が発生していた。

 管理人コメント:学術的研究ではないからこうした発表でも良いのかも知れないが、インフル罹患の証拠は難しい。相当強引な結論を導いている。正当な医学雑誌なら、却下される。抗体チェックなどを行えば良いが、それは非常に大変である。それ故学術的に行うことは難しい。
 しかし子供が学校でインフルに感染して、それを家に持ち帰ることは以前から言われていることであるが、ここでは頻度が高すぎるようだ。アンケート調査であるから(それもネット)信頼性は乏しい。
 こうした調査の意義と、その発表の理由は不明であるが、同社の商品宣伝のためであろうか?


10日


 {新抗インフル薬、ソフルーザ}

日本人は薬好きとされる。それは多分”富山の薬”売りの影響もあるかも知れない。でもあの富山の薬売りは非常に意義があったようだ。
毎年一回富山からやってきて、家にある薬箱をチェックして足りなくなった分を補給していった。どこの家にもあの箱はあったように思う。

インフルに対しても、罹患したら薬を使う習慣が出始めている。タミフルは相当前に発売されているが、世界の70%以上を日本で消費していた。そして耐性株も出てきた。

今年は新薬であるソフルーザが相当出そうだ、何しろ一回の服用で良いのだから。
しかし、一回服用しても、その後2日ほどは症状が続く。それはタミフルもそうだった。服用しても症状が半日短縮されるだけだし、肺炎などの合併症は抑えられないとのエータも出ている。
ソフルーザは細胞内に入ったウイルスが中で増殖できないため、時間と共に症状は消える様だ。タミフルなどは細胞内で増えることは出来るが、ウイルスが細胞外に出て行く過程が阻止されるという原理である。

米国の小児科学会は、抗インフルエンザ薬は治療に有用であるが、ワクチンの代用にはならないと警告している。あくまでもインフルエンザの予防、さらには悪化阻止にはワクチンの使用が必要だと強調している。

日本ではどのように説明されているのか?

以下に示した様に日本の医療機関では多種類の抗インフルエンザ薬が使用可能である。
冗談であるが、ワクチンを接種しないで2週間ごとにソフルーザをサプリとして服用するのも理屈として考えられるが、すぐに世の中に耐性株が現れ、また非保険で出してもらうと(出してくれるか分からないが)すごくお金がかかる。 
 ソフルーザ以外はノイラミニダーゼ阻害薬で、H1N1ウイルスの中に少数であるが耐性となっている株もみられる。
 薬価は治療1コース当たりの価格である。
 
 00年12月発売 リレンザ 2回/日X5日 2942円
 01年2月 タミフル 2回/日X5日 2720円
 10年1月 ラピアクタ 1回/日X1日 6216円
 10年10月 イナビル 1回/日X1日 4279.8円
 18年3月 ソフルーザ 1回/日X1日 4789円
 




{日本におけるインフルワクチン?}

 国内各地域でインフルによる学級閉鎖が報告されだした。例年並みか?
 いずれにしても昨年は軽症のB型が主要流行株であったが、今年はH3N2型が流行する危険性がある。これは死者数が多い。昨年米国で経験済み。
 インフルはまず子供の間で流行し、子供達が自宅にウイルスを持ち帰り、両親や同居高齢者に移すというパターンが多い。H3N2型は高齢者が発病すると、肺炎はもちろんの事、脳梗塞と心筋梗塞を併発して死亡する事が多い。医療機関では心筋梗塞または脳梗塞という診断名が臨床的に容易につけらえるから、間接的死亡原因であるインフル感染には気がつかない。インフル流行期には中高齢者の脳梗塞、心筋梗塞、そして肺炎の発症数、または死亡数が多くなる。メタボ保有者、心疾患、肺疾患保有者はインフルに罹患しない様に努める必要がある。

 公衆衛生学が社会の基盤に根を下ろしている米国でのインフル対策は参考になる。

 米国では10月末までワクチン接種を勧めている:六ヶ月以上の全ての人々。特にハイリスク者(幼少児、妊婦、慢性疾患保有者、高齢者他)。
 米国小児科学会でも最近勧奨文を出した。10月末まで小児の接種を急ぐ様に。特に六ヶ月以上8歳までは、2週間おきに2回接種なので急がれる。(ただし以前ワクチン接種の既往がある場合は1回)。

 日本ではワクチン接種について国も、医療機関もさっぱり勧奨していない。
 米国CDCのインフル予防キャンペーンは:1)”ワクチン接種”、2)咳エチケット(咳、くしゃみは口をティッシュで抑えるか肘の裏側で抑える、絶対手の平では抑えない<-常識)、3)体調不良の時は自宅で静養、4)咳やくしゃみが出る場合は人混みへ出ない、人と話すときは1メートル以上離れる。


8日


 New recommendations after last year's deadly flu  Chicago Daily Herald (米国) 昨年の致死的インフルエンザを考慮した新規勧奨内容

 秋が到来したようであるが、来たるべきいインフルシーズンに備えた警告文が発表されている。

 米国小児科学会は2018-2019年度におけるインフルワクチン勧奨文を最近発表した。
 六ヶ月以上の人々は出来るだけ早くにワクチン接種を受けるべきで、10月末以降では遅すぎるという内容である。

 また抗インフルエンザ薬はインフルの治療や制御に有効であるが、ワクチンに取って代わるものではないとしている。
 CDCによると小児インフル死者の80%はワクチン未接種とされる。


The Big Number: Millions of flu vaccines will be offered this season Washington Post  (米国) 今シーズン、大量のインフルワクチンが提供

 1億6800万接種量までのインフルワクチンが今シーズン提供される。
 それは今シーズン、最も流行する可能性が高いウイルス株に対するワクチンとされる。(米国CDC)。

 CDCは6ヶ月以上の人々は10月末までにワクチン接種を済ませる様に勧奨している。
 理由はワクチン接種後免疫がつくまで2週間かかることと、インフルは通常11月上旬から流行し出すことをあげている。
 症状は突然現れるが、発熱、頭痛、筋肉痛、悪寒、発汗、咳、咽頭痛、鼻閉、そして易労感とされる。
 今年度は、この2年間推奨されていなかった鼻腔スプレーワクチンが再び注射用ワクチンの代用として使用が可能となっている。
 しかし2歳以下の小児と50歳以上の成人、妊婦、喘息保有の小児、及び免疫低下状態の成人は対象とされない。このような人々は注射用ワクチンを接種する。

 CDCは、近年のワクチン接種効果はインフルによる入院の危険性を40%まで減らすとしている。しかし2017-2018年シーズン(昨シーズン)は90万人が入院し、8万人前後が死亡したとされる。その中に180人の小児が含まれているが多くはワクチン未接種であった。昨年度はこの40年間で最も死者数が多かったとされる。

 管理人コメント:1)鼻腔接種ワクチンは生ワクチン(ウイルスが生きている)のため、被接種者の免疫状態が低いとウイルスがそのまま感染して増殖して発病する危険性がある。他のワクチン(注射接種)はウイルスが不活化されていたり、ワクチンに必要な抗原だけを分離しているので、ウイルスが感染する危険性はないが、免疫効果も低くなる。 
 2)昨年度の流行株は、いわゆる香港型のH3N2型であり、その変異型であった。この40年来最も死者数が多かったと言うことは、変異により病原性が高まったことを意味する。H3N2型は最近頻繁に小変異しているとされ、ワクチン選定が難しいばかりでなく、実際に示す病原性も高い可能性がある。CDCでは今年もH3N2型が大流行することを危惧していて、ワクチン株は昨年度のものから変更しているが、それでも昨年並みの大流行もありえると警告している。
 管理人の考えとして、2年同じ株が流行することは少ないので、米国で昨年大流行した致死的H3N2型は日本を含むアジアや欧州で流行する可能性が高いと予想している。


Five new Ebola cases confirmed in eastern Congo: health ministry  Reuters (国際) コンゴ東部で新規エボラ5人が確認、保健省

 最近、コンゴ民主共和国北キヴ州とイチュリ州でエボラの確認例が合計140人となった。その108人が死亡している。(ウイルスが確定された患者の108人が死亡)。
 保健省の日々の報告によると毎日1人~2人の新規患者が確認されている。

 保健省によると確認された5例は地域の交通要所となっているベニ市であるが、反政府ゲリラによる攻撃や、エボラに対する地域住民の不理解がエボラ治療やワクチン接種の妨げとなっている。

 WHOはエボラが隣国のウガンダ、ルワンダ、さらには南スーダンやブルンディに拡大することを危惧している。

4日


New Ebola cases highlight challenges in DRC CIDRAP(感染症研究と対策研究センター) コンゴ民主共和国における新たなエボラ発生、より対策の強化が必要であることが示している。

 コンゴ当局が昨夜遅く2例のエボラを発表した。
 1例は死者の家族がワクチンを拒み、1例は流行対策に抵抗しているコミュニティーで発生した。

 これらの2例の発生は紛争地域で起きているエボラに対する、コンゴ当局とWHOの挑戦典型的状況を示している。

 現時点でエボラ感染者数は161例、死者数は105例となっている。

2日


 中国、H7N9ワクチンが鶏における感染を抑制、しかしアヒルで病原性が高まった変異株が誕生
New bird flu viruses in ducks after vaccines largely prevented H7N9 in chickens Science Daily(国際) H7N9ワクチン、鶏でウイルス増殖を抑制するもアヒルで変異ウイルスが誕生

 2013年にH7N9鳥インフルウイルスが拡大しはじめ、中国は2017年9月に鶏にワクチン接種を始めた。最近の知見ではワクチンは鶏におけるウイルス増殖を抑えたが、ワクチン未接種のアヒルでH7N9ウイルスとH7N2ウイルスの変異型が誕生した。
  中国の研究チーム。Cell Host & Microbeに掲載。

 中国、H5N6鳥インフルに男性が感染、重体

中国で鳥インフルエンザ(H5N6)の人への感染が今年初めて確認される Sputnik日本

 中国南部の広東省で、鳥インフルエンザ(H5N6)の人への感染事例が今年初めて確認された。1日、香港のテレビ局RTHKが報じた。

 感染したのは、広州市の22歳の男性で、9月25日に鳥インフルエンザの症状が出始めた。男性は9月26日に入院し、重体だという。

報道によると、男性は症状が出る前に生きた鳥との接触があった。
中国本土におけるH5N6鳥インフルエンザの感染事例は、2014年から21例目となる。

 中国農業省は9月29日、貴州省の養鶏場で大規模な鳥インフルエンザ(H5N6)が発生したと発表した。
 中国では9月16日の時点で、5297例の感染が確認され、4948羽が死亡している。

Over 80,000 Americans Died of Flu Last Winter, Highest Toll in Years  New York Times (米国) 昨シーズンのインフルでこの数十年で最大の8万人以上の米国人が死亡した

 2017~2018年の冬期間、インフルエンザで8万人以上の米国人が死亡した。この数十年で最大の数であった。
 90%は65歳以上の高齢者であったが、180人の小児や十代の若者も死亡した。CDCによると現在の評価方法を導入して以来最多とされる。

 流行が通常のインフルであって、新規ウイルスによるパンデミックではなかったにも関わらず死亡率が高かったのは、異常であった。
 一方、2009~2010年に流行した新規ウイルスによるブタインフル流行では5900万人の米国人が感染したと考えられたが、ウイルスの病原性が軽度であったことから死者数は約12000人だった。
 流行したH1N1ウイルスによるインフルはブタインフルと呼ばれた。発生場所はメキシコのブタ飼育地域であり、北米とユーラシアのブタインフルウイルスの遺伝子を持った初の人インフルウイルスだった。

 昨シーズンの流行株はH3N2だった。通常流行している4種類のウイルスの中では最も致死性が高い。
 昨シーズンのインフルワクチンの感染予防効果はCDCによると40%とされ、前年度とほぼ同じとされる。
 ワクチンの効果は年によって変わる。2010~2011年度は高く60.%であったが、2014-2015年度は低くて19%であった。

 今年度のワクチンの効果を予測することは不可能である。
 感染症専門家達は、一生効果を持つ万能インフルワクチンの作製が出来ないことに長い間いらだちを持ち続けてきた。
 現在使われているワクチンはウイルス粒子の外壁にある突起を標的にしている。しかしその部分は頻繁に変異する。

 ワクチン製造には半年間要する。そのため製造企業はワクチンに使うウイルス株を2月に決定する。そしてワクチンは9月に出荷される。
 しかし、感染を広げているウイルスは出荷の時点までに変異を起こす可能性がある。そして部分的に抗原性がワクチン株と合わなくなる。

 しかし専門家はワクチン株にミスマッチが起きても、ワクチン接種を勧める。なぜならワクチン接種により、身体の痛みや鼻水に40%の効果がなかったとしても(感染予防効果)、インフルが招く最悪の状態、それは死であるが、を防ぐ効果が高いからである。

 管理人コメント:ワクチンが適合しなくても死亡率を下げることが出来るとしたなら、昨年のような結果は起きないはずだが?ウイルスの病原性が高まっている場合、ワクチンが感染予防効果を発揮できないと、ワクチン接種の意味はないことになりそうだ。


1日

China reports H5N6 bird flu case on poultry farm in Guizhou province Reuters (国際) 中国、貴州省の家きん農場でH5N6鳥インフルエンザ発生を報告

 南西部に位置する貴省省の農場で、H5N6鳥インフルエンザが発生したため、32352羽が殺処分された。
9月


30日

Risk of Ebola’s spread from Congo ‘very high’, WHO says  Toront Star (カナダ) コンゴ流行のエボラが拡大する危険性は非常に高い、WHOが警告

 エボラが流行しているコンゴ民主共和国北東部と隣接しているウガンダとの国境近くで2名のエボラが発生したことから、WHOはエボラがウガンダから拡大する危険性は非常に高いと、警告した。

 コンゴでの流行地は人口が過密で、多数が流動的で、さらに反政府武装ゲリラが活動していて、保健医療従事者達の中では戦争地帯で働いているに等しいとの声も上がっている。

 
28日

 昨シーズンの米国インフル、変異香港型H3N2がH1N1pdmパンデミック時以上に大流行

  インフル様症状で定点医療機関を受診した患者の率(%)

   流行株はH3N2(香港型)
   死者数は8万人以上出たと推定

27日

 インフル、昨シーズンはこの40年間で最も死者数が多かった、米国
2017's Influenza Death Toll Was the Highest in 40 Years, the CDC Says. Here's Why  Fortune (米国) 2017年度のインフルエンザ死者数は、この40年で最も多かった、CDC

 CDCによると、インフルエンザにより直接、および間接的に死亡した患者数は2017年度シーズンでは8万人と推定される。この40年間で最も多い数値である。
 通常の年における死者数は約12000人で、流行が深刻だった年で約56000人とされる。
 2017年度のワクチンはあまり効果がなかったことも一因とされる。

 今シーズンは1億6千300万~1億6千800万接種量がメーカーから出荷される予定とされる。人口比52%。1.9人に1接種量。
 CDCは6ヶ月以上の全ての成人と小児は10月末まで接種を受ける様に勧奨している。

80,000 people died of the flu last winter in US  CNBC (米国) 米国、昨シーズンのインフルエンザ流行で8万人が死亡

 米国では、インフルエンザ及びその合併症で8万人が死亡したと推定されている。この数は少なくとも過去40年間で最も多いと考えられる。

 近年のデータでは、軽症のインフルでは12000人、重症のインフルでは56000人が死亡と推定されていた。



 提供インフルワクチン量は、米国に比較して日本では非常に少ない。

インフルワクチン、13歳以上は原則1回 厚労省が通知  朝日デジタル

 厚生労働省は12日、インフルエンザワクチンについて、13歳以上は原則、1回接種とすることを呼びかける通知を出した。例年の使用実績からワクチンは今季、不足しない見通しだが、2回接種の人が増えると、一時的に不足する恐れがあるという。
 昨季は、ワクチン製造の遅れから、一部の医療機関で一時的にワクチンが不足した。一方、今季の供給量見込みは約2650万本。昨季の使用量2491万本、昨季を除く過去5年間の平均使用量2592万本を上回る。適切に使用すれば不足しない見通しという。厚労省の担当者は「13歳以上は1回の接種で十分な効果が期待される。不足はしないと思うが、適切な使用に努めてほしい」と話す。

  日本でのワクチン供給量は2650万接種量。人口比 21%。 4.79人に1接種量。

  米国でのワクチン出荷量は1億6千500万接種量。人口比52%。 1.9人に1接種量。
 

  管理人コメント:日本ではなぜワクチン供給量が少ないのか。それはワクチン接種に対する啓発事業が米国に比較してほとんどないくらい小さい事からも裏付けされる。日本厚労省のインフル予防キャンペーンには、明確な骨組みはなく、米国と異なり、ワクチン接種が予防の第一選択にはなっていない様だ。



26日

  管理人オピニオン

{NHKニュースにおけるインフル報道}

 昨日のNHKの夜九時からのニュース。

 もうインフル流行が見られるというタイトルで、都内で開業しているNHKお抱え医師が登場。

 ・確かにインフルが例年よりも一ヶ月近く早くから出ている
 ・今年の夏は極暑で熱中症にかかった人が多いから、体力が回復していない中でインフルにかかると重症化する可能性があります。
 ・風邪気味だなと思ったら早めに休養をとり、栄養ある食事と十分な水分をとりましょう。
   等とつづき
 ・ワクチンをするなら11月末頃までが良いでしょう。
 ・手洗い、マスク、うがいに気をつけて無理ない生活をするように等と。なぜかマスクを着けた女性の写真がバックに入る。

 これは天下のNHKのニュースの中の一コマである!
 英国BBC放送や米国CNNがみたらなんと思うだろうか?
 無料サービス放送ではなく、我々の税金の一部が使われている放送なのである。

  

 米国CDCの啓発内容を参考に、NHKを作りかえる。

 ・この2~3年季節性インフルの中のH3N2型の変異が著しく、昨年は米国で多数の被害者がでた。今年も変異している可能性がある。変異が早いので、今年のワクチンが合うかは結果待ちに近い。気象変動も関係して夏場からスポット的に流行している地域がある。これはその地域の子供達の流行ウイルスに対する免疫が低下しているからだ。昨年流行してなかった地域は要注意だ。
 ・A型インフルの流行が目だつと言うが、A型にはいわゆる香港型H3N2とかっての新型であるH1N1pdm(略称H1N1)がある。後者の病原性は低いのであるが、H3N2の病原性は高い。H1と比較し、死者数は3~4倍である。
 ・H3N2が流行初期から主たるウイルスとして大流行をおこしてきたら、それも変異が著しくワクチン無効であったなら(可能性は50%以上はある)、これは小パニックから注パニックとなるかも知れない。一生懸命抗ウイルス剤を飲めば救われるかどうかは?である。死因は肺炎~多臓器障害。
 ・高齢者は免疫が低下傾向にあるからワクチンの接種は強く勧められる。米国では数年前から4倍濃度と抗原量を濃くしたワクチンを希望する高齢者に接種している。英国では今年から高齢者向けに免疫強化剤(アジュバント)を付け加えている。それだけ高齢者にはワクチンが効きづらいことを意味しているのだ。
 ・ワクチンは流行初期以前に接種を終えるのが理想である。身体に抗体が出来ている状態で流行期と立ち向かうのである。また初期に多くの人々がワクチンを受けているならば、流行程度も抑えられる可能性が高い。米国では10月末までに接種を終える様に推奨されている。米国でのインフル流行ピークは2月である。(ワクチン効果は5ヶ月前後とされる)。
 なおここでの話は向かう打つワクチンが押し寄せるウイルスに十分対応出来ている場合に限る。竹槍的ワクチンが機銃を装備したウイルスと相対しても、桶狭間の戦い以上に惨敗するのはわかりきっている。
 ・予防のために国内で良く言われる手洗い、マスク、うがいは、手洗い以外欧米ではする習慣はない。手洗いには医学的根拠はあるが、他にはない。簡単に説明すれば衛生習慣として日本で行われているマスク、うがいは昔から生活の中で取り込まれている習慣であり、医学的根拠があって出来上がっている習慣とは異質な習慣なのでである。生活習慣であるから他人がとやかく言える代物ではない。出会った外人に、なぜマスクを着けない?と聞いてみると良いかも知れない。


米国CDCインフルワクチン接種を勧奨

 ・現在インフル活動性は低い

 ・昨年はH3N2ウイルスが主要な流行株となり、多くの重症感染者が発生した

 ・2018-2019年度ワクチンは接種可能となっている

 ・6カ月以上のすべての人々が対象

 ・10月末までには接種を終えることが望ましい


25日

プレパンデミックワクチン備蓄内容、日本、時代錯誤的状況
未だ古いH5N1ワクチンを備蓄、中国で流行の株H7N9に対しては来年から備蓄

【厚科審小委員会】プレパンワクチン備蓄切替え‐H7N9を1千万人分
2018年6月1日 (金)

 厚生科学審議会感染症部会の新型インフルエンザ対策に関する小委員会は5月23日、鳥インフルエンザ対策として備蓄するプレパンデミックワクチンのタイプについて、2019年度中に「H7N9」に切り替える方針を示した。現在はH5N1ウイルスに対応したワクチンを備蓄しているが、来年度中にH5N1ワクチン900万人分が有効期限を迎えることに加え、海外でH7N9ウイルスによる感染・死亡例が急増していることなどを踏まえた対応で、1000万人分を備蓄する。


 この日の会合では、H5N1ウイルスの感染事例が近年では減少している一方、中国でH7N9ウイルスに感染・死亡した患者が急激に増加していることなどを踏まえ、H7N9ウイルスを「危機管理上の重要性は高い」と指摘したワクチン作業班の議論を説明。その上で、H7N9ワクチンを1000万人分備蓄するよう切り替える案が示された。

 
管理人コメント:この情報は見逃していたが、結構重要な情報であるが、メディアがほとんど反応していない。そもそもH7N9鳥インフルがパンデミックを起こす危険性は2014年頃から世界の専門家筋は危惧していたし、米国もワクチン作成に入っていたはずだ。H5N1鳥インフルは2005年頃からパンデミックを危惧されていた鳥インフルであるが、2010年頃には、エジプトやカンボジアなどの一部の国だけで人の感染例が散発的に報告されていたが次第に減り、2013年になると中国から新規株であるH7N9鳥インフルエンザが、家きんの間で広がりだし、さらに人へも感染しだした。それは致死的感染を引き起こすが、感染様式は鳥->人に限られていた。主に家きん業者や生家きん市場を訪問した人々の間で発生していた。ウイルスはその後感染者を増やしだし、2016年シーズンには800人を超えて、その4割前後が死亡するという非常に危険な状況になっていた。2017年には当然のように対H7N9ワクチンの製造と備蓄が少なくとも米国や中国などでは行われていたはずである。しかし日本では未だにH5N1ワクチンのみを備蓄していると言うのは、時代錯誤も甚だしい。2019年からH7N9ワクチンの備蓄を始めても遅すぎる。なぜなら現在中国では、H7N9鳥インフルウイルスは、家きんへのワクチン接種により減少していて、人への感染例がゼロに近い状態になっている。影を潜めたH7N9ウイルスが家きんに対するワクチンのせいで変異株ばかりに偏ってきている可能性もあるが、中国は1年前から分離ウイルスの国際的提供を中断しているため、H7N9ウイルスが現在どのような特性を持っているのか不明とされる。
 一方、パンデミックはどのウイルスで発生する予測がつかない故、想定されるウイルスを”クレードX"と名付け、それに対する社会的対応を急ぐことが欧米の専門家の一部から提唱されてきている。早期にクレードXの発生を察知し、株を特定し、遺伝子技術を駆使して、DNAワクチンなどの製造を短期間で行う。さらに患者の有効な隔離方法、迅速なワクチン接種方法他、多くの難題が山積されている。ここでクレードXに対するワクチンが、万能ワクチンで対応出来る可能性も出てきている。


インフル流行前に医療従事者らに予防接種するワクチン、「型」変更…厚労省方針  読売新聞 2018年6月4日

新型インフルエンザの流行前に、医療従事者など特定の人に予防接種する「プレパンデミックワクチン」について、厚生労働省の専門家委員会は、備蓄するワクチンのタイプを変更する方針を決めた。変更は、2006年度に備蓄を始めて以来初めて。

 これまでは、世界各地で人への感染が確認され、流行の可能性が高いとされた鳥インフルエンザ「H5N1型」のウイルスをもとに製造され、備蓄されてきた。
 しかし、13年以降、中国を中心にH7N9型の感染報告が1500人を超え、死者数も613人に上ることから、H7N9型の流行に備えられるようワクチンのタイプを変更することにした。
 国は常に1000万人分のプレパンデミックワクチン備蓄が目標だが、そのうち900万人のワクチンが19年度中に有効期限切れとなるため、同年度以降の備蓄について議論した。
 また、プレパンデミックワクチンの備蓄そのものの必要性についても今後、検討するという。備蓄している型のウイルスが流行するとは限らないうえ、ワクチンの製造方法も、鶏卵を使わない「細胞培養法」が確立され、製造のスピードが速まっていることが背景にある。



23日


 パッチ方式のインフルワクチンが開発中-ワクチンの郵送と自己接種が可能に

Flu protection without an injection? A prototype of how to fight the next pandemic  Chicago Tribune (米国) 注射せずにインフル予防?次期のパンデミック・インフル予防方法の試作品が発表

 シアトルの感染症研究施設のチームの研究
 短期間にワクチン接種を多数に行うことは不可能。
 パッチ方式ワクチンのプロトタイプが発表
 マイクロニードル(極微針)を用いて接種。パッチを郵送することで自己接種が可能。




This flu pandemic vaccine could come via mail Business Journals (国際) このパンデミック・ワクチンは郵送が可能
 
 カナダのメディカゴ(Medicago)社が開発中のワクチンのプラットフォーム。
 ・パンデミックインフル株が同定された19日後にはワクチンが配布可能(通常は3~4週間、開発に要する)
 ・30日間に3000万接種量製造j可能
 ・ワクチン中には感染性粒子は含まれていないので郵送が可能
 ・ワクチン接種はミクロ針接種法を用いるので自己接種が可能
 ・免疫増強剤が付加される
 


Our lack of pandemic preparedness could prove deadly Washington Post(米国) パンデミック対策の欠如は致死的結果を招く可能性

 パンデミックを起こし、世界で1億人の死者を出すウイルスをパンデミックXと名付け、その脅威と対策を論じる

22日

 韓国MERS感染危険期間終了

 患者入国9月8日
 MERS潜伏期間 2~14日
 患者から感染した患者発生期間 9月10日~9月22日
 MERSウイルス封じ込め(完全消失)公的宣言日 潜伏期間の倍の期間 10月6日

21日

EBOLA CRISIS: Victims ‘HIDE SYMPTOMS’ due to shock conspiracy fears  Express.co.uk (英国) エボラ危機:発病者は陰謀に対する恐怖のために症状を隠す

 エボラが流行するコンゴでは、住民の間で致死的病気は反体勢力を殺害する陰謀であるとの噂、さらに海外の企業が利潤を得るための策略であるとの噂も信じられている。

 結果として人々はエボラワクチン接種を拒否したり、7月末以来100人近くが死亡している東部コンゴ民主共和国で保健担当者が投石を受けて、感染対策に支障を来していると、赤十字は報告している。


韓国MERS終息に
  患者からの接触者が発病していたと仮定して、その潜伏期間から予想される新たな患者の発生期間は最長22日。
  患者発生報告は現時点ではないから、クエートから発病して韓国に戻った患者からのMERS拡大は起きなかったと結論されそうだ。


 南半休での季節性インフル流行は終息に
Southern Hemisphere Influenza Season Ending  Precision Vaccinations(米国) 南半休でのインフルエンザ流行が終息に

 AH1NIpdm09とAH3N2が豪州、ニュージーランド、カリブ海で感染者数が少数と報告。
 今後ほとんどのアジア地域でインフルエンザが流行に向かうと予想。


20日

 英国内閣府作製各種災害に対する市民リスク評価 2017年
 National Risk Register of Civil Emergencies
 *この5年間に起きる可能性が高い災害の中で最もインパクトが高いのはパンデミックインフル
  火山噴火や自然災害がインパクトが低いのは地域性による



19日

 米国、生物兵器防衛戦略を見直す
White House sets ‘new direction’ in biodefense strategy AP (国際) ホワイトハウス、”生物兵器防衛”戦略を大幅に見直す

 2014年西アフリカで大流行したエボラを教訓に、ホワイトハウスは生物兵器戦略を大幅に見直した。
 戦略は生物兵器と感染症の自然大流行に対応する。

 戦略のゴールは、生物学的脅威をより効果的に予防、対策の準備、対策実行となっていて、その脅威は米国と世界が遭遇する最も深刻な脅威の中に位置している、とされる。

 トランプ大統領は、文書の中で、生物学的脅威には多くの発生要因があり、それには国境はない、経済を破壊し、人の生命を奪い、社会組織を完全に崩壊する、と記している。また新戦略は、各機関の調整の強化、指令系統の集中化を図っているが、それらは2014年の西アフリカのエボラ大流行の教訓が基礎となっている、とも記している。

 以下略

18日


Influenza “Vaccinate or Mask” Policy Overruled Again By Arbitrator  Precision Vaccinations (米国) カナダ看護師に対する”インフルワクチンしないならばマスク着用せよ”政策、裁定者が却下

 カナダ、オンタリオ看護師協会は、”インフルワクチン接種を受けなくばマスクを着用せよ”政策に対して、再び法廷で勝利した。


 より広くH3N2ウイルスに効果を発揮する鼻腔スプレーワクチンが開発

Experimental nasal influenza vaccine tested in kids, teens NIH(米国国立衛生研究所) 実験的鼻腔スプレーインフルワクチンが小児と十代を対象に臨床試験

 季節性インフルウイルスH3N2を元に一回増殖後不活化されてしまうワクチンが開発。変異型H3N2ウイルスにも有効と考えられ、今後、季節性インフルワクチンには必須の株となる可能性。これまではH3N2は病原性が高く、小さな変異を頻繁に起こしていて適合するワクチン製造が難しかった。最近H3N2の変異速度が速く、昨年米国で流行したH3N2による死者数は小児と高齢者では多かった。ワクチンはほとんど効かなかった。

Nasal Flu Vaccine Clinical Study Launched  Precision Vaccinations(米国) 鼻腔内噴霧インフルワクチンの臨床試験が開始

 50人の健康若年者(9-17歳)を対象に、鼻腔内スプレーインフルワクチンの臨床第一相試験が開始された。
 ワクチンは季節性インフルウイルスであるH3N2を元に製造されたH3N2 M2SRでFluGen, Incが作製した。このワクチンのウイルスは生体内で1回だけ複製され(増殖)、その後は失活し、病原性は示さないという。
 安全性と免疫効果が試されるが、成人ではすでに臨床試験は行われている。

 研究者は、このワクチンは接種後同じ型のH3N2ウイルスに対してだけでなく、変異型に対しても、液性抗体と細胞性抗体を産生するという。

 管理人コメント:ワクチンウイルスが体内に入った後、一回だけ複製され、その後は失活してゆくと言うことは、最初に一回増殖過程を経ることで、その際に強い免疫効果が得られるものと考えられる。認識されるウイルス表面の抗原が、通常の不活化された状態のウイルスと異なり、多種類の抗原がウイルスが誕生してくる過程で露出され、多少の抗原の違いが本来のワクチン株にあっても、それら露出抗原に対する抗体により、より広範囲のウイルスに対応出来ると推定される(管理人の推定)。これが成功すればH3N2系のウイルスに対しては、多少の変異株でもこの鼻腔スプレーワクチンで対応出来ることになる。液性と細胞性、両方の抗体を産生する故、ワクチンとしてはより理想的姿に近づく。


17日
16日

 コンゴ、エボラ拡大対策に国際赤十字(IFRC)苦慮と声明

Congo's Ebola outbreak death toll nears 100; containment 'difficult'  New Straits Times (国際) コンゴエボラ流行、死者数100人に迫る、封じ込めは困難

 国際赤十字がジュネーブで14日発表した。

 {要約}
 紛争地域における流行のため対策が十分に出来ない
 住民の間に”間違った噂”や”保健担当者に対する敵意”が強かったりして、十分感染者の発見や、死者の正しい埋葬法などが指導できない。
 感染者数や死者数は間違いなく増えていて致死率は70 %に上る。北部キヴ州の大都市への拡大も起きている。
 ルワンダなど、周辺国への拡大が懸念される状況だ。

 {本文}
 8月1日にWHOがコンゴ民主共和国北キヴ州でのエボラ流行を発表して以来、コンゴ保健当局によると発病者数は137人、死者数は92人となっているとされる。

 コンゴ政府は8月中旬から感染者数の増加率は緩慢化していることから、流行は制御下にあると発表した。
 しかし感染者数と死者数は最近急増していないが、国際赤十字の災害担当責任者は感染者が地理的に拡大していることと、保健担当者に対する社会的抵抗が強くなってきていることが、深刻な懸念となってきている、と語っている。

 「地理的に拡大が抑えられていない。これはかなり大変なチャレンジとなっている」、とパスカル・メイジ( Pascale Meige)氏は、北キヴ州視察の後、AFPの電話インタビューで伝えている。

 流行の震源地であるマバラコ市とベニ市では患者発生が続いているが、さらに他の6地域でも患者が発生している。
 最近患者が出ている北キヴ州のブテンボ(Butembo)市は人口100万人の大都会で商業の中心都市である。それはルワンダと国境を隔てているゴマ市と近接している。
 「さらに拡大するリスクは非常に高い」、とメイジ氏は警告する。国際赤十字(IFRC)の災害危機対応の責任者である。
 彼女はコンゴ政府やWHO、さらに他の組織の洗練された対策を評価しているが、いつも新しい地域に新患者が現れて、対応量が倍増している、と警告する。
 感染地域で、停留所などの手による洗浄、体調が悪くなったときは迅速に医療機関を受診するように指導、エボラ患者と接触した人々、及びさらに彼らと接触した人々の調査と追跡、そしてワクチン接種という根気強い仕事が続く。

 IFRCはエボラで死亡した人々の感染性が高い遺体の安全で厳かな埋葬の指導に役割を持つ。
 「埋葬の様式は十分指導されていて、非常に印象的だ」とメイジ氏は語るが、地理的に感染が拡大している事実から考えると、理由は活動を妨げている有害な噂の芽を摘み取ること等が次第に困難になってきていて、十分な対策を講じることが出来なくなっていることの証拠である、とメイジ氏は語っている。
 IFRCのメンバーが石を投げつけられ追われた事例は多くあるようだ。

 「当初は小さな抵抗はあちこちで見られたが、現在はそれが対策上大きな問題となっていて、保健担当者や当局に対する不信感は大きくなってきている」と、メイジ氏は懸念の意を表している。


 韓国MERS、感染疑い者からの発症は現時点でなし

韓国のMERS終息か、疑い患者全員を陰性と確認  中央日報(韓国、日本語版)

 中東呼吸器症候群(MERS)感染が疑われる患者が2人追加され合計13人に増えた。ただ追加された疑い患者に対するMERS検査の結果で陰性が確認され追加感染の可能性はない状態だ。
 疾病管理本部が15日に明らかにしたところによると、MERS陽性の診断を受けた患者Aさんの日常接触者2人が疑い症状を見せたが、検査の結果陰性と確認された。これまで疑い患者に分類された接触者は密接接触者1人、日常接触者12人で、検査の結果全員が陰性判定を受けた。
午後12時基準で密接接触者は合計21人だ。陽性患者の入国時に接触した検疫官1人、出入国審査官1人、航空機乗務員4人、搭乗客8人、サムスンソウル病院の医療スタッフ4人、家族1人、タクシー運転手1人、車いす介護者1人の合計21人だ。
 疾病管理本部はMERSの平均潜伏期である6日が過ぎた13日に密接接触者21人を対象に1次感染検査を実施した結果、全員陰性と確認されたと14日に明らかにしている。
 密接接触者は最長潜伏期の14日となる2日前の20日に2次検査でも全員の陰性が確認されれば22日午前0時を基点に密接接触者の隔離が解除される。
 比較的感染の危険が少ない日常接触者は425人だ。機内接触者340人、その他日常接触者85人だ。日常接触者は防疫当局が専従担当者を配置して電話などで持続的にモニタリングしている。
 ただ、接触者として把握されたが、連絡がつかずモニタリングを受けていない外国人乗客は現在1人残っている状態だ。当局は警察庁と外交部の協力を受け追跡を続けている。
 一方、Aさんは現在ソウル大学病院で治療中だ。症状が好転した状態で、48時間後に2回の遺伝子検査の結果陰性と判定されれば隔離が解除される。
 隔離が解除されても最長潜伏期の2倍に当たる28日間は保健当局がモニタリングを行う。追加の患者が発生せず、陽性患者も隔離解除から28日間異常がなければMERSは終息する。

 管理人コメント:終息か?というタイトルはやや疑問であるが。

15日

 コンゴ、エボラ感染者数増加、致死率70%と高値

DRC Tries to Contain Ebola with New Medical Tools Amid Conflict  VOA (米国) コンゴ民主共和国、戦闘地域の中で新規医学的手段でエボラに立ち向かう

 8月1日に10回目のエボラ流行がWHOから発表されたコンゴ民主共和国であるが、致死率は70%と高く、反体制勢力による戦闘の中で感染者は未だ増えている。
 しかしかって西アフリカで大流行した際の状況とは大きく異なっている。

 医学的手段が増えている。
 5種類の治療薬が使われることが出来ているが、モノクローナル抗体による治療薬は、少なくとも13人に使用して11人が退院したとされる。
 さらに多くの患者に投与される必要があると、米国国立衛生研究所のアンソニー・ファウチ博士は語っている。

 さらにもう一つの武器はワクチンである。今回の流行で初めて使用されている。

 しかし今回の流行では対策に大きな障害を及ぼしている要因がある。
 流行地域は紛争地域のために、保健担当者達は治療やワクチン接種が必要な人々に接触が出来ないことが問題となっている。
 人口100万人を超える大都市であるブテンボでも少数ではあるが感染者が出ている。
 流行地域はルワンダうやウガンダと接しているため、人々が国々を行き来して物の売り買いを行っているため、エボラウイルスが国境を越えて広がる可能性がある。

 医学的進歩があるにも関わらず、感染者数は増え続けていて、その速度は西アフリカで流行したときの速度よりは緩慢であるが、ファウチ博士や他の専門家は非常に警戒している。


 韓国報告:MERS感染者発生なし

韓国MERS、追加疑い患者発生せず…従来の疑い患者11人全員「陰性」 中央日報 (韓国、日本語版)

 中東呼吸器症候群(MERS)確診者の発生から6日経過した13日、確診患者Aさん(61)と直・間接的に接触した後、疑い症状を示した人はこれ以上発生していない。韓国疾病管理本部はこの日、上記のような事実を明らかにして従来の疑い患者11人もMERS検査によって最終的に全員の陰性が確認されたと発表した。疑い患者は密接接触者が1人、日常(間接)接触者が10人だ。

また、疾病管理本部はこの日、「密接接触者21人全員に対しMERS検査を実施した」と明らかにした。ユ・チョングォン感染病診断管理課長は「MERSの平均潜伏期(6日)が過ぎた時点の13日、密接接触者を徹底的にモニタリングするために検査を行った」とし「検査結果は14日に分かる予定で、確診者の発生から13日目(潜伏期終了直前)の20日に追加検査を行う予定」と説明した。症状のない感染者に備えた措置だ。2015年MERS事態の時も看護師である182人目の患者(27、女性)が無症状感染者として確認された。

この日までに把握された間接接触者は計431人だ。前日より3人増えた。Aさんが韓国に入ってくる時に利用した飛行機に乗って出国した韓国人2人が入国し、Aさんが利用したリムジンタクシーに搭乗した乗客1人が追加で確認されたためだ。これでタクシー利用客は計28人であることが確認され、所在も全員確認された。

一方、この日、疾病管理本部所属の疫学調査官2人、民間専門家1人がクウェートに向けて出国した。3人はAさんと接触した現地滞在中の海外同胞らの健康と管理状況を点検し、クウェート保健当局とともにMERS感染経路など疫学調査を開始する計画だ。クウェート当局が「ここが感染地ではない」とする暫定的な結論を下したという一部報道について、イ・サンウォン危機対応総括課長は「クウェート保健部からこのような内容の公式書簡は受けとっていない」とし「疫学調査官が現地で正確な経緯を把握するだろう」と述べた。

13日


{今日、MERSは国内医療機関で見逃さないだろうか?}

 韓国MERSの最悪のシナリオを考えると、患者からインチョン空港、またソウル市内などで知らないうちに日本人が感染して潜伏期間内に昨日、今日、明日または明後日帰国することがあり得る。帰国後発熱や咳がでて近くの開業医院を受診したとした場合、そこでMERS等という感染症を疑うだろうか?

 患者の症状が進行してきたとき、患者はどこかの大病院か大学病院へ向かう。でもそこで肺炎以外の診断名を思いつくだろうか?患者が韓国から帰国したと申告しても医師は気にしないだろう。しかし患者がMERS患者とインチョン空港、またはソウル市内で接触したかもしれないと語ったなら、通常のレベルの内科医はMERSの可能性に気づくかも知れない?

 日本でも簡単にMERSパニックは発生する。
 それは今日かも明日かも知れないのが、感染症の怖さである。しかし、有能な感染症対策医が揃った病院、または地域では既にそうした事態に備えているはずだ。なぜならWHOでは警告しているからだし、MERSが謎めいた致死的人獣感染症としてパンデミック候補に挙がっているのは、既に数年前からなのである。

 韓国人MERSの感染源は未だ謎
MERS infection route remains mystery  Korea Times (韓国) 韓国人MERS感染源は不明

 クエート当局が韓国人MERS発病者がクエートでウイルス感染した根拠はないと発表した事から、同患者の感染源は謎となっている。

 クエート保健省のムスタファ・レドハ次官が、12日、クエートで患者と濃厚接触した10人が検査で陰性であったと発表した。
 「我々は市民と外国人労働者のMERSに対する安全性を確保するため全力を注いでいる」と、レドハ次官は記者会見で語った。(クエートではMERSの感染はあり得ない:訳者注)。

 クエートのメディアによると、記者会見はWHOが韓国人がクエートに滞在している間にMERSに感染したと発表した後に行われたという。

 報告によると、クエート保健省は患者と濃厚接触した人々、患者の同僚、運転手、受診した病院の医療関係者達から検体を得てMERS感染の有無を確認しているが、全て陰性とされる。

 クエートでは2016年8月以来MERSは発生していない。

 管理人コメント:韓国人MERSの感染源が不明であることは、MERSウイルスの感染ルートに多様性があることを示しているのか、それともウイルスが人により感染しやすく変異してきているのか不明である。感染ルートが不明であることは、今後韓国での監視態勢の強化が望まれる。  感染源は当然ながらクエート内に存在する、無症候性感染者と考えるべきなのだろう。


韓国MERS確診者、クウェートから職員5人と飛行機で共に移動 中央日報 (韓国、日本語版)

中東呼吸器症候群(MERS)の確診を受けたAさん(61)がクウェートから仁川(インチョン)まで会社職員5人と一緒に入国したことが明らかになった。また、Aさんが利用したリムジンタクシーの特定に18時間ほどかかっていたことが分かった。

12日、韓国疾病管理本部によると、Aさんが7日に入国する際、アラブ首長国連邦(UAE)航空所属のクウェート~ドバイ(EK860)、ドバイ~仁川(EK322)の両便に職員5人が同じ飛行機で移動した。クウェート~ドバイは約2時間半、ドバイ~仁川は約8時間かかる。

役員の1人はこの両便のビジネス席でAさんと並んで座り、10時間以上にわたって接触した。このため「密接接触者」に分類されて自宅隔離されている。その他職員4人は両便ともエコノミー席を利用してAさんと密接に接触することはなかったため「間接接触者」(日常接触者)に分類された。自宅隔離ではなく、保健当局が毎日症状をチェックしている。このうち1人に疑い症状が見られたが、最終検査の結果、陰性と判定された。クウェートで一緒に搭乗したもう一人の職員は韓国に入国していない。保健当局はAさんの隣の座席に座っていた役員が21人の密接接触者のうちで接触時間が最も長かったとみて集中的に観察している。

また、クウェート~ドバイ便でAさんと近接した座席に搭乗した外国人20人は、ドバイで別の便に乗り換え、韓国には入ってきていない。ドバイ~仁川のEK322便の外国人乗客360人余りは間接接触者に分類され、保険当局がすでに管理に入っている。このうち10人は所在を確認できなかった。11日30人余りに減った。

◆タクシー運行中止までに18時間も

疾病管理本部は8日午後4時、AさんにMERS陽性判定が出ると直ちに面談に入った。空港からサムスンソウル病院に移動する時にUAE航空側から紹介されたカカオのリムジンタクシーを利用した事実を確認し、カカオ側に該当タクシーの特定を要請した。徹夜の確認作業を経て9日午前10時に運転手の身元の確認が取れ、その後運転手に運行中止を通知した。これまでに18時間ほどかかり、その間にタクシーが24組の客を乗せ、追跡作業を始めて4日目の12日には利用客27人を把握した。26人は健康状態を確認し、異常症状はまだ現れていないという。

1人は確認中だ。

運行中止と同時にタクシーの消毒を行った。疾病管理本部が管轄保健所に消毒を要請し、職員が防疫服を着て訪問したが運転手が激しく抵抗して消毒できなかったという。運転手は「町中でうわさになって営業ができなくなる」と反対した。説得に失敗し、運転手が「自分で消毒する」と主張し、薬品を渡したという。消毒は運転手がした。

◆病院での最初の診断名は下痢

確診者のAさんが7日午後7時22分、サムスンソウル病院応急室に到着して診療を受けたときに下された最初の診断は下痢だった。腸炎が原因と推定された。だが時間が経つにつれて熱が出始め、38.3度(空港測定値36.3度)まで上昇した。MERSの主な症状の一つである高熱(37.5度以上)に該当した。病院側は胸のエックス線撮影後、肺炎疑い症状を確認し、この日午後9時34分に保健当局に申告した。

疾病管理本部はAさんの感染経路を調査して現地住民を保護するためにクウェートに疫学調査官と民間感染病専門家を一人ずつ派遣することにした。クウェート当局が入国を許可した。

12日現在、11人のMERS疑い患者が現れ、そのうち10人が陰性であることが明らかになった。1人は検査中だ。疾病管理本部はMERSの平均潜伏期(5日)が終わる13日を1回目の峠とみている。

完全終息は最後のMERS患者からウイルスが消えた時点(隔離解除日)から最大潜伏期(14日)の2倍である4週間が経過しなければならない。現時点では、Aさん以外の感染者が追加で出てこない場合に限り、このような流れを視野に入れることができる。これは世界保健機関(WHO)で定められていることで、2015年に韓国でMERSが発生した時もこの基準に従った


MERS危機に直面したソウル市…「外国人同乗者64人を探せ」  livedoor(日本)

 3年ぶりに中東呼吸器症候群(MERS)患者が発生し、ソウル市が危機を迎えている。10日、ソウル市は25の自治区の副区庁長を緊急招集して会議を開き、MERS患者A(61)が乗っていた飛行機に同乗した外国人の所在の把握に入った。

 ソウル市によると、現在ソウル居住者のうちMERS関連管理対象者はソウル大病院に隔離・治療中のAと密接接触者10人、日常接触者172人。日常接触者の中には外国人64人が含まれている。Aと同じ飛行機に乗って入国した外国人115人のうち居住地をソウルと明らかにした64人だ。

 ソウル市は自治区を通じて外国人64人の所在地を把握する方針だ。ソウル市のナ・ベクジュ市民健康局長は「自治区別に外国人が頻繁に訪れる宿舎を中心に宿泊客名簿と該当飛行機を通じて入国した外国人名簿を一つ一つ比較する予定」とし「1人も欠かさず所在地を確認する」と述べた。所在地が確認されれば能動監視に準ずる措置を取る。ソウル市の関係者は「当事者にMERS日常接触者であることを知らせ、1対1で管理する専門公務員を配置した後、毎日5回ほど電話相談を実施して症状を綿密に確認する」と話した。

 朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長も9日午後、MERS対応緊急会議を開き、これをフェイスブックを通じて生中継し、外国人の日常接触者に対する管理を特別指示した。この席で朴市長は「包囲網からもれる人が1人でもいればまた別の問題になる。大変な社会的波及と行政浪費など悪夢を繰り返さないよう、搭乗客全体を隔離措置することを求める」とし「航空機に搭乗した外国人の所在もすべて確認すべき」と強調した。

 一方、ソウル市は10日から日常接触者に対する管理を従来の「受動監視」から「能動監視」に転換した。受動監視は日常接触者に感染が疑われる症状が表れた場合に管轄保健所に申告する方式だが、能動監視体制では日常接触者に1対1担当公務員を配分し、該当公務員が毎日5回以上の電話をして状態を確認する。


12日


韓国MERSパニック


South Korea on MERS alert, struggles to search for 50 foreigners possibly exposed to virus Channel NewsAsia (シンガポール) 韓国MERS、ウイルス感染した疑いある入国外国人の追跡が困難

 患者と同じ航空機に同乗していた外国人を含む、ウイルス感染した疑いある50人の外国人の韓国内の行き先を当局は追っているが、電話番号も登録されていないことから、その存在場所の把握などは難航しているという


MERS患者が乗ったタクシー、他の乗客を23回乗せていた=韓国  中央日報 (韓国、日本版)

 中東呼吸器症候群(MERS)患者Aさん(61)がリムジンタクシーから降りた後、同じタクシーに23回も乗客が乗っていたことが明らかになった。乗客数は30人以上とみられる。

疾病管理本部は10日、MERS患者に関する中間調査の結果を公開した。ソウル市が前日夜に朴元淳(パク・ウォンスン)市長のフェイスブックでMERS対策会議を生中継してAさんの状態や移動経路を公開すると、急いで疫学調査の結果を発表した。

疾病管理本部は「Aさんは先月28日から下痢と腹痛があり、今月4、6日にクウェートの医療機関に行って治療を受けた」と明らかにした。AさんはラクダやMERS患者と接触していないという。疾病管理本部はAさんが現地医療機関を訪れた際に感染した可能性があるとみている。

イ・サンウォン疾病管理本部危機対応総括課長は10日、「(タクシー運転手は)当初は乗客を乗せていないと話していたが、言葉を変えた」とし「カード決済記録を確認したところ23件あった」と伝えた。疾病管理本部はタクシーの乗客を間接接触者に分類し、14日間にわたり電話や文字メッセージで連絡を取り、異常症状があれば本人が申告するよう誘導する。

Aさんと接触した440人のうち6人が発熱・せきなど感染が疑われる症状を見せている。このうち24歳の英国人女性は1・2次検査で陰性という結果が出て隔離が解除された。残りの5人は1次で陰性という結果が出た後、2次検査が進行中だ。

疾病管理本部はクウェート保健当局と共同でAさんのクウェート建設現場の同僚20人が感染していないかを調べている。このうち2人は最終陰性判定を受けたと、外交部は伝えた。


11日


 韓国MERSパニック

 インチョン空港検疫のずさんな対応が露呈
Seoul mayor calls for additional investigation of MERS case  Korea Herald (韓国) ソウル市長、さらなるMERS調査を指示

 ソウルのパク・ウォンスーン市長は、3年ぶりに8日韓国で確認されたMERS発病者に関するさらなる疫学的調査を行う様に10日声明を出した。

 パク市長は患者は診断がつく前から自分の状況を知っていた可能性があり、また当局から得た情報について隠していた可能性がある、と語っている。

 保健省によると61歳男性は8日に公式に診断された。クエートからドバイ経由で帰国した翌日である。

 ソウル市当局は10日、患者は妻に自分がインチョン空港に到着する前にマスクを着用して待っている様に伝えていたと発表した。

 市当局はまた次のように説明した。患者の妻は言われた様に空港に車で急いだが、患者は妻を待たずにサムスン医学センターの急患室にタクシーで急行した。妻は別に自分の車で病院へ急いだ。

 ”患者はまた機内では2回しかトイレを使わなかったと言っているが、実際は違い、もっとトイレを使っていたと私は思う”、と市長は語り、患者は他の乗客に感染させた可能性があることを示唆した。

 ”彼は下痢をしていたからトイレは2回以上使用したと考えられ、帰国するまでの2回のフライト中に10回はトイレを使用した可能性が高い”

 9日、市長は患者が搭乗した2回のフライトで同乗した全乗客に検査と健康監視を受ける様に警告した。
 対象は、クエートからドバイまでのEmirates EK 860と、ドバイからインチョンまでのEmirates EK 322の約400人に上る搭乗者である。

 市長はまた前日保健省が発表した内容とは異なる患者の動向を説明した。患者はクエートで2回医療機関を受診した。そして帰国予定を9月4日から7日に延期した。旅行には体調が悪すぎたからであった。

 韓国CDCは患者はクエート滞在中1回だけ医療機関を受診したと説明していた。

 ”我々は全市民を守るために、全ての可能性に対処する必要がある。”とパク市長は語っている。
 ”患者がMERSを発病していたと知っていたか、知らなかったかは分からない。我々は完全な疫学的調査により、患者から感染した可能性ある市民の発見と、(感染していたとして)適切に対応されているかを確認する必要がある。

 患者がMERSと公式に診断された後、クエートに最近滞在している2名の韓国国籍者が現地の病院で検査を受けたが、検査で陰性だった。

 患者と同じ航空機に同乗していた英国人女性が、ソウルの国立医学センターの隔離病棟に隔離されている間発熱したが、検査では陰性であった。

 患者濃厚接触した人々は20人余りとされ、隔離中であるがさらなる通知がでるまで出国は許可されてない。(客室乗務員、医師達、空港職員)。

 空港当局と保健省は、患者が到着後即隔離しなかったことが非難されている。患者はMERSの主要症状の一つである下痢を10日間呈していることを検疫官に告げていたにも関わらずである

 隔離しなかった理由について保健当局は、クエートでは2016年以来MERS発生の報告はなく、また患者インチョン空港に着いたとき下痢以外の症状が無かったからである、としている。

 ”もしソウル市当局が今完全に扱っていなかったなら、2015年に発生した様な災害的状況になっていただろう”と、市長は9日コメントしている。

 韓国CDCは、市長の発言に対して、非常に遺憾であるとした。市長は患者の個人情報を中央政府と相談せずに発表している。

 2015年、韓国内でMERSが大流行した。186人が発病し38人が死亡した。その期間韓国人の日々の生活にMERSは大きく影響した。

 同年6月、韓国中で3000近い学校が休校となり、12万4千人の外国人観光客が韓国への旅行をキャンセルした(多くは中国人)。

 典型的MERSの症状は、発熱、咳、呼吸促迫、そして下痢である。
 2012年初のMERS患者がサウジアラビアで発見されて以来、791人のMERS関連死亡者が世界中で確認されている(多くはサウジを中心に中東地域:訳者)。致死率は大体36%とされる。

 現在、治療薬やワクチンは開発されてない。


No more MERS patient yet: S. Korean ministry  Yonhap News (韓国) 韓国保健省:現在、新たなMERS患者の発生はない

 10日の時点で新たなMERS患者の発生はないと保健省が発表。週末にクエートに3週間滞在していた韓国のビジネスマンがユナイテッド・アラブ航空で8日帰国後MERSの発症が確認されていた。

 患者の61歳の友人も類似の症状を呈していたが、クエートの診察を受けていたが、検査で陰性だった。

 クエート保健当局は、韓国人が立ち回った先に医療担当者と監視者を派遣して調査している。

10日

 {韓国MERSの注視点}

 3年ぶりに韓国にMERSを発症した患者が中東から帰国した。
 韓国医学協会長は、2015年のMERS流行における失敗を繰り返さないために政府は検疫態勢を強化すべきであると批判している。

 今回MERS発症者が空港の検疫を通過したことは、当局の大きな過失であると医師側は批判している。
 患者はその後自分でサムスン医学センターを受診し、そこで医師がMERSの可能性を疑って、ソウル大学病院へ転送して患者が隔離された。

 詳細を追ってみる。
 患者はクエートで商用ビジネス(8月16日~9月6日)を終えたあとドバイ空港からユナイテッド・アラム・エミレーツ航空で8日に帰国した(4:51pm)。患者はインチョン空港の検疫を通過する際下痢を呈していることを係官に伝えたが、係官は患者の体温を測定し36.3℃であったことから、患者が中東からの帰国者であるにも関わらず通過させた。患者の下痢の状態は深刻で、患者は車いすを使用していた。患者は空港からリムジーンタクシーでサムスン・ソウル病院に7:22pm到着した。医師はMERSの疑いがあると考え、保健当局に9:34pmに連絡した。空港の検疫を通過した4時間後であった。この間、患者は22人に接触していた。

 日本では考えられない検疫官の不手際である。
 ・下痢の症状があっても発熱がないことからMERSを疑わなかった。
 ・下痢が車いすで移動するほど重症であるにも関わらず、何も疑問を抱かなかった。

 サムスン病院の医療スタッフが、患者をどのように隔離していたか、患者が病院に到着してから、救急車でソウル大学病院へ送るまで2時間、どのように感染対策を行っていたか気になるが、この後患者が発生しなければ良いが。
 
 潜伏期間:2~14日
 今回の患者からの感染者が発生する可能性は、10日~22日


Doctors call for tighter quarantine control over MERS case  Korea Biomedical Review (韓国) 韓国医学協会:MERSへの検疫強化を要望

 今回MERS発症者が空港の検疫を通過したことは、検疫所の大きな過失であり、患者は自分でサムスン医学センターを受診し、そこで医師がMERSの可能性を疑って、ソウル大学病院へ転送して患者が隔離された。

 韓国医学協会長は、2015年のMERS流行における失敗を繰り返さないために政府は検疫態勢を強化すべきであると声明をだした。

 注:患者はクエートで商用ビジネス(8月16日~9月6日)を終えたあとドバイ空港からユナイテッド・アラム・エミレーツ航空で帰国した(4:51pm)。患者はインチョン空港の検疫を通過する際下痢を呈していることを係官に伝えたが、係官は患者の体温を測定し36.3℃であったことから、患者が中東からの帰国者であるにも関わらず通過させた。患者の下痢の状態は深刻で、患者は車いすを使用していた。患者は空港からリムジーンタクシーでサムスン・ソウル病院に7:22pm到着した。医師はMERSの疑いがあると考え、保健当局に9:34pmに連絡した。空港の検疫を通過した4時間後であった。この間、患者は22人に接触していた。
 
 参照
 The Dong-A Ilbo   Gov’t raises alert to ‘caution’ in the wake of first MERS outbreak in 3 years






 米国CDC, スペインインフル後100年追悼、忘れないで準備を怠らないで

9日

2015年度韓国MERS流行の詳細

MERS


Govt. to hold emergency meeting to discuss MERS outbreak Korean Herald (韓国) 韓国政府:MERS患者発生に関して緊急会議開催

 韓国政府は9日、内閣大臣を招集して、この3年間で初のMERS患者発生に対して、その拡大対策などを協議した。

 8日保健当局は、61歳男性がドバイ経由でクエートに商用で旅行し、帰国後致死的ウイルス感染症(MERS)に罹患していることが確認されたと発表した。2015年以来初の感染者とされる。

 リ・ナクヨン首相、保健相、国務相、韓国CDC長官、および病院当局者達と個人的専門家達が集まった。

 最近の状況を確かめ、ウイルスのさらなる拡大を抑える手段を討議したと考えられる。

 保健当局によると、患者はクエート滞在中に下痢のために地域の病院を受診したが、帰国途中も症状は続いた。インチョン国際空港に到着後患者は南ソウルのサムスン医学センターに急行した。

 急患室の隔離室で患者は検査されたが、発熱、痰、および肺炎を呈していることから病院側は患者をMERS疑いとして報告した。患者はその後ソウル国立大学病院へ移送され、検査でMERS陽性とされた。

 患者と約20名の接触者(機内客室乗務員、乗客、医療関係者、検疫官、入国管理官)は自宅で自己隔離となった。しかしその数は増えつつあると当局ではコメントしている。

 MERSはウイルス性呼吸器疾患で、致死率は20~40%である。ウイルスはラクダによって広められる新規コロナウイルスの一種で、(人へはラクダの乳からの感染が多いとされるが、)患者と長期間接触していると人でも感染する。

 MERSは2012年にサウジアラビアで報告され、以後周辺国に広がった。
 ウイルスに感染したほとんどの人々は、重症急性呼吸器疾患を発症し、発熱、咳、呼吸促迫を呈する、多くが死亡する。(致死率は40%前後である:訳者)


A Harvard professor says the dozens of passengers sickened on international flights are a clear 'warning shot' of a worst-case scenario  Business Insider (米国) ハーバード教授:国際便で到着した多くの人々が病的状態に陥っているのは、最悪のシナリオの明らかな威嚇射撃だ   *MERSは否定されている

 今週、米国内に航空機で到着した人の中に多くの咳や発熱を呈した人々がいる。

 最初はドバイからのエミレート航空でJFK空港に5日朝に到着した。そして直ちに隔離された。12人近くの搭乗者が入院し、抗ウイルス薬が投与された。CDCは予備的検査では何人かの搭乗者はインフルエンザ陽性で、他の呼吸器感染ウイルスも検出された、と発表した。
 しかしCDCはこれが単なる風邪であるとの確信はなかった。
 
続いて6日、パリとミュンヘンからフィラデルフィア空港に2便が到着した。これらの2便は到着まで短時間とめおかれた。何人かの搭乗客が咽頭痛と咳を呈していたからだ。NBCの報告によると、これらの体調を崩した搭乗客はサウジアラビアのメッカからの帰国者であった。メッカでは8月末、年次大巡礼が行われていた。
 もし大巡礼のような大集会でより深刻な感染症が蔓延したら、それは迅速に拡大する。

 「これは威嚇射撃の一種だ(警告)」とハーバード大学の感染症専門家でマーク・リップシチ(Marc Lipsitch)教授は警告している。
 「しかし幸運にも一機は、十分態勢が整えられているJFK空港に降りた。同空港には独自の隔離施設が作られている。

 仮にMERSだったとしたなる、降り立った空港にMERSの知識が全くなく、患者をそのまま降ろして自由にしたりすると、MERSはそのまま拡大してゆく。リップシチ教授はそれは悪夢だと語る。


乗客多数が体調不良、10人に呼吸器疾患の検査 米NY到着のエミレーツ便  CNN.co.jp (CNN Japan)

米ニューヨークのJFK空港で5日、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイから到着した国際便の搭乗者多数体調不良を訴え、約10人が病院で呼吸疾患の検査を受けている。当局者が明らかにした。

病人は同日午前9時ごろニューヨークに到着したエミレーツ航空203便で発生した。原因についてニューヨーク市の衛生当局は、インフルエンザの可能性が大きいと話している。乗客3人と乗員7人に対する呼吸器検査の結果は同日中にも判明する見通し。
同機に搭乗していた500人あまりのうち、106人ほどがせきや発熱、嘔吐(おうと)などの症状を訴えているという。

CDCの当局者は先にCNNの取材に対し、インフルエンザのような呼吸器疾患の可能性や、中東呼吸器症候群(MERS)の可能性も考えられると語っていた。 *MERSは否定されている


 韓国で中東帰国者がMERS発症

 KCDC発表文の翻訳文  リンクではハンブル文で表示

中東呼吸器症候群確定者の国内流入の事例が発生 KCDC (韓国CDC)

◇クウェート訪問61歳の男性患者が中東呼吸器症候群の疑いの症状で検査結果、陽性と判定され、関連の疫学調査実施中
◇疾病管理本部・ソウル市ですぐに対応チーム出動して、患者の疫学調査と接触者の調査と現場迅速対応中

□疾病管理本部(本部長ジョンウンギョン)は、クウェート訪問した後、アラブ首長国連邦ドバイを経て入国・た61歳の男性が、中東呼吸器症候群(MERS・メールス)の疑い症状に国指定の分離病床に隔離されてメールス検査結果、陽性と確認されて疫学調査と現場即応していると明らかにした。

*クウェート-ドバイ(EK860便、9.6日22:35~9.7日1:10)経由してアラブ首長国連邦航空(EK322便、9.7日3:47~16:51)で入国

○患者はクウェート訪問(8.16日~9.6日)の中で下痢の症状で現地の医療機関を訪問(8.28日)し、帰国直後下痢の症状で、空港から直接、サムスンソウル病院の緊急治療室に来院した。

-サムスンソウル病院は、来院すぐ緊急治療室選別実装部に絶縁して診療結果、発熱、痰や肺炎の症状を確認した後、保健当局に疑われる患者で報告して国家指定隔離病床に移送した後、検体採取して、ソウル市保健環境研究院で施行した検査結果として、ウイルス陽性と確認された。


○疾病管理本部とソウル市は疑い患者申告受付後、仁川空港検疫所、ソウル市などと一緒に、航空機の乗客など、患者の接触者調査を実施し、検査結果を確認した後すぐに対応チーム*が出動して、患者の詳細な疫学調査を実施し、現場で対応している。

*防疫官(疾病管理本部課長)1人、力学調査官4人(ソウル市を含む)、行政要員などで構成

○現在疾病管理本部とソウル市は、航空機、訪問医療機関等を対象に、接触者を把握しており、ソウル市など自治体が接触者に対する積極的な管理を実施している。

-現在までに把握した密接接触者は、検疫官1人、出入国審査官1人、航空機乗組員3人、搭乗客10人、三星ソウル病院などの医療スタッフ4人、家族1人の計20人で、追加の接触子の調査を通じて接触者数は変動することができる。

-その接触者たちには、保健所などを通じて密接接触者であることを通知し、自宅隔離など必要な措置を進めている。

○また、疾病管理本部の中央力学調査班、ソウル市、民間感染症の専門家と一緒にすぐに対応チームを拡大編成して、現場の対応を実施し、患者検体のウイルス分離および分析などを追加分析を実施する予定である。

*このプレスリリースは、関連の発生状況についての情報を迅速・正確・透明に公開するためのものであり、追加的な疫学調査の結果等に応じて変更し、補完することができることをお知らせします。


韓国でMERS感染確認 クウェート出張の男性     産経ニュース

韓国保健福祉省の疾病管理本部は8日、ソウル在住の男性(61)が中東呼吸器症候群(MERS)に感染したと発表した。韓国では2015年、MERSで38人が死亡するなど感染が拡大。同本部は男性との接触者の隔離措置を取るなど対策を進めている。
 同本部によると、男性は8月中旬からクウェートに出張し、今月7日に帰国。発熱などの症状を訴え、検査の結果、感染が確認された。
 MERSは12年以降、主に中東地域で広く発生している感染症。発熱やせき、呼吸困難などを起こし、重症化することもある。

管理人コメント: 2015年5月から7月、韓国でMERSが突然流行し、日本への拡大が危惧された。それは1人のスーパースレッダーが多くのウイルスを飛散し、更に何も体制を取っていなかった韓国医療界が原因で広がったものだった。MERSは致死率が高く、それ故恐れられた。


8日


 北朝鮮で豪雨と大洪水、地滑り:100人以上が死亡の可能性

DPR Korea: Severe floods kill 76, Red Cross conduct search and rescue  IFRC(国際赤十字赤新月社連盟) 北朝鮮:大洪水で76人死亡。赤十字。捜査と救助を指示   Geneva 06 September 2018

 北朝鮮民主人民共和国(DPRK)の赤十字ボランティアは、北と南のHwanghae provincesで大洪水が起きて76人が死亡したが、さらに死亡者と行方不明者を捜している。75人以上が未だ行方不明とされ、その多くは小児とされる。

 この数日間の豪雨により、大洪水と地滑りが低地域地帯で起きている。800か所以上にビルディング、診療所および学校が破壊されている。
 北朝鮮の赤十字も毛布や衛生キット、ファーストエイドの提供や、患者の病院への搬送、さらに飲料水作製設備の配置などの提供を行っている。

 IFRCの北朝鮮事務所のJohn Fleming氏は以下の様に訴えている。
 「数千人が家を失い、緊急に医療機関受診の必要性、避難所の必要性、食料品、安全な飲料水、公衆衛生的指導が必要」、と訴えている。
 「これから気温が低い季候になるが、この起きている災害がさらに健康的リスクを高め、いくつかの地域では食糧不足が生じる」、と警告する。

 注:国際赤十字赤新月社連盟:非紛争地域における各国赤十字活動の支援、災害被害者の救出及び復興支援、会員団体の能力強化世界最大の人道主義団体。
 紛争地域における活動を使命とする赤十字国際委員会(ICRC, International Committee of the Red Cross)とは別の組織。
   
エボラ

Deadly Ebola outbreak in eastern Congo reaches city of 1.4 million Fox News (米国) コンゴ東部での致死的エボラ流行、140万都市に拡大の危険性

 コンゴ保健当局は、ブテンボ(Butembo)で患者が発見されたと発表した。ブテンボは人口140万人の大都市であり国の北東部に位置する。

 コンゴ保健省の広報官は5日、コンゴ政府とWHOは都会地域で発生したエボラの迅速な封じ込みを図っていると発表した。

 ブテンボは北キヴ州で最大の町であり、保健専門家達は人口密度が高い大都市でのエボラの急速な拡大を恐れている。


5日

特掲
Disaster X
 {我々は直にDisaster Xに見舞われるだろうが、対策は何ら施されていない}

昨日から日本列島は強烈な台風に見舞われていた。

確かに強烈だったし、全国的に被害も多かった。台風21号。

数日前からその危険性を気象庁は大々的に警告していた。

しかし警告されても、どうすれば良いのか戸惑う人々も多いと思う。
 ”初めて経験する様な強風”、”初めて経験する様な豪雨”、”命に関わるような‥”。

ここ2,3年、同じような警告が夏場になるとなされる。
 そして確かに多くの被害が生じる。

海外でも(国内であまり報じられてないが)極暑や豪雨、また熱帯低気圧の多発で酷い目にあっている。北極の氷はどんどん溶け出している。(シロクマはどこに逃げるのだろう?心配しているのは当方だけなのだろうか)

一流科学誌にごく最近掲載されている様に、ここしばらくは極暑や豪雨、台風のたぐいの多発は続くという。

確かに地球上はおかしくなってきている。気象変動から鳥インフルエンザの動きが変化してきている。いつどのウイルスが変異してパンデミックを起こすか予知不能に近い様だ。”Disease X”なる、パンデミックを起こす危険性がある病原体の総称が使われ出した。既知の知られた危険性ある病原体に未だ含まれていないUFOのような病原体だ。WHOが定義した。

日本国内でも7月以来極暑、そして豪雨が来年も再来年もその程度を増して出現するだろう。

東京五輪開催を危ぶむ声は海外の専門家から出ているが、国内のメディアは報じない。
今年以上に暑い夏、そして豪雨が続く中で五輪は続けられるのだろうか?
それよりも”熱中症に気をつけて!”と行政やメディアは無責任に叫ぶが、どうやって気をつけたら良いか、その方法は曖昧だ。水を飲めば防ぐことが出来る?本当か?、と思う。

熱中症は脳の体温調節中枢が働かなくなり死ぬ。なぜ中枢がやられるのか?体温の上がりすぎによる。だから徹底的に体温を冷やさなければならない。中枢がまともなうちは、水分補給で汗が出て、その蒸散する時に熱が奪われる。
 しかし高齢者や子供は中枢が熱に弱いから、環境温が上がってくると、よく働かなくなる。一生懸命水を与えても効果が無い場合も多い。汗が出るならば予後はいい。
 来年以降、夏場にさらに環境温が上がってくると、必然的に熱中症で死ぬ人が増える。サウジなどでは暑い夏には、熱中症で多くの人が死んでいる。
 日本では今後どのような対策をとるのか?それは個人の責任によるのか?
 内閣の対応や首相サイドの脳天気ぶりを見る限り、今後災害による(熱中症や大地震を含め)死者数は増えるに決まっている。
 再来年、首都直下型大地震が五輪中に起きたら、どうするのか?(首都直下型では数十万人が死ぬとドラマの脚本のように簡単に報告されているが、)その対策はどこかで考えているのか?少なくともメディアでは見たことはない。

Didaster X と表現するのが妥当かも知れない。個々の災害が複合的に発生することが多い。(災害X:極暑、豪雨、首都直下、南海トラフを含む大地震、巨大台風、致死率10%を超えるパンデミック他)。それに対処する予算、各種専門委員会を設置する方が、五輪施設や交通網を整備する以上に、人の命を守るには重要だと考えているが、災害対策の方が遙かに難しいから、誰も考えようとしないのかも知れない。IQ200の指導者なら別だろうが。




IFRC(国際赤十字赤新月社連盟

IFRC President: “Lives are at stake” as Americas migration crisis grows (国際赤十字席新月社連盟) IFRC会長:南米における移住者危機の高まりは生命的危険状態にある

 ベネズエラや他の南米に於ける数カ国の多くの人々が安住の地を求めて彷徨い続けているのに、助け、尊敬、そして慈悲の心が必要とされている。本日IFRCの会長が声明を出した。

 現在、祖国が危険で不安定な状況にあることから、他国へ逃れ続けている数は160~400万人とされる。
 もし住む場所を求めて彷徨う彼らが、(行く先々で)敵意を持たれ、排除されるなら、非常に深刻な人道危機が発生するだろう。

 ガイアナ、ブラジル、トリニダード・トバコ、エクアドル、及びペルーに関してIFRCは詳細な状況を評価中である。

 感染症の危機が高まっているが、その中でも麻疹、ジフテリア、結核のリスクが高まっている。

DR Congo: “Triple threat” of conflict, community resistance and increasing Ebola cases complicates response to outbreak IFRC コンゴ民主共和国;闘争、保健担当者への社会的抵抗、およびエボラ患者の増加と死者数の増加が、エボラ対策を困難にしている  29 August 2018:


3日


 エボラ流行終焉が近いか?
Ebola Attacked Congo Again. But Now Congo Seems to Be Winning The New York Times  (米国) エボラ再流行のコンゴ:流行との闘いに勝利する可能性が出てきている

 新規患者の急速な減少、ワクチン接種は順調に行われている。学校は直に再授業開始、しかし専門家は勝利宣言は早すぎると考えている

 コンゴ民主共和国での10回目の流行が始まり一ヶ月が経とうとしている。それは不意に危険な紛争地で始まり急速に広がり、瞬く間に感染者数が100人を超えた。しかし今流行は終息に向かいつつある様に思える。

 毎週新規ケースは一握りの数となっている。そして地域の2か所の治療センターは最近までいつも満床であったが、現在は78ベッド数のなかでせいぜい30人の患者が収容されている状況である。

 3500人以上の患者との接触者が追跡調査されている。4000接種量以上のワクチンが接種された。そして今、当局は学校を二学期に再開することが可能と考えている。例年と同じく9月最初の月曜日に再開される。

 しかしながら、緊張を緩めるのは早過ぎると当局では警告している。

 「まだエボラの制御は出来ていない」、と同国のオリ・イルンガ保健大臣がテドロスWHO事務局長の警告を繰り返す。
 「検査での確認例の数は最近鈍化してきているが、我々は警戒し続ける必要はある。エボラ流行は波状的に感染者数を変える。今回の第一波は非常に大きかった」
 
 この第一波は保健担当者が現場に着く前に、抵抗力の弱い人々に感染していた。そしてこの発病者達は次に家族、近隣の人々、さらに医療担当者にウイルスを感染させているだろう。第二波であるが、現在潜伏期間内にあると考えられている。
 「数日後、多くの接触者達は21日間の監視期間を終える。その結果で我々は、感染リングをどれだけ断ち切っているか判断出来る。
 8月31日の段階で118例の確定例と可能性例が確認されており77例が死亡している。
 脅威はいまだ続いている。当局は三か所目の治療センターの建設を中止していない。

 もし流行が終息するならば、それはコンゴ政府とWHOの迅速な対応、そして新しい予防効果の高いメルク社のワクチンの功績だろう。

 以下略


 コンゴエボラ流行地、新学期で学童達を受け入れ-ユニセフが指導
Thousands Will Attend Schools in DRC's Ebola-Affected Areas VOA (米国) コン民主共和国、エボラ流行地域の学校へ数千人が登校

 コンゴ政府は北キヴ州とイチュリ州の250の学校が、新学期が9月3日から始まるのに合わせて授業を開始すると発表した。82500人の学童が対象となる。

これらの地域はエボラ流行の中心地である。エボラウイルスは非常に感染しやすい。感染者の血液や他の体液に触れることで感染する。

ユニセフは地域に於ける予防対策を強化している。
校長や教師達はエボラ予防方法と制御方法を習っている。そしてウイルス拡大を防ぐために子供達に対する正しい衛生管理の教育方法を習っている。
 政府広報官は、ユニセフとその協力団体が8月1日のエボラ流行以来200万人以上にエボラの予防メッセージを伝えてきた、と語っている。

 「エボラを理解するコミュニティーの数が増えている。‥彼らはいかにしたら感染を防止できるか知っている。実際にエボラ拡大に関係するのは彼らであるから、我々は密に彼らに付き添い、手洗いの方法や良い衛生管理の方法を指導している」

 WHOによると最近のデータでは、感染者(患者)は116人出て、77人が死亡している。感染する子供達の率は異常に高い、とユニセフではコメントしている。確認された患者24%が24歳以下の若年層であるという。

 150人以上の心理社会療法士が、エボラ治療センターにいる子供達の心のケアを行うためにトレーニングを受けてきた。彼らは子供達がセンターを出て家に戻ってからもケアに関与する。子供達が地域社会から拒否されることが往々にして起こるからである。



2日

 MERS

 英国でサウジからの旅行者がMERSを発症

 WHO発表
Middle East respiratory syndrome coronavirus (MERS-CoV) – United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland -英国でMERS-CoV感染者が確認

Disease outbreak news
31 August 2018

 2018年、8月22日、英国は国際保健規則(2015年制定)に則り、英国内で中東呼吸器症候群(MERS-CoV)を発症した患者を確認したことを発表した。
 患者サウジアラビア王国の住人で英国を旅行中であった。
 患者は80代の男性で、最近MERS患者との接触経験は無かったが、楽だとは接触していたとされる。

 8月16日、患者は無症候であったが、サウジから英国マンチェスター、そして北アイルランドへ飛行機で移動した。それからリーヅ(Leed)までドライブして移動した。
 患者はリーヅで隔離、治療を受けたが、その後リバプールの特殊感染症病棟へ移送された。患者は回復してきたが、隔離は続けられている。

 検体は英国公衆衛生院(Public Health England )のバーミンガム研究所でMERSウイルスであることが確認され、さらに国利研究機関でも確かめられた。

 今回の例は英国で確認された5例目のMERS感染者である。先の4人は2012-2013年に確認された。

  MERS発症例 April 2012–24 August 2018  by ECDC(ヨーロッパCDC)


 世界平均致死率 37%


1日
 

Congo's Ebola outbreak still spreading, with possible signs of hope CNN(米国) コンゴのエボラ流行、未だ拡大、しかし対策が効を奏しだしている兆候も見られる

 WHOは8月31日、コンゴ民主共和国のエボラ流行は岐路に立っているとコメントした。
 8月1日に流行が宣言されて以来、116人が感染し77人が死亡している。8月29日の検査室診断では86人がウイルス感染が確認され、30人が可能性例とされた。

 WHOによると、対策は効を奏しだしているとされる。
 患者は治療センターへ迅速に運ばれ、治療も診断が確定した1時間以内に開始されている。


 China could 'KILL MILLIONS' by REFUSING to give bird flu samples for vaccine, experts say  Express.co.uk (英国) 鳥インフルウイルス提供を拒否する中国、ワクチンを製造出来ない世界では数百万人の命が鳥インフルに感染して死亡する危険性

 中国がワクチンを製造するための(パンデミックの危険性ある)鳥インフルウイルスを提供しないことは、世界で数百万人が死亡する危険性が生じる、英国の保健専門家の指導者達が警告している。

 致死的鳥インフルウイルスであるH7N9が世界中に広がる危険性があるにも関わらず、中国当局は実験室で分離したウイルスを英国と米国からの提供の求めを拒否している。
 英国の専門家達はウイルスが入手出来なければワクチンの作製は困難であると心配している。
 「もしウイルスが(人に容易に感染するように)変異したなら、それはパンデミックを起こす株である可能性が高い。」

 H7N9ウイルスは少しの変異で人人感染を起こす様になる。

 中国はウイルス検体を提供しない理由は説明してない。また専門家達も中国のその意図について確信をもっていない。
 

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