31日

 
生きた家きん市場の閉鎖でH7N9鳥インフルエンザの拡大を防止すべき:中国研究チーム
Market closures dramatically cut cases of new China bird flu: study Reuters (国際) 研究報告:市場閉鎖で劇的にH7N9鳥インフルエンザ感染者が減少した

 
香港と中国の研究チーム。医科学雑誌”ランセット”に発表。
 本年春に流行したH7N9鳥インフルエンザは、生きた家きん市場の閉鎖で劇的に感染者が減った。市場閉鎖前に比較して一日に発生数が97%減少。

 今月再発生したH7N9鳥インフルエンザの拡大は、生きた家きん市場閉鎖で防ぐべきであると主張している。

 
エジプトでMERS死者および感染者の情報が地元のメディアで流れているが、政府は”噂”として否定しているようだ。

 
 SARS近縁コロナウイルスが中国のコウモリから分離
Close relative of SARS virus found in Chinese bats (ミネソタ大学感染症情報センター、CIDRAP) SARSコロナウイルスに極近縁のコロナウイルスが中国コウモリで分離
 
極めてSARSウイルスに遺伝子が近縁のコロナウイルスが中国のコウモリ(キクガシラコウモリ)から分離され、容易に人の細胞で増えることから、人への感染性が高いことが示唆。
 中国の研究チームがNatureに論文発表。

 2003年にSARSが流行したさい、ハクビシンからウイルスが検出されたが、今回の研究結果からコウモリから直接人へコロナウイルス感染する可能性が示唆された。
 中東で発生しているMERSも、その類似ウイルスがコウモリから分離されている。

MERS case reported in Oman; French case ruled out  (ミネソタ大学感染症情報センター、CIDRAP) オマーンでMERS発症例が報告:フランスの疑い例は否定


30日

 オマーンで初のMERS感染者
  サウジアラビアに隣接するオマーン(黄色)


Oman reports first MERS-coronavirus case  Reuters  (国際) オマーン、初のMERSコロナウイルス感染者を報告

MERS virus spreads to Oman Al-Bawaba (国際、中東、北アフリカ) MERSコロナウイルス、オマーンに拡大
 オマーン北西部に住む61歳男性が同国初のMERSコロナウイルス感染者となった。
 保健省が29日発表したところによると、男性は国外に最近出たことはなく、国外から入国してきたMERS感染者と接触して発病したと推定されている。
 同省は状況は把握されていて、パニックに陥る必要はないとしている。

 Oman announced first case of MERS coronavirus Emirates 24/7 (アラブ首長国連邦) オマーン、初のMERSコロナウイルス感染者を報告
 オマン保健省は、同国初のMERS感染者を報告した。患者は男性であるが、詳細は不明。状態は安定しているとされる。

 オマーンで初のMERSが報告
 
オマン保健省が同国初のMERS患者を確認したと発表。
 国外で感染した模様。
 詳細は不明。
 ソース

 フランスでサウジアラビア帰りの人がMERS感染疑い ->ウイルス検査で陰性と確認
 France cites likely MERS case; WHO notes Qatar case
CIDRAP (米国、ミネソタ大学感染症情報センター) フランスでMERS感染疑い者が確認:WHOがカタールでのMERS感染者を確認

 
フランス政府は29日、サウジアラビアから帰国した43歳の帰国者がMERSを発症している疑いがあることを発表した。現在ウイルス検査中である。
 患者は北部の病院に入院しているが、サウジアラビアの大巡礼に参加したかは不明となっている。しかし状態は安定しているようだ。

 他にWHOがカタールでMERS患者が確認されたことを発表した(当ウエブでは28日に掲載)。

 * フランスのケースは非公式ではあるが、最新情報ではウイルス陰性とされる。

29日


 サウジ保健省からの正式発表が遅く、また内容も簡単なため、サウジにおけるMERS状況の把握に、各専門機関や専門家も難渋している。
 サウジは王国であるが、いざとなるとどこかの人里離れた別荘地に避難するのだろうが、自国から大変なウイルスを世界に拡大させたという責任性は感じないのかもしれない。
 なんせ自国から大量の石油を世界に提供し、そのおかげで世界の20世紀は急速に発展してきたからだ。

 
WHOもどれだけサウジおよび中東の状況を把握しているか不明だ。さっぱり同機関からの情報が出てこない。

 もっとも情報をまとめて世界に発信しているのは、ミネソタ大学の感染症研究と政策センター(CIDRAP:当ページでは感染症情報センターと略している)であり。同機関は米国CDCともつながっている。

 CIDRAP情報ページ (公式ページとしては世界で最も早く正確。情報源は幅広い)

 H7N9関連
 MERS関連


28日

Home-grown bird flu vaccine set for testing  South China Morning Post (香港) 中国、H7N9鳥インフルエンザワクチンを開発、臨床試験に
 中国の研究チームの手によってH7N9鳥インフルエンザウイルスに対するワクチンが開発された。それは部分的に世界中の研究室の貢献によりもたらされた。
 浙江省大学のワクチン研究センターはそのような声明をだした。
 
 声明によると、研究チームは6か月間を要して、ウイルス株を迅速に増殖させることに成功したとされる。
 ワクチンの安全性に関する全てのアセスメントと実験を10月21日に終了したとし、今後は臨床試験に入る予定とされる。
 ワクチン製造の関心を示す企業は中国内に2社あるとされる。

 中国外では米国、カナダ、台湾などでもワクチン開発が進められている。


 カタールでMERS患者確認
Qatar records new coronavirus case
 Kuwait News Agency (クエート通信) カタール、新規MERS感染者を報告
 
カタール政府は27日、23歳の外人居住者がMERSに感染したことを確認した発表した。症状は安定していて、これまでのところ親族からは感染者はでていないとされる。

27日

 サウジアラビアで3人のMERSが確認。2人は人人感染による。
.

 サウジ保健省が現地語ウエブで発表。
 東部の州と表現。
、83歳女性、先に発病した患者から感染。
 54歳男性、医療担当者、ICUで治療。
 49歳男性、ICUで治療。感染源は不明
 いずれも状態は安定とされる。
 
 情報源

 中国H7N9ワクチンの開発に成功
China makes history with H7N9 bird flu vaccine  Shanghai Daily (中国) 中国H7N9鳥インフルエンザワクチンの開発に成功
 世界初のH7N9鳥インフルエンザワクチンが、浙江省大学、香港大学、中国CDC、国立食品医薬品管理局、中国医科学アカデミーの協同で開発された。

中国の大学、鳥インフルワクチン株を開発 日本経済新聞
 {中国中央テレビによると、中国浙江省の浙江大学医学院付属第1病院と香港大学などは26日までに、鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)のワクチン製造に必要なワクチン株の開発に成功した。今後、実際にワクチンが生産されれば、感染拡大防止につながる可能性がある。
 同ウイルスは3月末に中国で初めて確認されて以降、感染が拡大。その後沈静化したが、今月15日と23日に浙江省で相次いで新たに確認された。感染者は台湾の1人も含めて138人となり、うち45人が死亡している。
 中央テレビによると、開発に成功したワクチン株は全ての検査を終え、ワクチンメーカーに提供できる状態にあるという。
 新華社電によると、北京の専門家は「H7N9型鳥インフルエンザウイルスはまだ、人から人への十分な感染力を備えておらず、今のところ大規模流行の可能性は低いが、散発的に感染が発生する」との見方を示した。}

26日
25日



 高濃度季節性インフルエンザワクチンの高齢者への効果が示唆
Early results in large trial affirm high-dose flu vaccine for seniors
CIDRAP (ミネソタ大学感染症情報センター) 高齢者に対する高濃度(季節性)インフルエンザワクチンの臨床試験結果
 サノフィ・パスツールSanofi Pasteurが2年前から米国で行ってきた、高齢者に対する4倍濃度のインフルエンザワクチン(high-dose version of Fluzone )の臨床試験結果が公表された。
  臨床試験第三相で、2シーズンにわたり32000人の65歳以上の高齢者を対象とした。
 接種は希望者を対象としたが、従来のワクチンに比較して24.2%の予防効果の増強を認めたとされる。
 副作用は局所的反応の増強が少数の対象者で見られたが、大きな副作用の発生頻度は従来ワクチンと差はなかったとされる。
 肺炎や入院率、心肺系の悪化にも効果の増強が見られたとされる。


New China H7N9 bird flu cases 'signal potential winter epidemic' Reuters (国際) 中国における新規H7N9鳥インフルエンザ感染者の発生は、冬期間に流行する予兆を示唆する

 
・人の感染事例は夏期間に減少していた。
 ・専門家はインフルエンザシーズンに再流行することを警告
 ・秋に感染者が報告されだしたことは、ウイルスが動物の間で感染を繰り広げていることを示唆

 
今月に入って中国で人のH7N9感染者が確認されたことは、この冬に新たな流行の波が起きる可能性が示唆されていると、専門家たちは24日警告した。

 
中国の浙江省で10月にH7N9感染者が確認されたことは、ウイルスが2013年冬期間に再興したことを示し、そしてこの冬に大きな流行を起こす可能性があると、中国の研究チームが Euro surveillance(ヨーロッパCDCが主管する感染症のサーベイランス雑誌:訳者)に発表した。

 
世界の専門家たちは夏の間、感染者発生がほとんどなかったにも関わらず、H7N9鳥インフルエンザは消えていないと警告してきた。
 オランダのエラスムス医学センターで指導的ウイルス学者であるAbオステルハウスは、H7N9ウイルスを追ってきているが、「我々は次に何が起きるかについて十分備える必要がある」と、今月初めにロイターに語っている。

 人人感染の可能性ある事例に関する初の科学的分析結果が8月にBMJ(英国医師会雑誌)に報告され(中国研究チーム:訳者)、ウイルスが変異により人の間で容易に感染を繰り広げる可能性があることと、それがパンデミックを引き起こす危険性があることが示された。
 以下略。

24日

 中国浙江省でこの秋2例目のH7N9感染者が確認


China Reports Second Bird Flu Case in October Voice of America (米国) 中国、10月に入ってから2例目のH7N9感染者を報告
 
中国は夏場の小康状態後、2例目のH7N9鳥インフルエンザ発病者を23日報告した。
 患者は67歳で浙江省の嘉興市(かこし)に住んでおり、H7N9ウイルスに感染して入院している。
 
浙江省はこの春中国内で45人のH7N9死者が出て、その数は中国内でも最も多かった。
 
鳥インフル、浙江省でまた感染者=中国 時事通信
 {中国浙江省衛生庁は23日、同省嘉興市に住む農民の男性(67)がH7N9型鳥インフルエンザに感染していることを確認したと発表した。16日に発病し、重症。同省では15日にも紹興市の男性の感染が発表されており、秋を迎え再流行の懸念が強まっている。
 今年3月に人への感染が初めて確認されたH7N9型の感染者は、中国本土で137人(うち45人死亡)となった。}

中国でまた鳥インフル感染 67歳の男性、症状重く 浙江省 MSN産経ニュース
 {中国浙江省の衛生当局は23日、鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)の感染者を新たに1人確認したと発表した。同省では15日に同ウイルスの感染者が判明したばかり。
 同ウイルスの感染者は台湾の1人も含めて138人となった。うち45人が死亡している。
 浙江省の衛生当局によると、同省嘉興市に住む67歳の男性農民が感染し、治療を受けている。症状は重いという。
 今後、風邪の患者が増えるため、病院での受診により感染が発覚するケースが増える可能性があり、関係当局は警戒を強めている。}

New flu case spurs fears of end to lull Hong Kong Standard (香港) 新規H7N9感染者の発生は、再流行の不安を高める
 夏場は小康状態であったH7N9鳥インフルエンザであったが、この秋2例目の感染者が確認された。
 患者は浙江省、嘉興市(かこし)の67歳男性。
 
 浙江省はもっともH7N9感染者をだしている。
 夏場にH7N9鳥インフルエンザは少数の感染者しか出してなかったが、専門家はウイルスは消失していないと警告してきた。

China reports new human H7N9 bird flu case Xinhua (中国、新華社) 中国、新規のH7N9鳥インフルエンザ感染者を報告
 
浙江省保健当局は23日、23日H7N9鳥インフルエンザ感染者を報告した。秋に入って2例目となる。
 患者は67歳男性で浙江省CDCでウイルス感染が確認された。
 当事例は浙江省で10月15日に確認された感染者に引き続いて、今月2例目となった。
 9月には中国内で感染者の報告はなかった。
 

23日

 カンボジアで本年21人目のH5N1鳥インフルエンザ感染者が確認
Cambodia Reports 21st Bird Flu Case in 2013 CRIENGLISH (中国) カンボジア、3013年度21人目の鳥インフルエンザ感染者を報告
 
東部カンポントン省(Kampong Thom )で幼女がH5N1に感染したことが確認。発熱、呼吸困難、嘔吐を症状として入院している。
 死亡した鶏の調理を手伝ったことで感染したと推定されている。

 WHO報告
 カンボジアで本年度21人目、同国で発生以来42人目のH5N1鳥インフルエンザ感染者が報告された。
 8歳女児であるが、治療を受けている現在安定しているとされる。
 死亡した鶏の調理を手伝ったことが感染原因と推定されている。
 
 カンボジアでのH5N1鳥インフルエンザ感染者数は2011年から急激に増加し始めている。
 特徴的なことは、これまで42人の感染が確認されているが、そのうち31人が14歳以下の小児である。死亡率も高く、半数以上は死亡しており、本年は21例中10例しか生存していない。

2005 – 4 cases                     2010 – 1 case

2006 – 2 cases                     2011 – 8 cases

2007 – 1 case                       2012 - 3 cases

2008 – 1 case                       2013 – 21 cases

2009 – 1 case                      


22日

Two more MERS cases reported in Saudi Arabia  CIDRAP  (米国、ミネソタ大学感染症情報センター) サウジアラビア、2例のMERSを報告
 先に当ページで報告した2例について、サウジ保健省が報告した情報。

 10月18日にサウジでの大巡礼は終了したが、サウジ政府はMERSもいかなる感染症も発生しなかったと、Arab News で発表した。
 しかしMERSの潜伏期は長いことから(最大2週間)、多くの専門家は未だ結論は出せないとし、巡礼者たちが帰国後に発症する可能性が懸念されている。

No Indonesian haj pilgrims Jakarta Post (インドネシア) インドネシア保健省、現在のところ、巡礼者からMERS罹患の報告はない
 
インドネシア保健省は、メッカ大巡礼が終わり、インドネシアから巡礼者帰国の途についているが、これまでMERSに罹患したとの報告は受けていないと、国営通信を通じて発表した。
 全員が帰国するまで発症者がでないことを期待していると付け加えた。

21日

 
中国CDCも国連組織FAOも秋から冬期間にH7N9鳥インフルエンザが再流行する可能性を警告している。
 その根拠はH5N1鳥インフルエンザが家きんの間で流行するのは、12月から3月であるからだ。
 寒くなる季節にウイルスの感染活動が活発化するからとされる。

 FAO統計による、季節とH5N1鳥インフルエンザ発生数の関係。

 


20日


 サウジ、首都リヤドでさらにMERSを報告

 
サウジアラビア保健省はウエブ(現地語)で、リヤドの54歳男性がMERSを発症してICUで治療を受けていることを19日発表した。
 男性は最近リヤドから出たことはないとされる。
 
 感染源は不明。


 FluTrackers

19日

 サウジアラビア保健省、リヤドで73歳男性がMERS発症と発表
 
サウジアラビア保健省がウエブ(現地語)で18日発表。
 最近リヤドから出たことはないとされる。
 現在ICUで治療を受けている。

 FluTrackers

18日


 中国、鳥インフルエンザが再燃、新年の鶏消費増大で拡大の危険性
Bird Flu's Return in China Seen Sped by New Year Chicken Bloomberg (米国) 
 この春にアジアで45人を死亡させた鳥インフルエンザが新年を前に鶏需要が高まる中で、鳥の中で潜んでいるウイルスが再活動し、再燃する可能性が出てきた。

 中国東部の浙江省で35歳男性がH7N9鳥インフルエンザに感染して重体となっていると、今週当局が発表した。
 この2か月間に初めての感染者であるとWHOはコメントしている。
 WHOによると検査で確認された患者はこの3月以来136人で、これまで88人が退院し、3人が未だ入院中とされる。(45人が死亡)。

 「もしH7N9が今再び再流行するならば、鳥の間での感染に対する強力な対策を取らない限り、多数の人間へ感染が広がる可能性が高い」、と香港大学公衆衛生学部門の感染症疫学ベン・カウリン(Ben Cowling)准教授がインタビューで答えている。
 より多くの人々がウイルスに感染することで、ウイルス変異の機会が多くなり、それはパンデミックを引き起こす危険性につながる、と同教授は警告している。


 カタールで61歳男性がMERSを発症。
 同国保健最高委員会が15 日報告。
 症状は安定しているとされる。
 感染源は不明となっている。
 SOURCE

Qatar records new coronavirus case Kuwait News Agency (KUNA、クエート通信) カタール、新規コロナウイルス感染者を確認

 カタール政府は17日、61歳男性がMERSを発症したことを発表した。
 男性は治療中であるが、容態は安定しているとされる。

 男性は発症以前2週間国外へでたことはなく、また発病者との接触の既往もないとされる。


17日

UPDATE 1-China reports first new case of H7N9 bird flu since August Reuters (国際) 情報更新:中国、8月以来初のH7N9感染者を報告
 
ロイター最終報告

 昨日の情報に以下のWHOのコメントが加わっている。

 {これまで検査で確認されたH7N9感染者数は136人で、死者数は45人。
 持続的に人人感染が起きている事実はこれまで認められていない。


16日

 中国:この秋初のH7N9鳥インフルエンザ感染者が発生、秋から冬へ拡大の懸念


China reports first new case of H7N9 bird flu since August Reuters UK (国際) 中国、8月以来初のH7N9鳥インフルエンザ感染者を報告
 中国は、1例の新規H7N9鳥インフルエンザ感染者を報告した。8月以来初の感染者で、これまでの累積感染者数は135人となった。
 浙江省紹興市の35歳男性がH7N9ウイルス感染で入院治療されているが、国営通信は重体であると15日発表した。

 4月に流行が確認されて以来、夏の間、H7N9感染者は少数しか発生してなかったが、インフルエンザ専門家はウイルスは消失していないと警告している。

 人の間で感染したと疑われている症例の分析が行われて、8月に英国医師会雑誌(BMJ)に発表されたが、研究結果はウイルスが人人感染するように変異する可能性が十分あることが示され、それは世界的パンデミックが当H7N9により起きることも推定される結果となっている。

 8月に発表された別な研究結果は、鳥の間で感染が見られている他のH7亜型鳥インフルエンザウイルスが、H7N9以上の脅威性を保有していることを示している。

*訳者注:上記の8月の論文に関しては、先に取り上げている。

H7N9多発地、浙江省で重症感染例 半年ぶりに確認=中国 サーチナニュース
 {中国メディア・光明網は16日、浙江省で今年4月以来半年ぶりとなるH7N9鳥インフルエンザウイルス感染者1人の発症例を確認したと報じた。
  記事は、新たに確認された患者が同省紹興県に住む35歳の男性で、8日に同省内の診療所で感染が確認されたと伝えた。現在も紹興市の病院で治療を受けているが症状は比較的重いという。

  家族や職場の同僚の話によると、この男性は連休中の3日に同省寧波市に遊びに行ったが、足をくじいて2日間足が腫れた以外は身体に異常はなかった。6日に同僚らと昼食をとった際も鶏肉を含めた料理をたくさん食べたという。しかし、7日になって風邪に似た症状が出ると、体温が40度以上となり呼吸困難に陥った。

  記事はまた、男性がウイルスに感染した経路は明らかになっていないが、最近男性と緊密に接触した25人からは発熱や呼吸器系の症状は見られなかったと伝えた。
  中国では今年上半期、H7N9ウイルスの感染例が相次ぎ、全国で130例が確認された。中でも浙江省は4月までに46例と最も多い感染例が確認されており、半年ぶりに同省で感染者が出たことで感染の再拡大に対する懸念が広がりそうだ。}

Chinese man hospitalized with severe H7N9 flu CIDRAP (米国、ミネソタ大学感染症情報センター) 中国男性重症H7N9インフルエンザで入院
 中国保健省は本日、8月中旬以来初のH7N9鳥インフルエンザ感染者が浙江省で確認され、重体となっていることを発表した。

 発表によると男性は同省紹興市の会社員で、10月8日に入院している。
 男性の発病でH7N9は感染者数は136人、死者数は45人となっている。

 10月7日にWHOはH7N9鳥インフルエンザウイルスは、主たる感染源が不明で、家禽内でのウイルスの感染程度も不明であるとしている。さらに鳥に感染しても症状を出さないため、ウイルスが未だ中国内、さらには周辺国の鳥の間で感染を繰り返している可能性があるとしている。
 このような状況であるから、北半球に秋が到来してくると、動物や人の間で散発的にH7N9感染者が発生する可能性がある、としている。
 また先に発生した地域での散発的発生、さらには小集団での発生も起きえる可能性はあるが、それは驚くべきことではなく、現在のH7N9ウイルスがコミュニティー内で感染を広げる可能性は低いとも説明している。

 WHOは中国と近隣国にウイルスの警戒態勢を維持することと、サーベイランスの継続と検査体制の強化を求めている。


鳥インフル、浙江省で新感染者=2カ月ぶり136人目-中国 時事通信
 {中国浙江省衛生庁は15日、同省紹興市に住む男性労働者(35)のH7N9型鳥インフルエンザ感染を確認したと発表した。男性は重症。中国での感染確認は8月10日の広東省以来約2カ月ぶり。本土の感染者は136人(うち45人死亡)となった。
 中国での感染拡大は4月をピークに沈静化の傾向を示していた。しかし、世界保健機関(WHO)や国内(中国内)の専門家は「ウイルスが消えたわけではない」と警告。気温が低下する秋以降の再流行に警戒を呼び掛けていた。}

中国・浙江省の男性、H7N9型鳥インフル感染  読売新聞
 {中国浙江省衛生庁は15日、同省紹興市で35歳の男性が鳥インフルエンザ(H7N9型)に感染していることを確認したと発表した。
 重症という。中国の衛生当局によると、感染者数は136人となった。今春に感染者が相次いだ後、6~8月はそれぞれ1人の感染を確認し、その後は感染者が出ていなかった。インフルエンザが流行する季節になり、関係当局は警戒を強めている}

China confirms new human H7N9 infection  Xinhua (中国、国営通信新華社) 中国、新規H7N9感染者を確認
 10月15日、浙江省当局は新規の1人のH7N9鳥インフルエンザ感染者を報告した。

 浙江省としては4月末以来2例目の感染者となる。

 感染者は35歳男性で、浙江省の疾病制御予防センター(CDC)でH7N9ウイルス感染が確認された。
 男性は会社員で10月8日に入院して治療を受けているが重体である。

 中国のH7N9鳥インフルエンザ感染者数は8月末に134人となり45人が死亡している。
 しかし9月以降感染者は報告されていない。

 *訳者注:浙江省での感染者数は、中国全体の三分の一に近い46人、死者が7人となっている。

Zhejiang reports first case of H7N9 avian flu since April  South China Morning Post (香港) 浙江省、4月以来初のH7N9感染者を報告
 浙江省で35歳男性がH7N9鳥インフルエンザに感染。重体となっている。
 詳細は不明。

China Reports First Fall Case of H7N9 Bird Flu  new TechMedia  (国際) 中国、この秋初のH7N9鳥インフルエンザ感染者を報告
 中国浙江省で35歳男性がこの秋初のH7N9鳥インフルエンザ感染者として報告された。
 当局が新華社通信を通じて発表した。
 男性は重体とされる。

 当局は8月に1人の感染者を報告したが、以後9月から感染者は報告されていんかった。
 新規事例を含めて、H7N9鳥インフルエンザ感染者総数は135人、死者数は45人となったことを新華社は報じている。


 サウジのメッカで大巡礼がはじまる
Hajj Begins Amid Worries About Health and Regional Turmoil
VOA (米国、ボイス・オブ・アメリカ) MERSと地域的騒乱の騒乱が懸念される中、サウジアラビアの大巡礼が始まる
 周辺国との緊張感の中、さらにMERSの脅威の中、例年よりもはるかに少ない150万から200万人(例年は300万人以上)の十礼者が集まり、メッカでの大巡礼による儀式が始まった。


15日


New coronavirus causes two more deaths in Saudi Arabia: WHO Xinhua  (中国、新華社通信) WHO発表;サウジアラビアで新型コロナウイルス死者2名発生

 当ウエブで10日に掲載済み情報。
 WHOが公式に発表した統計では、これまで検査で確認された感染者数は138人、死者数は60人となっている。

 非公式ではあるが、専門家達による情報ページFluTrackersではそれぞれ143人、62人となっている。

 大巡礼、参加者数が半減


Muslims start hajj pilgrimage with smaller numbers amid controls over ... Ottawa Citizen  (カナダ) 大巡礼、MERS警戒の中、例年より参加者数を減らして開始
 AP

 例年300万人以上参加する大巡礼が、MERS警戒のため、100万人参加者数が抑えられて始まった。

Raw: Annual hajj pilgrimage in Saudi Arabia  USA TODAY (米国) サウジアラビアで年次大巡礼が始まる
 参加者数はMERSの影響で例年よりも少ない。
メッカ大巡礼が最高潮-新種感染症で人出は半減  富山新聞
【カイロ共同】イスラム教最大の聖地、サウジアラビア西部メッカへの大巡礼(ハッジ)が14日、最高潮を迎えた。巡礼に集まった信者は約150万人。同国で感染が相次ぐ「中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルス」の影響などにより、例年の半分ほどの人出にとどまった。
 MERS拡大が懸念される中、サウジ当局は高齢者や持病のある人に対し、巡礼を見合わせるよう助言。同時にメッカのモスク(礼拝所)拡張工事に伴い、巡礼のための査証(ビザ)発給を減らし、入国者数が制限された。

14日

VIETNAM PRESS-Vietnam finds bird flu at chicken farm - Thanh Nien Reuters AlertNet (国際) ベトナム南部の養鶏場でH5N1鳥インフルエンザが発生
 ベトナム南部のメコンデルタ地帯のバクリュー省の養鶏場でH5N1鳥インフルエンザが発生、3640羽の鶏が殺処分に。

科学研究に深刻な影響、政府機能停止で ホワイトハウス CNN.co.jp

 
政府機能の一時停止問題でホワイトハウスは12日、甚大な被害を受けているのは科学関連機関などとする声明を発表した。

 米疾病対策センター(CDC)では3分の2の職員が自宅待機となった。ホワイトハウスは、インフルエンザ流行の季節が始まり、その監視態勢が弱体化していると警告した。ただ、CDCの最重要な責務である公衆衛生への差し迫った脅威への警戒態勢に変化はない。また、インフルエンザのワクチンの大部分は民間企業が製造している。

 新型コロナ防ぐたんぱく質発見…順大グループ  読売新聞
  
中東を中心に感染が広がる新型コロナウイルスによる「マーズ(MERS)」の感染を防ぐたんぱく質を、森本幾夫ちかお・順天堂大客員教授らのグループが見つけたと発表した。
有効な治療に道を開く成果で、米ウイルス学専門誌(電子版)に掲載された。
 マーズは、2002~03年にアジアで流行した新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)と同じコロナウイルスの一種で発症する。マーズウイルスは、人の気管支の粘膜細胞などにある受容体「CD26」に結合して感染する。
 森本客員教授らの研究グループは、CD26の表面の特定部位を認識して結合する6種類のたんぱく質を開発。これらを使って、人の細胞でどの部位からウイルスが感染するか調べた。その結果、そのうちの一つのたんぱく質が、ウイルスがCD26と結合するのをブロックし、感染をほぼ100%防ぐことがわかった。


13日

 
中国政府、9月にはH7N9鳥インフルエンザ発症例はなかったと発表
 China: No new H7N9 bird flu cases reported since August The Global Dispatch (国際) 中国:8月以降H7N9鳥インフルエンザの人感染例は報告なし
 
中国政府、国家健康家族計画委員会は、9月にH7N9鳥インフルエンザ発症例はなかったと発表した、と国営通信新華社が報じた。
 WHOによると中国で発症したH7N9鳥インフルエンザは8月11日が最終となっている・

12日

11日
10日


 サウジアラビアでMERS死者例が報告、首都リヤド

 ・78歳
 ・55歳

 非公式での世界総感染者数143人、死者数62人。
 FluTrackers
 サウジ保健省ページ 感染者数141->143人に。詳細は不明


 H7N9ウイルスは人の肺細胞に十分適合している
Tests find H7N9 replicates well in human lung tissue CIDRAP (米国、ミネソタ大学感染症情報センター) 研究報告:人から分離されたH7N9鳥インフルエンザウイルスは、人の肺細胞で、他の季節性インフルエンザウイルスと同様に増殖
 ドイツの研究チームが発表(mBio)

 人から分離したH7N9ウイルスが人の培養肺細胞でよく増殖し、ウイルスが人の細胞に十分適合していることが示唆された。


9日
 
 インドネシアでH5N1鳥インフルエンザで本年度2例目の感染者が報告されている。濃厚治療を受けたが9月27日に死亡している。
 かっては感染者が異常に多かった同国であるが今年度は少ない。累積発病者数は194例。死者数は162 例。
Indonesia reports 194th human H5N1 bird flu case since 2005 The Global Dispatch
 (国際) インドネシア194例目のH5N1感染者を報告

7日
 

 メッカ巡礼対策「万全」 中東に広がるコロナウイルス感染拡大でサウジ
MSN産経ニュース

 世界中のイスラム教徒がサウジアラビア西部の聖地メッカを目指す大巡礼(ハッジ)の旅が本格化している。中東を中心に広がる新種の「中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルス」の感染拡大が懸念される中、サウジ政府当局は「対策は万全だ」と自信満々だ。

 「各関係部局が協力し、あらゆる手段を取った。サウジ当局は大巡礼をとても楽観している」。国営サウジ通信によると、ラビーア保健相は9月下旬、こう強調した。

 MERSはサウジで感染者が相次ぎ、フランス公共ラジオによると、各国での死者計58人のうち、サウジでの死者は49人に上る。

 サウジ保健省は巡礼者にせっけんを使った手洗いを勧め、高齢者や持病のある人は巡礼を見合わせるよう助言したほか、現場には医療チームを派遣。感染者が出た場合に備え、巡礼地の近くに飛行機も待機する計画だ。今回の大巡礼は今月13日ごろに最高潮を迎える。


6日

 
特に新規情報はなし。

5日

4日

3日

 
クエート医学チーム、メッカに配置
Hajj medical team orients pilgrims on Coronavirus prevention Arab Times Kuwait English Daily (クエート) クエート、大巡礼医学チーム、MERS対策のためにメッカに配置
 クエートから6000人以上がサウジアラビアのメッカ大巡礼に向かうが、MERSコロナウイルス対策のために、クエートの医学チームが機材やスタッフを含めて配置についた。


2日

MERS感染者総数が141人に
 
昨日のサウジアラビア保健省の新規MERS3例の発表で、非公式統計での世界のMERS感染者累積数が3人増えて141人となった。
 死者数は60人。
 FluTrackers


 カナダ保健省、メッカ大巡礼参加者にMERSに対するアドバイス
 
Health Canada issues travel notice for Saudi area due to MERS 

 メッカ大巡礼は10月13日から18日に行われる。
 世界中から300万人前後の人々が集まる。

 カナダ保健省は現在サウジアラビアで発生中のMERSに関する注意を行っている。

 サウジアラビア保健省によると、大巡礼参加者は9月17日から入国し始めているとされる。

1日

 Saudi Arabia MERS coronavirus case count now at 114 The Global Dispatch (国際) サウジアラビア、MERSコロナウイルス感染者数が114例に達する
 
サウジアラビア保健省は9月18日に3例、9月27日にさらに3例のMERSコロナウイルス感染者を報告し、同国の累積感染者が114例となった。

 訳者注:WHOやCDC等の報告数と合っていない。

 
Saudis report more MERS-CoV cases; serologic study draws blank CIDRAP  (米国、ミネソタ大学感染症情報センター) サウジアラビア、さらにMERSコロナウイルス感染例を報告;血清学的調査では過去の流行は否定
 サウジアラビア保健省は9月27日3例のMERS症例を報告。

 一方東部サウジアラビア地域で268人の小児と成人の血清を調べたが(小児は2010年5月から2011年5月までの間、下部気道症状での入院者、成人は2012年12月の献血者から)、MERSコロナウイルスに対する抗体保有者は確認されなかった。すなわち過去にウイルスに暴露された既往がないことが意味される。初めてMERSコロナウイルス感染者が見つかったのは2012年4月だった。

top