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徒然日記
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旧ページ ”鳥及び新型インフルエンザ海外直近情報集”
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 2019年


エボラ、21世紀の悲劇となるか?
20世紀の悲劇、スペイン風邪では数千万人をが死亡


EBOLA VIRUS DISEASE (EVD)
 コンゴ民主共和国で2018年8月以降流行中のエボラの推移
 史上第二の大流行となっている。

WHO報告

 史上第二の大流行を続ける北キブ州の現状
 

最新報告

2019年5月12日
 
 総発病者数 1705
 総死者数   1124  致死率66%

 2018年8月以降、流行は依然として拡大している。
 反政府武装ゲリラによる戦闘地域であること、住民が指導に非協力、または暴力的抵抗していることから対策は十分とれていない。
 現場のナースや医師達も危険に脅かされている。
 予防のためのワクチン投与は、医療関係者や住民達に対して効果的であるが、住民への投与は抵抗に遭うことから十分行われていない。
 治療薬は数種類使用可能となっているが、治療センターが攻撃されたり、感染者や発病者が十分把握されていないため、発病者の治療は十分行われていない。

 周辺国への拡大により一気に爆発的に感染者数が増えることが懸念。


  グラフに見られるように、2月以降感染者は急増している。
  データは数週間遅れてまとまることから、直近の数は少なく表現されている。



  5月

  24日

Senior U.S. senator urges Canada to protest China’s abuse of Uyghur minority The Globe and Mail (カナダ、国際) 米国上院の重鎮議員、カナダ政府に中国のウイグル族弾圧を阻止するように求める

As the U.S. Targets China's 'Concentration Camps,' Xinjiang's Human Rights Crisis is Only Getting Worse  Newsweek (米国。国際) 米国が中国ウイグル族の強制収容所の存在を抗議している中、新疆自治区におけるウイグル族の人権危機はさらにお悪化し続けている

 新疆自治区における多くのウイグル族収容所を米国が非難しているが、同地域におけるウイグル族の人権は失われ続けている

 少なくとも100万人が人権無視され、虐げられた生活を送る中で、米国軍が収容所が集中して建設されていることを指摘しているが、最近の米国当局や議員達の抗議に関わらず、中国側は無視して衝撃を受けるばかりの人権無視がさらに進んでいる。


  23日

US border: Calls for inquiry after teen dies in detention BBC (英国) 米国国境:抑留中の少年の死亡に詳細情報を求める

 米国民主党は、昨年12月以来抑留中死亡した5年目の少年の死の原因の詳細を求めている。16歳の少年は昨年12月から抑留されていた。

 テキサスの国家議員によると国境地帯では”流行病のように死亡が起きている”とされる。

 トランプ大統領は、南部での違法移民の侵入を厳しく取り締まることを確約している。


  22日

「突然連行、小部屋に40人」ウイグル族迫害の実態訴え 朝日新聞

 記事抜粋

 中国・新疆ウイグル自治区のウイグル族らイスラム教徒の人権状況について、欧米やトルコは度々、中国政府を批判してきた。だが、近年は中国の経済力増大を受け、その舌鋒(ぜっぽう)は鈍りがちだ。被害を訴える人たちは国際社会に、現地の実態を知ってほしいと求めている。

 管理人コメント:昨年来より多く知られている事実であり、当ウエブでは数多く取り上げている。検索”ウイグル族”で調べて欲しい。

  21日


Ebola is like a fire. It keeps burning  Washington Post (米国) エボラは火事のように燃え続けている

 Opinion



 管理人コメント:日本にとって遠い対岸の火事なのだろうか?


 エボラ、国際赤十字は対策資金の緊急増額が必要とアピール

DR Congo: We cannot scale down while Ebola escalates, says IFRC  IFRC(国際赤十字赤新月社連盟)) コンゴ民主共和国:エボラ流行が拡大している状況で、我々は地域の状況が悪化していても、業務を縮小することは出来ない

 
国際社会は、コンゴにおけるエボラ流行がさらに拡大する前に、対策資金の緊急増額を行うべきである。IFRCは警告している。

 

 20日

 エジプトで観光バスが襲撃
Attack on Tourist Bus Near Egyptian Pyramids Wounds at Least 14  New York Times (米国) エジプトのピラミッド近くで観光バスが爆発、少なくとも14人が負傷
 現政権への反対派勢力が関与したテロ事件。

Ebola Containment Efforts in DRC Threatened by Insecurity, Underfunding  VOA (米国) コンゴ民主共和国におけるエボラ対策、武装勢力の危険性と対策資金不足で、十分な活動が不可能に

 国際赤十字・新半月社(IFRC)が発表。

China's persecuted Uyghurs live 'freely' in Turkey  CNN (米国、国際) 中国で迫害されたウイグル人達はトルコで自由に生活


 19日


  世界の潮流の中で遅れをとっている日本の一流紙

   ウイグル族女性「私は中国人」  朝日新聞

  どういう風の吹き回しか、朝日新聞が朝刊一面で中国におけるウイグル問題を大きく取り上げた。
 中国西方に住むウイグル族とさらに少数民族が自治区として生活している新疆ウイグル自治区。

 中国の同化政策として、共産思想教育、中国語での会話、中国の様々な文化と歴史教育が大収容所に100万人を超えるウイグル族が収容されている。親子は引き離され、子供達は国家が教育している。

 かってのカンボジアでのポルポト政権による、多くの国民の強制労働にもやや似た政策でもあるが、ポルポトの場合は何百万人も死に追いやった。


出処:Radio Free Agia


 しかし、中国の思想教育収容所での死者数は少ないようだ(あえて表現をぼかす:管理人)。多くの拷問が行われ、収容者が死亡している実態が漏れ伝えられている。

 以上の事は昨年から国際的には知られ、国連人権委員会も動いているが、中国は全てを否定し続けてきた。

 今朝の朝日新聞の報道は、先進国の一流紙としたなら、情報を国内に提供するのは、余りにも遅く、内容も歯切れが悪い。
  入れ歯を装着して語っているがごとくである。

  これまで米国のニューヨーク・タイムズ、ワシントンポスト、英国のBBCを始め世界的報道機関は、何度も警報を放つように中国のウイグル族問題を世界に報道している。このページでも昨年から多くのスペースを割いてきた(海外報道機関情報を訳してある)。

 以下は2月の米国CNN報道を訳して掲載していたものである。再掲するが、やや部分訳となっているので、必要なら原文を読んで欲しい。

 米国CNN、中国ウイグル族強制収容所の実態を報告

  2/21/2019

 Uyghur refugee tells of death and fear inside China's Xinjiang camps CNN (米国) 中国 ウイグル難民達は強制収容所内での死、そして恐怖について語る

 子供達の瞳は、母が2015年に産まれた三つ子達の誕生後に撮影した写真を取りだしたとき明るくなる。

 「モズ-!」
 モズーが自分の姿を指さす。
 「エリナ!」
 エリナが妹のエリナが言う。

 しかし写真の中の3人目の赤ん坊の姿には双子達は混乱する。3人目の赤ん坊は今存在していない。
 双子達が大きくなったとき、母のミーリグル・ツルスンさんは失った兄のモハネドについて話すつもりだ。
 「私は全てを話すつもり」、ツルスンさんはそう語る。
 「私は中国政府が彼らの兄を殺したことを話すつもり」
 ツルスンさんはそう言って涙を浮かべる。

  ツルスンさんは、自分と彼女の最初の息子は北京政府が強化してきたイスラム教徒が大多数のウイグル民族に対して、強化されてきた弾圧の犠牲者だと語る。
 中国の遙か西方の新疆地域に、米国政府によると80万人、可能性から言うと200万人のウイグル族の人々が巨大な再教育センターに抑留されている。

 新疆地区のウルムキ小児病院で、息子は殺されたとツルスンさんは語る。彼女の話した内容を確認するためにCNNは病院側にコメントを求めたが、反応はなかった。彼女の語った内容は、確証を得られない限り、CNNが発表できる内容ではなかったのだ。

 しかしツルスンさんの抑留中に受けた弾圧、そして拷問は、次第に新疆地区で政府により行われている少数異民族に対する政治的弾圧によるものであることが分かってきた。

 こうした中国の新疆における行為は世界中から猛烈に非難の声が上がっている。米国では国会議員が、”ウイグル人権政策決議(the Uyghur Human Rights Policy Act)と呼ばれる法律草案を17日に提出している。

 「信用できる報告では、ウイグル族の中国外に住んでいる人々の(中国内に住む)家族が、中国内で行方不明になっているという。そして中国政府は国外にいる中国籍のウイグル族に、国内に戻るように圧力をかけている。そして個人は自己判断で大多数が中国内に抑留されている」、そのように議員達は記述している。
 訳者コメント:国外のウイグル人は、国内の家族が弾圧を受けることを恐れ帰国する。ウイグル人は中国官憲によりAIを駆使して、世界中どこにいても見張られているとされる。

 米国内務省によると2017年4月以来、少なくとも80万人以上のウイグル民族、カザフ異民族、および他のイスラム教少数民族が無期限に抑留されているとされる。

 格子無き牢獄

 「新疆地区に広く張り巡らされた監視網は、時々”格子無き牢獄”と呼ばれる。国務次官補のスコットバスビー( Scott Busby)氏は12月4日に連邦議会前に証言する間に語っている。

 北京政府は長い間、新疆とは厄介な歴史を持ってきた。
 広大で世俗的と言われる政治家達が統治する新疆自治区。人口は中国全体の14億人に比べると2200万人と少ない。
 多くはイスラム教徒であるウイグル人は新疆の半数近くを占める漢民族とは民族的に異なる。
 
 ウイグル民族は中国により文化的粛清(cultural genocide)を受けていると言える。先に収容所に抑留されていた人々は共産主義による強制的洗脳、そして広い地域全てでのウイグル文化と伝統の禁止を強制されると語っている。
 中国は繰り返し施設はウイグル族に対する刑務所ではなく、また再教育施設ではないと言い続け、自発的職業訓練所であり、それは抗過激思想教育の一環であると説明している。
 「地域行政府はこれらの抗テロリズムと抗過激思想への対策を、人々がさらにテロリズムと過激思想に影響されることから防ぐためとしている。」。そのように中国外務省の広報官であるHua Chunyingが先月説明している。
 
 私のベビーはどこに?

  ツルスンさんは2015年3月13日に、エジプトから彼女の両親に会うためにウルムキに舞い戻った。それが彼女の3年間の苦痛と喪失の始まりだった。
 彼女は他のウイグル人と同じように職を求めて海外に出た。
 そしてエジプトから生後8週間の三つ子と共に戻ってきた。
 ウルムキに飛行機で到着した後、彼女は出入国管理官に色々聞かれた。
 「エジプトから持ち込んだものは?エジプトでの知り合いは?ウイグル人を何人知っているのか?」
 ツルスンさんは、その後拘留され、三人の子は当局により彼女から引き離された。

 三つ子全員の写真はツルスンさんが手にする唯一の写真だ。



 CNNは中国政府の対応に疑問を持ち、彼女の話に従って、彼女の問題に関与していると推定される多数の官公庁、職員、そして新疆囚人管理事務所とウルムキ警察署に問い合わせたが、どこもコメントを出さなかった。

 ツルフンさん抑留3ヶ月後、医師達が彼女の息子モハネド(Mohaned )が地域のウルムキ小児病院で死亡したと告げた。
 全ての医師達は異口同音に、モハネドは手術中に死亡したと語った。
 モハンネドは一歳に満たなかった。

 ツルスンさんは、なぜ彼女の子供が病院に入院したのか、その理由すら聞かされなかった。
 彼女が子供達の首の根元に傷跡があるのに気づき、その理由を聞くと医師達は栄養不足を補うために点滴をしたのだと説明した。

 その後ツルスンさんは解放されることはなく、パスポートは押収され、中国外に出ることは出来なくなった。
 2017年4月、彼女が両親の住むウルムキから1184キロ離れたカルカン郡(Qarqan)にいたとき、彼女は二人の息子から引き離され、中国当局により拘留された。
 新疆収容所に入れられた後、ツルスンさんによると部屋には50人を超える女性が入っていて、その多くは彼女が記憶している郷里の人々だった。
 「私を診てくれた医師もいたし、中学校の教師もいたし、近くの住人もいた。何人かは同じ学校の生徒だった」
 そう語るツルスンさんの瞼から一筋の涙が流れた。
 入所者の年齢はツルスンさんによると17歳から62歳であったという。
  皆、寝るのに折り重なったり、立ったままいた。
 ツルスンさんがいた期間、9人が死亡したという。環境の劣悪さが原因だった。
 
 62歳女性は顔と両足がむくみ、皮膚には発疹が出来ていた。
 ある日、彼女は目を覚まさなかった。
 警官は起こせ、と怒鳴った。しかし彼女の足は冷たかった

 別の2人の子供がいる23歳の女性は、13ヶ月収容所にいたが、2ヶ月間生理が止まらなかった。ある朝彼女は虚脱状態になった。
 すすり泣く皆に入ってきた警官は、誰も触るなと言って、足をつかんで部屋から引きずっていった。

 新疆収容所に実態を隠し、ユートピア化する中国政府

 北京政府はウイグルをほとんどユートピアのように描いて政治的プロパガンダとしているが、ツルスンさんの目撃証言は幸福と遙かに離れ、また政府の描くユートピアとも遙かに離れている。

 中国国営テレビが2018年に放送した内容では。収容所内では整然と席が作られ、標準的中国語のクラスが開かれていた。そして裁縫などの技術が教えられていた。

 「私の母は数学の教師です。大学を出ていて標準中国語は流ちょうに話す。彼女にどのような教育が必要なのか?」21歳のアフファト・エリケンさんが語る。
 「(再教育なんて)それは単なる拘留のための理由に過ぎない」
 彼は今米国の大学で勉強しているが、両親から授業料が送られてこなくなったため、授業は中断している。


 ツルスンさんが子供達と一緒に米国へ脱出

 2018年、ツルスンさんと子供達はついに中国を脱出出来た。
 
 彼女によると、北京のエジプト大使館の外交官が彼女を収容所から出すように尽力してくれて、エジプトで生まれた子供達と再び一緒にしてくれた。4月に彼女はエジプト、カイロに旅立った。
 現在、彼女と2人の子供達は、米国東海岸のバージニアのベッドが二つ付いたアパートで暮らしている。そこでは米国難民管理局の手を介して働いている。

  
Tursun said she will tell her children when they're old enough that the Chinese government "killed their brother"
 2人の子供が大きくなったとき、ツルスンさんは、中国政府があなたたちのお兄さんを殺しのよ、と伝えるつもり。


 ツルスンさんによると、中国の両親からの携帯電話は昨年夏以来通じなくなったという。
 両親に会いたい?とツルスンさんに尋ねると、「もし中国が自由な国になった場合には」。と答えた。


 注)死亡した乳児から移植用の臓器が摘出されているのか、または臓器提供様に殺害されているのか、実態は不明である。しかし中国から臓器移植用の摘出臓器は、新疆省から国内の8割が冷凍高速列車で運びだされているとの情報もある。


  18日


 コンゴのエボラ流行、対策に行き詰まり、大流行が懸念

With more than 1,100 dead, Congo’s Ebola outbreak is only getting worse. Now doctors are forced to go undercover. The Washington Post (米国) コンゴのエボラ流行、1100人以上が死亡。事態は悪化するばかり。医師達は潜行することを強いられている。

 史上第二の規模で流行しているコンゴのエボラ流行地で、医師達の中には予防衣を着ることを恐れている例が見られる。
 医療者達への攻撃や暴力を避けるためにこれらの医師達は身分を隠している。エボラに関する偽情報が広がっていることで、医療用の身なりをした地域の部外者に対する不信感が蔓延している。(エボラなんて嘘である。外国勢力の侵略の口実だ等)
 WHOによると、今年に入ってから保健医療従事者に対する攻撃が119回報告され、85人が怪我をしたり殺害されている。

 医療者達は高まる恐れから、対策の方針を変えている。地域の人々に、エボラは本当に流行している病気で危険であり、自分たちは流行を終息することを支援しにきている、と説得することを始めた。
 これまでのミッション(役割)内容を軽減し、白衣を脱ぎ、一般人の服装で、医療支援部隊であることが分かるSUVに乗ることを止め、町中をバイクで移動するようになっている。

 世界的援助団体である、国際救援委員会( International Rescue Committee :IRC)のコンゴ危機対策責任者のタリク・リーベル氏は、自分たちのスタッフは患者を治療する際には、医師ではないと嘘をつかなければならないと、語っている。

 また暴力的攻撃は、より直接的エボラ拡大被害をもたらしていると言われる:攻撃によりワクチン接種が妨害されるため、その後感染者が急激に増加する。

 コンゴ保健省によると、死者数は今週1136人に達している。また感染者数は1632人、疑い者数は88人、と増加している。

 現在のコンゴ北キヴ州のエボラ流行が、2013年~2016年に西アフリカで発生し11310人が死亡した流行のように拡大する恐れも出てきている。

 「悲劇的なことは、我々はエボラ流行を抑える手段を持っているにも関わらず、全ての攻撃が中止されるまで、この流行を終息させることが出来ないことである。」、とテドロスWHO事務局長が5月10日にツイートしている。

 4月のブテンボ市(流行のホットスポット)の病院への攻撃で、カメルーン疫学専門家が殺された。そしてコンゴの医師とナース達数百人が屋外に追いやられた。
 医療担当者達は市長が彼らの安全をより強力な保障で保護してくれないならば、十分な医療行為は難しいとしている。

 またWHOのチームは5月初旬にエボラ死者を埋葬した後に攻撃された。武装ゲリラとチームの警護隊が銃撃戦を行った。

 以下略

  17日

 国際赤十字、コンゴでのエボラ対策が資金不足で縮小される可能性

Red Cross warns underfunding could hamstring DRC Ebola response France 24 (フランス)  国際赤十字警告、コンゴ民主共和国のエボラ流行対策は、資金不足が原因で進展していない

 コンゴにおけるエボラ流行が拡大する中、 国際赤十字社のエマヌエル・カポビアンコ保健部長は、さらなる資金援助が無ければ、この2週間で赤十字社は対策規模を減らさざるをえないと、ジュネーブ本社で語った。

  同社は、安全な死者の埋葬を指導、監督している。エボラの死者からの体液でウイルスが容易に周辺に広がる事から、エボラで死亡した患者の埋葬方法は、感染対策上非常に重要な課題となっている。

 カポビアンコ氏は、状況は極めて深刻であると語る。

 中央アフリカに位置するコンゴ民主共和国で、この40年間に10回目の流行となっている、昨年8月以来のエボラウイルス感染症であるが、既に1100人以上が死亡している。
 1700人の感染者及び疑い者の20%がこの3週間に発生している--状況は深刻であるとカポビアンコ氏は警告する。

 赤十字・赤新月社は、コンゴ民主共和国、および周辺国のブルンディ、ルワンダ、南スーダン、そしてウガンダにおけるエボラ対策費として3150万スイスフラン(34億円)を要求しているが、実際にはその半額に満たない資金しか提供されていない。

 「資金が追加されないされない限り、赤十字ボランティアにおける規模と質は、今後2週間で劇的に低下せざるを得ない」とカポビアンコ氏は語っている。

 同氏によると、昨年の流行開始以来5000件の埋葬を指導監督している。平均、日に20件となる。
 研究報告によると、安全な埋葬を指導することで、感染者数は劇的に減少するとされる。

 しかし、安全な埋葬のためには複雑な手法が必要である。
 1件の埋葬に5万円要する。12人のチームにより行われるが、彼らと家族のための感染予防衣、遺体袋、棺などに必要な額である。

 現在流行は北キブ州とイツリ州にとどまっているが、状況は転換点に入っており、他の地域や周辺国への拡大が起きてくる危険性がある。そのようにカポビアンコ氏は語っている。


 16日

Terrifying' Ebola epidemic out of control in DRC, say experts The Gurdian (英国) 専門家懸念、コンゴでのエボラ流行が制御不可能になったなら、恐るべき事だ

 意訳

 昨年8月エボラ流行が始まったコンゴ北キヴ州、既に1600人以上の感染者がでている。そして1000人以上が死亡。その多くは女性と小児である。

 流行発生から9ヶ月。感染者数は確実に増加の一途を辿っている。
 2019年4月15日~5月5日までの間に298人の新規感染者が確認されている。
 死亡率はこれまでの平均以上に高い。67%。



 管理人コメント:日本国内のマスコミではあまり伝えられることのないコンゴ民主共和国でのエボラ流行。この数ヶ月、果てしなく感染者数は増え続けている。武装ゲリラが戦闘を行っている地域であるほか、住民達がエボラ感染症自体を認識してないことと、外国人達による陰謀との噂が広がり、WHOや人道支援団体に協力しないばかりか、暴力的に排除しようとする。エボラ治療センターも襲われ、”国境なき医師団”も一時的に退却している。WHO職員も銃撃され死亡している。


 15日


 北朝鮮、干ばつにおよる大飢饉発生の危険-国際赤十字社懸念

DPR Korea: Hunger warning after early drought  IFRC (国際赤十字赤新月社) 北朝鮮:早期の干ばつによる飢饉発生の可能性

 北朝鮮で発生している早期の季節性干ばつが、数千人の小児、妊婦、母乳を与えている女性、高齢者、及び慢性疾患保有者達における、飢餓、低栄養、そして健康問題の悪化が懸念されている。

 数ヶ月に及ぶ異常気象が続いた後の春の始まりに始まった干ばつで農作物は育たず、その収穫期の6月から9月には甚大な農作物収穫不足が予想される。
 2018年、ひどい干ばつは、前年よりも12%農作物収穫が低く、この10年来最悪の収穫不足であった。今年の干ばつはそれに引き続いており、結果として人口の40%にあたる10,100万人が緊急の食料支援を必要としている。--現在の状況は、この干ばつが状況を悪化させるばかりであることを意味している。

 国際赤十字赤新月社(IFRC)の北朝鮮事務所長であるモハメド・バビカー氏は次の様に語っている;
 我々が特に懸念しているのは、この早期から発生している干ばつが、生存するのに精一杯の状況の子供達や大人達に与えるインパクトである。
 この干ばつ以前から5歳以下の子供達5人1人が低栄養のために、発育障害を起こしている。
 我々はこれらの子供達が、さらなる栄養不足が続けば生存は難しいと苦慮している。
 この干ばつの最悪の影響は、この二三ヶ月後に起きると考えられている。
 しかしながらIFRCと北朝鮮赤十字は、危機がもっとも懸念される地域に対して、食糧不足を軽減する計画を用意している。

 IFRCは災害救援基金(DREF)から、7万7千スイスフラン(837万円)を拠出し、同国の赤十字支援のために22000人用の対策資金を提供した。北朝鮮赤十字はこの資金で送水ポンプを、干ばつで影響を受けている地域に配置して畑に水を引く支援する。この支援方法は2018年の極暑の際に試みられ成功している。

 付け加えるに、北朝鮮赤十字は100箇所の地域温室を管理し、トマト、キュウリなどの野菜を通年栽培する指導を行っている。
 またボランティア達は家庭用温室を作り、そこで通年緑色野菜を家族で食べることを指導している。

 最近の干ばつの原因、および広範な食糧危機の原因について、IFRCの危機管理責任者のダニエル・ワリンダー氏は次のように説明している;
 過去50年間のデータを見ると、それらが気象異常によりもたらされていることは明らかである。冬期間の降雪量は少なく、農作物は氷点下の気温に暴露され、また降雨量不足による長引く乾期間にさらされる。
 北部周辺に住む人々にとって、こうした気象変化は地域の廃墟化につながる、


 北朝鮮赤十字提供


 13日

 エボラ、コンゴから拡大の危険性

WHO warns Ebola could breach DRC's borders unless attacks stop Al Jazeera and news agencies (国際) WHO、エボラ流行地でのゲリラによる攻撃が中止されない限り、コンゴからのウイルス拡大が予想されると警告

  管理人が怖いと思うのは、エボラ感染後治癒しても、ウイルスが免疫的聖域(睾丸、卵巣、脳脊髄膜などに残存し続け、何かが原因で免疫が一時的に低下したときに、再燃する事である。ウイルスはそこから周辺にさらに広がる。
 エボラ治癒者は半永久的にフォローされる必要がある。

 またワクチンで一時的に感染が抑えられた場合、その効果がいつまで続くのか、またはウイルスが感染して不活化しているだけで、ワクチンの効力が低下してきたときにウイルスが活性化して、周辺に広がってゆくのか、未だ十分経験が無いことから分かっていない。

 人の水痘ワクチンは、ある程度発症を抑えるが、神経根に沿って不活化しているウイルスは、免疫が低下したとき、水痘、または帯状疱疹として出現する。エボラウイルスはそれに似る。


 12 日

 米国CDC、コンゴのエボラが史上最大の流行へ拡大することを懸念  YAHOO NEWS

U.S. officials fear Ebola outbreak in Congo could become largest ever  Yahoo News (国際)  米国当局者、エボラが過去最大の流行になる事を懸念 

 今回のコンゴ民主共和国におけるエボラ流行は史上第二の大きさとなっているが、既に1000人を超える死者が出ていて、その数はさらに増え続けている。米国CDCの当局者の一人は、2014年に西アフリカで11325人が死んだ史上最大の流行を超える危険性がでてきたとの懸念を表した。


 6日

  拉致被害者問題 

非核化目指し日米で一致して対応すると首相  共同

 安倍首相はトランプ米大統領との電話会談後、北朝鮮による飛翔体発射を受けた対応について公邸で記者団に「朝鮮半島の完全な非核化を目指し、全ての面で日米で完全に一致して対応していく」と述べた。

 管理人コメント:米国の方針の変化がないことを電話で確認したのだろうか。これからも同じように強硬な態度で北朝鮮に制裁を加えてゆくんですね?うん、その通りだ。という会話。


安倍首相「条件つけず」日朝首脳会談目指す  日テレ

 安倍首相は6日夜、北朝鮮の金正恩委員長との日朝首脳会談について、これまでの方針を転換し、前提条件をつけずに会談の早期実現を目指す考えを示した。

 安倍首相「北朝鮮との関係におきましては、日本にとって大切な問題は拉致問題であります。拉致問題を解決するために、あらゆるチャンスを逃さない。私自身が金正恩委員長と向き合わなければならない。条件をつけずに向き合わなければならないという考えであります。あらゆるチャンスを逃さない、この決意で、この問題の解決にあたっていく」

 以下略

 管理人コメント
 昨年から拉致被害者は自分がキム委員長に会って解決すべき問題と言い続けているが、その昨年から1年経過しているが、未だ同じ内容を言い続けている。この先、安倍晋三首相がどの程度続くのか分からないが、首相交代で自分の語っていた内容には責任は負わないだろう。後退した後、どこかの温泉でゆっくりと汗を流すに決まっている。



 5日

  コンゴ:エボラ  戦闘、住民反発などで対策は進まず、死者数急増

Ebola Deaths Top 1,000 in Congo Amid Clinic Attacks  New York Times (米国)  治療所の攻撃が続く中、エボラ死者数は1000人を超える

 3日、コンゴ民主共和国の保健相は、昨年の8月以来のエボラ流行により死者数が1000人を超えたと発表した。
 史上第二の大きさのエボラ流行になったが、先の大流行は2014年~2016年に西アフリカで発生し、12000千人以上の死者が出た。
 現場の武装ゲリラや住民達が保健医療担当者達に向ける敵意が、エボラウイルス撲滅を図る担当者達の業務の大きな障害を起こしている。


 攻撃に対する警護の不安定さと、住民の間の根強い担当者達に対する不信感が、東部コンゴにおけるエボラウイルス撲滅への大きな妨げとなっている。
 いくつかのエボラ治療センターは繰り返し攻撃を受け、政府の保健担当者はブテンボやカツワのような流行の中心地の小さなクリニクを継続している。
 国際的人道支援機関は(国境なき医師団:訳者注)、激しい暴力の危険性から二箇所の地域での業務を継続することを中断した。
 カメルーンのWHOと共に働いている疫学専門家は、先月、ブテンボの病院への攻撃で、銃撃され死亡した。

 医療担当者達を暴力から守る警護の不安定さが、現在、エボラ流行対策の”主たる障害”となっていると、WHO担当官は記者談に語っている。

 WHO担当官によると、今年1月に入ってから119回の攻撃が行われ、そのうち42回は保健医療施設が対象になり、85人が傷害を受けるか死亡した。

 現地では数十の反乱グループが活動しており、政治的対立関係が保健医療従事者に対する地域での拒否の一因にもなっている。



イエメン:2年間で1500人以上の母子が死亡 紛争下でも医療確保を  国境なき医師団 (国際、日本語版)

中東イエメンで紛争が始まって4年、空爆や武力衝突の影響を特に受けているのが、妊娠中や出産後の女性と子どもたちだ——。国境なき医師団(MSF)は、紛争のため医療を受けられない母子の状況を調査報告書(英文原題Complicated delivery)にまとめた。これによると、2016年から2018年の間に、合併症を伴う出産をした母親や病気の子ども、15歳未満の子どもたち1500人以上が医療を受けられず命を落とした。MSFは全ての紛争当事者に対し状況の改善を訴えるとともに、他の国際援助団体に対し、質の高い援助ができるよう人道援助対応を拡充することを呼びかけている。

 イエーメンの病院。治療される乳児のやせ衰えた身体。


 4日

First human casualty from bird flu reported in Nepal  The Himalayan Times  (ネパール) ネパールで初の鳥インフル感染死(H5N1)

 ネパールで最近感染症で死亡した男性が、鳥インフルH5N1であったことが確認された。

 ネパール政府は今年3月初旬からH5N1鳥インフルが家きんの間で流行していたことを証言した。

 注(管理人):H5N1鳥インフルエンザは、かって人にも感染する事例が相次ぎ、ベトナム、インドネシア、エジプトで家きんから感染して死亡する事例が多く報告されていたが、近年は家きん感染が南アジアなどで報告されることがあるが、人での感染事例はほとんどなかった。


 3日


‘The world has never seen anything like this’: WHO chief on battling Ebola in a war zone Nature(国際、科学雑誌) WHO事務局長、現在のエボラとの闘いは、世界が史上初めて経験する過酷な状況にある

 コンゴ民主共和国、北キヴ州でのエボラウイルス感染症(エボラ出血熱)の流行状況は、戦闘地域で起きていて、その対策は史上初めて経験する過酷な状況下にある、と現地を視察してジュネーブに戻ったテドロス事務局長は記者会見で語った。

 流行状況は悪化し続けており、WHOの当局者達は、エボラを理解しない武装ゲリラや現地の住民達の攻撃を受け、極めて危険な状況にあるとされる。
 事務局長は5月4日に、4月19日にブテンボ市で銃撃され死亡したWHOの疫学専門家(41歳)の葬儀に出席する。
 襲撃した男達は、エボラなんて存在しないと叫びながら銃撃したとされる。
 この2~3ヶ月間に、数十人の現場の担当者達が攻撃されている。

 流行が始まって以来9ヶ月間に1000人近くの人々がエボラに感染して死亡している。新規感染者数の増加率はさらに高まってきている。
 Nature 編集部は、現地から帰ったWHO事務局長から状況を聞いた。

 事務局長は死亡したWHO高官の悲劇に現地で言葉を発することが出来なかったという。彼には4人の子供がいる。
 彼の仲間達は現地で、住民を救うために大変な危険を冒している。しかし、エボラを克服できるまで業務を遂行すると語っている。

 事務局長はエボラ対策のための基金が不足していると語った、必要経費の50%程度しか手にできていないという。

 英国にサポートを依頼しているほか、支援を受けている米国が、その額をさらに増額してくれることを期待している。
 またドイツ、中国、日本、およびいくつかの北欧の国にも支援を依頼している。

 以下略
 

Ebola outbreak in the DRC hits record number of cases in a single day  NewScientist (国際) コンゴ民主共和国でのエボラ流行、一日での報告数が記録的数に

 コンゴでのエボラ報告数が1日27人を記録した。2~3週前の20人という記録を塗り替えた。

 WHOによると累積感染者数は1400人となり、そのうち891人が死亡している。その多くは女性と小児とされる。

 感染者数が増えている理由は、感染が広がっているというよりも、地域の医師による感染者数の正確な確認が出来るようになってきたからだと、WHOは分析している。

 2日

 D型インフルウイルスの発見

  インフルウイルス全タイプに感染するのは人とブタのみ



 1日

Bird flu in Namibia’s penguins wanes, after killing nearly 500  Mongabay (国際) ナンビアのペンギン・鳥インフル、500羽近くが感染死後終息に

 H5N8鳥インフルで、南アフリカ南部のナンビア共和国、ナンビア海岸の3小島でアフリカペンギンの間で流行したが、450羽以上が感染死した。ウイルスは他の鳥が運んで来たと考えられ、鳥の飛来元でも類似の鳥インフルが発生していたことが分かっている。
 アフリカペンギンは国際自然保護連合(IUCN)が絶滅危惧動物としている。


 注:H5N8鳥インフルは、H5N1ウイルスが変異して誕生したもので、最近各地で流行を起こしている。人への感染報告はない。




 4月


 30日

 コンゴのエボラ流行、さらなる拡大

Congo registers record of 27 new Ebola cases in one day  Reuters (国際) コンゴ、1日で27例の新規エボラ感染者発生を記録

 コンゴ民主共和国で1日で27例の新規エボラ感染者が記録されたと、当局が28日発表した。
 先週の感染者数は126人となり、昨年8月流行が始まって以来、一週間に発生した数として最多となった。

 同国東部でのエボラ流行は急速に拡大を続けているが、原因は国際的エボラ対策を信用していない武装兵士等による攻撃が主たる要因となっている。

 過去2ヶ月間に5箇所のエボラ治療センターが攻撃を受け、WHO高官が10日前に殺害されている。
 多くの攻撃者達は、エボラは政府、または外国により作り上げられた陰謀と受け取っている。


 中米移民集団、メキシコ内で苦境に追い込まれている

Pope donates $500,000 for migrants stranded in Mexico  BBC News (英国) ローマ法王、メキシコで足止めされている移民集団に50万ドルの支援金を提供

 米国国境へ到達することに苦境に置かれている、中米からの移民集団支援のためにローマ法王は50万ドルの支援金を提供した。支援金は世界中の教会で集められたものである。法王庁が発表した。

 声明文では、移民集団の生活に必要な支援が低下している。世界的にメディアが集団の危機に関して取り上げなくなっていることが影響している、と述べている。
 
 ローマ法王は先にトランプ米国大統領がメキシコとの国境に壁を建設しようとしていることに批判的意見を述べている。
 米国はメキシコ政府に移民集団が米国に入らないように留め置くように圧力をかけている。

 「2018年に6回移民集団がメキシコに入った。その人数は7万5千人に上る。その他にもメキシコに入った集団が報告されている」
 法王庁ではそのように伝えている。

 さらにこれらの人々は、家庭生活の手段がないまま、米国に入れずメキシコ内に留め置かれたままである、と付け加えている。
 またカトリック教会では教区内のホテルなどに数千人を受け入れ、生活および衣服の提供を行っているとしている。

 移民集団は、母国では暴力や貧困が著しく、そうした迫害から逃れるために米国に向かっていると主張している(いわゆる難民とみなされる:訳者)。

 先週、メキシコ当局は南部キアパス州で、米国を目指している400人近い移民集団を抑留した。
 法王庁によると、こうした危機に対するメディアからの情報量が減少し、その結果、政府や個人からの支援も減少している、とされる。

 この三月に法王は移民集団を追い出す壁を建設しようとしている米国のリーダー達を批判した。
 「バラ線や煉瓦で壁を作ろうとしている人々は、結果的に彼らが作った壁の囚人(犯罪責任者:訳者注)となるだろう」

  移民集団はいかなる手段を用いても米国に入ろうとする



Migrant caravan: Mexico detains hundreds in raid  BBC News (英国) 移民集団(キャラバン):メキシコ当局、急襲して数百人を抑留





 27日

 {バンカ島虐殺事件:看護師達殺害前にレイプの疑い}

 インドネシア、バンカ島に駐留オーストラリア軍を、戦線予告前に攻め込んだ日本軍。白人ナースたちをレイプした後海中を歩かせ銃で撃ち殺した。
 オーストラリア軍も責任逃れからレイプの実態を隠してきたが、今生存者などの証言から、日本兵の残虐な行為が明るみに。

Bangka Island: The WW2 massacre and a 'truth too awful to speak'  BBC (英国) 1942年に日本兵、豪の看護師21人を銃殺する前に何を 真実追求の動き

 第2次世界大戦中の1942年、オーストラリアの女性看護師の一団が、日本軍兵士たちによって殺害された「バンカ島虐殺事件」。いま、一人の歴史研究者が入手した証拠から、ある事象が浮かび上がりつつある。看護師たちは殺害前、日本兵たちに性的暴行を受け、オーストラリア当局がそれをひた隠しにしてきたというのだ。

「この真実を発掘し、ついに公表するには、複数の女性の力が必要だった」

軍事史を研究するリネット・シルヴァーさんがこう言う「真実」とは、1942年2月にインドネシア・バンカ島で、海の中へ歩かされ、機関銃で銃撃されたオーストラリア人看護師22人の身に起きたことを指す。看護師たちは1人を除いて全員殺された。

「それだけでぞっとした。でも、殺害前に強姦されていたなんて、語るにはむご過ぎる真実だった」。シルヴァーさんは、新著で詳しく書いた証言について、こう話す。

「オーストラリア軍の高官たちは、悲しみに暮れる遺族たちに、家族が強姦されていたという不名誉を与えたくなかった。恥ずべきことだと思われていたので。レイプは死よりもひどい運命と考えられ、ニュー・サウス・ウェールズ州では1955年まで(加害者が)絞首刑による極刑で処罰されていた」




 本文続く

 英語原文
  https://www.bbc.com/news/world-australia-47796046

 インドネシアの日本軍捕虜収容所では相当な残虐なことが行われていたようだ。

  連れてこられたオランダ人の母娘。収容所長は娘を強姦し、軍医は母親を強姦している。
   2名とも裁判で死刑にされたと思う?


 26日


インフル患者数、秋田が全国最多 前週の1医療機関当たり  秋田魁新報

 秋田県は25日、21日までの1週間に県内医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は1医療機関当たり6・24人で、前週(6・80人)より8%減ったと発表した。この時期としては高止まりしており、県保健・疾病対策課は手洗いなどの励行を呼び掛けている。

 本県の前週の1医療機関当たり患者数は全国最多だった。全国平均は1・67人、2番目に多かった青森県が4・26人で、本県の患者数の多さが目立った。

管理人コメント:株はH3N2だろうか?もしそうなら、遺伝子分析では、米国株?従来株?

Bird flu in Namibia’s penguins wanes, after killing nearly 500 MONGABAY (国際) H5N8鳥インフルエンザ、ナンビアのペンギン感染衰弱、500羽が死ぬ

 アフリカペンギン


 死んだペンギンは、科学者達の手で焼かれる

Israel says highly pathogenic strain of bird flu found at northern farm  The Times of Israel (イスラエル) イスラエルで高病原性H5N8鳥インフルが七面鳥農場で発生

 イスラエル北部の七面鳥農場で、人にも感染する致死的鳥インフルH5N8が発生し、13000羽のうち350羽が感染。200羽が死んだ。当局は農場の鳥を全て殺処分した。


 24日

インフルエンザ再流行 栃木県、関東1都6県で最多  下野新聞

 県が定点観測している県内76医療機関でのインフルエンザ患者数が、8~14日の1週間で1医療機関当たり1・83人と県の定める流行基準の1・00人を超えていたことが22日、県などへの取材で分かった。前週の1~7日は1医療機関当たり0・96人と基準を下回っていたが、上昇に転じた。

 23日

 
インフル


 インフル研究資料集(国際感染症雑誌)
100 Years of Fighting Pandemic Influenza 1918/19–2018/19  J.infect.Dis Volume 219, Issue Supplement_1, 15 April 2019   パンデミックインフルとの100年間(1918/19-2018/19)の闘いの記録補遺集
 万能ワクチン開発に関する論文を多く含む


 インフル感染は、無症状期でも通常呼吸でウイルスが飛散
Hospital study finds substantial proportion of patients and healthcare workers shed flu virus before symptoms appear EurekAlert! (国際) 院内感染調査で、患者と医療担当者はインフル症状発症前にウイルスを呼吸器から飛散することが証明


 チューリッヒ大学病院での2年間にわたる調査で、インフル症状が出る前からウイルスが周辺に飛散されていることが確認された。研究報告は、ヨーロッパ臨床微生物学&感染症学会で発表された。
European Congress of Clinical Microbiology & Infectious Diseases (ECCMID) in Amsterdam, Netherlands (13-16 April)。

 研究チームは700人の患者と医療担当者を対象に連続2年間追跡調査した。
 研究結果によるといくつかの発症集団は、その感染源が定期的監視体制では明らかに出来なかった。(咳、くしゃみ等インフル症状を呈する感染者の存在の有無など)

 今回の研究結果は、以前に報告されている研究結果、インフルウイルスは通常の呼吸で飛散し周辺に感染するが、必ずしも咳やくしゃみがウイルス飛散に必要では無いとする報告に一致している。

  SARSは無症状者から感染しないとされるが、今回の研究でも示されるように、インフルの場合、無症状者からも感染することから、感染対策は従来の方法では意義が薄い。

Infectivity of severe acute respiratory syndrome during its incubation period. PubMed (国際) 重症急性呼吸器症候群(SARS)の潜伏期における感染性

 中国CDCチームによる研究報告
 無症状期にはSARSウイルスは感染しない




 20日

インフル


岡山・岡北中で集団風邪 インフルか、患者は3年生36人  山陽新聞

  岡山市は17日、岡北中でインフルエンザとみられる集団風邪が発生したと発表した。患者は3年生の36人。19日まで学年閉鎖する。


 淡路島でAインフルが集団発生

淡路島でインフルエンザ再流行 学年・学級閉鎖も  神戸新聞

 冬場に猛威を振るったインフルエンザが、淡路島で再び流行の兆しを見せている。兵庫県洲本市立五色中学校(同市五色町広石北)は16日、患者数が増えて2年生を学年閉鎖。南あわじ市立西淡中学校(同市松帆古津路)も17、18日に2年2組を学級閉鎖とし、津名高校(淡路市志筑)は3年4、5組を19日まで学級閉鎖にした。「ここ数年、この時期に閉鎖になるのは記憶にない」と、洲本市教育委員会の担当者が驚くほどの事態が起きている。

 五色中、西淡中、津名高で共通しているのは、(1)大半がA型インフルエンザ(2)感染が一気に広がった-という2点。洲本市内では小学校でもインフルエンザの症状が出始めている。淡路市教委によると同市の小中学校で目立った感染の情報はないが、島外では姫路市や豊岡市の小学校で学級(学年)閉鎖が出ている。
 兵庫県疾病対策課によると、県内のインフルエンザは3月の最終週から「非流行期」に入った。定点当たりの患者数が1を下回ったためで、今シーズンは大半がA型だった。
 だが、例年は5月のGW明けに非流行期になるといい、今シーズンは1カ月以上早かった。同じA型でも種類や性質が違うと再びかかる恐れがあるという。同課は「インフルエンザは夏場でもあり得る。手洗いなどの予防を徹底してほしい」と呼び掛けている。

 管理人コメント:早急に遺伝子検査を行い、シーズン中に流行したH3N2の変異株であるか確認する必要がある。単純にシーズン中に流行しなかったH1N1だとしたなら、それほどの懸念は必要はないが・


 19日


インフル


 岐阜でA型インフルが病院内集団感染、患者3人死亡

インフル61人感染 岐阜市民病院の入院患者と職員  岐阜新聞

 岐阜市民病院は18日、入院患者31人と職員30人がインフルエンザに感染したと発表した。このうち患者3人が死亡したが、症状が改善する中で元々の病状が悪化して亡くなっており、「発症と死亡に直接の因果関係はない」と説明している。
 病院によると、今月5日に50代の男性医師と、患者2人がインフルエンザA型を発症。このうち誤嚥(ごえん)性肺炎で入院中の90代男性が症状回復後、10日に死亡した。また、肝硬変で入院中の80代男性と、誤嚥性肺炎で入院中の別の80代男性が8日に発症し、回復して検査で陰性と確認された後の14日に亡くなったという。死亡した3人は発熱などをきっかけに検査で発症が判明した。

 管理人コメント: A型株とされるが、H3N2の可能性が高い。変異株であればさらなる拡大も危惧されるが。


 17日

In New Ebola Outbreak, Health-Care Workers Come Under Attack The Wall Streat Journal (米国、国際) コンゴ、最新のエボラ流行で医療担当者が武装勢力の攻撃に遭う


 15日

中国における鳥インフル流行の状況

 From Avian Flu Diary

China's massive, nation-wide poultry H5+H7 vaccination campaign, which began in 2017, has resulted in a huge decline in avian flu outbreak reports - both in poultry, and in humans - across Asia over the past 18 months.
While we've seen a handful of H5N6 outbreaks, and human infections, over the past 8 months the suppression of the biggest perceived pandemic threat - H7N9 - has been nearly complete for the past year.


中国が2017年に(H5+H7)鳥インフルウイルスに対するワクチン接種を全土的に行った結果、鳥インフル流行の報告は、アジア全体において鳥においても人においてもこの1年半ほとんど出なくなっている。

 H5N6に関してはこの8ヶ月、少数の家きんに於ける流行、および人での感染報告はでているが、H7N9に関しては、この8カ月(2018/19シーズン)大規模パンデミックの恐れはほとんど完全に消失している。


 14日

World Health Organization decides against declaring Ebola emergency as outbreak worsens  Nature (国際医学雑誌) WHO、エボラ拡大にも関わらず、国際的公衆衛生危機(PHEIC)は発動せず

 エボラ拡大はコンゴの2州に限定されており、拡大の要因は十分な対策費が提供されてないことと、住民に対する信頼感が得られていないことが大きな要因とされる。


 12日

 MERSワクチンが開発

Researchers Develop Vaccine Against Middle East Respiratory Syndrome  ICT(Infection Control Today、国際) MERSワクチンが開発

 テキサス大学、サウジアラビア、カナダの研究チームが、MERSに対する有効な安全なワクチンを作製した。
 詳細は感染症雑誌( The Journal of Infectious Diseases.)に発表された。


 11日

WHO asks panel to weigh whether Ebola outbreak is global emergency STAT (米国、国際) WHO、緊急委員会でコンゴのエボラ流行を国際公衆衛生危機と発令すべきか、再び論議

 コンゴ民主共和国のエボラ流行が終息傾向になく、さらなる感染者がコンゴ政府から発表されていることから、WHOはコンゴにおけるエボラ流行を国際公衆衛生危機(PIEIC)宣言すべきか12日論議すると発表。

 (Public Health Emergence of International Concern:PHEIC))


 Butemboのエボラ治療センター周辺をパトロールするコンゴ兵士


  8日


Belfast doctor tells of fighting Ebola in African war zone BBC (英国) 英国、ベルファストの医師、コンゴの戦闘地帯におけるエボラとの戦いについて語る

  現場での実態について


 中国内蒙古でH7N9鳥インフルに男性が感染

China's Inner Mongolia reports human infection of H7N9 bird flu virus: Xinhua  Xinhua (新華社、中国国営通信) 中国内蒙古自治区でH7N9鳥インフルに男性が感染

 4月6日、内蒙古自治区で82歳男性がH7N9鳥インフルを発病したと、当局が発表。
 調査では男性周辺から感染者は出ていないとされる。

 同ウイルスは2016/2017シーズンの冬期間に死者を出している。

 5日

 コンゴ民主共和国、エボラ

Congo Ebola outbreak is spreading faster than ever: WHO  New York Post (米国) コンゴエボラ流行、以前よりも急速に拡大、WHO発表


Many in Congo Do Not Believe Ebola Virus Is Real  VOA (米国) コンゴの住民の多くはエボラウイルスの存在を信じていない


Intradermal Ebola Vaccine Candidate Shows 100% Seroreactivity After 2 Doses ContagionLive (国際) 皮内エボラワクチン、2度の接種で完全に血清中に抗体が出現

      

 インフル万能ワクチン、H1ssF_3928、実用化への臨床試験が開始、米国NIH

  数年前から準備が進められていた米国衛生研究所(NIH、米国を代表する医科学研究機関、多くの日本人研究者が留学している)のインフル万能ワクチンが、着々と実用化に向かっているようだ。
 同研究所広報誌に臨床試験の詳細が発表された。

 万能ワクチンは、イスラエル、中国、大手製薬企業が開発を急いでいる。
 それは毎年変化する季節性インフルウイルスに対抗するばかりでなく、いつ発生するか分からないパンデミックインフルに準備することが主要な目的でもある。
 基本的にはインフルウイルス全てに共通する表面抗原で、通常は宿主の免疫系に認識しづらい隠れている抗原を分離精製してワクチンにするものである。その抗原に対するモノクローナル抗体は各種A型インフルウイルスに反応することは確かめられている。

 米国政府は大手企業に研究費を提供しているが、この万能ワクチン製造が確立すると、人類は21世紀医療上最大に近いメリットを得るだけでなく、開発企業と米国は莫大な利益を得ると考えられる。
  ・パンデミックインフルを含めほとんどのA型インフルに効果:現在の季節性インフルであるH3N2及びH1N1。
  ・時々人に感染している鳥インフルエンサ:H5N1、H7N9, H5N6。
  ・上記鳥インフルウイルスが変異してパンデミックウイルスとなった場合。
  ・通常1回の接種で数年有効、または終生効果が持続することもあり得る:一度接種しておくと、季節性インフルもパンデミックインフルも怖くないということに。
   他

  要するに一度接種しておくと、インフルエンザに関して、どのようなものが発生しても人類にとって無害な感染症となるということかも知れない。
  ただしパンデミックはエボラ、MERS等、他にも末恐ろしいウイルスは出ている。

  なお中国でも開発が急がれているが、実用段階に近づいている可能性がある。
  多くの国家研究機関は、世界の多国籍企業と結びつき研究費が提供されているようだ。


 NIHbegins first-in-human trial of a universal influenza vaccine candidate  NIH(米国国立衛生研究所) 米国NIH、初の実験的インフルエンザ万能ワクチンの臨床試験を開始

 各種インフルウイルスに効果を発揮する万能ワクチンに関して、長年多くの施設で開発を進められていた。

 今回、NIHの下部機関である国立アレルギー、感染症研究センター(NIAD)で、健康人18歳~70歳、53人を対象に、臨床試験を開始する。安全性と免疫的反応を検討するが、詳細は以下の通り:年齢層によりワクチンによる免疫反応がどのように違いがあるか、これまで流行したウイルスに対するワクチンの反応性が年齢によりいかに違いがあるか等を分析。

 各種季節性インフルに対する予防効果だけでなく、新規に発生するパンデミックインフルに対する予防効果を目的として、ワクチンは作製されている。
 各種ウイルスに共通して存在する、抗原性があまり変化しない、表面抗原をターゲットとしている。コードネームは”H1ssF_3928 ”。



 3日

China reports H5N1 bird flu outbreak in Liaoning province  Reuters (国際) 中国、遼寧省で高病原性H5N1鳥インフルが発生と報告。

 一農場で25000羽がH5N1鳥インフルに感染。多くが殺処分された。
 鳥の種類に関しては不明。
 また1週間前には同省の動物園でH7N9鳥インフルが発生している。

 2日


 ベネズエラ危機

Venezuela crisis: Red Cross set to begin crucial aid  BBC (英国) ベネズエラ危機:赤十字が大支援を開始
 赤十字は2週間にわたり物資の補給や人道支援活動を行うと発表


IFRC to bring humanitarian aid into Venezuela  IFRC (国際) 国際赤十字赤新月社連盟、ベネズエラに人道支援を開始

 中立の立場でIFRCはベネズエラで各種の人道支援を開始と宣言。

 ロシア支援の政権と、米国支援の反政権市民団体との間の紛争は、ライフラインの停止、医療機関の停止などが続いており、支援物質の停滞、支援団体の入国なども滞り、人道上の危機が発生しだしている。

Caracas/Panama/Geneva, 29 March 2019— The President of the International Federation of Red Cross and Red Crescent Societies (IFRC) has announced that IFRC will have unhindered access to bring humanitarian aid into Venezuela to support a major scale up of medical care and other assistance by the Venezuela Red Cross.
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Congo Ebola outbreak spreading faster than ever: WHO Reuters (国際) コンゴ、エボラ流行速度が以前よりも加速、感染者数がさらに増大

 エボラ流行が確認されて8ヶ月経つコンゴ民主共和国で、流行拡大速度が維持されながら、感染者数の増加が続いている。WHOが4月1日語った。
 武装勢力の攻撃や、住民達の対策への抵抗が流行地では続いている。
 
 WHOは3週間前、出血熱の流行はかなり抑え込むことが出来ていて、9月には終息するだろうとの予測を発表した。そして週に発生する患者数が、本年初めの週の25人の半分になっているとした。
 しかしその翌週には感染者数は57人となり、続いて72人と急増した。

 さらに驚くべき事は、先週、エボラの死者の三分の二が治療センター外で起きていたことである。コンゴ保健省の発表であるが、このことは容易にエボラウイルスが死者から周辺に感染していることを示唆する。

 関係者は、人々は治療を受けること無しに感染している、と困惑している。

 この二ヶ月間に5箇所のエボラ治療センターが武装ゲリラに攻撃され破壊された。
 サポートしていた”国境なき医師団”は2箇所から手を引いている。
 


 1日




  3月



  30日

 エボラ流行対策を阻む大きな要因

1 in 4 people near Congo's Ebola outbreak believe virus isn't real, new study says ABC News (米国) コンゴ流行地域の住民、四分の一近くがウイルスの存在を信じていない、新規調査が明らかに

 ハーバード大学の研究チームが、昨年コンゴのキヴ州でエボラが流行し始めた一ヶ月後の9月に、大都市の961人の成人を対象に行ったアンケート。
 その結果がThe Lancet Infectious Diseases journalに発表された。

 25%の人々が、エボラは存在しないとの噂を信じていて、33%が金儲けを考える当局のでっち上げと考え。また36%は地域を動揺させることを意図したでっち上げ工作と答えている。
 上記3項目を五分の一の人々が全て信じていた。

 研究のリーダーであるハーバード大学のパトリック・ビンク医師は、医学的アプローチだけでは対策は十分ではないと、述べている。
 そして、流行に対して個人や地域社会が、どのように反応するか、我々は十分理解出来ていないと付け加えている。


Congo registers record 15 new Ebola cases in one day Reuters (国際) コンゴ、一日に15名の新規エボラ患者を確認

 昨年8月に流行が確認されて以来、一日15人の患者が確認されたのは最大となる。


  28日

 イエメンの惨状

Saudi Airstrike Said to Hit Yemeni Hospital as War Enters Year 5  New York Times (米国) サウジアラビア、イエメンの病院を空襲、戦闘勃発5年目に入る中

 ”Save the Children(セーブ・ザ・チルドレン、国際人道支援団体、子どもの権利の保護を目標として活動、NGO、英国に本部)”によりサポートされているイエメンの病院が、サウジアラビアの空襲を受けた。
 4人の子供を含む少なくとも7人が死亡した。

 攻撃は午前中の患者で混む時間帯に行われ、待合室が破壊された。
 病院があることをサウジ側は認識しているとされる。


 イエメンでコレラが再び大流行の可能性


Yemen cholera spike renews fears of another huge outbreak  CIDRAP(ミネソタ大学感染症情報センター) イエメン、コレラ急増、再び大流行が懸念

 WHO東部地中海地域事務所は、昨日、今年度初めからコレラ大流行がイエメンで続いていることを発表した。

 今回の、流行は同国で、100万人以上が発病した世界で初めて経験した最大の流行の2年以来に始まっている。

 今年度、3月17日現在、10万9千人がコレラと思われる水様便を呈している患者が報告されていて、190人が死亡している。WHOによると三分の一が5歳以下の小児とされる。

 国境なき医師団によると患者は対数的に増加しているとされる。

 *イエメン内戦:2015年以来、サウジ支援の暫定政権と、クーデターを起こしたイラン支援の勢力の間で戦闘が続いている。米国がサウジを支援しているが、米国内では批判の声が高まっている。サウジ対イランの代理戦争となっているが、
 国連によると史上最大の人道危機と言われ、1万人以上の死者、数百万人の飢餓が発生している。食糧不足、飲料水不足、難民キャンプでの不衛生な環境が原因である。


  24日

 米国インフル流行遷延化
   流行株はH3N2

   CDC発表 第11週状況



  流行は未だ続いている
  主流株はH3N2であるが、抗原性には多様性が見られる
  インフル様症状とは;発熱、咳、咽頭痛
  タミフルなどへの耐性株はH3N2では認めていない。

  懸念されるのは大きな変異H3N2が出てくることであるが、今後の推移を注視する必要がある。
  なおCDCの発表では今季のワクチンはH3N2にはほぼ無効、H1N1には有効であったとされる。

  管理人コメント:シーズンを超えても流行が続くなら変異株出現であるが、その病原性が高まり死者数が増加してくると、米国外への拡大とパンデミックが起きてくる可能性が示唆される。


  22日

Ebola total approaches 1,000 as cases reappear in Beni  CIDRAP(ミネソタ大学感染症情報センター) コンゴエボラ流行、大都市ベニ市で再発生し、感染者数が1000例に近づく

 コンゴ政府は本日11例のエボラ感染者を報告し、感染者累積数が991例になったとした。

  20日

 ハヤブサ2に関する欧米のメディアの情報は多い




The Hayabusa2 Mission to Asteroid Ryugu Just Dropped Its First Scientific Results   GIZMODO (国際) ハヤブサ2号の小惑星リュウグウ探索は、最初の発見を報告。
  写真を含めて詳細説明(英文)
  既に3編の論文に分けてScienceに発表。

 {Scientists released results that present the most comprehensive story of Ryugu yet today at the 50th Lunar and Planetary Science Conference in Texas, and published them in three papers in Science. Most surprising was the fact that Ryugu shows signs of relatively little water across the whole asteroid compared to the asteroid Bennu}


 19日

 エボラ流行、来年までは続くとのCDCの見通し

Ebola Epidemic in Congo Could Last Another Year, C.D.C. Director Warns New York Times (米国) CDC長官、エボラ流行は来年まで続く可能性を示唆

 米国CDCのレッドフィールド長官は、コンゴのエボラ流行地を視察後、流行は来年まで続く可能性があると警告し、WHOのテドロス事務総長の6ヶ月以内に流行は終息するだろうとの見通しほど楽観的ではないと語った。
 さらに現在使われているワクチンが5月から9月中順頃までに底をつくだろうと語った。

 17日


 MERSパンデミックの隠れた危険性
MERS-CoV infects 2 more in Saudi Arabia, 102 this year  CIDRAP(ミネソタ大学感染症情報センター) サウジでさらに2例の新規MERSが発生し、今年度102例となる

 サウジのMERSは今年度102例となったが、その多くはWadi ad-Dawasirでの流行に関連しているが、そのほとんどは保健医療関係者への感染が原因となっている。ラクダとの接触による感染は少数である。

 管理人コメント:MERSは増えている。コウモリが保有しているウイルスが、ラクダに木々の実経由で感染し、そしてラクダから人に感染している。しかし最近人人感染も多く見られ、院内での集団感染も起きている。サウジ政府の発表の詳細に関して疑念を抱いている研究者も多いが、怖いのは世界に拡大してパンデミックを起こすことである。その可能性はエボラを超える。


 15日

 岩手県で見つかったオオハクチョウ:高病原性ウイルスは検出されなかった

岩手県紫波町で発見されたオオハクチョウの死骸から低病原性鳥インフルウイルスが分離  環境省発表
 分離ウイルスはH11N9鳥インフルウイルス。高病原性ではなく、野鳥監視重点区域を解除


 米国CDC、コンゴのエボラ流行地域にCDC専門家の派遣を望んでいる
U.S. hopes to send more experts to Congo as Ebola outbreak rages Washington Post (米国) エボラ流行拡大のため、米国CDCは専門家を現地に派遣することを望んでいる

 保安上の問題から米国CDCの専門家は、戦闘が続いているコンゴ北東部のエボラ流行地に現在入っていない。武装ゲリラによる攻撃がこの数週間増えている。

 保安当局が許可するならば、CDCは専門家10人程度を現地に派遣し、国際的および現地の担当者達の教育を行いたいと考えている。

 14日


 エボラとの闘いに行き詰まりが
The Battle Against One of the Worst Ebola Epidemics Ever Is in Trouble New York Times (米国) 史上最悪に近いエボラ流行との闘いがトラブルに巻き込まれる

 支援組織への不信感、恐れ、そしてコミュニケーション不足がコンゴ民主共和国の地域社会の中で支援組織との間で疎遠化を招き、人々の中には治療拒否や、治療センターの攻撃を行う例も見られる。

 エボラで先月死亡した若い女性の家族は女性に美しく化粧を施し、衣装を着せて、車の中で座っているように支えて、エボラ拡大防止のために設置されているエボラチェックポイントを過ぎようとして、止められた。
 これは非常に危険な行為なのである。なぜならエボラは遺体から流れ出る体液で感染する。しかし家族は別の町にある、やはりエボラで死亡した夫の墓の隣に埋葬することを望んでいたのだ。

 エボラがこの地域で流行し始めてから7ヶ月経過しているが、知識は十分浸透していない。ウイルスがいかに拡大しているかが理解される。
 終息する兆しはない。抗ウイルス剤やワクチンを使用しているにも関わらずにだ。ワクチンの量には限界がある。

 昨年夏、コンゴ民主共和国の戦闘地帯である北東部でエボラ流行が始まった。これまで907人が感染し、569人が死亡した。
 国境を隔てているのはルワンダ、南スーダン、およびウガンダである。
 地域にはほどほど整備された道路があり、多くの車が行き交っている。
 そのためいつでもエボラが周辺国に広がる可能性があると、専門家達は語っている。
 これまで8万人がワクチンを受けたが、専門家達によると、もしワクチンがなければ、もっと大きな拡大が起きていたと推定される。

 しかしいくつかの地域では人々はエボラを理解してなく、また外部の組織、警察、そして軍隊が高圧的に住民に接する事などから、地域社会内部では支援組織との間が疎遠となり、その結果エボラ対策の努力は報われていない。
 隔離施設に収容される恐怖から、住民達は検査や治療を避けるようになっている。
 人々は死亡した際や埋葬の時の儀式を外部から妨害されることを懸念している。

 「エボラ対策者達は、敵としてみなされる傾向が高まってきている」、国境なき医師団のリュー代表は3月7日、ジュネーブの記者会見で語った。
 

 他の国境なき医師団の医師は、「流行初期に、武装した兵士達が患者を治療のために連れてきた。しかし人々は既に地域に於ける暴力や強引な対応で傷ついている」と語り、強制的な患者対応は患者が逃亡したり、暴力で抵抗することに結びつくと語る。
 同医師は、またエボラチームが護衛部隊を伴っていると、人々の不信感は強く、また恐怖感が増すという。それは強制的にワクチン接種を行うとき、そのような反応が強く、護衛部隊がいないときは人々が自らワクチン接種を求めるという。
 「問題点は明白だ」、と同医師は言う。
 「公衆衛生の場に銃を持ち込むべきではない」

 リュー医師は、地域社会が納得する方法で助けなければならない、と語る。もし家族が死者を自宅で弔いたいというのなら、感染を防ぐ方法を教えて、家族の意に従い、彼ら自身で埋葬を安全に行えるように、予防衣や用具を与え、その使い方を指導することが重要である、と言う。


 WHO、来シーズンの推奨インフルワクチン株を発表

 A型を2株、B型を2株、来シーズンの推奨インフルワクチンと発表

an A/Brisbane/02/2018 (H1N1)pdm09-like virus: A(H1N1)
an A(H3N2) virus to be announced on 21 March 2019*: A(H3N2)
a B/Colorado/06/2017-like virus (B/Victoria/2/87 lineage): B
a B/Phuket/3073/2013-like virus (B/Yamagata/16/88 lineage).: B


 13日

 MERS(中東呼吸器症候群)、発生が続く
MERS: 76 cases reported in February   Outbreak News Today  (国際) 2月、76例のMERSが発生

 WHO中東地域事務所は、2月に検査で確認されたMERSが76例報告されたと発表した。
 68例はサウジアラビアからで10例が死亡、8例がオマーンからで2例死亡している。

 2012年に最初のMERSが確認されて以来、2374例がこれまで報告されている。823例が死亡していて、致死率は34.6%とされている。


 ゾフルーザ耐性H3N2インフルウイルス、周辺に感染していたことが判明
インフル治療薬ゾフルーザ、未使用患者から耐性ウイルス 朝日新聞

 2018年11月~2019年2月にインフル患者から分離されたA(H3N2)、A香港型ウイルスからゾフルーザ耐性株が3例の患者から分離された。
 3例ともゾフルーザは服用していなかったことから、他のゾフルーザ服用発病者体内で耐性となったウイルスが、周辺に感染していたと考えられる。

 管理人コメント:ゾフルーザ耐性H3N2ウイルスの病原性に変化はないか、他の抗インフル薬に対する感受性に変化はないか、明確ではない。


 12日


岡山県内の2小で集団風邪 患者23人、インフルか  山陽新聞

インフル集団感染、60代女性死亡 滋賀の市立病院  朝日新聞
 滋賀県長浜市木之本町の市立湖北病院(納谷佳男院長、153床)は7日、院内で入院患者ら計18人がインフルエンザに集団感染し、60代の女性患者が死亡したと発表した。
 病院は「インフルエンザの症状の悪化」としている。

 10日

 今季初、渡り鳥から強毒性鳥インフルウイルスが検出か
岩手で鳥インフル陽性 シーズン初、野生オオハクチョウ  岩手日報 
環境省関連ページ

 環境省発表。紫波町で見つかったオオハクチョウの死骸で、簡易検査で鳥インフルが陽性に出たと8日発表。北海道大で詳細検査を行っているが、結果が出るのは1週間後とされる。
 渡り鳥から鳥インフルの死骸で陽性反応が出たのは今季初。

 渡り鳥が日本に飛来するのは10月から翌年5月頃。

 日本で渡り鳥から初めて強毒性インフルウイルスが検出されたのは、2008年4月21日、秋田県十和田湖畔で3羽のオオハクチョウの死骸からH5N1高病原性鳥インフルウイルスが初めて。その後北海道などでも見つかった。


 国内インフル、遷延化
県内インフル、報告5年で最多 ピーク過ぎても注意 中日新聞

 長浜市立湖北病院で集団感染を引き起こしたインフルエンザ。今年は全国的に患者数が多く、県内では、ピーク時の報告数は過去五年で最多だった。先月十八~二十四日の最新の報告では、県内で三百二十五人の感染を確認。流行のピークが過ぎても注意が必要だ。
 厚生労働省によると、県内の定点医療機関に報告された患者数は、ピーク時の一月中旬には三千二十二人。一医療機関あたりの患者数は五七人となり、昨シーズンの四六・七人を大きく上回った。
 県薬務感染症対策課によると、流行は五月中旬までまで続く。例年、シーズン終盤にはB型が流行するが、今年はまだ報告がない。「もしかしたら、ここから流行の波がもう一回あるかもしれない。油断せずに予防してほしい」と注意を呼び掛けている。


 米国、インフル流行が遷延化

CDC: Flu activity still high, linked to 8 new kids' deaths CIDRAP (米国) 米国CDC:インフル流行は未だ継続。新規に8名の小児が関連死

More Severe Strain of Influenza Virus Causing More Illnesses, CDC Says The Weather Channnel (米国) より病原性の高いインフルウイルスが流行を遷延化、CDC発表
 変異H3N2型
 流行主要株がH1N1->変異H3N2型
 B型の流行はない


 9日

 コンゴ、破壊された治療センターが再開。国境なき医師団参加せず
Ebola treatment center in Congo reopens after attack, but without Doctors Without Borders  CNN (米国、国際) 破壊されたエボラ治療センター、”国境なき医師団”が不参加のままに再開

 先に暴徒により破壊されたコンゴ民主共和国エボラ流行地北キヴ州んの2箇所のエボラ治療センターが再開された。今回は国境なき医師団は加わらずに、コンゴ保健省が、WHOとユニセフの協力の下に運営している。

 国境なき医師団は他地域での活動に全力を注いでいる。


 8日


 7日

春を迎えている我が町の”天狗山

 小樽にも再び春が来た!
 季節の始まり。



4本のスキー・スロープが見える。
自分はせいぜい右端のロングラインを滑り降りる程度であったが(過去形)、それでも結構なスピードがつき、3度ほどスキーを止めた。一番左は国体でも使ったというスロープ。夏でも上から見ると急で怖い。

スキー人口は減り、スノーボードに代わったが、それでも滑り降りてくる人影は少ない。

春を迎える天狗山を見るたびに、自分がまた年齢を一つ増やしつつあることを実感する。

でも春はいい。天空が晴れ渡っている。そのずっと、ずっと奥の方に既にこの世界を去った無数の人々がいてくれることを無意識に願っている。


 3日

生物兵器への進化
 保留されていた致死的H5N1ウイルス作製実験を米国政府が許可
オランダと米国の2研究グループ

  dual-use technology:軍事・民生両方利用可能
  
Studies of Deadly Flu Virus, Once Banned, Are Set to Resume New York Times (米国) 致死的インフルエンザウイルス改造研究、かって禁止されたが、再度許可が下りる

 その安全性が疑われることから、禁止された鳥インフルウイルス研究を政府が許可を下す予定。しかし当局は公的に発表することもなく、許可を下す理由も不明となっている。

 2014年、その危険性から米国政府が承認しなかったH5N1(鳥インフル)ウイルスのより危険なウイルスへの改造実験が、再び政府により許可されることになった。

 ウイルス遺伝子操作によるウイルス改造実験は二箇所の研究所で行われる。
 先に実験が行われる計画は、Science誌上で発表された。

 実験に反対する研究者達は多い。
 致死的変異ウイルスを作成する実験は、非常に危険で変異ウイルスが実験室内事故や、テロリズムで外部に漏れ出た場合、致死的パンデミックが発生する可能性があり得る。

 二箇所の研究所は米国ウイスコンシンとオランダに存在する。それら二箇所の研究所は米国保健福祉省から、米国政府から研究費が提供されることが通知された。
 ウイスコンシン・グループは昨年(2018年)10月に、オランダのグループは今年1月に通知された、と保健福祉省(HHS)の広報官がメールで発表した。

 実験は致死的H5N1(鳥インフルエンザ)ウイルス遺伝子を改造し、哺乳動物であるフェレットに容易に感染するウイルスを作製するのもであるが、フェレットに感染するウイルスは人へも容易に感染する可能性が高く、実験は非常に危険であるとみなされ、2011年に保留とされていた。

 一箇所の研究室はウイスコンシン-マディソン大学のYosihiro Kawaokaが責任者で、もう一方はオランダ、ロッテルダムのエラスムス医学センターのロン・フォウチャーが責任者のグループである。

 研究目的は、現在のH5N1ウイルスの遺伝子にどの程度の変化が起きると、人に容易に感染するようになるかを評価することとされ、そうしたウイルスを実験室内で作製することで、人のワクチン作製も容易になるとされる。
 しかし作製されるウイルスの尋常ではない危険性から、そうした実験自体を禁止させるべきとの意見も多く出ていた。

 訳者コメント:以前これらの研究が発表された頃から、こうした生物兵器にもなり得る危険な病原体の遺伝子改造実験は禁止されるべきとの意見が研究者の間から出されていた。いわゆるdual-use technologyであるが、完成した場合のウイルスの生物兵器としての有用性は、一国の軍隊を壊滅させる。ヒットラーがソ連に侵攻し、負けたのはスペインインフルが軍隊内で猛流行し、多くの兵士が発病し、倒れ、または死亡したことが理由である。

研究発表時のメディア報道の一部
 2011年11月30日 (水)

鳥インフル論文、テロ懸念で米誌掲載見合わせ  読売新聞 
 強毒性の鳥インフルエンザウイルス「H5N1」に関するオランダと日本などの研究論文2本について、米科学誌サイエンスが生物テロに悪用される危険を理由に掲載を見合わせている。
 強毒性H5N1は腸管の出血も起こし、死亡率が高い。現在は人間への感染力が非常に弱く、人間同士での感染例は限られている。
 しかし、同誌を発行する米科学振興協会によると、オランダ・エラスムス医療センターのチームが、人間への感染力を生み出す変異を発見し、遺伝子を組み換えたウイルスを作製。人間と似た反応を示すフェレットの感染実験にも成功したという。
 東京大医科学研究所の河岡義裕教授らの国際チームによる論文については、内容を明らかにしていない。
Scientists Create Lethal Human Strain of Avian Flu In Test Tube-Now Seek to Publish Formula For How It's Done  Forbes (米国) 実験室内で人へ致死的感染する鳥インフルエンザ株が作成--その作成方法を記述した論文の発表が模索中
 ミネソタ大学CIDRAPセンター長のマイケル・オステルホルムは、研究成果は非常に重要とコメント。論文発表ではキーとなる部分を外して、詳細な作成方法を掲載しなければ、悪用されることは避け得るとコメント。容易にH5N1ウイルスが人に感染し得るようになることが理解され、H5N1ウイルスによるパンデミック軽視が再考されるきっかけとなるとして、論文発表に賛成している。

 これまで報告されている致死率は50%以上であるが、本当の致死率はもっと低いと考えられる。理由は軽症例が診断されてなく報告されていない可能性がある。
 しかし科学者達はウイルスが悪性であることに意見は一致している。
 フォウチャー氏のマルタでの発表、およびNew Scientistの報告では、ロッテルダムのチームにより作成されたウイルスは、フェレットに対してオリジナルのウイルス株と同等に致死的である。

 他、欧米で多数の報道




 エボラ流行地の国境なき医師団、暴徒に襲われる
‘Crippling’ Attacks Force Doctors Without Borders to Close Ebola Centers in Congo  New York Times (米国) コンゴのエボラ流行地で”国境なき医師団”の治療施設が攻撃され閉鎖に

 2月24日夜、及びその3日後に”国境なき医師団”の運営するエボラ治療センターが正体不明グループにより攻撃され、センターが完全に破壊された。
 患者の兄弟1人が殺されたが、センターのスタッフと患者達は脱出して他のセンターへ移動した。

 グループは投石し、センターへ火を放った。
 国境なき医師団は、未だ流行は拡大し続けているのに、こうした暴力的行為によるさらなる拡大が懸念されると発表した。
 今回の流行では既に553人が死亡している。


 米国インフル流行遷延、H3N2が中心流行株に、B型の流行は見られず
  米国CDC



  昨シーズンほどではないが、H3N2を中心とする、インフル重症者が多い

 2019年第8週における予想値


 
 日本、流行は急速に終息に向かう
 例年のごときB型流行の兆しはない

  厚労省発表情報

  ウイルス分離状況(国立感染研)
   1月以降H3型が流行主流株に。B型はほとんどなし。
   流行ウイルスがH1N1-->H3N2に変化しているのは米国と類似。
  
  

 1日




 2月



 27日

 19日

 中米移民キャラバン

With Trump’s Tough Deterrents, Many Asylum Seekers on the Border are Giving Up New York Yimes (米国) トランプ大統領の強力な妨害により、国境で待機し続ける多くの移民希望者達は諦めの思いを抱き始める

 北部メキシコで危険で惨めな環境の中で、移民申請に待たされ続ける数千人の移民キャラバンの中から、米国への移民を諦める人々が出始めていることを、メキシコ当局者が語っている。
 移民問題で困惑していた1週間後に、トランプ大統領は明らかに勝利を得た。

 メキシコ政府の説得で帰国を考え出している人々、人道的ビザをメキシコ政府から入手して、メキシコに滞在し就労することを考える人々などが出始めている。

 さらに今週、新規政策により移民希望者達の審査が厳しくなり、中には数年の期間を要する例もでている。こうした米国政府の対応が移民希望者達の諦めにもつながってきている。

  国境壁建設費用を緊急事態宣言で捻出することを告訴
16 States Sue to Stop Trump’s Use of Emergency Powers to Build Border Wall  New York Times (米国) 16州、トランプ大統領が緊急事態宣言により、メキシコ国境との間の壁建設費用を使用することを告訴

 16州が連携して(カリフォルニアとニューヨークを含む)、トランプ大統領が彼の主張するメキシコ国境との間に壁を建設する数十億ドルの費用を、緊急事態宣言により大統領権限で使用することを18日告訴した。

 インフル


 米国流行状況 第6週(2/3-9)
  CDC

 今シーズン全体として流行株はH1N1が多いが、後半からH3N2が増えだした。昨年流行した病原性の高いタイプである。
 クリニックを訪れる患者数は例年並と考えられるが、6週の時点では流行のピークは迎えていない。通常6-9週頃に終息に向かう。今シーズンは、北半球ではB型の流行はほとんど見られていないのが特徴だ。




There’s good news about the flu vaccine this year, especially for kids Vox (米国) 今シーズンのインフルワクチンは効果的であったが、特にそれは小児で顕著だった

 今シーズンのインフルワクチンは、接種により入院するほどの重症患者は半数に減ったが、それは特に小児で顕著だった。
 (流行株はH1N1、訳者注)

Flu widespread in US with 17.8 million cases since October, but experts see 'low-severity' season  USA TODAY (米国) 今シーズン、インフルエンザは米国内で17800万人に感染したが、専門家によると、軽症なシーズンとされる。


 エボラ

New Ebola treatments are being tested in Congo outbreak area  Washington Post (米国) コンゴでエボラ新規治療法が臨床試験に

 コンゴ北東部の流行地、ベニのエボラ治療センターで多種類の実験的治療薬の臨床試験が行われている。

 先にモノクローナル抗体治療薬のmAb114に関してサルの一種マカクを使った実験では、全てのサルが投薬で治癒し、それは2016年のScienceに発表されている。

 現在複数の抗体が混合された治療薬の効果が確かめられている。

 実験的ワクチン”rVSV-ZEBOV ”はコンゴで保健医療担当者、患者家族および他の接触者に投与。 近隣国のウガンダ、南スーダン、でも保健医療担当者と感染する危険性のある人々を対象に接種している。ルワンダも計画中である。
 ワクチンはこれまで73000人以上が接種されている。


 18日

 安倍首相、トランプ大統領に頼まれ、ノーベル平和賞候補に推薦



Japan's PM nominated Trump for Nobel Peace Prize on U.S. request: Asahi  Reuters (国際) 日本の首相、トランプ大統領を米国の要求によりノーベル平和賞候補として推薦

 日本の朝日新聞によると、安倍晋三首相が昨年秋、米国政府からトランプ大統領をノーベル平和賞候補に推薦するよう依頼されたことから、実際に推薦したと17日報道した。
 同紙によると15日の記者会見で、トランプ大統領は安倍首相が自分をノーベル平和賞候補者に推薦したと語ったという。

Trump claims he was nominated for Nobel Peace Prize by Japan's prime minister USA Today (米国) トランプ大統領、日本首相からノーベル平和賞に推薦されたと語った。

 トランプ大統領は15日、同氏が日本の安倍晋三首相からノーベル平和賞に推薦されたと語った。
 推薦状のコピーを受けとったことを明らかにした。

 トランプ氏によると、推薦理由は北朝鮮との対話を開始したことを上げている。
 歴史的両者の会談が開かれ、その後同氏によると北朝鮮の核の脅威がなくなったとされる。しかし独立した機関による分析では異論も出ている。
 安倍首相がトランプ氏に送った手紙には「私は日本国民を代表して心から敬意を表して、あなたをノーベル平和賞に推薦した」と記されていた。

 トランプ大統領はこれまでも何度かノーベル平和賞に推薦されてきた経緯がある。
 韓国ムン大統領は、孤立していた北朝鮮との対話を始めた功績で推薦した。
 2018年6月にはノルウェーの2名の国会議員が推薦している。
 2019年には米国の国会議員のグループがトランプ大統領に対する推薦を後押ししている。

 しかしながら、これまでのトランプ大統領の推薦に関して、疑惑がもたれ、ノーベル賞委員会が調査している。
 2018年2月には、提出された推薦が偽造されたものであると委員会がみなしている。それはニューヨークタイムズが報告した。(Trump’s Nomination for the Nobel Peace Prize Was Apparently Forged. Twice. トランプ氏のノーベル平和賞推薦は明らかに偽造されたものだ。2度も。)。
 

首相は「美しい書簡コピーくれた」…トランプ氏  読売新聞


 17日

 拉致被害者問題

「国交正常化反対せず」=全員帰国実現なら-拉致被害者家族 時事通信
 
  北朝鮮による拉致被害者家族連絡会(家族会)と支援団体「救う会」は17日、東京都内で会議を開き、「全拉致被害者の即時一括帰国が実現するのであれば、国交正常化に反対する意志はない」などとする金正恩朝鮮労働党委員長宛てのメッセージを公表した。
 1997年の家族会結成以降、北朝鮮の最高指導者に向けてメッセージを出すのは初めてという。
 メッセージでは金委員長に被害者全員の即時帰国を決断するよう促し、「帰ってきた拉致被害者から秘密を聞き出して国交正常化に反対する意志はない」と強調。その上で「拉致被害者と静かな日常生活を送ることを切望しています」などと訴えている。

拉致被害者の田中実さんに妻子
北朝鮮、日本に14年伝達
  共同通信

 北朝鮮による日本人拉致問題を巡り、政府が被害者に認定している神戸市の元ラーメン店員田中実さん=失踪当時(28)=が結婚し平壌で妻子と共に生活していると、北朝鮮が日本側に伝えていたことが15日、分かった。2014年以降の両国の接触で複数回、伝えてきた。日本政府関係者が明らかにした。

 管理人コメント:国が何も積極的動きを見せない中、被害者家族達が自らキム委員長にメッセージを送った。拉致被害者問題を北朝鮮問題のトップに持ってきたこともある安倍首相であるが、通常は金魚の糞のごとく、北朝鮮問題の最後に付け加えているだけだ。河野外相の高姿勢な態度、すなわち制裁は簡単には解かないよとする中で、彼は拉致被害者問題について語った事はない。

 

 米国CDC、流行インフルは病原性は低く、今週がピークと発表
Flu widespread in US with 17.8 million cases since October, but experts see 'low-severity' season  USA TODAY (米国)  1780万人が昨年10月以来罹患したインフルであるが、CDCは重症度は低い流行であると15日発表した。

 H1N1が中心の流行株である米国では、CDCが今週が流行のピークであると説明し、安心しないでワクチンと抗インフルエンザ薬の服用を医師の指導にしたがって行うようにアドバイスしている。


 エボラ流行下のコンゴで、麻疹も流行
Congo Adds Measles Outbreak to Ebola and Cholera Epidemics BREITBART (国際) エボラ流行コンゴで、麻疹が流行
 
 国連は、13日、コンゴ民主共和国で麻疹が流行して、今年に入ってから、少なくとも100人以上の子供達が死亡したと発表した。
 コンゴでは既にエボラ、コレラ、および武装ゲリラ達による暴力などで、医療団では致死的疾患に対応する態勢が崩れている。

 麻疹は今年度に入ってから既に7175人が感染しており、137人が死亡しているが、その80%以上が5歳以下の小児とされる。
 コンゴ民主共和国では、他に1936人のコレラ患者が今年度に入ってから発生している。

 15日

 国内インフル終息へ向かう
  厚労省発表
   第六週 2/4-2/10
   定点当たりの患者数  26.28人   





 コンゴ、ワクチン接種の現場、代償として性行為が要求--調査で明らかに

Women in Congo forced to pay for Ebola vaccine with sex – reports  RT (国際) コンゴ女性、エボラワクチン接種に代償として性行為を提供

Report: Congolese women offered Ebola vaccine in exchange for sex as epidemic spreads  the Blaze (国際) 報告;コンゴ女性、エボラワクチン接種の代償として性行為を提供

Women fear being asked for sex in exchange for Ebola vaccine: charity New York Post (米国) コンゴ女性、エボラワクチン接種の代償にセックスを求められる脅威

 コンゴ民主共和国ので「女性と少女達」が性的奉仕を要求されていることが、NGO団体の調査で報告された。
 国際救援委員会(IRC)の調査でも、保健当局者達の性的暴力や疑惑が今回の流行で増加していることが報告されている。
 女性の場合性的暴力だけでなく、子供や病人の介護も求められることが多く、それエボラ拡大の要因となっているとも言われる。


 米国;今シーズンのインフルはワクチンが効果を発揮したが、それでも死者数は多い

This year’s flu vaccine is doing well, but deaths are still high Washington Post (米国) 今シーズンのインフルワクチンは効果的だったが、死亡者数は未だ高い

 今シーズンのインフルワクチンは、医師への受診率が半分になっている(CDC発表)。しかし死者数は16000人と発表され、より流行が穏やかなシーズンに比較して多かった。

 昨シーズンと違って死者数と入院者数は非常に減った。
 今シーズンのワクチンは小児で61%の効果があった。

 だたし流行株の多くは、病原性の低いH1N1で、昨シーズン流行したH3N2とは異なっている。

 13日

 インフル流行状況

  感染者数激減。B型の流行は現在、認められていない。
  

  埼玉県 第6週: 第4週をピークに下降。
  長野県 第6週: 第4週をピークに下降。

  東京都
   感染症情報センター 

   第6週 2月4日 - 2月10日
    定点当たりの患者数 25.25人 著減



 コメント: 第4週から急峻に感染者数の減少が起きている。現時点でB型もほとんど出ていないので、今後患者数は順次減少してゆくと想定される。


 移民集団、国境メキシコ側で職を求める動き
Some in migrant caravan seek jobs on Mexican side of border Fox News (米国) 移民キャラバン、国境メキシコ側で職を求める人々が現れている

 米国国境での難民申請が進まない状況下で、移民達の中からメキシコでの職を求める動きが出てきている。


 12日


 管理人オピニオン

 {無力さの中の偽り}

 中国西方ウイグル自治区、多くの漢民族家庭が移住し、ウイグル民族を監視している。民族の同化である。1割近くのウイグル人が強制収容所に入れられ、言葉、思想、文化を捨てさせられている。拷問により死者も出ている。
 中米から米国に向かい、米国で難民申請をおこない移民として繁栄国で貧困、暴力、政治腐敗から逃れようと米国国境沿いで待機する数万の難民。生活は乱れ、子供達の教育は放棄され、インフルエンザを含む感染症で死者も出ている。
 アフリカのコンゴではエボラ出血熱がゲリラ達の戦闘地域で広がり続け、死者は増え続け、最も危険な南スーダンへ拡大する危険性が出てきている。米国の専門家達は、トランプ政権に危険な事には手を染めるなと、撤退させられている。日本のPKOが逃げ出した戦闘地帯で、今飢餓が発生しようとしている。エボラウイルスが侵入したらどうなるか?真に考える専門家達は憂う。力なきWHOを動かしても事態は解決しない。世界の世論に訴えようとしている。先日著明医学誌、ランセットにアピール文が掲載された。

 全ての国が自国ファーストと叫び、ついに19世紀に舞い戻りそうだ。
 かってのハプスブルグ家は中国か、米国か‥。

 情報をまとめていると無力さだけが残る。
 かって小児科病棟で多くの白血病の子供達を見送った日々が蘇る。
 白血病の予後はすこしずつ変わってきたが、世界の変化はどうなのだろうか。

 国内のメディアは何も報道しない。
 ニュースステーションの偽り。スポンサーと内閣次第でテーマが変わる。
 間違いない内容は、AKB等の少女グループの歌と踊り番組。

 真実を伝えなければならない。
 偽りに時間を委ねて過ごす習慣を断ち切る努力が必要だ。

 追:そういえばインフルに関する日本のメディアの非医学的報道と誤った煽りは酷い。オリンピックで金メダルを獲得するレベルだろうか。



  中国のウイグル族弾圧に抗議が続く

China releases video of ‘dead’ Uygur poet Abdurehim Heyit but fails to silence critics  SCMP(South China Morning Posut、香港) 中国政府、著明なウイグル詩人の死を否定するビデオを公開、しかし国際世論の非難は一層高まる

 中国の巨大強制収容所の存在をトルコが非難したことに、詩人の未承認の生存ビデを中国当局が公開。
 イスラムの詩人で音楽家は、彼の作曲した一つの歌が原因で8年間の囚人生活を送らされていたが、2年後に死亡したとされる。

 中国国営報道は、著明なウイグルの詩人で音楽家Abdurehim Heyit、が新疆の収容所で死亡していたとするトルコ政府の主張を否定するビデオ映像を公開した。-詩人の死を報告し、少数のイスラム教徒異民族を弾圧する北京政府を非難するトルコ政府の発表の数時間後である。(人道的巨大な汚点である、とトルコ政府は非難)。
 Heyitさんは非常に長い首に2弦を張ったリュートで歌っていた。

 ビデオでは詩人が、自分は元気である。拷問は受けていないと語った。
 何人かの識者は、ビデオはこれまで人権擁護者や反体制派の人々の告白に使われた内容に類似し、詩人の言葉が途切れがちな口調は、明らかに以前の詩人とは異なったとされる。

 “My name is Abdurehim Heyit. Today is February 10, 2019,”
 詩人は日付を告げた後、
 「私は不法な暴力行為に対する尋問を受けている。私は元気だ」
 そう言った詩人はしばし口を閉ざしたが、すぐに
 「そして、決して虐待はうけていない」と語った。

 入所後こうした撮影ビデオを撮っているのか、それとも今、本当に生存しているのか不明だ。

 トルコ外務大臣は、トルコ人、そしてイスラム教徒としてのアイデンティティーを守るために命を失った詩人とその他の人々に対する哀悼の言葉を贈っている。


Turkey calls out China's Uyghur detention camps, urging closure  ABC News (豪州) トルコ政府、中国のウイグル族強制収容所をすぐに閉鎖と叫ぶ

 トルコは沈黙を破り、中国の巨大な少数ウイグル族異教徒の収容施設を、強大な人権上の恥であると発表した。
 (訳者注:ウイグル族とトルコ人は人種的に非常に近く、イスラム教徒である。ウイグル族の多くは、中国内に異教徒として生活してきている)。




管理人コメント:北朝鮮もそうであるが、共産党独裁体制の国家は、表面は見せるが裏側は隠し通す。
裏側の実態を暴く、ジャーナリストや人権擁護グループ、カメラマン達は、いつしか存在が失われている。社会主義国家は平等性と自由性を国民から奪う故、怖い存在である。報道機関はそうした裏側を露わにする力がないのだろうか。

 11日

Nearly 100 children dead from Ebola in DRC as crisis worsens  CNN (米国) 流行悪化の中、小児の死亡者数が100人近くに達する

 コンゴ民主共和国のエボラ流行、昨年8月に発生以来、小児の死者数が100人近くに達している。全死者数の20%を占める。また65人が5歳以下とされる。人道支援団体の”子供を救え!(Save the Children)
による。

 感染者数は最近急増していて、週20人ペースから40人に感染者数が増えている。先月、一月だけで120人の新規感染者がでている。
 最近の致死率は60%前後となっている。


  インフル薬処方せず
インフル薬「出しません」
救急外来、普段健康なら検査せず 他の重症患者を優先
 日本経済新聞

猛威をふるうインフルエンザ。感染を疑い夜間・休日に救急外来を受診する人も少なくないが、高齢者など重症化するリスクが高い人を除き「インフルエンザ治療薬は原則処方しない」とする病院が増えている。感染の有無などを調べる迅速検査を行わない救急外来もある。不要不急の受診をできるだけ控えてもらい、ほかの重症患者の治療を優先させるためだ。愛知県一宮市の一宮西病院の救急

 管理人コメント;やっと欧米的医療を実施する施設が日本でも出始めた。一日の発熱期間の短縮、合併症予防効果はなし、というのが、正しい医療内容を追究する「コックラン計画」の結論だ。これまで発行され、医学的に十分吟味可能な論文だけを対象にして結論を出し発表している。欧米の医療では貴重な存在となっている。

 9日


 コンゴのエボラとの果てしなき闘いは、国際公衆衛生緊急事態ではないか?
 専門家達がWHOに物申す


Health Experts Want Congo's Ebola Outbreak Declared an International Public Health Emergency  TIME (国際)  保健専門家グループ、コンゴのエボラ流行を国際公衆衛生緊急事態と宣言することをWHOに求める

 保健医療専門家の国際グループが、2月4日、WHOに緊急委員会(EC)をを招集し、コンゴのエボラ流行を国際公衆衛生緊急事態(Public Health Emergence of International Concern:PHEIC))として宣言することの討議を行うように求めた。

 専門家グループは、国際的医学雑誌Lancet、ランセットにこのような要求を掲載することで、昨年5月に発生しだしたコンゴのエボラ流行対策に、ハイレベルの政治的、経済的、そして技術的国際的支援が高まることを期待しているとしている。
 
 丁度6ヶ月前に流行が宣言されたコンゴ民主共和国のエボラウイルス感染症は、同国で10回目、そして世界で二番目の大流行となっている。
 政情不安定、人口密度の高さ、大集団の難民化による居住区移動がエボラ拡大に寄与している。

 「流行は制御されていない。地域全体への拡大リスク、多分、世界的拡大リスクも高い。」、と論文筆頭著者のジョージタウン大学のローレンス・ゴスティン(国家および世界健康法学)が語っている。

 専門家達は世界で最も感染症に脆弱と考えられる隣国の南スーダン等への拡大を危惧している。
 「暴力、戦闘が頻繁に起きていて、飢饉が予想されているこの国への支援は、人道的大災害を防ぐために極めて重要だ」、とゴスティン氏は語る。

 専門家達は、国際緊急事態宣言(PHEIC)の現行クライテリアについて論議している。: 公衆衛生的インパクト、新規発生で大きい流行である、人々が多く居住地域を変えている。

 WHOはランセット論文に即反応し、2月4日、以下のように発表した:コンゴと周辺国で監視しているWHO当局と、その支援団体は、状態を注意深く見守り、専門家委員会(EC)を開催する必要性があるかどうかを見極めてゆきたい。
 「もしそのような兆候が見られた場合、WHO事務局長は委員会を招聘するだろう」、とWHO広報官は語っている。

 最初の公衆衛生危機問題を論じる緊急委員会は2019年10月17日に開催されている。そして以下の決定が為されている。
 国際的旅行及び貿易制限の禁止、そしてコンゴ近隣国は監視体制と流行発生に対する準備を強化すべきである。

 2月4日の要望にも関わらず、専門家グループは国際的公衆衛生危機宣言には、マイナスの効果があることにも言及する。
 コンゴにおける旅行や貿易の禁止がそうである。他の非合法や実害のある制限を防止する事などを、WHOや国連に要求している。

     

 8日

 国内インフル流行状況

 厚労省発表 第5週 1月28日~2月3日

  流行ピーク越え
  定点当たりの患者数 43.24人 
 

 管理人コメント:流行株はH1N1とH3N2がほぼ同じ割合を占め、B型は非常に少ない。B型は北半球で少ないのが今年の特徴だ。気温が関係しているのだろうか。通常は2月末から3月中旬にかけてB型は流行するが、それでも1から2月にかけて10~20%はB型が占めている。


 エボラ流行、拡大の一途、爆発的世界への拡大脅威
    WHO国際的緊急事態宣言を専門家達が要求


 Published: February 04, 2019

Ebola in the Democratic Republic of the Congo: time to sound a global alert?  The Lancet (英国、国際医学雑誌) コンゴ民主共和国のエボラ流行;国際公衆衛生非常事態宣言考慮の時期
  
  国際的専門家達十数人による論文

 (2018年7月末以来流行している)コンゴでのエボラウイルス感染症(エボラ)は歴史上2番目に大きな流行となっている。コンゴ当局、WHO、NGOが懸命な努力で拡大を抑えてきているが、流行はさらに拡大し、制御からはほど遠く、地域的、さらには多分世界的に長期間流行が続く危険性が出てきている。
 
 武装勢力による戦闘などの状況も続き、複合的人道的危機に直面している中、WHO事務局長のテドロス・アドハノム・ゲブリスス(Tedros Adhanom Ghebreyesus)は、緊急委員会(EC)を再招集し、国際公衆衛生緊急事態宣言(PHEIC)をすべきか、考慮する事態になっている。
 最初のECは2018年10月17日に招集され、対応の強化と、深刻な脅威の恐れが指摘された。、
 現在、ECの恐れは現実的に起きてきた。エボラ患者は当初の3倍以上に増え、流行地域が拡大の一途を辿っている。

 各国政府、米国も含め、支援部隊の安全性が脅かされることから彼らを撤退させた。


 効果的対策には個々の感染者を同定する必要がある。しかし発病者との接触リストによると、感染者の20%も同定されてないようだ。この状況は、接触者調査、感染疑い者隔離、そして安全な埋葬指導(死者からの感染は最も重要な感染ルートとなっている:死者から出てきている体液などに触れることで感染する例が多い)を困難とする。
 WHOは発病者との接触者、そしてその接触者へのワクチン接種(リング・ワクチン接種、 ring vaccination )という方法から、感染地域全体へのワクチン接種へ切り替える必要があるかも知れないが、そのためにはより大量のワクチンが必要となる(現在はメルコ社から実験段階にあるワクチンが提供されている)


 国境を越えて、ウガンダ、ルワンダ、および南スーダンへのエボラウイルス感染症の拡大の危険性は高い。コンゴの人々は毎日売買や家族訪問、葬儀などで数万人が国境を越える。ウガンダとルワンダは厳しい監視体制を敷き、国境を越えて拡大してくることに備えている。
 ウガンダでは第一線の保健医療従事者にワクチンを接種し、情報によるとエンテベ空港での全ての旅行客のスクリーニングをしているとされる。
 それでも感染者の見落としは起きえる。

 一方南スーダンは世界で最も脆弱な国の一つである。
 エボラ拡大は地域の状況を不安定化し、一時的平和は破壊するだろう。持続している暴力と飢饉が追い打ちをかけている。
 100万人のコンゴ難民がウガンダに流入しているが、この半年でさらに30万人が流入した。

 2014年~2016年に西アフリカで起きたエボラ大流行で、地域経済は28億ドル失った。似たような衝撃がコンゴと周辺国に起きえる可能性がある。

 PHEIC(国際公衆衛生危機)の公的基準は決められている。国際保健規則(IHR)はWHO事務局長にPHEICの発令権限を委ねている。
 PHEICは他の国々に公衆衛生的危険を及ぼし、その対策に国際的共同作業が必要な、異常な事態を意味する。
 IHRのクライテリアは、公衆衛生的インパクト、新規性とその大きさ、多数の人々の移動、と中心とする。
 事務局長はまた健康危機のレベル、国際的拡大速度、ECガイダンスなどを参考にする必要がある。

 2018年に招集されたECは、現在の状況はPHEICの条件には合致してない、とはしなかった。
 国境を越えて拡大する危険性があり、実際に国際的拡大が起きるまで待つことは危険であると、IHRの基準に合い、そしてPHEIC発令の妥当性が示される。
 コンゴでのエボラ流行は地域紛争の中で広がっていて、医療従事者への攻撃があり、それは続いて新たな感染者の増加となっている。

  著者らの主張は以下の通り。

 我々著者らはWHO事務局長にECを再招集し、PHEICの宣言について論議することを要求する。
 彼は加盟国、国連、そしてNGOに参加を要請し、事実の提示を求めるべきである。
 コンゴ民主共和国の国連安定派遣団(Stabilization Mission )、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)、国連難民機関、および市民社会が、危機的情報を提供するだろう。

 以後省略

The facts about Congo’s frightening Ebola epidemic. Washington Post (米国) コンゴで闘っているエボラ流行の実態

  7日

インフル予防内服の落とし穴

  ・治療量の半量を1週~10日間(薬による)服用、または1回吸入、静注等でハイリスク者(発症で重症化する危険性ある患者)の感染を防ぐための抗インフルエンザ薬予防投与が行われるが、あくまでもハイリスク者が対象である。
  ・本当に予防出来るかは状況にもよる。
  ・ウイルスが感染してない体内に抗ウイルス剤が入っても何も意味がないが(副作用があるかも知れないが)、ウイルスが入ってくるのを待ち受けていて、本当に入ってきたウイルスを駆除するとなると、インフルは発症しないが、免疫も出来ない可能性が高い。
  ・流行中には予防薬服用を止めてしまうと、即感染する可能性がある。
  ・ウイルス感染して発熱後に治療薬を服用するならば、抗インフル薬による治療効果と、体内の免疫系が入ってきたウイルスにより賦活され、感染免疫も成立する。
  ・最終的にウイルスに対する免疫を獲得させるならば、予防内服は慎重でなければならない。
  ・また十分知られてないがインフルエンザウイルスに感染しても40%前後の人々は発症しないようだ。炎症反応を起こしづらい体質とされる。インフルにかかったことはないと豪語する人々はこうした体質なのかも知れない。
  ・最近名古屋の刑務所内で集団発生しているが、収容者1710人中発病者は222人とされる。ウイルスの感染力も関係するが、感染しても発症しない人の方が多いのがインフルの特徴である。

刑務所内集団感染

138人インフル集団感染 島根、刑務所 産経

 島根県浜田市の刑務所「島根あさひ社会復帰促進センター」で1月下旬以降、インフルエンザが流行し、これまでに受刑者65人と職員73人の計138人が集団感染していたことが7日、同刑務所への取材で分かった。重症者はいない。
 刑務所によると、今季は1月28日から発症者が増え始め、今月6日までに138人が感染した。刑務所には受刑者が約1250人いる。

名古屋刑務所で300人インフル 刑務作業の一部中止 朝日

 名古屋刑務所(愛知県みよし市)で、受刑者ら300人がインフルエンザにかかったことが、刑務所への取材でわかった。刑務所は「非常事態」として刑務作業の一部を中止するなどしている。
 刑務所によると、30日時点で、受刑者100人(全受刑者1714人)、職員36人(全職員452人)が感染。治った人を含めると受刑者205人、職員95人に上る。重症者はいない。受刑者の感染者数は、2015年度に100人を超えたことはあったが、今年度は記録が残る直近5年では最多という。


 管理人コメント:閉鎖的環境として代表的刑務所内ではインフル集団感染が起きえる。これまでのところ、低学年児童での感染が多いが、成人での集団感染は今シーズン珍しい。高齢者施設を除けば他にはないのではないだろうか。
 ウイルスがH1なのかH3なのか知りたいところである。低学年児童での感染の多くがH1で、成人での集団感染がH3で起きている可能性が高い。
 致死率10%前後の新型インフルが発生したなら、刑務所や高齢者施設などの閉鎖的環境にいる人々の多くが死亡する。
 刑務所内でのインフル集団発生を抑える対策がないとしたなら、将来危険である。


  米国インフルエンザ 大流行中

   以下CDCページから

   予想発病者数 1500万人、予想医療機関受診数 500万人、予想入院数13万人 予想関連死数2万人
     人口3億2千8百万人  ( 日本 1億2千6百万人)
 

  
 治療に抗インフル薬が必要な対象

  オプションとして抗インフル薬の使用が必要な場合がある。
  対象者はインフル発症により重篤な合併症がおきる可能性があるハイリスク者
    幼弱小児、65歳以上、妊婦、喘息・糖尿病・心疾患のような慢性疾患保有者(透析患者、免疫抑制剤使用者、抗がん剤使用者なども含まれる:訳者)
 

  ゾフルーザに関して
    昨年10月に米国FDAはゾフルーザの使用を認可した。
    臨床的に使用期間が短いことから、使用に関して積極的ではない。


  第4週  1月20日~26日
    情報ページ

   医療機関受診者に占めるインフル様患者の比率

   一端下降したが第3週から再び増加しだした。
   流行株はH1N1pdm 44 %、H3N2 14 %、B 0.2%

   水色曲線は昨シーズンであるが(赤が今シーズン)、史上最大の発病者数と多数の死者が出た。
     流行株はH3N2であった。


 カナダ

 第4週

 流行ピークを過ぎる。
 流行株H1N1。H3N2は少ない。B型はほとんど見られず

  欧州
 
  第4週 1月21日~27日

 アイルランド
 
 流行中程度
 大多数H1N1、Bはほとんどなし

 英国
 小流行

 大多数H1N1、 Bは希


  6日

  インフルエンザ

 画期的対応:市民対応の場でマスク禁止 むつ市

あえて「マスクなし対応」好評 市役所、風邪の職員は…  朝日デジタル

 青森県むつ市は、窓口で市民と応対する職員に対し、特段の事情がないかぎりマスクをつけずに接するよう求めている。「不快な印象を与えない」とする窓口対応改革の一つだ。風邪の流行期となる冬場はマスク姿が多くなりがちだが、体調が悪い職員には「窓口対応をさせない」「自宅で休ませる」ことを徹底した上で「ノーマスク」を推進している。

 窓口で市民と接する際にマスクをしていると「表情が見えづらく不快な印象を与えかねない」「会話が聞き取りづらくなって説明の内容が十分に伝わらない恐れがある」というのが着用禁止の理由だ。

 ノーマスクは「窓口サービス日本一」を目指す改革の一環として、昨年12月中旬から始まった。職員の接遇研修で招いているマナー講師とも相談した。坂野課長によると、窓口を訪れた市民からは評価する声が寄せられているという。
 悩ましいのは、健康上の理由などからマスクをつけざるをえない場合だ。アレルギーなど健康上の理由や業務上必要な場合もあることをふまえ、一律にマスク着用を禁止することまではしていない。

 むつ保健所管内では先月24日にインフルエンザ警報が発令され、感染者にはマスク着用の徹底が呼び掛けられている。抵抗力の弱い小さな子どもが家庭にいるなどの理由で「病原菌を家庭に持ち帰りたくない」と心配する職員もいて、市はこういったケースもノーマスクの例外としている。


  流行ピーク迎えているが、治療法に疑義

   ゾフルーザ

   新インフル薬ゾフルーザ服用で、少なくとも10%以上で、服用体内で耐性株が誕生することが確認。
   小児ではさらに多くの耐性株発生の可能性。
 
    ・若年小児では耐性株発生の危険性が高く、罹病期間が延長する可能性が臨床試験で確認されていたにも関わらず緊急発売された理由が不明。(新型インフルが発生したときの準備?それにしては通常の季節性インフルに服用がディア通じて宣伝されている事実があるが)。
    ・耐性株発生した患者の病状の変化など、詳細は不明、緊急に調査が必要
    ・耐性株発生個体からのウイルスの感染力(周辺への)を緊急に発表すべき
      インフル薬非服用者からの分離ウイルスについて、ゾフルーザに対する耐性率。
    ・ゾフルーザ耐性株が発生した患者数の推定値を発表するべき。
      成人推定ゾフルーザ服用者数の10$、小児では20%
    ・ゾフルーザの使用に厳重な注意を促す必要がある。
    ・経済誌では塩野義製薬のゾフルーザ発売を評価する記事が多く、その耐性株発生に関して触れない、なぜなのか?
      NHKもゾフルーザ服用者における耐性株変異に関して何も報道してないが、これは妙である。製薬企業との関連があるのだろうか?

    
    抗インフル薬

    基本的にインフルに対して、抗インフル薬の服用は、ハイリスク者以外必要でないことの再考(欧米医学ではでは標準的)
      ハイリスク者:高齢者、慢性疾患(心臓、肺、腎臓)保有者、妊婦
    
    インフル罹患者は早めに医療機関を受診し、検査でインフルが確認された場合、抗インフル薬を服用する必要があるようなメディア報道は中止する。
    厚労省の抗インフル薬に対する指導方針を明確にする。
    
      

  東京都インフル流行状況

    東京都感染症情報センター

   第5週 1月28日~2月3日
   流行終息へ向かうようだ。
   第4週からの減少率が例年に比較し大きい。
       B型が混合流行してないせいか?
        2月からはB型が増えだしてくるが、今シーズンは当初から少ない。
       今シーズンの流行パターン
        H1N1pdm中流行->H1NIpdm中~小流行+H3N2中流行
        今後:H1N1pdm、H3N2 小流行+B小~中流行

   定点当たりの受診者数 45.67  急速に減少

   

   医療機関受診数は小学校低学年が多い。これは例年のことでもある。
   実際の感染者数と相関していると思うが、保護者の心配度も加味されていると推定。
  


  埼玉県インフル流行情報
    感染症情報センター

   感染者数の急速な減少
   

       流行ウイルスは60%前後がH3、残りはH1N1。Bは極めて少ない。

  5日


 ゾフルーザ服用後耐性株発生例さらに3例

ゾフルーザ耐性、新たに3株、検出率は10.9%に   日経メディカル

 国立感染症研究所と全国地方衛生研究所が共同で行っている抗インフルエンザ薬耐性株サーベイランスによると、2月1日時点で、バロキサビル マルボキシル(商品名ゾフルーザ)の耐性株が新たに3株、報告された。いずれも薬剤投与例から見つかったもので、インフルエンザウイルスのタイプは全てA/H3N2亜型だった。A/H1N1pdm2009やB型からは検出されていない。
 ゾフルーザ服用後に耐性株が体内で発生した症例は今シーズン5例となり、解析対象とした合計46株中10.9%となる。


 予測されていたインフル大流行に、メディアは踊る?

 インフル薬 小さな巨人
塩野義、国内シェア47% メガは素通  
日本経済新聞

 製薬企業とそれを支える経済誌、さらにPRに乗りソフルーザに群がる一般市民と、それに対応する市中のクリニック。指導力を発揮するべき厚労省は存在感がなく、米国CDC長官のような責任者もいない。

 新薬で特効薬が出た今シーズンは、それが故インフル流行が抑えられたのだろうか?

 史上最大の流行となっているが、そこで投入された(?)ソフルーザの意義は?
 メディアは最も重要なポイントを外す!!

 知っているだろうか?
 抗インフルエンザ薬タミフルが発売されてから、日本国内でのインフル流行は減ってはいないし、一定周期で大流行が起きている。
 そこでは大量の抗インフルエンザ薬が消費されている。抗インフルエンザ薬をほとんど使っていない、米国、中国、香港、英国などとの違いは?何なのだろうか?


 4日

  インフル今週、ピークを迎えると予想

   第6週(4~10日)、現在週がインフルピークと予想。
   データは一週遅れであるから、ピークを越えたかはデータ上遅れる。

   H3N2が主流株となってきているので、病原性は高い。
   まだ高齢者施設での集団感染の危険性は高い。
   高齢者施設での予防対策、発症者の早期治療は重要

 1日

 エボラ コンゴ民主共和国(2018年8月流行開始)

Why Couldn’t My Treatment Center Save This Baby?  New York Times(米国) なぜこのエボラ治療センターでこのべビーを救えないの?

 エボラ史上、2014-2016年の西アフリカにおける大流行に次いで2番目の大流行とされる、コンゴ東北部の北キヴ州を中心としたエボラ流行。
 ワクチンや数種類の抗ウイルス薬が開発されたが、感染者数と死者数は増え続けている。
 ゲリラとの戦闘地帯であり、また感染村人達が治療を恐れてセンターに来ない。

 現場の担当者達のいらだち。
 ウイルスはいつ周辺国に拡大するか分からない。WHOや国境なき医師団などのNPOも懸命だ。

 現場における問題点が記述される。

  エイズの母から産まれたベビー。治療センターに連れてこられた。母の思考は停止してしまった様に見える。
  かってエイズを発病し回復した担当者と完全武装した担当者がベビーを引き取る。
 

South Sudan begins vaccinating against Ebola as Congo battles outbreak  ABC News (米国) エボラ流行がコンゴで拡大していることから、隣国の南スーダンでエボラワクチン接種が開始
 
 南スーダンの保健医療担当者と、他の最前線で業務にあたる担当者達がエボラワクチンの接種を受け始めた。隣国のコンゴでの流行が拡大してきていることによる。

US Researchers Looking For Long Lasting Ebola Vaccine  VOA(米国) 米国研究チーム、長期間効果が続くエボラワクチンの開発を模索



 インフルエンザ

 全国平均流行は鈍化傾向か?

 厚労省発表データ

 4週 (1/21-27)  定点あたり57人
  ピークは第5-6週か。 記録上最大の感染者数になるかも。

  現在、定点値が高いのは、埼玉84、千葉73、新潟77、神奈川67、東京64
    東日本で流行拡大地域が多く、西日本では少ない傾向がある。
    ウイルスの種類が異なる?
    B型は出ていないもよう。

 全国平均定点当たりの患者数の推移


 

 インフル流行株H3N2型(香港)が主流に変化

   ・1月に入ってから、H1N1pdmから、病原性の高いH3N2型(香港型)に変化している。
   重症になりやすい。
   ・昨年度の米国では大流行し、関連死が8万人と多数出ている。小児での死者数も多く出た。

   ・変異しやすい株なので、ワクチンの効果がみられない事も多い。昨年の米国ではそうであった。

   ・早期にゾフルーザを服用した場合、免疫が出来ないうちにウイルスが消えた可能性があるので
    再発する可能性もある。

  国立感染研発表データ

 

 1月


 31日

 抗インフルエンザ薬はインフルエンザに必要?!
    何か歯車が狂ってしまった日本のインフルに対する考え方

    厚労省のインフル薬使用に対する正しい説明がない
    製薬企業がリードするインフル治療のライン

インフル新薬「ゾフルーザ」使わない方がいいの?症状長引く耐性ウイルス出現! J.Cast

以後管理人オピニオン


 ソフルーザを使うべきか?等という論議は、何かおかしい。
 その前にインフルに抗インフル薬を使うべきか?という論議が必要だ。

 かってはインフルに使うべき薬はなかった。
 ある意味では現在も同じ。

 インフルが治るためには、最終的に細胞性免疫が確立することが必要である。感染数日間で液性抗体(インムノグロブリン)が産生され、続いて最終的にリンパ球抗体(細胞性抗体)が出来上がる。それで免疫は獲得されたとなるが、それらの期間は合わせて2~4週間。細胞性抗体は生涯持続する。
 
 薬でウイルスを含めて微生物を生体内から完全に排除する事は出来ない。ある程度は出来るが、最終的には自然に備えている免疫に4週間くらいかかって出来上がった獲得免疫が加わって病原体は消える。その間自然免疫が体を防衛する(傷などでは得に重要)。

 ソフルーザが投与して即解熱効果を示したとしても、ウイルスがどれほど駆除されているかは不明である。相当量駆除されていたなら、その後免疫が立ち上がってくるまでにウイルス増殖が起きてこなければ完治する可能性はある。
 しかし、薬を投与しなくても数日以内に自然免疫(免疫グロブリンA、M)などでウイルス増殖が抑えられ、さらに新規に産生されてくる免疫グロブリンGで本格的に除去される。

 以後、同じウイルスに感染した場合、上記経路は迅速に進み、侵入してきたウイルスは無症状の段階で排除される。

 こうした過程で投与された抗インフルエンザ薬はどのような意義を持つのだろうか?
 ・侵入してきたウイルス量を減らす
 ・他には?

 通常の季節性インフルが高齢者や妊婦、血液透析者に罹患すると危険とされるのは、免疫力が落ちているため、ウイルスの自己排除力が低下しているからである。
 そのため流行4週間前に必ずワクチンを接種し、免疫グロブリン抗体、そして細胞性抗体を体内に用意しておく必要があるのである。

 一般的に季節性インフルエンザに対して抗インフルエンザ薬は必要ではない。
 ワクチン接種だけが必要である。

  接種ワクチン効果を総合力で10としたなら、抗インフルエンザ薬の効果は3~4程度だろうか?
  またゾフルーザが本当に生体内に侵入したウイルスを、生体の認識機構が反応する前に排除するとしたなら、次の様な不具合が生じる。

  ゾフルーザ使用で短期間でウイルスが消えるため、体の方ではウイルスに対する免疫が出来ないので、流行が続いている限り、再度感染する可能性が高い。要するに免疫が出来ないことから容易に感染を繰り返すのである。
 
 ウイルスによる発熱などの反応が出てから抗インフルエンザ薬を服用するのが免疫的に正しく(侵入したウイルスを抗原として認識させてから)、そうすると結果的に罹病期間はせいぜい1日程度しか短縮されないことになるが仕方はないだろう。これは他の薬でも同じである。予防投薬の場合は、薬が切れたら当然ながら流行中はいつでも罹患する。

 抗インフルエンザ薬(タミフル)は、パンデミックインフルエンザ(H5N1鳥インフル)が発生してきたことで、WHOを中心に懸命に開発してきたものであり、通常の季節性インフル治療のために開発されきたわけではない。

 誰でも彼でもインフルエンザ検査で陽性になると、抗インフルエンザ薬を飲むのは理論的におかしく、また日本だけのはずだ。



 埼玉県インフル拡大続く, H3型増加

  埼玉県感染症情報センター

  左:定点当たりの患者数平均84、昨年を大きく上回る
  右:流行株の半数以上がH3型
 
 
 
 東京都と同じく感染者数は増え続けているが、主たるウイルス株がH3型であるから、ハイリスク者の重症化が懸念される:高齢者、若年者、妊婦、血液透析者、心肺疾患保有者など。感染予防対策を厳重に。
 このH3型で昨年の米国では8万人以上の多数のインフル関連死がでた。また小児も200人以上インフル死している。

 30日 

 東京都インフル流行拡大中
   病原性の高いH3N2(香港型)が主流に
   流行H3N2がゾフルーザ投与者から排泄された株でないことを確認。
                        -->病原性が上がっている可能性がある。

 第4週 2019年1月21日 - 2019年1月27日

 東京都インフル流行史上最大の可能性  東京都感染症情報センター

 定点当たりの受診患者数:64.18
   全感染者数 26635人
    5~9歳 7338人 定点当たり 17.7人
   10~14歳 4249人 定点当たり 10.2人
    低年齢学童の感染率が高い。

  ・国立感染研のデータを分析すると、当初流行主要株であったH1N1pdmからH3N2に主要株が変わってきたため、さらに病原性が上がってくる可能性。現在流行中ウイルスに対するゾフルーザの感受性確認必要。
  ・むやみなゾフルーザの投与は控える。


  ピークは第5~6週頃か?

  東京都2019年当初からの流行曲線


加湿器、マスクの販売好調 インフル流行のピーク迎え  朝日

 天下の朝日新聞が、無料の宣伝広告? いや記事か?

   {ピークを迎えたと厚労省(感染研)が発表した??} 出典を明確に! 
  
   内容

  加湿器やマスクの売り上げが好調だ。
  ビッグカメラ難波店:加湿器
  シャープ:昨年より30%売れている
  象印マホービン;電気ポット型加湿器
  小林製薬:のど用殺菌薬「のどヌールスプレー」2倍の売れ行きと。
    *これは何を殺菌?のどに菌が感染?意味不明

  厚労省:インフルは外出先で感染するケースが多く、帰宅時にウイルスを素早く洗い流すと予防につながるという
    *意味不明な解説。

 
これは医療広告?内容は朝日が検閲した? 米国なら決して載せてもらえない広告だろう


 29日

 インフル予防キャンペーン
 ミネソタ州保健局提供:熱や咳がある?せきやくしゃみは抑えてね!決して手の平は使わない。     
          



     インフルエンザは飛沫感染と空気感染が主要な拡大様式
マスク着用が効果があるかは、以下の説明から判断のこと

    

 図;管理人作製

 参照:空気感染については PNAS、全体に関するレビューは、CIDRAP


高齢者施設で集団インフル 秋田・茨城で2人死亡  日本経済新聞

 秋田市の特養と茨城県の有料老人ホームで、インフルの集団感染が起き、それぞれ10人と13人の入所者と職員が発病し、特養で90代、老人ホームで80代の入所者が死亡。

 28日

 高齢者施設でインフル死亡相次ぐ

インフル集団感染多発…全国で猛威、高齢施設など死者も 読売

 全国的にインフルエンザの患者数が急増する中、各地の高齢者施設や病院などでは集団感染が相次いでおり、死亡例も出ている。

 前橋:前橋北病院、10~20日 職員と患者12人発症、80歳代女性1人死亡
 前橋;特養、10~17日 入所者35人発症、5人死亡
 秋田県;昨年12月以降病院と特養5施設で9人死亡
 
インフル54人感染 松本の病院 患者2人死亡  信濃毎日新聞

松本協立病院(松本市)は28日、院内の病棟でA型インフルエンザの集団感染が発生し、入院患者のうち80代の男女2人が同日までに死亡したことを明らかにした。


 インフルエンザ予防には?NHK朝のニュースから

  ・インフルが大流行-->ワクチン接種は未だ意義がある。免疫は1週間で着く-->?? 真実は2~4週間である。かっては、NHKでも2週間と言っていたが。
  ・手洗いで予防-->理論的には正しい。しかし:エスカレーターのベルト、書店やマーケットの商品に触れた後、どうやって手を洗うのか?詳細は24日に記載している。

 # 予防のためにマスク着用とうがいは、今年度から消えた。またうがいに関しては厚労省のインフル予防方法から消えた。-->米国CDCや英国公衆衛生局と同じ内容になっている。
 #2 予防にマスクとうがいは意義はないと10年前から管理人は語ってきたが、そのたびに批判されてきた。厚労省では少しずつ、そうした言葉を少なくし始めて、現在は消えた。
 
 手洗いもほどほどにと主張すると、またネットでバッシングが起きる?バッシングするのは一般の人や一部の医師達である(あった)。そういう人々は時代時代で意見を変える(メディアもそうだが)。医師会にもその傾向があるが、困ったものである。

 英国医師会雑誌(BMJ)は世界的にも名高い医学雑誌であり、そこに論文を掲載すると、それなりに意見が認められたことになる。米国医師会雑誌(JAMA)も同じである。インフル予防にマスク着用とかうがいなどとはどこにも記載してない。
 かって日本ではなぜかマスク着用が国によって勧められていて、国民の多くも習慣的に着用すると編集者への手紙に投稿したことがあるが(新型発生時)、返事には、驚きと、それは雑誌に載せるには非医学的問題だから、と言ってやんわりと掲載を断られた事がある。
 要するに恥をかいたのである。
 厚労省の当該部署の医師にその旨をメールで伝えたが、返事はなく、そのかわり次第に予防のためにはマスク着用を!とはいわなくなってきた感があった。そしてついにはうがいの言葉も消えているようだ。

 26日


インフル集団感染1人死亡 80代女性、前橋の病院  日本経済新聞

 1月10~16日に看護師と薬剤師の計4人が発症、さらに16~20日に入院患者8人の感染も判明した。死亡した80代女性は16日に発症し、20日に亡くなった。病院では職員全員が昨年12月に予防接種を受けていた。


 抗インフル薬投与は流行を抑えているのか?

  本年度は記録上最大の流行の可能性?

  ゾフルーザの大量使用で発症率は下がっている?
  全国的に4~5週をピークに毎年流行しているが、これは抗インフル薬
   投与の影響があるのか?
  抗インフル薬投与量と流行程度に関係がない可能性がある。
   ゾフルーザ投与で感染者数は減った?それとも増えた?

  世界で抗インフル薬最大消費量を示している日本。これら薬剤の使用は本当に意義を持っているのだろうか?製薬企業に奉仕しているのが季節性インフル流行なのだろうか?疑問である。

 東京都:過去5年間の年初から7週までのインフル流行曲線



メキシコ、移民キャラバンにメキシコ内での就労を勧める
Mexico Moves to Encourage Caravan Migrants to Stay and Work The New york Times (米国) メキシコ政府、移民キャラバンにメキシコ内に留まり就労することを勧める

 メキシコの新大統領は貧困と暴力から逃れてきた移民キャラバンに対して、メキシコ内に留まり、働くことを勧めている。そのために就労ビザを発行すると共に、彼らの就労のために大きな公共工事を計画している。

 移民キャラバン、参加者数増加の一途
New Caravan Grows as Mexico Eases Passage  The Wali Street Journal )米国) 容易なメキシコ内通過のため新規移民キャラバン参加者が増加に
 
 メキシコ政府が人道的ビザを発行することから、米国での難民申請を求めて米国国境を目指す中米移民キャラバンは参加者数が増えていて、メキシコ南部の国境管理所に数千人が今後ビザ申請のために集まると予想されている。


 25日

 インフルエンザ

  ゾフルーザ、問題提起!!今季の流行の要因?

   服用短期間で耐性株発生:低年齢層、ウイルス体内再増殖の危険性


 抗インフル治療薬(ゾフルーザ)、投与により低年齢児童で高率にウイルス変異を起こし耐性株に変化  国立感染症研究所

 1回服用で効果が期待されるゾフルーザ(塩野義製薬)が服用により、感染したウイルスが突然変異により高率に耐性株となることが確認された。
 昨年(2018年)末にインフル流行が起きた横浜の小学校から、4人の発症学童からウイルス(H3N2型)を分離した。
 4人中2人が3日前からゾフルーザを服用しており、ウイルスは既にゾフルーザに耐性となっていて、効果はほとんど無効であった。他の2人はウイルス分離時にはゾフルーザは服用してなく、ウイルス採取後に服用した学童が1人、タミフルを服用した学童が1人だった。4人とも他のインフルエンザ薬(ノイラミニダーゼ阻害薬であるタミフル、リレンザ、他)への感受性には変化はなかった。

 報告によると最終的臨床試験(第三相臨床試験)で、ゾフルーザのウイルスに対する耐性獲得は短期間で起き、12歳以上では9.7%、12歳以下では23.4%で発生することが判明していた。

 ゾフルーザ服用で発生した耐性インフルエンザウイルスが、他人に感染するか(常識的には感染する)は不明であるが、それよりも服用することで、体内に感染しているウイルスの力価が上がり、罹病期間が伸びる可能性も指摘されている。

 管理人コメント:4人の学童から分離されたウイルスでの分析結果とはいえ、2人がゾフルーザ服用3日後、2人は服用前であり、仮説的にはゾフルーザ服用の危険性が指摘される。
 しかし臨床試験でゾフルーザ服用による耐性株の出現率が非常に高く、成人層に比較し、低学年層で高いのも気になる。東京都や大阪府での第3週データを見ると、10歳以下の学童で明らかに、それ以上の年齢層よりも発症率が高くなっている。

 問題提起:ゾフルーザを早期に服用した場合、発症率はどの程度抑えられるのか?ゾフルーザの早期投与を行い、発症しなかった場合、免疫は出来るのか?今シーズンの我が国でのインフル大流行は、ゾフルーザの使用が関係してないのか?緊急に統計学的データをサンプリング数を少なくしてでもまとめる必要。


More than 10,000 migrants request visas as caravan hits Mexico Washington Post (米国) 1万人を超す移民集団、メキシコ国境でビザを求める

 ホンジュラスを1月15日に出発した米国を目指す移民キャラバンは1万人を超える集団となって、メキシコ南部国境に到着した。集団は法的にメキシコ内に入るためにビザの申請をしている。
 昨年の集団は違法にメキシコ内に入り大集団で北上した。

 24日


 インフルエンザ大流行
 
 管理人オピニオン

  
 インフルエンザに対する一般社会と報道の誤解

 今シーズンの流行状況

 今シーズンはインフルエンザはこの数年来最大の流行を起こしている。 昨年も流行したが、軽症のB型の流行が多かった。今シーズンは比較的軽症のH1N1pdmが当初主流株だったが、今年に入ってから病原性が高いH3N2型(香港型)も感染を広げている。台湾の情報をみると当初H3N2型が主流だったが、現在はH1N1pdmが多くなっている。入院者数と死者数は多いが、両株で発生している。

 H1N1pdmは2009年に新規発生し(新型インフルエンザと言われた)、それ以前流行のH1N1(ソ連型)に置き換わったウイルスである。H1N1系は変異の頻度は低く、また病原性もH3N2に比較すると高くない(死亡者数がそれほど多くない)。
 10歳未満の児童はこの10年前に出現したウイルス株にあまり免疫をもっていない。頻回にウイルスに接触してきていた成人に比較すると集団感染しやすい。以前のソ連型H1N1の抗原性とH1N1pdmは当然似ている。そういうこともあってH1N1型は成人に対してそれほどの病原性は発揮しないと考えられる。(この株の先祖は、なんとあのスペイン風邪ウイルスである)。
 昨日発表された東京都のデータを見ると低学年での発症数が多いことからもそれが裏付けられる。

 一方H3N2型は昨年米国で大流行し、関連死者数は8万人を超え、小児での死者数も異常にに多かった。
 H3N2型は頻繁に変異する株で、病原性は致死率で判断すると4倍近い(米国データ)。肺炎を起こしやすい。特に高齢施設での集団発生は危険である。変異が頻繁なので、ワクチン作製が難しい。

 気になること

 流行してきているH3N2株はどの程度変異しているのか?昨年米国で流行したH3N2株は変異が著しく、株を予定して作製されていたワクチンはH3N2にはほとんど無効のようだった。
 今年のワクチンはH1N1pdmには有効とされるが、現在、さらにはこれから流行が拡大してくるかも知れないH3N2には効果が無い可能性がある。
 高齢者施設で集団発生しているウイルス株の分析結果を迅速に発表して欲しいところである。

 インフルエンザ死亡

 インフルエンザによる死亡とは、慢性疾患を保有していてもインフルエンザに感染しなかった場合、死亡しなかったが、感染したことで保有していた疾患の悪化で死亡した場合も含めるべきである:肺炎、心筋梗塞、脳梗塞、脳炎、嚥下性肺炎(インフルエンザ発症で気管分泌物増加、嚥下力低下、中枢性嚥下反応低下などによる)。
 劇症型インフルエンザは、サイトカイン・ストームを起こして肺を中心に多臓器不全を起こして死亡する。:ウイルスに対する免疫が過剰に反応し、臓器障害を起こす。高齢者の突然死にも関係する。通常は臨床的にに診断できない。

 高齢者でのインフルエンザ死亡は、直接死因が不明なことが多いが、米国ではインフルエンザ流行期に死亡した高齢者の肺炎はインフルエンザ死と判断する。正確にはインフルエンザ関連死との表現が妥当であろう。インフルエンザ発生率と高齢者死亡者数は見事に相関する。

 正確なインフルエンザ自体による死亡の定義は難しい。先にも述べた多臓器不全の病態像と同じと考えられる。
 高齢者の場合、症状が明確に出ないことが多いため、夜間に呼吸停止したり、心停止して朝に死亡が確認される例が多い。そうした場合、老衰、肺炎とされ、インフルとは無関係とし、死亡診断書にはインフルの単語は出てこない。

 業務上過失致死

 インフルエンザ集団感染をおこした施設で死者が出た場合、それは厳密には業務上過失致死に相当するはずであるが、報道を見る限り、インフルで高齢者が死亡するのは仕方がないことで、施設の業務内容にはあまり触れない傾向にある。
 インフルエンザが集団感染した施設では、ナースが頻回に入所者を観察する必要がある。呼吸不全を起こしてないか、呼吸状態と血中酸素濃度のチェック(指先に小さな測定器を着けるだけで分かる)が必要である。
 特に夜間は頻回に行うべきである。自然に呼吸停止を起こす場合が多い。
 それは管轄の保健所の指導が重要である。

 高齢者の命を軽視する施設、社会、報道機関

 施設や病院でインフルを発症し、高齢者だから死亡するのは仕方がないと判断するのは決して医学的ではないし、公衆衛生学上でも、医療倫理的にも発展途上的である。

 高齢者だからインフルエンザ流行時期には十分気をつけて看護、介護しなければならない。
 メディア報道をみると、高齢者施設でのインフルエンザ集団発生、そして複数以上の死亡者の発生に関して記事は小さいし、医科学的考察がほとんど為されていない。
 高齢者だからインフルエンザ死亡するのは止む得ないのではなく、高齢者だからこそ(弱者だからこそ)、救わなければならないのである。

 保育施設で乳幼児の間で集団感染が起き、数人の死亡者が出ても、社会的に問題にされないであろうか?

 予防と治療

 インフルエンザワクチンは接種すべきである。
 ただし高齢者は免疫反応が低下しているせいで抗体産生程度が低い。
 米国では数年前から高齢者用に、4倍濃度のワクチン接種をオプションとして用意している。それにより高齢者の抗体保有率は上がったようだ。

 高齢者がインフルエンザ集団発生に巻き込まれた場合、できるだけ早期に抗インフルエンザ薬投与により予防すべきである。保健が適用されているかどうかは関係はない。施設が負担して実費で行うべきである。

 治療はインフルエンザ検査の結果に頼らず、状況判断で決めるべきである。インフルエンザ検査は、咽頭部のウイルス増殖状況で結果は変わる。発熱していても陰性の場合もある。翌日行えば陽性となる可能性が高い。しかし周辺でインフルエンザを発症した人(患者)が出た場合は、高齢者には即予防的に抗インフルエンザ薬を投与しても、過剰医療ではないと思う。

 インフルエンザの予防法は患者の完全隔離しかない。
 市中で流行しだしたら誰でも感染する確率は高い。

   飛沫感染:感染者の話す唾液からも飛沫する。呼気にもウイルスは存在する。せきからは大量のウイルスが飛散するが、くしゃみではそれほどではない。飛沫ウイルスは眼瞼結膜からも感染するが、顔面や髪の毛にも付着する。
   これでは防ぐ方法はないとしかいえない。

   接触感染:感染者の唾液や咳、呼気から飛沫するウイルスはいろいろな箇所に付着し、2~3時間は生存する。気温の低い屋外では数日間生存する。そうしたウイルスから感染を防ぐことは不可能である。市中のエスカレーターのベルト、階段の手すり、マーケットの商品の表面、大衆食堂のテーブルやカウンター等、色々な箇所に存在するウイルス接触をどう防ぐか?
 例えばエスカレーターを降りた後、手を即洗っている人はいるだろうか。

 パンデミックインフルエンザ発生時の予防対策

  WHOではパンデミックインフルエンザがいつ発生するかわからないとし、そのための予防対策を十分行うように数年前から警告している。
  高名なビル・ゲイツも、世界に対してインフルエンザを含めて感染症パンデミック対策を行うように警告している。
  しかし我が国では、2009年流行の新型インフルエンザ(ブタインフルエンザ由来)がさほどの深刻な状態に至らなかったせいか、その後、パンデミックインフルエンザ、さらにはインフルエンザの話題がメディアに乗る機会が減ったばかりか、行政的にも情報を発信する機会がなくなった。

 この状況では致死率数パーセント以上のインフルエンザが発生した場合、国内はパニックに陥ることは間違いはない。
 インフルエンザは風邪ではない。多くの人々を短期間に死に追いやる能力を秘めた病原体であることを忘れず、対策を強化することが望まれる。

  注:無断転載、部分コピーは禁止



特養でインフル、5人死亡…15年も集団感染  読売オンライン

  昨日の情報を補足

 前橋市は23日、同市天川大島町の特別養護老人ホーム「えいめい」(入所者78人)で、入所者35人がインフルエンザA型に集団感染し、80~90歳代の男女計5人が15~22日に肺炎や呼吸器不全などで死亡したと発表した。
 入所者と職員は昨年11月に予防接種を受け、集団感染の確認以降、16日までに入所者と介助を担当する職員はタミフルなどの予防投与を受けた。職員の発症はなかった。

 コメント: 入所者はワクチン接種済み。
       入所者78人中35人が発症->発症率45%
       死亡者5人-> 死亡率14%
   入所者の集団感染発生以降、抗インフル薬の予防投与を行ったとされるが、発症率と死亡率は異常に高い。
  

 23日

  インフルエンザ大流行
 最近5年間で最大の流行、病原性の高いH3N2型(香港型)が増加の可能性


インフル集団感染、5人死亡 前橋の特養ホーム  産経ニュース

 前橋市内の特別養護老人ホームでインフルの集団感染。
 入所者35人がインフル(A型)を発症。そのうち5人が肺炎で死亡。入所者と職員は全員予防接種済み。

 東京都インフルエンザ流行状況
  第3週 1月14日-1月20日
  過去5年間最大の流行   定点値(東京都定点機関受診患者数の平均) 52.3 (警報継続)
  10歳以下の学童の感染数が多い(定点医療機関/週)):6-9歳 4228人(最大)、10-14歳 3378人(2番目)

  分離ウイルスは、国立感染研のデータでは2018年末までは2/3がH1N1pdm、残りがH3N2。B型はほとんどない。今年に入ってH3N2の比率が上がってきている。
  H3N2が感染の中心となると重症者が増えてくる。

 東京都における年度別患者数(定点患者数)の週単位での推移
  患者数が多かった昨年度以上に患者数は多い。この5年間で最大の患者数となりそうだ。




Ebola, HIV, Antivaxxers: The World Health Organization Names 2019's Global Health Threats GIZMODO (国際9  エボラ、HIV、抗ワクチン接種者:WHO、2019年度世界健康脅威と名付ける

 WHOは今年度の世界健康脅威として抗ワクチン接種者の存在を上げた。エボラ、HIV、そして気象変化に加えた。
 2018年度にはリストアップされてなかった抗ワクチン接種者(ワクチン接種を拒む人々)の増加は非常に危険な傾向とされる。例えば麻疹の発生数が世界で30%増加しているとされる。



 22日

 インフルエンザ大流行に

 淡路島老人ホーム、インフル集団発生
   発生後の抗インフル薬による予防は職員だけだった!
   流行ウイルス株に疑問:H1N1pdm、H3N2、新型変異株?
    
 
予防薬の投与、施設職員のみ…インフル7人死亡  朝日デジタル

 兵庫県淡路市(淡路島)の養護老人ホーム「北淡ほくだん荘」で、入所者らがインフルエンザに集団感染し、7人が次々と亡くなっていた。予防薬を当初は職員にしか投与しないという対応のまずさも発覚し、施設は釈明に追われた。
 管理人コメント:所内で発症後、未発症者に抗インフル投与で発症を予防したとされたが、職員だけに投与していたとは犯罪的だ。昨日の報道内容で気になっていたのは、入所者発症後、未発症者に抗インフル薬を投与したとする内容であった。職員も含めて全員に投与したと解釈したが、それにしてはその後の発症率が高すぎた。そのことからH3N2株の変異株を疑ったが、職員だけに発症予防のために抗インフル薬を投与していたというのは、医療福祉施設としては非常に非倫理的行為である。

 それにしても職員の発症率43%と言うのは高すぎる。職員は全員ワクチン接種していたのだろうか?
 報道内容が医科学的に記載されてないのが残念である。

  医学的疑問
   ・職員も入所者と同じように全員ワクチン接種していたのか?-->職員もワクチン済み(神戸新聞
   ・職員のインフル発症率は43%とされるが、全員 ワクチン接種+予防的インフル薬投与での発症率として高すぎる!
   ・ウイルス株はA(H1N1pdm)は確かか?A(H3N2)では無いのか? H3N2の変異型では無いのか?
   ・保健所は毎日朝夕、入所者の状況をチェックしていたのか?発症者に対する治療、未発症者への対応は医学的に適切だったのか?
   ・72歳で肺炎死している例があるが、この患者は基礎疾患があったのか?無ければおかしいが。

   ・昨シーズンの米国ではH3N2が大流行し、8万人からのインフル関連死が発生している。小児での死亡も相次いだ。
   ・予防投与した抗インフル薬は?ソフルーザはあまり実績はない。
   ・高齢者に投与すべき抗インフルエンザ薬は、ラピアクタの点滴静注である。1回投与で効果がある。タミフルの経口投与は、高齢者には粉末しか使用できない。しかし即効性があるのはラピアクタである。


インフル感染後 北信の児童死亡  子どもや高齢者 重症化も 県、予防策徹底呼び掛け  信濃毎日
塩野義、新インフル薬ゾフルーザの増産検討 産経ニュース
県内インフル「大流行」 過去5年平均の倍以上 岐阜新聞
 流行株は未記載


参考  台湾
   2018年10月~
    発生重症例 294例: H3N2 133例、H1N1 143例:合計死亡者数21例
 


 21日


 インフルエンザ

  ワクチン接種+抗インフル薬予防投与で無効->変異株?

淡路島の老人ホームでインフル74人感染 7人が死亡  朝日デジタル

 入所者165人 養護老人ホーム 

 職員28人中12人と入所者165人中62人 計74人がインフル発病
 これまで入所者7人が死亡
  入所者全員ワクチン接種済み
 1月11日に最初の感染者発生  抗インフル薬を発症者以外にも投与

 発症率 職員43%  入所者 38%
 死因 肺炎:71歳、76歳、80歳。98歳 脱水症:99歳、79歳、誤嚥性肺炎:81歳

 管理人コメント:ワクチン効果があまりないこと、重症化率が高いこと、肺炎での死亡者数が多いこと、などから考えるとウイルス株は香港型(H3N2)の可能性がある。H1N1pdmならここまで重症化しない。
 
未発症者にも抗インフル薬投与で予防していたが発症となると、何か変だ。ワクチンと抗インフル投与で予防出来ない。
 また職員からの発症率が43%と高すぎる。


 米国CNN、中国ウイグル族強制収容所の実態を報告

 Uyghur refugee tells of death and fear inside China's Xinjiang camps CNN (米国) 中国 ウイグル難民達は強制収容所内での死、そして恐怖について語る

 子供達の瞳は、母が2015年に産まれた三つ子達の誕生後に撮影した写真を取りだしたとき明るくなる。

 「モズ-!」
 モズーが自分の姿を指さす。
 「エリナ!」
 エリナが妹のエリナが言う。

 しかし写真の中の3人目の赤ん坊の姿には双子達は混乱する。3人目の赤ん坊は今存在していない。
 双子達が大きくなったとき、母のミーリグル・ツルスンさんは失った兄のモハネドについて話すつもりだ。
 「私は全てを話すつもり」、ツルスンさんはそう語る。
 「私は中国政府が彼らの兄を殺したことを話すつもり」
 ツルスンさんはそう言って涙を浮かべる。

  ツルスンさんは、自分と彼女の最初の息子は北京政府が強化してきたイスラム教徒が大多数のウイグル民族に対して、強化されてきた弾圧の犠牲者だと語る。
 中国の遙か西方の新疆地域に、米国政府によると80万人、可能性から言うと200万人のウイグル族の人々が巨大な再教育センターに抑留されている。

 新疆地区のウルムキ小児病院で、息子は殺されたとツルスンさんは語る。彼女の話した内容を確認するためにCNNは病院側にコメントを求めたが、反応はなかった。彼女の語った内容は、確証を得られない限り、CNNが発表できる内容ではなかったのだ。

 しかしツルスンさんの抑留中に受けた弾圧、そして拷問は、次第に新疆地区で政府により行われている少数異民族に対する政治的弾圧によるものであることが分かってきた。

 こうした中国の新疆における行為は世界中から猛烈に非難の声が上がっている。米国では国会議員が、”ウイグル人権政策決議(the Uyghur Human Rights Policy Act)と呼ばれる法律草案を17日に提出している。

 「信用できる報告では、ウイグル族の中国外に住んでいる人々の(中国内に住む)家族が、中国内で行方不明になっているという。そして中国政府は国外にいる中国籍のウイグル族に、国内に戻るように圧力をかけている。そして個人は自己判断で大多数が中国内に抑留されている」、そのように議員達は記述している。
 訳者コメント:国外のウイグル人は、国内の家族が弾圧を受けることを恐れ帰国する。ウイグル人は中国官憲によりAIを駆使して、世界中どこにいても見張られているとされる。

 米国内務省によると2017年4月以来、少なくとも80万人以上のウイグル民族、カザフ異民族、および他のイスラム教少数民族が無期限に抑留されているとされる。

 格子無き牢獄

 「新疆地区に広く張り巡らされた監視網は、時々”格子無き牢獄”と呼ばれる。国務次官補のスコットバスビー( Scott Busby)氏は12月4日に連邦議会前に証言する間に語っている。

 北京政府は長い間、新疆とは厄介な歴史を持ってきた。
 広大で世俗的と言われる政治家達が統治する新疆自治区。人口は中国全体の14億人に比べると2200万人と少ない。
 多くはイスラム教徒であるウイグル人は新疆の半数近くを占める漢民族とは民族的に異なる。
 
 ウイグル民族は中国により文化的粛清(cultural genocide)を受けていると言える。先に収容所に抑留されていた人々は共産主義による強制的洗脳、そして広い地域全てでのウイグル文化と伝統の禁止を強制されると語っている。
 中国は繰り返し施設はウイグル族に対する刑務所ではなく、また再教育施設ではないと言い続け、自発的職業訓練所であり、それは抗過激思想教育の一環であると説明している。
 「地域行政府はこれらの抗テロリズムと抗過激思想への対策を、人々がさらにテロリズムと過激思想に影響されることから防ぐためとしている。」。そのように中国外務省の広報官であるHua Chunyingが先月説明している。
 
 私のベビーはどこに?

  ツルスンさんは2015年3月13日に、エジプトから彼女の両親に会うためにウルムキに舞い戻った。それが彼女の3年間の苦痛と喪失の始まりだった。
 彼女は他のウイグル人と同じように職を求めて海外に出た。
 そしてエジプトから生後8週間の三つ子と共に戻ってきた。
 ウルムキに飛行機で到着した後、彼女は出入国管理官に色々聞かれた。
 「エジプトから持ち込んだものは?エジプトでの知り合いは?ウイグル人を何人知っているのか?」
 ツルスンさんは、その後拘留され、三人の子は当局により彼女から引き離された。

 三つ子全員の写真はツルスンさんが手にする唯一の写真だ。



 CNNは中国政府の対応に疑問を持ち、彼女の話に従って、彼女の問題に関与していると推定される多数の官公庁、職員、そして新疆囚人管理事務所とウルムキ警察署に問い合わせたが、どこもコメントを出さなかった。

 ツルフンさん抑留3ヶ月後、医師達が彼女の息子モハネド(Mohaned )が地域のウルムキ小児病院で死亡したと告げた。
 全ての医師達は異口同音に、モハネドは手術中に死亡したと語った。
 モハンネドは一歳に満たなかった。

 ツルスンさんは、なぜ彼女の子供が病院に入院したのか、その理由すら聞かされなかった。
 彼女が子供達の首の根元に傷跡があるのに気づき、その理由を聞くと医師達は栄養不足を補うために点滴をしたのだと説明した。

 その後ツルスンさんは解放されることはなく、パスポートは押収され、中国外に出ることは出来なくなった。
 2017年4月、彼女が両親の住むウルムキから1184キロ離れたカルカン郡(Qarqan)にいたとき、彼女は二人の息子から引き離され、中国当局により拘留された。
 新疆収容所に入れられた後、ツルスンさんによると部屋には50人を超える女性が入っていて、その多くは彼女が記憶している郷里の人々だった。
 「私を診てくれた医師もいたし、中学校の教師もいたし、近くの住人もいた。何人かは同じ学校の生徒だった」
 そう語るツルスンさんの瞼から一筋の涙が流れた。
 入所者の年齢はツルスンさんによると17歳から62歳であったという。
  皆、寝るのに折り重なったり、立ったままいた。
 ツルスンさんがいた期間、9人が死亡したという。環境の劣悪さが原因だった。
 
 62歳女性は顔と両足がむくみ、皮膚には発疹が出来ていた。
 ある日、彼女は目を覚まさなかった。
 警官は起こせ、と怒鳴った。しかし彼女の足は冷たかった

 別の2人の子供がいる23歳の女性は、13ヶ月収容所にいたが、2ヶ月間生理が止まらなかった。ある朝彼女は虚脱状態になった。
 すすり泣く皆に入ってきた警官は、誰も触るなと言って、足をつかんで部屋から引きずっていった。

 新疆収容所に実態を隠し、ユートピア化する中国政府

 北京政府はウイグルをほとんどユートピアのように描いて政治的プロパガンダとしているが、ツルスンさんの目撃証言は幸福と遙かに離れ、また政府の描くユートピアとも遙かに離れている。

 中国国営テレビが2018年に放送した内容では。収容所内では整然と席が作られ、標準的中国語のクラスが開かれていた。そして裁縫などの技術が教えられていた。

 「私の母は数学の教師です。大学を出ていて標準中国語は流ちょうに話す。彼女にどのような教育が必要なのか?」21歳のアフファト・エリケンさんが語る。
 「(再教育なんて)それは単なる拘留のための理由に過ぎない」
 彼は今米国の大学で勉強しているが、両親から授業料が送られてこなくなったため、授業は中断している。


 ツルスンさんが子供達と一緒に米国へ脱出

 2018年、ツルスンさんと子供達はついに中国を脱出出来た。
 
 彼女によると、北京のエジプト大使館の外交官が彼女を収容所から出すように尽力してくれて、エジプトで生まれた子供達と再び一緒にしてくれた。4月に彼女はエジプト、カイロに旅立った。
 現在、彼女と2人の子供達は、米国東海岸のバージニアのベッドが二つ付いたアパートで暮らしている。そこでは米国難民管理局の手を介して働いている。

 
Tursun said she will tell her children when they're old enough that the Chinese government "killed their brother"
 2人の子供が大きくなったとき、ツルスンさんは、中国政府があなたたちのお兄さんを殺しのよ、と伝えるつもり。


 ツルスンさんによると、中国の両親からの携帯電話は昨年夏以来通じなくなったという。
 両親に会いたい?とツルスンさんに尋ねると、「もし中国が自由な国になった場合には」。と答えた。


 注)死亡した乳児から移植用の臓器が摘出されているのか、または臓器提供様に殺害されているのか、実態は不明である。しかし中国から臓器移植用の摘出臓器は、新疆省から国内の8割が冷凍高速列車で運びだされているとの情報もある。


 20日


 インフルエンザ


インフル感染死者4人に 秋田・羽後の特養ホーム  産経ニュース

 秋田県羽後町の特別養護老人ホーム。
 今月に入って4人がインフルで相次いで死亡。


インフルで学校閉鎖 群馬県渋川青翠高 産経ニュース
 1月18日~22日まで休校
 高校が休校は希である。
 全校575人中78人が欠席。

 管理人コメント:高校生が多数欠席しているインフルはH1N1では無く香港型(H3N2)では無いのだろうか。気になる。
 

群馬の病院でインフル集団感染、患者1人が死亡 産経ニュース
 入院患者11人と職員8人が発症。患者1名が死亡。
 患者の死亡原因は脳卒中である可能性が高いと病院当局。

 管理人コメント:高齢者はインフル発症で、心筋梗塞や脳梗塞が発症し、急死する危険性が高い。米国ではインフル流行中の高齢者の心筋梗塞と脳梗塞の死亡数をインフル関連死として、インフルによる死亡と捉えている。そういうことから考えると日本では、高齢者施設等で入院患者がインフルを発症して死亡した場合、病院当局が原疾患の重症化で死亡した可能性が高い、と発表することが多いが、それはインフル関連死であり(インフルに罹患しなければ死亡しなかった)、あくまでもインフルが原因で死亡したものである。多剤耐性菌を感染させて患者が死亡した場合、あくまでも病院当局の責任は重いが、インフルの場合、責任を回避する傾向が強いのは謎とも言える。


 国内インフル、高病原性H3N2の流行がはじまる?
インフル、警報レベル超え「A香港型が増殖中」 読売
 
 管理人コメント:
 A(H3N2)はH1N1よりも病原性(致死率)が3倍高く、入院率も高い。
 同型が流行し出すと、高齢者施設などでの肺炎での死亡者数が増える。台湾では流行株の半数が香港型で、今季の死者数と入院者数が多い様だ。昨年は米国で香港型が猛流行し、死者数が多かった。


CDC: Highest flu activity likely through February MastLive (米国)、CDC、米国のインフルのピークは2月と予測


 米国CDC、今季ワクチンは流行株に適合していると発表
This Year’s Flu Vaccine Effective Against Top Influenza Strains Health Line (米国) 今季のインフルワクチンは流行株に効果がある、とCDCが発表

 今季、既に数百万人の米国人がインフルに罹患しているが、そのうち84000人近くが入院している。
 CDCの最近のデータによると、今季の使用ワクチンは流行株に適合していて効果があるとされる。




  中米移民キャラバン

'I was forced to leave': Central American caravan enters Mexico Aljazeera (国際) 私は去るように強制された:中米キャラバンはメキシコに入国
 中米からの移民達は、メキシコで人道的ビザの発行を待つ。
 1年間の滞在許可ビザであるが、延長は可能で就労も可能。

 エルサルバドルに住んでいた女性は、子供達がギャングに麻薬を運ぶように脅されていて、拒否すると殺すと言われた。
 エルサルバドルからグアテマラに逃げたが、そこでは子供達は学校に通えなかった。移民局では国から去るように告げられ、国境でメキシコでの人道的ビザの手続きをおこななうため待機している。

Caravan of almost 1,000 Central American migrants successfully enter Mexico as they wait to hear if they will be granted visas after walking for days on end  Mail on Line (英国) 1000人の中米移民集団が無事にメキシコ国境を越える。数日間歩き続けたら、メキシコでビザを取得できるとされる。

30 unaccompanied children were among 376 migrants who tunneled under border wall into Arizona Fox News (米国) アリゾナの国境壁下に掘ったトンネルから376人移民達が保護者を伴わない30人の子供達を連れて米国に侵入

 移民達は国境警備隊に自首し、難民申請を申しでた。



 19日

 国内インフル流行状況 第2週 平成 31 年 1 月 7 日から平成 31 年 1 月 13 日ま

  国定定点当たり38.54人  警報レベル
  小中学校がはじまると同時に感染者数が倍増

 流行株はH1N1pdm、少数のH3N2、B型はほとんどない


 H1N1pdmは2009年(新型として流行後、冬期間発生する季節性インフルエンザとして、従来のソ連型(H1N1)と置き換わった。病原性は香港型(H3N2)よりは遙かに低い。しかし変異は起きずらい。タミフルに対する抵抗性は獲得しやすい。米国ではすでに小児の死者が多数出ている。

 今年のH1N1pdmはワクチンが適合しているので効果は期待できる。適切接種期間は流行1から2ヶ月前。
 接種後免疫が着くまで2~3週間後。現時点からの接種は遅い。


 移民キャラバン、メキシコ国境を自由に越えてメキシコ内へ
Migrant caravan freely crosses Mexican border after gates were left open, authorities avoided 'confrontation'  Fox News (米国) 移民キャラバン、自由にメキシコ内に:対立を避けるメキシコ政府が国境を開いたままに

 約1000人の移民集団がグアテマラ-メキシコ国境を自由に通過した。
  対立を避けるため、メキシコ政府が国境の門を開いたままにしている。

 18日

 17日

 インフル情報

 台湾

 台湾CDC

 ・流行株:H1N1、H3N2、ほぼ同じ割合
 ・外来受診数、救急受診数が増加している
 ・2018年10月以降、237例の重症合併例が発生し、死者数18人
  コメント:H3N2型が流行していることが気になる。台湾からの旅行客が北海道には多い。

    


 香港

  保健センター(CHP)

 ・H1N1pdmが流行の中心
 ・ICU入院、死者数が増え出している。


 第二の大移民キャラバン、ホンジュラスを出発
Migrant caravan: Hundreds of Hondurans set off on new trek BBC (英国) 新規移民集団、ホンジュラスから出発

15 January 2019

 数百人の集団がホンジュラスから米国に向かって出発した。多くは歩行とヒッチハイクで進む予定。
 15日早朝、500人前後の人々がホンジュラスのサン・ペドロ・スルカ(San Pedro Sula)市のバスターミナルに集合し、そこからキャラバンは歩き出した。以前の大キャラバンと同じ行動である。
 他のグループ300人前後が2~3時間後に出発して合流する。
 グループには他国からも合流し人数は次第に増えてゆく。

 ラテンアメリカ担当のBBC記者が出発場所まで出かけて、キャラバンで旅する人々の写真を撮影し、話を聞いた。

 ・20歳男性、ホスエ(Josué)
  ギャングに加わりたくなかったんだ。
 ・21歳女性、 ケイリン(Keilin)
  ギャングに麻薬を売るように脅されたの。
 ・42歳男性、オスカー(Óscar)
  僕は片足なんだ。ホンジュラスでは仕事が見つからない。
 ・21歳女性、アンギー(Angie)
  私の息子にできるだけのことをしてあげたいの。
 

 ・若者たち5人
  勉強のためのお金が欲しいんだ。
 
 訳者コメント:富裕国の人々にとって、取るに足らない個人的望みに見えるかも知れない。英国のEU離脱問題などに比べると、日本ではニュースにすらならない。しかし、貧困層と富裕層、貧困国と富裕国の分断が、世界のカオスを引き起こしていることに気づいている人は少ない。




 16日

 アジアでのクリスチャン迫害
Asia is ‘new hotbed of Christian persecution’ with situation in China worst since Cultural Revolution, report claims SCMP (香港) アジア、クリスチャン迫害の新規温床、中国では文化大革命以来最悪の状況

 1億4千万人ちかいクリスチャンが、昨年高度の敵対心を抱かれたことが新規迫害の温床となっていることが地域からの新規報告で明らかにされた。
 専門家たちは、中国のクリスチャンの状況は北朝鮮のように、信者達の力は弱く、少数で、そして深く地下活動していて実態がわからないとされる。

One in three Christians face persecution in Asia, report finds  The Gurdian (英国) アジアでクリスチャン3人に1人が迫害にあっている

 中国におけるクリスチャン迫害はこの10年以上最悪の状況が続いている。
 国際監視団体によると、中国政府が宗教的活動の抑制を強化していることから、少なくとも5000万人の信者が何らかの迫害を昨年受けていると考えられている。
 過去5年間、アジア全体でクリスチャン迫害が増加しているが、中国における信仰弾圧もその一部をなしている。
 アジアでは3人に1人のクリスチャンが、深刻な迫害に遭遇しているとされるが、インドが初めてトップ10位に入った。
 監視団体のOpen Doorによると、世界で2億4千5百万人が深刻な迫害にあっているとされる。前年度は2億千5百万人とされる。


 東京都インフル、第2週、過去5年間で最多の感染者数に
  東京都感染症情報センター
  第2週 2019年1月7日 - 2019年1月13日
 
  定点値 31.7 警報発令レベル
  
  10歳以下の小児で多数の感染者
  6日からの小学校始業で一気に感染拡大
  今後小学生で感染拡大の可能性
 
  ・発熱2~3日
  ・水分多めに
  ・前駆症状 鼻水、咳、その後発熱、全身倦怠、食欲低下
  ・現時点からのワクチン接種はあまり意味はない
  ・抗インフル薬 初期服用で症状軽減には効果、


 貧困から脱出したウイグル女性の過程を紹介:
     中国政府のウイグル改革
プロパガンダ

Across China: A Uygur woman's way out of poverty  新華社(中国国営通信) 中国展望:ウイグル女性が貧困から脱出の道

 中国政府の改革で貧困生活にあえいでいたウイグル女性が、収入が増え、都会の家族と同等の生活が可能になった過程が記されている。

 ソーラーエネルギーで温水のでるトイレ、天然ガスが通っている台所、ストーブ代わりに電気暖房--、これが中国北東部の新疆ウイグル自治区のシュフ郡の主婦ツニサグル・フプ-ルさん(Tunisagul Hupur)の家だ。

 こうした彼女の生活の変わりようを二年前まで想像は出来なかった。2年前に新疆で発展が遅れていたカシュガル市(県)の彼女の村は、地域政府により県の政策が大幅に変わった。
  *カシュガル(:中国の新疆ウイグル自治区にある県級都市。ウイグル族が90%を占める。

 衣類工場で農閑期に働くが、フプ-ルさんは月に219米ドルを稼ぎ、彼女の家族の生活を支える。
 シュフ郡には285世帯が暮らすが、2018年暮れまでに貧困から別れを告げた。フプ-ルさんはその中の一人だった。
 
 貧困から脱出させるために地域政府は貧しい家庭の中の少なくとも一人に安定した職業に就かせるために、2017年に農民達に工場建設や、サービス工場開発を援助するための支援チームを地域に送り込んだ。
 約2年間の間に村は改革された:広いアスファルト通りの両脇に街灯と緑色のゴミ箱、そして数百戸の住宅が並んだ。
 フプ-ルさんの5人の家族は、以前、1333平方メーター(約400坪)の狭い土地に少数の牛と羊を飼育していた。しかし今は、治安監視員の夫は、月に440米ドルを稼ぐ。長男は自動車工場で働き、そしてフプ-ルさんの工場からの収入と合わせると、家族の生活内容は大幅に改善された。

 「我々の生活内容は、都会に住んでいる家族と何ら変わりはない」
 全てが近代的生活用品で装備されている新築住居に移ったフプ-ルさんはそう語っている。

 昨年、フプ-ルさんは広東省の深セン市の職業学校で学んでいる娘を訪ねたが、その途中で広州市などいくつかの大都市に寄り、初めて大都会を目にする機会を得た。

 2018年以来、県の7500の貧困改善組織と18700の村単位での組織が、カシュガルの田園地帯における貧困改善のための仕事改革の指導を行っている。

 上海、広東省、山東省、および深セン市がカシュガルの貧困対策に協力し、60億元(960億円)の投資をしている。
 350社の企業が入り、224の工場が設立され、2万人近い雇用が産まれている。

 郡政府は地域の農家のために、夜間学校教育コースを作り、最新の知識と技術の習得を勧めている。

 最近、カシュガル当局の発表によると、23700人が貧困から脱し、彼らの80%以上が月8万円以上の収入を得ているとされる。


 15日


 新規移民大キャラバン、
 メキシコ政府と米国政府の対応の大きな違い


  トランプ大統領、壁で米国内侵入を防ぐのは最善策
  メキシコ政府、法律に従う限り、メキシコ入国移民達に手厚い保護

なぜトランプ大統領は中米移民達を嫌うのか?
合衆国の非移民達とは誰なのか?

A New Migrant Caravan Forms, and Old Battle Lines Harden The New York Times  (米国) 新規移民キャラバンが出発準備、彼らが北に向かう戦線はさらに守りを固める。

 新規キャラバンはホンジュラスから15日北に向かう。キャラバンを支持する人々は彼らを支援すると約束し、他の人々は阻止すると言っている。

 トランプ米国大統領は、米国国境壁を強化するために57億ドルの予算を議会に要求したが、議会での論争は連邦政府の部分的業務停止につながっている。
 トランプ大統領は、移民集団-貧困や暴力から逃げ出したい、そして法的権利として難民申請をしたい、と主張している-を邪悪な存在として説明している。
 「今、ホンジュラスで別の大きなキャラバンが作られている。これまで我々はキャラバンを解散させようと試みたが、今回のキャラバンはこれまで見たことがないような大きなものだ。ドローンやセンサーは集団を止めはしない、止めることが出来るのは強力な壁だけだ」

 トランプ大統領の主張にも関わらず、誰にもキャラバンの正確な人数は分かっていない。さらにグアテマラからどの程度の人々が加わるかも分かっていない。

 13日の段階で誰が今回の行動を計画しているのかは不明とされる。

 37歳のヘクター・ロメオは、1月8日に、キャラバンに加わることを決意したと語る。
 「自分はこの三ヶ月一週間に2日しか仕事を得ることが出来ない。生活経費をまかないきれない。」
 彼はキャラバンの出発地である60キロ離れたサン・ペドロ・スラまでのバス代を何とか集めた。
 「前回はキャラバンに加わる勇気が無かったが、今回はがんばる」

 離婚して4人の子を抱えるtロメオは12歳の娘をつれて、向かう先の米国の移民管理局が自分たちの人生を変えることを信じている。

 ホンジュラスとグアテマラ政府は経済的に米国に頼っている。キャラバンの出発を止めることがトランプ政権からの支持を継続する上で必要だ。
 1月10日、ホンジュラスの米国大使館の高官は、グアテマラ国境までゆき、テープでキャラバンで出かけることの無意味さを説いた。

 メキシコでは、左翼の新大統領であるオブラドル氏が、先の大統領とは違い、自分がキャラバンを人道的に扱うと表明している。
 政府当局は、自分たちは移民たちが犯罪人とは考えていないと語り、メキシコや米国の安全性にそれほどの脅威は与えはしないとコメントしている。
 先週、メキシコ内務大臣のオルガ・サンチェス・コルデロ氏は、前政権のように移民集団の多数の本国送還は、もはやしないと、同国の外交官との会議で語っている。

 昨年30万人以上の中米の人々がメキシコに入ったが、ほとんどは不法入国であった。そして推定80%が米国国境にたどり着いた。
 コルデロ女史は、メキシコ国境に正規に入り登録する人々は、滞在ビザを発行し、メキシコでの就労が許され、また米国国境に向かう人々は移民当局の管理のもと、向かうことが許されると、発表した。
 しかし不法にメキシコ国境を越えようとする人々は、本国に送還される、としている。
 「すべてはメキシコの法律に従ってもらう。」

 以下略


 14日

In China, they’re closing churches, jailing pastors – and even rewriting scripture  The Guardian  (英国) 中国政府、教会を閉鎖、牧師達を投獄、そして聖書の書き換えすらも行っている。

 中国共産党は、キリスト教徒が増えるに従い、宗教的弾圧を強化している。共産党が翻訳している新規聖書では、聖書の訂正された理解が記載されている。


 13日


 エボラ感染疑い米国男性、ネブラスカの病院を退院
Possible Ebola patient released from Nebraska hospital LMT online (米国) エボラに接触した疑いのある患者、潜伏期間を過ぎたためネブラスカの病院を退院

 患者治療のアシスタントをしていた米国人男性はエボラ患者に接触した疑いがあるため、ネブラスカの専門病院にコンゴから搬送され、経過を観察されていた。必要とされる観察期間(21日)を過ぎても無症状であることから、12日退院した。
 管理人:(潜伏期間 x 3)を過ぎても無症状である場合は、感染無しと判断。

 
 中国政府によるクリスチャン弾圧
Detention of 100 Christians raises concerns about religious crackdown in China CNN(米国) 中国当局による100人のクリスチャン抑留:中国による宗教弾圧の懸念が高まる。
    2018/12/17

 高名な中国人牧師で法学研究者が、100人拘留されているクリスチャンの一人となっている。逮捕された理由は国家権力転覆を扇動したこととされる。
 CNNが中国国立宗教管理局(China's National Religion Bureau)に問い合わせても、反応はない。

 西側政府や中国外市民権利擁護団体は、Early Rain 教区における大勢の信者の逮捕について非難しているが、北京政府は独立した宗教活動に対する弾圧を最近強化している。


 12日

 人感染可能なエボラ類似のウイルス(メングラウイルス)が発見

Beware of Měnglà: New virus similar to Ebola found in bats in China  Fox News (米国) メングラに警戒せよ:エボラ類似の新型ウイルスが中国のコウモリから見つかる

 中国のオオコウモリがら見つかったメングラは、人や他の動物に感染する可能性がある。有名な世界的科学雑誌である”Nature Microbiology”に研究結果が発表された。

 ウイルスはエボラと同属でフィロウイルス科に属する。米国CDCによると、非常に病原性が高く、致死的高熱を発症する。
 これまでのところ、メングラウイルスが人に感染した事実はないとされる。メングラは発見されたフィロウイルスの7番目となるが、そのうち4種類は人に感染する。

Ebola-like virus found in Chinese bats  South China Morning Post (香港) エボラ類似ウイルスが中国のコウモリから分離

 ・中国南西部で人や他の動物に感染する可能性ある致死的ウイルスが発見。
 ・メンゲラウイルスと名付けられたウイルスは致死的エボラウイルスと多くの共通点をもっている。

 中国とシンガポールの研究者により発見されたメンゲラウイルスは、既知の致死的ウイルスであるエボラ、マールブルグウイルス等とと同じ仲間、フィロウイルス科に属するウイルスであることが分かった。

 メングラウイルス( Mengla virus )は中国南部の雲南省のコウモリから分離された。

 他のエボラやマールブルグと多くの共通点があるが、特に重要な事は感染する細胞が多種類であること;フクロウ、ヒト、サル、ハムスター、及びイヌの培養細胞に感染するが、さらに細胞の感染する部分のリセプターが同じであること。
  この事実はこの危険なウイルスが動物間で容易に感染しあう可能性があり、それは感染している動物から容易に人も感染する危険性があることを意味する。

 現時点では実際にどれだけ人に感染するのかは不明。

Nature Microbiology”に1月7日に掲載された。

 11日


  中国、新疆のカザフスタン民族2000人を、カザフスタンへ戻ることを認める
China Lets 2,000 Kazakhs Leave Xinjiang, Return Home  VOA(米国) 中国政府、2000人のカザフスタン民族を新疆から母国へ帰す

 中国は新疆に住む異民族のカザフスタン民族が中国国籍を破棄し、中国を去ることを許可したと、カザフスタン外務省が今週発表した。

 中国政府のこのような対応は、中国内遙か西方に位置する新疆地区に多くのイスラム教徒を抑留している事に国際世論が反発していることが理由とみられる。

 異民族であるウイグル、カザフスタン、および他の少数民族を抑留所に収容していることは、中国と隣国カザフスタンとの間に緊張感が高まった。
 中国は主要な貿易相手国であり、そしてカザフスタンの国営メディアは、ほとんどこの問題に触れなかった。
 しかし活動家達によると、AP通信が2018年5月に収容施設について報道したり、その後他の国際メディアが報告したことから、中国に対する圧力は次第に高まってきたようだ。

 カザフスタン外務省は、中国が2000人のカザフスタン民族が中国を出ることに同意したと伝えた。
 これらの人々は今、カザフスタン政府に同国の市民権取得を要求できる。または永久居住権を得ることが出来る。カザフスタン外務省はそのようにAP通信に説明している。
 一方、中国外務省はAP通信の質問に答えなかった。

 近年、中国政府は広大で資源が豊かな新疆地域で、異教徒の住民達の取り締まりと抑留を強化している。人権団体や専門家達は抑留施設には100万人の人々が収容されているとされるが、中国政府は再教育施設と呼んでいる。
 収容されていた人々は、施設内では彼らの文化や宗教が封印され、政治的教育が強制されたという。

 カザフスタンに戻される人々の内容については不明である。


 国内季節性インフル流行状況
  2019年 第1週 12/31-1/6

  全国平均定点値 16.30 ->注意報
  流行主要株はH1N1pdm、病原性はH3N2香港型に比べて低い、米国のデータでは致死率1/3以下
  今年度の北半球での流行主要株は各国ともH1N1pdmのようだ。

  国内定点値の推移
 

  定点値:1以上、流行開始  10以上 注意報、  30以上 警報
  流行程度は例年並み

  流行状況が高い地域と大都会:北海道33.57、岐阜49.12、愛知46.42、高知30.10、*沖縄28.53、東京9.2、大阪14.72

  通常北海道は2月第2週頃がピークで、1月上旬から全国に先駆けて流行が拡大すること珍しい。また沖縄は通常感染者数は多く、この時期には警報レベルとなっている。
   何かウイルスの動態が変化しているような気がする。


 中米からの第二の移民大キャラバンが来週にメキシコ国内に

Central American migrants keep heading toward USA, even as Trump focuses on stopping caravans USA Today (米国) 米国トランプ大統領が中断することを意図している中、中米からの大移民キャラバンが米国に向かって歩みを続ける

Mexico prepares for arrival of next Central American migrant caravan Reuters (国際) メキシコ、次に到着する中米からの大移民キャラバンに備える

 メキシコはエルサルバドル、グアテマラ、及びホンジュラスからの大集団の出国(エクソダス)を思いとどめさせ、彼らが正規のルートで米国国境に向かうことを願っている。

 メキシコは誰でも入国出来るが、不法に入国しようとする者は全て本国に送還される。メキシコ移民局長はそう語っている。

 先に来た中米からの移民集団は、米国移民政策論争の火だねとなった。


 10日


 中国雲南省のコウモリからエボラ類似の出血熱ウイルスが分離
Newly Identified Virus Similar to Ebola, Marburg  The Scientist (国際) エボラおよびマールブルグ・ウイルス類似の新型ウイルスが中国のコウモリで分離

 中国湖北省の武漢ウイルス研究所での研究成果。
 メングラウイルス(Menglà virus)と名付けられた新型フィロウイルスが中国のコウモリから分離されたが、同ウイルスは致死的ウイルスである、エボラやマールブルグウイルスと同じ細胞のリセプターを介して感染することが確認された。
 注:マールブルグウイルスはエボラと類似の症状を起こす出血熱ウイルスで人に感染すると致死率は高い。フィロウイルス科に属する。人獣共通感染症を致死率の高い代表的ウイルス。

 研究者達は中国のオオコウモリから新しいフィロウイルス族のウイルスを発見した。メングラウイルスと名付けられたウイルスの遺伝子は、エボラやマールブルグを含む他のフィロウイルスの遺伝子と共有している部分が多い。メングラ、エボラ、マールブルグウイルスは感染するときの細胞上のリセプターが同じであることが確認された。
 研究結果は”Nature Microbiology”に1月7日に掲載された。

 これまでメングラウイルスが人に感染したとする事実はない。
 しかしWellcome Trust(医学研究支援等を目的とする公益信託団体)の代表であるジェレミー・ファーラー博士によると、メングラウイルスが人の健康にどのような影響を及ぼすか、誰も知らないだろう、とコメントしている。ヒトの一定集団におけるウイルス抗体保有率やどの程度ヒトに感染しているかなど、研究がはじまったばかりという。

 研究チームは先に雲南省のコウモリから3種類の、これまで知られていなかったフィロウイルスを分離した。最初に遺伝子解析されたウイルススがメングラウイルスであった。
 チームはメングラウイルスが、コウモリ、ヒト、サル、ハムスター、及びイヌの培養細胞に感染することから、各種の細胞に広く感染する性格を持っていると考えられ、それ故人獣共通感染症として高度な危険性を持っているとチームは結論づけている。


 季節性インフルが流行し始めている。
 多くの地域では警報が出ているが、流行株はH1N1pdmである。
 H3N2(香港株)と異なり、病原性、致死性は低い。
 世界的にH1N1pdmが流行。昨年H3N2株が流行した米国では多くの死者、入院者がでた。
 今年のワクチンは効果があるはずであるが、米国では10月中に接種を勧めていた。
 ワクチン接種後免疫がつくまでは2週間要する。今、接種しても今後2週間に感染する危険性は高い。
 
 予防に関しては上方の囲みリンクを参照の事。

 感染者が人に移さないことが重要であるが、ウイルスが社会全体に広がれば、ワクチン未接種者はいつでも感染する。
 マスクは予防に意義は無いことは欧米では当たり前となっているが、マスクを着用した人が受付にいた場合、インフルにかかっている人なのか、それとも来客者から移りたくないからマスクを付けているのか分からない。前者ならそこにいるべきで無く、後者なら、やはりそこにいるべきではない。
 コンビニのレジなどにマスク着用したおばさんがいた場合、どうするか?答えは買わない。
 咳やくしゃみをしていたら?やはり買わない(近寄らない)。

 感染者、または無症状発病者などの唾液中にもウイルスは存在する。
 おしゃべりなおばさんは、多くの人にウイルスを移すことが知られている。
 季節性インフルでも、”スーパースプレッダー”はいる。



 中国内ウイグル族のアイデンティティーを消し去る
China Targets Prominent Uighur Intellectuals to Erase an Ethnic Identity Tne New York Times (米国) 中国、国内のウイグル族のアイデンティティーを消し去るために、著明な文化人を標的に


 中国、収容ウイグル人に医学実験を行っている可能性
Uyghur woman details life inside Chinese 're-education camp' in Xinjiang ABC News (米国) ウイグル女性、新疆の再教育収容施設内の実情を語る

 部分抜粋

 中国当局、収容ウイグル族に対して医学実験を行っている可能性。

 施設内で注射を打たれ、その後採血された。また分からない薬物を服用された。
 施設内の女性は全て生理が無かった。生理を止める特殊な薬物を我々は飲まされていた。

 質問すると監視人に罰せられた。

  ウイグル人から臓器摘出
「移植用の臓器は今、すべて新疆ウイグルから」ロンドンでの模擬裁判で証言  livedoor NEWS

 「移植用の臓器は今、すべて新疆ウイグル自治区からきている」2018年12月にロンドンで行われた模擬裁判で、中国における収容者からの強制的な臓器収奪について、出廷者が証言した。台湾の知人家族が天津で移植手術を受ける際、主治医から説明を受けたという。

  国連人権高等弁務官、ウイグル立ち入りに
国連のウイグル視察受け入れ 中国、条件付きで AFP 日本語版
 
中国外務省の陸慷(Lu Kang)報道局長は7日の定例記者会見で、新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)への国連(UN)の査察について、内政問題に介入しないことを条件に受け入れる姿勢を示した。
 新疆ウイグル自治区をめぐっては、イスラム教徒の少数民族ウイグル人ら100万人あまりが強制収容所に入れられ、拷問や虐待を受けているとの報告が寄せられており、国際的な非難が高まっている。
 ミチェル・バチェレ(Michelle Bachelet)国連人権高等弁務官は昨年12月、ウイグル人らが収容されている再教育施設に関する報告の事実確認のため、同自治区への立ち入りを求める声明を発表した。


 中国、新疆ウイグル自治区-未だ霞んでいるウイグル民族の弾圧と虐待

ウイグル自治区の実態 AFP特集 htmlファイル

 中国・ウイグル強制収容所の内側─催涙ガス、テーザー銃、教本【再掲】  AFP (国際、日本語) 2018年 12月30日
  【12月30日 AFP】(編集部付記)中国の新疆ウイグル自治区でウイグル人、カザフ人、キルギス人ら少数民族のイスラム教徒が大量に拘束され、過酷な環境の下で思想改造を強制されているとみられる問題に、国際的な批判と懸念が高まっている。現地での取材が厳しく制限される中、AFPは2018年10月24日、中国政府の公開文書を基に収容施設の運営実態に迫ったベン・ドゥーリー記者の記事を北京発で配信した。以下、当ウェブサイトで同25日に掲載した抄訳にカット部分の訳を追加した全訳版を、図解とともに公開する。


 9日

 中国、ウイグル族問題

ウイグルを中国化 党幹部と「親戚」に 漢族文化押し付け  東京新聞

中国の習近平(しゅうきんぺい)政権が、イスラム教少数民族のウイグル族らに対して漢族の文化や共産党の権威に従わせる「中国化」を迫る政策を強めている。新疆ウイグル自治区では百万人以上の幹部らを動員してウイグル族家庭を監視させる制度を導入したほか、国内のイスラム教徒を対象にした「中国化五カ年計画」も進めている。以下ウエブで…

 
 中国、ウイグル族への対応について正当性を伝える。限定外交団を案内
 一体一路の重要な拠点となっている?


Diplomatic envoys from 12 countries visit Xinjiang  新華社(中国国営通信) 12ヶ国からの外交使節、新疆を訪問

 12ヶ国からの外交使節が中国北東部の新疆ウイグル自治区を、昨年12月28日~30日に視察し、社会的経済的発展を目撃した。

 地域行政府は、ロシア、カザフスタン、キリギスタン、ウズベキスタン、タジキスタン、インド、インドネシア、マレーシア、アフガニスタン、タイ、そしてクエートから外交使節の代表を招待した。

 使節団は地域のマーケット、農場、教育施設、モスク、工場、そして職業教育およびトレーニングセンターを見学した。
 視察中、使節団は地域の露天商人、学生、そして新疆の労働者達と交流し、地域の社会的安定性の維持、人々の生活内容の改善、そして地域の経済の発展について多くを知った。彼らは中国新疆と文化領域、観光領域、経済、貿易などで提携することを期待すると語った。

 新疆ウイグル自治区首都のウルムキでは、グランド・バザールを視察したパキスタン代理公使は、新疆の文化的活発さと人々のおもてなしに印象づけられたと語った。

 バザールで、パキスタン人のビジネスマンはウイグル女性と結婚し、非常に幸せであると語った。

 新疆のイスラム教施設では、3年間の学士コースと宗教トレーニングが設けられており、クエート大使が学生に、よく勉強して、母国の発展に寄与しなさいと激励していた。

 別の大都市カシガルでは外交団は地域の経済的発展ゾーンを視察した。
 ゾーンには、欧州、中央アジア、および東南アジアから各種の輸入産物が集積されていた。
 タイ大使は、一帯一路について深く理解する機会を得た、と語っている。それはカシガルの発展にとって非常に重要なことだという。

 使節団は、カシガルの、新疆で最大のモスクを訪れ、モスクについて語り、その改良が良く為されていると語った。
 (Mohammed Hosnie Shahiran Ismail)マレーシア大使館参事官は、視察を通して中国政府が宗教の自由の重大性を政策に大きく取り入れ、国全体で宗教活動が保護されていると語った。
 彼は今回の視察により、新疆を良く理解出来、西側のメディアが報告している状況とは全く異なることも理解出来たと語った。

 カシガルの職業教育およびトレーニングセンターでは、学生が民族楽器、カリグラフィー、絵画、法律、および多くの他の技術を学んでいる。

 視察団は学生に施設における生活内容に関して詳しく質問し、また卓球やバスケットを楽しんだ。

 (Djauhari Oratmangun)インドネシア大使は、学校が彼には印象的だったと語り、そこでは法律や技術を学ぶだけで無く、彼ら自身の文化をも学んでいた、と語っている。

 別の職業トレーニングデンターでは、カザフスタン大使館の顧問が、学生が半年間要して描いた油絵を新年の贈り物として受け取った。
 同顧問は学生達が施設で受ける教育は、彼らの将来の人生に役立つはずで、中国政府がこれらの学生達の訓練を真剣に考えていることが理解されると語った。

 ホタン(Hotan)の衣服工場では村人達が組み立てラインで訓練を受けていた。工場主によると村人達は月に438ドルの給料を受け取っているとされる。
 アフガニスタンの(Sayed Habiburahman Husinpur)代理公使は、以前に比べて人々は忙しく勉強と仕事をこなしていると印象を語っている。
 同氏は職業教育とトレーニングプログラムは適切に構成されており、それは多くの住民と家族の生活の向上をもたらしたと語っている。
 多くの国が”失業の改善”と”脱過激思想”のような問題に直面している。しかし新疆の教育プログラムは良好な結果が得られ、そして他の国々への良い参考となるとも語っている。

 管理人コメント:周辺の友好国の外交官などを招待してウイグルの大都市、およびウイグル人の再教育センターを視察させ、非常に良いコメントを得ているとする内容であるが、関係者は中国政府への忖度したコメントを伝え、また案内された教育センター(再教育収容所)が、当局が公開できる場所を選び、中での教育プログラムも公開用に偏向している可能性がある。8日のロイター記者の伝える内容と微妙に異なり、また国連や欧米のメディアの伝える内容とも大幅に異なる。中国当局は参加者に欧米のメディアは真実を伝えていないとするコメントを出させているように思える。いずれにしても一帯一路にとって中央アジアの重要な拠点の一つがウイグル自治区であるようだ。


 8日


 中国政府、ウイグル族虐待を隠蔽する試みか?


China defends Xinjiang camps as it takes reporters on tour The Irish Times (アイルランド) 中国政府、新疆収容所の存在を弁護するために記者団に公開

 中国当局は、ウイグル少数民族を抑留している再教育収容所を記者団に公開

 内容はロイターと同じ。
 写真が多い

 記者団に公開した教室。後方壁に当局監視員がついているようだ。



China says pace of Xinjiang 'education' will slow, but defends camps Reuters (国際) 中国、新疆での教育は緩徐となっているが、収容施設は維持する

 中国は成功しつつある”脱急進化教育”を後退することはないが、対象とされるウイグル人の数は少なくなるだろうと発表した。少数のメディアを対象に現地を視察させ、その場で語った。脱急進化教育は世界的関心を集めている。

 北京政府は活動家、学者、海外政府、そして国連人権専門家などから、集団抑留の上厳格な監視を、イスラム教徒のウイグル族や新疆に住む他の少数民族のイスラム教徒に対して行ってきていることを抗議されてきている。

 昨年8月、国連人権委員会は信頼できる以下の報告を受け取ったことを発表した。
 {100万人以上のウイグル族と他の少数民族が、中国の遙か西方地域で、大量抑留施設に似た場所に収容されている。}

 先週中国政府はこうした施設三か所への視察を、ロイターを含めて少数の海外記者団に許可した。
 さらに最近、類似の視察を非西欧12ヶ国の外交官に許可した(ロシア、インドネシア、インド、タイ、カザフスタン他)。新疆当局と海外外交官の発表による。

 収容施設で再教育されているウイグル人達の数は減ってきているとされるが正確な数は不明である。
 100万人が収容されているとの噂が流されているが、それは単なる噂で真実ではないと、当局筋は語っている。

 人権グループや先に収容されていた人々の話では、収容所内の環境は貧弱で、受刑者虐待用の施設と言える。収容者達が職業的訓練を受けたことはないとされる。
 ある施設では中国語の教育がされており、テキストのタイトルは”偉大なる我が母国”であった。
 別の施設では授業を受けていたが、収容者はノートをとり、記者団や外交官が入ってゆくと手を止めて見上げた。何人かは気まずい表情を浮かべながらほほえんだ。虐待を受けているような雰囲気はなかった。

 他のクラスに入ると歌や踊りが行われており、明らかに視察団のために前もって練習していたように思われた。英語で”もし幸せなら手をたたこう!”と踊りながら歌っていた。

 何人かは当局の監視の下に記者団のインタビューに応じた。
 全ての人は、当局から収容所の内容を説明された後、自分の意思で収容所に入ったと答えていた。
 
 インタビューでの多くの人々の答えには”過激思想に感染した”との言葉が使われていた。

 26歳の女性は5年前に近所の家での集会に参加したが、そこでは女性は顔を隠すように指導されたという。
 「そのとき私は過激思想に感染したため、顔をベールで隠した」
 彼女は1年の収容所での教育で標準中国語を話した。
 その後政府当局者が彼女の村にやってきて、色々と話をしたという。その後彼女は”自分の過ちに気がついた”という。

 以後類似の収容者の話が続く。

 視察した三か所の収容所の監視体制は緩やかであった。

 ロイターは昨年収容所内の状況を報告し、そこで監視塔や周辺を取り囲む有刺鉄線の写真を掲載している。


 7日

 アフリカからEUへの不法移民数が激減
    イタリアが対応拒否に転じたことが理由か

Migrant crisis: Illegal entries to EU at lowest level in five years BBC (英国) 移民危機:EUへの不法移民、この5年間で最低に

 EUへ不法に入国しようとする移民の数はこの5年間で最低となった。EU圏境界監視局が発表した。( bloc's border agency )。
 昨年度は15万人が不法移民として登録された。2013年以降最低の数となった。

 地中海を越えてイタリアに渡る数が激減している。同国で誕生したポピュリスト政権が救助船を港に入れることを拒否している。
 しかしスペインに到着する数は2年連続倍となっている。

 ヨーロッパで移民(難民)問題がピークとなった2015年に比較して2018年度は92%減少している。
 データではアフリカ北部から南イタリアへ地中海を渡ってくる数が激減している。
 リビアやアルジェリアからの移民数も大きく減っている。

 現在西地中海を渡るルートが最も活発とされる。モロッコからスペインへ入る。
 移民者の18%が女性で、5人に1人が18歳以下の若年者で占められている。

 地中海中央を越えてEUへの入国を意図する移民の数が減少したのは、イタリアにポピュリスト政権が誕生してからである。
 2018年6月には右翼系の政党が連合して政権を獲得した。
 救助された難民を岸壁に上げないための対策をいくつか打ち出した。
 9月には移民を母国に戻しイタリア市民権を剥奪しやすくする法律が通った。

 マテオ・サルビニ内務大臣は頻繁に難民救助船管理局と衝突し、難民の乗った船をイタリアの港に接岸することを禁止した。
 イタリア政府の方針は、海上で見つかった難民の乗船した船は、リビアの沿岸監視船が同国に戻すべきであるとする。、
 しかし人権監視団体によると、移民達はリビヤで想像を絶する状況にあり、多くのギャング集団による犯罪が多いとされる。
 なお2018年度にリビアから出た移民数は87%減少し、アルジェニアでは半数に減ったとされる。



 6日

 中米からの移民集団、メキシコ、ティファナに一時的生活基盤を築く
   メキシコ政府が支援の手

Migrants in Tijuana Know Trump Doesn’t Want Them. They Aren’t Giving Up. The New York Times (米国) ティファナの移民集団、トランプが彼らの入国を望まないことを知っている。しかし彼らは諦めないだろう。

 ティファナの巨大な難民収容所は、家族の生活リズムを取り戻し始め、周辺では中米での生活雑音が聞こえだした。
 :朝早く大人達は起きだし、仕事に行く準備をする。子供達は学校に行くために着替える。母達は大量の汚れた衣類を、その日の洗濯のためにかき集める。行商人達はコーヒーを売り歩く。

 「我々はこうした生活に慣れ親しんできた」
 40歳のノルマ・ペレが語る。米国に向かう移民キャラバンと共に二ヶ月前に5歳の息子と一緒にホンジュラスを離れた。

 何週間も中米からメキシコと米国の国境まで歩いた。母国での貧困と暴力から逃げるためだった。
 道中、ずっとトランプ大統領が移民達は危険で、米国に不法に侵入することを企んでいると声高に叫んでいることを聞いていた。しかし彼らは北への徒歩を止めなかった。

 彼らが米国国境の町、ティファナに付いたとき、ティファナは彼らを迎える準備をしてなかった。状況は惨めだった。
 そしてさらに移民達は、米国への難民手続きがすぐに行えないことを知り驚いた。
 2回移民達のグループは国境フェンスに近づいたが、米国側の国境警備隊に催涙ガスやペッパー・スプレーで追い返された。

 しかし今、新規到着者達の生活は落ち付いた。

 メキシコの新大統領のアンドレス・マニュエル・ロペス・オブラドル氏は、移民に対する別な対応計画を発表した。そして米国・メキシコ国境沿いでの就労賃金を上げる計画を開始した。
 そして移民達も難民収容センターの中の巨大な施設(エル・バレタル El-Barretalとして知られる)で新しいコミュニティー(地域社会)作りを始めた。
 彼らは後戻りする気はないと主張している。

 ペレさんは、トランプ大統領はホンジュラスを訪問し、自分の目で我々が母国に戻れない理由を確認すべきという。そこには仕事はなく、企業はなく、全く何もないのだ、と語る。

 ペレさんは今、エル・バレタルの中に生活を定着させようとしている。そこは数千人収容するコンサート会場の一つであるが、難民収容施設に転用され、多くのテントが規則的列を作って清潔なコンクリートの床の上に並んでいる。ティファナには他に18か所の難民収容所があり、これらの施設が、今、移民達の家庭の場となっている。

 彼女が米国の難民申請受付を待つ間、メキシコでの臨時人道的ビザを取得することに決めた。そうすることでティファナで職につく事も可能となり、そして自身と息子の生活を必要な限り長期間維持可能となる。そのようにペレさんは語っている。

 メキシコ国立移民局のロドルフォ・フィグエロア氏によると、ティファナに移民キャラバンで到着した人々の中で臨時人道的ビザの取得を希望した場合は全員が取得できていると語る。一ヶ月余りで2200人が取得しているが、1300人が母国に引き返しているともいう。

 エル・バレタル内の通常の早朝の光景は、一時的メキシコビザを取得している移民は近くのマーケットに働くために向かう(肉、家きん販売)。
 他にトラック運転手、建設工事現場、または市の電子機器工場で働く移民も多い。

 以下概略

  収容所内では子供達の教育もボランティアにより行われている。英語とスペイン語が使われる。
  英会話はホンジュラス出身のメキシコに住む若い女性。

  食事は1日2回提供される。個人的支援団体、メキシコ海兵隊:米、スープ、サンドイッチなど
  10時頃、メキシコ連邦政府が各収容所をバスで回り、人道的ビザ取得希望者を移民局まで運ぶ。


 5日

インフル状況

 香港

  流行開始、H1N1pdmが多いが、H3N2も見られる

 カナダ
  保健省

  H1N1pdmが主流、流行程度は例年並み

 米国
 CDC

  52W 12/23-29
  流行は中等度
  流行株はA型 97%、そのうち90%がH1N1pdm、10%がH3N2

 外来患者におけるインフル様症状を保有する患者の率
   予想としてピークは8週後



 エボラ

Orphan numbers rise as Ebola persists in DRC Devex(国際) コンゴ民主共和国、エボラ流行による孤児の数が急増

 コンゴの東北部、武装ゲリラ達による戦闘地域、エボラ対策が十分進まない。その中で親を失った孤児達や、親と別れてしまった子供達の数が増えてきている。(UNICEF)。
 2018年8月以降、コンゴ民主共和国で本格的にエボラが流行し始め、今日まで600人の感染者(可能性例も含む)が確認され、368人が死亡している。

 両親と離れてしまった、または孤児となった小児の数をグラフで示されている(UICEF)。適切なエボラ治療、および精神社会的ケアを受けている。
 



 エボラ感染疑い者、検査でウイルス陰性と確認
Suspected Ebola sufferer does not have disease, say Swedes  The Guardian  (英国) エボラ感染疑い患者、エボラ感染の可能性はないと、スウエーデン専門当局が発表

 アフリカ、ブルンディからエボラに感染した可能性から帰国した患者は検査で陰性だった。

 アプサラ大学病院で隔離され治療を受けていた若い男性は、エボラに感染していなかったと、地域の専門当局が発表した。

 若い男性はブルンディに3週間滞在していたが、出血熱の古典的症状を呈した(吐血を含む)とされる。


 エボラ感染疑い者、スウエーデンの病院へ

Swedish hospital isolates patient amid Ebola suspicion   LMTonline(国際) スウエーデン、エボラ疑い患者を病院収容

 エボラ発病疑い者がスウエーデン、ウプサラの病院に入院したことが、同院から4日、発表された。患者は隔離されている。

 ストックホルム北部の病院に入院しているが、検査結果はまだ発表されていない。
 患者の氏名も未発表。

 ウプサラ当局によると、まだうたがいの段階であり、他の疾病の可能性も十分あるという。

 患者がどこを旅行してきたか未公表であるが、スウエーデンのTTニュースによると、患者はブルンディ(Burundi )を三週間旅したとされる。その他のエボラ感染地域は旅していないとされる。
 ブルンディはコンゴ民主共和国の東側に接して存在している。その北部のルワンダと共にエボラ侵入が危惧され続けている。
 


 管理人コメント:現在エボラ感染を疑われて本国の病院へ収容されているのは、米国人1人、スウエーデン人1人である。両者とも経過を見ているが、確定診断はされていない。

 中国、再教育センター

China Sentences Ethnic Kazakh Artist to 'Re-education' Camp Radio Free Asia(国際) 中国、カザフスタン民族のアーティストを再教育キャンプへ収容

 新疆カザフスタン自治県の住民で新疆芸術研究施設の卒業生であるDina Eganbayurtさんが非公開裁判を受け、3年間の懲役刑を受けた。家族にも連絡はなく、何の罪かも明らかにされてない。

 同女性は非常に才能ある新疆芸術研究施設の卒業生とされるが、再教育キャンプに収監後重度の精神的病を発病したとされるが、詳細は親族にも伝えられていない。

家族提供のDina Eganbayurtさんの写真


 4日

 米国トランプ政権、中米からの移民集団を”暴徒”と呼び、催涙弾を撃ち込む

US fires tear gas at migrants at Mexico border crossing  BBC (英国) 米国、新年にメキシコ国境に集まっている移民集団に催涙ガス弾を発射-移民集団を”暴徒”と表現

 米国当局は、違法に国境を越えて米国に入ろうとするメキシコ国境側の移民集団に催涙弾を発射した。

 正月元旦、約150人の移民達がメキシコのティファナから米国側国境壁を超えて米国サンディエゴに入ろうと試みた。
 米国当局の高官は、移民集団を”暴徒”と呼んだ。

 米国は移民達が投石をしたから催涙弾を発射したと発表した。
 しかしAP通信の報告では。米国側が催涙弾を発射した後に投石が行われたとされる。
 またロイターの記者は、一人の移民が催涙弾と思われる弾の直撃を受けたと証言している。
  (催涙弾は移民達を威嚇するために、移民達に向けて発射された)

 米国国土安全保障省の広報官、カティー・ワルドマンは、移民集団を”暴徒”と呼び、米国側は防衛に必要な最低限の武力を用いたと語り、国境壁を完全にするための十分な予算が必要と議会に要求した。

 米国税関国境警備局は、国境壁を越えてきた25人を拘留したとし、その中に2人の10代の子供が含まれているとされる。
 メキシコ外務省の広報官は、残念な出来事と語り、米国側もメキシコ側の移民集団も法を尊重するように求めた。



 3日

 エボラ

DRC Ebola total tops 600; vaccination team attacked CIDRAP(米国、ミネソタ大学感染症研究と政策センター) コンゴ民主共和国:エボラ流行拡大、患者600人に、ワクチンセンターが武装勢力に攻撃を受ける。

 元旦と2日に10人のエボラ患者が確認され、累積患者数が600人を超えた。またワクチン接種担当員が武装勢力の攻撃で負傷し、ヘリコプターで地域外に運ばれた。
 一方人道支援団体”Samaritan's Purse”が、流行地域にエボラ治療センターの設置を予定していると発表した。

 当局の発表では感染者数は608人、死者数は368人。致死率60%。


 中国政府によるイスラム、ウイグル族弾圧
   100万人の強制収容所内でので洗脳教育
   21世紀:恐怖のナチズム国家の台頭
   国内メディアが報じない共産党による恐怖統治


'Hundreds' of cultural figures caught up in China’s Uyghur persecution The Art Newspaper  (国際) 中国当局によるウイグル迫害で数百人のウイグル文化人が既に逮捕されている

 北西部中国のウイグル族の作家、芸術家、学者達は既に監獄に収容されている。

 最近、有名な写真家であるLu Guang氏が中国新疆ウイグル自治区で拘留されたことは、世界から抗議の声が噴出された。
 同写真家は中国の遠方地域で、環境破壊、そして徹底的人権侵害を伝えていることで有名であるが、中国の人口の多くを占める漢民族の中からウイグルの監獄に消えた最初の文化人となった。

 しかし地域のほとんどのウイグル族の作家、芸術家、そして学者達は既に監獄に収容されている。

 「非常に多くが連れ去られた」
 米国に亡命したウイグルの詩人で映画監督でもあるTahir Hamutは、訴えている。
 「ほとんどの有名なウイグルの文化人は全て逮捕されている。彼らの家族は何も語らないだろう。非常に恐れている」

 消えたウイグルの文化人には、有名なポップスター、詩人で作家、そして脚本家、スポーツ選手、学術的翻訳家、さらには新疆大学長、新疆医学大学病院長、等。既に獄中で死亡した人もいる。

 中国政府は宗教的急進化に対する取り締まりと主張しているが、前例のないデジタル監視(ネットなどによる網の目状にはりめぐされた監視網:世界中に)によりあらゆる種類の宗教的、文化的表現が摘発されている。コーランを唱えたり、ウイグル語を話すことなど。
 
 中国政府はイスラム教を根絶すべき”感染症”と呼んでいる。

 2017年春以来、1100万人のウイグル族と少数の異民族のカザフスタン人の中で100万人が中国政府の”再教育”収容所に消えた。
 そこでは徹底した言語教育、共産主義教育が行われ、イスラム教やウイグル語、さらに他のウイグル文化は全て封印された。

  管理人コメント:イスラム教を根絶すべき感染症と、中国共産党は主張するが、現在はさらにキリスト教も同じ対象となりつつある。

 2日


 米国国境、移民集団に催涙弾を発射
US authorities fire teargas across border to repel Central Americans The Gurdian (英国) 米国、中米移民集団を追い払うために催涙弾を使用。女性、子供、記者団がガスを浴びる

 米国当局は、移民集団がメキシコ側から投石したために催涙弾を使用と発表。

 AP通信記者の証言によると、少なくとも3回催涙弾の一斉発射が、メキシコ側の移民集団に向けられていた。
 催涙ガスを浴びたメンバーは、女性、小児、そして記者団が含まれている。
 米国税関国境警備当局によると、メキシコ側がら小児の国境壁越えをサポートしていた移民達に向けて、催涙弾を発射したとされる。

  米国国境警備隊から撃ち込まれる催涙弾に逃げ惑う、メキシコ側(ティファナ)の移民達
 

 コンゴ流行のエボラ、大統領選挙での騒乱で流行拡大の恐れ
Fears over spread of Ebola as violence shuts down control activities  The Telegraph (英国) コンゴ、騒乱のためエボラ対策活動が中止:エボラ拡大の懸念が広がる

 コンゴ民主共和国におけるエボラ流行はさらに拡大の懸念がもたれている。”国境なき医師団”の支援センターが、大統領選に起因した武装組織の騒乱により一時閉鎖されたことで、逃げ出したエボラ感染疑い者などが多く行方不明になったことによる。

 コンゴ民主共和国北東部の武装ゲリラ戦闘地域での最近のエボラ流行は最悪の状態で、感染者585人、そのうち死者が356人発生している。

 WHOはコンゴ政府に協力してエボラ対策を続けているが、国際的支援団体と共に、その活動の一部を先週から停止せざるをえなくなった。新大統領の選挙戦の遅れが、暴力的抗議活動を活発化させ、エボラ支援組織の医療担当者への攻撃を巻き起こした。

 コンゴ民主共和国は新リーダーの選挙を週末に行った。しかしエボラ感染地域の北キブ州ベニやブテンボでの選挙は3月まで延長された。1月に新リーダーが任命される予定であるが、その2ヶ月後となる。

 12月27日にベニの行政機関のビルが抗議者達に襲われ、それが人道支援団体”国境なき医師団”の施設に飛び火した。そこはエボラ疑い者が検査結果が出るまで待機している施設であった。関係者や患者は騒乱者達によりビルから追い出された。

 同医師団は、未だ施設は閉鎖されたままであると語っているが、状況が安全となればいつでも再開する予定と発表している。
 近くのブテンボ一ではWHOの接触者追跡とワクチン接種業務が中断されている。
 WHO広報官は、今週に入って状況は静まってきているので、短時間ではあるが、可能な限り業務を続けていると語っている。


 1日


  中米移民集団に対するトランプと現場担当者達の見解に相違
 Trump administration border chief says US needs 'to invest in Central America,' at odds with president's tweet saying aid to countries will be cut off abc NEWS (米国) トランプ政権の国境警備責任者、中米に対する支援が必要と語り、大統領の中米支援中止とのツイートと真逆の発言

 Speaking about the migration crisis at the U.S.-Mexico border, the Trump administration's border chief said Sunday that the United States needs to "invest in Central America," which was at odds with a tweet from the president saying he would cut off aid to those countries.

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