パンデミック・インフルエンザ予知のための情報集
徒然日記
一公衆衛生専門家の足跡
Since 2005/1/22
旧ページ ”鳥及び新型インフルエンザ海外直近情報集”
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インフル特記すべき情報
3/25/2018 H5N6鳥インフルウイルスの遺伝子変異株多数誕生。多数のカラス(ハシブト)の異常感染死が伊丹周辺で発生(2018年3月)。さらなる変異で人への感染が生じる危険性。100年前のスペインインフルに続く世界的インフルパンデミック発生が危惧。高致死率2-8 %。!!!
4/7/2018 南アフリカ、ケープペンギン、H5N1感染死が多数発生 
4/15/2018 香港のペットショップの九官鳥から人へ感染するH5亜型ウイルスが検出。公園が21日間休園に 
5/8/2018  コンゴ民主共和国でエボラウイルス感染症(EVD:旧エボラ出血熱EHF)流行が確認
5/21/2018 コンゴ ムバンダカで実験的ワクチン投与開始
6/7/2018  中国広西自治区の風邪症状を呈した犬たちから多くのインフルウイルス遺伝子が確認。ブタを介して犬たちにインフルウイルスが感染している事が示唆。犬の体内で複数のインフルウイルス遺伝子が再集合して、新規ウイルスが誕生。将来人への脅威が予想される。

プロフィール&Mail 管理人  執筆書籍・著作集 
7月

18日

 特に記載すべき情報はなし。

11日

タイ洞窟から少年とコーチ、全員無事救出 BBC (日本語版)

 タイ北部のタムルアン洞窟で10日夜、中に閉じ込められていた少年12人とサッカー・コーチの計13人のうち、最後の少年4人とコーチが水路を潜り無事脱出した。その約3時間後には、洞窟内で少年たちと留まっていた海軍ダイバー3人と医師も生還した。17日間も洞窟内にいた13人の救出に、タイ国内外で多くの人が安心し、喜んでいる。

タイ海軍特殊部隊はフェイスブックで、「これは奇跡なのか科学なのか、一体何なのかよくわからない。『イノシシ』13人は全員、洞窟から出た」と救助作戦の終了を報告した。「イノシシ」(タイ語で「ムーパ」)は少年たちの所属するサッカー・チームの愛称。

遠足に出かけた11歳から17歳の少年たちと25歳のサッカー・コーチは6月23日、大雨で増水した洞窟から出られなくなった。タイ内外から集まったダイバー約90人などが捜索に当たり、英国人ダイバー2人によって7月2日夜に発見された。地元のチェンライ県知事やタイ海軍特殊部隊が中心となった救助本部は当初、水が引くか、あるいは少年たちが潜水技術を習得するまで時間をかけて脱出させるつもりだったが、雨季による水位上昇と洞窟内の酸素低下の進行が懸念され、8日から3日連続の救出作戦が敢行された。

ダイバーたちに前後を支えられ、水路内に張り巡らされたガイドロープをたどりながら、潜水経験のない少年たちは脱出した。8日に最初の4人、9日に4人、10日に残る5人が脱出し、ただちに近くのチェンライ市内の病院に搬送された。2週間以上洞窟に閉じ込められていたことを思えば、全員驚くほど心身ともに元気だという。

少年たちとコーチはレントゲンや血液検査などを受けた。少なくとも7日間は、経過観察のために入院を続けるという。

洞窟内の水を飲み、鳥やコウモリの排泄物に接触した可能性のある13人は、病原体に感染しているおそれがあるため隔離されている。家族とはガラス越しに再会したという。

食べ物のほとんどない洞窟内で2週間以上を過ごした少年たちは体重を大幅に落とし、空腹を訴えていた。救出後は好物の豚肉のご飯やパン、チョコレートなどを希望したが、しばらくは流動食が続くという。

さらに、外界の光に目が慣れるまでの数日は、サングラスをかける必要がある。

救出作戦が終わると、洞窟の出口に集まった救助関係者から大きな歓声が上がった。山のふもとには、少年たちが所属する「ムーパ(イノシシ)」サッカーチームの関係者の家があり、そこに集まった人たちも笑顔で叫んだり歓声を挙げたりした。現場にいたBBCのジョナサン・ヘッド記者は、喜ぶ人たちは「とてもタイ人らしくない様子で」さかんに握手をして回っていたと伝えた。

チェンライ市では、全員脱出の知らせに往来の車は次々にクラクションを鳴らして喜んだ。子供たちやコーチが搬送された病院の外に集まっていた人たちは、一斉に拍手した。

ソーシャルメディアではタイ人の多くが、「#Heroes(英雄)」、「 #Thankyou(ありがとう)」などのハッシュタグを使って、それぞれに思いを表現していた。

サッカー界も少年たちとコーチの無事を大いに喜び、英マンチェスター・ユナイテッドやポルトガルのベンフィカが全員を試合に招待した。国際サッカー連盟(FIFA)も、少年たちをロシアで開催されているワールドカップの15日にある決勝戦に招いたが、これは回復が間に合わないという理由で見送られた。

ワールドカップの準決勝に備えるイングランド代表のDFカイル・ウォーカーは、イングランドのユニフォームを少年たちに贈りたいとツイートした。少年の1人は洞窟内で、イングランドのジャージーを着ていた。すると英外務省の公式アカウントがこれに応えて、「やあ、カイル。駐タイ英国大使と話をした。イングランドのシャツを勇敢な少年たちに、喜んで、確実に届けてくれるそうだ」とツイートした。

経験豊富なダイバーにとっても、少年たちのいる場所までの往復は重労働だった。元タイ海軍潜水士のサマン・グナンさんは6日、少年たちに空気ボンベを運ぶ任務を果たして戻ろうとしていたところ、酸素不足で命を落とした。

ダイバーたちが出口まで張ったガイドロープをたどりながら、少年たちは場所によって、歩いたり、水の中を歩いたり、登ったり潜ったりして外に出た。

少年たちは、通常のマスクよりも初心者に適した顔部全体を覆うマスクをかぶった。少年1人につき2人のダイバーが付き、ダイバーが少年の空気ボンベを運んだ。

最も困難なのは、洞窟の中ほどにある「Tジャンクション」と呼ばれている場所で、あまりに狭いため、ダイバーは空気ボンベを外して進む必要があった。

Tジャンクションを抜けると、ダイバー達の基地となっている「第3室」があり、少年たちはここで出口へ向かう前に休息がとれた。



 事件時系列
Timeline: How the Thai cave rescue unfolded  CNN (米国) 時系列:いかにしてタイ洞窟救出事件は解決されたか

6月23日、洞窟内で消息を絶った16歳以下のジュニアサッカーチームとコーチの大々的捜索と救出が続けられていたが、ほぼ絶望視されていた7月2日遅くに英国とタイのダイバーが全員を洞窟の奥で発見した。洪水で溢れかえった洞窟内の泥だらけの岸の上で小さな集団として見つかった。


 6月23日~6月24日~6月25日~6月26日~6月27日~6月28日~6月29日~6月30日~7月1日~7月2日~7月3日
~7月4日~7月5日~7月6日~7月7日~7月8日~7月9日~7月10日

タイ北部チェンライの洞窟に閉じ込められた地元サッカーチームの少年らの救出を行っていた、海軍特殊部隊は10日、少年12人とコーチ1人の全員を救出し、安全が確認されたと発表した。同部隊などで構成した潜水士らが同日、洞窟内に取り残されていた最後の5人の救出作業を行っていた。6月23日に行方不明となってから18日目での全員生還となった。


















  タイ洞窟救出成功を告げる米国報道の多さ--グーグルで米国のトップ記事を検索


 *日本国内の記事は国内に於ける水害、土砂崩れの災害ニュースが多いせいか、タイ洞窟救出のニュースは少なかった。朝日新聞、産経新聞及び毎日新聞は比較的正確に伝えていた様だ。


10日


 特報
 タイ洞窟少年サッカーチーム救出

 
 タイ洞窟救出、全員が脱出成功

タイ洞窟、少年12人とコーチ全員救出 行方不明から18日目 産経ニュース

 タイ北部チェンライの洞窟に閉じ込められた地元サッカーチームの少年らの救出を行っていた、海軍特殊部隊は10日、少年12人とコーチ1人の全員を救出し、安全が確認されたと発表した。同部隊などで構成した潜水士らが同日、洞窟内に取り残されていた最後の5人の救出作業を行っていた。6月23日に行方不明となってから18日目での全員生還となった。

 少年たちはサッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会の決勝戦に招待を受けていたが、当局者は「(病室の)テレビで見ることになる」とした。また、退院後は、奇跡的に生還できたことへの感謝を込め、かねてからいつかやろうとしていた、仏教寺院での短期間の出家修行に出るという。

Thai cave rescue - LIVE: 13th and final member of football team freed from cave as incredible mission is complete  Independent (英国) タイ洞窟救出:信じがたい救出作戦が成功して全員が洞窟内から救出

Thai cave rescue: Final member of Wild Boars, coach freed from cave CNN 少年サッカーチーム、ワイルド・ボアーズの最後のメンバーとコーチが洞窟内から脱出

 サッカーチームの少年全員とコーチが救出作戦3日間で救出された。

 他報道によると全員安全な状態にあるとされる。


Thai rescue: Ninth boy freed from cave on third day of operation CNN(米国) タイ洞窟救出:三日目の救出作戦で9人目の少年が洞窟内から脱出

 少年達とコーチを救い出すために巨大な国際的救出活動が行われ、最初の少年が救出された。少年は入り口近くに設けられた医療施設で治療を受けている。午後5時~6時?


Thai rescue: Hopes high 4 boys, coach will be freed from cave Tuesday  CNN (米国) タイ洞窟救出:4少年とコーチが洞窟から無事に脱出出来ることを願う

 現地時間午前10時(日本時間午後0時)、19人のダイバーが洞窟内に入った。洞窟内に閉じ込められているWild Boarサッカーチームの5メンバー(少年4人とコーチ1人)を洞窟外に救出するミッションである。また先週早くに少年達を発見して以来側についていた4人のダイバー達も一緒に脱出させる。先の知事で、現在救出チームの司令官を務めているナロンサク・オソタナコムが記者会見で発表した。

管理人コメント:0時に救出に向かったから順調に行けば昨日よりも1時間は早くに少年達は連れ出されてくることが期待される。4時~7時


Thai cave rescue: Divers prepare to resume phase 3 -- live updates  CBS (米国) タイ洞窟救出:第三次救出作戦実行にダイバーが準備

 洞窟内に閉じ込められている少年達とコーチを救出するハイリスク救出作戦が準備されている。

 救出作戦の責任者は、計画では毎日4人の少年達を救出する予定になっている、と説明している。理由は内部のルートに備えておく酸素タンクの設置に20時間要するからとされる。
 現時点で10日中に5人全員が救出されるかははっきりしないとされる。

 救出チームは最もタフな少年達を最初に救出した。この選択について批判的意見も多いかも知れないが、理由は次の様に述べている。当局は脱出ルートを通って、もっとも生存の確率が高い少年達を最初に望んだとしている。(訳者注:脱出ルートは非常に過酷であるから、最初のグループで問題が生じたら、以降のグループでは実行が出来なくなる可能性が高かったから)。

 9日夕方、ダイバー達が4人の少年達を連れ出すことに成功したことを受けて当局は、三日目(10日)も救出計画を実行すると発表した。しかし、豪雨が救出計画を妨げる危険性があると警告している。

 管理人コメント:第三グループは年少者とコーチの可能性が高い。最年少者は11歳だ。”僕は元気だよ”と洞窟の中で、ダイバーのビデオに語っていた。無事に生還することを祈る。

Cave rescue: Divers ready to save remaining five Thais  BBC(英国) タイ洞窟救出:ダイバーチームは残り5人救出準備を完了

 洞窟内に残っている少年達とコーチの5人の救出準備が整えられている。
 少年とコーチの健康状態は良好とされ、狭い水が溢れた洞窟内の通路をダイバーにサポートされながら進むことは可能とされている。

 過去2日間に8人の少年が救出された。タム・ルアング洞窟内の救出作業は全世界が注目している。

 少年達は6月23日から、大雨で水かさが増した洞窟内に閉じ込まれている。そして先週ダイバーによって発見された。

 


9日

 特報
 タイ洞窟少年サッカーチーム救出

 第二次救出作業が開始


Thai cave rescue: Four more boys pulled from flooded cave -- live updates  CBS (米国) タイ洞窟救出:さらに4人の少年が救出

 救出された4人の少年達は病院に収容されているが、安全で意識も明瞭であると当局者は語っている。
 
 州副知事は記者会見で9日の救出作業は前日よりも短時間で終了した。理由は作業が慣れたことと、サポートする人員の数が増えた事による、と語った。
 同副知事は残っている5人が、一回の作業で救出できるか、二回の作業になるかは、自分には分からない、とも語っている。
 
Thai cave rescue operation suspended after four more boys freed  CNN (米国) さらに4人の少年が救助後、救助作業は中断

 9日、さらに4人の少年達が洞窟内から救助されたが、その後救助作業は一時中断された。
 これまで8人の少年達が救助された。残りはコーチを入れて5人となっている。

Thai cave rescuers free three more boys as operation gathers pace CNN (米国、国際) 救出作業が強化される中、さらに3人の少年が救出

 3人がさらに救出され、洞窟内には5人の少年とコーチが1人残っている。最初の少年は現地時間4:30にストレッチャーに乗せられて現れ、その後ヘリコプターで病院へ搬送された。残りの2人は直後に入り口に現れ、救急車で病院へ運ばれた。


Thai cave rescue: Second phase of rescue underway -- live updates CBS (米国) タイ洞窟救出:第二次救出が始まる

 第二次救出が現地時間午前11時前後から開始された。
 救出まで数時間を要すると思われる。一人の少年を2人のダイバーがサポートして危険で狭い箇所もある洞窟を脱出する。

Rescuers up against 'water and time' to save remaining teammates trapped in Thai cave  CNN (国際) タイ洞窟救出:救出チームは大雨が降り出したことから残りの少年達の救出を急いでいる。

 4人を救出させた後、救出チームは一晩かけて、酸素タンクを重鎮させている。
 9日朝に次の救出が始まる。

Thai cave rescue: Four boys freed but rest must wait BBC(英国)  タイ洞窟救出:4人は救出、残りは待機中

 救出チームによると4人が救出されているが、健康的には問題はないとされる。

 救出作業は現在中断中であり、洞窟内の経路に置いてある空気タンクを交換するのに10時間は必要とされるという。
 チームは大雨が予想されたことから8日の救出を決行した。

 次の救出作業は9日朝とされ、中継点の全てのタンクと供給品が置き換わってからとされる。

 洞窟からの脱出は、岩の上の歩行、水中歩行、岩登り、既に敷設したガイドロープに沿って潜水、から成り立っている。熟練した専門洞窟ダイバーでも5時間の行程とされる。


原画像出所 BBC  管理人が日本語追加


8日


 特報
 タイ洞窟少年サッカーチーム救出

 少年救出報道

Thailand Cave Rescue Live Updates: Four Boys Are Out, 9 to Go  New York Times (米国) タイ洞窟救出:4人脱出、9人脱出予定

 洞窟内に閉じ込められていた少年とコーチ達の4人が脱出し、病院へ搬送された。
 残りの9人も脱出予定であるが、開始には10~20時間かかるとされる。脱出ルート沿いの空気タンクや補給品を入れ替えなければならないからだ。

<タイ洞窟>4人を無事救出 地元報道  毎日新聞

タイメディアは8日夕、北部チェンライ県の洞窟に取り残された地元サッカーチームの少年12人とコーチの13人のうち、まず4人が無事救出されたと報じた。4人はチェンライの病院に運ばれる。残る9人の救出作業も続いている。

Thailand cave rescue: Operation underway to bring boys out of cave -- live updates CBS News(米国、国際) タイ洞窟救出作戦:救出作戦は始まったと知事は発表した。
 今日はD-Dayだと表現し、13人の外人ダイバーと5人のタイのダイバーが救出にあたっている。
 当局は昨日(土曜日)、救出は大雨が降り出すと困難になるので、可能な限り急がなければならないと語っていた。

Thailand cave rescue: Storm clouds pressure rescuers to get boys out CNN (米国) 嵐雲の接近が救出作戦の実行を促す

少年ら13人を潜水で救出開始「最適な時期」タイ洞窟  朝日新聞

 タイ北部チェンライ郊外のタムルアン洞窟に閉じ込められている少年ら13人について、チェンライ県知事が8日、記者会見をし、この日朝から潜水による救出活動を始めたことを明らかにした。すでに、タイ海軍特殊部隊員らが少年らがいる場所に向かっている。早ければ同夜にも、少年らが洞窟の入り口まで到達する可能性があるという。
 県知事によると、午前10時(日本時間正午)に外国人ダイバーとタイ海軍のダイバー計18人が、少年らがいる場所に向けて潜水を始めた。同日中に全員を救出する予定だが、潜水はダイバーが付き添って1人ずつ進めるという。県知事は会見で、「天気、水位、(少年らの)健康状態を考慮して最適な時期だと判断した」と説明した。少年らの家族にはすでに説明し、理解を得ているという。
 多くが同じサッカーチームに所属する11~16歳の少年12人と男性コーチ(25)は6月23日午後、自転車で洞窟の入り口に乗り付けて中に入った。その後、大雨が降り、洞窟内に水があふれて出られなくなった。

Thai officials aim to rescue kids from cave before rains return Los Angels Times (米国) タイ政府、大雨が来る前に少年達を脱出させることを考慮中

 モンスーンによる大雨が懸念される中、タイ政府は7日、部分的に洪水で水が満ちあふれている洞窟内を危険性の高い潜水を少年達に付き添いながら、可能な限り安全に誘導し脱出を試みると語った。
 大雨が降り洞窟内の水量が増すと脱出計画はより困難となる。

 少年達には医師を含む3人の救出チームが付き添っている。
 入り口から酸素を少年達に送るホースの設置は出来ていない。代わりにいくつかの酸素タンクが運び込まれている。

 他に地上からの少年達の脱出も考慮され、現在少年達の元につながっている洞窟や割れ目を地表で探している(山のジャングル中)。

7日


 特報
 タイ洞窟少年サッカーチーム救出

The Latest: Rescuer says conditions good for extraction  Fox News (米国) 最新情報:救助チーム、脱出には状況は良い

 モンスーンによる大雨が未だないが、いつ始まるか分からない。現時点では少年達を脱出させる条件は良い。救助チームの責任者は語っている。
 7日遅くから8日にかけて、2つの大きなボランティア・ダイバーチームが到着する予定である。その後彼らは少年達を脱出させる準備を整えるだろう。救助チームの責任者である知事が語っている。
 
 さらに次の様にも語っている。
 脱出計画の成功は可能な限り洞窟内の水量が少ないことである。救出チームは洞窟内の水を懸命に排出しているが、もし大雨が降り出し洞窟内の水量が増え出したなら、どのようなリスク要因がさらに発生するか予想できない。また現在炭酸ガス濃度も上がってきていることが懸念されている。

Thailand cave rescue: Boys 'can walk but can't dive yet' BBC(英国) タイ洞窟少年チーム救出:少年達は歩くことは出来るが、未だ潜水は出来ない


Thai Cave Rescue Will Be a Murky and Desperate Ordeal, Divers Say New York Times (米国) 洞窟内から少年達を救出する作業は、先が見えない絶望的試練であろう、救援ダイバー達が語る

 少年達とコーチのいる場所まで6時間、地下の空洞を進む。ある場所は幅が2フィートと狭かったり、、水で満ち溢れている場所は潜水して泳ぐ必要もある。大きな岩が足下に転がる。
 ベテランダイバーが6日早くに死亡した。洞窟内のルートにスペアの酸素タンクを運んだ帰りに、自分の酸素が枯渇したからだった。
 一方、少年達のいる空間の酸素濃度が下がってきている(15%)。洞窟内で待機している2少年達とコーチの体調が悪化しているとされる。

 懸命に洞窟内の水を24時間持続的に排出しているが、モンスーンによる大雨が洞窟内に流れ込み、少年達の避難している場所の高さを水が超えてくることが脅威とされている。脱出のオプションの一つとされていたモンスーンの時期が終息して洞窟内を流れる水量が減るまで少年達を待機させる方法は、現在望み薄とされ、他の救出方法が色々と模索されている。しかし12人の少年とコーチをほぼ5キロの距離の水で溢れる洞窟内を安全に入り口まで連れ出すには、実際上の問題が多い。少年達は泳いだ経験はなく、潜水マスクを使った経験もほとんどないとされる。

 「少年達を発見したとき、彼らが長期間生き延びれると考えられた。しかし事態が変わった。救出のための時間は少ない。我々は懸命に動かなければならない」、と海軍特殊部隊の司令官は語っている。

 5日夕方から救援チームは少年達のいる空間に空気を送るためのホースを引く作業を始めた。同時に将来必要となる空気タンクも運搬している。

 ダイバー達は少年達のいる空洞と連絡を取るための通信ラインを敷設している。子ども達が親族と話をしたり、現場のダイバー達と入り口の本部が連絡を取り合うためである。
 現在、現場と外部の連絡は、ダイバーにより行われており、それには往復12時間の洞窟内移動が必要である。

 タイおよび海外から最も経験ある洞窟内ダイバー達が140人余集まっているが、彼らの経験の中でも最も大変な作業となっている、という。

 以下省略(詳細記述は原文参照)


Thailand cave rescue: Why can't they drill from above, other questions you want answered  USA Today (米国) タイ洞窟救出;なぜ洞窟上部から少年達が取り残された場所に穴を開けることが出来なないのか?

 洞窟は岩盤から出来ており、近くに割れ目が上部に通じている可能性があるが、洞窟のある山の表面は深いジャングルとなっていて、洞窟に通じる割れ目を見つける事は非常に難しい。しかし現在多くのチームがジャングルの中を洞窟や割れ目がないか探している。
 少年達のいる場所は地表から800メートルの深さにある。近くにある。ほとんどは固い岩である。


6日


 特報
 タイ洞窟、閉じ込められた少年サッカーチーム救出状況

Thailand cave rescue: Diver dies while taking in supplies BBC(英国) タイ洞窟少年救助:ダイバーが救援物質運搬帰りに死亡

 酸素ボンベを少年達のいる場所に届け、その帰りに酸素不足のため死亡。元海軍の救助隊に属していたダイバーであるが、辞めた後、今回の救助に参加していた。

 H7N9鳥インフルウイルス

 H7N9ウイルス:抗原連続変異が生じやすくなっている。多数の変異株の発生
Antigenic Drift of H7N9 Viral Hemagglutinin J.Infect Dis

 この数年間、季節性インフルエンザであるH3N2ウイルスに多くの変異が生じ、特に子どもの間で変異株による感染者数や死者数が増えていることは知られている。作製ワクチンの有効度(VE)が低いが、ウイルス変異が著しいことから難しい問題となっている。

 H3N2ウイルスと同様にH7N9鳥インフルエンザウイルスでも同様の状態が起きている事が今回の研究から推察される。

 H7N9ウイルスはこの12ヶ月間人での感染が劇的に減少している。中国政府による国内家きんに対する実験的ワクチン接種が効を収めたと考えられるが、問題はいつまで当該ワクチンが有効であるかである。H3N2ウイルスと同じく、変異が著しいとしたなら、H7N9ウイルスの場合もすぐに変異ウイルスが増えだし、それから人感染が増え出す危険性がある。
 
 今回の研究はこれまで分離された多数のH7N9ウイルス株の遺伝子情報を分析し、最近のH7N9ウイルスが多くの変異株に分かれていることが確認された。
 現行のワクチンでH7N9が一定程度拡大が抑えられているが、今回の研究結果は今後H7N9ウイルスに対するワクチン使用の困難さを示している。


5日

 特報
 タイ洞窟、閉じ込められた少年サッカーチーム救出状況

洞窟上部からの救出も視野=潜水と両にらみ―タイ  時事通信

 タイ北部チェンライ県の洞窟で発見された少年ら13人について、救助隊は潜水による入り口からの脱出に加え、洞窟につながる上部の穴から救出する方法を模索している。


Thai cave rescue: Boys and coach not well enough to attempt escape  CNN(米国) タイ洞窟救出:少年達とコーチは脱出するのに十分な体調ではない

 少年達とコーチの医学的所見は、脱出を試みるには非常に危険すぎると判断された。海軍の高官がメディアに語った。
 また医師による最新の報告によると2名の少年とコーチは低栄養から極度に消耗状態とされる。


 Thailand cave rescue: Boys appear in new video, 'I am healthy'  CNN (米国) タイ洞窟救出:発見された少年等、”元気だよ”と口々に叫ぶ

 一昨夜発見されたタイの洞窟に閉じ込められた少年達の新たなビデオ映像が公開された。
 子ども達は”元気だよ”と口々に叫ぶ。9日間の暗黒での生存。手足は細く、全体的にやつれているが、笑顔を見せて手を振っている。

 子ども達の話では、犬の吠え声や鶏の鳴き声、そして子ども達の遊んでいる声も聞こえると言う。
 割れ目や空洞がある可能性が示唆されている。
 しかし現時点では、子ども達に潜水器具の装着になれさせ、ダイバーがついて所々泥水で満ちた洞窟内を潜水しながら脱出する案が第一選択となっている。
 昨夜から8人の海軍のダイバーと医師とナース各一人づつが少年達の側に待機している。



Thailand cave rescue: Boys taking crash course in swimming, local governor says  CBS (米国) タイ洞窟封じ込め少年チーム救出:少年達に水泳特訓開始

 レスキューチームは洞窟内の少年達に食料や医薬品を届けた。しかし彼らを洞窟外に連れ出すことは非常に危険な状況である。
 洞窟外のレスキューチームは、少年達をいかに安全に連れ出すか、方法に苦慮している。地域の知事は少年達に水泳の特訓を始めたと語った。チームは少年達に潜水マスク装着の指導を始めた。潜水マスクを装着して水面下で呼吸をするためである。しかしそれは非常に危険で、かつ長時間、暗黒で狭い洞窟を泳ぐことになる。
 専門家は泳ぎ方に熟知せず、暗黒下で洞窟内を進むことは命を失う可能性もある、と警告している。
 一方、レスキューチームは洞窟内の水を可能な限りくみ出すことに努力している。水量が減ることで少年達が安全に脱出出来る可能性が高まる。
 しかし今週末にモンスーンによる大雨が予想され、それによる氾濫の危険性がある。そのため雨水が浸入してくる可能性がある2カ所が塞がれた。


Rescuers ponder how to extract trapped team from flooded Thai cave Reuters  (国際) 救出チーム、洪水の洞窟から取り残された少年達の救出方法を思案

 6月23日、洞窟内で消息を絶った16歳以下のジュニアサッカーチームとコーチの大々的捜索と救出が続けられていたが、ほぼ絶望視されていた7月2日遅くに英国とタイのダイバーが全員を洞窟の奥で発見した。洪水で溢れかえった洞窟内の泥だらけの岸の上で小さな集団として見つかった。

 現在、問題の焦点ははいかにして少年達を数キロの水で溢れた危険な洞窟から外に連れ出すかに置き換わった。

 海軍は少年達を4ヶ月間の雨期の間、洞窟内にとどめておき、水が減りだしてから脱出させる可能性を挙げている。
 また別の意見として、天候が味方して、洞窟内の水が排出され、そして潜水用具の着用の仕方を少年達が教えられるならば数日内に救出は可能という。
 少年達に脱出のための十分な体力があるかどうかを判断し、いつ行動に移すかは洞窟内にいるレスキューチームの判断次第と、災害予防緩和局の長官補が5日語った。
 少年達の気力は十分あることは確認されているが、脱出のための体力や能力は中にいるチームが判断しなければならない、我々の為すべき事は水の排出を続けることであり、それにより内部の安全レベルが確保され、少年達が安全に出てくることが出来るかは中のチームが判断すると、長官補は語った。

 軍の高官によると洞窟の入り口から少年達のいる場所まで往復するには、11時間要すると語っている。

 以下略


6月


27日

 中国、H7N9ワクチン接種
完全に高病原性H7N9ウイルスを駆除できているのか?


  昨年秋に中国は全土の家きんに世界的には禁じられている鳥インフルエンザワクチンを接種した。
  H7N9駆除を目的にしていた。
  2013年以来人の感染死を増やし続けてきた同ウイルスは、一昨年秋~昨年春にかけて変異株が出現し、鳥類に対して低病原性であったものが高病原性に変わり、その変異株が昨年春以来中国全土に広がっていた。

  鳥インフルエンザワクチンは、家きんの鳥インフル発生は抑制するが、ウイルスの駆除は出来ない。ワクチンを使用した国では、鳥インフルの発生がしばしば繰り返されている。変異株が現れたり、感染性や病原性が変化したりすることは経験済みである。
 食糧問題を抱える少数の国、例えば中国、エジプト、ベトナムお及びインドネシアでは鳥インフルエンザワクチンで鳥インフルの発生を抑制しようとしている傾向にある。
 世界の鳥インフルワクチンの使用率は中国が91%、エジプトが4.6%となっている。

 2013年以来のH7N9感染者数の増加に中国政府は昨年春にワクチンの使用を決断した。
 6月に広西壮族自治区と広東省の2省でH7およびH5亜型ウイルスに対する2価不活化ワクチンの接種実験を行った。

 

  しかし2省でのワクチン接種が評価される前に、一ヶ月後には、秋に全土でのH7/H5-2価ワクチン接種を行うことを決断した。



 全国的にH7/H5ワクチンが投与されてから、人での感染は激減している。
 現時点では中国が行ったワクチン接種は大成功したように見えるが:ウイルスはワクチンにより感染力や致死力が抑えられているが、ウイルスは無症状なままに感染を広げている可能性が高い。その過程で変異が起きてくると現行のワクチンは無効となり、ウイルスは一気に広がり病原性を発揮し出す。



 現時点でH7N9ウイルスは抑え込まれているが、今後どのような病原性を持ったH7N9株が現れてくるかが問題とされる。
 そうした中から突然パンデミックインフルウイルスが出てきてもおかしくはないが、それを予知および防止する方法はない。



25日

 ロシア西部で高病原性鳥インフル(H5亜型)が多数の農場の家きんに流行。2013年以来



  しばらく鳥インフル流行の報告はなかったロシアであるが、ここ数日一気に十数カ所での流行が報告された。
 
  昨日16カ所における流行の詳細は詳細がOIEから報告された。
 詳細はOIE(国際獣疫事務局)

 
 当初流行したのはH5N8であったが、以後H5N6に変わってきたのは、以前、説明したとおり。遺伝子再集合が頻発しており、そこから欧州型H5N6が誕生(高病原性)。2013年から中国をはじめとして韓国、日本で流行したアジア型H5N6と多少遺伝子構造が異なる。
 しかし昨年末頃から日本で野鳥がもたらしている高病原性H5N6は欧州型とされ、欧州から運ばれてきた亜型ウイルスと見られる。伊丹市で見つかった大量のハシブトガラスの死骸から同型が分離されており、欧州型H5N6は鳥を介して世界に広がっていると考えられる。その原型?であるH5N8は時々見られるが、鳥インフルの主流では無くなっている。

 次期の冬期間欧州だけで無く、アジア全体もH5N6ウイルスで流行が占められる可能性が高いが、鳥インフルウイルスは遺伝子再集合を頻繁に起こしているので、意外と予想を超えた新型が現れ、同時に人へも容易に感染する株が出ることが怖い。 まさしく100年前に出てきたスペインインフルエンザのウイルスである。鳥インフルエンザウイルスが短期間に人に感染する型に変異したとされている。


18日

H9N2鳥インフルエンザウイルスの脅威

 名前を聞くと、アジアや中東、最近ではアフリカでも時折報告される低病原性鳥インフルエンザに過ぎない。
 しかし、現在、インフルエンザパンデミックの主役となる可能性から、ウイルスの分析、さらにはワクチンの作製が試みられている。

 H9N2ウイルスの遺伝子の中心部分は各種の(鳥)インフルエンザウイルスの遺伝子と再集合を起こし、多くの高病原性ウイルスの遺伝子の骨格となっている;H5N1、H5N6、H7N9等。全て人のパンデミック候補と言われてきた。

 2014年には、中国の研究陣がH9N2ウイルスがほ乳類のウイルスリセプター(α2,6)を持つ呼吸器の上皮細胞に感染しやすいことを明らかにしたが、さらに驚くべき事に鳥ウイルスのリセプター(α-2,3)(消化器に存在)以上に感染しやすいことを明らかにした。このH9N2ウイルス遺伝子が結びつくことで、他の鳥インフルウイルスが高病原化して、さらに人に感染しやすくなる可能性がある。
 H9N2ウイルスが感染している家きんは、人の新型インフルエンザウイルスの培養器となっている、とのタイトルの論文も2014年にランセットに掲載された。

 疫学調査によると、中国のある省の家きんの四分の一がH9N2ウイルスを保有していたとされる。
 これまで数人の感染者が中国で報告されているが、全て軽症のインフルエンザのため、他に見逃されている感染者は多そうだ。
 このH9N2は容易に他ウイルスと遺伝子組み換えを起こすことから、いつ高病原性のウイルスを人のパンデミックウイルスに変えてしまうか脅威がつづく。
 数年前から何種類かのワクチンが作製されてきている。

 H9N2ウイルスは1990年代後半に中国で見つかっているが、その保有する遺伝子の骨格は、他のウイルス遺伝子と再集合することにより、ウイルスを高病原性化、およびほ乳類細胞への感染力を増強する。パンデミックの可能性が示唆されるいくつかの鳥インフルエンザウイルスの助っ人的存在でもある。


 本年6月中国の研究陣が出版した論文は以下の通り

Clinical and epidemiological characteristics of a young child infected with avian influenza A (H9N2) virus in China  Journal of International Medical Research (国際)  H9N2鳥インフルエンザに感染した中国人小児の臨床的疫学的特徴



11日

 犬のインフルエンザ、ニューヨークで拡大

 最近の情報、合わせて7日の情報も参考してください。
 いずれの日か、ペット犬とインフルウイルスを共有し出すのかも。




 北朝鮮問題 第一ラウンド始まる

 明日からシンガポールで米朝首脳会談。非核化、北朝鮮戦争終結に向かうだろう。
 しかし拉致被害者問題は?すでに北朝鮮には記録さえ無いという状況かも知れない。
 北朝鮮から核が無くなったら、北朝鮮は単なる小国。核を有する今は世界から注目されるが。
 核保有国というアイデンティティーが無くなったら、北朝鮮は貧しい単なるキム王朝となるだけ?

10日

  コンゴ民主共和国でのエボラ流行拡大阻止のために世界中からの応援

  ワクチン、治療薬など、いまだ未承認ながらも(臨床試験では安全性、効果は確認)、拡大を
抑えるためにコンゴに届けられている。WHOページより
 

7日

 注目!
 犬インフルウイルスが遺伝子再集合で多様化-南中国
   犬の体内でも鳥インフル由来ウイルスが進化を続けだした-将来のパンデミック候補の可能性も

 各種のインフルウイルスがブタ等経由で犬に感染し、犬の中でそれら遺伝子が再集合し、新型ウイルスが誕生


Could 'dog flu' be the next pandemic? Medical News Today (国際) 犬インフルエンザが次のパンデミックを引き起こすのだろうか?

 ブタインフルと鳥インフルがパンデミックの不安を最近かき立てているが、現在、別な不安が遠方から顔を出してきた。
 新規研究がインフルウイルスがブタから犬に感染することを見いだした。

 通常、インフルエンザ・パンデミックはウイルスが鳥からブタに感染して、そこから始まる。ウイルスは最終的に人に感染し出す。

 一定の動物集団内に存在するインフルウイルスは多くの株が混在している。それらは遺伝子交換を容易に起こして新型ウイルスが誕生する。

 もし新型ウイルスが人に感染した場合、我々の免疫機構は即それを捉えることが出来ないため、そのウイルス感染を抑えきれない。

 例えば、2009年のH1N1パンデミックは、鳥類で始まった。続いてそれはブタに移行し、ブタに感染しているブタのインフルウイルスの遺伝子が組み込まれた。それからその新型ウイルスは人に感染しだした。

 一般的に鳥と豚はインフルウイルスが遺伝子交換をしやすい場所とされている;しかし犬や馬の持っているインフルウイルスにはそのような多様性は低い(遺伝子交換を容易には起こさない)と考えられている。

 多様性は低いといっても、15年前、馬に感染したインフルウイルスがその後犬に感染する様になったことが報告された。これが犬の間で感染を続けている最初のインフルウイルスとなった。
 また5年前、中国の農場で飼われていた犬で鳥インフルウイルス由来の犬インフルウイルスが見つかった。
 今週発表された雑誌mBioに発表された研究結果は、こうした犬インフルウイルスの流れが新たな段階に入った事を示している。

 ニューヨークのIcahn School of Medicine 、インフルエンザ病理研究センターの研究チームは、中国広西自治区の犬たちから得た16種類のインフルウイルスの遺伝子を分析した。
 ウイルスは獣医クリニックに呼吸器症状で受診した犬たちから採取された。

 論文の著者達は、彼らの研究の新規知見と重要性を次のように述べている。
 「我々の得たウイルスは、これまで知られていたウイルスとは別の流れを辿っている。元々鳥が感染宿主であったウイルスが、ブタに感染するようになりブタインフルウイルスとなり、それが次に犬に感染しだし、犬の体内で元来から存在している犬の他のインフルウイルスと遺伝子交換(遺伝子再集合)を起こしたものである(犬の体内で他ウイルスと遺伝子再集合を起こし、新型ウイルスが誕生している。これまではブタの中で鳥インフルウイルスが他ウイルスと遺伝子再集合を起こし、誕生したウイルスが犬に感染していた:訳者注)。」
 「我々は今、犬のH1N1、H3N2、H3N8ウイルスの存在を確認しているが、それらウイルスが互いに遺伝子を交換してさらに新型ウイルスが犬の体内で誕生している。先のH1N1パンデミックが起きる10年前の状況を思い起こさせる」

 身近に存在している犬の体内で新型インフルウイルスが、ウイルスの再集合で誕生し始めている事実は、もしそのその新型ウイルスの中に人に感染するタイプが出てくると危険なことである。
 ブタに対してインフルワクチンを接種し、ウイルス感染を抑える試みが為されているが、犬に対してもワクチン接種でインフルウイルス感染を予防することを考慮する考えがでてくる可能性もある。
 そうしたことを現在心配する必要性は高くはないが、犬の持つインフルウイルスの危険性が高まってきているかどうかは、時間の経過で熟考されだすかもしれない。

 参照
 Emergence and Evolution of Novel Reassortant Influenza A Viruses in Canines in Southern China  mBio 5 June 2018  (国際) 南中国の犬たちから分離された新型再集合A型インフルウイルスの進化

Rise of dog flu strains could increase risk of next human pandemic, scientists warn  Independent (英国) 犬インフルウイルス株の増加は次期パンデミックを引き起こす可能性もある。専門家

 人の良き友でもある犬が、パンデミックインフルウイルスを知らないうちに人の間に広げる可能性があることを先端的科学者達が論文で警告した。論文では人にも感染する可能性がある犬のインフルウイルスの株が増えていることを報告している。
 研究チームはウイルスが、インフルウイルスを伝搬する動物の一種であるブタから犬に、直接感染することを明らかにしたが、それは当該ウイルスが人に犬から感染する可能性を示している。
 また犬で見つかるインフルウイルスの多様性が高まっていて、10年前の世界的ブタインフルのパンデミック時に似た状況であると、研究チームは警告している。(犬インフルウイルス同士での遺伝子再集合が容易に起こりやすくなっていて、他インフルウイルスの遺伝子が組み込まれた新型ウイルスが出やすい状況)。

Dogs are potential breeding ground for new flu strains, report warns  CBC(カナダ) 新型インフルウイルス株が犬の間で誕生している可能性、論文が警告

 ブタ、鳥そして犬のインフルウイルスの遺伝子が混ざったウイルスが南中国の犬で分離され、専門家達は、犬の体内で誕生したウイルスが将来人にジャンプしてくる危険性があることを研究論文で警告した。

 専門家チームは800匹の体調不良(元気ない、風邪様症状を呈した:訳者注)を起こした犬の鼻水を調べた。2013年~2015年。
 その中から15%でインフルウイルスが見つかった。
 犬からインフルウイルスが分離されることはそれほどの驚きではない。
 2000年代に馬から犬にインフルウイルスが感染し、それ以降犬の間で同ウイルス感染が繰り返されている。

 しかし、今回分離されたウイルスのDNAを分析したところ、16種類のウイルスからの遺伝子が検出された。あるものは鳥インフルウイルスで、それは先にブタの間で感染していて、またあるものはヨーロッパやアジアで人から分離されたことのある株だった。

 これまで犬から飼い主にインフルが感染したことを示唆する事実はないが、そうしたことは問題外であるとは言いがたいと、専門家達は警告している。


4日

 エボラ接触者調査と隔離がエボラ対策の基本、しかし非常に困難な業務
Detective work, cultural awareness are key to fighting Ebola  CNN (米国) 接触者の探知業務と村々の文化的慣習知識を持つこととがエボラとの闘いに必須

 感染者との接触者調査が重要なエボラ拡大対策となっているが、その現実は容易ではない。
 患者との接触者を同定し、その健康状態を評価して行くプロセスは非常にハードな業務である。
 接触者の健康状態は3週間観察され、彼らが本当にウイルスに暴露されたかを確認する。もし彼らが発病したときは隔離してウイルスの拡大を防ぐ。

「接触者調査は探知的業務であるが、同時に研究的業務である。我々はウイルス拡大防止のために、ウイルスを封じ込める必要がある。」、と国際赤十字・赤新月社のエボラ対策責任者のチラン・リベラ氏が語っている。
 「エボラに感染したと疑われる如何なる人でも、平均として30人以上の接触者がでるので、担当者はそれら接触者と会う必要がある。それは大変なことであるため、現場では多くのボランティアを要する」
 接触者追跡と、安全な埋葬が最も重要なエボラ根絶のための業務と考えられる、と同氏は語る。
 今回のエボラ流行の初期で、エボラ死者の埋葬に家族の誰かが参列し、そして家族員が感染した。

 エボラウイルスは埋葬過程で感染する。

 赤十字はコンゴ政府やWHOと協同しながらエボラ対策に当たっているが、特に死者の埋葬に関する指導は中心となっている。慣習的な埋葬方法は危険んで周辺にウイルスを広げる。


3日


北朝鮮問題
朝鮮半島の非核化
 南北平和協定

 韓国、日本の強圧的発言を非難
「北朝鮮を疑い続けては対話に支障」 韓国国防相が対北姿勢で日本批判  産経ニュース

韓国の宋永武国防相は2日、シンガポールで開催中のアジア安全保障会議で、小野寺五典防衛相が北朝鮮の対話姿勢に不信感を示したことに対し「北朝鮮を疑い続けては対話に支障が出る」と批判した。「大胆な決断を下した北朝鮮を理解してほしい」とも述べ、北朝鮮への見方を変えるよう求めた。

 宋氏は日本が強硬な態度を続けることに、しびれを切らしたもようで、北朝鮮に対する評価の対立が表面化した。
 小野寺氏は演説で、北朝鮮が過去に融和ムードを演出しては核・ミサイル開発への回帰を繰り返したとし「対話に応じることのみをもって、見返りを与えるべきではない」と訴えた。

 直後の質疑の場で宋氏は「過去にだまされたからといって、未来もだまされ続けるだろうと疑えば、交渉したり平和を創出したりすることができるだろうか」と語り、北朝鮮の変化を信じるべきだと力説した。(共同)

 管理人コメント: 先に中国からも類似のコメントがなされている。対話が進んでいるのに、なぜ日本は足を引っ張る!。日本はもっと建設的意見を吐かなければ、トランプ大統領が融和作戦に変更しつつある現在、米国に従って強圧的意見を吐き続けてきた日本が上っている梯子を外され、拉致被害者問題の解決は水平線のかなたに遠のく。

 米国、北朝鮮の段階的非核化を容認、人権問題には触れず
  当初の強行的意見は、トランプ大統領になし
  歴史的北朝鮮会談の開催成功を重視に

  
トランプ氏 段階的非核化を容認 米朝12日に会談 (毎日新聞)

 ・トランプ米大統領は1日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長との首脳会談を当初予定通り6月12日に開催すると表明した。首脳会談の実現を優先するために、非核化の「即時達成」を追求してきた方針を転換したともいえる。

・トランプ氏は1日、金委員長の最側近、金英哲(キム・ヨンチョル)党副委員長とホワイトハウスで面会し、金委員長からの親書を受け取った。会談後、記者団に対し、北朝鮮側の「非核化の意思」を繰り返し強調しつつ、「彼らは用心深く、急いでやろうとはしていない」と、「段階的な非核化」を主張してきた北朝鮮側の立場に理解を示した。また、「1回の会談ですべてが成し遂げられるとは思わない」とも発言し、複数回の首脳会談を含む折衝の積み重ねが必要になるとも語った。

・トランプ氏の「方針転換」については、非核化の手順の複雑さを理解したためとの見方もできる。ただ、「合意から1~2年以内」(米政府関係者)の非核化を目指していた日米韓の従来方針との落差は大きく、会談で目立った成果が上げられない場合を見越して、国内外での期待値を下げる狙いもあるとみられる。

・また、12日の会談は「互いを知ることが主目的」と説明、「その場で何かに署名するようなことはないだろう」と述べた。ただ、会談で朝鮮戦争の終結宣言案に合意する可能性について「あり得る。歴史的に非常に重要だ」と語った。

・また、トランプ氏は「彼らは(非核化の)道筋で、他の物事を求めている」と述べ、非核化の段階ごとに見返りを得たい北朝鮮の戦略に理解を示す姿勢も見せた。「関係改善が進むなかで今後、『最大限の圧力』という言葉は使いたくない」と述べ、対北朝鮮制裁を解除する日を「楽しみにしている」とまで語った。

・北朝鮮が非核化を受け入れた後の経済支援に関しては、日本や韓国、中国が取り組むとの認識を示し、「米国が多くの支出をすることはない」と強調した。

・一方、トランプ氏は金英哲氏との会談で「人権問題については話し合わなかった」と述べた。首脳会談では議題に取り上げる可能性も示したが、日本政府は米朝首脳会談で、北朝鮮による日本人拉致問題を取り上げるよう米側に求めており、7日に予定される日米首脳会談で、安倍晋三首相がトランプ氏に改めて要請するとみられる。


 誰がシンガポール・サミットでの金正恩のホテル代を支払うのか?
WaPo: US determining who will pay for North Korea leader's hotel room  CNN (米国) ワシントンポスト:シンガポールで開催予定の米朝首脳会談における北朝鮮キム委員長一行の宿泊費用は誰が支払うか、米国当局は思案中

 経済制裁で経済力を失った北朝鮮政府は、シンガポールでの滞在費用を他国に求めている。ワシントンポストが1日に発表した。

 キム委員長が宿泊する5つ星ホテルは室料が一泊60万円。
 ホワイトハウスと国務省は、現在チームが考えている詳細についてはワシントンポストにコメントしていない。
 米朝首脳がより親しく会談するために、米国側は費用を提供することに寛大ではあるが、現在主催国であるシンガポールに支払いを求めることを考慮中のようだ。

 また昨年ノーベル平和賞を受賞したICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)も、受賞した賞金から金委員長の部屋代を負担することを申し出ている。


2日


エボラウイルス感染症(EVD)
コンゴ民主共和国 2018年5月8日~
エボラとは(WHO)
 

As Aid Workers Move to the Heart of Congo’s Ebola Outbreak, ‘Everything Gets More Complicated’ New York Times (米国)  支援グループ(国境なき医師団)、エボラ発生地帯でのワクチン接種活動に入るが全てが混沌な状態

 最初にエボラが発生した田舎地帯での調査とワクチン接種を行わなければ、感染リングを断ち切ることが出来ないことから、現在ワクチン接種は田舎地帯が対象になっているが、多くの障害が多く、その克服がワクチン接種活動の成功の鍵を握っている。

 これまでエボラは54人に感染し、半数を殺している。
 コンゴ民主共和国に入っている支援部隊は最初に発生した田舎地帯へ入ってワクチン接種活動を始めている。
 しかし疫学専門家達は、最初の発病者を同定していないし、発病者に接触した村人達も同定できていない。そのため感染リングがどのように出来てきたかを分析できていない。
 感染リングを把握するという大きな障害物を越えなければ、田舎地帯でのワクチン接種は成功しない。
 「流行を制御するためには、明確に疫学的分析をする必要がある」
 国境なき医師団の緊急部隊責任者のヘンリー・グレー医師が語っている。

  感染拡大防止のためのワクチン接種活動は、国際公衆衛生学上の最も重要な活動の一つである。
  (管理人作成)


  
1日


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