7月


31日

韓国MERS、中東からの帰国者が、隔離措置にーベトナムメディア Global News Asia (国際)

 {2015年7月29日、ベトナムメディアによると、韓国で中東からの帰国者の中にMERSコロナウィルスに感染した疑いのある人が発見され、1人に隔離措置が取られた。

 27日には隔離対象者が0人になっていたが、新たな隔離対象者が出たことで、予断を許さない状況になった。一部には直ぐに隔離処置は解除されるだろうとの根拠のない楽観論も聞かれるが、慎重な対応が必要な事態だ。

 ベトナムでは、MERS(中東呼吸器症候群)が韓国で感染拡大(4次感染)したことから、6月13日から韓国への渡航自粛勧告を出していたが、韓国が国内向けの終息宣言を発表したことを受けて、渡航自粛勧告を解除したばかりだった。

 ベトナム以外の6カ国(国と地域)、中国の一部、チェコ、ロシア、台湾、アラブ首長国連邦、モンゴルは既に、韓国への渡航自粛を解除しており、最初に韓国からMERS感染者が入国した香港も、解除を検討しているが、隔離対象者の今後の状況に注目が集まっている。}


外国人を呼び戻せ 「コリアグランドセール」来月21日から 聯合ニュース (韓国、日本版)

 {中東呼吸器症候群(MERS)の流行で遠ざかった外国人観光客を呼び戻すため、韓国政府が来月21日から大規模なショッピング・観光イベント「コリアグランドセール」を開催する。

 企画財政部の周亨煥(チュ・ヒョンファン)第1次官が31日、南部・済州島で開かれた観光産業回復に向けた懇談会で明らかにした。官民が一体となり、早期に観光産業を復活させたい考えだ。

 コリアグランドセールは10月31日まで。免税店やデパートなどの流通業界と航空・ホテル・公演などの観光関連業界が参加し、外国人客を対象に割引やイベントを実施する。

 政府は観光客の少ない冬季に実施する予定だったが、MERSによる外国人客の落ち込みを受けて日程を前倒しした。

 MERSのあおりで、6月に済州島を訪問した外国人客は前年同月比49%減少。7月も80%の大幅減となった。

 周次官は、懇談会直前にクルーズ船が停泊する港や免税店を視察したが、以前のような外国人客による賑わいは見られなかったとし、「済州島の観光産業の厳しさを実感した」と述べた。}


Assessing the South Korea MERS outbreak: could it happen elsewhere? Medical News Today  (米国) 韓国でのMERS流行の考察:それは他国でも起きえる?

 素晴らしく良くまとめられた韓国MERS流行の考察

 韓国のMERS流行はほぼ終息したが、未だに明確に答えがでていない2つの疑問がある。
 一つは、MERS発生の中心であるサウジアラビアから非常に離れている地域で、なぜウイルスが多くの人々に感染したのか?
 もう一つの疑問は類似の流行が公衆衛生システムが不十分な国で起こりえるのか?

 以上の2点に焦点を当てて我々は韓国MERSを分析した。

 ・流行の発生源
  MERSコロナウイルスはSARSコロナウイルスに近縁で、風邪ウイルスの仲間である。
  症状-省略

 韓国でのMERS流行の発端
  1人の中東からの帰国者
    発症から診断確定、隔離まで多くの病院を訪問-このような雑な対応が多くの感染者を発生させた。米国や欧州ならば、何らかの感染症としての危険性が感じられた時点で隔離される。韓国の例では患者家族も無防備に患者と共に行動した。
 このような対応が韓国のMERSが、他の中東以外の国での発生に比較して巨大となった理由とも考えられる。

 ・韓国のMERS対策

 部分的翻訳

  WHOと韓国専門家チームの査察により得られた評価に、韓国政府の対策には国家的過剰反応からきた対策が見られることへの疑問が呈されていた。(休校など)。
 WHOのケイジ・フクダ事務局長補は、学校でのウイルス感染が起きる可能性は科学的に考えても極めて低いのに休校が行われ、それは逆にMERSへの社会的脅威を高めたとコメントしている。
 また街頭でウイルス感染を受ける可能性はまず無いのに、市民がマスクを着用していることは意義はないが、それで人々が安心感を抱くのであれば、何ら害はないことだ、としている。

 ・他国でも起きえるか?

 現代の交通網では、いつ、どこで発生してもおかしくはない。 韓国での流行はモーニングコールのようなもので、世界の国々は十分警戒する必要がある。

 専門家達は韓国のMERS流行の大きさは、サウジアラビアのこれまでの流行に比較して決して例外的に大きかったとはいえないとしている。また韓国政府は完全に感染者の把握を行ったため、これまでの流行では見逃されていた軽症例も多く見つかっていると考えられている。


The communication of risk in disease outbreaks is too often neglected; that must change. nature ( 英国)  現実のリスク、 新興感染症流行におけるリスクコニュニケーションの軽視;改善すべき課題

 韓国の中東呼吸器症候群(MERS)流行は事実上の終息を迎えた。確かに流行は悲劇であるが、人的被害に比べ経済的・社会的な衝撃は比較にならないほど大きい。仮に、国際社会が感染症の流行に効果的に対応できるとしたら、政府やメディア、地域社会はもっとリスクコニュニケーションに注目すべきである。

 この流行において感染リスクがあった人は、MERS感染者が存在する病院に居合わせた人たちだけであった。にもかかわらず流行初期の6月始めには多くの学校が根拠なく休校し、催し物も中止された。旅行者は昨年同月比41%減少し、今年の国内総生産を0,1%押し下げる100億ドルの損失と予想される。唯一の勝者は、あちらこちらで見かけた不必要なマスクを販売した業者だ。

 MERS流行から学ぶべき重要な問題点は、いかに当局がメディアや国民にMERS感染症がもたらす限定的なリスクを伝え、流行が制御されていることを納得させたか、ということだ。韓国国民の当局に対する信頼は、昨年起きたセオル号沈没事故ですでに失われており、そうした背景に加え、MERS流行初期に政府が愚かにもMERS感染者が受診した医療施設の公表を拒んだことで噂が流れ、それがメディアにより増幅され社会に流布された。

 新興感染症の流行は恐怖に満ちたもので、致死的なウイルスに対する過剰反応は人の反応として理解できるが、その過剰反応が単に理性を欠いた反応として退けられるのではなく、過剰反応をよく理解し管理する必要がある。過剰反応に対する重大な責任はメディアや政治家にあるが、その中には責任を果たしていない者もいる。昨年のアメリカでのエボラ感染症の発生をオバマ大統領が"ヒステリー"と表現したことが物議をかもした。おおむねメディア情報は均衡のとれたすぐれたものであったが、中には過剰で扇情的なものも多く見られた。慌ただしい24時間ニュースサイクルと相まって、ソーシャルメディアにより増幅された合法的なニュース報道は、エボラ感染症がアメリカ社会の脅威になっていないにもかかわらず、地域社会に現実から全くかけ離れた混沌とした悲惨な状況を招いた。

 新興感染症の流行対策を担当する官僚には、メディアによって複雑化した即興のニュースが、効果的な公衆衛生の介入を妨害し、社会混乱を招くと考える者もいる。重大な脅威となり得ない新興感染症の流行に対する人々の過剰反応の抑制には、先づ感染源の脅威を取り除くことが重要であるが、研究者によるMERSのヒトへの感染経路の究明や、社会科学者による感染症流行時の人々の反応に影響する複雑な要因の究明が、過剰反応の抑制に不可欠である。いかに政府が市民と信頼を構築するか、それがリスクコニュニケーションをより良いものにする。韓国政府は、ヨーロッパの国々がMERSやエボラにどう冷静に対応したか調べることもできよう。
      (訳:高橋雅人)


 エボラ流行中に誕生した子供達が行政的に把握されてなかった
Liberia: Ebola Stalls Birth Registrations New York Times  (米国) リベリア:エボラ流行中の出生登録が不完全

 エボラ流行中の出生が登録が完全になされてなかったことから、7万人以上の生まれた子供達の把握が困難となっている。
 行政上のサービスを受けられないこと、人身売買、不法な養子縁組等の問題が起きている。
 30日、ユニセフが報告した。


Sierra Leone Faces Ebola Setback; 500 Under Quarantine ABC News (米国) シエラレオネ、エボラ終息に失敗の可能性、500人が隔離に

 首都フリータウンでエボラに感染した男性が、数ヶ月間エボラが発生していない故郷に戻った。接触者500人が隔離される事態となった。


Virus, which is four times more deadly than Sars, destroys crucial cells in hours
(the South China Morning)
  (香港) SARSの4倍の致死率のMERS、数時間でヒトの重要な細胞を破壊

 香港大学の研究者は、中東呼吸器症候群(MERS)ウイルスがヒトの免疫機構を数時間で破壊することを発見した。
 ユエン・クオン・ヤング(Yuen Kwok-yung)香港大学教授がサウス・チャイナ・モーニングポストに語ったところによると、この研究により、なぜMERSが重症急性呼吸器症候群(SARS)より4倍の致死率なのか説明がつくとする。
 ユアン教授によるとMERSウイルスのヒトのリンパ球細胞に対する作用に関する研究では、MERSウイルスがヒトの免疫機構でもっとも重要なリンパ球細胞に感染し、リンパ球細胞を6時間で死滅させてしまうことが解明された。
 MERSウイルスのこのような感染能力は、SARSを含む他のコロナウイルスにも稀に見られ、アポトーシスと呼ばれる細胞の死滅が仕組まれた過程を惹起することで知られる。
 一般的に、MERS生存者はMERS死亡者に比較しより良好な免疫応答を保有している。2年に及ぶこの研究の結果は、今月のジャーナル・インフェクシャス・ディジーズ(the Journal of Infectious Diseases)に掲載される。 (訳 高橋雅人)


30日

【日本の議論】  「来るか、来ないかの問いはナンセンス」 韓国MERSパニックは人ごとじゃない! 産経ニュース

 {韓国で流行が拡大した中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルス。もともとは2012年に中東で発見されたウイルスだが、韓国で流行が起きたことで、日本でも一気に不安が広がった。現状では日本国内での感染者は発見されていないが、今後も出ない保証はない。厚生労働省は、「水際対策」として、韓国からの帰国、入国者への検疫体制を強化したが、果たして効果はあるのだろうか。韓国の状況は決して、人ごとではない。


圧倒的な人手不足

 「人も物もこれだけ動いている現代社会において、世界のどこかで流行している感染症が日本にも入ってくるかという問いはナンセンスだ」

 果たしてMERSは日本に来るか、との問いにこう答えるのは、これまで多くの国際緊急医療活動に従事し、現在は世界三大感染症(エイズ、結核、マラリア)克服のための資金を供出する「グローバルファンド」で戦略投資効果局長を務める國井修医師だ。

 MERSコロナウイルスはサウジアラビアを中心に流行し、中東では致死率が4割近い。日本ではこれまで、中東からの帰国、入国者に発熱などの症状がないか、検疫所が注意を呼びかけてきた。また、中東滞在歴があり、38度以上の発熱や呼吸器症状のあるMERSが疑われる患者が医療機関を訪れた場合、速やかに保健所に連絡するよう自治体に通知も出している。

 韓国での流行を受け、厚労省は韓国で患者に接触した人が帰国、入国した場合は、検疫所に申し出るよう体制を強化。症状がなくても、接触者には潜伏期間中(14日間)の健康報告を求めた。さらに自治体や日本医師会を通じて、熱や呼吸器症状がある患者が、発症前の14日以内に韓国に滞在していた場合には、診察した医療機関が速やかに保健所に連絡するよう求めた。

 しかし、この厚労省の求めに対しては不安の声が出た。不安材料のひとつが、検疫所の人手不足だ。中東と異なり、韓国と日本の往来は多い。地方空港にも路線があり、船便も多い。日本-韓国間の往来者は1日約1万4千人とされ、各地の検疫所はこれらの人々に発熱がないかサーモグラフィーで確かめたり、韓国でMERS患者と接触したことがないか確かめたりしなければならない。

 厚労省によると、出張所などを含めて検疫所は全国に110カ所あるが、常勤の医師はわずか38人。非常勤医師や看護師で回している状態で、仮にMERSが疑われる旅客が検疫所を訪れても、対応する人手は限られる。

 6月中旬には、韓国で患者のいる病院を受診するなどして自宅隔離対象となっていた複数の日本人が、それを知らないまま帰国していたことも判明した。当然、自ら検疫所に相談することもなく、韓国から連絡を受けた保健当局が、MERSの症状がないことを確かめる事態になった。

 韓国の流行は収束に向かっているが、厚労省の専門家会議は7月17日、今後も中東から感染者が入国する恐れがあるとして警戒を続けるよう要請した。


医師「見つける自信ない

 こうした日本の水際対策を「原爆に竹やりで立ち向かうようなもの。エビデンス(科学的根拠)に基づいたものとはいえない」と批判するのは、元厚労省医系技官の木村盛世医師だ。木村氏は、せきやくしゃみで飛沫(ひまつ)感染するウイルス感染症を検疫で防ぐのは難しいと主張する。「エボラ出血熱のように患者に接触することで感染する感染症なら、検疫所が患者との接触歴を尋ねることに意味はある。しかし、空気感染や飛沫感染の場合は、検疫で防ぐのは不可能だ」(木村氏)。

 検疫を通過する段階で熱や呼吸器症状があれば捕捉できる可能性もあるが、日本に入った後に発症することもある。その場合に“窓口”となるのは全国の医療機関だが、都内でクリニックを営む内科医は「MERSの患者が来院しても、特異的な症状がなく、見分けられる自信はない」と吐露する。


最悪のシナリオ想定し、具体的対策を

 韓国国内では、患者が足を運んだ病院名の公表が遅れて感染拡大を招いたと指摘される。

 日本ではどうか。厚労省は「患者に接触した人を特定できる状況であれば、医療機関名を公表する必要はないと考えている」とする。仮にMERS患者が診察を受けた医療機関に通っても、患者との接触がなければ感染の恐れは低い。それなのに医療機関名を公表すれば、その医療機関に患者が行かなくなる「風評被害」につながる恐れがあるからだ。

 東京大の西浦博准教授らの研究では、1人のMERS患者が平均で何人にうつすかを示す感染性の指標は0・75と低い。MERSに詳しい国立感染症研究所の松山州徳室長は「韓国の病院内で感染を特に広げたのはたったの3人。ほとんどの人は誰にもうつしていない。周囲に感染を広げる恐れはかなり低い」とする。

 ただ、MERSの感染力は低くても、中国で確認された鳥インフルエンザ(H7N9型)など、流行が警戒される感染症はほかにもある。前述の國井氏は「水際対策には限界がある。入ってきたときにパニックにならないよう、さまざまなシナリオを考え、詳細な計画、シミュレーションをする必要がある」と指摘。國井氏によると、危機管理の原則は「最悪のシナリオを考えて具体的な計画を立てること」だ。誰が責任を持つか、報告や連絡をどうするか、細かい計画が必要だという。

 「MERSだ、SARS(新型肺炎)だ、と個別に対応するのではなく、特徴が似ているグループごとに少し変えながら、大まかな部分は共通にして対策をすることが有効ではないか」(國井氏)。隣国での一連の動きから学ぶべきことは多い。

 管理人コメント:非常に分かりやすく正論をまとめてある。


29日


Experimental MERS vaccine shows promise in animal studies  Reuters. (国際) MERSワクチン、動物実験で有効性が確認

 中東呼吸器症候群(MERS)ワクチンの開発に取り組んでいる米国立アレルギー感染症研究所ワクチン研究センターの研究者が、ネズミとサルの臨床実験で好成績をあげた。
 マウスとサルを使った2段階のアプローチを用いた実験で、ワクチンは免疫応答を誘発した。

 ジャーナル・ネイチャー・コミュニケーションズに掲載された結果によると、MERSウイルスに感染した際、ワクチンを接種されたマウスはMERSウイルスの複数の株に対し抗体を産生し、また、ワクチンを接種したサルは重症化した肺損傷を起こさなかった。
 

Ebola: 'Isn't that over yet?' BBC News (英国) エボラ:未だ発生している?

 未だエボラは発生している。
 西アフリカで最悪の流行が起きた三カ国で週に20~30人の新規感染者が発生している。


Britain says tests on suspected MERS cases prove negative Reuters (国際) 英国、MERS疑い例は検査で陰性

 英国のMERS疑い2例は検査でウイルス陰性と確認された。
 28日病院当局が発表した。

 訳者コメント:韓国と違い、発表はスムーズで早い。病院当局が情報を発信するので早い。韓国の場合は、全て韓国保健省からの発表で、それも1日1回だった。


28日

 韓国、MERS流行、事実上の終息宣言

South Korea declares 'de facto end' to Mers virus BBC News (英国) 韓国、MERS流行に対して事実上の終息宣言

 韓国首相はMERS流行の事実上の終息宣言を行った。
 同首相は同時に多くの批判を招いた政府の対応について謝罪した。

 なおWHOは公的終息宣言は行っていない。

UK checking two suspected MERS cases in northern England Reuters (国際) 英国、北部イングランドで2例のMERS疑い例を確認

 マンチェスターの大学病院に隔離中。検査結果を待っている。

27日


 韓国政府、明日に事実上MERS流行終息宣言に
All MERS suspects in S. Korea freed from quarantine  Xinhua  (中国) 韓国、全てのMERS疑い例が隔離解放に

 今後4週間の間新規疑い者が出なければ公式にMERS終息宣言に。
 しかし韓国政府は国民の不安を取り除くため、実際的MERS流行終息宣言を28日に行うと伝えられている。


 韓国MERS、22日間新規患者発生なし

 韓国保健省

 11 out of the 12 cases under treatment have tested negative for MERS-CoV by two PCR tests, and 8 of the 11 cases were transferred from negative-pressure isolation rooms to general wards for ongoing treatment.

Currently, the states of 9 cases are stable and those of 3 cases are unstable.

 治療中の12例中11例は、2回のPCR検査でウイルスは検出されず、その中の8例は陰圧の隔離室から一般病棟へ移動された。
 現在、9人の状態は安定していて、3人が未だ不安定な状態にある。

 管理人コメント;ウイルスが陰性化しても、合併症が落ち着いていない症例も多い。


26日

 Ebola: Out of the news but still hitting Africa CNBC  エボラ、ニュースには出ないが未だアフリカでは発生している

 先週ニューヨークの病院でエボラの不安が起きたが、この致死的ウイルスは未だ西アフリカで患者を発生し続けている。週に20~30人、シエラレオネ、ギニアで発生していて、少し前にはリベリアで数人の集発生が見られた。


 管理人のつぶやき:
 ウエブの分量が多くなったせいか入力に時間がとられる。
 もっと小さいファイルで作っていゆく必要があるのだけど、難しい。
 タイトルと小さな訳文だけにして、オピニオン的なものは自分の隠しウエブだけにすべきか悩んだいる。
 隠しウエブは出版の際、そのまま原稿化出来るが、あまりにも分量が多いので一般ウエブには無理。一ヶ月で原稿用紙300~400枚になる。年間5000枚。
 それら原稿の大多数は死に絶えているが…。

 誰かががんばって半年くらい費やして、過去10年間の資料をまとめたら、医学学位論文くらいにはなるんじゃないかなぁ。
 仮題 :「世界的パンデミックのネットを利用した疫学情報集約方法、および発生の予知に関して」
  分量 本文50枚、図表30枚


25日

 韓国MERS、20日間新規感染者なし。来週中に終息宣言か?


韓国保健福祉省、新規MERS発生無し

韓国保健福祉の25日付公式発表によると、感染者と死亡者の発生はない。入院12名のうち3名の病状が安定していない。既往症のある死亡例が91,7%を占める。20日連続で感染者の発生がない。


1 MERS suspect left in isolation AsiaOne (シンガポール、国際) 韓国MERS、1疑い例だけが隔離中--2日後に解放予定

 韓国保健福祉省は、新規MERS感染者の発生はなく、19日間連続新規感染者の発生はないと発表した。(昨日集計分;訳者)。

 隔離中の最後の1人の感染疑い者は、もし症状が発現されないなら27日深夜に解放される予定とされる。

 感染者は186人と変わらなく、死者数も36人で13日間変化してない。韓国におけるMERS死亡率は19.4%。

 現在12人が入院中で11人がウイルス陰性を確認されている。

 韓国政府は来週中に終息宣言をだすことを検討中とされる。


Seoul ready to declare end of MERS outbreak - UPI.com  (国際) 韓国政府、MERS流行の終息宣言を予定

 WHO規則では最後の患者が完全に回復して28日後に終息宣言とされている。
 
 現在、隔離されている患者は1人で、他に検査で陰性となった患者11人が院内にいるとされる。

Jeju governor sees formal end to MERS outbreak around Aug. 2 - Yonhap News Agency (韓国) 済州知事、韓国政府の公式MERS終息宣言が8月2日前後の予定と語る

 中国北京を訪れている済州知事が、中国旅行会社の幹部達との会話で、韓国政府は状況に変化が無い限り8月2日前後にMERS終息宣言を行う予定だろうと語った。


24日

S. Korea reports no additional MERS cases for 19th day Yonhap News. (韓国)  韓国、19日連続新規感染者なし

 韓国保健福祉省は24日、19日連続で新規感染者の発生はなく、14日連続で死亡者もいないと公表した。現時点で、12名が入院しており、11名はMERSウイルス検査で陰性を示しているものの、MERS感染症で発症した合併症の治療に時間を要するとされる。隔離者もわずか1名となった。韓国におけるMERS致命率は19,4%である。


23日


Altona Dx MERS Test Lands FDA Emergency Use Authorization genome web (米国) アントン社、米国食品医薬局からMERS検査キッドの緊急使用許可

 アントン・ダイアグノウスティックス (Altona Diagnostics )社は23日、米国食品医薬品局から同社が開発した中東呼吸器症候群( MERS )検査キッドの緊急使用許可の承認を得たと発表した。
 リアルスター・MERS・RT−PCRキッドUS ( The RealStar MERS-CoV RT-PCR Kit US )と呼ばれる検査キッドは、感染の兆候や症状を呈した感染者の下気道から採取した低量の検体に含まれるMERSウイルスのRNAを試験管内で即時に検知することができる。


 韓国MERS、新規例18日間なし
S. Korea's MERS cases, fatalities remain flat  Yonhap News. (韓国) 韓国、18日間感染者なし

 韓国保健福祉は23日、18日連続で新規感染者の発生はないと公表した。死亡者も13日間でていない。現時点で、12人が入院しているが、11人がMERSウイルス検査で陰性を示している。


22日

Novavax's Ebola vaccine shows promise in early-stage trial  Reuters. (国際)  ノヴァヴァックス社、エボラワクチン臨床試験第1相に好成績


 ノヴァヴァックス製薬(Novavax Inc)は火曜日(21日)、健常者230人を被験者とする治験用エボラ出血熱ワクチンを用いた臨床試験第1相において、顕著な免疫応答を誘発したと発表した。
 エボラGPワクチンは、すべての投与抗原量において高い耐用性と抗体応答を誘発した。
このほかにもエボラワクチンの研究開発が、バヴァリアンノウディック社、グラクソースミスクライン社、ジョンソンアンドジョンソン社により進められており、現在、臨床試験第二相である。


 韓国MERS、新規発生無し
S. Korea reports no new MERS cases for 17th day   Yonhap News (韓国)  韓国、17日連続で新規例なし

韓国保健福祉は22日、17日連続で新規感染者の発生がないと公表した。死亡例も12日間発生していない。



21日


Liberia: Ebola Patients Discharged, Last of the Country's Latest Wave New York Times (米国) リベリア:最近の流行における患者達が退院

 リベリア、首都のモンロビアで最新の流行で治療を受けていた4人の患者が退院した。
 6人が発病し、既に2人が死亡していた。

 治療を受けていた4人が退院していたことから、リベリアには確認されている感染者はいなくなった。


 西アフリカ、H5N1鳥インフルエンザに脅かされている
Bird flu spreading across West Africa, human spillover feared: UN Financial Express (国際) H5N1鳥インフルエンザ、西アフリカの家きん農場で拡大、人への感染拡大が懸念

 Reuters

 高病原性の鳥インフルエンザウイルスが西アフリカ全域で広がっており、1割の家きん農場で発生しているが、変異によりウイルスが鳥から人に感染し出すことを国連機関のFAO(食料農業機関)が21日警告した。

 この6ヶ月間、ナイジェリア、ブルキナ・ファソ、ニジェール、イボリー・コースト、コートジボワール、ガーナの農場や市場で致死的鳥インフルエンザに発生している。
 もしウイルスが拡大し続けるなら、エボラ危機からまだ完全に回復していない西アフリカの3億3千万人の人々の食料安全性と健康が脅かされるとFAOが説明している。

 「獣医学的調査と発生報告システムの強化が必要だ、ウイルスが人の間に波及して行く前に流行の根元を断ち切らなければならない」と、FAOの動物保健の長官であるJuan Lubroth氏が声明文で警告している。

 ナイジェリアだけで160万羽の家きん(主に鶏)が、ウイルス感染および拡大阻止のための殺処分で昨年以来死んでいる。経済のダメージと人々のための比較的安価なタンパク源の喪失となっている。

 H5N1鳥インフルエンザは1997年に香港で初めて人に感染した。それ以来ウイルスはアジアからヨーロッパ、アフリカへと拡大し、数カ国で土着化している(エジプト、インドネシア、ベトナム、カンボジア他:訳者注)。これまで数百万羽の家きん感染と、数百人の感染死が報告されている。

 地域の家畜管理局は国連からウイルスがどこから入ってきているか追跡調査するように指示されている。

 家きん生産はこの10年間に西アフリカ一帯で急速に盛んになってきている。
 国連は資金提供国に2千万ドル(20億円)を鳥インフルエンザ対策とその拡大防止策のために要求している。


 韓国新規MERS発生なし
(2nd LD) S. Korea reports no new MERS cases for 16th day  Yonhap News (韓国)  韓国、16日間新規例なし

 韓国保健福祉省は火曜日、16日連続で新規感染者が、死亡者の発生も11日間ないと公表した。現時点で13人が入院しているが、11人の検査はすでに陰性を示している。
 当初韓国政府は、最後の感染者が出た28日後に終息宣言を出すと発表していたが(予想では8月5日頃)、現在、WHOの終息宣言の規定に従うとしている。すなわち最後の感染者が検査上ウイルス陰性が完全に確認されてから28日後に終息宣言を発令と規定されている。

Tekmira suspends work on Ebola drug, will change name  4-traders (米国)  テクミラ製薬、エボラ治療薬開発を中止、社名を変更

 エボラ出血熱の治療薬を開発中のカナダ•テクミラ製薬(Tekmira Pharmaceuticals Corp.)は月曜日(20日)、6月行った臨床試験で良い結果が得られなかったとして研究を中止し、B型肝炎治療薬の開発に取り組むことを公表した。社名もアービュタス製薬(Arbutus Biopharma Corp.)と改名する。


S. Korea says MERS virtually over  Yonhap News (韓国)  韓国政府と外務省が事実上の終息宣言

 韓国政府は月曜日(20日)、在韓外交官にMERS流行の事実上の終息と韓国国内の旅の安全を伝えた。
 また、韓国外務省も在韓ソウル駐在の外交官に向けた韓国国内のMERS対策について会見を開き、もはや韓国にはMERSのリスクがないことと、専門家による事実上の終息の見解を伝えた。

 管理人コメント:元々市中感染は発生していなかったから、病院以外での感染する危険性は非常に少ないか、また皆無と考えられた。
 すでに最後の感染者が発生してから、潜伏期間(ウイルスに感染してから発症するまでの期間)の最長とされる2週間経過しても感染者は出ていない。さらに倍の2週間を経過すれば、一般的には終息宣言を出すことは許される。しかし現時点で韓国が終息宣言に準じた宣言をだしても妥当だろう。


20日


次の新興感染症大流行は、どこで、何が起きるのか

韓国でMERSはとりあえず終息したようにみえる。
しかしウイルスは発生が続いているサウジから感染者が入国することで、いつでもどの国にも入ってきて、初期対応を間違えると大きな流行を招く。
いつかはパンデミックを起こす可能性が高いウイルスだ。

中国のH7N9鳥インフルエンザは家きんに無症候性に感染しているが、人への感染は夏場に入って小康状態であるが散発的に発生して死者が発生している。致死率は4割を超える。MERSと同じように飛沫感染である。
この秋から冬にかけて発生する可能性が高いが、ウイルスが変異してなければ良いが。

H5N1鳥インフルエンザも今年は、エジプトや中国で多くの感染者を出している。
今年は既に150人を越え、この致死的ウイルスの人への感染事例は歴史上最大となっている。中国での半年間で5人の感染者数も異常に多い。
さらに、ウイルスは今年、北米でも七面鳥に多く感染している。これまで北米では検出されていなかった。
H5N1は世界制覇をもくろんでイル!!

日本国内でのMERS対策は始まったばかりに近いが、他のパンデミックを起こす危険性のある感染症にも対応した対策案であるかが気になる。

次に我々が遭遇するパンデミック感染症は死亡率が低いものであれば良いが、スペインインフルエンザ(致死率2%)を越えるウイルスであれば、多くの高齢政治家を含む人々が消え去る(もちろん自分も含めてだが)。



 韓国MERS、新規発生および新規死亡なし

S. Korea's MERS cases, death toll remain flat The Korea Herald  (韓国) 韓国のMERS感染者数と死者数に変化はない

 韓国のMERS流行は明らかに終息に向かっている。
 15日間新規感染者の発生は認めていないと当局は20日発表した。

 MERS感染者総数は186人と同じ状態が続いていて、死者数も36人と変わっていない。死者数は9日間増えていない。

 当局は新規患者が出ないならば来月早々には終息宣言が出されるだろうとコメントしている。

 14日の時点で14人が入院中で、136人が完全治癒して退院している。


Samsung Medical Center reopens as no new MERS cases reported Arirang News  (韓国) サムスン病院、新規MERS患者の発生はない

 
 中国H7N9鳥インフルエンザ4新規例を報告、3例は死亡
China reports four additional H7N9 avian influenza cases Outbreak News Today (国際) 中国、4例のH7N9鳥インフルエンザ感染者を報告
 
 中国保健当局は1ヶ月ぶりに4例のH7N9鳥インフルエンザ感染者を報告した。

 国立衛生生育計画計画委員会によると患者は4例とも男性で58~77歳で、5月27日~6月18日の間に発症した。
 2例は安徽省で1例は浙江省、そして残り1例は江蘇省であった。
 3例は死亡し、残り1例は重体とされる。

 2013年以来657例のH7N9感染者が中国で報告されている。
 2014年11月から第三波が発生しており、現在まで217人の感染者が報告されている。広東省で72人、浙江省で45人、福建省で41人、江蘇省で22人、安徽省で13人、ウイグル自治区で7人、上海で7人、江西省で3人、湖南省で3人、山東省で2人、貴州省で1人、湖北省で1人、そして北京で1人。

 また中国本土以外では、香港で13人、台湾で4人、カナダで2人、マレーシアで1人の輸入例が報告されている。(中国本土で感染し、他国で発症する例)。

 管理人コメント:H7N9鳥インフルエンザは未だ明確な人人感染が認められず、家きんに感染しているウイルスが生家きん市場等で人に感染している。非常に致死率が高いので、変異により人人感染が容易に起こるようになると世界は危険である。また感染した鳥は無症状であるとされ、それ故ウイルスの拡大が認識されがたいため、感染鳥が他国へ密輸されたり、または野鳥を介してウイルスが他国の家きんに感染し出すと危険である。

 
19日


 韓国MERS、2週間新規感染者報告無し
S. Korea reports no new MERS cases for 14th day  Yonhap News. (韓国)  韓国、14日連続で新規感染者なし

 韓国保健福祉省は19日、14日連続で新規感染者の発生がないと公表した。隔離者数は昨日の98人から68人に減った。現時点で14名が入院しており、3名の病状は不安定という。


患者利用の交通機関、原則非公表=MERS国内流行で方針—厚労省 ウォール・ストリート・ジャーナル日本版

 {厚生労働省は17日、中東呼吸器症候群(MERS)が国内で流行した際、患者が利用した公共交通機関などは原則として公表しない方針を決めた。同省は感染症の専門家を集めた非公開の会議を同日開き、メンバーらの了承を得たとしている。

 同省によると、発症した患者がマスクなどを着用せずに交通機関などを利用した場合、施設名などは原則として非公表とする。患者の症状や行動歴を考慮し、接触者の調査を行う必要が認められたケースに限り、「リスクが極めて低いことと併せて公表する」という。 }

 管理人コメント:良く分からない説明であるが、下線部分は科学的説明にすべきだ。ウイルスは人へ感染しにくいからとか、飛沫したウイルスの生存期間は非常に短いとか、…。
 MERSウイルスは変異してゆくから、いつもこのような説明が可能とは思えない。状況を十分説明した上、患者が動いた経路を説明すべきと思う。そうしなければ憶測で間違った噂でパニックが起きえる。


南北経済会合で北朝鮮が韓国代表団にマスク着用要求 MERS警戒、兵士もマスク姿 産経ニュース

 {韓国と北朝鮮は16日、南北が経済協力事業を行う開城工業団地の運営問題を協議する「南北共同委員会」の会合を開城で開いた。同委員会の開催は昨年6月26日以来、約1年ぶり。

 韓国記者団によると、韓国代表のイ・サンミン統一省南北協力地区発展企画団長が冒頭、朝鮮半島で最近まで干魃(かんばつ)が続いたことを挙げ「今日の会議が(南北間の)慈雨になってほしい」と発言。北朝鮮のパク・チョルス中央特区開発指導総局副総局長が「いい話だ」と応じた。

 開城工業団地をめぐっては、北朝鮮が2月に、韓国の進出企業で働く北朝鮮労働者の最低賃金を引き上げると一方的に通告し、韓国と対立した。

 韓国記者団によると、北朝鮮当局は韓国で最近流行した中東呼吸器症候群(MERS)のウイルス流入を警戒し、韓国代表団にマスクの着用を要求。南北軍事境界線付近を警備する兵士もマスクを着用しているという。

 管理人コメント:警備する兵士もマスクとは、面白い話。空中内にウイルスが流れ込んで来ると考えているのだろうか。第一次大戦ではスペイン風邪が大流行し、ドイツ軍兵士が相当感染死したが、それは感染者が出た集団内にウイルスが蔓延したからで、集団を解けばウイルス感染が予防出来た。第一次大戦が早期に終結した理由としてスペイン風邪の流行が上げられている。



18日

 韓国MERS状況

 韓国保健省公式ページ
 新規発生報告なし 13日間発生無し
  
  18日現在
  総感染者数 186人  総退院数 135人  総死者数 36人  現在治療中 15人

S. Korea reports no new MERS cases for 13th day Yonhap News (韓国) 韓国、13日間新規MERS患者発生報告無し

 韓国保健省は、13日間新規MERS患者の発生がなく、また1週間死者がでていないと発表した。
 韓国保健省によると韓国におけるMERSの死亡率は19.4%で、死亡者の91.7%はガン治療患者、重症心、肺、腎疾患とされる。

 管理人コメント:13日間新規感染者報告がないが、詳細に検討すると20日間はサムスン病院の医療スタッフが数人感染しただけで、新規に別の施設、または市中で感染者が出てはいない。
 WHOの終息宣言基準は、最終感染者のウイルス検査が陰性となってから潜伏期間の2倍の期間(MERSの場合2週間*2 )が過ぎた時点とされているようだが、最終感染者が確認されてから4週間の間、新たな感染者が出なければ終息宣言とする、一般的定義(SARS、鳥インフル)で良いかと管理人は考える。韓国政府も同じ考えのようだ。
 そうすると後15日間感染者が出なければ終息宣言が可能となる。
 しかし感染者の発生元であったサムスン病院で、最終感染者がでてほぼ潜伏期間の最長になる13日間新規感染者が出ていないことは、既に終息期に入っていることを示唆する。
 
 MERS治療ガイドラインの作製に

MERS治療のガイドライン作成へ NHK

 {韓国で、重い肺炎などを引き起こす「MERSコロナウイルス」の感染が広がったことを受けて、厚生労働省は国内で患者が確認された場合に備えて、治療の方針を定めたガイドラインを作成することを決めまた。

 韓国ではことし5月以降、MERSコロナウイルスの感染が広がり、WHO=世界保健機関によりますと、今月5日以降、新たな感染は報告されていないものの、17日までに185人の感染が確認され、このうち36人が死亡しています。
 17日開かれた厚生労働省の専門家会議では、国内で感染が確認された場合に備え専門家でつくる研究班を新たに設けて、治療の方針を定めたガイドラインを作成することを決めました。
 現在は、感染を予防するためのワクチンや、有効性が確認された治療薬はないため、研究班は酸素吸入や解熱剤の投与などの対症療法をガイドラインで示すとともに、海外で研究が進められている治療薬の有効性や安全性を検証し国内の患者に使用する際の条件についても検討することにしています。
厚生労働省は「韓国では新たな感染が確認されていないが、中東では継続的に感染が報告されている。国内で患者が確認された場合に備え対応を急ぎたい」としています。 }


厚労省、MERS治療を研究へ 有効な投与薬を検討 47NEWS

 {厚生労働省は17日、中東呼吸器症候群(MERS)に関する専門家会議を開き、国内で患者が発生した際の治療のため、有効な薬剤の検討や、臨床研究を実施する研究班を近く設置する方針を固めた。

 MERSには有効性や安全性が確立した治療法はない。研究班では、海外の報告から効果が期待されるインターフェロンや抗エイズウイルス(HIV)薬、中和抗体などについて、有効性と安全性を研究し、投与方法なども検討する。

 これらの薬は、国内では未承認か、適用外での使用になるため、患者が発生した際には臨床研究として投与することになる。}

 管理人コメント:国内でMERS患者が出た場合の治療ガイドラインを作製するというが、非常に遅い反応だ。MERSは2013年頃からサウジを中心に中東で流行してきているが、その間、日本にも患者が出る可能性はあった。今回韓国で流行したことからガイドライン作製という話になったが、医学が世界的にも進んでいる日本としては非常に対応が遅い。
 、厚労省、日本医師会、感染症学会などの組織がグローバル感染症に反応するのが遅いと言うことだろうか。日本の医学界は国内だけの問題に対応するのではなく、グローバルな視野に立って行動を起こしてもよいのではないか、と管理人は思う。


Ebola toll exceeds 11250 in West Africa: WHO Bharat Press  (インド) WHO:西アフリカにおけるエボラ死者数は11250人を越える


Liberia says 4 remaining Ebola patients have recovered U.S. News & World Report (米国) リベリア、生存中の4人の感染者が回復

 6月下旬に17歳の少年がエボラを発病し、その後5人が感染した。
 今週20代女性が死亡したが、残りの4人が回復して退院予定となった。

 保健大臣補は現在リベリアにはエボラ感染者はいないとインタビューで語ったが、接触者として123人が健康監視下に置かれていることから、まだ楽観は出来ないとしている。


Ebola still poses a serious threat Washington Post  (米国) エボラ、未だ深刻な脅威を示している

 1年前に人道支援団体(Samaritan’s Purse)の一員としてリベリアで医療活動中にエボラに感染したケント・ブラントリー(Kent Brantly)医師による論説。

 危機は恐怖と同情が混在する緊張を生む。昨年アメリカで発生したエボラ出血熱への反響は、恐怖が同情に勝る証である。公衆衛生指針は、最善の科学から導き出されたものでななく、恐怖から導かれた。エボラ感染者だけでなく医療関係者までが、気の毒な犠牲者や治療にあたる英雄としてでなく、犯罪者扱いされ、社会の脅威と見なされる憂き目に会った。こうした社会の風潮と社会そのものに対して心が痛んだ。
同情を抱かずにはおれない人々に差別的に振舞うことは、共感する感情の喪失を意味する。人々は冷淡になり、人間性が損なわれる。弱き者を窮地に追い詰め、長期の支援を必要とする人々をさっさと見捨ててしまう。
ギニアやシエラレオネでは、毎週20人から30人の感染者が発生している。WHOは5月9日、リベリアのエボラ流行の終息を宣言したが、現在再燃の淵にある。これまでの西アフリカでのエボラ感染者数は27,600人に上り、500人を超える医療関係者を含む11,200人が死亡した。このほかに何万人もの人々の命が、マラリアや腸チフス、出産による合併症等の様々な病気で失われた。前記エボラ感染3ヶ国の医療制度は破綻しており、治療を受けられずに死に行くのである。
仮に、昨今のように少数のエボラ感染者が出続けようが、昨年夏のような毎週数百人もの感染者を記録した規模へ後退する可能性は低い。しかし、少数の感染者の発生でさえ、感染地域の不安定化が想定される。常に疾病の脅威があるとしても、エボラ出血熱のような地域感染は、その感染国に持続可能な医療制度を再構築することで予防ができる。機能する医療制度がなければ、その社会はまさに足のない椅子のようなものだ。つまり、椅子(医療制度のない社会)は立っているように見えるが、実はわずかな力が加わると(社会そのものが)倒れてします。
アメリカである決断がなされた。地球の裏側の現在進行形の悲劇に対する援助とは何かを考えたのである。恐怖で人間性を麻痺させ、弱者を見殺しにするのか。救いを求める隣人を見て見ぬ振りで無関心でいられるのか。共感が恐怖に勝利する時、エボラ出血熱からの単なる保身や世界的流行の予防だけではなく、人間性が生む善行や人としての尊厳と他者の幸福に資する行動に突き動かされるのである。
グローバル社会の一員として、エボラ出血熱の流行からの教訓を模索する時、進行中の脅威を認識し損なうことなく、風化させてはならない。



17日

 韓国、サムスン病院、業務再開
South Korea hospital at centre of MERS outbreak to resume normal operation  Channel News Asia (シンガポール) 最大のMERS院内感染を起こした韓国の病院が通常診療を開始予定

 韓国におけるMERS流行の最大の感染拡大層になったサムソン医療センターは、来週月曜(20日)から通常の診療を開始する。


 韓国MERS、新規例なし、12日間発生なし
 S. Korea reports no new MERS cases for 12th day Yonhap New (韓国) 韓国、12日間MERS新規例なし

 韓国保健福祉省は7日、12日連続で新規感染者が、また、7日連続で死亡例の発生がないと公表した。現時点で、累計感染者数186人、死亡者数36人、隔離者155名、入院16名のうち 病状不安定4名である。


 エボラ対策資金の横領、埋葬遺族への賄賂要求など相次ぐ
   :シエラレオネ

Ebola burial teams seek bribes in Sierra Leone: health official Reuters (国際) シエラレオネ、埋葬チームが遺族に賄賂を要求

 シエラレオネ保健当局高官によると、一部のエボラ埋葬チームが、安全な埋葬の見返りにエボラ感染者の遺族から金銭を強要しており、(金銭の支払い能力のない遺族による)違法埋葬の増加につながる可能性を示唆した。 また、コンテ国立エボラ対策センター長は、一部の埋葬チームが遺族に247ドルの賄賂を強要していると述べた。

 昨年導入された、安全な手順(を踏む方法)で埋葬するエボラ対策は、エボラ撲滅作戦の要と認識されている。なぜなら、対策導入以前の遺族は、死者の体液から(感染性の高い)ウイルスの拡散の可能性のある伝統的な埋葬方法に従い、死体を墓標のない土地に秘密裏に埋葬していたからだ。
 
 
Health workers carry the body of an Ebola victim for burial at a cemetery in Freetown December 17, 2014.  Reuters/Baz Ratner  2014年12月、フリータウン

 史上最悪のエボラ大流行に見舞われるギニア、リベリア、シエラレオネでは、すでに11,200人を超える犠牲を数える。感染者数は、昨年のピーク時に比べ大幅な減少が見られるが、7月12日までの1週間で前記3ヶ国の首都とその近郊で30名の新規感染者が報告されている。
 エシエラレオネは軍病院43施設を再開し、首都における新規感染者の増加に対応する。エボラ流行の終息を宣言したリベリアでも6月30日に対策に大きな後退となる新規感染者が発生し、以来5例が報告されている。

 シエラレオネ連邦議会は、エボラ基金の運営に不正を働いた3名の政府高官を罷免した。国の監査役によると、エボラ基金2,000万ドルの3分の1が使途不明である。

 管理人コメント;行政に属する人々が仕事の中で賄賂を要求するのは当たり前至極のことであるアフリカ。そうしたことで消失する金額は相当な額であることは間違いはない。
 それはアフリカだけではなく、中国他の中途途上国でも同じようである。
 多くの人が共同生活営む社会では、より多くの金を得ようとする人が存在するのは致し方のないことなのだろう。日本でも巨額な陸上競技場が作られようとしている。そこで多くの金を懐にする人々がいるに違いない。



16日


<MERS>韓国政府「WHO基準より早い『事実上の終息』宣言検討」  中央日報日本語版

 韓国保健当局が中東呼吸器症候群(MERS)の終息宣言に関連して、世界保健機関(WHO)の勧告とは別に早期の終息宣言する案を検討中であることが分かった。

韓国の保健福祉部中央MERS管理対策本部総括班長は16日、定例記者会見で「WHOで終結基準として勧告しているすべての患者の陰性転換後の潜伏期の2倍基準は維持する」としながらも「(終息宣言を前倒しできるように)韓国なりの基準でWHOを説得し、危機警報段階を下方修正して終息宣言をする案を検討中だ」と明らかにした。

公式的な終息宣言はWHOの勧告に従うものの、危機警報水準を低くするなどの方法で自主的に「事実上の終息」を宣言する案を検討している。WHOの基準によれば最終患者がMERS検査で陰性を示した日を基準に4週間後を終息日としている。現在MERSで治療中の患者17人のうち2人は依然としてMERSウイルスに陽性反応を示している。

当局は最後の確診患者を確認した日である4日を基準として28日後の来月2日をMERS終息日と予想している。


 リベリアにおけるエボラ再燃の謎
Re-emergence of Ebola in Liberia remains a mystery USA TODAY  (米国) リベリアにおけるエボラ再燃には多くの謎が存在

 リベリアではこの1週間に3人の新規患者が報告され、6月下旬にエボラがリベリアで再燃してから感染者数は倍増した。

 最新の例はナースであるが、先に離れた村で発病した息子が女性のいるモンロビアへ逃げてきて、女性の看護を受けていた。
 女性は発病してモンロビアのエボラ治療センターへ5日運ばれたが死亡した。

 エボラがどのように最近発病した患者に感染したかは謎とされている。
 6月下旬以来6名の感染者がでているが、2名が死亡している。
 近くのシエラレオネとギニアでは2~30人の感染者が毎週出ているが、リベリアで再燃したウイルスは、これらの国のウイルスと遺伝子構造が異なり、国境を越えて感染が広がってきているようではない。

 WHOの見解ではリベリアで生存しているエボラ発病者の体内にウイルスが残存していて、それが周辺に感染している可能性があるという。
 特に男性の精索内でウイルスは長期間残存している可能性があり、少なくとも90日間はエボラ回復男性は性行為を控えるように警告されている。

 さらに別な説明として、無症候性感染を起こしている人々の存在の可能性があるとされる。これまでのエビデンスとして少数例ではあるが報告されている。

 また潜伏期間が通常の21日間よりも長い希な事例もあるという。


 急がれるエボラワクチン開発

Two new trials of Ebola vaccines begin in Europe and Africa  Reuters. (国際)  ヨーロッパとアフリカで2種類のエボラワクチンの治験が開始

 バーヴァリアン・ノーディック社やグラクソー・スミス・クライン社、ジョンソン・アンド・ジョンソン社が開発した2つのエボラワクチンの臨床試験第二相が15日開始された。 治験第二相は、主としてワクチンの安全性の検査であるが、同時に、エボラウイルスに対する免疫応答の増強も評価される。

 プライム-ブーストワクチン接種法(2回接種)や、それとは異なる接種法を用いたエボラワクチンの開発は、これまでギニアやシエラレオネ、リベリアで少なくとも11,200人が死亡した大規模なエボラ流行に応じ急がれていた。

 バーヴァリアン・ノーディック社やジョンソン・アンド・ジョンソン社による2回接種による治験は、先づイギリスとフランスで600人の健常者に、その後今年末にアフリカで1,200人を対象に行われる。かつてこれほどの大規模な治験は、昨今のエボラ感染者数の減少により実施出来ずにいた。と言うのも、これまでグラクソー・スミス・クライン社とマーク社、ジョンソン・アンド・ジョンソン社によって計画された西アフリカでのエボラワクチンの治験は、感染者の減少に伴う(エボラウイルスに暴露されてなくてはならない)被験者の採用に手間取っているからである。

 もう一つの治験はセネガルで行われる。グラクソー・スミス・クライン社と共同で開発された、チンパンジーに感染するアデノウイルスをもとに造られたワクチンは、セネガルでの治験に先立ち、イギリスのオックスフォード大学ジェンナー研究所で2回接種の治験で投与される。1回目のワクチン接種で初期の免疫応答を活性させ、2回目の接種で免疫応答の増強を目指す。
 それぞれのワクチンは、エボラウイルスのわずかな一部を保有し、遺伝子組み替えによる安全なウイルスを使用し製造されており、免疫機構を活性化が期待される。強調すべきは、これらのワクチンは、生ワクチンではないということである。



 入国したギニア男性発熱、しかしエボラ検査は陰性
ギニア男性、エボラ陰性=成田到着時に発熱で検査―厚労省 時事通信

 厚生労働省は16日、エボラ出血熱が流行する西アフリカのギニアから成田空港に到着したギニア国籍の30代男性が、発熱を訴えたため、エボラ熱感染の有無を検査した結果、ウイルスは検出されなかったと発表した。
 感染が疑われた患者は国内で9人目だが、いずれも検査結果は陰性だった。
 厚労省によると、男性は15日夜の空港到着時、38.7度の発熱があり、千葉県内の医療機関に入院。同省は国立感染症研究所村山庁舎(東京)に男性の血液を送り、検査していた。 


 韓国MERS報告無し
S. Korea reports no new MERS cases for 11th day Yonhap News (韓国) 韓国、11日間新規MERS報告無し

 韓国保健福祉省は16日、11日連続で新規例の発生はないと公表した。先週金曜日から死亡者も出ていない。隔離者数も昨日より64人減り、258人となった。入院中の17人のうち4人の病状が不安定である。



15日


BRIEF-Bavarian Nordic says Oxford Vaccines Group starts Phase 2 Study of Ebola Prime-Boost Vaccine Regimen   Reuters. (国際) エボラワクチン臨床試験第2相


オックスフォードワクチングループ(the Oxford Vaccines Group )は、イギリスとフランスにてエボラワクチンに関する臨床第二相を開始する。


 韓国MERS、10日間新規例無し
S. Korea reports no new MERS cases for 10th day Yonhap News. (韓国)  韓国、新規感染者10日間発生なし

 韓国保健福祉省は15日、新規感染者が10日連続で、死亡者も先週金曜以来発生がないと公表した。現時点で、昨日よりも88人少ない322人が隔離されている。


 リベリア、エボラ出血熱が再燃の危険性

Liberia confirms new Ebola case as outbreak spreads  Fox News (米国) リベリア、エボラ流行の拡大で新規感染者を確認


 5月9日にエボラ終息宣言が出されたリベリアで、6人目のエボラ感染者が確認された。 6番目の感染は首都モンロビア市のMontserrado 郡で発生したが、隣接するMargibi 郡で7週間ぶりにエボラが再燃、すでに報告されている5例の感染事例との関連が考えられ、感染の拡大が危惧される。
 6番目の犠牲者は女性とされ、Montserrado郡で発症し、首都モンロビアの治療センターに搬送されたが、わずか数時間後に死亡した。このことは、接触者サーベイランスが厳密に行われていないことを意味する。 終息宣言が出されたのちもウイルスはエボラ感染の生存者に潜伏していたと考えられており、その生存者との性行為で感染した可能性がある。



14日


 世界の健康問題改善にはあまりにも資金が不足している
Here’s How Much More Money Is Needed to Improve Global Health Time (米国)  世界の公衆衛生改善にはもっと多くの資金が必要

 医学雑誌ランセットに掲載された報告書から。
 人々の健康維持のために集められた支援金と、それぞれの国、とりわけ発展途上国に必要な公衆衛生や医療の維持に使途された支援金額との間に大きな隔たりがあると指摘する。

 SARSのような世界的感染症の再発の恐れや、直近のエボラ出血熱の大流行にもかかわらず、 支援国による拠出金は、世界銀行が提唱するパンデミック事前準備システムの構築に必要とされる 34億ドルの3分の1にも満たない。また世界規模の公衆衛生の維持に対する支援国の支出は、WHOが主張する60億ドルの半分程度である。

 現行の体制に欠落している点は、特定の公衆衛生機能の達成に企画された計画をより強化するため、世界規模の公衆衛生への投資に焦点が絞られてないことにある。 例えば、特定の人口に対するワクチン接種や抗生剤耐性菌の囲い込み、多剤耐性結核菌の拡散防止がこれに当たる。

 例えば、中国やインドのような国々には、安価な薬剤を供給する市場や多剤耐性結核菌の抑制のための国際協力により甚大な恩恵がもたらされる可能性がある。同時に、支援国は、中間所得国内における脆弱で支流派の人々、つまり、差別や難民、麻薬依存で苦しむ民族少数派、への充分な支援を保証すべきである。


 韓国MERS、新規例はない
S. Korea reports no new MERS cases for 9th day  Yonhap News (韓国) 韓国、9日間MERFS感染者なし

 韓国保健福祉省は14日、新規感染者と死亡者の発生はないと公表した。7月14日時点で、19名が入院しているが、4名の病状は不安定とされる。隔離者も昨日より41名少ない410名となった。これまでの感染者は186名、死亡36名、回復131名、(韓国における)MERSの死亡率は19,4%である。


Foreigner with MERS now well, released Manila Standard Today  (フィリピン) MERS発病外国人、回復し退院へ

 MERS発病男性は完全に治癒し退院した。
 しかし当局は近接接触した女性は隔離しており、接触した疑いの112人の人々の健康調査は続けている。


Man with MERS travelled through Singapore before developing symptoms AsiaOne  (シンガポール) フィリピンで発症したMERS患者、発症前にシンガポールを旅行

 7月4日、フィリピンに入国後にMERSと診断された36歳男性が、診断前にフィンランドから旅行した国がWHOから明らかにされた。
 それによると男性は、サウジ、ドバイ、そしてフィリピンを旅行した。
 シンガポールでも短期間滞在している。
 旅行中男性はMERSの症状を呈していなかった。


 エボラ、未だ週30人は新規感染し、その三分の一は感染源が不明-国連警告

Ebola patients' escape in Sierra Leone spreads alarm Yahoo News (国際) シエラレオネ、エボラ患者が脱出、感染拡大の危険性

 シエラレオネ政府は13日、2人のエボラ患者が治療センターから数時間脱出したことから、エボラ拡大を防ぐために緊急対策を講じた。

 32歳女性と8歳少女が11日、首都フリータウンの郊外にある治療センターから脱出した。
 2人は何ら関係がないが、夕方にはセンターに戻ったとされる。
 脱出していた間に接触した人々の調査と、その行方を追跡している、と当局者は語っている。


UN: 30 ‘Surprise Cases’ of Ebola a Week Mean Outbreak Far from Over  Breitbart (国際) 国連、1週間に30人のエボラ発生は終息にはほど遠いことを意味する

 三分の一が明確な感染源が分かっていないことは、昨年の流行初期より状況が危険であることを意味している。


Ebola infection rate still significant, UN official warns CBC.ca  (カナダ) 国連、エボラ感染率は未だ高いと警告

 国連によるとエボラの新規患者は未だ週30人は出ており、その三分の一は明らかな患者との接触はなく、感染源が不明であると警告した。


 エボラ吸入ワクチンがサルの実験で成功
Inhaled Ebola Vaccine Stops Virus in Monkeys, Study Finds  New York Times  (米国) 吸入エボラワクチン、サルに実験でウイルス増殖を抑制

 テキサス大学と国立衛生研究所(NIH)の研究チーム。

 サルへの吸入ワクチン一回の使用で、呼吸器系に存在する免疫細胞が活性化され、エボラウイルスの増殖を抑制した。
 
 数十年前から研究されてきたエボラワクチンは成功しなかったが、今回のワクチンは非常に少ない成功例であると研究陣は語り、世界的医学雑誌である”Journal of Clinical Investigation”に研究結果が発表された。

 訳者コメント:エボラウイルスは変異するが、変異ウイルスに対してもワクチンは交差免疫原性は保有するのか?



13日

 
MERS:早ければ来月初めに終息宣言か 朝鮮日報 (日本語版)

 {今月4日に186人目の中東呼吸器症候群(MERS)感染者が確認されたが、それから1週間にわたり新たな患者が確認されていないことから、終息宣言が出される時期に注目が集まっている。

 中央MERS管理対策本部は12日「先週は新たな感染の確認はなく、死者も出なかった。一方で1人が完治して退院し、その結果、186人の患者のうち130人が退院した」と明らかにした。これまで死者の数は合計36人で、20人は現在も治療を受けている。今月に入って新たな感染の確認は目に見えて減少しているが、その一方でサムスン・ソウル病院の医師や看護師など3人の感染も確認された。そのため国はサムスン・ソウル病院に入院中だった患者を全て国が指定する隔離病院に移すと同時に、医療関係者への感染対策も強化している。

 終息宣言を行う時期についての予測も少しずつ出てくるようになった。疾病管理本部も世界保健機関(WHO)に対して終息の時期を定める基準についてすでに問い合わせを行っているという。疾病管理本部の関係者は「今はまだWHOからの回答はない」としながらも「終息宣言の時期については今のところ専門家たちと協議を行っている」と明らかにした。


■終息宣言の時期についてWHOと協議中

 何らかの伝染病が発生した場合、最後の患者が確認されてから潜伏期間の2倍の期間が経過し、その間に新たな患者の発生がない場合、通常は終息宣言が出される。ただし問題はその基準となる時期を最後の患者が確認された時とするのか、あるいはその患者が完治してからとするのかだ。疾病管理本部の関係者は「リベリアで発生したエボラ出血熱のケースにおいては、WHOが終息宣言を出したのは最後の患者の治療が終わり、それから潜伏期間の2倍の時間が過ぎた時点だった」と説明する。}


 韓国MERS、8日間連続発生無し
S. Korea reports no new MERS cases for 8th day  Yonhap News. (韓国)  韓国、8日連続新規例の発生なし

 韓国保健福祉省は7月13日、8日連続で新規感染者の発生がないと公表した。現時点で、20名が入院しており、うち4名の病状は不安定である。累積感染者186名、累積死亡者36名に変動はない。


12日


 韓国MERS、1週間新規患者発生無し
No new MERS cases reported in S. Korea in 7 days  Yonhap News. (韓国) 韓国、7日間新規感染者なし

 韓国保健福祉省は12日、感染者や死亡者の発生はないと公表した。7月6日以来7日連続で新規例は出ていない。現時点での累積感染者は186名、うち死亡36名、回復者130名、隔離485名、致命率19,4%である。


 MERS流行で韓国政府や社会が学んだこと
MERS Outbreak Shows Failures of South Korea's Public Health System World Politics Review  (国際) 韓国のMERS流行は、韓国の公衆衛生体制の欠陥による

 ソウル大学の公衆衛生学助教であるMyoungsoon You とのメールによる、今回のエボラ流行に関する韓国の公衆衛生体制の問題と流行そのものに対する見解。

韓国の公衆衛生体制の充実度とMERS等の流行に対してどのような対策がなされているか?

 MERS流行は韓国の脆弱な公衆衛生体制の中で起こった。
 患者収容のための陰圧室の不足、迅速な情報の共有がMERS制御の中で行われなかった。
 また韓国の医療機関や保健体制における慣習が、感染症対策に十分適合出来ていなかった。(訳者注。慣習が優先された。それは西アフリカにおける現地の慣習がエボラ拡大を起こしているのに類似している現象でもある)。
 医療機関や保健当局は、患者の医学的治療に焦点をあてていたが、地域社会におけるMERS発生の監視、およびその防止には消極的だった。(訳者注:市中感染の有無が未だに不鮮明である)。

 韓国保健省はMERS流行に対する広範な対策を講じた。たとえば感染者の検疫や隔離、専門家チーム結成、およびリスクコミュニケーション戦略の応用など。
 しかしながら重大なことは、過去に経験したSARSのような呼吸器感染症で講じた流行拡大前の予防対策を全く講じなかったことである。(訳者注:これは日本でもあり得る。対策マニュアル、模擬訓練等、起きてからの行動を規定している。起きる以前にどのような対策が一般社会と行政側に必要が、平常時から検討していない)。


地域の行政当局のMERS対策への貢献度はどのようなものだったか、そして今後の課題は?

 韓国政府は患者ゼロ(最初の中東帰りの患者)が症状を出していても無視したし、患者がMERS症状を呈しだしても重大なこととして捉えなかった。
 パク大統領がこの事例をMERSとして発表してから政府内危機管理チームが形成されるまで2週間以上要している。
 しかしメディアによるとその後も政府内での情報共有は不十分だったとされる。

 地方行政府の対応は様々であった。ある地域は中央政府や専門家チームが情報を共有し、対策を共に思考したが、ある地域は中央の協力がないまま、独自に情報を発表していた。

・MERS流行に対する一般社会の反応は?公衆衛生体制への信頼性は?

 政府の遅れた対策は一般社会の信頼を失い、公的声明、特に保健省からのものは迅速に懐疑的に捉えられるようになった。
 WHOのマーガレット・チャン事務局長は、韓国政府の初期における緩慢な対策、そして感染疑い者の追跡調査の遅れなどを非難した。
 政府の信頼性が失われると、危険因子(危険性ある状況、行動など)を一般社会と効果的に共有することは不可能となる。一般市民は現在、MERSに関する情報を政府や病院から得るよりも、家族や友人達から得る方を優先し、信頼している。

 現在、政府と一般社会との間の信頼関係は回復しつつあり、MERSにより引き起こされた社会的混乱が迅速に収まり、疾患の拡大が急速に収まっている。
 韓国政府は今回のMERS流行で色々と学んだはずだ。予防対策の強化、公衆衛生上のサーベイランス、そしてコミュニケーション方法の改善など。全ては次に来ると予想される感染症に対する準備となる。




11日
 

 野生動物肉とエボラ-アフリカの抱える貧困と無知
Is it time to bring back bushmeat?  The Guardian. (英国) 野生動物肉市場の復活?

 2013年エボラ出血熱の発生以来、リベリアでは5000人を超える犠牲を数える。最初の感染者は、エボラウイルスが寄宿するコウモリに接触したとされ、リベリア政府は、野生動物の狩猟を禁止、違法狩猟行為を厳重に監視している。しかし、感染者数の急激な減少により、野生動物への需要が高まっている。

 リベリアでの野生動物の狩猟の対象は、コウモリや豚、ネズミ、猿、鹿などであるが、実際は、豚と鹿が3分の2を占める。ゴリラやチンパンジーのような類人猿の捕獲は5%以下である。国際連合食糧農業機関(FAO)によれば、煮炊きすればエボラウイルスは死滅するため、動物からヒトへの感染の可能性は低いものの、感染野生動物の体液に触れたり、ウイルスに感染し、死亡あるいは衰弱した野生動物を充分煮炊きしていない肉を食べたら感染する。それゆえ、野生動物の狩猟禁止は、狩人や野生肉業者からウイルスを遠ざける措置として、また、環境変化に伴い減少する野生動物の保護を目的とする。
 しかしながら、野生動物の狩猟禁止は、西アフリカの人々の生活に深刻な問題をもたらしている。野生動物の肉は、彼らにとって極めて重要な収入源であり、食糧でもある。野生動物の肉は、都市部で高級食材として消費されるため、狩人は必要最小限の狩猟を生活の糧とし、売らずに残したわずかな肉は、唯一の動物性蛋白質や脂肪となる。エボラ感染地域における野生動物肉の取引きや消費は、栄養や社会経済、文化的観点から重要な機能を果たしている。FAOの調査によると、リベリアの田舎での肉の消費の4分の1が野生動物肉とされ、禁猟によりその流通に携わる多くの女性労働者が失業し、子供の授業料を払えない。

 野生動物の狩猟の代替として牧畜や農業が挙げられるが、農業や家畜用の土地の開墾は森林伐採を意味し、森林に生息する脆弱な生き物たちを森林から追い出すことになる。しかし一方で、成長著しい野生動物肉の商業化も問題である。FAOによると、毎年7,5000トンの違法食肉がEUに輸入されており、その大部分を違法野生動物肉が占める。過度な野生動物肉の商業化は、生物多様性を脅かし、生態系を持続不能なものにする。
史上最悪の西アフリカにおけるエボラ流行は、エボラウイルスが寄宿した1匹のコウモリが幼児に接触したことが始まりとされるが、その背景には、貧困や劣悪な教育環境、脆弱な医療体制がある。従って、エボラ大流行の原因を野生動物肉に固定視すると、エボラ大流行という現実を単純化し、その本質を見失う。なぜなら、エボラ感染流行の本質は、人口増加とそれに伴う貧困にあるからである。

 管理人コメント:動物の肉は、野生動物と飼育動物由来に分けられる。野生動物を食する習慣は人類が進化する前からのものだろうが、進化と共に飼育動物が食用の中心となってきた。野生動物には未知の病原体(プリオンも含め)が存在することから近年はそれを食用とすることは危険視されつつある。ウイルスは十分肉を熱することで不活化(死滅)するから安全とされるが、その処理過程で感染する可能性がある。代表としてH5N1鳥インフルエンザウイルスなどが上げられる。
 飼育動物の肉は、完全に安全とはいえないが(プリオンの存在)、その管理過程で危険性は予知される。
 日本では野生動物を食する習慣は基本的にはないが、ほ乳類ではないが魚類も野生動物である。現在、魚類をタンパク源、生活の糧とする人々は少なくなっていると思われるが、大昔の日本には多く存在した。
 またアフリカ以外でも野生動物を食用としたり、その産物を市場に出荷して生活の糧としている国、または地域がある(中国、広東省)。そうした国では、人に感染するウイルスが出現することが多く、新興感染症がしばしば発生する(中国:SARS、鳥インフルエンザなど)。

 アフリカの奥地で野生動物の肉が食用とされることが多く、またそれらが商業的市場に出荷されることも珍しくはない。
 エボラの恐怖が野生動物の肉に対する注意喚起の機会となったが、そのエボラ流行が収まるとともに、再び野生動物が食用とされ出すならば、危険が繰り返されることになる。
 昨年、エボラ流行が始まってから数ヶ月経ってから国連や米国などが、その対策や援助に動き出した。そのとき1万人近くの人々が既に西アフリカで死亡していた。21世紀に先進国と国連が犯した虐殺事件ともいえる。(それを認識しない横暴さが先進国にはある)。
 
 今、WHOや先進国に義務として課せられていることは、西アフリカを含めてアフリカの人々が、危険な野生の肉を食べなければならない貧困の改善感染症が人の命を奪う危険なものであること(感染症は目に見えない故危険である)、そして衛生的であることがいかに重要であることが教育により人々の通常の知識として植え付けることである。
 この英国の一流紙が掲載している論説の内容は、以上のごとく拡大解釈される。


Tests show Ebola in Liberia linked to virus found months ago  U.S. News & World Report (米国) リベリアでエボラ再燃したウイルスは数ヶ月前に流行したウイルス

 WHOは、2週間前にリベリアの小さな町でエボラを発病し死亡した17歳少年のウイルスを分析した結果、6ヶ月以上前に同地域で多数の人々に感染を繰り返していたウイルスと同じであると発表した。
 ウイルスの遺伝子構造から判断すると、ウイルスが国境を隔てたギニアやシエラレオネシエラレオネから広がった可能性はなく、また動物などの感染宿主に長期間潜伏していた可能性もないとされる。

 発生したNedowein町では5人が感染し、1人の10代の少年が死亡した。149人の接触者の中から4人の感染者が確認されている。

 4800人以上のリベリア人が死亡し、5月には終息宣言が出された。

 多くの生存者がいるが、ウイルスがある特定の臓器内に6ヶ月以上存在する事実も明らかになっている。ウイルス感染は性的行為で起こった可能はあり得る。そのようにWHOの広報官であるMargaret Harris博士は語っている。

 
 韓国MERS、新規例なし


No new MERS cases reported in S. Korea for 6 straight days  Yohhap Nwes (韓国) 韓国、6日間新規感染者なし

  韓国保健福祉省は11日、新規感染者は6日間発生していないが、昨日1例の死亡を確認したことを公表した。


2nd LD) S. Korea reports one more MERS death Yonhap News (韓国)  韓国、MERS死亡1例を追加

 韓国保健福祉省は10日、死亡1例を公表した。死亡した感染者は肺癌を患っており、ソウル市内のBoramae医療センターにて治療中にMERSに感染し死亡した。これで累積死亡者数は36名となった。
 累積感染者数は186人であり、韓国でのMERS死亡率は19%となった。

 管理人コメント:韓国でのMERS死亡率は、軽症者の検出率が高いため、サウジアラビアに比較すると重症者の占める率が低く、そのため死亡率が低くなっている。サウジでは死亡率は現時点で累積感染者数1045人、累積死者数460人となっており死亡率は44%となっている。



10日

(MERS virus) Philippines puts 112 under surveillance  Hong Kong Standard  (香港) フィリピン、112人がMERS感染者と接触した疑いから健康監視下に

 フィリピン、112人が MERS感染外国人と接触した疑いから14日間の健康監視が行われている。
 一方、発病した36歳男性は間もなく退院予定とされる。


Surge of Ebola in Liberia May Be Linked to a Survivor - The New York Times New York Times (米国) リベリアにおけるエボラ再燃は、生存者からのウイルス感染の可能性がある

 リベリアで死亡した17歳少年から分離されたエボラ遺伝子の解析で、同ウイルスは現在小康状態ながらも流行が続いているギニアとシエラレオーネのウイルスとは異なり、昨年7月と8月にリベリアで流行していたウイルス遺伝子に一致することが研究チームにより明らかにされた。
 米国CDCのスチュアート・ニコル氏は、リベリアではここしばらく感染者の報告がなかったことから考えると、今回の集団発生は初期のウイルス感染が性的行為により起きた可能性が示唆されると語っている。
 ウイルスは暑い環境下では長い期間生存しないことから、環境内に存在し続けたことは考えられず、生存者の精索、胎盤、眼球内などの免疫が及ばない場所に数ヶ月間存在し続けることが知られている。


 韓国MERS新規感染者ない

S. Korea reports no new cases of MERS for 5 straight days Yonhap News (韓国) 韓国、新規例と死亡例なし

 韓国保健福祉省は10日、感染者も死亡者も発生なしと公表した。




9日

Loss of health staff could increase maternal mortality in Ebola-hit countries: World Bank   Yahoo (国際) エボラ感染地での医療関係者死亡による、医療関係者不足が妊産婦の死亡率を高める 

 世界銀行は水曜日、エボラ出血熱の感染国であるギニア、リベリア、シエラレオネにおいて、エボラ感染により多数の医師や看護師、助産婦が死亡した結果、医療担当者不足により、今後、4000人を超える妊産婦が合併症で死亡する可能性があると警告した。

 ギニア、シエラレオネでは、それぞれ38%,74%,リベリアでは100%を超える妊産婦死亡率の上昇が予想される。エボラによる医療関係者の死亡率は、一般の人口のどの層よりも高く、その犠牲者数は500名を超える。多数の医療関係者の死亡による医療技術の欠落は、荒廃した医療体制に追い討ちをかけており、エボラによる死亡以外の疾病による死亡率を高める可能性がある。

 深刻な財政難に直面するWHOは、3カ国の医療体制を再構築するために69600万ドルの寄付を求めている。また、世界銀行によると、妊産婦の死亡回避のため、直ちに240名の医師や看護師、助産師を採用する必要があり、世界標準の医療体制を構築するには、43,500名を超える医療関係者が必要とされる。


Two more Liberia Ebola cases as Guinea, Sierra Leone log 27  CIDRAP (米国) リベリア、2例のエボラ感染事例が追加

 リベリアでのエボラ感染者が2名増え5名となった。リベリア当局は、感染源の特定に尽力しているが、未だ不明である。

 エボラ流行地域感染で流布する噂によると、今回の集団感染の最初の症例(17歳)と他の2例は、死亡した犬肉を食べた後に発症したとされるため、リベリア当局がその肉を検査したが、陰性であった。しかしながら、検体の状態が悪く、検査は本来ヒトに対するものであるため、結果の判断に注意を要する。


 韓国、新規MERS発症者なし
S. Korea's MERS death toll stays flat with no new cases  Yonhao news (韓国) 韓国、感染者と死亡者なし

 韓国保健福祉省の7月9日公表によると、感染者も死亡者も発生していない。

 現時点で、累積感染者186名、死亡者35名である。


 エボラに適切に対応出来ないWHOの能力が問われる
   国連の世界政治に対するリーダーシップが低下したことと同じ意味(管理人)

   第二次大戦後に設立された国連、そしてWHO、その意義が問われだしている


Panel Calls W.H.O. Unfit to Handle a Crisis Like Ebola - The New York Times New York Times (米国) 専門家グループ、現状のWHOはエボラのような感染症危機が起きたときに適切に対応が出来ない

 エボラが西アフリカの3ヶ国に大流行して1年以上経っても、WHOには公衆衛生的緊急事態に対応出来る能力はない、と専門家グループが警告した。

 管理人コメント:WHOの構造的疲労は2008年の英国議会でも話題になっている。構造改革の必要性は少なくとも7年前から言われていた。そして2009年の新型インフルエンザに関しては、WHOが{偽りのパンデミック宣言}を行ったと、欧州の専門家や政府から批判の声が上がっていた。多くの薬とワクチンを購入した欧州各国では、新型インフルエンザはそれほど流行せず、結果的にそれらの大部分を破棄している。
 多分、WHOは国連と同じく先進国間の協調がとれず、会議だけで終始しているのだろう。
 感染症に関してはNPO組織が中心になり、国際紛争にはフリージャーナリストが危険をおかして取材し、世界に情報を発信しているのだろう。

 このニューヨーク・タイムズのニュースのタイトルは、このようなタイトルにも変更可能かも知れない。
 {現状の国連は第二次世界大戦のような世界的危機へも適切な対応は出来ない:世界識者会議}


Experts Assess WHO Ebola Response  Voice of America (米国) WHOのエボラ対策を専門家グループが評価

 専門家グループによるエボラ対策のWHO評価
 エボラの西アフリカの大流行はWHOの対策が後手に回った事だけが原因ではなく、10年前に作られた国際保健規則に多くの欠落があったせいでもある。

Lack of people, supplies and money plague Africa's Ebola fight - experts | Reuters Reuters (国際) 西アフリカのエボラ対策に、人、物、金が不足している/ロイター

 西アフリカ代表が国連会議で実情を訴える。



8日


 WHO改革が急がれる
Experts call for immediate WHO reform after Ebola exposes failings  REUTERS (国際)  専門家委員会、エボラが組織の欠陥を露呈させたWHOの緊急改革を要求

 (どこの組織にも依存していない)専門家委員団は、西アフリカにおける大規模で致死的なエボラ出血熱への不適切な対応に終始したWHOに対し、早急で抜本的な改革を要求した。
 同専門家委員会は、WHOによるエボラ危機への対応に関する報告書で、「現状のWHOは、世界的規模の緊急な公衆衛生危機に対応する能力も組織的文化も保有していない」と評し、「今こそ国際社会の保健衛生を定義する時であり、WHOは、世界の公衆衛生の監視者として確固たる地位を再構築すべきである」と述べている。
 ジュネーブを本拠地とするWHOは、国境なき医師団による再三の警告に傾聴せず、現時点でギニアやリベリア、シエラレオネで11,000人を超える犠牲者を数えるエボラ地域感染の初期段階において、早々の制圧のお墨付きを出してしまい、その対応に非難が集まっている。

 2007年1月からWHOの事務局長を勤めるマーガレット・チャン氏は5月、WHOが大規模なエボラ流行に圧倒されたことや、流行早期の地域感染に迅速に対応すべきであったことを認めた。
 専門家委員団は、感染症の拡大の追跡と抑制を目的にWHO加盟の196ヶ国の同意に基づく2005年国際保健法規の増強と、感染地域への適切な対応を許容する法規の履行を強調した。
 報告書は、「世界は、来たるべき保健衛生危機に備えるため一刻もの不作為の時間を浪費する余裕はない」と言及している。

 2005年国際保健法規は、2009年から2010年の新型インフルエンザによる世界的流行後の2011年に再検討され、改正を勧告されたが、多くの国が実行に至らず、その不作為が今回のエボラ危機をさらに深刻化させている。報告書には、「2009年に発生した新型インフルエンザパンデミックに関する検討委員会による改正が行われていたならば、世界は、現在進行中のエボラ危機に対し、より優位な立場に立っていたであろう」と結ばれている。

 管理人コメント;以前から言われてきていることであり、チャン事務局長も認めてWHOの課題となっている。巨大な国連組織の中で、機構の変更、組織の改編、そして予算配分の問題など、多くの政治的問題が絡んでいるようだ。全ては簡単でない。
 国連組織の複雑さと縦割り制度のなかでの出世争い、各国政府の非協力、予算配分の争い、無能な頂点にたつ責任者による、無能な政策。最近出版されている「No Time to Lose;ピーター・ピオット著」に詳しく描かれている。エボラ発見者であり、その後国連合同エイズ計画(UNAIDS)の事務局長として長らく世界のエイズ対策に尽力を注いだ著名な人物である。


  韓国新規感染者報告はない

Seoul, two more MERS victims brings toll to 35 AsiaNews.it  (イタリア) 韓国、さらなるMERS死者を確認、合計死者数が35人に

S. Korea reports first MERS death in 8 days  Yonhap News Agency(韓国) 韓国、8日ぶりの死亡例を公表、新規例はなし

 韓国保健福祉省は7月8日、8日ぶりの死亡1例を報告した。新規感染者はいない。現時点で、累計死亡者は34名、感染者は186名である。


WHO: Korea MERS update Outbreak News Today (国際) WHO、韓国MERS情報更新

 7月4日~7日までに韓国から報告された情報

 2例の感染者が報告され、累積感染者数は186人。
 死者は以前と変わらず33人。


7日


Companion of MERS patient tests negative for virus   CNN(フィりピン) フィリピン、中東から入国しMERS患者の同伴者の陰性が確認

 フィリピンで2例目のMERS感染と認された外国人に同伴していた女性は、検査の結果陰性と判明した。


MERS:訪韓キャンセルは日本人ばかり  朝鮮日報

 {…中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルス感染拡大の影響で、今月3日から5日までの3日間に来韓を取り消した外国人観光客の数は260人だったことが分かった。
 韓国観光公社は6日に外国人観光客による旅行キャンセルの内訳を発表したが、それによると上記の期間に旅行をキャンセルした外国人観光客は3日が180人、4日と5日が合わせて80人の合計260人だった。
 ただし中国、台湾、香港や東南アジア、欧米からのキャンセルは一人もなかった。…}

 管理人コメント:だからどうした?

[オピニオン]MERS休校は過剰対応  東亜日報

 {MERS(中東呼吸器症候群)患者数がぐんと下がり、幼稚園や小中高校の休校事態が昨日で終了した。休校数は6月2日の149校から始まって、12日は2903校でピークに達した直後、地道に減少し、昨日「ゼロ」を記録した。我が社会がMERSショックから脱して日常生活に復帰していることを示す意味では嬉しいシグナルだ。…}

 管理人コメント:今頃気がついた?

MERS:隔離者数、1カ月ぶりに1000人下回る 朝鮮日報

 {中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスの感染リスクが高いとされてきた複数の病院が相次いで隔離措置解除となり、またおよそ1カ月ぶりに隔離者の数が1000人を下回った。…}

 管理人コメント:異常に隔離者が多く、その半数は家から出るな、という自己隔離。それもそうだろうが、感染した可能性がある場合、どのような感染予防対策をとるべきか一般市民に啓発していたのだろうか?
 呼吸器感染症は咳エチケットが大事であることを韓国人は知らないかも知れない。少なくとも韓国報道では咳エチケットという言葉が使われた事がない。かっての日本人のように、自分がうつらないようにということでマスクを着用する市民が多かったが、咳エチケットは守られていたのだろうか?


MERS最初の患者発生した病院 診療を再開 聯合ニュース

 {中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスの最初の患者が発生したソウル近郊の平沢聖母病院(京畿道平沢市)が5月29日の休院から38日ぶりに診療を再開した。

 同病院は6日午前8時から応急室と健診センターの業務を、午前9時から外来診療を再開した。

 病院側は、最初のMERS患者が入院した病室に換気口を取り付け、応急室の前には選別診療所を設置し、感染管理をさらに強化したと説明した。

 同病院では5月20日に最初の患者が確認されて以降、入院患者34人、看護師3人の合計37人がMERSに感染した。 }



6日

MERS、次は日本で発生か?

 韓国でのMERSは終息に近いか、少なくとも小康状態にある。

 先にタイでオマーンからの入国者がMERSを発症した。続いて今週はフィリピンで中東からの入国者(多分ドバイ)が発症している。
 フィリピンとマレーシアでは先に中東で働いていた帰国者が発病している。
 中国は韓国からの患者が入国している。

 韓国からのMERS患者が日本国内に入ってくる可能性は低くなっているが、中東からの感染者の入国は絶えずあり得て、近い将来それは現実のこととなるかも知れない。



 フィリピンでMERS患者が確認

【韓国MERS感染】 フィリピンで2例目 中東ドバイからの外国人男性 産経ニュース

 {フィリピン保健省は6日、同国で2例目となる中東呼吸器症候群(MERS)の感染者が確認されたと発表した。同省当局者によると36歳の男性で、中東のドバイからフィリピンを訪れた外国人という。

 男性は2日にMERS感染の疑いがあるとして首都マニラ郊外の熱帯医学研究所に入院し、4日に感染が確認された。旅行日程など詳細な足取りは明らかにされていない。

 フィリピンでは2月に、出稼ぎ先のサウジアラビアから帰国した看護師の女性がフィリピン初の感染確認例となったが、女性はその後回復した。(共同)}


Foreigner in Philippines tests postive for MERS virus CTV NEWS (カナダ)  フィリピン、外国人のMERS感染を確認

  フィリピンで2例目となるMERS感染者は、6月19日サウジアラビアからフィリピンに入国したが、サウジアラビアを発つ前にドバイに滞在したことがわかっており、サウジアラビア出国時にMERSを示唆する症状を呈していなかっつた。
 新規症例は6月30日、発熱と咳を呈したため7月2日受診し、7月4日MERSの感染が確認されたため、熱帯医療研究所に移送された。 保健省は、感染者が搭乗した航空機に乗り合わせた200名ほどの乗客と、感染者と濃厚な接触をした外国人19名の追跡調査中である。


DOH confirms MERS-CoV case in PH  CNN(フィリピン) フィリピン、中東からの入国者がMERS発症

 フィリピン保健省は36歳の中東からの外国人男性がMERSウイルスに感染していることを確認したと発表した。
 保健省によると男性が検査された段階で潜伏期間14日目であり、検査で確認されたウイルス量は非常に少ないとされる。
 周辺からの感染者の発生の可能性は低いとされる。
 フィリピン国内でMERSと診断された事例は2件目となる。

 管理人コメント:カナダとフィリピン(CNN)の内容は少々異なる。CNNでは患者がサウジ出発前を感染時期として計算しているようだ。しかし少なくとも11日後の6月30日に男性は発病し、7月4日に診断が確定した。周辺への感染の可能性は十分あるが、CNNの内容では可能性は低いとされている。


 韓国MERS新規例、死亡例はなし

S. Korea reports no additional MERS deaths or cases Yonhap News (韓国) 韓国、新規感染者も死亡者もゼロ

 韓国保健省によると、新規感染者はなく、感染者総数は186人のままである。
 死者数も33人にとどまっている。


 感染3週後に発病した可能性
MERS incubation period in doubt The Korea Herald (韓国) MERS潜伏期間は疑問

 韓国保健当局は従来から言われている潜伏期間2週間を1週間超えてから発症した最新症例を調査している。

 186人目の感染者となった50歳女性が4日にMERSの診断がついた。
 一方、女性の夫は6月12日にMERSの診断がつき、7月2日に完全治癒して退院している。

 当局によると女性は2日に発熱を呈した。しかし夫から女性が隔離されたのは6月11日であり、(その直前感染したとしても)最長潜伏期間とされる14日よりも長い3週間後の発病となる。女性は2週間後に隔離解除となっている。
 
 一方、女性は6月29日、持病のガン治療を受けるためサムスン病院を受診している。発症3日前である。この際にウイルス感染を受けたかもしれないという仮説も成り立つ。


 中国で鳥インフルエンザウイルスのハイブリッドが誕生
Novel AI virus discovered in China WorldPoultry.net (国際) 中国で新型鳥インフルエンザが検出

 中国研究チームが2013年、浙江省でH7N9鳥インフルエンザが発生した際、生家きん市場の各種家きんからウイルスを分離して、その遺伝子を分析した。
 13種類の鳥インフルエンザウイルスを分離したが、そのうち2種類はH5N9亜型であった。遺伝子分析ではベマグルティニン(H)がベトナムで分離されたH5N1ウイルスと一致し、ニューラミニダーゼ(N)が浙江省で感染者から分離されたH7N9ウイルスのそれと一致した。

 H5N1鳥インフルエンザウイルスとH7N9鳥インフルエンザウイルスのハイブリッドであるが、病原性はマウスで調べた限りでは低かったとされる。
 
 本年6月17日発行のJournal of Virologyで論文が発表された。

 他に分離されたウイルスは、H5N1、H9N2、H7N9。

 管理人コメント:中国は鳥インフルエンザウイルスの生産地のようなもので、多くの北からの渡り鳥と、多くの飼育家きんの間でウイルスが交雑するとされる。



5日

 韓国、3日に感染者が確認された、夫からの感染例?詳細不明
S. Korea confirms additional MERS case, death toll remains at 33 Yonhap News  (韓国) 韓国、新規MERS感染者1例を報告、死者数は変化無し

 下記報道と同じ内容

S. Korea confirms additional MERS case, death toll remains at 33 The Korea Herald  (韓国) 韓国、新規MERS感染者1例を報告、死者数は変化無し

 韓国保健省は3日、MERS感染者1例を追加した。これで合計感染者数は186人となった。

 患者は50歳女性で、夫は5月27日と28日にサムスン病院に滞在したときにMERSに感染した。そして6月12日にMERSの診断が下された。7月3日に退院した。
 ”The latest case involved a 50-year-old woman whose husband had been infected with MERS while staying at the Samsung Medical Center on May 27 and 28. He was confirmed with the disease on June 12 and released from the hospital Friday, the ministry said. ”

 管理人コメント:この女性が夫から感染したとしか思えないが、夫が治療を受けた病院、女性が診断を受けて収容された病院など、肝心の情報が抜けている。
 韓国の報道か、いつも肝心の情報が欠けており、当局発表情報だけを記事にしている。おそらく医科学的問題が理解出来ない記者達が書いている記事なのかも知れない。 


 コンゴのエボラ疑い例は検査で陰性
Suspected Congo Ebola victims test negative for the virus  Reuters  (国際) コンゴのエボラ疑い例、ウイルスは陰性

 6人のコンゴの狩猟人がエボラ感染の疑いがもたれていたが、検査の結果エボラウイルスは陰性であったと、保健大臣が発表した。



4日


 韓国MERS、サムスン病院医師が発病

Doctor at Samsung Medical Center confirmed with MERS, bringing total to 185 Arirang  News (韓国) サムスン病院の医師がMERSを発病、感染者合計185人に

 ソウル南部のサムスン病院の医師がMERSウイルスに感染していることが確認され、感染者数が185人となった。
 この最新の事例は同病院でナースの感染が確認されてから24時間足らずの間に、再び確認されたもので、この大病院でのMERSウイルス根絶には未だ遠い道のりがあることを再認識させた。

 訳者注:サムスン病院でウイルスが医療スタッフに感染していた時期はおよそ10から14日前と考えられ、その当時の感染対策がどうであったのか、一切情報がないので結論は出せないが、現在も医療スタッフが感染する環境にあるとは思いたくない。韓国でのMERSは未だ発病者が治療を受けているが、流行は人から人への感染が続いているという定義に従うならば、ほぼ終息に近いと考えるべきだろう。そうでなければ変である。


MERS cases keep coming from Samsung hospital Yahoo News (国際) MERS感染者、サムスン病院で発生し続ける

 4日間感染者が出なかったが、2日と3日にサムスン病院でナースの感染が確認された。
 そして4日に25歳の女医の感染が確認された。
 韓国におけるMERS感染者総数は185人となった。

 サムスン企業グループによる運営されている巨大病院は、韓国で発生したMERS185例中90例に関与している。
 医師を含めて13人の医療スタッフが感染している。

 事態を重く見た保健当局は同病院で治療中のMERS患者15例中12例を他の医療機関に移すように指示した。
 この指示は15例のMERS患者用病床以外閉鎖されているサムスン病院に新たな衝撃となった。


Another doctor at Samsung's hospital contracts MERS:  Yonhap News (韓国) 政府発表:サムソン医療センターの医師がMERSに感染

 韓国保健福祉省は7月4日、サムソン医療センターに勤務する医師のMERS感染を公表した。死亡者はいない。これで、サムソン医療センターでの医療従事者の感染は13名にのぼる。


 管理人コメント:サムスン病院内での医療担当者の感染が時折発生している。潜伏期間から考えると、感染した時期は6月20日~27日と考えられる。上記写真は7月3日とされるが、なぜ簡単に医療スタッフが感染するのだろうか。
 
 なぜ医療スタッフの感染がサムスン病院では相次いでいるのだろうか?

 答えは多分医療スタッフの過重労働ではないだろうか。

 十分な知識と危険性を知っていても、過重労働状態になると、ウイルス感染を起こす隙が出てくる。西アフリカにおけるエボラが医療担当者の間での感染率が高いのは過剰労働が主な原因である。もちろん感染予防手技が完全でないこともあるが、それ以上に暑い中で予防衣とマスク、ゴーグル、グローブを着けての長時間作業は想像を絶するという。

 多数の患者が病棟に収容され、PPE(予防装具)で武装し、そして多くの業務が課せられているならば、自分では気がつかない油断からくる、感染に対する隙間が多く出てくる。

 医師やナースの業務が過剰になっていないか、十分休憩、休養が与えられているのか等、韓国政府はWHO専門家と共に調査する必要がある。感染した医療スタッフだけを責めるのは間違いである可能性が高い。


 リベリア、エボラ再発生、多数に感染した疑い
Liberia: 200 Reportedly Had Contact With Ebola Victim New York Times  (米国) リベリア:エボラ患者と200人が接触の可能性

 WHOは3日、5月9日以降エボラが発生していなかったリベリアで、6月28日にエボラで死亡した17歳少年に200人近い人々が接触していたことを発表した。その中で10代の若者はより詳細に健康モニターを行っているとし、既に2人の感染が確認されていると伝えている。

 WHOは疫学専門家と他の専門家を現地に派遣し、少年の住んでいた村での接触者調査と拡大防止が十分とられているか確認するとしている。


Ebola returns to Liberia as teenage dog-eater dies The Times (英国) リベリアでエボラが再発生:十代の若者が死亡した犬を食べた後エボラを発症

 17歳少年がエボラで死亡し、仲間2名もエボラを発症。
 死亡した犬の肉を食べたことでウイルスが感染した恐れがあるとされている。


 タイのMERS発病オマーン男性が完全治癒、退院。周辺での感染者発生はなし

Omani patient leaves hospital free of Mers virus Bangkok Post (タイ) タイ、MERS発病オマーン患者が検査で陰性、退院に

 タイ公衆衛生大臣はMERSを発病した75歳のオマーン男性が、解熱してから15日間経過し、5回の検査でMERSウイルスが陰性であるとし、MERSは治癒したと判断され、退院し、旅行をすることを許可したと発表した。

 隔離されていた患者と同行していた3人の家族、患者と近接接触した154人も感染が否定されフォローが解除された。

 管理人コメント:当患者はバンコク空港に到着してから病院に収容隔離されるまで4日間要したとされ、症状が出てから多くの人々に接触した。しかし家族も含めて発病者は出なかった。MERSコロナウイルスが容易に人には感染しないエビデンスともなった。韓国の大流行は特異な事例であることを示している。


3日

 コンゴでエボラ発生の疑い
Congo and WHO investigate possible Ebola outbreak Reuters  (国際) コンゴとWHOがエボラ発生疑いについて調査に

 コンゴ民主共和国は首都キンシャサ北東270キロにある村でエボラ出血熱が発生した疑いがあるため調査中であると、同国とWHOが発表した。

 保健大臣のフェリックス・カバンゲ氏は、対策チームは発生疑いのあるマサンビオ村に2日到着し、検体を採取していると語った。

 大臣によると6人のハンターがアンテロープ(枝分かれしない角を持つウシ科の偶蹄類の総称)を捉えて殺した後、下痢、嘔吐、血性尿を呈し、4人が既に死亡したという。

 しかし大臣によるとエボラの初期症状とされる発熱を呈した者はいないため、食中毒の可能性もあるという。


 韓国社会、韓国人のモラルの低さがMERS拡大の要因?

【朝鮮半島ウオッチ】MERS拡散であらわになった韓国社会の脆弱性 ...  産経ニュース

 {韓国で拡散した中東呼吸器症候群(MERS)は発生約1カ月でようやく収束局面に入った。
 対策の打てない政府に対する批判から、一時は20%台まで下落した朴槿恵(パク・クネ)大統領の支持率だが、拡散の沈静化とともに上昇に転じ、韓国は落ち着きを取り戻しつつある。
 だが、4次感染者まで出した事態は韓国社会の「脆弱性」も浮き彫りにした。初期対応の不手際、財閥系基幹病院のズサンな防疫体制、一部非常識な感染者の隔離政策破り-などが被害を拡大させたのだ。観光客激減や国内消費の萎縮などMERSは韓国に厳しい教訓を残した。

  感染の確認されたある患者は、救急車での別の医療機関への搬送を拒否して自らタクシーに乗って行った。そこで完全防護体制で治療を受けたものの、嫌気がさしたのか診療室の鍵を壊して脱走した。ある隔離患者は、症状が出ていないことを理由に「むしゃくしゃする」とゴルフに出かけてしまった。ある公務員の患者は、自覚症状を無視して銭湯に行き、複数の集会に参加するという無鉄砲ぶり。ある入院中の患者は、マスクもせずに病院中を歩き回り、ウイルスをばらまいた…。

 ・数日内に隔離対象となった約700人のうち国の指定する隔離施設に出頭してきたのはわずか4人だった。感染者との接触で隔離を通告されても意に介さず、出歩く韓国人が後を絶たなかった。

 ・感染源の一カ所が韓国では最高レベルでサムスン・グループ傘下のサムスン・ソウル病院だったため、保健福祉部が「配慮」をみせ病院閉鎖措置を自主決定に任せるなど特別扱いした。

 ・これは韓国社会の脆弱性そのものだった。韓国経済を牽引してきた“ナショナルブランド”サムスン・グループに対する政府の“配慮”や“聖域化”が感染拡大という重大問題を招いた。

 ・市民の公衆衛生意識の徹底や自制心、ルール遵守の精神などのモラル教育は簡単ではない。政府の防災、防疫など安心安全の施策充実は韓国先進化の大きな課題となった。経済成長の影で置き去りになってきたこうした「韓国病」が今回のMERS拡散ではまとめて表面化してしまった。

 管理人コメント;ルールを守らず、自分たちの感情で行動する韓国人の想像を絶する市民意識の低さであるが、MERSは市中感染を起こさなかった。なぜか?人へ未だ感染しにくいとされるMERSコロナウイルスが人に感染するには、多くのウイルス粒子が必要と考えられる。だから一部の大量にウイルスを排出するスーパースプレッダーから感染者が広がった。しかし全て病院内である。感染者のいい加減な行動が目立ったとしても市中では感染者は出なかった。これは韓国社会にとって幸運だったと考えるべきか、MERSウイルスの特性が容易に人には感染しないというエビデンスと捉えるべきか、多分後者であろうか。となるとなぜ医療機関内で感染者が多発したのだろうか。それは今後医科学的検証からある程度理由が明確になる可能性があるが、サウジでの医療機関内集団発生、しかし市中での感染は起きていないという同様の状況は医学的に未だ明確にされていない。

 また公衆衛生意識の低さが問題視されるとしたなら、それは中国人も同じかも知れない。
 しかし季節性インフルエンザが流行してきたとき、日本以上に韓国や中国で感染者が増えるというデータはないから不思議ではある。


 韓国MERS、サムスン病院でさらにナース1名の感染が確認
New MERS case reported in Korea Arirang News (韓国) 韓国、新規MERSが報告

 昨夜、韓国保健省は新規MERS感染者1例を報告した。
 累積感染者数は184例となった。
 
 感染者はソウル病院の女性ナースで、最終的検査でウイルス陽性とされた。


South Korea reports 2 new MERS cases ABS CBN News  (フィリピン) 韓国、新規MERS2例を報告

 韓国保健省は保健省は2日、2例の新規MERS感染者を報告した。
 2例ともサムスン病院のナースである。
 これで累積感染者数は184例となった。


10000 Monitored for Ebola in US Over Fall & Winter Live Science  (米国) 米国、昨秋と昨冬に1万人にエボラ検査

 2014年秋から2015年冬に米国で1万人の人々がエボラの検査を受けたことをCDCが発表した。
 CDCはエボラ流行西アフリカからの帰国者、米国内でエボラ患者のケアにあたった人々は検査を受けるように推奨していた。
 検査での陽性者は出ていない。

 詳細はCDCの雑誌「Morbidity and Mortality Weekly Report」に報告された。


2日

 リベリア、エボラ出血熱が再燃

More than 100 had contact with Liberian teen who contracted Ebola  Washington Post (米国) リベリア、100人以上がエボラ発病少年に接触

 リベリア保健当局は、6月28日にエボラで死亡した17歳少年に接触しさらに2人が発病したと発表した。

 リベリアの首都モンロビアから1時間の距離にある村に少年は住んでいた。
 リベリアはエボラ終息宣言を出して2ヶ月間、エボラは発生しなかったが、今回の感染者発生でエボラからの解放は短期間で終わった。
 保健当局は現在迅速にエボラ拡大を防いでいる。

 WHOによると少年は6月21日発病したが、少なくとも102人が少年と接触したとされるが、その数は今後増加すると思われる。
 当局は感染疑い者の血液検査結果を待っているが、少なくとも身体的に接触した2人が感染していることが確認された。

 なぜ少年がそれだけ多くの人々と接触したかについて、理由として少年は医療的治療を求めて多くの施設を訪ね歩いたことが上げられている。米国CDCの広報官トム・スキナー氏は、ある施設で少年はマラリアとして入院治療を受け、そして退院したとコメントしている。

 CDC広報官は少年が最初にどこでエボラに感染したからは不明としている。少年はリベリア国外に出たことはないとされる。

 エボラの症状は、西アフリカで流行しているマラリアや他の出血熱と症状が似ていて、鑑別診断は難しいとされる。

 少年は何らかの動物からエボラウイルスの感染を受けた可能性が高いが、特にコウモリがその筆頭にあげられる。コウモリはウイルスを無症状で保有している。

 6月28日死亡した少年は安全に埋葬され、少年から検査のための検体が採取され、2回テストされ診断が確定された。
 こうした検査は現在リベリアでは標準的となり、エボラを疑わせる症状がある患者が死亡した場合行われている。

 CDCのスキナー氏は、リベリアは1年前とは異なり、迅速に検査・診断が可能となっており、そして迅速に拡大を抑えることが可能となっているとコメントしている。


UPDATE 1-Liberia registers second confirmed Ebola case - health official  Reuters (国際) リベリアでエボラ出血熱再燃

 WHOは5月9日、西アフリカのエボラ出血熱感染国であったリベリアにおける感染の終息を宣言したのだが、6月30日までに新たに2例の感染が確認された。
 リベリア情報省のツイッターによると、感染者は、大都市モンロビアの郊外に住む17歳の少年とその家族とされる。100人以上の接触者が出ている可能性がある。

 最初の感染事例が報告された2013年12月以来、西アフリカではリベリア、ギニアやシエラレオーネで国境を超えた感染拡大により11,200人を超える犠牲者が出ている。ギニアとシエラレオーネでは、6月21日までの1週間で新規20例が報告されている。

 訳者注:リベリアはかっての米国の奴隷達の子孫が建国した国であり、米国とのつながりは深い。


 これも韓国人の側面

 中央日報から

  {……MERSとの戦いが最終段階に入り、ソウル牙山(アサン)病院・セブランス病院など20カ所に派遣されていた医療スタッフ27人が江東慶熙(カンドンキョンヒ)大病院に集結した。同病院からMERS確診者が出たことで透析患者73人が病院内で隔離措置されたため、彼らを支援しようと自発的に集まった。確診患者と接触した透析患者があまりにも多く、江東慶熙大病院の医療スタッフだけでは対応が難しいと判断し、外部スタッフが誰彼となく支援に回っている。そのため彼らは「MERS連合軍と呼ばれている。


 ソウルのある公共医療院に勤務している看護師のキム・ドンミンさん(26)は先月23日から同病院に出勤している。キムさんは「江東慶熙大病院が派遣志願者を募っているという話を聞いて悩むことなく手を上げた」と話した。キムさんの家は京畿道議政府(キョンギド・ウィジョンブ)だ。毎日朝早く起きて1時間以上かけて出勤する。通気性の良くない全身保護服を着て仕事をしているうちに体重が3キロも落ちた。

 ソウル大病院腎臓内科専門医のペさん(32)も連合軍の一員であり唯一の医師だ。ぺさんは「外部から見ていた時は医療スタッフの対処が遅いのではないかと思っていたが、実際来てみるとスタッフは皆、最善を尽くしていた」と話した。また「看護師のほうが苦労が多い。私はあまり役に立てなかった」と看護師の献身ぶりを紹介した。

 連合軍の存在は同病院の医療スタッフと患者にとって大きな力になっている。江東慶熙大病院腎臓内科のイ・サンホン教授は「志願して来てくれた医療スタッフのおかげで心強い。彼らがいなかったら透析患者の隔離と診療は不可能だった」と話した。
 医療スタッフだけではない。透析器の不足が問題になった時、盆唐(プンダン)ソウル大病院や亜洲(アジュ)大病院など周辺の病院が装備を支援するなど力を添えた。江東慶熙大病院の外には「医療スタッフ皆さん、がんばってください!江東慶熙大病院を応援します」と書かれたプラカード41枚が張り出され、連合軍への応援が続いている。

 確診者と接触した看護師(54、179人目の患者)が感染した江陵(カンヌン)医療院にも連合軍が構成された。

 先月27日からコホート隔離(病棟内の患者・医療スタッフの出入り統制)が始まると、江原道(カンウォンド)各地やソウルから医療スタッフが続々と同病院に支援にやってきた。}

 管理人コメント:かって東京の国電駅で人が落下したとき、韓国人の留学生が飛び降りて救った話は有名。彼は残念ながら死亡した。


韓国MERS、5日ぶりに新規例が報告
 サムスン病院でナースが感染

South Korea reports new Mers case after four-day pause BBC News  (英国) 韓国、5日ぶりにMERS新規感染者報告-サムスン病院ナース


<MERS>4日ぶりに再び…サムスンソウル病院看護師1人確診 中央日報 (韓国、日本語版)

 {4日ぶりに中東呼吸器症候群(MERS)の確診者が新たに確認された。中央MERS対策本部はサムスンソウル病院看護師Aさん(24)がMERS確診判定を受けたと1日、明らかにした。
 Aさんは先月5日、MERS確診者に接触して11~19日に自宅隔離に入った。その後復帰して23日からMERS確診者が入院する病棟で勤務していた。
 病院側は「Aさんが23、25日の2日間、確診者を直接看護したがこの時に感染したものと思われる」と説明した。Aさんは確診者の世話をする医療スタッフに対する検査の途中で感染が分かった。
 1次検査で陰性判定を受けたが、疾病管理本部がその後施行した2次検査で確診判定が出た。38度以上の熱と軽度のせきの症状を示していることが分かった。 …}

 管理人コメント:2日間の患者看護で感染した?何かおかしいんじゃないのかなぁ?MERS感染が続いているサムスンの病棟で、いとも簡単にナースが感染するとは。先日は医師も感染している。
 今後、医療機関内で発生する感染事例は医療スタッフなのかも知れない。


New MERS case reported in Korea after 4-days of hiatus Arirang News (韓国) 4日間無発生だった韓国のMERS、新規例が報告

 MERS流行の震源地だったサムスン病院の女性ナースの感染が確認された。
 またもう1人のナースも一次検査で陽性となっていると伝えられている。


2nd LD) After 4-day hiatus, new MERS case reported in S. Korea Yonhap News (韓国) 4日間発生報告がなかった韓国のMERS、新規例が本日報告

 5日ぶりに新規MERSが報告されたが、死者は2日間報告されてない。

 新規患者は女性看護師でサムスン病院でMERS患者の治療に関わっていたとされる。
 同病院は6月24日まで自主的に部分的に閉院していたが、政府はその後も感染者が発生していることから閉院期間を延長とした。

 一方、保健省はサムスン病院で別なナースも一次検査で陽性となり、二次検査結果まで様子をみているという。

 管理人コメント:サムスン病院内でのナースの感染である。潜伏期間から考えると、6月中旬にに院内で患者から感染したものと思われる。病院側と医療担当者も十分感染には注意していたはずであるが、にも関わらず感染したということは、病室や処置室等の構造的問題、換気の問題など、十分検討されてなく、見逃されているウイルス感染ルートがありそうだ。 (夜に別の感染疑いナースも検査で感染が確認された)。


 韓国MERSは市中での感染は起きてないし、すでに終息期に向かっている。韓国訪問には危険性はない。

日韓学生フォーラム、MERS懸念し中止 九州国際大で予定 [福岡県] 西日本新聞

 {九州国際大で18日に予定されていた「日韓大学生交流フォーラム」が、中東呼吸器症候群(MERS)の感染拡大の影響で中止になったことが分かった。関係者によると、日本側の保護者の懸念に配慮したという。

 フォーラムは同大と北九州市立大の教授らが企画。日本から学生約40人、韓国から釜山大など6大学の学生約25人が「関門と釜山の周遊観光プラン」を発表予定だった。このほか、韓国の学生は16~19日、北九州市・門司港レトロ地区や北九州エコタウンなどを視察し、夏祭り「小倉祇園太鼓」への参加も予定していたという。主催者の一人で、九州国際大の森脇喜一教授(韓国学)は「日韓国交正常化50年の節目だったが、大変残念だ」としている。}

 管理人コメント:韓国でのMERSは市中感染を起こしてこなかったし、既に終息に向かっている。こうしたフォーラムが中止にする理由はない。これが一ヶ月以前なら別だが、現在中止する理由はない。


MERSで中止の中学生訪韓、台湾に派遣先変更 愛媛新聞

 {韓国での中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルス感染拡大の影響で、愛媛県松山市の中学生と韓国・平沢(ピョンテク)市との相互交流事業を中止した松山国際交流協会は30日までに、代替の派遣先を台湾にすることを決めた。

 協会によると、日程や費用が大きく変わらないことを念頭に検討し、松山市が2014年10月に友好交流協定を締結している台湾・台北市を選んだ。7月24~28日に中学生9人が訪問し、現地中学校での交流行事や、参加生徒が2~3人一組でホストファミリーと交流を深める「ホームビジット」を行う。中正紀念堂など台北市と近郊の施設も見学する。 }

 管理人コメント;韓国のMERSは既に終息に向かっており、市中での感染は起きてこなかった。また18歳以下での感染例は希だし、感染しても軽症で終わる。むしろインフルエンザが流行しているときの方が危険である。もっと科学的、医学的情報に基づいて判断が必要だ。


Korea may declare itself MERS-free in late July Korea Times (韓国) 韓国、7月下旬にMERS終息宣言の可能性

 韓国政府は慎重にMERS終息宣言の時期を判断している。

 4日間連続新規感染者が出ていないが、状況がこのまま変わらなければ7月下旬にはMERS終息宣言が可能となると判断している。



1日

 香港でインフルエンザが流行、死者多数発生

香港でインフルエンザ流行、21~24日に13人死亡 newsclip.be

 {香港衛生署衛生防護センターは、21~24日にかけてインフルエンザで22人が病院に入院し、13人が死亡したと発表した。夏のインフルエンザの流行期に入ったという。台湾・中央社などが伝えた。

 衛生署は12日から、インフルエンザの重篤な患者に対する監視を再び強化している。今月の12日から24日までに40人が死亡。うち36人(90%)は香港A型の感染者だった。

 他の病気を持つ患者のほか、健康な市民も感染の恐れがあるとして、同署は予防接種を呼び掛けている。当局は今後数週間内に、ワクチン10万本を準備する予定だ。}


 韓国MERS、4日連続新規感染者なし

 感染者、家族などに”うつ”、不眠症が多発
41% of MERS-affected people experiencing depression, insomnia Arirang News (韓国) 韓国、MERS発病者の41%が”うつ”または不眠症を併発

 MERSは終息に向かっていると思われるが、あらたな問題が浮上している。
 MERS患者、死亡した患者家族、隔離されていた感染疑い者の41%が”うつ”状態または不眠を経験している。
 保健省では900人を越える人々の心理学的支援を行ってきたと発表した。

 一方新規MERS感染者は連続4日間報告されていない。累積感染者数は182人のままとなっている。
 感染者のうち完全に治癒して退院した患者数は95人となっている。
 54人が入院中で13人の症状が安定していない。
 2600人を越える隔離者が現時点で存在している。
 累積死者数33人となっている。
 

MERS感染者、4日間なし=沈静化の方向か-韓国 時事通信

 {韓国保健福祉省は1日、中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスの新たな感染者や死者が6月30日は出なかったと発表した。新規感染者がなかったのは4日連続。最長14日とされる潜伏期間があるため、予断を許さないが、感染が沈静化しつつあるとの見方が強まっている。 
 累計の感染者は死者33人を含む182人。完治して退院する人も増えており、治療中の患者は52人。隔離対象者は2451人で、前日よりも187人減った。}


Scientists find MERS remedy The Daily Star (インド) MERS薬が開発

 米国メリーランド大学医学部のチーム。
 2種類の抗体でマウスの実験で、MERSウイルスの感染予防と感染後の治療で効果を確認したとされる。
 研究チームは、まだ早期の段階であるが、出来るだけ臨床試験を行いたいと語っている。

First-ever potential treatment for MERS identified  Hindu Business Line (インド) 

 米国メリーランド大学医学部のチームと生物薬剤開発企業との合同研究。
 2種類の抗体、 REGN3051 とREGN3048を用いたマウスの実験。
 MERSウイルスの感染予防、発病後の治療、両者に効果があったとしている。
 米国科学アカデミー紀要(PNAS)に発表。

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