8月 

31日

エボラ情報

 エボラチェックポイント、シエラレオーネ首都郊外




Suspected Quebec Ebola case tests negative Toronto Star (カナダ) ケベックでエボラ疑い例、検査で陰性
 西アフリカ旅行後発熱した少女が隔離されていたが、検査でエボラ陰性。

エボラ遺体回収業者の家族が嫌悪 Livedoor

 {米NPR電子版の28日付記事では、エボラウイルスの流行が続いているリベリアの首都モンロビアで、エボラ死者の遺体を回収、移動する人が存在する。月給は1000ドルで高いが、リスクも大きく、家族に嫌われている。「祖国のためになる」と回収業者は誇らしげだ。
 モンロビアでは、遺体を取り扱う4つのプロチームがある。総人口が100万人の大都市で、エボラウイルスに感染した遺体がうまく処理できなければ感染者は多く出る。
 遺体処理時に、回収業者は防護服を着用してゴム靴を履く必要がある。23歳のアレキサンダーさんは遺体回収業者だ。地元の大学の経済学を専攻しているが、エボラウイルスの流行が原因で休校している。
 遺体回収時に、白いプラスチック製仕事服、マスク、保護眼鏡など、防護具の着用は必要だ。注意深く袖に隙間があるかどうかをチェックし、皮膚が隠れているかを検査し合う。エボラ死者の体液にもエボラウイルスが含まれ、その体液に触ると感染される恐れがあるからだ。
 遺体回収作業中、防護服を脱ぐことは非常に危険なことだ。業者は、脱ぐ時、防護服の外側に触らないよう神経を使う。最後に、消毒剤を防護服に撒き、ゴミ袋に入れる。ウイルスの拡散を防ぐ措置として、防護服は焼却される。
 賃金が高いが、家族に嫌われている。アレキサンダーさんによると、感染されることを懸念して、親は在宅を許していない。}


 シエラレオーネ唯一の小児病院にもエボラが波及
It was already the worst Ebola outbreak in history. Now it's moving into ... Washington Post (米国) 史上最悪のエボラ流行、アフリカの都市部へ拡大

 致死的エボラウイルスは、ついに首都の小児病院まで拡大してきた。
 入院検査していた4才男児がエボラに感染していることが確認された。
 入院3日後に診断が確定されたが、入院しているOla During hospital (オラデュリング病院)、同国唯一の小児専門病院である。
 男児は死亡した。
 患者と接触した30人の医師とナースは21日間の隔離となり、不安な毎日を過ごしている。
 他の職員は業務に戻ることを拒否している。

 西アフリカのギニア、リベリア、シエラレオーネでは既に3000人以上がエボラに感染し、240人の医療スタッフが感染している。
 

Two Liberian medical workers discharged after recovering from Ebola CNN(米国) GMapp投与のリベリア人医療従事者2名がエボラ出血熱から回復
 
 WHOによると、実験薬GMappの投与を受けた2人のエボラ出血熱感染者が回復し、リベリアのエボラ治療センターを退院した。早期治療が2人の回復の重要なポイントとされる。
 しかしながら、三人目のエボラ感染者である医療従事者は、投与もむなしく先週日曜日に死亡している


 コメント:GMappはこれまで米国人2人、スペイン人1人、英国人1人、リベリア医療担当者3人、に投与されているが、スペイン人とリベリア医療担当者1人が死亡している。治癒率は5/7(71%)となっているが、その効果は判断保留となっている。カナダの猿を使った実験ではGMappは18匹の感染猿全てを治癒に導いたとされている。


WFP says it needs $70 million to feed 1.3 million people in Ebola quarantine  Reuters (国際 ) 国連世界食糧計画、エボラ出血熱検疫地域130万人への食糧支援に72億円が必要と表明

 国連世界食糧計画は、西アフリカのエボラ出血熱感染国で食料不足の危機に瀕している130万人への支援に721億円($70million)の基金を集める必要を表明した。現在、前記機関は、同地域の約15万人に食料を供給しているものの、過去最悪のペースで拡散する感染に迅速に対応するため、支援の規模を大幅に拡大する必要に迫られている。

リベリアの首都モンロビアの主要な市場では、米やキャッサバの価格が30%上昇している。また、エボラ出血熱感染の恐怖のため農家の作付けが出来ないとの報告もあり、今後の食料不足の一層の悪化が懸念される。


Morocco keeps flying to Ebola-hit states in 'solidarity' Daily Nation ( ケニア )  モロッコ、定期国際航空便維持は使命

 エボラ出血熱感染国への定期国際航空便を維持する最後の国モロッコの航空会社職員が、AFPに対し、定期便維持は営業利益のためではなく、アフリカに対する責任からであると語った。モロッコにおける商業中核地のカサブランカを離陸するフライトは赤字であり、搭乗率は10%に満たない。

モロッコの他にベルギーのブリユッセル航空も不定期便を維持運行している。

Health workers strike at Sierra Leone Ebola hospital Reuters (国際)  シエラレオネのエボラ出血熱隔離施設で医療関係者がストライキ

 シエラレオネ東部のケネマにある主要なエボラ出血熱治療センターで、賃金と劣悪な労働条件を理由に医療関係者がストライキをしている。中でも感染予防に必要不可欠な個人防護服やストレッチャーの不足は深刻で、僅か1台しかないストレッチャーで患者と遺体を搬送している。


30日

エボラ情報

 リベリア、首都モンロビアの通りで。
 エボラで死亡した可能性ある男性の遺体が放置されている。
 この現実。
首都に住む彼らは、エボラが飛沫感染、空気感染しないことを知っているのだろう。
 AP通信、本日のMail Online (英国)から。



Five co-authors of a new Ebola study died of the virus before their research ...Washington Post  (米国) エボラ研究論文が出る前に5人の共同著者がエボラに感染して死亡

 28日にjournal Scineceに、エボラウイルスが流行中に変異していることを報告し、それが診断や治療の妨げになる可能性が示唆された論文が発表された。
 研究に参加していたシエラレオーネの政府病院の医療担当者達5人が、エボラを発症して死亡していたことが確認された。
 研究者米国ハーバード大学のチームによって主導されていたが、共同著者として50人以上が参加していた。

Ghana to serve as UN base for supplies bound for Ebola countries Reuters(国際) エボラ出血熱感染国への物資の国連供給基地としてのガーナ

国連は、ガーナの首都アクラ(Accra)をエボラ出血熱感染国への航空機による物資や人材の供給基地として使用することをガーナ大統領と同意した。定期国際便運休の煽りを受け、感染地域への物資や人材の輸送が困難に陥っていたところである。

Sierra Leone Health Minister Fired Over Ebola Outbreak-Reports  RIANOVOSTI(ロシア)
シエラレオネ保健相、エボラ出血熱対策で更迭

 現時点で400人以上のエボラ犠牲者を出すシエラレオネで、エボラ出血熱拡散抑制の不手際により保健相が解雇された。大統領声明によると、この更迭はエボラ出血熱アウトブレイクの効率的かつ効果的環境の構築を目的とするとある。

Liberia to unseal slum cordoned off to stop Ebola  The Seattle Times  (米国) リベリア、スラム非常線を解放

 30日朝に解放。
 理由は感染者のスクリーニングに当局が自信を持ったことと、地域がエボラとの闘いを自覚したこととされる。
 スラムには5万人が居住し、閉鎖後、食料や清潔な飲料水不足を来していた。

Quarantine for Ebola Lifted in Liberia Slum New York Times (米国) リベリア、スラムのエボラ隔離が解除

エボラウイルスに急速な遺伝子変化、シエラレオネの研究が指摘 ロイター(日本版)

 {シエラレオネでエボラ出血熱に感染した患者からサンプルを採取して行われた遺伝子研究によると、ウイルスがヒトからヒトへと感染する過程で300回以上の遺伝子変化が起きていたことが明らかになった。

同研究を主導したハーバード大学のパルディス・サベティ氏は「ウイルスが突然変異していることが分かった」と述べた。

研究結果は、ウイルスが急速に突然変異し、現在の診断法や開発中のワクチン・治療薬の有効性に影響を及ぼす可能性を示唆している。

現在開発中のワクチン・治療薬には、臨床試験が早期に実施される見通しとなった英製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK)(GSK.L: 株価, 企業情報, レポート)のエボラ熱ワクチンや、米医薬品メーカー、マップ・バイオファーマシューティカルの未承認薬「ジーマップ」などがある。

研究の共同著者である米テュレーン大学のロバート・ゲーリー氏によると、ウイルスはオオコウモリなど動物の場合と比べ、人間の場合2倍のペースで突然変異しているという。

エボラ熱や他のウイルスの抗体治療薬を開発しているスクリップス・リサーチ・インスティテュートのエリカ・オールマン・サファイア氏は今回の研究結果について、ジーマップの抗体に影響を及ぼすかどうかを確認し、「影響しないようだ」としたが、「(データは)他の抗体への影響を確認するのに重要となる」との見解を示した。}

Dogs EATING corpses of Ebola victims in Liberia... and now the deadly virus has reached Senegal  Mail Online (英国) リベリア、野犬がエボラ遺体を食べている、セネガルにもエボラが拡大

 リベリアでは埋葬されたエボラ死者の遺骸を野犬が掘り返している。犬は発病しないとされているが、噛まれると感染する。

Foreign Office Sierra Leone, Guinea and Liberia travel advice update  英国政府 英国外務省はシエラレオーネ、ギニア、及びリベリアへの渡航制限を発表

 英国政府は海外渡航に関するアドバイスを変更し、シエラレオーネ、ギニア、およびリベリアへの不要不急の渡航を制限した。

Experimental Drug Would Help Fight Ebola if Supply Increases, Study Finds New York Times  (米国) 研究報告:実験的エボラ治療薬、ZMapp、もし供給量が増えるならば十分エボラ治療に利用可能

 猿の実験。
 18匹の猿にエボラウイルスを感染させ、その5日後猿たちが発病してからZMappを投与。全例が回復して治癒。
 対象の3匹は死亡した。

 カナダ公衆衛生局の研究チーム。
 Journal Natureに発表。

Drug found to cure Ebola in monkeys raises hope as outbreak spreads to Senegal The Washington Post (米国) 実験的治療薬ZMapp、猿での臨床試験は成功、一方エボラはセネガルに拡大

 エボラ出血熱がセネガルに拡散するなか、実験薬でエボラ感染サルが治癒

Canadian scientists cure monkeys infected with Ebola using experimental drugTheVancouver Sun(カナダ) エボラ出血熱感染のサルが実験薬にて治癒

エボラ出血熱に感染し5日経過した猿を含む18匹の猿が、実験薬GMappのサル実験で100%治癒した。しかしながら、この実験薬がどのようにヒトへ転用されるかは定かではない。

現時点でGMappの在庫はないとされており、1ヶ月で20〜40容量しか製造出来ない。

Experimental Ebola drug cured 100% of monkeys tested   USA TODAY (米国) 実験的治療薬ZMapp、発病猿全例に効果

 ZMappを18匹の猿を対象に臨床試験。感染猿全例が治癒。
 カナダの研究チーム。Journal Natureに発表。

Senegal confirms first Ebola case CNN (米国) セネガル、初のエボラ患者を確認

 ギニアとの国境閉鎖1週間後、セネガルで初のエボラ患者が確認された。エボラ発症5番目の国となった。
 患者h21才のギニアからの大学生とされる。

 セネガルはギニアの隣国。


Ebola outbreak: Senegal confirms first case  BBC(英国) セネガル:エボラ出血熱初発例を確認

セネガルにてエボラ出血熱の初発例が確認された。症例はギニアから入国した若い男性とされる。

セネガルは、エボラ出血熱の感染拡大を阻止する目的で隣国ギニアとの国境を閉鎖しているが、長い国境であるため警備が十分でない。また、同国は、感染の深刻なギニアやリベリア、シエラレオネからの航空機と船舶の入国を禁止している。

Senegal Confirms Its 1st Case of Ebola ABC (米国)  セネガル、初のエボラ患者を確認

ギニアと国境を接するセネガルにて、ギニアから入国した若者がエボラ出血熱を発症した。セネガルに於けるエボラ出血熱の初発例である。


WHOは、エボラ集団感染の更なる悪化を警告している。

12日

 MERS
  サウジアラビア 新規1例
 59歳男性、サウジアラビア人、ワディアルドワサー(Wadi Aldwasir)、顕性感染、病棟管理、併病歴有り


 WHO、実験的エボラ治療薬の使用を承認
World Health Body Endorses Use of Experimental Drugs Against Ebola Virus New York Times (米国)  WHO、実験的エボラ治療薬の使用を承認へ

 ZMappの投与を受けたスペインの神父が死亡
Ebola outbreak claims 1st victim in Europe CBS News (米国)

 世界中で誰が実験的エボラ治療薬で治療されるべきか、医療倫理上の問題が論議されている中、実験的治療薬ZMappの投与を受けたスペインの神父が死亡した。

 コメント:これまでZMappは米国人とスペイン人神父の3人に投与。米国人2人は回復中とされるが、それがZMappの効果かどうかは不明。

JICA、現地派遣のスタッフ退避 感染拡大で MSN産経ニュース

 {西アフリカでエボラ出血熱の感染が拡大していることを受けて、国際協力機構(JICA)は12日までに、現地に派遣している日本人スタッフ24人を一時的に退避させることを決めた。

 JICAによると、対象は感染が確認されているギニア、リベリア、シエラレオネの3カ国。農業や保健医療、インフラ整備などの技術協力事業のため、各国政府の要請を受けて専門家を派遣していた。感染リスクが高い業務に従事している人はいないという。

 JICAは世界保健機関(WHO)が8日、非常事態を宣言したことなどを受けて、同日中に退避を指示。すでに大半が西アフリカのガーナや日本に向け出国した。協力事業を再開する時期は決まっていない。

 JICAが感染症の拡大を理由にスタッフを退避させるのは異例。広報担当者は「感染リスクだけでなく、現地が混乱して安全が確保できない恐れがあり、退避を決めた」と話している。}


エボラ出血熱、死者1013人に 中国人医師ら8人感染か ハフィントンポスト

 {西アフリカのシエラレオネで、大流行しているエボラ出血熱の感染者を手当てしていた中国人の医師ら8人が、感染の疑いがあるとして隔離されていることが分かった。AFP通信が11日、現地の中国大使の発言として伝えた。

隔離されているのは医師7人と看護師1人で、症状は不明。世界保健機関(WHO)の11日の集計では、エボラ出血熱による死者は、シエラレオネなど西アフリカ4カ国で計1013人になった。医療関係者の感染も深刻で、100人以上が感染しているとみられる。

シエラレオネ政府は緊急事態を宣言し、軍部隊1500人を感染集中地域に配備して、人の往来を規制するなどの封じ込め策を取っている。}


エボラ出血熱、死者が1000人超える=WHO ロイター

 {世界保健機関(WHO)は11日、西アフリカ諸国におけるエボラ出血熱による死者数が1013人に達したと発表した。8月9日までの3日間で新たに52人が死亡したとしている。
 52人の内訳は、リベリアが29人、シエラレオネ17人、ギニア6人。感染者数は1848人となった。}


Ebola test drug's supply 'exhausted' after shipments to Africa, US company saysWashington Post (米国) エボラ実験的治療薬はアフリカに発送した後、在庫はない:米国製薬企業

 米国サンディエゴのMapp Biopharmaceutical 社は、西アフリカに送った分でエボラ実験的治療薬ZMappの在庫はなくなったと発表した。
 西アフリカ、リビエラ政府の要請で米国政府仲介により提供した。
 なおこれまで提供した実験的治療薬は全て無料であるとコメントしている。


 ZMapp、米国からリベリアへ提供
エボラ出血熱の未承認薬、週内にもリベリアに供給へ CNN Japan

 {(CNN) エボラ出血熱の治療薬として開発されている未承認の薬「ZMapp」のサンプルが週内にも、西アフリカの流行国のひとつ、リベリアへ送られることが12日までに分かった。感染した医師らに投与される見通しだ。

ZMappの開発を進める米企業は「西アフリカのある国からの要請に応じた結果、ZMappの在庫がなくなった」と発表していたが、リベリア政府が受け取り国として名乗り出た。

同国のサーリーフ大統領が8日にオバマ米大統領に要請し、米ホワイトハウスと食品医薬品局(FDA)が供給を認めたという。

リベリア政府によると、ZMappのサンプルは米政府の代表者が今週中に同国へ届けることになっている。

エボラ出血熱には、効果が確認されたワクチンや治療薬がない。ZMappもまだ実験段階にあり、人間に投与されたことはなかったが、リベリアで感染した米国人医師ら2人がこれを承知したうえで投与を受けた。2人はその後帰国し、快方に向かっているとされる。

ZMappはさらに、リベリアでエボラに感染してスペインへ帰国した神父にも投与された。スペイン保健省は9日、薬がジュネーブからマドリードへ送られたと発表した。神父は同市内の病院の特別隔離病棟で治療を受けているという。

ZMappによる治療を巡っては、未承認の実験的な薬を患者に使うことの是非や、現地で多数の感染者が出る中で外国人3人だけが投与を受けた経緯などが議論の対象になっている。

世界保健機関(WHO)は11日、こうした問題を討議するため、医学倫理の専門家や科学者、流行国の市民らによるテレビ会議を開催している。}


UPDATE 2-Liberia says US authorities allow use of experimental Ebola drug  Reuters  (国際) リベリア政府、実験的エボラ治療薬の使用を米国政府が承認と発表

 リベリアのエボラ発症2医師に投与のため、実験的治療薬ZMappが米国から空輸中でリベリア政府が発表。

Ebola: Liberia says experimental drug on the way from US The Guardian (英国) エボラ:リベリア政府、実験的治療薬が米国から提供されると発表

 米国政府が介在して、実験的治療薬が製造会社がらリベリアに輸送されていることが、リベリア政府から発表された。リベリアの発病した2医師に使用される。
 製造会社では実験薬は全て提供したと発表している。

Nigeria and Ivory Coast Restrict Flights From Countries Hit by Ebola Virus Wall Street Journal (米国) ナイジェリアとコートジボアール、エボラ発生国からの航空機での入国を制限

 生物兵器としてのエボラ爆弾
Ebola bomb: Possible, but not so easy to make  Fox News (米国) バイオテロ用エボラ爆弾:可能ではあるが、作製は容易ではない

 エボラウイルスを粉末化して爆弾に詰めて、生物兵器化することが可能との意見が英国の専門家から出ているが、生物兵器専門家の間では懐疑的意見も多い。
 ウイルスは感染人や動物から分離されると活性を短期間で失うことから、生物兵器として用いることは難しいとされる。
 なおエボラウイルはCDCの生物兵器リストに入っている。しかしその作製が可能かどうかは判断されてない。

11日

 MERS情報
  サウジアラビア
  72歳男性、サウジアラビア人、リヤド、顕性感染、ICU管理、併病歴有


 実験用エボラ治療薬ZMappがスペインの神父の治療にも使用
Spanish priest with Ebola treated with experimental serum Business Standard (米国) エボラ感染スペイン人神父、実験的エボラ治療薬ZMappで治療

 リベリアでエボラに感染したスペイン人神父はスペインの用意した医療設備が完備された軍用エアバスでスペインに搬送され、マドリッドの病院で治療を受けている。治療には、先に米国人2人に使用された実験用エボラ治療薬ZMappが使用されている。
 家族の話では神父の状態は落ち着いており、出血も起きていないとされる。
 ZMappはスイスのジュネーブから輸入されたという。


 コメント:多分そういうことだろうと考えていたが、アフリカの医療担当者の多くが感染、死亡している現実を背景に、米国人の医療担当者、そしてスペイン人の神父にZMappが使用された。
 西アフリカでは自分達にも投与を!!との声が上がっているが、米国のオバマ大統領は実験薬なので提供は無理と語り、ZMappを使用しなくてもエボラの感染を公衆衛生学的対応で対処が可能と語った。また米国国立アレルギー感染症研究所のファウチ長官も大統領と同じ内容のコメントを出している。すなわちオバマ大統領の判断は側近達の判断で、彼はただそれに従っただけである。
 実験的新薬で人での臨床試験も行われてない薬なので、米国人2人とスペイン人神父がモルモット代わりになったと言うことなのだろうか??


 英国グラクソスミスクライン社が製造エボラワクチン、2015年(来年)までに実用化;WHO
Patient with Ebola-like symptoms alarms Canada as UK develops new vaccine RT  (国際) 
 エボラ様症状で隔離されたカナダ人は検査で陰性;エボラワクチンは2015年までに実用化、WHO

 エボラワクチンは2015年までに実用化されるとWHOが発表。英国のグラクソスミスクライン社が製造。9月から臨床試験の予定とされる。


サウジアラビア エボラウイルスに感染せず  NHK

 {西アフリカでエボラ出血熱の患者が増え続けるなか、サウジアラビア政府は、シエラレオネに渡航歴のある男性がエボラ出血熱と疑われる症状で死亡したと発表していましたが、検査の結果、男性はエボラウイルスには感染していないことが分かりました。

サウジアラビアの保健省は、6日、シエラレオネに渡航歴のあるサウジアラビアの男性がエボラ出血熱と疑われる症状を示して死亡したと発表しました。
保健省は、検体をアメリカのCDC=疾病対策センターに送って、詳しい検査を進めてきましたが、その結果、男性は、エボラウイルスには感染していないことが分かったということです。
CDCは、引き続き、詳しい検査を続けるとしているほか、サウジアラビア政府は、ドイツの研究所にも検査を依頼して、死因を調べるとしています。}


香港でエボラ熱検査、陰性 ナイジェリア人男性  MSN産経ニュース

 {香港衛生当局は10日、7日から香港に滞在しているナイジェリア人男性(32)が下痢や嘔吐などの症状を訴え、エボラ出血熱に感染した疑いがあるとして病院で10日に検査を受けたが、陰性だったと発表した。

 感染が確認されればアジアで明らかになる初のケースとなったため、地元メディアは男性が隔離された10日夕以降、大きく報道。感染拡大への懸念の高まりを示した。

 報道によると、男性は7日にナイジェリアから香港に入り、海外バックパッカーらの利用者が多い低価格の宿泊施設が密集する九龍地区の雑居ビル「重慶マンション」に宿泊。10日朝に症状を訴えて運ばれた病院で、感染疑いがあるとして隔離治療を受けた。}


Ebola test negative for Brampton, Ont., man hospitalized after Nigeria trip CBC.Ca (カナダ) カナダ、ナイジェリア旅行から帰国したエボラ疑い男性は、検査で陰性


ギニアの2歳児から拡大か コウモリと接触の可能性 MSN産経ニュース

 {米紙ニューヨーク・タイムズは10日、西アフリカ3カ国で爆発的に流行しているエボラ出血熱の最初の感染者について、3カ国の一つギニアで昨年12月6日に死亡した男児(2)とみられるとの研究チームの見方を報じた。研究チームが投稿した米医療専門誌ザ・ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンの論文も参考にしている。

 ウイルスの宿主とされるコウモリとの接触が疑われるが、はっきりした原因は不明だ。

 タイムズ紙によると、男児は体調を崩して数日後に亡くなり、その後母親と姉(3)、祖母も相次いで死亡した。いずれも発熱や嘔吐、下痢の症状を訴えた。当時は病名も分からず、エボラ熱の検査も受けなかった。

 男児はギニア南東部のゲケドゥに住んでいた。感染が広がるシエラレオネ、リベリアのいずれの国境にも近い。葬式に参列した人や地元の医療関係者に感染した後、急速に拡大したとみられる。(共同)}


Was a two-year-old boy from a tiny village in Guinea the 'patient zero' of the Ebola outbreak? Mail online (英国) ギニアの小さな村の2歳男児がエボラ流行の発端か

 昨年(2013年)12月6日に、嘔吐、黒い便(血便)、高熱を呈し4日後に死亡した2歳男児が現在のエボラ流行の発端とみられている。
 ギニア奥地の小さな村に男児は住んでいたが、男児の死後、さらに母親、姉、祖母が死亡し、さらに産婆も続いた。

 フランスとWHOの研究チーム  New.Engl.J.Med

10日

 エボラ情報


 中国西アフリカにエボラ支援チーム派遣と医療機材の提供に
China to assist West Africa in Ebola control  China.org.cn (中国) 中国、エボラ対策に西アフリカに専門家派遣と医療機材を提供

 中国は、ギニア、リベリア、及びシエラレオーネの三カ国に専門家チーム派遣と医療用具の提供を行う。
 専門家は1人の疫学専門家、2人の消毒および感染予防専門家で構成される。中国のCDC等からの派遣となる。
 中国政府が国際的公衆衛生上の非常事態で専門家を派遣するのは初めてのこととされる。

Liberia president apologises for high toll for Ebola health workers  Reuters (国際) リベリア大統領、エボラ対策に従事する医療担当者の多くの犠牲に謝罪

 自国でエボラ対策に従事する医療担当者の多くの犠牲が問題になっているリベリアで、大統領が謝罪の意を表した。

 大統領は1800万ドル(18億円)の基金をエボラ対策に提供するとし、それは医療担当者の保険代や死亡給付金、および救急車、治療センター増設にあてられる。

 同大統領は、モンロビアの市民ホールに彼女との面会を求めて集まった数百人の医療担当者を前に、もしこれまで政府が十分なことをしてこなかったとしたならば、私は謝罪する」と語った。

感染遺体放置で抗議デモ リベリア、病院も閉鎖 MSN産経ニュース

 {AP通信によると、エボラ出血熱が猛威をふるう西アフリカ、リベリアの首都モンロビアで9日、路上などに放置された感染者の遺体の収容が遅れていることに抗議するデモが発生し、高速道路が封鎖されたため、治安部隊が出動する事態となった。

 また、国境なき医師団(MSF)によると、モンロビアでは多数の医療従事者の感染によりほとんどの病院が閉鎖され、混乱が広がっている。

 リベリアでは市民が感染を恐れて遺体を埋葬せずに放置し、政府は火葬のために収容を進めている。

 6日までの世界保健機関(WHO)の集計によると、エボラ熱の疑い例を含めた感染者はギニア、リベリア、シエラレオネ、ナイジェリアの4カ国で1779人、うち961人が死亡した。(共同)}


West African nations try to contain Ebola CNN  (米国) 西アフリカ各国、エボラ封じ込めに懸命

 ・ギニアはエボラ震源地のシエラレオーネとの国境を封鎖
 ・米国と英国はWHOの対策に協力を申しでた
 ・ザンビアはエボラ発生地からの入国を禁止
 ・今年初めからのエボラ感染者数は1779人、死者961人(WHO)
 ・カナダ保健省、エボラ疑い患者がナイジェリアから入国したことを発表、検査結果はまだ出ていない
 

9日


 MERS
  発生報告なし
  以後発生時のみ記載

 エボラ情報

エボラ出血熱の対応徹底を要請 厚労省  産経ニュース

 {西アフリカで猛威をふるうエボラ出血熱について、厚生労働省は8日、国内で感染者が確認された場合に備え、隔離施設のある病院への搬送などの対応を徹底するよう都道府県などに要請したと発表した。

 エボラ出血熱は患者の血液や排泄(はいせつ)物を介して感染するため、厚労省は「一般の旅行者に感染するリスクは低い」としながらも、自治体などの問い合わせが多く要請に踏み切った。

 要請文によると、国内で感染が疑われる患者が見つかった際には、保健所などで採取した血液を国立感染症研究所に送付。「陽性」と確認されれば、隔離施設のある全国47カ所の感染症指定医療機関で治療を行う。

 西アフリカでは埋葬前に遺体を水で清める風習が感染拡大につながったとされ、厚労省では「万が一感染者が出ても、隔離などの適切な措置を行えば拡大を防ぐことが可能」としている。}

 コメント: この厚労省の答えは必ずしも正しいとは思えない。
  ・疑い患者が見つかった場合、結果が出るまでどこに入院しているのか?
  ・陽性と判断されたら単なる隔離施設のある病院で治療?
   エボラは感染症法上一類感染症であり、入院機関は原則として特定感染症指定医療機関か第一種感染症指定医療機関となる。
 入院可能病院名

 富山化学の抗インフルエンザ薬、エボラ治療に効果の可能性
エボラ熱治療へ臨床試験 富山化学工業のインフル薬  北國新聞

 {富士フイルムホールディングス(東京)は8日までに、富山市に研究生産拠点を置く子会社の富山化学工業(同)が開発したインフルエンザ治療薬「ファビピラビル」について、エボラ出血熱の治療薬として用いるため、米食品医薬品局(FDA)と臨床試験に向けた協議に入った。早期の製造、患者への投与を目指す。.

 エボラ出血熱は、西アフリカで感染が拡大し、世界保健機関(WHO)が封じ込めに向けて国際的な協力を求めている。
.
 ファビピラビルは、細胞内で増殖したウイルスが細胞外へ出ることを防ぐ従来のインフルエンザ治療薬と違い、ウイルスの増殖自体を防ぐ。日本では3月に製造販売の承認を取得しているが、まだ製造されていない。
.
 エボラ出血熱を引き起こすウイルスにもファビピラビルが有効であるという報告があり、富士フイルムがFDAとの協議を始めた。臨床試験が始まる時期は未定としている。
.
北國新聞社}

 コメント:T705として開発してきた抗インフルエンザ薬。


 カナダでも疑い患者
Canadian hospital isolates patient with possible Ebola symptoms  Sydney Morning Herald (オーストラリア) カナダの病院、エボラ疑い患者を隔離
 ナイジェリアから帰国したカナダ人男性がエボラ出血熱疑いで隔離された。
 発熱と他のエボラでよく見られる症状を呈しているとされるが、現時点では明確に診断が確定されてはいない。

Ontario Hospital Treating Patient With Ebola-Like Symptoms NBCNews.com  (米国) カナダ、オンタリオ市の病院でエボラ疑い患者が入院

 ナイジェリアから帰国したカナダ人がエボラ疑いで治療中。検査結果はまだ出てない。


 ワクチンは来年7月上旬には可能、実験的新薬よりも、血漿交感を含む基礎的支持療法を優先すべき;米国の指導的感染症専門家

New drugs not the best answer to fight Ebola: Fauci WallStreet OTC  (米国) ファウチ長官、実験的新薬はエボラとの闘いの手段としてベストではない

 米国のトップ感染症専門家のファウチ博士は、エボラワクチンは来年7月初めには実用化されるだろうと語り、実験的新薬がエボラ対策にとってベストな選択ではないとコメントしている。
 同博士はエボラ流行に対する最も強力な治療法は、基礎的医学的ケア(輸血、補液等)であるという。そうしたことが行える医療基盤を早期に確立すべきという。

 患者にはできるだけ早くに血漿交換を含む支持療法を行うべきと語っている。


Who Are Ebola's Guinea Pigs?  Bloomberg View  (米国) 誰がエボラ実験薬のモルモットになるか?

 エボラに感染した2人の白人が未だ人での臨床試験が行われていない実験的治療薬で治療を受けた。
 一方、他の感染者、ほとんどは黒人であるが、は対象とされなかった。
 実験的新薬をいかに使うべきか論争が起きている。

感染拡大の一途、現場も「限界」  MSN産経ニュース

 {世界保健機関(WHO)はエボラ出血熱の発生国での封じ込めの課題に人員、資金、物資の不足の問題を挙げる。西アフリカはエボラ熱に対処した経験がなく、医療関係者の知識が不十分な上、医療従事者が60人以上も死亡。「国境なき医師団」など国際組織もスタッフを派遣するが、WHO側は8日、「限界にきている」として国際的協力の必要性を強調した。

 拡大阻止に向けては、「発生地域でのエボラ熱に関する啓発が重要」とも指摘されている。隔離された感染者が死亡するのをみて、現地住民が欧米の支援スタッフに不信感を抱き、患者を隔離施設から連れ去るケースもある。現地では遺体を洗う習慣があり、こうした伝統も拡大の一要因となっているという。

 一方、米疾病対策センター(CDC)のフリーデン所長は7日、下院外交委員会の公聴会で、エボラ出血熱の治療薬やワクチンの実用化には「数カ月から1年」が必要との見通しを示した。}


Zambia announces entry ban for people from countries with Ebola outbreak  Lusaka Times (ザンビア) ザンビア、エボラ発生国からの入国禁止を宣言


WHO: 'Ebola spread can be stopped'  BBC News (英国) WHO;エボラ拡大は抑えることはできる

 WHOは国際的協力でエボラ出血熱の拡大は抑えることはできると語った。
 
 流行はギニアに始まり、リベリア、シエラレオーネに広まった。そして最近ナイジェリアにも拡大している。
 今年度、西アフリカで960人以上が死亡しているが、そのうち2人はナイジェリアである。

Four new cases of Ebola in Nigeria are related to the infected American who ...  Washington Post (米国) ナイジェリアで新たに4人の感染者が確認されたが、全員、発病米国人から感染

 リベリアからナイジェリアに航空機で入った米国人が、エボラを発病していて病院へ搬送されたが、病院で医療担当者等4人が感染した、とWHOが発表。
 到着した空港ではごく少数の人々が接触していたとされる。

Nigeria Declares State of Emergency Over Ebola  Voice of America (米国) ナイジェリア、エボラ出血熱の国家的緊急事態宣言

 ナイジェリア首都ラゴスの民間病院でエボラ出血熱で2人死亡。現在感染者が急増中。
 休校の延長、大集会の禁止などを大統領が宣言

Ebola outbreak doesn't deter medical missions USA TODAY  (米国) エボラ流行は、途上国医療奉仕団の意欲に影響しない

 国境なき医師団米国、宗教組織基盤医師団、等の状況を紹介

8日

MERS
 発生報告なし


 エボラ情報


WHO、エボラを公衆衛生上の世界的危機と宣言


WHO: Ebola Outbreak Is a Public Health Emergenc  ABC News  (国際) WHO、エボラを公衆衛生上の緊急事態と宣言

 略
 …
 チャン事務局長は同時に以下のように語った。
 流行を抑えるために尋常ではない国際的支援が必要であろうが、同時に地域の住民の権利を認めることも重要である。
 ”我々は地域の人々の尊厳を尊重し、彼らになぜこのような措置が今必要なのかを伝える必要がある」

Chan said while extraordinary measures might be necessary to contain the outbreak, it is important to recognize civil rights.

"We need to respect the dignity of people and inform them why these measures are being taken," she said.


WHO declares Ebola outbreak an international public health emergency  The guardian (英国) WHO、エボラ出血熱を国際的公衆衛生上の危機と宣言

 WHOのマーガレット・チャン事務局長は、西アフリカのエボラ出血熱流行は国際的支援が必要な状況であると発表。

 WHOは西アフリカにおけるエボラ出血熱の拡大を抑えるために国際的大支援を要する、国際的公衆衛生上の危機であると宣言した。

 チャン事務局長は、エボラの歴史上最大で最長の流行が続き拡大していて、流行地では医療資源が乏しく、国際社会に緊急援助を求めているとしている。

 「今日まで流行している地域は、自国での流行の拡大を抑えるだけの力を持っていない。私は国際社会にできるだけ迅速なサポートをお願いしたい」

 現在の流行は本年3月にギニアで始まり、それ以降シエラレオーネ、およびリベリアで流行が拡大し、最近はナイジェリアでも感染者が発生しだしてる。有効な確認された治療法やワクチンはない。致死率は約50%。

 感染者はウイルスの21日間(最大)の潜伏期を経て発病する。そのことは症状はそれ以前に必ずしも現れないことを意味する。発病者の体液、肉、体表面に接触することで突然の発熱が生じ体内または体外への出血が起きる。嘔吐や下痢も生じるが、その中には大量のウイルスが混入している。

 チャン事務局長は、必ずしも全ての国、または大多数の国で感染者は発生しないかも知れないが、この緊急事態宣言は、国際的団結の必要性を求めるものだ、と説明している。

  WHOの緊急事態宣言発令は2009年の豚インフルエンザのパンデミック、およびこの5月のポリオがある。

管理人エディトリアル

WHOがエボラを公衆衛生上の国際的緊急事態との宣言。
 
 内容は予想されたことしか述べられてなく、国際的に何を支援すべきか具体的論議はこれから始まると思われる。
 
 いかに感染を防ぐかというよりも、いかに遺体を安全に処理するかという部分が現場では困難となっている。
 
 危険なものはさっさと他国に迷惑がかからないうちに処分せよというのが、先進国、我が国の社会の本音かも知れないが、重要な部分はその奥にある。
 
 WHOは戦後懸命に努力してきたが、アフリカを含む途上国の公衆衛生的水準はあまりにもいまだ低い状況である。飲料水は汚染されている、手洗いのきれいな水もない…。埋葬は土葬、なおかつ関係者が遺体に触れる等。
 そういう状況下でエボラが流行している。
 
 先進国の支援体制は、こうした遅れた公衆衛生レベルをいかにしたら向上させることができるかであるが、それは予想外に難しいはずだ。
 生活習慣、慣習を変えさせるのは至難のワザである。 
 
 先進国にエボラ患者が入国する可能性はあるが、そこからウイルスが拡大することはまずない。それはWHOも同じ考えのはずである。
 だからこそチャン事務局長も、この緊急発令の目的はアフリカの支援のための国際的団結を求めるものである、と語っている。
 
 今回の国際的緊急事態宣言のもつ意味を、我が国のマスコミや一般市民が理解できるかどうか疑問である。
 自己中心的判断は先進国としては恥ずべきである。




Liberia Struggles to Contain Spread of Ebola, US State Dept. Issues Travel ... TIME (米国) リベリア、エボラ拡大に苦慮:米国、リベリアへの渡航警戒報および外交官家族の帰国を促す
 クリックで拡大



Spanish Priest With Ebola Virus in 'Stable Condition' Wall Street Journal (米国) エボラ感染スペイン神父の容体は安定

 スペインへ軍のエアバスで搬送された神父の容体は安定しているという。

'Don't Touch the Walls': Ebola Fears Infect an African Hospital New York Times (米国) ”壁に触るな。うつる!” エボラ恐怖がアフリカの病院へ感染

 シエラレオーネ

 患者達は病院を嫌い、病院外で死亡する例が多い。
 毎日数体の遺体が路上に「横Tが割っている。
 

In Ebola Outbreak, Who Should Get Experimental Drug? New York Times  (米国) エボラの流行で誰が実験的治療薬を手にすべきか?

 数百人というアフリカの人々が死んで行く中で、数に限りのある実験的治療薬が援護施設で感染した2人の米国人に投与されたという事実は正しいことではないという批判が起きている。

 しかし未だ動物実験を終えていない実験的治療薬を最初にアフリカの感染者に投与したとしたなら、どうだっただろうか?
 南アフリカのエイズ研究センターのSalim S. Abdool Karim医師は、報道のタイトルは次のようになっただろうという。
 ”米国の製薬企業のモルモットの代わりにアフリカ人が使われた”。

 アフリカにおける薬剤の臨床試験の歴史は公衆衛生当局が抱える困難な問題の一つである。
 誰が量的に少ない実験薬の投与を受けるべきか?医療担当者?子供?感染して発病前の人?

 WHOは来週、この困難な問題を論議するための会議を開く。また米国政府も同様問題を検討する委員会を開く予定となっている。





Ebola crisis: Tom Frieden 'confident' US will not see outbreak  BBC News  (英国) エボラ危機;CDC長官トム・フリーデン、米国では流行は起きないと自信


富士フイルムのインフル治験薬、エボラ出血熱治療に有望か ブルームバーグ

 8月7日(ブルームバーグ):米政府機関はエボラ出血熱の治療に富士フイルムホールディングス のインフルエンザ用治験薬を利用できるよう承認手続きを急いでいる。西アフリカで猛威を振るうエボラ出血熱による死者は過去最悪水準に上っている。

米国防総省のエイミー・デリックフロスト報道官によれば、富士フイルムの米国での提携相手であるメディベクター(ボストン)はこの治験薬「ファビピラビル」をエボラ出血熱感染者の治療に使えるよう申請する意向で、米食品医薬品局(FDA)と協議している。承認されれば、エボラ出血熱の感染者治療で米当局が承認する初の医薬品の一つとなる見通し。

同報道官によると、国防総省はファビピラビルについて、エボラ出血熱に感染したサルでの試験完了を優先させる方針。試験終了後の審査プロセスも迅速に進められる見込みだという。サルを使った試験の暫定的なデータは9月中旬に得られる見通しだとしている。

ファビピラビルは既にインフルエンザ感染者の抗ウイルス剤として治験が重ねられており、エボラ出血熱の治療に適用する上で優位性がある。現在はインフルエンザ治療薬として米国での治験の最終段階にある。

メディベクターの広報担当者に対し、ファビピラビルをエボラ出血熱感染者に適用する可能性について5日に取材を試みたが、コメントは得られなかった。世界保健機関(WHO)は西アフリカでのエボラ出血熱による死者が900人余りに上ったと推計している。

ファビピラビルは富士フイルム傘下の富山化学工業 の古田要介氏によって1998年に発見された。国防総省は2012年、ファビピラビルのさらなる開発を後押しするため1億3850万ドル(現在のレートで約142億円)をメディベクターに助成した。富士フイルムは同薬の権利を保持している。


7日

 MERS
 発生報告なし

 エボラ情報

 米国大統領、エボラ実験的治療薬(ZMapp)をアフリカに送るのは時期尚早と判断
Obama: Too early to send Ebola drug to Africa Aljazeera.com (アルジャジーラ、米国版) オバマ大統領、アフリカにエボラ治療薬を送るのは時期尚早と発表

 オバマ大統領は、エボラウイルスは公衆衛生学的に拡大を抑えられることが、これまでの実績でも確認されていると語り、現在の西アフリカにおける拡大は公衆衛生学的対策の不備、さらに医療施設の数的質的不備が原因で拡大していると判断した。
 2人の米国人エボラ感染者にリベリアで用いられた実験薬を西アフリカに送るのは時期尚早との判断を示した。

FDA authorizes Ebola test; vaccine will probably take until 2015  Los Angeles Times (米国) FDA当局、エボラ検査キットを認可;ワクチンは2015年中には製造j開始が可能

 これまで軍用に使っていた未承認エボラ検査キットを、緊急事態として流行時に感染リスクの高い人々使用することをFDAは認めた。
 またエボラワクチンは作成過程にあるが2015年末までに製造できる可能性があるとされた。
 動物実験の結果では好成績が得られているとされ、さらに今後人におKる臨床試験が必要となる。

 米国内でエボラ出血熱が流行する可能性はほとんどない(extraordinarily low)と保健当局(CDC)では説明しているが、リベリアから感染者が搬送されてきたことから、流行の懸念が社会に広がった。


Africans, three Ebola experts call for access to trial drug Los Angeles Times (米国) 3人のエボラ専門家、アフリカへのエボラ治療実験薬の提供を求める

 未だ人での臨床試験を行っていないエボラ治療実験薬が、リベリアで感染した米国人医師と歯科衛生士に用いられたが、アフリカや他の国の多くの人々が実験薬をより広くアフリカでも使用できるようにすべきと主張している。
 リベリアやナイジェリアで現地の医師達やナース達が感染している。
 しかし彼らは通常の支持療法しか受けることができないでいる。

 欧米社会の医療関係者が感染したとき、実験的治療薬の提供を受け、アフリカの医療関係者には提供されないと言うことは、恥ずべきことで犯罪的でもある。ラゴス大学教育病院のAlani Sulaimon Akanmu 教授はそのように主張している。

 アフリカへの実験薬提供を求めているエボラ専門家は、最初にエボラウイルスを発見した専門家の一人であるロンドン大学公衆衛生学および熱帯医学学部長官のPeter Piot他、2人の専門家である。

 米国のオバマ大統領は記者会見で実験薬を推奨する前に、実験薬に関する情報を得る必要があると語った。
 

Liberia declares state of emergency over Ebola CBS News  (米国) リベリア、エボラ緊急事態宣言を発令


WHO Weighing Emergency Decree on Ebola New York Times (米国) WHO、エボラ緊急事態宣言の発令を考慮中

 WHOはエボラ出血熱の公衆衛生上の危機とする”緊急事態宣言”の発令を考慮中。
 また治療法のない疾患に対する実験的治療薬の使用に関する緊急委員会を開催予定と発表。
 
WHO to discuss access to experimental Ebola drug amid criticism Los Angeles Times (米国) WHO、批判が高まる実験的エボラ治療薬の使用に関して論議の予定

 ・指導的3人のエボラ専門家が実験的治療薬のアフリカへの提供を求めている。
 ・実験的エボラ治療薬を米国人に用いて、アフリカでは使用されてないことに対する批判が出ている
 ・WHOは実験的エボラ治療薬の提供に関して医学倫理委員会を開催予定。




Ebola death toll rises; Spain to treat priest CNN (米国) エボラ死者数増加;スペイン政府、エボラ感染神父を自国へ軍用機で搬送

 ・WHO発表:エボラ死者数932人に増加
 ・米国CDC長官:収束まで数ヶ月以上要する。エボラの歴史上最も感染者が多く、最も複雑な状況
 ・ほとんどの感染者はリベリア、シエラレオーネ、およびギニアで発生。1700人以上の感染者が報告。先週土曜日から今週月曜日まで108人の感染者がこれらの国から報告。
 ・サウジアラビアでシエラレオーネから帰国した男性が死亡。エボラによるものと考えられている。さらにナイジェリアではエボラ患者をケアしていたナースが死亡した。ナイジェリアではさらに5人の感染者を確認した。
 ・スペイン人の神父がリベリアで感染。マドリッドに搬送され、同国の病院で治療を受ける。搬送には軍の医療装備されたエアバスA310が用いられる。
 
 実験的エボラ治療薬は有効か?

 ・エボラ感染2米国人はアトランタのエモリー大学病院へ移送され治療を受けているが、2人に実験用治療薬(ZMapp)が使用された。人への投与は初めてで、臨床試験も行われていない。
 ・医師達はZMappが効果を呈するかどうかを判断するには早すぎると判断している。
 ・CDCはZMappが西アフリカで使用されるとは考えにくいと発表。薬は実験段階でしかなく、製造企業も現時点で量産はできないとしている。それ故現段階では注文不可能で、一般的に使用することは考えられてない。
 ・WHOは来週医学倫理委員会を開催し、量的に限定されているZMappを投与するとしたなら対象者をどう決めるかを論議する。

 米国の考え方

 ・CDCのトム・フリーデン長官は、現在のエボラの拡大を抑えることは容易ではないとし、収束までには数ヶ月要するとしている。しかし拡大防止方法は分かっているので、間違いなく抑えることはできると語っている。
 ・米国から西アフリカへ50人の専門家を派遣し、対策を指導する。

 エボラ出血熱とは?

 ・多臓器にウイルスが感染し、時々出血をともなう。初期症状は突然の発熱、脱力感、筋肉痛、頭痛、咽頭痛。その後嘔吐、下痢、さらに肝障害、腎障害、体内外出血。
 ・感染原因;感染者の臓器との接触、体液(血液、唾液、尿等)との接触。治療法はない。一般的支持療法は、輸血、補液など。
 
 
6日

 MERS
 発生報告なし


 エボラ出血熱疑いで米国で何人か隔離され検査を受けているが、多分陰性と考えられている。
 他にも西アフリカから入国して発熱した場合、エボラを疑われて隔離されている例が増えつつある。

 エボラは接触感染で移るので、患者の早期発見と隔離を十分に行う限り拡大はしない。
 また感染源は患者の血液と体液であるから、先進国では感染予防しやすい。

 クリックで拡大



Use of experimental Ebola drug raises red flags among medical experts Los Angeles Times (米国) 実験的エボラ治療薬の使用は危険との意見が医学専門家の間から上がる

 ・ZMappの使用が予期しないマイナスの結果をもたらす可能性もある。
 ・実験的治療薬を西アフリカの患者達に投与できるだろうか?医学専門家と倫理学者達は、可能となるまではそんなに短時間ではないだろうという。
 ・実験的治療薬ZMappを投与された2人の米国人に対する効果の判定は難しい。回復してもZMappの効果か、自然治癒かの判断はできない。回復した場合、いえることはZMappによって二人は殺されなかったと言うことだけである。

Sierra Leone Deploys Troops in Ebola Crisis New York Times  (米国) シエラレオーネ、エボラ危機に対して軍隊を投入

 エボラ感染者と家族を隔離するためにシエラレオーネ政府は、数百の軍隊と警官を導入すると5日発表した。

 750人からなる大隊がエボラ大発生地域の医療施設に派遣され、現地の警官は家族が感染の危険性有る家庭に指導に回る。

 シエラレオーネはエボラのもっとも大きな流行地となっており、人口570万人の国土で今年度感染者数646人と最も多くの記録となっており、死者数も273人と二番目の数となっている。
 致死率は90%に達する。

The real Ebola risk is to Africa, not the United States Washington Post  (米国) 本当のエボラの危険性はアフリカであり、米国ではない

 米国に危険なウイルスが感染者と共に入ってきたという軽率な考えは、現実に求められている考え方の全く反対となっている。

エボラ出血熱 支援の外国人の感染相次ぐ NHK

 エボラ出血熱の患者が増え続けている西アフリカでは、患者の治療や感染拡大への対応のために現地で活動している外国人の間でもウイルスへの感染が相次いでいます。

エボラ出血熱はエボラウイルスが引き起こす致死率が極めて高い感染症で、西アフリカのギニア、リベリア、シエラレオネの3か国では感染が過去最大規模で広がっており、これまでに887人が死亡しています。
こうしたなか、リベリアの首都モンロビアで病院を運営し、患者の治療にあたっていたスペインの慈善団体が5日、病院の運営責任者だったスペイン人の男性がウイルスに感染したことを明らかにしました。
男性は隔離されて治療を受けていますが症状は重いということです。
この病院では先週、ガーナ人の院長もエボラ出血熱で死亡し、その後患者の受け入れをやめているということです。
リベリアではこれまでにも現地で活動していたアメリカ人3人の感染が確認され、このうち1人が死亡、2人が本国に搬送され治療を受けています。
西アフリカでは医療関係者が足りず、活動している医師や看護師が疲労による集中力の低下から感染にいたった事例もあるということで、さらに感染が広がる可能性も指摘されています。
.

アメリカ人患者 アトランタの病院に

西アフリカでエボラ出血熱の患者が過去最大規模で増え続けるなか、リベリアで感染した2人目のアメリカ人患者が5日、治療を受けるため専用のチャーター機で帰国し、南部ジョージア州アトランタの病院に搬送されました。
この病院にはアメリカ人患者1人がすでに搬送されていて、この患者と同じ隔離された施設で治療を受けるということです。
アメリカ国務省は、プライバシー保護のため患者の名前や容体などについては明らかにしていませんが、アメリカのメディアは、2人目の患者はリベリアでエボラ出血熱の患者に対応していた歯科衛生士の女性だとしています。
そして患者の家族の話として、容体は改善しつつあると伝えています。
現地のテレビ局は、患者とみられる人物が防護服を着た人に付き添われて担架で救急車から病院の施設内に向かう様子を中継で伝えました。


西アフリカ2か国への運航を休止

西アフリカでエボラウイルスの感染が広がっていることを受けて、イギリスの航空大手「ブリティッシュ・エアウェイズ」は5日、乗客や乗員らの安全を確保する必要があるとして、ロンドンと西アフリカのシエラレオネ・リベリアの2か国を結ぶ路線の運航を今月31日まで見合わせることを発表しました。
一方、感染が拡大しているギニアには運航する路線がないほか、感染が確認されているナイジェリアの路線については運航を続けるということです。
ブリティッシュ・エアウェイズは声明で「乗客や乗員、それに空港での仕事に従事する社員の安全は最優先事項であり、今後も状況に応じ運航の見直しを図っていく」としています。


Ebola: Experimental treatments BBC News  (英国) エボラ:実験的治療

 エボラに感染し、その後自然経過で回復し治癒した患者は、その後エボラには感染しないことから体内に抗体が産生され、それがその後の感染を防ぐことが示唆されてきた。
 1995年コンゴでエボラが発生したとき、回復者の血液から得られた血清が治療に用いられ、8人中7人が治癒して生存した。

 エボラに感染した2人の米国人に投与された実験薬は、マウスにエボラウイルスの一部分を投与して、その部分に対する抗体を作らせ、回収されたその抗体を加工して人に投与できる状態にしたものである。
 猿における実験ではウイルスに感染した猿の致死率を下げると言われている。
 この抗体を用いたエボラの治療法はZmappと呼ばれ、今回2人の米国人で行われた。

Giving Americans Ebola Drug Prompts Flak Wall Street Journal (米国) エボラ感染米国人への実験薬投与が激しい批判の対象に

 未承認のエボラ治療薬が2人の米国人にリベリアで使用されたことに対して激しい批判が起きている。
 リベリア保健省には何ら相談なく、リベリアでも未承認の薬が使われたことと、エボラに対する治療薬はないとリベリア国民は伝えられてきたにも関わらず、米国人には新薬が投与されたことから、自国の死にかけているエボラ患者にも使用して欲しいとの声が上がっていると保健省では伝えている。

Nancy Writebol, Second American Ebola Patient, Arrives at Atlanta Hospital NBCNews.com  (米国) エボラ感染米国人ナンシー・ライトボルさん、アトランタの病院へ到着
 ストレッチャーで運ばれているが、リベリアで治療中よりも元気が回復してきているとされる。

Patients' Symptoms Raise Concern About Ebola in New York  New York Times (米国) ニューヨーク、エボラを懸念する患者が病院受診事例が増え出す

 3例のエボラ感染疑いを懸念する患者がニューヨーク市内の病院を受診。隔離の上検査。
 検査で陰性、または西アフリカへは旅行してないことが判明等、感染者は確定されてない。

エボラ出血熱、ナイジェリア最大都市で8人が感染疑い=当局  ロイター  (国際、日本版)

[ラゴス(ナイジェリア) 5日 ロイター] - ナイジェリアの保健当局者は5日、最大都市ラゴスで8人がエボラ出血熱に感染した疑いがあると明らかにした。

ラゴスでは先月、リベリアから搬送された米国籍のエボラ熱患者、パトリック・ソーヤー氏が空港に到着後すぐに死亡しており、感染が疑われている8人はソーヤー氏と接触している。

ソーヤー氏の治療に当たった医師は感染が確認されている。




MERS
 発生報告なし

エボラ出血熱


WRAPUP1-エボラ出血熱の死者887人に、感染地域隔離へ軍隊派遣 ロイター  (国際、日本語版)

 {[フリータウン/モンロビア 4日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)は4日、西アフリカで感染が拡大しているエボラ出血熱による死者数が1日時点で887人に達したと発表した。また、ギニア、シエラレオネ、リベリア、ナイジェリア4カ国の感染者数は1日時点で1603人となった。

世界銀行はエボラ出血熱対策として、リベリア、ギニア、シエラレオネに最大2億ドル(約205億円)の支援を行うと発表した。

また、アフリカ開発銀行も3カ国に対する支援を表明し、関係者によるとその規模は6000万ドル近くになる。

WHOによれば7月31日と8月1日の2日間で61人が死亡した。また、ナイジェリアで新たに3件の感染が見つかった。

ナイジェリアのチュク保健相は、最大都市ラゴスで医師が新たにエボラ出血熱に感染したと発表した。医師はリベリアから先月航空機で搬送され、ラゴスで死亡した米国籍のエボラ熱患者パトリック・ソーヤー氏の治療に当たっていた。


シエラレオネは感染者の多い地域を隔離するために数百人の兵士と医療関係者を同国東部に派遣した。

リベリアでも北部で一部地域を隔離しており、サーリーフ大統領は3日、閣議を招集して危機対策を協議した。ブラウン情報相はロイターに「状況はおそらく改善する前に悪化する」と述べ、支援が必要と訴えた。

米政府と国際機関は4日からワシントンで始まった米・アフリカ首脳会議で対応策を検討する見通し。


こうした中、キリスト教系団体の活動中にリベリアでエボラ出血熱に感染し、米国に帰国したケント・ブラントリー医師の容体について、米疾病対策センター(CDC)は3日、「回復に向かっている」と明らかにした。

同じくリベリアで感染した米宣教師のナンシー・ライトボル氏も5日に米国に到着する予定。

同団体は、医薬品メーカーのマップ・バイオファーマシューティカル社の薬剤がリベリアで両氏に投与され、容体が改善したとみられるとするCNNの報道を確認した。


Patients Got Unapproved Ebola Virus Drug Wall Street Journal  (米国) エボラ感染米国人2人は未承認薬による治療を受けた

 未だ人での臨床試験も行われてない未承認のエボラ治療薬を米国人エボラ感染者はリベリアで使用された。米国国立アレルギー感染症研究所のアンソニー・ファウチ所長は、新薬が効果を呈するかどうかはまだ結論は出せないとコメント。さらに多くの臨床試験を行い、安全性と効果を確認しなければならないとも語っている。

 コメント:未承認薬使用に対する批判記事ではない。リベリアへこの新薬を発送したのは米国の国立衛生研究所(NIH)であり、投与された2人の状態は良好とされる。

US homecoming for Ebola-stricken workers as outbreak spreads  CIDRAP (米国、ミネソタ大学感染症情報センター) エボラの感染が拡大する中、感染した米国人が帰国

 リベリアでエボラに感染した米国人医師が8月2日に米国に治療のために戻ったが、現在状態は改善しつつあるとされる。
 エモリー大学病院の隔離病棟はさらに2番目の感染者を受け入れる予定になっている。

 他の情報ではリベリアから帰国した女性がモロッコの空港で倒れ、エボラと診断されている。さらにはナイジェリアで同国初の患者を治療していた医師が感染したと発表された。


 2人のエボラ発症米国人に投与された実験的血清は、マウスで作製したモノクローナル抗体
Experimental drug likely saved Ebola patients CNN (米国) 実験薬、エボラ患者を救う可能性

 エボラ感染米国人に投与された実験薬は、マウス由来のモノクローナル抗体で、少数の猿での臨床試験では効果を収めていた。(ウイルスをマウスに感染させて、その血液から抗体を含む成分を分離し、そこからエボラウイルスに対する特異的抗体を純化)。
 このZMappと呼ばれる実験的治療薬を米国の衛生研究所(NIH)が、極秘裏にエボラに感染した米国人医師が働いている慈善団体である”Samaritan's Purse”に提供を申し出た。
 感染した2人はZMappが実験薬であり、少数の猿でしか臨床試験が行われていないことを理解した上で、実験薬の投与を希望した。

 投与を先に受けた医師は状態の改善傾向が著しいとされる。

 当ZMappが投与された2人が完全に治癒するとしたなら、特効薬のなかったエボラに初めての治療薬が登場することになる。
 ZMappはサンディエゴに基盤を置くバイオテク企業の、Mapp Biopharmaceutical Incが作製している。

WHO reports 163 new Ebola cases and 61 new deaths  USA TODAY  (米国) WHO報告;この1週間で163例の感染者と61例の死者が発生

 今年の3月西アフリカでエボラの発生が確認されていらい、感染者数は1603例、死者数は887例となっている。

 この1週間で163例の感染者と61例の死者が確認。

 致死率が90%であったが最近は55%となっている。
 早期に発見し支持療法を行うことで致死率が減少している可能性がある。
  特に補液が果たしている役割が大きいようだ。

4日

MERS
  報告なし

MERS


MERS Slowing Down in Saudi Arabia  Dubai Chronicle (アラブ首長国連邦、ドバイ) サウジアラビア、MERS感染者が減少に

 この3週間サウジ保健省からMERS感染者の発表はない。
 7月に入ってラマダン(断食月:今年は6月28日から7月27日)の間に感染者が増加すると考えられていたが、この時期の感染者数は10例のみであった。

Ramadan pilgrimage season in Saudi Arabia mostly free from MERS Reuters (国際) ラマダンの時期の巡礼者でのMERS発症はほとんどない

 モロッコでメッカ帰りの女性が死亡-MERSの疑い
High Alert in Casablanca Airport After Death of Woman Returning from Mecca Morocco World News  (モロッコ) メッカ帰りの女性の死亡によりカサブランカ空港の警戒体制が強化

 76歳女性がメッカから帰国した直後に死亡し、カサブランカ空港は警戒態勢を強化した。
 女性の死がエボラによる可能性を考え保健当局は警戒したが、発表では肺浮腫による死亡とされた。

 6月、エボラまたはMERSの危険性からモロッコ政府は今年度のメッカ巡礼を延期するようにアドバイスしている。
 約3万人のモロッコ人がこの9月に巡礼に出る予定となっている。


エボラ出血熱


US Ebola Virus Patient Being Treated in Atlanta Faces Crucial Days Wall Street Journal (米国) アトランタで治療中のエボラウイルス感染米国人、重大な日々に遭遇

 先にエモリー大学病院にリベリアから移送されたエボラに感染した米国人Brantly医師の現在の状態は良いとされるが、致死率90パーセントのエボラ出血熱を克服できるか、これから運命を左右する重大な日々に遭遇すると考えられている。

 続いて今週中にもう一人の米国人感染者のMs. Writebolが移送されてくる。

 
 Dr. Brantly and Ms. Writebol began receiving supportive care as soon as they were diagnosed, according to their respective charities. Dr. Brantly also got a blood transfusion from a 14-year-old boy who survived Ebola under Dr. Brantly's care, in the hope that antibodies would help him, too, fight off the virus. Both Dr. Brantly and Ms. Writebol received an experimental serum, the charities said, though they didn't specify what the treatment was.
 ブラントリー医師とライトボルさんは診断がつき次第、早急に支持療法が開始された。
 ブラントリー医師は同時に同医師が治療に関与し、治癒した14歳の少年から血液の提供を受けて輸血もされた(血液中に抗体があるとことから)。またブラントリー医師もライトボルさんも、実験的血清(マウスで作製したモノクローナル抗体と言われる)の投与も受けた。


エボラ出血熱に医師が感染 「命の恩人を助けたい」14歳少年が血清を提供  ハフィントンポスト (日本語版)

 エボラ出血熱に効く可能性がある実験的な血清が、7月30日にリベリアに到着した。問題は、到着した血清は患者1人分だが、ウイルスに感染して危険な状態にあるアメリカ人スタッフが2人いたことだ。

この血清をどちらのスタッフに投与するか選ぶ必要があった。1人は医師のケント・ブラントリー氏で、アメリカの支援組織「サマリタンズ・パース」からリベリアに派遣されて患者の救護にあたっていた。もう1人はナンシー・ライトボル氏で、もともとは支援組織「SIM」から歯科衛生士として派遣されていたが、エボラ出血熱のアウトブレイク以降は、ELWA病院の隔離病棟を出入りする人々の消毒を行っていた。

サマリタンズ・パースの代表者フランクリン・グラハム氏の声明によれば、「ブラントリー医師は、実験的血清をナンシー・ライトボル氏に投与してほしいと頼んだ」という。

しかし同医師にも、最終的には抗血清(ヒトの生存者から得られた血清で、現在、エボラ出血熱に対する唯一有効な治療法とされる)が投与された。「この血清は、ブラントリー医師の診療のおかげでエボラ出血熱を生き延びた14歳の少年の血液から採取したものであり、少年とその家族は、少年の命を救った医師を助けたいと申し出たのだ」
 *下記のロスアンジェルス・タイムズと記載内容が異なるが、14歳の少年の全血から血清を分離して使用するには、時間的には無理である。ブラントリー医師が米国に向かってリベリアを発ったのは8月1日である。少年の血液が提供されたのは30日以後である。14歳の少年の全血が投与されたと思われるが、詳細は不明。しかし正しい情報は上記のウォールストリート・ジャーナルに掲載されていた。実験的血清療法(回復者から分離された血清投与)は2人に行われ、ブラントリー医師はそのほかに少年が提供した血液の輸血を受けたとされる。14歳少年からどの程度の血液が採取されたか不明であるが、どの程度の量がどれほどの効果があったか疑わしい。

西アフリカ地域におけるエボラ出血熱のアウトブレイクは史上最悪の規模で、7月31日の発表時点で729人が死亡している。死者が報告されている国は、ギニア、リベリア、シエラレオネ、およびナイジェリアだ。

医師や看護師などが死亡する事例も相次いでおり、WHO(世界保健機関)によると、これまでに60人以上の医療従事者が死亡したとされる。リベリアでは医療従事者の不足から、エボラ出血熱の患者の受け入れをやめた病院も出ていると報道されている。

リベリアでは、ウイルスの流行を抑えるために、学校が閉鎖されたと同時に、公務員には家で待機するよう指示が出ている、とCBS Newsは報じている。

一方、アメリカ国務省によると、現地で活動していたアメリカ人3人がエボラウイルスに感染し、このうち1人が死亡している。8月2日には、感染した2人の患者のうちの1人であるブラントリー医師が、治療を受けるため専用のチャーター機でジョージア州の空軍基地に到着。その後、救急車でアトランタにあるエモリー大学病院に搬送された。もう1人の患者であるライトボル氏も近く搬送される予定と報道されている。

米政府系組織の平和部隊は、数百人のボランティアをギニア、シエラレオネ、リベリアから避難させている。また、サマリタンズ・パースも、「最も重要な人員を除く全員を、それぞれの本国に」避難させていると、声明の中で発表している。


Ebola patient got experimental serum, missionary group says Los Angeles Times  (米国) エボラ患者は実験的血清を得た、伝道者団体が明らかに

 エボラに感染した米国人医師のケント・ブラントリーは、米国に移送される前にリベリアで実験的血清治療を受けたと、同医師が働く機関(Samaritan's Purse )が発表した。
 ブラントリー医師は当初血清治療を受けることを拒否した。理由はもう一人エボラに感染した米国人女性(元々は歯科衛生士)がいたからだった。血清は1人分しかなかった。しかし後にブラントリー医師は別な血清で治療を受けることができた。
 また同医師は14歳のエボラから回復した少年の血液の提供を受けて輸血治療も行われた。
 現在同医師は米国で回復中とされ、同機関は神をたたえるとの声明を出している。


エボラ出血熱、知っておくべき5つのこと ウォール・ストリート・ジャーナル日本版

  西アフリカでエボラ出血熱の感染拡大が止まらない。医療インフラが不十分な国々で致命的な病気を抑制するのがいかに難しいかが浮き彫りになっている。感染者にはリベリアの治療センターで活動していた2人の米国人医師も含まれる。エボラ出血熱について、知っておくべきことを5つ挙げた。

1)過去最大規模の流行

 ギニア、シエラレオネ、リベリアの3カ国では今年に入ってから1300人余りが感染し、700人以上が死亡している。世界保健機関(WHO)のマーガレット・チャン事務局長は8月1日、感染は拡大の一途をたどっており、直ちに一層の努力を傾けなければ、人命の損失と経済の混乱は「壊滅的」な規模になりかねないと警鐘を鳴らした。

2)早急な治療が大事

 エボラ出血熱の致死率は90%に達することもあるが、医療関係者によると、現在の致死率は70%程度で、助かった人々は早急に治療を受けていた。今のところワクチンも治療法もない。

3)他の病気と似た症状

 WHOによると、エボラ出血熱の初期症状は発熱や頭痛、筋肉痛、喉の痛みなどで、マラリア、腸チフス、コレラなどと見分けにくい場合がある。

4)体液を通じてのみ感染

 エボラ出血熱のウイルスは空中には浮遊しない。感染するのは、感染者の血液、汗、嘔吐(おうと)物、尿、唾液、精液などに触れた場合だけだ。専門家によると、他人に感染するのは患者の具合が悪くなってからで、それまではたとえ症状が現れ始めても感染力は高くない。

5)今後の対策

 WHOは、加盟国と共に1億ドル(約103億円)を投じて対策を強化する方針を示した。ギニア、シエラレオネ、リベリアの3カ国にさらに資金を提供するほか、治療にあたる人員を増やす。米疾病対策センター(CDC)からは50人が追加派遣される。


CDC director: Ebola is 'out of control' in West Africa but can be stopped Washington Post  (米国) CDC長官:エボラは西アフリカで制御不能、しかし拡大は抑えることはできる

 トム・フリーデンCDC長官は、エボラは西アフリカのある地域では制御不能となっているが、
実証済みの公衆衛生学的対策で封じ込めることができると3日、テレビ出演で語った。

 我々はエボラ拡大を抑える方法を知っている、と長官は語った。
 CDCは50人のスタッフを現地に送ると同時に対策を強化している。
 長官によると、エボラは感染者の体液に触れたり、死者の体に触れることで感染する。
 また現地の慣習で、埋葬時に死者の体を家族が触れることが多い。
 感染予防対策を強化することで拡大は防ぐことができるいう。


Emory hospital isolation ward staff more than ready for Ebola patients Los Angeles Times (米国) エモリー病院隔離病棟、エボラ患者の受け入れ態勢は十分整っている

 西アフリカで破滅的脅威を起こしているエボラ出血熱の治療方法はなく、感染者の多くは死亡している。
 しかしエモリー大学病院隔離病棟責任者のブルース・リブナー医師は、2人のエボラに感染した米国人が同病院に運ばれてくると連絡を受けたとき、何ら躊躇しなかった。
 「私は答えた。こういう事態を想定して12年間訓練を行ってきている。何ら問題はない」

 エモリー病院隔離病棟は、拡大した場合人口減少が起きることが予想される致死的重症感染症患者を収容するために存在している。

 訓練されたナースの中の2人が休暇を返上して看護に当たる。
 2日、同病院はリベリアから一晩かかって救急輸送機で搬送されてきた患者ケント・ブラントリーを受け入れた。
 もう一人の女性患者はブラントリーを運んで来た同じ救急輸送機で今週リベリアから搬送されてくる。

CDC chief: Ebola patient improving after return to USA (音声入り動画)USA TODAY (米国) CDC長官、エボラ患者は米国帰国後回復してきていると発表

 エボラ感染米国人2人のうち最初に米国に移送された患者(医師)は回復しつつあるとCDC長官が発表。

 コメント;米国中で注視しているニュース。

Why Treating Ebola With An Experimental Serum Might Help NPR (国際) 患者の回復期血清がエボラ治療で効果を呈する可能性について

 宗教的慈善団体”Samaritan' Purse”のエボラ出血熱治療センターで働いていた米国人2人がエボラに感染したが、同機関は2人に新しい実験的治療を行ったことを発表した。

 1人は14歳の回復した少年の血液を輸血。もう1人は回復した患者の血清を投与。

 回復した患者の血清中にはエボラウイルスに対する抗体が存在していることが、使用する理由。

 コメント:同様の方法は中国でH5N1感染者に行われている。またH7N9感染者に対しても行われたことがあった。

US doctor stricken with Ebola said to be improving Reuters  (国際) エボラ感染米国医師、改善しつつある

 エボラ感染米国医師は、エモリー大学病院の感染症専門医たちの治療を受けているが、院内をサポートされて歩行が可能とされ、状態は改善してきているとCDCのトム・フリーデン長官が語った。

 しかし感染医師が生存できるかどうかについては現時点では分からないとされる。

 治療は対症的であり、血圧や呼吸状態の悪化を防ぐとともに、腎機能が低下すると人工透析を行う。

エボラ出血熱 医療従事者も感染相次ぐ NHK

 西アフリカで、エボラ出血熱の患者が増え続けるなか、医療従事者が感染する事例が相次ぎ、患者の受け入れをやめる病院も出ており、国際的な支援によって現地の医療体制を強化することが急務となっています。

エボラ出血熱は、エボラウイルスが引き起こす致死率が極めて高い感染症で、西アフリカのギニア、リベリア、シエラレオネの3か国では、感染が過去最大規模で拡大し、これまでに729人が死亡しています。
現地では、感染が広がり続けるなか、医師や看護師などが死亡する事例も相次いでおり、WHO=世界保健機関によりますと、これまでに60人以上の医療従事者が死亡したということです。
こうしたなかで、リベリアでは医療従事者の不足からエボラ出血熱の患者の受け入れをやめた病院も出ているということです。さらに、現地に入って医療活動を続けている国際NGOからも、今の体制で対応するには限界だという声も出ています。
今回、感染が広がった3か国は、医師や看護師が不足するなど、もともと医療体制がぜい弱で、感染の拡大を防ぐためには感染症の専門家の派遣など、国際的な支援によって現地の医療体制を強化することが急務となっています。


3日

MERS
  報告なし




Why are so many Ebola health-care workers dying from the virus? Vox (国際) なぜ多くの医療担当者がエボラで死亡するのか?

 今年度はWHOによると既に60人以上の医療担当者が死亡している。1976年に初めてエボラがザイールで見つかったとき、死亡した医療担当者は11人にすぎなかった。

 医療担当者の感染と死亡が増加している理由は、1)1976年には感染者は318人、死者は280人であったが、今年度は既に感染者は1323人、死者が729人と1976年の4倍となっている、2)エボラは患者との直接的接触で体液を介して移る:嘔吐物、汗、血液、糞便。そうしたことから医療担当者はフェースマスク、ゴーグル、予防衣、予防手袋の着用が必要である。しかし途上国の医療システムは貧弱で、医療担当者が十分な予防装具を身に着けることができていないとされる。
  ギニアで働く国境なき医師団
 

【エボラ出血熱】 感染の米医師帰国 隔離施設で初の治療  MSN産経ニュース

 西アフリカのリベリアで人道支援活動中にエボラ出血熱に感染した米国人の男性医師が2日、帰国し、特別医療機や救急車で南部ジョージア州アトランタの病院に搬送された。隔離施設で治療を受ける。

 感染したもう1人の米国人女性も近く搬送する。米国でエボラ熱の感染者が治療されるのは初めて。関係する国際支援団体によると、2人は深刻な状況だが容体は安定しているという。

 病院は米疾病対策センター(CDC)の本部に近いエモリー大の施設。ウイルスが外部に漏れないよう設計された特殊な病室に収容され、医療スタッフはマスクやゴーグル、手袋などを着用して十分な感染防御策を講じる。

 米メディアは男性医師の搬送を詳細に報道。一部に米国民の安全を懸念する声も出た。(共同)


エボラ出血熱感染の男性医師、治療のためアメリカに帰国 TBS News

 西アフリカでエボラ出血熱の死者数が700人を超え、WHO=世界保健機関が「前例のない流行規模」と警戒を呼びかける中、リベリアでエボラ出血熱に感染したアメリカ人の男性医師がアメリカに帰国しました。エボラ出血熱の感染者が治療のためアメリカに入国するのは初めてとなります。

 西アフリカのギニア、リベリア、シエラレオネでは、エボラウィルスが引き起こす致死率が極めて高い感染症の「エボラ出血熱」の患者が増え続けていて、感染による死者はこれまでに700人以上に達しています。

 こうした中、リベリアでは、人道支援活動を行っていたアメリカ人の男性医師がエボラ出血熱に感染し、2日、特別医療の設備がある航空機でアメリカに帰国して、アトランタのエモリー大学の病院に搬送されました。

 現地の映像からは、防護服を着用した医者と感染した男性と見られる2人が、病院内に入っていく様子がうかがえます。AP通信によりますと、エボラ出血熱の感染者が治療のためアメリカに入国するのは初めてです。

 リベリアではさらにもう1人のアメリカ人女性がエボラ出血熱に感染しており、数日中にも男性医師と同じようにエモリー大学の病院に搬送されるということです。エボラ出血熱に感染したアメリカ人2人は、病院の隔離施設で治療を受けることになっていますが、この施設は、原因不明の急性肺炎として2003年にアジアを中心に拡大した重症急性呼吸器症候群=SARSに感染した患者1人を、治療する際に使われた実績があります。治療にあたる医師は、「血液や体液を通して感染するエボラ出血熱はインフルエンザなどと違い空気中で感染しない」として、地元住民への影響がないことを強調しています。


American Doctor With Ebola Arrives in US for Treatment  New York Times (米国) エボラ感染米国人医師、治療のため米国に到着

 エボラ感染米国人のうち1人が2日エモリー大学病院に到着した。同病院には10年前に危険な感染症を隔離して治療する病棟がある。

 


Ebola patient walks into Atlanta hospital; family will see him through glass  CNN  (米国) エボラ患者、アトランタの病院へ歩いて入院;妻はガラス越しに観察

 
2日

MERS
  報告なし


 エボラ出血熱、世界へ拡大中


エボラ出血熱 WHO「緊急事態」か判断へ  NHK

 西アフリカの3か国で、エボラ出血熱の患者が過去最大の規模で増えている事態を受けて、WHO=世界保健機関は来週、専門家による緊急委員会を開き、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に当たるかどうか、判断することにしています。

エボラウイルスが引き起こす致死率が極めて高い感染症のエボラ出血熱は、西アフリカのギニア、リベリア、シエラレオネの3か国で患者が増え続けていて、感染による死者はこれまでに729人に達しています。
こうした事態を受けて、WHOは今月6日と7日の2日間、スイスのジュネーブで専門家による緊急委員会を開き、感染の現状について検討し、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に当たるか判断することになりました。
緊急事態と判断されれば、感染が国境を越えて西アフリカの3か国以外の国にも広がるおそれがあり、状況が極めて深刻だと認定されることになります。
これまでは、ことし5月にポリオが、また、2009年には豚インフルエンザが、それぞれ緊急事態と判断されており、WHOでは、各国に感染の広がりについて監視を強化したり、予防接種などの対策を迅速に取ったりするよう求めました。
エボラ出血熱が今回、緊急事態と認められた場合、緊急委員会は併せて国境を越えた感染拡大を防ぐために各国が取るべき措置も、勧告することにしています。
.

感染続く3か国は懸命の対応

感染が続いている西アフリカの3か国では、流行を食い止めるため懸命の対応が続いています。
このうち、緊急事態宣言が出されたシエラレオネでは、感染の中心となっている地域をすべて隔離して、人の動きを制限し、必要な公衆衛生上の措置を取ることになっています。
また、首都フリータウンでは、街のあちこちにエボラ出血熱の流行について警告するポスターが貼られているとともに、手洗いを励行するなど感染予防の取り組みを訴える啓発活動も盛んに行われており、市民の間でもウイルスに対する危機感が広がっている様子がうかがえます。
また、隣国のリベリアでも、これ以上の感染拡大を防ぐために、政府機関の一部やすべての学校を閉鎖する措置を取っているということで、保健当局が大規模な消毒活動にも取り組んでいます。
さらに1日には、ギニアで、感染が広がっている3か国の首脳による緊急会合が開かれ、現地からの報道によりますと、感染が広がっている国境地域を隔離して人の動きを制限するなど、緊急の対応に当たることで合意したということです。

エボラ出血熱とは

エボラ出血熱は、エボラウイルスが引き起こす感染症で、1976年にアフリカのスーダンなどで起きた大きな流行で、初めてウイルスの存在が確認されました。
潜伏期間は2日から21日。
症状は突然の発熱や頭痛で始まり、下痢やおう吐を繰り返します。
重症化すると、口や胃などの内臓から出血が続き1週間ほどで死に至ります。
現在、有効な治療薬や予防のためのワクチンはありません。
エボラウイルスは、これまでに5つのタイプが確認されていますが、今回、感染が拡大している「ザイール」と呼ばれるタイプのウイルスは、過去の流行で致死率が90%に上ったことがあるものです。
エボラウイルスは患者の血液や便に大量に含まれ、これらに直接触れることで感染します。
このため、患者の治療に当たる医療関係者や世話をする家族が手袋を必ず使うなどの感染予防策が重要です。
アフリカでは、葬儀の際にお別れの儀式として死者の体に直接触ることがあり感染拡大の一因になっているとも指摘されています。

Ebola outbreak could have 'catastrophic' consequences  CNN  (米国) エボラ流行は破滅的結果となることも否定できない

 エボラの流行は拡大しており、WHOや国際的専門家達は西アフリカでの拡大を抑えることに苦慮している。
 エボラの拡大速度は予想を超えるもので、この前代未聞の拡大速度に対して前代未聞の強力な対策が必要である、とWHOのマーガレット・チャン事務局長は2日語った。
 チャン事務局長は、西アフリカのエボラ流行は今回が初めてであるが、エボラウイルスの全株が流行を起こしていると語った。
 「もし対策が効を奏しない状態が続けば、多くの人命が失われるとともに社会経済的大きなダメージが起きる。そして他の国への拡大の危険性が高まる」。

 7月27日の時点でWHOは、ギニア、シエラレオーネ、リベリア、ナイジェリアで感染者数が908人、死者数が485人と確認した。しかし実際には感染者数は1323人以上、死者数は729人以上と考えられている。
 さらにチャン事務局長は、エボラが見つかってから40年間の中で最も大きな流行が起きていて、感染地域も最も拡大していると警告している。

 CDCのトム・フリーデン長官は、流行を阻止するのに3~6か月は要すると7月31日語っている。
 エボラウイルスに対するワクチンや特効薬はない。

US Ebola Patients Will Fly Into Georgia Air Force Base Wall Street Journal (米国) 米国人エボラ患者、ジョージア空軍基地へ搬送

 リベリアでエボラ出血熱に感染した2人の人道支援活動家が米国で治療されるが、米国初の事態となっている。
 人道支援活動家が米国で治療を受けるのは、生存の機会を可能な限り高めるためであるが、同時にエボラウイルス感染者が国内に入ってくることから、アトランタだけでなく国全体でその危険性に関心が高まっている。

 患者の1人はリベリアで医師として支援活動をしていて、もう1人は医療医療従事者の消毒を担当していた。

Ebola Vaccine Possible, but Many Doubts Persist New York Times (米国) エボラワクチンは可能、しかしその効果持続期間が問題
 来年にはエボラワクチンが実用化されるべく当局は製造を急いでいるが、専門家の中にはワクチン作成は容易ではないとの意見も多い。実用化されたら来年中に医療担当者、感染リスクの高い人々に接種される。
 エボラウイルスは他のウイルスとは異なり、人のすべての細胞に感染する。人の免疫機構に簡単に認識されない可能性もあり、ワクチンができてもその効果の持続期間がどの程度か問題とされる。

Ebola virus heading to the US: Here's why you don't need to panic Los Angeles Times  (米国) エボラウイルスが米国に向かっているが、パニックになる理由はない

 アトランタのエモリー大学病院は2人のエボラ出血熱を発病した米国人の治療を行うと発表している。
 米国人の中にはエボラウイルスが米国内に広がることを懸念している人々がいるが、そうした心配はないことを米国保健当局(CDC)では以下のように説明している。

 もし米国内でエボラ発症者が確認されたら、米国保健当局のシステムでは、即患者を同定し、隔離して治療に入る。その場合患者と接所した全ての人々が対象になる。
 CDCやWHOは西アフリカを旅行した米国人がエボラに感染する可能性は非常に低いと説明している。理由はエボラウイルスの感染は、発病者の血液、臓器、体液に直接触れることを起きるからである。そうした行為がなければ感染は起きない。、

 西アフリカの医療システムは未熟なために感染者が出ている。さらに伝統的な土葬、さらに死亡後身体を洗う慣習などがウイルス感染の拡大となっている。


 エボラ流行地 封鎖し隔離へ  YAHOOニュース

 AFP

 ギニア、リベリア、シエラレオネの3か国は1日、700人以上の犠牲者を出し史上最悪の流行となっているエボラ出血熱について、関係国の首脳らが出席した緊急会議で、流行の中心となっている同3か国の国境が接する地域を封鎖して隔離すると宣言した。

上記3か国とコートジボワールが加盟しているマノ川同盟(Mano River Union、MRU)のハジャ・サラン・ダラブ(Hadja Saran Darab)事務局長は「われわれは、発生数の70%以上を占めている国境をまたぐ地域に集中して、国家間レベルの重要かつ特別な措置を取ることで合意した」と述べた。「これらの区域は警察と軍が隔離する。これらの区域内で隔離される住民には物質的な支援が与えられる」

 コートジボワールと世界保健機関(World Health Organization、WHO)も出席した今回の会議では、1億ドル(約103億円)の対応策も発表された。

 この地域の医療保健サービスを強化して治療、検査、接触者追跡を効果的に行うことや、各国の衛生法規に従った埋葬の実施、医療従事者にインセンティブ、治療、防護措置を提供して職場復帰を促すことなどが合意された。

 ダラブ事務局長は隔離地帯の正確な範囲は明らかにしなかったが、流行の中心地はシエラレオネ東部のケネマ(Kenema)から、ほぼ300キロメートル離れたギニア南部のマセンタ(Macenta)まで広がっている。【翻訳編集】 AFPBB News


 西アフリカで拡大中のエボラ出血熱、米国人支援者2人が感染、米国に移送して治療

エボラ熱感染の米国人2人、米国内で治療へ  The Wall Street Journal (日本版)

 西アフリカのリベリアでエボラ出血熱に感染した米国人2人が数日中に米国に移送され、ジョージア州アトランタの大学病院で治療を受ける。米国でエボラ熱感染者の治療が行われるのは初めて。

 2人はエボラ熱の治療センターで活動していた。

 米国での治療は厳しい安全手順に従って行われるが、致死性ウイルスの感染者の入国にはリスクが伴うとして、アトランタだけでなく全米で懸念が高まっている。

 国務省の報道官は「患者を安全かつ確実に移送し、民間機以外の航空機を使って移送中も救急治療を行い、到着後も患者の厳格な隔離を維持するためにあらゆる対策をとっている」と述べた。国務省は米疾病対策センター(CDC)と共に患者の移送を支援する。

 2人はアトランタのエモリー大学の付属病院で治療を受ける見通し。感染症専門医で同病院の特別隔離棟の責任者、ブルース・リブナー医師によると、患者は救急輸送機で米国に移送される。2人が活動していた治療センターは2つの米慈善団体が共同で運営しており、その1つ「サマリタンズ・パース」が移送の費用を負担する。

リブナー医師によると、1人目の患者は今後2、3日の間に米国に到着し、2人目の移送はその数日後になる見通し。

 国防総省によると、2人はアトランタ郊外のビンズ空軍予備役基地に到着する。エボラ熱に感染したのはケント・ブラントリー医師とナンシー・ライトボル氏。ブラントリー医師はサマリタンズ・パース所属で、エボラ熱感染者の治療を担当していた。ライトボル氏はSIM USAに派遣され、同じ治療センターで職員の消毒を手伝っていた。それぞれの所属団体は1日、2人の容体が深刻であることを明らかにした。


 リブナー医師は2人とも医師の診察で「移送しても問題ない」と判断されたという。リブナー医師はエモリー大学病院が「十分に高度な治療と支援」を提供すると述べ、同病院に移送されれば2人とも回復する見込みは十分にあるとの「慎重ながら楽観的」な見通しを示した。また、移送は安全に行われると述べた

 コメント:致死率50-90%であるが、米国の治療で回復するとしたなら素晴らしいことである。薬もワクチンもない。血液や体液を介して感染するので接触感染に気を付けるとウイルスの拡大は抑えられる。そのためには患者や発生地域の隔離が基本的対策となっている。現在西アフリカで拡大しているが、感染者が我が国も含めて世界に航空機で向かう可能性がある。早期発見、早期隔離が鉄則であるが、感染者が死亡する確率は高い。感染者に触れる場合、特に血液や体液には十分注意が必要である。そのためにもゴーグルを含めて完全武装が必要となっている。

1日

 MERS
  報告なし

新型インフルワクチン、備蓄期限延長検討へ- 毎年1000万人分廃棄で CBnews

 { 厚生労働省は23日、新型インフルエンザの備蓄ワクチン(H5N1)について、有効期限の延長などを検討する案を、新型インフルエンザ専門家会議に示した。2006年から毎年1000万人分のワクチンを備蓄しているが、3年間の有効期限が切れたワクチンは廃棄しているという。今後、期限の延長を視野に入れながら、製造業者らから意見を聞き、試験や製造方法の検証などを行う見通し。
H5N1プレパンデミックワクチンをめぐっては、06年度から備蓄を始めた「ベトナム株・インドネシア株」が製造・備蓄から3年後に有効期限切れで廃棄されたのを皮切りに、これまで計3種、約4000万人分の備蓄が廃棄済みとなっている。

 今年度中には約1000万人分の「アンフィ株」の有効期限が切れる見通しのため、専門家会議では、代替ワクチンとして、同じ株の製造・備蓄を行うことを了承した。

 厚労省は、新規の備蓄分だけでなく、既存の備蓄分のワクチンについても、より長く備蓄を継続するための検討を行う方針を提示。今後、製造業者らの協力を得ながら、▽経時的な試験の実施などの有効期限の延長▽細胞培養法による製造―といった事項の検証を進めていくという。}

 コメント:皮肉なことではあるが2005年~2007年ころが最もH5N1鳥インフルエンザのパンデミックに関心があったが、その後豚インフルエンザのパンデミックが起き、H5N1鳥インフルエンザ感染者数は減少しつつある。

 2014年から本年6月までのH5N1感染者数 致死率は50%

 出展:WHO

7月の気になった情報

7月26日

 オーストラリアの研究者、MERSはバイオテロリズムの疑いも考慮すべきと主張



オーストラリアの疫学専門家で、ニューサウスウェールズ大学公衆衛生学部のディレクターであるレイナ・マッキンタイア、がこれまでの疫学的常識では、MERSコロナウイルスの様々な現象は理解できないとして、バイオテロの可能性もありえるのではないかという主張を論文で発表した。
 ・Environment Systems and Decisions、The discrepant epidemiology of Middle East respiratory syndrome coronavirus (MERS-CoV)  (国際) MERSコロナウイルスの矛盾する疫学
 
 MERSの疫学的考察による自然発生的感染症としての矛盾点。

 ・サウジアラビアのアルアサの病院内集団感染で遺伝子構造の異なる3種類のMERSコロナウイルスが検出。そこでは人人感染が発生した。
 ・サウジアラビアではMERSコロナウイルスが存在する期間に大巡礼を含む集団での集会がいくつか開かれているが、MERSの集団感染は起きていない。
 ・2014年4月と5月にサウジアラビアでは感染者数が激増したが、他の国への拡大は起きなかった。
 ・ラクダが人の感染源として疑われているが、多くの感染者はラクダや他感染者との接触はない。
 ・2003年のSARSは典型的感染症の経過を辿った。感染者から周辺への感染率が高く、海外への拡大が見られ、しかし感染様式が明確で(飛沫感染)、対策強化で数ヶ月で収束していった。しかしMERSは感染者からの周辺への感染率は低く、しかしいつまでもウイルス感染は続いていて、未だ感染源が不明である。人への感染ウイルスの遺伝子構造には数種類の違いが見られている。通常の病原微生物のい疫学的知見と大きく異なっている。


 感染源には故意に撒かれたウイルスもありえる
・School of Public Health and Community Medicine  (オーストラリア) Could MERS Coronavirus be bioterrorism? New study shows why this could be one of the explanations for the paradoxes of this virus MERSコロナウイルスはバイオテロ? 新規研究結果はウイルスの数多い矛盾の説明としてバイオテロの可能性を主張

In SARS, outbreaks in hospitals were caused by a single strain, but with MERS-CoV, more than one strain of the virus has been identified in some outbreaks. This means that people hospitalized with MERS-CoV or who developed the infection in hospital were exposed to several different viruses at around the same time. Where did these viruses come from? What was the source of infection to humans?

 SARSでは病院における集団発生は単一株で起きたが、MERSコロナウイルスでは、複数のウイルス株で集団発生が起きた。これはMERSで入院した人々、または病院で感染して発病した人々が数種類のMERSコロナウイルスに同時期に暴露されたことを意味する。
 これらのウイルスはどこから来たのか?人への感染源は何だったのか?

“It is a mystery why this virus, which has low apparent infectiousness has persisted for so long when a consistent source of infections has not been identified.” says MacIntyre. “Infections cannot materialize from thin air. Human beings are being infected from a source, either other humans or a non-human source. A non-human source could be an animal source or deliberate release.”

 明らかに人への感染率が低いこのウイルスが、感染源が不明なままいつまでも感染を続けるのは謎である。マッキンタイア教授はそのようにいう。感染の実態は大気中では視認することは無理である。人は何らかの感染源から感染しているが、それは感染者かまたは人以外の感染源であるはずだ。人以外の感染源は動物か、または故意に撒かれたウイルスである。
 

TOP