10月

第5週(26日~11月1日)

 MERS情報

  サウジアラビア
   同国保健省ページ


 第5週主要情報

11月1日

 ニューヨーク・タイムズ、世界の感性に訴える

Braving Ebola New York Times (米国) エボラに立ち向かう

 リベリアの田舎のエボラ治療施設。患者の治療とケアに日夜尽くす医療担当者、そして苦闘の末回復した患者達。
 その姿とインタビュー : タイムズ専属カメラマンによる写真集

 一部抜粋
ジョージ・ベヤン、34歳、エボラからの生還者
 

 ボクは朝日に祈った
 夕日にも祈った。
 そして夕食の時にも。

  良くなるようにと祈り続けた。

 そして昨日、
  彼らがボクに言ったんだ。
  キミ、もう安心していいよ。
  キミはもう自由さ。

 ボクは踊り回った。
 ボクは跳ね回った。


 スチーブン・ハッチ、45歳、ボストンからの医師


 僕は深夜夢をみる。
   患者として自分が起き上がる姿を。
 僕は夢をみた。
   何も予防衣を着けず、シャツとパンツ姿で病棟に立っている自分を。
 (僕は震えている;訳者補足)

 でも、僕は朝起きて、ここにやってきたい。
 本当にそう思っている。

 僕は思う…。
  僕らは実のところ、彼らを差別しているんじゃないかって。
 心の中で僕はそう思っている。

 
Judge rejects Ebola quarantine for Maine nurse Fox News (米国) メイン州、西アフリカから帰国ナースの隔離、法廷は必要なしと判定

 西アフリカでエボラ治療に参加して帰国後、メイン州」で隔離されたナースが州の指示に従わなかったと州から訴えられていたが、裁判所は州の訴えを退け、ナースの隔離の必要性はないと判断した。判断はあくまでも科学的根拠に基づいたものとされた。


Canada to stop processing visas from Ebola hot spots in West Africa CNN  (米国) カナダ、西アフリカからの入国者へのビザ発給を停止に

 カナダ政府は西アフリカに滞在した外国人へのビザ発表を停止すると発表した。

 カナダ人には適用されないが、西アフリカの医療担当者にも適用されない。


The Ebola Hysteria New York Times (米国) エボラ・ヒステリー (またはエボラパニック)

 米国では9人のエボラ患者を治療し、1人の例リベリア人移民以外治癒した。
 しかし間違いなくエボラパニックは起きたが、それは我々の政治のどこが悪く、対策のどこが悪いのかを問題として強調する結果になっている。

 我々はウイルスと戦っているというよりも、一部の政治家や無責任なメディアにより煽られた社会的ヒステリーと戦っていると言った方が良い。

 エボラがパンデミックとなることを防ぐ最善の方法はウイルス発生の元を絶つことである。すなわち西アフリカでの流行を抑えることである。そこでは数千人が死亡し、さらに数千人が発病している。
 しかし流行国では自力で流行を抑えることは出来ない。
 世界銀行総裁のJim Yong Kim氏は、10月28日次のように語った。
 「我々は海外から常に少なくとも5000人の保健医療担当者が必要だ」
 このことは西アフリカ以外の国、米国も含めて、から多くの保健医療担当者が必要なことを意味している。
 
 事態を知った我が国の保健医療専門家達は雄々しく呼びかけに応じて西アフリカに向かう。自らの命の危険性を冒しながら、患者の生命を救うため、そしてエボラが世界中に拡大することを防ぐためである。

 しかしどうだろう。彼らが帰国すると中に、危険回避のために隔離されている例がある。検査でウイルスが陰性だったとしてもである。(エボラは感染者が症状を出さない限り周辺には感染を起こさないのであるが)。

 以下略。


Judge says nurse who treated Ebola patients does not have to be fully quarantined Washington Post (米国) メイン州、法廷はエボラ治療後帰国したナースの完全な行動制限は必要なしと

 行動制限の必要はないが、旅行する際は公衆衛生当局に連絡すること、日々の健康観察は継続すること。
 ナースの申し立ては法廷で同意された。


Judge rejects strict limits on US nurse who treated Ebola patients Reuters  (国際) 西アフリカでエボラ患者治療に関わって帰国したナースの隔離、法廷で必要なしの判断、メイン州
 
 西アフリカ、シエラレオーネで国境なき医師団の一員としてエボラ患者の治療に参加していたナース、 Kaci Hickox's は、メイン州の規則に従って、21日間の隔離に置かれたが、それは違法であると訴訟を起こした。
 この訴訟は、メイン州とそうした対策に反対する連邦政府のバトルの場ともなった。
 ナースは検査でも陰性で健康的に何ら異常はない。
 ナースの法廷での勝利は、米国全州のエボラ対策に大きな影響を与える。

31日

 サウジでMERSが拡大の可能性
Saudi Arabia finds six new MERS cases as outbreak grows  Reuters (国際) サウジアラビア、1日で新規6例のMERSを報告、流行が拡大の可能性

 この数ヶ月間、初めて1日で6例のMERSをサウジ政府は発表したが、MERSの流行拡大が危惧されている。当局は医療機関の感染対策に問題があるとしている。

 10月に入ってからサウジでは32例のMERSを確認しているが、その多くは首都リヤドとタイフに集中している。しかし感染者数の数は数はこの4月と5月に発生した数百人に比べると遙かに少ない。

 日本国内エボラ収容病院の実体
エボラ指定医療機関 82%が「準備不十分」 NHK

 エボラ出血熱の感染が西アフリカを中心に広がるなか、国内で患者を治療する全国の「指定医療機関」のほとんどで、治療に当たる医療スタッフへの研修が不足しているなど、患者の受け入れ態勢が十分ではないことが、NHKのアンケート調査で分かりました。

エボラ出血熱は、感染症法で最も危険性が高い「一類感染症」に指定され、感染の疑いがある患者は全国45か所の「指定医療機関」で治療を受けることになっています。
NHKは先週、全国の指定医療機関を対象に患者の受け入れ態勢についてアンケート調査を行い、39の医療機関から回答を得ました。この中で、患者を受け入れるための準備について尋ねたところ、全体の82%に当たる32の医療機関は、「準備が十分ではない」と回答しました。
その理由について複数回答で聞いたところ、「治療に当たる医師・看護師などへの研修が不足」が全体の75%と最も多く、次いで、「患者の受け入れを想定した訓練が実施できていない」が53%、「防護服など、医療スタッフの感染防止用の備品が不十分」が38%などとなっています。
このほか、「医療スタッフは通常の医療で忙しいため、有事の際は人手の確保が必要だ」とか、「防護服などを国の責任で十分供給してほしい」などと対策を医療機関任せにするのではなく、国が率先して調整や支援を行うべきだといった意見もありました。
アンケートの結果について、感染症対策に詳しい川崎市健康安全研究所の岡部信彦所長は、「多くの指定医療機関が不安を感じている状況がうかがえる。危機管理には、人・物に投資する必要があり、感染症の専門家の配置や、十分な数の防護服などを配備する必要がある」と話しています。
.

指定医療機関ない県では

エボラ出血熱の患者を治療する「指定医療機関」がない全国9つの県では、患者が確認された際の対応に不安を感じています。
鹿児島県には国際線が発着する鹿児島空港がありますが、患者が確認された場合に治療に当たる「指定医療機関」はありません。
最も近い指定医療機関は鹿児島市からおよそ170キロ離れた熊本市の市民病院ですが、車で3時間以上かかるうえ、具体的な搬送手段はまだ決まっていません。
県内4つの保健所には感染症の患者を搬送する専用の車が配備されていて、活用が検討されています。この車には、運転席と後部座席が厚手のカーテンで仕切られているほか、患者が外気に触れないようにするため、カプセル型のベッドを乗せることができるようになっています。
鹿児島県と鹿児島市は来月4日に緊急の会議を開いて、誰が患者を搬送するのかや医師を同乗させるのかなど、具体的な運用方法について検討することにしています。鹿児島市保健所の兒島淳子保健予防課長は「患者が確認されれば、遠く離れた指定医療機関に運ばなければならず、搬送中に容体が変化した場合はどう対処すればいいのかなど、多くの不安や課題があるが、今後、県と相談を重ねて態勢を整えていきたい」と話しています。}

 コメント;8月から世界的にエボラは問題となっており、9月に入って国連、WHO、国境なき医師団は、すでに制御できない状態であると世界に発表、それは国際的情報として米国を中心に英語圏内で大々的に報道された。そして9月末には米国で初の発病者が確認、ダラスパニックが起きた。
 そういう流れの中で、日本の公的保健業務担当部署は何も情報収集をしてなく、何も対策を考えてなかったとしたなら、明らかに公務員としての不作為となる。**ド**ウ。


Maine Officials Fail to Reach Compromise With Nurse Over Ebola Quarantine New York Times  (米国) メイン州、隔離について告訴したナースと和解に失敗

 メイン州知事は、シエラレオーネでエボラ患者治療に参加してきたナースを隔離としたが、対策を告訴したナースとの以下の和解に失敗した:散歩、ランニング、サイクリングは許すが、一般市民との接触は禁ずる。
 昨日の記事を参照。

 空港から即隔離されたが、それを無視してサイクリングするナース


30日

エボラ陰性の男性が退院…改めて陰性を確認 読売新聞

 厚生労働省は30日、エボラ出血熱が疑われ検査で陰性が確認された40歳代の男性が同日未明に退院したと発表した。

 同省によると、男性は今月27日、検疫法に基づき、エボラ出血熱患者の受け入れ先の一つである国立国際医療研究センター(東京都新宿区)の隔離病棟に入院したが、28日には体温が36度台となり、その後も容体は安定していた。国立感染症研究所で2回目の遺伝子検査をした結果、29日夕に改めて陰性であることを確認。同省は隔離を解除し、退院となった

Dozens Of Volunteers Have Come Back Safe From Ebola Hot Zone  NBCNews.com  (米国) 米国、エボラ流行国で支援活動をしていた数十人のボランティアが帰国、感染者はいない
 
 国境なき医師団や国際医療団体は151人をエボラ流行国へ派遣していたが47人が帰国した。感染者は出ていない。
 オバマ大統領は、世界は以前よりもあなた方を必要としているとして賞賛の声を送った。

 また大統領は米国は数百人の支援者をエボラ流行最前線に送っている。彼らは帰国時に適切に処遇される価値がある。彼らはヒーローなのだろか、と語った。

 151人中エボラに感染したのは、SIM’s Nancy Writebol 、 Dr. Rick Sacra, Dr. Kent Brantly of Samaritan’s Purse, Dr. Craig Spencer of Doctors Without Borders 及び詳細が公表されてないWHOで働いてたスタッフ。


 米国、西アフリカからの帰国者に対する隔離対策が各地でトラブルに
Connecticut girl barred from school amid Ebola fears; family sues  CNN (米国)  コネチカット州、アフリカ旅行帰りの少女が21日間の登校禁止、両親が訴訟に

 家族の結婚式のためにナイジェリアのラゴスに旅行して帰国した3年生の少女が学校側から3週間の登校禁止を言い渡された。
 家族は反発して訴訟に。

 コメント(管理人);10月21日、ナイジェリアはエボラ封じ込め宣言を行ったばかりだ。

State of Maine, nurse who went to Africa at odds over Ebola quarantine CNN (米国) メイン州、西アフリカ医療支援帰りのナース、エボラ隔離に対して不服申し立て

 27日、国境なき医師団で働いていた女性がニュージャージーのNewark空港に到着後、即隔離のために輸送された。
 女性は10月上旬シエラレオーネの国境なき医師団で働いていた。

 彼女の健康に異常はなく、また彼女は2度エボラの検査をして陰性だったという。
 彼女の代理人の1人の弁護士は、CNNに対して、彼女に対する州の対応は医学的事実に基づいてなく、不安と虚構に基づいたものだ、と語っている。


Why US Ebola patients seem to be recovering faster CNN  (米国) 米国のエボラ患者はなぜ速やかに回復しているのか?

 海外では半数前後が死亡しているのに、米国では速やかに回復しているのはなぜか?

 アトランタのエモリー大学付属病院の医師は理由は明確ではないと語るが、他の専門家達は以下のような答えを出している。

 ・若い患者は回復が早い
 ・米国で最強の医療機関で対応した。ウイルスは極めて攻撃的に侵襲し続ける。
 ・対応の速度。患者は極度に水分を失う。水分、電解質補給の速度が重要。
 ・輸血は効を奏する可能性。
 ・実験的治療薬も効を奏する可能性、しかし立証されてはない。
 ・予防装具は感染可能性を減ずる。担当医療スタッフのばあい。


 リベリア、エボラ感染者数が初めて減少に転じている可能性、WHO

Finally, some good news in Liberia: WHO says rate of new cases appears to be ...  Washington Post (米国) やっと、いくつかの良いニュースがリベリアに現れる、WHO新規ケースが減少しだしている可能性

 埋葬される数、検査で確認される数、一旦ウイルスが消失した地域の再感染の数が減少。
 このような状況はリベリアでエボラが流行して以来初めてのことである。

Ebola May be Slowing in Liberia, WHO Says New York Times  (米国) リベリア、エボラ感染者数が減少の可能性、WHO

 WHOによるとエボラ患者の埋葬数と検査で確認された患者数が減少していると発表された。
 しかし一時的現象で、再び増加する可能性もあるので要注意とされる。

29日

エボラ出血熱:オバマ氏、強制隔離批判 治療環境整備を強調  毎日新聞

 オバマ米大統領は28日、エボラ出血熱への対応について「医療従事者が(感染流行国の)最前線に行くことを妨げたくない」と述べ、医師や看護師らが西アフリカでエボラ熱の治療にあたることができる環境整備が重要と強調した。帰国後の「強制隔離」など厳しい防疫対策を導入した一部州の対応を批判した発言で、「科学的根拠に基づかないことをすれば重要な仕事の障害になる」と指摘した。

 米政府は27日、エボラ熱治療にあたった医療従事者の帰国後の対応について統一的な新指針を発表。十分な防護策を講じずに治療するなど感染の危険度が高い場合に限って自主的な自宅待機措置を促している。これに対し政府指針より厳しい「強制隔離」を導入したニュージャージー州は制限緩和を拒否し、政府と対立している。

 ◇看護師が退院

 一方、テキサス州ダラスで感染が確認されたリベリア人男性(8日に死亡)を治療して感染し、15日に隔離された看護師、アンバー・ビンソンさん(29)が28日、ジョージア州アトランタの病院を退院した。米国内では男性から感染した別の看護師、ニナ・ファムさんが24日に退院しており、2次感染した2人はともに治療を終えた。

 ビンソンさんは今月中旬、感染の兆候がありながら米疾病対策センター(CDC)の許可を得て民間機に搭乗していたが、これまで3次感染は発生していない。現在、米国内での発症者はギニアで治療にあたり帰国後に感染確認され、ニューヨーク市の病院で治療中の医師、クレイグ・スペンサーさんだけとなった。}


エボラ熱との闘い、医療ワーカーの増員は「急務」-WHO ブルームバーグ

 10月28日(ブルームバーグ):西アフリカで広がっているエボラ出血熱の猛威を抑えるには、数千人の増員が「急務」であり、感染拡大と闘うボランティアや支援ワーカーの各国政府による隔離措置がエボラ熱との闘いを阻害する恐れがあるとの見解を、世界保健機関(WHO)が示した。

 米ニューヨーク市で先週、医師の感染が報告されたことを受け、ニューヨーク州のクオモ知事とニュージャージー州のクリスティー知事は共に、感染地からの帰国者全てを対象に21日間の隔離措置を適用する方針を示した。オーストラリア政府は28日、感染地の国々からの渡航者に対する査証(ビザ)の発給を一時停止することを明らかにした。WHOはこれらの対策について、逆効果となる可能性があると指摘する。

 WHOのタリク・ヤシャレビチ報道官は同日、ジュネーブでの説明会で「引き続き医療ワーカーが必要とされている。彼らは対策の鍵を握っている。これらの人々は帰国した際に国民から汚名を着せられるような扱いを受けるべきではない」と述べた。

 WHOによれば、感染が最も拡大しているリベリアやシエラレオネ、ギニアの3カ国での死者の埋葬のために最大10人構成のチームがさらに230チーム必要とされている。 WHOは、12月までの60日間に感染者の70%を隔離し、死者の70%を安全に埋葬することを目標としている。


Australia bans travel from Ebola-hit countries; US isolates troops Reuters  (国際) オーストラリア、エボラ流行国からの入国を禁止に:米国、西アフリカでの業務を終えた兵士を基地内に隔離

 オーストラリアは西アフリカのエボラ流行国、シエラレオーネ、ギニア、リベリアからの入国者へビザを発行しないと決めた。先進国で初の決定となる。

 コメント:オーストラリアは観光で入国を希望する場合でもビザが必要である。

Cuomo Softens Tone in Outline of Ebola Plan Amid Criticism New York Times (米国) ニューヨーク知事、多くの批判を浴びエボラ隔離対策を緩和

 当初西アフリカでエボラ患者と接していた医療スタッフは、ケネディー国際空港に到着後21日間隔離としていたニューヨーク州であったが、隔離場所は自宅も含めて本人の希望によって決めることが出来ると変更。

 専門家は、エボラは症状がない限り感染はしないので、入国後の隔離対策は公衆衛生学的にも人道的にも問題があると批判していた。

Supportive care may help American Ebola patients survive  USA TODAY  (米国) 米国のエボラ生存者は、充実した支持療法が効果を奏した可能性

 米国でエボラ治療を受けた患者は7人が生存した。
 多くの指導的専門家は何が功を奏したのか驚いている。
 西アフリカではWHOによると死亡率は79%とされる。
 
 29歳のビンソンさんは28日、アトランタのエモリー大学病院を退院した。彼女は米国で初の発病者となったリベリア帰りのダンカン氏の治療がダラスのTexas Health Presbyterian Hospitalで行われていた際にナースとして参加していて感染した。
 彼女は、やはりエボラ患者であったが治癒したケント・ブラントリーからの輸血が行われてた。同様に回復者のナンシー・ライトボールからも提供があったが、使われたのはブラントリーからの血液だった。
 ブラントリー氏は他の患者にも血液を提供している。専門家は回復者の血液中には抗体が多く含まれていて、投与することで効果を発揮する可能性があると考えている。
 ビンソンの部下のナースである26歳のニーナ・ファムもダンカン氏の治療に際して感染したが、先週NIH(国立衛生研究所)から退院した。彼女もブラントリーから血液を提供されている。
 ヨーロッパでも少数であるがエボラ感染者がいて多くが回復している。スペインでは残念ながら2人の神父が死亡したが。

 なぜ欧米で治療を受けた患者の多くが生存しているかについては、ある意味では容易に理解出来る。
 生存者が治療を受けた病院は最も最新の病院で、最も危険な感染症に対処できる設備を兼ね備えている。

 西アフリカでは多くの患者が病院で治療を受けることが出来ない。さらにリベリアの場合、病院のベッド数は患者5人に対して1床に過ぎない(WHO)。
 エボラ治療センターには十分な感染予防衣はなく、さらに水道や石けんすらない場所もある。
 これまで約450人の医療スタッフが感染し、。そのうち244人が死亡している。
 全体としては1万人以上の発病者と5000人近い死者が確認されている(WHO)。
 
 米国の研究によると、エボラ発病者の当初の健康状態と栄養状態が良いとエボラから回復する可能性が高いとされる。さらに若い人や、回復者からの輸血を受けた人も回復しやすいとされる。

 アトランタのエモリー大学付属病院は4人を治療し、全員治癒した。: Vinson, Brantly, Writebol 、詳細非公開患者t
 またネブラスカのオマハ医学センターも2人を治療し、二人とも治癒した。:Sacra、 Mukpo
 (他にNIHでナースのニーナ・ファムも治癒している)。
 合計7人の回復者、死者はダラスのダンカン氏だけ。
 
 上記の2病院は米国内でも優秀なICUが付属している。
 大量の脱水や電化質喪失に対する治療、血圧を保持する各種の方法、疼痛対策、さらに感染症対策など。

以下略


28日


CDC says people at high risk for Ebola should stay home USA TODAY (米国) CDC、エボラ発症危険性の高いハイリスクの人は家庭で自己隔離に

 CDCが示したエボラ流行国からの入国者に対する新規ガイドライン;

  ハイリスク群:エボラ患者のケア中に針刺し事故にあった、またはエボラ患者を感染予防衣なしで家庭で介護していた家族員。21日間家庭で自己隔離。旅行、航空機搭乗は不可。

  中等度リスク群:エボラ治療施設で働いていたが感染予防装具を身につけていた医療スタッフ。地域の保健当局が健康監視(日に2回体温測定)、旅行に関しては地域保健当局が決める。

  ローリスク群;エボラ流行地に行ったが、患者には接触していない。体温や症状をモニターすべきであるが、旅行制限はない。

5-Year-Old Boy In NYC Tests Negative For Ebola Huffington Post (国際) ニューヨークのエボラ疑い5歳男児、検査で陰性

 ニューヨーク市Bellevue 病院に隔離されていたエボラ疑いの5歳男児は検査で陰性であると当局が発表。

 サウジアラビアのMERS発病者数が増加
Rise in MERS cases prompts Saudi warning to residents Reuters (国際) サウジ、MERS発症者の増加に市民へ警告

 9月に入って以来、サウジにおけるMERS発症者が増えていることから、同国保健省は市民に警戒を呼びかけた。

 保健省によると今月に入って23人の発病者が確認されている。9月には12例が確認されていて、2012年に始めてMERSが確認されて以来、累積777人の発病者、そして死者数が331人となっている。
 他の国では中東、ヨーロッパ、極東、米国で発病者が確認されているが、多くはサウジアラビアで感染している。

US isolates soldiers after Ebola response mission in West Africa  Reuters (国際) 米国、西アフリカで業務を終えた兵士達を隔離に
 西アフリカから戻った兵士達は基地内で隔離される。
 現在はイタリアのVicenzaの基地から派遣された兵士達が、再び同基地に戻り、基地内で隔離されて生活している。

New federal Ebola guidelines issued in US after criticism from UN The Guardian (英国) 国連の批判を浴びた後に、改定米国連邦エボラガイドライン発表

 発生国で支援にあたっていた医療担当者が帰国後一定期間隔離されるなどの指示に対して国連から強い批判を浴びた連邦保健当局の新ガイドラインが発表された。
 無防備でエボラ患者に接したり、誤って注射針を刺した場合などは、帰国後自宅に隔離される。西アフリカでエボラ患者に接してきた医療スタッフは21日間、地方保健当局に健康状態をモニターされる。

 ニューヨーク5歳男児がエボラ疑いで隔離入院-->検査でウイルス陰性
5-Year-Old in New York Is Being Tested for Ebola New York Times  (米国) ニューヨーク、5歳男児がエボラ検査に

 ギニアからニューヨークに帰国した男児がエボラ様症状を呈しているとの理由で、Bellevue Hospital Center に26日夜(現地時間)隔離入院された。ウイルス検査は施行中。
 家族も隔離されている。

 羽田で隔離されたカナダ人男性はエボラ陰性
発熱の男性はエボラ熱検査で陰性 関係閣僚会議を開催  47NEWS

 厚生労働省は28日、エボラ出血熱が流行している西アフリカに滞在し、27日に東京・羽田空港で発熱が明らかになったカナダ国籍の男性ジャーナリストは血液検査でウイルスが検出されず陰性だったと発表した。

 念のため国立国際医療研究センター(東京都新宿区)に入院し、経過観察を続ける。

 また、安倍晋三首相、塩崎恭久厚生労働相らは28日午前、首相官邸で関係閣僚会議を開き、今後の国内対策を確認する。

 男性はリベリアに8月18日から約2カ月間、エボラ熱の取材で滞在。10日ほど前に西アフリカを出て、ベルギーなどを経由し、ロンドン発の全日空便で27日午後、羽田空港に着いた。


27日

 リベリアから帰国の男性、微熱を呈して成田から国際医療センターに

リベリア滞在の男性発熱 エボラウイルス検査へ  NHK

 西アフリカのリベリアに滞在したあと、27日、羽田空港に到着した男性が発熱の症状を訴え、厚生労働省は男性を新宿区の国立国際医療研究センターに搬送するとともに、採取した血液などを東京の国立感染症研究所に送りエボラウイルスを含めて何らかの病気に感染していないか詳しい検査を行うことにしています。
厚生労働省によりますと、男性はこれまでのところ、患者などとの接触は確認されていないということです。

厚生労働省などによりますと、27日午後4時ごろ羽田空港に到着した男性が、発熱の症状を訴えたということです。
警視庁などによりますと、男性は40代のジャーナリストとみられ、西アフリカのリベリアにことし8月から2か月間滞在したことがあり、ベルギーやイギリスを経由して、羽田空港に到着したということです。
男性は到着時に37度8分の熱があり、念のために新宿区の国立国際医療研究センターに運んでいるということです。
厚生労働省は、エボラウイルスが国内に持ち込まれるのを防ぐため、今月24日からすべての入国者を対象に検疫所でエボラ出血熱の発生国のリベリアなど4か国に最長の潜伏期間にあたる3週間以内に滞在していないか確認するとともに、入国審査の際にも再度滞在歴を確認しています。
そして滞在歴のある人については検疫官が個室で聞き取り調査などを行い、感染が疑われる場合は指定医療機関に搬送しています。
この男性についても西アフリカに滞在した経験があり発熱の症状があったことから、男性から採取した血液などを東京の国立感染症研究所に送りエボラウイルスを含めて何らかの病気に感染していないか詳しい検査を行うことにしています。
厚生労働省によりますと、男性はこれまでのところ、患者などとの接触は確認されていないということです。
国立感染症研究所によりますと、検査は男性の血液などにウイルスの遺伝子が含まれているかどうかをPCRと呼ばれる検査法などで調べるということです。
検査には数時間かかるということで、27日夜中には結論が出るということです。

 コメント(管理人):男性は今月18日にリベリアを発ち、ヨーロッパ経由で帰国したとされる。リベリアでウイルス感染したとしたなら、潜伏期間は11月8日前後までとなる。


リベリアからの帰国男性 エボラ熱か検査へ 10/27 19:36更新 読売テレビ NEWS&WEATHER

 {羽田空港で微熱があるリベリアからの帰国男性。念のため、エボラ出血熱感染かどうか検査へ}

 コメント(管理人):ジャーナリストとされ、37℃台の微熱とされるが、まずエボラの可能性はない。西アフリカからヨーロッパを回ったとされるが。こうした速報的報道がでるのは、日本もエボラパニックに陥る状況なのかも知れない。


 米国エボラパニック

Cuomo, Christie clarify policy on Ebola health worker quarantines CNN (米国) ニューヨーク、ニュージャージー州知事、エボラ支援活動ボランティア帰国後の隔離対策を明確

 エボラ支援活動をアフリカで行い帰国した医療スタッフが、現地で患者に接していた場合、帰国後何も症状がなければ21日間自宅で自己隔離とした。26日の決定であるが、24日、両州知事は21日間病院での隔離を指示していたがオバマ政権は内容を変更するように働きかけていた。
 自宅隔離中対象者は日に2回体温をチェックすると決められている。
 もし発熱などの症状があった場合、病院の隔離室へ運ばれ、新規マニュアルに沿って対処される。
 エボラ流行地域から帰国したが、エボラ患者と接触しなかった場合は、ケースバイケースとされる。


NY州がエボラ隔離緩和…兆候なければ経過観察 2014年10月27日 13時38分  読売新聞

 ニューヨーク州のクオモ知事は26日、西アフリカでエボラ出血熱の治療などにあたり、同州内に戻った医療関係者の強制隔離について、発症の兆候がなければ医療機関には隔離せず、自宅で21日間経過を観察する方針を発表した。

 経過観察中の外出はできないが、自宅では家族が一緒に過ごすことも認める。

 同州と隣のニュージャージー州は、ニューヨーク市で米国人男性医師がエボラ出血熱を発症した翌日の24日、リベリア、シエラレオネ、ギニアの3か国でエボラ出血熱の治療にあたった医療関係者が両州の空港から入国する場合、症状の有無にかかわらず、医療機関または自宅で隔離する方針を発表した。

 ただ、この措置を巡っては、ニュージャージー州で、シエラレオネから帰国した女性看護師が医療機関に隔離され、「非人道的だ」などとして州当局を激しく非難。米紙ニューヨーク・タイムズなどによると、オバマ政権もニューヨーク州などに対し、極端な隔離措置を取りやめるように働きかけていた。


西アフリカから帰国の米看護師、隔離で「犯罪者扱い」と当局批判 時事通信

 {【ニューヨークAFP=時事】西アフリカでエボラ出血熱患者の治療にあたり、帰国後に隔離されている米国人の看護師が25日、まるで「犯罪者」のように扱われたとして、自身に対する空港などの対応を厳しく批判した。
 緊急医療援助団体「国境なき医師団」の職員としてシエラレオネで活動していたケーシー・ヒコックスさんは24日、米ニュージャージー州のニューアーク・リバティー国際空港に到着。現在はエボラウイルスの潜伏期間とされる21日が経過するまで、病院で隔離されている。

 同州とニューヨーク州で、西アフリカでエボラウイルスの感染者と接触した可能性がある医療従事者が入国する際の隔離が義務付けられたのは同日から。ヒコックスさんは最初の隔離対象者となった。
 ヒコックスさんは米紙ダラス・モーニング・ニュースへの寄稿の中で、「他の人に私と同じ経験をしてほしくない。私に続いて帰国してくる人たちのことが心配だ」と述べた。「西アフリカでエボラと闘ってきたと申告した医療従事者たちが空港でどのような扱いを受けるか心配している。彼らも私と同じように無秩序による混乱や(他者の)恐怖心、隔離を経験するのではないかと心配している」

 シエラレオネから2日かけてニューアーク・リバティー国際空港に到着したヒコックスさんは検疫所に案内され、入国管理官とみられる白い防護服に全身を包んだ男性からまるで犯罪者を相手にしているように大声で質問を投げかけられ、その場に3時間もとどめられた。
 空港では、西アフリカから帰国した医療関係者に対応する担当者が決まっておらず、誰もヒコックスさんをどうすればいいか把握していないようだったという。
 ヒコックスさんの体温は到着時には36・7度と平熱だったが、気が動転して興奮したためか到着から4時間後の検温では38・3度と発熱が疑われ、うちひしがれていたヒコックスさんはさらに3時間にわたって部屋に一人で置いておかれた。

 その後、病院に連れていかれた際には合わせて少なくとも8台の警察車両がサイレンを鳴り響かせ、ランプを点滅させながら車列を作った。こうした中でヒコックスさんは、一体自分が何の悪事を働いたのだろうと頭を悩ませ、これから帰国してくる多くの同僚たちが、自分と同じ目に遭うのだろうかと不安に思ったという。
 病院に到着後の検温ではヒコックスさんの体温は平熱に戻っており、エボラウイルスの感染を調べる血液の初期検査でも陰性だった。

 コメント(管理人):様々な専門家からの批判、ホワイトハウスからの批判などで、現在、隔離は自宅に変更された。無知な市民、議員などの過剰な不安感が行政の対策をゆがめた。CDCの意見にも耳を貸さなかった。


NY州が強制隔離緩和 エボラ熱、人権侵害批判も 47NEWS 

 米ニューヨーク州のクオモ知事(民主党)は26日、西アフリカでエボラ出血熱患者の治療に当たった医療関係者を21日間強制隔離する措置を、自宅からの外出禁止措置に緩和すると発表した。ニューヨーク・タイムズ紙によると、強制隔離は「非科学的で拙速」だとして、オバマ政権が撤回を促していた。

 一方、シエラレオネから24日帰国しニュージャージー州で隔離された女性看護師は、CNNテレビとの電話で「全く容認できない極端な措置で、基本的人権の侵害と感じた」と非難。弁護士は法的措置に訴える考えを表明するなど、強制隔離への批判が高まっていた。

As Ebola Spreads, Asia Senses Vulnerability  New York Times  (米国) エボラ拡大により、アジアの感染脆弱性が浮き彫りに

 10年前のSARS流行で香港には感染予防対策が施された多くの部屋が用意されていて、多くの医療関係者はエボラがきても安心であると誤解している。

 以下略

Under Pressure, Cuomo Says Ebola Quarantines Can Be Spent at Home  New York Times (米国) ニューヨーク市長、社会的強い批判により 隔離は自宅隔離にすることに変更
 
 西アフリカで人道支援の一環としてエボラ患者のケアにあたった医療スタッフが米国に帰国時 ニューヨークケネディー空港に到着した場合、即21日間の隔離が行われるとニューヨーク州知事は指示を出していたが、ホワイトハウスや医学専門家達から強い批判の声が上がったことから、知事は隔離は自宅にすると変更し、隔離期間に失う収入は保証すると発表した。


White House Presses States to Reconsider Mandatory Ebola Quarantine Orders New York Times  (米国) ホワイトハウス、帰国医療スタッフの一時隔離を施行中各州に再考を促す


 アフリカ帰りのナース、ニュージャージーの規則で空港から隔離。「隔離されている状態は許されないし、基本的人権が剥奪された思い」
Nurse describes Ebola quarantine ordeal: 'I was in shock. Now I'm angry' CNN (米国) アフリカから帰国し隔離されたナース、隔離は厳しい試練であり、今、私はショックを受け、そして怒りの気持ちを抑えられない

 ニュージャージーで西アフリカのボランティア的医療支援をして帰国したナースは、数日前に同州で定めた規則により、21日間の隔離状態に置かれている。検査でエボラは陰性である。
 CNNの取材に次のように答えている。
 「この状態は非常に極端な行為であり、また現実的に受け入れることは出来ない。自分の人としての基本的権利が奪われたように感じる」
 ナースはCNの番組でそのように話した。


New York Doctor With Ebola 'Looks Better': Official Says NBCNews.com (米国) ニューヨークのエボラ治療医師、状態はよく見える、当局語る

 市長は電話で患者と話して状態は昨日用も良いように見えるとコメント。
 
 一方、西アフリカでエボラ治療を行って帰国した間にも何も症状のないボランティア的医療スタッフに、囚人的隔離を行うことに国立アレルギー感染症センターのファウチ長官は、度を超した対策であると警告している。


26日

Ebola-Infected Doctor's Fiancee Back in Their Home ABC News  (米国) エボラ発症医師の婚約者、自宅での自己隔離に

 エボラ発症スペンサー医師の婚約者は隔離されていたニューヨーク市立病院での隔離から解放され自宅に戻った。彼女は11月14日まで自宅での隔離が行われる。
 スペンサー医師はマンハッタンのBellevue 病院に隔離され治療を受けている。

Politics|Panel's GOP Chairman Steps Up Criticism of Ebola Response New York Times (米国) 共和党、オバマ政権のエボラ対策の批判を強める

 感染予防対策が不十分である。

US Ebola fighters head to Africa, but will the military and civilian effort be ... Washington Post  (米国) 米国のエボラ鎮圧隊がアフリカへ、しかし軍人と市民によるボランティア部隊で十分だろうか?

 この2,3日、数百人の米国人がリベリアへ向かった。さらに数千人が向かう予定である。

 部隊は医師、ナース、科学者、兵士、飛行士、技術者、メカニクス、そしてエンジニアから構成されている。
 多くはNPO、またはNGOからのボランティアである。医師やナース達は無名の米国公衆衛生サービスからの派遣。ほとんどは軍隊の兵士である。
 以下略

More Than 10000 Africa Ebola Cases, Health Agency Says  New York Times (米国) 西アフリカ、エボラ感染者1万人を越える、WHO
 WHOによると25日、報告されたエボラ総感染者数は10141人、総死者数は4922人となった。
 27人が西アフリカ以外の感染者で、3人以外の死者が西アフリカ以外とされる。
 
New Ebola Quarantine Protocol Seen as Barrier to Volunteers  New York Times (米国) 新規エボラ隔離対策は西アフリカへの医療支援ボランティアへの障害となる可能性

 ニューヨーク州、ニュージャージー州における西アフリカから帰国する医療ボランティアの3週間隔離になる批判。
 ニューヨーク州に帰国してエボラを発病した医師が確認されてから、当局の過剰判断ともいえる対策が論議。


Few details offered on quarantines over Ebola, drawing criticism from nurse  Fox News (米国) 西アフリカから帰国のナース、21日間の隔離について十分説明を受けていないと抗議

 隔離に関して十分説明を受けていない上に犯罪人のような扱いを受けたと抗議。
 同ナースの所属する国境なき医師団も、このような措置は意味がないと抗議している。非常に大ざっぱな考えに基づいた措置であると評している。

 
Experts: Quarantines may dissuade Ebola volunteers  USA TODAY  (米国) 専門家:隔離対策は、ボランティアにエボラ支援に向かうことの抑制効果につながる

 西アフリカでエボラ対策の支援活動を行っているボランティアが米国に帰国時に3週間の隔離を受ける政策は、エボラ支援に向かうボランティアの抑制効果につながり、結果的に西アフリカのエボラ対策が遅れる結果になると、専門家の間で隔離対策に懸念の声が上がっている。

WHO: several hundred thousand Ebola vaccine doses expected by mid-2015 The Guardian  (英国) WHO、2015年中旬までには数十万人分のエボラワクチンが準備されると予測

 最初に臨床試験されるのは英国のグラクソスミスクライン社と米国のJohnson & Johnson、さらに5社がある。


New York Ebola Patient Enters Next, More Serious Phase of Illness, Officials Say  New York Times (米国)  ニューヨークのエボラ患者、深刻な病期に入った、当局が発表

 ニューヨーク市はBellevue Hospital Centeに隔離されているスペンサー医師が、次のより深刻な病期に入ったと、同市の医療システム広報官が発表した。それは決して悲観的口調ではなかった。
 エボラは発熱して発病するが、その後重症な下痢が続く病期に入り、その間体内の水分不足から腎不全、心不全が起きる。いかにそうした合併症を克服しながら、生体内で免疫力が活性化し、エボラウイルスを排除するまで、患者の命を守りきるかが治療の成功の鍵とされている。免疫力が活性化しだしウイルスが排除され出すまで2~3週間要すると専門家達はコメントしている。
 

US nurse quarantined over Ebola criticizes her treatment  Reuters  (国際) 西アフリカから帰国したナース、隔離対策に批判

 イリノイ州もニュウヨーク州、ニュージャージー州に続いて、エボラ発生国から帰国した患者治療に関わった(患者に接した)人々の21日間の隔離を開始した。

 しかしシエラレオーネで国境内医師団の一員として患者治療に関わっていたナースが、ニュージャージー州のNewark Liberty 国際空港に到着後、すぐに隔離されたことに対して、批判の声明を発している。
 なぜか犯罪人のように扱われている気分であり、このようなことが続くのなら、西アフリカのエボラ患者支援に向かう医療担当者が減る可能性があるとしている。


As Ebola Spread in Dallas, New York Honed Protocol  New York Times (米国) ダラスの二の舞を繰り返さないように、ニューヨーク市、エボラ感染防御プロトコールを見直し、強化


Turkey: MERS Virus Case Is Reported New York Times  (米国) トルコでMERSウイルスが確認

 サウジアラビアのジッダ市で働いていたトルコ人男性がMERSを発症し、トルコで初の感染者となったことがWHOから発表された。



第4週(19日~25日)

 MERS情報 
 
 (24日)
 サウジアラビア 新規1例
 45 歳男性、タイフ、ICU

 (23日)
 サウジアラビア 新規1例
 73 歳女性、リヤド、入院

 (22日)
 サウジアラビア 新規1例 累積発病者数772人、死者数329人
 46歳男、マディナ、入院

 (21日)
 サウジアラアビア 新規1例 
 70歳男性、タイフ、入院

 他にトルコ、フィリピンで大巡礼帰国者が各1名発病との報告

 (20日)
 サウジアラビア 新規2例 累積発病者数770人 死者数328人
  17歳男性、リヤド、ICU
  35歳女性 タイフ、入院、外国籍


 (19日)
 サウジアラビア 新規2例
  65歳男性、タイフ、ICU
  55歳女性、Aijawf、死亡

 他情報

 ・Turkey has first MERS case; Saudi Arabia acts to stop cluster CIDRAP (米国) トルコでMERSが発生、当局集団発生を阻止に

 
 第4週主要情報

25日

エボラ患者と接触の入国者を強制隔離 NYなど2州発表  Opinion-朝日新聞

 米国のニューヨーク、ニュージャージーの両州は24日、西アフリカでエボラ出血熱の患者と直接接触し、ニューヨーク近郊の二つの空港から入国する全ての人について、最大21日間の隔離を義務づけると発表した。現地で患者の治療にあたった医療関係者も含まれる。

 米政府は隔離は必要ないとして、体温の確認などだけを義務づけているが、ニューヨーク市内でエボラ熱患者が確認されたことなどから、両州はそれだけでは不十分だと判断した。

 隔離の対象となるのは、ギニア、リベリア、シエラレオネの3カ国でエボラ熱患者と接し、ケネディ国際空港またはニューアーク国際空港から入国する人。どれだけの人数になるか分からないが、自宅あるいは医療施設に隔離し、医師らが健康状態を確認するという。また、これらの国に滞在した旅行者の健康状態もチェックし、必要に応じて隔離するという。

 新しい対策を発表した会見で、ニューヨーク州のクオモ知事は「外出を控える自主的な隔離に委ねるには、深刻すぎる事態だ」と説明した。ニュージャージー州のクリスティー知事も「米疾病対策センター(CDC)の基準にはもう頼らない」と述べた。

 ニューヨークでは23日、ギニアから帰国した男性医師(33)が、高熱を出して病院に隔離され、エボラウイルスの陽性反応が出た。医師はエボラ熱患者の医療支援活動に参加して17日に帰国。これまでに、同居していた婚約者や接触があった友人2人も隔離されているが、医師が発熱する前日に地下鉄に乗ったり、ボウリング場に行ったりしていたことなどから、さらなる対策を求める声も出ていた。

 コメント(管理人):科学を越えた妄想に基づいた決定に近い。

With US Ebola fear running high, African immigrants face ostracism Reuters  (国際) エボラ脅威が高まるにつれ、アフリカからの移民達が村八分に

米NY・NJ州、エボラ熱で隔離対象を拡大  日本経済新聞

 ニューヨーク州のクオモ州知事と、ニュージャージー州のクリスティー州知事は24日、エボラ出血熱の感染が広がっている西アフリカの3カ国からの渡航者に対し、隔離を義務付けると発表した。医療従事者は症状の有無にかかわらず3週間隔離される。今後は感染者と接触した人や感染の可能性がある人にも対象を広げる。

 ニューヨークのデブラシオ市長は24日の記者会見で、市内で初のエボラ出血熱患者に関連して「エボラ熱は患者の体液に直接触れない限り、ちょっとした接触程度では感染しない。日常生活を変えないでほしい」と述べ、市民に冷静な対応を改めて呼びかけた。

 市長は24日朝、市内の地下鉄に乗り、安全を訴えた。市内では特に混乱は起きていない。エボラ熱はインフルエンザと症状が似ているため、紛らわしい症例の増加で医療関係者が混乱しないよう、予防接種を受けてほしいとも呼びかけた。


New quarantine rules considered for aid workers returning to US from Ebola ... Washington Post (米国) エボラ発生国から帰国した支援団体スタッフに対する隔離対策を連邦政府が考慮中

 エボラ発生国で患者に直接触った医療スタッフの入国後の隔離対策を考慮中。

Why it's almost impossible to get Ebola on the subway  Washington Post (米国) 地下鉄でエボラに感染しない理由

Ebola crisis: 'Many exposed' to infected Mali girl  BBC News (英国) マリでエボラを発病した女児は多数と接触した可能性

 女児はギニアから公共バスで戻ってきたが、バスの中で鼻血などの症状を出していて、多くの人々が感染した可能性がもたれている。

Reports: First confirmed Ebola patient in Mali dies CNN (米国) マリで初のエボラ患者死亡

 マリで初のエボラ患者となった2歳の女児が死亡したと発表された。
 ギニアに祖母に会うために旅行して戻ってきて発病した。
 帰国してから発病するまで数十人の接触者がいるとされる。

Two US states to quarantine health workers returning from Ebola zones Reuters (国際) 米国の2州、エボラ流行国から帰国した医療担当者を全員隔離へ

 ニューヨーク州とニュージャージー州は、エボラ流行地域から帰国した医療担当者は自動的に隔離されると発表したが、連邦政府も同様の措置を考慮中とされる。

24日

<エボラ熱>全入国者調査へ…4カ国滞在歴 厚労省・法務省  毎日新聞

 アフリカで感染拡大が続くエボラ出血熱への検疫を強化するため、厚生労働省と法務省は24日、国際線のある全国30空港のすべての入国者に対し、流行4カ国に滞在歴がないか確認することを決めた。入国管理局の職員が入国手続きでパスポートの記録を調べる際に確認し、滞在歴があれば検疫所に申告するよう求める。24日から各空港で順次運用を始める。


Ebola crisis: Mali confirms first infection case BBC News (英国) マリで初のエボラ感染者確認

 2歳少女がギニアから帰国後エボラを発症したとマリ政府が発表した。

Doctor with Ebola in Manhattan hospital after return from Guinea Reuters (国際) ギニアから帰国後エボラを発症した医師がマンハッタンの病院に隔離

 ギニアで感染し、米国でエボラと診断された医師は、米国でエボラと診断された4人目の感染者となったが、現在マンハッタンの病院に隔離、治療されている。重体とされる。

 ダンカン氏(既に死亡)、同氏から感染したナース2人(ほぼ治癒)、そして今回の医師。


Tracing Ebola Patient's Possible Contacts Creates Host of Challenges for New ... New York Times (米国) ニューヨーク、エボラ発症医師との接触者探索の深い森

 エボラ発症スペンサー医師は発症前にニューヨーク市内を広く動いた。
 接触したかも知れない多数の人々の探索と、発病者の体液と直に触れなければ感染しないエボラの性質。そこに市当局の大きなジレンマが存在する。
 とりあえず医師のフィアンセと友人2人が隔離された。

 医師が乗った地下鉄やボーリング場では接触した可能性が否定出来ない多くの人々がいる。
 ニューヨーク市のとてつもなく大きく、困難なチャンレンジが始まる。


After 1st Ebola case in NYC, 3 others quarantined Houston Chronicle (米国) ニューヨーク、3人が隔離

 リベリアから帰国してエボラを発症したスペンサー医師は発熱と下痢を23日(現地時間)呈したが、即マンハッタンベレブ病院(Manhattan's Bellevue Hospital:エボラセンターとしての役割を担っている)に隔離され治療を受けている。同医師の素早い行動は評価されているが、症状が出る前日までにニューヨーク市内を移動していたことの市民への感染危険性は全くないとされている。
 医師のフィアンセと友人2人が隔離されているが、無症状である。

NY Ebola doctor is an international emergency specialist USA TODAY ニューヨークのエボラ発病確認医師は国際的緊急医療専門医

Doctor who worked in Africa first Ebola case in New York City Reuters  (国際)ギニアから帰国の医師、エボラ陽性

 ギニアでエボラ患者を治療していたスペンサー医師が検査の結果エボラ陽性と確認され、大都市ニューヨーク初のエボラ患者となった。

 ニュウヨーク市長は、同医師が10月17日にギニアから戻って以来、地下鉄やタクシーに乗ったりしたこと、ボーリング場へも行ったことを公表したが、それによりニューヨーク市民が感染した可能性はないと語っている。

Possible Ebola Carrier Placed in Isolation at Bellevue Hospital in New York City  New York Times  )米国) ギニアから帰国の医師、発熱を呈したためニューヨークの病院へ隔離

 国境なき医師団の医師が10月14日までリビアで働い他後、17日米国に帰国した。21日頃に体のだるさを感じていたが、23日(現地時間)39.4℃の発熱を確認したため、Bellevue Hospital に隔離された。当局は接触者調査を行っている。
 同医師 (Dr. Craig Spencer)はギニアで着用していた予防衣は破れていなかったと説明してる。

 当局によると同医師が直接接触した人は少ないという。

Paul Allen to Give $100 Million to Tackle Ebola Crisis New York Times (米国) 億万長者のポール・アレン、エボラ対策に100億円

 マイクロソフト社の協同創立者であったポール・G・アレン氏が、西アフリカのエボラために100億円を寄付した。
 同氏はエボラ対策に協力するためのウエブサイトを立ち上げ、そこで一般市民に小さな寄付を呼びかけていた。

WHO says Ebola outbreak continues to spread in West Africa USA TODAY (米国) WHO、西アフリカのエボラ流行は拡大し続けている


23日


・Ebola Guidelines for Doctors' Offices Are Called Vague and Vary by Region  New York Times  (米国) 医師向けのエボラガイドラインは曖昧とされ、地域で内容の変更や追加が必要

 テキサス州では最も重要なエボラ対策は、不浸透性の 予防衣やフェースマスク、予防手袋の二重セットではない。重要なのは電話である。
 医師のオフィスに診察を希望して電話してくる全ての患者は、症状、来院前の旅行歴、他の患者と混ざったか等を質問されなければならない。もしエボラが疑われたら、すぐに病院の救急室に送られなければならない。

 しかし上述のようなアドバイスはCDCからは来なかった。テキサス州医師会は推奨内容を独自に追加し、また他の州も独自のアドバイスを医師達に提供している。

 以下略。

Fear And Fiction More Dangerous Than Ebola Forbes  (米国) 不安と空想が、実際のエボラよりも危険

 不安感を煽り立てるようなデマや嘘の類いは日本国内でも多い。

Official WHO Ebola toll near 5000 with true number nearer 15000 Reuters  (国際) WHO、エボラ死者数4877人と発表したが、実際の数は15000人を越えると予測

 各国から報告される数に対して、ギニアでは1.5倍、シエラレオーネでは2倍、リベリアでは2.5倍が実際の数と推定され、そうなると死者数は15000人以上と考えられる。

エボラ出血熱はアメリカのどこにいるのか ハフィントンポスト (日本版)

 これまで8人のエボラ患者が米国で治療された。
 米国に入国してからの発病者は1人、そこから院内で感染したナースが2人。
 他は米国で治療するために搬送されてきた患者である。
 1人は死亡したが、残りはダンカン治療病院でのナース以外治癒している。
 ダンカン治療病院からその後専門病院へ移送されたナース達のうち、アンバー・ヴィンソンは検査でエボラウイルス陰性となっており、ニーナ・ファムも治癒に向かっている。



US to monitor all visitors from Ebola-hit African countries for 21 days  The Guardian  (英国) 米国、エボラ流行アフリカの国からの入国者全員を21日間健康監視に

 内容はNew York Times に。

Ebola Today: 322 Have Died in Five Days; Nurse's Dog Tests Negative for Ebola Boston.com  (米国) 5日間でエボラ死者322人発生;ナースのペット犬はエボラ検査で陰性

 世界のエボラ発病者は9936人(5日間で720人増加)、死者数は4877人(5日間で322人増加)。
 ダラスのナースの飼育していたペット犬はエボラ検査は陰性。

US to Monitor Travelers From Ebola-Hit Nations for 21 Days New York Times  (米国) 
 
 米国政府は22日、西アフリカから入国した旅行者は3週間体温測定し、他の健康情報と共に報告する義務を課した。来週月曜日(27日)からCDCは、リベリア、シエラレオーネ、ギニア、および他のエボラが起きている可能性のある国からの入国者に対して。家庭住所、メールアドレス、電話番号、および他の連絡方法、そして少なくとも1人の友達か親戚を当局に申告する規則を制定した。

22日

Testing for Ebola Vaccines to Start Soon, WHO Says New York Times (米国) エボラワクチンの臨床試験、間もなく開始、WHO

 この2,3ヶ月中にいくつかのエボラワクチンの臨床試験が行われる。中には西アフリカで投与しやすいように錠剤のワクチンもある。

At Ebola Training Session in New York, Calm and Caution Are Urged New York Times  (米国) エボラトレーニング、ニューヨークで開催、冷静に注意深くが重要と

 21日(現地時間)、連邦政府の医師(CDC医師)が実演するエボラ患者と相対する場合の予防装具の使い方などが、数千人の医療スタッフ等を対象にニューヨークで開催された。


WHO aims for Ebola serum in weeks and vaccine tests in Africa by January  The Guardian  (英国) WHO、数週以内にエボラ血清の大量出荷、および来年1月までに2種類のワクチンの多数を対象とした臨床試験開始
 エボラウイルスに対する抗体製剤であるZMapp(Mapp Biopharmaceutical )の量産体制が整ったことから数週以内に大量の出荷が見込まれている。
 it had begun manufacturing the drug using conventional methods that would produce greater quantities for more human testing.

 二社からのワクチンが臨床試験可能となり、グラクソ社のワクチンは来年1月には2万人の医療スタッフ等を対象に臨床試験という形で接種する予定。その後も同数を対象に行われる。カナダの公衆衛生機関が作製したワクチンは、米軍と協同で臨床試験が行われる。

Spaniard Is Declared Free of Ebola  New York Times (米国) エボラ感染スペインナース、ウイルス検査で陰性化

 9月25日にエボラで死亡したスペイン人神父のケアに関与していて感染したナース、María Teresa Romero Ramosさん44歳が検査でエボラウイルスが消失したことが確かめられた。
 入院中のマドリッドのCarlos III 病院からいつ退院するかは未定とされる。

Freelance cameraman free of Ebola, can leave Nebraska hospital CNN (米国) エボラ発症フリーランスカメラマン、ネブラスカの病院を退院

 リベリアでNBCニュースのために取材中にエボラを発病し、その後米国ネブラスカの病院に搬送されたフリーカメラマンのAshoka Mukpo 氏が全快して退院した。
 同氏には実験的治療薬であるブリンシドフォビル(brincidofovir)が用いられた。また先にエボラから回復したケント・ブラントリー医師から血漿輸注を受けている。

Third Turk hospitalized for suspected MERS case www.worldbulletin.net  (国際) トルコ、3例目のMERS疑い者が入院
 サウジ帰りの男性が個人病院で死亡。MERSの可能性が高いとされるが当局は詳細情報を出していない。73歳女性が大巡礼から戻って発熱、緊急入院。もう1人の高齢女性もMERS様症状で20日緊急入院。検査結果は出てない。

 トルコ政府は20日国内の家庭医に、大巡礼、または小巡礼から帰国した人々の健康チェックを行うように指示した。

4 Hajj pilgrims being observed for symptoms of MERS-CoV Inquirer.net (フィリピン) フィリピン、メッカ大巡礼参加者から4名のMERS疑い例が発生
 1人が確定され政府の医療機関で隔離中。残り3例は自宅で経過観察。
 先に疑い例3人が報告されていたが、検査結果は陰性だった。

Turkey has first MERS case; Saudi Arabia acts to stop cluster  CIDRAP (米国) トルコで初のMERS確認、サウジアラビアクラスター発生に阻止に

 トルコでサウジアラビア帰りの男性がMERSを発症した。
 一方、サウジアラビアではタイフでこの3日間に3人以上のMERSが発症していることから、政府はさらなる拡大防止に乗り出した

CDC releases revised Ebola gear guidelines Washington Post (米国) CDC、エボラ予防装具使用ガイドライン改訂


US to funnel travelers from Ebola-hit region through five airports Reuters  (国際) 米国、5国際空港でエボラ流行地域からの搭乗客のチェック開始

O’Hare International Airport's Terminal 5  シエラレオーネからの入港者チェック

 Reuters 写真


21日

In Ebola fight, Cuba flexes medical diplomacy muscle CNN (米国) 西アフリカのエボラ流行にキューバの医療使節団が立ち向かっている

 既に西アフリカには165人の同僚がエボラ拡大に立ち向かっている。
 さらに今91人の医療担当者が、これまでの業務の中で最も危険な職務に向かっている。

 危険は知っているが、何とか感染は防ぐことが出来ると担当者達は語っていて、家族も少しばかり心配はしているという。

 これまでジンバブエやベネズエラで職務を全うしてきたという医師の1人は、ハバナのペドロコウリ(Pedro Kouri )熱帯疾患研究施設で訓練を受け、間もなくリベリアかギニアへ派遣されるという。

As Ebola patients vanish in Liberia's health system, survivors go on a ... Washington Post (米国) リベリア、入院したエボラ患者が医療機関のリストの中から消え、知り合いや親族が懸命に患者を探している悲惨さ

 エボラ患者が入院施設に収容されても、他機関に家族が知らないうちに移送されたり、死亡して埋葬されも家族には知らされてなく、その患者リストも明確に残ってなく、家族や知り合いは絶望感を抱きながら患者を探している。
 姉が入院していた病院の患者リストから消えた。同室の患者がエボラを発症し死亡した後に消えた。家族は写真を掲げながら懸命に消息を追っている。


Donations for Ebola Relief Are Slow to Gain Speed New York Times  (米国) エボラ対策の国際支援金提供、緩慢な速度
 自然災害等に対する支援金の集まりに比較して、エボラに対する支援金の集まりは緩慢だ。
 具体的に何に使われるのか、具体的に自然災害のようなビジュアルな情報が乏しいことが挙げられる。

Only three Ebola-infected travellers per month are likely to fly from west Africa The Guardian  (英国) 西アフリカから出国するエボラ感染者は月に3人以下の確率

 カナダ、トロントの研究チームがLANCETに発表。
 
 西アフリカからの出国を禁止することが、西アフリカ以外の世界にエボラを拡大させない方法であることは間違いないが、それは西アフリカの経済に大きなダメージを与え、地域のエボラ終息にとってもデメリットが大きい。
 また英国と米国が西アフリカからの入国者の健康チェックを行っているが、効果はほとんどないと考えられる。西アフリカからの出国者の60%以上はガーナやセネガルのような経済的に貧しい国に入る。こうした貧しい国にエボラ感染者が入国することは脅威となる。英国に向かう人々は8.7%、米国へは2%に過ぎない。

 入国時の健康チェックよりも西アフリカから出国時の健康チェックの方が経済的にも、エボラ感染者が他国に入国することを阻止する上でも有効と考えられる。


CDC Issues New Guidelines for Ebola Care New York Times  (米国) 米国CDC、エボラケアに対する新ガイドラインを発表
 エボラ患者をケアする医療担当者を感染から守るためのガイドラインを発表。
 エボラ患者をケアする際の操作は、長年培われてきた国境なき医師団の厳しいプロトコールに基づいていると、CDCのフリーデン長官はテレカンファレンスで説明した。

・Ebola crisis turns a corner as US issues new treatment protocols Reuters (国際) 米国エボラパニック峠を越し、CDCはより厳密な院内対策ガイドラインを発表し

 スタッフの肌や髪の毛にウイルスが付着することを完全に防止出来るような厳しいガイドライン。

Isolation period ends for family, contacts of Ebola victim as Atlanta hospital ... Fox News  (米国)  アトランタ、エモリー病院、家族や接触者の隔離期間が終了、もう一人の患者も治癒退院に

 9月に入院したエボラ患者が本日退院。
 48人の接触者の隔離も終了。

Nigeria Declared Ebola-Free; 'Spectacular Success' ABC News  (米国) ナイジェリア、エボラ封じ込めに成功、

 WHOはナイジェリアでのエボラ流行終息宣言をした。
 アフリカで最も人口が多く(1億6000万人)国で、エボラ発症者は20人で死者は8人にとまった。厳格な接触者調査と隔離が奏効した。

 治療には大量の水分の補給が必要で1日に少なくとも5リットルの水分が必要とされる。
 生存した医師は語る。喉も口も痛くなる。しかし飲まなければならない。大量に嘔吐することで極度の脱水になる。欲しい、欲しくないに関わらず対流王の水分摂取が必要なのだ。
 

20日


Fear of Ebola Closes Schools and Shapes Politics New York Times  (米国) エボラパニック、学校を休校に追い込み、政治家が介入する
 ダラスでのエボラ発生後、国中ではエボラパニックに陥り、信じられない誤情報が飛び交うと共に政治的日和見主義が介入している。
 ミシシッピー州の中学校、校長がザンビアへ旅行したことが父母の間に間に知れ渡ると、多くの両親が子供達を学校から引き戻した。ザンビアではエボラは発生していない。
 一方上院中間選挙を控えて両党の立候補者達は、米国といくつかのアフリカの国々と米国の間の商業的航空路の閉鎖を要求している。こうした措置には公衆衛生専門家達は事態を悪化させるだけだとして反対している。

Dozens Declared Free of Ebola Risk in Texas New York Times (米国) テキサス州、数十人のエボラ隔離者、感染疑いが否定
 下記と同内容。
 
Ebola patient's family completes 21-day quarantine USA TODAY  (米国) エボラ患者の家族、隔離期間21日を終える

 エボラで死亡したダンカン氏が入院隔離される前に接触した人々は、隔離期間の21日を終え、解放された。

Cruise Back in Texas; Ebola Ruled Out  New York Times (米国) カリブ海、クルーズ船米国へ帰港、疑い患者はエボラ陰性
 ベリーズに寄港、そこから疑い者を米国に搬送の計画もあったが、ベリーズが寄港を許さなかったため、クルーズ船が米国に帰港となった。

19日

Taiwan raises travel alert for Beijing, Xinjiang on H7N9 reports Focus Taiwan News Channel (台湾) 北京とウイグル自治区でH7N9鳥インフルエンザ感染者2名発生のため、台湾政府旅行注意報発令

China reports two additional human H7N9 avian flu cases, one death Outbreak News Today (国際) 中国、H7N9鳥インフルエンザ感染2例を報告、1例は死亡

 香港保健庁は中国本土のからの連絡として、ウイグル自治区で44才女性、北京で7才少女がH7N9鳥インフルエンザに感染し、ウイグル自治区の女性が死亡したと発表した。

Dozens in Ohio Monitored for Possible Exposure to Nurse With Ebola New York Times (米国) オハイオ州、エボラ発病ナースとの接触可能性から数十人が健康調査に

 ダラスの病院に勤務するナースがエボラを発症したが(2人目)、診断される2、3日前に滞在したオハイオ州の住民が健康モニターされている。

Ebola panic spreading much faster than disease in US CBS News  (米国) 米国では、エボラパニックは病気自体よりも迅速に広がる

【エボラ出血熱】政府、西アフリカへの自衛隊派遣の検討着手 緊急医療チームなど  産経ニュース

 {政府は17日、エボラ出血熱の感染が広がる西アフリカに自衛隊を派遣する方向で検討に入った。複数の政府関係者が明らかにした。政府は、世界保健機関(WHO)や関係国と調整の上、緊急医療や施設設営、物資輸送など自衛隊の人道支援による貢献が可能な業務を絞り込み、要員を送る規模や地域、期間など具体的な派遣計画を早急に固める方針。

 岸田文雄外相は17日の記者会見で、国立感染症研究所(東京都新宿区)の専門家2人を流行国の一つであるシエラレオネに派遣すると発表した。WHOからの要請に応えたもので、政府は今後、資金面にとどまらず、専門医や自衛隊の派遣を含めた人的な貢献に積極的に取り組む考えだ。

 首相は15日、オバマ米大統領と電話会談し、エボラ出血熱対策で緊密に連携していく方針を確認した。その際、オバマ氏から日本の広範な分野での支援の強化を要請された。政府は米側の意向を受け、ドイツのシュツットガルトにある米アフリカ軍司令部に自衛隊員を連絡要員として派遣することも視野に入れている。

 自衛隊の緊急医療チームは世界各国で成果を挙げており、最近では昨秋の台風で多くの犠牲者を出したフィリピンで物資輸送や医療・防疫活動を展開した。

 政府関係者によると、安倍首相は9月上旬、エボラ出血熱による死者が2千人を超えたリベリアのサーリーフ大統領から書簡で自衛隊の緊急医療チームの派遣を要請されるなど後方支援能力にたけた自衛隊への期待が高まっている。


イタリア・ミラノを訪問中の安倍晋三首相は16日夜(日本時間17日未明)、アジア欧州会議(ASEM)首脳会議の地球規模課題を協議する第2セッションでエボラ出血熱対策について「さらなる支援を検討している」と述べ、9月に国連で表明した4千万ドル(約43億7千円)の支援に上積みする考えを示した。また専門家の追加派遣なども挙げ「国際社会の支援の手は緩めるべきではない」と強調した。}

 
Canada Will Send Experimental Ebola Vaccine to WHO  ABC News(米国) カナダ、実験的エボラワクチンをWHOに提供

 カナダ政府によると20日から実験的エボラワクチン800バイアルをジュネーブのWHO本部に発送する。
 西アフリカのエボラ現場で必要になったときのためとされる。
 臨床試験は米軍経由で現地で40人を対象におこなわれている。

WHO not commenting on critical leaked Ebola report USA TODAY (米国) WHO、批判的エボラ対策に関するメモの暴露に関してコメントせず

 AP通信が報じた、WHOのエボラ対策の失敗を伝える内部メモに関してWHOは18日、特に声明を出さなかった。
 WHO内部ではエボラ流行早期から対応の遅さを指摘する声が出ていた。
 また国境なき医師団からも4月の段階で制御出来ない状態であるとの報告が上がっていた。

・Americans 'can't give in to hysteria or fear' over Ebola: Obama Reuters  (国際) オバマ大統領、エボラに対してパニックや過大な恐れを抱く必要はない

 ダラスでエボラ患者が3人出て、さらに数十人の感染した可能性のある人々が隔離されている。そうした現状にオバマ大統領は、決してパニックを起こす必要はないとコメントした。

 そうした一方、18日午後ダラスのバスと駅のステーションは、女性が体調を崩して倒れたために封鎖した。女性は当初エボラ接触リストに載っていたが、後に外された。

 以下略

DART: Woman ill at train station not on Ebola list  WFAA (米国) 列車ステーションで倒れた女性はエボラリストに不記載

Ebola fears: Airline contacts 800 passengers; Belize blocks travel  CNN  (米国) エボラ脅威:航空会社800人の接触者調査;ベリーズ、クルーズ船寄港を拒否

 ダラスの病院でエボラで死亡したダンカン氏の検体に触れた可能性があるスタッフが、カリブ海ツアーで出ていたことが判明。ベリーズ国に寄港し、そこの空港から米国に戻し隔離するように米国当局は指示を出したが、ベリーズはエボラ発生国またはエボラ患者周辺にいた人の入国を禁止している。そのため当該スタッフは船内に隔離されたまま、即刻米国に戻ることが出来なくなっている。しかし検体に触れていたとしても20日経過しており、あと1日で潜伏期間を終える。船医は健康以上は呈してないという。

 一方ダラスの病院で患者の治療に関与したナースが微熱を呈した状態で搭乗した航空機に同乗していた客達の健康チェックが行われている。追跡者調査は800人に上る。
 
18日

MERS情報

 サウジアラビア 新規1人 累積768人、死者328人
  66歳男性、タリフ、ICU

エボラ情報


 主要ニュース


Experts Oppose Ebola Travel Ban, Saying It Would Cut Off Worst-Hit Countries New York Times (米国)  専門家はエボラ発生国への旅行禁止に反対、それは発生国の世界からの排除につながる


Ebola crisis: WHO accused of 'failure' in early response  BBC News (英国) WHO、エボラ初期対応の遅れが批判の的に

 本年4月に国境なき医師団は西アフリカのエボラ流行が制御不可能になっているとWHOに報告していたにも関わらず、WHOが反応したのは数ヶ月後だった。

In Europe, Fear of Ebola Exceeds the Actual Risks New York Times (米国) ヨーロッパ、エボラ不安感、実際の危険性以上に高まる

In Conspicuous Success, Senegal Is Declared Ebola-Free New York Times (米国) 素晴らしい封じ込め成功、セネガル、エボラ感染なしと宣言

 発病者が見つかってから潜伏期間の2倍の42日間、エボラ患者が発生していないことから、エボラ封じ込め宣言がなされた。

Travel ban for Texas health care workers in Ebola case  USA TODAY (米国) ダラスの病院でエボラ患者の治療に関わった全スタッフに旅行禁止令

 ダラスの病院でエボラで死亡したダンカン氏の治療に関わったスタッフ全員に公共機関を利用した旅行禁止令が出た。21日間。
 航空機、バス、船、汽車、レストラン、劇場など。
 ダンカン氏は10月8日死亡している。29日までの措置となる。

Contact tracing for Ebola patients, those possibly exposed, widens Fox News (米国) 米国、エボラ患者との接触者範囲を拡大

 デボラ感染ナースが実家の行き帰りに利用したフライト搭乗者の健康監視。
 700人以上に上る。ダラス<-->クリーブランド
 *ナースはダラスへの帰途、搭乗前にCDCに微熱37度台があることを告げたが、CDCは搭乗を許可した。

【エボラ出血熱】アメリカの空港は厳戒態勢 具合が悪いと訴えただけで防護服チームに連れ出される ハフィントンポスト  (国際)

エボラ出血熱に感染した看護師の愛犬「安楽死はさせない」 ダラス市が最善をつくすと約束  ハフィントンポスト  (国際)

East Africa to send 600 health workers to fight Ebola DAILY NATION (米国)  東アフリカ諸国が西アフリカに医療スタッフ600人を派遣

 ケニアー医師15名、医療スタッフ300名
 ウガンダー医師14名、医療スタッフ21名
 タンザニアー医師5名(派遣済み)
 ブルンジー医療スタッフ250名
 ルワンダー医師7名、医療スタッフ7名


 エボラ疑い例全例陰性、スペイン
All four suspected Ebola cases in Spain test negative Fox News  (米国) スペインのエボラ疑い4例は全て陰性

 スペインのエボラ出血熱疑い4例は全て陰性と判明した。
 フランス航空に搭乗したナイジェリア人、リベリアから帰国した神父、シエラレオーネでマラリアと診断された男性、スペイン初のエボラ感染者と接触した看護師、
 確定診断のため72時間後に再検査を必要とする。

17日

エボラ情報


主要ニュース


Ebola crisis: Should the US impose an air travel ban or not? Los Angeles Times  (米国) 米国はエボラ流行地からの人々の航空機での入国を禁止すべきか否か?
   米国内での論争

Hospital Worker Who Handled Ebola Samples on Caribbean Cruise  ABC News  (米国) 米国初のエボラ患者のエボラ検体を取り扱った病院スタッフがカリブ海クルーズに
  下記報道と同じ

Texas health worker isolated on cruise ship over possible Ebola contact  Reuters (国際) テキサス病院職員がエボラ感染者との接触の可能性から船上で隔離

 米国国務省は17日、アメリカ初のエボラ感染者の検体に接触した可能性はあるが、症状を呈していない病院職員を旅客船上で隔離したと発表した。
 
 ジェン・プサキ(Jen Psaki)国務省報道官によると、テキサスヘルスプレスバイテリアン病院に勤務する病院職員は、直接ダンカン氏との接触はないものの、19日前にダンカン氏の検体を処理した可能性があり、今月19日、テキサス州ガルベストンから出港した旅客船に乗船している。

 ダンカン氏を担当した看護師2人がエボラ出血熱に感染したことで、米国でのエボラ不安は高まっており、オバマ大統領のエボラ対応に対し議員から厳しい批判があがっている。 国務省の声明では、その病院職員は先週の月曜日から自己観察中で、エボラ出血熱の症状である発熱等は一切呈していないが、職員とその同伴者は船室に自発的に留まっているという。プサキ報道官は声明で、「細心の警戒を払い安全に旅客船を米国へ帰港させる」と述べている。
 当該病院職員は、米疾病対策センター(CDC)が強化監視を打ち出す以前に乗船していた。エボラ出血熱の最長潜伏期間は21日間である。

 コメント(管理人):米国はエボラに関して相当神経過敏となっている。疑い例を早期に発表することと、そうして例の帰結を発表することで、社会的パニックを抑えることが可能かも知れない。

 ヨーロッパでエボラ疑い例が増加

2 of 4 New Ebola Suspects in Spain Test Negative ABC News (米国) スペインでエボラ疑いがもたれた4人中2人が陰性

 エアーフランスで到着した1人と発病ナースを救急車で運んだナースはエボラ陰性。
 2人は72時間以内に2回目の検査予定。

 他の神父と赤十字職員に関しては検査中。

Passenger from evacuated Madrid plane tests negative for Ebola The Star Online (マレーシア) マドリッド空港に緊急着陸した機内の搭乗客は検査でエボラ陰性

Six More Patients Hospitalized in Spain Over Ebola Fear  FXC News  (国際) スペイン、さらに6人がエボラ疑いで入院

 ・リベリアから戻った神父:発熱などの症状、Carlos III 病院へ隔離
 ・発病ナースと濃厚接触した知人
 ・パリからの旅行客->ウイルス陰性だった
 ・スペイン、カナリオス諸島のテネリフェ島 、シエラレオーネで働いていた赤十字職員が入院。発熱。ウイルス検査はマドリッドで行っている。
 ・上記男性と同居していた2男性を念のために隔離

Ebola crisis: Air France flight grounded in Madrid Barajas airport over suspected ... The Independent (英国) エールフランス航空、エボラ疑い患者発生によりマドリッド、バラハス空港に緊急着陸-->ウイルス陰性だった

 パリのCharles de Gaulle 空港を飛び立ったAF1300の機内でナイジェリアのラゴスからきた搭乗客が体調を崩し(悪寒)戦慄を呈していたことから、マドリッドのバラハス空港に緊急着陸した。当該客は救急車で病院へ運ばれたが、病院名は明かされてない。
 

Europe Evaluates Ebola Measures as Possibility of New Cases Arises in France and Spain
 New York Times (米国) フランスとスペインでエボラ感染疑い者が発生していることから、ヨーロッパはエボラ対策の評価見直しに

 16日(現地時間)、ヨーロッパで数例のエボラ疑い例が報告され、また院内におけるスタッフの感染の危険性が明らかになり、エボラに関する脅威が高まっている。

 フランスで1例、スペインで3例の疑い例は、当局では確定されてないとしているが、感染の可能性ある原因は特定されている。
 スペインの疑い例3人は、発熱したナイジェリア人、エボラ発病ナースと接したナース、リベリアから帰国した神父。

 一方、フランスはナースが隔離治療されているが詳細は不明である。


UPDATE 1-Jamaica bans travelers from Ebola-affected countries  Reuters (国際) ジャマイカがエボラ感染国からの旅行者の入国を禁止

 ジャマイカ政府は16日(現地時間)、西アフリカのエボラ感染国からの外国人観光客の入国を禁止した。声明によると、感染国から直接か、または感染国を経由してジャマイカに入国をする外国人が対象となる。

 ジャマイカ政府によると、ジャマイカへの入国禁止は、ジャマイカへの入国時からさかのぼり28日以内に感染国からか、または感染国を経由して、感染国の旅行者と通常の居住者が対象となる。この措置はジャマイカ国民とジャマイカに生息する動物のエボラ感染予防における暫定的なものである。また、公衆衛生と国家安全保障のために、ジャマイカ国民とジャマイカに居住する外国人は、ギニア、リベリア、シエラレオーネに渡航歴がある者に対し28日間の検疫を課すとする。同時にこの措置は、国際機関に属しジャマイカに入国する権利を有する職員のジャマイカへの入国時にも適応される。
 同様の外国人旅行者の入国禁止は、コロンビアやギアナ、カリブ海のセイントルシアでも実施されている。
 一方、米国ではオバマ大統領が、感染国から米国への旅行者の入国禁止を求める議員からの圧力にさらされている。

Obama authorizes reservists to assist with Ebola  CBS (米国) オバマ大統領がエボラ対応に予備兵を派遣

 オバマ大統領は16日(現地時間)大統領令に署名し、国防安全保障問題担当長官に西アフリカのエボラ作戦に派遣する予備兵と国家警備部隊の権限を与えた。

 現在、リベリアで兵士539人が活動しており、11月末までに3200人が追加派遣される。


CDC says Ebola-infected nurse Vinson's illness may have begun Friday  Reuters (国際)  CDCはエボラ感染看護師が先週金曜日(10月10日)に発症していた可能性を示唆

 米疾病対策センター(CDC)報道官は16日(現地時間)、テキサス州2人目の感染看護師(29)が早くも先週金曜日(10日)にはエボラに感染していた可能性があると公表した。

 クリストファー・ブレイディン(Christopher Braden)博士はオハイオ州での記者会見で、CDCは感染看護師アンバー・ビンソン(Amber Joy Vinson)さんが10月10日にテキサス州ダラスからオハイオ州クリーブランドへの航空便に搭乗した際の全乗客を接触者調査に含める可能性に言及した。

 コメント(管理人):感染者が見つかると3次感染が起きたことを意味する。空港、航空機内での感染者が発見されると、それはグローバルな拡大へ続く可能性も出てくる。


Roche seeks fast-track approval for Ebola virus test Reuters (国際)  ロッシュ社がエボラ検査の迅速承認プログラムを模索

 ロッシュ製薬の検査法の責任者は16日、ロッシュホールディングスAGが米国でのエボラウイルス検査の緊急使用許可を申請したと語った。
 ロッシュ社はポリメラーゼ連鎖反応(PCR)によるエボラ検査を確立してるが、現在研究目的の使用にのみ適応されている。
 ロッシュ社はアメリカ食品医薬品局へ緊急使用申請のための検討をしている。同様にすでにヨーロッパ連合(EU)でのいわゆるCEマークの申請済みである。CEマークとはヨーロッパ規制に適合した製品に与えられる標識である。

 ロッシュ社のエボラ検査はウイルスの同定に約2時間を要し、1台の検査機器で1日約480検体をこなすことができる。


New district in Sierra Leone gets Ebola AP (米国) シオラレオーネの最後の非感染地区で感染者を確認

 シオラレオーネ保健省はエボラ感染が、最後の非感染地区に波及したと公表した。
 緊急オペレーションセンターが行う定例報告で15日、シオラレオーネ北部の非感染地区のKoinadugu地区で感染者2人を確認したとする。
 シオラレオーネでは先週だけでエボラにより425人が死亡している。WHOの発表では4249人が死亡し、シオラレオーネでは2458人の死亡が確認されている。

Spanish priest hospitalized in Madrid with Ebola symptoms - source  Reuters (国際) エボラ様症状を呈するスペイン人宣教師がマドリードの病院に入院

 病院からの広報によると16日(現地時間)、リベリアで活動中にエボラ感染者と接触し37.6度以上の発熱を呈したスペイン人宣教師が14日、スペインマドリードの病院に収容された。
 この宣教師は先に西アフリカでエボラに感染し、スペインに搬送された後に死亡した2名の宣教師の修道会に所属している。
 尚、スペインでは、37.6度が発熱の基準とされている。


 スペイン、発病ナースから3次感染が起きた可能性->ウイルス陰性
Spain Ebola Patient Improving, 1 to Be Tested  ABC(米国) スペイン人看護助手の病状が回復しつつ、その接触者が発熱により検査

 スペイン保健省広報官は16日、エボラに感染した看護助手の病状は改善しているが、10月6日に看護助手が入院する前に接触した人物が発熱のため入院し、検査を受けていると述べた。接触者は医療従事者ではないが、その他の情報は公表されていない。検査結果は木曜日夜に判明する。->ウイルスは陰性だったようだ。
 また、看護助手の病状は安定しており、体内のウイルス量も減少している。

Passenger On Air France Flight To Madrid Suspected Of Having Ebola The Huffington Post (国際) マドリッド空港、エアフランスの搭乗客が悪寒を呈したため、エボラ疑いで病院へ緊急搬送
 ラゴスからマドリッドへ到着した乗客の1人が悪寒を呈したため、エボラ疑いで病院へ搬送。

 一方スペイン当局は、先にエボラを発症したナースと接触していたため健康監視下にいた1人が発熱したため、隔離したと発表。

William Pooley, British Nurse Who Survived Ebola, Will Return to Sierra Leone  NBC NEWS (米国) エボラ回復男性ナース、シエラレオーネへ戻る予定

 8月に英国人として初のエボラ発病者となり(シエラレオーネ)英国に搬送され、ZMappによる治療を受け治癒した男性ナースWilliam Pooley 氏はシエラレオーネに戻って仕事を継続すると語っている。
 コメント(管理人);同氏はエボラに対して免疫が出来ていると考えられるから再感染の可能性はない。


16日

エボラ情報



主要ニュース


米国初のエボラ出血熱死者の家族:不安の中、隔離生活送る ブルームバーグ  (日本版)

 {米国で初のエボラ出血熱による死者となったトーマス・エリック・ダンカンさんの家族は、警察による護衛の下、隔離生活を送っている。家族は、隔離期間終了後の生活に意識を集中し、現在の状況に対処しようとしている。

家族をほぼ毎日訪問しているウィルシャー・バプテスト教会のジョージ・メーソン牧師によると、ダラスにある住宅では、リベリア出身で高校卒業資格を持つ28歳の青年が就職を目指して準備を進め、13歳の少年は復学を考えている。

法律で規定された隔離期間は19日に終了予定。通常の生活に戻るための準備活動は、隔離生活を送る家族が実行している対処メカニズムの1つだ。メーソン氏は、家族が、病気の発生が原因で社会から隔離されている人々が発症することの多い精神面の疾患にかからないことを望んでいると語る。

メーソン氏は「彼らは、計画を立てたり、外出できるようになったら何をするかを考えたりしている。隔離生活を乗り切る上では、それが重要な対処法だろう」と指摘する。

ウイルス感染したダンカンさんはリベリアを出発し、9月20日にダラスに空路到着した。数日後に発症し、今月8日にテキサス・ヘルス・プレスビテリアン病院で死亡した。42歳だった。100人余りが観察下に置かれており、治療に当たった医療関係者少なくとも2人が二次感染し、さらに感染者がいる可能性もある。

隔離されているのは、ダンカンさんが感染中に密接な接触のあった恋人のルイーズ・トローさんと男性2人、ティーンエージャー1人。西アフリカでの感染者は既に少なくとも8000人に上り、そのうち約半数が死亡している。


Two Ohio schools closed amid Ebola scare USA TODAY (米国) オハイオ州、エボラ感染が不安で2校が休校に

 一人の教師がダラスのエボラ発症ナースと同じ飛行機材に搭乗していたという理由で2校が休校。
 同じ便ではなく同じ機材。

 もう1校では一晩かけて校内を消毒した。

 コメント(管理人);相当なパニック現象だ。しかし当事者達は真剣である。

・ Liberia has shortage of body bags, supplies to fight Ebola outbreak CNN (米国) リベリアが死体袋等の対策必要物資の供給不足を表明

Spanish nurse's assistant says she'd treat Ebola patients again CNN  (米国) スペイン人看護助手、回復後の職場復帰を希望

 カルロスIII世病院に入院中のスペイン人看護助手テレサ・ロメロさんの容態に改善の兆しが見られる。まだ食事はできないが、水分は経口摂取できる。回復したらエボラ感染者の治療に戻る意欲を見せている。ロメロさんは夫のジャビアー・リモン(Javier Limon)さんに愛犬のことを尋ねたが、リモンさんは愛犬の安楽死を告げてないという。
 
Ebola crisis: British army medics travel to West Africa BBC UK (英国) エボラ危機:イギリス軍医療班が西アフリカに派遣される

 イギリス軍医療部隊が西側アフリカに派遣された。シエラレオーネで感染した医療従事者の治療にあたる12床の医療施設を、人道支援団体、セーブザチュルドレン(Save the Children)との共同で運営する。医療部隊は医師や看護師、感染症専門家から成る。


Ebola crisis: WHO says major outbreak in West 'unlikely' BBC (英国) エボラ危機:WHOが西側諸国での大流行の可能性は低いとコメント

 クリストファー・ダイWHO戦略長官(Christopher Dye, WHO director of strategy)は、米国や西ヨーロッパでのエボラ感染は大変深刻な問題であると述べた上で、「 感染の発生とその拡大を誰もが心配しているが、公衆衛生が盤石な北アメリカや西ヨーロッパでの感染拡大の可能性は極めて低い」と強調した。

 これに先立ち米国では、より積極的なエボラ監視の強化を図るため、オバマ大統領は感染者受け入れ病院に特別な訓練を受けた「スワットチーム」の派遣を公約した。

 コメント(管理人);WHOもオバマ大統領も世界的にエボラが流行する可能性は低い(極めて低い、 またはvery,very low)と言ってきた。しかし最近、その言動にはうろたえが感じられる。


Experts Offer Steps for Avoiding Public Hysteria, a Different Contagious Threat New York Times (米国) 別な感染脅威、社会的エボラパニックに対する専門家の対策

 社会公衆精神医学専門家達の試み。

 パニック状況が高まりつつある。エボラ脅威が社会的に高まり、救急室へは感染を恐れて受診者は減る等。

 当局は発表内容に十分注意しなければならない。今後数週間がエボラに対する不安感を鎮める重要な期間になる。公衆精神医学専門家はそのように判断している。

 他略。

Ebola: France to check travellers at airports   The Local (フランス) エボラ:フランスが空港での感染国からの入国者の健康チェックを開始

 フランスは15日(現地時間)、空港でエボラ感染国からの入国者に健康チェックを開始するとする声明を発表した。声明はオーランド大統領のオバマ大統領やドイツ、英国、イタリア首脳とのビデオ会談において、エボラ対策として各国が空港で感染国からの入国者に健康チェックを実施することを確認した後に発表された。しかし、この健康チェックが機上で行われるか等の詳細は明らかにされていない。

 ヨーロッパと感染国を結ぶ航空便数はわずかで、現在、フランス航空のパリからギニアのコナークリ便と、ベルギー航空のブリユッセルからコナークリとリベリアの首都モンロビア便が運行されている。ヨーロッパに乗り継ぎ便を運行するロイヤルモロッコ航空も感染国への運行を継続している。


 突然改訂された米国医療機関内エボラ感染防止ガイドライン、国境なき医師団から多くを学ぶ
Lax US Guidelines on Ebola Led to Poor Hospital Training, Experts Say New York Times (米国)  米国の、手ぬるいガイドラインが病院の未熟な訓練を引き起こしている、専門家達が批判
  16日、感制御医師達は、米国の曖昧な医療機関用ガイドラインに従って各病院が不適切な訓練を行っていると語った。
 米国CDCは14日夜突然、米国病院におけるエボラ患者取り扱いのための感染防御方法を変更した。
 内容は{国境なき医師団}の長年の経験に基づいたもので、CDCが同医師団に多くを学んだことが新ガイドラインに記されている。

 ガイドライン変更内容




Countries issue travel bans on Ebola-stricken nations  CBS (米国) エボラ感染国からの入国を禁止

 カリブ海の小国セイントルシアは8日(現地時間)、西アフリカのエボラ感染国からの入国を禁止することを決定した。ケニー・アンソニーセイントルシア首相はエボラ感染が終息を迎えるまで、ギニア、シエラレオーネ、リベリアからの入国を禁止すると述べた。貧しい小国のセイントルシアにひとたび感染が発生すると感染拡大を抑制する能力に欠けることから、感染者の入国の可能性を最小限にすることを目的とする。人口200000人のセイントルシアの60%以上の国内総生産が観光に依存している。

 また、南米コロンビアはコロンビア国立衛生研究所の勧告に従い、今後4週間以内にアフリカの感染5ヶ国からの入国を禁止することを表明した。
 米国は渡航制限が感染国への支援の妨げになるとして反対している。


 2例目の発病ナース、発熱後航空機搭乗

Ebola Patient Contacted CDC Before Flight, Agency Says  5NBCDFW.VOM (米国) 米国CDC、エボラ感染ナースの発熱を航空機搭乗前から知っていた

 ナースは発熱したいたことから航空機に搭乗前にCDCに相談していた。しかしCDCは、ナースの体温が37.5℃と伝えられ、基準の38℃に達していないことから、搭乗しないようにとのアドバイスはしなかった。


 日本国内での対応状況
エボラ出血熱:国内検査に懸念…危険ウイルス扱えず 毎日新聞

 エボラ出血熱への対策が国際的な課題となっているにもかかわらず、日本では感染が疑われる患者が見つかってもウイルスを調べる体制が整っておらず、確実な診断ができないことに懸念が広がっている。危険性が高いウイルスを扱う能力を備えた施設はあるが、制度上、取り扱いが許されていないためだ。厚生労働省の担当者は「現状では感染の疑いの有無までしか調べられない」という。

 ◇感染判断は困難

 国は、ウイルスの危険度を4段階に分類し、危険度の段階に応じて扱える施設を定めている。エボラウイルスは最も危険度が高く、最高レベルの設備を有した施設でなくては扱うことができないことになっている。この制度は、世界保健機関(WHO)がウイルスの危険度「バイオセーフティーレベル」(BSL)から定めた4段階の施設基準に準じている。

 厚労省によると、日本では約30年前、最高レベル(BSL4相当)の設備が国立感染症研究所村山庁舎(東京都武蔵村山市)と理化学研究所バイオリソースセンター(茨城県つくば市)に整えられたが、地元住民の同意が得られないなどの理由から、現在も最高レベルでの運用は許可されていない。

 このため、仮にエボラ出血熱の可能性がある患者が見つかった場合、感染研村山庁舎で患者の血液や尿、のどから採取した粘膜などを検査するが、ウイルスを取り出したり、培養したりすることは許可されておらず、確実に感染しているとの判断はできない。

 日本学術会議のメンバーとして今年3月、BSL4施設の必要性を提言した江崎孝行・岐阜大教授(病原微生物学)は「今は特効薬がなく、効果があるのか分からない薬を患者に投与している。ウイルスを培養できればいきなり人体に投与しなくても薬の効果を研究できる」と施設の重要性を指摘する。

 感染研ウイルス第1部の西條政幸部長も、ウイルスの感染能力の有無やウイルスがどこから来たのかを調べるには、ウイルスの培養が必要という。ただ、西條部長は「万一、エボラ出血熱が国内に入ってきても準備態勢は整えてあり、制限はあるが対応はできる」と話す。


President Obama Convenes Emergency Ebola Meeting at White House ABC News (米国) オバマ大統領、ホワイトハウスで緊急エボラ対策会議を開催

 オバマ大統領はより協力にエボラを監視しなければならないと語り、大統領がSWATチームと呼ぶ緊急対策チームを、発生24時間以内にCDCから派遣するように指示した。

Second Texas Ebola patient transferred to Atlanta  BBC (英国) テキサス州 2例目の感染者がアトランタに転院

 ダラスの2例目の看護師が、テキサス州のテキサスヘルスプリステリアン病院からアトランタのエモリー大学病院に移送された。
 
 尚、テキサスヘルスプリステリアン病院で治療中の看護師ニナ・パームさんの容態は良好とされる。

 コメント(管理人):メモリー大学病院は先に数人のエボラ患者を治療し、十分実績を積んでいる。
 同時にアトランタはCDCもあり、連携は密にとることが可能となっている。

WHO: Ebola continues to expand geographically  BBC (英国) WHO:エボラは地理的拡大をしている

 WHOは国際社会の協力をもって致死的エボラウイルスに対応しなければ、1週間で10000人の感染者が発生する可能性があると警告している。
 ブルース・アイルワー(BruceAylward)WHO副総長はジュネーブで記者に対し、未だ感染は地理的拡大をしており、感染国の国境沿いに新たな感染者が発生しているとしながらも、ここ数週間のリベリアでの感染者の増加率に低下が見られ、「感染者の発見と安全な埋葬が感染拡大の抑制につながっている」と語った。


Obama Urges 'Aggressive' Monitoring of Ebola Threat in US New York Times (米国) オバマ大統領、国内のエボラ監視態勢を強化するように指示

 エボラ監視態勢を強化するように指示を出したが、国民には政府がエボラの拡大は抑えることが出来ることを信頼するように語った。

UPDATE: Local Students Were On Flight With Nurse Diagnosed With Ebola KWTX (米国) エボラ発症ナース搭乗の航空機内に地域の高校生達も搭乗
  North Belton Middle School studenおよびa Sparta Elementary School student が14日夜にエボラと診断されたダラスのナースと同じ航空機に同乗していた。
 

Dallas Ebola Update: Obama cancels campaign trip, wants Ebola SWAT team 89.3 KPCC (米国) オバマ、キャンペーン旅行中止、エボラ特殊対策チームを招集


Against Rules, Amber Vinson, Dallas Worker With Ebola, Boarded Plane  New York Times (米国) 規則に反して、2番目のエボラ感染ナース、航空機で旅行
 エボラで死亡したダンカン氏の治療チームにいたナースが、今週、発熱する前の日オハイオからテキサスに民間航空機で旅行した。
 CDC長官によると、観察期間内のため旅行は許されてないという。
 
・Obama Cancels Campaign Trip to Meet With Cabinet on Ebola New York Times (米国) オバマ大統領、キャンペーン旅行を中止してエボラに関する閣僚会議開催

 2人目の感染ナースが確認されたことからオバマ大統領は閣僚会議を開催。

・Second Health Care Worker With Ebola Was In Isolation Within 90 Minutes: Official  Huffington Post  (米国) 二番目のエボラ発症ナース、発熱申告後90分以内に隔離;当局

 エボラで死亡したダンカン氏の看護の当たったナースが実家に帰り、その後微熱を適しているのに航空機でダラスに戻った。ダラスの病院当局は発熱確認後90分以内にナースを隔離したという。そして検査でエボラ感染が確認された。ダンカン氏から2次感染した2人目のナースとなった。
 CDC長官は嘔吐などの症状を呈してないことから航空機内での感染は非常に低いとしているが、搭乗者の健康調査が行われている。

・New Texas nurse with Ebola had fever on airliner  Reuters (国際) テキサスの感染看護婦、微熱にもかかわらず航空機で移動

 CDC高官は15日(現地時間)、テキサス州2人目の看護師のエボラ感染が確認された14日、感染者が微熱を呈しているにもかかわらず、民間航空機でオハイオ州からダラスに移動していたと公表した。米国にとってエボラ感染抑制の新たな懸念材料となった。

 トーマスフリーデンCDC長官は、乗り合わせた乗客が感染する可能性は極めて低いが、看護師は移動すべきではなかったとする見解を述べた。
 テキサス州保健サービス省職員によると、死亡したダンカン氏の治療を担当したアンバー・ビンソン(Amber Vinson)看護師(29)は14日、病院へ発熱の報告直後に隔離されたとしていた。
 しかし、微熱を呈したビンソン看護師は14日、オハイオ州クリーブランドからテキサス州ダラスを航空機で移動していた。



15日

エボラ情報


 主要ニュース

 ダラスの病院で2人目のエボラ感染者が確認
2nd health care worker tests positive for Ebola at Dallas hospital CNN (米国)ダラスの病院、2人目のエボラ感染スタッフが確認
 スタッフは14日から発熱し、直ちに隔離されていた。

 保健当局では当感染者に状況を詳細に聞き取りし、その感染原因、他のスタッフへの感染の可能性などを調査している。

Ebola outbreak: Second Texas health worker 'tests positive BBC (英国) エボラアウトブレイク:二人目の医療従事者の感染を確認 

 速報) テキサス州で2人目の医療従事者のエボラ出血熱感染が確認される。


エボラ出血熱に備え、イギリス本土への上陸を想定した大規模演習を実施 ハフィントンポスト  (国際)
 {イギリス本土にエボラ出血熱のウイルスが上陸した場合に備えて、同国の関係各機関が参加する大規模な演習が行われた。

8時間にわたって行われた今回の演習では、大勢の医療関係者が参加し、俳優たちがエボラ出血熱の症状を演じた。病院や救急隊、イングランド公衆衛生サービス(PHE:保険省に属する公衆衛生機関)の専門家とともに、関係省庁の大臣も、全国各地でそれぞれのシナリオに基いて行動した。その様子を写真で紹介していこう。}

 コメント(管理人):かってH5N1鳥インフルエンザがパンデミックを起こす可能性がいわれていた頃、英国はコードネーム”冬の柳”と呼ばれた行政機関、金融機関が中心となった大々的模擬訓練を行った。

NBC News Freelancer Ashoka Mukpo Wants Ebola Focus on Africa, Mom Says NBCNews.com  (米国) エボラ発症NBCフリーランサー、アフリカにもっと目を向けるようにと訴えている、母親が代弁
 ネブラスカでエボラ治療中のフリージャーナリストのAshoka Mukpo氏の両親が、息子がもっとアフリカへ目を向けて欲しいと訴えていると語った。同氏は回復中と伝えられている。

New Ebola vaccine study has begun in Maryland USA TODAY  (米国) メリーランドで新規エボラワクチン臨床試験が開始

 カナダの製薬企業開発ワクチンが、臨床試験に。

Spain Exposes Holes in Plans to Treat Ebola New York Times (米国) スペイン、エボラ患者治療過程にいくつかの不備

 患者を空港から病院に運び、隔離室で治療を行い、死亡後の感染物質処理までの過程に、いくつかの不備が認められる。しかし、予算が削減されていて施設的にも十分な対応は困難とされる。

Nurses' union: Dallas hospital lacked Ebola protocols CBSNEWS (米国) ナース連盟、ダラスの病院にはエボラ感染対策プロトコールはないと、非難

Nurses Say U.S. Hospitals Aren't Adequately Prepared To Handle Ebola Patients Huffington Post  (米国) 米国、ナース達、国内でのエボラ患者取り扱い方は十分浸透されてない

CDC Promises Special Ebola Response Teams  NBCNews.com (米国)CDC、特殊エボラ対策チームの編成を約束
 将来国内のいずれの病院でもダラスでのエボラ院内感染が起きる可能性があるが、そのためにCDCは、専門家から構成される特殊編成チームを用意すると発表。

CDC to Send Expert Team to Any US Hospital Where Ebola Is Diagnosed New York Times (米国) CDC、エボラ診断された場合、国内の病院へ専門家を派遣

EU、エボラ熱対策で軍投入に向け調整へ ロイター (日本語版) 

 {[ルクセンブルク 13日 ロイター] - 欧州連合(EU)の各国外相は、西アフリカで感染が拡大するエボラ出血熱への対策をめぐり、軍投入に向けEU内で調整を図ることを協議する。

 EU当局者と外交筋によると、救助活動のため各国が派遣する軍事要員の連携や現地での病院建設などで協力する可能性がある。

 英国とフランスは物資や資金以外にも人道支援や軍の投入を表明している。両国がEUとどの程度連携していくかは不明で、加盟国の間から反対の声が上がる可能性もあるという。

 16日には保健担当相会合が開かれ、空港での検査体制の強化などを協議する予定。20日には外相会談が開催されるが、エボラ熱の対策は主要議題になる見通し。}


76 People in Texas Being Monitored for Signs of Ebola New York Times (米国) テキサス州、ダラス、76人がエボラ監視下に
 エボラ患者を治療したテキサスの病院、何らかの操作で患者に接したスタッフ76人が健康監視下に置かれている。
 死亡したダンカン氏と接触して監視下に置かれているのは、医療スタッフを含めて125人、そのうち48人は既に危険期を過ぎており、感染の心配は低くなったとされる。

 西アフリカのエボラ感染者数はさらに増加の一途
    --ムムムムム…
(管理人つぶやき)
WHO Forecast for Ebola Worsens as Mortality Rate Rises New York Times  (米国) WHO、西アフリカのエボラのさらなる拡大と致死率上昇を予測
 WHOは12月までに西アフリカのエボラ感染者は週に1万人発生する可能性が高いと予測。過去4週間の10倍となる。
 また致死率はこれまで大体50%であったが、12月までに70%に上昇するだろうと発表。

 コメント:結果的に世界に感染者、発病者が出てくる可能性は高いし、それを予測した上での各国の対応は必要。

Why Ebola may pose a greater threat in the ICU  USA TODAY (米国) なぜ、エボラはICU(濃厚治療室)脅威的感染リスクを持つのだろうか?
 スペインでも米国でもナースがICUで感染している。なぜ?

 ICU内では患者に密接した操作、ウイルスが飛び散る操作が非常に多い。


14日

エボラ情報


Dallas Nurse Caught Ebola Despite Safety Gear, Can't Pinpoint Breach NPR  (米国) ダラスのエボラ感染ナース、予防手技にミスが確認されず
 ナースは先にエボラを回復したケント・ブランディー氏からの血漿を輸注されている。
 CDCは予防手技のどこかにミスがあったため感染したと判断しているが、今の段階では同ナースの予防手技にミスは見つかっていない。

Ebola outbreak: UN health worker dies in Germany hospital  BBC News (英国) 国連保健スタッフ、エボラ治療中のドイツの病院で死亡
 実験的治療薬が用いられていた。

Medical official dies of Ebola in German hospital The Guardian (英国)  エボラ感染WHO雇用医療スタッフ、ドイツの病院で死亡
 9日、リベリアで発病し、ドイツのライプズッヒの病院へ搬送された56才のスーダン人の医療スタッフが死亡した。到着時から危篤状態といわれていた。患者は隔離室を装備したジェット機で搬送された。
 ドイツで3人目のエボラ患者治療となっていた。

 間違いなく英国にもエボラがくる
UK to start fever tests for Ebola at Heathrow airport The Guardian (英国) 英国、ヒースロー空港でエボラ検査を開始

 エボラ流行国、リベリア、シエラレオーネ、ギニアからの入国者の健康チェック。
 月に1000人の入国者の完全なチェックは不可能かも知れないと当局者は語る。
 しかし感染者の89%はチェック可能だろうとされる

 年末までにはエボラ感染者が入ってくると予想されるが、この3ヶ月間でせいぜい10人程度とする推測もある。

Error in Dallas may have exposed others to Ebola, CDC chief says Los Angeles Times  (米国) ダラスの病院で感染予防の失敗は、ウイルスが他の人々に広がっている可能性もある、CDC長官がコメント

 病院内感染でナースがエボラを発病した事実は、感染予防手技の不手際が考えられることから、他の人々への感染も可能性がある、とCDC長官のコメント。

CDC Rethinking Methods to Stop Spread of Ebola New York Times  (米国) CDC、エボラ拡大防止方法を再考慮

 CDCは医療スタッフの感染防具脱着方法が適切に行われているかのチェック、さらに脱着後隔離区画を出る時の汚染除去方法の強化を考慮している。

Health officials urge hospitals to 'think Ebola' The Seattle Times (米国) 米国、保健当局、医療機関にエボラ対策を緊急に講じるように要求

 治療対策マニュアルの点検などを指示。

CDC head says more health care workers could have Ebola, despite claiming ... Fox News
 (米国) CDC長官、さらに多くの医療スタッフがエボラ感染を起こす可能性がある

・CDC Reviewing Procedures After New Case of Ebola in Dallas New York Times (米国) CDC、ダラスのエボラ院内感染例に関して、感染予防操作を調査に

・Passengers from Ebola-infected countries to be screened at UK borders  The Guardian  (英国) エボラ流行国からの英国への入国者は健康調査に


 発熱は必ずしもエボラ発症のサインとはいえない
・Ebola research: Fever not a surefire sign of infection Los Angeles Times (米国) エボラ研究;発熱は必ずしも発病の確実なサインではない

 CDC長官、国立衛生研究所アレルギー感染センター長官のファウチ博士等は、エボラ発病のサインとして発熱を上げている。

 38.6度以上の体温はなく、他にエボラを疑わせる症状がなければ当局ではエボラ感染がないと判断する。
 しかし最近の西アフリカにおけるエボラ確定例と疑い例の13%では発熱が伴っていなかったことが、多数の症例分析で明らかになった。

 研究はWHOがサポートして、先月のNew.Engl.J.Med(ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン)に発表された。
 3343例を対象にして87.1%で発熱を認めた。一方12%が発熱を呈していなかった。

 米国保健当局は繰り返し発熱がエボラ感染の重要な指標だと説明している。
 さらにオバマ政権は5カ所の国際空港で西アフリカからの入国者のエボラチェックとして発熱チェックを開始した。

 連邦政府のエボラ対策をサポートしている国立アレルギー感染症センターのファウチ長官は、10月4日のCNNの、発熱がなくても感染する例はあるのか?という質問に、それはノーであると答えている。
 さらに決して100%とは言い切れないが、基本的に100%といえると語り、生物学的では100%という言い方は難しいが、この例はそうした返答が妥当である、と付け加えている。


 ダラス市、エボラ脅威の払拭に務める

・エボラ米国内初の感染、懸念払しょくに努めるダラス当局者 ウォール・ストリート・ジャーナル日本版

 【ダラス】米テキサス州ダラス郡の郡判事を務めるクレイ・ジェンキンス氏は、エボラ出血熱感染リスクに神経をとがらせる住民の懸念を払しょくするため、この疾患で亡くなったリベリア人男性のアパートに入った。

 郡の保健部門を監督するジェンキンス郡判事は12日午前7時半、テキサス・ヘルス・プレズビテリアン病院で、2人目のエボラ熱患者が発生したことを明らかにした。住民たちが恐れていたニュースだ。

 ダラスは人口126万人を抱える全米で9番目に大きい都市だ。8日に亡くなったトマス・エリック・ダンカンさんを担当していた女性看護師がエボラ熱に感染したとの検査結果について市の幹部らは、市民に対する脅威はほとんどないと強調している。

 しかし、2人目のエボラ熱患者(国内での感染が明らかなケースとしては1人目)発生に、政治家や保健当局者が衝撃を受けたのは明らかだ。疾病管理予防センター(CDCP)が、同病院での「手順違反」により他の職員もエボラウイルスと接触した可能性があるとの見解を示し、当局者らはほかにも感染者がいる公算が大きいと認めた。

 ジェンキンス氏は12日、「明らかに悪いニュースだが、パニックを引き起こすほどではない」と述べ、エボラ熱は患者の体液への接触を通じてのみ感染するとあらためて強調。「今回のケースでも、この科学的前提は変わらない」と説明した。

 これまでにも、ダラス・フォートワース地区の当局者らは何度もこうしたコメントを繰り返している。エボラ熱への恐怖から経済活動が低迷することを懸念し、住民に通常の生活を続けるよう呼びかけている。

 ダラスは二つの重要な年中行事のさなかにある。テキサス州の祭りと、11日に行われたコットンボウル(カレッジフットボール)のテキサス大学対オクラホマ大学戦だ。州の祭りには毎年300万人が訪れるが、観光客の減少を恐れた主催者は消毒薬をいたるところに置き、16メートルを超える「ビッグテキサス」像のセリフを「食べる前には手を洗おう」に変えた。

 だが、12日のニュースは新たな課題をもたらした。2人目のエボラ患者(名前は非公開)とされる人物が住んでいた、風格のある古い集合住宅のある界隈は特にそうだ。

 ダラス市のローリングス市長はインタビューで、専門のスタッフがアパートを清掃するために待機しているが、室内にいる患者の飼い犬の扱いに対する指針を受け取るまで作業は開始しないという。

 スペイン当局は先週、エボラ熱に感染した医療従事者の飼い犬を安楽死させると決定して批判された。専門家の大半は、犬から人間にエボラウイルスがうつる可能性はほとんどまたは全くないと話している。

 感染した職員と同じ建物に住む債券アナリストのヘザー・コレイアさんは、多忙なため近所の人との交流はあまりなく、それが幸いしたと述べた。エボラ熱に感染するとは思っていないと述べたうえで、「家の近くで起きてほしくはない」と語った。

 同じ通りに住む医療コンサルタントのリサ・フルーリさん(34)は、感染することよりもマスコミの集中的な報道のほうに不安を感じていると話した。頭上に報道陣のヘリコプターが飛ぶなか、「ここで私たちは暮らしているのだ」とし、「こんな状態がいつまで続くのか」と述べた。

 ジェンキンス郡判事は、感染した職員について「非常に懸念」していることは認めたが、エボラ熱抑制についての楽観的な見方は変わっていないとインタビューで語った。

 ジェンキンス氏はダンカンさんのいたアパートに防護服なしで入ったほか、ダンカンさんの婚約者が仮住まいに引っ越す車にも同乗した。新たなエボラ熱患者の家族とも連絡を取っており、診断は家族にとって「恐ろしい試練」だと話した。2例目を引き起こした違反が繰り返されないよう当局者らが努めているとし、市民が恐れることはほとんどないとした。


・エボラワクチン作製の遅れは予算不足;米国
Funding Cuts Delayed Ebola Vaccine, U.S. Official Says  TIME (米国) 米保健衛生高官がエボラワクチン開発遅れを予算削減と指摘

 連邦保健衛生高官はインタビューで、研究費予算の削減がなかったならば、研究者は現行のエボラ感染流行を抑え込むエボラワクチンを完成させていたであろうと述べた。

 フランシス・コリンズ米国立衛生研究所長官はハフィントン・ポストに対し、2001年から国立衛生研究所で研究開発されているエボラワクチンについて、「率直に言って、ここ10年間の研究支援への予算削減がなかったならば、恐らく臨床試験を終え、ワクチンは完成していたであろうし、現行のエボラ感染流行に間に合っていたであろう」と語った。

 また、コリンズ長官は、過去の研究費が適性額であったならば、研究者や医師たちは「現状よりも1年や2年先」を行っているだろうとも述べた。
コリンズ長官の見解は、当局が米国2例目のエボラ感染者の対応に迫られている時のものである。


13日

エボラ情報


 ブリュッセル空港、リベリアからの搭乗客の健康チェックなし
No Ebola Checks at Brussels Airport After Flights From Liberia NBCNews.com  (米国) リベリアからの航空便、ブリュッセル空港でエボラチェックなし

 リベリアの首都モンロビアから唯一ヨーロッパへの飛行便を出しているブリュッセル航空。 週に2便運行していて、米国への帰国者もこの便を利用して米国に渡る。
 
 モンロビアを出るとき、2度にわたって体温を測定し、詳細な問診票に記入する。
 ブリュッセル空港に降り立った搭乗客には特に健康チェックはない。

 米国では今週末から西アフリカからの入国者に対して、5国際空港で健康チェックが行われる

 コメント(管理人):グリート・シオット(Geert Sciot)ブリユッセル航空副社長は、当面、当該国への運行を休止する考えはなく、「運行は弊社の人道的義務と捉えており、我が社の運行がなければ、感染国への医療スタッフの搬送がほぼ困難になる」と述べた。


 米国、エボラ医療機関の問題を巡り議論が高まる
Ebola Protocol Breach Raises Questions About Where to Treat Patients  ABC News  (米国) 院内エボラ感染、感染予防手順不遵守が原因となれば、どこで患者の治療を行えばいいのか

 エボラ治療に特化された施設を持つ医療機関は米国内に4カ所しかない。今回のダラスの病院は含まれてない。
 完全に感染予防手順を遵守することが要求されるエボラ治療。
 それはどこの病院で行われることが出来るのだろうか。

 NHK報道
米 エボラ出血熱感染拡大防止へ対策急ぐ NHK

 アメリカ南部テキサス州の病院で、エボラ出血熱の患者の治療に当たっていた女性の医療従事者がエボラウイルスに感染したことが確認されたことを受けて、この女性の自宅周辺では消毒作業が行われ、感染拡大を防ぐ取り組みが進められています。

 アメリカのCDC=疾病対策センターは12日、テキサス州ダラス市内の病院に勤務する女性の医療従事者が、エボラウイルスに感染したことが確認されたと発表しました。
この女性は、西アフリカのリベリアから入国してエボラ出血熱を発症し8日に死亡した40代の男性の治療に当たっていたということです。
 アメリカで、西アフリカに渡航歴のない人に感染が起きるのは初めてで、ダラス市内にある女性の自宅周辺には、警察官が立ち入り禁止の規制線を張って近くの住民に近寄らないよう呼びかけ、中では防護服を着たスタッフが消毒作業を行っていました。
 近所に住んでいる女性は「すぐ隣に住んでいるので、感染が拡大しないかどうか不安です」と話していました。
 西アフリカを中心に感染が広がるエボラ出血熱を巡っては、スペインでも患者の治療に当たっていた女性が感染しています。
 アメリカ政府はツイッターで、エボラウイルスについて空気感染はしないことなどを説明し、冷静に対応するよう呼びかけるとともに、これ以上感染が拡大しないよう対策を急ぐことにしています。


 現場での不手際が感染原因と決めつけたCDC長官への批判高まる
CDC head criticized for blaming 'protocol breach' as nurse gets Ebola Reuters  (国際) CDC長官。ナース感染原因が感染予防手順の不遵守と決めつけたことから批判が高まる

 医療担当専門家達の間から、CDC長官がダラスのナースの感染原因が感染予防手順の不遵守にあると断定し、この事例から米国内の医療機関が致死的ウイルス感染症に対するスタッフのトレーニングを適切に行っていないことが示されたと語ったことに、批判の声が上がっている。

 保健担当者および感染制御専門家は、病院スタッフはエボラ患者治療中の各段階を通じて、正しい感染予防装具の使い方を指導される必要があると語っている。

 テキサスの病院がダンカン氏が入院する前に模擬訓練を行っていたかは確かではないが、国内のナース達への調査では、エボラ訓練を受けている例は少数であり、病院当局からは何らコメントは得られてない。

 専門家の中には西アフリカのエボラが世界的に拡大した場合、米国内の全病院がエボラ患者を治療すべきとの主張に疑問を呈している例もある。
 米国保健当局はエボラ治療を専門とする医療機関を地域毎に決めるべきだという。

 最近CDCは詳細なエボラ対応マニュアルを発表した。
 しかしこの膨大なマニュアルの内容をいかにして現場で知識として受け入れることが出来るか、との疑問も多い。

 
 CDC広報官のトム・スキナー氏は、ダラスのナースの事例は調査中であるが、感染予防手順に最新に従うことは、エボラ患者を扱う上で非常に重要なことである。一つの安易な手抜きは誰かの感染につながる、とコメントしている。

 しかしそこまでの厳密な予防手順をスタッフにマスターさせることを、全ての医療機関に求めるのは無理であるとの意見も多いのも実情である。

 以下略。


 CDC、医療スタッフへのエボラトレーニングを強化
CDC Will Offer More Ebola Training to Health Care Workers  New York Times (米国) 米国CDC、医療スタッフにさらなるエボラトレーニングを行う予定

 CDCは12日(現地時間)、病院スタッフがエボラ感染をうけることを防ぐために、さらなるトレーニングを行うことを予定し、各医療機関にエボラ患者に対応するための練習を行うように求めた。
 
 また同機関の報道官は、CDCはより正確で詳細な予防装具の脱着の方法を説明する予定としている。

 また医師やナースに、共同作業者や仲間達にも感染予防装具の正しい使い方をしているか監視することを求める予定という。


 感染予防手順の不遵守がナースが感染した原因:CDC
CDC director: Second case of Ebola in US result of 'breach of protocol' Fox News  (米国) CDC長官;米国の2例目のエボラ発症は感染予防手順の遵守の欠落による

 CDC長官は感染予防手順が遵守されなかったことがダラスの病院のナースの感染原因と考えられると語った。
 ナースは頻繁に患者と濃厚接触する機会があったという。
 CDCでは他のスタッフにも同様の予防手順の不遵守がなかったか調査していると語った。



 ダラスのナース感染、全米の医療担当者の間に不安感が高まる
Dallas Nurse Contracts Ebola Virus, Elevating Response and Anxiety New York Times (米国) ダラスのナース、エボラ感染;対策強化と不安感の増強

 ダラスの病院でナースが米国で初めて患者からエボラを感染した。
 地域はもとより連邦当局では、なぜ感染予防装具を着用していたナースが感染したか、その謎の解明に全力を注いでいる。
 と同時に他の地域の感染危険性ある人々のモニターを開始した。

 また国内の医療担当者の間にエボラ患者を扱う不安感が高まっている。

 ボストン疑い例
Boston hospital monitoring patient for possible Ebola case  Reuters  (国際) ボストンの病院でエボラ疑い患者が監視下に

 最近リベリアから帰国したマサチューセッツの男性が頭痛と筋肉痛を訴えたことから、エボラ疑いとしてボストン病院に隔離、検査を受けている。
 当局ではエボラと診断されたわけではないとコメントしている。

 しかしテキサスの病院で医療担当者から感染を受けたことから、当局では厳密な体制下でことを進めている。

 ダラスの病院スタッフ、エボラ感染確認される
  初診で無防備で対応したスタッフか、それとも治療中に関与したスタッフか?

'Close to Home': Neighbors of Dallas Ebola Patient Concerned NBCNews.com  (米国) 発病ナースの家庭周囲に情報がパンフレットで周知

 ダラス市当局は、発病ナースの住む家庭周囲の家庭にナースがエボラに感染した事実、およびエボラに関しての説明、そして恐れる必要はないことをパンフレットを配布して情報を伝えた。市長自らが説明に歩いたとされる。

 ナースが発病してから濃厚接触したのは1人だけとされる。その接触者は隔離された。
 ナースには子供がいない。


米のエボラ熱感染確認=CDC  時事通信 病院職員

 米疾病対策センター(CDC)は12日、テキサス州ダラスの病院でエボラ出血熱患者の治療に従事した女性の医療職員がエボラ熱に感染したことを確認したと発表した。米国内での感染が確認されたのは初めて。
 CDCはまた、この職員と8日に死亡したリベリア人男性患者の2人を発症後に担当した医療従事者全員について、綿密な観察下に置いたことを明らかにした。感染が確認された職員は看護師と伝えられている。

Texas health worker tests positive for Ebola  CIDRAP (米国) テキサス医療担当者、エボラウイルス陽性

 先に死亡したリベリア人男性のケアにあたっていたナースがエボラに感染した。
 ケアチームとして濃厚に接触していた。初期に男性に対応して、現在隔離されている医療担当者とは別である。

 ナースの感染はCDCで再度検査されるが、確認されるとスペインで院内感染したナースが確認された1週間後に米国でも院内感染が確認されたことになる。

 コメント:初期に無防備で対応したスタッフ、ダンカン氏の家族、ダンカン氏が病院に隔離されるまでに接触した人々が今後発症してくる可能性が高い。

米でエボラ出血熱治療に当たった女性が感染 NHK

 アメリカ南部・テキサス州の病院で、エボラ出血熱の患者の治療に当たった女性の医療従事者が、エボラウイルスに感染したことが確認され、医療従事者への感染防止が大きな課題になっています。

CDC=疾病対策センターは12日、テキサス州ダラス市内の病院に勤務する女性の医療従事者が、エボラウイルスに感染したことが確認されたと発表しました。
この病院は、西アフリカのリベリアから入国してエボラ出血熱を発症し、8日に死亡した40代の男性が治療を受けていた施設で、感染した女性はこの男性の治療に当たっていました。
女性は、この男性と接触した可能性があるとして、保健当局が監視対象にしている48人には入っていませんが、10日になって微熱が出たため隔離され、現在、容体は安定しているということです。
CDCのフリーデン所長は12日記者会見し、一般市民への感染リスクはないとしたうえで、「病院の感染予防の手順に不備があった可能性がある」と述べ、ほかの医療従事者も感染しているおそれがあることを示唆しました。
アメリカで、西アフリカに渡航歴のない人に感染が起きるのは初めてのケースです。
スペインでも、看護助手の女性が感染していて、医療設備が比較的整っている先進国でも感染が相次いでいることから、医療従事者への感染防止が大きな課題になっています。


CDC chief on second Ebola case: There was a breach in protocol   CBS NEWS (米国) CDC長官はエボラ二次感染に関し手順の不履行を指摘

 トーマス・フリーデンCDC長官は、当局はどのような感染予防における手順の不履行があったか確認していないが、テキサスの看護師によるエボラ感染には「明らかな」手順の不履行があると述べた。長官はCBSのインタビューに対し、「明らかな手順不履行が感染原因であるが、どの段階の手順に問題があったのか把握していないが、エボラ感染者を安全に治療するだけの能力は持ち合わせている」と語った。


 ダンカン氏の治療には人工呼吸器と透析が用いられており、主に気管内挿管と人工血液透析をはじめとする手順に何らかの問題がなかったか検討する。


Health worker who contracted Ebola wore protective gear: official  Reuters (国際)  エボラ出血熱感染の医療スタッフは個人防護具を装着

 Texas Health Presbyterian Hospitalの医療従事者がアメリカ初のエボラ出血熱二次感染と確認されたが、個人防護具を装着してダンカン氏の治療にあたった女性看護師であることが判明した。女性看護師の容態は安定している。尚、病院職員によると、当該職員の保護のため詳細の公表を控えているとする。


Texas Health Worker Tests Positive for Ebola New York Times (米国) テキサスの医療担当者、エボラ検査で陽性に

 以下の報道と同様。

Texas healthcare worker tests positive; would mark 1st Ebola transmission in U.S. CNN (米国) テキサス医療従事者のエボラ検査陽性;アメリカ初の二次感染

 テキサス州保健サービスは、Texas Health Presbyterian Hospitalに勤務する医療従事者がエボラに感染したことを公表した。米CDCが確定検査をする。CDCにより感染が確定されると、アメリカ初の二次感染となる。
 当該医療従事者は、アメリカ初のエボラ感染者となったダンカン氏の治療に従事した。

Health care worker at Dallas hospital tests positive for Ebola Fox News  (米国) ダラスの病院の医療スタッフ、検査でエボラ陽性に

 ダンカン氏の治療に参加していた医療スタッフが検査でエボラ陽性と確認された。
 医療スタッフは10日から微熱を呈し隔離されていた。

Texas health care worker tests positive for Ebola Reuters (国際) テキサス医療スタッフのエボラ検査陽性

 テキサス州国家保健サービスは12日(現地時間)、ダンカン氏を治療したTexas Health Presbyterian Hospitalに勤務する医療スタッフのエボラ検査が陽性を示したことを公表した。
当該医療スタッフは金曜日、微熱を呈したため隔離され、検査を受けた。結果は11日遅くに判明していた。


 リベリア、ナースが危険手当を求めてストライキに
Liberian nurses threaten strike amid Ebola epidemic  CBS NEWS (米国) エボラ流行の最中リベリアの看護師がストライキを計画

 リベリア政府高官は、エボラ感染流行の最中に危険手当に関しストライキを誘発しようとしている看護師や臨床医助手に月曜日)13日)からの勤務につくことを申し入れている。ストライキが決行されると、感染国最悪の2300人もの死亡者を出しているリベリアのエボラ対策に深刻な痛手になる可能性をはらんでいる。

 国立医療労働組合の組員は、一般的な200ドルから300ドルの給与に危険手当700ドルを上乗せする要求をしている。 当該組合は10000人の組合員を誇っているが、エボラ治療施設に従事するのはわずか1000人に過ぎない。ジョージ・ウイルアムス組合長は政府からの回答を待っているが、「現時点で何の接触もない。我々は話し合いの余地があるが、政府は新たに看護師を雇い入れて、我々と置き換えようとしている」と語った。

 WHOによると現時点で、エボラ発生国では400人を超える医療従事者がエボラに感染しており、その半数が個人防護具が不足するリベリアで発生、死亡者も95人に上る。

 ギニアでエボラ初発例が確認された時期、リベリアにはエボラ治療が2施設しかなく、現在よりはるかに少ない医療スタッフで運営されていたため、リベリア政府は700ドルの危険手当を約束できたが、深刻な感染拡大に直面している現状では公約が「国家財政の負担」となっている。リベリア政府は現在、危険手当を435ドルに減額しており、医師に対する危険手当825ドルの半額であることから、国立医療労働組合の反発を招いている。

 リベリア国民はストライキ決行の公算に危機感を募らせており、国際社会からの支援が促進され始めた矢先にエボラ封じ込めが頓挫するのではないかと危惧している。ストが決行されれば、暴動が起こる危険性があり、エボラ感染者が治療施設を後にする。


12日

エボラ情報



 キューバ、西アフリカ援助は世界の役割と大勢の医療担当者を派遣
Cuban doctors train, then fight Ebola in Africa  CNN (米国) アフリカでのキューバ人医師、訓練を受け現場に

 社会主義国キューバのエボラ対応は見事である。
 社会主義に基づくキューバの医療制度は、米国からの経済制裁に伴う物資不足にもかかわらず、WHO主導のエボラ対策に医療スタッフの派遣をいち早く公約した国である。各国の援助が遅々として進まないなか、キューバはすでに医師や看護師165人をシエラレオーネに派遣しており、今後6ヶ月で461人の医師と看護師をエボラ感染国に派遣する。
 
 ジョージ・ペレズ・アベラ(Jorge Perez Avila)ペドロ・コウリ熱帯医学研究所長官(the Pedro Kouri Institute for Tropical Medicine)は彼らの精神力と勇気を誇り、「キューバの基本方針は、持っていないものは共有できないが、持っているものは共有できるとするものであり、キューバはものを持たないが、キューバが持ち得た人材を共有する」と語った。
 それぞれの医療スタッフはキューバ政府と契約を交わしている。アベラ長官は「全員の無事を願わんばかりだが、恐らく数名の感染者が出るだろう」と述べた。


 キューバ国営放送によると、1500人を超える医療スタッフが他国でリスクのある派遣に自らの意志で従事している。
 今回の派遣に関しキューバ政府は、エボラ感染国での医療スタッフへの襲撃や急激に悪化する地域社会環境を考慮し、男性医療スタッフのみの派遣とした。
 キューバ人医療スタッフはWHO統括の下で活動すが、ジョー・ルイス・ファビオ(Jose Luis Di Fabio)WHOパンアメリカン保健機構長官は、万が一、キューバ人医療スタッフがエボラに感染しても、治療のための本国への退避はないことを彼らには伝えていると述べた。
 また、ファビオ長官は、感染国には世界中から医療機器や基金が流れ込むであろうが、感染国が最も必要としているものは訓練された医療スタッフであり、キューバ人医療スタッフが感染者を発見し、診断、治療すると言う。つまり、感染国での人材不足が最大の欠乏と考えている。

 オズマリー・ロドリゲス医師はかつて、ベネズエラとジンバブエの派遣を経験しているが、今回の派遣は人生最大の挑戦になると言う。「家族が心配しているが、家族は私の感染予防を信じてくれている。この派遣では感染伝播の阻止が重要な任務であるが、それは、キューバ人やアフリカ人だけのためではなく、世界のための任務と信じている。

 コメント:これは米国の報道である。


 エボラ発症フリージャーナリスト、改善傾向に
Ebola-stricken NBC freelancer shows modest improvement USA TODAY  (米国) エボラ発症NBCフリージャーナリスト、改善傾向に

 米国人ビデオジャー-ナリスト、Ashoka Mukpo 氏は重体ながらも改善傾向にあると、ネブラスカ医学センターの長官が語った。

 同センターでは先に治療を受けて回復したリック・サクラ氏と同じ実験的治療薬のbrincidofovirの投与を受けている。

 米国初のエボラ死者ダンカン氏の家族と人権指導家、当局を非難
Ebola Victim's Family Blames Hospital and State New York Times  (米国) エボラ死亡者の家族、病院と州を非難

 米国で初のエボラ死者の家族に、人権運動家のジェシー・ジャクソン師が加わり、死亡したダンカン氏がアフリカ人であった故、いくつかの差別扱いを受けたと病院当局とテキサス州を非難した。
 家族の許可なしに火葬されたことと、標準以下の医学的ケアを受けたことなど。


 エボラ大災害、国際社会が問題の共有化を図ることが急務
United Nations $1 billion Ebola appeal severely underfunded: U.N. officials Reuters (国際) 国連理事: 国連が求める10億ドル(1090億円)基金は大幅な資金不足

 国連理事は10日、エボラとの戦いの戦費として10億ドル(1090億円、1ドル=109円で換算)の拠出金を要請しているが、これまでに集まった基金は目標のわずか25%に過ぎず、これでは脅威的な潜在性のある危機に直面した時に安全が担保される国はないと警告した。

 デービット・ナバロー(David Nabarro)国連エボラ担当官は、「国際社会は前代未聞の挑戦に直面する可能性があり、それは、映画の世界で繰り広げられる想像上の大惨事のようなものであろう。しかし、私が西アフリカで目撃した大惨事は映画を超越したものであった」と語った。
 ナバロ博士は、8月末までのエボラ封じ込め成果を引き合いに出し、今後「20倍」の国際社会による貢献が必要とされていることを示した。ナバロ博士は国連総会で193加盟国への特別ブリーフィングを行ない、国連はエボラ感染拡大阻止の支援を結集させるたにUNMEERとして知られる緊急対応ミッションを発足させたことを紹介し、現在、急速な感染拡大で感染者数は3週間から1ヶ月で倍増している事実を伝えた。

 ジャン・エリアソン(Jan Eliasson)国連副事務総長補は、「国連が主張する10億ドルの基金は、わずか25%にとどまっている」述べ、より一層の医療スタッフを含む基金と機材の援助を訴えた。

 サマンサ・パワー(Samantha Power)米国連大使は国連総会で、キューバと東ティモールが、国際社会におけるエボラ対策への「自らの責任以上」の貢献を果していることを賞賛し、より多くの国に援助を求め、また、「国連財政追跡調査局によると、100万ドル(1億900万円)以上の公約をした国はわずか24カ国しかなく、エボラ対策を成功させるための国際社会の一致団結が責務である」と支援を求めた。東ティモールは200万ドル(2億円1800万円)の拠出を公約し、キューバは数百人の医師と看護師を西アフリカに派遣する。

 米国は現時点で、1億5600万ドル(173億3100万円)の拠出と医療専門家100人、感染地域に17治療施設と医療訓練施設の建設に4000人の兵士を派遣する。


 アンソニー・バンバリー(Anthony Banbury)西アフリカ国連ミッション長官は、エボラとの戦いにおける態度の変革の必要性に言及した。「西アフリカの感染3ヶ国にエボラが存在する以上、如何なる国も致死的ウイルスから逃れられることは出来ない」と語った。


Spanish Ebola victim conscious and sitting unaided  Reuters (国際) スペインのエボラ患者、意識はあり、介助なしで座ることが出来ている

 2日前から危篤とされているスペインのエボラ発病看護助手は、ロイターが入手した画像では介助なしに酸素マスクを着用して座っていて、スタッフと会話している。

 15人が他に隔離され健康状態が監視されている。

 スペイン政府はエボラが院内感染した原因を欧州委員会から問われている。

 米国の国際空港でエボラスクリーニング開始、CDCは反対
Ebola screenings begin at JFK; four more airports start next week  CNN  (米国) ニューヨーク国際空港(JFK)でエボラスクリーニング開始、他4港では来週から

 11日(現地時間)からニューヨークJFK国際空港でエボラスクリーニングが始まった。
 大勢の搭乗客が対象ではなく、一日150人程度の西アフリカからの入国者が対象であるから大きな行列は出来ない。
 
 こうしたスクリーニングを行っても、エボラ感染者が入国する危険性はゼロにはできないとして、米国CDCは反対している。


 米国、エボラ報道の問題点
The Problem With Ebola In The Media Forbes (米国) メディアのエボラ報道偏向化

 西アフリカのエボラ感染の拡大は止まない。感染者数や死者数も増加の一途である。国際社会による封じ込めや感染者の治療はようやく促進され始めた。

 しかしながら、ここ数日で、少なくとも米国や欧州でエボラに関する恐怖は恐ろしいほどに膨れ上がっているように思える。

 現実として、西アフリカ地域外のエボラ感染の可能性は極めて低い。勿論、警戒は必要だ。空港や病院のスクリーニングは公衆衛生を維持するだろう。だが、問題の本質はそうではない。つまり、エボラに対する恐怖が現実より何倍にも増幅されていることにある。

 ハーバード大学公衆衛生学部国際保健および保健施策の教授であり、またハーバード世界保健研究施設長官でもあるアシシ・ジャー(Ashish K.Jha)教授は以下のように主張している;
 「致死的疾病に対する恐怖は理解できるし、ダラスで死亡したダンカン氏の悲劇が事を劇的にしている。たとえエボラがインフルエンザより感染し難い感染症であっても、その根絶はなかなか難しく、世界中にリスクを及ぼし続けるだろう。しかし、西アフリカの悲劇は別として、当面、米国におけるエボラ感染者は時折見られる程度だ」つまり、今まさに、人々のエネルギーが間違った方向に向かっており、「理想を言うなら、恐怖を煽られるのではなく、西アフリカからエボラを根絶することにある」と主張する。
 

 人々はエボラに対する恐怖の真っ只中にいる。
 実際、米国では大きな流行は起こらないだろう。「時々ダラスのような感染事例を目にするであろうが、十分対応できる医療インフラのお陰で最悪のシナリオでも感染者は数十に止まり、決して数千ではないということだ」
 西アフリカでの感染拡大は明らかに深刻であり、根絶には時間を要する。しかし、ここ米国において、新聞や雑誌、テレビの見出しに踊るパニックが解決への解答ではない。エボラ報道には少々思慮分別が求められる。

 問題は、西アフリカに渡航歴と発熱があると、メディアはそのことを報道する。大勢が受診し優れた検査を受けることは良いことだが、ダンカン氏に起きた、たった一回の見落としを繰り返し報道するよりも数千の陰性結果があることも事実だ。

 ジャー教授が次のポイントも強調する。
 エボラ疑い例が報道されると、その内容が危機的なものにすり替えられ、実際のリスクは極めて低いにもかかわらず、大騒ぎが用心を失する為のものになる。

 「インフルエンザシーズンが到来したが、インフルエンザ感染者がエボラ疑診で受診するのだろうか。もしそうであれば、悪夢に他ならない。ある時点で過剰な恐怖は飽和点に達する。しかし今、我々は深呼吸をする必要があると考える」とジャー教授は語る。。


 エボラワクチン・実験薬の臨床試験に、偽薬を投与するプラセボ群は非倫理的試験方法
Ebola vaccine trials with placebo group would be unethical, scientists say The Guardian  (英国) エボラワクチン臨床試験、プラセボグループは非倫理的かも知れない、専門家

 世界3大陸の影響力を持つ研究者達が、医学雑誌”ランセット”の{編集者への手紙}に、西アフリカでのワクチンや実験的治療薬の臨床試験で、何も治療方法を施さないプラセボ群を設定するのは非倫理的ではないかという疑問を呈した。

 通常は患者を治療薬群と偽薬投与のプラセボ群に分けて試験を行う。
 しかしエボラのような治療方法がなく、緊急に対策を講じる必要のある場合、プラセボ群の設定は、それらの群の多くが死に至るのが予測されているので、通常の薬剤臨床試験の場と本質的に異なる設定が必要である。何もしないプラセボ群は非倫理的である可能性がある。
 RCT(無作為化[ランダム化]臨床試験)は、エボラのような致死率が高く、現在多くの感染者が死亡している現状では適した臨床試験ではない。プラセボ群の設定は非倫理的である可能性がある。

11日

MERS情報

サウジアラビア新規1例 累積感染者数760例 累積死亡者数324例

50歳男性、外国人労働者、ナジラン、顕性感染、病棟管理、併病歴なし、動物接触歴なし


エボラ情報


 ダラスの病院、ダンカン氏対応に調査が入る可能性
Texas hospital could face probe over handling of Ebola patient as records ... Fox News (米国) テキサスの病院、臨床記録が公表され、エボラ患者の扱いに捜査の手が入る可能性

 エボラ患者が治療されたダラスの病院に、州保健局が調査に入る可能性がでてきた。
 臨床記録で患者ダンカン氏が初診したさい、39.3度の高熱がありながら自宅に帰されたが、リベリアから帰国したことも知りながら、不可解な対応がなされていたことが明らかになった。

 シエラレオーネ、エボラ闘争に敗北宣言! 家庭での介護に任せる

Officials Admit a 'Defeat' by Ebola in Sierra Leone New York Times  (米国) 当局、シエラレオーネでのエボラ闘争に敗北を認める


Ebola fight in Sierra Leone puts battlefield in homes The Seattle Times (米国) シエラレオーネの家庭が戦場と化す

 シエラレオーネでエボラ封じ込めに苦闘する国際的保健機関の高官は10 日(現地時間)、シエラレオーネ当局は急増する感染者への治療が追いつかず、壊滅的な打撃を被っていることを認め、感染者の家庭での介護を承認したことを公表した。

 この決定はエボラ感染拡大の抑制における大転換を示すものとなる。当局高官は、毎月感染者数が倍増する感染拡大に援助物資が到着しないことを訴えたうえで、感染者を介護する家庭に解熱鎮痛剤や電解質溶液、手袋を配布すると述べた。
 
 シエラレオーネに駐留する米CDCチームリーダーのピーター・キルマックス(Peter Kilmarx)博士は、「エボラとの戦いに敗れたことを認め、感染者の家庭での介護は国の方針である。 臨床医として、対策の失敗を認めざるを得ないが、現在も対策を履行している。しかしながら、数百人のエボラ感染者が治療センターにたどり着けないのも事実だ」と語った。

 エボラ感染者を家庭で介護することが、これまで政府の打ち出した治療センターにおけるベッドの増床計画を廃止するということではないが、現実に感染拡大の勢いは止まらず、ベッドの増床や医師の増員は到底追いついていないのも事実である。

 米CDC高官は、家庭での介護者がエボラ感染死のリスクに直結することの深刻さを認識しており、この方針転換を「解熱鎮痛剤を介護者に渡し追い払う」ようなものだとその限界を表現した。感染者の大多数が手当を受けることもなく家庭で死亡しており、行くあてもない現状に鑑みるとこの方法しかないのではと語った。

 コメント(管理人):ベッドがない。医療担当者がいない状況下では、放置するしかないという帰結になる。こうし状況を国際社会はどう考えるのか、それが問題だ。


 エボラ死亡者ダンカン氏、当初からエボラ症状を呈していた
Dallas Ebola Patient Was Initially Sent Home Despite High Fever, Records Show New York Times  (米国) ダラスのエボラ患者、当初から高熱を呈していた、医療記録に記載

 ダラスで死亡したエボラ患者ダンカン氏は、病院受診当初から39.3度と高熱であり、強い痛み(10段階の8ポイント)を呈していたことが判明した。
 家族が病院の記録システム1400ページをAP通信に提出して判明した。
 さらに病院側はダンカン氏がリベリアから入国したことが分かっていたにも関わらず、抗生物質を持たせて家に帰していた。

 病院側は当初ダンカン氏の体温は37.8度だったと説明し、症状も重篤ではなかったと説明していたが、記録と大きく矛盾していることが確認された。

 医療機関を監督するTexas Health Resourcesの広報官は、調査中であるとコメントしている。


エボラ出血熱 日に日に状況は悪化 NHK  

 西アフリカで患者が増え続けているエボラ出血熱に対応するため、新たに発足した国連の緊急対応ミッションの活動について報告が行われ、現地の代表は、多くの支援にもかかわらず状況は日に日に悪化しているとして、各国に一層の協力を求めました。

ニューヨークの国連総会では、10日、エボラ出血熱に対応するため先月新たに発足した国連エボラ緊急対応ミッションの活動について初めての報告が行われました。
国連でエボラ対策を統括するナバロ調整官は、各国の支援に感謝したうえで、「現地ではなおウイルスの感染が対策を上回る勢いで広がり、助けを求める患者がさらに多くの人々と接触して感染を広げている」として、引き続き医療関係者の派遣や機材や資金の提供を呼びかけました。
また、緊急対応ミッションの本部があるガーナの首都アクラからバンベリー特別代表もテレビ電話で参加し、「内外の医療関係者がみずからも感染の恐れがあるなかで懸命に活動を続けている。もはや時間との戦いだ。状況は日に日に悪化している」と強い危機感を示し、各国に一層の協力を求めました。
国連では、エボラ出血熱への対策として国際社会に日本円で640億円余りの資金援助を呼びかけていて、日本も先週、現地の医療活動などを支援するため、およそ24億円の緊急無償資金協力を行うことを決めています。


 航空会社が西アフリカへの運航を継続するのは人道的見地からである:ブリュッセル航空
Why One Airline Flies To West Africa Despite Ebola  TIME (米国) ある航空会社がエボラにかかわらず西アフリカへ飛び続ける理由

 英国航空やエミレーツ航空のような主要航空会社が、急激に悪化するエボラ感染国への運行を一時休止する中で、米NBC放送が実施した調査では、西アフリカからの航空機の乗り入れを禁止すべきと考えるアメリカ人は58%に上ることが示された。

 しかし、一方で、ブリユッセル航空とローヤルモロッコ航空は、シエラレオーネやリベリア、ギニアへの運行を継続している。

 グリート・シオット(Geert Sciot)ブリユッセル航空副社長は、当面、当該国への運行を休止する考えはなく、「運行は弊社の人道的義務と捉えており、我が社の運行がなければ、感染国への医療スタッフの搬送がほぼ困難になる」と述べた。

 また、感染国を出国する乗客は全員、出国前に体温測定と質問票の記入が義務付けらているため、運行による乗客や乗務員へのリスクはないとシオット氏は考えている。

 ただ、シオット氏は、西アフリカへの運行にかかわる乗客の中に見落される乗客がいて、エボラ出血熱の感染拡大に寄与する可能性があることも認識している。それは疑いもなくアメリカ初のエボラ感染で死亡したダンカン氏を彷彿させる。症状を呈する前のダンカン氏はリベリアからブリユッセル航空で出国しているからだ。

 ブリユッセル航空の昨年の乗客数と収支の実績と比較して、貨物の待ちリストはあるものの、今年も前年と同様の実績である。「ブリユッセル航空としては、感染国への運行が利益を産んでいるとは全く考えておらず、また、報道機関から感染国への運行継続の要望を多数受けている」とシオット氏は述べた。


 カナダ、エボラ流行国から市民に待避することをアドバイス
Canada advises citizens to leave Ebola-hit countries Yahoo News (国際) カナダ、エボラ流行国に住むカナダ市民に待避することをアドバイス

 カナダ保健大臣のRona Ambrose は、リベリア、シニアレオーネ、ギニアに住むカナダ人に対して、民間航空機が運航されている間に帰国することをアドバイスした。

 また同保健大臣はエボラ流行国からカナダに入国する全ての人々は、入国時に健康チェックを受けると語った。

 ネブラスカのエボラ治療チーム、苦難を語る
I treated one of the American Ebola patients. Like you, I was anxious, too. Washington Post  (米国) 自分は米国人エボラ患者を治療した。しかしあなた方と同じようにすごく不安だった

 ネブラスカのエボラ治療チーム(Nebraska Biocontainment Unit)の副医学センター長の談話。同チームはリベリアでエボラに感染、発病したサクラ医師の治療に成功している。

 「自分たちが治療するエボラ患者のサクラ氏が到着する前の夜、自分の鼓動は早鐘をうっていた。
 米国として3人目のエボラ患者であるが、先の2人はアトランタのエモリー大学病院で治療が成功していた。
 今回は我々の責任となった。
 我々はこれまで何度となく訓練を繰り返してきた。
 その日の朝、我々のチーム40人は病院前に集合していた。搬送されてくるサクラ医師を待っていた」

 以下略。


 私は西アフリカを隔離状態にするのは反対だ;米国CDC長官
Opinion:CDC Chief: Why I don't support a travel ban to combat Ebola outbreak Fox News (米国) CDC長官オピニオン;なぜ私がエボラ拡大対策として、西アフリカからの入国禁止に賛成しないのか

 西アフリカからの旅行制限を行うことは、リベリア、シエラレオーネ、およびギニアの人々2200万人以上を隔離することに他ならない。

 もし野火が広がっているとき、周辺をフェンスで囲いはしない。我々は中に入って行き、火が飛び火して他の地域に広がる前に消し止めることを試みるだろう。

 世界の一部、または病気でない人々を隔離することは望まない。
 なぜなら、そうすることでエボラに感染した人々を闇に葬ることになり、流行を阻止することは間違いなく困難になるからだ。


 以下後で訳予定

Fears grow in United States over Ebola's spread outside West Africa Reuters (国際) 米国社会、エボラが西アフリカから拡大する不安が増強

 米国内でエボラウイルスに対する不安感が高まっている。
 ニューヨークで200人の機内清掃人が業務を返上し、何人かの議員達が西アフリカからの入国を禁止することを要求している。

 米国保健福祉省長官のバウエル氏は、記者会見で、米国民はエボラを怖がっている。理由は致死率が高いからだと語っている。
 以下略。

 エボラウイルス、無症状感染者も感染性は有している可能性
Ebola victims without symptoms can still be contagious  WND (国際) 無症状でもエボラウイルスは感染性はある

 ドイツの研究チームがオックスフォード大学出版から発行されている医学雑誌に、米国CDC長官のトーマス・フリーデンが何度も主張しているエボラウイルに対する仮説に、相反する意見を呈した。 

 研究チームは症状がない患者でも、ウイルスを含む飛沫物が、くしゃみや咳で他の人に移るなら、エボラの様なウイルス感染は起きえるとしている。

 WHOは、重度にエボラウイルス感染を起こしていて、他の原因で呼吸器症状を呈している場合、または激しく嘔吐している場合、水分を含んだ大きな飛沫により、短い距離にいる周辺の人に感染することはあり得るとしている。
 またWHOはウイルスを含んだ重い飛沫が咳やくしゃみで、側の人の粘膜や擦り傷のある皮膚に直接付着した場合も、感染は起きる可能性はあるとしている。

 しかしながらWHOは、エボラウイルスの感染はくしゃみや咳では起きないと定義の上で記載している。

 8日朝米国で初めて発症が確認されたエボラ患者がダラスで死亡した。患者の母国のリベリアでは患者の住んでいた部屋の隣人達は未だ隔離されている。
 同日テキサス州保安官補がエボラ症状を呈して病院へ運ばれた。彼は死亡した患者のいたアパートで隔離指示を出していた。(その後ウイルス陰性が確認された;管理人)。

 WNDは、同日リベリア政府はジャーナリストに同国の保健センターからのエボラ関連情報を、政府の許可がない限り情報公開を禁じていることを報じた。
 WHOの情報ではリベリアのエボラ感染者数がこの3週間減少しているとし、これはデータ収集上の問題が続いているからであって実際の数ではないようだとしている。

 ベルリンのDr. Timm H. Westhoffを中心とするドイツの医師達は、エボラのような感染症は明らかな症状がなくても感染性は有していると、2009年の出版で主張していた。
 よく知られた例としてポリオがある。90%以上は無症状で感染している。

 「明確な感染症状がなくても十分量のウイルスは体内で産生されているが、同時にウイルス抗体も産生されている。産生ウイルス量は症状を起こすだけの量には達してない。このような感染は、症状がないだけに検出されないので、ウイルスの拡大にとって非常に危険なのだ」、とドイツの研究チームは主張している。

 以下略。


 エボラ、WHOの予想を超える拡大速度
Ebola spread 'bigger than expected' - WHO BBC (英国)  WHO-エボラ感染拡大は予想を超える勢いだ

 WHOの指導的保健衛生専門家がBBCに対し、WHOは当初、現行のエボラ感染の流行規模を予想していなかったと述べた。
 クリス・ダイ(Chris Dye)WHO公衆衛生高官は、現在のところエボラ封じ込めに向けた各国からの援助は役立っているが、援助の継続が必要と思われるとの見解を示した。

 しかしながら、エボラ感染は最も感染の深刻なギニアやリベリア、シエラレオーネの首都に広がりを見せている。 現時点のエボラによる累計死亡者数は200人を超える医療従事者を含む3860人に上り、特に西アフリカでの発生が際立っている。

 クリス・ダイWHO公衆衛生高官は、このような大規模な感染拡大を想像だにもしなかったが、今後の最大の課題は現行の封じ込め計画の継続とし、「WHOはその対策費として10億ドル(6180万ポンド=1090億円,1ドル=109円で換算)を見込んでおり、絶えず支援は集まっているものの、各国の政府や組織からの支援は目標額の半分以下の3億ドル(309億円)にとどまっている」と述べた。

 国境なき医師団(MSF)は4月、WHOに対し潜在的なウイルスの拡散を警告したが、WHOは、空前の拡散など考えられないどころか地域感染すらしないと過小評価した。
 国境なき医師団は11日、感染の拡大抑制の希望を打ち砕くように、ギニアの首都コナクリーで感染者が急増したと報告した。

 一方マリでは、実験的血漿の投与が医療従事者を対象に開始された。治験は数カ国で実施され、結果は治験薬がエボラに有効かどうかの判断をする専門家に送られることになっている。


Ebola Death Toll Rises to 4033: World Health Organization NBCNews.com (米国) エボラ死者数4033人に増加、WHO

 WHOはエボラ発生7ヶ月間で発病者数8399人、死者数4033人と発表した。

 リベリア 死者数2316人、シエラレオーネ930人、ギニア778人、ナイジェリア8人、米国1人。

 米国国連大使のサッMサ・パワー氏は、感染者数は月に倍増していて、リベリアで2週間に倍増していると報告している。


10日

エボラ情報


 機内のエボラ感染ジョークから緊急着陸に
Joke prompts Ebola scare on US Airways flight from Philadelphia 6abc.com (米国) 乗客のジョークがフィラデルフィアからの米国航空便にエボラ脅威を及ぼした

 搭乗客のジョークにより、フィラデルフィアからドミニカに向かうUS Airways Flight 845 がPunta Cana で緊急着陸後、2時間当局により調べられた。

 航空会社によると男性搭乗客がくしゃみをした後、自分はエボラに感染したと叫んだ。その後連鎖反応で機内はパニックに陥った。

 客室乗務員は機長に事態を報告し、機長は保健当局に警報を発した。

 客室乗務員は、冷静に!慌てないでください、と注意を喚起した。

 (緊急着陸後)4人の防護服に身を包んだ当局の調査官が機内に乗り込んできた。

 クルーは疑惑の叫びを発した乗客を見つけ出した。
 男性は、ふざけただけだと釈明した。
 男性は当局に従って、機内から連れ出された。


 ダラス市民の間でエボラの脅威は未だ続いている
Assurances Are Given and a Deputy Goes Home, but Ebola Fears Persist New York Times  (米国) ダラス、エボラ感染疑いの保安官補のウイルス検査は陰性で家庭に戻ったが、エボラの脅威は続く

 650万人の巨大都市のダラスにエボラウイルスが広がったという事実は未だない。しかしウイルスに対する不安は取り除かれてはいない。

 9日、当局は地域のエボラ感染が疑われていた保安官補の検査が陰性で病院から家庭に戻ったと発表した。
 8日エボラで死亡したダンカン氏との接触者48人は、未だ無症状である。
 またダンカン氏が病院に隔離されてから11日経過したが、その間発病者は出ていない。
 新規の感染者の出現の可能性は減じてきていると当局は説明している。

 しかし8日保安官補が救急車で病院に運ばれる映像は、十分に地域にエボラの脅威を印象づけている。
 感染を恐れて多くの両親は子供達を休ませている。
 9日噂が広がることで多くの両親達は子供達を休ませることを考えている。
 フェースブックでもエボラが発生しているとの噂が広がっている。

 CDCはエボラの感染は、発病者と直接接触するか、その体液に接触することで起きるとガイドラインで伝えている。
 CDC長官のトーマス・フリーデンは、この事態は理性的判断ではなく、単に知識不足によるものだと電話インタビューでコメントしている。
 長官は長いため息をもらした後、アフリカで回復した母親の手を握っていたとき、彼女の小さな子供が外に出ることも出来ずに近くで跳ね回っていたことを話した。近隣の親たちがエボラが感染するといって子供を外に出すなとと、彼女に言っていたためだ。
 それは途上国の教育を受けていない人々の典型的反応だとフリーデン長官は語り、それが米国でも起きることは大きな悲しみだと語った。

 しかしダラスのエボラの脅威はまだ去っていないという専門家もいる。
 テキサス大学医学部のウイルス学者であるトーマス・ガイスバート教授である。
 感染後の症状の進行は米国では遅い可能性があるという。
 感染時に侵入したウイルス量によって発病の時期は異なり、注射針などで血流にウイルスが直接入ると2~3日で発症するが、指についてウイルスが目や口から入る場合は、ウイルスが体中に広がるまで時間がかかり、症状がでるまで2~3週間は要する場合もあり得るという。
 「まだ危険は去ってないと、自分は確信をもっていう」。そのように同教授は語っている。


 キューバの医療部隊165人が西アフリカに到着
Cuban Doctors at the Forefront of Ebola Battle in Africa Wall Street Journal (米国) エボラ戦場の最前線にキューバの医師団が参戦

 米国が世界に医師とナースの支援が西アフリカに必要と呼びかけても、少数の国しか反応を示してないが、キューバが強力な支援部隊を送っている。165人の医療部隊がシエラレオーネに到着している。
 さらに今後訓練を受けた医療部隊が多数送られる予定とされる。


 エボラワクチン臨床試験に
Ebola vaccine human trials begin  CBS (米国) エボラワクチン臨床試験が開始

 エボラワクチンの臨床試験が開始された。
 グラクソー・スミス・クライン(Glaxo Smith Kline )が製造したエボラワクチンが健常者に投与されている。マリでの40人の被験者に加え、米国の国立衛生研究所で20人、英国で60人の被験者に投与される。このワクチンの効果は猿実験では証明されているが、これが初のヒト臨床試験となる。

 エイドリアン・ヒル主任研究員は、「通常、研究所で100回を超える臨床前実験を繰り返えし、臨床試験に漕ぎ着けるまで大抵6ヶ月ほどの時間がかかるが、今回はわずか4週間という最短で臨床前試験に成功した。これは、WHOや米国国立衛生研究所が主導する不当性を排除したエボラ研究促進の賜物である」と語った。
 アンソニー・ファウチ米国国立アレルギー感染症研究所長官は、「今すぐこの段階のエボラワクチンを世に出すことはできないが、このエボラワクチンに効果が認められるかの判断の時期は、恐らく2015年上四半期になるだろう」と述べた。

 この他にもエボラワクチンの臨床試験が今秋、ウォルターリード陸軍研究所で開始予定である。


Doctors face 'collateral damage' from Ebola epidemic Reuters (国際) エボラがもたらす「二次損害」に直面する医師たち

 シエラレオーネの首都フリータウンのコナート病院(Connaught Hospital)カマラ外科部長による造語「エボラによる二次損害」(Ebola collateral damage)は、エボラ流行による患者への治療の中断を意味する。カマラ医師からのロイターヘルスへのeメールには、「コナート病院にエボラ初発例が搬送されて以来、緊急手術をはじめ全ての通常業務と外来診療は休診状態」と綴られてあった。

 発熱や下痢、嘔吐、腹痛等のエボラ出血熱の症状は、緊急手術を要する他の疾病にも多々見られる。にもかかわらずコナート病院では、前記症状を呈した患者は全員エボラ隔離施設に搬送され、エボラ検査で疑いが晴れるまで手術は差し止められるのだが、その間に患者が死亡することもある。先週シエラレオーネでは麻酔医が、患者に嘔吐と発熱が見られることを理由に勤務を拒否した。「現状の医療現場は前述したような問題に直面している。患者がエボラ出血熱に該当する症状を呈した場合、隔離施設に送られ、エボラ検査で陰性が証明されるまで拘留される」とカマラ医師は語った。
 
 壊疽をきたした患者が入院し予定された切断手術を待っていたのだが、明らかにエボラの症状ではないにもかかわらず手術は中止され、彼は21日間の隔離下に置かれた。


Newly Vigilant, US Will Screen Fliers for Ebola New York Times  (米国) 新規警戒態勢:米国空港、エボラ患者スクリーニングに

 間もなく5カ所の国際空港でエボラ患者スクリーニングが始まる。
 西アフリカからの入国者に対するスクリーニングであるが、専門家の間からは、そうした対策はは一般社会に対するエボラの脅威を鎮める効果はあるが、エボラ感染者が入国するのを防ぐ効果に関しては疑問視する意見も多い。

As Spanish Ebola patient's health deteriorates, two doctors who treated her ...  Washington Post  (米国) スペインのエボラ発症ナース悪化、主治医2人が隔離・観察下に


WHO revises Ebola death toll down by 14 to 3,865  Reuters (国際) WHOがエボラ感染累積死亡者数を14人少ない3865人に修正

 WHOは木曜日(現地時間)、10月5日公表の西アフリカにおけるエボラ感染流行による累積死亡者数3879人を14人少ない3865人に修正した。

 この数字は、エボラ出血熱が流行する国の保健省が公表する累積死亡者数をWHOが集計し公表しているものだが、この数字には報告のない死亡者数が含まれておらず、実質累計死亡者数はより大きなものになる。


Health of Spanish nurse with Ebola worsens  Reuters (国際) スペイン人看護助手の容態が悪化

 カルロスIII病院の職員によると9日(現地時間)、エボラに感染し隔離治療を受けているスペイン人看護助手Teresa Romeroさん(44)の容態が悪化したことを公表した。詳細は不明。

 カルロスIII病院の職員Yolanda Fuentes氏は、「患者の容態は悪化しているが、本人の要望により情報を公開しない」と語った。カルロスIII病院にはこの看護助手を含め6人が隔離されている。


9日

エボラ情報


 オーストラリア、シエラレオーネから帰国のナースが発熱
Cairns nurse tested for Ebola  Herald Sun (オーストラリア)  シエラレオーネで活動したケアンズの看護師がエボラ検査

 シエラレオーネのエボラ治療施設で1ヶ月の医療活動を終えオーストラリアに帰国した看護師が、発熱を呈し隔離されている。
 看護師のスー・エレン・コバック氏(57)は7日、シエラレオーネからオーストラリアケインズの自宅に戻ったが、9日の朝37,6度の発熱が認められ、ケインズ病院に収容されエボラ検査を受けた。血液検体はブリスベンの検査施設に空輸されたが、結果は9日夜か10日朝には判明する。

 コメント(管理人):世界的にエボラに対して神経過敏気味かも知れない。西アフリカから帰国して微熱程度なら通常なら報道発表しないと思うが。
  -->その後陰性と判明

 スペイン、エボラ発病ナースのペット犬を殺処分に
Spain, Amid Protests, Destroys Dog of Ebola-Infected Nurse New York Times (米国) スペイン、多くの反対の中、エボラ発病ナースのペット犬を殺処分に

 多くの署名、多くのネット上の反対の中、スペイン当局はエボラ発病ナースの所有するペット犬を8日安楽死させた。

 ナースが飼育していた12才の救助犬が、エボラウイルスに感染しているか不明なままに殺処分されることに多くの非難の声が上がっていた。

 米国CDCによると、犬はエボラウイルスに感染し抗体を産生することは知られているが、犬も猫もエボラを発病したとの報告はなく、また人にウイルスを感染させたという報告もないとされる。


 ナイジェリア、エボラ終息宣言
Nigeria succeeds at containing Ebola  USA TODAY  (米国) ナイジェリア、エボラ流行終息宣言

 ナイジェリア保健省はエボラ流行終息宣言をした。
 最後の発病者は8月31日であることが、米国CDCから発表されている。


 スペイン、エボラ発病看護助手、汚染手袋で顔を触った疑い

Officials Cite Error With Gloves in Spanish Case of Ebola New York Times  (米国) スペイン当局、ナース感染原因が予防グラブの使用を誤った可能性に言及

 エボラ患者のケアに参加していたナースが、装着していた予防用グラブで顔を触ったことが感染原因の可能性があると、スペイン当局はコメントしている。

Doc: Spanish woman touched face with Ebola glove The Seattle Times (米国) 医師の証言:スペイン人看護助手が汚染手袋で顔を触る

 スペイン保健省職員は水曜日(現地時間)、エボラを発症した看護助手が汚染された手袋で顔を触り感染した可能性を調査している。

 スペイン人看護助手テレサ・ロメロ(Teresa Romero)さんの感染事例は、医療従事者がヨーロッパの高度に洗練された医療施設でもエボラに感染し得ることを示した。

 マドリードのCarlos III 病院によると、German Ramirez医師はエボラ患者が死亡した隔離室を離れる際、ロメロ看護助手が手袋をしたまま顔を触れたところを目撃している。

 保健省職員は、ロメロさんが9月25日に死亡したスペイン人宣教師マニュエル・ガーシア(Manuel Garcia)氏が治療を受けた隔離室へオムツの交換と感染医療廃棄物の回収のため2回入室したと公表している。
 Ramirez医師は、ロメロ氏が最初の隔離室入室後に手袋をつけたまま顔を触ったと証言している。


 米国、西アフリカからの入国者の体調チェックを開始
US to Begin Ebola Screenings at 5 Airports New York Times (米国) 米国、5空港でエボラスクリーングを開始

 5空港医で西アフリカからの到着客の体温スクリーニングを今週末から開始すると連邦当局が発表した。
 ニューヨーク、ケネディー国際空港は今週末から、他の4国際空港は来週から開始される。
 
 体温は無接触で測定の銃様の測定計を用いて、他に問診票に記入してもらう。
 対象はギニア、リベリア、シエラレオーネからの搭乗客である。

 対象とされる5空港で西アフリカからの入国者の90%が占められ、その数は過去3ヶ月間で
36000人であった。

 空港における到着客の体温測定は米国としては初めてとされる。


 米国、エボラ回復者血液が発病ジャーナリストに提供
U.S. Ebola Survivor Donates Blood to Infected Journalist TIME (米国) アメリカ人エボラ回復者がエボラ感染したジャーナリストに献血

 西アフリカでエボラに感染し、アメリカで治療の末回復したケント・ブラントリー医師は、ネブラスカ医療センターのもとめに応じ、シエラレオーネでエボラに感染し、アメリカに送還されたNBCニュースフリーランスカメラマンAshoka Mukpo氏に血液を提供する。
 専門家は、エボラ出血熱回復者の血しょう中の抗体がMukpo氏の免疫機構を活性させる事を期待している。

 コメント(管理人):他情報によるとブラントリー医師は、他医療機関で血漿分離を受け、その血漿がカメラマンの治療を受けている病院に運ばれたようだ。血漿分離は血球は戻し、採取した血漿量に等しい、保存されていた他人の血漿を戻すので、抗体を含んだ大量の血漿が採取可能である。ブラントリー氏の血液型はカメラマンと適合しているとされる。


 シエラレオーネ、エボラ遺体の埋葬が再開
Ebola burial teams in Sierra Leone go back to work USA TODAY (米国) シエラレオーネ、エボラ遺体埋葬チームが業務を再開


 ダラスのダンカン氏が死亡


What Will Happen To Ebola Patient Thomas Eric Duncan's Body? NBCNews.com  (米国) 死亡したダンカン氏の遺体は何が問題か?

 遺体に残存しているエボラウイルスからの感染を防ぐために厳重な感染予防措置を施しながら埋葬に向かう。ウイルスは遺体の体温が残っていて、水分があるうちは増殖している。


エボラ患者、米で初の死者=リベリアから入国の男性 時事通信

 米国内で初めてエボラ出血熱への感染が確認され、テキサス州ダラスで治療を受けていた40代のリベリア人男性患者が8日、死亡した。
 入院先の病院が発表した。米国内でエボラ熱による死者が出たのは初めて。
 男性は9月20日、エボラ熱が猛威を振るっている西アフリカのリベリアから、ブリュッセル経由でテキサス州に到着した。数日後にダラスでエボラ熱を発症した。
 男性と明確な接触があった9人については、外出や来訪者との接触を禁じる隔離措置が取られた。今のところ、9人の中で発症した人はいない。


Ebola Patient's Death Renews Questions About Care ABC News (米国) エボラ患者の死亡は、改めてケアについて疑問が浮上

 発熱で受診した2日後に入院隔離された。
 最初の受診で診断され治療が開始されたならば、生存の可能性があったのではないか?

Ebola patient in Dallas hospital dies USA TODAY  (米国) ダラス、エボラ患者死亡


8日

エボラ情報


Spanish Prime Minister Defends Handling of Ebola Case New York Times (米国) スペイン首相、エボラ患者感染予防対策には不備はたなかったとコメント

 エボラ治療の過程でナースが感染したことに関して、首相は院内における感染対策には不備はなかったとコメント。


 天国と地獄
  シエラレオーネ、エボラ死亡遺体さえ処理できず

Sierra Leone: strike leaves Ebola dead in streets STARS AND STRIPES (米国) シエラレオーネ:埋葬チームのストライキで通りに死体が放置

 シエラレオーネ放送局は、賃金未払いによる埋葬チームのストライキのため、エボラ感染者の死体が通りに放置されていると伝えた。
 Sidie Yahya Tunis保健省報道官はこの状況に「大変困惑」しているが、埋葬チームに支払う賃金は用意されていると述べ、8日(現地時間)に賃金についての情報を提供すると約束した。
 
  9月21日日曜日。外出禁止令で人通りの途絶えたシエラレオーネ首都フリータウンの通り。各家庭を回り患者の発見に務めるボランティアの姿だけがある。

 コメント:米国やスペインでは先進的医療でエボラ患者が治療され、わずかな院内感染でも問題視されている。一方、西アフリカの惨状を知ると、先進国が天国のような感すら受ける。


 ブリンシドフォビルがエボラ治療薬として脚光を浴びだしている
Chimerix's Brincidofovir Given To Dallas, Nebraska Ebola Patients Forbes  (米国) キメリックス社のブリンシドフォビルがダラスとネブラスカのエボラ患者に投与

 ダラスのエリック・ダンカンがリベリアで感染したエボラとの死闘を続けているが、4日に抗ウイルス薬の投与が始められた。同薬は今年始めにガン治療中の少年の重篤なウイルス感染症を救ったことでも知られている。

 そしてさらに同薬がエボラに感染したフリーカメラマンのアショカ・ムクポ(Ashoka Mukpo)氏にも、ネブラスカの病院で投与されたことが発表された。

 エボラ治療薬と言えば、ZMapp、Tekmira、そしてワクチンが上げられる。
 なぜ突然、ブリンシドフォビル(brincidofovir)が使われ出したのだろうか?

 Brincidofovir, or CMX001はChimerix社が開発した広くウイルスに効果を持つ抗ウイルス剤である。同社はノースカロリナ州のダーハム市にある従業員75人の製薬企業である。

 同薬は現在下記のウイルス疾患に対して臨床試験三相が行われている。
  免疫低下した小児と成人のアデノウイルス感染症、ガン治療に際して血液幹細胞移植後のサイトメガロウイルス感染症。

 キメリックス社は製造する抗ウイルス剤が特殊な薬剤であることから、経営的に困難な状況にあったが、大量に使用される可能性は低くても、一部の患者には重要な薬剤開発ということで、社会的に支援を受け出している。

 以下略。

 ダラス、希望の兆しが見えている
Several Positive Signs Reported for Ebola Patient in a Dallas Hospital New York Times  (米国) ダラスの病院のエボラ患者に関するいくつかの朗報

 8日(現地時間)エボラウイルスの感染を受けたリベリアの男性は、人工呼吸器につながれ人工透析を受けていることが発表されたが、医師団は初めていくつかの朗報を発表した。

 医師団から説明された家族は、ダンカン氏の体温と血圧が正常化し、激しいエボラ特有の下痢の頻度が減少したと語った。

 この1週間はダンカン氏だけでなく、彼と接触した48人にとっても決定的期間である。
 テキサス州衛生局長のデービット・レイケイ医師は、これらの接触者が発病する可能性はこの2,3日間にあると語っている。
 CDCによると最大の潜伏期間は21日間であるが、典型的な場合、症状は8~10日間に現れることが多いという。
 ダンカン氏は24日に症状を呈し始め、28日に入院隔離された。10日間の潜伏期間は今週中頃(7~8日)には過ぎる。
 48人中、10人がハイリスクと考えられている。3人はダンカン氏と同じアパートに居住した。7人は医療担当者である。残りの38人は危険性が低いと考えられている。

 「現在誰も体調を崩してなく、また発熱も呈してない」
 CDCのフリーデン長官は7日語った。
 フリーデン長官はダンカン氏の状態と新規の発病者がいないことに、エボラとの闘いに明るい兆しを見いだしていると印象をもっているようだ。

 「世界的にエボラとの闘いは長期間つづくだろう。でも忘れてはならないのは敵はウイルスであって感染者、感染国、感染地域ではないことだ。ウイルスは空気感染しない。それを防ぐ手立てを我々は知っている。我々は感染者を隔離すること、追跡者調査で感染リングを絶つことが出来る。私は1週間以内に、エボラとの闘いにダラスだけでなく世界中に進展の兆候が見られるだろうと言いたい」

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 リベリア人だらから治療に差別があった?
Dallas Ebola patient waited nearly a week for experimental drug; family claims ... CNN (米国) ダラスのエボラ患者、実験的治療薬使用まで1週間近く待たされた、差別扱いを受けたと家族が主張

 これまで米国で治療を受けた米国人4人は速やかに実験的治療薬(ZMapp)の投与を受けた。
 しかしリベリア人のダンカン氏は治療薬の投与を受けるまで1週間待たされた、と甥が7日午後の記者会見で主張した。

 保険に入ってなかったこと、貧しいことなどが影響したのではないかと人権保護団体の意見も出ている。


 米国初のエボラ発症者、必死の闘病
Ebola outbreak: US patient Thomas Duncan on dialysis BBC (英国) エボラアウトブレイク:ダンカン氏が人工血液透析

 アメリカ初のエボラ感染患者となったThomas Eric Duncan氏は人工呼吸器管理のもと人工血液透析治療を受けている。
 ダンカン氏が入院している病院によると、ダンカン氏の肝機能は回復状態にあるが、依然危篤状態であり、ここ数日は予断を許さないと言う。
 また、トム・フリーデン(Tom Frieden)米CDC長官は、ダンカン氏への実験薬抗ウイルス剤 brincidofovirの継続投与を明らかにした。


 エボラ流行地、人的資源が枯渇
Shortage of engineers, sanitation experts may slow fight against Ebola: IMC Reuters (国際) 技術者と公衆衛生専門家不足がエボラとの戦いを阻む:国際医療隊

 ロンドン-医療支援組織は火曜日(現地時間)、技術者や公衆衛生専門家不足が西アフリカのエボラ撲滅作戦を後退させかねないとする声明を出した。国際医療隊(IMC)はシエラレオーネやリベリアのエボラ治療施設で活動する幅広い分野からの専門家やボランティアを募っている。

 ケビン・ヌーン(Kevin Noone)国際医療隊英国執行役員は、深刻な医師・看護師不足で、現在活動中の医療スタッフだけではこの大惨事の制御は出来ないと考えており、「エボラ流行の撲滅作戦を阻んでいる大問題は、清潔な滅菌環境の維持方法を地域スタッフやボランティアに手ほどきできる水質衛生専門家や、まっ先にその設備を建設できる技術者不足にある」と訴えた。

 リビアに駐在するシーン・キャシー(Sean Casey)国際医療隊緊急対応チームリーダーは、エボラ感染患者の治療にあたったマドリードの看護師の感染が支援の申し出に影響しないこを願っており、「現場に適切な安全手順が確立されていれば、エボラ治療施設はリベリアで最も安全な場所と考えてもいい」と語った。

 スペイン、エボラ院内感染の大きな波紋
Spain Is Pressed for Answers After a Nurse Is Infected With Ebola New York Times (米国)  院内感染によるナースのエボラ発症に対してスペイン当局は対応に苦慮

 欧州で初のエボラ発症患者がスペインででたが、院内感染で起きたことから、その原因を明確にするように欧州委員会から求められているが、医療担当者達は、エボラ患者対応の訓練を全く受けてこなかったと当局に対して抗議運動を起こしている。
 それに対して当局はやるべきことは全て行ってきたと発表している。

 現在ナースは隔離され治療を受けているが、夫と他の2人のナースも隔離されている。


マドリッドのLa Paz University Hospital 前で、スペイン人ナースがエボラに院内で感染したことをに対して、保健大臣の辞職を求める医療担当者達

 コメント(管理人):感染した看護助手は他報道によると、2回しか患者の部屋に入ったことはなく、一度は死後の部屋の清掃だった。二度とも特殊な感染予防装具を着けていたという。エボラの感染様式は未だ不可解な部分がある。


 空港での水際作戦の意義?
Why new airport screening still can't prevent more Ebola cases in the US Washington Post (米国)  空港でのチェック体制の強化が、なぜさらなるエボラ入国の阻止につながらないのか

 米国で初のエボラ発症者が確認されたことから、オバマ大統領は空港でのチェック体制を強化すると発表した。
 しかしその開始日時や内容の詳細は明らかにされてない。
 空港での体温チェック、旅行歴などが詳細にチェックされると思われる。

 こうした空港でのチェックによりエボラ感染者が見つかる可能性はあるが、検出されない例もある。
 潜伏期間が21日と長いことから、発症前の感染者は見逃されると、専門家達は語っている。
 以下略

 スペインのエボラ発症患者のペット犬が安楽死の予定
Ebola Patient's Pet Dog to Be Euthanized as Precaution ABC News  (米国) スペインのエボラ患者のペット犬安楽死の予定

 スペインの看護助手がエボラに感染し、夫と他の2人のナースが隔離されているが、当局は司法の許可を受け、ペット犬を安楽死させ予定とされる。
 ペット犬にウイルスが感染していることが危惧されている。


Experimental drug the 'best choice' for American journalist with Ebola Fox News (米国) エボラ感染ジャーナリストへ 実験的治療薬、ブリンシドフォビル(brincidofovir)が投与

 リベリアでエボラに感染した米国人ジャーナリストは、病院当局が、薬のデータ分析結果、CDCやFDA、患者と家族との話しあいの結果、生物医薬品製造企業Chimerix.の実験的治療薬のブリンシドフォビル(brincidofovir)を使用していると、病院当局が発表した。
 当局では、患者によりいくぶん状態が異なり、今回の場合、ブリンシドフォビルが最も良い選択と考えているとコメントしてる。
 同薬は米国初のエボラ発症者であるダラスの患者に初めて使用されている。


Dallas County prosecutor considering criminal charges against Ebola patient in Texas  The Washington Post (米国) ダラス群検察がテキサスのエボラ感染者の起訴を考慮中

 ダラス群検察はエリック・ダンカン氏の起訴を考慮している。Debbie Denmonダラス検察庁報道官は、「ダンカン氏が意図的に、かつエボラ感染の可能性を知っていながら地域社会にウイルスを暴露したのかについて調査中である」と述べた。
 
 リベリアのダンカン氏が住む近所の住民の話では、ダンカン氏はエボラ感染で死亡した女性に接触している。ダンカン氏はひきつけを起こしている19歳の妊婦を病院に運んだ。のちに女性はエボラ感染に感染していることことが確認され死亡した。しかしダンカン氏が渡米前にこの女性のエボラ感染を知っていたかどうかは定かではない。
 一方、リベリア当局は先週、ダンカン氏を質問票への虚偽記載で起訴するとしている。空港職員によると、ダンカン氏は空港でのスクリーニングにエボラ感染者との接触はないと申請している。リベリアを発つ前、空港職員によるダンカン氏の体温測定は平熱であったことが確認されている。


7日

MERS情報

サウジアラビア新規2例  累積感染者数759例、 累積死亡者数323例

 51歳男性、サウジアラビア人、ホフーフ、顕性感染、ICU管理、併病歴あり、動物接触歴ありラクダ
 77歳男性、サウジアラビア人、ターイフ、顕性感染、ICU管理、併病歴あり、動物接触歴なし


エボラ情報


 スペイン、ナースのエボラ感染原因を調査
Spain investigates Ebola nurse USA TODAY  (米国) スペイン、エボラ感染ナースを調査

 スペイン当局は7日、2人のエボラ発症宣教師のケアを担当したナースの感染原因を調査している。

 女性看護助手は、69才のスペイン人宣教師、マニュエル・ガルシア・ビエホ(Manuel Garcia Viejo)氏の治療チームに加わっていた。同氏はシエラレオーネでエボラを発症した後マドリッドのカルロス三世病院で治療されていたが9月25日に死亡した。
 また同看護助手は先に同じようにエボラで死亡した宣教師の治療チームに加わっていたが、感染はビエホから受けたと考えられている。
 なお看護助手はビエホの部屋には二回しか入ってなく、一度は患者のケア介助、もう一度は患者の死後に部屋の清掃に入った。全て特殊な感染予防装具を身につけていた。
 看護助手はビエホ氏が死亡した後休暇を取っていたが、5日発熱のためマドリッド郊外の公共病院を受診し、隔離入院となった。

 マドリッドの保健局長は女性の症状は発熱だけであると語り、女性との接触者調査を行っているとした。
 当局は女性がどこで休暇を過ごしたか発表してないが、また休暇先での接触者調査を行っているかについても発表していない。

 看護助手の夫と、もう1人の看護師も隔離されている。看護助手には子供がいない。
 またナイジェリアから航空機で到着した男性も隔離されているという。
 看護助手と接触した人々の健康調査も行われているが、詳細は発表されていない。

 一方欧州委員会は、スペインは看護助手の感染原因を明らかにして発表する必要があるとし、感染予防の医学的プロトコールの不備も除外出来ないとしている。

 WHOは最新のエボラ死者数は3400人以上としているが、未報告例もあることから実際の数は遙かに多い可能性があるとしている。


 スペインの病院におけるエボラ予防装具が不十分?
Ebola outbreak: Spain investigates new case  BBC NEWS EUROPE (英国) エボラアウトブレイク:スペインがエボラ新規感染を調査

 現時点でスペイン人看護師の感染原因は不明である。

 しかしながら、関係する医療スタッフが The El Pais に語ったことろでは、エボラに感染した2人の宣教師の治療中に使用された個人防護具は、耐水性で酸素補給装置のある生物学的防護(biological security)レベル4のものではなく、通気性が劣る全身を覆う個人防護服でゴム手袋をテープで防護服に貼り付けるレベル2のものであったと証言している。

 一方、米国では、米国初のエボラ感染者が潜伏期に空港のスクリーニングをすり抜けた問題をを重く受け止め、空港でのスクリーニングを強化することを決めた。
 オバマ米大統領は、エボラの封じ込めに積極的な行動を示さない外国政府を避難し、「今や多くの国が傍観者となり、米国に責任を押し付けているが、それが非効率で停滞した対応となり、結果、多くの人が死んで行くことになる」と述べた。


 スペインでナースがエボラ発症、初の西アフリカ外での二次感染

Spanish health worker contracts Ebola at Madrid hospital  CIDRAP (米国、ミネソタ大学感染症情報センター) スペインのナース、マドリッドの病院でエボラに感染


Spanish nurse becomes first to contract Ebola outside West Africa Reuters (国際) スペインのナース、西アフリカ外で初のエボラ感染

 スペインのナースが西アフリカ外で初のエボラ感染者となったことが確認されたが、同国でのエボラ感染予防策に疑問が呈される結果となった。

 ナースは先に西アフリカで発病し、スペインに搬送された2人の宣教師の治療に関与していた。
 ナースと共に治療に参加していた30人前後の医療担当者と、ナースに接触していた人々は現在健康監視下に置かれている。

Ebola outbreak: Nurse infected in Spain BBC News (英国) スペイン、治療に参加していたナースがエボラ発症

 スペイン保健相は、マドリッドで2人のエボラ患者の治療に参加していたナースがエボラを発症したことを発表した。

 先に2人の宣教師が西アフリカでエボラを発症し、スペインに搬送され治療を受けたが死亡している。
 ナースは2人の治療に参加していた。
 6日、高熱でナースはマドリッドの病院に入院した。

 2人の宣教師は8月と9月に治療後死亡している。
  9月26日 宣教師、医師死亡 シエラレオーネで感染
  8月12日 宣教師死亡 リベリアで感染


 ダラスのエボラ患者、ダンカン氏に実験的治療薬が使用

Texas Ebola patient gets experimental drug (Update) Medical Xpress  (米国) テキサス州のエボラ患者、ダンカン氏、実験的治療薬が使用

 ダンカン氏は4日、状態が重体から危篤に変化したとき、実験的治療薬が使用された。
 ノースカロライナに基盤を置く製薬企業Chimerix社の製造している抗ウイルス製剤であるが、エボラに対しては使用されたことはない。しかし1000人近くのアデノウイルスおよびサイトメガロウイルス感染症に使用されてきた。同社の説明ではウイルスが細胞内で増殖する過程をブロックするものとされる。

Ebola Patient in Dallas Being Treated With Experimental Drug, Officials Say New York Times (米国) ダラスのエボラ患者、実験的治療薬で治療

 ダラスで治療中のエボラ患者、ダンカン氏は実験的治療薬が使われていることが、病院当局から発表された。

 米国、ノースカロライナ州ダラムのChimerix 社製造のブリンシドフォビル(Brincidofovir)を米国FDAが緊急に使用の許可を出した。


 エボラ孤児のための施設
ChildFund International : Opens First Interim Care Center for Children Orphaned by Ebola  4-traders (米国) 子供基金インターナショナル:エボラ孤児のための暫定ケア施設が開設

 リベリアの首都モンロビアにエボラで親を亡くしたエボラ孤児のための暫定的な治療センター(ICC)が開設された。
 治療センターはリベリア保健社会福祉省と共同で国際子供基金(ChildFund International)が運営する。この施設はエボラ感染者に接触をした子供を、最長潜伏期間とされる21日間預かり、心身のケアを提供する。リベリアではすでに2000人を超えるエボラ孤児がいる。


 ノールウエー医師、シエラレオーネでエボラに感染、本国に搬送
Norway will fly its first Ebola patient back from Sierra Leone Firstpost  (インド) ノールウエー、シエラレオーネで初のエボラ感染者、本国に搬送

 国境なき医師団は、同団の医師がシエラレオーネでエボラに感染したと発表し、同医師は本国に搬送されて治療を受ける予定と6日発表した。


6日

 MERS情報

  サウジアラビア新規1例 累積感染者数757例、 累積死亡者数322例

 69歳男性、サウジアラビア、ターイフ、顕性感染、ICU管理、併病歴あり、動物接触歴調査中

 エボラ情報

富士フイルムのインフル薬、エボラ熱の治療薬に一歩前進 仏とギニアが臨床試験を検討  SankeiBiz

 富士フイルムは6日、グループ会社の富山化学工業(東京)が開発したインフルエンザ治療薬ファビピラビルのエボラ出血熱に対する臨床試験の実施を、フランス、ギニア両政府が検討していると発表した。両政府から臨床試験への薬の提供を要請されており、日本政府とも協議しながら協力する方針。

 臨床試験は11月からギニアで、患者約60人を対象に実施することが検討されているという。

 ファビピラビルはインフルエンザ治療薬として日本で承認され「アビガン錠」の商品名で販売されている。エボラ出血熱の治療薬として販売する承認は得ていないが、感染が拡大する中で、複数の国、機関から提供を求められている。

 富士フイルムは6日、ファビピラビルがエボラ出血熱に感染したウガンダ人の男性医師にドイツで投与されたことも公表した。エボラ出血熱患者への投与は2人目。1人目のフランス人女性看護師は回復し、4日に退院したという。

 コメント(管理人):ファビピラビルの報道は、国内報道機関やNHKからのものしかないが、WHOでは推奨されていない実験薬である。理由はサルでの治療試験であまり効果がなかったことである。国内では富士フイルムの株価が上がっているが、将来的にはどれほど貴重なエボラ薬になるかは不明。いずれにしても効果がなければ、使用されなくなる。その効果とは患者を救命できるかどうかであるが、優秀な維持治療を行えば、自然回復する事例も多いので、効果が確かめられるまでは時間がかかると思われる。


 ニューヨーク市、エボラ対策強化
New York City Steps Up Preparations to Be Ready for Ebola Cases New York Times (米国) ニューヨーク市、エボラ対策を強化

 米国で初のエボラ患者が確認されて1週間、 ニューヨーク市では緊急電話911を呼び出し発熱または嘔吐の症状を伝えた場合、新たな質問がなされる。
 この3週間に西アフリカへ行きました?もしそうなら、誰か発病者と接触しましたか?

 もし電話をした患者が、エボラ流行地から帰ってきたことが確認された場合、続いてエボラ患者対策用のプロトコールにそって救急医療チームが作業を開始する。予防用装具を身につけてウイルス感染を防ぐ態勢で患者と接する。

 インド、エボラ流行ハイリスク地
Medical scientist who discovered Ebola fears that it may spread to India  IBN live. (米国)
エボラ発見者、インドでのエボラ感染拡大を危惧

 ピーター・ピオット(Peter Piot)ロンドン大学大学院衛生熱帯医学教授は1976年にDR Congoとして知られるエボラウイルスザイール株を発見した学者である。

 ピオット教授はイギリスの新聞The Guardianのインタビューに、インドにおけるエボラ対策の危惧を表明した。インドにひとたびエボラウイルスが侵入すると、感染拡大をきたす可能性があると言う。
 西アフリカでは大勢のインド人が貿易や工業に従事しており、その中のたった一人が潜伏期間にウイルスをインドに持ち込み発病すると、通常インドでは医師や看護師は個人防護具を着用しないことから、院内において二次感染がおき、ウイルスは瞬く間に感染拡大を起こす可能性が高いという。

 コメント(管理人):インドにエボラウイルスが入り込むと流行は拡大する可能性が高い。しかし英国の植民地でもあったことから公衆衛生学が発達しているので、西アフリカとはその点が大きく異なる。鳥インフルエンザが鶏の間で発生した際は、獣医と医師が協力して拡大を抑えてきた(人での感染例は1人に過ぎないが、養鶏場での発生は多い)。

 米国内にエボラを拡大させないためには、西アフリカからの渡航禁止が必要
How To Stop Ebola: Ban Air Travel From Liberia, Sierra Leone, And Guinea Forbes. (米国) エボラ感染拡大の阻止法:リベリア、シエラレオーネ、ギアナからの渡航禁止

 寄稿者 オピニオン

 以前、私はボビー・ジンダル(Bobby Jindal)ルイジアナ州知事が要求する、エボラ感染地域からの航空機乗り入れ禁止に賛同するなど考えもしなかったのであるが、今は事情が違う。なぜなら、エボラを感染地域から拡散させない最良の方法は飛行禁止であるからだ。感染症が世界に拡散する過程において、次なる流行は「わずか1機の飛行機が運んでくるウイルス」と言うフレーズをよく耳にするが、まさにその通りだ。しかし、その航空機がどこから飛び立ったのか知る由もないのだから、アメリカへ向かう全便を乗り入れ禁止にはできない。しかしながら、エボラ出血熱に関し、我々は、その感染地域がリベリア、シエラレオーネ、ギニアであることを承知している。

 とうとう米国にエボラが到達した。たったひとりのリベリア人搭乗者がエボラウイルスと共にテキサスに降り立った。彼は114人に接触し、現在、彼らは米CDCにより監視中である。
トム・フリーデン(Tom Frieden)CDC長官は記者会見で、「エボラ出血熱拡散の阻止方法を承知しており、公衆衛生における感染予防や公衆衛生制度は経験を積んだ確固たるものであることから、国内で感染が拡大する前に感染経路を遮断できる。エボラ感染拡大阻止の中核をなすものは、接触者追跡調査と経過観察だ」と述べた。

 感染の疑われる者を見つ出し隔離することが感染拡大を阻止する方法であるとするフレーディン博士はまさしく正しいのであるが、「米国を世界から封鎖できたらと思うだろうが、米国に帰国希望のアメリカ人もいれば、米国に入国する権利を有する大勢の外国人もいる」と述べ、渡航禁止に関する見解を退けた。

 ジンダル知事も私も米国を世界から立ち入り禁止にせよと主張しているのではない。感染が終息するまで、深刻な感染に見舞われる3ヶ国からの米国への入国禁止を言及しているのである。これを実現させ実施するのは難しくないであろう。というのは、感染国からのアメリカ人帰国希望に対し、すでに米CDCが国内空港において実施している検疫手順を要求できるからである。
> ジンダル知事は、「エボラウイルスを潜在的に米国に持ち込む者の入国を禁止することがどれだけの副作用を生むのか。感染国からの入国禁止は米国の公衆衛生を守る上で明らかに有効な手段のように思える」と述べている。

 フリーデンCDC長官は昨日の記者会見で、アフリカの空港におけるスクリーニングにより、9月だけでエボラ感染が疑われる症状を呈する77人を検知、搭乗を拒否したと公表し、スクリーニングの有効性を示したのであるが、見方を変えると、何らかの症状が現れてさえいても米国行きの飛行機に搭乗しようと試みる者の存在を映し出していることに他ならない。今、まさに感染が拡大する中、無症状で発症前のエボラウイルス保菌者の全員の搭乗を阻止することは至難の技である。

 フリーデン長官が主張する、優れた感染抑制システムを誇る先進国である米国でのエボラ大流行は阻止できるとする点は正しいと思われるが、しかし、感染予防は感染抑制に優るのではないか。私はジンダル知事を認めたくはないが、彼の主張は正しいと言わざるを得ない。つまり、米国国内にエボラウイルスを入れたくなければ、米国は渡航禁止を必要としていると言うことだ。(高橋雅人訳)。

 コメント(管理人):かって奴隷として連れてきた人々は、現在の西アフリカに住んでいたネーティブである。そうした人々の子孫が建国した国々のエボラ流行。流行の危機をいかに共有するかが米国と西欧社会は問われている。色々な意見が米国内に飛び交う。


 ダンカン氏の過酷な人生
Ebola Victim's Journey From Liberian War to Fight for Life in US New York Times (米国) エボラ発病者、ダンカン氏のリベリア内戦から、米国におけるエボラ闘病までの苦しみの人生

 かってリベリア内戦で国外で長期間難民として生活し、その間、知り合った女性との間に子供が誕生した。知り合った女性トローさん(Ms. Troh )は1998年米国に去った。その後16年間二人は離別していた。
 再びダンカン氏はトローさんと息子に再会したが、ダンカン氏はすぐにエボラとの闘病生活に入った。
 以下略。

 エボラ発病者家族と接触者はリベリア人社会の中で孤立状態に
As Ebola patient in Texas fights for his life, his family copes with stigma ... Washington Post (米国) テキサス、ダラスのエボラ患者危篤状態、家族は近隣社会から排他的扱いに

 エボラ患者の家族と接触者は、エボラを恐れるリベリア人社会から村八分の扱いに陥っている。


 波止場に積まれたままの支援物資:シエラレオーネ
Ebola Help for Sierra Leone Is Nearby, but Delayed on the Docks New York Times (米国) シエラレオーネへのエボラ対策救援物資は届いているが、波止場に積まれた状態

 支援物資が米国などから届いてもすぐに配布されてない状況と、その原因を伝える。

 医療スタッフの不足。
 政治的混乱。
 他


 サクラ医師、エボラ再燃は否定される
Former Ebola Patient Sacra Tests Negative for Virus: Officials NBCNews.com  (米国) エボラから回復したサクラ医師、検査でウイルスは陰性

 エボラから回復し退院していたが、呼吸器症状で再入院したサクラ医師は検査でエボラウイルスは陰性であると当局が発表した。


 シエラレオーネ、死者数さらに増加
Sierra Leone records 121 Ebola deaths in a single day  Reuters (国際) シエラレオーネが1日の死者数121人を記録

 シエラレオーネ保健省が日曜日(現地時間)に公表した統計には、わずか1日で121人の死亡と81新規感染者が記録されている。
 
 これはシエラレオーネでエボラ出血熱が確認されて以来、わずか1日での最悪と見なされる死亡者数である。この死亡者数は日曜日までの累計死亡者数678人から前日の土曜日までの累計死亡者数557人の差を示すもので、いかに死亡者数が急増しているかを如実に表現している。

 ギニアで3月に初のエボラ出血熱が確認されると、瞬く間に隣国のリベリアとシエラレオーネに感染拡大した。初期対応の緩慢さが現在進行している感染拡大を招いた理由のひとつと考えられるが、昨今ようやく感染拡阻止のための国際支援が西アフリカに流れ込み始めた。英国と中国、キューバは医療スタッフをシエラレオーネに派遣している。
 特に、医療専門家と看護師を含む165人のキューバ医療専門家チームは、シエラレオーネで少なくとも6ヶ月滞在し医療活動を行う予定である。

 コメント(管理人):各国からの支援がどの程度効果を持つか予断が許されない。600万人足らずの人口で、毎日100人以上が死亡している。人口統計も定かでなく、死者数、感染者数もどれだけ正確に行政により把握されているか分からない。もしかしたら滅び行く過程にあるのだろうか?
 先進国のエゴが現在のアフリカにおけるエボラ流行の根っこにあることは間違いはない。


 エボラ発病ジャーナリスト、米国へ搬送
American cameraman diagnosed with Ebola on way home for treatment CBS NWES (米国) エボラ感染したアメリカ人カメラマンが治療のため帰国の途上

 アメリカ人5人目となるエボラ感染者でフリーランスカメラマンのアショカ・マクポ(Ashoka Mukpo、33歳)氏は日曜日(現地時間)、治療のためネブラスカ医療センターへの途上にあると、マクポ氏の家族が語った。受け入れ先のネブラスカ医療センターによると、あるエボラ感染者が月曜日に到着予定であるが、病院側は個人情報保護のため当該感染者の氏名を公表していない。


 エボラによる自殺テロ(意図的に感染してウイルスを広げる)が起きる可能性は低い
Top doctor 'not surprised' if US has another Ebola case, downplays use of ... Fox News  (米国)  米国の感染症の指導的地位の専門家、エボラがさらに米国内で発生することはあり得るが、バイオテロが起きる可能性は低い

 国立衛生研究所アレルギー感染症研究所のアンソニー・ファウチ長官は、今後もエボラ患者が米国内で発生する可能性はあるとし、しかしエボラウイルスを生物兵器として、意図的に感染した者が米国内に入国して発病するという可能性は低いとコメントした。


 米国内でエボラに感染することは極めてあり得ない!!
It's highly unlikely that you'll become infected with Ebola. So what are you ... Washington Post  (米国) (米国内で)エボラに感染する可能性は非常に低いのに、なぜそんなに恐れるのか?

 エボラは発病者の体液に直接触れることで感染する。発病前の感染者からは感染しない。
 空気感染はしない。
 ダラスで発病者が出たが、だからといってワシントンDCに広まってくることはない。

 米国初の発病者はダラスで隔離されている。アパートで一緒だった彼との接触者も隔離されている。
 現在、彼との接触者から発病者は出ていない。

 何例かの疑い者が米国内で報告されているが、全てエボラは否定されている。

 ウイルスは米国内に広がっていない。
 しかし、”エボラ”という言葉が至るところに広がっている。
 その言葉と共にエボラに対する脅威が広がっている。

 以下略


 渡航制限よりも西アフリカでのエボラ封じ込めが重要:CDC長官
CDC director: To keep Ebola away, fight it in Africa  USA TODAY (米国) 米国にエボラを入れないめには、アフリカで封じ込めることが重要

 CDC長官は米国内に広がるエボラ脅威に対して、エボラの発生はどこで起きても、我々には脅威だとし、西アフリカにおける流行封じ込めが重要で、発生地域への渡航制限は考慮すべきではないとした。


 ダラスのエボラ患者、危篤状態が続く、周辺への大きな拡大は防ぎ得る
Dallas Ebola patient 'fighting for his life,' CDC head says​ Washington Post (米国) ダラスのエボラ患者は危篤であるが、懸命に生きようとしている、CDC長官

 トーマス・フリーデン長官は5日(現地時間)、ダラスのエボラ患者が危篤であることと、周辺での感染者が出たとしても、それほど拡大はしないだろうとの自信を示した。

 英国とフランスにエボラが拡大する危険性
REFILE-High risk Ebola could reach France and UK by end-Oct, scientists calculate   Reuters (国際) リファイル-研究者による計算では10月末までのハイリスク国はフランスとイギリス

 研究者によるエボラ拡散パターンと航空路線に基づくエボラ出血熱の拡散予想によると、10月24日までにフランスに到達する可能性は75%、イギリスへは50%となる。この数字はフル稼働した航空便数に基づいた予想であり、エボラ出血熱感染地域への航空便を80%減便しても、フランスのリスクは25%、イギリスは15%ある。
 しかしながら、Derek Gathererイギリスランカスター大学教授は、「実際この数字は宝くじのようなものだ」と言う。

 イギリスはヒースロー国際空港のような世界最大のハブ空港がある一方、フランスは、フランス語を母国語とする人々や交通網でつながる深刻な感染地のギニアやシエラレオーネ、リベリアとの関係から最も高い可能性がある。
 科学雑誌PLoS Current Outbreaksによると、ベルギー、スペインにもそれぞれ40%、14%の可能性があるという。

 WHOは渡航制限をしておらず、各航空会社に感染地域への航空便を継続するよう働きかけているが、英国航空やエミレーツ航空は定期便を一時運休している。
 Alex Vespignaniノースイースタン大学教授は電話によるインタビューで、「この数字は決定的なものではなく、あくまでも確率であるが、この確率は誰にでも当てはまるものであり、つまり、運がいいか悪いかという問題だ。航空機がエボラ出血熱拡大の原動力であるが、感染地域との航空便数や感染者数の違いにより確率も変わる」と述べた。


 イスラエルのエボラ対策協力
Israel Joins Global Aid Effort to Combat Ebola Epidemic  ARUTZ SHEVA (イスラエル) イスラエルがエボラ対策国際協力に参加参戦

 イスラエル外務省は国際機関やイスラエル組織をはじめ、世界の様々な国や国連総長、WHO事務総長からの要請に応じ、エボラ出血熱拡散阻止への更なる貢献を決定した。

 イスラエル外務省はイスラエル国際開発機構局を通じて、エボラ感染リスクの高い西アフリカ地域に3台の移動式救急用診療所を発送する。
 この貢献は、9月に行ったカメルーン地方政府から好意的に受け入れられたカメルーンへのイスラエル人医療専門家派遣に続くものである。
 発送される移動式救急用診療所は、エボラ出血熱の治療のためのWHOの基準とガイダンスに基づいたイスラエル製の医療設備であり、同時に、西アフリカのエボラ感染地域で活動する診療所スタッフと医療専門家も派遣する。
 加えて、これまでにイスラエル外務省はシエラレオーネ政府に緊急装備を送付したが、ここ数週間にアフリカ連合に個人防護具が送付された。


5日


エボラ情報

 生物兵器としてのエボラウイルス
Ebola As ISIS Bio-Weapon? Forbes  (米国) 生物兵器としてのエボラウイルス

 米国国家安全保障専門家の意見。

 西アフリカで容易にウイルス感染し、そのキャリアとなることが出来る。
 そして潜伏期間の間にどこにでもキャリアは移動でき、目的地で発病することでウイルスを撒き散らすことが出来る。
 キャリアになるには何の訓練もいらない。
 非常に簡単で強力な生物兵器となり得る。
 
 中世にペスト菌を生物兵器として使用されたこともある。

 しかしISIS(イスラム国)の場合は、断頭を行うことで、自分たちの最終目的を自己宣伝しているので、エボラを生物兵器として使用することは目的に適さない。
 他のテロリスト集団がこのような自殺感染(suicide infectors)を考えている可能性はあり得る。

 コメント(管理人):特定地域、または特定の人々を攻撃するにはエボラウイルスは非常に使いやすく安価な生物兵器となり得る。自爆テロのようにウイルス感染者(キャリア)を目的地に移動させ、そこで発病させる方法、または発病者の嘔吐物などを持ち込むなど、方法は色々考えられる。エボラウイルスが空気感染しないだけ、限局した場所または地域に絞って攻撃が可能となる。致死率は50~90%。


 接触者調査、ハイリスク者は9人に絞られる。全米の病院の監視態勢は強化
Ebola patient in Dallas turns critical, no new US cases Reuters (国際) ダラスのエボラ患者、危篤状態に、米国内の新規ケースはなし

  米国初のエボラ発病者であるダンカン氏は、状態が重体から危篤へと発表された。

 CDC長官は、米国内の病院はエボラ患者のチェックを強化している、特に西アフリカからの旅行客については警戒している、と語った。
 またCDCはダラス市におけるダンカン氏からの感染リスク者の数をさらに絞り、9人がリスクの高い接触者とした。
 当初接触リスクのあると考えられた114人中、40人が接触した可能性ある対象として監視されている。


 CDC長官、米国でのエボラ危険性を防ぐためには入国制限でなく、西アフリカのエボラを制御することである
CDC chief warns against restricting entry to the US over Ebola crisis Fox News  (米国) CDC長官、エボラ拡大の危険性から米国への入国制限はすべきでない、警告

 トーマス・フリーデン長官

 我々は(エボラ侵入を防ぐために、)この国を封鎖したいと思うかも知れない。しかしこの国に戻る権利のある米国人がいる。また他にもこの国に入国する権利を持つ人々が多数いる。西アフリカにおけるエボラを制御することで、我々は安全を手にすることが出来る。


 エボラ回復医師が呼吸器症状

Former Ebola patient admitted to Worcester hospital with infection Boston Globe (米国) 先のエボラ患者、感染症で再入院

 9日前にネブラスカの病院をエボラが治癒して退院したサクラ医師が4日Worcesterの病院に隔離入院した。
 CDCのガイドラインに従ってエボラの再発の検査を行う。
 しかし主治医団はエボラの再発ではないと考えているようだ。病院当局は36時間以内に診断が確定されるはずだとコメントしている。

Rick Sacra, treated for Ebola, admitted to UMass Memorial Hospital  WCVB (米国) リック・サクラ医師、マサチューセッツ記念病院に入院

 先月、エボラから回復したサクラ医師が土曜日朝(現地時間)、呼吸疾患のためマサチューセッツ州ウスターの記念医療センターに入院した。サクラ氏の主治医は、ここ数日サクラ氏に咳と微熱が診られるものの、エボラ出血熱の再発とは考えておらず、症状からして呼吸器疾患でありエボラ出血熱ではないが、検査して確かめたいと述べた。

 コメント(管理人):同医師は、カナダのテクミラ製薬のTKM-Ebolaとエボラ回復者からの輸血を受けた。


 タイ研究チームがエボラ治療新研究
Thai Researchers Claim Breakthrough in Ebola Treatment VOA (米国) タイの研究者グループがエボラ治療のブレイクスルー公表

 タイの研究チームがエボラ治療における画期的な発明をしたと発表したことで、WHOや米国立衛生研究所が今後の研究支援を申し出た。

 ワイペン・チャイチュンパ(Wanpen Chaicumpa)エボラ研究チームリーダーによると、ヒト遺伝子を使用して作られた新種の抗体はエボラウイルスに侵入できるほどの極めて小さいのもで、その増殖を阻害することができると言う。

 現段階の研究はヒト臨床試験まではかなりの距離がある段階だが、それゆえ、WHOや米国立衛生研究所からの援助の申し入れを歓迎するとする。


 ダラス、接触者調査で異常は見られてない
No Symptoms Among Contacts With Dallas Ebola Patient: CDC NBCNews.com (米国) CDC発表;ダラスのエボラ患者の接触者に現段階では異常は見られてない
 4日(現地時間)、CDC発表。

 米国CDC:エボラ感染様式
From the CDC, on how Ebola can be transmitted  The Washington Post (米国) 米CDC、エボラの感染様式

 報道されているように、エボラは咳やくしゃみによる空気感染しない。しかし、エボラ感染者の汗や唾液がドアノブやテーブルの天板に付着し数時間の生存中に、その部分に触れた手で目や鼻、口、切り傷を触ると感染の危険がある。感染者の手に唾液や粘液が付着していると、握手による感染も考えられる。

 以下、米国CDCによるエボラウイルスの感染様式。

  感染伝播に関するQ&A

 エボラウイルスは血液や体液(唾液、粘液、嘔吐物、便、汗、母乳、尿、精液)に含まれる。


 Q:エボラは咳やくしゃみで感染するか?
 A:エボラははしかや水疱瘡のように空気感染する病気ではなく、症状を呈するエボラ感染者の体液に直接触れること(直接感染)で感染する。咳やくしゃみはエボラの典型的な症状ではないが、症状を呈したエボラ感染者の咳やくしゃみに暴露され、感染者の唾液や粘液が目や鼻、口に付着すると感染の危険がある。

 Q:直接接触とは何か?
 A:直接接触とは、感染者(生存、死亡)の体液(血液、唾液、粘液、嘔吐物、尿、便)が他人の目や鼻、口、切り傷、創傷、擦り傷に触れることを指す。

  Q:エボラウイルスの体外での生存時間は?
  A:エボラウイルスは病院で使用される消毒(家庭用の塩素系漂白剤)で殺菌できる。エボラウイルスは、ドアノブやテーブルの天板のような乾いた表面で数時間生存している。しかしながら、血液のような体液中では室温で数日間の生存能力がある。

 Q:エボラ感染者回復者はウイルスを暴露するのか?
 A:エボラ感染回復者はウイルスを暴露しない。しかしながら、ウイルスは精液中に最長3ヶ月生存している。従って、エボラ感染回復者は3ヶ月間性行為を控えるか、コンドームの使用が推奨される。

 Q:エボラウイルスは蚊を媒介して感染するか?
 A:蚊や他の虫がエボラウイルスを伝染させる証拠はない。唯一、哺乳類(例えば、ヒト、コウモリ、サル、チンパンジー等)がエボラウイルスに感染し、また、エボラウイルスを他人に感染させる能力を持つ。


 ダラス、ダンカン氏、危篤状態
Thomas Eric Duncan, Dallas Ebola Patient, Now In Critical Condition  Huffington Post (米国) ダラスのエボラ患者危篤状態
 病院発表によると重体から危篤状態に進んだという。


 キューバの医療支援部隊は世界最多
In the medical response to Ebola, Cuba is punching far above its weight Washington Post (米国) エボラ支援、キューバ世界最多の支援部隊を派遣

 エボラ危機に対する国際的対策が遅れているとの批判の中で、人口1100万人のキューバの、エボラ流行が広がる西アフリカに対する多面的援助が顕著である。

 2日、165人の保健医療担当者がシエラレオーネの首都フリータウンに到着した。この数はWHOによると海外の医学チームとしては最大の数とされる。
 さらにエボラに対する教育と訓練を終えた後、296人の医師とナースがリベリアとギニアに向かう予定とされる。

 キューバは決して豊かな国ではない。にも関わらず世界各国の中で最も多くの医療関係者をエボラ対策に派遣している。

 キューバの医療システムは革命で崩壊した。国内の半数にあたる医師6000人が国外に逃げた。

 医療改革が行われた結果、国内には多くの医療担当者が育ち、現在医療は無料で誰でも高度の医療を受けることが出来る。

 キューバは医療体制を改革するために新しい教育システムを構築したが、そこでは2008年までに年間2万人の外国人を医師、ナース、歯科医に育てた。ほとんど学費は無料だ。

 海外の医療危機に対するキューバの支援態勢は、そうした医療改革とグローバルな視点にたった医療体制に基づく。

 以上意訳。


 米国でエボラを疑う患者報告が増え出す

No DC area patients have Ebola, health officials say Washington Post  (米国) ワシントンD.C.周辺ではエボラ患者は確認されず

 ・ Howard University Hospital :1名否定
 ・George Washington University Hospital:インフルエンザ
 ・Shady Grove Adventist Hospital in Rockville, Md.:マラリア

 ワシントンD.C.保健局長:エボラは非常に明確な症状を呈し、時間と共に悪化する。発熱、両目からの出血、全身の75%を越える発疹など。

As Ebola Fears Widen, Reports of Possible Cases Grow  New York Times  (米国) 米国、エボラの不安が広がるにつれ、可能性例が増加

 ・ワシントン:ナイジェリア帰国者、エボラ疑いで隔離
 ・ New Haven:エール大学大学院生2名、リベリアからボランティア活動から帰国、自己隔離。無症状。
 ・Newark Liberty 国際空J港、ブリュッセルからの入国者がエボラ様症状で搬送、隔離。

 連邦保健当局は、ダラスでのエボラ患者発生以来、エボラ疑い例の報告が多くなっていると4日発表。


 フランス、エボラ患者退院
First French Ebola patient leaves hospital  Reuters (国際) フランス人初のエボラ感染者が退院

 フランス保健省は声明で4日(現地時間)、フランス人初のエボラ感染者が退院したことを明らかにした。リベリアで国境なき医師団のボランティア看護師とし活動中にエボラに感染し、先月フランスに移送され、パリ郊外の軍病院で実験的治療を受けた。


 ドイツ、エボラ患者退院
German hospital: Scientist treated for Ebola cured YAHOO NEWS (国際) ドイツ大学病院:エボラ感染の科学者が回復

 ベルリン(AP)ーシエラレオーネでエボラに感染したWHO所属の科学者が入院先のドイツの病院を退院した。ハンバーグ・エッペンドーフ大学医療センターによると、匿名の男性は8月末にドイツに移送され、入院治療を受け回復し3日に退院した。4日に出された声明では、彼の体調は良く、すでに母国へ帰国したとされる。
 これとは別の感染事例として、シエラレオーネで医療活動中にエボラに感染したセネガル人医師がドイツフランクフルト大学病院で治療中である。


4日

MERS情報

 サウジアラビア新規1例 累積感染者数756例、 累積死亡者数320例

60歳男性、サウジアラビア人、ターイフ、顕性感染、ICU管理、併病歴あり、動物接触歴あり(ラクダ)



エボラ情報

 

 ロシアも西アフリカ支援態勢整える
Russian Emergencies Ministry Ready to Help Ebola-Hit West Africa Nations RIANOVOSTI (ロシア)   ロシア緊急事態省、西アフリカエボラ感染国への支援準備が整う

 モスクワ、10月4日ーVladimir Puchkovロシア緊急事態相は土曜日(現地時間)、ロシアはエボラ出血熱が流行する西アフリカ諸国への支援準備が整ったと述べた。

緊急事態相はロシア24テレビチャンネルが放映した会議で、ロシア軍は西アフリカのエボラ感染国に援助提供する準備が整っており、しかるべき機材と設備を装備した強力な空軍部隊と専門家が、悪条件下で活動する準備を整えたと語った。

 コメント(管理人);各国が着々と西アフリカへの支援態勢を整えているが、現地ではそうした態勢が追いつかないほどに感染者が増えている。気になるのは日本の支援態勢であるが、内容がいまいち明確でない。


 WHO、回復者の血液を利用した治療方法を推し進める
A Plan to Use Survivors' Blood for Ebola Treatment in Africa New York Times  (米国) アフリカ、エボラ回復者の血液を治療に応用する計画

 回復者からの血液または血漿中にはエボラウイルスに対する抗体が多く含まれている。
 WHOもこうした回復期血液を治療に用いることを推奨している。
 現地ではエボラを発症し、回復した人々は多い。
 
 間違いなく感染回復者であるかの診断、採血・輸血方法などのプロトコールをWHOは作成した。WHOガイダンス

 コメント(管理人):現地では回復者からの血液を売買する闇の業者も出てきていることから、当局およびWHOが正規の方法を啓発する必要がある。

 ダラスの病院、初診時に医師達は患者がリベリアから入国していた情報を得ていた
Dallas Hospital Alters Account, Raising Questions on Ebola Case  New York Times  (米国) ダラス病院、エボラ初診を見逃した説明を変更、問題点を表明

 当初、ナースとドクターの電子記録が共有されてないことが、問題としていたが、病院当局は電子記録ではドクターのカルテにもナースが問診した結果が記録されていたという。
 なぜ診察した医師達がダンカンをエボラと診断できなかったか。
 発熱が37.8度、そして症状がエボラに典型的で無かった等、いくつか診断ミスが指摘されているが、他にもいくつかの問題が挙げられている。
 長文

 家族達は別の家に隔離

Ebola patient's family moved to undisclosed location WFAA (米国) エボラ発病者の知人家族、未公表住居に移動

 エボラを発病した男性の知人家族は、同じ郡にある未公表住所の住居に移動した。
 ダラス市の報道官は、成人女性と3人の子供達は、保健当局が健康調査を続ける期間、提供された住宅に滞在すると語った。

Ebola crisis: Family moved out of Texas Ebola flat BBC News  (英国) 家族、居住していた家から他の家に移動

 家族が移動する家がボランティアから提供され、家族はパトカーで移動した。
 ホテル、アパートなど、家族への提供者が見つからなく難儀したが、ボランティアが一軒家を提供してくれたと市当局では説明している。
 家族はダンカン氏のパートナーと思われる女性と、彼女の13才の息子、そして2人の甥の4人となっている。

 コメント:家族が住んでいたアパートにダンカン氏が宿泊していたが、現在それらの部屋は厳重に消毒されている。
 女性も子供達も同地区に住むことは、住民の不安感もあり、他の住居を探して当局が移動させた。市当局が住居を探したが、家族に貸す申し出はなかったようだが、ボランティアから一軒家の提供があったようだ。

Woman, Children Close to Ebola Patient in US Moved NBCNews.com (米国) エボラ発病者と濃厚接触した女性と子供達が隔離

 エボラ発症男性と短期間居住を共にした女性と3人の子供達が、周辺に人のいない家に隔離された。
 
 家族は無症状であり、周辺への感染の危険性はない、とダラス市の高官がコメントしている。


 ダラス、エボラ汚染アパートの専門業者による消毒作業開始
Ebola crisis: US patient's flat cleaned by specialists  BBC (英国)  エボラ危機:危険物取扱業者がエボラ感染者滞在のアパートを消毒

 ダラスのダンカン氏が過ごしたアパートの消毒が開始された。民間の危険物取扱業者により3時間で作業は完了する。清掃開始前、当局によりダンカン氏家族は別の場所に移送された。法的措置による家庭隔離のため、10月19日まで彼らの自由は拘束され、誰とも面会を許されない。

 米国、西アフリカへの渡航禁止は考慮してない
U.S. official says West Africa travel ban would hinder Ebola response  Reuters (国際) 米高官、西アフリカへの渡航禁止はエボラ対策を阻害する

 ホワイトハウス高官は金曜日(現地時間)、西アフリカからの旅行禁止はエボラ対策を阻害すると述べた。

 ホワイトハウスア大統領顧問のリサ・モナコ(Lisa Monaco)氏は、オバマ大統領に西アフリカへの旅行禁止を勧告するかとの質問に、「米政府は現時点で、そのような措置はエボラ対策を阻害すると考えている」と回答した。

 シエラレオーネ、医薬品が底をつく、国際的支援が追いつかず
Ebola : Sierra Leone hospitals running out basic supplies,say doctors The guardian (英国) エボラ:医師たちの窮状、シエラレオーネの病院は医薬品が底をつく

 昨今矢継ぎ早に公表される国際援助にもかかわらず、シエラレオーネのとある大都市でエボラと戦う医師たちは、基本的な医薬品や個人防護具の不足に直面している。
 例えばイギリスは、公衆衛生対策強化に取り組み、シエラレオーネにエボラ治療センターを少なくとも4施設建設すると公約したが、その足取りは急増する感染者に比べ極めて遅い。


 ロンドンで行われたエボラ感染流行に関するカンファレンスによると、シエラレオーネでは1時間に5人がエボラ出血熱に感染しているとする驚愕な事実が公表された。急増する新規感染者に国際援助が追いついていない。ある医師は、身を守る個人防護服の不足を危惧する。また、ある医師は、死体の埋葬に使う死体袋やマットレスの絶対量の不足を訴える。医薬品も底をつき、治療センターも満床続きで、感染者の受け入れが出来ない。たとえ受け入れ出来ても医薬品不足で治療を施せない。

 エボラ感染流行が加速する中、国際援助は患者急増にはほとんど追いつかない。感染拡大は現実の医療能力をはるかに超えており、社会に破壊的な影響を及ぼしている。
 脆弱な医療制度の結果が教育現場に見られる。国連ユニセフによれば、エボラ感染で親をなくしたエボラ孤児が3700人も生まれた。西アフリカの文化では、孤児は親戚に引き取られるが、エボラに対する恐怖から孤児の引き取りを拒否するケースが後を絶たない。


 エボラ患者のダンカン氏は結婚目的で米国に入国
Ebola victim came to U.S. on tourist visa to marry and 'start new life in America'
Mail Online (英国) 米国のエボラ患者、米国で結婚するために観光ビザで入国

 ダラスのバプテスト教会によると、エボラ発病者のトーマス・ダンカン氏はダラスに住む ルイーズ・トローさん(Louise Troh) と結婚予定で入国し、家庭生活を営む予定だったという。
 ダンカンさんは3年前までガーナの難民キャンプにいた。リベリアでは内戦が続いていたため帰ることが出来なかった。
 
 トローさんは1990年代末にリベリアから米国に入り、当初直近の家族がいたマサチューセッツに住んでいた。
 二人は以前から関係があり少なくとも1人の子供がいる。
 ダンカン氏は今回初めて米国に観光ビザで入った。観光ビザで入国しても結婚は可能である。
 結婚することで米国永住権が手に入る。

 ダラス、発病危険性ある接触者は10人
Health Officials in Dallas Pinpoint 10 People Most at Risk for Ebola  New York Times  (米国) ダラスの保健当局、エボラ感染リスクの最も高い10名を選択

 エボラを発病したダンカンと濃厚に接触し発病の危険性が高い10人を、保健当局は厳重に監視する対象とした。
 ダンカンが部屋を共有した4人、接触した医療担当者である。
 他の40人は感染リスクがそれほど高くはないとして、毎日の健康調査をしている。

More troops being sent to battle Ebola  USA TODAY (米国) 米国、エボラ対策にさらなる米軍を派遣

 米国防総省は西アフリカのエボラ対策にさらに米軍1000名を派遣すると発表した。
 先にオバマ大統領は3000人の米軍兵士の派遣を予定していた。

 米軍は感染者や発病者の治療にあたるのではなく、施設建設、物資輸送などの後方支援とされる。

White House Says United States Is Prepared to Stop Spread of Ebola New York Times  (米国) ホワイトハウス、米国はエボラ流行を止める用意は整えられている

 ホワイトハウスの当局は、米国における初のエボラ患者からの拡大を防ぐことが出来ると明言し、
西アフリカにおけるエボラによる荒廃も最終的には抑えることは出来ると発表した。

Ebola death toll rises to 3,439: WHO Reuters (国際)  WHO:エボラ出血熱死者3439人

 WHOが金曜日(現地時間)に公表したエボラ出血熱による死亡者数は3439人となった。
10月1日時点でギアナ739人、シエラレオーネ623人、9月30日までにリベリアでは2069人が死亡した。ナイジェリアでは8人が報告されている。
 また、 WHOによると、累計で7492人の感染者が確認されており、うちナイジェリアで20人、セネガル1人、米国1人である。

3日

エボラ情報

 米国エボラ患者との接触者が100人を越える可能性
 
この中からどの程度の感染者が今後、どのように見つかるか。
 感染したことを知らない(当局のリストに入ってない)で、ダラス空港から日本や欧州に向かう旅行者も出る可能性がある。その旅行者は旅先のハブ空港でローカルの地(たとえば千歳、高松)へ向かう。そうした地では、旅人が発病しても最初は気がつかない。そして周辺に感染が広がる。それがエボラの怖さだ。致死率50%以上のザイール株。


 エボラ感染ウガンダ人医師、ドイツへ搬送
Ebola patient arrives in Germany from Sierra Leone -local officials  Reuters (国際)  エボラ感染者がシエラレオーネからドイツに到着

 シエラレオーネで医療活動中にエボラに感染したウガンダ人医師が、治療のためドイツフランクフルトに到着した。WHOによる患者受け入れにドイツが応えたもので、フランクフルト大学病院の隔離室に収容された。

 感染者はウガンダ出身の内科医で、イタリアの非政府組織に所属し、シエラレオーネで活動していた。


 エボラ患者見逃しの初期対応の不手際を病院当局が説明
Electronic records error made in Ebola patient's first visit, says Texas hospital Fox News (米国) テキサス病院の初期対応ミス:電子記録システムの不手際が原因

 Texas Health Presbyterian 病院は2日夜(現地時間)、エボラ患者を初期対応で見逃した不手際について以下のように説明した。
 9月25日(現地時間)エボラ患者のトーマス・ダンカンが救急室を受診したが、その際の電子記録システムに不手際があった。
 すなわちダンカンはナースに最近国外に出たことがあるか質問され、ダンカンはアフリカへ旅行したと語った。
 その情報はナースの電子記録の一部ではあったが、医師達の記録とは連動してなかった。
 病院当局は電子記録がナースと医師達の間で連動するように改善する必要があるとしている。

 ダンカンは外来で最近体調不良の人に会ったことはないと語り、外来にきたときの体温は37.8度、2日間の腹痛、頭痛、尿量減少であった。
 病院当局はこの症状は決して重症では無く、色々な疾患で見られるものだと説明している。

 コメント(訳者):言い訳のような病院当局の説明である。ダンカンはリベリア出国の数日前にエボラ症状のある妊婦を病院へ連れて行ったとされる。彼は彼女がエボラとは知らなかったようだ。そしてダンカンは米国入国数日後(妊婦に会った10日前後)発症したが、救急外来で最近体調不良の人に会ったかという質問に、ノーと答えたのは恣意的では無く、またそのように恣意的に答える必然性もない。


 ソウルトレイク市でエボラ疑い患者が入院、当局はエボラの可能性は極めて低いとコメント
Patient exhibiting Ebola symptoms admitted at Primary Children's Hospital  Deseret News (米国) エボラ症状を呈する患者が小児病院へ入院

 ソウルトレイク市のプライマリー小児病院へ、エボラが発生してないアフリカから帰国した患者がエボラ様症状を発症し、病院は感染対策を強化した。
 しかし、当局はエボラである可能性は極めて低いとコメントしている。

 エボラ初期発見のトレーニングの強化が必要
Texas Hospital Error Highlights Need for Broader Ebola Training NBCNews.com (米国) テキサスの病院のエボラ見逃しはエボラ対策トレーニングの強化が求められる


 不条理の世界
Ebola outbreak: Liberia to prosecute victim of virus for 'lying on airport form' before flying to Texas  THE INDEPENDENT (英国) エボラアウトブレイク:リベリア当局が空港スクリーニングの虚偽記載で起訴する意向を表明

 リベリア当局は、虚偽の申請をし渡米したアメリカ初のエボラ感染者を起訴する意向を表明した。ダンカン氏はリベリアの空港でのスクリーニングで健康と行動についての質問に虚偽記載をした とされる。当局によるとダンカン氏は、エボラ感染者を介護したりエボラで死亡した者に触れていないか、との空港でのスクリーニングに「いいえ」と回答している。しかし、ダンカン氏は出国4日前にエボラ感染者の病院搬送を手伝っており、当局はこれを虚偽記載と見なした。

 一方、ダンカン氏が過ごしたアパートの4人の住人は、武装警官の警備下で家庭隔離されている。ダラス郡判事によると、先に4人が家庭隔離を遵守しなかったことを受け、裁判所が監禁令(The confinement order)を発令し、4人を法的に監視している。ダンカン氏を保護した女性とその息子(13歳)、2人の甥が病気の兆候を監視されており、1日に2回の検温と体調報告が課されている。

 コメント(管理人): リベリア政府は、自国でのエボラ出国監視体制に手落ちが無いことを主張したいのだろうが、訴追とは少々厳しい措置だ。ダンカンは妊婦(発熱症状を伴った)を病院へタクシーで運び、病院で収容を断れた同女性(自宅で死亡)を自宅まで送ったとされる。その4日後に米国にダンカンは向かった。虚偽記載とされたことは致し方はないが、エボラを発症した妊婦に対して、当然の対応をしただけで会いたい家族がいる米国に向かえなくなるのも気の毒だ。どちらにしてもダンカンは妊婦を介助した段階でエボラに感染し、発病される可能性が生じたのだ。現在ダンカンは重体とされるが、何とか回復して欲しいと願う。
 正しく不条理の世界である。

米のエボラ出血熱、100人が患者と接触の可能性 CNN Japan

 リベリア人男性が9月下旬、米国に入国した後にエボラ出血熱を発症した問題で、地元テキサス州の保健当局は2日、男性と接触した可能性のある人が約100人に上ることを明らかにした。現在、聞き取り調査を進めているという。

調査の対象となっているのは、男性が受診した病院や滞在先のアパートやその周辺で、男性との接触の可能性のある人々だ。

テキサス州保健当局の広報担当者は「念のため、患者や患者の家庭と少し接触した人を含む非常に広い網を掛けることにした」と、述べている。

米政府関係者は2日、CNNに対し、男性と直接接触した人はすでに判明しただけで「12人を超えた」と答えた。直接の接触が判明した人々に対しては、保健当局が1日に2回訪問し、熱を計って症状の有無を尋ねるという。

これまでのところ、監視対象者のなかで症状が出た人はいないという。

男性は、パートナーの女性とその家族が住むテキサス州のアパートに滞在中に発症した。女性の子供が通っていた学校では一部の親が感染を恐れて子供を休ませる事態となり、地元の教育長は2日の出席率が約86%に落ちたとと語った。「校内にウイルスがあるとは思わない」としつつも、いつもより徹底した校内の清掃や消毒を行っていると述べた。


Prescription for avoiding Ebola airport screening: ibuprofen  Reuters (国際) 解熱鎮痛剤で空港の発熱スクリーニングをすり抜け

 ある医療専門家は、西アフリカでエボラ出血熱に感染していても虚偽申請と多量の解熱鎮痛剤(イブプロフェン)を服用すれば空港のスクリーニングをすり抜ける可能性を指摘する。

 発熱スクリーニングは完全な対策ではないが、現在感染国のリベリアやシエラレオーネ、ギニアの空港搭乗口で実施されている発熱スクリーニングを、感染国から到着した旅行者に空港搭乗口で実施すべきとも主張している。
 虚偽申請であるが、アメリカ初のエボラ感染者となったダンカン氏はリベリアの空港に於ける申告の際、エボラ感染者やその疑いのある者との接触は無いと申請している。同時に彼の体温も平熱であったため搭乗を許された。
 スクリーニングの成果は旅行者の正直と誠意にかかっている。

 コメント:かっての新型インフルの際、日本に帰国時などに、もし発熱している場合座薬の解熱剤使用を勧める旅行業者もいたようだ。
 しかしエボラの場合、発熱などの症状が出始めたとき、血中でウイルス血症が起きているから、解熱剤を使っても歩くのが相当辛いはずである。通常の風邪やインフルとは違う。

Ebola virus multiplying at 'terrifying rate' in Africa, group says  Al Jazeera America  (米国) エボラウイルスは脅威的速度で広がっている、支援グループが発表

 ロンドンに基盤を置く人道支援団体”Save the Children”発表。
 先週のシエラレオーネでは1時間に5人の感染者が出た。
 西アフリカのエボラ感染者の増加率は、現在の対策のままでは、間もなく1時間に10人の感染者が出る状態になるだろう。
 国際的支援がもっと強化されなければならない。


Understanding the Risks of Ebola, and What 'Direct Contact' Means New York Times  (米国) エボラの感染リスク、そして直接的接触の意味を理解すること:CDC長官

 直接的接触->体液が飛び散って周囲の人の口、鼻、目から入ること、または血液が人の皮膚の傷口等から入ること

 または接触感染->感染した体液に触れ、その手で自分の目や口に触れて感染

Frustrated woman quarantined with sheets, towels soiled by Ebola patient  CNN (米国) ウイルスが付着するシーツやタオルに囲まれ隔離される失望のどん底の女性

 ビデオクリップ映像

 エボラに感染したダンカン氏のシャツやシーツはそのままの状態にある。徐々に状態が悪化するダンカン氏と時を過ごした親類の家族4人は現在、法的措置の下、そのアパートに21日間隔離される。拘束を破ればたちまち犯罪者となる。
 1日に2回の体温測定と体調報告を義務付けられているが、心配で一時間おきの体温測定をしている。親類の女性は、降って湧いた悲劇に悪夢の終わりを願わずにはおられないと心境を吐露した。


「接触可能性」の100人調査=4人を隔離-エボラ感染者の米入国で  時事通信

 西アフリカのリベリアから先月米国に入国した男性がエボラ出血熱を発症した問題で、米疾病対策センター(CDC)は2日、約100人を対象に男性と接触があったかどうか調査中だと明らかにした。このうち接触したと思われる「少数」の人々を特定し経過観察を実施。フリーデンCDC所長は「米国内での一切のエボラ拡散を阻止できる自信がある」と強調した。
 CNNテレビは経過観察対象者を「12人以上」と伝えた。男性はテキサス州ダラスの病院で隔離治療を受けており、深刻な容体。観察対象者には親族や医療関係者らが含まれ、男性が滞在したダラスのアパートで密接な接触があったとみられる4人がアパート内に隔離され、外出を禁じられた。これまでのところ体調を崩した人はいない。

Delay in Dallas Ebola Cleanup as Workers Balk at Task  New York Times  (米国) 清掃業者の尻込みでエボラ感染者のアパートの清掃に遅れ

 アメリカ初のエボラ感染者が滞在したアパートの消毒が出来ていない。そこには感染者と過ごした4人の家族が当局からの家庭隔離を指示され残さている。
 エボラ感染者のダンカン氏はアパートに滞在中発熱と下痢を呈したが、ウイルスが付着するシーツや着衣等はほぼそのままの状態にあるとされる。
 一緒に過ごした親族の家族はダンカン氏が過ごした寝室に入ることができず、居間で生活している。感染者の汗や下痢便中に含まれるエボラウイルスがシーツやタオル等の表面に付着しており、家族には大きなリスクがかかっていることになる。
 エボラに対する恐怖から、エボラ感染者が過ごしたアパートの清掃を快く引き受けてくれる清掃業者はなかなか見つからず、当局の職員は躊躇しながらもようやく清掃業者を探しあて、間もなく掃除に取り掛かる。

 ダンカン氏が過ごした縁戚の女性(?)がCNNに語ったところによると9月25日、ダンカン氏を車に載せ病院受診した際、西アフリカからの旅行者であることを2度看護師に告げたのであるが、その情報が生かされず、抗生剤の処方を受け帰宅した。
 これが感染者との接触者を大幅に増やす結果となる。当局の最初の公表では12人から18人の接触者とされたが、次に80人になり、直近の公表では100人に膨れ上がった。当局は未だに正確な接触者数を把握していない。
 事を大きくしたもうひとつは、ダンカン氏のリベリアでの空港におけるスクリーニングへの虚偽記載である。彼はリベリアでエボラ感染者か、それを疑われる患者には接していないと記入している。しかしながら、ダンカン氏は渡米の4日前、エボラに感染した妊婦を病院へ運んだ既往があった。空港におけるスクリーニングは正直と誠意に基づくものであり、ダンカン氏の場合は機能しない。


 米国人カメラマン、エボラ発病
American cameraman for NBC News  Reuters (国際)  NBC放送のアメリカ人カメラマンがエボラに感染

 NBCニュースのアメリカ人フリーランステレビカメラマンがリビアでエボラに感染し、治療のためアメリカに送還される。
 
 NBCネットワークによると、このカメラマンは1日(現地時間)、痛みと倦怠感を呈し倒れたとされる。西アフリカでのエボラ感染が発生して以来、初のアメリカ人ジャーナリストのエボラ感染となる。
 このフリーランスカメラマンは記者としても活動しているが、NBCから姓名の公表はない。リベリアでエボラ出血熱に感染した4例目のアメリカ人感染者となる。この三十三歳のジャーナリストは9月30日、NBCニュースチーフ編集者で特派員のナンシー・シンダーマン(Nancy Snyderman)博士の第二カメラマンとして雇用されたばかりであった。不調と微熱で直ちに隔離され、国境なき医師団が運営する治療センターでエボラ検査を受け陽性と判明した。

Texas health officials widen search for Ebola patient’s contacts to 100 FOX NEWS (米国)  テキサス州公衆衛生高官、エボラ出血熱接触者の調査を100名に拡大

 テキサス州公衆衛生高官は9月30日調査対象を拡げ、ダラスのエボラ感染者との接触者が100人に上る可能性を認めた。

 ダラス郡保健社会福祉によると、100人の潜在的接触者が、最初にダンカン氏と接触した12人から18人のグループによって特定された。
 公衆衛生高官は、12名から18名の濃厚接触したグループは、毎日2回の体温測定を課される一方、100名のグループは、エボラ出血熱の兆候と症状の認識と啓発という形態の監視対象となる。当局からの連絡が100人全員に届いているかは不明である。

Texas officials say 80 people may have been exposed to Ebola patient - NBC  YAHOO NEWS (国際) テキサス州高官、NBC放送にエボラ感染者との接触者は80人と伝える

 テキサス州保健省高官はNBCに対し、ある時点で80人もの人がダラスのエボラ感染者と接触していたとし、当局が公表した子供5人を含む18人を大きく上回ることを明らかにした。

 加えて、テキサス州保健サービス(the Texas Department of State Health Services )は声明を出し、症状を呈していない感染者の家族4人に警戒として10月19日迄の家庭隔離を命じた。家族は許可なしに訪問者を迎えることができない。

 米国で発症エボラ患者、出国時の書類に嘘を記載
Liberia says Dallas Ebola patient lied on exit documents USA TODAY  (米国) リベリア政府、ダラスでエボラ発症したリベリア人は出国の際に書類に嘘を書いていた

 患者がエボラ患者と接触していたことを書類に記載していなかった。
 妻がエボラで死亡していたが、患者のケア、接触はしたことは無いと書類に記載。



 米国内に持ち込まれたエボラウイルスの安全な処理、飛散すると重大な結果に

Exclusive: U.S. nears solution for safe disposal of Ebola waste  Reuters (国際) 独占記事:米国、エボラ医療廃棄物の安全処理に近づく

 米政府高官は1日(現地時間)、米国政府が、病院で遵守すべきエボラ感染者から生じる医療廃棄物の取り扱いと廃棄に関する重要な懸案を解決するまで日単位と述べた。

 専門家は、下痢や嘔吐、時には目や耳からの出血を呈するエボラ感染者から生じる医療廃棄物の運搬方法に関する矛盾した規定が、エボラ感染者への安全な治療の提供を困難なものにする可能性を警告している。

 当局の規制者にとって、エボラ感染者からの医療廃棄物の安全な取り扱いには2つの挑戦がある。ひとつは致死的ウイルスの偶発的拡散、もう一つは生物兵器として使用する如何なる恣意的な企てを回避するかである。

 米国では多くの病院が、エボラ感染者の治療から生じる大量の汚れたリネンや汚染針、ウイルスにまみれた防護具に対応するゴミ焼却炉や圧力滅菌用高圧釜と呼ばれる大型の滅菌装置を装備していないと、Jeffrey Duchinアメリカ公衆衛委員会感染症ソサエティー理事長は言う。

 運搬前のエボラ医療廃棄物の消毒は運搬業者の保護のみならず、非合法に医療廃棄物を利用しようとする輩に対する警戒として重要と考えられ、単に安全性の問題ではないと、生物学的研究の安全性を行動学的に解決することを目指す会社を経営するSean Kaufman氏は言う。

 先月ロイターにより初めて報道されたエボラ医療廃棄物に関する問題は、アメリカで診断された初のエボラ感染者を治療するTexas Health Presbyterian Hospital in Dallasにとって重大な意味を持つ挑戦を提起することになろう。
 
 Duchin氏は、各病院が独自のゴミ焼却炉や圧力滅菌用高圧釜と呼ばれる大型の滅菌装置を設備しているのか認識していないが、しかし、仮に設備されていなければ、「病院は医療廃棄物の暫定的解決を見出す必要がある。これは病院を窮地に追い込むことになる」と言う。また、危険物貨物を監視するシンシア・クオーターマン(Cynthia Quarterman)米国運輸省パイプライン及び危険物行政官は、「当局が病院や市民にどのように分かりやすく説明するか、また、当局は適切な運搬方法について作業を進めている」と回答した。懸案の中核は、エボラ感染者から生じる医療廃棄物の取り扱いについての指導に集中している。米CDCは、通常の医療廃棄物の範疇に当る生物学的危険物と同様に、エボラ医療廃棄物を対漏えい性の容器に入れ廃棄することを助言した。

 しかし、アメリカ運輸省は、エボラウイルスをヒトや動物を死に至らしめる能力のあるカテゴリーA病原体と考えており、害を及ぼす能力のない病原体の範疇である「通常の医療廃棄物」と見なしていない。 医療廃棄物を取り扱う廃棄物管理契約者は、廃棄物を合法的に運搬できず、廃棄方法のない廃棄物が院内に滞ると指摘する。 すでにエボラ医療廃棄物は問題を醸成している。アトランタのエモリー病院が、高度で厳重な生物学的研究汚染ユニットでエボラに感染した2人のアメリカ人を治療した際、医療廃棄物業者はその仕事を拒否した。 病院側が米CDCの助言をもとに問題を解決する迄、エボラ医療廃棄物を入れた袋が積み重ねられた。

 トム・スキナー(Tom Skinner)米CDC報道官は、エボラ医療廃棄物に関する問題は未だに解決できていないが、米CDCは解決を図るためアメリカ運輸省の高官と協議する予定があることを公表した。Duchin氏は、決定は問題解決ができる連邦政府の議員に挙げられたと聞いていると述べた。
米国運輸省高官は、来週までにCDCと米国運輸省が共同のガイダンスを発行すると回答した。


2日

エボラ情報


 米国、ZMappの量産を計画、需要を満たすことは困難
US to Increase Production of the Ebola Drug ZMapp, but May Not Meet Demand New York Times  (米国) 米国、エボラ治療薬ZMappを量産に、しかし要求量を満たすことは不可能

 米国保険社会福祉省(HHS)は、専門家がエボラ治療に最も有効と考えているZMappの量産を製薬企業と考慮中である。

 しかし来年早期に産生できる量は数百から数千治療コースとされ、流行が続く限り、需要を十分満たすことは不可能とされる。

 エボラ、増加の一途
Ebola Virus Has Killed More Than 3300 People, WHO Says Wall Street Journal (米国) エボラ死者3300人以上に、WHO発表

 西アフリカのエボラ感染者の増加は続いている。

 WHO発表:9月28日 発症者数7178人、死者数3338人

 9月23日 発症者数6574人、死者数3091人

  エボラ世界流行への序曲?
 病院ナースの不手際でエボラ発病者の初期診断がなされなかった:ダラス


Ebola Patient Thomas Eric Duncan's Nephew: I Had to Call CDC NBCNews.com  (米国) エボラ患者の甥、CDCに電話しなければならなかった

 米国初のエボラ患者は、甥がCDCに電話するまで適切に対処されなかったとNBCニュースに甥が語った。

 保健当局では以下のように発表した。
 トーマス・エリック:ダンカン(42才)は、ダラスのTexas Health Presbyterian 病院に26日、発熱と腹痛で受診したが、家で様子を見るように返された。しかし2日後、救急車で病院へ戻ることになった。そのとき、 患者の甥はCDCに電話をして適切な処置をしてくれるように頼んだのだ。

 甥は患者の命が危険にさらされていると感じ、また他の人々が感染の危険性にさらされていると思った、と語った。

 CDCはテキサス州保健福祉サービス局を紹介し、同局がその後の適切な対処をした。


Dallas Ebola patient vomited outside apartment on way to hospital  Reuters (国際) ダラス、エボラ感染者、病院搬送中にアパートの敷地内で嘔吐

 米国初のエボラ感染者と確認されたダンカン氏が救急車に運び込まれる現場で、近所の住人がダンカン氏の嘔吐する姿を目撃していた。メスド・オスマノビック(Mesud Osmanovic)氏(21歳)はその日、「家族皆が叫ぶ中、ダンカン氏がアパートから運び出される際、そこらあたりに嘔吐した」と、重体のダンカン氏がTexas Health Presbyterian 病院に収容される前の混乱した現場を描写した。

 病院側は患者の詳細な公表を控える理由として患者のプライバシー保護を挙げているが、感染者の友人ギー・メリッシュ(Gee Melish)氏が、感染者はトーマス・エリック・ダンカン(Thomas Eric Duncan)と身元を明かした。

 ニューヨーク・タイムズによると、40代のダンカン氏は、リベリアでエボラ出血熱を発症した妊婦を病院に搬送したが、満床のため再び妊婦を家に連れ帰ったとされる。その後妊婦は死亡し、4日後、ダンカン氏はアメリカへ発った。
 テキサス保健省職員は、9月下旬ダンカン氏がリベリアからアメリカへ到着後、子供5人を含む18人をダンカン氏との接触者と公表した。

 ダンカン氏は先週木曜日(25日)遅くに Texas Health Presbyterian 病院を受診、その際看護師にエボラ感染地域からの渡航歴を告げたにも関わらず、抗生剤を処方され帰宅した。
 ダンカン氏の容態が悪化した日曜日、再び救急車にてTexas Health Presbyterian 病院に搬送された。

 看護師はトリアージリストに含まれる渡航歴を訪ねており、ダンカン氏もそれに回答している。マーク・レスター(Mark Lester)テキサス病院職員は、「残念ながら、情報が救急チーム全員に伝えられておらず、結果、得られた全ての情報を決断に取り込めなかった」と述べた。
 感染症専門家は、この3日間の時差が他人をウイルスに暴露させる重大な機会を生んでしまったと指摘する。
 
オスマノビック氏はアパートで、数年で3回ダンカン氏と会ったことがあると話す。隣人たちの多くがリベリアやソマリア、スーダン出身者で、オスマノビック氏はボスニア出身である。

How a Dallas hospital failed to diagnose the Ebola patient  Vox (米国) なぜダラスの病院はエボラ患者を最初に見逃したのか

 ダラスでのエボラ患者を初期に見逃したため、現在12から18人の感染リスクのある市民がフォローされている。

 患者を病院に運んだ救急隊3人は検査で陰性とされたが、現在自宅隔離中である。
 患者、ダンカン(Duncan)の家族は毎日2回健康チェックを受けている。
 これまで異常を呈した人はいない。

 ダンカンはリベリアのモンロビアを9月19日に発った。ブリュッセル経由で20日にダラスに着いた。
 このときまでダンカンは無症状であった。このことはこの時点まで、彼はエボラウイルスを周辺に感染させることはなかっただろうと考えられる。
 4日後、彼は体調不良を感じた。すなわち彼がエボラウイルスに感染していた可能性が示唆される。
 2日後、彼はTexas Health Presbyterian 病院を受診した。診断名は感冒とされ抗生物質が投与された。
 ダンカンの妹は、ダンカンがリベリアからやってきたことをナースに告げたと語っている。
 エボラに関する情報が十分浸透していなかったことが判断される。
 結果的に、その時点でダンカンはエボラ感染を疑われなかったことになった。



 シエラレオーネ、患者数激増続くが、その実態は把握されてない
Ebola outbreak: 'Five infected every hour' in Sierra Leone  BBC News (英国) シエラレオーネ、1時間に5人が感染

 人道支援団体”Save the Children”が発表。

 発病者の数は正確に把握されてない。
 2,3週毎に発病者数は倍増している。




 米国、学童も接触者の中に
US Ebola Patient Exposed School Age Children, Governor Said ABC News  (米国) 米国エボラ患者、学童達と接触、当局発表

 米国初のエボラ患者の氏名が明らかになった。Thomas Eric Duncan。地方当局筋からの情報である。

 週末にダンカンが接触した21人が健康調査されている。
 接触者の中には5人の学童が含まれていて、自宅隔離となっている。
 学童達は無症状とされる。

Dallas Ebola patient identified CNN  (米国) ダラスのエボラ患者が同定された

 患者はリベリアから米国までの飛行で、一部分を米国の航空会社を利用したと当局に話している。
 航空会社によると患者はベルギーのブリュッセルからワシントン、続いてダラスに飛行してきて20日に到着したとされる。
 航空会社の広報官は、CDCは患者は無症状であり、到着数日後に発症しているので機内では感染の危険性はゼロであると判断しているとコメントしている。

 患者の氏名は親しい友人によると、Thomas Eric Duncanといい、リベリア国籍で米国へは初めての入国という。


Ebola outbreaks in Nigeria, Senegal, appear contained- CDC reports  YAHOO NEWS (国際) 米CDC報告ーナイジェリアとセネガルのエボラ感染流行は封じ込め成功の兆し

 Reuters

 アメリカとアフリカの保健省高官は火曜日(現地時間)、西アフリカでは感染拡大が見られる一方で、ナイジェリアとセネガルではウイルスの封じ込めが成功したようだと述べた。

 米CDCが公表した報告によると、ナイジェリアでは8月31日以来、新規のエボラ感染例が発生しておらず、これはナイジェリアでの感染が封じ込められたことを示唆するとしている。 セネガルでは8月29日に発生した感染事例を最後にウイルスは封じ込められている。

 西アフリカでのエボラ感染により公衆衛生専門家が警鐘を鳴らし始めた頃、両国とも感染した旅行者が国境を超えたことから始まった小規模な感染流行であった。

 ナイジェリアでの最初のエボラ感染者は7月20日、民間航空機でラゴスに到着したが、発熱と嘔吐、下痢のため直ちに民間病院に搬送された。ナイジェリア最大の都市ラゴスで感染が確認された時点で、ナイジェリアはエボラ緊急事態を宣言し、接触者を追跡するために国立エボラ緊急オペレーションセンターを開設した。保健省職員は9月21日時点で、849人の接触者を検疫し、うち19人の感染を確認、疑い例はゼロであった。加えて、エボラ感染の症状の検査のために18500人への戸別訪問を実施した。

 セネガルの初発例は8月21日、ギニアからセネガルのダカーの親族を訪ねた21歳のギニア人男性であった。保健省職員は、ギニア人男性が、ギニアのエボラ治療センターへ8月26日に収容された母親と姉に接触していたことをギニア保健当局からの報告で知った。その男性と母親、姉の3人は8月10日にギニアでエボラにより死亡した叔父の葬儀で死体に触れたことで感染の可能性を帯びていた。セネガル保健省は感染者との接触者67人を特定し、全員を21日間検疫したが、感染者は認められなかった。また、ギニア人男性は回復し、9月19日退院した。
報告書は、アフリカや各国の保健省からの貢献者と米CDCの専門家により作成されたものである。


1日

MERS情報

サウジアラビア新規1例 累積感染者数755例、 累積死亡者数320例

65歳男性、サウジアラビア人、ジュバイル(Jubail)、顕性感染、ICU管理、併病歴あり、動物接触歴あり(ラクダ)

エボラ情報
 
 エボラの火種が米国ダラス市に!

 米国でついに西アフリカ帰国者でのエボラ発症者が見つかった。現在重体とされる。問題は帰国後発病したため、発病してから接触者が多数いた可能性がある。今後3週間までの間に何人の発病者が出るか不明であるが、接触者が全て確定出来ていない可能性があるから、何人かの発病者が周辺、または米国内で出る可能性が高い。CDCは何とか拡大は抑えきるだろうと声明を出した。
 エボラは発症前感染はしない。空気感染はしない。この事実が正しいことを前提の考え方であるが、100%の確率で否定出来てないから、米国内でどの程度広がるのか今後数週間は要警戒である。
 我が国内で発病者発生の危険率も、以前よりも高まる。
 水際および医療機関での体制を強化する必要がある。


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 米国、ダラスで初のエボラ発症者確認
    二次感染者が出る可能性は高いが、拡大は絶対防ぎ得る:CDC長官

How The CDC Will Make Sure Ebola Doesn't Spread in United States ABC News  (米国) いかにしてCDCはエボラが米国内で拡大しないと説明しているのか?

 患者の診断がついた時点で地域の保健局は接触者調査を開始していて、全ての感染の危険性ある接触者が21日間の健康監視体制下にある。
 患者が発病した24日以前は、接触者が感染する危険性はない。

Questions and answers about the US Ebola case Businessweek (米国) 米国で発症したエボラに関する質問と答え(Q&A)

 Q;患者はどこから?
 A;リベリア

 Q;いつ発病したのか?
 A;24日

 Q:エボラはどのように感染する?
 A;発病者(発熱、嘔吐、下痢)の体液との接触

 Q;誰かが感染した?
 A;現在、当局では接触者の調査をしている。接触者の多くは親類とされている。

 Q;エボラは機内で感染する?
 A;いいえ、CDC長官のフリーデンは、患者は機内で発病していなかったから、感染者は発生していないとしている。そのため搭乗者の健康調査はしない。

 Q;患者はダラスの病院で治療を続ける?
 A;フリーデンは、患者を先に多くのエボラを治療した病院への移送は考えていないとしている。米国内の多くの病院はエボラ治療の際の感染対策を十分知っているとフリーデンは説明している。

 Q;この患者の治療は?
 A;十分な補液と経静脈栄養がエボラの治療にとって最も重要であることが分かっている。実験的治療方法に関しても考慮中である。Tekmira製薬のTKM-Ebolaと回復者のからの輸血である。

 Q;エボラ患者が他にも航空機で入国する可能性は?
 A;いいえ、航空機に登場する前に健康チェックするから発病者が搭乗する可能性はないが、感染者(潜伏期間にある)が搭乗する可能性が全くないとはいえない。


First Ebola victim in America was sent home with antibiotics  The Telegraph (米国) 米国の初のエボラ患者は、抗生物質の投与を受けて帰宅

 最初の米国のエボラ患者はm米国到着後、体調不良のために26日医療機関を受診したが、抗生物質の投与を受けて自宅で経過を見るように告げられた。
 2日後状態が悪したため救急車で運ばれ入院隔離された。
 現在患者は重体とされる。

 当局は必死に患者と接触した人々を調査している。

 コメント(管理人):最初に診た医療機関の担当者は感染している可能性がある。

US Ebola case confirmed in traveler from Liberia CIDRAP (米国、ミネソタ大学感染症情報センター) リベリアからの旅行者が米国初のエボラ患者と確認

 ダラスのTexas Health Presbyterian 病院に入院中。重体。ICU収容。
 リベリアから親族を訪ねて米国にきた。
 24日に発病、26日に病院を探す。28日に隔離入院。
 病院を移る予定はない。

 エボラ患者の入院までの足取り
Timeline for first case of Ebola diagnosed in US  YAHOO NEWS (米国) 米国、エボラ発病者の足取り

Sept. 19 — リベリア出国
Sept. 20 — 米国到着
Sept. 24 — 症状発現
Sept. 26 — 医療機関を探す。Texas Health Presbyterian 病院外来で感冒との診断。
Sept. 28— 入院、隔離:Texas Health Presbyterian 病院
Sept. 30— 検査でエボラが確認

 コメント(管理人):24日~28日が周辺にウイルスを感染させていたと推定されるが、CDCの発表では家族との接触が中心とされている。
 20日から24日までの間に、本当にウイルスは周辺に感染を起こしていなかったかについては未定。CDCでは否定しているが、事実は今後3週間以内に現れる
 ほぼ間違いなく二次感染者は発生する。どこで?米国内?米国外?いつ?


First Ebola Case in US, But CDC Vows 'We Will Stop It Here'  ABC News  (米国) 米国で初のエボラ患者発生、CDC拡大は防ぐと断言


エボラ熱、米で初の感染者 西アフリカから入国の成人  日本経済新聞

 米疾病対策センター(CDC)は9月30日、エボラ出血熱の感染者が米国内で初めて見つかったと発表した。感染者は西アフリカのリベリアから米国に入国した成人の男性という。米国ではこれまでリベリアで感染した支援関係者4人が帰国して治療を受けていた。西アフリカ以外の第三国で感染が広がる恐れもある。

 CDCによると、患者の男性はリベリアを19日に出国し、20日に米国に到着した。その数日後に症状が出たため、28日からテキサス州ダラスの病院で隔離されているという。CDCは患者を別の治療施設に移送する必要があるかどうか判断する。米メディアは患者が医療関係者ではないと伝えている。

 患者は現地でエボラウイルスに感染し、潜伏期間中に親族を訪ねて米国に入国したという。エボラ熱の感染地域は西アフリカのリベリア、ギニア、シエラレオネが中心。潜伏期間は2~21日で、通常は1週間ほどで発熱や頭痛、下痢などの症状が出る。有効な治療法はなく、致死率は最大で90%。患者の体液などに触れると感染するが、空気感染はしない。CDCのフリーデン所長は航空機で患者と乗り合わせた乗員・乗客が感染する可能性は「ゼロだ」と断言した。

 世界保健機関(WHO)によると、9月23日時点の死者は3091人、感染者数は疑いのある人も含め6574人に上る。未受診者が多数いるとみられ、CDCは来年1月に感染者が140万人に達する可能性があるとの試算を公表している。


エボラ出血熱:米で初発症…リベリアからの帰国者  毎日新聞

 {米疾病対策センター(CDC)は9月30日、南部テキサス州でエボラ出血熱の男性の感染者が確認されたと発表した。西アフリカ以外で感染が確認されたのは初めて。男性は同州ダラス市内の病院の隔離施設で集中治療を受けている。感染国のリベリアを訪れていたといい、CDCは発症後に男性と接触した人の特定を進めている。}

UPDATE 4-Traveler from Liberia is first Ebola patient diagnosed in US Reuters (国際) リベリアからの旅行者が米国初のエボラ発病者と確認

 CDC長官は、患者と接触したのは一握りの患者家族と発表。
 病院へ運んだ救急隊などは管理下に置かれている。
 CDC長官は、間違いなく感染拡大は防ぎ得ると発表。

CDC confirms first case of Ebola in the US Washington Post (米国) CDC、米国内で発症した初のエボラ患者を確認

 CDC長官のトーマス・フリーデンは以下のように30日午後の記者会見で語った。

 {発病者はリベリアを9月19日に発ち、翌日米国に着いた。
 患者は米国に着いたときは無症状であったが、数日後症状が現れた。
 間違いなく、我々はこのエボラ輸入例を制御出来ると考えている。だから米国内に広範に拡大することはないと考えている。 
 患者と接触した何人かがそのうち発病する可能性はある。しかし我々はそこから感染が拡大することは制御出来ると信じている。}


 保健当局は、患者と接触した人々を探索し、その健康状態を3週間監視すると長官は語った。

 長官は、エボラは無症状である間人には感染しないと強調した。

 検体の検査はTexas Department of Health Servicesで行われたが、同研究所は先月エボラ検査機関として認定されていた。
 9月30日朝に検体を受け取り、午後1時に結果が出た(全て現地時間、日本国内では昨夜)。

CDC confirms first Ebola case diagnosed in the United States  Reuters  (国際) CDC、米国で初のエボラ発症者を確認

 米国CDCは米国内で初のエボラ発症者を確認したことを10月30日(現地時間)発表した。
 詳細は発表されてない。

 テキサス州ダラスのTexas Health Presbyterian 病院は29日エボラ検査を宇Kテいる患者が厳密な隔離下に置かれていると発表していた。

 米国ではこれまで西アフリカで発症した米国人を数人治療してきた。

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 英国、シエラレオーネに多額の基金援助
UK funds new Ebola triage clinics in Sierra Leone BBC (英国) イギリスがシエラレオーネのトリアージ診療所開設資金を提供


 イギリスは、シエラレオーネにトリアージ診療所を開設するための基金を提供する。発熱を呈する感染者がエボラ出血熱か、それともエボラ出血熱ほど深刻でないマラリアによる発熱かを検査する診療所である。

 トリアージ診療所は感染の最も深刻な地域に設立される予定で、イギリスが建設費用として2000万ポンド(35億4000万円、1ポンド=177円で換算)の追加援助を公約した。
 トリアージ診療所は、感染が疑われる人達が家にとどまりエボラを家族に感染させないように検査に来ることを促すための施設であるが、しかし、トリアージ診療所開設にはもう一つの理由がある。
 利用できる資源からして、感染地域で従事する医療スタッフが主張するような、エボラ感染が流行している西アフリカ全域で数千床を用意できる可能性はない。イギリスはシエラレオーネに700床の提供を公約しているが、最初のベッドを用意するためには週単位どころか、月単位の時間を要する。
 だが、イギリス政府によると、最悪の感染国であるシエラレオーネ、ギニア、リベリアで今年末迄に150万人が感染し、その多くが死亡する可能性があると予想されている。そこでイギリス政府は、シエラレオーネのエボラ対策に公約済みの1億ポンド(177億円)に加え2000万ポンド(35億4000万円)を追加援助し、トリアージ診療所の開設計画に至った。この資金は、塩素や、マスク、防護服、手袋のような個人防護具と飲料水や衛生設備、必要不可欠な医療品に提供されるだけでなく、現地で医用活動をするスタッフの派遣にも提供される。


Professor accuses US of starting Ebola outbreak with bio-terrorism experiments ...  National Post (カナダ) 教授、米国がバイオテロ実験を行ったとして非難
 リベリア、デラワレ州立大学終身教授のCyril Broderick が、リベリアの新聞、The Daily Observerに論説を発表。
 エボラ流行は米国国防総省により行われた実験結果によると非難している。

Ebola crisis: Liberia chief doctor on life under quarantine BBC News (英国) エボラ危機;リベリア主任医務官、自宅隔離に
 部下がエボラで死亡したことから、感染した可能性から自主隔離に。

Ebola crisis: Cuba sends doctors, US sends troops Green Left Weekly (オーストラリア) エボラ危機;キューバ、医師団派遣、米国軍隊派遣

 キューバは300人を越える医師とナースを西アフリカに送る予定。
 米国は3000人の兵士を西アフリカへ派遣予定。


 オーストリアでMERS発病者を確認、サウジからの旅行者
Austria reports first MERS case in Saudi citizen Outbreaknews  Today (米国) オーストリアがサウジアラビア人のMERS感染者を報告


オーストリアで初発例となるMERS感染者が確認された。

感染者は女性のサウジアラビア人で、数日前に旅行でオーストリアに入国し、現在ウィーンの病院に入院中である。

目下のことろ接触者は全員特定されており、彼らはMERSについての情報と今後の措置について報告を受けている。

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