2月

当ページは支援者のために提供している個人的資料集です。
ご承知ください。
 
 当日記-リスク評価

パンデミック危険性-中等度リスク
日本への感染者入国の可能性-高い
2月のH7N9感染者発生状況
( )内は当ウエブで掲載した日付

浙江省2人、湖南省1人
(28日)
湖南省2人、江蘇省1人
(27日)
広東省1人、浙江省1人
(26日)
広東省1人
(25日)
広東省4人
(24日)
広東省1人
(23日)
広東省3人吉林省1人
(21日)
安徽省1人、広東省1人
(20日)
広東省1人
(19日)
湖南省1人
(18日)
安徽省1人、湖南省1人
(17日)
広東省1人、江蘇省1人
(16日)
広東省2人、安徽省1人、湖南省1人
(15日)
広東省2人
(14日)
香港(広東省)1人
(13日)
湖南省1人、浙江省3人、広東省3人、マレーシア(広東省)1人
(12日)
浙江省1人
(11日)
安徽省1人、浙江省3人、広東省1人、湖南省1人
(10日)
広東省2人、浙江省1人、安徽省1人
(9日)
浙江省1人、湖南省1人、江蘇省1人
(8日)
浙江省2人、福建省1人、湖南省1人、広東省3人
(7日)
広東省1人、江蘇省2人、浙江省2人、湖南省1人、北京1人
(6日)
広東省4人、浙江省4人、広西壮族自治区1人
(5日)
広東省3人、江蘇省1人、浙江省4人、
広西壮族自治区1人、福建省1人(4日)
広東省2人、福建省1人、湖南省1人
(3日)
広東省2人、浙江省1人、湖南省1人
(2日)
広東省2人、浙江省2人、福建省1人
(1日)

28日

 中国H7N9感染者報告

 湖南省
  湖南省衛生庁 中国語

 ・32歳男性、郴州市(ちんしゅうし)、2月28日確認、郴州市の病院にて治療中

  浙江省
  浙江省衛生出産委員会 中国語

 ・7歳女児、金華市、2月27日確認、重体、金華市の病院にて治療中
 ・6歳女児、金華市、2月27日確認、重体、金華市の病院にて治療中



 コメント:

 浙江省から妙な感染事例が報告されている。
 集団発生の可能性、要警戒か?


 本日発表されたのは6歳と7歳の女児例であるが:姉妹例?もしそうでないとしたら、同じ日に感染が確認され、同じ病院で治療を受けているというのは、非常に不自然である。
 もし姉妹例としたら、人人感染の疑いがあるし、そうでないとしたなら、同一地域で多数の小児を含む感染者が発生し、その中の重体者だけが病院で診断されている可能性がある。2日前にも同じ地域で2歳女児の感染が報告されている。
 
 小児の重体例は初の報告である!!

   FluTrackersでも、この3日間に同一地区で3人の小児感染者が報告されたことに対して、浙江省でのH7N9感染の疫学的変化の可能性があるとし、注意深い観察とリスク評価が必要としている。

 先行きが不透明なH7N9であるが、色々な変異株が出来ている中で、人に容易に感染する変異株が流行の中心となりだすと、パンデミックの予兆となる。そうした株は試験管内で迅速に把握されるのは難しい。数十人の検査員が、絶えず分離されるウイルス遺伝子を分析し続けていれば別であるが。


 昨日のNature論説より。
 H7N9発生数の推移。
  昨春から秋までに感染者が減少した理由は、生家きん市場の閉鎖が主な理由とされ、さらに夏場に入ったことからウイルスの感染力が低下したことが上げられている。
  本年度に入ってからの感染者数の増加は、生家きん市場の閉鎖が遅れたことが上げられているが、それは中国家禽業界の圧力が影響したとされる。

 

 そして今一番の問題は、生家きん市場に現れる感染鶏のウイルスがどこから来ているのかであり、その感染源の大きさが全く不明なことである(それは昨年春から言い続けられてきたが、未だ解明されていない)。
 北は北朝鮮と国境をなす吉林省、南はベトナムに接する広西チワン族自治区にまでウイルスが広がっている。
 いつ中国から外にウイルスが拡大するかは時間の問題とされるし、またその確認がどれだけ迅速に行われるかも問題である。なにしろ感染鳥は症状を呈さないのである。症状を出すのは人だけで、それも重症、死亡という形で認識される。



Three more H7N9 cases; poultry tests yield fresh clues  CIDRAP  (米国、ミネソタ大学感染症情報センター) さらに3例のH7N9新規例が発表、家きんでの検査が感染源特定の手掛かりになる可能性

 ・H7N9感染者の減少傾向が続く中、中国は本日3例の新規感染者を報告した。
  当ページでは昨日報告。

 ・アテネの米国農業省研究機関(US Department of Agriculture (USDA) Southeast Poultry Research Laboratory (SEPRL) in Athens )でのH7N9に関する新知見。
 Journal of Virologyに発表。

  これまでの中国からの報告では、H7N9ウイルスは少数の鳥、すなわち鶏、ハト、およびアヒルからしか分離されてなく、さらに最近では雀からの分離も報告されている。
 研究チームは鳥におけるウイルスの増殖動態を明確にするために、各種の鳥にH7N9ウイルスを鼻腔から感染させた。鶏、日本ウズラ、ハト、北京ダック、マガモ、他。
 鳥たちは感染したが症状は呈しなかった。
 ウズラと鶏がより多くのウイルスを排出し、その期間も長かった。
 ウズラは接触することでウイルス感染が起きたが、ハトや北京ダックでは感染は起きなかった。
 ウイルスの分離量は全ての鳥で、排せつ腔分泌物よりも、口腔咽頭分泌液(スワブ)で多かった。-->鶏のウイルス検査は口腔咽頭スワブで行うべき(CIDRAPのオステルホルム教授が以前から主張している。また野鳥などの排泄物での検査は十分な結果が得られない可能性がある)。
 研究陣はウズラと鶏が人にウイルスを感染させる主要な役割を担っていると推定している。

 ・H7N9ウイルスの潜伏期間は通常3~7日と言われているが、中国の研究チームが江蘇省の症例を解析して、潜伏期間は10日と長い例もあることを確認し、7日間ではなく、10日間の潜伏期間を考慮すべきとしている。
 ちなみに米国CDCは、感染者に濃厚接触した人は10日間経過観察するように言っている。



 カンボジアで2少女がH5NI鳥インフルエンザに感染
Cambodia reports 2 more new human cases of bird flu Xinhua  (中国、新華社) カンボジア、H5N1鳥インフルエンザ感染の2例を報告

 28日、カンボジア保健省とWHOはH5N1感染の2例を報告し、同国におけるH5N1感染者数は今年度5例となった。

 1例は10歳少女で東部のTboung Khmum 省に住んでいて、発熱、鼻汁、咳、腹痛にて2月20日に省の専門病院に入院した。そして同日H5N1ウイルス感染が確認された。
 発表によると少女はタミフル投与で回復したとされる。

 もう1例は同じ省に住む11歳少女で、2月20日に発熱鼻汁、咽頭痛、咳、嘔吐、で上記病院に送られたが検査でH5N1感染が確認された。
 同少女もタミフル治療で回復したとされる。

 発表によると両少女とも発病前に死亡、または病的家禽に直接接触したとされる。

 *訳者注:両少女が一緒に同一家きんから感染したのかについては不明であるが、状況から考えて、同じ場所に住んでいて同時に感染した疑いがある。


27日

 中国H7N9感染者報告

 江蘇省
  江蘇省衛生局 中国語

 ・42歳男性、淮安市、2月26日確認、重体、淮安市の病院にて治療中


 湖南省
  湖南省衛生庁 中国語

 ・77歳男性、永州市、郴州市(ちんしゅうし)の病院にて治療中
 ・41歳男性、永州市、衡陽市の病院にて治療中


 
 コメント:

  中国における鳥インフルエンザ(H7N9、H5N1他)に関する情報が世界に間違いなく発信されているかは以前から疑問視されている。

  中央政府がどれだけ末端の情報を掌握できているのかが問題であるが、そこには大きな赤旗が立っているとする論説が出ている。Asian Scientistの論説を髙橋雅人氏が訳してくれたので紹介した。
 コミュニストによる独裁体制国家は、我々自由主義国に住む人間には理解できない問題が山積しているようである。
 末梢の組織の意識は公衆衛生を基盤にしたものではなく、組織、または自己保身型であるのは、こうした国の特徴であるが、H7N9鳥インフルエンザも、その実情がどれだけ世界に公表されているのか、大きな不安感を抱かざるを得ないというのが結論となっているようである。

 湖南省から今月に入って、散発的にいくつかの都市からH7N9感染者が報告されている。それこそ散発的にであるが、広い省内で散発的発生なのか、氷山のてっぺんが時折各都市で顔を出しているのかは不明。


 世界の著明な科学雑誌のNatureがH7N9に関する論説を掲載した。
 中国南部からベトナム、そして世界へH7N9ウイルスが拡大する危険性を指摘している。
 その背景にある中国当局の対策の不備を指摘しているが、このH7N9ウイルスが世界の新型インフルエンザウイルスとして登場する危険性に警鐘を鳴らしたと思われる。
 長文であるが拙訳のため、必要があれば原文を参照のこと。

 ベトナム危機、H7N9鳥インフルエンザ侵入間近
   Nature論説

Vietnam on high alert over flu risk  Nature.com  (国際) ベトナム、H7N9鳥インフルエンザ高度警戒態勢に-中国から初の拡大の可能性

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 Natureニュース

 中国でこの1年間に100人以上を殺したH7N9鳥インフルエンザウイルスが初めてベトナムと国境を有する中国南部の省で検出された。
 そうなるとウイルスが、アジアを超えて広がってゆく可能性が出てくる。
 ウイルスは中国南部のベトナムと国境を接する広西チワン族自治区の生家きん市場で1月末に検出され、地域の3人が感染した。

 今年度初めから中国における再対策の遅れの可能性からH7N9インフルエンザ感染者の急増が知らされてきた。
 ベトナムはH7N9発生対策計画は既に作成済みであり、高度にウイルスの侵入に警戒してきていた。
 「ベトナムの家きん市場にH7N9ウイルスが入ってくる危険性は非常に高い」、とハノイのオックスフォード大学臨床研究施設の研究員であるピーター・ホルビー(Peter Horby)が語っている。
 
 H7N9インフルエンザは昨年3月に中国で初めて検出された。そして翌月にほとんど全ての人感染例が報告された(昨年度の、すなわち第一波の、訳者注)。しかし、人への感染場所として速やかに同定された生家きん市場が一時的に閉鎖されることで、感染者は急速に減少した。

 専門家たちは今年度初頭からの感染者の増加は、冬期間という要因と、1月31日の春節が近づいたことから家きんの売買が盛んになったことを理由として上げている。

 今年に入ってこれまでに200人以上のH7N9インフルエンザ感染者が中国で報告されたが、2013年に報告された160人を大きく上回っている。
 今年度の発生は昨年と同じ東部の省で起きているが、沿岸および南部に多少移動している。
 浙江省と広東省が最も感染者が多く報告されているが、先週、中国の極北の省である吉林省でも確認され、国境を境としている北朝鮮とロシアにウイルスが拡大する危険性を示唆している。

 ベトナムは少なくとも良く対策を講じてきている。
 同国は別な鳥インフルエンザであるH5N1が10年前に国内に流行し、巨額な経済的損失と60人以上の生命を失った。
 こうしたH5N1の経験から同国では、鳥インフルエンザ対策を強化してきた。獣医師の増加、診断施設の改良等。

 H7N9鳥インフルエンザのリスクに焦点を合わせるために、ベトナムは中国からの家きんの輸入を禁止した。また週2回、北部の省の家禽市場でH7N9ウイルスのモニター、そして毎週消毒を指示している。
 付け加えるに、同国の保健省と農業省は、H7N9が拡大してきたときのために行動計画を作成している。市場の閉鎖、家きん売買経路の遮断をも含んでいる。
 「ベトナムの行動計画は地域におけるモデルとなるべき内容である」、とFAO(国連食糧農業機関)の動物伝染病緊急センターベトナム支部の技術指導官であるスコット・ニューマンは評している。

 
 専門家の中には、中国が昨年12月末頃からH7N9感染者が増加しだしたときに、生家きん市場を即時閉鎖しなかったことに驚いている人も多い。
 例えば浙江省は(今年)1月末に市場の閉鎖を始めた。そして期間をわずか2月15日まで延長したに過ぎない。広東省の人口過密な広州市では同日になって、市場の閉鎖を始めた。
 「今年度、対策は明らかに手ぬるかったと言わざるを得ない」、と香港大学のインフルエンザ疫学専門家である、ベン・カウリング(Ben Cowling)がコメントしている。
 「自分の印象では、昨春に比べて経済的問題が優先されたと思う」・
 中国家禽業界は、生家きん市場から家きんを締め出すことに猛烈に抵抗している。
 
 H7N9インフルエンザの急増は、公衆衛生の危機、そしてパンデミック発生の恐れにつながる。
 ウイルスは疫学的に昨年のそれと大差はないとされ、家きんの中のウイルスを保持している一群から人が散発的に感染していて、継続的な人人感染は起きていないとされる。
 しかし、ウイルスは家きんの中の(未だ明確にされてない)一群に存在し続け、それが家きん供給回路の中に侵入し続け、将来とも(中国家禽の中に)ウイルスが存在し続ける可能性が高く、そして地理的に中国を超えて拡大してゆく恐れが継続している。
 さらにこの2週間、感染者数が減少している傾向にあるが、この減少軌跡が続いてゆくと結論を下すには早すぎる。

 最初の発生から1年経ったが、研究陣は未だウイルスの発生元、そして発生元の大きさと出現してくるウイルス量等について理解できていない。
 そしてH7N9インフルエンザの監視を困難にしている大きな要因として、ウイルスが家きんに感染しても、家きんはほんの軽微な症状しか出さいないため、ウイルスは発見されることなく拡大し、家きんから人が感染して初めて、その存在が分かるという、ウイルス認識上の困難性が上げられる。
 一方、H5N1ウイルスの場合は家きんに致死的なので、ウイルスの存在、感染発生地は容易に認識可能となっている。
 また広範な検体検査が農場、家禽卸売市場や他の家きん供給経路で行われてきたが、H7N9ウイルスが確実に存在している場所は、生家きん市場だけとなっている。

 中国の巨大な家禽業界(年に60億羽の生産量)での検体収集と監視態勢の困難性は、問題の全体像を未だ把握できていない可能性を示唆している。
 このような状況把握の不確定さが、市場閉鎖ほどのインパクトがある対策に及ばない対策ですら講じることができない障害となっている。


 コミュニスト国家、中国の疾病基本対策に潜む大きな穴

 Red Flags In China’s Disease Control Asian Scientist (シンガポール) 中国の疾病対策に赤旗 

 Asian Scientistの論説

 髙橋雅人氏訳

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Editorials

Red Flags in China’s Disease Control

中国の疾病管理に赤信号

Asian Scientist Magazine |Science, Technology and Medicine News Updates from Asia

February 24, 2014


 {中国にてH7N9トリインフルエンザが再燃している。2013年10月以来、昨年春に記録した136症例と比較し、165症例を上回るヒトH7N9感染事例が報告されている。今年に入り25死亡例を含む、少なくとも115症例が確認されている。H7N9の致命率はH5N1程高くはないが、ここ数ヶ月のH7N9確定症例数は、H5N1の活性の最も活発な年であった2006年の1年間に報告された症例数と同等数である。

2002年から2003年にかけて大流行したSARSの発生初期段階に於ける組織ぐるみの隠ぺいや不作為と比較し、今回の中国政府は、H7N9集団発生をより透明性を帯びた断固たる方法で指揮しており、H7N9に関するデーターも定期的に更新している。

生家禽交易は、中国東部の多数の都市で休止されている。北京の保健当局は、専門家チームを感染地域の地方病院に派遣し、H7N9感染者の診断や治療の指導にあたらせており、H7N9感染者は隔離治療を受けている。こうすることで中国は、強化された疫学調査や報告体制から利益を得ることができ、よってそれが、中国に急激な危機対応能力の向上をもたらす。

その急激な対応能力の向上とは、中国が、疾病流行の危機管理対策に於いて、国際社会との規範的な隔たりを上手く克服したことを意味するのか。H7N9流行に関する中国の対応をつぶさに観察すると、国際的な公衆衛生の危機に対する懸念を効率的に管理する能力に憂慮すべき疑問が湧いてくる。

第一に、一方で、北京政府は、疾病関連の情報共有により透明性をもたせているものの、他方で、特に地方レベルに於ける隠蔽を可とする精神構造は、容易に止むものではない。中国疾病管理対策センターの首席疫学者ゼング・グアング(Zeng Guang)氏が言及するように、巨大観光産業や巨大家禽産業で潤う地方政府は、今でも管轄当局への感染発生報告を渋りがちである。

更に、政治的要因が、中国に於ける感染報告の過程を阻害し続けている。地方政府は、配下の保健当局に遂行すべき疾病管理目標を恣意的に命じ続けているだけでなく、地方の政治家達は、新型感染症の発生を公表するか否かの最終決定権をも有しているのである。

例えば、2013年3月1日までに、上海の研究者達は、後にH7N9ウイルスと追認された新型インフルエンザAウイルスを既に同定していたのであるが、しかし、政治家の配下にある保健当局の要請により地元メデイアは、問題の感染症を季節の移ろいに起因する呼吸器疾患の増加によるものであり、何か異常な事象が起きている、とする噂の火消しに奔走した。(訳者注;中国政府のWHOへの通達は2013年3月31日)

第二に、公衆衛生部門に於ける10年にも亘る能力育成にもかかわらず、中国の高まるべき対応能力は、各部局間の非協力的な体制と、適時適切に感染者を発見し、診断、治療する能力の欠落により阻害され続けている。

理想と現実の危機対応能力の隔たりは、最も充実した対応能力を有すべき中国最大の国際都市上海でさえも観られる。2013年3月初旬、中国人研究者グループは、第5病院に入院した患者が、未知のウイルスにより死亡したことを確認していたにもかかわらず、その医師達は、同様の症状を呈する患者達に如何なる追加の処置も講じ損ねた。

SARS流行時のリスクコミュニケーションの失敗を追想するが如く、上海保健当局は、ほぼ2週間も、既に同定されたていたH7N9ウイルスに関する情報を、北京の疾病管理対策センターと共有していない。更に悪いことに、中国の現存するインフルエンザワクチン生産能力は、全人口の10分の1の供給に過ぎない。このことは、中国に於けるH7N9流行期に漢方薬のインディゴマタイセイ根(indio woad root)が、ワクチンや抗ウイルス剤よりも好まれる理由を説明しているかもしれない。

最後に、少なからず、流行時に於ける政府の危機対応は、時として効率的な災害対応に不可欠な危機管理戦略に逆行することがある。危機管理に於ける主目標は、社会や経済に対する予防の最大化と混乱の最小化である。しかし、今日でさえ、政府は、異なるウイルスによってもたらされるリスクを選別せずに疫病発生に立ち向かうため、大量殺処分や厳重な封じ込め策のような、極めて政府中心の上意下達的な禁止や強制に偏っている。

実際に、SARS危機は、積極的封じ込め策が、全ての伝染病の流行に対する単純な保障された解決策であるとする概念を強化した。しかしながら、2009年のH1N1パンデミックにみられるように、積極的封じ込め策は、利益よりも損害をもたらす可能性がある。H7N9発生への対応では、徹底した公衆衛生介入が、既に消費者のパニックを惹起し、ひいては家禽業者の経済的負担を増大させおり、2013年単年で164億ドル(1兆6400億円)を超える損失を計上している。

SARS後の時代に、中国は、H5N1やH1N1を含む主たる感染症に随伴する危機に何とか抗してきた。ウイルスが(H1N1のように)比較的軽度なものか、或いは、(H5N1のように)ヒトの間での感染伝播が効率的に成立しなければ、壊滅的な結果という観点から、どのウイルスもSARSに匹敵しないであろう。

如何にも中国は、公衆衛生の危機に対する管理能力の向上に長足の進歩を遂げているが、感染報告とその対応に於ける長引く問題は、SARSタイプの疫病流行に立ち向かう能力と効率性に赤信号を灯す。仮に、中国の危機管理体制の理想と現実の隔たりが存続するならば、我々は、H7N9ウイルスが病原性を高める変異を来さないように、また、効率的なヒト-ヒト感染能力を獲得しないように祈るのみである。

著者
ヤンゾング・ハング博士:シートンホール大学外交スクール(Seton Hall University’s School of Foreign Relations)準教授、グローバルヘルス評議会上級研究員

この論説は、必ずしもアジアサイエンスト(Asian Scientist)やそのスタッフの意見を反映したものではない。}


26日

中国H7N9感染者報告

 広東省
  広東省衛生計画出産委員会 中国語

 ・65歳女性、広州市(江蘇省無錫市の住人)、2月24日確認、危篤、広州市の病院にて治療中

 浙江省
  浙江省衛生計画出産委員会 中国語

 ・2歳女児、金華市、2月25日確認、軽症、金華市の病院にて治療中


 コメント:

  広東省の症例について、情報を提供していただいている髙橋雅人氏が次のようなコメントを付け加えています。
 {報告の症例は、江蘇省出身とあります。多くの工場が密集する経済特区に低賃金労働者として働いていたのでしょうか。健康保険を所有していない人達は、大変な不安に苛まれていると思います。}

 浙江省の2歳女児例は軽症であるが、なぜH7N9感染が疑われて入院検査になったか疑問である。
 現在、中国では季節性インフルエンザで乳幼児が多く入院しているが、全例についてH7亜型検査を行っているのだろうか??

 湖南省で5歳女児がH5N1鳥インフルエンザに感染したが、治癒して退院したことが中国保健省(衛生部)から香港保健省に報告された。
 1月には北側の湖北省で多数の鶏がH5N1鳥インフルエンザで死亡したし、1月上旬には北京でカナダ旅行者が同じくH5N1鳥インフルエンザに感染している。
 中国は危険な鳥インフルエンザウイルスで充満している。
 

 China reports another human H7N9 case  Xinhua  (中国、新華社) 中国、さらにH7N9感染者を「報告

 中国は25日、さらに1人のH7N9感染者を報告した。
 広東省佛山市に住む71歳男性で24日に感染が確認された。現在危篤状態とされる。

 広東省は24日に、1人の死者と4人の新規感染者を報告した。
 これで今年度の中国における感染者数は120人「以上、死者数は31人となった。


 湖南省でH5N1鳥インフルエンザ感染者が確認
China confirms new H5 avian influenza case, more H7N9 cases The Global Dispatch (米国) 中国、新規H5鳥インフルエンザ感染例と更なるH7N9感染例を報告

 中国保健省から香港保健省へ本日通知。

 湖南省で5歳女児がH5N1鳥インフルエンザに感染したが、治癒して退院した。
 他に4例のH7N9感染例が広東省から報告。
  3例は広州市で1例は佛山市。

  H7N9事例は昨日当ページで記載済み。


25日

 中国H7N9感染者報告

 広東省
  広東省衛生出産計画員会 中国語

 ・71歳男性、佛山市、2月23日確認、危篤、佛山市の病院にて治療中

 コメント

 報告されるH7N9発病者は重症から危篤状態ばかりである。
 致死率は3割を超えているが、発病者の質は妙に変移している。
 通常の感染症は、軽症から重症までピラミッド状に累積される。
 人獣共通感染症の場合、時として、狂犬病が良い例であるが、all or nothing(全か無か)に近い発病様式をとることがある。H7N9鳥インフルエンザもそうなのだろうか?
 周辺にどれだけ軽症~中等症、さらには無症状の感染者がいるのか不明だ。
 不明だから怖い。


24日

 中国H7N9感染者報告

 広東省
  広東省衛生計画出産委員会 中国語

 ・76歳男性、広州市、2月21日確認、危篤、広州市の病院にて治療中
 ・55歳女性、広州市、2月21日確認、危篤、広州市の病院にて治療中
 ・75歳女性、広州市、2月21日確認、危篤、広州市の病院にて治療中
 ・33歳男性、佛山市、2月23日確認、危篤、中山市の病院にて治療中

 肇慶市にて2月20日確認の症例は、呼吸不全のため2月23日死亡

 コメント:
  
  広東省では多くの患者が発生していて、重体例が漏れ出て報告されている感じがする。
  先日の新華社の情報(ネットで噂を立てて多くの人が摘発されている)も真実を伝えているのかも?
 多数の感染者が出ているという噂が伝えられている恵州市からは、何の情報も出ていない。



23日

 中国H7N9感染者報告

 広東省
  広東省衛生計画出産委員会 中国語

 ・31歳男性、江門市、2月22日確認、病状安定、江門市の病院にて治療中



 H7N9関連情報

 コメント

 吉林省でのH7N9感染者は家きん売買業者とされる。
 H7N9感染鶏からウイルス感染を受けたと想定される。

 吉林省ではこれまでH7N9ウイルスに家きんが感染してない。
  ・血清検査で抗体が検出されたことはない。
  ・(多分)排泄物からウイルスは検出されてない。
  以上獣医局発表データ 
     2013年12月 21ページ、 2014年1月 22ページ
   すなわち吉林省では家禽の間でウイルス感染が起きていないということである。
  どこからか仕入れた鶏がウイルスの汚染されていたか、渡り鳥経由でウイルスが家きんい感染したか、ということであろうか。

 H7N9感染鶏は無症状であるから、仕入れ業者には鑑別できない。
 さらに地方衛生当局も念入りに検査を行なわない限り検出はできない。

 これまで感染者が確認された最北の地域は北京であるが、そこから遠く600キロも離れた吉林省で感染者が出た、というよりも、感染鶏が存在しているという事実は重大である。
 感染鶏はどこから来るのだろうか?
 この謎が解けない限り、ウイルスは国境を越えてでも拡大する。

 ベトナムではH7N9ウイルスが侵入してくることを予測して警戒態勢を強化している。ベトナムと国境を隔てている広西壮族自治区で感染者が発生、さらに生家きん市場で感染鶏が見つかっているからである。

 吉林省の生家きん市場における状況は不明であるが、感染鶏が存在している可能性は高い。
 北朝鮮は隣国である。
 ウイルスは広がる。





 広東省恵州市で多くのH7N9感染者が出ていると、ネットに情報が書き込まれているが、当局は全て噂として、投稿者を摘発している。
 真偽は分からないが、2003年のSARS勃発の際、香港に拡大する前に、広東省では多くの噂が出ていた。それは官憲により封じ込まれていた。


 内蒙古自治区H7N9鳥インフルエンザ予防体制を強化
 内蒙古自治区衛生庁 中国語

  吉林省でH7N9感染者が発生したことから北西部に隣接する内蒙古自治区では衛生省が予防強化の通達を各地の関係当局に発信している。
 以下、髙橋雅人氏の意訳とコメント。

 {吉林省に隣接する 内モンゴル自治区の衛生庁からの2月20日付通達によると、呼倫貝爾市の衛生監督所は、省内各市の衛生監督部に高度な指導をし、春季のヒトH7N9等の感染大流行の予防と抑制を図るとしています。吉林省に於ける初発例の公表が2月21日であったことと、その症例が数日前に発症していたとする事実に鑑み、吉林省をはじめとする近隣省にはその公表前に吉林省でのヒトH7N9感染の情報が伝わっていたと考えられます。現時点で吉林省の感染鳥の感染経路は不明ですが、渡り鳥が中国南部から北上する春季のH7N9感染に警戒しているようにもとれます。また、感染家禽の移動に関し、中国当局は、国内の家禽の移動を十分に把握していないのが実情のようです。}


 広東省で多くの噂が乱れ飛び、当局が摘発している
9 punished for spreading H7N9 rumor online Xinhua (中国、国営通信新華社) 偽りのH7N9情報をネットで流したことから9人が当局から摘発

 22日、広東省当局は、インターネットで偽りのH7N9情報を流したことから9人を摘発したと発表。

 共に23歳男性と女性は、警察によると、21日摘発され、5日間拘留されている。
 二人はブログとインターネット掲示板に、噂(偽りのH7N9情報)を流したとされる。

 他の7人は噂をインターネットの流したことから33米国ドルの罰金を科せられた。

 ある投稿では、恵州市人民病院の妊娠している女医がH7N9に感染して死亡したとし、緊急治療に関与した医師たちが隔離されていると書き込んだ。

 別な投稿では、恵州市で5500羽の家きんと多数の人々が鳥インフルエンザに感染していると書き込んでいる。

 恵州市農業局、衛生局、商工会議所の調査では、そのような事実はないとされる。

 恵州市では昨年初めての感染者が報告されて以来、4人の感染者が報告されている。


4 More H7N9 Cases Reported in China womenofchina (中国、中国女性) 中国、さらに4例のH7N9感染者が報告


{Four more people were confirmed to be infected with H7N9 bird flu in two Chinese provinces on February 21, 2014, local authorities said }

 2月21日、中国の2省でさらに4人のH7N9感染者が確認された。地方当局により発表された。

 北部の吉林省長春市に住む50歳男性が、中国CDCでH7N9感染が確認されたと、長春市の衛生当局が発表した。
 男性は家禽農場を経営していて、現在病状は安定しているという。
 吉林省で初の感染者となった。

 他の3人は20日に広東省から発表された。

 中国では120人以上の感染者と、少なくとも32人の死者が今年度確認されている。

 訳者注:当ページでは一昨日の情報である。また中国内の感染者数と死者数はいい加減な数字であるが、これは国営通信の新華社が使っている表現である。


 韓国H5N8鳥インフルエンザ関連

New suspected cases raise concerns on spreading  Korea Times (韓国) 新規感染疑い農場が確認、さらなる感染拡大の可能性

 この週末いくつかの農場でH5N8鳥インフルエンザ発生が疑われている。

 23日、全羅南道の霊岩と霊光の2アヒル農場、忠清南道の天安の養鶏場でH5N8鳥インフルエンザ発生の疑いが出ている。
 22日には、京畿道の安城の養鶏場でも発生疑いがもたれている。
 全農場とも検体がウイルス検査中である。

 1月16日に全羅北道内の高敞のアヒル農場で発生して以来、H5N8鳥インフルエンザは韓国内28カ所の農場で発生した。240万羽以上の家きんが殺処分され、韓国史上鳥インフルエンザでの最大の処分数となった。

 H5N8鳥インフルエンザが野鳥13羽から検出され、渡り鳥がウイルスを持ち込んだ可能性が指摘されている。しかし未だ確定的とされてない。

 当局によるとH5N8鳥インフルエンザウイルスは、人に対しての危険性は今のところないと発表している。


22日

 中国H7N9感染者報告

 未情報


 H7N9関連情報

 コメント:

 昨日、中国北東部の吉林省から感染者が報告された。
 家きん農場で働いている男性であるが、この事実はH7N9ウイルス感染した鶏が、この北方の地域まで運ばれてきている、またはウイルスが拡大していることを示している。
 CIDRAPニュースでも、これまで知られている感染者発生地の最北部である北京よりも、さらに960キロ北方までウイルス感染地が拡大してきた、と表現している。
 CIDRAPでは敢えて表現してないが、北朝鮮と国境を接している吉林省からH7N9ウイルスが北朝鮮に広がっている可能性は高い。
 食糧事情の悪い北朝鮮では現在、家きんのH7N9感染対策や不正売買が官憲により、厳しく取り締まられていると予想される。
 党の幹部たちは海外から仕入れた大層な食料で満腹となっているのだろうが、 一般住民や子供たちは栄養がとれているのか気になる。

 色々な面で今後のH7N9鳥インフルエンザの拡大は重大な問題となってくる。

 五輪でマスメディアが騒いでいる日本は極楽であるが、北朝鮮は地獄化しつつある。

New H7N9 cases in China include first in Jilin province (米国、ミネソタ大学感染症情報センター) 中国、新規H7N9感染者報告、吉林省から初の感染者が報告

 中国は本日4人のH7N9感染者を報告したが、1例は死亡例で、また感染の主要地域である南部から遠く離れた吉林省からも感染者が報告された。

 報告された中の3例は、第二波の感染スポットである広東省からである。

 吉林省から報告された感染者は、新華社通信によると50歳の家きん農場従業者で、省都のチャンチョンに住んでいる。入院中であるが状態は安定しているとされる。

 吉林省は中国の北東部に位置し、北朝鮮とロシアに国境を接している。
 感染者が確認された地域は、これまで見つかった最北地である北京からさらに600マイル(960キロ) 北東に位置している。
 この事実はH7N9ウイルス感染地がさらに拡大していることを示唆している。

 今回の4新規例でFluTrackersの統計では、総感染者数が365例となった。また非公式データでは死者数が113例となった。

 この数日間、第二波での感染者数は減少傾向を示している。
 これまで第二波で229人の感染者が報告されているが、昨年の第一波では136人の感染者が報告されていた。


 吉林省で初の感染者確認 鳥インフル、H7N9型 MSN産経ニュース

 {中国吉林省政府の短文投稿サイト「微博」の公式アカウントによると、同省で21日、鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)の感染者が1人確認された。同省での同型ウイルス感染者は初めて。感染したのは同省長春市の家禽業の男性(50)で、容体は安定しているという。

 また、広東省の衛生当局は同日、同型ウイルスの感染者が新たに3人確認され、うち1人が死亡したと発表した。今年に入ってからの感染者は、香港などで確認された4人を含め216人となり、うち49人が死亡している。}


21日

 中国H7N9感染者報告

 吉林省
  吉林省衛生計画出産委員会 中国語
  新華社 中国語

 ・50歳男性、長春市、2月21日確認、家禽既往歴、病状安定、長春市の病院にて治療中

 広東省
  広東省衛生計画出産委員会 中国語

 ・46歳女性、肇慶市、2月19日確認、肇慶市の病院にて治療中、
 ・64歳男性、広州市、2月19日確認、2月18日死亡、
 ・69歳男性、江門市、2月20日確認、江門市の病院にて治療中、



 H7N9関連情報


 コメント:

 吉林省から初の感染者が報告された。
 なんと中国北東部、南は朝鮮半島である。
 このもっとも近くでの発生は北京であるが、それにしてもH7N9ウイルスはどこまで広がっているのだろうか。もちろん鶏が運んでいるのだろうが、もしかしたら野鳥も運び屋の役割を担っているのかもしれない。
 朝鮮半島危うしである。
 北朝鮮にウイルスは既に入っているのかも?

 中国からH7N9感染鶏が運び込まれ、北朝鮮の人びとの間で食用ににされだしたら、大変な数の感染者と死者が出るかもしれない。
 鶏の不正売買が当たり前の国で、このウイルスがどう広がってゆくのか気になる。
 感染鳥は全く元気なのだ。それに触ったり調理しだすと死者が出る。

 



Officials report 2 more H7N9 cases, list deaths at 112 CIDRAP (米国、ミネソタ大学感染症情報センター) 中国、2H7N9新規例を報告、また死者総数を112例と発表

 本日(当ページでは昨日)、中国は2例の新規H7N9感染例と、治療後に死亡した1例を発表した。そして死亡者数に関して新規情報を発表し、総死者数を112人としている。この数値はこれまで発表してきた数値よりも明らかに多い。

 2名の新規患者は広東省と安徽省で見つかり、それぞれ81歳と60歳の男性である。両者とも危篤状態で入院している。
 死亡例は広東省の58歳女性で1月末に発病が確認されていた。

 中国政府は第一波から感染者総数と死亡者総数を公式に発表してこなかった。
 しかしそれらの数値に関して香港の健康保護庁(CHP)と他のグループが感染者数と他の関連状況を繰り返し更新してきた。

 FluTrackersを含むグループは感染者数を詳細に追ってきているが、死者数は不透明である。理由は多くの患者が重体でICUに収容され、長い期間治療されている。
 そのため転帰が不明となっている。

 そうした中、感染者数と死者数に関するいくつかの新規情報がでた。
 一つは、WHOからのもので2013年2月以来、355人の感染者と112人の死者が報告されていという。

 またFluTrackersは、中国農業省と新華社通信から情報を見つけたが、そこでは感染者数は347人で死者数は109人となっていた。(訳者注:当情報は昨日当ページで紹介している)。


   中国、原因不明の肺炎に対し家禽からの感染の疑いを持ち、検査結果に関わらず早期から抗ウイルス剤を投与することを勧告
http://news.qq.com/a/20140221/000912.htm  中国報道

北京市の衛生計画出産委員会は、原因不明の肺炎を呈する症例に対し、症例の既往歴、特に家禽既往歴の有無等を確認して治療にあたり、治療は隔離室で行うように通告を出しました。早期に下気道からの検体を採取し、必要ならば検査結果を待たずして抗ウイルス剤を投与すること等を指示しています。

 *管理人注:メジャーな情報源となってないが、妙に気になる情報が垣間見られている感じを受ける。
 疑い症例が結構見逃され、重症化、または死亡している例があるのかなぁ? 

20日

 中国H7N9感染者報告

  広東省
   広東省衛生計画出産委員会 中国語

 ・81歳男性、広州市、2月19日確認、危篤、広州市の病院にて治療中


  安徽省
   安徽省衛生局 中国語

 ・60歳男性、宣城市、2月19日確認、危篤、蕪湖市の病院にて治療中


 H7N9関連情報

 コメント:

 中国からのH7N9感染者数の報告が激減している。
 一方、FAO(国連食糧農業機関)は、H7N9感染者が鳥を含む他の動物へウイルスを感染させる事実はないと発表。また中国外でウイルスが家きんに感染している事実もないが、家禽の密輸により中国外にウイルスが拡大することを警戒している。

 中国農業省のウエブサイトでこれまでのH7N9感染者総数が347人で、死者数が109人と発表されている。致死率は31%。
 FluTrackersの統計にかなり近い数値となっている。
 国営通信新華社から伝えられる数値はかなり少ない。
 中国には色々な統計値があるようだ。


 中国におけるH7N9感染者は347例、死者109例:中国当局統計

 中国報道 中国語
 中国農業省公式サイトで2月18日までにH7N9感染者数が347人、死者が109人と発表。

 管理人注:中国から公式統計としてこのような発表は珍しい。

China reports one H7N9 case, FAO says human illnesses aren't a threat to poultry CIDRAP(米国、ミネソタ大学感染症情報センター) 中国からH7N9感染事例1例が報告、FAO (国連食糧農業機関)が人から家きんへH7N9ウイルスが感染する危険性は低いと発表

 中国におけるH7N9感染者数はこの1週間極めて少数になっているが、一方ウイルスが国境を越えて国外に広がる可能性に焦点が合せられている。

 新規患者は広東省の79歳男性で、安定した状態で入院治療を受けている。

 一方FAO(国連食糧農業機関)は、感染した人からH7N9ウイルスが鳥を含めて他の動物に感染するという事実は得られていないと発表した。
 「この事実は驚くべきものではなく、重大な懸念されることでもない。しかし警戒すべきことではある」、とFAOの主任獣医担当官であるジュアン・ルブロー(Juan Lubroth)氏が語った。

 ウイルスが拡大するもっとも大きなリスクは、非感染地域と感染地域の間での家きんの密輸によるものだとリブロー氏は語っている。

 同氏はマレーシアで中国からの輸入感染例が認められたが、同様の事例はこれまでも中国のH7N9非感染地域である貴州省、台湾、香港でも見られているとし、しかしウイルスが中国外の家きんに感染している事実はないと語っている。


H7N9鳥インフルエンザ対策の要点は生きた家禽市場にある-中国  新華ニュース  (日本語版)

 {H7N9鳥インフルエンザは鶏にも人間にも適応しない脆弱なウィルスで、日常的に使用する消毒剤で殺すことができる。従って、生きた家禽市場をきちんと管理すれば、H7N9鳥インフルエンザの拡大を防止することができる。また、それをきっかけに、中国人の生きた家禽を食べる生活習慣を変化させ、家禽の「集中加工」や「冷凍発売」を目指したいという。
 高福主任によると、H7N9鳥インフルエンザは低病原性鳥インフルエンザウィルスである。研究結果が示しているように、H7N9鳥インフルエンザウィルスは限られた人・人感染力を有するが、今現在、それは発生していない。科学研究の結論では、将来、もし生じるとしても、それは限られたもので、連続的な人・人感染はない。

 SARSから低病原性H5N1鳥インフルエンザ、またH7N9鳥インフルエンザまでの研究成果は中国科学研究の発展と進歩を示している。

 突然発生し、突然なくなったSARSウィルスが、敵対国が中国に対し行った生物テロであるといううわさに関し、高福主任は「今現在、他人に感染するが自分に感染しないウィルスを作る技術は発明されていない」と語った。}


19日

 中国H7N9感染者報告

 広東省
  広東省衛生計画出産委員会 中国語

 ・79歳男性、佛山市、2月18日確認、病状安定、佛山市の病院にて治療中


 H7N9関連情報

 コメント

 湖南省で何が起きている?
 今月に入って湖南省で9人の感染者が報告されている。
 1月は2人。そして昨年の第一波では2人と少なかった。

 全体的に2月中旬に入ってH7N9感染者数が減少傾向にある中、湖南省だけで増加している。
 北は湖北省、東は江西省、南は広東省、広西チワン族自治区に接し、省内には大河が多く、いずれも洞庭湖を経て長江に注ぐ。
 感染渡り鳥が多く集まっているせいだろうか?

 
 または省内での感染者検出と発表が、熱心に行われるようになったことによるのだろうか?

 米国ミネソタ大学のCIDRAPがまとまった解説を掲載してる。
 全体的にH7N9感染者数が減ってきているとしているが、それが真の感染者の減少によるのか、発表体制の変化によるのか等、多少の疑いを提示している。
 また本日中国研究チームが発表した論文で、昨春、上海近くの国立森林公園内の雀からH7N9ウイルスが分離されたようだ。他の野鳥での調査の必要性を強調している。
 さらに渡り鳥がウイルスを広げている可能性を指摘している。

China notes H7N9 case, first detection in wild bird CIDRAP (米国、ミネソタ大学感染症情報センター) 中国からH7N9感染者が報告、また初の野鳥からのウイルス検出報告

 H7N9鳥インフルエンザ感染者の急増に陰りが見えだしている状況の中で、中国は1例の感染者と、野鳥からウイルスが検出された報告を本日発表した。

 鳥インフルエンザは家きんから人々へ感染していると考えられ、多くの報告は生家きんとの接触が危険であると一般市民に知れ渡ることが、家きん飼育者の利潤を損なうとしている。中国では家きんが主たる食糧となっていて、生家きんをを購入する習慣が続いてきている。

 メディアによると、家きん業界はいくつかの省で、人感染例の詳細報告を大きく扱わないように省行政府に求めている。
 最近発生報告が減少しているのは、対策が行き渡ってきているせいか、省からの発表体制の変化のせいか、または他の要因なのかは定かではない。

 昨春の第一波では、一時的家禽市場の閉鎖を専門家は主張し、そして感染者が減少した。上海では減少は顕著であった。そして今年度上海では春節を前に先月末から生家きん市場の閉鎖を行い、感染者数の発生を数人に減らしている。

 中国は国際保健規則に従って、鳥インフルエンザ感染者数をWHOに報告し続けている。しかしながら、感染者の2大スポットでは感染者数が減少して、報告数は僅かとなっている。広東省はこの1週間に8例、浙江省は2月12日以来報告はない。

 新規発表例

 本日発表された新規例は湖南省の29歳女性である。中国語から翻訳されたFluTrackersによる。
 女性は湖南省で14人目の感染者となったが、その多くは第二波で発生している。

 女性の感染でFluTrackersによると、報告されている総感染者数は358人であるが、内訳は第二波で222人、第一波で136人となっている。

 明確でないのが死者数である。非公式的には73人の死者数となっている。
 H7N9感染者の多くは発病後重体となっているため、入院期間が長くなっていると思われる。その結果転帰が明確になっていない傾向にある。

 家禽と野鳥におけるH7N9感染

 1月第3週に行われた北部ベトナムと隣接する広西{カンシー}チワン族自治区での家きん調査では、1684血清検体中3検体でH7N9ウイルス陽性、ウイルス調査のための検体(排泄物?)では386検体中4検体でウイルスが検出された。
 広東省Huaiji 郡の家畜保健局の調査では、人感染者がでた地域の市場では環境内から100%ウイルスが検出された。

 関連する報告として、中国研究者が本日”新興感染症”のオンライン版に報告した内容では、昨年春の流行時に上海の国立森林公園の雀(明らかに異常のない)からウイルスを分離したと報告している。野鳥からH7N9ウイルスを分離した初の報告である。
 遺伝子学的分析では人から分離されたウイルスのそれと類似している。
 研究チームでは他の野鳥のウイルスモニターが重要と言っている。
 さらに研究チームは、野鳥が他の地域にウイルスを伝搬する可能性もあり、調査すべきであると論文中で付け加えている。


鳥インフル対策で省庁会議 適切な対応指示 日本経済新聞

 {政府は18日、鳥インフルエンザ対策を話し合う関係省庁の局長級会議(議長・米村敏朗内閣危機管理監)を都内で開き、中国で感染が拡大しているH7N9型の鳥インフルの発生状況などを確認した。米村氏は「事態の推移により国家の危機管理上、重大な課題となる可能性がある」と述べ、適切な対応を取るよう各省庁に求めた。

 H7N9型ウイルスは昨年3月以降、中国を中心に人への感染が断続的に報告されている。政府によると、感染者数は17日現在で346人、死者は67人に上る。人から人への持続的な感染や、国内での感染は確認されていない。}


 香港、本土からの生家きん輸入禁止を継続
Hong Kong extends ban on live poultry imports from China The Stamdard (香港) 香港、本土からの生家きん輸入禁止期間を延期

 香港当局は本土からの生家きんの輸入禁止ををさらに4か月間延長すると発表した。
 1月に本土から輸入されていた鶏の1群からH7N9ウイルスを検出したため、21日間の輸入禁止措置をとった。
 

 H5N1鳥インフルエンザ関連

Bird flu confirmed to have spread to 11 provinces in Vietnam  CCTV (中国) H5N1鳥インフルエンザ、ベトナム11省の家きんに拡大

 18日、ベトナム農業省下の家畜保健局は、H5N1鳥インフルエンザが11省で24カ所の農場で発生したと発表した。
 南部の5省、中部の4省、そして北部の2省とされる。
 これまで発病した家きんは23,819羽で、処分された家禽は30777羽とされる。

Cambodia reports 3rd bird flu case this year  Xinhua (中国、新華社) カンボジア、本年3例目のH5N1鳥インフルエンザ感染者を報告

 WHOとカンボジア保健省は19日、4歳男児がH5N1鳥インフルエンザに感染したと共同で発表した。本年度3例目である。
 男児は発熱、鼻汁、嘔吐、咽頭痛、および咳を呈し、14日にH5N1感染が確認された。
 男児は13日よりタミフルを投与され、症状が軽かったこともあり、現在良好な状態とされる。

 男児は発病前に死んだり、病的状態になった家きんと接触したとされる。



18日

 中国H7N9感染者報告

 湖南省
  湖南省衛生部 中国語

 ・29歳女性、長沙市、2月18日確認、長沙市の病院にて治療中

 H7N9関連情報

 コメント:

  中国におけるH7N9感染者数は、中国各省からウエブを通じて報告された統計によると、現時点で357人、今年度に入ってから207人となっている。死者に関しては発表時に死亡している数は分かっても、その後死亡した数に関しては明確になっていない。
 しかし時事通信や共同通信などでは、今年度45から47人の死者が出ているとしている。致死率23 %
 スペイン風邪での致死率は2%でSARSが10%前後。季節性インフルエンザは0.1%以下だ。
 H7N9鳥インフルエンザはたまに報告される小児例は軽症であるから、感染している若年者は軽症から中等症で、医療機関を受診せずに回復していると思われる。となると致死率は5%くらいと考えるのが妥当かもしれない。となるとこれまでの総感染者数は数千人という読みも可能となる。
 実際に人人感染するようになったとき、感染者数の裾野は広がるから、致死率はさらに下がると推定される。
 
 一方、本日の中国国営通信の新華社は、今年度120人以上感染者、そして32人以上の死者が国家衛生部から報告されているとしている。
 国営通信の新華社が伝える内容は、恣意的にか、情報は曖昧だ。

 H7N9鳥インフルエンザウイルス、各種鳥インフルエンザウイルス、そして季節性インフルエンザウイルスが飛び交う中国で、新型インフルエンザウイルスがいつ誕生してもおかしくはない。
 それは現在追っているH7N9ではなく、そこから派生(変異、他のウイルス遺伝子と遺伝子組み換えが起きた新種)したウイルスが、ある時期から噂が広がるように出てくる可能性の方が高いのかもしれない。
 この春??
 


Eight more H7N9 cases reported in China CIDRAP (米国、ミネソタ大学感染症情報センター) (この3日間)で8例の新規H7N9感染者が報告

 中国の4省から三日間に8例のH7N9感染者が報告されたが、春節の休日に感染者が増加した後、その数が減少していることを示唆しているようだ。

 感染者の報告は、香港の健康保護庁(CHP)と中国本土の各省の発表によると、四省から報告されている。

 広東省から3例、湖南省と安徽省から各2例、江蘇省から1例。

 これらの報告により中国でのH7N9第二波での感染者総数は221人となっているが、第一波では13人であった。発生以来の総感染者数は357人(FluTrackersによる)となった。

China reports 2 more H7N9 cases  Xinhua (中国、新華社) 中国、H7N9感染の2新規例を報告

 17日、2省の保健局でH7N9感染者が2例報告された。

 安徽省で63歳男性。16日に確認されたが危篤とされる。

 湖南省で64歳男性。今年度の同省における感染者数は11人となった。


 国家衛生計画出産委員会の報告によると、今年度、中国では120人以上のH7N9感染者が報告され、少なくとも32人が死亡している。

鳥インフル死者100人に迫る 中国で春にかけ流行ピークの恐れ、警戒続く MSN産経ニュース

 {中国上海市で昨年3月に人への感染が初めて確認された鳥インフルエンザ(H7N9型)で、香港も含む死者が17日までに97人に達し、100人に迫った。感染者は計355人。今年に入り中国東部、南部を中心に感染者数が急増している。各地の衛生当局では「春にかけ流行のピークが来る」とみて、警戒を強めている。

 江蘇、広東両省の16日の発表によると、同ウイルスの感染者が新たに2人確認され、このうち1人が重体という。江蘇省ではすでに確認されていた感染者2人が同日までに死亡した。

 昨年も春に感染者が急増した同ウイルス。夏の間は下火となり、昨年10月から再び感染者が出始めた。とくに今年に入ってからは2カ月足らずで少なくとも206人の感染が確認されており、このうち47人が死亡した。昨年3月から12月までの10カ月の感染者計149人(うち死者50人)と比べ、急増ぶりが目立つ。}


中国養鶏業 鳥インフルでデモ  NHK

 {中国でH7N9型の鳥インフルエンザウイルスのヒトへの感染が相次ぎ、市場の閉鎖などが行われるなか、南部の都市では養鶏業者などおよそ500人が政府に対する抗議活動を行い、補償が不十分だと訴えました。

H7N9型の鳥インフルエンザウイルスは中国の東部や南部を中心に、ヒトへの感染が相次ぎ、感染者はことしに入って200人を超え、およそ50人が死亡しており、各地で市場が閉鎖されるなど、影響が広がっています。
こうしたなか、南部の広東省広州では17日朝、地元の養鶏業者、およそ500人が集まり、補償が行われないなど、政府の対策が不十分だとして抗議活動を行いました。
参加者は「政府は何もしていない」などとシュプレヒコールを上げながら地元政府の建物までデモ行進し、70人ほどの警察官と1時間あまりにわたってにらみ合いを続け、参加者の中には警察に拘束された人もいました。
広東省では、17日の抗議活動は先月に続いて2回目で鳥インフルエンザウイルスの感染拡大に歯止めがかからないことに対し、養鶏業者だけでなく市民の間でもいらだちの声が上がっていて、中国政府は一層の対策を求められています。}


17日

 中国H7N9感染者報告

 湖南省
  湖南省衛生局 中国語

 ・64歳男性、邵阳市 、2月17日確認、長沙市の病院にて治療中

 安徽省
  安徽省衛生局  中国語

 ・63歳男性、合肥市、2月16日確認、重体、合肥市の病院にて治療中


 H7N9関連情報

 コメント:

 昨日はH7N9鳥インフルエンザ感染者が2例、中国地方当局から発表されている。
 治療中だった患者の死亡情報や退院情報も混じっている。
 報告は省の衛生計画出産委員会、または衛生部のウエブでなされている。
 昨年のように国営通信の新華社も情報を出しているが、古かったり、地方当局からの発表を横流ししているだけで、時には統計的数値に間違いも起きている。
 要するに、中国政府全体としてはまじめに取り組んでいないことは明らかである。
 
 そこには”なれ”もあるのかもしれないが、本質的には家きん産業がダメージを受け続けているのを、なんとか回復したいとする狙いがあるのかもしれない。
 大都会の知的階層は家きんを避けているようだし、また昨年以来家きん産業の収益も相当減っているようだ。
 鳥インフルエンザで死亡という表現が、鶏肉を避ける傾向に拍車をかけているとし、単にインフルエンザという表現にせよ、という家きん産業界からの圧力もあるようだ。理由は家きんでは発症しないのに、そういう呼称はおかしいというもののようだ。


 安徽省でH7N9感染者が報告された。重体である。

 しかし、この省では感染者はたぶん十分把握されておらず、また正しい情報も発信されてない可能性が高い。
 安徽省は、省南部は長江、省北部は淮河が貫流し、昔から江淮の間と呼ばれる平原地帯であった。省中央部に巣湖が浮かぶ。また南部では長江の右支流・青弋江が流れている。北東部は江蘇省、南東部は浙江省、南部は江西省、西南部は湖北省、西北部は河南省と接する。(ウキキペディア)。
 要するに河と湖水が多く、野鳥が群れていて、鳥インフルエンザウイルスの巣窟の可能性が高い地区である。隣接する浙江省と江蘇省も同じ環境であるが、両地域ともH7N9感染者は第一波も第二波も多い。
 しかし安徽省はなぜか感染者の報告は少ない。
 第一波での感染者報告数は以下の地図に示している。()内は死者数である。
 第一波では4人であるが、隣接する浙江省、江蘇省、上海などに比較すると一桁少ない。
 
 


 そして今年度、先月は報告はなかったが、今月になって3例の報告が出てきている。
 一例は死亡している。
 昨日確認された例は重体である。

 なぜこの地域で安徽省での報告が第二波でも一桁少ないのだろうか?

 先日国営通信の新華社が妙な内容を報じている。
 
2014年2月15日

New human H7N9 case reported in Anhui (中国、新華社) 安徽省で新規H7N9鳥インフルエンザ感染者が報告

 東部中国の安徽省の保健当局は15日、H7N9鳥インフルエンザの新規感染者を報告した。
 患者は十代の女性で安慶市の病院で14日診断された。症状は安定している。

 安徽省は浙江省と広東省と共に、致死的鳥インフルエンザ感染者が多く発生している地域である。
 *管理人注:最近発生が見られているが、数は多くはないが…。
 安徽省は10日に死者1名を報告しているが、今後多くの感染者が発生する懸念が抱かれている。
 中国では本年度120人以上のH7N9感染者が確認されており、少なくとも32人が死亡していると、今週初めに保健省(衛生部)が発表している。

 安徽省では浙江省などと同じように多くの感染者が出ているとし、今後さらに感染者が増えることが懸念されている。この内容は新華社報道がいい加減なことを意味している可能性もあるし、実は本当なのかもしれないが不明。



 広東省でのH7N9感染者の死亡率20%

広東省、これまでH7N9K感染者69例を報告 中国報道

 広東省では、2013年は8月に初めての感染者が確認されて以来、2014年2月16日まで69例の感染者が報告され、そのうち26例が治癒、14例が死亡、29例が治療中である。
 また本日、広州市、江門市、深セン市にてそれぞれの新規1例を確認した。

 *管理人注:本日の3症例は衛生部から発表されてない。29例が治療中ということは、少なくとも1週間以上、中には3週間以上治療が継続されている患者がいることを意味する。通常のインフルエンザとは比較にならないほど重症であることは間違いはない。

鳥インフル感染予防の徹底を 農水省 NHK

 {中国で去年1年間を上回る感染者が出るなど、アジアで鳥インフルエンザの感染が拡大していることから、農林水産省は、海外に渡航した人の鶏舎への立ち入りを制限するなど感染の予防の徹底を呼びかけています。

農林水産省などによりますと、アジアではことしに入ってから鳥インフルエンザの感染が拡大しており、韓国ではこれまでに17の農場で発生が確認され、合わせて340万羽余りが処分されています。
また、中国では韓国と違うタイプのウイルスが人に感染し、ことしに入ってから今月14日までの感染者の数は、去年1年間を上回る170人余りに上り、死亡するケースも出ているということです。
このため、農林水産省は養鶏農家などに対し、ニワトリを飼育する鶏舎で海外に渡航した人の立ち入りや物品の持ち込みを制限したり、消毒をこまめに行って衣服や靴を使い分けたりするなど、感染の予防を徹底するよう呼びかけています。
鳥インフルエンザは、日本国内では平成22年から23年にかけて宮崎県などで感染が拡大し、全国9つの県で合わせて180万羽余りが処分されました。
農林水産省は「感染の予防を徹底するとともに、家畜の死亡率が高いなど発生が疑われる場合には速やかに通報してもらいたい」と話しています。}


中国で新たに2人の感染確認 鳥インフルH7N9型  日本経済新聞

 {【香港=共同】中国広東、江蘇両省の衛生当局は16日、鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)の新たな感染者が計2人確認されたと発表した。うち広東省の1人が重体という。
 また、江蘇省の衛生当局は、同省で今月感染が確認されていた感染者2人が同日までに死亡したことを明らかにした。
 今年に入っての感染者は、香港などで確認された4人を含め206人となり、うち47人が死亡している。}

China reports new H7N9 cases, cities ban poultry trading WantChinaTimes  (台湾) 中国、新規H7N9感染例を報告、またいくつかの都市で生家きん売買を禁止

 安徽省保健当局は15日十代の少女がH7N9鳥インフルエンザに感染し、入院治療を受けていることを発表した。状態は安定しているとされる。
 広東省保健当局は15日2例の感染者を発表した。
 広州市の4歳女児は状態が安定しているとされ、もう1例の79歳男性は危篤状態とされる。

 家きん売買がH7N9ウイルス感染の原因とされ、感染者の多くが家きんと接触している。

 15日、広東省省都の広州市が全生家きん市場の2週間閉鎖を行った。閉鎖は2月28日まで続けられる。

 浙江省の省都杭州市では、15日、公共生家きん市場の永久廃止の予定を発表した。そうした対策は春節前の1月24日から一時的に行われている。
 市では凍結家きん生産物を確保するため、”と”殺場をさらに確保する予定としている。


Singapore keeps a close watch on bird flu situation in China China Post (台湾) シンガポール、中国の鳥インフルエンザ状況を注視

 シンガポールの人びとがH7N9ウイルスに感染する可能性は低いが、隣国のマレーシアで旅行で入国した中国人がH7N9鳥インフルエンザを発症したことから、シンガポール当局は監視を強化している。

Health officials confirm three more H7N9 bird flu cases  Global Time  (中国) 中国、3例の新規H7N9鳥インフルエンザ感染者を確認

 江蘇省で83歳男性。
 自宅で飼育していた8羽の鶏を市場に持ち込み”と”殺。
 現在危篤状態。

 広東省で44歳男性がウイルスに感染していることが15日に確認。危篤状態。

 さらに湖南省でも46歳男性が感染が確認され治療中と報告されている。

16日

 中国H7N9感染者報告

 江蘇省
  江蘇省衛生局 中国語

 ・83歳男性、淮安市(わいあん)、2月16日確認、重症、淮安市の病院にて治療中

 広東省
  広東省衛生計画出産委員会 中国語

 ・44歳男性、労働者、深セン市、2月15日確認、危篤、深セン市の病院にて治療中



 H7N9関連情報


 コメント

 時事通信および共同通信のH7N9感染者数と死者数は微妙に異なっている。
 中国からの公式情報が発表されてないので仕方がないが、時々新華社が伝える数値は非常に少ないようだ。

 当ページではFluTrackersの集計と中国各省の衛生局からの情報をもとに統計をとっているが、今年に入ってからの感染者数は206人、感染が確認された時点での死者数は26人となっている。
 両通信社からの死者数は44~45人となっているので、治療開始後死亡した人数が20人近くいると考えられる。
 すなわち感染確認時に死亡している割合が1割、治療後死亡する割合が1割、感染者の死亡率は2割と計算される。

 ニューヨークタイムズが先日江西省で確認されたH10N8鳥インフルエンザ感染例を報じているが、昨年12月以来3人目の感染者であり、気になる鳥インフルエンザである。当ページでは13日に掲載しているが、本邦の報道機関からは何ら情報が出ていない。


今年の鳥インフル感染200人に=中国  時事通信

 {【上海時事】中国の広東、安徽、湖南3省の衛生当局は15日、計4人のH7N9型鳥インフルエンザ感染者を新たに確認したと発表した。この結果、今年に入っての中国本土での感染者数は200人(うち死者は44人)に達した。
 昨年の感染者は145人(同47人)。感染は浙江省など沿海地域を中心に急拡大している。}

鳥インフル新たに4人感染 中国・杭州市、市場を閉鎖へ  MSN産経ニュース

 { 中国広東、安徽、湖南の3省の衛生当局は15日、鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)の感染者が新たに計4人確認されたと発表した。うち広東省の1人が重体だという。

 国営新華社通信(電子版)によると、感染者が出ている浙江省杭州市は市街地にある生きた鳥を扱う市場を一時的に閉鎖したが、今後はこれらのうち一部の市場について完全に閉鎖することを決めた。

 今年に入っての感染者は、香港などで確認された4人を含め204人となり、うち45人が死亡した。(共同)}


 その他

 中国でH10N8鳥インフルエンザ感染者がまた確認
China Reports Another Case of New Bird Flu Strain The New York Times  (米国) 中国、別の新型鳥インフルエンザ感染者を報告

 中国当局は、新型鳥インフルエンザウイルスであるH10N8がさらに1人の感染者を死亡させたと、国営通信の新華社通信を通じて発表した。
 死亡者は、江西省省都の南京市に住む75歳男性で2月4日に入院し、8日に死亡した。

 H10N8ウイルスの初の感染者は、昨年12月に江西省で確認された。
 73歳女性で12月17日に死亡している。
 鳥の間でのウイルス感染はこれまで知られていた。
 (さらに)本年1月に江蘇省で55歳女性が同ウイルスに感染して発病している。
 両女性とも生きた家きんとの接触があった。

 今回確認された南京の男性は第3例目となった。

 専門家達は、他に急速に拡大しているH7N9鳥インフルエンザに関心を抱いているが、同インフルエンザはすでに300人に感染し、毎日のように感染者が報告されている。
 25%が死亡しているが、最初に感染者が確認されたのは昨年の3月である。

 *訳者注:当情報に関しては13日に報告している。


鳥インフル、韓国で蔓延 見えない敵に宮崎厳戒 MSN産経ニュース

 {■過去の悪夢教訓に対策進めるも「思わぬ感染ルートで…」

 韓国で蔓延(まんえん)する鳥インフルエンザに、九州の養鶏関係者の緊張が高まっている。過去2回、韓国で広がった直後に、宮崎県内の養鶏場で発生した悪夢のような前例があるからだ。鳥インフルエンザウイルスは、渡り鳥に寄生し、海を渡る。国内2割のブロイラーを飼育する宮崎県では、見えない敵との苦しい戦いを続けている。(津田大資)
                   ◇

 「消毒などルールを守っていれば感染は防げるはずですが、鶏舎のすぐ外にウイルスがいる。そんな緊張感を持って対応しています」

 宮崎県家畜防疫対策課の西元俊文課長は、こう語った。

 今年1月17日、九州の自治体や養鶏業者に衝撃が走った。韓国農林畜産食品省が、韓国南西部にある全羅北道高敞郡のアヒル農家で、H5N8型の高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されたと発表したからだ。

 H5N8型ウイルスは、中国や北朝鮮、ベトナムなどで蔓延するH5N1型ウイルスの亜種とみられる。毒性が強く、ニワトリやアヒルなど家禽が感染すれば、死に至る。

 韓国では、その後もウイルス検出が20農場で相次ぎ、殺処分されたアヒルやニワトリなどは250万羽を超える。

 ウイルスが指呼の間に迫ったことに、宮崎や鹿児島など養鶏が盛んな県は、警戒レベルを一気に引き上げた。

 宮崎県は1月20日、農林水産省の通達を受けて防疫会議を開催し、養鶏場に出入りする人や車の消毒場所、野鳥の進入を防ぐネットの整備など対策の徹底を養鶏業者に促した。

 韓国で流行すれば、次は九州の番-。養鶏関係者は、こう心に刻む。

 平成19年1月、宮崎県清武町(現宮崎市)の養鶏場で、鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)が確認された。韓国で確認されたほぼ1カ月後だった。

 高病原性鳥インフルエンザウイルスが確認された場合、蔓延を防ぐための農水省の指針に従い、養鶏場施設内の全羽が殺処分される。

 さらに、半径3キロ以内の他の農場でもニワトリや卵の搬出が制限され、事実上の出荷停止となる。

 この指針に基づき、周辺も含め約16万羽が殺処分された。

 3年前の被害はさらに甚大だった。

 やはり韓国で確認された1カ月後の23年1月以降、宮崎県新富町、川南町、延岡市と次々と感染が確認された。最終的に大分市、鹿児島県出水市にも広がり、九州の計15カ所で103万羽近くが殺処分された。被害額は宮崎県だけで91億円に上った。

 農水省の統計によると平成25年2月現在、宮崎県内は2627万羽、鹿児島県内は2616万羽のブロイラーが飼育されている。2県合わせて全国1億3162万羽の4割に達する。

 それだけに、鳥インフルエンザ発生は養鶏業者の損失だけでなく、食生活への影響も大きい。23年の発生時は、西日本の鶏肉価格が一時、3倍に跳ね上がった。

 過去の悪夢を教訓に、宮崎や鹿児島、大分など養鶏業者が多い県は対策を進めてきた。

 宮崎県では担当職員が養鶏場など996カ所を巡回し、防疫態勢を調べている。このうち863カ所は対策に問題なく、不備があった133カ所のうち98カ所も改善されているという。

 また、県内10カ所の河畔などで、毎月カモの糞便を採取し、検査をしている。これまでのところ、鳥インフルエンザウイルスは検出されていない。

 それでも、不安は尽きない。

 宮崎県都城市の養鶏業者の男性(65)は「やるべきことはやっているが、思わぬ感染ルートがあるだけに油断はできない。被害がわずかであっても風評被害が怖い」と語った。

 日本に渡り鳥が飛来するシーズンは5月まで続く。警戒は緩められない}


15日

 中国H7N9感染者報告

 湖南省
  湖南省衛生部 中国語

 ・46歳男性、婁底市、2月15日確認、婁底市の病院にて治療中


 安徽省
  安徽省衛生部 中国語

 ・14歳女児、安慶市、2月14日確認、病状安定、安慶市の病院にて治療中

 広東省
  広東省衛生計画出産委員会 中国語

 ・4歳女児、広州市、2月14日確認、病状安定、広州市の病院にて治療中
 ・79歳男性、農業従事、広州市、2月14日確認、広州市の病院にて治療中


 H7N9関連情報


 コメント:

 CIDRAPではH7N9報告例が中国本土から減少しているとしている。
 確かに一日数例から時には11例報告されていた2月上旬に比較すると、ここ数日の報告例は減少している。

 報告例が重症者だけの氷山の一角だけとしても、その一角の報告例が減少しているということは、感染者全体が減ってきていることを意味するかも知れない。

 しかし、報告例の減少が恣意的なものであるとしたら、事は重大である。

 春節で海外に出た中国人のH7N9発生数は、ことのほか少ないようだ。台湾とマレーシアで1人づつ。
 即断はできないが、H7N9は次第に感染者数を減じだしてくるのかもしれない。



中国鳥インフル、広州市の鶏肉市場が封鎖 VOR ロシアの声

 {中国南東部広東省の省都・広州市で15日、鳥インフルエンザ・ウィルスH7N9の感染拡大防止のため、鶏肉を扱う市場がすべて閉鎖された。この措置は28日まで続く。市当局の発表による。

広東省は中国国内で特に鳥インフルの感染が深刻である。65の感染例が報告され、13人が死亡している。中国全体では127例、死者は37人。新華社通信が報じた。}


 上記情報を伝える中国報道 中国語
 以下は髙橋雅人氏の意訳文です。
 {広州市当局は、広州市の家禽市場を2週間閉鎖すると書かれています。2週間の閉鎖は、広州家禽市場において初の出来事です。広州では食卓に鳥料理がなければ広州ではないとまで言われるようですが、当局の指導は、H7N9の感染抑制には必要な措置であるとしています。冷凍鳥肉の販売は許可されるようです。}


New human H7N9 case reported in Anhui (中国、新華社) 安徽省で新規H7N9鳥インフルエンザ感染者が報告

 東部中国の安徽省の保健当局は15日、H7N9鳥インフルエンザの新規感染者を報告した。
 患者は十代の女性で安慶市の病院で14日診断された。症状は安定している。

 安徽省は浙江省と広東省と共に、致死的鳥インフルエンザ感染者が多く発生している地域である。*管理人注:最近発生が見られているが、数は多くはないが…。
 安徽省は10日に死者1名を報告しているが、今後多くの感染者が発生する懸念が抱かれている。
 中国では本年度120人以上のH7N9感染者が確認されており、少なくとも32人が死亡していると、今週初めに保健省(衛生部)が発表している。


 H7N9感染者数は減少か?
China reports two more H7N9 cases, one fatal CIDRAP (米国、ミネソタ大学感染症情報センター) 中国、2例のH7N9感染者を報告、1人は死亡

 本日(日本時間昨日)、中国は2例のH7N9感染者を報告し、感染者が減少し始めている可能性を示している。
 昨日(一昨日)は報告例はなく、過去数週間は日に5〜7人報告されていた状況に比較すると、発生は減少しているように思える。

 中国の鳥インフル感染者、14年200人に 日本経済新聞

 {【広州=共同】中国広東省の衛生当局は14日、鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)の感染者が新たに2人確認されたと発表した。今年に入っての感染者は、香港などで確認された4人を含め計200人となった。
 広東省の感染者2人のうち1人は死亡、もう1人は重体という。今年確認された感染者のうち、死者は45人。
 同型ウイルスは昨年3月末に中国で初めて感染者が確認され、夏にいったん沈静化したが、今年に入ってから感染者が急増している。
 昨年春に流行した時期には感染者が出ていなかった広東省で今年になって感染者が増えているほか、広西チワン族自治区でも1月に初の感染者が確認されるなど、感染地域の拡大も懸念されている。}





14日

 中国H7N9感染者報告

  広東省
   広東省衛生計画出産委員会 中国語

 ・78歳男性、広州市、2月13日確認、2月14日死亡、
 ・66歳女性、江門市、2月13日確認、危篤、江門市の病院にて治療中



 H7N9関連情報


 コメント

 広東省で2人感染者が報告されているが、広い省内で2人の感染者、それも1人は死亡、もう1人は危篤、だけしか発生してないのだろうか、と疑問がいつもながら起きる。昨日、省の衛生局で確認されたとしているが、広い省内での情報伝達が迅速に行われているのだろうか? 発病者->医療機関受診->診断->治療、という過程が全ての感染者で行われているとは考えられない医療状況の中国である。
 という疑問は本日の大紀元の報道につながる。

 大紀元の情報は、11日に掲載した”The Epoch Times”の日本版である。現中国体制に批判的報道機関であるが、内容的には気になる情報が多い。

 中国江西省で発生したH10N8鳥インフルエンザ感染死の事例は、この2か月余に同一地域で3人の感染者が出たこと、その致死率が非常に高いこと等から、気になる情報である。同ウイルスは中国の湖水からも以前検出されていることから、野鳥が保有していることが示唆されている。

 毎日新聞(共同通信)によると、米国CDCを中心に新興感染症(新型インフルエンザ、MERS等が主に対象)と生物テロの脅威に対応するため、情報、対策などの監視ネットワークを構築するという。
 各種ウイルスが試験管内で遺伝子操作が可能となっている今日、何が水面下で起きているか分からない。


H7N9 cases pause; new report details reassortants CIDRAP (米国、ミネソタ大学感染症情報センター) H7N9感染事例はなし、ウイルス再集合に関する新規情報が発表

 本日(日本時間の昨日)、H7N9感染事例は中国から報告されなかった。しかしウイルス遺伝子の再集合に関する新しい報告が発表された。
 中国研究チームが昨年度から検出されているH7N9ウイルスの遺伝子を分析し、最近分離されているウイルスが地域のH9N2鳥インフルエンザウイルス遺伝子と遺伝子組み換えを起こして、より人に感染しやすくなったため、第二波の感染者数増加につながっていると推定している。

 鳥インフル 当局また隠蔽か 市民ら証言 大紀元

 { 中国での鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)の感染者数は、当局が発表している数字を上回るとの情報が大紀元に寄せられている。感染が爆発的に増えた場合に備え、軍隊の対応態勢も整えているという。

 中国当局の12日の発表によると、今年に入ってからの感染者は、香港で確認された2人を含め196人で、うち39人が死亡した。一方、民間では実際の感染者数はこれを超えるとの声が根強い。

 大紀元に情報を寄せた北京市民の牛さんは、親戚が北京広安門病院に勤めている。この親戚の話によれば、同病院はH7N9ウイルス感染の患者を衛生当局に報告しなかった。「報告しないばかりか、外来担当の医師は怒られ『早くほかの病院に移せ』と指示された。後にH7N9の感染が確認され、救急車で感染症指定病院に移送された」。この患者は北京市が発表した2件の感染例に含まれていないという。

 牛さんが提供した情報によると、北京の一般病院でH7N9型ウイルスの感染が確認された患者は皆、感染症指定医療機関に送られ、一元的に管理されている。一般病院は衛生当局に報告せず、指定病院のみが当局に報告しているという。数字の操作が行いやすい仕組みとなっている。

 牛さんは「2003年SARS(新型肺炎)が流行した時も同様に一般病院は報告せず、患者は感染症指定病院に移送された」。今回の鳥インフルエンザの流行もSARSと似ているとの見方を示し、流行がさらに広がる場合に備え、当時と同様に「北京では軍隊も態勢を整えている」と太子党の友人の話として証言した。

 上海市浦東区にある病院の医師も、ウイルス検査に3000元(約5万円)が必要なので、多くの患者は負担できず検査をしていないと話している。「確認された感染者数は正確ではない」とし、北京市の牛さんが提供した情報同様、一般病院は報告しないよう上海の衛生当局から通達があった事を明かした。

 沈さんは、「人から人への限定的で非持続的な感染」が確認された浙江省に在住しているが同省杭州市簫山区で2件の家庭に感染があったと大紀元に証言した。しかし、当局は1件家族3人の感染しか報じておらず、もう1件の家庭の感染は認めていないという。沈さんは「市民らはみな、人から人への感染を恐れている」と話した。}


 マレーシアで中国人の鳥インフル感染確認  NHK

 {マレーシアで、中国からの観光客がH7N9型の鳥インフルエンザウイルスに感染していることが確認され、衛生当局が感染の拡大につながらないよう警戒を強めています。

マレーシアの保健省によりますと、感染が確認されたのは、中国南部、広東省の67歳の女性です。
女性は今月3日から旅行でマレーシアを訪れていましたが、熱やせきなどの症状を訴えて、7日にボルネオ島のコタキナバルの病院に入院し、11日、H7N9型の鳥インフルエンザウイルスに感染していることが確認されました。
女性は、マレーシアに到着した時点ですでに体調を崩していたということです。
H7N9型の鳥インフルエンザのヒトへの感染は中国東部や南部を中心に広がり、その人数はことしに入って190人余りと、去年1年間をすでに上回っています。
マレーシアでH7N9型の鳥インフルエンザウイルスの感染が確認されるのは今回が初めてで、マレーシアの衛生当局は感染の拡大につながらないよう警戒を強めています。}


 その他

China reports another H10N8 case  Xinhua (中国、新華社) 中国、H10N8鳥インフルエンザの更なる感染例を報告

 江西省保健当局は、13日、新型鳥インフルエンザであるH10N8に感染した更なる症例を報告した。
 患者は南京の75歳男性で、症状が出たため2月4日に入院した。そして8日に死亡した。同省の衛生計画出産委員会の発表による。

 保健当局では市民に生家きんへ接触しないこと、衛生管理を強化するように伝えている。

 昨年(2013年)12月、江西省の保健当局は、初のH10N8鳥インフルエンザ感染例を発表した。発病した73歳女性は死亡している。
 保健当局によるとH10N8鳥インフルエンザは鳥の間では見つかっているが、人での感染例は世界的に知られていないという。

 *訳者注:当新華社通信の内容は正確ではない。昨年12月に第一例目の感染者が死亡し、今年の1月25日にやはり江西省で第二例目の感染者(重体)が報告され、今回は第三例目となる。


 感染症:米主導で対策 インフルや生物テロ懸念  毎日新聞

 {新型インフルエンザなどの新興感染症やバイオテロの脅威に対応するため、米政府は13日、日本など27カ国が参加して監視ネットワークの強化や情報共有の円滑化を図る新たな国際協力の枠組みを発足させると発表した。

 中国で拡大するH7N9型の鳥インフルエンザや、中東呼吸器症候群(MERS)などを懸念した。感染症対策の知識が少ない発展途上国を念頭に、流行の早期検知や、危険な病原体が研究室から持ち出されてテロに悪用されるのを防ぐ管理態勢づくりを支援する。

 米疾病対策センター(CDC)を中心に、ホワイトハウスや国防総省のテロ対策部門が関わる。(共同)}

 CDC長官のコメント 米国CNN


13日

 中国H7N9感染者報告

 香港
  香港報道 

 ・65歳男性、広東省滞在で感染

 
 H10N8鳥インフルエンザ

 江西省

  江西省衛生計画出産委員会 中国語

 ・75歳男性、2月13日確認、死亡



 H7N9関連情報

 コメント

  マレーシアに続き、春節休暇中に中国本土でH7N9鳥インフルエンザに感染し、国外で感染が確認された例が香港から報告された。
 香港男性であるが広東省の別荘で休暇中に、ウイルス感染した鶏を調理して感染したとされる。患者は現在危篤状態とされる。
 SARSで痛い思いをした香港だけあって、疫学調査、接触者の健康調査など完璧に行っている。濃厚接触の家族員は病院入院となっている。

 中国で感染した中国旅行者がマレーシアでH7N9インフルエンザを発症したことについて、米国CDCは、同様の事態は米国でも起きると予測していると発表している。


 H10N8鳥インフルエンザで死亡者が、再び江西省で確認された。
 同省で3例目である。
 H7N9以上にパンデミックの危険性を警告している専門家もいる。

  第一例:73歳女性、死亡、江西省 2013年12月6日
  第二例:55歳女性、重体、江西省、2014年1月25日
  第三例:75歳男性、死亡、江西省、2014年2月13日

 H10N8ウイルスの遺伝子には、高致死性のH5N1と現在流行中のH7N9ウイルスの遺伝子が加わっている。世界最強の鳥インフルエンザウイルスかもしれない。
 ウイルスはこれまで中国内の生家きん市場でウイルスが分離された報告、および湖水から検出された報告があり、中国内に広く拡大している可能性が指摘されている。弱毒性であり、家きんでは症状を出さないが、H7N9ウイルス同様人に感染すると高致死性を発揮する。生物兵器的怖さがある。
 
  H5N1----> H10N8 <----H7N9


 香港、広東省で感染男性が確認
Imported human case of avian influenza A(H7N9) in Hong Kong under CHP investigation  7thSpace Interactive (香港) 香港、広東省でH7N9感染した男性が確認

 香港保健省健康保護庁は2月12日、65歳男性がH7N9鳥インフルエンザに感染し、調査中であることを発表した。

 男性は8日、発熱と咳が生じ、9日に個人クリニックを受診した。
 11日に症状が続くのでKwong Wah 病院に入院し、さらに隔離病棟に移された。

 男性の鼻咽頭分泌物の検査でH7N9ウイルス感染が確認された。(健康保護庁の公衆衛生研究部門)。

 疫学的調査によると、男性は1月24日から2月9日まで、広東省のカイピン( Kaiping)を旅行し、男性の別荘に滞在した。その間、1月29日に家族が村でと殺された鶏を購入したとされる。
 患者の7人の家族は無症状であるが、濃厚接触者とされる5人はプリンセス・マーガレット病院へ入院し、状態観察と検査を受けている。


Malaysia reports first H7N9 case outside China CIDRAP  (米国、ミネソタ大学感染症情報センター) マレーシア、中国外で初のH7N9発病者を報告

 マレーシアは中国外で確認された初のH7N9発病者を報告した。(台湾、香港の事例は中国内としている)。

 マレーシアで発病した女性は、広東省からのツアー客で、ツアーはサバー(Sabah)を訪れていた。
 患者は現在コタ・キナバル(Kota Kinabalu)の個人病院のICUで治療を受けている。

 米国CDCは本日マレーシアの事例に関して、CDCは中国からのH7N9感染者が入国することを予測しているとコメントした。
 そして一般社会の脅威に対するもっとも重大な要因は、感染性であるが、これまでは人人でウイルスが広がっている事実はないとしている。
 しかしCDCは今回の事例は、H7N9ウイルスや他のパンデミックを起こす可能性あるウイルスの国際的監視態勢が、いかに重要であるかを示唆していると強調した。

 一方、香港の健康保護庁は、65歳の香港市民が広東省のカイピンに滞在中にH7N9鳥インフルエンザを発症したことを発表した。
 当症例で(中国本土で感染し)香港で感染が確認されたのは5例目となった。

 患者は1月24日から2月9日までカイピンに滞在していたが、1月29日に家族が村で”ト殺”された鶏を購入した。
 2月9日に香港に戻り、医師の診察を受けた。そして昨日(11日)入院し、現在は危篤状態とされる。


Chickens did not die from H7N9 virus: China authorities AsiaOne  (シンガポール) 大量の鶏の死はH7N9ウイルスによるものではない、中国当局

 広州市周辺の養鶏場で6000羽の鶏が死んだことに対し、保健当局は、H7N9ウイルスによるものではなく、急激な気温の低下によるものであるとコメントした。
 養鶏場主が寒さ対策を十分しなかったためであると説明している。

 *訳者注:H7N9ウイルスは弱毒性であるから鶏に感染しても、発病させない。


 その他

 カンボジアで子供がH5N1鳥インフルエンザで死亡
8-year-old boy is Cambodia's first bird flu fatality this year  CTV News  (カナダ) カンボジアで8歳男児がH5N1鳥インフルエンザで死亡、今年度初

 AP

 カンボジア保健省とWHOは、カンボジア東部のクラティー省( Kratie )で2月7日、H5N1ウイルス感染で死亡したと発表した。
 2歳の妹も同日、同じ症状で死亡したとされるが、ウイルスは確認されてない。

 子供たちは周辺で死亡した鶏に接触したとされるが、死亡した鶏の原因は確認されてない。

 カンボジアで初のH5N1による人の感染が確認されて以来、49人の感染者が報告されているが、生存者は15人とされる。
 49人の感染者のうち37人は14歳以下の小児である。


12日

 中国H7N9感染者報告

  マレーシア
   報道 英語

 ・67歳広東省からの中国女性旅行客 2月11日確認、重体(レスピレーター)

  広東省
   広東省衛生計画出産委員会 中国語

 ・8歳男児、学生、肇慶市、2月11日確認、病状安定、肇慶市の病院にて治療中、
 ・46歳男性、農業従事、広州市、2月11日確認、危篤、広州市の病院にて治療中、
 ・65歳男性、農業従事、広州市、2月11日確認、危篤、広州市の病院にて治療中、


  浙江省
   浙江省衛生計画出産委員会 中国語

 ・84歳男性、農業従事、金華市、2月11日確認、危篤、金華市の病院にて治療中
 ・58歳男性、農業従事、抗州市、2月11日確認、重体、抗州市の病院にて治療中
 ・46歳男性、農業従事、抗州市、2月11日確認、重体、抗州市の病院にて治療中


  湖南省
   湖南省衛生局 中国語

 ・19歳男性、2月12日確認、婁底市、婁底市の病院にて治療中

 コメント:

 中国、各省からの報告は重体、危篤状態の農場従業員が多い。
 農場での家きんからの感染を予測されるが、農場での家禽からのH7N9ウイルスの検出はなく、家庭で飼育されている鶏からの検出率が高いこととが最近報告されている。 昨日の”Chinadaily USA”が伝える浙江省当局の発表情報。

 辻褄の合わない中国からの情報であるが、広東省で見つかっている8歳男児例は、やはり軽症であるが、こうした小児は自宅で飼育している感染鶏からウイルス感染を起こしているのだろうか?
 もしそうなら他の家族は感染してないのだろうか。ウイルス検査(抗体検査)で他の家族員が感染してないとしたなら、いつものように謎となる。これは医学的に理解しずらい話である。

 省都の病院に収容されている重体患者ばかりが、各省の関係部局からウエブ(中国語サイト)に報告されているが、広いエリアの各省の他の病院ではどうなっているのか疑問に思う。数千万人の人口を誇る各省で(浙江省は5,060 万 人)、1日数人の感染者が出たり、死者が出ても、統計上の数値としては意味があっても、現実社会ではどれほどの意味を持っているのだろうか?
 報告されている重症者が感染者のごく一部であろうことは誰もが予測している。
 WHOが中国情報には透明性があるとしているが、さてどうであろうか?

 中国から発表される英語での情報は皆無に等しい。
 唯一国立衛生計画出産委員会が時折WHOに報告する内容が、WHOのウエブサイトに掲載されるだけである。

 日本の厚労省はじめ、各衛生機関での情報もWHO情報をリンクしている程度である。これでは何も分からない。

 米国ミネソタ大学のCDRAP(感染症研究と政策センター:当ページでは感染症情報センター)は、より詳細情報を迅速にウエブで提供し、専門家のコメントも提供している。
 そこでの中国の感染者情報は当ページが提供するものとほぼ同じである。
 すなわち非公的感染症情報サイトであるFluTrackersからの情報に基づいているからである。同サイトは、当ページと同じく中国各省のウエブ情報に基づいている。

 毎日数件の海外報道機関からの英語情報が世界に発信されているが、内容は十分ではなく、また遅い。

 国内では産経新聞、毎日新聞などが時々症例をまとめて発表している。

 気になっているのは、香港の報道機関(The Standard他)からの情報発信が、最近少なくなっていることである。
 香港では厳戒態勢にあると思われるが、予想外に情報は出てこない。
 妙である…。

 海外情報で意義ある新内容を含んでいるものはこのページで掲載しようと思う。



 中国人旅行客、マレーシアでH7N9発病

First H7N9 case detected in Malaysia involving Chinese tourist  The Star (マレーシア) マレーシアで初のH7N9感染者が中国人旅行者で確認

 女性中国予行客がマレーシアで初のH7N9感染者として確認されたと保健省が発表した。

 この感染輸入例は67歳中国人女性で、春節を利用して広東省からクアラルンプールに2月4日に入った。
 翌日、女性はサンダカン、サバーに旅行し、その後2月6日にコタキナバルに旅行した。
 
 「女性は2月7日にコタキナバルの個人病院へ紹介された、そして2回のスクリーニング検査の後、2月11日にH7N9ウイルス感染が確認された。女性は現在、ICUでレスピレーターにつながれているが、状態は安定している」、と保健大臣は記者会見で12日語った。
 保健大臣は人への感染の危険性は低いのでパニックになる理由はないと強調した。
 
 *訳者注:4日以降マレーシアに滞在。6日頃に発症したと推定されるが、広東省で感染したことは間違いない。
 他情報では(マレーシア保健大臣発表)、患者は1月30日に、発熱、咳、関節痛などの症状で広東省の医療機関で治療を受けていて、その4日後にマレーシアに入国したとされる。
 

 その他

China reports one more H7N9 case, one death CIDRAP (米国、ミネソタ大学感染症情報センター) 中国、1人のH7N9感染者と1人の死者を報告

 浙江省で1人の感染者、および先に報告されていた福建省の感染者が死亡した情報。当ページでは昨日報告済み。

CDC says human H7N9 cases reach 200, most in China  Taipei Times (台湾) 第二波でのH7N9感染者は200人に達した、台湾CDC発表


11日

 中国H7N9感染者報告

  浙江省
   浙江省衛生計画出産委員会 中国語

 ・70歳男性、抗州市、2月11日確認、危篤、抗州市の病院にて治療中


 中国H7N9鳥インフルエンザ


Fast-Spreading Bird Flu Causes Panic in China The Epoch Times  (米国、国際) 鳥インフルエンザ拡大が中国内でパニックを引き起こしている

 当情報機関は中国共産党批判の立場に立ち、独自の取材で他報道機関が報道しない内容を多く含んでいる(訳者)。

 2月9日の時点でH7N9感染者数は今年度179人、死者37人となった。
 今年度に入って40日間の感染者数が179人というのは、2013年度における感染者数146人(45人の死者を含む)を大幅に超えている。

 WHOによる致死率は全ての地域の症例を合わせると、22%とされるが、未だ多くの例が入院しているという。

 パニック

 H7N9鳥インフルエンザ死者が増えるに伴い、一般社会の中ではパニックが起きている。
 浙江省のある住人は、みんなが鳥インフルエンザについてパニックになっていて、致死的パンデミックを恐れ、マスクを着用し、家きんやその肉は食べない、と語っている。

 上海で医師が感染して死亡しているが、市民の1人は、医師ですら患者として治療が成功していない。ましてや一般の市民の治療は難しい、と不安感を現している。
 さらに同市民は、行政が正確な死者数を発表してはいないと語り、現在上海市内の病院はインフルエンザ様患者であふれていて、簡単な症状で病院を受診する気にはなれない、と語っている。

 上海の死亡した医師と同じ病院で働いている女医は、匿名で次のように語っている。
 H7N9ウイルスはH5N1ウイルスよりも感染しやすく、また検出することが難しい。私たち医師はこのウイルスの人人感染の可能性すら恐れている。

 広東省の住民は、鳥インフルエンザ感染者の増加は、感染がもっと拡大し、人に感染する可能性を恐れている、と語っている。
 生家きんの販売は禁止され、レストランでも鶏料理は外されている、とも語っている。

 北京の住民は、鳥インフルエンザという言葉を発することすら恐れ、鶏肉や卵を食べなくなり、また感染しないために家庭から出ないようになっているという。

 多くの人びとは当局が発表する統計に疑いを持っている。

 先に匿名で語った上海の病院の女医は次のように説明している。
 中国当局はデータの発表を、一般社会の安定性の維持と、パニックを抑える目的で行っている。そのため当局は時々真実を伏せることがある。
 女医は当局から、報告すべきことだけを報告し、報告すべきでないことは報告しないことと言われている、と語った。

 中国CDCの女性職員は電話による質問に、1月の実際の死者数は発表よりも多いとし、数値は答えられないと答えた。


 中国状況-CIDRAP
H7N9 illness total grows by 13, with 2 more deaths CIDRAP (米国、ミネソタ大学感染症情報センター) この3日間で13例のH7N9感染者、うち2例の死者が報告

 過去3日間で、13例の新規H7N9感染者(2例の死者を含む)が東部中国で報告されたが、安徽省では第二波で初の2例が報告された。

 ほとんどの新規事例は成人であるが、5歳女児と11歳少年が、広東省から報告された。

 13例のうち8例は浙江省(5)と広東省(3)であるが、両省とも昨年10月に始まった第二波で最も多くの感染者を報告している。
 他の事例は安徽省の2例、湖南省の2例、および江蘇省の1例である。

 着実な感染者数の増加により、第二波の総感染者数は201人となり、第一波の136人を超えている。

 また中国または各省からの感染者発生情報はこれまで滞りなく公開されているように見える。
 その一方、メディアの情報によると、数日前、中国の家きん産業団体が保健当局に、情報公開を控えるように要望している。鳥インフルエンザ感染者情報で、家きんの売買が大きく低下していることが理由となっている。

 以下、症例の詳細、WHOの発表情報が続く。

 家きん売買コントロール

 WHO西太平洋事務局(WPRO)による、中国内の家きん売買対策情報:

 広東省深セン市では、1月31日から2月13日まで2週間、市場の閉鎖を発表している。
 卸売市場を含めて全ての生家きん市場の一時的閉鎖。家きんは市場外への移動を禁止。
 一方上海では1月31日から4月30日まで生家きんの売買が禁止された。
 また浙江省では人の感染例が報告された地域の生家きん市場が2月15日まで閉鎖された。
 WPROによると、浙江省では主要な地域の都市の生家きん市場を7月1日に完全閉鎖する予定という。

 第一波の際上海のような地域では、生家きん市場の閉鎖で人の感染者が著明に減った。


 家庭で飼育の家きんもH7N9感染源に
Family-raised poultry rises as China's new H7N9 source Chinadaily USA (米国、中国日報米国版) 家庭飼育家きんが中国のH7N9ウイルス感染を拡大

 浙江省杭州市
 衛生当局は10日、3人の男性と1人の女性が浙江省でH7N9鳥インフルエンザに感染したことが確認されたことを発表した。
 同時に家庭で飼育される家禽のウイルス感染が増加していることも発表された。

 感染者の確認された地域での家庭飼育の家きん、特に鶏の多くがH7N9ウイルスに感染していると保健当局は発表している。30~50%。
 一方、家禽農場では未だウイルスは確認されてないと当局は付け加えている。

 「人のウイルス感染源として、生家きん市場の他に家庭で飼育する家きんが上げられる」、と中国工科アカデミーの研究者であるLi Lanjuan氏が語っている。
 

 中国内の生家きん市場の廃止が必要、中国専門家が主張
Expect more human H7N9 bird flu cases if live poultry sales continue, Chinese ...  South China Morning Post (香港) 中国専門家、生家きん市場を継続してゆくならば、H7N9感染者はさらに増え続けると警告
 
 本土の当局者が、生家きん売買が続けられるならば、H7N9鳥インフルエンザの人への感染がさらに増えるだろうと警告した。

 本土の保健当局は昨日H7N9感染者5例を発表したが、安徽省の1例は死亡している。

 今年度に入ってH7N9感染者は着実に増加し続けており、180人以上となっていて、昨年の総感染者数を超えている。(下記の記事で中国当局は127人と発表しているが、香港側の統計と大きな差がみられる。下記のAFP統計でも180人としている)。

 国家衛生計画出産委員会のヤオ広報官は、専門家は本土での感染者は今後も増え続けると予測しているが、サーベイランスでは感染は人人感染は認められず、人への感染は未だ家禽からであると、コメントしている。

 中国国立インフルエンザセンターのシュ・ユエロン長官は、最近の感染者数の増加は旧正月休みにおける家きんと人の接触が多くなったせいとしている。
 「毎日H7N9感染者が出ている。しかし、特徴的な事実は人が生家きん市場で感染していることである。我々の生活習慣が変わってないことが、感染者が発生し続ける原因となっている」。
 同氏は、家きんの販売方法と消費方法を変えさえすれば感染者は減らすことができるという。すなわち、新鮮冷凍鶏肉を販売すれば人へのウイルス感染を減らすことができる、と主張している。

 しかしこのような売買方法の変更は、本土の家禽業者の抵抗にあっている。
 春節に全国家きん農家連合(the national association of poultry farmers )は、公開書簡の形で保健当局に、H7N9感染者発生の個々の情報を発表しないように求めた。家禽業界が大きな損失を受けていると抗議している。
 それに対してシュ長官は、事態を決定する優先権は公衆衛生当局にあるべきで、家禽農家の損益に対処する方法は他にあるはずだと、反論している。
 「経済的損益を最小にする方法は、小規模の家きん農家の存在と生家きん売買の方法を変えることである」、とシュ長官は語っている。


 中国政府のH7N9鳥インフルエンザ発生状況に対する見解

January worst month in China's human H7N9 outbreak: govt AFP (国際) 1月はH7N9人感染者が最も多く発生:中国政府

 1月に中国本土で31人がH7N9鳥インフルエンザで死亡したと、中国政府は10日発表し、これまでで最も感染者が多く発生したとしている。

 1月に感染が確認された症例は127人と、国家衛生計画出産委員会(NHFPC)が発表している。->致死率24%(訳者)
 1月の感染者数は昨年の総感染者数144に近くなっている。また昨年の総死者数46人となっている。-->致死率32%


 インフルエンザウイルスは季節的に発生するが、昨年のH7N9は2月に初めて発生したため、昨年の冬期間全体には発生してなかった。

 鳥インフルエンザウイルスが変異して容易に人人感染を起こすようになり、パンデミックへと発展する不安が、当H7N9ウイルスに関しても再燃していいる。(過去にH5N1で言われ続けてきた)。

 しかし国家衛生計画出産委員会の広報官であるヤオ・ホンウエン(Yao Hongwen )氏は、記者会見で、”これまでのところ、H7N9鳥インフルエンザの人への感染様式に明らかな変化は見られてなく、ほとんどの感染例は散発的である(集団発生は起きていない:訳者注)”と語ったいる。

 「我々のモニターではウイルスの変異は認めてなく、ウイルスが人に感染する様式は家きんを介している」

 WHOも同様に明らかな継続的人人感染が起きている事実は得られてないと発表している(人から人への感染リングは認められてない:訳者)。

 中国の研究チームはH7N9に対するワクチンを開発しているが、その中の1種類が動物実験で安全性が確認されている、とヤオ広報官は語っている。
 しかし報告によると人での臨床試験はまだ始まっていないとされる。

 AFPが地方衛生局の発表をもとにまとめた統計では、今年度少なくとも180例の感染者が発生しており、死者数は33人となっている。-->致死率18.3%

 浙江省と広東省で最も多くの感染者が報告されており、それぞれ77例と54例となっている。

 中国の伝統的で、一般的な生家きんの売買を冷凍肉の売買に置き換えることを、国家インフルエンザセンターのシュ・ユエロン(Shu Yuelong)長官は主張している。

 生家きん市場は中国や他のアジア諸国で一般的に見られていて、家きんが大量に集積されているため、ウイルスが容易に拡大する要因となっている。

 浙江省は2月15日まで3か月間、大都市と感染が確認された小都市の生家きん市場を閉鎖し、7月1日から大都市の生家きん市場を完全に廃止すると発表している。


 香港の男児、H7N9感染して広東省に入国
China reports first incoming tourist H7N9 case  (中国、新華社) 中国に香港からH7N9感染者が入国、初の輸入例

 10日、中国検疫当局が香港から入国した男児がH7N9鳥インフルエンザに感染していたことを発表した。

 香港と隣接している深セン市で感染が確認された男児は、中国本土に入国した初のH7N9感染者となった。検疫当局がそのように発表した。(General Administration of Quality Supervision, Inspection and Quarantine.)。

 当事例は1月28日に発熱と咽頭発赤、扁桃腫脹で発症したが、その後検疫当局および広東省疾病制御センター(CDC)でH7N9感染が確認された。

 当事例は2月1日に当ページで、深セン市で確認された事例として掲載している。

10日

 中国H7N9感染者報告

  湖南省
   湖南省衛生局 中国語

 ・23歳男性、婁底市、2月10日確認、長沙市の病院にて治療中

  広東省
   広東省衛生計画出産委員会 中国語

 ・5歳女児、広州市、2月8日確認、軽症、治癒退院

  浙江省
   浙江省衛生計画出産委員会 中国語

 ・67歳男性、嘉興市、2月10日確認、危篤、杭州市の病院にて治療中
 ・47歳女性、温州市、2月10日確認、重体、杭州市の病院にて治療中
 ・62歳男性、麗水市、2月10日確認、危篤、麗水市の病院にて治療中、

  安徽省
   安徽省衛生局 中国語

 ・56歳男性、阜陽市、2月9日確認、2月7日死亡
 

 中国H7N9鳥インフルエンザ

 中国感染者報告内容の不可思議 (管理人オピニオン)
 

致死率の変化

 データはFluTrackersによる。

 死者は中国当局が発表時に死亡とした症例。
 入院後の転帰について中国当局から発表がないため、実際の死亡者数はさらに多く、致死率もさらに高いと推定される。

 第一波 2013年3月~8月
   感染者数137人 死者数33人 致死率24%

 第二波 2013年10月~2014年2月9日
   感染者数194人 死者数25人 致死率12.9%

  全感染者数 331人 死者数 58人 致死率17.5%

 20歳以下の小児例

  20例
  全例 軽症 死亡例なし

 第一波

4歳
7歳
4歳
2歳
4歳
9歳
6歳
15歳

第二波

3歳半
5歳
17歳
2歳
6歳
5歳
8歳
2歳半
4歳
5歳
5歳
11歳


 コメント:第一波よりも第二波の方が確認時の致死率が下がっていることの意義。軽症者を含めて発見率が上がっている?感染者全体の数が増えている?ウイルスの人への適合性が高まっている?

 小児例が全例軽症であるのは、H7N9ウイルスの特性?重症化の原因は免疫の有無ではなく、ウイルスの侵襲性の特性?H7N9ウイルスは感染者の年齢が長じるとサイトカイン・ストームを起こしやすくなる。幼弱小児にとって、H7N9ウイルスは通常の季節性インフルエンザウイルスの病原性と大差がない?

 エジプトでのH5N1鳥インフルエンザが小児には軽症で、成人では死亡例が高いのに類似している。
 
 10代以下の小児に比較して、10代の小児がほとんどいないのは、感染者が十分把握されてないことが原因と考えられる。それは20代以上でも類似。

 
Vietnam raises alarm about H7N9 bird flu spread  Shanghai Daily  (中国) ベトナム、H7N9鳥インフルエンザ拡大に警戒報

 ベトナム保健省は各省にH7N9鳥インフルエンザに警戒するように緊急通達を出した。
 現在までH7N9ウイルスは検出されてないが、今年度H5N1鳥インフルエンザで2人が死亡していることから、H5N1とH7N9鳥インフルエンザウイルスに警戒するように求めている。

China predicts more H7N9 infections Xinhua (中国、新華社) 中国、更なるH7N9感染者の発生を予知

 国立衛生計画出産委員会の広報官が散発的H7N9感染者は今後も発生するとの予測を記者会見で語った。
 ウイルスに人人感染する変異は認められておらず、感染は家禽由来としている。

 中国国立インフルエンザセンターのShu Yuelong長官は、2014年初めに感染者が増えた理由として、旧正月の祝いで多くの家きんが摂食されたことを上げている。


中国の鳥インフル「春にかけ感染ピーク」  NHK

 {中国でH7N9型の鳥インフルエンザウイルスのヒトへの感染が広がるなか、衛生当局の担当者はウイルスの変異は見られないとしながらも、これから春にかけて感染のピークを迎えることが予想されるとして、生きた鳥に近づかないなど注意を呼びかけました。

中国ではことしに入ってH7N9型の鳥インフルエンザウイルスのヒトへの感染が広がっていて、9日までに確認された感染者は東部の浙江省や南部の広東省など中国本土の10の省や市、自治区、それに香港で、合わせて179人に達し、このうち35人が死亡しました。
感染者の数は、ことしに入ってからの1か月余りで去年1年間をすでに上回り、感染の拡大に歯止めがかかっていません。
中国の衛生当局の担当者は10日の記者会見で、「今のところ、鳥インフルエンザウイルスの感染の特徴に顕著な変化は起きていないほかウイルスの変異も見られない」と述べ、ヒトからヒトへの感染は限定的で、感染の多くは生きた鳥に接触したのが原因だと強調しました。
そのうえで気温が低いこれから春にかけて感染のピークを迎えることが予想されると指摘し、人々に対して生きた鳥に近づかないなど注意を呼びかけました。}


H7N9 bird flu kills another in China Xinhua  (中国、新華社) H7N9鳥インフルエンザでさらに1人の死者が報告

 安徽省の保健当局は10日、H7N9鳥インフルエンザで56歳男性が死亡したと発表した。
 男性は7日に死亡したが、H7N9ウイルス感染は9日に確認された。
 中国は今年度120人以上の感染者を報告しているが、その中に少なくとも27人の死者が含まれ、浙江省と広東省で多く発生している。

H7N9 vaccine to undergo clinical testing  CCTV (中国)  H7N9ワクチン、臨床試験に

 上海公衆衛生臨床センターは遺伝子操作で作製したH7N9ワクチンがマウスの実験で成功したと発表した。臨床試験で効果が確かめられると、実用化される。


 韓国H5N8鳥インフルエンザ

 
Poultry Consumption Tumbles in South Korea on Bird Flu Outbreak  Businessweek (米国) 韓国、H5N8鳥インフルエンザ発生で家禽消費が大きく下落

 H5N8鳥インフルエンザ発生により、韓国内での家きん消費量が70%下落したと農業省が発表。
 当局はこれまで154農場の320万羽の鶏とアヒルを殺処分している。
 2月6日以降今朝まで新たな発生は報告されていないという。


9日

 中国H7N9感染者報告

 安徽省
  安徽省衛生局 中国語

 ・66歳男性、安慶市、2月8日確認、危篤、安慶市の病院にて治療中、

 浙江省
  浙江省衛生計画出産委員会 中国語

 ・68歳男性、紹興市、2月9日確認、重体、紹興市の病院にて治療中

 広東省
  広東省衛生計画出産委員会 中国語

 ・81歳女性、深セン市、2月8日確認、2月7日死亡
 ・11歳男性、肇慶市、2月8日確認、病状安定、肇慶市の病院にて治療中


 中国H7N9鳥インフルエンザ


Another human H7N9 case reported in China  Xinhua (中国、新華社国営通信) 中国、さらに1人のH7N9感染者を報告

 中国東部の安徽省で高齢者がH7N9鳥インフルエンザに感染したことが9日保健局から報告された。
 患者は66歳男性で、今月初旬より上気道感染症に罹り、8日鳥インフルエンザに感染していることが確認された。

 患者の妻は家禽販売を行っていた。

 患者の住んでいた地域の家禽市場は9日閉鎖された。

Vaccine developed as China reports more H7N9 cases Xinhua (中国、新華社国営通信) 中国、さらにH7N9感染者報告、一方ワクチンの開発が進む

 浙江省保健当局は、H7N9感染者を報告したが、それで今年度の同省の感染者数は74人となった。患者は61歳男性で杭州市に住んでいたが、現在危篤状態とされる。
 また8日、江蘇省でも53歳男性の発病例と1死亡例を報告した。同省での今年度の感染者数は12人となった。

 一方、上海公衆衛生臨床センターは新華社に、遺伝子操作技術で開発したH7N9ワクチンが基礎的動物実験で成功したことを伝えた。
 同センターのXu Jianqing教授は、ワクチンの効果は、臨床試験を行って確認する必要があると言っている。


鳥インフルエンザ:ヒトからヒト疑い相次ぐ 中国で不安広がる  毎日新聞

 {中国で今年に入り、鳥インフルエンザ(H7N9型)の感染者が急増する中、家族間でヒトからヒトに感染した疑いのある例が相次いでいる。家族間の感染が確認されても、世界保健機関(WHO)などが懸念するパンデミック(世界的大流行)に至るような連鎖感染が起きているわけではない。ただ、社会不安が高まりかねないことから、中国当局は発表の文言にも神経を使うなど警戒を強めている。

 感染者が急増している浙江省では先月下旬、家族3人の感染が相次いで確認された。今月に入っても広西チワン族自治区で41歳の母親から5歳の息子に感染した疑い例が確認された。

 母親は、1月27日に広東省で発症した後、自治区に戻ったが、今月3日になって息子も発熱などの症状が出たという。広東省でも親子間での感染疑い例が出ている。

 H7N9型の感染は、ウイルスを持つ家きん類との接触が主な原因とみられる。看病など濃厚な接触があれば家族間でヒトからヒトに感染する可能性はある。ただ、1人から複数に次々と感染が広がっているわけではなく、パンデミックの兆候は現時点ではない。ウイルスの遺伝子も、ヒトからヒトに感染しやすくなるような大きな変異はないという。

 中国衛生当局はこれまで「ヒトからヒトへの感染を示す証拠はない」としてきたが、相次ぐ家族間の感染疑いを受け「限定的で非持続的なヒトからヒトへの感染は排除できない」と、最近は感染を認める方向に表現を変化させている。ただ「病院で医師が患者から感染して死亡した」などのうわさが出回るなど、中国当局も対応に苦慮しているようだ。

 国営新華社通信は1月27日、専門家の話をもとに、浙江省でヒトからヒトへの限定的な感染が既に起きている、と伝えた。しかし、その後の新華社の記事では「高度に疑っている」と断定を避ける表現に後退している。

 また、中国中央テレビなどは「限定的なヒトからヒトの感染が起きても大規模な流行につながる可能性は低い」と、繰り返している。

 今年の感染者は7日現在、中国本土と香港を合わせて175人(うち36人死亡)と、昨年を既に上回った。}


8日

 中国H7N9感染者報告

 江蘇省
  江蘇省衛生局 中国語

 ・53歳男性、泰州市、2月8日確認、家禽既往歴、重体、泰州市の病院にて治療中

 湖南省
  湖南省衛生局 中国語

 ・38歳男性、邵陽市、2月8日確認、邵陽市の病院にて治療中、


 浙江省
  浙江省衛生計画出産委員会 中国語

 ・61歳男性、危篤、2月7日確認、杭州市の病院で治療中



 中国H7N9鳥インフルエンザ

中国3省で3人感染 鳥インフルH7N9型 MSN産経ニュース

 {共同:中国浙江と湖南、江蘇の3省の衛生当局は8日、鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)の新たな感染者が計3人確認されたと発表した。うち浙江省の男性(61)は重体だという。
 江蘇省当局によると、既に感染が確認されていた同省の1人が7日に死亡した。

 今年に入ってからの感染者は、香港で確認された2人を含め計178人となり、うち36人が死亡した。}
 
 *本日当ページでリストアップしている事例がまとめられている。

H7N9 sickens 7 more in China, leaving one dead  CIDRAP (米国、ミネソタ大学感染症情報センター) H7N9、さらに7人の感染者を発生、1人を死亡に

 当情報の症例は昨日全てリストアップしている。


7日

 中国H7N9感染者報告


  広東省
   広東省衛生計画出産委員会 中国語

 ・48歳男性、肇慶市、2月6日確認、安定
 ・62歳男性、肇慶市、2月6日確認、安定
 ・59歳女性、広州市、危篤、2月6日確認

  湖南省
   湖南省衛生局 中国語

 ・21歳女性、婁底市、家禽接触既往歴、長沙市の病院にて治療中、

  福建省
   福建省衛生部 中国語
 
 ・81歳男性、2月7日確認、福州市、2月6日死亡


  浙江省
   浙江省衛生計画出産委員会 中国語

 ・76歳女性、台州市、2月6日確認、危篤、台州市の病院にて治療中
 ・54歳男性、杭州市、2月6日確認、重体、杭州市の病院にて治療中、


 中国H7N9鳥インフルエンザ

H7N9 cases grow by 7, along with China poultry industry outcry CIDRAP (米国、ミネソタ大学感染症情報センター) 中国、H7N9さらに7例を報告するが、家禽業界は発表に対して反対の声明
 
 本日、中国は7例の新規H7N9感染者を報告し、その中には北京での感染者が含まれている。その一方では国の養鶏業界の一団体が感染者の報告を抑えるように地方の衛生当局に求めた。経済的損失を小さくするためである。

 7例の感染者の報告で第二波における感染者数は181例となり、昨年の第一波の136人を大幅に超えている。

 7例は北京と4省から報告

 北京の感染者は73歳男性で、養鶏農家として働いていたが、現在、H7N9感染で危篤となっている。
 新華社報道によると男性は鶏を飼育し、販売し、そしてと殺していたという。1月30日に発症し、医療機関を受診したとされる。
 検査で昨日H7N9感染が確認された。
 他の症例紹介は略。当ページでは昨日にリストアップされている。

 一方、家禽業界では、死者の情報は家きん売買に大きな影響が出ることから、感染者に関する情報を保健当局に抑えるように求めた。
 感染者の詳細な情報発表を止める要望は、中国家禽業界と中国広西チワン族自治区および広東省の業界団体から出された。
 業界の声明文では、H7N9ウイルスを鳥インフルエンザウイルスと表現することで、165億ドル以上の損害が及んでいるとされる。
 業界はH7N9を”鳥インフルエンザ”ではなく、”インフルエンザ”と表現するように求めている。
 (訳者注:H7N9ウイルスが家きんにより人にもたらされているという明確な証拠がないことを業界の主張につながっている)。


China Pretends Bird Flu Doesn't Exist  Bloomberg  (米国、国際) 中国、鳥インフルエンザは存在しないと偽る

 H7N9鳥インフルエンザが発生し、中国家禽業界は昨年春以降33億ドルの経済的損失を被っている。

 中国で最近もっともH7N9鳥インフルエンザ感染者が発生している広東省の養鶏業界が、”鳥インフルエンザ”の表現を単に”インフルエンザ”とするように提案している、と中国国営通信の新華社が伝えている。

 以下批判記事が続く。 

 *管理人注:中国は昨年春のH7N9鳥インフルエンザ流行時は、国営通信の新華社を通じて、迅速に感染者の発生を詳細に伝えていた。
 WHOも中国の情報の透明性を賞賛していた。
 チャン事務局長自身がWHO総会で語った。

 しかし今シーズンは、中国衛生部国家出産計画委員会が発生状況をまとめて定期的にWHOに報告し、随時発表することはしないと方針を変えている。
 しかしながら地方の衛生当局がウエブで日々の発生者数を情報公開しているので、今シーズンの異常な発生者数の増加を把握することは可能となっている。

 WHOは中国から報告があるとウエブで随時情報公開しているが、それはそれは実際の発生日よりも数日から1週間遅れる。
 もっともリアルタイム的にまとめて情報を出しているのは、ミネソタ大学のCIDRAP(感染症研究と政策センター:当ページでは感染症情報センターと表現)であるが、当センターは米国の公衆衛生学、感染症の中心的存在であり、米国CDCやWHOとも情報は共有している。
 以前から当ページで説明しているが、CIDRAPの情報は非公的感染症情報ウエブであるFluTrackersの情報に基づいている。

 現在、FluTrackersの情報は、中国の地方衛生当局からの情報に基づいているが、当ウエブでも協力者の髙橋雅人氏が中国各省のウエブサイトから情報収集していて、非常に迅速にH7N9発生情報を、当サイトに掲載可能となっている。


6日

 中国H7N9感染者報告

  北京市
   北京衛生局 中国語

 ・73歳男性、北京市、1月30日発症、2月5日確認、危篤

  湖南省
   湖南省衛生局 中国語

 ・61歳女性、岳陽市、2月6日確認、長沙市の病院で治療中

  浙江省 中国語
   浙江省衛生計画出産委員会 中国語

 ・64歳男性、湖州市、2月5日確認、重体、広州市の病院にて治療中
 ・39歳男性、湖州市、2月5日確認、重体、広州市の病院にて治療中、


  江蘇省
   江蘇省衛生部 中国語

 ・66歳男性、塩城市、2月6日確認、危篤、塩城市の病院にて治療中
 ・63歳男性、徐州市、2月6日確認、危篤、徐州市の病院にて治療中
   

  広東省
   広東省衛生計画出産委員会 中国語

 ・36歳女性、佛山市、2月5日確認、危篤、広州市の病院にて治療中



 中国H7N9鳥インフルエンザ



 第一波における感染者分析-明確な人人感染は起きていない:中国研究

Study reaffirms that H7N9 rarely spreads person to person
CIDRAP (米国、ミネソタ大学感染症情報センター) 研究報告、H7N9ウイルスの人人感染は稀であることを再確認

 発生から9か月間のH7N9鳥インフルエンザ感染者についての分析から、ウイルスは稀にしか人人感染を起こさないが、長時間感染者と濃厚に接触していると、健康人が感染する可能性があること示された。

 New.Engl.J.Med(ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン)に掲載された長大な論文では、2013年11月までの139名の感染者を対象に分析された。2人以外入院となっているが、47人(34%)が死亡している。
 80%以上の患者が主として家きんを中心とした動物への暴露体験をしている。

 2700人に上る濃厚接触者のモニターでは追加すべき感染者は見出されたかったとしている。中国人研究者を中心と大きな研究チームによる分析であるが、しかしならが濃厚接触のあった4家族内における人人感染発生の可能性は否定できないとしている。

 結論は2013年5月にWHOから出された第一波を対象とした報告と類似している。そこでは同機関は、2ないしさらに多くの家族員が関与した家族内感染が4件起きたことを報告し、人人感染の可能性を示唆した。

 オリジナル論文:中国における鳥インフルエンザA(H7N9)感染者の疫学  N Engl J Med 2014 Feb 6;370(6):520-32 (Early online release)


 広西チワン族自治区からベトナムへH7N9ウイルスが拡大の可能性
No H7N9 letup as Guangxi detections prompt warning  CIDRAP (米国、ミネソタ大学感染症情報センター) 広西チワン族自治区でもH7N9感染者が検出、H7N9ウイルスの拡大脅威は続いている

 中国は本日9例のH7N9感染者を報告した(当ウエブの昨日のリスト)。そこには広西チワン族自治区で3例目にあたる感染者も含まれていて、同地区はベトナムと隣接していて、本日の獣医保健グループの報告では、同自治区の市場で初めてH7N9ウイルスが検出されたと警告している。

 他の感染者8人は広東省と浙江省からである。

 広西チワン族自治区では5歳の男児が感染したが状態は安定している。男児の感染で同自治区は3例の感染者を確認したことになる。
 同自治区はベトナムと国境を接している山岳地帯である。

 男児は41歳の母親のH7N9感染が確認された翌日に発病したとされる。香港の英字新聞であるSCMPによる。
 保健当局では男児の感染源を調査しているが、男児は母親とずっと濃厚接触していて、母親は現在危篤状態にあるとされる。
 この2人の発病は、今年度2例目の家族内発生となる。

 WHO、家禽との接触の危険性を強く警告
  同機関が最近中国当局から通知された情報をまとめて発表。

 FAO(国連食糧農業機関)、広西チワン族自治区の市場でH7N9検出されたことから警告

 FAOは本日広西チワン族自治区の生家きん市場からH7N9ウイルスがベトナムや近隣国へ拡大する可能性があることを警告した。

 中国当局は1月24日から28日の間に、同自治区で最初の感染者が見つかった地域の生家きん市場でウイルスを検出した、とFAOは発表している。
 FAOは自治区はベトナムと国境を接し、隣の雲南省はミャンマー、ラオス、ベトナムと接している。

 FAOによると、同機関はベトナム当局に協力して、2013年6月からベトナム北部の60か所の市場でH7N9ウイルス監視を行っているという。

 「これまでベトナムや他の中国と接している他の国でウイルスは検出されていない。しかし先のH5N1の経験からすれば、H7N9は容易に国境を越えて拡大する可能性がある」

 一方WHO西太平洋事務所は、今年度行われた中国における家きんのウイルス検査結果を発表した。
 33400検体を採取、5か所の生家きん市場の8検体からH7N9ウイルスが検出された:広東省、福建省、広西チワン族自治区、浙江省。





H7N9 Bird Flu Tied to Poultry, Not People  MedPage Today  (米国、ペンシルバニア大学) H7N9鳥インフルエンザの人感染は、家きんが関与していて、人人感染ではない


 母子で人人感染の可能性

鳥インフル、母子で感染か 中国 日本経済新聞

 {中国広西チワン族自治区の衛生当局は5日までに、5歳の男児とその母親が鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)に感染したことが確認されたと発表した。母親は広東省で1月27日に発症した後に同自治区に戻り、今月3日、男児に発熱などの症状が出た。家族間で限定的な人から人への感染が起きた可能性がある。

 同自治区の衛生当局は、母親は自治区の外で感染したとしている。母親は重体。男児の病状は安定している。男児が鳥との接触があったかなどは不明。4日の新華社電によると、世界保健機関(WHO)は、同型ウイルスが持続的に人から人に感染する特性を備えていることを示す証拠はないとしているという。

 ほかに、広東、浙江、福建の3省の衛生当局も5日までに、感染者が新たに9人確認されたと発表した。同型ウイルスの感染者は昨年3月に中国で初確認後、香港での4人、台湾での2人を含め計310人となり、うち83人が死亡した。

 各衛生当局によると、広東省の2人と、浙江、福建の2人も重体。今年に入ってからの感染者は、香港で確認された2人を含め計161人となり、うち33人が死亡した。}


China reports 11 new H7N9 human cases  Xinhua  (中国新華社) 中国、11例の新規H7N9感染者を報告

 各地域保健当局から、5日、4地区で11人のH7N9感染者が報告された。

 南部の広東省が4例(5歳女児、42歳男性、49歳男性、そして56歳女性)。
 東部の浙江省では4人(男性と女性が各2例、全例危篤)。
 広西壮族自治区では41歳女性が危篤で、女性の5歳になる息子も感染した。
 東部の福建省では36歳男性が危篤状態。

 *訳者注:福建省の例は、当ページでは一昨日のリストに含まれている。
  自治区の42歳女性と5歳息子が人人感染によるものかは説明はない。
 
 中国保健当局は5日、H7N9ウイルスが人人感染を起こしている事実は得られていないと再確認している。

 国家衛生計画出産委員会によると、ほとんどのH7N9感染事例は孤発(単発)しているとコメントしている。

 春節休みの間、同委員会から専門家チームが北京、上海、浙江省、福建省、広東省の病院へ派遣され、診断と治療に関して指導している。

H10N8型鳥インフル、H5N1型と同じ病原体から発生 ブルームバーグ (日本語版)

 {2月5日(ブルームバーグ):中国で2人が感染し、そのうち1人が死亡したH10N8型の鳥インフルエンザウイルスは、別の2つの型と同じ病原体から発生したことが研究で明らかになった。

5日付の英医学誌ランセットに掲載された中国疾病予防控制センターの舒躍竜氏を中心とする研究者の論文によると、人への感染が最近初めて報告されたH10N8型ウイルス株には、H9N2型の8つの遺伝子のうち6つが含まれている。H9N2型ウイルス遺伝子は、2003年に386人が死亡したH5N1型ウイルスのほか、少なくとも70人が死亡したH7N9型ウイルスの遺伝的基盤となっている。

舒氏らは論文で「この新型ウイルスが世界的に流行する可能性を過小評価すべきではない」と指摘。「H10N8型鳥インフルエンザが流行するかどうか予想はできないが、人への脅威となり得ることをわれわれの研究結果は示している」と記した。 }

 H5N1----> H10N8 <----H7N9


 韓国H5N8鳥インフルエンザ


S.Korea culls 2 percent of poultry to curb bird flu spread Reuters (国際)韓国、国内2%の家きんをH5N8鳥インフルエンザ拡大抑制のために処分

 韓国農業省は、国内の1億6千羽の家きんの2%に相当する家きんの殺処分を行った。人への感染は報告されてないが、感染農場は増え続けている。

 当局によると発生地域の農場主が自殺したという。理由は明確ではないが家きん肉の価格が下落しているせいと思われる。

 韓国におけるH5N8鳥インフルエンザは今年1月17日に全羅北道のアヒル農場で初めて発生した。
 その後15農場と感染死した渡り鳥19例が確認されている。

 ソウル市の大手市場では、先週、鶏肉の売り上げが57%減少し、卵は36%、アヒル肉は79%減少した。

 また当局はウイルスをもたらしていると考えられている渡り鳥の生息地37カ所を消毒している。
 

 その他

愛知男性に鳥インフル抗体=発症歴なし、ワクチン期待—藤田保健衛生大  ウォール・ストリート・ジャーナル日本版

 {国内では発症例がない毒性の強い鳥インフルエンザ(H5N1型)の抗体を、愛知県に住む日本人男性(66)が持っていることが6日分かった。男性は鳥インフルを発症したことがないという。藤田保健衛生大(同県豊明市)の黒沢良和学長らの研究グループが発表した。

 男性は過去に、型が異なる3種類のインフルエンザウイルスに感染していた。黒沢学長は、うち2種類のウイルスはH5N1型と形がよく似ており、何度か発病する過程で結果的に免疫力が付いた可能性があると分析。「さまざまな型があるインフルエンザ全てに抵抗できる『万能抗体』を作るワクチンの作製が期待できるのではないか」と話している。論文は米科学誌プロスワンに掲載された。}

 管理人注:こうした現象は既に知られており、万能型インフルエンザワクチン作製が行われている。

 
2011年1月11日掲載


Swine flu survivors built super flu antibodies msnbc.com (国際) 豚インフルエンザ回復者は万能型インフルエンザ抗体を産生
 ロイター

 A/H1N1インフルエンザ回復者から回収した抗体分析結果は、H1N1やH5N1ウイルスを含む多くのインフルエンザに効果を発揮する万能インフルエンザワクチン作成の可能性をさらに強める結果となった。研究者達が10日発表した。
 発表によるとA/H1N1パンデミックインフルエンザに罹患した人々は多くの季節性インフルエンザ、さらにはH5N1インフルエンザをも予防する抗体を産生していたとされる。
 この事実は、万能ワクチンの作成は本当に可能であることを意味している、とシカゴ大学のパトリック・ウイルソン博士は説明し、エモリー大学の共同研究者とともに医学雑誌の”Journal of Experimental Medicine’実験医学雑誌”に発表した。*訳者注:当雑誌は医学雑誌の中でも最高峰の一つ。

 米国保健当局によると、万能ワクチン作成が可能になると、米国で年間3300人から49000人死亡するインフルエンザ予防に、巨大な効果が期待されるとされている。
 
 研究結果の要約:
 86人の回復者からリンパ球採取、抗体産生-->A/H1N1ウイルスと反応する86種類の抗体を分離
 5種類の抗体が、1919年のスペインインフルエンザやH5N1を含む多数のウイルスと反応。
 これらの抗体の中のいくつかは、先に見いだされている万能型抗体と形態学的に類似。

 これらの抗体はウイルス表面のヘマグルチニンの幹部分を標的とすると考えられ、この幹部分は2年前に抗原性の変化が少なく、多くのウイルスに共通する抗原部分であることが確認されている。
 A/H1N1回復者の体内で万能抗体が産生された理由は、従来のウイルスと抗原性が大きく異なることから体内の免疫機構が、ヘマグルチニンの幹部分を含むウイルスの保有する特有な抗原を認識したと推定されている。





5日

中国H7N9感染者報告

 広西壮族自治区
  中国報道 中国語

 ・5歳男児、状態安定、4日報道の41歳女性の第四子

 浙江省
  浙江省衛生計画出産委員会 中国語

 ・67歳男性、紹興市、2月4日確認、重体、紹興市の病院にて治療中
 ・35歳女性、温州市、2月4日確認、重体、温州市の病院にて治療中
 ・59歳女性、広州市、2月4日確認、重体、広州市の病院にて治療中
 ・49歳男性、広州市、2月4日確認、危篤、広州市の病院にて治療中

 広東省
  広東省衛生計画出産委員会 中国語

 ・5歳女児、肇慶市、2月4日確認、病状安定、肇慶市の病院にて治療中
 ・42歳男性、肇慶市、2月4日確認、危篤、肇慶市の病院にて治療中
 ・49歳男性、佛山市、2月4日確認、病状安定、佛山市の病院にて治療中
 ・56歳男性、無職、深セン市、2月4日確認、危篤、深セン市の病院にて治療中

 

 中国における季節性インフルエンザ

 中国国立インフルエンザセンター

 南北中国とも季節性インフルエンザはピークを迎えている。
 流行株は南中国で、H1N1pdm(先の新型インフルエンザ)が61%、H3N2(香港型)が、37%、北中国ではそれぞれ84.7%、14.5%となっている。

 多くのインフルエンザ様患者が医療機関を訪れているが、分離ウイルス中、H7N9ウイルスはほとんど検出されてないようだ。
 少なくとも一般インフルエンザ患者中で、有意に検出されるような広がりはないと考えられる。->人人感染は起きていない。

 一方、H7N9ウイルスが、流行中のH1N1pdmやH3N2ウイルスと同一人に感染して、ウイルス遺伝子の再集合が起きる危険性はある。ヨーロッパCDCが懸念の発表をしている。


 中国H7N9鳥インフルエンザ
   

 海外報道は新華社通信も含めて、当ページで記載事例の後追い的情報となっていて、内容は2~3日前のものが多い。
 他報道も内容が重複していたり、正確な情報はCIDRAP(米国ミネソタ大学感染症情報センター)くらいであるが、同センターの情報は主にFluTrackersの情報によっている。
 現在、H7N9鳥インフルエンザ情報はFluTrackersが中心となり世界に発信しているといっても過言ではない。

 中国では感染者数が増えているが、情報が重症者だけとなっており、内容が偏向している。理由は、たぶん、状況が十分把握されてないせいと思われる。

 国内報道も十分でないことから、中国旅行客が国内で発症した場合、十分対応できるのか、またはウイルス変異によりパンデミックとなってきたとき、発生するパニックの大きさは想像を超えるかも知れない。


Cases of New Deadly Bird Flu Surge in China, Experts Say  New York Times  (米国) 中国における新型致死的鳥インフルエンザ感染例が急増、専門家が警戒
 
 中国における新型H7N9鳥インフルエンザ感染者数が急増していることから、インフルエンザ専門家は今週警告をだした。

 毎日のように感染者が現れ、確認された感染者数は300人に上る。そして大体四分の一が死亡している。

 最初の感染者報告は、つい昨年の3月のことであった。対照的に、もう一種類の人に致死的であるH5N1鳥インフルエンザウイルスは、2003年に初めて現れ、300人の感染者がでるまで3年要した(訳者注:正確には1997年に香港で18人の人に感染して6人を死亡させたが最初であったが、その後本格的に人に感染しだしたのは2003年であった)。
 
 ミネソタ大学のCIDRAP(感染症研究と政策センター長であるオスターホルム氏は、H7N9ウイルスは鳥の呼吸器から排出され(飛沫され)、糞便中にはそれほど出てこないため、生家きん市場で糞便検査だけでは感染家きんは見逃されると警告している。
 さらに感染しても家きんが症状を出さないことと、家きん農場では検査を受けて陽性であった場合、家きんが処分されることから検査に抵抗することが、H7N9対策を難しくしている。
 その点、H5N1は感染家きんが死亡するので対策は容易となる。

 H7N9は人人感染する事実は確認されてないが、家族内発生の事実が2~3件ある。
 同一感染源からの感染か、それとも人人感染によるものか、専門家により意見は分かれている。


Ten new H7N9 cases push outbreak total past 300   CIDRAP (米国、ミネソタ大学感染症情報センター) 10例の新規H7N9感染者が報告され、累積感染者数が300例を超える

 FluuTrackersの情報を基にしているので、当ページの昨日の10症例を掲載している。

 中国5省から10例のH7N9感染者が本日報告された。
 1例の広東省4歳女児例を除き全て成人例であり、7例が男性である。

 昨年10月に始まったH7N9第二波であるが、先月に感染者数は急増し165例となった。昨年春の第一波では136人であった。

 3例の死亡例が加わり、非公式であるが累積死亡例は67例となった。

 本日報告された患者のうち8人は浙江省と広東省であり、第二波での感染者はこれら南部の地域で多くなっている。
 すなわち第二波で発生した165例中125例が浙江省と広東省から報告されている;73例と52例。

 一方、第一波では北方での発生が主となっており、浙江省46人、上海34人、江蘇省28人で、広東省では1人だけの報告だった。




中国 鳥インフルエンザ感染 去年上回る NHK

 {H7N9型の鳥インフルエンザウイルスの人への感染が広がっている中国では、ことしに入ってからの感染者が、去年1年間を上回る150人に達し、感染の拡大に歯止めがかかっていません。

中国では、ことしに入ってH7N9型の鳥インフルエンザウイルスの人への感染が広がっていて、4日までに確認された感染者は、東部の浙江省や南部の広東省など、中国本土の9つの省や市、自治区、それに香港で、合わせて150人に達しました。
去年は中国本土と香港で合わせて147人の感染者が確認されていますが、ことしは1か月余りで去年1年間を上回り、感染拡大に歯止めがかかっていません。
中国の衛生当局は、人から人への感染が持続的に起きるケースはなく、感染者の多くは生きた鳥に接触していたとして、各地で生きた鳥を扱う市場や店を閉鎖するなどの対策に追われています。
ただ、中国では旧正月の大型連休中で、生きた鳥の需要が高まっているほか、去年は3月以降に各地で感染者が確認されたことから、衛生当局は今後も感染が広がるおそれがあるとして警戒を強めています。}


Five New Cases Bird Flu Reported In China RTT News (香港) 中国、WHOに5例の鳥インフルエンザ感染者を報告

 4日、中国国家衛生計画出産委員会は、WHOに5例のH7N9鳥インフルエンザ感染者(1死亡例を含む)を報告した。

 全て当ページでリストアップ済み。

 *他報道:すでに当ページで掲載済み事例の紹介。


4日

中国H7N9感染者報告


 福建省
  福建省衛生局 中国語

 ・36歳男性、泉州市、危篤、2月4日確認、泉州市の病院にて治療中、

 広西壮族自治区
  自治区報道 中国語

 ・41歳女性、2月4日確認、広東省で感染、危篤

 浙江省
  浙江省衛生計画出産委員会 中国語

 ・42歳男性、広州市、2月3日確認、重体、広州市の病院にて治療中
 ・84歳男性、広州市、2月3日確認、危篤、広州市の病院にて治療中
 ・56歳男性、金華市、2月3日確認、重体、広州市の病院にて治療中
 ・51歳男性、紹興市、2月3日確認、危篤、広州市の病院にて治療中

 管理人注:なぜ重体と危篤例しか報告されないのか?
        中等症、軽症例が皆無とは思われないが。

 江蘇省
  江蘇省衛生部 中国語

 ・59歳女性、無錫市(むしゃく-し)、2月3日確認、危篤、無錫市の病院にて治療中


 広東省
  広東省衛生出産委員会 中国語

 ・4歳女児、肇慶市(けいちょうし)、2月3日確認、病状安定、肇慶市の病院
 ・76歳男性、農業従事、陽江市(ようこうし)、2月3日確認、2月3日死亡
 ・52歳男性、農業従事、恵州市(けいしゅうし)2月3日確認、2月3日死亡、

 管理人注:死亡例は医療機関への受診が遅れたものと考えられる。治療を受けていたかは不明。医療機関を受診していない例は、重症肺炎として処理されている可能性が高い。

 春節で家禽から感染する率が高まっているのか不明であるが、以前よりも報告例が重体例に偏ってきている。気になる状況である。


中国H7N9鳥インフルエンザ

 
China reports 14 more H7N9 cases, 3 fatal CIDRAP (米国、ミネソタ大学感染症情報センター) 中国、H7N9感染者14人を報告、3人は死亡

 過去3日間、中国は14人のH7N9鳥インフルエンザ感染者を報告したが、その中には4人の小児と3人の死者が含まれている。
 春節の祝いはゆっくりと落ち着いてきているが、専門家は今後も人の賑わい、家きんの盛んな売買で、H7N9鳥インフルエンザ感染者は発生し続けると警告している。

China human H7N9 avian flu deaths rise to 25 so far this year UPI.com (国際) 中国、今年度のH7N9鳥インフルエンザ死者数25人に
 中国当局はH7N9鳥インフルエンザ死者がさらに2人発生したと伝え、今年度に入ってからの同インフルエンザによる死者が25人になったと発表した。
 また感染者数はこれまで113人としている。

13 More Cases of Human Infection with H7N9 Virus are Reported to WHO Infection Control Today (米国)  H7N9ウイルス感染者13例がWHOに報告

 1月29日と30日に中国と香港からWHOに報告されたH7N9感染例。
 当ページで全てリストアップされている。

 継続的人人感染は起きていないととWHOと中国当局のコメントも。


Canada keeping eye on rising H7N9 cases in China; risk remains low here CTV News (カナダ) カナダ は中国のH7N9感染者の急増を監視、しかしカナダでは現在発生する危険性は低い



3日

中国H7N9感染者報告

  湖南省
   湖南省衛生局 中国語

 ・59歳男性、2月3日確認、危篤、死亡、婁底市

  広東省
   広東省衛生計画出産委員会 中国語

 ・2歳6ヶ月女児、中山市、2月2日確認、病状安定、中山市の病院にて治療中
 ・76歳女性、恵州市、2月2日確認、病状安定、慶州市の病院にて治療中

  福建省
   福建省衛生部 中国語

 ・27歳男性、危篤、2月3日確認、漳州市の病院


中国H7N9鳥インフルエンザ


Cameraman reportedly tested for H7N9  RTHK (香港) 養鶏場を取材したカメラマンがH7N9検査に

 広東省広州市のTVBニュースのカメラマンが佛山市順徳区の養鶏場を取材後に、発熱と咽頭痛が出現し、香港の病院でH7N9検査を受けた。結果については未発表。
 取材先は香港へ家きんを輸出している養鶏場である。-->陰性だった

4 new cases of H7N9 bird flu reported Shanghai Daily  (中国) H7N9鳥インフルエンザ、新規4例が報告

 1人の死亡例を含む4例のH7N9感染者が昨日報告された。

 広東省から2例、1例は死亡、広西壮族自治区から1例。
 4例目は湖南省で8歳女児が報告されたが、女児は生家きん市場に行った既往がある。

 63歳男性は広東省深セン市で1日死亡。
 37歳男性は同省中山市で危篤。

 広西壮族自治区では今年度初の感染者が報告された。75歳男性で危篤とされる。
 男性は1月27日に発病する前、家きんと接触した既往があり、同自治区では2009年以来2例目の感染者となった。

 *管理人注:広西壮族自治区の75歳男性例は新華社報道でも見られるが、2009年以来2例目という内容は変である。当H7N9感染症は昨年(2013年春)から発生しているものであり、また今年度女性が同自治区で発病している。ただ当75歳の発病例が正しいものであるかは不明。

Four new H7N9 cases in China Xinhua (中国、新華社) 中国で4人の新規H7N9感染者

 湖南省で8歳女児が2日報告され、同日4人目のH7N9感染報告例となった。
 女児の病状は安定している。

 他の3人のうち、1人は1日に広東省深セン市で63歳男性が死亡、1人は中山市の37歳男性で危篤、そしてもう1人は広西壮族自治区の柳州市の75歳男性、同地区で初の鳥インフルエンザ感染者となった。

 中国では今年度100例以上のH7N9感染者が報告されていて、その中には20例を超える死者が含まれている。

 保健当局では感染地域の生家きん市場を閉鎖するなどのH7N9感染予防と制御を強化している。

 訳者注:報告例のうち広西壮族自治区の75歳男性に関しては、他情報ではみられてなく、同自治区では先に(1月29日、56歳女性)感染者が出ていて、この事例が本年度初ということはない。
 また浙江省の事例が含まれてない。
 国営通信の発表であるが、相当いい加減な内容である。 


 中国で鳥インフル感染、新たに4人 広東など3省  日本経済新聞

 {中国広東、浙江、湖南3省の衛生当局は2日、鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)の新たな感染者が計4人確認されたと発表した。広東省の感染者は2人で、うち深圳市の男性が死亡、もう1人も重体という。今年に入ってからの感染者は、香港で確認された2人を含め計138人となり、うち28人が死亡した。}


2日

中国H7N9感染者報告

 湖南省
  
湖南省衛生局 中国語

 ・8歳女児、永州市、病状安定、家禽接触歴、永州市の病院にて治療中、

 浙江省

  浙江省衛生計画出産委員会 中国語

 ・44歳男性、農業従事者、台州市、2月1日確認、危篤、台州市の病院にて治療中

 広東省
  広東省衛生計画出産委員会 中国語

 ・37歳男性、中山市、2月1日確認、危篤、中山市の病院にて治療中、
 ・63歳男性、深セン市、2月1日確認、2月1日死亡、

 感染が確認された時点で重体、危篤、死亡ということは医療機関に運び込まれるのが遅すぎることを意味しているが、それまで自宅で様子を見ている期間が長すぎることも示唆される。
 自宅で様子を見ていて重症化しないH7N9感染者はそのまま通常のインフルエンザ、感冒などとして見逃されていると考えられる。



中国H7N9鳥インフルエンザ

Hong Kong boy, 6, living in Shenzhen tests positive for H7N9 bird flu virus  South China Morning Post  (香港) 深セン市に住む香港の6歳男児、H7N9鳥インフルエンザに感染

 深セン市に住む6歳男児が、香港市民として最も若いH7N9鳥インフルエンザ感染者となった。
 香港健康保護庁(CHP)によると、男児は1月27日にインフルエンザ様症状を呈したため、家族が薬を与え(感冒薬?:訳者)、そして翌日、母親と4人の親せきと一緒に男児は香港で出かけたという。
 その日、深セン市に戻った夕方に男児は発熱した(28日夕方)。
 保護庁によると、男児は昨日(2月1日)、H7N9鳥インフルエンザの検査を受けて陽性であると診断された。症状は軽症で状態は安定しているという。

 保護庁によると男児と家族は香港市内で買い物に多くの時間を費やし、友人や親せきとは会わなかったという。

 入国管理官が男児と接触したことから医学的監視下に置かれた。
 
 今年度本土では110人以上の感染例が確認され、その20人以上が死亡している。
 香港政府によると感染者の43人は広東省(香港隣接)で発生しているという。

 香港では4例の感染者が確認されているが、3人は死亡している。生存者であるインドネシア人の家政婦は先月治療後に退院している。


鳥インフルエンザ:中国で再燃 1月だけで感染120人超 市場を閉鎖、業者は反発  毎日新聞

 {中国で昨春、感染者が拡大した鳥インフルエンザ(H7N9型)の流行が今年に入って再燃している。感染者は1月だけで120人超と昨シーズンとほぼ同じペースで増え続けている。中国は多くの人々が移動する春節(旧正月)の休暇中で、各地の当局は昨シーズンに続き、ニワトリなど家きん類の売買を禁止する措置を相次いで出している。春節期間中の対策が拡大防止のカギとなりそうだ。

 上海市は30日、市内全域で家きん類を販売している市場をすべて閉鎖した。浦東新区にある農産物卸売市場の家きん類を扱う区域は封印がされ、消毒された。上海紙によると、ウイルスは養鶏場からは検出されず、市内の市場から検出された。専門家は「冷凍品を流通させ、市場を永久に閉鎖すべきだ」と指摘する。

 ただ、中国では品質や信頼性の問題から、生きたニワトリなどを目の前で処理してもらうのが一般的だ。特に親族が集まる春節の食卓にはトリ料理が欠かせず、需要が高い。上海紙によると、北部の普陀区では人目につかない午前3時〜同6時の間だけ開かれる闇市場の存在が発覚。当局が取り締まり、ニワトリなど約3000羽を押収した。

 昨シーズンは市場の閉鎖直後から新たな感染者が激減しており、閉鎖は一定の効果がありそうだ。ただ、「買える場所がなくなれば、闇業者は必ず出てくる」(普陀区政府関係者)のが実情。また、浙江省政府は市場を今年7月以降、永久閉鎖することを決めたが、業者から強い反発が起きているという。家きん業界の損失は200億元(約3400億円)に上っている。

 ◇「ヒトからヒト」感染警戒を継続
 ◇農村部の対策必要}


6 more bird flu cases in China reported, 1 of them fatal CNN (米国) 中国、6例の新規鳥インフルエンザ感染例を報告、1例は死亡

 
WHOは29日中国衛生計画出産委員会およぼ健康保護庁(CHP)から、H7N9鳥インフルエンザ感染例の報告を受け、31日に発表した。

 全例は男性で2から75歳の年齢にわたっており、4例は重体である。6例中4例は家きん摂食または生家きん市場訪問の既往がある。
 以下略。


中国の鳥インフル感染、新たに5人 日本経済新聞

 
共同

 
{中国広東と福建、浙江の3省の衛生当局は1日、鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)の新たな感染者が計5人確認されたと発表した。

 浙江省の2人は杭州市の男性で、いずれも重体。福建省の1人も重い症状。広東省の2人は6歳と5歳の男の子でいずれも病状は安定している。また同省で既に感染が確認されていた男性が1月31日に死亡したという。

 今年に入り急増している感染者は、1月1日から2月1日までに香港で確認された2人を含め計134人となり、うち27人が死亡した。}

 管理人注:数値は当ウエブと一致している。


 H5N1鳥インフルエンザ感染事例、中国とベトナムで確認

CHP notified of two additional human cases of avian influenza A ... 7thSpace Interactive  (香港) 香港健康保護庁、中国本土のH7N9鳥インフルエンザ感染2例とH5N1鳥インフルエンザ感染1例の報告を受ける

 
香港衛生省の健康保護庁は、昨日(2月1日)浙江省から2例のH7N9感染事例について国立衛生計画出産委員会(NHFPC)から通知を受けた。
 詳細は略。

 また健康保護庁はNHFPCから広西チワン族自治区でH5N1鳥インフルエンザ感染者が発生したとの通知を受けた。
 患者は75歳男性で家きんとの接触があった。
 1月28日に重症肺炎で入院したが現在重体である。
 検体は同自治区保健当局の検査でH5N1ウイルスが陽性と確認された。

 ベトナムでもH5N1鳥インフルエンザで死亡者

Vietnam records second bird flu death this year   Thanh Nien Daily  (ベトナム) ベトナム、本年度2例目のH5N1鳥インフルエンザ死者を記録

 
ベトナム南部メコンデルタ地区のドンタップ省で60歳女性が1月30日にH5N1鳥インフルエンザで死亡した。テト(旧正月)の前日である。
 1月22日に発熱や他の症状で発症し27日に死亡した。発症前に家きんとの接触既往があった。
 29日にホーチミン市のパスツール研究所でH5NIウイルス感染を確認した。

 WHOによるとベトナムではH5N1鳥インフルエンザでこれまで64人が死亡しており、鳥インフルエンザ死亡者の多い国となっている。
 2003年にH5N1鳥インフルエンザが再燃して以来世界で649人の感染者が確認され、そのうち385人が死亡している。


 韓国H5N8鳥インフルエンザ


Bird flu cases spike during Seollal holiday Korea Times (韓国) 鳥インフルエンザ、旧正月休暇中に急増の懸念

 
京畿道のスウォンで死亡していた野生の雁からも、H5N8鳥インフルエンザウイルスが検出された。


1日


 中国H7N9感染者報告
 
 福建省
  福建省衛生部 中国語

 ・35歳男性、重体、2月1日確認、厦門市の病院


 浙江省
  浙江省衛生計画出産委員会 中国語

 ・80歳男性、抗州市、1月31日確認、危篤、抗州市の病院
 ・54歳男性、抗州市、1月31日確認、危篤、抗州市の病院


 広東省
  広東省衛生計画出産委員会 中国語

 ・6歳男児、深セン市、2月1日確認、軽症、自宅
 ・5歳男児、 肇慶市(ちょうけいし )、2月1日確認、病状安定、肇慶市の病院

 コメント:広東省から軽症の児童例が報告されている。6歳男児は自宅にいるようだ。インフルエンザ様症状の児童のH7型ウイルス検査が行われだしてきたのだろうか?


 中国H7N9鳥インフルエンザ

New human H7N9 case confirmed in central China Xinhua (中国、新華社) 中央中国で新規H7N9感染者が確認

 1日、湖南省でH7N9感染者が確認された。
 38歳男性で状態は安定している。
 省の保健当局によると男性周辺で接触した人々に発病者はいないとされる。

 湖南省では今年2例目の感染者となった。

 毎日H7N9鳥インフルエンザ感染者が増えている状況に、一般社会では春節の期間に、ウイルスが人人感染することを懸念しているが、保健専門家は人の間での感染が起きる可能性は低いとしている。

 南部の大都市である深セン市と広州市では生家きんの売買を禁止している。また東部の浙江省でも、寧波市と金華市で生家きん売買が禁止されている。


China reports H7N9 death, more cases  Shanghai Daily  (中国、上海) 中国、H7N9死者と更なる感染者を報告

 中国は1日、H7N9死者を1例、そして3例の感染者(2例は男児)を報告した。

 広東省保健省は、82歳男性が佛山市で治療の効果なく死亡したと発表。
 また深セン市の6歳男児と 肇慶市(ちょうけいし )の5歳男児が発病したと発表したが、2人とも状態は安定している。

 3例目の新規感染者は湖南省永州市の38歳男性で状態は安定している。
 
 今回の報告で今年になってからH7N9死者は22人、感染者は105人に達した。
 (訳者注:死者数と感染者数を分けて表現していると思われる。すなわち真の感染者数は127人となる?)。


China reports 4 more H7N9 infections, 1 fatal  CIDRAP  (米国、ミネソタ大学感染症情報センター) 中国4例のH7N9感染者を報告、1例は死亡

 管理人注:昨日の報告例、正確には一昨日に中国当局が把握し、昨日各省当局が発表した例。それら事例は昨日の当ページに記載。
 広東省の4例だけが報告されている。
 ソースがFluTrackersdであるが、同ウエブでの報告は、湖南省、浙江省の事例は拾えてないようだ。

 簡単に要約。

 本日から旧正月休日が始まり、H7N9感染者報告は若干減っている。
 4人の感染者が広東省から報告。1例は死亡。

 専門家は旧正月の間に感染者は増加すると予測している。

 WHOは情報の更新を行った。
  H7N9感染の重症化のサインとして急速に進展する重症肺炎
  タミフルに反応しない例は、重症化、死亡する例が多い。
  重症者には抗インフルエンザ薬の増量、または多剤併用、回復期患者血漿投与などが考えられるが、効果に関して医学的に証明されてない。
  ワクチン製造が進んでいる。

  これまでの事実からウイルスが持続的に人人感染している根拠は得られてない。

 韓国H5N8鳥インフルエンザ

New suspected bird flu cases reported in S. Korea  Yonhap News (韓国) 韓国、新たにH5N8鳥インフルエンザ発生疑い農場が発生

 2月1日、韓国農業省は新たに2か所の農場で高病原性鳥インフルエンザが発生した疑いがあることを発表し、同インフルエンザが国内に拡大している懸念が出ている。
 南部の港湾である釜山市の養鶏場と、ソウル南方90キロの鎮川郡(チンチョンぐん)のアヒル農場である。


韓国で鳥インフル感染拡大の危険 香港で一部輸入禁止措置も NewSphere

 {韓国で、毒性の強い高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N8型)の家禽や渡り鳥への感染が疑われる地域が拡大している。
 韓国農林畜産食品省によると、17日に全羅北道高敞(コチャン)郡のアヒル農場で初検出。同省は拡大防止のため、同郡から畜産業従事者や家禽類の移動を数時間禁じた。また、これまでに150万羽以上の家禽を処分、今後さらに100万羽以上の処分を行うという。
 同農場は渡り鳥がよくとまる貯水池の南西15kmに位置しており、韓国政府は渡り鳥が拡散させたとみている。

 H5N8型ウイルスはヨーロッパやアメリカで検出された例はあるが、韓国で検出されたのは初めて。同省によると、同型ウイルスが人に感染した例はないという。

【旧正月連休後に全国に拡散するおそれ】
 韓国で鳥インフルエンザが検出されたのは、600万羽以上の家禽が殺処分された2011年以来となる。

 韓国では旧正月連休(1月30日~2月2日)に帰省する人が多く、連休後にウイルスが全国にさらに拡散するのではとの懸念が高まっているとチャンネル・ニュース・アジアは報じた。
 近隣農家からは「大量のアヒルや鶏が埋葬されるのはつらい。二度と起きるべきでない」などと不安の声が上がっているという。
 また、アヒルを提供するレストランでは客が激減。スーパーマーケットも打撃を受け、鶏の販売が30%も減ったところもあると同局は報じている。

【香港政府が韓国の2地区からの鳥肉輸入を禁止】
 グローバル・ディスパッチによると、香港で食品の安全性を管轄する「食品安全中心」は30日、韓国の2地区(忠清南道と全羅南道)から鳥肉や関連製品の輸入を禁止すると発表したという。

 香港食品安全中心の広報担当者は、「この問題について韓国当局と緊密に連携し、鳥インフルエンザの全国拡散について、国際獣疫事務局の情報を監視する。状況の進展に応じ、適切に対応する」と語っているという。}



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