徒然日記
一公衆衛生専門家の足跡
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パンデミック
戦略は先にNPIs、続いて薬学的介入(ワクチン、抗ウイルス薬)
米国最新対策内容から

出典 Public health interventions and epidemic intensity
during the 1918 influenza pandemic PNAS 2007
拡大初期はNPSsが重要:感染者隔離、集会&イベント中止、休校など
NPIsの効果はスペイン風邪の際のセントルイスで実証済み


2017年~
新型インフルエンザを予兆させる!!

世界の専門家が懸念し始めている

鳥インフルエンザウイルスの乱舞
殺処分された鳥たち数千万羽のリベンジのごとく

特報
香港大学  GUAN YI教授

H7N9ウイルスは変異を続けている。
現在のウイルスは鶏を24時間で殺す最強鳥インフルウイルスだ。
人に対しては未知数であるが、自分の経験から考えると近い将来スペインインフルエンザ以上のパンデミックを起こすことが危惧される。
出典元: KRCC 2017/4/12

英国の世界的ウイルス学者、ジョン・
オックスフォード教授

2016年または2017年までにはパンデミックが発生する。2010/10
世界的な致死的パンデミックが起きえるかと尋ねられたら、もちろん起きえると私は答える。ただいつそれが起きるか分からないだけだ。地質学者が致死的火山爆発が起きえるかと尋ねられた場合、彼らは起きえると答えるのと同じである。私はパンデミックは2016年または2017年には起きえると思っている。世界はそれに対して十分な対策を講じる必要がある。現在タミフルとリレンザの備蓄が行われているが、さらに多くの新規薬剤が開発されている。2016年までにはそれらのうちのいくつかが実用化されるはずである。しかし最も重要な対策は、人々に衛生管理の教育をすることである。

出典 mailonline(英国)



鳥インフルエンザ由来、人インフルエンザの新規発生は猛増加中

出典 The Sydney Morning Herald 2017/4/06


パンデミックの発生は歴史上予測できたろうか、忘れた頃に季節と無関係に現れる

パンデミック?それはいつでも起きえる、今日?明日?:世界の専門家達、WHO、他
既に機は熟している!! 遺伝子分析で予知はできるかな?:The King of Birds Empire 


数千万羽の鳥たちが殺処分され、多くの渡り鳥たちが衰弱して死んでいる世界的状況。OIE(世界獣疫事務局)もWHOも人の間にもいつ変異ウイルスが広がるかわからないと警告している。感染者は隔離しても、薬が効く保証は全くない。
鳥たちの怨念が世界中を包み込んできている?
 


環境変化からくる鳥インフルエンザ拡大の異常現象?
2016~17年、異常に多くの高病原性鳥インフルエンザウイルスの出現、
渡り鳥が拡大している


Avian Flu Diary(出典元) 改変
注:H7N9ウイルスは変異して高病原性の性格を保有したとの報告が相次いでいる。



現在、世界で危険視されている鳥インフルエンザの詳細

#H7N9パンデミックを起こす最有力候補ウイルス。鳥インフルエンザ史上最強のウイルスの可能性ある鳥にも人にも致死的ウイルス。2013年から中南部中国で家きんの間で発生している鳥インフルエンザ。家きんは無症状であり、低病原性鳥インフルエンザと言われてきたが、ごく最近変異により感染家きんの多くが死ぬ高病原性に変わったと推測されだした。人に感染すると致死的病原性を示すのは同じ。感染家きんの側にいる人々が感染して死亡する事例が相次いでいる。生家禽市場を訪問した人々が感染する率が高いことから、中国では生家禽市場の廃止を目指し、鶏肉は冷凍肉を一般に販売するように忠告しているが、一般社会では生きた鶏を市場で処分してもらって家に持ち帰り料理する習慣が続いていることから、生家禽市場の廃止はなかなか難しいようだ。初期に発生が相次ぎ多くの死者が出た浙江省では積極的に生家禽市場の廃止が進められているが、未だにH7N9ウイルスに感染して死亡する事例が冬期間に後を絶たない。中国内の家きんの多くがこれまでのウイルスに感染しているが、変異したウイルスが今後どのような動態を示すか注視されている。
 最近、人人感染が起きている可能性をWHOや中国内の専門家が指摘し始めていて、パンデミックへの移行が懸念され始めている。
 約10日間の潜伏期間内に日本に入ってくる帰国者、中国系旅行者の風邪症状は鑑別が重要。

 これまでの発生数を年度別に記すが、致死率は30~40 %と考えられている。

 今年度の感染者数は既に史上最多となっている。出典 FluTrackers香港保健省

FluTrackers統計

  #数値=発生以来の感染者数  
1st wave #1(2013-2-19)-#136(2013-8-3)  136
2nd wave#137(2013-10-8)-#454(2014-8-3)  317
3rd wave#455(2014-9-9)-#685(2015-6-15)  230
4th wave#686(2015-10-1)-#807(2016-7-29)  121
5th wave#808(2016-10-6)-#1421(2017-4-24)  613例 死者数>186 更新!

香港保健省発表情報 --中国当局からの報告数: 各週の報告数、第5波(2016年11月以後)、発生当初以後の合計数
 
2017年週数 週報告数 第5波感染者数 2013年以降の感染者数
4週 10例 239例 1043例
5週 63例 302例 1107例
6週 53例 355例 1160例
 7週  67例 422例   1227例
 8週  32例 454例  1259例
 9週  23例 477例   1282例
 10週 24例  501例 1307例 
 11週  22例  523例 1329例 
12週  18例  541例  1347例 
 13週 17例  558例  1364例 
 14週 15例  573例  1379例 
 15週 14例  587例  1393例 


#FAO統計(国際連合食糧農業機関)
更新  2017/4/12

 2013年2月~2017年4月12日

 2013年以降の総感染者数1397人、総死者数535人、 致死率38%


 
#H5N62014年に中国で発生。鳥に対して高病原性。これまで少なくとも中国で17例の感染者が確認され、その9例が死亡している(詳細)。中国、香港、韓国でウイルスがシベリアや中国から渡り鳥で運ばれ、韓国の家きん農場では3000万羽を超える家きんが、ウイルス拡大防止のため殺処分されている。日本では多くの感染野鳥の死骸が各地で見つかっているが、養鶏場への感染は予防体制が強化されていることから未だ10件以内である。
 最近、中国からミャンマーに輸出されている鶏やカモで低病原性のH5N6ウイルスが検出されている。中国内でウイルス変異が起きていることが示唆される。感染家きんは死なないため、ウイルスを保有したまま海外に輸出されるという危険な状況である。
 

重要なこと
感染野鳥排泄物に混じった鳥インフルエンザウイルスは、排泄物が乾き空中に舞いだすと、空気感染を起こす可能性があります。数キロ先の農場までウイルスが拡散した事例もあり

ウイルス感染野鳥の飛び交う地域の空中には乾いて粒子状となった排泄物に混じってウイルスが空中に飛び交っています。風の強い日には遠くにも飛んで行きます(空気感染)。微量では鳥だけに感染、人への感染力は未だ弱いと考えられますが、変異して人に容易に感染するようになったらパンデミックの危険性が出てきます。

鳥インフルエンザウイルスの空気(媒介)感染を警戒!!


#H5N8:2014年頃から中国、欧州、そして中東、インド等で渡り鳥と農場の家きんで多数感染が報告されている高病原性鳥インフルエンザ。本年、欧州で渡り鳥で各国で野鳥と飼育家きんが感染している。日本国内でも2014年から2015年に家きん農場で発生している。人への感染実績がないことが、H5N6との大きな違いとなっている。なおごく最近、このウイルスが他のウイルスとの間で遺伝子再集合を起こしてH5N5ウイルスが誕生し、ドイツ内で渡り鳥や野鳥、そして家きんの間で広がっているという。もちろん高病原性である。


 高病原性=家きんを含む鳥に対する病原性、人に対する病原性ではない

 鳥インフルエンザウイルスは基本的に鳥に対する病原性を持っていて人に対しては無害の場合も多い。
 しかし時に人に感染して、死亡させる致死的鳥インフルエンザウイルスも存在する:H5N1、H7N9、H5N6。こうしたウイルスの人に対する病原性や危険性を表現する単語はない。強毒性とか毒性の強いという表現は妥当ではない。なぜならウイルスの病原性は細菌と違って、毒(TOXIN)によるものではなく、あくまでも人の呼吸器に感染して、その組織に炎症を起こすことで組織破壊することにあるからである。


 人への感染実績を示している各種鳥インフルエンザの人感染事例リスト
 (NPO 鳥インフルエンザ監視組織 FluTrackers 編)  クリックするとリストが出ます

FluTrackers Global H5N1 Case List


FluTrackers H5N6 Cumulative Case List

FLuTrackers H7N9 Case List

FluTrackers Global Cumulative H9N2 Partial Case List 1998-2016

FluTrackers MERS Coronavirus Case List

国内鳥インフルエンザ公的ページ
農水省
農場、家きん飼育場発生状況
環境省

野生の鳥類、渡り鳥発生状況



  2017年


管理人オピニオン
 2017年1月14日 {各種鳥インフルエンザウイルスの異常な拡大は地球環境変化が原因か?}


パンデミックの予兆に耳を傾けて!!
H7N9、H5N6等の鳥インフルエンザ変異によるパンデミックは、相当の感染者と死者が出る可能性。発生1年間で40%が感染したとして、致死率が1%なら死者数48万人。スペイン風邪と同じ2%なら96万人。それ以上の可能性もあり得る。すべての可能性を想定外として放っておくと、どうなるか?


左:パンデミックに注意、 右:H7N9最悪のシナリオ、 下:死んだ野鳥への注意
クリックで拡大
  
  4月

ふと思っていることだけれども

{何が起きても不思議ではない時代に突入}

2017/04/12記 

北朝鮮と米国:核攻撃
 シリアと米国:核を使った攻撃、または化学兵器も参入
 シリアでの住民大虐殺
アフリカでもキリスト教徒大虐殺
 

 世界:中国の凶悪変異しているH7N9ウイルスが世界の壁を破って、スペインインフルエンザ以上のパンデミックへ

何も起きない事なんてあるのだろうか?
1年後も見慣れたいつもの光景が広がっているのだろうか?

今年の台風は?大雨は?
そして地震、火山爆発?

何も考えずに、テレビのバラエティーで時間をつぶすのが賢明なのか?
それとも銀行口座を確かめて次に買う車の夢を見ることだろうか?

一刻も争う急病人がいる
一刻も争って手術をまつ先天性心疾患のベビーがいる。
一刻も争って寝たきり家人の食事の準備をしなければならない多くの人々がいる。

 今、必要なのは何なのだろうか?
   考えても答えはない…。
なぜか僕は昭和のフォークソングが聞こえだしている。
全てはやるせない心の陰鬱さが広がっていた時代。
今もまさしくそのような時代に入っている、本当は!!

なぜか社会的、人類的危機感を伝える日本のマスメディアはゼロ。
米国のマスメディアでは多くの危機感を訴える情報が出ている。



 25日


New CDC guidelines on flu pandemic measures reflect 2009 lessons (ミネソタ大学。感染症情報センター) 新規CDCインフルエンザパンデミックガイドラインは、2009年のパンデミックの結果を参考に


How hospitals can prepare for an influenza pandemic | Healthcare .. Healthcare Dive (米国) インフルエンザパンデミックに医療機関はどう備えるか
 
 米国保健当局は次のパンデミックはインフルエンザによるものであると考えている。
 では米国はどこまでインフルエンザパンデミックに備えているのだろうか?

 感染者数は約9000万人、死者数は約190万人とされる。致死率2.1%(スペイン風邪統計に類似)。


 以下略


 24日

 
Community mitigation guidelines to prevent pandemic influenza — United States, 2017  (米国CDC) パンデミックインフルエンザの地域対策ガイドライン

 長文、訳文は非掲載。
 以下は管理人による概論。

 流行の初期にはワクチンは入手できないし、現時点では安全で有効なワクチンが半年以内に製造可能が困難なことも予想される。 H5N1、H7N9ワクチンも未だ完全に有効なワクチンは製造されていない。

 パンデミックインフルエンザ発生初期に重要な対策となるのは、いかに地域での拡大を抑えるかである。学校、商店街、銀行他に多くの人々が集まる事の禁止であるが、この対策は100年近く前のスペインインフルエンザの際、米国セントルイスで行われて成功している。同時期にりゅうこうしたフィラデルフィアでは一気に感染者と死者数が増え、医療機関などが完全に麻痺した。

 下図で地域対策を行ったセントルイス市と行わなかったフィラデルフィア市におけうR感染者の推移を示す。
 色つき部分がフィラデルフィアのモデルであり、斜線部分がセントルイスがモデルとなっている。

 流行初期における対策はNPIs(非薬学的拡大防止対策)が基本となっているのは、最新米国CDCのガイドラインでも同じである。
 要するに地域でのウイルスの封じ込めである;感染者個人の注意、感染者の隔離、地域内の衛生管理の徹底、集会や各種イベントの中止、不要不急の外出禁止など。


 管理人コメント:NPIsはワクチンや医薬品を求めてインフルエンザのような流行病の拡大を防ぐことではなく、地域社会やそこに住む人々が流行病の拡大速度を低下させるためにとる行動をいう。Ccommunity mitigation strategies. 地域拡大防止戦略と同じ意味である。



 23日
 22日
 21日


中国H7N9感染者数、今季(第5波)603例に
New H7N9 case reported in NE China - Ecns.cn ecns (中国、中国網英語版) 遼寧省で新規H7N9感染者が発生

 61歳女性、重体。同省で本年度4人目の感染者。


 H5N8鳥インフルエンザ
  各国、鳥インフルエンザ警戒状態を解除の方向に


Georgia Ends Restrictions for Producers Because of Bird Flu U.S. News & World Report (米国) ジョージア州、家きん生産制限を解除

 3月に養鶏場でで低病原性鳥インフルエンザが発生し、生産が停止されていたが解除された。

No more bird-flu risk in Netherlands; poultry allowed outside again NL Times (オランダ) オランダ、家きんの屋外飼育を解除

 H5N8鳥インフルエンザがクリスマス以来発生無いことからの措置。

South Korea to keep importing eggs despite bird flu downgrade ... Reuters (国際) 韓国、鳥インフルエンザ対策緩和にも関わらず、今後数週間は鶏卵の海外からの輸入を継続

Outdoor return for hens as bird flu fears fade BBC New (英国) 英国、鳥インフルエンザ脅威が無くなったことから雌鳥の屋外飼育が許可に


千葉県が鳥インフルエンザ終息宣言 出荷制限などすべて解除 NHK

 韓国、19日から鳥インフルエンザ警戒レベルを1段階引き下げ ロイター


 18日


 韓国H5N6鳥インフルエンザ終息へ向かう
韓国、19日から鳥インフルエンザ警戒レベルを1段階引き下げ  ロイター

 韓国農林畜産食品省は18日、同国で約2週間鳥インフルエンザの感染が確認されていないことから、19日付で警戒レベルを現在の最高水準より1段階引き下げると発表した。
 韓国は昨年11月に最初の感染が見つかって以来、同国史上最悪の鳥インフルエンザ被害を受けており、全家禽の5分の1以上に当たる3700万羽超が処分されている。
 農林畜産食品省は声明で、今月4日以降鳥インフルエンザの感染が確認されておらず、今後は終息に向かう公算が大きいとした。
 そのうえで、農場の殺菌作業を継続するとともに、鳥インフルエンザが撲滅されるまで監視を維持すると強調した。


第15週中国本土H7N9鳥インフルエンザ感染者数、14例 香港保健省

 中国保健当局から香港保健庁(CHP)への報告内容 4 月18 日発表

 第15週(4月9日~4月15日、2017)

 下記のごとくH7N9感染者発生情報が本土保健当局から香港保健庁へ通知された。
 四川省3例、河南省2例、山東省2例、チベット2例。安徽省1例、北京1例、湖南省1例、天津1例、浙江省1例。
 2013年以来総感染者数1379例、第5波(今年度)総感染者数573例。
 
 管理人コメント:感染者の発生地が以前のように広東省では少ないようだ。広い地域で散発性に起きている。


 中国、H7N9感染者発生地域に広がり
More details emerge on H7N9 cases in Tibet, Beijing CIDRAP (ミネソタ大学感染症情報センター) 中国チベットと北京で発生したH7N9感染例の詳細

 H7N9流行地域から最も離れた地域であるチベットと北京で数例の感染者が相次ぎ、その詳細内容を共有した地方当局及び省当局から発表された。

 中国は今シーズン(第5波)、H7N9鳥インフルエンザ感染者が大発生しているが、先週は総感染者数が600例を超えた。その数は2013年春から人の感染者が発生し始めて以来最大となっているが、過去の最大数であった第2波(2013年~2014年)の倍に迫っている。
 感染者数は12月に異常な増加を示し、1月から2月にピークを迎えた。
 その後感染者数はこの数週間、減り続けているが、新規感染者は絶えず発生し続けており、その発生地も国内中に広がりを見せている。

 最近チベットと北京で複数例の同時感染例が中国当局から香港保健局に報告されている。
 その地域の保健局の詳細内容を感染症ニュースブログであるAvian Flu Diary(AFD)が英訳して報告した。

 その内容は以下の通り。

 チベット政府は初のH7N9感染者を報告したが、患者は四川省からの家きん販売業者であり、この2月からチベットに滞在していた。そして4月初旬に発病した。
 数日後、チベットはさらに2例の感染者を報告した。
 チベット当局の報告内容は以下の通り。

 ”首都ラサの市場で働く2名の家きん販売業者がインフルエンザ様症状を呈したが、時期的には先のH7N9第1例の発病時期とほぼ同じであった。
 2名の最初の検査ではH7N9陰性であったが、1週間後の検査では陽性だった。

 チベット自治区政府は3例とも同一感染源からの感染と結論した。(人人感染によらない)。


 この2週間、北京は3例のH7N9感染者を報告した。今シーズン(第5波)としては6例となる。
 先の3例は今年度早い時期に 河北省、遼寧省、および山東省からの輸入感染症であった(他地域で発病し、北京で診断及び治療を受けた)。
 しかし今回報告された3例に関しては発病地に関しては明確にされていなかった。
 本日北京当局から発表された内容では3例とも北京で発症し、密接に行動していた2例は同時期に発病したが、同一家きんに接触した既往があるとされる。1人は死亡し、他の1人の容体は安定している。

 中国は今季少なくとも613例の感染者を確認し、そのうち少なくとも179例が死亡している。致死率は29%


 管理人コメント:H7N9感染者の発生地域が広がっていることは、ウイルス感染家きんの広がりを意味している。H7N9ウイルスの家きんへの感染力が高まっていることは香港大学で明らかにしているが、現在はこれまで以上に感染者の発生地に多様性が出てきているはずである。ウイルスのベトナムへの広がりが懸念されている(感染鶏の密輸が多い)。


 15日

 中国での第5波H7N9感染者数が600例以上に
H7N9 avian influenza in China: 14 additional human cases Outbreak News Today (国際) 中国、14例の新規H7N9感染者を発表

 3月27日から4月11日までの発症例。国家衛生生育計画委員会発表。
 11例男性、3例女性。13例で家きんとの接触または生家きん市場訪問の既往。

 第5波での総感染者数約612例、死者数は少なくとも179例。致死率は少なくとも30%

 管理人コメント: 感染者数は少しずつ減少していることと、感染者の大多数が家きん経由であることは。ある意味安心感を覚える。しかし現在のH7N9が高病原性に変わってきており、感染後短時間で鶏は死ね。鳥への感染力も強くなっており、中国外に広がり出すと世界中の家きん業界が大ダメージを受ける。その過程で人への感染力が高まった変異株が出現しそうであるが、そうなるとスペイン風邪以来の、そしてスペイン風邪以上の死者数(世界で数億?)をだす大災害となる。世界のインフルエンザ専門家達の読みは大体そういう方向をたどっている。1918年スペイン風邪発生以前に世界各地で鳥インフルエンザと思われる感染症で多くの鶏が死んでいたとされる。当時はウイルスの概念はなく、また感染症自体の存在も明確に捉えられていなかった。

 中国のH7N9感染者数がこのまま減少の一途をたどれば良いが、晩春から初夏にかけてもしスパイク状に感染者数が増え出すと人に於けるパンデミックの始まりかも知れない。
 スペインインフルエンザは第一次世界大戦中(1914年~1918年)に広がり、ロシア遠征のドイツ軍兵士の多くが死亡し、それが大戦終結の一因ともいわれている。


 14日

 13日

 FAO(国連食糧農業機関)統計

  Number of human cases: 1397 confirmed; 535 deaths (since February 2013). 致死率38%

  2017年4月5日~12日
   新規感染者数16名

 管理人コメント:この1週間の感染者数は順調に減っているように思えるが、それはウイルスの活動性が落ちてきているのか、対策が抗して家きんから人への感染率が落ちてきているせいかは不明。
 いずれにしても感染者数がこの夏に向かう間に、突然増え出すと要注意となる。変異H7N9ウイルスが南部中国から中国全体にどの程度広がっているのか不明であるが、今後どのような事態が起きるのかは予知困難。


 12日


China's H7N9 bird flu death toll at 47 in March: government data Reuters (国際) 中国政府発表:3月のH7N9死者数47人

 2月の死者数は96人だったとされる。国家衛生生育計画委員会発表


 変異H7N9ウイルス-->パンデミックへ?

Why Chinese Scientists Are More Worried Than Ever About Bird Flu KRCC (米国) 中国のウイルス研究者がH7N9ウイルスを異常に恐れる理由-史上最強の致死的鳥インフルエンザ

 世界的ウイルス学者であるグアン・イ博士(香港大学ウイルス研究施設長、世界的ウイルス学者)は致死的H7N9鳥インフルエンザウイルス研究の最先端にいる。
 H7N9ウイルスは今シーズン3月1日までに162人の命を奪っている。この数は4年前に初めて人に感染してから、1シーズンとして既に最多の数となっている。
 この人への感染力は施設長のグアンの危惧の元になっているが、それよりもウイルスの変異の速さが彼を当惑させている。
 「我々はウイルス拡大を懸命に押さえ込んでいるが、それ以上に変異が早く未だ制御は不可能なままだ」
 「ウイルスを淘汰するには既に遅すぎるのだ」

 グアンは世界的ウイルス学者である。これまで多くの深刻なウイルスを手がけてきた:H1N5(H5N1?訳者)、H1N1、SARS。
 SARSは生動物市場で人に感染していることを明らかにし、中国政府の対策に協力してその後の流行を阻止することができた。

  グアン博士は現在鳥インフルエンザ研究に取り組んでいる。

 グアンの研究施設の元には中国中からネットワークを通じて鶏の検体が毎週届く。
 昨年12月、グアンと研究員達は驚いた。分離したH7N9ウイルスが鶏を1日で殺したのだ。
 それまでH7N9ウイルスは鶏に対して低病原性で、ウイルスが感染していても死にはしなかった。
 グアン達は新規ウイルスが変異して鶏を短期間で殺すようになったことを発見したのだ。

 「10年前。H7N9ウイルスは致死的ウイルスではなかったが、今は鶏に対して致死的となった。以前は感染鶏は何ら症状は出さなかった。しかし今は死ぬ。我々の研究では、このウイルスは研究室内で24時間以内に死ぬ。もしこの最新の変異を抑えなかったなら、より多くの鶏は死ぬことになる」

 グアンはこの事実は世界の家きん業界にとって非常に悪いニュースとなったとし、数千億ドルの経済損失につながるとしている(that's worth hundreds of billions of dollars)。
 彼によると中国政府は既にワクチン製造に着手しているという。
 しかしながらグアン博士をさらに危惧させていることは、H7N9ウイルスがより短期間に変異することが確認されていることである。
 変異ウイルスがより人に致死的になっているという事実は無いが、既に希であっても人に感染すると三分の一が死亡している。
 現在ウイルスは人人感染することは希であるが、グアンは彼の20年の経験から考えるとH7N9ウイルスが変異して人人感染を起こすようになる可能性は高く、将来人の間で大パンデミックを起こすことが危惧される。それはスペインインフルエンザ以来の大パンデミックである。

 「今日科学は進歩し、ワクチン作製は可能となり、また診断も容易となっている。」
 グアン博士はそう言うが同時に、
 「しかしながら一方でウイルスの広がりは早く数時間で世界中に広がる」、と警告する。


 先にWHOのインフルエンザ対策責任者であったケイジ・フクダ博士は香港大学で公衆衛生学教授を務めるが、H7N9ウイルスの致死的高病原性への変異に対して当惑しているという。
 「ウイルスが変異すると、変異ウイルスの一部はそのまま消え去るが、一部は残り拡大してゆく。そしてこの遺伝子変異は続く。そして家きんに対してより致死的になってゆく。人に対してどうなるかは、我々には定かではない」

 
 悪いことは、ウイルス変異が中国で起きたことだ、とグアン博士は語る。中国には小さな家きん農場が無数にあるが、従業者は鳥インフルエンザについて十分な教育を受けていないから、その脅威は理解できずに、発生した場合も隠す傾向にある。報告すると処分され金を失うからだ。私は田舎出身だから彼らがどう思っているか分かる。そういうことから私はこの事態を楽観的に捉えることができない。

 しかしグアン博士は少ないながらも状況の中にはいくつかの期待できる事実がある、という。

 上海などの大都市は人での感染者が増え出すと生家きん市場を閉鎖している。

 しかしH7N9インフルエンザ拡大防止には、多くの国の政府がいかに足並みを揃えて協力し合うかである。それが次のパンデミックを抑える重要な鍵となっている。そのようにグアン博士は語っている。

 管理人コメント:イ・グアン博士。香港大の世界的ウイルス学者である。


Scary Bird Flu Mutations Could Lead to Worst Pandemic in History CBN News (米国、キリスト教系放送局) 不気味な鳥インフルエンザの変異は歴史上最大のパンデミックを引き起こす可能性が大きい

 H7N9ウイルスがパンデミックを起こしたなら史上最大のパンデミックとなる可能性を専門家達は危惧している。
 これまで史上最大のパンデミックはスペインインフルエンザであるが世界で4000万人が死亡した。スペインインフルエンザのウイルスも鳥インフルエンザウイルスから変異してきていた。

 H7N9鳥インフルエンザウイルスは変異した。これまでは鳥に感染しても無症状から軽症であったが、現在は高病原性となり感染率も致死率も高い。感染後1日で死ぬケースもあるという。
 鳥での大流行は人に取って不気味である。

 「H7N9ウイルスは我々に脅威以上のものを与える」、と先のWHOインフルエンザ対策責任者であったケイジ・フクダ氏は危惧している。
 以降略


 11日

The Trump administration is ill-prepared for a global pandemic - The ... Washington Post (米国) トランプ政権、世界的パンデミックへの対策が不十分
 
 多くの新規病原体が出現し、地域での流行、そして世界的大流行の可能性は否定できない。
 そんな状況で、米国のパンデミック対策は極めて不十分であり、政権内でパンデミックに対する関心度が低いことあげられる。


 中国H7N9感染者数、さらに減少
第14週中国本土H7N9鳥インフルエンザ感染者数、15例 香港保健省

 中国保健当局から香港保健庁(CHP)への報告内容 4 月11日発表

 第14週(4月2日~4月8日、2017)

 下記のごとくH7N9感染者発生情報が本土保健当局から香港保健庁へ通知された。
 北京3例、湖南省2例、江蘇省2例、重慶市1例、福建省1例、甘粛省1例、貴州省1例、河南省1例、山東省1例、チベット1例、浙江省1例。
 2013年以来総感染者数1379例、第5波(今年度)総感染者数573例。

 10日

Pandemic response a cycle of 'panic and neglect,' says World Bank president Devex (国際) 国際銀行頭取:パンデミック対策はパニックと無視が交互に続いている

 管理人コメント:パンデミックに対して、その怖さからいたずらに社会的パニックを起こしても、結果的にたいした事態にならなければ、今度は無視するステージに入る。
 先のMERS、現在の鳥インフルエンザ、または新型インフルエンザがそうだ。かってH5N1鳥インフルエンザがパンデミックを起こすとして、社会的に恐れられたが、その後豚インフルエンザが発生して、それをパンデミックと称し、新型インフルエンザと呼び、たいしたことが無い結末を迎えた。そして今、パンデミックに対して、一般社会はさほどの関心を抱かない。各種の鳥インフルエンザ発生に対しても、ジカウイルス感染症発生に関しても。マスメディアが関心がないことと(今は感染症関連は本が売れないと出版社はいっている)、要するにパンデミック対策は無視される時期が続いている。そして突然大爆発が起きる。ある程度の人口が淘汰されるのだ。

 9日


 China reports another 14 H7N9 avian influenza cases - Outbreak ... Outbreak News Today (国際) 中国、14例の新規H7N9患者を報告

 3月31日~4月6日、国家衛生生育計画委員会発表。

 14例の感染者を報告:北京3例、湖南&江蘇省、各2例、重慶市、福建省、貴州省、河南省、山東省、チベット自治区、浙江省、各1例。報告時1例死亡。
 13例は家きん。生家きん市場との接触既往あり。

 第5波における総感染者数は589例、死者数は177例、致死率30%。


 7日

The big one is coming, and it's going to be a flu pandemic - CNN.co CNN (国際、米国) 大惨事が起きる可能性がある。それはたぶんパンデミック・インフルエンザだろう


 World warned of flu pandemic as unexplained emergence of new strains detected NEWS.com.au (オーストラリア) 新規インフルエンザウイルスが検出されだしている現在、世界は予期せぬパンデミック発生の脅威にさらされている


Flu pandemic plans should be stepped up as number of virus strains jumps, researcher says ABC Online (オーストラリア) 多くの新規インフルエンザウイルスが出現している現在、パンデミックインフルエンザ対策は強化すべき、研究者が主張

 過去5年間だけで新規インフルエンザウイルス亜型が4種類、3種類の変異型が人の間で出現している。

 1918年のスペインインフルエンザ後、A型インフルエンザウイルスが19回人の間で発生している。
 これらのうち6株が人人感染を効果的に起こし、10株が主として動物から人へ感染、3株が主として動物から人へ感染する豚インフルエンザウイルスの変異型であった。

 研究はArchives of Public Healthに掲載


Only you can help prevent pandemics CNN (国際) 各種のパンデミック、それは個々の人々の予防対策で防ぐことができる

Seven reasons we're at more risk than ever of a global pandemic CNN (国際) 世界的パンデミック発生リスクが高まっている7つの理由

 それはただ一回の咳、キス、接触、または咬傷によりあなたの生活だけで無く、あなたの周囲の人々の生活をも数ヶ月、いや何年間もかえることになる可能性がある。
 ほとんどの場合、あなたの側にいればいるほど人々の感染のリスクは高まる。しかしそれはいつもそう単純に起きはしない。
 危険性はいつも間近にある。それが感染症大発生の性格である。

 公衆衛生専門家達は以前よりもさらに大きな感染症、パンデミック発生リスクが高まっていると考えている。
  2014年~16年:エボラ流行、11000人の死亡者。 2017年3月10日段階でジカウイルス感染症は84ヶ国に広がっている。それは1949年代に発見されたが、最初の「流行は2007年にミクロネシアで起きた。さらにその後2015年末まで拡大を広げた。
 いつも新規に発生する感染症は予期せず発生し、その大きさは前代未聞の大きさになり、世界全体に免疫が無いことから感染が広がる。

 次の感染症大流行は驚くべき規模である可能性が専門家の間では意見が一致している。それ故我々は準備を急がなければならない。

 パンデミック発生のリスクが高まっている理由は以下のように集約されてる。

 ・人口増多と都市化
 ・住宅ち確保のための環境破壊
 ・気象変化:熱波、水害。水媒介性感染症の多発、南方で病原体を媒介する蚊の新規地域への拡大。
 ・世界旅行人口の増加
 ・内乱:感染症予防などに関する公衆衛生管理が欠落
 ・流行地域での医師やナースの不足
 ・迅速な情報公開


 5日


第13週中国本土H7N9鳥インフルエンザ感染者数、17例 香港保健省

 中国保健当局から香港保健庁(CHP)への報告内容 4 月5 日発表

 第13週(3月26日~4月1日、2017)

 下記のごとくH7N9感染者発生情報が本土保健当局から香港保健庁へ通知された。
 広西壮族自治区3例、湖南省6例、江蘇省3例、浙江省1例、福建省2例、貴州省2例

 2013年以来総感染者数1364例、、第5波(今年度)総感染者数558例。


 4日

 WHO、H7N9報告
Human infection with avian influenza A(H7N9) virus – China World Health Organization (世界保健機関) 中国におけるH7N9鳥インフルエンザの人感染状況
 
 2017年3月24日、中国国家衛生生育計画委員会(the National Health and Family Planning Commission )がWHOに通知した内容は以下の通り。

 3月9日~15日までの期間、中国本土では18人のH7N9感染者が確認された。7人は女性。感染者の年齢中央値は68歳(37~86歳)。
 安徽省1例、福建省1例、広西壮族自治区5例、貴州省1例、河南省1例、河北省2例、湖南省4例、江西省1例、浙江省2例。

 報告時2例が死亡。
 16名の初期診断は肺炎または重症肺炎。
 16例は家きん接触または生家きん市場訪問の既往があった。

 今日まで2013年初期以降(感染者が発生してから)1347例が国際保健規則(IHR)に従って中国からWHOに報告された。

 多くの例は家きんを介して感染していると考えられている。
 人人感染の事例は少ないが発生している。
 入院患者の病棟内で発生した事例も確認されている。

 最近の疫学的分析およびウイルス遺伝子分析からは人の間での持続的感染が起きる可能性は低いと考えられている。
 {Although small clusters of cases of human infection with avian influenza A(H7N9) virus have been reported including those involving patients in the same ward, current epidemiological and virological evidence suggests that this virus has not acquired the ability of sustained transmission among humans. Therefore the likelihood of further community level spread is considered low.}


 3日

非常に個人的備忘録

 既に70歳を過ぎた医師。この10数年、新型インフルエンザを中心にパンデミック関連情報を日に数時間以上費やしてウエブに収録して、ウエブの維持を行ってきた。日に数時間以上海外情報(英語)を読みどくのはそれほどの作業ではないが、日本語に置き換えるのは小説を書く以上に頭を要する。

 すでに頭の能力は超えつつある。どうしようか?
 等と考えていたら、マイクロソフトのビルゲーツ氏が世界のパンデミック対策の遅れが顕著であり、世界は色々な意味で危険であると、世界的医学雑誌に意見を書いたり、国際安全保障会議で演説したり、さらに多くの専門家も類似の発言をしている。

 でも本当に疲れた。しかし生きている限り酸素を吸い、食事をし、そして寝る行為を続けるのが、”生き抜く”ことでもある。

 少ない収入や支援金などを”グローバルに人道支援する団体”に送り続けているが、当方の収入が減ると支援する金額も減ってします。
 どこかに年老いた医師でも簡単に働ける場所を探し、世界の途上国に送るための資金を得ようかと考えているが、それもままならない今日現在である。若い医師達がバイト病院を埋め尽くしている。

 世界はいつ人種の垣根が消え去り、そして同時に国境がなくなるのだろうか?第一次大戦、第二次大戦を終え、国連が整備されて既に70年以上経つ。何も変わっていないばかりか、全ては差別化されてきている。AKB48の総選挙が大きなニュースになっても、シリアのアレッポで最後の病院が閉鎖され、足を吹き飛ばされて手術するできなくなった子どもの映像はテレビで放映されたない。国連ができ70年経っても、人種の差別化、国境の存在には変化がない。

 
 挙げ句の果てに大国中心に核兵器を保有し、日本などの米国の属国はその傘の下に、核兵器反対行動には背を向ける。

 かって学園紛争時代、デモ隊を組んで学園闘争に参加していた”医学生達”は今、ベンツやアウディーに乗り、医師会の重鎮となっている。彼らは若い頃何に反旗を翻していたのだろうか?自らが経済的に裕福になると下ろしてしまう反旗とは?

 人として産まれた地域、環境により健康や幸福に差が生じることは国連憲章に反することでは無いだろうか?

 経済力でも軍備でも落ちる途上国の優秀な人々が国連の指導者になっても、結局は米国、ロシア、中国などの大国のごり押しが勝つ現在の国連は、もうじきに破壊する。WHOも然り。
 
 日本で世界をリードできる人間性と頭脳、行動力をもった若者達を養成すべきである。決して頭を打ったり、無視したりしないで。50年要すれば可能である。たぶん、その頃は中国人やインド人との間にも垣根は無くなっているだろうが。


国連UNHCR協会
https://www.japanforunhcr.org/lp/refugee_children…

国境なき医師団
http://www.msf.or.jp/landing/emergency/…

グリーンピース
http://www.greenpeace.org/japan/ja/

SAVE THE CHILDREN
http://www.savechildren.or.jp/contri…/…/2015donation_5.html…

核兵器禁止条約
https://ja.wikipedia.org/…/%E6%A0%B8%E5%85%B5%E5%99%A8%E7%A…



 China announces latest H7N9 epidemic bird flu death count has reached 162 International Business Times UK (英国) 中国、今シーズン少なくとも162人がH7N9で死亡

 2016年10月以降の死者数。H7N9死者数として史上最多となっている。


 湖南省で6人H7N9感染、1人死亡
China Registers 6 New Cases of H7N9 Bird Flu Sputnik International (国際) 中国、湖南省でH7N9感染者6名を報告

 国営通信新華社によると湖南省で6人がH7N9に感染し、1人が死亡と報道。

 2月末の中国当局の報道で、H7N9ウイルスが初めて遺伝子変異を起こしたとされる。(鳥類の間では感染しても無症状である低病原性鳥インフルエンザであったが、感染した家きん(鶏)が症状を呈するようになり(高病原性と変化)、感染力も鳥類では強くなった。
 ただし人への感染力がさらに高まっているのか、人から人への感染力も高まっているのか、については明確ではない。


 2日
 1日


 H5N6ウイルスが哺乳動物に感染?
野生動物侵入の可能性 国が養鶏場調査 /宮城 毎日新聞

 農林水産省は31日、高病原性鳥インフルエンザの感染が確認された栗原市の養鶏場の現地調査結果を公表した。鶏舎から外へ鶏ふんを運び出すベルトコンベヤーの開口部で、野生動物が侵入する可能性があり、鶏舎内でネズミのふんが見つかったという。県は今後、県内の養鶏場に野生動物対策の徹底を呼びかける。


栗原の鳥インフル発生の養鶏場、野生動物侵入可能な隙間 産経ニュース
 
栗原市の養鶏場で飼育する鶏から高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出された問題で、農林水産省は31日、現地調査の結果、鳥インフルの発生鶏舎で小型の野生動物が侵入可能な隙間を確認したと発表した。
 発生鶏舎はウインドレスと呼ばれる窓のない構造。鶏のふんはベルトコンベヤーで外に運ばれる仕組みだが、コンベヤーが通る壁の部分に三角形状の隙間が認められた。ネズミなどの野生動物が侵入できるほどの大きさという。
 調査時に鶏舎内でネズミなどのふんが確認されたが、養鶏場ではネズミを見かけた場合は殺鼠(さっそ)剤を設置するなどの対策を取っていたという。
 鶏舎から半径百数十メートル内で、ため池が6カ所にあり、合計20~30羽のカモ類が確認された。
 農水省は今後、感染経路の究明を進める。

 管理人コメント:H5N6ウイルスが哺乳動物に容易に感染するのかが問題。人への感染例は中国で17例、そして9例が死亡しているから、ウイルスが哺乳動物に感染する可能性はあるが、これまでの報告では人以外はっきりした報告はない。鶏をはじめとして鳥類はH5N6ウイルスに対する感受性が高いが、ウイルス感染した野鳥の糞などで汚染された土が乾燥して空中に舞うことで、飼育家きんに対して空気感染が起きている可能性もある。


 中国江蘇省研究チーム、H7N9感染者が重症化傾向に
China reports 17 H7N9 cases as fast disease progression noted  CIDRAP(米国、ミネソタ大学)中国、この1週間で17例のH7N9感染者を報告、研究チーム、感染者の重篤化傾向も報告


 本土の保健当局から香港保健省に通知されたところによると、この1週間(3月24日から30日までの間に17例のH7N9感染者が確認され、3例が死亡した。発生地は湖南省、江蘇省、江西省。
 16例は家きんとの接触が確認されていて、1例が感染源が不明。

 今季(第5波)はすでに555例が感染し、179例が死亡している。致死率32%。

 一方、江蘇省の研究チームは第5波での109例の感染者を分析し、欧州CDC編集の感染症雑誌、”ユーロサーベイランス”に報告した。
 本年1月以降の感染者であるが、これまでの第4波までの同省における感染者数を上回っている。
 今季の感染者の症状は以前よりも重体な傾向にあり、発症から濃厚治療室収容までの期間が7日であり、以前の9~10日より短い。同様に発症から死亡までの期間が13.5日であり、以前の15から28日よりも非常に短い。

 遺伝子分析では、より人に感染しやすくなっているとか、抗ウイルス薬のニューラミニダーゼ耐性ができている変異は認められていないとされる。
 12月に突然感染者が増えたのは気候の影響や家きん周辺のウイルス汚染が高度だったことを著者らはあげている。
 しかし著者らはさらに遺伝子分析やウイルスが人に感染する環境分析が必要と付け加えている。
 さらに著者らはパンデミック発生の可能性を迅速に探知するためにも、人の感染者の早期発見が必要とも述べている。


米ジョージア州、初の鳥インフル感染が発生 ロイター

米ジョージア州農務省は27日、同州の商業養鶏場で、鳥インフルエンザ感染が初めて発生したと発表した。ジョージア州は米国最大の鶏肉生産州。
同省によれば、1万8000羽の鶏がH7型の鳥インフルエンザに感染した。感染したとみられるジョージア州北西部の鶏に疾病の兆候は見られず、ウイルスの致死性は高くないという。
今月に入ってアラバマ州やケンタッキー州、テネシー州で鳥インフルエンザ感染が確認されている。米当局は感染が人に拡大するリスクは低いとしているが、新たな州への感染拡大は食肉会社にとって金融リスクにつながる可能性がある。


 管理人コメント:H7N9ウイルスと思われるが、これは北米でウイルス間で遺伝子再集合により発生した株で、中国のH7N9とは異なる。
  参照
 2017年3月8日
 テネシーで北米で誕生したH7N9鳥インフルエンザウイルスが分離
North American-origin H7N9 isolated from Tennessee farm CIDRAP  (米国、ミネソタ大学感染症情報センター) 北米誕生のH7N9鳥インフルエンザウイルスがテネシーの農場で分離

 テネシーの農場で発生した鳥インフルエンザウイルスが、中国で流行しているH7N9とは異なる北米で誕生したH7N9鳥インフルエンザウイルスであることが米国農業省(USUDA)から発表された。高病原性である。

 8本全ての遺伝子内容が中国のウイルスとは異なっていることが当局から示され、中国で鳥と人に感染して多くの被害を出しているウイルスとは異なると強調されている。


 3月

 31日

Vietnam destroys 2500 ducklings smuggled from China as bird flu scare looms  VnExpress Internationa (ベトナム) ベトナム、中国から密輸されてきた小ガモ2500羽を殺処分

 
H7N9鳥インフルエンザが流行している中国南部から密輸入されてきた小ガモをベトナム当局は殺処分したと発表。

 30日

 29日
 28日


第12 週中国本土H7N9鳥インフルエンザ感染者数、18例 香港保健省

 中国保健当局から香港保健庁(CHP)への報告内容 3月28 日発表

 第12週(3月19日~3月25日、2017)

 下記のごとくH7N9感染者発生情報が本土保健当局から香港保健庁へ通知された。
 広西壮族自治区5例、湖南省4例、湖北省2例、浙江省2例、安徽省1例、福建省1例、湖南省1例、河南省1例、江西省1例、貴州省1例

 2013年以来総感染者数1347例、、第5波(今年度)総感染者数541例。

 管理人コメント:数値は下のFAOのデータと若干違うが、FAOの方がより正確かもしれない。


 27日

 FAO統計によるH7N9感染者数の推移 (国際連合食糧農業機関)
  2013年2月~2017年3月22日 中国本土、香港、マカオ、台湾、マレーシア、カナダ(中国本土以外は輸入感染症)

 
出典FAO

 
管理人コメント:
現在感染者は飼育家きん、生家きん市場での感染が主であるが、ウイルスは変異してきており、いつ人人感染が起き始めるか懸念されている。生家きん市場の閉鎖、家きんへのワクチン接種などを中国政府は方針としているが、後者については国際的には賛同を得ていない。


 26日
 25日

 24日

  毒入り餌をカラスに!! 東京の公園
 都立公園でカラス40羽余死ぬ 鳥インフルの簡易検査では陰性 NHK

 24日午後、東京・板橋区と練馬区にまたがる都立公園で、40羽余りのカラスが死んでいるのが見つかった。簡易検査では鳥インフルエンザ陰性。
 
 管理人:カラスが鳥インフルエンザに感染したという事例はインドなどであるが、通常はあまりない。現在のH5N6に関してもない。多くは毒物を餌に混ぜてカラス退治を試みるようだが、非常に危険な行為であり、違法でもある。


 23日

 宮城県と千葉県の養鶏場でH5N6鳥インフルエンザ発生の疑い--確定 2017/3/25

宮城、千葉の養鶏場で鳥インフル=計29万羽を殺処分 時事通信

 約22万羽を飼育する宮城県栗原市の養鶏場と、約6万8000羽を飼育する千葉県旭市の養鶏場。高病原性鳥インフルエンザを検出。両県で感染農場の家きんを殺処分。

宮城で鳥インフルの疑い=22万羽飼育 時事通信

 宮城県北部の栗原市にある養鶏場で23日、22万羽を飼育している養鶏場で多数の鶏が死んだ。
 県が簡易検査したところ、7羽のうち6羽から高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出された。
 今冬国内で11件目の農場におけるH5N6鳥インフルエンザ発生の可能性。
 養鶏場では22万羽の鶏を飼育している。


管理人コメント: 帰る渡り鳥からウイルス感染を受けているのだろうか。今シーズンは多くのH5N6ウイルス感染野鳥が国内にいたから、その死骸または弱った野鳥を食べて感染したアライグマが多くいると思われる。アライグマは鳥インフルエンザや人インフルエンザのウイルスに感染するから、アライグマの体内でウイルス変異、またはウイルス遺伝子の再集合が起きると危険。アライグマを調べると結構鳥インフルエンザに感染した痕跡が分かる(抗体ができている)。一番起きえるのは豚へ鳥インフルエンザウイルスが感染し、同時に人のインフルエンザウイルスが感染すること。今年ならばH5N6ウイルスとH3N2香港型ウイルスである。まさか豚の屋外飼育はしていないと思うが。


 22日
 21日

第11週中国本土H7N9鳥インフルエンザ感染者数、22例 香港保健省

 中国保健当局から香港保健庁(CHP)への報告内容 3月21日発表

 第11週(3月12日~3月18日、2017)

 下記のごとくH7N9感染者発生情報が本土保健当局から香港保健庁へ通知された。
 湖南省5例、広東省3例、貴州省3例、河南省2例、重慶市1例、福建省1例、江西省1例

 今シーズンの総感染者数は523例、初めて感染者が見つかった2013年春以降の総感染者数は1319例。

 管理人コメント:感染者は家きん農場が多く、また生家きん市場が多い地域で発生しているようだ。


 欧州のH5N8鳥インフルエンザ流行はピークを過ぎた可能性
France sees bird flu crisis nearly over as spread slows Reuters (国際) フランス、H5N8鳥インフルエンザ危機がほぼ終焉に

 昨年末からフランス南西部でカモ農場で流行していたH5N8鳥インフルエンザがこの2週間発生が鈍化しており、農業省は危機は去った可能性があると発表した。
 欧州で最も多くの家きん農場があるフランスは、欧州で流行してきたH5N8鳥インフルエンザによる被害が最も多く出た。高病原性H5N8は欧州、中東およびアフリカの家きんの間で感染を広げてきた。

 フランスでは465カ所の農場でH5N8鳥インフルエンザが発生し、400万羽の家きんが殺処分された。


 世界各地で発生している各種鳥インフルエンザ OIE(国際獣疫事務局)発表

Mar 17 FAO/OIE joint statement on H7N9 (H7N9に関しての詳細報告)
Mar 17 OIE report on H5N5 in Croatia
Mar 19 OIE report on H5N6 in Vietnam
Mar 17 OIE report on H5N6 in Taiwan
Mar 18 OIE report on H5N8 in Taiwan
Mar 17 OIE report on H5N2 in Taiwan
Mar 17 OIE report on H5N8 in French poultry
Mar 17 OIE report on low-path H5N2 in France
Mar 17 OIE report on low-path H5N1 in France
Mar 17 OIE report on H5N8 in French wild birds

管理人コメント:H5N5はH5N8からの変異株、高病原性。ドイツ、ギリシャで検出されている。

 20日

 中国、H7N9感染者数今シーズン増多中

 一時フォローが中断されていたNPO、FluTrackersの統計が再開された。最も迅速で正確な統計とされる(米国CDC, WHO, ミネソタ大学CDRAP等と連携されている。非公式であるが)。

 今年度のH7N9感染者数がどこまで増えるかは未定であるが、季節から考えると減少し出すと思われる。
 これが増加に転じると異変発生となる。

1st wave #1(2013-2-19)-#136(2013-8-3) 136
2nd wave#137(2013-10-8)-#454(2014-8-3) 317
3rd wave#455(2014-9-9)-#685(2015-6-15) 230
4th wave#686(2015-10-1)-#807(2016-7-29) 121
5th wave#808(2016-10-6)-#1328(2017-3-17) 520例 +α
 
 死者数は30~40%
 FluTrackers


 19日

 H7N9ウイルスのパンデミック株候補に?
More severe strain of bird flu wreaks havoc in China Agriland (国際) 中国南部でより危険性高い鳥インフルエンザウイルスが分離
 

 中国南部広東省で鶏からより危険性の高い鳥インフルエンザウイルスが分離された。OIEが17日に発表。
 人への感染が続いているH7N9ウイルスの変異株である。

 鶏から他の鳥類への感染の可能性もあり、鶏には感染後2~3日で死亡させる。

 WHOのコメントでは人への感染力は以前と変わらないとするが、家きんや他の鳥類への感染力が高まっていることは、ウイルスの国境を越えた拡大懸念される。

 管理人コメント:先にこの変異株については報告されているが、正確には2人の人から分離され、また家きんからも分離されている。遺伝子学的にも変異株であり、これまでのH7N9ウイルスが長江株と珠江株に分かれている状況で、このH7N9ウイルスの病原性も多様化している可能性が推定される。。今後パンデミック株へ向かうウイルスは、これらH7N9ウイルスの変異核~出てくる可能性が高い。

 {The news agency says that the “highly-pathogenic variant” has only been reported in China’s southeastern Guangdong province. However, according to the FAO, the new strain of bird flu has raised concerns that the infection could pass from chickens to other birds, increasing the risk of it spreading across borders. This warning was echoed by the World Organisation for Animal Health (OIE).}


H7N9 fatalities hit 13 in E China's Jiangxi  Xinhua (中国、新華社国営通信) 中国、江西省H7N9で13人死亡、1月

 江西省で1月にH7N9感染者が37人確認され、そのうち13人が死亡したことを同省の保健生育計画委員会が発表した。
 国家保健生育計画委員会によると1月には全土で79人がH7N9で死亡しているとされる。

 感染源は家きんと思われるが詳細報道はない。
 保健当局はインフルエンザ様症状が出てきた場合、早めに医療機関の受診を勧めている(が、江西省は広いエリアであるから容易に医療機関には行けないのかも。:訳者)

 管理人コメント;中国は広いといっても、一つの省で月に13人も死んでいる感染症は、日本ならば結構なパニックを引き起こすのではないだろうか。対岸で起きている火事は日本ではあまり関心が持たれない。

 18日

2016年ないし17年には致死的パンデミックが起き得る
 --有名英国ウイルス学者が2011年に警告

 英国のタブロイド紙であるDaily Mailが2011年10月16日の同紙ウエブで、米国映画“Contagion(感染)”を取り上げ、そのあらすじと、著名なウイルス学者のコメント等を掲載している。
 2011年11月ににこの記事は掲載したが、今回再度掲載する。


 Contagion(感染)は2011年の9月9日に米国内で公開されたSF映画であるが、有名なスチーブンソン・ソダーバーグ監督の手によるハリウッド映画で、米国では大きな評判を呼んだ。

 ストーリーは、未知のウイルスが中国から拡大し、米国CDC、WHOなどの専門家やジャーナリスト達が、その空気感染する致死的ウイルスによるパンデミックを追うというシナリオである。

 最終的にソダーバーグ監督は、豚と鳥両者が病原体拡大に関与していることを匂わせ、病原体は鳥インフルエンザウイルスとニパウイルス(コウモリが介在するマレーシアの豚農場におけるウイルス感染症。人に感染すると脳炎を発症。)のハイブリッドであることを示唆している。

 非常に現実感のある病原体設定となっている。

 なお死者数は数億人とされ、それはスペインインフルエンザの際の10倍となるが、人口増加および交通網の発達を考えると妥当性はある。

 この映画に関しては、米国CDCをはじめとして何人かの専門家がコメントしているが、全般的に好意的意見となっている。

 1997年に香港で鳥インフルエンザが人に初めて感染したとき、CDCで実地調査に携わった専門家の一人は、ストーリーは起こりえる事実に基づいている、と評価している程である。

 Daily Mailはロンドン大学の世界的ウイルス学者であるジョン・オクスフォード教授のコメントを記載しているが、同教授はコメントの中で次の様な意見を述べている。

「世界的な致死的パンデミックが起きえるかと尋ねられたら、もちろん起きえると私は答える。ただいつそれが起きるか分からないだけだ。地質学者が致死的火山爆発が起きえるかと尋ねられた場合、彼らは起きえると答えるのと同じである。私はパンデミックは2016年または2017年には起きえると思っている。世界はそれに対して十分な対策を講じる必要がある。現在タミフルとリレンザの備蓄が行われているが、さらに多くの新規薬剤が開発されている。2016年までにはそれらのうちのいくつかが実用化されるはずである。しかし最も重要な対策は、人々に衛生管理の教育をすることである。」

 Daily Mailの解説では、致死的パンデミック(H5N1が最も可能性ある)が英国に入ってきた場合、10週間で75万人が死亡するとされている。

 ジョン・オクスフォード教授はインフルエンザに関して英国でもリーダー的専門家であり、世界的にも有名である。

 2016年または2017年には致死的パンデミックが発生するだろうとの推測が語られているが、それは専門家としての勘によるものかも知れない。

 正しい答えとしては、それは起きるがいつなのかは分からない、今日かも、または5年後かも知れない、という表現が正しいと筆者は考えている。

 世界は豚インフルエンザ由来のH1N1の軽症パンデミックで、真のパンデミックに対する備えを停滞させてしまっている。

 オックスフォード大学の医師で16年間ベトナムのハノイで研究を続けてきているファーラー医師が、鳥インフルエンザに関して次の様にDaily Mail紙に語っている。

「H5N1鳥インフルエンザは未だ東南アジアの家きんの間で、さらに世界の野鳥の間で感染を続けている。もしそれが変異したり、または他のウイルスと遺伝子組み換えを起こすことで人への感染力が増したなら、非常に厄介な感染症が引き起こされることになる。H5N1鳥インフルエンザウイルスは豚インフルエンザの(先の)パンデミックの影響で、現在監視網から消え去ったように見えるが、鳥インフルエンザは未だウイルス変異により世界的問題を引き起こす能力を持っている。」

 そのようなパンデミックに対する警戒感を失っている世界に警鐘を鳴らす意味でも、この米国映画Contagion(感染)は意義があるというのが、米国CDCや英国の専門家の意見と考えられる。

 内容的には医科学的に妥当な設定となっているというのが、多くの専門家の意見でもある。

 米国内公開前に、CDC内で上映会が開かれたというほどである。

--- 外岡立人(医学ジャーナリスト、医学博士)


  出典 先見創意の会


 クロアチア家きん農場でH5N5ウイルス鳥インフルエンザが発生
Croatia reports outbreak of severe H5N5 bird flu: OIE  WHTC  (オランダ) クロアチア、H5N5鳥インフルエンザ発生をOIEに報告

 クロアチア北部の農場と放し飼い裏庭でH5N5ウイルスに感染した全ての65羽の家きんが死亡したと、報告を受けたOIE(国際獣疫事務局)が発表した。
 クロアチアでは既にH5N8ウイルス(欧州に昨年から広がっている致死的鳥インフルエンザウイルス)が発生している。


 15日


  世界のパンデミック対策は完全に遅れている
 The World Is Completely Unprepared for a Global Pandemic Harvard Business Review  (米国、ハーバード大学ビジネス論評) 世界のパンデミック対策は完全に遅れている

 2003年、1人のSARS(重症急性呼吸器症候群、新型肺炎)発症医師が香港のホテルに滞在中、数人の客にウイルスを感染させた。そして一晩経った後ウイルスは世界中に広がった。
 中国は現在致死率が5割近い鳥インフルエンザ対策に追われている。
 もしエボラが、それは体液を介して感染するが、空気感染を起こし、もしジカウイルスが、それは世界50ヶ国に広がっているが、エボラのように致死的感染を起こしたならば、世界はかってない混乱に陥っていたはずだ。
 もしも現在制御不能な感染流行、もしくはバイオテロ攻撃が行われたなら、世界で3000万人以上が死亡する感染大流行(contagion)が起きる可能性がある。

 それは単に時間の問題と考えられているが、それでも致死的パンデミックの脅威は危険なほどにに現在見逃されている可能性がある。
 パンデミックが今起きる可能性は非常に高くなっている:気候変動、住んでいる地域の都市化、容易な国際旅行などがその要因となっているが、さらに世界保健機関(WHO)の弱体化、米国での研究費の削減、および国連での基金不足(各国からの提供が減少)等はパンデミック発生に対する世界の脆弱化につながっている。
 我々はさらに新型または変異した病原体、それらは速やかに世界中に拡大し、多数の人々を殺す(それはこれまで経験したことがないほど脅威的である)危険性に直面している。

 遺伝子操作技術の進化と共に、テロリスト達による新型病原体の人為的作製は容易となり、先の米国国防長官のアシトン・カーターが語ったように、それら病原体は核兵器のライバルとなりつつある。

 
 我々筆者のうち2人はエボラ拡大を防ぐためのアドバイスをギニア大統領に行った。さらに我々はジカウイルス感染症の拡大を抑えるために尽力をつくし、公式に米国政府と国際機関にアドバイスも行った。しかし結果的には世界がこれらパンデミック脅威への対策を何ら行っていないのが現状である。

 こうした不十分なパンデミック対策の軌跡を我々は緊急に変える必要がある。
 エボラとジカウイルス感染症の不十分であったパンデミック対策から、我々は4つのことを学び始めている。

 1)ワクチンの迅速な開発

 2)迅速な診断方法の確立
 
 3)パンデミック対策の世界的調整
   統一された世界的対策

 4)各国の保健体制の強化
   各国の主体的対策強化のための国際的支援


 管理人コメント:具体的提案内容は略した。世界のパンデミック対策が非常に遅れていることは、ビルゲイツも以前から警告している。

 
 14日


第10週中国本土H7N9鳥インフルエンザ感染者数、24例 香港保健省

 中国保健当局から香港保健庁(CHP)への報告内容 3月14 日発表

 第10週(3月5日~3月11日、2017)

 下記のごとくH7N9感染者発生情報が本土保健当局から香港保健庁へ通知された。
 
 河南省4例、江西省4例、広西壮族自治区3例、四川省3例、福建省2例、貴州省2例、湖南省2例、江蘇省2例、重慶市1例、湖北省1例。

 この他香港への輸入感染例として1例が確認された。香港での本土からの輸入感染例は通算21例となっている。

 初めてH7N9ウイルスが人に感染したことが確認された2013年3月以来、H7N9ウイルス感染者の総計は1307例となり、今シーズン(第5波)の総計は501例となった。
 (死者数は4割前後と推定される;管理人)。

 管理人コメント:H7N9感染者は主として家きん農場の多い地域で発生している。詳細は不明であるが、農場従業員、または生家きん市場訪問者などが感染していると推定される。広い地域で散発的に発生していることから、人人感染は起きていないことが示唆される。


 先のパンデミックインフルエンザ・ワクチンは年少ほど効果があった。
Vaccines do work for pandemic flu, says study Medical Xpress (国際) パンデミックインフルエンザ・ワクチンは有効:先のパンデミックインフルエンザ(豚インフルエンザH1N1)ワクチンの効果分析

 2009年春から末まで流行したH1N1パンデミックインフルエンザが対象。
 英国、日本、ボスニアの研究者グループによる。 the journal Vaccineに発表。

 発病数、入院数が減少。
 50歳以上では効果は低かった。子供では有効性が明確だった。


 管理人コメント:先のH1N1パンデミックインフルエンザでは、欧州でワクチンの使用は少なかった。英国を始め、多くの国では2009年末には備蓄していたワクチンの破棄が始まった。その頃裕福な日本が1000億円を投じて欧州のワクチンメーカーから数千万人分のワクチンを購入した。しかし患者数は激減し始めていて、購入ワクチンはほとんど使用されず、翌年(2010年)夏頃には破棄されたと思う。H1N1パンデミックインフルエンザは、通常の季節性インフルエンザよりも軽症であることは当初より知られていたが、なぜか日本ではパニックとなり、無駄なエネルギーと金が浪費された。

 
鳥インフルで140人死亡 中国1~2月、昨年の倍超 産経ニュース
 
 中国国家衛生計画出産委員会(保健生育計画委員会)が発表。

Highly pathogenic A(H7N9) virus mutation does not change risk to ...  Science Daily (国際) 中国広東省で確認されたH7N9変異株である高病原性H7N9は欧州で人への危険性に変化を及ぼさない

 欧州CDC(ECDC)発表
  中国広東省で患者3人、家きん、生家きん市場で分離されたH7N9変異株、(低病原性->高病原性)は、人人感染を起こさないことから、欧州内で人を介して拡大する危険性は低い。


 13日


 ネパールの農場をH5N8ウイルスが襲う
Nepal reports severe H5N8 bird flu on farm: OIE  Reuters(国際) ネパールでH5N8鳥インフルエンザが養鶏場で発生

 ネパールの養鶏場でH5N8鳥インフルエンザが発生したことがOIE から発表された。
 6200羽の鶏のうり3650羽が感染死した。
 ネパールは先月高病原性H5N1鳥インフルエンザが放し飼いの養鶏場とカモ農場で発生していた。


H5N1, H5N6 bird flu cases detected in Vietnam  Xinhua(新華社、中国国営通信) ベトナムでH5N1およびH5N6鳥インフルエンザが家きんで発生

 ベトナム北部のカオバン省でH5N1とH5N6鳥インフルエンザが養鶏場で発生したことが国立衛生疫学研究所(NIHE)から発表された。
 
Bird flu death toll rises to 161 in China  The Globe and Mail (国際) 中国、今シーズン(第5波)でのH7N9死者数161人に

 中国に於ける2月のH7N9感染者数は160人、死者数が61人であったと中国政府は13日発表した。昨年2月よりも感染者数は遙かに多く、また昨年10月以来の死者数が161人となった。



中国H7N9型鳥インフル死者数、2月は61人 ロイター (国際、日本語版)

 中国政府によると、同国国内で2月に報告された「H7N9」型鳥インフルエンザの感染者数は160人で、死者数は61人だった。過去数年の水準を大幅に上回り、今冬の流行による死者数は昨年10月以降で161人となった。

2月の死者数は1月の79人を下回ったが、H7N9型が最初に確認された2013年以降2月としては最多を記録した。

鳥インフルの感染による死者数は冬の終わりに向けて減少する傾向にある。


 中国からの渡航者に注意!! 鳥インフルエンザ感染の生肉を持ち込む可能性がある。

中国から持参の生肉、鳥インフル検出 検疫に限界も 朝日新聞

 { 中国からの渡航者が日本に持ち込もうとして没収された鳥肉から、高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されていたことが農林水産省動物検疫所などへの取材でわかった。人に感染する可能性は低いが、野鳥などを介してニワトリなどの家禽(かきん)に感染する恐れがある。検疫で没収される畜産物は全体の一部とみられ、専門家は対策強化の必要性を訴える。

 調査は世界的に鳥インフルの流行が近年続いていることから、動物検疫所と北海道大学が共同で初めて実施。2015年6月~今年2月に羽田空港など全国9カ所の空港や港で渡航者の荷物から没収されたニワトリやアヒルの肉や卵など228検体を調べた。その結果、中国の上海、アモイ、香港から成田、中部の各空港に持ち込まれたニワトリとアヒルの生肉3点から、高病原性鳥インフルエンザのH5N1亜型とH5N6亜型のウイルスが見つかった。両ウイルスは中国などで人への感染が確認され死者も出ているが、死んだニワトリなどに濃厚接触したことが原因とみられている。また、中国や台湾、ベトナムから成田、羽田、関西、中部の4空港に持ち込まれたニワトリやアヒルの生肉9点からも低病原性のウイルスが検出された。

 検出されたH5N6とH5N1のウイルスをニワトリとアヒルに感染させると、約9割のニワトリが3日目までに死亡。死んだニワトリの血液を調べると、全身でウイルスが増殖しており、強毒性と確かめられた。遺伝子解析により、中国で流行するウイルスと近縁であることがわかった。

 海外からの肉類の持ち込みは家畜伝染病予防法に基づき、検査証明書がない限り認められていないが、日本で生活する人が帰省した際に本国から持ち帰ったり、土産で持ち込まれたりすることがあるという。さらに日本は現在、中国やベトナム、台湾など鳥インフルの発生が報告される国・地域からの家禽の肉、卵などの輸入を停止している。

 大槻公一・京都産業大学鳥インフルエンザ研究センター長によると、国内で流行する鳥インフルエンザは渡り鳥によって運ばれると考えられており、「携行品で持ち込まれる可能性は想定されていない」と指摘。持ち込まれた肉が屋外に捨てられ、野鳥が触れたり、生肉に触れた人が農場や動物園に行ったりして感染が広がる恐れがあるという。

 一方、海外から渡航者は急増しており、検疫所で没収された畜産物は、中国からを中心に15年は約6万2700件(約83トン)に上り、11年と比べほぼ倍増した。調査にあたった北大の迫田義博教授(ウイルス学)は「すべてを検疫で見つけるのは難しく、今回見つかったのは氷山の一角とみられる。季節に限らず常に持ち込まれているという前提で、防疫対策を進める必要がある」と言う。

 大槻さんは「東京五輪に向けて訪日客が増えることが予想されており、水際対策は重要性を増している。厳しい手荷物検査や探知犬の拡充など検疫を徹底すべきだ」と話している。}

 管理人コメント:信じられない話である。食べたら感染する可能性、そして重症肺炎で死亡の危険性。生家きん市場で購入、または自分で処理した生肉を持ち込むことは厳正に禁止されている。危険この上ないが、中国内では自ら処分した鶏の生肉、または生家きん市場で処分された生肉を持ち帰り、家庭で調理する例が多い。中国政府は生肉販売を禁止し、冷凍肉販売に切り替えている。


 12日

 パンデミックの脅威は高まっている

Avian influenza global spread raises concern for next human - ABC ABC Online  (オーストラリア) 世界中で流行する鳥インフルエンザの状況は次のパンデミックの危険性を予知している

A global pandemic could kill more people than nuclear war, former VP candidate Lieberman warns CNBC  (米国) 世界的パンデミックは核戦争以上に多数の人々を殺す可能性がある:先の米国副大統領候補、リバーマンが警告

Bill Gates: Bioterrorism could kill more than nuclear war — but no one is ready to deal with it  The Washington Post (米国) ビル・ゲイツ:バイオテロは核戦争以上に人を殺すだろう、しかしどの国もそれに対する準備をしていない

 ミュンヘン安全保障会議(Munich Security Conference )におけるビル・ゲイツの講演。
 パンデミックを起こす病原体が、自然発生するか、テロリストが作製するかは別にして、各国政府が対策を講じなければ数千万人が世界で死亡するだろう。

Animal to Man, Fear of the Next Pandemic Pulitzer Center on Crisis Reporting  (国際) (病原体は)動物から人へ、次のパンデミックの恐れ


雪原に美しき舞 続く鳥インフル警戒 北海道 毎日新聞  

 {雪原のタンチョウが鳴き、美しく舞うと、カメラのシャッター音が一斉に響いた。北海道鶴居村の鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ。保護活動の一環で、タンチョウに給餌している同施設には冬の間、早朝から大勢の写真愛好家が訪れる。


 タンチョウは国の特別天然記念物で、「北海道の鳥」にも指定されている。一時は狩猟などで絶滅寸前になったが、60年以上続く保護活動で道内の生息数は約1800羽まで回復した。夏は道東の湿原で過ごし、冬は9割以上が釧路地域で越冬している。

 環境省が業務委託している大規模給餌場は同施設など3カ所。その一つである釧路市の阿寒国際ツルセンターでは今冬、生のウグイの給餌を中止した。オジロワシとウグイを奪い合う姿が写真愛好家や観光客に人気だったが、今冬は高病原性鳥インフルエンザが流行したことから、ほかの鳥と接触する餌を取りやめたのだ。

 自然環境で生きる個体を増やそうと、大規模給餌場は昨年度から越冬地の分散化に着手している。餌のデントコーンを年1割ずつ減らし、5年間で半減させる計画だ。道が今年1月に行った越冬分布調査では過去最多の17市町村で確認され、釧路地域の分布割合が前年比約4%減少した。環境省釧路自然環境事務所は「餌への依存を解消したい。鳥インフルなど感染症の集団感染防止の効果も期待したい」と指摘する。

 現場からは「餌が少なく、ツルが弱っている。弱ると病気にもかかりやすくなる」(阿寒国際ツルセンターの河瀬幸館長)という声も。釧路市動物園でツルを担当する松本文雄園長補佐は「分散化は必要だと思うが、自然の餌はそんなにあるわけではない。十勝や根室など昔の繁殖地域でも給餌場を設ける取り組みが必要だ」と指摘する。

 タンチョウは現在、湿原などに移動し始めており、給餌場に集まる数は徐々に減っている。鳥インフルの感染例はないものの、これからは渡り鳥が北帰行する季節になり、ほかの鳥と接触する可能性も高くなる。優雅に舞うツルを眺めながら、関係者の警戒はもうしばらく続く。}


 11日

Bird Flu Found in Tennessee Chicken Flock on Tyson-Contracted Farm U.S. News & World Report  (米国、国際) 

米国の巨大な食料企業であるTyson Foods Incと契約しているテネシーの養鶏場で鳥インフルエンザウイルスが検出され、農場の73500羽の家きんがウイルスが食料流通経路に拡大することを防止するために殺処分される。

 米国農業省によると高病原性H7亜型ウイルス(HPAI)が米国内の商業農場で検出されたのは初めてとされる。
 先の報告ではH7N9亜型ウイルスとされるが、遺伝子構造はアジアで流行しているウイルスとは異なり、北米で誕生したウイルスとされる。(8日)

China reports 26 H7N9 cases in one week Xinhua  (新華社、中国国営通信) 中国、1週間で26人のH7N9感染者が報告

 10日中国当局の発表によると、3月3日から9日までの1週間に中国本土では26人H7N9感染者が報告され、その中で3人の死亡例が含まれていた。
 国家保健生育計画委員会(The National Health and Family Planning Commission )ではこの3週間感染者数は低いレベルを維持しているとコメントしている。

 委員会ではさらに、流行発生の監視と、生家きん市場の停止、さらに消毒、検疫を強化しているとコメントしている。

 10日

 四川省で3例のH7N9感染者
Southwest China province reports 3 H7N9 cases Xinhua (新華社、中国国営通信) 中国南西部の省から3例のH7N9ウイルス感染者が報告

 中国南西部の四川省でH7N9ウイルスに感染した3例が報告されたが、1例は死亡例である。これで今年度の四川省では11例のH7N9感染者が報告され、死者数は6例となった。

 65歳女性と45歳男性は重体で、64歳男性は病院で死亡した。
 接触者は全て無症状とされる。


 9日
 8日

 韓国、H5N6とH5N8が家きん農場を襲う
韓国が鳥インフルで新たに5万羽処分、過去最悪の感染に  ロイター (国際、日本語版)

 [ソウル 8日 ロイター] - 韓国は、8日に鳥インフルエンザの感染が2件確認されたことから、新たに5万羽の家禽を殺処分した。これにより、昨年末に最初の感染が見つかってから今冬に行われた処分は、同国の全家禽中20%超に相当する3500万羽となった。
農林畜産食品省は声明を発表し、H5N6型鳥インフルエンザの感染がソウル北方の養鶏場で見つかり、さらにH5N8型の感染が韓国南西部のアヒル農場で見つかったと述べた。
一連の感染は過去最悪規模。ただ、1月末ごろから拡大が鈍ってきたもようという。

Hong Kong investigates imported H7N9 avian influenza, monitoring additional cases on Mainland Outbreak News Today  (国際) 香港、H7N9鳥インフルエンザ感染輸入例について調査中、さらに本土の感染例に関してモニター中

 感染者は76歳男性。3月3日に発熱、咳、痰が出現し、翌日個人クリニックを受診。3月5日にヤン・チャイ病院の救急センターを受診、同日入院となった。
 患者は隔離とさらなる検査のためにプリンセス・マーガレット病院へ移された。診断は肺炎であるが、現在重体となっている。

 調査の結果明らかになったことは、男性は福建省・福州市を2月11日から3月1日まで旅行していたこと、そしてその間生家きん市場を訪問していたことであった。
 患者と濃厚接触していた人々に、現在まで症状は出ていない。
 患者と香港で接触した人々に関しては追跡調査されている。

 今回の症例は今シーズン5例目の輸入例である。

 他に広西壮族自治区で6日に2例の感染者が報告されているが重体とされる。
 また本日貴州省が40歳男性の感染例を報告し、重慶市の病院から66歳の男性患者が報告された。

 中国本土におけるH7N9感染者数は増え続けており、昨年10月以降480例を超えている。

 管理人コメント:中国各地域から感染例が絶えず報告され、その内容が明らかにされていると別な意味で安心感がある。SARS(当初新型肺炎と言われた重症急性呼吸器症候群、2003年)の時は患者が多数出ていることが発表されず、感染者が香港に出てきてホテル内で多数の感染者を出したことで、中国内でSARSが流行していることが知られることになった。H7N9、日本国内で疑い例はこれまで何例か出ているのだろうか?発表がないから日本だけは別世界の感がある。SARSの際、世界的にSARSが話題になっても日本国内ではそれほど語られることはなく、台湾から感染者が入国していたことが分かったときは、すごいパニックを起こしたことが忘れられない。


 テネシーで北米で誕生したH7N9鳥インフルエンザウイルスが分離
North American-origin H7N9 isolated from Tennessee farm CIDRAP  (米国、ミネソタ大学感染症情報センター) 北米誕生のH7N9鳥インフルエンザウイルスがテネシーの農場で分離

 テネシーの農場で発生した鳥インフルエンザウイルスが、中国で流行しているH7N9とは異なる北米で誕生したH7N9鳥インフルエンザウイルスであることが米国農業省(USUDA)から発表された。高病原性である。

 8本全ての遺伝子内容が中国のウイルスとは異なっていることが当局から示され、中国で鳥と人に感染して多くの被害を出しているウイルスとは異なると強調されている。


 7日

 中国H7N9感染者数減少に転じた
第9週中国本土H7N9鳥インフルエンザ感染者数 香港保健省

 中国保健当局から香港保健庁(CHP)への報告内容 3月7日発表

 第9週(2月26日~3月4日、2017)

 新規報告数23例
 広東省6例、安徽省4例、広西壮族自治区4例、江蘇省3例、江西省2例、湖北省1例、湖南省1例、上海1例、浙江省1例。

 今シーズン(第5波)総感染者数477例
 2013年以降総感染者数1282例

 死亡者数30~40%


 北海道でまたオオハクチョウの死骸からH7N9ウイルス検出の可能性
浜中のハクチョウ 1羽から高病原性鳥インフル 北海道新聞

 {道と環境省は6日、釧路管内浜中町で2月22日に回収したオオハクチョウ1羽の死骸から、高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N6型)を検出したと発表した。道内の野鳥からH5N6型を検出したのは今季10例目。
 オオハクチョウは簡易検査で陰性、遺伝子検査で陽性となり、北大で確定検査した。道によると6日午後2時現在、回収場所周辺で野鳥の大量死などは確認されていない。半径10キロ以内に100羽以上を飼育する養鶏場はないが、100羽未満が3戸あり、道が監視強化を呼びかけた。
 同管内では、隣町の厚岸町で1月、オオハクチョウからH5N6型の検出が3件相次いだ。}
 

鳥インフルエンザウイルスの異常な拡大:地球環境変化が原因か? - 外岡立人(医学博士、前小樽市保健所長) BLOGOS

 管理人の3月初旬における考えがまとめられている。参考に。

 5日

China reports 21 more H7N9 avian influenza cases, 3 deaths Outbreak News Today  (米国) 中国、さらに21人のH7N9感染者と3人の死者を報告


H7N9 Bird Flu Cases On The Rise In China, CDC Working On Vaccine An F1 Blog  (米国) 中国におけるH7N9鳥インフルエンザ感染者増加を懸念し、米国CDCはワクチン製造に着手


Vietnam raises bird flu alert as China reports outbreaks SGGP  (ベトナム) ベトナム、中国の鳥インフルエンザ感染者と死者の増加に警戒


CDC Concerned by H7N9 Bird Flu's Sudden Spread in China NBCNews.com  (米国) CDC、中国でのH7N9感染者数の急増を懸念


 中国本土、H7N9感染者数は未だ多い
 香港保健庁、本土当局からのH7N9情報を発表  香港保健庁(CHP)

 中国H7N9鳥インフルエンザ感染者、2月24日から3月2日までの一週間で21人発生、うち死者(報告時死亡死者)3人。

 男性17例、女性4例、年齢構成 10~77歳、広東省6例、安徽省4例、江蘇省3例、他。全例の中で家きん、または生家きん市場内で環境接触が明確となっているのは18例。

 一方広東省内での生家きん市場の調査で、30%の市場でウイルスが陽性であり、検体の9.7%が陽性であった。
 
 管理人コメント;一週間の感染者数は未だ多い。死者数は報告時の数で、重体患者がその後死亡する事例が多いと思われるが、最終的死者数は報告時の数倍となる可能性。市場内の検体の1割がウイルスで汚染されている状況は、問題はしばらく解決されないことを意味する。


 4日


 H5N6ウイルス

 H5N6 outbreak in Greece is first outside of Asia  CIDRAP(米国、ミネソタ大学感染症情報センター)  アジア外で初のH5N6ウイルスがギリシャの家きんで検出

 2月6日にギリシャの放し飼い家きん農場で致死的鳥インフルエンザが発生し、当局はH5N8ウイルスと判断を誤って2月16日にOIEに報告した。
 しかしさらなる検査で昨日H5N6と確認された。人に感染する可能性ある当ウイルスが初めてアジア外で報告された。

 家きんにおけるH5N6ウイルス流行は2014年に中国、ラオス、およびベトナムで確認され、中国で17人に感染し10人が死亡した。

 その後アジア8ヶ国で家きんでの流行が報告されたが、ごく最近では日本、韓国、ミャンマー、台湾で報告されている。


 ワシントンポスト
米国CDC H7N9ウイルスを警戒、ワクチン製造急ぐ

Surge in human cases of deadly bird flu is prompting alarm . Washington Post  (米国) 中国、H7N9鳥インフルエンザ感染者数の急増は警鐘を鳴らし続けている

 {H7N9ウイルスはパンデミックを起こす危険性が高い}
 中国に於けるH7N9鳥インフルエンザウイルス感染者の急増は、世界中の医療保健門家の警戒感を高め続けている。
 現在このウイルスの流行の人の間における危険性は低いとされるが、専門家はウイルスの動態を厳重に監視することを求めている。
 理由は今シーズンの感染者数の増加と、ウイルスの変異が起きたことである。
 米国の専門家(CDC)は新興する全てのインフルエンザウイルスの中で、このH7N9ウイルスが変異して速やかに人人感染を起こし出したなら、もっともパンデミックを起こす危険なウイルスと警告している。
 ( Increase in Human Infections with Avian Influenza A(H7N9) Virus During the Fifth Epidemic — China, October 2016–February 2017--CDC:第5波における鳥インフルエンザH7N9の人への感染数増加--米国CDC)

 {感染者の多くは重体化、そして死亡する率が高い}
 CDCは予想される変異H7N9ウイルスを標的とするワクチンの製造を始めている。

 中国はWHOによると現在H7N9ウイルスとして最大の流行を経験している。昨年10月以来460例の感染者が確認されている。
 その三分の一は死亡している。このウイルスの人への感染は2013年に初めて確認された。

 しかしながらこの冬の流行で感染者数はこれまでの4回にわたる流行を超えている。今回の第5波における感染者数は、これまでの総感染者数の三分の一を超えている。
 ほとんどの感染例は家きんとの接触か、家きん市場内の汚染された環境でウイルス感染していると考えられている。
 CDCによると第4波までの感染者の88%は肺炎を起こし、68%は濃厚治療室(ICU)に収容され、41%は死亡した。

 {米国CDCは警戒感を強めている}
 「我々はこのウイルスに2013年気づき関心を持ち始めた。そして今、我々は感染者が増加していることに注目している」、とCDCのインフルエンザ部門の責任者であるダニエル・ジャーニガン(Daniel Jernigan)部長が電話取材で答えている。
 「今年度、ウイルスは強力になって流行している。そして感染者数はこれまでの全シーズンのそれを超えているが、今シーズンは未だ終わってはいない」

 付け加えるにウイルスは家きんに対して致死力を強めている。それは人に対する病原性がさらに強まっている可能性も示唆しているかも知れない。
 このウイルスから目を離すことはできない。
 ダニエル・ジャーニガン部長は以上のように語り、当局は厳重に事態の推移を監視しているようだ。

 {変異ウイルスが流行}
 3月1日、WHOはウイルスが継続的人人感染を起こす危険性は低いと説明し、感染の特性や致死率はこれまでと変わりはないとした。
 しかし、絶えず変異するのがインフルエンザウイルスの特性でもある、とWHOの世界インフルエンザ対策計画(WHO's global influenza program)の責任者であるウエンキン・ザン(Wenqing Zhang)部長がメディアに対する電話会見で語った。そして、それ故インフルエンザはいつも絶えず公衆衛生上の重要な脅威となっている、と追加した。
 新しく分かった事実としてH7N9ウイルスは遺伝子構造から2種類に分かれており、そのうちの一つが最近の流行の基となっていると、CDCは説明している。

 {米国で備蓄H7N9ワクチンは有効ではない可能性}
 この事実はすでに製造して備蓄している米国のH7N9ウイルスに対するワクチンが、新型H7N9ウイルスに十分な効果が期待できないことを意味している。

 {新型ウイルスに対するワクチンを準備中}
 現在CDCは新型ウイルスに効果を発揮できるワクチン製造のために、ワクチンメーカーに提供するウイルス株を準備しているという。
 新型ウイルスに対するワクチン製造には、製造期間と検査機関を合わせて数ヶ月要するが、その開始は6~7月にメーカーが季節性インフルエンザアクチン製造後に開始されるという。
 もしH7N9パンデミックが起きたとき、最初に対応する人々には現在備蓄しているパンデミックワクチンを使用するという。
 その後新型ワクチンが製造されるが、量は4千万接種量で、2000万人分となると、当局者は語っている


 管理人コメント:やはりポストは信頼性がある。先のWHOの発表を単にH7N9は現在心配ないと受け止め、小さな記事を国内の報道で見かけたが、ポストは世界の感染症研究所といえるCDCの責任者に直接意見を聞いている。管理人が考えてきた内容と変わらないが、ワクチン備蓄に関しては知らなかった。さすがワクチン製造技術(分離ウイルスからワクチンの基を生成する技術)が進歩した現在である。日本ではどうなのだろうか?国内報道機関はこの話題に触れたことがないし、一般社会も国内マスコミの情報による知識しかないから、それほど関心は抱いていないようだ。
 
 2日


 WHO、中国の鳥インフルエンザがパンデミックを起こす危険性は低い


鳥インフル、人へのリスク低いが警戒必要=WHO ロイター(国際、日本版)

[ロンドン 1日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)は、H7N9型鳥インフルエンザが中国で人から人へ感染するリスクは低いものの、人への感染が増加していることは懸念され、継続的な監視が必要との見解を示した。
また、欧州、アフリカ、アジアでH5型の流行が家禽と野鳥の間で拡大していることにも懸念が強まっており、人へのリスクは低いが注意が不可欠と述べた。
WHOの国際インフルエンザプログラムを担当する責任者は、電話会見で「常に変化することが、すべてのインフルエンザウイルスの特性だ。この特性により、インフルエンザは公衆の健康に対して執拗かつ重大な脅威となっている」と述べた。
 中国では現在、H7N9型の人への感染が第5波に入っている。このウイルスは、2013年に初めて人から検出された。


WHO: H7N9 antiviral resistance likely arose after treatment CIDRAP  (米国、ミネソタ大学感染症情報センター) WHO:H7N9耐性株は患者治療後に発生の可能性

 H7N9ウイルスがニューラミニダーゼ阻害薬のインフルエンザ薬(タミフル、リレンザなど)に耐性となるのは、患者の治療過程で変異して耐性株が患者の体内で増殖すると考えられる。

China's Bird Flu Surge Is a Low Epidemic Threat, WHO Says New York Times  (米国) 中国の鳥インフルエンザ急増はパンデミックの危険性を意味してない、WHO見解

 世界のインフルエンザ状況を論議する会議が各国から専門家がジュネーブに集まった。
 終了後電話会見がマスメディアとの間で行われた。

 中国のH7N9に関しては、その流行ピークが過ぎた可能性が指摘された一方、ウイルスが鳥に対して感染性を強めていることが示唆された。
 ウイルスの一般的性状は、人から初めて分離された2013年当時と大きな変化はないとされた。

 患者から分離されたH7N9ウイルスの7%がタミフルなどの抗インフルエンザ薬に耐性を示したが、それは個々の患者の治療過程で耐性株に変化したと考えられ、耐性株が鳥で流行していることではないとされた。


鳥インフル感染「ピークを越えた」 WHO 産経ニュース

 {世界保健機関(WHO)は1日、中国などで感染が広がっている鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)について「現在、人への感染は減っておりピークを越えたとみられる」との見解を明らかにした。WHO当局者が電話会見で述べた。

 突然変異で治療薬タミフルへの抵抗性を持つウイルスも確認されたが、当局者は「絶え間ない変異がインフルエンザウイルスの特徴」であり、過去と比較して数も多くないことから特に懸念していないとした。

 また、人から人への感染例も報告されておらず、現時点でそのリスクも低いと強調した。

 当局者によると、昨年10月以降、中国当局からWHOに検査で最終的に確認されたと報告があった感染者数は計460人。(共同)}

 管理人コメント:ピークを越えたという表現は妥当ではない。今回の第5波がパンデミックへ向かうか否かは初夏までには分からない。春先には感染者は減少するだろうとの勝手な解釈の元に、ピークを越えたと表現するのは危険である。内容も正しくはなく、現在は継続的人人感染は起きていないが、ウイルス変異は速いから厳重監視が今後も必要である、とWHOはコメントしている。またタミフルなどへの耐性株は人から分離された株で初めて最近確認されたことであり、以前から鳥から分離された株で耐性株が見つかっていたのとは少々解釈が変わる。現に台湾で発症した男性は初期に抗インフルエンザ薬を投与されていたにもかかわらず、重症化し、結果的にその後死亡した。この事実は国際報道されているが、日本では報じられていない。
 WHOの発表内容は国際的専門家のコメントもつけるべきである。WHOの専門家の意見や判断が正しい確率は必ずしも高くはないから。

WHO says bird flu outbreaks raise alarm, but human risks still low Reuters  (国際) WHO、鳥インフルエンザ流行は警戒すべき状況であるが、人に対する危険性は未だ低い

 The risk of sustained human-to-human transmission of H7N9 bird flu in China is low, the World Health Organization said on Wednesday, but a surge in human cases there is worrying and requires constant monitoring.
 中国におけるH7N9ウイルスの持続的人人感染が起きる危険性は低いが、感染者の急増は危惧すべきであり、継続的監視が必要である。
 WHO世界インフルエンザ対策計画のウエンギン・チャン(Wenqing Zhang)責任者が電話で語った。


 1日


Investigation urged as deadly H7N9 strain of bird flu shows signs of drug resistance South China Morning Post (香港) 致死的H7N9鳥インフルエンザウイルスが薬剤耐性を示していることに専門家達は警告

 中国ではH7N9インフルエンザの治療に未だ薬剤が効果的と考えられているが、新規に変異したウイルスについて薬剤感受性を急いでチェックする必要がある、と専門家達は警告している。

 最近広東省の2人の患者から分離されたH7N9ウイルスはタミフルが効果を示さなかった。
 専門家達はこの事実が即H7N9に対して抗ウイルス剤が無効であることを示しているとは言えないが、早急に新型変異株の薬剤感受性や他の病原性などを分析すべきとコメントしている。


Human cases of bird flu are surging, alarming public health officials STAT (米国) 人感染鳥インフルエンザが急増、公衆衛生当局は警告

 
 異常に感染者と死者数が増えている第5波。



 米国CDCの新規インフルエンザDr. Daniel Jernigan長官が以下のように語っている。 

“We’re concerned about the uncertainties here and the number of changes that are happening at this point. We are monitoring this closely,” Jernigan told STAT.”
  我々は現在不確定なことと、起きている多くの変化を懸念している。


An H7N9 bird flu patient being treated in a hospital in Wuhan, central China's Hubei province

 管理人コメント:このH7N9は変異を続けている。中国内の家きんに広がっているこのウイルス達は、いつ人への感染を弱めるのだろうか?それとも人類の破滅を考えているのだろうか?



2月

 中国のH7N9鳥インフルエンザ、低病原性から高病原性に変異した可能性
  家きんでは無症状(低病原性)、しかし人に対しては致死的感染症を引き起こす特性があったが、今回検出された変異で、感染した鳥を1週間前後で殺す致死的性格を持ち、さらに感染した人の4割を重篤な肺疾患(肺炎、サイトカインストーム)で死亡させる特性を維持、場合によっては感染しやすくなっている可能性も危惧される、鳥と人に対して危険なウイルスに変異した可能性が指摘されている。なお台湾で検出されたH7N9はタミフル耐性とされている。感染して潜伏期間中に日本国内に入ってくると厄介である(初期診断はたぶん遅れる)。発病者がスーパースプレッダーみたいな、大量にウイルスを排出する体質だったら、数人以上に感染が広がり、数人が死亡する。

 28日


  H7N9感染者数減少傾向に?
 第8週中国本土H7N9鳥インフルエンザ感染者数 (香港保健省)

 第8週( February 19, 2017 – February 25, 2017)
  H7N9感染者数は32人とやや減少した。第5波での総感染者数は454人となったが、2013年にH7N9ウイルスが人に感染し始めて以来最多数となっている。
 安徽省5例、広東省5例、江蘇省4例、浙江省4例、河南省3例、湖南省2例、江西省2例、四川省2例、福建省1例、他。


 26日


 H7N9ウイルス持続的人人感染発生の可能性、
中国は十分警戒すべき、WHO促す

 
ウイルスは割合が未だ低いが人人感染している:専門家達
中国内で今年に入ってから既に94人が死亡!!

WHO urges China to watch for sustained spread of H7N9 among humans South China Morning Post (香港) 中国はH7N9の持続的人人感染発生に十分警戒すべき、WHOが警告

 H7N9ウイルスは主に鳥から人に感染しているが、人人感染を起こし出していることに十分警戒すべきであるとWHO北京支部代表のベルンハルド・シュバルツレンダーが警告している。
 今年に入ってから2月23日までに中国本土で94人がウイルスで死亡している。
 
 また山東大学国際感染免疫施設のデービット・ケルビン長官も、中国当局にウイルスの人人感染発生に警戒すべきと語った。
 ケルビン長官は2015年に感染者から2医師が連続してウイルス感染した事例を昨年New. Engl. J. Medに発表しているが、ウイルスが変異し続けていて人人感染する能力を保有しだしていると主張している。
 また2013年には江蘇省CDCは感染男性の32歳娘が、家きんとの接触既往がないにも関わらず父親の発病6日後に発症した例を英国医師会雑誌(BMJ)に報告している.

 ケルビン長官は人人感染を起こしている割合は未だ低いが、我々は新規変異でさらにウイルスが人人感染を容易に起こし出すことに警戒しなければならないとコメントしている。

 また湖北省の武漢大学ウイルス研究施設のチェン・クアンジオ(Chen Quanjiao)氏は、ウイルスが人人感染する能力を弱いながらも保有していると語っている。

 一方、最近広東省で、ウイルスが鳥の間でも感染力が強まっていることが遺伝子上明らかにされている。

 管理人コメント:これまで2000例近い感染者が2013年以来発生している。しかし実際の数はその数倍はあるとする意見が専門家の間では多い。感染者の中には重症でなければ医療機関を受診しない例も多い。また軽症や無症状の感染者も存在する。
 明日,H7N9パンデミックが始まっても、即厳重なウイルス拡大防止体制を我々は取らなければならない。


Two more H7N9 human infections reported in China Xinhua  (中国、新華社) 中国、H7N9感染者2例が確認

 広西壮族自治区で60歳がウイルスに感染して死亡。(性別不明)。
 貴州省で51歳男性が肺炎で入院したがH7N9感染が確認された。家きんとの接触後発病したとされる。

 25日

 岐阜県でハヤブサがH5N6鳥インフルエンザで感染死疑い
各務原の野鳥から鳥インフル陽性反応 中日新聞

 {岐阜県は24日、同県各務原市で見つかった野鳥のハヤブサの死骸を簡易検査したところ、鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が出たと発表した。環境省の検査機関である鳥取大で、毒性の強い高病原性鳥インフルエンザかどうか確定検査をする。1週間~10日で結果が出る見通し。

 死骸は24日午前9時ごろ、各務原市鵜沼古市場町のマンション敷地内で住民が見つけた。環境省は、半径10キロ圏内を野鳥監視重点区域に指定。岐阜県の7市町、愛知県の5市町が含まれており、不審な死に方をした野鳥がいないか、両県の担当者が調べる。

 10キロ圏内には両県で養鶏農家が21戸(飼養羽数29万羽)ある。岐阜県の聞き取り調査では異常は確認されておらず、消毒を徹底するよう呼び掛けている。

 岐阜県内では今年1月、今回の発見場所から北西に約25キロの山県市の養鶏場の鶏から、高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出された。国内では今冬、21都道府県で野鳥の感染が確認されている。

 環境省によると、ハヤブサは国内に生息し、海外からの渡り鳥もいる。同省は、野鳥のうち鳥インフルエンザに最もかかりやすい「リスク種1」に分類している。}


 管理人コメント:ウイルスがどこに存在しているのか不明な状態で野鳥が死んでいるが、元々ウイルス感染した状態で渡ってきたとは思えないから(H5N6ウイルスの病原性は高く、感染後衰弱、死までの期間はそんなに長くなないと考えられる)、野鳥の場合、いつもウイルス感染源が曖昧な状況である。ハヤブサはウイルス感染で衰弱した野鳥を捕捉して摂食している。
 鳥インフルエンザウイルスの感染源、感染経路は人のインフルエンザに似て単純に捉えることができない。
 ハヤブサの死骸が見つかった周辺に農場があると危険ではあるが、それと同時にその周辺で多くの野鳥がウイルス感染した可能性もある。野鳥はどこかに飛んでいったか、山の中で死んだ可能性もある。

 24日

 中国、国を挙げて生家きん市場の閉鎖に
China's premier urges poultry markets to shut as bird flu fears grow Reuters  (国際) 中国首相、鳥インフルエンザ拡大阻止のために生家きん市場の閉鎖を指示

 H7N9鳥インフルエンザ死者が増えている中、ウイルスがさらに高病原性株に変異した。
 1週間にわたる閣僚会議を主宰した首相は、各地域代表に生家きん市場の閉鎖を求めた。

China seeks to control H7N9 bird flu outbreak Xinhua  (中国国営通信新華社) 中国、H7N9鳥インフルエンザ対策の有効な方法を模索

 中国国務院は、H7N9鳥インフルエンザ流行を制御するために継続した対策を続ける努力を求めた。

 流行に関する情報を広く公開し、パニック発生をの防止するとともに、生家きん売買、輸送の監視を強化するように求めた。


中国首相が鳥インフル対策強化を指示 ヒトへの感染急増で  NHK

 {中国の李克強首相は、国内でH7N9型の鳥インフルエンザウイルスに感染する人が急増していることを受けて、鳥の飼育場の検疫や医療体制の強化とともに、正確な情報公開を徹底するよう関係機関に指示しました。

 中国では先月、南部や東部を中心に192人が、H7N9型の鳥インフルエンザウイルスに感染し、79人が死亡したほか、今月に入ってからも感染が増え、少なくともさらに8人が死亡しています。

 国営の新華社通信は23日夜、感染者の急増を受けて李克強首相が全国の衛生当局や自治体などに、対策を徹底するよう指示したと伝えました。具体的には、養鶏場など、鳥の飼育場の検疫や消毒を強化し、感染が確認された地域では、生きた鳥を扱う市場を速やかに閉鎖することや、感染者には十分な薬を供与するなど医療体制の強化を求めたとしています。

 また、正確な情報の国民への迅速な公開も指示していて、2003年に北京などで、新型肺炎「SARS」の感染が拡大した際、情報不足から不安をあおるようなデマが広がったことを教訓に、社会の混乱を防ぐ狙いもあると見られます。}


 管理人コメント:3年前から生家きん市場の閉鎖を求める専門家の声が出ていたが、家きん業界の反対でそれは十分実行されてこなかった。ここまで人の犠牲者が出ても、なかなか生家きん市場の閉鎖が一般社会の中で共通した考えとならない事は、今後ともこうした市場で生きた家きんを購入する習慣は続く可能性が高い。

Spain reports outbreak of highly contagious H5N8 bird flu virus in ducks Reuters  (国際) スペイン、カモ農場で高病原性H5N8鳥インフルエンザが流行

 スペイン北東部のカタローニャ地方のカモ農場でH5N8鳥インフルエンザが発生し、17000羽のカモを殺処分したことが当局から発表された。

South Korea confirms H5N8 bird flu outbreak at duck farm Reuters  (国際) 韓国、カモ農場でH5N8鳥インフルエンザの発生を確認

 韓国南西部の農場でH5N8鳥インフルエンザが発生し、23000羽近いカモが殺処分された。
 2月6日に南西部で同ウイルスが養鶏場で発生していた。

 同国では、別な株であるH5N6ウイルスで国の家きんの五分の一近くが既に犠牲になっている。

 管理人コメント:韓国と日本では昨年のシーズン(2016-2017)にH5N8が大流行し、多くの家きんが犠牲になっている。


 23日

 ベトナムでH5N1、H5N6が発生
6 bird flu outbreaks reported in Vietnam  Xinhua  (中国、新華社) ベトナムで鳥インフルエンザが6カ所で発生

 6地域で、H5N6、H5N1、高病原性鳥インフルエンザが農場で発生した。

 韓国でH5N8が発生
South Korea confirms H5N8 bird flu outbreak at duck farm Reuters  (国際) 韓国、今度はカモ農場でH5N8が発生

 今シーズンはH5N6鳥インフルエンザで全家きんの五分の二近くが消失した韓国で、今度は高病原性H5N8ウイルスが発生した。
 同ウイルスは昨シーズン韓国内で広く家きん農場に流行し、多くの家きんを失ったが、今シーズンは6月2日についでの農場での発生となっている。
 発生農場で23000羽のカモが殺処分された。

  中国のH7N9変異、人の世界へも未知なる脅威をもたらす
                  --パンデミックへの序曲

 Bird flu strain hitting China may be getting more dangerous New Scientist (国際) 中国で流行している鳥インフルエンザ株、より危険性ある性格を保有している可能性

 H7N9ウイルスが変異してきた。鳥にはほとんど症状を起こさない低病原性から、鳥に対して攻撃的な感染をし大多数の鳥を殺す高病原性に変わってきた。
 鳥には高病原性だけど、人への感染力には変化がないと考えられている。
 しかし鳥への感染力と病原性が増すと、中国内の家きん集団へ拡大する速度が高まる。
 結果的にその地域へ住む人々への感染頻度が高まって行く。

 H7N9変異は鳥だけに深刻な変異をもたらしたのではなく、人の世界へも未だ十分予知できていない深刻な変化をもたらす可能性が大きい。

 予防対策としてのワクチンはパンデミックには期待薄

  WHOはH7N9ウイルス8株をワクチン源として承認したが、中国は先週、その中の4株を用いて国の研究施設で作製したワクチンの臨床試験を開始した。
  しかし、もしワクチンの臨床試験が成功したとしても、発生する感染者に見合う量のワクチン製造は不可能であると、WHO当局者はコメントしている。
  それはインフルエンザ以外のパンデミック発生に際しても同じであるとも語っている。

 22日

パンデミック想定見直しへ多様化する鳥ウイルスインフル対策で政府検討 47NEWS

 {この冬、国内外で発生が相次ぐ鳥インフルエンザ。インフルエンザウイルスは変化しやすいため、人でのパンデミック(世界的大流行)につながるような変化の兆候はないか、慎重な監視が続く。一方、直近のパンデミック発生から8年近くが経過、警戒すべき鳥のウイルスも多様化するなど情勢は変化してきた。そうした中、日本のパンデミックの備えは現状のままでいいのかがクローズアップされつつある。
 
 ▽迅速な処分

 今冬の国内での鳥インフル(H5N6型)の拡大は昨年11月に始まった。九州、本州各地、北海道で野鳥の感染が続々に確認され、今年2月初旬には200件超に。養鶏場でも感染が見つかり鶏などの殺処分が行われたが、鳥インフルに詳しい河岡義裕東京大医科学研究所教授は「養鶏場での処置は非常に迅速だ」と対応を高く評価する。

 鳥インフルの封じ込めを急ぐのは、鶏などの被害を最小限にするためだけではない。まん延を放置するとウイルスが他の動物や人の体内に入る機会が増え、その結果、人から人に広がりやすいパンデミックウイルスに変化することが懸念されるからだ。

 世界でパンデミック対策が本格化したのは、1997年に香港でH5N1型の鳥インフルエンザウイルスが直接人に感染し、6人が死亡したのがきっかけ。H5N1型による死者はその後も続き、このままパンデミックになれば大変な事態になるとして、各国と並んで日本政府も2005年、最初の対策行動計画を策定。米国の推計モデルに基づき最大で約64万人が死亡するとの被害想定をまとめたほか、発生早期の接種を想定してH5N1型ウイルスからつくったワクチンの備蓄も進めてきた。

▽備蓄に疑問も

 しかし、09年に発生したパンデミックのウイルスは予想外のH1N1型。世界的に流行したが致死率は高くなかった。
 政府はその後もH5N1型のワクチン備蓄を継続。3年の有効期限が切れるたびに補充してきた。

 一方でH5N1型はアジア、中東など発生地域が広がるにつれウイルスの性質が多様化し、同じH5N1型でも、パンデミックを起こすウイルスによってはワクチンの効果があまり期待できない状況になってきた。

 その上、13年に中国で見つかったH7N9型ウイルスでも感染者や死者が増加するなど、人に感染するパンデミック要警戒ウイルスはH5N1型だけではない。抗ウイルス薬の備蓄も進んでいることから、昨年12月に開かれた内閣官房の新型インフル対策有識者会議の席では、科学者の委員から「(現在のワクチン備蓄のやり方を)やめるオプションもあると思う」との意見も出た。

▽複数条件で

 ワクチンに限らず、対策の前提であるパンデミックの被害想定は、10年以上前に作られた古いもの。「国内の医療の状況を反映していない」とも指摘されていた。

 そこで、前回のパンデミックの経験も踏まえ、被害想定見直しのための研究が動きだした。北海道大の西浦博教授(感染症疫学)を中心とする研究班は、さまざまな分野の専門家の予想や分析を基に、複数の条件を置いた被害シナリオを作成する予定で、年内にはこのテーマの議論が本格化しそうだ。

 厚生労働省の新型インフルエンザ対策小委員会の委員長を務める岡部信彦・川崎市健康安全研究所長は「審議会や有識者会議の議論はどちらかと言えば、ワクチンや薬の備蓄の量や方法といった各論に重きが置かれてきたが、情勢の変化を踏まえて、対策の在り方を総合的に再検討する時期が来ていると思う」と話している。}


 管理人コメント:妙に遅い反応であり、内容は正しいとしても、数年前の話のごとく、現在急ぐべき内容が論議されてない。それは関係者にも分かっていると思うが、国の対応、または責任部署の対応が緩慢なのだろうか?


China confirms high-path H7N9 in market poultry CIDRAP  (米国、ミネソタ大学感染症情報センター) 中国、生家きん市場の家きんでも高病原性H7N9ウイルスを確認

 H7N9鳥インフルエンザが高病原性に変化しつつあるとされる中、広東省の生家きん市場の家きんから高病原性型のウイルスが検出されたと、中国農業省が発表した。

China reports more severe form of bird flu, threat to poultry: WHO Reuters  (国際) 中国、変異型H7N9ウイルスを分離、家きんに対して高病原性型に変化:WHO発表

 広東省の患者2人から分離されたH7N9ウイルスが変異(ヘマグルチニン部位:HA)していて、同ウイルスが高病原性型に変わったことが示唆された。
 さらに分離ウイルスが家きんに接種され、高病原性感染を起こすことが確認された。

 しかしウイルスが高病原性に変異したことは、鳥に対してのみの話で、人に対しては性格は変わっていない(感染力や病原性)、とWHOはコメントしている。ウイルスが人人感染している事実はないことも付け加えている。

 ウイルス変異は、感染家きんの症状が出現することから、ウイルスの検出や制御が行いやすくなるとされる。

 しかしWHOの広報官は、この事実は広東省で分離された2検体に関しての話であり、類似報告は未だ他から出ていない、と語っている。


 UN health agency 'vigilant' about China bird flu outbreak Washington Post  (米国) 国連保健当局、中国の鳥インフルエンザ流行に警戒感を強める

 ジュネーブのWHOは、中国で流行しているH7N9鳥インフルエンザは持続的人人感染が起きていないが、感染鳥が何の症状も呈さないという謎のために警戒感を強めている。

 WHO広報官は中国のH7N9鳥インフルエンザ流行は2013年以来現在第5波に入っているが、第5波では少なくとも425例の感染者と73例の死者を出していると語った。中国当局では死者数は史上も最も多いとしている。
 広報官は第5波では少なくとも3件の限定的人人感染が起きていることを完全には除外できないとしている。

 中国政府は南部中央地域の生家きん市場の閉鎖を指示した。
 H7N9患者の多くは上海と香港の間の人口過密地域で発生している。

 管理人コメント:感染家きんが症状を呈するようになるとウイルスの存在が認識しやすくなる。感染家きんも人も重症化、そして致死率が非常に高くなると、以前に流行したH5N1鳥インフルエンザの動態に似てくる。H5N1の場合は世界的にその変異ウイルスが広がりパンデミックが発生することが世界的に危惧されたが、ウイルスはその後人への感染率を低下すると同時に、感染家きんが処分され続けたことから世界的には現在発生地域は減少している。


 21日

Vietnam reports H5N6 and H5N1 outbreaks as Europe battles more H5N8  CIDRAP (米国、ミネソタ大学感染症情報センター) ベトナム、H5N6とH5N1鳥インフルエンザが家きんの間で発生

 H5N6鳥インフルエンザが発生している国や地域は、中国、香港、日本、ミャンマー、韓国、台湾。


 中国H7N9感染者数、さらに増加
香港保健庁(CHP)発表、本土におけるH7N9感染者状況(本土保健当局からの通知)

 第7週報告が本土保健当局から通知された。

 この週は新規に67例の感染者が出た。報告時に死亡していたのは9例、他に重体例は15例。
 湖北省1人、浙江省10人、江蘇省9人、広東省7人、安徽省6人、湖南省6人、福建省5人、江西省5人、山東省2人、四川省2人、北京1人、広西壮族自治区1人、貴州省1人、雲南省1人。

 H7N9ウイルス感染者が見つかった2013年3月から2017年2月20日までに確認された感染者数は1227人。2016年11月から2017年2月20日までの合計感染者数は422人(中国本土のみ)。この数はシーズンとして既に史上最多となっている。


香港保健庁(CHP)、香港で分離されたH7N9ウイルスには遺伝子変異はないと声明  香港健康保護局(CHP)

    2017/2/20
 ” We noted the Guangdong Provincial Center for Disease Control and Prevention reporting differences in H7N9 viruses isolated from human cases. While we will closely monitor the virus activity, genetic analysis reveals that H7N9 viruses from human cases in Hong Kong have had no significant changes so far, nor has there been evidence of resistance to oseltamivir (Tamiflu). We will continue to liaise and share gene sequences with other health authorities by established arrangements," a spokesman for the CHP said.”

 香港で分離されたH7N9ウイルスに遺伝子変異は認められてなく、またタミフルに対する耐性も認められてない。

 管理人コメント:H7N9鳥インフルエンザウイルスには、既にいくつかの変異株が発生していて、株によって病原性が異なっている可能性がありそうだ。


Mutation of H7N9 bird flu strain found in Guangdong patients TODAYonline  (シンガポール) 広東省の患者から分離されたH7N9ウイルスが変異

 広東省の患者から分離されたウイルスに変異が見られ、専門家達はより家きんに危険なウイルスになるだろうと予知している。
 ウイルスは先月広東省の感染者から分離されたが、遺伝子変異について当局はWHOに報告した。

 中国CDCは変異でH7N9ウイルスは家きんにとってより危険性の高い性格を有したと予知しているが、人に対する危険性が大きくなった、または感染しやすくなったことはないとコメントしている。

H7N9 analyses hint at genetic mutations, drug resistance CIDRAP  (米国、ミネソタ大学感染症情報センター) H7N9ウイルス分析により、遺伝子変異と薬剤耐性が認められた

 昨日広東省CDCが感染者2人から分離したH7N9ウイルスが変異し、鳥に対して高病原性になったと発表した。

 一方、台湾CDCも1月に中国から台湾に戻った69歳男性から分離したH7N9ウイルスのヘマグルティニン(HA)に対する遺伝子が変異し、鳥に対して高病原性の性格を獲得していると発表した。しかしさらにニューラミニダーゼ(NA)蛋白に対する遺伝子も変異し、同蛋白に作用するタミフルやリレンザに対して耐性を獲得していることが示唆された。
 それを裏付けるように69歳男性は発病初期に投与された抗インフルエンザ薬が効果なく、速やかに重篤化していったようだ。

 管理人コメント:人に対する感染力が高まっていなければ良いが、抗インフルエンザ薬に自然耐性となっていることは衝撃的だ。


China's H7N9 bird flu mutates, no immediate added threat to human Xinhua (中国、新華社) 中国のH7N9ウイルスは変異している、しかしすぐには人への脅威はない

 南中国でH7N9ウイルスが変異し、より家きんに対して危険な株になったことが確かめられた。しかし人に対する危険性は変わっていない。中国のCDCが19日ウエブサイトで報じた。
 ウイルス変異は広東省で感染した2人から分離されたウイルスで確認された。
 広東省の農業局も家きんサンプル4検体で同様の変異を確認した。

 中国CDCを含む専門家達の協議結果では、変異ウイルスは現時点では人に対する感染性を増したとは言えないとしている。


 管理人コメント:従来のH7N9ウイルスは鳥に対して明確な症状を起こすことはなく、明らかに低病原性であった。感染して無症状ながらもウイルスは排泄物中から排出し、それは周辺の鳥や人に感染した。感染した人は重症化し、4割が死亡している。しかし今回検出された変異H7N9株は鳥に感染すると発病させ、1週間前後で死に至らしめる。明らかに高病原性に変異している。しかし人への感染性に関しては現時点では変化はないとされる。人における感染拡大も気になるが、中国の家きん産業にとって大問題になるウイルス変異である。


中国 H7N9型鳥インフル 新たに304人感染 | NHKニュース NHK

 WHO=世界保健機関は、中国で、先月中旬から今月にかけてH7N9型の鳥インフルエンザウイルスに感染した人が新たに304人報告されたと発表し、生きた鳥を扱う市場などにできるだけ近づかないことや、手洗いなどの対策を徹底するよう呼びかけています。

 WHOは20日、中国で感染の報告が相次いでいる、H7N9型の鳥インフルエンザウイルスの最新情報を発表しました。

 それによりますと、先月19日から今月14日までに、江蘇省や浙江省、それに上海や北京など10以上の都市や地域で、3歳から85歳までの合わせて304人が新たに感染し、このうち少なくとも36人が死亡し、84人に肺炎などの症状が確認されたということです。

 304人のうち144人については生きた鳥などとの接触がわかっていますが、11人は接触がはっきりと確認されず、残る149人についてはまだ調査中だとしています。

 WHOは現時点では「ヒトからヒトへの持続的な感染が起きているという証拠はない」として、渡航の制限などを求めていませんが、去年10月からの感染者の数は400人を超えたとしています。

 このため各国に対し、監視の徹底とともに、渡航者に対しても、感染が報告された地域で生きた鳥を扱う市場などにできるだけ近づかないことや、手洗いなどの対策を徹底するよう呼びかけています。


 広東省のH7N9ウイルスが変異。鳥に対して高病原性に。人への病原性はさらに高まる可能性も
Mutation of H7N9 bird flu strain found in Guangdong patients  South China Morning Post  (香港) 広東省の患者から分離されたH7N9ウイルスに変異が確認

 中国CDCはWHOに広東省の患者から先月分離されたH7N9鳥インフルエンザウイルスに変異が認められたと報告した。
 これまで低病原性で鳥で明らかな症状を呈さなかったが、広東省の患者2名から分離されたH7N9ウイルスは遺伝子変異を起こし、鳥に対して致死的感染を起こす可能性が高い。変異前はウイルスは呼吸器と消化器にしか感染しなかったが、変異後は全身の臓器に感染する。間S年下鳥はたぶん、1週間ほどで死ぬ可能性が高い。(香港大学イ・グアン教授コメント)。
 変異により鳥に致死的病原性を呈するようになった事は確かめられたが、それが人への病原性にどのように影響するかは不明。しかし鳥の間で感染力が増して行くと、人へ感染する率も高まって行く可能性がある。

 20日


中国の感染急増、抜本対策なく変異の恐れも 1月の感染確認は192人 産経ニュース

 中国南部を中心に鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)の感染者が急増している。1月の感染確認は単月としては過去最高の192人に達し、うち79人が死亡。一部の地域では、生きた鳥を扱う市場の閉鎖を進めるなどしているが、抜本的な対策は講じられていない。

 現在の感染ルートはほぼ全てが「鳥から人」。だが、感染者増に伴い、ウイルスが「人から人」に感染しやすい性質を持つ新型インフルエンザに変異する恐れは高まっている。新型インフルエンザ発生となれば、大多数の人が免疫を持たないため、世界的な大流行を引き起こす危険がある。

 H7N9型は2013年に中国当局が人への感染を世界で初めて確認。中国では昨年10月以降、16の省・自治区・直轄市で計約300人の感染が確認され、うち約100人が死亡した。(共同)


China Fights Spread of Deadly Avian Virus New York Times  (米国) 中国、致死的鳥インフルエンザウイルスとの戦い

 
A patient infected with the H7N9 flu virus was recently treated at a hospital in Wuhan, in China’s Hubei Province.
Credit Chinatopix, via Associated Press  湖北省、武漢の病院でH7N9感染者の治療

 最近数十人がH7N9鳥インフルエンザで死亡した中国では、その感染者の急増のためウイルス感染予防のための生家きん市場の閉鎖などの対策を強化している。
 17日保健当局は2月に入ってから77人の感染者と9人の死者が発生していることを報告しているが、先月は192人の感染者と79人の死者が出たと発表した。

 ほとんど全ての感染例は鳥に直接接触して感染したと考えられているが、専門家はウイルスがそのうち人の間で容易に感染するように変異することを危惧している。


 19日

 台湾でもH5N6鳥インフルエンザが家きん農場で多数発生
Taiwan culls 150000 poultry following bird flu outbreak across island South China Morning Post  (香港) 台湾、H5N6鳥インフルエンザ流行で15万羽の家きんを処分

 中国H7N9人用ワクチンの臨床試験に
China approves human trials of vaccine for deadly bird flu strain South China Morning Post  (香港) 中国、人用H7N9ワクチンの臨床試験に

 先の2年間。流行が小さかった事から商業的需要が望めなく、開発が遅れたと研究者は説明。
 感染者が急増している今年は社会的需要が高まっていることから、臨床試験が早まった。
 実用化には数年先と考えられる。


 18日


Bird flu strain taking a toll on humans  Science (国際) 人の重症感染を引き起こす鳥インフルエンザ株ー新たなパンデミック脅威

 2013年に発生した鳥インフルエンザのH7N9亜型株は、(昨年末から)突然中国全体に広がりだし、感染者数と死者数がスパイク状に急増している。
 先月だけで192人が発病し、79人が死亡した。今週、中国国家衛生生育計画委員会( China's National Health and Family Planning Commission)が発表した。

 人での感染例の急増は警鐘を鳴らす原因となる。香港大学の新興ウイルス疾患の世界的専門家であるグアン・イ(Guan Yi,)教授が語っている。
 # 「我々はこの100年間で最も大きなパンデミックの脅威に直面している」、と同氏は言う。
 "We are facing the largest pandemic threat in the last 100 years,"

 2017年1月16日WHO発表による情報では、H7N9によるこれまでの人類の被害は、検査で確認された感染者918例、そして死者が359例となっている。
 この高致死率にも関わらずH7N9ウイルスは、他の2種類のウイルス、H5N8とH5N6ほどには注目されてなかった。この2種類のウイルスは鳥類での拡大が速く、数百万羽の家きんを殺し、同時にウイルス拡大を抑えるために当局により殺処分されている。
 しかしこれまでH5N8ウイルスは明らかに人への感染実績はなく、H5N6ウイルスは14例の感染者と6例の死者を出しているだけである。
 (訳者注:H5N8とH5N6は多くの家きんを殺し、家きん業界に多大の損害を与えているが、H7N9ウイルスは家きんになんら被害をもたらしてこなかった。ただ人に感染すると致死的であるという性格を保有していることが特徴なだけだった。数百人の人々が感染死することと、家きん業界が大きなダメージを受けることを比較すると、現在の中国では後者の方が政府にとって重要だろう)。

 全てのH7N9ウイルス感染者は、中国本土でウイルスに暴露している。ウイルスの感染源は基本的には生家きん市場となっている。

 # H7N9ウイルスは他鳥インフルエンザウイルス遺伝子と再集合を起こしている

 H7N9ウイルスは国内で鶏やアヒルの間で感染を広げている数種類の鳥インフルエンザウイルスとの間で遺伝子組み換えを起こしていると、グアン教授のグループは研究発表している。

 # H5N1ウイルス以上にほ乳類に感染しやすい

 フェレットや豚での実験結果を見ると、H7N9ウイルスは、10年前にパンデミックの脅威を世界に与えたH5N1以上にほ乳類に感染しやすい性状を保有していた。

 H7N9感染者の中にはいくつかの複数以上の小集団感染がおきている可能性が指摘されてきた。しかし持続的な人人感染が起きている事実はない。WHOが先週発表した最近のH7N9流行状況の分析結果でそのように説明している。
 WHOのウイルス分析では、以前と特に大きな変化はなく、人への適合力(感染力)、病原性の程度などにも変化はないと、北京のWHO支所では、Scienceの質問にメールで答えてきた。

 それでもまだ厄介な謎がいくつかある。
 一つは、H7N9は人に感染すると重篤な症状を引き起こすが、家きんでは無症状か、おこしても軽い症状に過ぎない。
 このパターンを示した唯一の過去の事例は、1918年のスペインインフルエンザを引き起こしたH1N1ウイルスであると、グアンは語る。
 同インフルエンザは世界で5千万人から1億人の死者を出した。

 # 蘇る脅威

 H7N9ウイルスは2年間、比較的静かに感染を続けていた。しかし昨年末から感染者が突然急増した。
 新規のパンデミック・インフルエンザ発生の脅威がわき起こってきた。

 H7N9ウイルスに感染した家きんはほとんど症状を出さない故、ウイルスは密かに拡大し、人の感染者がでて初めて当局はウイルスの存在に気づく。
 どこにウイルスが存在するか決定するためには、生家きん市場で鶏や環境内でのウイルス検査をする必要がある。

 H7N9の人への感染様式には一定のパターンがある。夏場には感染者がゼロとなり、秋に入ると増えだし、1月にピークを迎える。
 昨秋始まった第5波では、当局はその開始(最初の感染者発生)が速いことと、突然の感染者数増加に注視した。2016年9月から12月までの間114例の感染者が確認された。報告書ではウイルスは以前よりも地理学的に拡大して検出されており、7省で計23郡となっている。

 「家きんにおけるウイルス淘汰が遅すぎる」、とグアン教授は言う。
 グアンが懸念していることは、ウイルスが国内の農場に拡大し、ウイルスの家きんに対する病原性が高まる方向に変異することを懸念している。
 中国の当局者は175000羽以上の家きんをこの冬に殺処分している。H7N9ウイルスや他の鳥インフルエンザウイルス拡大防止のためである。
 「さらなるH7N9ウイルスの拡大は当然人の感染者数を増して行く」、とグアンは警告している。

 # H7N9ウイルスは中国外に、家きん貿易や渡り鳥によって広がってゆくことが予想される。
 ウイルスが家きんに感染した報告は中国外から出ていない。
 しかしながら、警戒を継続する必要がある、とWHOの北京支所では警告している。


 17日

 中国、H7N9感染者数増加の一途


鳥インフル、中国で感染者急増 家禽市場の閉鎖相次ぐ CNN Japan

 {(CNN) 中国でH7N9型鳥インフルエンザの人への感染が急増し、各地で生きた家禽類を販売する市場が閉鎖されている。

中国国営新華社通信は、今年に入って少なくとも6省で人のH7N9型感染が報告されたと伝えた。

中国国家衛生家族計画委員会によると、人への感染は昨年12月から急増し、同月は106人の感染が確認され、20人が死亡した。今年1月の感染者は192人、死者は79人に増えている。

世界保健機関(WHO)中国支部も、1月はH7N9による死者が過去最多になったことを確認した。

中国衛生当局によれば、2月6~12日にかけては61人が鳥インフルエンザに感染し、うち7人が死亡した。

国営メディアによると、四川、湖南、浙江の各省など感染が確認された地域では、ウイルスの拡散を防ぐために生きた家禽類の取引を停止した。

感染者の数は、2015年12月~16年2月の間に確認された総数の4倍を超えている。16年1月の死者は5人にとどまっていた。

WHOでは考えられる原因として、今シーズンはインフルエンザの流行が始まるのが早く、家禽類の感染率が高まっていると指摘したが、確固とした結論は出せないとした。

ただ、ウイルスが制御不能な状態に陥っているわけではないとWHO担当者は述べ、「現時点で持続的な人から人への感染を裏付ける証拠はない」と説明。前年までと同様、感染者は家禽類と接触したことが分かっているといい、「今後も警戒を続ける」と話している。}


Hard to detect, China bird flu virus may be more widespread Reuters (国際) 中国:鳥インフルエンザウイルスの検出が困難故、ウイルスのさらなる拡大は続く可能性

 中国でこの冬に100人以上が感染死している鳥インフルエンザウイルス、H7N9は、家きん(鶏、ガチョウ)におけるウイルス検出が極めて困難なことから、今後さらに拡大してゆく可能性が大きいことを動物衛生専門家達が語っている。
 H7N9ウイルス感染した家きんは無症状か、症状があっても軽いことから、ウイルスの検出は農家や保健当局が家きん集団をランダムに検査することでのみ可能である。

 しかしウイルスは人に感染すると致死的である。


 雲南省で娘から母親が感染した疑い
China Focus: China steps up prevention of human H7N9 avian flu Xinhua (中国、国営通信新華社) 中国、人H7N9鳥インフルエンザ防止を強化

 中国南西部の雲南省で3歳女児の母親がH7N9鳥インフルエンザで死亡した。1週間前にこの3歳女児も同インフルエンザで死亡している。
 家族は1月21日に春節の祝いで東部の江西省に旅行した。そこで生きた家きんに接触した。

 似た悲劇は中国内の他の地域でも起こった。1月以来少なくとも269例の感染者が発生し、87例の死者が出ている。
 多くは長江デルタと珠江デルタ周辺で発生している。

 こうした状況に保健当局は感染防止と制御をさらに強化しだした。
 国家保健生育計画委員会(The National Health and Family Planning Commission )は、感染者発見、迅速な診断、重篤患者の治療などについて関係者のトレーニングを開始した。
 委員会はさらに感染者が出た地域の生家きん市場の閉鎖を指示した。

 広東省の省都である広州市は2月16日、今月末までの生家きん市場の閉鎖を指示している。

 浙江省では1月に35人の感染者と11人の死者が報告された。この3年間でもっとも多くの感染が起きている。
 同省が今月調査した生家きん市場におけるウイルス発見率は40%に上った。昨年9月には10%であった。田舎地帯の生家きん市場は閉鎖された。なお同省では2014年以後都市内での(生家きん)の販売は禁止されている。
 他の多くの地域でも生家きん売買が禁止された。
 
 16日、北京食品医薬品局(Beijing Food and Drug Administration)は4種類のワクチンの臨床試験が承認されたと発表した。

 管理人コメント:雲南省の母娘がH7N9ウイルスに感染死しているが、娘が死亡して1週後に母親も死亡している。娘からウイルスが母親に感染した疑いがある。家きんに接触して2人が同時に感染した可能性の方が低いと思われる。


H7N9 infections continue to climb in China  CIDRAP (米国、ミネソタ大学感染症情報センター) H7N9感染者数、増加の一途、中国

 昨年12月に始まった中国のH7N9感染者数の増加は未だ続いている。先週61例の新規患者が報告され、中国でH7N9感染者が報告された2013年以来、シーズン発生数が少なくとも419例となり、これまで最多であった第2波(2013-2014)の数を100例超えている。

 感染者は10省から報告されており、その半数は湖北省、浙江省、および江蘇省となっている。



CHP notified of human cases of avian influenza A(H7N9) in Mainland   香港保健庁(CHP) 中国本土に於けるH7N9人感染例報告

 香港保健庁(CHP)に中国本土当局からH7N9感染状況が2月16日に通知。

 61例の感染者と7例の死亡例。2月6日から12日までに記録。
 男性43例と女性18例。年齢は22から85歳。発症は1月6日から2月8日までの期間。
 
 湖北省11例、浙江省10例、江蘇省9例、広東省7例、安徽省6例、湖南省6例、福
建省5例、江西省5例、山東省1例、雲南省1例。

 感染者中25例は家きんとの接触既往あるが、35例は調査中。
  
  香港保健庁の広報官は次のようなコメントをだした。
 「中国本土での感染者数は昨年末から異常に増えていて、昨年11月以来419例となった。これまでにない感染者数で明らかに異常である。香港、マカオ、および台湾でも広東省で感染して入国後に発病している例が見つかっている。」
 また次のようにも語っている。
 「中国疾病制御予防センター(CDC)によると、約90%の感染者は家きんとの接触(最も多くは正家きん市場で)が報告されている。さらに家きん周辺の環境内がウイルスに汚染されているというデータもでている」

 管理人コメント:相当な勢いで中国本土のH7N9感染者が増えている。香港保健庁は中国本土における発生状況を厳重に監視しているが、香港市内での医療機関に対する啓発、入国者の体温チェックなどの監視体制を強化している。




Virulent bird flu strain spreads across Europe Asia Times  (アジア、国際) 感染力の強い鳥インフルエンザが欧州中に拡大

 H5N8鳥インフルエンザが欧州中に拡大している。鳥に対しては高病原性で感染力が血良く致死的感染を起こす。
 人に対してはこれまで感染した実績はない。

 Chinese poultry markets closed to stop spread of avian flu CNN  (米国) 中国、H7N9鳥インフルエンザ感染者増加のため家きん市場閉鎖へ

 H7N9鳥インフルエンザ感染者数が増加している地域の生家きん市場が閉鎖している。

 16日

 H5N8 (欧州)
Ninth case of bird flu confirmed in Ireland - Agriland Agriland  (アイルランド) アイルランドで9件目の鳥インフルエンザが確認

 渡り鳥の死骸からH5N8ウイルスの検出が相次ぐ。
 家きんの放し飼いは国、欧州当局から禁止されている。

More than 23000 chickens to be culled as bird flu found in Suffolk Telegraph.co.uk (英国) 英国、サフォークの農場で23000羽の鶏がH5N8鳥インフルエンザ発生により殺処分に

 英国で7例目の農場感染。


China Jan. bird flu deaths hit 79, most since at least 2013 Washington Post  (米国) 中国のH7N9死者数、1月に79人を記録、2013年の発生以来一月発生数として最多に

Spread of H7N9 Bird Flu Worries Officials in China NBCNews.com  (米国) H7N9鳥インフルエンザ感染死者が1月に79人発生したことから、中国当局は対策に懸念を表している。

China's Guangzhou has third of live poultry markets contaminated with bird flu, survey finds South China Morning Post(香港) 広州市の生家きん市場の三分の一がH7N9ウイルスで汚染

 1700万人の大都市広州市、交通の要所ともなっている。
 先月、広州市では3ヶ月間、月に3日間の全マーケットの閉鎖を指示した。

 15日

東京・足立区のカモから鳥インフル 都内で今シーズン初 NHK

 2月3日に足立区で見つかった渡り鳥のオナガガモの死骸からH5N6ウイルスが北大で検出。
 今シーズン都内で初の検出。

 管理人コメント:東京都周辺にH5N6ウイルス感染野鳥が存在し、死骸からウイルスが周辺に拡散している可能性が示唆。


香港保健省発表、中国本土人感染H7N9鳥インフルエンザ数  香港保健省(CHP)
 
第6週 February 5, 2017 – February 11, 2017

 中国当局からの報告数
   この1週間における報告数は53例、第5波(2016年11月以降)に於ける合計感染数355例、
   2013年以降における合計感染数1160例

 平均致死率40%

 管理人コメント:感染者数が週に53例と多い。第5波における合計感染者数は355例となっているが、これまで最多であった第2波における317例を既に大きく超えている。未報告例、軽症例、無症候例などの存在を考えると、ウイルス感染者数は相当数に上っていると考えられる。


中国 鳥インフルエンザで先月79人死亡 NHK

 {養鶏場などでの鳥インフルエンザの感染が世界で広がる中、中国政府は、先月1か月間に、中国全土でH7N9型の鳥インフルエンザの感染者が192人確認され、79人が死亡したと発表しました。他は略}

 管理人コメント:珍しくNHKが中国のH7N9鳥インフルエンザ感染者について発表した。それも早朝に。情報源は中国衛生当局発表とされるが、数値がどれだけ正しいのか、発表元が不明なためやや正確性に欠けるかも。香港政府発表では235人(中国当局からの通知)。NHKはなぜ先月の数値だけを発表したのか?これまでの全感染数はWHO発表の918人、そして者数は359人としていて致死率は4割近いと報告している。中国におけるH7N9感染者数と死者数は、発表元(各省が個別に発表、国家発表、香港保健省発表などで微妙に変わっている。)国内専門家(獣医学者)の説明も加えているが、H7N9鳥インフルエンザの特性として鳥は発病しないが、ウイルスは周辺にまき散らし、それは人に感染することが多いという重要な事実を伝えていない。潜伏期間があるから感染者が日本に入ってきた場合、最初は香港型インフルエンザと症状は変わらないが、その後急速に重症肺炎となり4割は死亡する。それ故中国からの入国者でのインフルエンザ様患者には十分注意すること、季節性インフルエンザとの鑑別が重要との記載を避けている。


 14日

 10年前の米国(ブッシュ政権下)でのパンデミック対策における問題
 State Pandemic Preparations Vary Widely KFMB, CA (米国、カリフォルニア) 各州のパンデミック・インフルエンザ対策整備

 現在の日本での対策どこまで進んでいる。


 13日


Some China cities close poultry markets amid bird flu fears ABC News  (米国) 中国で鳥インフルエンザ(H7N9)の恐れから数カ所の都市で家きん市場が閉鎖に

 今年に入ってから中国で二十人以上が死亡した鳥インフルエンザに住民がさらに感染することを予防するために、中国内数カ所の都市で家きん市場が一時的に閉鎖された。

Turkey farm in southern Taiwan hit hard by H5N6 Taiwan News  (台湾) 台湾、七面鳥農場でH5N6鳥インフルエンザが発生

 台湾台南市の農場で6日間にわたって七面鳥3000羽が死んだ。H5N6ウイルスによる感染死である。
 同ウイルスは人へも感染する可能性があるため従業員の健康調査が続けられている。

 先に台湾で初めて農場でH5N6鳥インフルエンザが東部の農場でカモで発生したが、同農場では3000羽以上のカモがH5N6ウイルスとH5N2ウイルスに感染した。


佐賀 江北町の鳥インフル 感染原因特定できず NHK

 { 今月、鳥インフルエンザウイルスが検出された、佐賀県江北町の養鶏場について、農林水産省が感染経路などを調べましたが、ウイルスを持ち込む可能性のある野生動物が侵入できる隙間などは見つからず、原因の特定には至りませんでした。

今月4日に鳥インフルエンザウイルスが検出された、佐賀県江北町の養鶏場について、農林水産省は現地に専門の調査チームを派遣して、感染経路などを調べました。

養鶏場からおよそ80メートル離れたところには比較的大きな池があり、オシドリなどが確認できたということです。

一方、小屋にはウイルスの侵入を防ぐために金網とロールカーテンが設置され、一部破損している部分があったものの、野鳥などの野生動物が侵入できる隙間などは見つからなかったということです。

このため、ウイルスがどこからどのように持ち込まれたかについて、原因の特定には至りませんでした。}

 管理人コメント:長時間かけて調査して、結果的にウイルス感染ルートが分からなかったでは、無駄な税金を使っただけでなく、今後の対策にも役立たない。野生動物がウイルスを持ち込んだという作業仮説は正しい推論?今後も佐賀の養鶏場へウイルスが入り込む可能性は否定できていない。


 12日

 最新のヒト鳥インフルエンザH7N9分析:WHO  2013年当時と大きな変化はない

Analysis of recent scientific information on avian influenza A(H7N9) virus  WHO  鳥インフルエンザA(H7N9)の最近の科学的分析結果

 報告の背景
  2016年10月以来A(H7N9)鳥インフルエンザに感染する人の数が中国で急増している。
 この報告はウイルスの科学的分析結果を提示している。

 最近の状況
  
  ウイルス感染動物の地理的分布

  中国では国内の動物のH7N9ウイルス感染状態を継続的にモニターしている。
  2016年12月以来の各地域における保健生育計画委員会(Chinese provincial Health and Family Planning Commissions )からの報告によると、広東省における生家きん市場での検体のウイルス保有率は9.4%、江蘇省では15.8%がH7亜型株が検出されたが大多数はH7N9株であった。

 低病原性であるH7N9ウイルスの検出は困難であり(感染鳥は無症状)、その国際的拡大状況の把握は難しい。今日まで同ウイルスが中国外の家きん飼育場で検出された報告はない。中国に隣接する国では監視体制を強化している。数カ国では中国から輸入した家きんでウイルスを検出している。

 人に於ける感染状態

  12月から1月にかけて突然感染者が増えているが、その傾向は毎年認められている。
  今シーズン、第5波ではウイルスの地域的拡大が見られている。
  家きんとの接触状況が確認されている地域では、感染者の大多数は家きん接触が原因と考えられている。
  第5波の報告例の中で3件の小集団感染がみられるが、これは従来の傾向と同じである。人人感染が限定的ではあるが起きている事が否定できない。
 これまでのところ、人の感染状況分析で、疫学的変化、持続的人人感染の発生、臨床的変化、感染症の予後に関して、以前の状況からの変化はないと考えられる。

 人集団における免疫状況

  2011~2013年に分析した一般人の血清抗体保有率はゼロ~無視しえる値であった。また家きん取扱業者では0~7%であった。2015~2016年に行われた家きん取り扱い業者では0.17%の陽性率であった。

 疾病の重篤性

  ほとんどの事例では高熱、咳、呼吸促迫、急速に進行する肺炎がみられる。重症者や死亡者は、妊婦、高齢者、慢性疾患保有者で多い。無症候性感染者や軽症者は検出されているが、詳細は十分認識されていない。


 ウイルス

  ウイルスは変異しつつあり、二つの系統に分かれている。
  the Yangtze River Delta lineage and the Pearl River Delta lineage
  
  多くの分離株は抗インフルエンザ薬に対する感受性を減じる遺伝子は保有していない。


 結論

  現在流行しているH7N9ウイルスは2013年に分離されたウイルスと大きな性状の違いはなく、発生しているインフルエンザの疾病特性にも変化はないと考えられる。



 11日

 広東省、生家きん市場の30%がウイルスで汚染
Big China city says many poultry markets infected with bird flu: media Reuters  (国際) 広東省広州市、生家きん市場の30%がH7N9鳥インフルエンザウイルスで汚染されていると発表

 広東省の省都である広州市が家きん市場を調査し、その30%がH7N9ウイルスで汚染されているとの調査結果を発表した。

21 H7N9 fatalities reported in E China province in Jan. - Xinhua  Xinhua  (中国) 東部中国で1月にH7N9で21人死亡

 1月に東部中国の江蘇省で49人がH7N9に感染し21人が死亡したことが江蘇省保健生育計画委員会から発表された。また昨年12月には54人の感染者と14人の死亡例が確認されたことも付け加えられた。

 管理人コメント:これらの数値は先に(下記)に中国当局から発表された分に含まれていると思われるが、そうなると12月に国内での感染者数106人中54人が江蘇省で発生ということになる。これが正しい数値なのか、それとも国がまとめて今回発表した分は江蘇省で発生した分を全て網羅しているか、やや疑わしい。
 いずれにしても江蘇省の発表分における致死率は、1月42%、12月26%と非常に高く、中国内の平均致死率40%に近い。
   
 H7N9感染者数が史上最多に。 WHO分析、ウイルス性状、感染源などに変化はないと
China now in its worst H7N9 avian flu season on record CIDRAP (米国、ミネソタ大学感染症情報センター) 中国、記録上最多のH7N9感染者が発生

 第5波となっている現在の中国のヒトH7N9鳥インフルエンザ感染者数は少なくとも347例以上となり、これまでの最大の感染者数を出した第2波(2013-2014年の冬期間)の319例を超えた。

 一方WHOが本日発表した現在の中国のH7N9鳥インフルエンザ流行を分析した結果、これまでの流行と本質的に差異はないとしている。(感染様式およびウイルスの性状)。
 WHOは現在の中国の感染者数の増加は、家きんや市場などの環境中にウイルスが多く存在するせいとしているが、今シーズンはインフルエンザ一般が早期から発生していることにも関係しているかも知れないとしている。

 10日


  中国H7N9感染者数、1週間で45人発生、合計感染者数史上最大に
    これは危険…


 中国H7N9感染者数、史上最大に 香港保健省

  香港保健省(The Centre for Health Protection (CHP) は10日、中国保健生育計画委員会から、1月30日から2月5日までの1週間に中国本土で発生したH7N9鳥インフルエンザ感染者数の報告を受けた。
 合計45人、男性31人、女性14人。年齢は27から83歳とされる。
 浙江省12例、江蘇省10例、安徽省6例、福建省5例、広東省4例、湖北省4例、江西省3例、四川省1例。
 15例は家きんとの接触が確認されているが、他の30例の感染源は調査中。
  また9日に雲南省で3歳女児が死亡したことが報告されているが、女児は家きんとの接触したことが確認されている。

  中国内における感染者の90%は家きんとの接触が感染原因とされるが、環境内のウイルス汚染率も高まっているとされる。

  今回の報告で中国本土における今シーズンのH7N9感染者数は347例となり、2013年春に初めて人の感染者が確認されて以来、シーズンで最大の数となった。(今シーズンは五度目のシーズン、第5波)。2016年11月6人、12月106人、2017年1月(1日から2月5日)235人。

 管理人コメント: 感染者数の増加は春節による休暇のせいもあるかも知れないが、それにしても多数の発生には当惑する。人人感染がどの程度起きつつあるのかが気になるが、かってのSARSのときのように、実はもっと感染者がいて人の間で感染が広がっていると情報が漏れ出ることはないのか気になる。死者数は発表されてないが致死率は40%前後であるから20人近い死者が出ているはずである。


 8日

 H5N6ウイルス感染鶏が中国からミャンマーに輸出。鶏は無症状。ウイルスが低病原性化

Myanmar confirms its first H5N6 outbreak CIDRAP  (米国、ミネソタ大学感染症情報センター) ミャンマーで初のH5N6鳥インフルエンザ発生、感染鳥は無症状

 ミャンマー政府はOIE(国際獣疫事務局)に本日中国から輸入した鶏でH5N6ウイルスを検出したと報告した。
 ミャンマーは中国でH7N9ウイルスが流行していることから、中国から輸入の家きんのウイルスチェックを強化している。
 今回輸入鶏のウイルスチェックでH5N6ウイルスが検出されたという。鶏は明らかに無症状で生家きん市場で売られていた。
 報告では中国から輸入されたカモでもウイルスが検出されたという。

 管理人コメント:
H5N6鳥インフルエンザは高病原性であり、野鳥や家きんに対しては感染死を起こす。しかし中国でのウイルスが鳥に対して何ら症状を起こさないとすると、鳥に対しては低病原性に変異していることを示唆する。これまで韓国や日本で流行している高病原性H5N6ウイルスとの間の遺伝子にどのような違いがあるのか分析が急がれる。中国ではH7N9ウイルスも鳥には低病原性であるが、人に感染すると致死率が高い危険なウイルスとなっている。ウイルスに対してワクチンが作られ、そのために鳥には低病原性ウイルスとなっているが、ウイルスは鳥から排出され続けている。それはウイルスは変異が起きやすく、結果的に人へ危険性あるウイルスに変わってゆく。中国から輸出される家きんは鳥インフルエンザウイルスも同時に輸出されていることに世界は警戒する必要がある。

 7日

 都内で鳥インフルエンザで感染死した渡り鳥が見つかる
都内で鳥インフルエンザ感染か 今季初のケース NHK

 { 東京・足立区で死んだ野生のカモを検査した結果、鳥インフルエンザに感染した疑いがあることがわかりました。感染が疑われるケースが都内で見つかったのは今シーズン初めてで、環境省は監視態勢を強化しています。

 環境省によりますと、今月3日、東京・足立区で野生のオナガガモが死んでいるのが見つかり、国立環境研究所が遺伝子検査を行ったところ、鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が出たということです。

 今シーズン、感染が疑われるケースが都内で見つかったのは初めてで、1週間程度でウイルスの有無について結果が出るということです。}

 管理人コメント:オナガガモは冬鳥で北方から越冬のため渡ってきた。


Czechs cull up to 20000 poultry as bird flu outbreak spreads Reuters  (国際) チェコ、鳥インフルエンザ拡大のため2万羽の家きんを処分に

 チェコ南部の農場でH5N8鳥インフルエンザ発生のため2万羽のカモや他の家きんが殺処分に。
 同農場の経営者が経営するもう一つの農場で先月6500羽のカモが殺処分されていた。


 鳥インフルエンザウイルス空気感染している可能性を専門家が示唆
Increase in bird flu outbreaks raises risk of human pandemic   Irish Examiner (アイルランド) (世界各地で起きている)多種類の鳥インフルエンザ流行は人におけるパンデミックを誘発する危険性が高まる
 
一部から重要部分を抜粋
 これはインフルエンザウイルスの自然史における基礎的変化が起きていることを示している。現れているウイルス株の種類やその発生地域に大きな変化が起きているが、それはこれまで予想できていなかったことだ。ミネソタ大学の米国の指導的公衆衛生学専門家のマイケル・オステルホルム教授(CIDRAP長官)がそのようにコメントしている。
 また同教授は野鳥から家きんへのウイルスの伝搬ルートとして以下のように説明している。
 同教授は鳥インフルエンザウイルスの感染様式には、鳥の排泄物によると考えられているが、他に空気感染(もaerosol transmission)も家畜小屋間で起きることもあり、いくつかの事例では遠くまで(many miles)空気感染で感染を広げているとコメントしている。


 管理人注:これはこれまで日本国内で語られてこなかった!!
 致死的鳥インフルエンザの怖いポイントは変異により人に容易に感染するようになると、容易にパンデミックを起こすことである、と同教授は説明する。幸いにしていまだそのような変異株はこれまで出ていないが。
 これまでも同時期に2~3種類の鳥インフルエンザウイルスは出ていることはあったが、現在は少なくとも半ダース以上の種類(株)が世界中で流行している;H5N1、H5N2、H5N8、H7N8、(H5N6、H7N9)など。
 こうした鳥の間の多数のウイルス流行状況にOIE(世界獣疫事務局)は、世界的公衆衛生上の重大な問題であると表明し、WHO事務局長は今週”人の世界のパンデミックの予兆を見逃してはならないと警告した。


 6日


台湾でも野鳥の死骸からH5N6ウイルスが検出 Avian Flu Diary

 台湾CDCがガンの死骸からH5N6鳥インフルエンザウイルスが検出されたと発表。台湾では初の同ウイルス検出となる。同ウイルスは変異を続けている可能性が高く、家きんや野鳥の間で広がっている日本や韓国では今のところ人での感染例は報告されていないが、台湾CDCは警戒感を強めている。

韓国各地で鳥インフル猛威 首都では移動制限できず“野放し” 口蹄疫も…  産経ニュース

 H5N6鳥インフルエンザが国内各地で大発生。
 処分前の鶏が市場に出荷。
 口蹄疫も発生

 政府の対策遅れに国内では批判が強まっている。

 5日

 続報
台湾H7N9感染男性事例、中国の職場で接触していた2人が急性上気道炎症状を呈した

Confirmed: Avian influenza infects first Taiwan national of the year China Post  (台湾) 確認:今年度初、台湾人のH7N9感染確認

 前略

 台湾CDCは男性と接触のあった108人について追跡調査を行っているが、その中に中国の職場で一緒にいた6人も含まれている。
 6人中2人は呼吸器症状を呈していたが治療により回復した。2人の家族メンバーには何ら症状は見られなかった。

 後略

Year's first H7N9 avian influenza case confirmed Taipei Times  (台湾) 今年度初のH7N9鳥インフルエンザ感染者が確認、台湾

 中国ではインフルエンザシーズンがピークなので、本土へ旅行する場合は絶対家きんに接触しないようにと、台湾CDCでは旅行客へ注意を求めている。

 先月本土から帰国した69歳男性がH7N9ウイルスに感染していることが確認された。
 男性は広東省の陽江市に昨年9月から滞在し、先月の旧正月に台湾に戻った。
 しかし台湾へマカオ経由で帰国する前、1月23日に発熱と呼吸器症状を呈しだした。

 1月25日に男性は台湾の高雄国際空港に到着したが、発熱を指摘され医療機関へ行くようにCDC隔離ステーションで言われた。
 訪れた医療機関ではA型H3N2インフルエンザを疑われたが、検査は全て陰性だった。男性は抗インフルエンザ薬を投与され安静にしているように医師に伝えられた。
 しかしながら男性の発熱は続き、1月29日には咳と呼吸困難がでてきた。
 男性は肺炎を疑われ2月1日にICUに収容された。
 男性から検体がCDCに送られ、CDCは男性がH7N9ウイルスに感染している事を確認した。

 「H7N9ウイルスは通常鳥からヒトへ感染するが、初期症状は通常のインフルエンザと変わらないが、1週間後には状態は急速に悪化してゆき、深刻な肺炎へ進展する。致死率は30から40%である」、このようにCDCではコメントしている。
 患者は未だICUに収容されているとされ、さらに調査で中国の職場で男性の同業者2人が急性上気道炎症状を呈していたが治療で回復したとされる。
 また男性の2人の親戚は鳥インフルエンザ症状を呈してなかったという。CDCは最近男性と接触した108人の健康状態をフォローしている。


 管理人コメント:昨日のTaiwan News の内容と若干異なるが、中国の職場で接触した2人の症状は急性上気道炎様とされ、H7N9が感染したのか否かは判断不能。それら2人は検査を受けていたのか?H7N9軽症例か、または無症候性感染に近い状態だったのか、それとも単なる風邪だったのかは検査でしか鑑別できない。
  いずれにしても中国人旅行客がインフルエンザ様症状を呈しているとき、日本の医療機関はH7N9も鑑別診断に入れる必要がある。今回の患者の経過を見ると抗インフルエンザ薬の投与は本格的症状の発現を抑えられなかったと考えられる。


佐賀県で鳥インフル=今冬10件目 時事通信

 {佐賀県は4日、江北町の養鶏場で死んでいた鶏から、毒性の強いH5型の高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されたと発表した。国内の農場で感染が確認されたのは今冬10件目。
 県は感染拡大を防ぐため、同じ会社が営む1キロ離れた別の養鶏場も含め、飼育されている6万9000羽全ての殺処分を始めた。5日中に完了する見通しだ。}

佐賀で鳥インフル 6万9000羽殺処分へ 日本経済新聞

 {佐賀県江北町の養鶏場で大量の鶏が死んでいるのが見つかり、県は4日、遺伝子検査を実施した結果、高病原性鳥インフルエンザウイルスの感染を確認したと発表した。この養鶏農家が飼育する約6万9千羽の殺処分を始めた。}


 4日

 佐賀県、H5N6鳥インフルエンザが養鶏場で発生した可能性
佐賀の養鶏場で鳥インフル 簡易検査で陽性、高病原性か  産経ニュース

 佐賀県は4日、同県江北町の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザの感染が疑われる事例が発生したと発表した。簡易検査で陽性と判明したため、現在、遺伝子検査を実施している。県は対策本部を設置し、感染が確定すれば殺処分を始める。


 中国本土旅行でH7N9に感染した台湾高雄の男性から中国人4人が感染したとの情報
Kaohsiung man diagnosed with H7N9 after China trip Taiwan News  (台湾) 台湾、髙雄の男性が中国旅行でH7N9鳥インフルエンザに感染

 台湾CDCは中国旅行から戻りH7N9鳥インフルエンザを発症した高雄市の69歳男性と接触した108名の人々を探している。

 男性は広東省に1月下旬に、仕事で滞在していたときに感染したと伝えられている。
 発熱などの症状が出た後男性は医師の診察を受けたが、1月25日に台湾へ戻った。
 翌日受診した地域の病院では男性が無熱であることを確認し、抗生物質を投与して自宅で様子を見るように伝えたとされる。
 
 1月29日、男性は再び熱発し、咳も出始め、さらに呼吸困難の状態となった。
 受診した第二の病院では肺炎と診断したが、新しい検査で最終的にH7N9に感染していると2月1日に診断した。
 患者はその後意識障害を呈しICUに収容されたと、台湾CDCは発表した。
 男性は今年度台湾で輸入H7N9感染者として初である。

 中国で男性と接触した6人が追跡調査されたが、4人が明らかな症状を呈していたが回復した。2人は無症状であったとCDCはコメントしている。
 {Six people in China who had contact with the man had been traced, with four of them having recovered from apparent symptoms and two others not having shown any health problems at all, the CDC said.}

 台湾ではこれまで4年間(H7N9感染者が中国で最初に見つかって以後)、本土で感染し帰国後発病した輸入感染症は5例であるが、致死率は30~40%と非常に高くCDCでは警戒するようにコメントしている。

 管理人コメント:男性と接触した中国人4人が感染したとの内容が伝えられているが、本当なら人人感染が起きたことを意味する。重大な事実となるが、もう一つの報道ではそうした記載がない。
 Taiwan reports year's first H7N9 case of human infection Focus Taiwan News Channel


 中国H7N9感染者数史上最大数となる可能性
CHP notified of human cases of avian influenza A(H7N9) in Mainland  (香港保健省CHP) 香港保健省、本土でのH7N9感染者数に関して本土当局から通知

 1月16日~29日の間、57人の感染者(9例の死者を含む)が新たに追加された。
  昨年11月以来298人の感染者が本土で確認されている。

 3日

 欧州H5N8拡大の一途

First NI bird flu case found in County Derry wild swan BBC News  (英国) 北部アイルランドで初めてのH5N8鳥インフルエンザウイルスが野鳥の白鳥で検出

Portugal strengthens bird flu controls after case in wild bird Reuters (国際) ポルトガル、野鳥でH5N8ウイルスを発見したため、拡大予防対策を強化

Bird flu virus found in Belgium, steps taken to contain it - statement Reuters  (国際) ベルギーでもH5N8鳥インフルエンザウイルスが確認、対策強化が図れる

Hungary orders all poultry to be kept inside to contain bird flu Reuters UK (国際)ハンガリー政府、全ての家きんは屋内飼育へと通達


 2日

 今年の鳥インフルエンザ発生状況は明らかに異常
  これほど多種類のウイルスが世界各地で鳥やヒトに感染拡大した歴史はない

 WHOもヒトでのインフルエンザ・パンデミックへの発展に強い警戒感

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 出典元:Avian Flu Diary

 1日


Cambodia reports outbreak of H5N1 bird flu in southeast | Reuters Reuters  (国際) カンボジア、南東部でH5N1鳥インフルエンザが発生

 OIE発表
 裏庭飼育の家きん68羽がH5N1ウイルスに感染して死んだ。拡大対策のために322羽が殺処分

 管理人コメント:未だ事の地域にはH5N1鳥インフルエンザの発生が続いている。時々子供達への感染が起きていたが、最近は報告はない。

1月


 31日

More Cases of Human Bird Flu in China Have Experts Worried Modern Farmer  (国際) 中国におけるヒト鳥インフルエンザの増加を専門家達は警戒

 さらなる中国のヒト鳥インフルエンザの増加が先週確認され、さらに他の様々の鳥インフルエンザウイルスが欧州、アフリカ、及びアジアで家きん産業に大混乱を起こしている。
 これらの状況がパンデミックの予兆であるかも知れない、WHOは懸念している。
 {More cases of human bird flu in China were confirmed last week while a variety of subtypes continue to wreak havoc on the poultry industry in Europe, Africa, and Asia. The confluence of these events has the World Health Organization on high alert with worries that a pandemic may be waiting in the wings.}


Recent upsurge of A(H7N9) cases in China, updated ECDC rapid risk assessment Outbreak News Today  (国際)中国に於ける最近のH7N9ウイルス感染者の急激な増加は危険な予兆、欧州CDCリスク評価を更新

 今シーズン第5波となる中国のH7N9鳥インフルエンザの人に於ける流行は、2014年-2015年、及び2015年-2016年シーズンの感染者数を既に上回っている。
 現在の感染者の大部分は感染家きんとの接触、または(ウイルスで)汚染された環境、そこには生家きん市場も含まれているが、そうした状況下で感染している。
 人が感染している地域の環境でウイルスが検出されている。

 EUの人々にとって最も危険な状況は、中国を旅行してウイルス汚染地域でウイルス感染することである。
 家きんへの直接的接触、生家きん市場への訪問、または裏庭で家きんを飼育している農場の訪問である。

 感染地域を旅行し、帰国10日以内に発熱や呼吸器症状を呈した帰国者は医療機関を受診し、旅行歴を告げ、迅速な検査を受ける必要がある。


   欧州で広がる各種鳥インフルエンザ
 
Jan 30 OIE report on H5N8 in Macedonia
Jan 27 OIE report on H5N8 in Uganda
Jan 27 OIE report on H5N9 in France
Jan 27 OIE report on H5N2 in France
Jan 27 OIE report on H5N1 in France
Jan 30 AFD post on H5N2 in Germany
Jan 27 OIE report on H5N5 in Greece

 管理人コメント:ウイルスがお互いに遺伝子を交換しあって、ウイルス変異が起きているのだろう。 人にパンデミックを起こすウイルスの出現は時間の問題なのかも知れない。専門家達は”inevitable(必ず起きる”と以前から表現している。


鳥インフルエンザ 小動物の侵入対策徹底を | NHKニュース  NHK

 {鳥インフルエンザウイルスは去年11月以降、これまでに全国の9つの農場で相次いで検出されて、いずれもH5N6型のウイルスが確認され、合わせておよそ131万羽が処分されています。
これを受けて農林水産省は、30日、現地で感染ルートなどを調べているチームや専門家が参加した会議を開き、今後の対策などについて意見を交わしました。会議の冒頭、農林水産省の今城健晴消費安全局長が「鳥インフルエンザが発生するリスクは高い状況にある。どういうルートで発生しているのかの解明が求められている」とあいさつしました。会議は非公開で行われ、感染ルートの検討が進められたほか、ねずみなど小型の野生動物の侵入を防ぐなどの予防策を徹底する必要があることを確認したということです。

出席した鳥取大学の伊藤壽啓教授は「これまでになく自然界のウイルス濃度が高まっている中で、侵入経路を遮断しきれないケースが出ている。念には念を入れて対策をしてほしい」と話しています。
農林水産省は、予防策の徹底を都道府県を通じて農家に呼びかけるとともに、感染ルートを究明し、夏までに最終的な報告書をまとめたいとしています}
 
管理人コメント:H5N6ウイルスが小動物に感染する事実は研究室レベルで確認されているのか?小動物の気道にH5N6ウイルスが適合するリセプターがある?


 30日


 中国H7N9鳥インフルエンザ感染者情報、公的情報が不明瞭
 いずれにしても史上最大の感染者と死者数がでている。
 春節期間中に感染者がさらに増えることをWHO等は懸念

 日本国内で多くの渡り鳥が死んでいるH5N6鳥インフルエンザ。
 人ではH3N2香港型インフルエンザウイルスが蔓延
 ウイルス遺伝子の再集合(組み換え)が懸念

 29日

宮崎の鳥インフル 穴から小動物侵入か NHK

 {今月、鳥インフルエンザウイルスが検出された宮崎県木城町の養鶏場について、国が調査した結果、小屋の天井や側面に小動物が侵入できる大きさの穴が見つかりました。農林水産省は、こうした穴から小動物が侵入し、ウイルスが持ち込まれた可能性があるとしています。
今月24日に鳥インフルエンザウイルスが検出された宮崎県木城町の養鶏場について、農林水産省は現地に専門の調査チームを派遣して感染経路などを調べました。

養鶏場では野鳥などの侵入を防ぐための金網などが設置されていましたが、ニワトリを飼育している小屋の天井や側面に小型の野生動物が侵入できる大きさの穴が複数見つかったということです。

また、養鶏場からおよそ300メートル離れたところには、カモなどが飛来する川が流れていたということです。こうした状況から農林水産省は、小屋の穴から侵入した小動物によって養鶏場にウイルスが持ち込まれた可能性があるとしています。}


 28日

 山林中にH5N6で死んだ野鳥の死骸
野鳥は高病原性鳥インフル 1羽確定、大分・宇佐 - 産経WEST 産経ニュース

 { 大分県は27日、同県宇佐市の山林で見つかった野鳥のノスリ1羽の死骸を鳥取大で確定検査した結果、高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N6型)が検出されたと発表した。周辺で野鳥や鶏の大量死は確認されていない。

 県によると、ノスリは12日に見つかり、遺伝子検査で鳥インフルエンザの陽性反応が出ていた。

 環境省は回収地点から半径10キロ圏内を野鳥監視重点区域に指定。野鳥緊急調査チームを近く派遣し、引き続き圏内を監視する。}

 管理人コメント:山林で死骸が見つかったというが、他の山林中にも(人が滅多に入らないような)にも多数見つかるのだろうか?となるとH5N6ウイルスは予想以上に国内に広がっているのかも知れない。


 彦根城のコハクチョウを隔離 滋賀で鳥インフル対策 京都新聞

 {滋賀県彦根市は27日、高病原性鳥インフルエンザ対策として、彦根城内の堀で飼育しているコハクチョウ2羽とコクチョウ2羽を捕獲して隔離した。また、コクチョウ3羽のうち1羽が雪のために小屋がつぶれ、死んでいたことが同日分かった。
  草津市内で死んでいるのが発見された野鳥から鳥インフルエンザウイルスが検知されたことを受け、放し飼い展示を原則中止するとした県からの通知に従った。隔離期間は2月下旬まで。
 職員が餌で鳥を呼び寄せたところを首をつかんだり、網で追い込み大きなたもで捕らえたりした。堀が結氷して舟が使えないため、残りのコハクチョウ2羽は28日以降に捕獲する予定。捕まえた4羽は、城内の作業所の敷地にテントを張り、横幕などで野鳥が入れないように完全に隔離して飼育する。
 市によると、彦根城のハクチョウは日本白鳥の会から1961年につがいが贈られ、コクチョウは親善都市の水戸市から80年に贈られたのが始まり。世代交代などで現在に至っている。}

27日

 世界中でパンデミックを危惧する声が高まっている


Avian Flu Outbreaks Raise Concerns About Possible Pandemic ABC News (米国)  (世界中での)鳥インフルエンザ流行はパンデミックを起こす危険性が懸念

 H5N8鳥インフルエンザが英国で発生し、5カ所目の発生地域となったが、同ウイルスは世界各地で家きんに感染して広がっている。
 容易に人に感染する変異で人の間でパンデミックを起こすことが懸念されている。

WHO warns on bird flu in China with millions on the move by plane, train and automobile CNBC  (米国) WHO警告:春節期間中に移動する大勢の中国人の間でH7N9鳥インフルエンザ感染が起きる可能性を警告

Proliferation of Bird Flu Outbreaks Raises Risk of Human Pandemic Scientific American (米国) 世界各地で発生している鳥インフルエンザ、人でのパンデミックを起こす危険性を高めている

 過去三ヶ月間、欧州、アフリカ、アジアで多数の鳥インフルエンザが発生している。
 鳥インフルエンザの地球上における拡大スピード、発生しているウイルス株の数の多さ、等、専門家達は人における流行発生の可能性を危惧している。

・中国におけるH7N9ウイルスの感染者の急激な増加
・欧州、アジア、北米などでの鳥インフルエンザの家きんにおける大流行
・米国、日本、東アジアにおける季節性インフルエンザH3N2の大流行-->鳥インフルエンザとの遺伝子交換


 26日

WHO Warns of Worrisome Bird Flu in China New York Times  (米国) WHO、中国の鳥インフルエンザ感染者増加に警告

 中国における鳥インフルエンザ感染死者の急増に対して、WHOは全ての国に対して家きん内での鳥インフルエンザ集団発生、および人での死亡事例が発生した場合、迅速に報告するように警告した。

 この冬数種類の鳥インフルエンザウイルス株が欧州とアジアで広がっている。その中で最も脅威的なのは中国で流行しているH7N9ウイルスであるが、それは2013年から毎年のように出現している。

 中国は昨年9月以来異常に多くのH7N9感染者を報告している。少なくとも225例を超えている。

 致死率は未だ感染者が入院し続けていることから明確ではないが、チャンWHO事務局長は最初にウイルスが人に感染し始めた2013年以来、中国では1000例以上の感染者が出ているとし、その致死率は39%としている。

 「全ての国は人の感染例は迅速に報告しなければならない。我々はパンデミック早期のシグナルを見逃すわけにはゆかない」 チャン事務局長はそのように語った。

 鳥インフルエンザの人への典型的感染は飼育者、販売者、ト殺業者、家きん料理者で見られる。
 しかしこれまで2例の人人感染が起きている可能性が指摘されている。
 一例は病院で治療中の父親を看病していた娘に感染、もう一例は治療中の患者の同室者への感染である。

 管理人コメント:人人感染は大量に発病者からウイルスが暴露された場合生じると考えられるが、ウイルスがより人に親和性を持ち出すと少量でも感染する。こうなるとパンデミックの始まりとなる。


 25日

コブハクチョウ5羽の死骸からも鳥インフル 兵庫・伊丹の昆陽池 - 産経 ...   産経ニュース

 {兵庫県は24日、同県伊丹市昆陽池の昆陽池で13~16日に見つかったコブハクチョウ5羽の死骸から高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N6亜型)が検出されたと発表した。13日に死んだコブハクチョウ1羽に続く高病原性の確認で計6羽となった。同市によると、池で飼育される25羽のうち24日までに20羽が死んでいる。}


鳥インフル検出の養鶏場で約17万羽を殺処分、140農場に区域外運び出し禁止 宮崎県 産経ニュース

 {宮崎県は25日、同県木城町の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されたことを受け、飼育する鶏計約16万8400羽を殺処分するなどの防疫措置を進めた。県は同日午前、JA関係者などを集めて県庁で緊急防疫会議を開き、感染拡大の防止に向けた取り組みを徹底する。

 県は家畜伝染病予防法に基づき、24日にこの養鶏場から半径3キロ圏内にある6農場の鶏や卵の移動を制限。半径3~10キロ圏は搬出制限区域とし、140農場に区域外への運び出しを禁じた。

 また発生農場の周辺や幹線道路沿いに車の消毒ポイントを約10カ所設置した。

 木城町の養鶏場では24日に大量の鶏が死んでいるのが見つかり、遺伝子検査で高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出された。}

 管理人コメント:この地区の養鶏場の鳥インフルエンザは、例年発生しているが、いつもと同じ予防措置で拡大が防止できるのか気になる。ウイルス粒子はどのように次の養鶏場に運ばれているのか?そこをブロックしない限り鳥インフルエンザウイルスの拡大は防ぐことはできない。ウイルス粒子がどの程度の数で感染が確立するのか?まさかノロウイルスのように数十個で感染が成立するとは思われないが、万が一そうであるなら、少数のウイルス粒子を含んだ粉塵のような小粒子まで人為的に捕捉はできない。
 他の野鳥の感染事例などを見ていると、鳥インフルエンザウイルスは、通常の人インフルエンザウイルスのように数十から数百万単位の粒子が感染に必要とされていないのではないか?逆に人に感染する場合は相当量の粒子が吸い込まれて感染が起きるようである。鳥インフルエンザウイルスに対する人の気道のリセプターう奥に少数しかないから、現在のウイルスならば大量を呼吸器内に吸い込まない限り感染が起きないと、管理人は考えている。


47NEWS > 共同ニュース > 宮崎の養鶏場で鳥インフル 高病原性と確認、木城町  47NEWS

 宮崎県は24日、同県木城町の養鶏場で大量の鶏が死んでいるのが見つかり、簡易検査の結果、鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が出たと発表した。その後の遺伝子検査の結果でH5型の高病原性鳥インフルエンザウイルスの感染が確認された。県は25日未明、計約16万8400羽の殺処分を始めた


 24日


 国内H5N6鳥インフルエンザ
  鳥インフルエンザ多発地域の宮崎県の養鶏場でついに発生
宮崎の養鶏場で鳥インフル疑い 簡易検査で陽性 朝日新聞

 {宮崎県は24日、木城町の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザに感染した疑いがある鶏が見つかったと発表した。簡易検査で陽性反応があったという。遺伝子検査などで詳しく調べる。
 県によると、24日午前11時半ごろ、死ぬ鶏が増えていると通報があり、立ち入り検査を実施。午後1時半に簡易検査をしたところ、A型鳥インフルエンザの陽性反応が出た。この養鶏場では約6万羽を飼育。隣接する関連養鶏場でも約10万羽を飼っているという。

 宮崎県では昨年12月にも川南町の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザが発生。約12万羽が殺処分された。}

 管理人コメント:いよいよ宮崎県の養鶏場でH5N6鳥インフルエンザが発生した模様。昨年はH5N8が発生し、大量の鶏が処分されていた。


 要警戒、パンデミック発生も視野に
WHO、鳥インフルエンザ感染が増加してきていることを警告 
   感染鳥、及び人の発見の強化を求める

   
 鳥インフル「世界大流行のシグナル見逃すな」  東洋経済オンライン

 {[ジュネーブ 23日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)は23日、野生の鳥や家禽(かきん)の鳥インフルエンザウイルスへの感染を注意深く観察し、人間に感染した場合は、迅速に報告するよう全ての加盟国に呼び掛けた。パンデミック(世界的大流行)の始まりを告げるシグナルである可能性があるという。

昨年11月以来、約40カ国で野生の鳥や家禽への高原性鳥インフルエンザウイルスの感染が確認され、大規模な殺処分が行われた国もある。中国では人へも感染し、死亡者も報告されている。

急速な感染拡大に加え、アジアと欧州では感染が拡大しているウイルスの型が違うことから、「WHOは非常に警戒」していると、WHOのチャン事務局長は執行理事会で語った。

チャン氏は、2009─10年のH1N1型の「緩い」流行の後、各国は感染に備えるようになったが、「全く十分ではない」と指摘した。

中国では昨年12月以降、H7N9型の人への感染が「突然急増」。チャン氏によると、持続的な人への感染拡大はこれまでに観察されていないが、限定的な人から人への感染は否定できないという。}


World must not miss early signals of any flu pandemic - WHO Reuters  (国際) WHO警告、インフルエンザ・パンデミックの早期のいかなる予兆も見逃さないように

 The World Health Organization called on all countries on Monday to monitor closely outbreaks of deadly avian influenza in birds and poultry and to report promptly any human cases that could signal the start of a flu pandemic.

As China's H7N9 total climbs, WHO's Chan warns of threat | CIDRAP CIDRAP  (米国、ミネソタ大学感染症情報センター) 中国内のH7N9鳥インフルエンザ感染者が増加していることから、チャンWHO事務局長がその脅威に対して警告

 1月に入って2週間でH7N9鳥インフルエンザ感染者が111人中国から報告されていること、また同時にH5N6鳥インフルエンザも野鳥や家きんの間で発生していて遺伝子再集合(遺伝子交換)の危険性もあることから、WHOのチャン事務局長は警戒するように発表した。


鳥インフルエンザ約40か国で新たに報告 WHOが警戒呼びかけ NHK

 {WHO=世界保健機関は、養鶏場などでの鳥インフルエンザウイルスの感染拡大が去年11月以降、世界の40近くの国で新たに報告されているとして、警戒を徹底するよう呼びかけています。
 WHOは23日、スイスのジュネーブで執行理事会を開き、チャン事務局長が声明を発表しました。
この中で鳥インフルエンザウイルスについて、「去年11月以降、40近くの国の養鶏場や野鳥などから高病原性のウイルスの新たな感染拡大が報告されている」と述べ、警戒すべき事態だと強調しました。

なかでも、アジアの養鶏場などから感染の報告が相次いでいるH5N6型のウイルスのなかには、これまで確認されたものとは遺伝情報が一部、異なるウイルスもあるということです。
 また、中国では2013年以降、H7N9型の鳥インフルエンザウイルスに感染する人が相次いで報告されていて、これまでに1000人以上の感染が確認されています。
なかには、限定的ながらヒトからヒトへの感染が否定できないケースもあるということで、チャン事務局長は、「兆候を見逃すことは許されない」と述べ、世界各国に対し、警戒を徹底するよう呼びかけています。}


WHO urges health authorities to step up bird flu reporting  Fox News  (米国) WHO、各国保健当局に鳥インフルエンザ感染者発見の強化を図るように求める

 WHOのチャン事務局長は、昨年11月以来世界40カ国前後の国で高病原性鳥インフルエンザが野鳥や家きんの間で発生している。
 急速に発生地域と一緒に複数のウイルス株が増えていることは、非常に危険な状況であり最大限の警戒を要する。チャン事務長はジュネーブで行われた理事会で、そのように語った。

 中国では人の間で、突然H7N9鳥インフルエンザ感染者が急増している。
 12月以降、WHOは2件の人人感染が発生した可能性を否定し得てない。しかし持続的感染はこれまでは人の間では起きていない。

Watch Out for Bird Flu, WHO Says NBCNews.com  (米国) WHO警告、鳥インフルエンザに警戒せよ

 WHOは全ての国が鳥に於ける鳥インフルエンザの発生を詳細に監視し、いかなる人の感染もWHOに速やかに報告することを求めた。それはインフルエンザ・パンデミックの予兆の可能性があるからだ。

 異なったインフルエンザ株がヨーロッパからアジアで広がり、感染国では大量の家きん殺処分が行われ、中国では感染者と死者が出ている。

 以下略

 23日

 中国、H7N9鳥インフルエンザ感染者数が激増
 香港保健局が市民に警報

CHP alerts public to increasing avian and seasonal influenza activity ... 7thSpace Interactive  (香港) 健康保護センター(香港行政府保健局)、鳥インフルエンザと季節性インフルエンザの増加に警報

 春節が近づいている中、鳥インフルエンザ感染者と季節性インフルエンザ感染者数が増加していることから、健康保護センター(The Centre for Health Protection (CHP))が市民に警戒報をだした。

 春節で旅行する場合(本土へ)、家きんとの接触、または家きん市場へ立ち寄ることは避けるように当局は呼びかけている。

 鳥インフルエンザ(H7N9)は昨年末以来感染者が激増してきている。本土の保健当局は昨年11月に6人12月に106人の感染者を確認している。2017年1月上半期に感染者はさらに111人確認された。今冬の感染者数の増加は昨年に比較すると異常に早い。

 隣の広東省では1月前半で11人の感染者と2人の死者が確認されている。また第一週での調査によると9.42%の家きん(市場内)がウイルスに感染していた。

 管理人コメント:中国内でのH7N9感染者数は激増しているようであるが、公式発表が不明確で、この香港政府発表の数はもっとも新しく、公的発表に近い。ここでの発表感染者数は、今シーズンの感染者数は既に223例を超えているようだ。NPO組織のFluTrackersは最近の感染者数の明確な把握ができなくなっており、数値の発表は中断されている。この香港保健省の発表の数値223例は、もしかすると今年度のH7N9感染者数が史上最多になる可能性を示している。
 季節性インフルエンザ(H3N2)も大きな流行となる可能性が指摘されており、鳥インフルエンザウイルスH7N9との間で遺伝子再集合を起こすことが懸念される。
                                 --->これは危険である!!


【鳥インフル】 北海道・厚岸町でオオハクチョウ陽性 半径10キロで3羽目  産経ニュース

 {北海道は22日、厚岸町の厚岸湖岸で回収したオオハクチョウ1羽の死骸を簡易検査した結果、鳥インフルエンザの陽性反応が出たと発表した。環境省が、北海道大で高病原性かどうかの確定検査を実施する。

 道によると、回収現場から半径10キロの厚岸町内では、15日と18日に計2羽のオオハクチョウから簡易検査で陽性反応が出ており、これで3羽目。引き続き周辺の野鳥の監視を続ける。}


 ワクチン接種済みの入居者と職員、インフルエンザ発症、入居者1人死亡
大分県の老人ホームでインフルエンザの集団感染 入居者が死亡 livedoor

 {大分県日田市の老人ホームで、インフルエンザの集団感染が発生し、肺炎を併発した87歳の女性の入所者が19日、亡くなっていた事が分かった。

 インフルエンザの集団感染が発生したのは、日田市の養護老人ホーム「延寿寮」。日田市と延寿寮によると今月12日から20日にかけて入所者9人と職員5人の計14人がインフルエンザに感染した。このうち、インフルエンザに感染していた87歳の女性の入所者が、19日に肺炎を併発し亡くなったという。
 延寿寮では、入所者、職員全員がインフルエンザの予防接種を受けていたという。延寿寮では、感染拡大を防ぐため施設内を消毒し、当分の間、面会や入所者の外出を禁止している。}


 22日  


 季節性インフルエンザで病院内集団感染、死者続出か
  ワクチン接種にも関わらずなぜ死亡したのか、原因究明と情報の公開が必要!
   
 ワクチン接種していたにも関わらず発病後1~2日で死亡とは、単にインフルエンザで死亡しましたとの発表だけでは済まされない!!死因を明確にすべき
入院中の高齢者が亡くなりました、との情報発表だけでは医学的に許されない

・高齢者にはワクチン無効、故に米国では4倍濃度ワクチンを採用、それでも無効かも
・短時間での死亡は急速な多臓器不全、心不全、対応遅延が考えられる



入院患者2人が死亡 集団感染 香川  毎日新聞

  香川県坂出市の私立五色台病院(280床)と香川県は21日、入院患者22人と職員8人がインフルエンザに集団感染し、70歳と64歳の男性患者がインフルエンザ肺炎で死亡したと発表した。
 発表によると、10日に60代の女性職員1人が発症。21日までに63~88歳の患者と、職員の計30人が次々と発症した。いずれもインフルエンザA型とみられる。70歳と64歳の男性はそれぞれ18日と20日に発症し、20日と21日に死亡した。現在も4人の患者が治療中で、1人は高熱が続いている。

 病院によると、病院にいる患者と職員のほぼ全員がインフルエンザの予防接種を受けていた。発症が判明し、病院は患者に病室からなるべく出ないよう呼びかけていたという。病院の佐藤仁院長は毎日新聞の取材に「申し訳ない気持ちでいっぱいだ。新たな感染を防ぐよう全力を挙げたい」と話した。

管理人コメント:今シーズンのワクチンが効果を発揮していないようだ。死者は発病後2日及び翌日に死亡している。これは通常のインフルエンザではあり得ないが、元々原疾患で重体だったのか、それとも感染インフルエンザで急激に多臓器不全を起こしたか、または安易に食事を与えて、嘔吐からの呼吸障害、窒息を起こしたのか、少々疑問である。


病院でインフル集団感染、2人死亡 入院患者と職員30人発症 香川・坂出 産経ニュース

 {香川県坂出市の医療法人社団五色会は21日、運営している五色台病院でインフルエンザの集団感染が発生し、入院していた男性患者2人が肺炎で死亡したと発表した。

 同病院によると、今月10日から21日にかけ、60~80代の入院患者22人と、20~60代の職員8人の計30人が相次ぎインフルエンザを発症。70歳の男性が20日に、64歳の男性が21日に死亡した。症状が続き治療を受けている患者4人はいずれも快方に向かっているという。

 佐藤仁院長は「亡くなられた患者の方とご遺族に申し訳ない。感染拡大を病院全体で防ぎたい」としている。}


 管理人コメント:入院患者のインフルエンザ感染死亡は明らかに医療機関側の医療ミス、過誤が原因の可能性がある。インフルエンザだったから死亡したのはやむ得ないという表現は、医学的または医療的に間違っている。入院時に院内でインフルエンザが流行した場合は、死亡する場合もありますとの誓約書を交わしていたとも思えない。


 季節性インフルエンザで3人死亡
インフルエンザ集団感染 入院患者3人死亡 愛媛新聞

 {松山市三番町5丁目の野本記念病院は17日、入院患者24人と職員の計34人がインフルエンザに集団感染し、うち患者3人が12~16日に死亡したと発表した。藤原康史院長は会見で、直接の死因は持病の悪化との認識を示し「心から冥福をお祈りする。再発しないよう一層の対策を講じる」と述べた。

 病院によると、入院患者で10日に1人、11日6人、12日13人、13日3人、14日1人の感染を確認。8日以降、看護師ら職員計10人も感染した。いずれもインフルエンザA型。

 死亡したのは肝不全の51歳男性と気管支ぜんそくの99歳女性、肺線維症の88歳女性。男性は11日に39・4度の発熱があり治療をしたが状態が悪化、12日に死亡した。}

 管理人コメントワクチン接種に関しては記載なし。他の院内集団感染の報道でも、ワクチン接種の状況が記載されている例は少ない。なぜ?多くの患者はワクチン接種していると思うが、その情報を報道が無関心からか記載しないのは問題。


中国、ローストダック販売の男性 鳥インフルで死亡 AFPBB News

【1月15日 AFP】中国・河南(Henan)省の永城(Yongcheng)市で、ローストダックの販売に携わっていた36歳の男性が鳥インフルエンザで死亡した。国営新華社(Xinhua)通信が14日、同省保健当局の情報として報じた。
 男性は沿岸部の浙江(Zhejiang)省でローストダックを販売していたが、昨年のクリスマス後に高熱とせきの症状で体調を崩し、1月に入ってから出身地の永城に帰郷したが11日に死亡したという。}

 
県内初の高病原性 びわ湖水鳥観察会を中止 /滋賀  毎日新聞

環境省と県は20日、草津市の民家の庭で見つかったオオバンの死骸から、遺伝子検査により高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N6型)が検出されたと発表した。県内の鳥から高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されたのは初めて。環境省は来週半ばに草津市に野鳥緊急調査チームを派遣し、監視を強化する。


加賀で鳥インフル、福井県も要警戒  福井新聞

 福井県は18日、石川県加賀市の「片野鴨池」で15日に発見された野鳥ヒシクイ1羽の死骸の遺伝子検査で、A型鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が出たと発表した。環境省から福井県に連絡が入った。同省はあわら市の北潟湖など福井県内を含む、片野鴨池から半径10キロ圏内を野鳥監視重点区域に指定した。重点区域の指定は県内で初めて。同日午後5時の時点で、福井県内で野鳥の大量死などの異常は確認されていない。

 ヒシクイは鳥取大で確定検査が行われ、早ければ1週間後の25日までに高病原性鳥インフルエンザウイルスの感染有無が判明する。

 21日


 岐阜県の鳥インフルエンザ感染養鶏場、感染ルートは明らかにできず
鳥インフル鶏舎に破損なし 農水省、岐阜の養鶏場調査 産経ニュース

 {農林水産省は20日、高病原性鳥インフルエンザが発生した岐阜県山県市の養鶏場を調査した結果、鶏舎は窓がない構造である上、野鳥など野生動物が侵入可能な大きな隙間や破損箇所は見つからなかったと発表した。今後さらに感染経路の究明を行う。

 養鶏場では、鶏舎の排水溝に野生動物の侵入を防ぐ鉄格子を設置していたほか、従業員は鶏舎の出入り口で専用の靴に履き替え、服や靴を消毒して中に入り、さらに専用の上着を着用するなどの対策を講じていたという。

 15日の調査時には養鶏場付近でスズメやキジバトが確認されたほか、約800メートル離れたため池にはカモ類が約30羽いた。

 農水省は「対策は講じられていたと考えられる」と指摘している。}

 管理人コメント:渡り鳥がウイルスを運んでいることは間違いはないが、運ばれたウイルスがどのように鶏に感染しているかは未だ想定の域を出ていない。

 高病原性鳥インフルエンザウイルスが、どの程度の量で家きんに感染するのか分かっているのだろうか?
 また空中に浮遊した乾燥した排泄物の小粒子に混じってウイルスが空気中に浮遊して、鶏舎などに入り込む可能性はないのだろうか。
 動物園で屋外で飼育されているコブハクチョウなどへは、渡り鳥からのウイルスがどのように感染しているのだろうか。周辺に渡り鳥の排泄物が多く散在しているとは思えない。
 ノロウイルスのごとく、ウイルス混在汚染物質が乾燥して空中に浮遊して、周辺に空気感染(airborne infevtion)を起し、しかも感染力が強いことから少量のウイルス粒子で感染が確立する、等と色々な仮説がありえるが。


 20日

 中国湖南省でH7N9鳥インフルエンザ感染者、さらに3例確認

 ・67歳男性 重体 家きんと接触
 ・75歳男性 死亡
 ・詳細不明
  
  今シーズンの感染者総数159例
 参照 FluTrackers

韓国、鳥インフルエンザで殺処分の鳥“日本の28倍”違いはどこに? Record China  

 {2017年1月19日、韓国・聯合ニュースによると、韓国が史上最悪の高病原性鳥インフルエンザ(鳥インフルエンザ)被害を出す中、日本は過去の口蹄疫発生などを契機に、しっかりとした防疫体系を整え、今回の鳥インフルエンザ被害を最小限に抑えた。

農林畜産食品部鳥インフルエンザ防疫制度改善支援タスクフォース(TF)が昨年12月25〜30日、日本の農林水産省、青森県、養鶏協会などを訪問調査し19日に発表した結果によると、日本は2001年の口蹄疫発生を契機に、防疫システム強化のため農林水産省が2004年、畜産業振興業務(畜産部)と防疫衛生業務(消費・安全局)を分離した。消費・安全局内の動物衛生課(45人)は防疫総括機能を担当し、動物薬・獣医免許などは畜水産安全管理課が担当している。防疫執行業務遂行には、農林水産省傘下に動物検疫所(416人)、動物衛生研究所(369人)、動物医薬品検査所(79人)など計864人を置いている。一方、韓国国内では畜産局内の防疫総括課と防疫管理課に22人、農食品部に所属する検疫本部に424人が勤務しているが、日本の半分にも満たない。

このような体制の違いもあり、日本は2016年11月28日に最初の農家から鳥インフルエンザ感染判定が出た後、今年1月15日までの殺処分は114万羽にとどまったが、韓国は2016年11月16日に鳥インフルエンザの疑いで初めて申告が受理されてから2カ月間で3203万羽が殺処分され、日本と比較し約28倍となる大きな差を見せた。

この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。

「これは国民性から来るものだ。国民は政府のせいにして、政府は渡り鳥のせいにする」
「今さらヘル朝鮮(自国を卑下する呼称)に何を望む」
「日本で数年生活してみたら分かる。韓国がどれだけいい加減な国であるかということを」
「日本人は何かにつけて几帳面だからな〜」

「韓国の公務員はちゃんと仕事をしているのか?公務員に支払う給料がもったいない」

「日本は危機対処の能力、マニュアルが韓国よりもはるかに体系的なんだろう」
「先進国と後進国の違い」
「殺処分数が28倍多いというより、日本より28年遅れていると言われているようだ」

「日本の人口は韓国の約2.5倍だから、飼育されている鶏も約2.5倍と仮定したら、殺処分の差は70倍くらいになる」
「いつも日本の悪口ばかり言ってないで、学ぶべきところは学ばなければならない」}


Chinese team posts analysis of early, sudden H7N9 spike  CIDRAP(米国ミネソタ大学感染症情報センター) 中国調査チーム、H7N9感染者の急増の分析

 今シーズン(第5波)のH7N9鳥インフルエンザ感染者の発生は早かったが、12月に入ってから106例の感染者が発生し、シーズン初期に急増した。(現在も続いている)。

 中国研究チームはその原因を分析し、Western Pacific Surveillance and Response Journal (WPSAR:WHO), に発表した。

 患者の急増は環境中の不衛生が原因とされ、生家きん市場内の検体調査でウイルス汚染率が広東省で9.4%、江蘇省で15.4%だった。
 遺伝子分析では、ほ乳類への適合性、抗インフルエンザ薬耐性は(見られず)初期のウイルスとの間に変化はなかった。
 臨床的にはほぼ全例が肺炎を生じて重症であったが、これも初期の臨床像と類似していた。

 また今シーズンの初期の段階で人人感染が疑われた例が2件あった。
 一件は腎疾患病棟で男性患者間で感染が見られた。入浴の際に接触があったとされる。もう一例は入院中の感染者の父親を看護した娘で感染が起きた。
 

 湖南省報告、今年度に入ってからH7N9鳥インフルエンザ感染者10例を確認、うち4例が死亡 湖南省衛生生育計画委員会

  当ページではこれらのうち8例(3例死亡)は既に報告済み。
  新規に2例、1例死亡を当ページでは追加(#963-964)。今シーズン、中国での総感染者数は156例
  FluTrackers参照

 
 19日


 中国の公園で飼育白鳥が大量にH5N8鳥インフルエンザに感染死大量の白鳥が殺処分
China reports H5N8 bird flu in swans at Wuhan zoo - OIE Reuters  (国際) 中国 武漢の公園で飼育白鳥がH5N8鳥インフルエンザに感染、大量死。残りの白鳥は殺処分に

 中国の湖北省省都である武漢の公園で飼育されていた白鳥314羽中99羽が高病原性鳥インフルエンザであるH5N8ウイルスに感染して死んだ。生きていた白鳥は殺処分された。中国当局からOIE(国際獣疫事務局)に報告があった。

 盛岡でさらに鳥インフルエンザで感染死したオオハクチョウが確認
<鳥インフル>盛岡の1羽からH5N6型検出 河北新報

 {岩手県は18日、盛岡市上田の四十四田ダム貯水池で8日に回収したオオハクチョウ1羽の死骸を北海道大で確定検査した結果、H5N6型の高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されたと発表した。県内の野鳥からの同ウイルス検出は15例目。}


 石川県加賀市でも鳥インフルエンザで感染死した野鳥が確認

加賀で鳥インフル、福井県も要警戒  福井新聞

 {福井県は18日、石川県加賀市の「片野鴨池」で15日に発見された野鳥ヒシクイ1羽の死骸の遺伝子検査で、A型鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が出たと発表した。環境省から福井県に連絡が入った。同省はあわら市の北潟湖など福井県内を含む、片野鴨池から半径10キロ圏内を野鳥監視重点区域に指定した。重点区域の指定は県内で初めて。同日午後5時の時点で、福井県内で野鳥の大量死などの異常は確認されていない。

 ヒシクイは鳥取大で確定検査が行われ、早ければ1週間後の25日までに高病原性鳥インフルエンザウイルスの感染有無が判明する。}


 伊丹昆陽池公園飼育コブハクチョウ、H5N6ウイルスが確認、さらに西宮でもユリカモメが感染死疑い

伊丹の鳥インフル新たに4羽 強毒ウイルス検出 神戸新聞

 {兵庫県伊丹市昆陽(こや)池3の昆陽池公園で飼育するコブハクチョウの死骸から13日に簡易検査でA型鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が出た問題で、兵庫県は18日、確定検査で毒性の強い高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N6型)が検出された、と発表した。

 同池ではコブハクチョウが相次いで死んでおり、県は同日、新たに4羽の死骸からも陽性反応が出たと発表した。陽性反応が出たのは13日以降、計14羽となった。

 同池を管理する伊丹市は既にコブハクチョウを隔離しており、残る10羽に簡易検査を実施する。周辺に養鶏場がないことなどから殺処分はしない方針。市内の他の池でも野鳥の監視を強化する。

 また県は18日、西宮市枝川町の甲子園浜自然環境センター近くで回収したユリカモメ1羽の死骸から、A型鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が出た、と発表した。}


 18日

 栃木で再び鳥インフルエンザウイルスが野鳥から検出
2羽の野鳥死骸から鳥インフル 大田原 産経ニュース

 {県は17日、大田原市羽田で死んでいたオオハクチョウ2羽を国立環境研究所で遺伝子検査した結果、A型の鳥インフルエンザウイルスを検出したと発表した。北海道大で確定検査する。高病原性の鳥インフルエンザが確認されれば、昨年12月に発見されたオオタカに続き今季2、3例目となる。}

 管理人コメント:昨年12月のオオタカからはH5N6がでているので、今回もH5N6ウイルスだろう。


 山口市、野鳥の死骸からH5N6ウイルスを確認

山口市の野鳥から鳥インフル検出  日本経済新聞

 {山口県は17日、山口市で見つかった野鳥の死骸を鳥取大で確定検査した結果、高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N6亜型)が検出されたと発表した。

 ウイルスが検出されたのは渡り鳥のホシハジロで、同市の維新百年記念公園で9日に見つかった。県は10キロメートル圏内の野鳥監視を続けるとともに、県内にある100羽以上を飼育する養鶏場105カ所への消石灰散布を始めた。現時点で野鳥や鶏に異常は確認されていないという。}

 H7N9
   
  中国H7N9感染者数13例が確認。うち4 人死亡。家きん接触者が多い。人人感染事例なし
  今シーズンの感染者数は既に154 例となった。各年度の感染者数は上方のH7N9鳥インフルエンザの説明欄で示してある。

  参照 FluTrackers  今シーズン分 #808-#962


 兵庫、伊丹市の昆陽池公園飼育コブハクチョウがさらに鳥インフルエンザ感染
コブハクチョウ、計10羽が鳥インフル陽性 兵庫県 産経ニュース

 {兵庫県は17日、同県伊丹市の昆陽池公園で死んだコブハクチョウ4羽についてA型鳥インフルエンザウイルスの簡易検査をしたところ、陽性反応が出たと発表した。県によると、13日からの5日間で、公園で飼育されていた25羽のうち計10羽から陽性反応が確認されたことになる。鳥取大で高病原性かどうか確定検査をする。}

 管理人コメント:H5N6ウイルス感染は間違いないと思われるが、生存コブハクチョウの扱いはどうするのだろうか。


 17日

 大分県で野鳥の死骸からH5N6ウイルスが検出された可能性
死亡した野鳥から鳥インフルエンザ検出 大分放送

 {大分県宇佐市内で死んだノスリ(タカの一種)から遺伝子検査でA型鳥インフルエンザの陽性反応が出た。詳細検査は施行中}

More H7N9 cases reported in China | Shanghai Daily Shanghai Daily  (中国) 湖南省で新規H7N9感染者が確認

 今シーズン141例目のH7N9鳥インフルエンザ感染者が湖南省で確認された。
 湖南省疾病制御予防センター発表によると、36歳女性がH7N9鳥インフルエンザに感染し、重体となっている。
 女性は発病前に家きんとの接触があったとされる。

 16日

 H7N9

 中国各省当局から感染者2例発表。今シーズンの感染者数139例に
#946 - Male, 35, hospitalized in critical condition, Wuhan City, Hubei province
   湖北省で35歳男性が発病、危篤、生家きん市場訪問
#947 - Patient, 79, Kaili City, Guizhou province
   貴州省で79歳

 参照 FluTrackers

 北海道でまたH5N6感染渡り鳥?
インフル、北海道でまた野鳥陽性 岐阜養鶏場では確定 日本経済新聞

 {北海道は15日、厚岸町で衰弱した野鳥のオオハクチョウ1羽を回収し、簡易検査で鳥インフルエンザの陽性反応が出たと発表した。環境省が、北海道大で高病原性かどうか確定検査を実施する。

 道によると、オオハクチョウは凍った川の氷上で見つかった。周辺で、衰弱したり、死んだりしている別の野鳥は見つかっていないという。

 一方、岐阜県は15日、岐阜県山県市の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されたとして、飼育していた採卵用の約8万羽の鶏の殺処分を進めた。県はこの養鶏場から半径10キロ以内にあるほかの養鶏場の立ち入り検査も実施、鶏や卵の衛生管理状況などの確認を進めている。〔共同〕}


 環境省発表 1/15 現時点での野鳥等における確定検査陽性の確認件数(飼育鳥類、糞便、水検体含む)
          16道府県 171 件


 15日

 H7N9
中国、ローストダック販売の男性 鳥インフルで死亡 AFPBB News (国際、日本語版)

 {【1月15日 AFP】中国・河南(Henan)省の永城(Yongcheng)市で、ローストダックの販売に携わっていた36歳の男性が鳥インフルエンザで死亡した。国営新華社(Xinhua)通信が14日、同省保健当局の情報として報じた。
 男性は沿岸部の浙江(Zhejiang)省でローストダックを販売していたが、昨年のクリスマス後に高熱とせきの症状で体調を崩し、1月に入ってから出身地の永城に帰郷したが11日に死亡したという。
 新華社によると、14日には隣接する湖北(Hubei)省でも今年に入ってから初の人への鳥インフル感染が確認されている。感染者は38歳の男性で、鶏肉を扱う市場で感染したとみられ、現在重体だという。

 中国当局によれば、今年に入ってから確認された人への鳥インフル感染は国内の7つの省・地域とマカオ(Macao)で計十数人となっている。}

 管理人コメント: 今シーズン137例目となる。


 欧州、H5N8鳥インフルエンザ拡大続く
Bulgaria reports virulent bird flu at over 50 farms, culling 430000 poultry Reuters (国際) ブルガリア、50カ所を超える農場で高病原性鳥インフルエンザが発生

 12月中旬以来43万羽の家きんが殺処分。
 毎年野鳥で鳥インフルエンザは確認されるが、これほど多くの農場の家きんが感染したのは初めてと当局者はコメントしている。H5N8鳥インフルエンザは南部で多く発生しているが多くはカモ(アヒル)である。

Croatia to cull poultry near capital due to H5N8 bird flu Reuters (国際) クロアチア、首都近くでH5N8鳥インフルエンザ発生により家きんの殺処分が行われる

 首都ザグレブ近くの農場でかもの間にH5N8鳥インフルエンザが発生し、全家きんの処分が予定されている。
 2週間前には北部の農場で似た事例が発生していた。


 伊丹、公園飼育コブハクチョウがH5N6ウイルスで感染死したもよう
伊丹・昆陽池で鳥インフル陽性 新たに2羽  神戸新聞

 兵庫県は14日、伊丹市昆陽(こや)池3の昆陽池公園で飼育されていたコブハクチョウ2羽の死骸から、簡易検査でA型鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が出た、と発表した。高病原性ウイルスかどうかなどの確定検査を、鳥取大で行う。
 同公園では13日にも、コブハクチョウ1羽の死骸から同様に陽性反応が出ており、これで計3羽となった。
 県によると、13日夜に1羽、14日に1羽の死骸を確認した。確定検査の結果は1週間程度かかる。伊丹市は13日から、同公園の一部を立ち入り禁止としている。


 14日

 ニューヨークの動物管理センターで猫達にH7N2鳥インフルエンザが流行、数百匹が隔離へ
Hundreds of cats quarantined in New York City bird flu outbreak Reuters (国際) ニューヨーク、数百匹の猫が鳥インフルエンザが保護センター内で発生したため隔離に

 最初にマンハッタンの保護センターで45匹の猫が感染、後に他の施設に広がった。
 感染ルート、原因についてはよく分かっていない。


 岐阜県の養鶏場でH5N6鳥インフルエンザ発生の疑い
岐阜県で鳥インフルの疑い=8万羽飼育  時事通信

 岐阜県は14日、山県市の養鶏場で毒性の強い高病原性鳥インフルエンザが疑われる事例が見つかったと発表した。簡易検査で陽性と判明した。遺伝子を調べる詳細な検査で感染が確認されれば、飼育されている8万羽全てを殺処分する。
 県によると、山県市の養鶏場で同日午前に約100羽が死んでいるのが見つかり、簡易検査の結果、7羽のうち6羽が陽性反応を示した。
 感染が確認されれば、北海道や新潟県などに続き、農場では今冬8件目となる。発生した養鶏場周辺は鳥や卵の移動を制限する区域に指定され、主要道路で通行車両の消毒も実施する。


 兵庫県でもH5N6感染野鳥
西宮で高病原性鳥インフル検出、伊丹もA型陽性  読売新聞

  兵庫県は13日、西宮市の池で12月28日に回収した野鳥キンクロハジロ(カモ科)の死骸から高病原性鳥インフルエンザウイルス「H5N6亜型」が検出されたと発表した。環境省は6日時点で、周辺10キロ圏内を野鳥監視重点区域に指定、周辺の消毒を行っている。
同県伊丹市の昆陽池公園でも13日、飼育するコブハクチョウが死に、A型鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が出た。今後、確定検査を行う。


史上最悪の鳥インフルエンザ起きた韓国、米国から卵輸入―中国メディア Record China  (日本)

 {2017年1月12日、環球網によると、史上最悪の鳥インフルエンザの影響で深刻な卵不足が起きている韓国に、米国からの卵が14日にも到着する。

消息筋の話では大韓航空、アシアナ航空が輸送する見通しで、韓国が米国から新鮮な卵を輸入するのは1999年以降初めて。

韓国では昨年11月、鳥インフルエンザの爆発的感染が確認された。これまで処分された家禽は3100万羽以上。この影響で卵の値段も高騰しており、今月11日時点で卵30個の平均小売価格は9440ウォン(約910円)と、爆発的感染が起こる前に比べ74%近く上昇したとのデータもある。}


 ヨーロッパ、エジプト、台湾でH5N8鳥インフルエンザウイルスが乱舞

 CIDRAP ニュース
OIE(国際獣疫事務所)発表、直近の鳥インフルエンザ発生状況
Jan 12 OIE report on H5N8 in Ukrainian wild bird ウクライナで野鳥
Jan 12 OIE report on H5N8 in Ukrainian poultry ウクライナで家きん
Jan 12 OIE report on H5N8 in Poland ポーランドで家きん
Jan 12 OIE report on H5N8 in the Netherlands オランダで家きん
Jan 12 OIE report on H5N8 in Romania ルーマニアで家きんと野鳥
Jan 12 OIE report on H5N8 in Slovakia スロバキアで家きん
Jan 12 OIE report on H5N8 in Egypt エジプトで家きん
Jan 12 OIE report on H5N8 in India インドで家きん
Jan 12 OIE report on H5N2 in Taiwan 台湾で家きん
Jan 12 OIE report on H5N8 in Taiwan 台湾で家きん


 H7N9  致死率30~40%

 #中国での発生数急増、今シーズン137例に
   参照FluTrackers

  今シーズン(昨秋10月以降、第5波))  #808 -->945

#808 - Female, 77, onset October 6, serious condition, Huzhou, Zhejiang province WHO rpt 17/11/16

#809 - Male, 89, onset October 20, serious condition, Suzhou, Jiangsu province WHO rpt 17/11/16

#810 - Male, 81/80, onset November 9, home and poultry market exposure, reported by Hong Kong CHP, Meizhou, Guangdong province WHO rpt 19/12/16
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・

#938 - Male, 17, student, poultry contact, hospitalized in Putian from Xiamen, Fujian province

#939 - Male, 57, [Yao], poultry contact, hospitalized in critical condition, Yiyang, Hunan province CHP rpt 12/1/17

#940 - Female, 72, hospitalized January 8 in Zhongshan, traveled to Macao and hospitalized again January 10, Zhongshan, Guangdong province

#941-944 - This line adds 4 cases. Anhui province announced 14 cases for December and we have 10 of those cases listed above. Anhui province

#945 - Male, 36, [Zhang], onset December 25, died January 11, 2017 in Jiangsu province, traveled though Henan province, duck trader from Zhejiang province


 13日

Genetic characteristion of H5N6 viruses from South Korea poultrymed  (国際) 韓国で分離されたH5N6ウイルスの遺伝子解析

 2016年11月に渡り鳥から分離された新規H5N6ウイルスの遺伝子解析がなされた。
 それは少なくとも(従来型)H5N6、H4N2、及びH1N1ウイルス3種類の新規遺伝子再集合体であった。
 また動物実験では同ウイルスは高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)であった。


H5N8 detected in Spain, Slovenia for first time  CIDRAP (米国、ミネソタ大学感染症情報センター) H5N8鳥インフルエンザ、スペインおよびスロベニアで初めて(野鳥)で確認

 ヨーロッパで再び高病原性H5N8鳥インフルエンザが拡大した。
 スペインとスロベニアが初めて野鳥でウイルスを検出したと報告した。

 一方、中国と韓国がH5N6鳥インフルエンザウイルス株との戦いを続けている。


 マカオでH7N9輸入感染例が確認
 Macau native contracts bird flu after visit to China: Xinhua  Reuters(国際)

 広東省中山に旅行し、マカオに戻った72歳のマカオ女性がH7N9鳥インフルエンザを発症したと国営通信社の新華社が12日報じた。
 3人の親族、4人の救急車スタッフ、4人の病院での同室者、及び32人の医療担当者が患者と接触した既往を持っている。
 これらの人々は5日間タミフル服用、および10日間健康状態が監視される。

 管理人コメント:中国本土でH7N9鳥インフルエンザ感染者は今シーズン(昨秋秋以来)132例となった。

日本への輸入感染症は起きえる
中国南部、特に広東省、上海周辺の浙江省などでH7N9に感染して、日本に帰国後発症する事例が起きる可能性は決して低くはない。



 中国湖南省でH7N9感染者が報告
New human H7N9 case reported in central China Xinhua  (中国、新華社) 新規人H7N9感染例が中央中国で報告

 中国湖南省で59歳男性がH7N9鳥インフルエンザウイルスに感染して重体となっていることが12日湖南省の疾病制御予防センターから報告された。男性は発症前に家きんと接触した。現在重体。

 管理人コメント:今シーズン131例目の感染例と考えられる。


 12日


欧州で鳥インフル感染拡大の可能性、渡り鳥の影響で=OIE  ロイター  (国際、日本語版)

 {国際獣疫事務局(OIE)のモニーク・エロワ局長は11日、渡り鳥の飛来により、欧州で今後さらに鳥インフルエンザの感染が拡大する可能性があると警告した。

 昨年の10月中旬以降、欧州の計18カ国でH5N8型の高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出され、150万羽以上が殺処分された。

 エロワ氏は「アジアで別の型のウイルスへの感染が拡大していることを考慮しても、野生の渡り鳥を介したウイルスへの感染から逃れられる地域はない」とした上で、欧州での鳥インフルエンザの感染拡大はアジアからの渡り鳥のルートによるとの見方を示した。}


H7N9の拡大
 

中国当局、H7N9鳥インフルエンザの感染予防の強化を求める

China calls for reinforced prevention of H7N9 avian flu CCTV (中国中央国営放送)  中国はH7N9鳥インフルエンザ予防をさらに強化しなければならない

 中国保健当局はH7N9鳥インフルエンザの拡大制御と予防をさらに強化すべきであると社会に求めた。

 H7N9、鳥インフルエンザの中の1株、は冬と春に活発に感染する。
 専門家や中国CDCは、中国はH7N9感染が最も多く起きる季節に入ったとし、今後南中国からさらに多くの感染報告がなされる可能性があると警告している。
 CDCは住民は死んだ、または生きた家きんへの接触を避け、そして認証された家きん産物だけを購入し、摂食するように注意している。


 中国におけるH7N9鳥インフルエンザ感染者数昨日よりも6人増加

   今シーズンの感染者数が本日130人に増加
   広東省 41歳男性、河北省 60歳男性、江西省 50歳女性、55歳女性、江蘇省 31歳女性、福建省 17歳男性

    家きん売買業 2人、 家きんと接触 1人
  参考FluTrackers


 中国本土で鳥インフルエンザに感染した香港少年、H7N9ウイルス感染が確認。
 病院スタッフ4人が軽度の症状を呈す


Imported human case of avian influenza A(H7N9) confirmed 7thSpace Interactive (香港) 香港、10歳のH7N9鳥インフルエンザ輸入感染症が確認

 香港健康保護庁(CHP)は1月11日、H7N9輸入感染症が疑われていた10歳少年がH7N9ウイルスに感染している事を確認し発表した。

 27人の濃厚接触者と他の70人の接触者の調査が行われている。

 濃厚接触者は少年の家族、学校の関係者、少年の入院しているプリンセス・マーガレット病院への見舞い客等が含まれるが、現時点では無症状である。当局は5日間のタミフルの服用とマスク着用などを求めている。

 たの接触者は、患者の学校での接触者、救急車スタッフ、最初に訪問した病院と入院したプリンセス・マーガレット病院の保健医療担当者からなる。
 4人の保健医療担当者が軽度の症状を呈しているが、2人はウイルス検査で陰性、残りの2人は判断が保留とされている。

 中国本土でのH7N5鳥インフルエンザの人感染例が報告されだした2013年以降、香港への輸入感染者は20人確認されている。男性が13人、女性が7人。年齢は5ヶ月から85歳(中央値66.5歳)。7例が死亡しており、致死率は35%

Hong Kong boy, 10, tests positive for H7N9 avian flu virus after visit to mainland China South China Morning Post  (香港) 香港の10歳少年、H7N9鳥インフルエンザ感染が確認

 少年と濃厚接触した27人が確認され、全員5日間タミフルの服用を受ける。
 香港当局は、さらに70人の少年との接触者を確認した。その中で4人が軽度の症状を呈している。4人はプリンセス・マーガレット病院の職員とされる。

 11日

 香港の少年、中国本土旅行後H7N9鳥インフルエンザ発症の可能性
Hong Kong boy, 10, tests positive for H7 avian flu virus after visit to ... South China Morning Post  (香港) 香港の10歳少年、中国本土を訪問後にH7N9鳥インフルエンザに感染した疑い

 香港の10歳少年が家族と中国本土広東省の仏山市に12月31日から1月3日の間旅行し、その間親戚宅を訪問した。親戚宅では少数の鶏を飼育していた。
 少年が香港に戻った後、8日に発熱、咳、嘔吐を呈し市内の病院の急患室を受診。翌日プリンセス・マーガレット病院に入院した。入院後少年の状態は落ち着き10日午後に一端退院したが、検査結果から夕方に再入院し隔離された。
 検査ではH7亜型インフルエンザウイルスが陽性であったが、さらなる詳細について検査中である。
 家族と接触者に関しては調査中。

 もし少年がH7N9ウイルスに感染していたとしたなら、香港で今シーズン4例目のH7N9輸入感染症となる。
 

 滋賀県、住宅の庭で鳥インフルエンザで死んだ可能性が高い野鳥の死骸が見つかる
滋賀・草津の野鳥の死骸、鳥インフル陽性反応  産経ニュース

 {環境省と滋賀県は10日、同県草津市の住宅の庭で3日に発見されたオオバン1羽の死骸を検査したところ、鳥インフルエンザの陽性反応が出たと発表した。鳥取大で確定検査し、高病原性かどうか調べる。

 環境省は発見地点から半径10キロ圏内を野鳥監視重点区域に指定し、監視を強化した。オオバンは主に本州から九州で広く生息するクイナ科の渡り鳥。}

 管理人コメント:住宅の庭で死んでいる渡り鳥の報告が、今年はしばしば見られる。


 10日

 鳥インフルエンザウイルス乱舞 H7N9、H5N6、H5N8


ロシアの動物園、鳥インフルで園内すべての鳥を安楽死処分 AFPBB News  (国際、日本版)

 {ロシアの首都モスクワ(Moscow)から450キロ南方の町、ボロネジ(Voronezh)の動物園では鳥インフルエンザの発生を受け、園内すべての鳥を安楽死させる措置を講じた。地元当局が9日、発表した。

 複数の報道機関が報じた当局の声明によると、この動物園ではオウム、ワシ、タカ、フクロウなどの鳥が飼育されていたが、今月に入って鳥インフルエンザの影響で35羽が死んだため、残りの141羽を安楽死させる措置を取ったという。9日のAFPの取材に対し、動物園側はコメントを拒否した。

 欧州の多くの国で現在、鳥インフルエンザの感染拡大を阻止するための対策が講じられている。世界動物保健機関(World Organisation for Animal Health)によると、ドイツ、オランダ、デンマーク、ポーランド、ハンガリー、スウェーデンなどの欧州17か国において、高病原性のH5N8型ウイルスが確認されている。(c)AFP}


 中国、H7N9鳥インフルエンザ感染者数急増、昨シーズンを既に上回る

H7N9 surge in China puts cases over last season's total  CIDRAP(米国、ミネソタ大学感染症情報センター) H7N9鳥インフルエンザ感染者数が急増、昨シーズンの合計数を上回る

 中国当局(国立衛生計画生育委員会)は最近82例の新規H7N9鳥インフルエンザ感染者を報告した。全て昨年11月末から12月末までに確認された症例とされる。
 今シーズンの感染者合計数は昨シーズン(第4波)の合計を既に上回った。

 今シーズンの発生数は中国本土で125例、香港での輸入例が3例となったが、昨シーズンは118例であり、これまでで最も少ない感染者数であった。
 最も多かったのは2014年の第2波で、合計304例の感染者が確認されている。

 今回中国当局から報告された83例中25例は死亡例である。(致死率30%)。
 これらの例は4省からの報告で、江蘇省52例、浙江省21例、安徽省9例、福建省1例となっている。
 性別発生数は、男性が54例、女性が29例。
 家きんとの接触または生家きん市場訪問例は58例であるが、報告時に感染源不明例が17例となっている。

 参考ウエブ、FluTrackers


 管理人コメント:今回中国当局から発表された82例は、これまで各省などから報告されていた感染例に追加された感じである。


 山口市で野鳥の死骸から鳥インフルエンザの反応
山口で野鳥から鳥インフル陽性 - 産経ニュース 産経ニュース

{環境省と山口県は9日、山口市で同日見つかったカモ科のホシハジロ1羽の死骸を検査した結果、A型鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が出たと発表した。

 確定検査は今後、鳥取大で実施する。山口県は当面、回収地点の10キロ圏内を野鳥監視重点区域に指定し、監視を強化する。}


鳥インフルで殺処分3000万匹、鶏肉・卵不足で韓国軍の食事に影響 ... BIGLOBEニュース

 {2017年1月7日、韓国・ニュース1によると、鳥インフルエンザ発生による鶏肉・鶏卵価格の上昇で、韓国軍の食事メニューに影響が出ていることが分かった。

鳥インフルエンザの発生で、2日までに159農家の家畜1404万3000匹を殺処分した京畿道地域の軍隊の食事に大きな変化が出ている。

軍関係者は7日、ニュース1とのインタビューで「卵の供給が従来比で最も急激に減少した地域は京畿道北部」と明らかにした。軍全体では、京畿道、忠清南道、全羅南道、全羅北道などで、将兵1人当たりの卵の量が従来比で30%減少した。特に京畿道地域は40%まで減少した。}


 9日

China reports 7 new H7N9 cases | Shanghai Daily  Shanghai  (中国) 中国、H7N9感染者7例を報告

 上海、山東省、江西省及び湖南省でH7N9鳥インフルエンザ感染者が発生したことを地域の当局が発表した。

 上海では58歳男性、山東省では53歳男性、江西省では72歳、83歳、55歳の女性と48歳男性が入院した。3例の女性は重体とされる。
 湖南省では35歳男性が重体となっている。男性は家きんとの濃厚接触が確認されている。

 管理人コメント: 中国のH7N9感染者は2013年に初めて報告されている。これまで852例の感染者が確認されている。正確な死亡数は明確でないが4割前後の致死率と考えられている。
 今シーズン(昨秋10月以降)の感染者数は49例となっており、冬期間に入ってから増加してきている。
 明確な感染源は不明な例も多く、大多数は家きんとの接触によると考えられており、人人感染が明らかになった例は少ない。鳥に対しては低病原性であり、ウイルスを保有している家きんは無症状なため、家きん飼育従事者、家きん販売者の間で感染者が多い。一般市民は生家きん市場などで感染している。
 
 このウイルスが現在よりも人に感染しやすくなると、人人感染が起き出す。それ故中国、特に南部での発生状況を注視していることが重要。


 8日

韓国で鳥インフル猛威、不法滞在の外国人まで殺処分に動員で管理不能に=韓国ネット「この国は疫病で滅びる」「まるでコメディーを見ているよう」   Record China

 {2017年1月5日、韓国で鳥インフルエンザウイルスが猛威を振るい家禽(かきん)類の殺処分が続けられる中、殺処分作業に当たる外国人労働者のウイルス感染管理がほとんど行われていない実態を韓国・SBSが報じた。

韓国でこの冬最初の鳥インフルエンザ感染が確認されて約50日、感染は全国各地に広がり殺処分された鶏やカモはすでに3000万羽を超えた。感染拡大を防ぐため殺処分作業は急ピッチで進められているが、作業員がなかなか集まらず3割ほどを外国人の労働力に頼っているという。 }
 以下略


 インドではH5N1鳥インフルエンザが拡大の様相

 昨秋からH5N1鳥インフルエンザが渡り鳥で運ばれてきたインドの各州では、農場の飼育家きんが感染し、大量の鶏やアヒルが処分されている。

 

 7日

 韓国では3000万羽の家きんが処分
鳥インフルが拡大 西海岸の忠南・瑞山市でも確認  KBS WORLD Radio News(韓国、日本語版)

 {西海岸中部の忠清南道瑞山(ソサン)市でも、高病原性鳥インフルエンザの感染が初めて確認されました。
忠清南道によりますと、今月2日、瑞山市の農家で飼育していた鶏10羽のうち死んだ5羽について精密検査を行った結果、2羽から鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が確認されたため、この農家を消毒するとともに、半径3キロ以内の農家で飼育している家きん類およそ600羽を殺処分したということです。
忠清南道では、これまで天安(チョンアン)市、牙山(アサン)市など内陸部を中心に鳥インフルエンザの感染が確認されていましたが、今回、西海岸の瑞山市でも感染が確認されたほか、瑞山市の北にある京畿道華城(ファソン)市と天安市でも追加の感染が確認されるなど、鳥インフルエンザがさらに拡大するのではないかという懸念が高まっています。
韓国では、去年11月に初めて高病原性の鳥インフルエンザウイルスが確認されて以来、これまで殺処分された鶏やアヒルなどの家きん類は3000万羽を超えており、農家への補償額は2300億ウォンに達するものとみられています。}


盛岡の野鳥から検出 13例目 河北新報

 {岩手県は6日、盛岡市緑が丘で昨年12月27日に回収したオオハクチョウ1羽の死骸を北海道大で確定検査をした結果、H5N6型の高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されたと発表した。県内の野鳥から同ウイルスが検出されたのは13例目。}


 西宮でも野鳥の死骸からH5N6検出の可能性
西宮で鳥インフル陽性 野鳥の死骸から 神戸新聞

 {兵庫県は6日、西宮市高座町の新池で回収した野鳥キンクロハジロ1羽の死骸から、A型鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が出た、と発表した。毒性の強い高病原性ウイルスかどうかの検査を鳥取大で行う。

 死骸は昨年12月28日に見つかった。国立環境研究所(茨城県つくば市)の検査で陽性反応が出た。鳥取大での検査結果は1週間程度で判明するという。}


三沢と十和田 高病原性H5N6を検出  河北新報

 {環境省は6日、三沢市の小川原湖畔で昨年12月19日、十和田市藤島で同29日にそれぞれ回収したオオハクチョウの死骸を北海道大で確定検査した結果、H5N6型の高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されたと発表した。


 6日

 H5N8鳥インフルエンザ、フランスで大量の家きんが処分

 鳥インフル検出の仏フォアグラ生産地、大規模なアヒル殺処分開始 AFPBB News  (国際、日本語版)

 {仏南西部では昨年12月、フォアグラ用の家禽(かきん)農場でH5N8型ウイルスが検出された。これまでは感染が確認された農場の家禽のみが殺処分対象だったが、5日以降は対象の各県で放し飼いのアヒル全てが殺処分される。アヒル農家らは、政府の初期対応の遅さを非難。「1か月早く対処していれば、殺処分対象は100万羽ではなく10万羽で済んだ」などと述べている。

 フランス政府によると欧州では昨年10月以降、ドイツ、オランダ、デンマーク、ポーランド、ハンガリー、スウェーデンを含む少なくとも13か国でH5N8型ウイルスが検出されている。}

 管理人コメント:発生国はさらに英国、ブルガリアなどがあげられる)


 H7N9鳥インフルエンザの脅威
H7N9 activity intensifies in China with 16 more cases CIDRAP  (米国、ミネソタ大学感染症情報センター)H7N9鳥インフルエンザ、中国でさらに16例の感染者が確認、ウイルスの感染力が増強している

 H7N9鳥インフルエンザ(鳥では低病原性、人では致死的感染を示す)は流行第5波となる今季(昨年10月以降)、本日16例の感染者が報告されて合計38例となった。
 この数値は昨年の同期よりも10例多い。

 15例の多くは中国本土広東省で確認、1例が香港で輸入例として確認された。

 中国で始まる旧正月(春節)は多くの人が移動し、多くの家きんが祝いの場で料理として摂食される。
 本年の春節は1月28日から始まる。

Hong Kong man dies in city's third imported bird flu case in three weeks South China Morning Post (香港) 香港で3人目のH7N9鳥インフルエンザ感染者が確認、重体、本土からの輸入例

 62歳の香港男性が広東省のゼンチェン(Zengcheng)に12月15日に旅行し、正月に入ってから発熱、咳、呼吸困難が発生。トンコワンの病院に入院。病院側の反対を押し切って3日に退院して。4日に香港の病院に入院した。
 しかし状態が悪化して5日にICUに収容された。同日夜にH5N6ウイルスに感染していることが確認された。
 患者は最近、家きんとの接触や生家きん市場への訪問はしていないと語った。
 当患者が中国本土からの輸入感染なのかどうかは結論でていない。

 現在患者との接触者調査が行われている。

 当患者は、香港で最近3週間で3人目のH5N6感染者となった。
  1例目は75歳男性で本土で感染して香港で死亡。12月19日に報告。
  2例目は70歳男性で報告時には危篤状態とされている。

 なおこれまで中国本土で感染して香港市内で発病した事例は皆無であった。

 H7N9鳥インフルエンザ感染者は中国本土、マカオで報告されている。
 今シーズン(10月以降)37人が発病、半数近くが死亡していると推定)
  パンデミック インフルエンザのダークホース的存在である。


 5日

Avian flu: Defra tells owners to keep poultry indoors until spring The Guardian  (英国)  英国農業省は国内での家きん飼育は春まで屋内で飼育するように指示、野鳥との接触を防止するため
 
 H5N8鳥インフルエンザが拡大する欧州であるが、英国農業省の指示により農場では屋内飼育、または野鳥から隔離する何らかの方法を模索している。


 池の水がウイルスを含む汚物で汚染されていた可能性-名古屋公園
鳥インフル、池の水一部から陽性反応 名古屋・東山動植物園 産経ニュース

 {愛知県名古屋市の東山動植物園で飼育する鳥が高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N6型)に感染した問題で、市は5日、園の池の水を確定検査し、一部で陽性反応が出たと明らかにした。調査した環境省は「因果関係は断定できないが、池でウイルスに感染した可能性は残る」としている。

 環境省がコクチョウを飼育した胡蝶池の7カ所と、絶滅危惧種のシジュウカラガンがいた古代池の5カ所で水を採取し調査。胡蝶池では全て陰性だったが、古代池の2ケ所で陽性反応が出た。

 東山動植物園は二つの池の水を抜いて消毒した。休園中の動物園エリアを1月13日に再開する。}

 管理人コメント:池の水からウイルスが検出となると、感染鳥のウイルスが含まれる細かい排泄物で水が汚染されていたことになる。川などの流水中や大きな湖では、そうした排泄物がすぐに希釈または消失するため、水からウイルスが検出されることはない。


 愛知県でさらに鳥インフルエンザで死んだ可能性ある野鳥の死骸が見つかる
海岸で発見の野鳥から鳥インフル 愛知 産経ニュース

 {愛知県は4日、同県西尾市で死んでいた野鳥のホシハジロ1羽を簡易検査したところ、鳥インフルエンザの陽性反応が出たと発表した。鳥取大で確定検査をする。県内で野鳥から陽性反応が出るのは3日に続き2例目。

 県によると、4日午前9時ごろ、西尾市の海岸で通行人が見つけた。周辺では、ほかにカモなど6羽が死んでいたが、5羽の死因は外傷によるもので、もう1羽は腐敗して検査できなかった。

 現場から3キロ以内に家禽を飼う農家はなく、県は周辺10キロ圏内の池などで野鳥の監視を強める。

 県内では3日、豊橋市で死んでいた野鳥のヒドリガモから簡易検査で陽性反応が出た。また昨年12月、東山動植物園(名古屋市)で飼育していた絶滅危惧種のシジュウカラガンなど計10羽の感染が判明した。}


 ビル・ゲイツ氏、世界は新型インフルエンザに対し無防備であると語る
ビル・ゲイツ氏「世界はインフルエンザの猛威の前に無防備だ」 Sputnik 日本

 { 米国の大富豪でマイクロソフトの共同創業者兼元会長兼顧問でかつ慈善活動家でもあるビル・ゲイツ氏は、BBCのインタビューに応じた際「今後10年の間に人類は、致死的インフルエンザの猛威に直面する恐れがある」と警告した。

 ゲイツ氏は「世界が、そうした状況に十分迅速に対応できず、それが悲劇となる」事を深く懸念している。 ゲイツ氏は「現在、人類には近代的な医薬品がある」と強調しながらも「おそらく人類は、急速に蔓延する致死性の病気に、効果的に対応できないだろう」との不安感を明らかにし「そうした伝染病が悲劇を引き起こすかもしれない」と強調した。}

 管理人コメント:ゲイツ財団は感染症分野の多くの研究の情報を分析している。年間数千億円を世界の研究機関に提供して支援を続けているが、一昨年、医学雑誌「New. Engl. J. Med」にパンデミック感染症の対策を強化する必要があり、現状の体制では防ぐことができないと、収束したばかりの西アフリカのエボラを例に警告した。なお同財団は西アフリカへ100億円のエボラ対策費を早くに提供していた。日本の数倍である。

 ゲイツの警告 ニューヨーク・タイムズ (2015年春)
   本ウエブでの訳文ページ  (2015年3月19日)

 4日


関税ゼロで卵輸入へ 鳥インフルで卵不足 KBS WORLD Radio News (韓国、日本語版)

 { 鳥インフルエンザが広がっている影響で、卵の供給量が急激に減り価格が急騰していることから、政府は卵の輸入で急場をしのぐことになり、輸入卵にかけていた関税を当面ゼロにすることになりました。
 政府は3日の閣議で、卵と卵の加工品の輸入を増やすため、4日からことし6月末までの間、割当関税制度を適用することを決めました。関税割当制度は、特定品目の輸入を促進または抑制する目的で、一定の輸入数量について税率を弾力的に運用するもので、今回の措置は、急騰している卵の価格を安定させるためのものです。

 農林畜産食品部によりますと、今月2日の時点で、Lサイズの卵の小売り価格は1個275ウォンで、すでに去年の同じ時期に比べて51.3%も上昇しており、産地価格も去年に比べて98.8%も高い206ウォンになっているということです。}

Korea confirms H5N6 in cat deaths as Ireland reports H5N8  CIDRAP  (米国、ミネソタ大学感染症情報センター)  韓国、H5N6ウイルスに感染して猫が死んだことを報告、一方H5N8はアイルランドでも検出

 韓国動物保健局(Animal health officials )は最近京幾道で2匹の死んだ猫からH5N6鳥インフルエンザウイルスを検出したと発表した。
 一方、H5N8鳥インフルエンザウイルスが広がっている欧州では、アイルランドで初のウイルスを衰弱した野鳥から検出した。


豊橋 野鳥から鳥インフル 読売新聞

 {愛知県は3日、豊橋市下条東町の河川で見つかったヒドリガモの死骸から、鳥インフルエンザの簡易検査で陽性反応が出たと発表した。今シーズン、同県内で野鳥から鳥インフルエンザの陽性反応が出たのは初めて。鳥取大学で確定検査を行い、結果は約1週間で判明する見通し。}

 注:ヒドリガモは冬鳥として冬期間に日本に渡来する。


 韓国、処分鶏数鶏卵場全体の32%
鳥インフルの殺処分3千万羽超に 感染拡大は沈静化へ 朝鮮日報 (韓国、日本語版)

 {高病原性鳥インフルエンザがほぼ全国的に猛威を振るい、史上最悪の被害が出ている韓国で、感染が確認されてからの48日間に殺処分された家禽(かきん)類が3000万羽を超えた。韓国の農林畜産食品部は3日午前0時までに、鶏2582万羽やアヒル233万羽、ウズラなど218万羽の計3033万羽が処分されたと発表した。
 このうち鶏の被害は最も深刻で、飼育されている採卵鶏全体の32.1%が殺処分になった。
 ただ、この1週間、感染疑いの通報件数が1日2件を超えず、感染拡大は沈静化しつつあるとみられる。

 管理人コメント:想像を絶する家きん処分数であるが、沈静化に向かうかの判断は速いのではないか。


 3日


 ヨーロッパ、H5N8鳥インフルエンザ広がりが続く
France finds bird flu in new part of country Reuters  (国際) フランス、新規地域の家きん農場でH5N8鳥インフルエンザ発生

 フランスはこれまで家きん農場でH5N8鳥インフルエンザが80カ所で発生したが、今回発生した地域は南西部でこれまで発生してきた地域から遠く離れている。

 この数週間アジアで異なった鳥インフルエンザウイルス株が広がっていて(H5N6)膨大な数の家きんが韓国と日本で殺処分され、また数人の感染者が中国で発生している。


 大沼公園でH5N6鳥インフルエンザに感染したオオハクチョウが衰弱死した可能性
オオハクチョウ1羽から鳥インフル陽性反応 北海道 日本経済新聞

 {北海道は2日、七飯町の大沼国定公園近くの路上で衰弱した状態で見つかり、その後死んだオオハクチョウ1羽を遺伝子検査した結果、鳥インフルエンザの陽性反応が出たと発表した。北海道大で確定検査をする。

 道によると、オオハクチョウは昨年12月28日に見つかり、簡易検査では陰性反応だったが、国立環境研究所(茨城県つくば市)で遺伝子検査していた。オオハクチョウが見つかった場所の近くでは2日、マガモ1羽の死骸が見つかり、簡易検査では陰性反応だった。今後、同研究所で遺伝子検査する。〔共同〕}

 管理人コメント:H5N6ウイルス感染による衰弱死と考えられる。北海道内で広く鳥インフルエンザに感染死した渡り鳥が見つかっているが、件数は史上最多となっている。今後さらに北海道、東北などで見つかるはずだろう。
 マガモもウイルス感染して死んだ疑いがもたれるが、マガモは北海道各地で見られる事から今後要注意である。


 2日

  H5N6鳥インフルエンザのたどる道

   1)想定外のシナリオ=(1)現在の人インフルエンザH3N2との遺伝子組み換え、(2)豚などに他ウイルスと同時感染して遺伝子組み換え、(3)鳥の間で感染を繰り返すうちに人に容易に感染するような遺伝子変異
        -->パンデミックへの移行:感染率20~40%、致死率2~10% 国内死亡:50万~260万~520万

   2)最悪のシナリオ=家きん農場で史上最大の多発する感染、ごく希に人への感染、および感染死、周辺小動物からの人の感染、感染死

   3)常識的に想定されるシナリオ=史上最大の野鳥の感染死、養鶏場での感染は散発的(功を奏した予防対策)


 
H7N9鳥インフルエンザ

   中国で今シーズン(昨年10月以降) 20人感染、半数近くが死亡していると推定。
   直近例江西省で53歳男性が12月末に発症、重体。2013年以降828例の感染者、死者数約4割

   香港でも2例の感染者が確認
    高齢男性、中国本土広東省で鶏を購入。1日死亡
    70歳男性、中国本土深セン市他を旅行。状態は安定している。

 1日

   休息日

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