エボラ情報

 11月

MERS情報

  サウジアラビア
   同国保健省ページ


第4週(23日~30日)

11月30日

 一般的情報

  特になし

 H5N8情報

H5N8鳥インフルエンザ関連情報は左メニューで特設ページに入れます
 
新型(過去に流行実績のない)H5N8鳥インフルエンザ
発生推移

世界中にウイルスが渡り鳥により拡大の可能性
日本国内の養鶏場注意!!
2014年 11月27日 鹿児島県出水市、マナヅルが感染死
2014年 11月27日 東京都大田区で渡り鳥のホシハジロ死骸からウイルス疑い
2014年 11月22日 ドイツで野生のカモからH5N8ウイルスが検出
2014年 11月22日 オランダで3件目の鳥インフル発生農場が確認
2014年 11月21日 千葉県長柄、カモの糞からH5N8型ウイルスが検出
2014年 11月20日 韓国慶尚北道慶州市の養鶏場
2014年 11月19日 宮城県栗原市でオオハクチョウからウイルス検出疑い
2014年 11月18日 鳥取県気高町でカモ類の糞からウイルスが検出
2014年 11月17日 東京都江東区でホシハジロの死骸からウイルス検出疑い
2014年 11月17日 オランダの養鶏場、英国の七面鳥農場
2014年 11月15日 韓国全羅北道・金堤市のカモ農場
2014年 11月13日 島根県安来市でコハクチョウの糞から検出
2014年 11月8日 ドイツ七面鳥農場で発生

10月頃から渡り鳥はシベリアから南下
5月以降渡り鳥は北に帰る

2014年 4月13日 熊本県の養鶏場で発生
2014年 1月17日~5月 韓国で大量の家きんが感染。史上最大数の殺処分。

* 国内では野鳥からウイルスが検出されると環境省が担当し、家きんから出ると農水省が担当し、人から出ると厚労省が担当するらしい…。
 公衆衛生学的対策に詳しい部署が中心になり、関連省庁との密な連携で対策にあたる必要がある。
 簡単に人には感染しない等と決めつけられない。これまであまり正体が分からなかった鳥インフルエンザである。



 エボラ情報

  米国病院、エボラ患者収容病院となることに懸念
US hospitals wary of caring for Ebola patients because of cost and stigma Washington Post  (米国) 米国内の病院、エボラ患者を収容病院と位置づけられることに、コストの問題と一般患者から敬遠されるを懸念

 米国の保健当局は国内にエボラ患者を治療出来る病院のネットワークを構築する予定としているが、各病院は収容するための病棟改造費用、医療機械購入などの費用がかかること、および一般市民から敬遠される可能性をP心配している。

 米国、エボラの脅威は水平線上に顔を出し続けている
Ebola out of headlines but on the horizon  CNN (米国) 米国、エボラはヘッドラインから消えたが、水平線上にはその脅威が顔を出している

 エボラは米国報道のヘッドラインから消えたように思えるが、脅威はアフリカや他の国に対して未だ続いている。

 西アフリカのエボラ感染者は増加しつつけている、WHO
Number of Ebola infections in west Africa passes 16000  The Guardian (英国) 西アフリカのエボラ感染者数は16000人を越えた

 WHOは西アフリカのエボラ感染者数は16000人を越え、死者数も7000人を超えたと発表した。
 しかしその数は相当過小評価されている可能性性があると同機関ではコメントしている。


No More Ebola Cases in Mali After Patient Cured: President NBCNews.com (米国) マリ共和国、新規エボラ患者は出ていない、大統領が発表

 マリ共和国は8人のエボラ発症者(1人は可能性例)を確認、発表していた。そして285人の接触者をフォローしているが、全員異常は認められてない。
 8人中6人が」死亡し、可能性例はウイルス陰性が確認され、そして1人が27日治癒した。

 その後発症者は確認されていない。




11月29日

一般的情報

Bird flu outbreak in India caused by strain humans can contract: OIE  Reuters  (国際) インドで人にも感染する致死的H5N1鳥インフルが家きんの間で発生

 インド南部のケララ州でH5N1で感染死したアヒルが見つかり、当局は20万羽以上の家きんを殺処分した。
 OIE(国際獣疫事務所)ではH5N1鳥インフルエンザは人に感染することがあり、その致死率は高いから警戒を呼びかけているが、その一日、インドではH5N1鳥インフルエンザがしばしば発生しているが、2003年以来人での感染の報告はないとしている。

 中国広東省でこの秋初のH7N9鳥インフルエンザ感染者が確認

China reports new human case of H7N9 bird flu  Reuters  (国際) 中国、H7N9鳥インフルエンザ感染例を報告

 この冬広東省で初の事例。
 トンコワン(東莞)の31歳女性。重体とされる。
 広東省、省都広州市の病院に入院中。


H5N8


 鹿児島の鳥インフル感染マナヅルからH5N8ウイルスが検出
鹿児島のツルは高病原性鳥インフル 感染拡大に懸念、調査班派遣へ 沖縄タイムス

 {鹿児島県は29日、出水市で衰弱した状態で見つかったマナヅル1羽の確定検査の結果、H5N8型の高病原性鳥インフルエンザウイルスを検出したと発表した。環境省は野鳥緊急調査チームの現地派遣を決めた。周辺の養鶏場への感染拡大が懸念される。

 県によると、出水市高尾野町下水流の水田で23日、同市の保護監視員が衰弱したマナヅルを発見し、遺伝子検査で鳥インフルエンザウイルスを検出。鹿児島大で確定検査を進めていた。28日には、発見場所から半径10キロ圏内で衰弱したカモも見つかり、検査している。}


エボラ情報


バイオテロ対策、検疫所の職員増員…厚労省が緊急対応 産経ニュース

 西アフリカのエボラ出血熱流行を受け、塩崎恭久厚生労働相は28日、国立感染症研究所(感染研)や検疫所の職員を今年度中に増員するなどの対策を急ぐ考えを明らかにした。また、バイオテロに備え、感染研村山庁舎(東京都武蔵村山市)のセキュリティー対策も強化する。

 厚労省によると、感染研の増員は数人、検疫所の増員は10人程度で、来年度からの増員計画を早めて今年度中に増員を実施する。エボラ感染の有無を調べる国内唯一の機関である感染研村山庁舎については、監視カメラを増やしたりフェンスを高くしたりといったセキュリティー強化にかかる経費を補正予算に計上する。

 また、国内でエボラ患者が出た際に治療を行う指定医療機関がない県への整備費補助を迅速に行うほか、医療機関や保健所の個人防護具購入費の補助も行う。塩崎厚労相は「速やかな対応が必要なので、スピーディーな措置を講じていくようにしていきたい」と述べた。

 管理人コメント; ここでいうバイオテロとは、エボラウイルスを分析および保管している研究室にバイオテロを目的にテロリストが侵入することをいう。しかしエボラウイルスは重症患者(体内でウイルス量が増えた)の吐物や下痢便を冷凍または冷蔵保温して持ち運べば、いくらでもバイオテロに用いることが出来る。また自殺感染(suicide infectors)発病者が町中を歩いたり、特定の人物に接触する)なども懸念され。

エボラ出血熱:県内発生想定し訓練 7機関、搬送や対応確認 /島根  毎日新聞

 県内でエボラ出血熱の疑いのある患者が発生した場合を想定した初めての訓練が26日、松江赤十字病院、雲南保健所、出雲保健所であった。県薬事衛生課など7機関延べ約90人が参加し、搬送の手順や現場での対応を確認した。

 訓練は雲南市内と出雲市内の西アフリカ渡航歴がある男性が帰国後に発熱をしたという想定で行われた。職員らは粘膜や皮膚の傷口からウイルスが侵入しないように防護服やマスクなどを装着。出雲市内の男性は医療機関から感染を防ぐためのカプセル型の「アイソレーター」と呼ばれる容器を使い、感染症指定医療機関の松江赤十字病院に搬送した。

 薬事衛生課感染症グループ、松田裕朋リーダーは「訓練で学んだことを生かし、不測の事態に備えたい」と話した。



11月28日

H5N8

 東京都内で再び死亡渡り鳥から鳥インフルウイルス検出疑い
東京都内で鳥インフル陽性 高病原性の鳥取には調査チーム  47NEWS

 東京都と環境省は27日、東京都大田区で回収した渡り鳥のホシハジロの死骸を簡易検査した結果、鳥インフルエンザウイルスに陽性反応が出たと発表した。高病原性かどうか調べるため、確定検査する。

 環境省は、見つかった地点の半径10キロを野鳥監視重点区域に指定した。都内では13日にも江東区でホシハジロの死骸が遺伝子検査で陽性となったが、確定検査の結果、インフルエンザウイルスは検出しなかった。

 また、鳥取市気高町で18日に採取したカモ類のふんから高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N8亜型)を検出したことを受け、環境省は28日に現地に野鳥緊急調査チームを派遣する。



 鹿児島県出水市、マナヅルが鳥インフルで死亡疑い

鳥インフルエンザ:越冬地のツルが陽性−−鹿児島・出水 毎日新聞

 環境省は27日、鹿児島県出水市の出水平野で衰弱していたマナヅル1羽からA型インフルエンザの陽性反応が出たと発表した。今後、確定検査をする。ツルは検査後に死んだ。


 環境省はツルを回収した地点の半径10キロ圏内を野鳥監視重点区域に指定し、警戒する。出水平野は国内最大のツル越冬地として知られ、今年も18季連続で1万羽を超えるツルが飛来している。


出水のマナヅルから鳥インフル陽性反応  産経ニュース

 鹿児島県は27日、出水市で衰弱した状態で見つかったマナヅル1羽の遺伝子検査でA型鳥インフルエンザの陽性反応が出たと明らかにした。鹿児島大で確定検査を実施、数日程度で最終結果が出る見通し。県によると、マナヅルは23日に発見、その後に死んだという。簡易検査では陰性だった。


エボラ情報

Ebola crisis: French President Hollande to visit Guinea BBC News  (英国) フランス大統領オランド氏、ギニアを視察

 西欧のリーダーとしてフランス大統領が初のエボラ流行国(ギニア)訪問を行った。
 オランド大統領はギニアに対して連帯の意思を伝えに訪問したと語った。

 *ギニアはかってのフランス植民地。
  リベリアは米国、シエラレオーネは英国の植民地であった。

 ドイツ、エボラ患者搬送専用エアバスを公開
Germany Unveils Evacuation Aircraft for Ebola Patients NBCNews.com  (米国) ドイツ、エボラ患者搬送用航空機を披露

 ドイツのルフトハンザ航空がエアバスA340-300 を数ヶ月間で改造した、エボラ患者搬送用航空機が披露された。
 完全密閉陰圧テントに囲まれた高度安全ユニットからなる。
 これまで使われていた小型ジェットと比較し、より総合的治療が可能になるとされる。
 世界で初のエボラ患者搬送専用エアバスとなった。


Promising results in Ebola vaccine safety trial
  Medical News Today (米国) エボラワクチン、安全性試験が成功

 米国国立衛生研究所と英国のグラクソスミスクライン社が協同して開発したエボラワクチンVRC 207ついて、20人の健康人を対照に予備的臨床試験が 行われた。
 安全性が確認され、さらに十分免疫も獲得されることも確認された。

 報告は米国の医学雑誌J.New.Engl.Med.に報告された。



11月27日

H5N8

 
 鳥取県でH5N8検出、宮城県は陰性

カモ類から鳥インフル検出 鳥取で採取のフンから 宮城のハクチョウ死骸は陰性 産経ニュース

 {鳥取県と環境省は27日、鳥取市気高町で18日に採取されたカモ類のふんから、高病原性の鳥インフルエンザウイルスを検出したと発表した。

 鳥取大が採取した。環境省は27日、採取した地点の周辺10キロ圏内を野鳥監視重点区域に指定した。

 一方、環境省によると、宮城県栗原市で19日に見つかったオオハクチョウの死骸を確定検査した結果、高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されなかったことも判明した。簡易検査で陽性反応が出ていた。環境省は周辺10キロ圏内を野鳥監視重点区域に指定していたが27日に解除した。


鳥取で強毒性鳥インフル=宮城は陰性-環境省 時事通信

 環境省は27日、鳥取市で採取したカモ類のふんから毒性の強い高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N8亜型)を検出したと発表した。宮城県栗原市で回収したオオハクチョウの死骸については確定検査の結果、陰性だったことを明らかにした。


エボラ情報

賃金不払いストでエボラ犠牲者の遺体遺棄 シエラレオネ  CNN Japan

 シエラレオネ・フリータウン(CNN) エボラ出血熱が流行している西アフリカのシエラレオネで、死者の埋葬のため衛生当局が雇用した労働者が、手当ての不払いに抗議してストを展開し、15人の遺体を路上に遺棄した。

労働者側は、週100ドル(約1万1800円)の危険手当てが7週間前から支払われていないとしてストに突入した。エボラ熱は患者の体液を通じて感染することから、死者の埋葬作業は危険が伴う。

24日には一部の遺体が病院前に遺棄され、病院への人の出入りを阻止。病院の管理棟前にも別の遺体が放置された。

このため赤十字が対応に乗り出し、25日までに遺棄された遺体をすべて回収した。

同国の国家エボラ対策センターは、ストにかかわった労働者をすべて解雇すると発表した。

エボラ出血熱の患者はシエラレオネ、リベリア、ギニアの3カ国に集中している。世界保健機関(WHO)の21日の統計によると、この3カ国の感染者は1万5000人、死者は5000人を超えている。


 シエラレオーネ、感染者数増加続く
Sierra Leone to Eclipse Liberia in Ebola Cases New York Times  (米国) シエラレオーネ、エボラ感染者数がリベリアを越える

 最近発生する新規例の半数はシエラレオーネで確認されており、総感染者数はリベリアを間もなく越えるとWHOが発表した。

 感染者総数15935人、死者数5689人


 自衛隊機、エボラ支援出動
自衛隊機でエボラ防護服を輸送 検討へ  NHK

 政府は、西アフリカでのエボラ出血熱の感染拡大の防止に向けて、防護服の供与を急ぐため、自衛隊機が、感染が深刻な国の近隣国まで防護服を輸送する方向で検討を進めることになりました。
エボラ出血熱に関する支援で、自衛隊が西アフリカに派遣されるのは、初めてのこととなります。

西アフリカを中心にエボラ出血熱の患者が増え続けるなか、安倍総理大臣は、ことし9月、支援策の一環として、医師や国際機関の職員らが感染を防ぐために着る個人防護服およそ50万セットを供与する考えを示しました。
これを受けて、政府は、民間の航空機を利用して、これまでに2万セットの防護服を感染が深刻なリベリアとシエラレオネに送っていますが、供与を急ぐため、自衛隊機が、供与する防護服の一部を輸送する方向で検討を進めることになりました。
防衛省は、早ければ来月にも輸送を行うことにしていて、安全面を考慮して、輸送は感染が深刻な国の近隣国ガーナまでとし、そこからは国連の機関などに輸送を任せることを検討しています。
エボラ出血熱に関する支援で、自衛隊が西アフリカに派遣されるのは、初めてのこととなります。


9th Sierra Leonean doctor infected with Ebola  Yahoo News (国際) シエラレオーネ、9人目の医師がエボラ感染

 シエラレオーネでのエボラ感染者数は増加し続け、ピークに達する可能性も考えられている。そうした中、9人目の医師が感染したことが当局から発表された・


 米国製のエボラワクチンが実用化間近
First Human Ebola Vaccine Trial Shows It Seems to Work NBCNews.com  (米国) 初のエボラワクチン臨床試験が成功

 サルで成功したワクチンの臨床試験が、同じ方法で行われた人でも成功した。
 安全性が確かめられ、投与したワクチンに対する免疫反応が十分得られた。

 ワクチンは人に対して病原性のないアデノウイルスを用いて。その一部にエボラウイルスの遺伝子を組み込んだものである。
 
 副作用として微熱が出た例が少数ある。
 免疫反応は、CD8-T細胞の数の増加と抗原との反応がの増加で確認された。

 ワクチンは米国衛生研究所と英国のグラクソスミスクライン社が協同した作製した。

 今後大規模な臨床試験が予定されている。

11月26日

 主要情報


 東京江東区は鳥インフル陰性、千葉県長柄町はH5N8陽性
鳥インフル:東京・江東区は検査陰性 監視重点区域を解除 毎日新聞

 環境省は25日、東京都江東区で13日に見つかったホシハジロの死骸を確定検査した結果、高病原性鳥インフルエンザウイルスは検出されなかったと明らかにした。遺伝子検査で陽性反応が出ていたが、もともと持っていたウイルスに反応した可能性がある。

 環境省は見つかった地点の半径10キロを野鳥監視重点区域に指定していたが、25日解除した。

 千葉県長柄町で採取したカモ類のふんから検出された高病原性鳥インフルエンザウイルスは、H5N8型だったことも判明した。韓国で今年1月から流行しているのと同じ型で、今月3日に島根県安来市で採取されたコハクチョウのふんからも検出された。

 
エボラ情報

Italy's first Ebola patient is stable and being treated in Rome   Reuters (国際) イタリア初のエボラ患者の容体は安定、ローマで実験的治療薬で治療に
 
 シチリア人医師(50歳)でイタリア人道危機援助団体から派遣されエボラに感染した患者は、ヨーロッパや米国で使用された実験的治療薬の投与を含めた治療が開始されたと、主治医が語った。治療薬名は明らかにされていない。

11月25日

主要情報

H5N8


 韓国でもH5N8鳥インフルエンザ発生が相次ぐ
鳥インフルエンザ 慶州でニワトリから陽性反応=韓国  聯合ニュース (韓国、日本版)

 韓国南東部、慶尚北道慶州市の農場で死んだニワトリが鳥インフルエンザに感染していたことが25日、分かった。

 慶尚北道は同日、鳥インフルエンザの疑いがあったニワトリを精密検査した結果、H5N8型の陽性反応が出たと発表した。現在、防疫当局が高病原性かどうかを検査している。

 この農場ではニワトリ130羽を飼育しており、20日に2羽、22日に60羽、23日に60羽の計122羽が死亡した。

 防疫当局は同農場のニワトリを埋却処分し、感染を防ぐため半径3キロ以内の農場3カ所のニワトリ200羽余りについても埋却作業を進めている。

 慶州市では3月、別の農場で高病原性鳥インフルエンザが発生した。今年初めから流行していた鳥インフルエンザは、一時収まったものの、今月に入り南西部の全羅北道金堤市などで相次ぎ発生している。

 *韓国全羅北道・金堤市のカモ農場で15日検出された鳥インフルエンザが高病原性のH5N8であることが確認されたことが、全羅北道から17日発表あれていた。


New bird flu strain in Europe threatens poultry sector, UN agency warns UN News Centre (国連広報) ヨーロッパで発生している新規鳥インフルエンザは家きん産業を脅かしている

New avian flu strain detected in Europe: UN agency  Xinhua (新華社) 新型鳥インフルエンザがヨーロッパで検出

 国連のFAO(食糧農業機関 )が警告。H5N8鳥インフルエンザが家きん産業に多大の影響を与える可能性。


エボラ情報

エボラ熱対策の12月目標達成困難、シエラレオネで患者増=国連  ロイター

 国連エボラ緊急対応ミッション(UNMEER)を率いるアンソニー・バンベリー氏は24日、シエラレオネでの感染者増加を受け、感染拡大防止に向け12月1日を期日に設定していた目標の完全達成は困難と発表した。

UNMEERは9月、12月1日までにエボラ出血熱の患者の70%を治療し、死者の70%を安全に埋葬するとの目標を設定した。

バンベリー氏はロイターに対し、一部地域では目標を達成する見通しだとしつつも、シエラレオネでの状況を踏まえ、「他の地域では目標を達成できないことはほぼ確実だ」と語った。

とりわけ懸念視される地域は、シエラレオネの農村部、中部マケニ、北西部ポートロコ、首都フリータウンとした。

世界保健機関(WHO)が21日発表したデータによると、18日時点でエボラ熱の死者数は5459人、感染者数は1万5351人に達した。

UN to miss Dec 1 Ebola target due to rising Sierra Leone cases  Reuters  (国際) 国連、12月1日に標準を合わせたエボラ患者減少計画を変更、シエラレオーネでの患者急増が理由

 *23日にNYT(ニューヨークタイムズ)の報道記事と同じ内容。

 イタリア人医師がエボラ発病

シエラレオネでエボラ熱治療、伊の男性医師感染  2014年11月25日 11時44分読売新聞

 {イタリア保健省は24日、西アフリカのシエラレオネでエボラ出血熱の治療に関わっていたイタリア人の男性医師から、エボラ出血熱の陽性反応が出たと発表した。

 イタリア人の感染確認は初めて。

 男性は25日、伊空軍によってローマ近郊の空軍基地に搬送され、ローマの病院で治療を受ける見通し。男性は、イタリアの医療支援NGO「エマージェンシー」の一員として派遣されていた。

 ベアトリーチェ・ロレンツィン保健相は「男性は発熱しておらず、今朝も朝食をとった」と述べ、容体は安定していると説明した。}


Italy's first case of Ebola confirmed  Telegraph.co.uk (英国) イタリア人初のエボラ発症が確認

 人道支援団体に属するイタリア人医師が10月18日からシエラレオーネの小さな診療所で患者の治療にあたっていたが、エボラに感染し発病したため、イタリアへ搬送され治療を受けることが、ローマの保健当局から明らかにされた。
 発熱したことからエボラ検査がなされて感染が確認された。


11月24日

 特記すべき情報はない

11月23日

Germany reports second case of bird flu: H5N8 found in wild bird  Reuters (国際) ドイツでH5N8感染カモ2例目を確認

 東部のMecklenburg-Vorpommern州で死亡したカモからH5N8鳥インフルエンザウイルスが確認された。同州では11月4日に家きん農場で5000羽が感染し、1880羽が死亡している。


エボラ情報


 国のエボラ指針概略
エボラ感染拡大防止 指針まとまる NHK

 西アフリカを中心にエボラ出血熱の流行が続くなか、厚生労働省は、国内で患者が確認された際に感染の拡大を防ぐため、患者の体液に直接触れるなどした家族や医療従事者に外出の自粛を要請することなどを盛り込んだ自治体向けの対応指針をまとめました。

エボラ出血熱の流行は西アフリカを中心に広がり、感染やその疑いがある人は1万5000人を超えています。
厚生労働省は、国内で患者が確認された際に感染の拡大を防ぐため、全国の自治体向けの対応指針をまとめました。
指針では、患者と同居している家族や、診療に関わった医療従事者、それに飛行機で患者の1メートル以内に乗り合わせた乗客などについて、最長で3週間、発熱などの症状が出ていないか、保健所の職員が毎日2回、電話で確認するとしています。
また、家族や医療従事者などが、防護服を着用せずに患者の体液に触れたり、防護服を脱ぐ際に体液が付着したりした場合は、最長で3週間、外出の自粛を要請するよう求めています。
厚生労働省は、「エボラ出血熱は簡単に感染が広がる病気ではないが、万が一の場合に感染の拡大を確実に防止できるよう自治体と協力して対応していきたい」としています。

 コメント(管理人):飛沫感染ではないエボラ熱への対応としては非常に適切


 国連、来年中頃までにはエボラの終息を期待する
Officials Revise Goals on Containing Ebola After Signs of Wider Exposure in Mali  New York Times (米国) WHO、マリ共和国でのエボラ拡大兆候から、エボラ撲滅の目標ラインを訂正
 
 先に国連の事務総長は、12月1日までにエボラ死者の70%の埋葬を安全な方法で、そして感染者の70%を検査で確認する目標を掲げた。
 しかし今回、先の目標には触れないで、2015年中頃までには終息することを期待する、とやや悲観的観測に語るにとどまった。
 さらにマリ共和国での拡大を懸念していると表明した。

US officers mourn losing their 1st Ebola patient  USA TODAY  (米国) 米国建設エボラ治療施設で初の感染スタッフ死亡

 米国が地域の感染医療スタッフ専用に造ったエボラ治療施設で、初のスタッフ死亡が発生した。
 スタッフ全員が大きな悲しみに包まれている。


第3週(16日~22日)


主要情報

11月22日

H5N8


千葉の鳥インフル、高病原性 ウイルスを確認  47NEWS

 {千葉県長柄町の水辺で採取したカモ類のふんから鳥インフルエンザの陽性反応が出ていた問題で、環境省と県は21日、確定検査で高病原性の鳥インフルエンザウイルス(H5型)を検出したと発表した。  島根県でも今月、コハクチョウのふんから高病原性の鳥インフルエンザウイルスを検出しており、環境省は警戒レベルを2から最大の3に引き上げた。}

Bird flu hits third poultry farm in Netherlands  Business Standard  (インド) 鳥インフルエンザ、オランダで第3の家きん農場で発生

 今回発生した農場はKamperveenであるが、この1週間で3カ所目の発生となった。
 当局は1万羽の鶏を殺処分した。
 ウイルスはH5N8と思われるが分析中である。


エボラ情報


 ぎょっとする奇妙な話であるが…
エボラ出血熱の抗体、ダチョウの卵で大量精製 京都府立大教授グループ 産経ニュース

 西アフリカを中心に流行し、世界的な感染拡大が懸念されているエボラ出血熱のウイルスを不活化する抗体をダチョウの卵から大量精製することに、京都府立大大学院の塚本康浩教授(動物衛生学)のグループが成功した。12月中旬には、この抗体を使用したスプレー剤が海外の空港で販売される予定という。

 ダチョウは傷の治りがきわめて早いとされる。その免疫力に着目した塚本教授は抗体を作る能力も高いことをつきとめ、卵から大量の抗体を取り出す技術を開発。平成20年に新型インフルエンザが流行した際に販売された抗体入りマスクが注目を浴びた。

 今回、塚本教授らは、カイコの細胞で作製したエボラウイルスの表面タンパク(リコンビナントタンパク)を抗原としてダチョウに投与。体内で生成された抗体をダチョウが産んだ卵の卵黄部分から取り出し精製した。エボラの表面タンパクは、ウイルスが人の細胞に取り付くことを可能にしており、塚本教授は「今回の抗体がヒトの細胞に浸入しようとするウイルスの鍵をブロックすることにより、感染を防ぐことができる」と話す。

 抗体のスプレー剤は、マスクや防護服、ドアノブや手などに噴霧して使用する。「抗体は治療にも応用できるが、まずは感染を防ぐことを第一とし、医療従事者や拠点空港での使用を考えた」(塚本教授)。シンガポールや香港の空港で12月中旬に使用開始を予定している。

 コメント(管理人):  ??? よく分からない話。以前からダチョウの卵でインフルエンザなどの抗体を作ってマスクに付着させ販売などをしていたようだけど、理論的にもおかしな話であり、また効果があったとの話も聞いたことはない。
 エボラウイルスを操作出来る研究室は日本にないが、この抗体作製の元になっているエボラウイルスの抗原の実体もよく分からない。分子遺伝学的に合成したようなことが書かれているが…。このダチョウの卵でインフルなどの抗体を作る話は、国際的論文に投稿されてないが。


エボラ出血熱:国連事務総長「15年半ばまでに封じ込め」 毎日新聞

 国連の潘基文(バン・キムン)事務総長は21日、ワシントンで記者会見し、西アフリカ諸国で流行しているエボラ出血熱について、「国際社会の対応を加速し続ければ、来年半ばまでに感染を封じ込めることができる」と語った。国連によると、事務総長がエボラ熱感染の収束時期の見通しを示したのは初めて。

 事務総長は、エボラ熱の感染者数は増えているものの、増加のペースが鈍化していることから、「我々の取り組みの効果が出ている」と主張した。

 一方で、支援が行き届いていない遠隔地では感染が拡大していることを指摘。また、マリで新たな感染者が確認されたことに「深刻な懸念」を表明し、同国に国連機関の支援拠点を設置することを明らかにした。

 会見に同席した世界保健機関(WHO)のチャン事務局長も「感染ゼロになるまでに、なすべきことはたくさんある」と強調した。

 WHOの21日の発表によると、エボラ熱の疑い例を含む感染者数(18日集計)は計1万5351人で、うち死者数は5459人。国別の死者は▽リベリア2963人(16日集計から1人下方修正)▽シエラレオネ1267人▽ギニア1214人▽ナイジェリア8人▽マリ6人▽米国1人。


Officials Sound Alarm About Potential Ebola Crisis in Mali New York Times  (米国) WHO、マリ共和国におけるエボラ流行の危険性を警告

 WHOは21日、マリ共和国がエボラで荒廃する4番目の国家となる危険性を発表した。

 先月リベリアからきた聖職者がエボラで死亡したが数百人の接触者が出ている。

WHO declares end of separate Ebola outbreak in Congo Reuters  (国際) WHO、コンゴ共和国のエボラ流行は終息と宣言

 最後の感染者発生から2潜伏期間(42日間)、患者の発生がないことからWHOはコンゴでのエボラ流行は終息したと発表。
 コンゴのエボラは、西アフリカのエボラとはウイルスが異なるので、西アフリカのエボラ流行とは別に考えられている。


1月21日

H5N8


 千葉県でも鳥インフルエンザが検出
鳥インフルエンザ:カモ類ふんから検出−−長柄 /千葉  毎日新聞

 県は20日、長柄町内で採取したカモ類のふんから鳥インフルエンザウイルスを確認したと発表した。10月以降、県内4カ所でモニタリング検査をしており、18日に採取した50検体中2体から「H5N8亜型」のウイルスを検出した。高病原性かどうかの確認に約1週間かかるという。

 県は併せて、1000羽以上を飼育する152カ所の養鶏場に消毒を徹底するよう指示。ふんの採取場所から半径3キロ以内の3カ所では21日朝から立ち入り調査を行う。

 コメント(管理人);H5N8亜型と記述されているが、見つかってからの時間的推移から、そこまでは調べられていないと思うが…

OIE says European bird flu viruses similar to Korean one Reuters UK  (国際) OIE、ヨーロッパで広がっている鳥インフルエンザは、今春韓国で大流行したウイルスとほど同じ

 国際獣疫事務所(OIE)は、ドイツ、オランダ、英国で見つかった鳥インフルエンザウイルスH5N8は、今春韓国で大流行したウイルスとほぼ同じであると発表。

Source of highly contagious bird flu still unknown - German authoritiesIrishIndependent  (英国) ドイツの農場のH5N8鳥インフルエンザウイルスの感染源由来は未だ不明。

 11月4日に確認されたドイツ東部の Mecklenburg-Vorpommern州のH5N8鳥インフルエンザは、周辺の農場3353件での検査、野鳥での検査が行われているがウイルスは検出されていないと当局から発表された。


Bird flu found at second Dutch farm  The Guardian  (英国) オランダ、第二の農場で鳥インフルエンザ確認

 最初に発見された農場より15マイル離れている。
 43000羽の鶏が殺処分される。
 ウイルスは分析中であるが、H5N8と思われる。


エボラ情報

Ebola Spread Has Slowed in Liberia, CDC Says New York Times (米国) リベリアでのエボラ拡大速度緩慢に、CDC発表

 CDC長官は、国際的支援と地域社会のより効果的対策が奏効して、リベリアの対数的エボラ患者の増加が収まってきたと発表した。

 効果的対策が施されない場合、最悪の場合、来年1月末には140万人の感染者になるとしていたが、リベリアでの良い進展から、そうした事態にはならないだろうと語った。

CDC chief drops worst-case Ebola estimate  Fox News  (米国) CDC長官、エボラ最悪のシナリオを下方修正

 強力な支援がなければ来年1月中旬には140万人の感染者数となるとしたCDCの予測を、長官は下方修正したが、数値は示さなかった。米国上院議会でのヒアリングで語った。

Mali Ebola Crisis Deepens With Doctor's Death  ABC News (米国)マリ、医師がエボラで死亡

 マリで最初のエボラ患者である70歳の宗教伝道者から少なくとも5人の感染者が死亡している。
 今回の医師の死亡は医療スタッフとしTげ2人目の死者となった。


11月20日

 鳥インフルエンザの種類 (鳥インフルと一括りにしないこと)

    N5N1;鳥に致死性、人に感染しづらいが、感染すると50%以上の致死力、時々国内の養鶏場で流行し、多くの鶏が殺処分されている。
    H5N8;鳥に致死性、人では不明(これまで流行実績が非常に少ないため謎、人には感染しないと断定は出来ない)。昨シーズン冬~今春にかけて韓国で家きんの間で大流行。この4月には熊本県の養鶏場で発生。今年も韓国と日本の家きんで大流行する危険性あり。
    H7N9;昨年から中国で流行している鳥では無症状、人では致死性、30~50%死亡
    
    現在、国内、ヨーロッパで問題となっているのはH5N8である。
    シベリアから南下している渡り鳥が欧州とアジアにウイルスを伝搬している可能性。


H5N8型鳥インフルのヒト感染、「あっても少数」とWHO専門家 ロイター

 世界保健機関(WHO)は18日、欧州で検出されているH5N8型の鳥インフルエンザのヒトへの感染について、ごく少数の事例が出る可能性はあるものの、感染が拡大する公算は小さいとの見解を示した。

H5N8型は、数週間前からドイツ、オランダ、英国の養鶏場などで検出されている。

WHOの専門家、エリザベス・マムフォード氏は、今後鳥類の感染が起きる公算が大きいかとの記者団の質問に「ぜったいにそうなると思う」と発言。

「少数の人への感染も起きるだろう」と述べた上で、H5型ウイルスに感染した人から別の人に感染した例はないとし、人への感染の可能性は「少数の散発的な例」にとどまるとの見方を示した。ただ「人が家禽と緊密に接触すればいつでも感染のリスクが生じるとわれわれは考えている」と付け加えた。


エボラ熱感染1万5000人超す シエラレオネ首都で急増 日本経済新聞

 {世界保健機関(WHO)は19日、西アフリカなどで感染が広がるエボラ出血熱の感染者数が16日までの集計で、疑いのある人も含め1万5145人になったと発表した。シエラレオネの首都フリータウンで感染者が急増し、約3週間半で5割近く増えた。死者数も5420人と増加に歯止めがかからない状態だ。

 過去1週間の新たな感染者はギニアの74人に比べ、シエラレオネが533人と突出して多い。マリは感染者6人のうち5人が死亡し、384人が経過観察中。スペインと米国はすべての接触者が経過観察を終えた。

 一方、スイスの保健当局は19日、シエラレオネでエボラ熱に感染したキューバの医師を治療のためにジュネーブの大学病院に受け入れると発表した。キューバは160人以上の医師や看護師らを支援のために感染国に送り込んでいる。

 WHOは18日、医療関連企業に迅速で低コストの検査手法の開発を求めた。現在は感染の有無を判定するのに2~6時間かかり、1件100ドル(約1万1800円)の費用を要する。検査拠点に血液を輸送する場合は、結果判明に数日かかることも多い。実際にはマラリアなど別の病気を患っていても、病院で結果を待つ間にエボラ熱に感染する恐れがあるという。}

Ebola spreading intensely in Sierra Leone as toll rises: WHO  Reuters  (国際) エボラ、シエラレオーネで急増

 WHOは19日、エボラ感染者総数が世界八カ国で15145人となり、そのうち死者が5420人となったと発表した。シエラレオーネでの感染拡大の勢いが未だ続いているという。
 報告されてない症例も未だ多いとされる。


11月19日

H5N8鳥インフル関連


宮城でハクチョウから鳥インフル 簡易検査で陽性、確定検査へ 47NEWS

 宮城県は19日、栗原市でオオハクチョウ1羽が死んでいるのが見つかり、環境省による簡易検査で、鳥インフルエンザの陽性反応が出たと発表した。北海道大で確定検査をして高病原性かどうか調べる。結果判明には数日から1週間程度かかる見込み。

 宮城県などによると、東京都や島根県でも今月、野鳥やそのふんから鳥インフルエンザの陽性反応が出ている。

 オオハクチョウは、栗原市にある国指定の「伊豆沼鳥獣保護区」で見つかった。周辺でほかに死んだ野鳥は確認されていない。環境省や県は、半径10キロ圏内で野鳥の監視を強化する。

 コメント(管理人):H5N8鳥インフルエンザであるかが問題であるが、可能性は高い。


Bird flu: Culling to begin at Nafferton farm  BBC (英国) 英国、カモ農場で殺処分が開始

 東ヨークシャーのカモ農場で5000羽のカモの殺処分が始まった。

 Defraでは農場のバイオセキュリティーは非常に高度に維持されているので周辺への感染は起きないだろうとコメントしている。

Bird flu strain on UK farm identified as H5N8  BBC News (英国) 英国カモ農場で発生した鳥インフルエンザはH5N8ウイルスと確認

 東部ヨークシャーのカモ農場で発生した鳥インフルエンザはH5N8ウイルスによるものであることが確認された。
 環境食料農業省(Defra)は、公衆衛生的危険度は非常に低いとコメントした。

 同ウイルスは鳥に対して非常に強毒であるが、人に対しては濃厚接触した場合、希に感染するとされる。

 Deferaは感染家きんは、熟練したスタッフにより殺処分されると語っている。

 ヨーロッパ委員会はウイルスは南方へ向かう渡り鳥(多分白鳥)がもたらしたものと推定しており、同じように先の週末に検出されたオランダ、先月検出されたドイツの農場の事例も渡り鳥によるものとしている。


 エボラ関連

 インド、精液中にウイルスが検出されるエボラ回復患者を空港で隔離
Recovered Ebola Patient Isolated at India Airport  ABC News (米国) インド、エボラ回復した患者が空港で隔離、精液からウイルスが検出

 リベリアでエボラを発症し、治癒した男性が、同国政府の証明書を提出したが、インドの空港検疫所では男性を隔離して検査で再確認した。
 血液検査でウイルスは陰性であったが、念のために行われた精液検査で少量のエボラウイルスが検出された。

 一般的予防対策にはなっていないが、米国CDCではエボラ快復後3ヶ月間はセックスを行わないか、行う場合はコンドーム着用を勧めている。理由はエボラから回復しても7週間はウイルスが精液中に存在するからとされる。
 しかしエボラが性行為で感染するというエビデンスは得られてはいない。

 インド保健省は、あくまでも用心のために男性の隔離を、ウイルスが精液から検出されなくなるまで隔離するとコメントしている。


 エボラの治療費は2人で1億円;ネブラスカ医学センター
Cost to Treat Ebola: $1 Million For Two Patients  NBCNews.com (米国) エボラ患者の治療費は2人で1億円、ネブラスカ医学センター

 エボラの治療費についてこれまで情報は出てなかったが、今回初めてネブラスカ大学医学センターが公表した。

 「センターで連邦政府から依頼されたエボラ患者の治療には2人で116万ドル前後要する。治療費は患者の状態でも変わるが、通常のICU収容患者に要する費用を軽く超える。」
 そのようにネブラスカ大学総長が語った。
 さらにエボラ患者収容のために特殊なベッドを用意する必要があるが、これらに14万8千ドル(1500万円)要する。

 以上の費用を誰が出すのかは未だ決まってないが、総長は連邦政府が支払うべきだとしている。


シエラレオネでエボラ熱治療のキューバ人医師陽性、スイスに移送 Newsweekjapan

 西アフリカのシエラレオネでエボラ出血熱患者の治療に当たっていたキューバ人医師が、エボラ熱検査で陽性反応を示し、治療のためスイスのジュネーブに移送される。キューバの国営ウェブサイトが18日伝えた。

同サイトに掲載された保健省の声明によると、フェリックス・バエス医師は16日に発熱し、17日の検査で陽性反応を示した。エボラ熱の合併症は起きていないという。

保健省は、世界保健機関(WHO)が同医師をジュネーブの大学病院に移送することを決めたと明らかにした。

エボラ熱が猛威を振るっている西アフリカでは、キューバから派遣された医師と看護師計256人が治療に従事している。


11月18日

H5N8鳥インフルエンザ、世界に広がる!!

 昨シーズン冬から今春にかけ、韓国で大流行し、熊本の農場でも発生したH5N8鳥インフルエンザ。夏にウイルス保有渡り鳥が繁殖地シベリアへ。秋から再び南下。ヨーロッパからアジアへウイルス保有鳥が移動してウイルス拡大の可能性
  人への感染性は不確かであるが、家きんへの感染力と致死性は強い。
  今後、世界、日本各地の家きん農場で発生が多発する危険性。


Bird flu: New EU measures after Dutch and UK cases BBC News (英国) オランダと英国で鳥インフル発生のため、EUは新規対策に

 EUはオランダと英国で鳥インフルエンザが発生したため、感染地域の家きんの殺処分と家きん産物の販売を禁止した。

 オランダ当局は検出されたウイルスは高度に感染性の高いH5N8鳥インフルエンザウイルスであると発表した。
 英国は東ヨークシャーのアヒル農園で鳥インフルエンザの発生を確認したと発表。EU委員会は多分オランダと同一のウイルスだろうとコメントしている。


Avian Flu Detected in the Netherlands and Britain  New York Times  (米国) オランダと英国で鳥インフルエンザが確認

 オランダと英国の保健当局は家きん農場で発生した鳥インフルエンザへの対応を強化した。
 数千羽の家きんがウイルス拡大防止のために殺処分される。


東京・江東で野鳥から鳥インフル、A型の陽性反応  日本経済新聞

 {環境省は17日、東京都江東区で回収した野鳥、ホシハジロの死骸で鳥インフルエンザウイルスの遺伝子検査をした結果、A型インフルエンザウイルスの陽性反応が確認されたと発表した。今後1週間程度かけて高病原性かどうかを確認する。同日、死骸の発見地点から半径10キロ圏内を「野鳥監視重点区域」に指定し、監視を強化することを決めた。

 同省は13日、島根県安来市で採取されたコハクチョウのふんから高病原性の「H5N8亜型」が検出されたと発表した。}


 エボラ関連

 ネブラスカ医学センターへ搬送された医師はなぜ死亡したか
Nebraska patient case raises questions about Ebola test  USA TODAY (米国) ネブラスカ病院での死亡医師事例は、エボラ検査の問題点を露わに

 ネブラスカの病院でエボラ治療を受けたマーチン・サリア医師の死亡は、検査と治療薬使用に関していくつかの問題を露わにした。

 シエラレオーネでエボラを発病したサリア医師はオマハのネブラスカ医学センターに15日搬送された。
 同患者はシエラレオーネの病院で、エボラ検査が陽性と確認されるまで2回の検査で陰性とされていた。

 同患者は発病後13日目にオマハに搬送されたと医学センター隔離ユニット長のフィル・スミス医師が語った。

 エボラの検査はおおむね正確とされるが、患者の病期が初期の段階では体内でのウイルス量が少ないため、偽陰性となる場合があると、国立アレルギー感染所研究センター長のアンソニー・ファウチ博士が語っている。
 検査法は非常にわずかなウイルス量を検知出来るほど鋭敏ではないと、どう博士は説明する。それ故エボラ感染が疑われる場合、2~3日後に再検査する必要があるという。

 国境なき医師団のガイドラインでは、発症後3日以内ではウイルス量が未だ少ないため検査で偽陰性となる可能性があるとしている。
 もしエボラ感染が想定され、結果が陰性だったとしても、再検査、または発症4日後に検査を行う必要があるという。

 ファウチ博士は患者の検査結果が偽陰性だったとしても(その結果予防態勢が十分とられなかったとしても)、公衆衛生上それほど周辺に危険性を及ぼすことはないという。ウイルス量が少ない発病者の感染性はそれほど高くはないことを理由として挙げている。
 発病者の感染性が高まるのはもっと病期が進んで、体内のウイルス量が増えてきた時だという。そのため医療機関のスタッフの感染リスクが高くなるという。

 ファウチ博士は感染者が体調不良を呈しても、嘔吐、下痢、出血などで体液が喪失までは、周辺への感染は起きる可能性は低いという。


 サリア医師はICUでの強力な維持療法の他に、2種類の実験的治療が施された。
 エボラ回復者からの輸血とZMapp投与である。
 ZMapp製造会社は8月に在庫はなくなったと発表していたが、今回、同センターが同社に打診するとZMappが提供されたという。

 強力な治療が行われたにも関わらず、サリア医師は治療36時間後に死亡した。
 治療の開始があまりにも遅すぎたとされる。

 治療を行った医学センターのスミス医師は、より早く支持療法(大量補液、輸血、昇圧剤等)を開始すればするほど、良い結果が得られる、と語っている。


Sierra Leone doctor dies of Ebola at Nebraska hospital  Reuters (国際) シエラレオーネ医師、ネブラスカの病院で死亡

 エボラを発病した米国に永住権を持つシエラレオーネ国籍のマーチン・サラ医師が15日朝死亡した。
 ネブラスカの病院に到着時非常に重体であって、両腎臓の機能がなくなっており、意識もなく、すぐに人工透析、レスピレーターによる呼吸管理が行われた。

 マーチン医師にはZMappと回復者血漿が投与されたが、2日間で死亡した。
 米国で治療された患者で2人目の死亡例となった。
 
 マーチン医師はシエラレオーネの病院で主任医師として働いていた。

 コメント(管理人):先に死亡したダンカン氏はリベリア人、今回のマーチン医師はシエラレオーネ人とアフリカのネーティブであった。

11月17日


エボラ危機で患者搬送訓練、関西空港到着後の発症想定 大阪 産経ニュース

 エボラ出血熱の発症者が見つかった場合に備えて、大阪府は17日、同府泉佐野市のりんくう総合医療センターと合同で患者の移送訓練を初めて実施した。感染症専用の搬送車を使い、患者の移送や防護服の着脱などを実際に行い、手順を確認した。

 訓練では、エボラ熱の発生国に1カ月間滞在していた泉佐野市内の50代女性が帰国から10日後に発熱し、関空検疫所を通じて府に連絡が入ったと想定した。

 二次感染防止のため、防護服やゴーグルを着用した府職員らが午前9時ごろ、府庁(大阪市中央区)を搬送車両で出発。泉佐野保健所で患者役を乗せ、同10時半すぎにりんくう総合医療センターに運び込んだ。職員らは防護服の着脱手順や搬送車両などの消毒方法を入念にチェックしていた。

 一方、大阪市も同日、市内でエボラ患者が確認されたと想定し、市立総合医療センター(都島区)に搬送する訓練を実施した。

 終了後、大阪府医療対策課の永井仁美課長は「比較的スムーズに展開できた。関係機関の連携、協力などが非常に大事なので、訓練を生かし、万が一の事態に備えたい」などと語った。

 コメント(管理人):発熱を呈しただけの疑い例に対して、あまりにも過剰な感染予防体制であるが、H5N1鳥インフルなどの飛沫感染を起こす感染症とは異なるから、少々違和感を覚える。米国などの事例は全て西アフリカで発病して治療中の患者の移送であり、単に熱が出ましたという疑い例ではない。
 エボラ脅威を煽る訓練でしかない。患者の住居周辺では大混乱が起きる。当局はどのように配慮しているのか?それはマニュアル化されているのか。今週のコメント欄も参考に。


Liberia sets national target of no new Ebola cases by December 25 Reuters  (国際) リベリア、12月25日までに新規エボラ患者の発生をゼロにすることを目標、大統領が国民に発表。
 エレン・ジョンソン・サーリーフ大統領は、クリスマスまでには新規エボラ感染者をゼロにすることを目的としたと、発表。
 リベリアは西アフリカでも最もエボラ患者が発生してきた。

 WHOは先週ギニアとリベリアで新規感染者数の増加率が減少してきている兆候があると発表した。しかしながらシエラレオーネでは急峻な増加が見られているとした。

US hospital says Sierra Leone doctor with Ebola extremely critical  Reuters  (国際) エボラ発病シエラレオーネ医師は非常に重体、受け入れ米国病院発表

 15日、シエラレオーネからネブラスカの病院に搬送された医師、マーチン・サリアは非常に重体であると、ネブラスカ大学医学センターの医師は語った。
 シエラレオーネの首都フリータウンの病院では、航空機で搬送されるのに十分耐えうる状態であったが、到着時は歩くのも困難なほど重体であるとされる。

 マーチン・サリア医師はシエラレオーネ国籍であるが、米国への永住権を保有していて、シエラレオーネにエボラ支援に出向いていたが、フリータウンの病院でエボラに感染した。



US heightens Ebola screening for travelers from Mali Reuters (国際) 米国、マリからの旅行客のエボラチェックを強化

 マリでエボラ発病者が多数出ていることから、米国はエボラチェックを行う国に付け加えた。マリからは日に15人から20人んっゆうこくしている。

11月16日

Surgeon with Ebola arrives in US for treatment USA TODAY (米国) エボラ感染医師、米国に治療のために到着

 シエラレオーネでエボラ治療を行っていて感染した、医師(マーチン・サリア)が15日ネブラスカに到着した。
 ネブラスカ医学センターの生物学的隔離ユニットではこれまで2人が治療を受け、2人とも回復している。

 中国リベリアでエボラ施設建設と大勢の医療スタッフの派遣
Chinese team arrives in Liberia to staff Ebola clinic Reuters (国際) 中国チーム、エボラ治療施設建設のためにリベリアへ到着

 41億円の費用でエボラ治療施設を建築、運営するために160人の中国チームがリベリアに入った。
 他の国とは違って全て中国人で行うとされる。

 中国はアフリカの最も大きな貿易相手国であるにも関わらず、エボラへの支援が消極的として非難されてきたが、しかし今週1000人の専門スタッフを派遣すると表明している。

Ebola Strikes Mali Just as Vaccination Effort Gets Under Way  National Geographic  (国際) マリでエボラワクチン試験接種中に2回目の流行が起きる

 米国メリーランド大学医学部のワクチン研究センターでマリの医療スタッフを対象に新エボラワクチン接種の試験が行われているが、皮肉なことにその最中に2回目のエボラ流行が起きている。
 70歳の宗教指導者がギニアからマリに入り、エボラで死亡した。ギニアで感染したとされるが、指導者周辺で多くの感染者が発生して、現在接触者調査が行われている。

 第2週(9日~15日)

主要情報

11月15日


WHOがエボラ熱治療法を精査、効果示すものはまだ皆無 Newsweekjapan

 {世界保健機関(WHO)は14日、エボラ出血熱患者に行う可能性がある120超の治療法について精査し始めたと明らかにした。だがこれまでのところ、確実に効果が表れたものは皆無で、一部はまったく効果が無かった。

WHOの科学者、Martin Friede氏が記者会見で明らかにした。

エイズ治療薬の「ラミブジン」は、エボラ熱治療の可能性が注目され始めている。だが、WHOが証拠を調べたところ、ラミブジンはエボラ熱に効果が無く、投与に適さないことが分かったという。

同氏は、米国製の未承認薬「ZMapp」も、現時点で効果があったと証明されていないと説明した。

ZMappなど試験中の薬によるとみられた効果は、患者が良質の介護を受けたり、発病前の栄養状態が良かったり、他の薬を服用したりした結果にすぎない可能性があると、同氏は指摘した。

同氏は「患者は複数の薬を投与され、多くは2━4種類に及ぶため、何も結論づけることができない」と指摘。「薬効があるかは断定できない。それが結論だ」と述べた。

また「人々があらゆる方法を試したいのは理解できるが、かつて『怪しげな万能薬』と呼ばれたものを売ろうとするペテン師も大勢いる」と話した。

WHOは、可能性のあるさまざまな治療法について知識を集積し、明らかに除外すべき治療法のリストを公表する考えだ。}


Mali tries to trace over 200 contacts in second Ebola wave  Reuters (国際) マリ、2回目の流行で200人を越える接触者調査に

 マリは2回目の流行で確認および可能性例との接触者343人を調査している。
 今回の流行の最初の感染者であったギニアからの2歳女児が先月死亡してから21日間の隔離期間を終えようとしていたが、今週別な地域で2例目の発病者が確認された。
 この2例目の発病者周辺には少なくとも4人の発病者が確認されている。これらの患者は全てギニアから来て先月エボラ様症状で死亡したイスラム教指導者から感染している。
 これらの2件目の流行では少なくとも3人の死亡が確認されている。



    クリック
'Out of control': How the world reacted as Ebola spread CNN  (米国) ”制御不能”;エボラ拡大に世界はどのように反応してきたか?

 エボラの流行開始から、流行拡大状況とそれに対する世界の対応状況を時系列で対比
  素晴らしくよくまとめてあり、また分かりやすい。資料集ともなる。

 姉妹の亡骸を運ぶ埋葬スタッフ


コメント(管理人);このような素晴らしいプレゼンテーションが出来るCNNに脱帽。世界への情報提供の主役ともいうべき内容を感じる。


11月14日

  *日本国内とドイツでH5N8鳥インフルエンザウイルスが検出
     情報は左メニューから

 ネブラスカ医学センターへ3人目のエボラ患者が航空搬送

Reports: Third Ebola patient headed to Nebraska Medical Center  USA TODAY (米国) ネブラスカ医学センターへ3人目のエボラ患者が航空搬送

 特殊な生物学的隔離ユニットを保有するネブラスカ医学センターへ、3人目のエボラ患者が今週末に航空輸送されることが13日報告された。
 AP通信によると患者はマーティン・サリア( Martin Salia)氏で、シエラレオーネでエボラ患者治療中に感染した外科医とされる。
 同氏はシエラレオーネ国籍であるが米国への永久居住権を得ていて、マリーランドに住んでいる。
 同氏はシエラレオーネ首都のフリータウンで医療活動をしていて、6日にエボラ症状を呈した。検査でエボラは陰性であったが、10日に再検査すると陽性となっていた。

 患者は15日(現地時間)にネブラスカ大学の施設に到着する予定となっている。
 フリータウンのエボラ治療センターでは同氏の容体は落ち着いているとAPは伝えている。


シエラレオネでエボラ感染の医師、米ネブラスカ州で治療へ  ロイター

 米CBSイブニングニュースは13日、シエラレオネでエボラ出血熱に感染した医師が、治療のため米国に到着すると報じた。ネブラスカ大学医療センターに搬送されるという。

CBSは医師について、シエラレオネ生まれだが米国に居住していると伝えている。

ネブラスカ大学医療センターは、病院側は報道を確認できていないとした上で、「8月初めに国務省当局者の訪問を受けて以来、エボラ熱患者の治療を行う準備は整っている」と説明。患者が搭乗した航空機が米国に向かった時点で初めて確認ができるとし、現在はまだその段階ではないとした。


Doctor Who Contracted Ebola in Sierra Leone to be Flown to Nebraska ABC News (米国) シエラレオーネでエボラ感染した医師が米国ネブラスカへ搬送

 リベリア出身で米国籍の医師がシエラレオーネでエボラに感染したため、ネブラスカ大学医学センターに空路搬送されることが、病院当局から発表された。詳細は不明。
 

エボラ出血熱:治療薬の初の臨床試験がMSFの活動地で始まる 1 PR TIMES (プレスリリース)

 {国境なき医師団(MSF)は、エボラ出血熱治療薬の臨床試験を12月より、西アフリカで運営中のエボラ治療センター3ヵ所で受け入れると発表した。内容の異なる3つの試験を実施し、エボラ出血熱に有効な治療薬の特定を急ぐ。今回の流行では西アフリカ地域を中心に既に5000人の命が奪われている。

試験は3つの研究機関が担当する。フランス国立保健医学研究所(INSERM)がギニアのゲケドゥ県で行う試験の対象は抗ウイルス剤のファビピラビル(商品名アビガン)。ベルギーのアントワープ熱帯医学研究所(ITM)は、ギニアの首都コナクリのドンカ病院内エボラ治療センターで回復者の全血および血漿を用いた治療法を試験する。そして、国際重症急性呼吸器・新興感染症協会(ISARIC)を代表する英オックスフォード大学が公益信託団体ウェルカム・トラストの融資のもと抗ウイルス薬ブリンシドフォビルの試験を担う。このブリンシドフォビルの試験の場所は未定。世界保健機関(WHO)とエボラ流行国の保健担当局もこの協力体制に加わる。

<最初の試験結果は来年2月>

「この類まれなる国際的連携は、感染後の致死率50~80%という病気の専門治療がついに受けられるという希望を患者にもたらすものです。西アフリカのエボラ治療の主要な提供者に数えられるMSFも臨床試験の推進に協力します。いまも続く流行の被害者の生存率を高めるためです」今回の共同試験のMSF側の調整担当アニク・アンティレンス医師はそう話す。

臨床試験プロトコルの作成は最終段階にあり、14日間の生存という明確な目標と広範な選択基準が設定されている。また、既存の治療に対する影響の最小限化、国際的に認められている医療・研究倫理の順守、有用な科学データの取得と公益のための提供にも配慮する。こうした主な原則と設計は関係国の倫理監督局にも通達し、2014年12月中の試験開始を目指す。それが実現すれば、最初の試験結果は2015年2月に得られる見込みだ。

ブリンシドフォビルとファビピラビルはいずれもWHOのエボラ治療薬候補リストにあがっているが、安全性、有効性、供給力、患者への投与の簡便さの点で審査された上で選ばれている。

<エボラへの恐怖と、回復者への偏見をなくすために>

ISARICの担当試験で責任者を務めるピーター・ホービー教授は次のように述べている。「人道危機のさなかで実験薬の臨床試験を行った経験のある者はおりません。しかし、私たちは西アフリカの人びとを見捨てまいと心に誓っています。今回の共同試験の参加者が皆、安息の場にとどまることなく、明暗を分かつ重要な臨床試験を急ごうと大変な意欲を見せているその場に立ち会えて光栄です」

ギニアでINSERMの試験を指揮するデニス・マルヴィ教授は「3件の臨床試験は、エボラ患者のための最善の治療法を模索する研究の第1段階にあたります。ですから、いずれの試験の審議会も臨機応変に運営され、新たな事象を速やかに検討し、試験計画を適切に調整していく所存です。各チームの連携強化もいっそう重要になります。試験で有望な結果が得られれば、次の段階では併用療法が研究対象になるかもしれないからです」と話す。

回復者の全血・血漿療法の試験では、エボラ克服者から採取した抗体を含む血液または血漿を感染者に投与する。この治療法はWHOも支持している。

「回復した患者の全血および血漿は、病原に対する抗体を含んでおり、エボラ以外の感染症については安全に実用されてきました。私たちは、この治療法のエボラへの有効性、安全性、今回の流行で人命を救うための利用拡大の可能性を見極めたいと考えています。エボラ回復者や地域社会との緊密な連絡が、この試験の成功の鍵となるでしょう。回復した患者さんから血液や血漿が提供され、いま病床にある人のエボラへの恐怖と、回復者への偏見が緩和されることを願っています」ITMの試験の調整役を担うヨハン・ファン・グリーンスフェン氏はそう語る。

その他の実験薬や、エボラ以外の病気に適用されてきた既存薬もデータにより有効性と安全性が見込まれ、条件が整えば、西アフリカのMSFエボラ治療センターでの新たな臨床試験を視野に入れた検討の対象となる。

<ニーズに基づいた最終製品の供給を>

今回の3件の臨床試験では、地域の人びとの協力や、患者またはその代理人からのインフォームドコンセントを重視。臨床試験への参加に同意した患者には必ず、新規の治療法の被験者となることのリスクが適確に説明される。アンティレンス医師は次のように訴える。

「今回の治療法が特効薬になる保証のないことを忘れてはいけません。しかし、現状で使える医薬品の試験に手を尽くし、エボラに有効な治療薬特定の可能性を高める必要があるのです」

臨床試験に向かう一方で、MSFは薬剤開発者に生産供給体制の拡充を急ぎ、臨床試験の完了直後に、安全性と有効性の確認された薬剤が大量導入されるよう要請。また、薬品生産者には、西アフリカの感染地域における流行抑止に必要な量の最終製品を適正価格で提供するよう求めている。最終製品の供給は感染者の居住地や当該国の購買力ではなく、ニーズに基づいて行われることが望ましい。

 10月8日掲載のブリンシドフォビルに関する記事

Chimerix's Brincidofovir Given To Dallas, Nebraska Ebola Patients Forbes  (米国) キメリックス社のブリンシドフォビルがダラスとネブラスカのエボラ患者に投与

 ダラスのエリック・ダンカンがリベリアで感染したエボラとの死闘を続けているが、4日に抗ウイルス薬の投与が始められた。同薬は今年始めにガン治療中の少年の重篤なウイルス感染症を救ったことでも知られている。

 そしてさらに同薬がエボラに感染したフリーカメラマンのアショカ・ムクポ(Ashoka Mukpo)氏にも、ネブラスカの病院で投与されたことが発表された。

 エボラ治療薬と言えば、ZMapp、Tekmira、そしてワクチンが上げられる。
 なぜ突然、ブリンシドフォビル(brincidofovir)が使われ出したのだろうか?

 Brincidofovir, or CMX001はChimerix社が開発した広くウイルスに効果を持つ抗ウイルス剤である。同社はノースカロリナ州のダーハム市にある従業員75人の製薬企業である。

 同薬は現在下記のウイルス疾患に対して臨床試験三相が行われている。
  免疫低下した小児と成人のアデノウイルス感染症、ガン治療に際して血液幹細胞移植後のサイトメガロウイルス感染症。

 キメリックス社は製造する抗ウイルス剤が特殊な薬剤であることから、経営的に困難な状況にあったが、大量に使用される可能性は低くても、一部の患者には重要な薬剤開発ということで、社会的に支援を受け出している。


Pentagon reduces troops needed to treat Ebola in Africa  USA TODAY (米国) 米国国防省、アフリカでのエボラ対策に必要な軍兵員数を削減に

 米国国防省は、当初4000人を西アフリカのエボラ対策に派遣すると発表していたが、3000人に減らすと発表した。
 理由は当初予想していたよりもリベリアの体制が整っていることと、米軍の作業の進捗状況が予想以上に早いことからである。

Cepheid receives grant to develop Ebola diagnostic test  Reuters (国際) 米国、分子診断キット開発企業、セファイド社(Cepheid )は、エボラ診断キット作製用にに、2つの財団から研究費3億3百万円を受けたと発表した。
 
 キットは唾液または数滴の血液でエボラを診断できる。
  Xpert Ebola testと呼ばれるキットは緊急事態の場合だけに使用されると同社はコメントしている。
 資金提供は、ポールG・アレンファミリー財団とビル&メリンダ・ゲイツ財団である。

Health Officials Reassess Strategy to Combat Ebola in Liberia  New York Times (米国) 
 保健当局者達、リベリアのエボラ戦略を再評価に

 リベリアにおけるエボラ感染者の発生率が減少してきたことから、米国とリベリアの当局者達は、当初予定した国内に17カ所のエボラ治療センターを建設するか、それとも、オバマ政権から提供された資金を、将来の流行に備えた対策費に向けるか議論している。

Liberia President, Citing Ebola Gains, Ends State of Emergency  New York Times  (米国) リベリア大統領、エボラ緊急事態宣言を解除に

 8月上旬に発令されていた3ヶ月間の国家緊急事態宣言が解除されたが、理由はエボラとの戦いが終了したからではなく、ウイルスを最終的に駆除するまでの対策が整えられたからであるとしている。


11月13日


エボラ熱の死者5000人超す 治療施設の不足深刻  日本経済新聞

 世界保健機関(WHO)は12日、西アフリカなどで感染が広がったエボラ出血熱の死者が9日までの集計で5160人になったと発表した。疑いのある人も含めた感染者数は1万4098人。国際機関や主要国は治療センターの増設を急ぐが、感染拡大の速度には追いついておらず、ワクチン開発などにも多くの課題が残っている。

 過去2週間ほどはWHOが集計方法を見直したため死者数が減っていたが、今回の集計で正式に5千人を突破。西アフリカ3カ国では最も感染者の増加が速かったリベリアでやや減速する一方、シエラレオネで感染の勢いが増している。

 封じ込めで最も重要なのは感染者を早く隔離・治療し、遺体は適切に埋葬することだが、WHOによるとリベリア、シエラレオネ、ギニアで稼働する治療センターは19カ所と計画の53カ所に対し半分以下。ベッド数は目標の24%にとどまる。

 適切に対処した遺体は10月末で全体の87%。葬儀で死者に触れる風習がある西アフリカでは改善傾向にある。ただ、遺体を適切に処置するために活動している専門チームは140で、目標の370には遠く及ばない。

 治療ではまず血清の利用を急ぐ。回復した人の血液に含まれる抗体を輸血などで別の患者に注入すれば、理論上は免疫を強めることができる。米国などで回復した患者は、未承認薬の投与と併せて回復患者の血液を治療に使った。未承認薬の安全確認よりも早く導入できるのが利点。リベリアでは近く血液を採取し、血清を作るための設備が整う予定だ。

 ワクチンは有力候補2種類の臨床試験が進む。英製薬大手グラクソ・スミスクラインなどが開発するワクチンは既に米英で試験が始まり、スイスでも西部ローザンヌの大学病院が10月末に治験を開始。カナダ公衆衛生庁などが開発した別のワクチンも、スイス当局がジュネーブでの治験を承認した。

 早ければ来年1月にも西アフリカで試験的に利用し、6月までに数十万人に行き渡るだけの量産を実現する見通し。ただ、セ氏マイナス80度で保管する必要があり、技術的な課題があるとされる。

 富士フイルムホールディングスの子会社が開発したインフルエンザ治療薬「アビガン」など、未承認薬の治験も各地で始まっている。ただ、効果を正確に把握するにはプラセボ(偽薬)を与えた患者との違いを知る必要があり、救命優先の観点から倫理面の問題を指摘する声もある。

 世界への余波も広がり続けている。オーストラリアとカナダは自国民の保護を理由に、西アフリカ3カ国に滞在した外国人に対する査証(ビザ)の発給を停止。サッカーではモロッコがエボラ熱に配慮し来年1月に予定していたアフリカ選手権の開催延期を求めたが、アフリカ・サッカー連盟は認めず、モロッコでの開催と同国の出場資格を取り消した。


Ebola Death Toll Surpasses 5000 Worldwide  TIME  (米国) 世界のエボラ死者数5000人を越える、WHO 最新報告

 エボラは累積14098人の発病者数となり、そのうち5160人が死亡した。

 明るい兆候としてエボラの感染率はギニアとリベリアで上昇傾向を示してないが、いくつかの地域では未だ拡大している。
 一方、シエラレオーネではこれまで1169人死亡しているが、未だ感染者数は急増しており11月の1週間だけで421人の新規ケースが確認されている。

米 エボラ対策不十分 看護師スト NHK

 アメリカで、エボラウイルスが医療従事者へ二次感染するのを防ぐ取り組みが不十分だとして、看護師団体が各地でストライキや抗議集会を行いました。

アメリカでは、これまでに9人がエボラ出血熱の治療を受け、8人が回復しましたが、このうち2人はエボラ出血熱を発症したリベリア人男性の治療に関わって二次感染したことから感染への警戒が強まっています。
こうしたなか、アメリカ最大の看護師団体「全米看護師連合」は、医療従事者の二次感染を防ぐための取り組みが不十分だと訴え、12日、首都ワシントンのほか、西部カリフォルニア州など15の州の看護師が参加して、各地でストライキや抗議集会を行いました。
このうちワシントン市内の病院では、およそ400人の看護師が午前7時から12時間のストライキに入り、病院前で抗議集会を行って「医療従事者の安全を守ることこそが患者の命を救う」などと書かれたプラカードを掲げながら対策の強化を訴えました。
看護師の女性は「エボラ出血熱の患者に対応する防護服に袖を通したこともなければ、訓練を受けたこともない。何も準備ができておらず不安だ」と話していました。
看護師団体によりますと、ストライキが行われた病院では、緊急性の低い手術の日程を遅らせるなどの影響が出ましたが、目立った混乱は起きていないということです。


US nurses hold strikes, protests over Ebola measures  Reuters (国際) 米国ナース達、エボラ対策に抗議してストライキを続ける

 エボラ患者治療に際して十分な予防措置を医療スタッフに行っていないことに、米国内の数千人のナース達が抗議行動を行っている。
 カリフォルニアに基盤を置く全米ナース連盟に属する約10万人のナース達が抗議活動に参加している。


Ebola outbreak deaths pass 5000  BBC News (英国) エボラ死者数5000人を越える

 WHOによるとエボラ感染者数は、西アフリカ全体で14000人を越えると推定され、死者数は5160人に上っているとされる。

 ギニアとリベリアでは新規患者の発生率は増加してないが、シエラレオーネでは増加しているとされる。

 昨日、マリで3人の死亡が確認された。

Mali Reports a Second, Larger Ebola Outbreak  New York Times (米国) マリ、エボラ2度目の大流行

 先にエボラが発生し、迅速に終息させたマリで、再度流行が始まった。
 ギニアで発病しマリに治療に訪れた70歳の宗教指導家から感染が広がっている。
 多くの隔離者が出ている。

エボラ熱死者が5000人突破、シエラレオネは感染拡大継続=WHO  ロイター


 世界保健機関(WHO)は12日、西アフリカ3カ国を中心に感染が拡大するエボラ出血熱の死者数が5000人を突破したと発表した。

9日時点で、エボラ熱による死者は5147人、感染者は1万4068人に達した。

とりわけ、感染拡大が深刻な西アフリカ3カ国のひとつシエラレオネでは感染の「急増」が継続しており、新たな感染者は421人と報告された。

マリでは4人の死亡が確認された


エボラ熱の死者5000人超す 治療施設の不足深刻  日本経済新聞

 世界保健機関(WHO)は12日、西アフリカなどで感染が広がったエボラ出血熱の死者が9日までの集計で5160人になったと発表した。疑いのある人も含めた感染者数は14098人。国際機関や主要国は治療センターの増設を急ぐが、感染拡大の速度には追いついておらず、ワクチン開発などにも多くの課題が残っている。

 過去2週間ほどはWHOが集計方法を見直したため死者数が減っていたが、今回の集計で正式に5千人を突破。西アフリカ3カ国では最も感染者の増加が速かったリベリアでやや減速する一方、シエラレオネで感染の勢いが増している。

 封じ込めで最も重要なのは感染者を早く隔離・治療し、遺体は適切に埋葬することだが、WHOによるとリベリア、シエラレオネ、ギニアで稼働する治療センターは19カ所と計画の53カ所に対し半分以下。ベッド数は目標の24%にとどまる。

 適切に対処した遺体は10月末で全体の87%。葬儀で死者に触れる風習がある西アフリカでは改善傾向にある。ただ、遺体を適切に処置するために活動している専門チームは140で、目標の370には遠く及ばない。

 治療ではまず血清の利用を急ぐ。回復した人の血液に含まれる抗体を輸血などで別の患者に注入すれば、理論上は免疫を強めることができる。米国などで回復した患者は、未承認薬の投与と合わせて回復患者の血液を治療に使った。未承認薬の安全確認よりも早く導入できるのが利点。リベリアでは近く血液を採取し、血清を作るための設備が整う予定だ。

 ワクチンは有力候補2種類の臨床試験が進む。英製薬大手グラクソ・スミスクラインなどが開発するワクチンは既に米英で試験が始まり、スイスでも西部ローザンヌの大学病院が10月末に治験を開始。カナダ公衆衛生庁などが開発した別のワクチンも、スイス当局がジュネーブでの治験を承認した。

 早ければ来年1月にも西アフリカで試験的に利用し、6月までに数十万人に行き渡るだけの量産を実現する見通し。ただ、セ氏マイナス80度で保管する必要があり、技術的な課題とされる。

 富士フイルムホールディングスの子会社が開発したインフルエンザ治療薬「アビガン」など、未承認薬の治験も各地で始まっている。ただ、効果を正確に把握するにはプラセボ(偽薬)を与えた患者との違いを知る必要があり、救命優先の観点から倫理面の問題を指摘する声もある。

 世界への余波も広がり続けている。オーストラリアとカナダは自国民の保護を理由に、西アフリカ3カ国に滞在した外国人に対する査証(ビザ)の発給を停止。サッカーではモロッコがエボラ熱に配慮し来年1月に予定していたアフリカ選手権の開催延期を求めたが、アフリカ・サッカー連盟は認めず、モロッコでの開催と同国の出場資格を取り消した。


11月12日

 西アフリカ外で、発病者から一般市民への感染は皆無

Ebola Facts: Where Are the Most New Cases Being Reported?  New York Times  (米国) エボラの事実:どこで新規例の多くが報告されているか?

 西アフリカ; 省略

 西アフリカ以外での治療例

 2014年11月10日現在


United States Arrival date  
Aid worker Aug. 2 Recovered  
Missionary Aug. 2 Recovered  
Doctor Sept. 5 Recovered  
Doctor Sept. 9 Recovered  
Visitor Sept. 30* Died  リベリアから親族の元に来たダンカン氏
NBC Cameraman Oct. 6 Recovered  
Nurse Oct. 11* Recovered  
Nurse Oct. 15* Recovered  
Doctor Oct. 23* Recovered  
Spain
Priest Aug. 7 Died
Missionary Sept. 22 Died
Nurse Oct. 6* Recovered
France Arrival date
Nurse Sept. 19 Recovered
Medical worker About Nov. 2 In treatment
Britain
Nurse Aug. 24 Recovered
Germany
Doctor Aug. 27 Recovered
Physician Oct. 3 In treatment
U.N. medical official Oct 9 Died
Norway
Aid worker Oct. 6 Recovered

*診断確定日
太字:院内感染、それ以外は西アフリカで感染、発病してから搬送された症例

 コメント(訳者):院内感染でナース3人が感染しているが、病棟内患者および一般市民の感染は起きていないことに注目。


U.S. Ebola experience changes thinking about disease  USA TODAY (米国) 米国におけるエボラ治療経験はエボラのイメージを変えた

 西アフリカにおける近代的医療設備のない地域ではエボラは致死的感染症であり、9割もの致死率を示す地域もある。

 一方近代的医療施設のある米国では9人中8人が治癒した。
 また多くのヨーロッパ人も感染した場合、母国に搬送されて治療を受けている。
 (ヨーロッパでの死者は1人)。

 エボラが致死的感染症というイメージは完全に変わりつつある。

Ebola is not a death sentence  CNN (米国) エボラは死を意味しない

 グレイク・スペンサー医師がニューヨークの病院から退院した。
 ギニアでエボラ治療に参加していて感染し、3週間前にニューヨークの病院に入院したスペンサー医師。
 11月11日には、ウイルスが体内から消失し、歩いて病院から出た。

 スペンサー医師は(ギニアでの)エボラの治療にはリスクが伴うことを知っていたが、必要な治療を行えば患者達は助かることを知っていた。
 実際、9人のエボラ患者が米国で治療され8人が治癒している。
 
 スペンサー医師が回復して退院したことは素晴らしいニュースであり、世界にとっても良いレッスンとなった。

アビガン、エボラ治療薬として年明けにも国際承認=富士フイルム  ロイター

 {富士フイルムホールディングス(4901.T: 株価, ニュース, レポート)は11日、子会社の富山化学工業が開発した「アビガン錠」について、年末から年明けにもエボラ出血熱の治療薬として国際的に承認される可能性があるとの見通しを示した。

アビガン錠は、エボラ熱の治療薬として承認を受けるため、フランスとギニアの両政府が共同で、11月中旬から、ギニアの患者60人による臨床試験(治験)に入る。治験の結果は12月末にも出て、その後1カ月程度で医薬品の承認を受ける見通し。

同社の石川隆利取締役(医薬品事業部長)によると、両政府の治験のため、すでに300人分のアビガン錠を日本政府から現地のギニアに送った。この治験は世界保健機関(WHO)も関知しているため、国際的な承認薬として世界に出荷する方向で調整しているという。

これまでにアビガン錠は、エボラ熱には未承認薬だが、フランス、スペイン、ノルウェー、ドイツの4カ国で4人の患者に投与され、全員の症状の回復が報告された。富士フイルムによると、同社にアビガン錠は2万人分の在庫があり、30万人分の原料を確保している。

 コメント(管理人):他の薬もそうであるが、強力な支持療法が効果を呈していることから、薬剤自体の効果は明確に判断されてない。

Fujifilm says tests results on Avigan as Ebola drug by end-2014 富士フイルム、アビガンのエボラに対する臨床試験は2914年末までに終える予定  Reuters  (国際) 

 富士フイルムは今年度中に臨床試験を終え、国大的にエボラ治療薬として承認を得る予定と発表した。

Ebola watch: Outbreak still growing in Sierra Leone  U-T San Diego (米国) エボラ、シエラレオーネでの流行は未だ拡大している

 同国保健省の発表。

Another Sierra Leonean Doctor Infected With Ebola  ABC News (米国) シエラレオーネ、さらに医師がエボラに感染

 首都シエラレオーネの主要な病院の専門医である医師がエボラに感染した。
 同国で6人目のとなる医師の感染であるが、これまで全例死亡している。

11月11日

エボラ疑いの患者発生想定、都立3病院で訓練 2014年11月11日 15時35分  読売新聞

 西アフリカでのエボラ出血熱の感染拡大を受け、東京都は11日、指定医療機関となっている都立3病院で、エボラ出血熱の疑いのある患者が発生したことを想定した訓練を行った。

 訓練は墨東病院(墨田区)、駒込病院(文京区)、荏原病院(大田区)で行われ、医師や看護師、保健所の職員ら約100人が参加した。

 墨東病院では、リベリアで医療活動に従事し、7日前に帰国した男性医師(30)が38度の発熱の症状を訴えたとの想定で、搬送訓練が行われた。

 午前11時20分、感染症専用入り口に救急車が到着し、男性患者がウイルス感染を防ぐ機器「アイソレーター」に入った状態で降ろされると、防護服を着た医師や看護師ら8人が感染症病棟に搬送。診察室では、看護師らが採血などを行った。

 コメント(管理人):問題はこのエボラ疑い者が、いつ、どこで発熱したかということと、そこから搬送されるまでどこに、どのように待機していたかである。
 発熱だけでの病期では周囲への感染力性はほとんどなく、またエボラは飛沫感染はしないから、搬送の方法はここまで厳重であるかは疑問。患者が嘔吐や下痢をする可能性があるならば、厳重な予防装具は必要だろうが。


 エボラ滞在国にいた人は帰国後発熱した場合は一般医療機関を受診しないことを、厚労省が啓発強化 

エボラ出血熱:「一般受診禁止」文書配布 流行国滞在者に徹底 毎日新聞

 エボラ出血熱の2次感染防止対策を強化するため、厚生労働省は11日、エボラ熱の流行国に滞在歴がある人に対し、発熱後は一般の医療機関を絶対に受診しないよう求めた文書を検疫所で配布することを決めた。塩崎恭久厚労相が記者会見で明らかにした。


 エボラ熱の流行を受け、西アフリカの流行国に滞在歴のある人は到着後21日間、毎日2回体温を検疫所に報告する健康監視対象者になる。厚労省は11日付で、対象者に対して発熱後には絶対に一般の医療機関を受診しないよう明記した文書を検疫所で配布するよう通知。また、本人の連絡先に加え、家族や宿泊先などの緊急連絡先などを届けるよう求め、対象者のいる地域の保健所には対象者の名前や住所などの情報を提供する。

 今回の改善は西アフリカのリベリアに滞在歴がある東京都内の60代男性が発熱後、検疫所に連絡せず一般の医療機関を受診していたことを受けたもの。これまで検疫所では、発熱後に一般の医療機関を受診しないよう口頭でのみ説明していた。

 厚労省はまた、健康監視対象者が一般の医療機関を受診することも想定し、医療機関向けに滞在歴を尋ねる質問シートを作ってホームページに公開する。

 コメント(管理人);これは医師会から各医師へ情報としてすでに提供されていなければならないが…。


 ニュージーランドでエボラ検体と表記された郵便物が
             新聞社と議会に送られた


Suspicious packages sent to NZ's Parliament House, Herald newspaper to be ...  ABC Online (オーストラリア) ニュージーランドの新聞社と議会に不審な郵便物が配達、エボラ検査が行われる

Ebola scare sparks Parliament lockdown  New Zealand Herald (ニュージーランド) エボラ脅威、議会が封鎖

 オークランドの新聞社に送られた郵便物と同じ包装の郵便物が、エボラウイルスサンプルとの内容が書かれて、議会の郵便室に届いた。
 既にオークランドの新聞社の事件を報告されていた警察は、郵便物が類似していることから、新聞社に届いたものと同じと判断した。
 検体はエボラウイルスが混入しているか分析されている。


Jihadist group sends vial of 'Ebola virus' to newspaper  New York Post (米国) イスラム原理グループ、エボラウイルスを新聞社に郵送

 エボラウイルスのサンプルが入れられたプラスチックバイアルが主要な新聞社に送付されたと、報告された。イスラム原理主義グループ”jihadist group”からの発送と書かれてあったようだ。
 その後送られた新聞社はニュージーランド・ヘラルド(オークランド)と判明。郵便物は内容はエボラウイルスサンプルと表記されていた。
 郵便物室のスタッフは避難し、バイアルは検査のためにメルボルンに送られた、バイアル表面の付着物中のDNA検査や指紋採取がその前に行われた。
 新聞社当局は、悪戯と思われるが内容物を分析すると語った。



大阪でもエボラ検査を…時間かかると住民に不安 2014年11月11日 08時20分  読売新聞

 関西空港(大阪府泉佐野市)から入国したギニア国籍の女性がエボラ出血熱に感染した疑いを受けたことに絡み、大阪府は10日、厚生労働省に対し、府内で感染確認の検査ができるよう要請することを決めた。

 厚労省通知では、エボラ出血熱の感染を確認する機関は、国立感染症研究所(東京都)に限定。ギニア国籍の女性についても、7日夜に採取した血液などの検体を、車で約7時間かけて東京に運んだため、結果判明は8日午後にずれ込んだ。検査キットがあれば大阪でも確認できるという。

 松井一郎知事は10日、報道陣に対し、「結果が出るまでに時間がかかると、住民に不安が広がる。迅速に検査できる態勢を整えるべきだ。エボラ出血熱のウイルスは空気感染せず、府の施設でも対応可能だ」と述べ、11日にも府庁幹部が厚労省の担当者と面会することを明らかにした。


 リベリア、首都外でのエボラ流行が発生
Ebola Finds New Hotspots Outside Liberian Capital  ABC News (米国) エボラウイルス、リベリア首都外で新たな流行

 リベリアの首都での感染者数の減少が報じられているが、首都から離れた小さな村での流行が起きている。
 Jenewondeは人口300人の村でシエラレオーネとの国境近くにある。9月から村民の1割がエボラで死亡したと報告され、医療機関もなく、このままでは村が滅亡すると村民は脅威を語っている。
 新たなエボラ震源地となり感染拡大が懸念されている。

 シエラレオーネ、エボラ感染者数が急増
Ebola cases in Sierra Leone show sharp rise  The Guardian (英国) シエラレオーネ、エボラ感染者が急増

 9日、111人の新規例が確認され、同国保健省が感染症例の毎日の数値を発表しだして以来最大の数値となった。
 首都の検査機関での感染者数は40人となっている。

11月10日

エボラ疑われたギニア女性退院…マラリアと診断 2014年11月10日 10時29分 読売新聞

 厚生労働省は10日、エボラ出血熱の感染が疑われ、後に陰性と判明したギニア国籍の20歳代女性について、9日夜にりんくう総合医療センター(大阪府)を退院したと発表した。

 女性はエボラ出血熱が流行する西アフリカ・ギニア在住で、7日午後に関西国際空港(同)に到着。検疫所でギニア滞在歴を申告した際に38度超の発熱があり、隔離措置が取られた。ただマラリアと診断され、国立感染症研究所(東京都)の検査でも、エボラウイルスは検出されなかった。


Why It's Not Enough to Just Eradicate Ebola NBCNews.com (米国) 西アフリカ支援はエボラ駆除だけで十分ではない

 オバマ大統領はエボラ対策に60億ドル(6000億円)の予算を議会に要求したが、内容には
支援団体が賛成する隠された検討課題が含まれている。

 医療施設の建設、保健医療担当者の育成など、元々立ち遅れ、そして内乱などで崩壊してしまった医療システムの構築である。
 以下略

 エボラ患者数の増加程度がやや鈍化、国連事務総長
Ebola: UN chief hails progress in fight against virus, urges intensified response UN News Centre  (国連) 国連総長エボラ闘争の進展を賞賛、しかし対策の強化を求める

 リベリア、ギニア、およびシエラレオーネの最も流行が広がっていた地域での発病者数の増加率が鈍化して来ていると、国連のバン・キムン総長がコメントした。しかし完全に消失するまで国際社会はエボラとの戦いを継続しなければならないとした。

 12月1日までにエボラ患者の70%を治療出来るように、そして埋葬の70%を安全に行えることが現在の目標と語った。それが対数的に増加している感染者数を抑える唯一の方法と語った。


11月9日

エボラ疑い…その時、厚労省担当者つかまらず 2014年11月09日 15時38分  読売新聞

 エボラ出血熱の疑い例が出たのは関西で初めてで、厚生労働省は「手順通りに進められた」と評価。ただ、地元の大阪府には情報が入りにくく、府は「陽性だった場合に対応が遅れかねない」として、今後、厚労省に情報提供のあり方の改善を求める。

 7日夕に関西空港に到着した女性は、検疫官の呼び掛けに応じ、滞在歴を申告。搬送先のりんくう総合医療センターで採取した血液などの検体を東京の国立感染症研究所に送り、8日午後、厚労省がエボラ出血熱のウイルスが検出されなかったと発表した。

 この間、厚労省は女性が乗っていた飛行機の便名の発表や機内の消毒などを実施。同省担当者は「スムーズに対応できた」と話した。

 一方、大阪府医療対策課では、女性が空港からセンターに搬送された7日夜、同課職員らが厚労省に繰り返し電話しても担当者がなかなかつかまらず、女性に関する情報を確認できなかった。感染症法では、感染が確定するまで医療機関から自治体への連絡義務はなく、国も「疑い」の段階では自治体への連絡方法を決めていなかったという。

 仮に女性が「陽性」だった場合、府は機内で患者の近くに座っていた人への健康調査などを行う必要があり、担当者は「初動態勢を整えるためには、疑いが生じた段階で一刻も早く情報がほしかった」と強調。府は、13日に厚労省で開かれる各都道府県の担当者を集めた会議で、地元自治体との連絡窓口となる職員の配置などを要望する。


第1週(2日~8日)

主要情報

11月8日

関西空港から入国のギニア人女性、エボラウイルス検出されず  fnn-news.com (日本) 

 厚生労働省は、関西国際空港から7日に入国し、発熱が確認されたギニア人女性について、念のため、エボラ出血熱の検査を行っていたが、8日午後、エボラウイルスが検出されなかったと発表した。
 7日、ギニアから関西国際空港に入国したギニア人の20代の女性は、最高で38度3分の発熱が確認され、簡易検査の結果、マラリアの陽性反応が出ていた。
 女性は、現地で、エボラ出血熱の患者と接触はなかったということだが、厚労省は、念のため、感染の有無を調べる検査を行っていて、エボラ出血熱ではないことが確認された。
 また、厚労省は、リベリアから4日に帰国した東京都内在住の60代の男性についても、8日朝早く、エボラウイルスが検出されなかったと発表した。
 この男性は、検疫所から、発熱の症状が出た際には、保健所に連絡し、自宅待機するよう言われていたが、保健所には連絡せず、近くの診療所を受診していた。
男性は、リベリア滞在歴も、医師に伝えていなかったという。
 厚労省は、今回のケースを受けて、対策をどのように徹底するのか検討することにしている。


WHO Issues New Guidelines on Safely Burying Ebola Victims  New York Times  (米国) WHO、エボラ死者の安全な埋葬に関するガイドラインを発表

For Health Care Workers Fighting Ebola, the Biggest Battle Is Staying Healthy  Newsweek (米国) エボラに立ち向かう保健医療スタッフにとって最大の戦いは、健康を保つことである
 自身の健康状態を注意深くモニターすることが、患者の状態を観察すること以上に重要になっている。


 エボラ治験薬臨床試験で、偽薬を対照グループに投与することの是非;米国FDAは容認
FDA officials defend use of placebos during Ebola drug trials Los Angeles Times  (米国) 米国FDA、エボラ治療薬臨床試験にプラセボ(偽薬使用群)の使用を擁護

 真の治療薬効果を確かめるためには、プラセボを対照として試験を行う” 無作為対照化試験 (RCT)”が必要とする意見を米国FDAは擁護した。

 米国熱帯医学および衛生学会で、FDAの当局者は語った。

 エボラのような治療法がない疾患でプラセボを用いた臨床試験に対して反対している専門家も多い。

 実験薬投与群と偽薬投与群との間の効果を比較するが、西アフリカでそれを行うには政府の許可を得る必要がある。
 RCTでは、被験者は皆実験薬投与を受けていると信じた状態で臨床試験は行われなければならない。

 最近、エボラウイルスの発見者の1人でもあるピーター・ピオット(Peter Piot)博士を含む科学者グループが医学雑誌の”ランセット”に論文を発表し、現在のエボラ流行時に、RCTを用いた研究に反対している。代わりに異なった地域で同時に観察研究を行う方法を提唱している(対象者には実験薬を投与し、地域別のその効果を観察する)。

 他の反対意見として、内乱で荒廃し、貧困、そしてエボラ流行で社会秩序が乱れている地域で、プラセボ群を作るならば、行政当局に対する信頼性がさらに低下する可能性が高い、と懸念する。


 テキサス州、エボラ問題は完全終息
Ebola outbreak in Texas officially over Washington Post  (米国) テキサス州におけるエボラ発生問題は解決に;当局


  ギニア女性発熱、マラリア感染確認、エボラ検査も施行中
ギニア国籍の女性“エボラ感染の有無”検査 11/8 7:13更新  読売テレビ

 7日、関西空港に到着したギニア国籍の20代の女性に発熱の症状があり、エボラ出血熱の感染の有無について検査が行われる。女性が隔離されている病院前から松本健吾リポーターが中継。

 関西空港から車で約10分の距離にある「りんくう総合医療センター」(大阪・泉佐野市)は西日本で唯一の特定感染症指定医療機関で、ギニア国籍の女性は7日午後9時過ぎに入院した。

 女性は7日夕方、ドバイ発のエミレーツ航空の便で関西空港に到着した。検疫からの呼びかけで健康検査に応じ、高いときで38℃を超える発熱が確認されたという。女性本人によると、ギニアでエボラ出血熱の患者には接触していないということだが、迅速診断検査で熱帯熱マラリアの陽性が確認された。

 病院はエボラ出血熱感染の有無も調べるため女性の血液を採取し、東京の国立感染症研究所に送った。8日昼過ぎには検査結果が判明する見込み。機内での下痢や嘔吐(おうと)はなかったが、万が一、検査で陽性だった場合、厚生労働省は、近くの座席にいた乗客らと連絡が取れるよう準備を進めている。


  エボラ感染疑いの都内男性はウイルス陰性
都内の男性は“エボラ”陰性 対応に課題も 11/8 6:55更新  読売テレビ

 厚労省は、西アフリカのリベリアに滞在歴のある東京都内の60歳の男性について、エボラ出血熱の検査を行っていたが、結果は陰性で、感染はしていなかったと発表した。厚労省前から庭野めぐみ記者が中継。

 厚労省は8日午前5時35分頃、東京・町田市の60歳の男性から、エボラウイルスは検出されなかったと発表した。男性は、エボラ出血熱が流行しているリベリアに9月30日から先月26日まで約1か月滞在し、4日に帰国していた。男性は6日夜になり39℃近い熱が出たため、7日午前、自宅近くの医療機関を受診したという。そして、羽田空港の検疫所にメールで報告してきたため、男性は7日夜、重い感染症に対応できる東京・新宿区の国立国際医療研究センターに搬送され、現在も入院している。

 男性の血液などの検体は東京・武蔵村山市にある国立感染症研究所村山庁舎に運ばれ、エボラウイルスの遺伝子が検出されるかどうか調べた結果、エボラウイルスは確認されなかったという。

 今回の対応で、課題も浮き彫りになっている。今回、都内の男性は熱が出たため、地元の医療機関で受診した。厚労省は、西アフリカに滞在歴があり、帰国後、発熱や嘔吐(おうと)などが見られる場合は、施設の整った指定医療機関で検査するとして、地元の医療機関には行かないよう呼びかけているが、男性には理解されていなかったようだ。

 厚労省が今後、西アフリカからの帰国者らにどう説明し、理解してもらうのか、課題が残った。


東京の男性はエボラ熱陰性 ギニア人女性も検査  47NEWS

 厚生労働省は8日、エボラ出血熱が流行している西アフリカのリベリアに滞在歴があり、帰国後に発熱があった東京都の60代の男性は、国立感染症研究所の血液検査でエボラウイルスが検出されず、陰性と判定されたと発表した。

 関西空港に7日到着したギニア国籍の20代女性にも発熱が確認されており、検査を進める。

 厚労省によると、2人とも現地でエボラ熱患者と接触していないという。男性は搬送先の特定感染症指定医療機関「国立国際医療研究センター」(東京都新宿区)で咽頭炎、ギニア人女性は「りんくう総合医療センター」(大阪府泉佐野市)で熱帯熱マラリアと診断されていた。


11月7日


日本国内でエボラ疑い例が相次ぎ報告

 関空でギニア女性、発熱

関空到着のギニア女性、エボラ検査へ…発熱訴え 2014年11月07日 22時12分  読売新聞

 エボラ出血熱が流行している西アフリカ・ギニアに滞在歴のある同国籍の20歳代女性が7日、到着した関西国際空港(大阪府)で発熱の症状を訴え、検疫所で隔離措置が取られたという情報が政府に入った。

 厚生労働省は、この女性を特定感染症指定医療機関「りんくう総合医療センター」(泉佐野市)に搬送した上で、エボラ出血熱の感染の有無を調べるため、国立感染症研究所(東京)に患者の血液を送って検査する方針。

 コメント(管理人);エボラ熱の可能性は低いと思うが…。


  日本人男性、リベリア帰国後に発熱、隔離、検査;発熱初期段階、感染可能性低い--->ウイルスは陰性

60代男性診察の医師が様子語る 午前に診察に来た際、39度の熱 fnn-news.com

 エボラ出血熱が流行しているリベリアから4日に帰国した都内在住の60代の男性が発熱し、男性は、エボラ出血熱に感染していないか検査を受ける予定となっている。
 7日、男性を診察した医師が、診察の様子を語った。
 医師は「アフリカ、当該地域に渡航歴のある方なんですがという話で、いきなり電話がきて。え、そうなんですかという話です。本人は言わないから、わからないです」と話した。

 診察した医師によると、男性は、午前に診察に来た際、39度の熱があり、薬を出し、帰宅させたという。
 その後、検疫所などから連絡があり、初めて男性がリベリアからの帰国者と知ったという。
医師はその後、病院を閉め、8日も休診するとしている。

 コメント(管理人):この話が本当なら、掟違反である。医院に出向く前に検疫所に報告する義務がある。もし検査で陽性だったなら、よしんば感染の可能性が低いといっても、医院の医師から当時医院にいた患者などが全て健康フォロー対象者となる。

エボラ出血熱:都在住60代男性が発熱訴え 感染検査へ  毎日新聞

 {西アフリカのリベリアに滞在歴がある東京都在住の60代男性が7日、38度以上の発熱の症状を訴え都内の指定医療機関に搬送されたことが分かった。厚生労働省はエボラ出血熱に感染していないか確認するため、男性の血液などの検体を国立感染症研究所に運んで検査する。国内でエボラ熱に感染した疑いのある患者が出たのは2人目。

 政府関係者によると、男性はリベリアに2週間ほど滞在し、数日前に帰国。リベリアでエボラ熱の患者に接触しておらず、検疫所などは帰国後も発熱などの症状が出ないか健康監視を続けていたという。発熱以外には嘔吐(おうと)などの症状はないという。


【エボラ出血熱】日本人男性を検査へ リベリア帰国後、発熱訴え  ハフィントンポスト

 {西アフリカのリベリアに滞在歴のある60代男性が11月7日、発熱などの症状を訴え、東京都町田市の医療機関を受診した。厚生労働省は、エボラ出血熱に感染しているかどうか国立感染症研究所で検査する。毎日新聞などが報じた。

男性は2週間ほどリベリアを滞在し、4日に帰国した。現地でエボラ熱患者との接触は確認されていない。}

東京都内の男性、エボラ熱検査へ リベリアから帰国後、発熱訴える  47NEWS

 {政府関係者によると、西アフリカのリベリアに滞在歴がある東京都内の60代男性が7日になって発熱を訴えた。厚生労働省はエボラ出血熱に感染しているかどうか国立感染症研究所で検査する。

 男性は都内の医療機関を受診したが、エボラ熱流行国への滞在歴と発熱があるため、都内の指定医療機関に搬送された。現地でエボラ熱患者との接触は確認されていない。男性は10月26日にリベリアを出国、今月4日に帰国した。

 エボラ熱をめぐっては、リベリアに滞在していたカナダ国籍の40代男性が10月27日、羽田空港の検疫で発熱が確認され、検査を受けたが陰性と判明した。}

リベリアから帰国の男性が発熱、エボラ熱検査へ 2014年11月07日 16時08分  読売新聞

 西アフリカのリベリアに滞在歴のある東京都内の男性が、発熱などの症状を訴え、医療機関を受診していることが7日分かった。
 厚生労働省は、念のためエボラ出血熱の感染の有無を確認するため、国立感染症研究所で検査を行う。

 同省などによると、男性は60歳代。今月4日に入国しており、3週間以内にリベリアに滞在していた。7日午後に都内の医療機関を受診したところ、38度以上の発熱を確認。現地では患者との接触はないという。男性は今後、都内の指定医療機関に入院した後、国立感染症研究所で血液検査を行い、エボラ出血熱の感染の有無を確認する。

 先月27日には、リベリアに滞在していた40歳代の男性が、羽田空港に到着直後に発熱の症状があり、感染が一時疑われたが、検査で陰性と確認された。


エボラ熱疑いで男性搬送=リベリアに滞在歴—厚労省 ウォール・ストリート・ジャーナル日本版

 時事通信
 {西アフリカのリベリアに滞在歴のある60代男性が7日、発熱などの症状を訴え、東京都町田市の医療機関を受診した。現地で患者と接触したとの情報はないが、厚生労働省などはエボラ出血熱感染の有無を調べるため、男性を指定医療機関に搬送し、詳しい検査をしている。

 関係者によると、男性は7日午後に受診。38度以上の熱があり、潜伏期間の3週間以内にリベリアに滞在歴があったため、保健所を通じて厚労省に連絡があった。

 空港到着時は発熱などの症状がなかったが、検疫法に基づき3週間、体温や健康状態を毎日2回報告するよう義務付けられる健康監視の対象だった。

 厚労省などは、男性を専用病室のある都内の指定医療機関に搬送。インフルエンザなどへの感染を確認した上、念のため血液を国立感染症研究所村山庁舎(武蔵村山市)に運び、遺伝子検査でエボラ熱の感染を調べる方針。}


 現場からのエボラ治療医学報告
Good supportive care can help Ebola patients, experts say  CIDRAP (ミネソタ大学感染症情報センター) 充実した支持療法がエボラを救う、専門家報告

 エボラの効果的治療法は未だ見つかっていないが、支持療法、特に水分補給、次第で予後が変わることが、西アフリカの現場の専門家達から論文で報告された。

 リベリアの首都モンロビアで700人以上の患者を治療してきた経験をもとに医師達が、大量の水分補給と、制吐剤や止痢剤の投与が生命に関わる脱水やショックを防ぎ得ると述べている。医学雑誌、New England Journal of Medicine で報告している。

 またギニアのコナクリ(Conakry)の初期の流行でエボラ患者を治療した医師の大チームからも、水分と電解質の補給が致死率の低下(43%)につながったとしている。このチームも上記雑誌で報告している。

 リベリア報告
   原著

 医師達によるとエボラの症状は、高熱と関連する症状に引き続き、3~5日後に嘔吐と下痢が始まる。頻回な嘔吐はしばしば患者が経口的に摂取することを阻む。そして突然発作性に水様性下痢がが始まり7日間近く続く。
 
病期 発病からの日数 臨床症状
初期発熱期 0~3日 発熱、倦怠、易労感、身体痛
胃腸症状 3~10日 心窩部痛、嘔吐、下痢、持続熱、…
ショックまたは回復期 7~12日 ショック、意識混濁、多呼吸…
回復期にある場合;胃腸症状改善、経口摂食量増加
後期合併症 10日以上 胃腸出血、二次感染、髄膜脳炎…

 多くの死は7~12病日内に起こる。改善する場合は、患者の40%近くで10病日前後に見られる。
 5歳以下の小児、妊婦、高齢者が最も死亡しやすい。

 医師達は、貧血が進んでいても、ショックに陥ってなく、自力で生活できる場合は、制吐剤、止痢剤、および経口的電解質を含んだ飲用水で回復する可能性があると伝えている。

 また自力で生活できない場合は、短時間の補液が有効である場合があるが、長時間の補液は患者数が多すぎることとスタッフ数が限られていることから不可能とされる。

 エボラ治療施設が、患者達から死への隔離の場所と見なされている限り、入院が拒否される。治療して回復する場所と患者達から信頼されることが重要とされる。

 コナクリ(Conakry)報告
   原著   

 本年流行が始まった当初の3月と4月の記録から報告された。
 患者数は37人。
 62%が下痢を伴い、84%が発熱した。
 1人を除いて全員(97%)経口的水分補液を受け、76%が経静脈補液を受けた。
 37人中16人が死亡した(43%)が、この死亡率はこれまでの報告のなかで最も低かった、と著者らは述べている。

 経口的および経静脈的水分補給と電解質補給、適切な抗生物質投与、ターゲットを絞った臨床検査が致死率の向上に影響するだろうと、著者らは述べている。

 死亡率は40歳以上がそれ以下に比較して3.5倍高い。

 40歳以下の生存率は約80%なのに対して、40歳以上のそれは20%台。
 平均すると57%の生存率。
 



 テキサス、エボラ発生の可能性は消失
Last person being monitored for Ebola in Texas set to be cleared: officials  Reuters (国際) テキサスでフォローされていたエボラ感染疑い者が完全にいなくなった

 テキサス、ダラスで米国初のエボラ患者が発生して、周辺で感染疑い者がフォローされていたが、既に感染潜伏期間を過ぎて、発病可能者はいなくなった。

政府、エボラ対策で最大1億ドルの緊急支援 日本経済新聞

 菅義偉官房長官は7日午前の記者会見で、西アフリカを中心に流行しているエボラ出血熱対策として、政府が新たに最大1億ドルの緊急支援を実施すると発表した。感染者の治療や感染拡大防止をはじめ「流行国の社会の安定の確保に向け適切に支援を進めていきたい」と述べた。

 コメント(管理人);各国の状況を見ながら小出しに支援金を出している日本。APECでいいところを見せたい安倍首相なのだろうが…。本当は9月初頭に提供すべきだった。現在の額でも少ないが。


UPDATE 2-Texas nurse, now free of Ebola, defends her work and travels  Reuters (国際) テキサスのエボラ回復ナース、患者ケアの自分の仕事、そして民間飛行機搭乗には過失はなかったと弁明

 テキサス、ダラスでの米国初の患者ダンカン氏を治療した病院で患者から感染を受けて発病したナース、Amber Vinson, 29歳は、現在完全に回復しているが、患者治療中の感染について、その予防方法にミスがあった可能性を指摘され、多くの批判を浴びていた。
 しかし彼女は病院で一切、そうした装具を着用する訓練を受けたことはなく、自分なりに正しい方法をとったと弁明している。
 また発病前に微熱(37℃台)があったにも関わらず民間飛行機に搭乗し後で非難を浴びたことについて、それは搭乗前にCDCに報告し許可を得ていたと説明した。
 以上NBCの番組で語った。


Ebola cases rise sharply in Sierra Leone  USA TODAY (米国) シエラレオーネでエボラ感染者急増

 WHOによると、シエラレオーネでこの1週間、435人のエボラ感染者が確認された。
 同国におけるエボラ感染者の24%が過去3週間にに発生している。

 一方、WHOはリベリアで感染者数が減少していると報告し、その原因は安全な埋葬が行われ出したこととしている。

 H7N9鳥インフルエンザ流行の季節が到来か?
中国江蘇省で鳥インフルH7N9型感染1人を確認、今秋初、再流行の懸念も  産経ニュース

 4日付の中国紙、東方早報によると、江蘇省衛生当局は2日、鳥インフルエンザ(H7N9型)の感染者1人を新たに確認した。気温が下降し始めた今秋以降で、H7N9型の感染者が見つかったのは初めてという。

 患者は58歳の女性で、発病の2週間前に市場で生きたニワトリを購入、その場でさばいてもらった。同省南京市内で治療を受けており、症状は重いという。

 上海市で昨年3月に人への感染が初めて確認されたH7N9型だが、今回の確認で中国本土の感染者は計441人、死者は161人以上となっている。今年の年明けから4月にかけて中国中南部を中心に、感染者が急増した経緯がある。

 上海の日本総領事館では気温の下降とともに鳥インフル再流行も予想されるとして、在留邦人や日本からの渡航者に、生きた鳥や家畜に近づかないよう改めて注意を呼びかけている。


11月6日


 米国、エボラ回復者達の血液が患者治療に役立っている
In Exclusive Club of US Ebola Survivors, Kinship Is Sealed in Blood New York Times  (米国) エボラ生存者達の限定的クラブ、治療用血液提供の役割を果たす

 米国でエボラから回復した人々の血液が、輸血、あるいは血漿提供という形でエボラ感染者に対する役割を果たしている状況を紹介。

 エボラ戦争の先頭に立つキューバの医学国際主義
Why Cuba Is So Good at Fighting Ebola TIME (米国) キューバがエボラとの闘いに秀でている理由

 キューバは裕福な国家ではないにも関わらず、エボラ流行地域に多くの医療スタッフを派遣している国家の一つである。

 同国は460人の医師とナースの提供を申し出ているが、現在165人がWHOの監督下で働いている。
 また同国は5万人以上の医療担当者を世界66カ国に派遣している。

 「キューバは優秀な医師やナースの訓練で世界的にも有名な国家である」、とWHOのチャン事務局長は9月の記者会見で語った。
 その会議でキューバの保健大臣は、全ての国にエボラ撲滅を呼びかけた。

 しかし、なぜキューバはエボラ対策に即反応できているのだろう?

 キューバの医学教育は、”キューバ流医学国際主義(Cuban Medical Internationalism)に基づいている。

 キューバの世界的健康危機対応教育は、国境なき医師団の教育システムを取り入れている。

 キューバの医学生が卒業すると、彼らは医療伝導( medical missions)のボランティアとなる機会を選ぶことが出来る。エボラ流行や自然災害が対象となる。
 エボラのような対象に立ち向かう準備のために、彼らは厳しい医学的トレーニングだけでなく、地域の文化や歴史を学ぶ。

 「自分は公衆への奉仕者である-これはキューバの医師やナース達の精神に吹き込まれている見識である」、とキューバの医学教育の基礎を築いた1人であるゲイル・リード氏が語っている。
 こうした取り組みはキューバ革命の後1960年頃か始まった。
 多くの海外の災害への出動が行われ出した。。
 1998年には2つの大ハリケーンがラテンアメリカやカリブ海を襲った。

 米国のハリケーン、”カトリーナ”の際もキューバは救援の準備をしたが、ブッシュ大統領がその必要はないと断った。

 1998年、キューバの医学チームは次のことに気づいた。
 自分たちが治療している多くの人々は、これまで医師に診てもらったことがない。こうした貧弱な医療システムをそのまま放置していることは、それを知った自分達が無責任であることを意味する。
 そうしたキューバは、ラテンアメリカ医学大学(ELAM)を設立し、世界中の貧しい学生達に奨学金を提供し、医師になった後は母国に戻って医療スタッフとして働くことを期待した。

 これまで83カ国の低所得地域から23000人の医師が育った。現在1万人近くが入学している。

 当然のことながら、エボラ対策におけるキューバのリーダーシップを巡って政治的批判が米国内で起きている。

 共和党員達は、CDCスタッフがエボラ会議でキューバに行ったことを怒り、非難の声を上げている。
 キューバの行為は決して純粋に利他的なものではないと主張する声も多い。
 いくつかの国はキューバの支援に対して支払いをしている例もある。その支払額は国によって異なっている。

 さらにキューバの国際的医療政策を政治的側面から捉える意見もある。
 キューバは支払いを受けるほか、国際的友好と協調関係を得ている。
 
 「際だった事実として、米国以外ほとんどの国が自国民を災難の中心に派遣してない状況で、キューバはエボラ危機に人的資源を供給し、大きな国際的政争を引き起こしている」、とカナダのデルハウス大学のロバート・フイシ(Robert Huish)氏はコメントしている。(エボラ対策の人的支援を政争の具にしている;訳者注)。

 今年の10月17日、キューバ国営新聞にフィデル・カストロは次のように語っている。
 このエボラとの戦いに米国のスタッフと取り組めるならば幸せなことだ。
 両国は長年敵対してきているが、その両国の平和を探す目的ではなく、世界平和のためにいかなる事件に対しても行うことが出来、そして試みられるべき目的としてである。

 国際赤十字や国境なき医師団等の支援団体が、人的応援を求めているが、これまでそうした呼びかけに十分反応を示したのはキューバだけである。


357 people now being monitored for Ebola in New York Los Angeles Times (米国) ニューヨーク市、現在357人が健康モニター中、大多数は西アフリカ帰り

 健康モニターは最近21日以内に西アフリカから入国した人々に対して行われているが、症状のある人はいなく、また注意深く観察を必要とされている人もいないと、当局ではコメントしている。


 エボラ専門家達が学会参加を禁じられる
Louisiana bars Ebola researchers from conference  USA TODAY (米国) ルイジアナ、アフリカ帰りのエボラ研究者達の会議参加を禁止

 ルイジアナ州保健病院局は、西アフリカで調査してきたWHO職員を含む医師達のニューオーリンズでの学会(米国熱帯医学および公衆衛生学会)へ参加しないように求めた。


 オバマ大統領、今後のエボラ対策費用として6200億円を議会に求める
Obama Seeks $6.2 Billion for Ebola Fight ABC News (米国) オバマ大統領、連邦議会にエボラ対策費6200億円を求める

 5日(現地時間)、オバマ大統領は連邦議会に、西アフリカのエボラ対策及び、米国にエボラが拡大したときの対策費として6200億円を要求した。

 政府当局者によると、2000億円は米国国際開発庁に、2400億円は保健福祉省に、そして1500億円は西アフリカのような予期せぬ事態が国内で起きたとき、または米国保健医療担当者へのワクチン接種のための予算とする。


11月5日

 カナダ、テクミラ社のエボラ治療薬が注目、大量製造が間近
Tekmira Surges Amid Promise of Ebola Treatment  Bloomberg (米国) エボラ治療に期待される薬剤開発のテクミラ社株が急騰

 カナダのテクミラ社株が今年度113%上昇した。同社は開発中のエボラ治療薬を米国国防省と140億円で契約している。
 競合しているエボラ新薬開発中の企業は、Sarepta Therapeutics Inc. (SRPT) and BioCryst Pharmaceuticals Inc. (BCRX)等である。

 テクミラ社は迅速に現在流行しているウイルス株を攻撃できる治療薬を製造出来るとし、12月初めには出荷が可能としている。

 本年9月に米国FDAはテクミラ社のTKM-Ebola を緊急時に人に投与することを承認している。
 同社によるとこれまで数人の発病者に投与されているとされる。そして、必要とあればいつでも提供可能としている。
 西アフリカでの投与に関してはまだ確認されてないとしている。


Researchers Seek Crucial Tool: A Fast, Finger-Prick Ebola Test  New York Times (米国) 研究者達の求める重要な検査法:エボラの検査に指先の数滴の血液で短時間に判定できる検査法開発が急務

 現在、感染疑い者から採血し、検体を検査が出来る施設まで運び、疑い者がウイルス感染しているかを確認している。
 採血、検体輸送、検査時間などから、現場で簡易に出来る方法ではない。
 特に西アフリカでは実用的とはいえない。

 指先からの数滴の血液で短時間で現場で分析出来る検査方法が確立されることが、エボラ対策にとって急務とされている。

 しかし現状では採血し1時間後に検査結果が得られる方法が開発されてきているが、未だ必要血液量は多く、検査も研究所で行う必要がある。
 指先からの数滴の血液での検査法に関しては、現状では困難なようである。


WHO asks Canada to justify Ebola-related travel restrictions  CIDRAP (ミネソタ大学感染症情報センター) WHO、カナダのエボラ関連旅行制限の理由を質す

Ebola Travel Bans Buy Only Time, Not Safety  BloombergBusinessweek (米国) エボラ流行国からの入国禁止措置は、感染者入国の時間引き延ばしだけで、安全性にはつながらない

 先週カナダは、オーストラリアに引き続き、西アフリカ3カ国からの入国制限を決めた。ビザの発注が止められた。

 裕福な国家が大きな旅行制限を打ち出した政策となっている。
 目的はウイルスの西アフリカからの拡大を防ぐことであるが、多分その目的は達せられないと専門家達は語っている。
 感染者の入国は多少減らすことが出来るかも知れないが、いずれ他の方法等で感染した人々は入国することになる。


Thousands Break Ebola Quarantine to Find Food in Sierra Leone NBCNews.com  (米国) シエラレオーネ、エボラ隔離地域の住民数千人が食料を求めて地域外へ脱出

 西アフリカのエボラ流行国では、多くの地域をエボラ隔離地域にして、家庭内にとどまるように指示されている。政府や国連世界食糧プログラムから食料の配給や他のサービスが行われているが、多くの場所でそうしたサービスが行き届いていない。

Ebola outbreak: Get up to speed  CNN  (米国) エボラ拡大速度が速まる

 西アフリカにおけるエボラの状況をまとめている。
 当ページでは全て既報

 ・WHO事務局長の製薬企業に対する非難声明
 ・UNICEFがスタッフ数を増加
 ・感染者と死者数が増加

Parents' Ebola fears push Catholic teacher to quit USA TODAY (米国) ケニア帰りの教師がエボラを恐れる父母達から辞職に、カソリック学校

 ナッシュビルのカソリック学校
 ケニヤから布教活動で戻った教師が、父母達のエボラ感染の恐怖から辞職に追いやられた。
 ケニヤではエボラは発生していない。

11月4日


感染「疑い」段階で公表 年代、性別、便名など 産経ニュース

 厚生労働省と国土交通省は4日、エボラ出血熱への患者の感染が確定する前の「疑い」段階で、年代や性別を公表する方針を明らかにした。日本に着いた航空機に感染が疑われる乗客が見つかった場合、便名や乗客数なども公表する。これまで疑い段階での公表は控えられてきたが、厚労省は「多数の方が不安にならず、無用な混乱を生じさせないため」としている。

 公表は、空港などで感染が疑われる患者が確認され、血液検査を実施する国立感染症研究所村山庁舎(東京都武蔵村山市)へ検体を搬送する時点で行う。年代や性別のほか、居住する都道府県、国籍、滞在国と症状、滞在国での患者への接触歴を公表。また、航空機の出発・到着地、出発・到着時間も合わせて明らかにする。

 航空機内での患者の座席については「必要に応じ、ほかの乗客に個別に連絡する」としている。

 エボラ熱をめぐっては先月27日、西アフリカのリベリアに滞在していたカナダ国籍の男性が帰国した際、発熱が確認され、都内の指定医療機関に搬送された。検査の結果、男性は陰性だったが、厚労省は男性の搭乗便名などを明かさず、国交省も「厚労省の指示がなければ公表できない」としていた。

 コメント(管理人):疑いとは?明確に定義が必要。


Ebola Kills Sierra Leone Doctor, UN Doubles Staff  ABC News (米国) シエラレオーネ医師死亡、国連スタッフを倍増

 3日に報道されたシエラレオーネ北部のカンビア政府病院の医療最高責任者であるエボラ発病医師、Dr. Godfrey Georgeが死亡したことが発表され、同国で5人目の医師の死亡となった(これまで感染した医師全員が死亡)。

 一方ユニセフは西アフリカのスタッフ数を300人から600人に倍増すると発表した。
 エボラ発病者の20%が小児となっている。

 ユニセフによると学校は閉鎖され、子供達は家からの外出が禁じられ、子供達同士で遊ぶこと許されてない、という。
 彼らの周辺では多くのエボラ死者が出ている。


Duke Hospital patient tests negative for Ebola WCNC (米国) デューク医学センターのエボラ疑い者、検査で陰性
 3日報道されたデュークのエボラ疑い者がウイルス陰性と発表された。

 効果を認めた鼻腔スプレイ方式エボラワクチン、研究費不足で中断
Nose Spray Ebola Vaccine Protects Monkeys NBCNews.com (米国) 鼻腔スプレイ方式エボラワクチン、サルの実験で100%効果を示す

 テキサス大学オースチン薬学部の研究チームが開発。
 通常の風邪ウイルスの一部にエボラウイルス遺伝子を組み込み作製したワクチンは、9匹のサル全てで効果を示し、1年後にも免疫は保持されていた。

 実験は研究費不足から中断されている。

 チームはNBC NEWSに、研究継続のための資金をどこから得るか模索中と語っている。



 エボラ治療の遅れは製薬企業の利益優先姿勢が大きな原因、WHO事務局長

WHO chief: Ebola vaccine was never developed 'because it only affected poor ...The Independent  (英国) WHO事務局長;エボラは貧しいアフリカの国だけで流行していることが、ワクチン開発の遅れである

 エボラが発生してから40年経過しているにも関わらずワクチンが未だないことは、エボラが貧しいアフリカの国でのみ流行しているからだ、とWHOのチャン事務局長が語った。

 WHOの地域委員会でチャン事務局長は、異常なまでの強い口調で製薬企業を非難した。
 現場の医師達が何も有効な治療方法を未だ手にできてないのは、利益優先姿勢にある企業が、支払いが出来ない市場(購入費用を支払えない国)のための商品を開発しないからである、と語った。

 
Ebola Cure Delayed by Drug Industry's Drive for Profit, WHO Leader Says  New York Times  (米国) エボラ治療の遅れは、製薬会社の利益優先姿勢にある、チャンWHO事務局長

 ベニンのコントノウにおける会議でWHOのマーガレット・チャン事務局長は、エボラ治療が未だ遅れている原因は、一つには製薬企業利益優先治療にあると批判し、そして流行国のあまりにも立ち遅れている公衆衛生システムを指摘した。
 他略
 

 *当報道後タイトルはワクチン開発の遅れに変更になった。

EBOLA RESPONSE ROADMAP SITUATION REPORT WHO エボラの現況

 2014年10月31日

 総感染者数 13567人、 総死者数 4951人、 致死率 36%

 他各国の状況





11月3日

Ebola: woman with fever being tested at London hospital The Guardian  (英国) 発熱したエボラ疑い女性、ロンドン病院で検査

 西アフリカと関連ある(西アフリカから最近来た?:訳者)女性が、発熱し南ロンドンの聖ジョージ病院でエボラの検査を受けていると同病院の広報官が発表した。
 しかし英国公衆衛生局(Public Health England )は、女性がエボラに感染している可能性は低いとコメントしているが、予防のためのステップを踏んでいるとしている。


NYC Ebola patient improves; Oregon patient is 'low-risk' for virus Los Angeles Times (米国) ニューヨーク市のエボラ発病医師の状態改善;オレゴン州で疑い者、しかし危険性は低いと当局がコメント

 西アフリカで国境なき医師団の一員として働いていたスペンサー医師の容態は改善していると当局が発表。治療にはブリンシドフォビル(Brincidofovir)が用いられている。
 一方オレゴン州では西アフリカを旅行して帰国後、10月31日に高熱を出している女性がエボラ検査を受けている。11月1日、当局はエボラの可能性は低いと発表した。
 女性は発熱後公共の場に出ていないとされる。接触した数人が検査を受けている。


 隔離命令を無視したナース、思いを語る
Maine nurse gives ground on Ebola quarantine USA TODAY  (米国) メイン州ナース、エボラ隔離命令に譲歩

 西アフリカでエボラ治療に参加し、帰国後21日間の隔離を指示されたナースは、法廷で自分の主張を受け入れられたが、2日、彼女の最終目的は、論争が科学的に行われることであって、政治的目的に終始しないことであると語った。

 法廷で隔離指示の無効性が受け入れられたが、それでも彼女は21日間は町には行かないし、公共の場所にも顔を出さないと記者会見で語った。

 自分は地域社会がこの1週間、この問題で色々と紛糾したことを知っている。私は謝罪したいと思う。
 私は何人かの友達の訪問を受けた。それは実に素晴らしいことだと思っている。

 ナース、Kaci Hickox 、33歳は10月24日、エボラが大流行しているシエラレオーネから帰国したニュウアルクリバティー国際空港(Newark Liberty)でニュージャージー州の隔離テントで3日間隔離された。同州の新たに制定された厳格な法律であるが、それは西アフリカでエボラ治療に関与した医療担当者隔離を決めたものである。
 ナースは無症状であったから27日解放され自分の車でメイン州のカナダ国境に近い人口4000人のフォートケントに向かった。
 しかし、メイン州知事と州政府は彼女に21日間の自宅隔離を命じた。
 ナースはその指示に抗議し法廷闘争に持ち込み、勝利を得た。
 判事は彼女に日々体温を測定すること、旅行する際は公衆衛生当局に知らせること、そして症状の有無を当局に報告することを告げた。(米国CDCの方針:訳者)。
 そして彼女の西アフリカでの行為を賞賛した。

 彼女はいう。
 時には私たちは自分たちの権利のために闘う。でもそれは権利に従って行動しなければならないということではない。
 自分はこの6ヶ月間に、西アフリカで支援対策に従事している人々が帰ってくる度に注視されないことを願う。私のようにメディアで取り上げられることのないように願っている。


Potential Ebola Patient Being Tested At Duke; Results Monday Morning Forbes  (米国) エボラ疑い男性がデュークに搬送

 ノースカロライナ、デューク大学医学センターにエボラ疑いの男性患者が搬送された。

 男性はリベリアから他の国経由でニュウアルクリバティー国際空港(Newark Liberty International 空港)に10月31日到着した。その後ダラム市街を民間バスで回ったとされる。
 11月1日、男性は親戚の1人と落ち合い、ダラム北部の家族の家に入った。
 今朝、高熱を発したため、デューク病院へ搬送され、現在、エボラ患者治療のための隔離室に収容されている。


 米国民、西アフリカからの医療スタッフ帰国時の隔離に70%が支持
NBC/WSJ Poll: 71% Back Mandatory Quarantines for Ebola Health Workers NBCNews.com  (米国) NBCおよびウォールストリート・ジャーナルのアンケート調査:西アフリカでエボラ治療をしていたスタッフの帰国時の一時的隔離を70%が支持している

 西アフリカでエボラ治療に参加していた医療担当者が米国に帰国した際、無症状であっても21日間の隔離に、71%の市民が賛成していて、反対はわずか24%であった。NBCニュースとウォール街ジャーナルが行ったアンケート調査による。
 
 若者層では反対が三分の一、高齢者層では十分の一。
 高等学校、またはそれ以下の学歴群では80%が賛成、大学または大学院卒以上の学歴群では63%が賛成。
 誤差範囲は5.73%。

 調査は10月30日から11月1日の期間。

 コメント(管理人); 米国人の多くがエボラの恐怖を科学的側面からではなく、”エボラ”という言葉から抱いているようだ。米国には文明国民と途上国民が共存しているみたいだ。


 別掲

【主張】 エボラ対策 理性をもって判断したい 産経ニュース 11月1日

 国内の空港でエボラ出血熱の感染が疑われる事例が把握された場合、搭乗機の便名を公表する方針を太田昭宏国土交通相が明らかにした。国民に不安が広がっていることがその理由だという。

 エボラ流行国に滞在していた人が入国時に発熱していれば、直ちに設備の整った病院に搬送し、エボラウイルスの感染の有無を検査する。西アフリカの流行が止まらない現状では、こうした水際の対策は必要だろう。

 ただし、「不安解消」が便名公表などの合理的な理由になるとは思えない。そもそも発熱レベルでの病院搬送事例を公表すること自体、対策として有効かどうか大いに疑問がある。

 米国のニューヨークでは、ギニアでエボラ治療にあたり帰国した国境なき医師団の医師が発熱を認めた段階で、直ちに届け出た事例がある。医師は入院して治療を受けているが、その前日に地下鉄に乗っていたことから地元では一時、大きな不安が広がった。

 だが、エボラウイルスは発症以前なら他の人には感染しない。熱が出ても初期段階なら激しい下痢や嘔吐(おうと)はなく、感染の可能性は極めて低い。医師の行動は非難されるようなものではなかった。

 国境なき医師団も医療支援からの帰国者について「エボラは発症しない限りは感染せず、通常の生活が可能。エボラの疑いがない場合にまで隔離することは適切ではない」との見解を示している。

 新興感染症とはいえ、エボラはすでに病原ウイルスも、感染経路も明らかになっている。アフリカでは過去38年に25回の流行を経験しており、感染を防ぐには何をすべきなのかも分かっている。

 それでも医療基盤が極端に脆弱(ぜいじゃく)化していたり、初期の対応が遅れたりすると、今回のようなアウトブレークを招くことになる。

 ただし日本や米国は西アフリカとは条件が違う。封じ込めは完全に可能だ。それなのに社会が恐怖や不安に過剰に反応すれば、熱が出た人は非難を恐れて医療機関を避け、医療関係者は、帰国してこんな目に遭いたくないと支援を希望しなくなるのではないか。これでは逆効果だろう。

 医療支援を妨げ西アフリカの流行を長引かせるのでは、逆に国内の感染リスクを高めてしまう。どこに力を入れて対策をとるのか。理性をもって判断したい。

 コメント(管理人):科学的エビデンスを背景に分かりやすく正論を唱えている。NHKや他の大手新聞の解説委員にはここまでの見識はない。この内容は社会全体に広めたい。


When A Loved One Has Ebola, How Can You Reach Out Without Touching? NPR (米国) もし愛する人がエボラを発症したなら、触れることなしにどのようにして支えることが出来るのだろうか?

 リベリア、首都モンロビアのエボラ治療施設。倒れ、意識を失った夫の側で立ち尽くす妻



Can a US military Ebola treatment center slow Ebola in one hard-hit city?  Washington Post  (米国) 米軍設営エボラ治療センターは流行拡大中の町のエボラを抑えることが出来るか?

 リベリア、新設エボラ治療センターが、次々と発生しているエボラ患者をどこまで対応できるか、懐疑的論評。

Sierra Leone Doctor Tests Positive for Ebola  ABC News (米国) シエラレオーネ、医師がエボラに感染、同国で5人目

 シエラレオーネの医師がエボラに「感染し発病した。同国で5人目となるが、これまでの4人は全員死亡している。

 医師とナース達が最も感染の危険性が高く、西アフリカではこれまで523人の医療スタッフが感染し半数が死亡している。

UNICEF Worker Rushed to France for Ebola Treatment Voice of America  ユニセフ雇用職員、エボラに感染し、フランスへ搬送


UN Employee Under Treatment for Ebola in France New York Times  (米国) 国連雇用スタッフ、エボラに感染してフランスで治療

 シエラレオーネでエボラ治療に参加していた国連雇用スタッフがエボラに感染したため、パリ郊外の軍用病院へ搬送された。搬送には特殊な輸送機が使用された。
 患者は高度に安全性が保たれた部屋に隔離されている。

 広報官によると患者は他国籍であるとしているが詳細は明らかにしていない。


11月2日

Eluding Ebola: Gear Matters, But Technique Matters More NBCNews.com  (米国) エボラ感染予防:感染予防装具は重要、しかし使用技術の方がさらに重要

 WHOが改訂した予防装具(PPE)の使用に関するガイドラインの改定案は、装具に関しても重要であるが、その装着と脱着のの方法がより重要とされる。

 さらにデボラ患者治療で感染可能性が高い処置は、十分訓練を積んだスタッフがやるべきとされている。
 米国衛生研究所の指導的医師であるフランシス・コリンズ医師は、そういう操作は誰でもできるが。安全に行うための訓練には相当の時間が要するとコメントしている。

WHO updates personal protective equipment guidelines for Ebola response  World Health Organization (WHO) WHO;エボラ治療の場における個人的感染予防装具(PPE)に関するガイドラインを改訂

New York doctor with Ebola improves, nurse reunited with dog  Reuters (国際) ニューヨーク市のエボラ発病医師回復に向かう、回復して退院したナースは隔離中の愛犬と再会

 米国で現在唯一エボラ治療を受けている、西アフリカでエボラ治療に携わっていて帰国後エボラを発症したスペンサー医師の容体が好転していることが、New York City's Bellevue病院当局が発表した。

 一方、先週退院したテキサスのナース、ニナ・パムサン(Nina Pham)は、隔離されていた愛犬と再会、引き取った。
 スペイン、マドリッドでは発病したナースの愛犬は殺処分され、世界的に批判が殺到していた。

ニューヨーク・タイムズ、世界の感性に訴える

Braving Ebola New York Times (米国) エボラに立ち向かう

 リベリアの田舎のエボラ治療施設。患者の治療とケアに日夜尽くす医療担当者、そして苦闘の末回復した患者達。
 その姿とインタビュー : タイムズ専属カメラマンによる写真集

 一部抜粋
ジョージ・ベヤン、34歳、エボラからの生還者
 

 ボクは朝日に祈った
 夕日にも祈った。
 そして夕食の時にも。

  良くなるようにと祈り続けた。

 そして昨日、
  彼らがボクに言ったんだ。
  キミ、もう安心していいよ。
  キミはもう自由さ。

 ボクは踊り回った。
 ボクは跳ね回った。


 スチーブン・ハッチ、45歳、ボストンからの医師


 僕は深夜夢をみる。
   患者として自分が起き上がる姿を。
 僕は夢をみた。
   何も予防衣を着けず、シャツとパンツ姿で病棟に立っている自分を。
 (僕は震えている;訳者補足)

 でも、僕は朝起きて、ここにやってきたい。
 本当にそう思っている。

 僕は思う…。
  僕らは実のところ、彼らを差別しているんじゃないかって。
 心の中で僕はそう思っている。

 マベル・W・ムーサ、27歳、救急ナース


私たちが駆けつけた地域で、
私を見たみんなが恐れた。
患者を殺すの?

ときどき尋ねられる。
脱水予防用の飲み物は毒水ではないかって。
そのため私は彼らに渡す前に必ず飲むことにしている。

私はマスクをしている。
そのため彼らは尋ねる。
患者にはマスクは要らないのって。
その通り、患者もマスクを着けるべきなのだ。





パレス・モマニ、30歳、ケニアからのナース指導者
 

私が病棟に入ると、ナース達と会話を交わす。
患者達はどのように過ごしているの?
加減はどう?
痛みは強いのかしら?

患者達には愛が必要なの。
みんな、安心の言葉を求めているの。
神の存在を信じている人たちには、
神を信じなさいと告げなさい。

ナースはたくさん食べなきゃだめよ。
たくさんの水も飲まなきゃだめ。
患者とはゆっくり、柔らかい声で話すの。
彼らの手を握り、背中をさすりながら。

彼らがあなたの表情を見て安心できるように、あなたはマスクを外したくなるかも知れない。
でもそれをしちゃいけない。


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