10月-1


31日


サウジMERS新規例なし

 サウジ保健省


 危険な病原体の研究室内取り扱いを厳格に、米国政府
White House releases detailed lab biosafety plan CIDRAP (米国、ミネソタ大学感染症情報センター) 米国政府、厳格な研究室 バイオセーフティー計画を発表

 H5N1ウイルス、天然痘ウイルス、エボラ出血熱ウイルス、炭疽菌などの危険な病原体を研究室内で取り扱う場合の厳格な基準を発表。


 スタチン、インフルエンザワクチンの効果を減弱
Studies indicate statins could dampen flu vaccine effect CIDRAP (米国、ミネソタ大学感染症情報センター) スタチン(抗コレステロール血症薬)、インフルエンザワクチンの効力を減弱する可能性

 血中リピドやコレステロールを低下させる作用を持つスタチンが、高齢者におけるインフルエンザワクチンの効果を減弱させる可能性を明らかにした2研究が発表された。2研究論文は10月28日発行の”Journal of Infectious Diseases”に発表された。
 
 スタチンは世界的に10億人が服用している。

 高齢者は免疫反応が減弱してきていることから、インフルエンザワクチンの効果が低下している可能性があると共に、季節性インフルエンザによる死亡率が高い。そういうことから研究者達は高齢者に対するワクチン効果を高めるために、ワクチン濃度を上げたり、免疫賦活剤としてのアジュバント添加等の試みをしている。なおアジュバントは米国の季節性インフルエンザワクチンには含まれていない。(管理人注:日本でも季節性インフルエンザワクチンには使用されていない)。

 一方、スタチンはTリンパ球活性を抑制し免疫調節作用と抗炎症効果を持つ。

 最初の研究はシンシナチ小児国際健康センター(CCGHC)とノバルティス・ワクチン製薬によるもので、米国、コロンビア、パナマ、フィリピンの65歳以上の高齢者7000人を対象に分析された。2009-2010年と2010-2011年の2インフルエンザシーズンの結果である。
 ワクチン接種3週間後の抗体価はスタチン服用者において有意に低かった。さらに合成スタチンの方が自然由来スタチン(真菌由来)よりも抗体産生抑制率が高かった。

 もう一つの研究は、エモリー大学の研究チームによるもので、2002年から2011年のインフルエンザシーズンにおけるジョージアの14万人の介護支援高齢者を対象にしている。
 チームはワクチン効果を重症呼吸器感染症発症の頻度で判定しているが、スタチン服用者においてワクチン接種効果は明らかに抑制されていると評価、それはインフルエンザが流行しているときに著しく示されたとしている。

 両研究から高齢者がインフルエンザワクチンの接種を受ける場合のスタチン服用には考慮が必要と研究チームは主張しているが、雑誌編集部の2人の専門家は判断を下すのはまだ早すぎるとしている。


30日

サウジMERS新規1例

 サウジ保健省

 ホフーフ:28歳女性、外国人医療担当者、危篤、患者から感


  ホフーフ(Hofoof)病院の集団発生、医療担当者感染8人を越えると推定
 管理人コメント:ホフーフの医療機関で医療担当者を含む集団感染が起きていることは事実であるが、内容が十分公開されていないか、把握されていない。いずれにしても8人目の外国人医療担当者の感染である。外国人医療担当者はフィリピン等のナースが多い。


中東パンデミックウイルスが感染を拡大の可能性
 
 サウジアラビアにおける感染源別の患者の割合(今日までの分析)
           
 60%が人人感染!!


 人以外からの感染とは、ラクダ他等からの感染:ラクダ接触、ラクダ乳、コウモリ他。


Saudi Arabia notes new MERS case; WHO details 12 CIDRAP (米国、ミネソタ大学感染症情報センター) サウジアラビア、新規MERS患者を報告:WHO、12例の詳細を発表

 ホフーフ(Hofuf)のMERS感染者は本日1例増えて、合計8例となり、一方WHOは最近の12例について(7例がリヤド、ホフーフが3例、その他)詳細を伝えている。

 ホフーフの新規例

 サウジアラビア保健省は、28歳外国人女性医療担当者がMERSに感染して危篤状態となっていると発表した。
 女性は医療機関で感染した。

 女性の事例はホフーフ市で10月19日以来8例目となり、大多数は医療機関で発生している。
 これまでの7例は、ホフーフ市のアルマナ(マーナ)総合病院で発生している( Almana General Hospital )。

 以下略


 サウジのハーサ行政区、病院内集団感染が明確に(ホフーフ集団発生)
Officials swing into action after hospital MERS cases Arab News (サウジアラビア) サウジハーサ行政区、病院内MERS集団発生に対して対策を開始

 ハーサ行政区( Al-Ahsa )総局は、個人病院での7例のMERSが確認された後、感染制御対策を強化した。
 一方、ジッダの幼稚園で感染疑い例が出たため、数日間閉鎖された。

 ハーサでの最初の感染例は病院の急患室で報告され、そこから院内の2例の患者に感染した。ハーサ行政区保健省の広報官が地方メディアを通じて29日発表した。
 5例の感染が確認されたが、それらの感染とは無関係に1例の感染とナースの感染が確認された。
 広報官によると、緊急および予防的措置として全患者はホフーフ(Hofuf)のキングファド病院へ移送された。
 他の緊急予防策として、患者との接触者、患者の家族員、医療スタッフ、最初の患者が入院して以来病院に出入りした人間の隔離と検査を行うとしている。

 一方、ジッダ市の幼稚園が、園児の1人がMERS症状を呈したため2日間閉鎖されたと地域のメディアが報道した。
 またサウジアラビアではH1N1インフルエンザが多く発生している。

 管理人コメント:当情報はサウジ保健省からはホフーフでの事例として報告されている。ハーサは行政区のような位置づけであるが、ホフーフ市はそこで最大の都市の様だ。


29日

サウジMERS新規例なし

 サウジ保健省


Seven MERS cases surface in Al-Ahsa Arab News (サウジアラビア) サウジ、ハーサ行政区で7例のMERSが集団発生

 保健省は27日(夜)、アラブ・ニュースに27日夜に7例のMERSが確認されたと発表した。
 
 広報官によると1人の患者から感染が広がったとし、1人は病院のナースであるという。

 全感染者はハーサのマーナ総合病院に移送されたという。同病院は私立病院系列の中の一つである。
 患者達は安全に隔離されたという。

 保健省は領域の全病院に患者発生に注意するように伝えた。

 管理人コメント:当情報はサウジ保健省の発表ではホフーフ市での事例として発表されている。


Ebola sickens 3 family members in Guinea CIDRAP (米国、ミネソタ大学感染症情報センター) ギニアで3家族員がエボラを発症

 10月第二週、ギニアで家族3人がエボラを発症した。1人は妊婦だった。WHOが週報更新で発表した。
 一方シエラレオネは6週間患者が発生していない。
 リベリアは9月3日から発生していない。

 先週、WHOはギニアでさらにエボラ感染者が出る可能性があると警告していた。
 理由は高リスクにある接触者の健康監視が未だ続いていたことと、1人の感染者が既存の感染リング以外からの感染者であることだった。

 WHOによると今回の感染者から55人の追跡すべき接触者が発生し、合計364人がギニアで接触者としてフォローされている状況となった。

28日

サウジMERS新規4例

 サウジ保健省

 リヤド:24歳女性、外国人、医療担当者、安定、院内感染
 リヤド:56歳女性、サウジ人、安定、家族内感染
 ホフーフ:57歳男性、サウジ人、安定、患者から感染
 ホフーフ:81歳男性、サウジ人、危篤、患者から感染

 管理人コメント:リヤドでの大きな院内感染は未だ続いている模様。ホフーフでの2人は院内での感染と思われる。
 サウジの流行は次第に大きくなっている感があるが、未だウイルスは完全に人に適合してないようだ。もう少し適合してくると、さらに大きな流行がサウジ内で起きると共に、国外でも韓国のような流行が起きる地域が増えてくるのかも知れない。日本にもいつ入ってくるか分からない故、水際での監視体制が強化される必要がある。


Four new Saudi MERS cases include 2 in Hofuf cluster  CIDRAP (米国、ミネソタ大学感染症情報センター) サウジアラビア、4例の新規MERS報告、2例はホフーフ集団感染由来

 本日サウジアラビアは4例のMERS新規例を発表したが、そのうち2例は国の東部ホフーフ市の発生例である。
 これらの感染者症例はサウジにおける流行が医療機関や他の施設でいつまでも続いていることを示している。

 ホフーフの感染者は10月19日以来7人となり、5人は他の医療機関での発生とされている。


 管理人コメント:サウジアラビアでは首都リヤドの病院で大きな流行が起きているが、リヤドの東部のホフーフでも9月から医療機関内感染を中心に感染者が発生している。
 サウジ政府の発表だけでは十分発生状況が分からない。ウイルスはどのようにどれだけの人々に感染しているのか、感染者の症状はどうなのか、病院での入院治療状況はどうなのか、多くの疑問が生じている。定期的に発表されるWHO情報は多少詳しいが、医科学的に調査分析されている様子は感じられない。


27日

サウジMERS新規2例

 サウジ保健省

 ホフーフ(Hofoof):38歳女性、外国人、医療担当者、安定、病院内感染
             61歳男性、サウジ人、安定、病院内感染

 管理人コメント:ホフーフでは以前から病院内感染が起きているようだ。今日発表の2例もその関連と思われる。少なくとも数例以上の患者が出ているようだ。

Saudi Arabia confirms 4 MERS cases, 2 deaths CIDRAP  (米国、ミネソタ大学感染症情報センター) サウジ、MERS4例と2死亡例を報告

 過去3日間にサウジは4新規例と2死亡例を報告。
 2例はホフーフの集団発生(クラスター)に関連。
  38歳女性外国人医療スタッフと61歳サウジ男性。2人とも医療機関内で他の発病者から感染。


 韓国のMERS、大多数がスーパー・スプレッダーから感染

Korea highlights MERS super-spreaders, reports death CIDRAP  (米国、ミネソタ大学感染症情報センター) 韓国、MERSスーパースプレッダーの感染拡大役割に焦点を当てる:1人の死者を報告

 韓国保健当局は本年度のMERS流行における感染者の83%が5人のスーパー・スプレッダーによりもたらされたと発表した。

 韓国CDCの雑誌、Osong Public Health and Research Perspectives.に9月5日に発表された。

 患者1(最初の患者)、14、16は酷い咳をしていて、それぞれ28人、85人、23人にウイルス感染を起こした。
 一方、患者15と76はあまり顕著な咳はしていなかったが、それぞれ6人と11人に感染させた。
 (患者のナンバーは上方の韓国MERSパニックを参照のこと)

 スーパー・スプレッダーの年齢の中央値は41歳。病院に入院中数百人に接触したとされる。4人が男性。

 全感染者186人中44%が病院で感染、33%の感染者が素人介護人、13%が医療担当者であった。


83% of South Korea Mers cases originated from 5 'super spreaders': health ... The Straits Times (シンガポール) 韓国のMERS、83%が5例のスーパースプレッダーから感染

 韓国CDCは25日、韓国のMERS流行で発生した患者の83%以上がスーパー・スプレッダーからの感染であったと発表した。

 CDCによると5月20日から7月13日までに診断されたMERS感染者184人中153人が、5人の感染者から感染を受けた。特に14番目の感染者は、サムスン病院に入院している間に85人にウイルス感染を起こしたとされる。

 韓国CDCは4人以上にウイルス感染を起こした感染者をスーパー・スプレッダーと定義している。
 実際の感染者数は186人であるが、2人は感染経路が不明なため分析から除外された。

 管理人コメント:韓国のMERS大流行は、当局や病院の不手際だけでなく、スーパー・スプレッダーの存在であったことは当初から知られていた。スーパー・スプレッダーの医学的解析は進んでいないが、異常にウイルスを周辺に散布するが、症状として異常に酷い咳を呈しているようだ。


26日

サウジMERS新規例なし

 サウジ保健省


25日

サウジMERS2新規例

 サウジ保健省

 リヤド:60歳女性、危篤、感染源は人以外
 アルカルジ(Alkharj):45歳、男性、外国人、死亡、感染源は人以外

 管理人コメント;アラブ保健省の表現する、{感染源は”Primary”}は、ラクダ他からのウイルス感染であり、人の感染者からの感染ではないと定義のようだ。しかし感染者からの感染を否定出来る根拠はあるのか疑問。
 アルカルジはリヤド南東部の都市。


 韓国でMERS患者死亡、37例目
Korea Has 37th Middle East Respiratory Syndrome (MERS) Death Guardian Liberty Voice  (英国) 韓国、37人目のMERS死亡例

 10月25日、韓国37人目のMERS死者が出たことが韓国報道で発表された。

 韓国152例目のMERS患者が、症状改善のために行われた肺移植から完全に回復せずに死亡したと、病院当局が発表した。
 患者は6月16日に発病が当局から発表されていた。

 先に35歳男性が治癒とされて短期間で再発したことが発表されていた。

 37人目の死者が出たことで韓国のMERS死亡率は19.9%となった。


Death toll of MERS reaches 37 in Korea The Korea Herald (韓国) 韓国のMERS死者37人となる

 25日、韓国人MERS患者が死亡したと当局が発表した。37人目の死者となった。

 流行が152例目の患者であるが、ウイルスが陰性化した後の後遺症による死亡で、7月10日以来初の死者となった。
 ウイルスが陰性化した後の後遺症による死亡として初のケースとなった。
 当局によるとMERS後の症状改善のために患者は肺移植を受けたが、回復せずに死亡したとされる。

 
 管理人コメント:MERSによる極度の肺ダメージのための肺移植だったと考えられる。肺移植をしなければ自力呼吸が困難で、日常生活の継続は難しかったと推定される。


24日

サウジMERS新規例なし

 サウジ保健省


 サウジアラビアにおけるMERS患者の転帰
            2015年10月24日現在


 累積感染者数 1265例  累積死者数 539例   致死率43%


韓国事例


 累積感染者数 186例  累積死者数 36例


23日

サウジMERS新規3例

 サウジ保健省

 リヤド:28歳女性、外国人労働者、安定、宿舎内感染
     47歳女性、外国人医療担当者、安定、院内感染
 フフォフ(Hufoof):75歳男性、サウジ人、安定、人人感染

 管理人コメント:リヤドでの外国人労働者(大学用務員)の宿舎内感染が続いている。また医療担当者の感染も発生。具体的にどのような状況なのか不鮮明である。


Saudi Arabia confirms 3 MERS cases, 1 likely tied to janitor cluster CIDRAP (米国、ミネソタ大学感染症情報センター) サウジアラビア、3例の新規MERSを発表、1例は大学用務員宿舎集団発生と関連

 リヤドの大学用務員(Princess Noura bint Abdurrahman University (PNU))として雇用されている外人女性労働者が36人、3室からなるアパートに住んでいて、その中でMERS集団発生が起きている。これまで何人が感染しているか不明であるが、サウジ当局からは8例の感染が報告されている。
 本日発表された感染者の中で1例は28歳の外国人労働者とされ、上記大学用務員宿舎で感染していると推定される。もう1例のリヤドの女性は外国人医療担当者で院内感染と思われる。

 ホフフ(Hofuf)では75歳男性が発病して入院しているが、病院の患者からの感染とされ、ホフフにおける院内感染の発生が示唆される。サウジ保健省からの報告では、最近ホフフでは2例の感染者が出ている。
 
 管理人注:サウジ政府の報告ではHufoofとされているが、CIDRAPではHofufと記載されている。アラビアでの呼称と英語での表現が異なるのだろう。


New Clues Into Ebola as Ill Nurse Improves New York Times  (米国) 英国ナースがエボラ合併症から回復する中、新しいエボラ病態像が得られつつある

 エボラ快復後遅発性合併症として髄膜炎を発症したナースのキャファケーさんはiPADを使うほど急速に回復していると、WHOの技術的アシスタントのバウシ医師が語った。

 キャフェイさんの病態像(遅発性合併症としての髄膜炎)はエボラを理解する上で新しい手がかりとなっている。

 動物実験でエボラウイルスを感染させると髄膜炎を起こす例は知られていた。

 キャフェイさんは再発時血液と髄液からウイルス遺伝子の一部が検出されていたが、現在は血液では陰性となっている、とバウシ医師は語っている。

 米国NIHでの実験では、エボラを感染させたサルの中で、回復中に中枢神経症状を呈した例があり、その場合脳や髄液にウイルスは検出されたが、他の臓器には検出されたなかった。

 ウイルスが免疫学的に保護されている場所(免疫的聖域:訳者注)に残存していて、何かの際に増殖し始めている可能性が示唆されている。

 しかし専門家の中には、こうした神経学的合併症がエボラウイルスによる直接的症状なのかは断定出来ないとする意見もある。発症時の重症性なども関与している可能性もあるという。さらに使用実験的薬剤の影響も除外出来ない。

 なお神経学的症状他の合併症は、西アフリカのエボラ回復者や類似ウイルスであるマールブルグウイルス感染回復者の間でも報告されているとされる。
 

22日

サウジMERS新規1例

 サウジ保健省

 リヤド:52歳女性、外国人労働者、安定、宿舎内感染

 管理人コメント:大学用務員として雇用されて外国人女性と思われ、宿舎内で他の感染者からの感染と思われる。昨日のCIDRAPコメントの通り。
 MERSは感染者と接触することで容易に感染しやすくなっているようだ。
 韓国ソウルでのサムスン病院での集団発生が、既にそれを物語っていた。
 いつMERSが暴発し出すか気になっている。
 

Riyadh MERS cluster grows; ECDC weighs Jordan risk CIDRAP  (米国、ミネソタ大学感染症情報センター) リヤドのMERS集団感染拡大:ヨーロッパCDCがヨルダンにおける危険性を重視

 サウジ保健省は大学用務員として雇用されて外国人女性の宿舎での集団感染に引き続いていると考えられる無症状の女性感染者を報告した。

 一方、ヨーロッパCDCは最近ヨルダンンの病院内でのMERS集団感染を重視しているが、それがヨーロッパへ拡大する危険性はないとしている。
 8月26日から10月13日まで、首都アンマンの病院で16人がMERSを発病して7人が死亡している。
 第一例目の患者はサウジアラビアを旅行してきたとされ、アンマンの集団感染が同国からもたらされてきた可能性は否定出来ない。


ウイルス性新興感染症-MERS

 高致死率を維持しながら着実に、散発的ではあるが存在を強調し続けている。このような感染症はかってあっただろうか。ウイルスがいつまでも人に感染し続けているが、その感染力が未だ中途半端であることが、散発的感染に終わっている。散発的に感染しながら、その予後が不明な状況。
 数十年前までならウイルス分離同定が難しく、国際的疫学調査も行われていなかったから、こうした感染症の存在は認識されずらかったと思われる。途上国を中心に年に何十人死亡する感染症は多くある。
 しかしそれが世界に広がる可能性があるのか、単に風土病的に発生しているのか、感染は食物由来か、感染者の体液由来か、そして呼吸器からの飛沫による周辺の人々への感染によるものなのか、等は評価出来なかった。

 WHOも米国CDCもパンデミックが起きるまでに何とかワクチンを準備したいと考えている。
 それはH7N9鳥インフルエンザとH5N1鳥インフルエンザも同じようだ。
 パンデミックの恐れがあり、そして高致死率のパンデミックが予想されるからだ。

 チャンWHO事務局長のそういう心配を、母国香港の中国語報道が伝えられている。
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 陳馮富珍憂新沙士H5N1及H7N9爆發 雅虎香港

世衛組織總幹事陳馮富珍透露,美國及沙特阿拉伯準備就研發中東呼吸道綜合症疫苗,開展合作,以便在下一波疫情爆發前應用;中東呼吸道綜合症MERS,又稱新沙士,一二年九月在沙特爆發以來,至今有近一千六百人受感染,當中五百七十多人不治,美國專家在七月著手研製疫苗,在動物試驗初步反應良好。陳馮富珍說,除了中東呼吸道綜合症,她亦擔心H5N1及H7N9禽流感疫情再度爆發,她指,南韓醫院今年爆發中東呼吸道綜合症疫情,反映當地醫療機構並無落實世衛防控標準,但這個只是眾多地區未有遵循承諾的其中一個例子,她以超過一千名中國醫生到西非協助應對伊波拉疫情,未有人受感染為例,強調原因在於嚴守世衛防控指引。
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How The U.S. Is Trying To Get Ahead Of The Next MERS Outbreak Huffington Post  (国際) 米国はいかにして次のMERS流行を抑え込むか?

 本年サウジ、韓国と大きな流行をみたが、次の大流行、またはパンデミックの前に米国とサウジはワクチンの準備を急いでいる。WHOが20日発表した。
 先に伝えたロイターニュースの詳細である。
 
 
 以下略。


 MERSに対するワクチン作製は、WHOにとっても米国他の主要国にとっても緊急課題となっている。

  MERS関連の本日の情報の一部。ワクチン関連が多い。
 



21日

サウジMERS新規1例

 サウジ保健省

 Hofoof;37歳男性、サウジ人、危篤、ラクダ感染?


 次回のMERS流行に備えてワクチンの準備が検討
WHO chief says US, Saudi discussing MERS vaccine  Reuters (国際) WHO事務局長、米国とサウジアラビアが次のMERS流行の前にワクチンの準備を検討と発表

 次のMERS流行の前に米国とサウジアラビアがワクチンの準備を考慮していると、チャンWHO事務局長が20日語った。

 チャン事務局長はMERSに関して科学的に十分把握されていないため、これまで世界はウイルス拡大に対してほんの初歩的手段しか講じることが出来ていないと説明。

 事務局長はサウジアラビアと韓国におけるMERS流行は医療機関内における対応が十分でなかったことが原因で、各国が公衆の健康危機を防止出来ない良い例としてあげられると説明。

 管理人コメント:本年の韓国とサウジのMERS流行は、明らかに今後のパンデミック発生の危機感をWHOをはじめとして世界の公衆衛生専門家に与えている。MERSのパンデミックはいつ起きるのか誰にも分からないが、対策は急がれる。


20日

サウジMERS新規2例

 サウジ保健省

 リヤド:61歳女性、サウジ人、危篤、感染源ラクダ(?);39歳女性、外国人、安定、宿舎感染
 

 リヤド、外人女性がMERS集団感染の事実
Saudi Arabia reports 5 MERS cases, notes janitor cluster CIDRAP (米国、ミネソタ大学感染症情報デンター) サウジアラビア5例のMERSを報告、外国人労働者住居内での集団発生が注目

 この数日間にサウジで5例のMERSが発生した事を同国保健省が発表。
 3例がリヤドで2例が他都市。

 リヤドの3例は先の感染者から感染した。
 他の2例はラクダ等、人感染者以外からの感染。

 最近リヤドで発生した4人の20代のMERS患者は外国人労働者で、Princess Noura bint Abdurrahman University (PNU). と契約している用務員とされる。
 当局によると36人の外国人女性が働いており、3部屋からなるアパートに住んでいて、そのうち4人がMERSを発病した。
 なお学生に感染者はいないとされる。

 管理人コメント:MERSが比較的容易に人人感染することを示唆する情報であるが、当情報は10月15日にアラブ語で発表されたが、英訳文は本日公開されたという。


Montco firm wants to start human testing of MERS vaccine Philadelphia Business Journal (米国) モントコ企業、MERSワクチンの臨床試験開始を予定

 有効なMERSワクチンは未だない。
 イノビオ製薬(米国)とジーンワン・ライフ科学企業(韓国)が共同でイノビオ製薬のMERSワクチンの臨床試験をFDAの承認を求めている。
 両社は今年度末までに臨床試験第一相を開始したいとしている。

 イノビオが開発したワクチンは、今年度初めに行われたサルの実験では100%予防効果を示したという。
 
 両社は今年度5月に提携してワクチンの実用化を目指している。


 エボラ合併症を発症した英国ナース、改善の兆し
Ebola nurse Pauline Cafferkey's condition 'has improved' BBC News  (英国) エボラ合併症発症ナース、ポウリン・キャファケイ、回復の兆し

 シエラレオネでエボラ感染、治癒後に遅発性合併症を引き起こしたナースは、容体が改善しつつあると病院当局が発表した。当初危篤とされていた。

 ナースは今年初めにエボラを発症し、約一ヶ月間、ロンドンのロイヤル・フリー病院に入院していた。
 その後完全に回復して退院した。

 彼女はその後保健師として働いていたが、今月初めに体調不良となり、グラスゴー(スコットランド)のクイーン・エリザベス大学病院に入院した。
 当初外来で診察後自宅に戻したことを両親は批判している。
 10月9日、女性はグラスゴーから軍航空機でロンドンに搬送され、ロンドンフリー病院へ入院した。
 

Camels May Transmit Middle East Respiratory Syndrome (MERS) To Humans, New ... Nature World News  (国際) 新規研究結果:ラクダが人のMERSウイルス感染源である可能性

 17日に他報道で既報。

 ウイルスはケニヤのラクダの多くから検出されているが、それが人感染の拡大に寄与しているかは不明としている。


19日

サウジMERS新規1例

 サウジ保健省

 フフォフ(Hufoof):76歳男性、サウジ人、安定、感染源ラクダ(?)


 中国、H7N9鳥インフルエンザが流行の兆し
4th wave of H7N9 avian influenza has begun Outbreaks News Today (国際) H7N9鳥インフルエンザ、第4波が始まる

 2013 春~初夏 第1波
 2013-2014 第2波 (秋から冬に流行)
 2014-2015 第3波 (秋から冬に流行)
 2015-2016 第4波 秋に入ってから浙江省で3人が発病


インフルエンザ

Flu Shots: Drive-Thru Vaccinations Get Americans Ready For Influenza Season Yibada (English Edition)  (米国) インフルエンザワクチン、米国内でドライブ・スルー方式接種が準備

 インフルエンザシーズンが迫り、米国内では駐車場を利用したドライブスルー方式のワクチン接種が例年のように準備された。



18日

サウジMERS新規2例

 サウジ保健省
  リヤド、29歳女性、外国人、宿舎内感染、安定
  ダワドミ(Dawadmi:リヤドに近い場所)、65歳男性、サウジ人、ラクダ感染?、安定

 管理人コメント:リヤドでの発生が続いているが、家庭内感染とされている。MERSウイルスはリヤド市内でどのように拡大、または存在しているのか情報は整理されていない。

 
 他地域のMERS情報

 フィリピン、タイでの事例のフォロー記事はない。
 韓国での再発例のフォロー記事もない。


インフルエンザ情報

 米国: 40週、発生数少、例年並み、検体陽性率 1.2%  米国CDC
 カナダ:39&40週、発生数少、高齢者施設での集団感染が散発 カナダ保健省
 香港:41週、発生数少、保健庁
 英国:42週、発生数少、イングランド公衆衛生局
 日本:42週、発生少、沖縄県では流行域に以前より入っている。 厚労省


 
結論の出ていない情報
十分フォローされることなく、消えてしまう情報が多々ある

 # 遅発型エボラ合併症を発症した英国ナースの経過と、周辺からの感染者発生の有無
    中枢神経障害を起こし重体とされ、体液接触者が隔離された。また接触者にワクチンが接種。
     情報:10月9日、10日、14日他

 # 治癒と判断され、その後再燃したとされる韓国男性症例。ウイルス遺伝子が確認。悪性リンパ腫を基礎疾患ともち、免疫低下状態だったことから、ウイルスが完全に消失してなかった可能性。
    情報:10月13日他

 # サウジ大巡礼帰りのタイ人女性が帰国後にMERS発症の疑い。帰国後発熱、呼吸困難。
   情報:10月6日
   62歳タイ人男性も隔離され検査を受けているとするベトナム通信社からの情報。
   情報10月9日

 # フィリピンで入国したサウジ男性がMERS発症&死亡疑い。ウイルス検体採取してなかった。
   接触者93人が隔離。
   情報:10月4日、6日他。
 


17日

サウジMERS新規例なし


 ケニヤでも多くのラクダからMERSコロナウイルスが検出
Camels in Kenya test positive for MERS virus Xinhua (中国) ケニヤのラクダがMERSウイルスを保有

 ケニヤの多くの地域で半数近いラクダがMERSウイルスに感染していることが16日発表され、ラクダが人へウイルス感染している可能性についてさらなる調査が求められている。

 ケニヤはアフリカで三番目にラクダ保有数が多く、約300万頭を保有している。ソマリアとスーダンに次いで多いが、これまで人での感染報告はない。

 米国、ケニヤ、ニュージーランド、およびヨーロッパの研究者達が335頭のヒトコブラクダについて調査した。
 ケニヤのライキピア郡のラクダ9集団が対象とされた。
 その結果47%のラクダがMERSウイルスに対する抗体を保有していた。すなわち過去にウイルスに感染していたことが判明。
 研究チームのエリク・フェブレリバプール大学教授は、調査対象は十分な数で、ラクダが繰り返しMERSウイルス感染を起こして、長期間にわたってウイルスのキャリア(保有)となっていることが確かめられた、とコメントしている。

 ラクダに感染したウイルスは風邪様症状を引き起こすだけとされる。

 発表雑誌 U.S. journal Plos One


16日

サウジMERS新規例なし


Two new Ebola cases in Guinea, WHO says Yahoo News (国際) WHO:ギニアで2例のエボラ発病者が確認

 2週間新規エボラ患者が確認されなかった西アフリカであるが、ギニアで2例の感染者が確認されたと16日WHOが発表した。
 1人はForecariahで確認され、先の感染リングからの感染と考えられ、もう1人は首都のコナクリで確認された。

 エボラは発病者が出た地域で以後42日間発病者が出ないと、感染は終息したと考えられている。


 エボラ治癒後に発症した英国ナースの合併症は中枢神経障害
Neuro complications cited in UK nurse's Ebola case CIDRAP (米国、ミネソタ大学感染症情報センター) 英国のエボラ既往ナースの再燃状態は神経学的合併症(髄膜炎様病態)と発表

 シエラレオネでエボラに感染、本年1月に回復したナース(Pauline Cafferkey)が、エボラ感染後の合併症で入院したが、それは重篤な神経学的合併症によるもので、髄液からウイルスが検出(遺伝子)された。

 血流からエボラウイルスが消失しても、免疫的に保護された部位(免疫的聖域:訳者)にウイルスは残存出来る(目や睾丸)。長期間の合併症は、目の炎症、関節痛、重篤な頭痛などを引き起こしている。

 長期間の合併症の結果についてまだ分かっていない。十分調査される状態でなかった。
 西アフリカにおける17000人以上の生存者に対して、長期的合併症について調査が始まりつつある。

 また先進国のエボラ完治医療担当者の中で発生している臨床的問題も浮上してきている。例えば、眼球を満たしている体液である房水中にエボラウイルスが残存していて葡萄膜炎を起こして、視力障害を残している事例も報告されている。

 英国(スコットランド)のナースの事例は、専門家達がニューヨーク・タイムズの取材に、ナースが重篤な中枢神経合併症を呈していることを明らかにした。
 昨日のタイムズ報告によるとナースの髄液中にウイルスの遺伝子が検出されたことを、WHOの専門家の意見を引用して伝えている。

 専門家達は神経学的合併症が起きたことに注目しているが、それがエボラウイルスによって引き起こされたと断定することは難しいともしている( it's difficult to sort out whether they are related to Ebola. )。
 何人かの専門家は、より重篤な病態から回復した患者に合併症が起きているかもしれない可能性、または実験的治療薬による予期しない合併症の可能性も指摘している。

 
 管理人コメント:人に十分馴染んでない(人を感染宿主としていない)ウイルスは、症状が消えた後も、ウイルスが実際に体内から消えたのかどうかの判断が難しい。一般的にウイルス感染症は、症状消失がウイルス消失を意味しないことが多いが、人を感染宿主としているウイルスの場合、症状消失後順次ウイルスは産生されてきた抗体で消失して行く。しかし水痘ウイルスが良い例であるが、免疫的に保護されている(抗体の攻撃を受けにくい)場所(神経根)に残存し、体内の免疫が低下するまで眠った状態になる例もある。
 エボラウイルスが体内で産生されてきた抗体で、どこまで消え去るのかは良く分かっていない。このウイルスは体内のどの臓器でも感染して増殖して行く。一方インフルエンザウイルスは呼吸器限定で、ノロウイルスは消化管限定であるから、ウイルス消失は容易に確かめられる。

 韓国で一旦完治したと思われたMERS患者が再燃して入院したとされるが、ウイルスは周囲に飛散される可能性はないと当局では説明している。詳細はいまだ発表されていないが、このウイルスも感染者の症状が消えた後も免疫的聖域に残存していて、その後予期せぬ合併症を起こすのかも知れない。

 感染による症状は、起きてきた炎症反応によるものであり、ウイルスが直接引き起こすものではない。ウイルス量が減り出すと炎症反応も終息に向かうが、その後ウイルスがゼロになるかどうかはウイルスの特性と抗体がどの程度産生されたかで決まると考えられる。人を感染宿主とするウイルスの場合、経験的に無症状となるとウイルスが体内から消失したと判断出来るようになっている。
 エボラ、MERS、鳥インフルエンザなどはまだまだ分かってないことが多い。


15日

サウジMERS新規例なし


We Now Know More About Sexually Transmitted Ebola TIME (米国、国際) 性行為感染エボラについてより知識が増えてきている

 エボラ回復男性の精液中にエボラウイルスが確認された。発病後175日後であった。
 WHOはエボラウイルスがどの程度の期間精液中に存在するのか不明とし、当分性行為はコンドームを必ず装着して行うように警告している。
 これまで3ヶ月間の性行為注意ををガイドラインに示されていたが、現在は無期限となっている。


Ebola lingers in semen for nine months BBC News (英国、国際) エボラウイルスは9ヶ月精液中に存在

 ……


14日

サウジMERS新規1例

 サウジ保健省
  リヤド、23歳女性、外国人、家庭内感染、安定


 管理人コメント:家族内(家庭内)感染が多いが、感染相手は先に病院に入院している例なのだろうか。


 英国、エボラ再燃ナースとの近接接触者にエボラワクチンを接種

 Contacts of hospitalized UK nurse get Ebola vaccine CIDRAP (米国、ミネソタ大学感染症情報センター) 入院英国ナースとの接触者にエボラワクチン接種

 シエラレオネのエボラ施設で働いた後英国に帰国、その直後2014年12月にエボラを発症したナース、ポウリン・キャファキー(Pauline Cafferkey )は、2015年1月に回復して退院した。しかしながら10月9日にエボラの合併症を併発したとしてロンドンのロイヤル・フリー病院に入院した。

 ナースは現在高度隔離施設で治療を受けているが、医師団は彼女が公共の場で感染を広げた可能性は非常に低いとしている。
 エボラウイルスは眼球のように免疫的に保護されている臓器(免疫的聖域:訳者)に残存していることが知られている。また長期間の疾病の影響は身体を弱らせることも知られている。

 58人がナースとの接触者として特定されたと、グラスゴーの国家保健サービス(NHS)が昨日発表した。
 その中には保健医療担当者、家族、友人、地域社会の人々が含まれている。

 専門家グループは、発症予防のためにナースの体液(woman's body fluids )と接触した可能性のある人々にワクチン接種を行うべきと提言した。
 ワクチンはVSV-EBOVで、現在第三相臨床試験中でギニアとシエラレオネで使用されている。ワクチンはカナダの研究チームが開発し、NewLink Genetics and Merckが販売権を得ている。ギニアにおける初期の試験では良好な結果が得られている。

 ナースの体液と接触したことが確認され、ワクチンの提供が伝えられた40人の接触者のうち、25人がワクチン接種を受け入れ、15人が拒否、または基礎疾患を保有するため接種不能となった。

 NHSによるとナースとの接触者58人が健康状態をモニターされ、ワクチン接種を受けた25人は特に詳細に観察されているという。


 H7N9鳥インフルエンザ感染者、本格的に増加の季節に
China reports two additional H7N9 avian influenza cases in September Outbreak News Today  (国際) 中国、9月に発症した2例のH7N9感染例を報告

 浙江省金華の家きん農場で働く53歳男性が9月21日に発症。
 浙江省湖州の農業従事女性55歳が9月18日に発症。
 両者とも重体。

 香港保健省の広報官は、これまでのパターンから考えると冬期間に入りH7N9ウイルスの活動性が高まってくるので、厳重な警戒が必要とされる。

 2013年から今日まで659例のH7N9感染者が中国本土から報告されている。また20例が中国本土で感染して帰国または入国後発病している(カナダ2例、香港13例、マレーシア1例、台湾4例)。


 管理人コメント:10月4日に浙江省で62歳女性が発病している。
 浙江省の家きんおよび野鳥はH7N9鳥インフルエンザウイルスを高い確率で保有している。家きん農場、生家きん市場などでの人への感染率が高い。
 現在人人感染は希とされるが、ウイルス変異で容易に人に感染し出すと、世界的パニックに。
 感染鳥は無症状、しかしウイルスは周辺に撒き散らして人が感染・発病、中高齢者の致死率は40%。
 日本に感染鳥が入ってきても、感染して発病した人は当初診断不能かも知れない。


 他国のMERS情報
 フィリピン、タイのMERS情報は報道ではフォローされてない。
 フィリピンの例は休暇中の外国人であるが、検体採取が出来ていないから確定診断は難しいのかも知れない。
 タイの2例は大巡礼帰りであるが、診断が未だ確定されてないのか?


13日

 
ウエブ内容および継続に関してのメールをください

メンバーズ制(クローズド)も考えています。その方が書きやすく、また中で会議室も開くことが可能となります。
IE3T-TNOK
@asahi-net.or.jp

情報を有料でも送っていただける方、メールください。
謝礼月5~10万

サウジMERS新規1例

 サウジ保健省
  リヤド、28歳女性、外国人、家庭内感染、安定


 韓国のMERS患者が再発-ウイルス感染状態4ヶ月間持続
   6月8日発症報告-->10月1日ウイルス陰性化、退院-->10月11日-->ウイルス再燃

MERS最後の患者が再度陽性 病院の対応に問題か=韓国 朝鮮日報

 {【ソウル聯合ニュース】韓国政府が中東呼吸器症候群(MERS)の感染から回復したと発表した男性が再び陽性判定を受けた問題で、この男性が病院の一般救急室でほかの患者らと接触していたことが13日、保険当局の調べで分かった。
 男性を治療したサムスンソウル病院(ソウル市)は、男性の症状がMERSの症状と似ていることを知りながら、別の患者やその関係者がいる救急室に送った。

 韓国保健福祉部の中央MERS管理対策本部などによると、男性は韓国のMERS患者で最後に陰性判定を受け、今月2日にソウル大病院(ソウル市)を退院した。

 男性は11日午前5時半ごろ、食当たりと判断し、自宅近くのサムスンソウル病院を訪れた。その際、自身がMERSに感染したことがあると明らかにしたため、病院側は救急室ではなく、別途設けられている発熱呼吸器診療所で診療した。発熱呼吸器診療所は感染症が疑われる患者をほかの患者と接触させないために設置されている。

 当時、男性は高熱と嘔吐(おうと)など、MERSに似た症状を見せたが、MERSの症状である呼吸器の異常は見られなかった。

 問題は病院側が発熱呼吸器診療所で男性を治療した後、救急室に送りほかの患者や関係者と接触する状況に置いたことだ。そのため16人の自宅隔離者と、電話で症状の有無をチェックする能動監視者が38人発生した。病院側は男性を救急室に送った理由について「発熱の症状のみで呼吸器の異常はなかったため」と説明した。

 保険当局は同病院に職員を派遣し詳しいいきさつを調べ、病院側の対応が適切だったか判断する計画だ。

 男性は現在、ソウル大病院に移送され同病院の隔離病棟で治療を受けている。

 サムスンソウル病院では今年5~6月に90人近くのMERS3次感染者を出した。その後、救急室の改革案を発表しMERS感染を防いでいくとしていた。}


Last S.Korean MERS patient hospitalized again in 11 days Xinhua (中国、新華社) 韓国最後のMERS患者が退院11日後に再入院

 韓国80例目のMERS患者である35歳男性が、MERSウイルスが検査で検出され再入院した。
 男性は2回の検査でウイルス陰性となる10月1日退院した。

 男性は悪性リンパ腫を患っていて免疫低下状態にあるが、医療スタッフは他の人への感染の可能性をほとんどゼロにすべく治療を行ったという。
 しかし現在60人の接触者を確認し自己隔離としている。

 医師団の説明では患者の体内からウイルス遺伝子の一部分が検査で確認されているが、それは失活したウイルス由来のものであろうとしている。


Discharged MERS patient re-diagnosed with the virus allkpop  (韓国) 退院したMERS患者が(再発)ウイルス再燃で入院

 韓国保健当局によると、10月3日に退院した35歳男性MERS患者が再発して再入院した。
 症状は高熱と咳で、当局は少量であるがMERSコロナウイルスを体内に検出した。

 患者は退院後家庭で全身状態が回復してきていたが、発熱と咳が出てきたため10月12日ソウル国立大学病院に再入院した。
 WHOによるとこれだけ長くウイルスが体内にとどまっていた症例は初めてとされる。

 医師達や血縁者達を含めて61人の接触者が隔離された。

 韓国政府は10月28日か29日にMERS終息宣言を出す予定であったが、今回の症例でそれは延期となった。

 韓国のMERSは7月以後なかったが、今回の事例が初となった。


 管理人コメント:韓国のMERSは7月上旬が最後の症例であったが、今回の症例は6月8日に報告され、その後4ヶ月近く体内から排除されなかったことになる。悪性リンパ腫を患っていたことから免疫低下状態であったと考えられる。通常は発病後に重症化して死亡するが、今回の例はウイルスと長期間共存していたことになる。
 長い期間ウイルスと共存していたということは極めて興味ある病態ともいえる。
 こういう状態が続くとウイルスが変異している危険性もあり得る。
 エボラウイルスが免疫的聖域(睾丸、卵巣、眼球、関節腔等)に残存していて、全治と見なされた数ヶ月後に、そうした場所から晩期合併症を起こしていることは最近問題視されている。
 MERSウイルスにおいても、類似の現象が見られるのだろうか。

 今回の症例はリンパ腫を合併していて十分な免疫力がないため、免疫的聖域に存在するウイルスが十分免疫的に排除されなかったとも推定される。


12日

サウジMERS新規1例

 サウジ保健省
 リヤド 27歳女性、外国人労働者、安定、感染源不明

 
 サウジ、流行は下火となっているが、ウイルスは至る所にいる可能性は否定出来ない。
 MERSコロナウイルスの本陣はサウジであり、出城はその周辺であるが、いつでも空を飛んでウイルスは世界中にやってくる可能性があるので、これほど不気味で危険な感染症はない。


 管理人コメント;家庭内での人人感染が13%が起きていて、45%が病院内感染である。いずれにしても人人感染が起きているのであるが、次第にその頻度が上がってきているで、いつでもアラブ帰りがウイルスを自国へ持ち帰って、流行コロニーを作る可能性がある。

 フィリピンやタイで感染疑い者が出ているが、検査結果については発表されてない。
 場合によっては韓国のような流行コロニーが形成されるかも知れない。



11日

サウジMERS新規1例

 サウジ保健省
 リヤド 26歳女性、外国人労働者、安定、感染源不明


Nurse with Ebola visited school day before being readmitted to hospital The Guardian  (英国) エボラ再発ナース、再入院前日に小学校を訪問

 シエラレオネでエボラ発病後英国で治療回復したナース、Pauline Cafferkeyは遅発性の合併症で10月9日にロンドンの専門病院に入院、現在重体となっている。当局が発表したところによると、彼女は当初グラスゴウの病院に6日に入院したが、その入院前日に小学校を支援活動に対する寄付のお礼に訪問していたことが分かった。

 当局は彼女から周辺へのウイルス感染の可能性はないと児童の家族達に説明している。

 管理人コメント:免疫的聖域にウイルスが残存していて、そこから重大な合併症が起きたとされる。エボラウイルスは飛沫感染はしなく、接触感染で拡大する。しかしウイルスは患者が重体となったときに、体液や各臓器に現れ、周辺に感染するといわれている。


10日

サウジMERS新規例なし


 ナイジェリア男性、エボラは否定
Ebola scare in Nigeria false alarm: WHO BBC News (英国) ナイジェリア男性、エボラ否定:WHO

 エボラ類似の症状で死亡したナイジェリアの男性は、検査でエボラが否定されたとWHOが発表。


 深刻なエボラ治癒後の遅発合併症
       
-ウイルスが潜伏する免疫的聖域の存在
UK's first Ebola patient back in hospital in serious condition after complication CNN International (米国、国際) 英国初のエボラ患者、深刻な合併症で隔離治療に

 英国初のエボラ患者となったポーリン・キャファキー(Pauline Cafferkey)が重篤な合併症で、再度病院へ戻って治療されていると発表された。

 同ナースは本年1月エボラ治療で回復して退院していたが、最近高度隔離施設を保有しているロンドンのロイヤル・フリー病院で治療されている。
 病院当局は39歳ナースの状態は深刻であるとしている。
 発表によるとキャファキーはエボラの希な晩期(遅発)合併症を起こして9日早くに入院した。
 女性はスコットランドのグラスゴーにあるクイーン・エリザベス大学病院で6日から治療を受けていたが状態が悪化してきたのでロンドンに搬送された。
 当局によると周辺への感染の心配はなく、公衆衛生学的に危険性はないとされる。

 女性はシエラレオネでナースとして働いていて、昨年12月に英国に帰国後にエボラを発病した。(Save the Children at an Ebola treatment center)。

 キャファキーはエボラ完治とされた後に合併症を呈した医療担当者として初めてではない。
 昨年米国医師のイアン・クロジアー( Ian Crozier)は、エボラ治療をアトランタで受け、完治して退院した。
 しかし退院2ヶ月後に同医師は視力障害を起こし、再度入院した。

 眼球内にエボラウイルスは存在したが、涙や眼球外ではウイルスは確認出来なかった。
 ステロイドと抗ウイルス薬で視力は正常化したが、同氏の事例はエボラ生存者の健康をフォローしている医師達に警告として発表された。

 WHOによると、西アフリカで流行発生以来11297人の死者、28421人の感染確認、可能性例、および疑い例が存在するとされる。

 管理人コメント:エボラウイルスは免疫的に隔離されている場所(免疫的聖域)に治癒後にも残存していて、それが患者の回復後の問題となっている:睾丸関節腔卵巣眼球(水晶体)など。
 エボラウイルスの存在は血液を調べて行われるが、免疫学的聖域となっている臓器内に存在するウイルスは検出しようがない。
 ウイルスはそうした場所に生き残っているが、それがその後どのような活動をし出すかは不明である。
 エボラ回復後の男性と性行為した女性がエボラを発症した事例が知られているが、それは予想していなかったことで、新たなエボラウイルスの対策として問題となっていた(エボラ回復数ヶ月間は性行為を行うべきでない:WHO)。エボラ発症後治癒したとされる元患者は西アフリカを中心に1万人以上存在する。エボラウイルスは人の体内の免疫学的聖域に潜むことで、ウイルスの存続を狙っている。
 エボラウイルスは、もしかすると、従来考えられてなかった方法で世界に広がるのかも知れない。


9日

サウジMERS新規例なし

 
Second suspected MERS case in Thailand Channel News Asia (シンガポール) タイ、2例目の大巡礼帰りMERS疑い者が報告

 62歳男性がMERS疑いで隔離され、検査を受けていることがベトナム通信社(VNA)が発表。
 2日前に大巡礼帰りの59歳女性が、やはりMERS疑いで隔離されている。

 本年、タイからは大巡礼に10400人参加している。


 ナイジェリア、エボラ再流行か?
10 quarantined in Nigeria over Ebola scare Fox News  (米国) ナイジェリアでエボラ感染疑いで10人が隔離

 南部ナイジェリアの都市、カラバールでエボラ様症状で死者が出たため、接触者10人が隔離されたと、8日当局が発表した。
 同国でエボラ終息宣言が1年前に出されていた。

 患者ウイルス出血性熱に一致した症状でカラバール大学病院に7日入院した。
 患者はその後死亡したと地域の報道機関は発表しているが、当局は何もコメントしていない。

 患者の検体を検査のために送り、接触者は隔離したと、大学病院の当局者は発表し、ナイジェリア国家緊急事態対応局は、10人の接触者が隔離されたと発表した。


Ebola Could Be Back in Nigeria a Year After it Was Declared Free of the Virus TIME (米国、国際) エボラ、終息宣言1年後のナイジェリアで再燃の可能性

 BBCによると、ナイジェリアの南東部のカメルーン国境近くでエボラ様症状で男性が死亡した。男性は大学病院に収容後間もなく死亡した。
 ナイジェリアでは1年前にWHOがエボラ終息宣言を出している。

 患者の検体は検査に送られ、接触者は隔離されている、とBBCは取材により伝えている。


 英国、エボラ治癒後のナースが晩期合併症で緊急入院、治療に
Scottish Ebola nurse flown to specialist hospital in London The Guardian (英国) 英国、昨年末エボラ発症ナースが回復後、合併症を呈して再治療に

 西アフリカ、シエラレオネで昨年末エボラに感染、その後回復したスコットランドのナースが、合併症を呈したため、グラスゴーの病院からロンドンのエボラ治療専門病院に移送された。
 当局によると周辺への感染の危険性はなく、公衆衛生学上の心配はないとされる。

 ロンドンの専門病院(Royal Free, the UK’s specialist treatment centre for Ebola)の隔離室での治療後ナースは回復しているとされる。
 病院の広報官は、ナースが非常にまれなエボラ感染症の晩期合併症で治療を受けているとコメントしている。

 ナースはシエラレオネで”Save the Children treatment centre (セーブ・ザ・チルドレン治療センター)で働いていた。そして昨年12月28日に帰国し、その後エボラを発症。状態は深刻な状態に陥ったが、エボラ回復者からの輸血、。ZMapp類似の実験薬で治療されて回復した。

 
8日

サウジアラビアMERS、新規0例

サウジ保健省  (英語版)


Jordan reports additional MERS case, count now at 16 Outbreak News Today  (国際) ヨルダン、更なるMERSを発表、同国16例目

 2012年にウイルスが検出されて以来16例目のMERS患者をヨルダン保健省は発表した。
 患者は先にMERSと診断された患者と接触して感染したといわれる。

 

 管理人;昨日FluTrackesが明らかにした症例であるが、医療機関内で感染したと思われるが、詳細な情報が発表されていない。後日WHOから発表されるはずだ。アンマンの病院内でのMERS患者がどの程度いて、どのように対応されているのかが気になる。
 シリアとイラクに接しているが、IS支配地域が気になる。


7日

サウジアラビアMERS、新規0例

サウジ保健省  (英語版)


ヨルダンのアンマンで本年度16例目のMERSが確認
 FluTrackers

 #1611 53歳男性

 管理人コメント:アンマンの病院内集団感染が続いているのか、それとも市中感染が起きているのか詳細は分からないが、多分院内感染が終息してない可能性。ヨルダン政府からの詳細な公式情報は遅く、また十分伝えられない。


3 infected by Saudi who died of MERS in Manila Yahoo! Maktoob News  (国際) マニラで死亡したMERS疑いサウジ男性から3人が感染した可能性

 サウジ男性が休暇でジッダから9月17日にマニラに到着。26日に高熱と咳が出現。
 28日にホテル従業員と医療スタッフにより個人病院へ搬送。翌日死亡。

 フィリッピン保健省はウイルス検査が行われていないことから、男性がMERS発症とは発表していない。

 管理人:内容は既報通りのようだ。

6日

サウジアラビアMERS、新規0例

サウジ保健省  (英語版)


 サウジ、大巡礼帰りのタイ女性、帰国後にMERS発症の疑い

Haj pilgrim hospitalised on Mers suspicion Bangkok Post  (タイ) 大巡礼帰りの女性、MERS疑いで入院

 10月2日に大巡礼から帰国した59歳女性が、高熱、咳、呼吸困難を呈して6日に入院したと、タイのメディアが報じた。

 タイでは7月にオマンから入国した男性がMERSを発症したが、バンコクでの入院治療で無事に完治している。


 フィリピン、MERS拡大か?

Though initial test results negative for MERS, health workers to stay ... InterAksyon  (フィリピン) MERS感染疑い医療スタッフ、ウイルス陰性なるも隔離は継続

 MERS感染疑いの医療スタッフ12人が2日夜から隔離されていたが、初期の検査でMERSウイルスが陰性とされたが、隔離は継続されると当局が発表した。

 当局によると12人は、2カ所の施設に隔離されており3日に喀痰が採取され検査された。
 初期の検査は陰性であったが、さらなる検査が必要であり、隔離は14日間行われ、12人が完全にMERS感染を否定されるまで続けられる、と語っている。


3 more linked to Saudi tested for MERS Inquirer.net  (フィリピン) フィリピン、MERS疑いで死亡したサウジ男性と接触した3人が、MERS症状を呈して入院隔離

 サウジから入国後MERS症状を呈して死亡したサウジ男性と密接に接触があった3人がMERS症状を呈して入院隔離されたことが、保健省から発表された。
 死亡したサウジ男性の明確な診断については保健省はMERSとは未だ断定していない。

 保健大臣は5日、合計101人が接触した可能性から追跡調査されているが、その中で15人が症状を呈し、5人が詳細にモニターされていると語った。

 感染疑い者は検査中とされ、結果については公表されていない。

 管理人コメント:状況が詳細に分からない。
  MERS疑いサウジアラビア男性が死亡した。検体(臓器、遺体?)はホルマリン漬けになっているためウイルス検査は出来ていない。男性との接触者調査で発熱などのMERS症状を呈している例が数例見つかり、隔離検査されている。ウイルス検査結果はまだ発表されてない。
 もし接触者からMERSウイルスが検出されたなら、韓国並みに感染者が広がっていることもあり得る。今回の有症者はホテルスタッフ、医療スタッフともいわれているが、明確に保健省からの発表はない。
 
 リバプールでも?
Patient quarantined for deadly MERS virus tests at Royal Liverpool hospital Mirror.co.uk  (英国) 英国、MERS疑いでロイヤルリバプール病院に隔離

 女性患者がMERSを含めて検査のためにロイヤルリバプール病院に隔離された。
 詳細は発表されてない。


5日

サウジアラビアMERS、新規0例

サウジ保健省  (英語版)


中国浙江省H7N9事例(昨日報告)
 FluTrackers報告

 #666

 今シーズン初例


Philippines: Saudi national dies of suspected MERS Outbreak News Today (国際) フィリピン:サウジアラビア国籍男性がMERS疑いで死亡

 昨日、フィリピンメディアが情報発信済み


4日

 中国浙江省で今季初のH7N9鳥インフルエンザ感染者が確認

 ローカル報道 (中国語)

 浙江省嵊州市(じょうしゅう-し)
  62歳女性、重体、発病2週前に鶏購入、自分で処分

 管理人コメント:今秋初のH7N9発病例報告。ローカルの新聞が当局発表を報道。中国内の鶏を中心とする家きんはH7N9鳥インフルエンザウイルスが感染しているが、家きん自体は発病せず、周辺にいる人に感染する。感染した人は発病するが、これまでのデータでは4割近くが死亡している。

 発病者は、2013年2月から2015年6月まで665人。秋から初夏まで発生している。


サウジアラビアMERS、新規0例

サウジ保健省  (英語版)


 サウジ男性、フィリピンでMERSを発症した疑い
Saudi national with MERS symptoms dies in Philippines Philippine Star (フィリピン) MERS症状を呈したサウジ人が休暇中にフィリピンで死亡

 63歳サウジアラビア人男性。
 9月17日にサウジのジッダからフィリピンに入国。
 9月26日から発症。咳、高熱、呼吸困難。
 9月29日に入院死亡。

 ウイルス検体は採取されてなかった。

 診断に関してはWHOと論議中。
 保健省は接触者93人を隔離、健康状態を観察中。 


MERS eyed in Saudi's death; DOH looking for his contacts Inquirer.net (フィリピン) サウジ男性の死がMERSによる可能性:フィリピン保健省接触者を開始

 部分訳:
 フィリピンはこれまで2例の中東帰りのMERSを確認している。
 1人は妊娠中のナース
 もう1人はドバイから帰国した35歳男性


3日

サウジアラビアMERS、新規0例

サウジ保健省  (英語版)


2日

サウジアラビアMERS、新規1例 1250発症 536死亡 死亡率 43% (2012年6月以降)

サウジ保健省  (英語版)

 リヤド 37歳男性、外国人、 症状安定、 感染源不明


 韓国MERS、公的終息宣言は10月29日の予定に
S. Korea’s last MERS patient tests negative Korea Times  (韓国) 韓国最後のMERS患者が検査で陰性化

 最後に韓国当局がMERSと診断した患者が、検査でウイルスが陰性となったと発表した。
 これで韓国内のMERSウイルス感染者はゼロとなった。

 最後の患者が検査で陰性と確認された28日後に当局は終息宣言をだすことになるので、韓国のMERS終息宣言は10月29日となる予定である。


Jordan, Saudi Arabia report more MERS cases CIDRAP(米国、ミネソタ大学感染症情報センター) ヨルダンとサウジ保健省が新規MERSをWHOに報告 

 サウジが1例(上記:管理人) 
 ヨルダンンが4例、そのうち2例は先に地元メディアで報告されていた。
 4例全てが首都アンマンの病院内感染によると考えられる。

 管理人コメント:中東であること、先進国から離れていること、地元に大きなメディアがないこと、国がどこまで公衆衛生的危機を判断出来るか、等から、実態把握は難しいと思うが…。いずれにしてもアンマンの病院内集団感染は長い。
 今後、各国または各地域に飛び火して、そこでどこまでMERSが拡大するか注視する時期である。それは日本も含めて。


1日

サウジアラビアMERS、新規0例 1250発症 536死亡 死亡率 43% (2012年6月以降)

サウジ保健省  (英語版)


 インフルエンザ万能型ワクチン
Towards a universal vaccine Nature.com  (国際) 万能型インフルエンザワクチンの開発に向かって

 ウイルス間で抗原性に変化がなく、さらに経時的変化がないヘマグルチニン(HA)の幹部分を標的としたワクチンの開発が進んでいて、その実用化に期待が持たれている。
 最近2つの論文が発表された。
 以下略。

 (訳者注:ヘマグルチニンの幹部分。頭部分は抗原性が変化しやすいが、この幹は変化しない。また株による相違もない。下図の抗原不可変部分)。
 
 
 発表論文に関しては8月27記事を参照のこと。

 管理人コメント:ヘマグルチニンの幹部分を抗原として、そこを標的としたワクチンは完成すると多くのインフルエンザウイルスに対する免疫が獲得されるが、一回接種すると数年以上の免疫が持続するといわれる。
 数年前にこの幹部分が知られていらい、そのワクチン開発が待たれていた。
 
 さらに話を広げると、何度もインフルエンザに罹患している場合、自然にこの幹部分に対する免疫が獲得されている例も多いようだ。自然と免疫機構が幹部分を抗原として認識するチャンスがあるのだろう。通常は半分ウイルスの膜に埋もれていることから、抗原認識のリンパ球が作用できない。
 高齢者がインフルエンザに罹りにくい理由、さらにはH5N1鳥インフルエンザに高齢者が発病しにくい理由はそうしたことが原因と考えられる。もっとも罹患して発病した場合は、高齢者は重篤化する。


Guinea reports 4 Ebola cases; WHO details response reforms  CIDRAP (米国、ミネソタ大学感染症情報センター) ギニアで4例のエボラが確認

 これまでの感染チェーンの中で4例の新規エボラが発生したという。

 米国は対策資金としてさらに支援する。


 (1)管理人オピニオン-寝ぼけた個人的なこと

  当ページのアクセス数は激減している。新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)がピークの頃に比較して、アクセス数は二十分の一に過ぎない。
  あくまでも将来のための資料として残すことが目的で、1日数時間の作業を続けている。
  こうして蓄積した資料が将来何かに生かせることがあるかは、だんだん未確定になりつつある。

 午前中近隣の病院での仕事に従事して(内容は恥ずかしいほどに軽いものであり、ナース達からこの人ダーレ的に冷たいまなざしを向けられている)、午後からウエブを中心に資料を集めまとめている。
 領域は、感染症一般、インフルエンザ、エボラ、MERS、H5N1、H7N9、鳥インフルエンザ、ノロウイルス、パンデミック、WHO、米国CDC他。90%は海外ウエブ、ニュースからであるが、最後に国内情報に眼を通す。
 最近は長い論説の訳は時間も、頭も難しくなり簡訳することが多い。
 しかし危険な芽は間違いなくチェックできていると思う。

 WHOはあまい。厚労省もあまい。有識者会議なんて意味がない。

 米国のミネソタ大学のCIDRAPニュースが早く、詳しく、医学的で、世界の専門家のダイレクトなコメントを電話で取材している。
 意外と中国新華社も中国外のニュースと情報は素早く科学的である。
 中国内のH7N9鳥インフルエンザ発生に関しては、各病院、各省保健局のホームページ、さらには地元の病院が迅速に発表する。多くは中国語であるが、Google等の翻訳ソフトでも大体分かる。
 FluTrackersは世界中の専門家も注視しているNPO組織による感染症ページである。MERS、H7N9インフルエンザ、H5N1インフルエンザの集計を行っている。現地の新聞を機械語翻訳している例が多い。

 こうした情報は朝一番、午後一番、そして長い情報の翻訳や図表作製は午後、最終的情報の確認は夕食後に行っている。

 現在持病が増えている。中でも不眠障害が困る。
 かって数年間、朝3時から7時まで翻訳を続けた時のストレスが残っているようだ。SARS、H5N1鳥インフルエンザ、そして新型インフルエンザの頃だった。保健所に勤務していたので時間がとれなかった。朝早く、そして夜遅く。誰も助けてくれなかった。それどころか足を引っ張る職員や議員すらいた。海外の感染症情報やパンデミック情報は厚労省に任せておけば良い。この町には関係ないことをしているのは、仕事をさぼっているのと同じだといわれた。このときのストレスはPTSDとして余韻が残っている。若い課長が領域に関係のないことはやる必要はないとまでいった。北大程度しか出てない医師は国内的に通用しない。行政内でも手軽に足を引っ張られる。東大をでれば良かったと心で泣いた。

 厚労省も。さらにはWHOもやらないから自分がやっているとの自負でがんばっていた。
 医師会も反応したことはなかった、そのうち厚労省の方で助成金を出そうかという話はあったようだ。
 しかし僕のウエブは大本営と一緒には出来ない。そうしたら大本営を批判できなくなる。

 まだ若いうちは良かったが、10年経った今は相当心身にガタがきてしまった。
 不眠不休は循環器系にもきて、不整脈(ペースメーカー)、冠動脈狭窄(ステント挿入)がこの10年間に起きた。
 しかし現在は日中に眠く、疲れること以外は元気ではある。

 そうした中、今日、71歳の誕生日を迎えた。なんと自他共にじいさんの範疇にはいったのだ。
 ウエブ主宰は10年8ヶ月。
 医師の本流を完全にはなれてしましまった。

 何をしているんだい?ほとんどの医師は怪訝な顔でしかみない。
 中には一般社会と関連をもった仕事をする医師を見下す人も多い。パブリックを相手にしているの?と小馬鹿にされる。
 (これでも40歳までは大学、海外で100編を越える研究論文を出し、また多くの学会口演や講演を行った事実はあるが、全ては草場の影に隠れつつある)。
 小説を書きたいと40代中頃から思っていたが、書籍化出来たのは数冊に過ぎない。
 それでもウエブをまとめたような本数冊は出た。

 そんなこと、色々いっても年寄りの自慢かとそっぽを向かれる。

 さて本格的70代、心身の不調を伴いながらどう生きる?
 このようなテーマが当方のウエブには向いてきているのかも知れない。
 いよいよ本格的年金生活本流に入ってきそうだ。

 この1~3年以内にMERSまたはH7N9によるパンデミックが起きるだろうが、今度は国、行政、マスコミが十二分に対応するだろうから、僕がいなくても問題はなさそうだ。

 感想でも良いし、一緒にやりたい等のお話でも良いし、全然別なテーマでウエブを作りませんかという話でも良いし、こんな誰からも評価されないウエブでなく、エッセーでも良いし、これまで書きためた小説などを掲載してくれた方が良い、等のメールでもありましたら送ってください。*@asahi-net.or.jp ->*はie3t-tnokを入れる。


 (2)管理人オピニオン-MERSの真実は?

  サウジアラビアでのMERS患者数はHajj開始と共に激減し、現在0が続いている。
  同国での発生数は、同国保健省の公式発表しかない。
  国内の医療機関、地域の当局、地域の報道機関から情報が発信されることはない。

  サウジの報告には多くの疑念が残りつつける。
  イスラム教徒の感染症やその調査としての疫学に対する重要性が、どの程度のものであるかは、我々には知る術はない。自分たちの信ずる神以上のものではないj事は確かかも知れない。
  
  サウジアラビア、ヨルダン、さらにレバノンでもMERSが発生していることは事実である。
。そこからシリア、イラクに拡大はしていないことになっている。報告が出てないからだ。

 シリア、レバノンなどの難民キャンプでの発生はないのだろうか。
 シリア国内の医師は、”イスラム国”が攻め入ってきたとき、逃げだし、または命に従わなかったため殺されたという。
 難民キャンプで多くの死者が出ている中、または多くの栄養状態の悪い人々が倒れている中で、感染症はどれだけ把握されているのだろうか。

 エボラは死へ向かう様相で周辺の人々から認識される。

 MERSはどうだろうか?
 発熱、呼吸困難を呈して、死んでゆく。
 何らかの危険な流行病として認識されないかも知れない。
 ましてやMERS診断キットで検査もされない。

 MERSによる死者は紛争死者に比較すると圧倒的に少ないだろう。
 しかし紛争死者は、もし紛争が終息するとしたなら、もし核が使用されないならばグローバルに死者は出ない。
  それは大国では派遣兵士以外死人は出ない。

 しかしMERSは、一旦流行すると各国または各地の感染予防対策が懸命に行われない限り、グローバルに拡大し(パンデミック)、国境を越えて多数の人々が死亡する。それは大国の人々も死ぬことを意味する。
 MERSの死亡率は20~40%。多くは中高年だ。政治家の大半は死ぬのである。

 中東での紛争拡大!!
 今中東紛争が終息するためには、MERSが流行し多数の国境を越えた兵士が倒れることが必要なのかも知れない。危険な思想といわれるかも知れない。
 第一次世界戦争がスペイン風邪のパンデミックで早期に終息したように。
 多数の兵士が倒れると、紛争は続けられない。
 紛争国、途上国でMERSが大流行してくると、特効薬はないばかりか、脱水に対する補液剤も足りない。医療器具が必要量の数万分の一程度しかない。

 国連ではMERSを軽視している。
 国連会議では世界の感染症対策は議案に上っているが、MERSは話題に上っていない。

 MERSは医療機関内での感染力は強い。
 MERSコロナウイルスは今、どう思っているのだろうか。
 ウイルス帝国議会では、今、今後の戦略が議論されているに違いない。


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