8月


31日

US Funding for Fighting Zika Virus Is Nearly Spent, CDC Says New York Times  (米国) CDC、ジカウイルス対策費はほぼ底をついたと発表

 米国CDCによると、ジカウイルス対策費はほぼ使い切り、議会が新規に対策費の補充を認めなければ、費用はないとされる。

 フリーデンCDC長官によると、ジカ対策費として割り当てられた2億2千2百万ドル(222億円)のうちすでに1億9千4百万ドル(194億円)が使われたとされる。
 議会がさらなる対策費を認めないと、ウイルスはすでにフロリダ州に広がっており、CDCはフロリダ州への支援が不可能になると警告している。


 シンガポール、感染者はさらに82例に増加、今後調査が進むとさらに多くの感染者が見つかるとの予測
Singapore Says It Expects More Zika Cases New York Times  (米国) シンガポール政府、ジカウイルス感染者は更に見つかると予想

 最近数十名のジカウイルス感染者がでているシンガポールで、まだ診断されていない感染者がもっと見つかることが予想されていると政府は語っている。30日政府は82例のジカウイルス感染者を確認したと発表した。前日の56例から増加している。
 
 保健省は発生地域の家庭医と連携して、先に発熱と発疹を呈した住民のジカウイルス検査を続ける。
 過去の感染者を見つける作業は、診断されていなかった感染者を確認する方法である。
 当局は市東部の5000居住施設を調査し終わった。感染者が出た建設現場を含めている。それらの場所で蚊の繁殖場所を調査している。蚊の駆除を行っている。

 管理人コメント:2015年5月から7月、韓国でMERSが突然流行し、日本への拡大が危惧された。それは1人のスーパースレッダーが多くのウイルスを飛散し、更に何も体制を取っていなかった韓国医療界が原因で広がったものだった。MERSは致死率が高く、それ故恐れられた。
 今回のシンガポールでのジカウイルス感染の広がりは致死率が極めて低いという、”生に対する危険性”からのみ評価されている可能性がある。このウイルスの保有する女性を介した胎児への病原性、さらに最近報告されている成人に対する脳障害発生の可能性など、生に対する危険性よりも、”感染後QOLを失う乳児や成人”が長い期間発生する危険性がある。シンガポールで発生しているウイルス保有蚊は周辺国に広がるのは明らかである。今、アジア全体がジカウイルスの脅威に今晒されているのだけど、それを認識しているマスメディア、政府機関が存在することを祈っている。


30日

Zika fears hit Asia: Singapore instructs workers to apply bug repellent hourly, take vitamin C Washington Post (米国) ジカ不安、アジアで広がる:シンガポールの建設労働者、1時間毎に虫よけスプレーを使用、そしてビタミンCの摂取

 シンガポールで外国人労働者の間でジカウイルス感染が相次いでいることから、周辺国では予防対策をエボラ出血熱やMERSと同じように強化している。
 インドネシアでは主要空港や港湾で入国者の体温でェックを開始し、マレーシアではバスでシンガポールに通勤する人々の健康チェックを開始している。


 ネッタイシマカが保有したウイルスは卵を通じて次世代に伝わる
Adult mosquitoes can pass Zika to their offspring - US study The News International(国際) 米国研究:ネッタイシマカのメスはジカウイルスを卵に保有

  American Journal of Tropical Medicine and Hygiene(アメリカ熱帯医学公衆衛生学雑誌)に発表された研究結果によると、ジカウイルス、デング熱、黄熱ウイルスは、ウイルスを保有している雌の蚊は卵にもウイルスを保有し、孵化した幼虫がさらに成虫になった後人にウイルスを感染させることが実験室で確認された。
 ウイルス駆除のためには蚊の成虫駆除だけでは十分でなく、卵や幼虫の駆除も必要であることが示された。

 ウイルスを保有した卵は家庭内の溜水や環境内の溜水で孵化するという。
 卵から孵化して成虫になった290匹のうち1匹にウイルスが検出されたという。

 溜水や家庭内の汚水を破棄しても、その後卵が環境内で孵化することにより、ウイルス駆除はなかなか難しいとされる。


 シンガポール、ジカウイルス感染者数増加

Australia, Taiwan, South Korea issue travel warnings for Singapore Reuters  (国際) 豪州、台湾および韓国、シンガポールへの渡航警報

 豪州、台湾及び韓国は、妊婦および妊娠を予定している女性のシンガポールへの旅行は避けるように警報を出した。


Singapore Zika cases increase to 56 CNN (米国) シンガポールのジカウイルス感染者、56例に増加

 29日、シンガポール保健省は15例のジカウイルス感染者を発表し、同日早期に発表した41例と合わせて感染者数は56例に増えた。

 感染者は(最近)国外へ旅行した既往はないことから感染は国内で起こったと考えられている。

 保健当局によると感染者の大多数は外国人建築作業員とされ、他の作業員で症状を呈する例をすべて検査したという。

 全例は一居住区に住んでいるが、保健当局はウイルスは他の居住区にも存在してい可能性があるとしている。

 当局は蚊が生息している可能性ある6000箇所の施設のうち3600箇所を調査し、これまで36箇所の生息箇所が確認され、当局により駆除された。

シンガポールのジカ熱56人に、新たに感染者15人確認 TBS News

 {シンガポールで、蚊が媒介するジカ熱に感染した人が新たに15人確認され、感染者の数は29日までに56人となりました。

 ロイター通信によりますと、シンガポールの保健省は29日、国内でジカ熱の感染者が新たに15人確認されたと発表しました。シンガポールでは、28日までに41人の感染が確認されていて、これで感染者は合わせて56人となりました。いずれの患者もシンガポールの「アルジュニード」と呼ばれる地区やその付近で確認されていて、ジカ熱が流行した地域に最近渡航した記録はないということです。

 こうした事態を受け、厚生労働省は29日、シンガポールをジカ熱の流行地域に指定し、妊娠中、または妊娠を予定している女性に対し、可能な限り流行地への渡航を控えて欲しいと呼びかけています。}


29日

 ジカウイルス感染は一か所の建築現場で発生。不衛生な環境中で蚊が大量増殖

37 cases linked to one construction site AsiaOne  (シンガポール) ジカウイルス感染者、37人が一か所の建築現場で感染

 ジカウイルス感染者の37人が一か所の建築現場で働いていたことが明らかになった。
 建築現場内外は不衛生で蚊の繁殖が多く、こうした蚊から感染したと考えられている。
 
 建築現場では118人が働いていて、ジカウイルス検査が行われたが、その中で37名からウイルス陽性結果が得られた。その中の30歳のシンガポール男性は22日に発熱と発疹を呈した。男性は伝染病センターに入院したが、残りの36名中7人も入院したが残りはJ完全に回復している。

 環境庁は現場を視察し、衛生管理と蚊の駆除を行っている。


 シンガポール、ジカウイルス集団感染の様相

 シンガポールとジカウイルス拡大中のプエルトリコの比較
 シンガポールの人口密度が極端に高く、プエルトリコの19倍
 両国とも閉鎖的島国、または準島国であることから、感染症は急速に拡大する。
シンガポール

人口
総計(2012年) 5,410,000人(113位)
人口密度 7,612.68人/km2


プエルトリコ

人口
総計(2013年) 3,674,209人(130位)
人口密度 403.5人/km2

Locally Transmitted Zika Virus Infects 41 in Singapore New York Times  (米国) シンガポール国内でジカウイルスに41人が感染

 シンガポール内の2箇所の住宅地で41人のジカウイルス感染者が発生した。
 そのうち34人は回復して7人がTan Tock Seng 病院に入院している。

 感染者の多くは外国人建設労働者とされ、ほとんどの例は27日の検査で陽性と確認された。

 未だ入院している47歳女性はマレーシア人であるが、今回最初に感染が確認された。


Singapore confirms 41 cases of locally-transmitted Zika virus Reuters  (国際) シンガポール、国内で感染したと推定される41人のジカウイルス感染者を確認

 シンガポール保健省と環境省が発表。
 41人中36人は外国人建築労働者とされるが、生活歴からシンガポール国内で感染したと考えられている。
 
 保健省ではさらに感染者が増えると予想している。
 今回確認された感染者にはシンガポール内の異なった地域に居住している例もあることから、今後感染者はシンガポール全体で見つかる可能性があると予想されている。

 外人建築労働者がどの国から来たのかは当局は詳細に把握してないとされるが、シンガポールには多くの労働者がアジア各地から入ってきている。


 管理人コメント::突然数十人の感染者が確認されたが、感染時期がほぼ同時なので蚊に媒介されて感染したとしても、このような集団感染が起きるだろうか?呼吸器感染のように飛沫感染に類似した感染のおき方である。ジカウイルスは感染すると唾液中にも出てくるが、それは会話中に飛沫感染を起こす場合がある。ジカウイルスの感染力によっては唾液を介した飛沫感染もありえうのかもしれない。
 また、もしかしたらネッタイシマカが一気に多数発生したのかもしれないが、その場合でも蚊が感染者を刺してウイルス感染を受け、ウイルスが蚊の中で増殖し(数日は要する)、それから人に刺してウイルスが伝搬されるから、感染者の発生数は一気に増えない。最初は段階的に増えだし、その後対数的に増加してゆく。
 現在感染ルートは明確にされていない。


28日

ジカウイルスに関して色々なことが判明しつつある。

  現在問題とされるポイントは;
 ・ジカウイルスの感染は一般社会にどの程度広がっているのか--どこまで検査態勢が確立しているのか?
 ・ウイルスの胎児に対する障害の進行メカニズム
 ・ウイルスの成人の脳に対する障害メカニズムとその進行程度
 ・ウイルスの性行為での感染拡大の率
 ・ジカウイルス感染症に関して一般社会はどの程度情報を得、そして感染予防に努めているか


ジカウイルス関連情報:情報更新 WHO
  リオ五輪での感染者報告はない。
 8月24日段階

 ・過去1週間に新規に発生した国、地域の報告はない。
        ジカウイルス感染による小頭症児、または中枢神経障害例を初めて確認した国;コスタリカ、ドミニカ、ハイチ
 ・過去1週間にジカウイルス起因と考えられるギランバレー症候群の発生をはじめてかくにんした国;なし
 
 ・2016年8月21日に終了したリオ五輪後、五輪に起因したジカウイルス感染症を報告している国はこれまでない。


 ジカウイルス感染胎児の血液内にウイルスが長期間存在していることが確認
Zika virus may linger in babies' blood for months, with unknown effects USA TODAY (米国) ジカウイルス感染胎児の血液内にウイルスが数ヶ月存在していることが確認
 
 ブラジルの研究チームによる。New.Engl.J.Medに発表された。

 感染したジカウイルスが胎児内の血液に2ヶ月以上存在していて、出生後にも胎児の脳組織を破壊していることが示唆。

 妊娠後期に妊婦がウイルス感染しても、胎児に対する影響は出生後に発生する可能性が指摘。
 これまで妊娠初期にジカウイルスに感染した妊婦の胎児が異常発達すると考えられてきたが、ウイルスが胎児内に長期間残存し、出生後に胎児の脳障害が進むことが確認された。


 性行為で感染した女性の膣内で数日間はジカウイルスが増殖する可能性
How Long Does Zika Virus Live In The Vagina? Medical Daily (国際) ジカウイルスはどの程度の期間膣内に生存しているのか?

 日々ジカウイルスに関するニュースは気になる内容が増えている。
 本日最も新しいニュースは、著名な医学雑誌”Cell”に発表されたものである。

 研究は米国エール大学の研究チームによって行われた。

 膣管を経てジカウイルスを感染させられたメスマウスの中で約1週間ジカウイルスが増殖することが確認された。
 ウイルス感染経由が膣管を経ない場合は、膣内でのウイルス増殖は見られなかった。

27日

 シンガポール国内でジカウイルス感染が確認
First case of locally-transmitted Zika virus infection reported in Singapore: MOH, NEA Channel NewsAsia (シンガポール) シンガポールでジカウイルスの国内j感染例が確認

 先に流行地で感染した男性例が報告されているが、国内で感染した例は初となる。

 同国保健省と環境省が8月27日発表した。

 感染者は47歳のマレーシア人女性。
 女性は国外への旅行歴はないことから、シンガポール内で感染したと考えられる。
 女性は25日から発熱、発疹、結膜炎を呈した。
 26日家庭医を受診したが、即伝染病センターへ紹介され、27日にジカウイルス感染症であることが確認された。

 病院当局によると患者は回復してきており、容体は安定しているとされる。

 保健省は家族、そして患者と濃厚接触した人々をスクリーニングしているが、現時点で3例の感染疑い者が出ているとされる。2例は地域に住んでいる家族で1例は地域で働いている人とされる。
 感染疑い者は、尿検体でジカウイルスが陽性となっている。発表ではさらに詳細検査が必要とされている。
 

Men can spread Zika virus sexually even if they have no symptoms, study finds The Guardian (英国) ジカウイルス感染男性は無症状でも性行為でウイルスを拡大する、研究報告

 メリーランド州からの報告。
 ドミニカでジカウイルスに感染した男性が、無症状であったが、彼の女性パートナーにウイルスが感染したことが明らかになった。


 米国、全献血液と成分血のジカウイルス検査を推奨

FDA advises testing for Zika virus in all donated blood and blood components in the US FDA.gov (米国、FDA)  全献血および輸血成分製剤のジカウイルス検査を行うことを推奨

 2月に出されたガイダンスでは流行地で採取された血液と血液製剤が対象であったが、今回米国内全ての州とテリトリーを含むとされた。
 米国内での感染地域の広がりが起きている。さらに起きてくることを予想してのガイダンスの変更とされる。


26日


香港で初のジカ熱感染確認、カリブ渡航の女性  ダイヤモンド・オンライン 

 { 香港保健当局は、カリブ地域への渡航履歴を持つ女性について、域内初のジカ熱感染例となったことを確認した。

保健当局者は25日夜に記者会見し、感染拡大の防止策を取っていると説明。香港における蚊の数を制御することが最優先課題と述べた。

保健当局は声明で「患者は病歴のない38歳の女性。20日以降、関節痛や目の充血を訴えていた」と説明した。

女性は今月6─20日にカリブ地域に滞在。22日に香港に戻ったという。}


24日

米政府の支援は不十分、ジカ熱対策でフロリダ州知事が不満 ロイター  (日本語版)

 {米フロリダ州のスコット知事は24日、連邦政府はジカ熱対策について、知事の要望通りに抗体検査キットの提供や研究機関の支援を行っていないと不満を表明した。

同州では、最も人気のある観光地でジカ熱感染が増えており、住民から一段の情報開示を求める声が上がっている。

州保健当局は24日に新たに渡航歴のない人の感染を報告。州内の発症はこれで43例となった。

スコット知事は電話会議で「議会もホワイトハウスも良いパートナーになってくれていない」と述べ、一段の支援を求めた。知事は19日に疾病対策センター(CDC)にも同様の要望を伝えている。

CDCの広報担当者は、CDCは知事の要請に応じていると反論。電子メールで「CDCはフロリダ州のジカ熱拡大対策を支援しており、今後も支援を続ける。これまでに国庫から数百万ドルを拠出し、人員を派遣し、抗体検査キットを送付している。送付は今後も行う」と述べた。}


Brain Scans of Brazilian Babies Show Array of Zika Effects New York Times  (米国) ジカウイルス感染乳児の脳スキャン:脳の多くの発育障害を露わに

 医学雑誌”放射線医学(Radiology)で発表された衝撃のジカウイルス残忍性。

 ウイルスによる脳の発育障害は出生時に明確に表現されているものだけでなく、出生後に発達する部位がすでに障害を受けている例もあり、このことは出生時に異常は無くても、その後に脳発達の遅延が現れることを意味している。

 脳スキャンとエコー検査結果が掲載。

 

 管理人コメント:日本では考えられない報道紙のレベルである。:ニューヨーク・タイムズの報道であるが…。

 一般人でも必要とする人のための情報なのであろうが、レベルの高さは想像を絶する。
 頭が小さいのは脳が発達してなかったことが原因。そういう意味では小頭症という表現は適切ではないと管理人は考える。先天性ジカウイルス症候群との表現がなされるようになりつつあるが、その方が医学的だ。
 将来発達するのに必要な脳組織の一部分が出生時にはすでにウイルスで障害を受けているのでは、それもその障害の大きさでは全くの植物化の可能性もある。
 ジカウイルス感染症はますます今後の大きな問題になりそうだ。

 女性の感染を防ぐことが重要であることを、多くの報道機関、マスメディアに伝え続けてきたが、すべて反応はなかった。
 絶賛日本マスメディア!! 有名タレントの強姦ニュースは即トップで?妙な国である。


Expect More US Zika Virus Cases, Experts Say NBCNews.com  (米国) 米国内には多くのジカウイルス感染者がいるはず、専門家が警告

 CDCフリーデン長官
  蚊が発生する季節のピークを迎えている。さらに多くの感染者が出ても驚かないだろう。

 フロリダの3カ所で42人の感染者が出ている。Miami Beach, Pinellas、 the Wynwood neighborhood。

 米国全土では2200人の人々が国外からウイルスを運んできた。
 局地的感染者の発生や集団発生は今後起こりえる、と長官は警告している。


23日

「ジカ熱」拡大 妊婦はマイアミ渡航自粛を 日テレNEWS24

 {人気の観光地として知られるアメリカ・フロリダ州のマイアミで、蚊を媒介とした「ジカ熱」の感染が広がっていることを受け、CDC(=疾病対策センター)は妊娠中の女性に対し、この地域への渡航を控えるよう呼びかけている。

 マイアミでは19日に、蚊に刺されて「ジカ熱」を発症した患者が新たに5人確認された。このうち3人はニューヨーク州、テキサス州、台湾からの観光客だったが、いずれもジカウイルスの流行地域への渡航歴はなく、感染者との性交渉も確認されていないという。

 この地域では蚊を媒介として感染した可能性のある患者がこれまでに37人確認されていて、アメリカ本土で唯一地域感染が拡大している。

 ジカウイルスが胎児に小頭症を引き起こす危険性があることから、アメリカのCDCは妊娠中の女性に対し、マイアミへの渡航を自粛するよう警告している。

 こうしたなか22日、マイアミの公立学校で新学期が始まり、子どもたちが蚊を防ぐために長袖の服を着るよう指導を受けるなど、感染防止対策が進められている。}


インドの女子陸上選手、ジカ熱に感染か?

Runner returns sick from Rio, being tested for Zika Times of India (インド) リオ五輪から帰国した陸上女子選手、ジカ熱疑いで検査

 インドの女子陸上中距離選手、Sudha Singh が先週土曜日(20日)リオから帰国後、発熱、全身倦怠を訴えて病院へ搬送。
 他に宿舎で同室だった2名の選手も類似症状を呈している。
 デング熱とマラリアは検査で否定。現在ジカウイルス検査が行われている。


20日

妊婦のマイアミ訪問、米当局が自粛勧告 ジカ熱を警戒  朝日新聞

 { 米疾病対策センター(CDC)などは19日、フロリダ州マイアミビーチ市で、蚊に刺されてジカウイルス感染症(ジカ熱)を発症した患者が新たに少なくとも5人見つかったとして、妊婦に同市の一部地区への訪問を控えるよう勧告した。観光シーズンでにぎわう地元経済にも影響しそうだ。

 妊婦やパートナーは、不要な訪問を延期するよう勧めている。今月1日には、同市に近い別の地区の一部でも、妊婦に訪問を控えるよう勧告していた。

 CDCによると、米国本土とハワイの感染者は計2260人(17日現在)。ほとんどが南米など流行地域で感染して帰国した患者だが、米国内で蚊に刺されたことによる感染例もじわじわ増えている。}


Zika cases jump to 170 in California, sparking travel warnings LA Daily News  (米国) カリフォルニアのジカウイルス感染者数170人に、海外からの帰国者に警戒報

 リオ五輪からの帰国者やジカウイルス流行地からの帰国者に、蚊に刺されないように防虫効果のあるウエア着用や、安全な性行為が当局から呼びかけられている。

 もっとも警戒されているのはリオ五輪からの帰国者であり、ブラジルでのジカウイルス流行が続いていることが理由である。

 カリフォルニア公衆衛生局長は、
 「Continue using insect repellent to prevent spreading the virus to mosquitoes in your community upon your return and refrain from unprotected sex so you don’t pass the virus to your partner」と呼びかけている。
 ”帰国後地域内にウイルスをひろげないために、防虫剤の使用や、パートナーにウイルスを感染させないために安全な性行為を続けてほしい”


Puerto Rico reports first death from Zika-related paralysis The Guardian  (英国) プエルトリコでジカウイルス感染に起因したギランバレー症候群で初の死者が確認

 死者は35~45歳男性で、当局の専門家によると、このような若い世代での死亡例は珍しいとされる。


Rare Zika Complication Hits 30 in Puerto Rico; CDC Expects More NBCNews.com (米国) 希なジカウイルス合併症、ギランバレー症候群が30例、プエルトリコで確認

 ギランバレー症候群は全身の筋肉が一時的に麻痺する。中には死に至る例もある。

 CDCのフリーデン長官はプエルトリコのジカウイルス感染例から考えると、さらに200例は発生していると推定している。
 同長官によるとジカウイルス感染5000から10000例に1例のギランンバレー症候群が発生するという。


 フロリダ州、マイアミビーチでジカウイルス拡大中
Zika virus now actively spreading in Miami Beach, CDC expands travel advisory Washington Post  (米国) ジカウイルス、マイアム・ビーチで拡大中、CDC旅行警戒地域を拡大

 フロリダ州は19日、ジカウイルスがマイアミビーチで蚊により広がっていると発表し、CDCは旅行危険地域を拡大指定した。

CDC to pregnant women: Avoid another part of Miami CNN (米国) CDC、妊婦へ忠告:マイアミの他の地域も警戒するように


Zika virus: Pregnant or planning to have a baby? Don't go to South Florida, Canadian officials say Globalnews.ca (カナダ) 妊婦、または妊娠予定の女性は南部フロリダ州へゆかないこと、カナダ保健省忠告


Zika virus now in tourist area of Miami Beach Dayton Daily News  (米国) ジカウイルスは、マイアミの観光地で拡大


19日


 ジカウイルスが成人の脳に感染する可能性がマウスの実験で示唆

Zika infection may affect adult brain cells, suggesting risk may not be limited to pregnant women The Rockefeller University Newswire  (米国、ロックフェラー大学ニュースワイア) ジカウイルスは成人の脳に影響を与える可能性があり、危険性は単に妊婦に限定されたものでない可能性が示唆


Zika virus may cause long-term memory damage, similar to Alzheimer's disease Telegraph.co.uk (英国) ジカウイルスはアルツハイマー病のように成人の脳の長期記憶細胞に障害を起こす可能性が示唆

 これまで研究者達は、ジカウイルスは発達途中の胎児の脳細胞にのみ障害を及ぼし、成人の脳には深刻な障害を及ぼさないと考えてきた。

 しかしマウスによる新研究により、ジカウイルスは成人の脳にも感染し、長期記憶に障害を起こすことが示唆された。

 「ジカウイルスは明らかに成人の脳内に入り、重大な障害を起こす」、と米国カリフォルニアのラジョラ免疫アレルギー研究所(La Jolla Institute of Allergy and Immunology in California, USAの研究チームメンバーであるスジャン・シレスタ教授( Sujan Shresta)がコメントしている。

 「しかしジカウイルス感染症は複雑な疾病である。-それは初期の脳発達に対して深刻な状況を起こすが、ウイルス感染を起こした成人では検出される症状は希である」
 「成人の脳に感染したウイルスのもたらす症状はより繊細であると考えられ、さらに深い研究が必要だ」
 そのように教授は語っている。


Zika can infect adult brain cells, not just fetal cells, study suggests Washington Post (米国) ジカウイルスは成人の脳細胞へも感染、研究で明らかに

 米国ロックフェラー大学の研究チーム。
 マウスの実験であるが、脳の記憶細胞や記憶獲得細胞がジカウイルスで破壊されることが確認された。


ジカ熱 リオから帰国後も体調に注意呼びかけ  NHK

 何を何のために注意すれば良いのか不明な情報!!

 {中南米を中心に感染が広がっているジカ熱の日本での感染拡大を防ぐため、リオデジャネイロにある日本総領事館は、日本への帰国後も体調に注意するよう呼びかけています。

 蚊が媒介するジカ熱は、妊娠している女性に感染することで小頭症の子どもが生まれることとの関連が指摘されていて、ブラジル国内で感染の拡大が続いています。リオデジャネイロでは、21日夜にオリンピックの閉会式が行われ、来週、大勢の日本人が帰国すると見られます。

 ブラジル保健省によりますと、ことしの上半期にジカ熱の感染が確認された人はブラジル全土で17万4000人余り、リオデジャネイロ州で4万6000人余りに上っています。
 感染すると、発熱や頭痛、それに、関節の痛みなどの症状を訴えますが、症状が出るまで2週間ほどかかることもあり、帰国後に発症するおそれもあります。”一方、症状が出ない人も一定程度いるということで、感染した人が帰国後に蚊に刺されることで日本国内で感染が拡大するおそれ”も指摘されています。

 このため、日本総領事館では、帰国後も蚊に刺されないよう対策を取るとともに、体調の変化が認められた場合は、保健所や検疫所に知らせるよう呼びかけています。

 リオデジャネイロ日本総領事館邦人保護班の名取志保医務官は「ブラジルでのジカ熱の感染は2、3月がピークといわれているが、一年中温暖なリオデジャネイロでは、感染拡大が続いているため、特に注意が必要です」と話していました。}


 管理人コメント: 何を伝えたいのか曖昧模糊とした情報であるが、それでも無症状者が蚊に刺されて周辺にウイルスを拡大させる可能性があることが指摘されていると、初めて無症状者も危険であるとの表現がなされた
 当方は春からウエブで指摘している。

 しかしNHKは性行為での感染についてあまり強調してないが、これは非常に問題である
 性行為による感染者がどの程度いるのか未だ明確になっていないが、米国CDCやWHOは予想している以上に多い可能性があると以前から警告している。

 なぜ日本の報道はSTD(性感染症)という言葉や、その危険性について触れないのであろうか?だからエイズや古典的性病が先進国のなかでもなかなか減らない、むしろ増えているナンバーワンになっているのである。


 ジカウイルス、輸血で感染したことが確認
ジカ熱ウイルス、輸血で感染 ブラジルなどが確認 朝日新聞

 {ジカウイルス感染症(ジカ熱)について、輸血でウイルスに感染した症例を確認したと、ブラジルなどの研究チームが17日付の米医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンに発表した。

 確認されたのは、今年1月に同じ提供者から血小板の輸血を受けた54歳と14歳の女性患者2人。提供者が献血後に発疹やひざの痛みを訴えたため、血液や尿を調べたところ、ジカウイルスの感染が確認された。患者2人は輸血前は陰性だったが、輸血から6~23日後の検査で陽性と判明した。

 研究チームは、検出された3人のウイルスの遺伝子がよく一致しているため、同一の感染源と判断。住所が離れていることなどから、同じ地域の蚊に刺された可能性はなく、輸血による感染しか考えられないとしている。

 日本赤十字社によると、国内では海外から入国した人は入国後4週間、ジカ熱と診断された人は治ってから1カ月間は、献血を受け付けていない。ジカ熱は主に蚊を介して感染するが、性行為でも感染するとの報告が出ている。}


New Cluster of Zika Cases Is Reported in Miami Beach New York Times  (米国) マイアミ・ビーチでジカウイルス感染者の新規集団発生

 マイアミ・ビーチで地域の蚊が媒介したと考えられるジカウイルス感染者の集団発生が確認された。


17日

Taiwan reports Zika in Miami visitor; Florida has 3 new local cases  CIDRAP (米国、ミネソタ大学) 台湾からマイアミ訪問者が帰国後ジカウイルス感染症を発症 ;フロリダ州ではさらに新規3例が確認

 マイアミ訪問した44歳の台湾女性が帰国後にジカウイルス感染症を呈した。手足や腹部に発疹が発生した。輸入感染症とされる。

 フロリダ州では3例の新規感染者が確認されたが、2例はこれまでの流行地域(Miami's Wynwood area)以外で感染したと考えられている。


One Quarter Of Puerto Rico Expected To Contract Zika Virus By The End Of 2016  The National Memo  (米国) 2016年末までにプエルトリコの住民四分の一がジカウイルスの感染すると予想

 米国CDCが発表。
 本年末までに350万人の住民の四分の一がジカウイルスに感染する。
 

16日

 ジカウイルス、米国内で拡大の様相
Zika Spreads From Florida to Texas NBCNews.com (米国) ジカウイルス、フロリダ州からテキサス州へ拡大

 フロリダ州で蚊からジカウイルスを感染したテキサス州の住民が、テキサスに戻ってから発病。
 事例は旅行での感染と分類され、詳細は調査中。


15日
14日
13日

US declares health emergency in Puerto Rico due to Zika Washington Post  (米国) 米国、プエルトリコのジカウイルス流行に対して健康危機と宣言

 この1週間に1924例のジカウイルス感染者が発生して、昨年12月に初めての感染者が出て以来合計10690例の感染者が出ている。
 1035名の妊婦がジカウイルスに感染しているが、100例以上の妊婦は健康な新生児を出産したとされる。


429 Floridians Have The Zika Virus, 57 Of Them Are Pregnant Daily Caller (米国) フロリダで429人がジカウイルスに感染、そのうち57人が妊婦

 州保健局発表。
 404例が国外旅行で感染したと考えられ、57例が妊婦であるという。


 ジカウイルス感染症、性行為で感染することを強力にアピール、ニューヨーク市
As New York Fights Zika Virus, Officials Turn Their Focus to Sex New York Times  (米国) ニューヨーク市、ジカウイルス感染経路を性行為に焦点をあわせる

 当局はウイルスは性行為で感染することを妊婦及び生殖可能年齢層の女性に啓発を強め始めた。
 男性に対しても感染することでパートナーにも感染し、産まれる子どもたちへの危険性を啓発している。

 ニューヨーク市ではこれまで491例の感染者が確認され、そのうち4例が性行為で感染しているとされる。
 ニューヨークの感染者は大体米国全体の四分の一に相当すると考えられている。3000例以上の妊婦がスクリーニングされてきた。

 ジカウイルスが性行為でうつる脅威があることが十分理解されて無く、また広く報道されて無く、心配なほどに過小評価されていることに当局は危機感を抱いている。

 CDCのフリーデン長官は、ジカウイルスは未曾有の非常状態を起こしていると表現し、ウイルスは我々が知る以前から胎児に異常をもたらし、性行為で感染していた、と最近発行された米国医師会雑誌(JAMA)で述べている。

 管理人コメント:米国はジカウイルス感染が性行為で起きている確率が高いと推定しているようだ。さらにイタリアからの報告のように感染男性の精液中に半年間ウイルスがいる例もあることを考えると、今後、啓発は蚊がいなくなったシーズンでも男性の精液からジカウイルスがパートナー(特定、非特定を問わず)へ感染する危険性がある。
 自分の精液中にウイルスがいるのかいないのか、男性は知らないままにである。どうすれば知ることができる?8割が不顕性感染となると、そのうちどれだけの男性の精液中にウイルスがいるのか、早急にデータが欲しい。

 米国CDCが五輪参加選手や関係者を対象にウイルス感染の確率、その存在部位、存在期間などを調査する予定である。

 ジカウイルスに感染して1週間前後に抗体が産生され、ジカウイルスは主たる組織から排除される。
 しかし免疫細胞が到達しずらい免疫的聖域となっている臓器ではウイルスは潜み続ける。精索、中枢神経系、水晶体、卵巣他。抗体が減少しだした頃(数週間後)、こうした場所からウイルスが増殖し始めて、感染力のあるウイルスが周辺に性行為などで移って行く。仮説として成り立つストーリーである。
 ジカウイルスに感染した男性、もしくは女性から完全にウイルスが消失したという証明は難しいのかもしれない。エボラウイルスがそうであるし、MERSウイルスでも類似の現象が確認されていたと思う。

 エボラウイルスの場合、無症候性感染は知られてない。ジカウイルスでは8割に上る。しかしこれは非感染ではなく、感染しているのである。ウイルスが体内に一定期間存在しているのである。その間、ウイルスは性行為で感染している可能性があるのである。


 ジカウイルス、半年後も感染男性の精液中に存在

Zika found to remain in sperm for record six months BBC News (英国)  ジカウイルス、男性の精液中に半年間残存

 ローマの研究チームが発表。
 ハイチでジカウイルスに感染した40代男性。
 症状が出た後、ウイルスチェックが行われていたが、91日後には尿、唾液、および精液中に存在した。
 134日後には精液中にのみ存在。さらにウイルスは精液中に181日後にも存在した。

 研究報告したイタリア研究チームは、ウイルスは生殖管中で増殖し続け、精液中に存在していると考えられると述べている。

Zika virus detected in semen after six months: Italian study Xinhua  (中国) ジカウイルス、感染6ヶ月後にも精液中で検出、イタリア研究

 イタリアの報道機関が、ジカウイルス感染男性の精液中に6ヶ月後にもウイルスが検出されることを報道した。
 
 ローマの30歳男性がハイチでジカウイルスに感染。その2週間後にローマに戻った。2016年1月。
 しかし同男性の精液中には188日後にもウイルスが検出されていた。
 この事実はジカウリスが性行為で感染することを示唆している、と著者らは述べている。

 ローマ感染症疾患特別研究所が、Eurosurveillance medical journalに発表した(ヨーロッパCDC発行)。



12日

Three New Locally Transmitted Zika Virus Cases Reported in Florida ABC News  (米国) マイアミでさらに3例の感染者が確認

 マイアミで発生したジカウイルス感染症は合計25人となった。


11日

管理人論説:先見相違の会

ジカウイルス感染症のSTD(性感染症)としての位置づけを日本で最初に紹介した論説

ジカウイルス感染症がSTDの性格を保有することが確認




10日


米議会は休暇返上でジカ熱対策可決を、クリントン氏が要請  ロイター

 {[マイアミ 9日 ロイター] - 米大統領選で民主党候補となったヒラリー・クリントン氏は9日、夏季休暇中の議員らに対し、議会に戻って11億ドルのジカ熱対策予算案を可決するよう求めた。少なくとも21件のジカ熱地域感染が発生している当地で医療施設を訪れた際に述べた。

クリントン氏は、法案可決もしくは新たな妥協を模索するよう要請。「この戦いのための対策で合意を見ないまま議会が休暇入りしたことに非常に失望した。この重要な予算案が可決されれば、迅速な診断法やワクチンの開発に入ることができる」と述べた。

同予算案は、共和党議員らが中絶制限の付記などを求めたことから最終的な合意が遅れている。}


Americans are still not worried about Zika, poll finds Jackson County Newspapers  (米国) 米国人は未だジカウイルスを懸念してない、アンケート調査

 ワシントンポスト記事より

 65%の米国人はそれほど、または全くジカウイルスのことを心配していないとのアンケート調査結果がでたが、それは6月の67%という結果とほとんど変わっていない。

Clinton calls out Congress on Florida Zika outbreak Politico  (米国) クリントン、フロリダで発生のジカウイルス感染症問題で連邦議会に開催を求める

Texas infant dies in first Zika related death in the state WILX-TV  (米国) テキサス初のジカウイルス感染による新生児死亡が確認

 ジカウイルス流行地域へ旅行してジカウイルス感染した母親から生まれた新生児が死亡したことが当局から発表された。新生児は小頭症を起こしていた。
 母親は妊娠中にエルサルバドルに旅行していた。

Patch of Miami Is Ground Zero for the Zika Virus New York Times (米国) マイアミの一区域が合衆国のジカウイルス爆心地に

9日

8日
7日


リオ五輪 大気汚染やウィルスなど問題山積 ニフティニュース

 {【新唐人2016年08月05日】
ブラジル政府の統計データについてロイター社が分析したところ、リオデジャネイロの大気はブラジル政府が示すよりもはるかに汚染されており、生命の危険に関わるレベルであることが分かりました。

サンパウロ大学病理学研究者のパウロ・サルディバ氏:「リオデジャネイロの大気の質がオリンピックの規定基準に達しているかというと、そうではありません。」

実際、リオの大気汚染は長期にわたり世界保険機関が規定する極限値を上回る深刻な状態です。毎年、現地で数千人が大気汚染の合併症により死亡しています。

ロイター社がオリンピック公園や選手村、ビーチバレー会場のコパカバーナ海岸や陸上競技場などで22回に渡りPM2.5の数値を測定したところ、出場する選手や観客、現地住民はPM2.5が基準よりも高い大気に包まれていることが分かりました。

AP通信社もリオで16カ月にわたり水質汚染の程度を測定する科学的研究を行ってきました。その結果、リオの水質は以前と同じく汚れており、水中には高濃度のウィルスや細菌が含まれていることが分かりました。

フィーベール大学分子微生物学実験室ウィルス研究者のフェルナンド・スピクリ氏:「ここの水に触れた人が各種の病気に感染する確率は100%です。ただ、個々の免疫力の差により、実際に病気を発症する人は一部でしょう。」

これから3週間、世界中から50万人もの観光客がリオを訪れます。一方、大気や水の汚染、治安、制御不能なジカ熱ウィルスに加えインフラの不備といった問題が、4年に1度のスポーツの祭典に暗い影を落としています。}

 管理人コメント: うーん、予想されていることである。


ジカ熱と蚊から身を守る 「リオdeいいね!」 北海道新聞

 {ブラジルに来る直前、何度も通ったのがドラッグストアでした。蚊よけグッズを集めるためです。根が小心者なので、最低限の量を買った後「途中で無くなったら困るな」。予備まで買ってから「持ち運び用も必要じゃない?」。結局、スプレー3本、クリーム3本、ベルトで腕などに付ける電池式の蚊よけ器具、さらにその取り換え用レフィルまで、トランクに詰めてきました。

 朝は肌を露出する部分にクリームを塗り、服の上から体全体にスプレーを掛けます。昼に同じ作業をもう一度。水辺を歩いたり、実際に蚊を見つけたりしたら、ウェアラブル蚊よけのスイッチをオン。夜、ホテルに帰ったら室内用スプレーを撒いて就寝です。

 蚊は色の濃いものを好むと聞き、服はほとんど白からグレーで統一。なお、パジャマも白くしようとしたのですが、暗闇で白い服を着る矛盾に気づいてやめました。

 ここまでやれば大丈夫だろうと高をくくっていたのですが、一度だけオリンピック公園近くの水辺で刺されてしまいました。被害場所は目の上。さすがにクリームやスプレーをしにくく、顔の前に来たら追い払おうと思っていたのですが、ちょうど野生のカピバラに遭遇し夢中で撮影していたため、気づかなかったようです。


 ホテルに帰ると清掃係が親切にも必ず窓を開けてくれており、空気はフレッシュになりますが蚊よけスプレー効果は消えています。いつか、部屋で遭遇する日が来るでしょう。既に、地下鉄やレストラン、ホテルのエレベーターで数匹を目撃しています。リオデジャネイロは冬でジカ熱の感染は収束に向かっていると言われ、地元の方はほとんど気にしていませんが、個人的な自衛活動はしばらく続きそうです。(リオ共同)}

 管理人コメント:女性記者が報告しているようだけど、ジカウイルスはSTD(性感染症)の特性もあり、ウイルスが感染した場合、どのくらいの期間、血液、唾液、尿、膣液中に存在するかは未だ明確になっていない。また帰国後8週間は安全な性行為、または性行為の禁止が忠告されていることを記者は知っていないようだ。症状があっても無くてもである。
 一度でも刺されたら十分である。帰国時にウイルス感染の有無を検査すべきである。
 ジカウイルス感染は本人自身の健康にも問題が生じるが、パートナーや友人達にウイルスをうつさないで欲しい。ウイルスはさらに蚊を介して、性行為を介して女性の間に拡大すると、結果的に妊娠中の女性も感染し、異常胎児発生の原因となる。


6日

リオ五輪観戦、ジカ熱に警戒を=空港でチラシ配布〔五輪〕 時事通信

 {リオデジャネイロ五輪開幕を前に、厚生労働省がジカ熱への注意を呼び掛けている。現地は冬に当たり、ジカ熱の流行は一段落しつつあるが、期間中は日本から1万人以上の渡航が見込まれている。厚労省の担当者は「中南米以外にも流行地域はあり、海外旅行に出掛ける人は蚊に注意してほしい」と話す。
 ジカ熱は蚊が媒介する感染症で、感染すると2~7日間、発熱や発疹の症状が出ることがある。妊娠中に感染すると新生児の頭部が十分発達しない「小頭症」になる恐れがあり、妊婦は特に警戒が必要だ。
 対策には虫よけスプレーや長袖、長ズボンの着用が効果的とされる。流行しているのは中南米のほかにオセアニア太平洋諸島、タイ、フィリピン、インドネシアなど。日本では中南米での流行が始まって以降、流行地域に渡航歴のある7人がジカ熱を発症したが、国内での感染例はまだない。

 性行為で感染する事例も報告されており、厚労省は滞在中だけでなく、帰国後も最低8週間は性行為を控えるか、コンドームを使用するよう呼び掛けている。

 成田空港では1日から朝夕の2回、出国する日本人向けに「渡航中は蚊に注意してください」などと書かれたチラシの配布を始めた。小学生の息子とカナダに向かう埼玉県の主婦(44)は「米国でも感染者が出ているので安心はできない。虫刺されに備えて長袖は用意しています」と話す。ニュージーランドに出発する高校生の娘を見送りに来たという東京都の40代主婦は「夫が仕事でブラジルに出張予定なので、虫よけスプレーを持たせたい」と気をもんでいた。}

 管理人コメント:ややスローな反応、かつアリバイ証明的行動である。リオ五輪開催直前に空港でビラ配りとは、厚労省としては情けない啓発行為である。内容はフラット過ぎて、多くの人々は読み飛ばすかもしれない。



ジカ熱、米本土に本格上陸 フロリダで初の蚊媒介例を確認 Forbes JAPAN

 {米フロリダ州で、米本土では初となる蚊の媒介によるジカウイルス感染例が確認された。

これまで米本土で確認されていた感染例は、国外で感染し帰国した人や、そうした人との性交渉によって感染した人に限られていた。だがフロリダ州保健当局はこのたび、州内に生息する蚊によって感染したとみられるジカ熱患者を4人確認。ジカウイルスが米国内の蚊にも広まっていることが明らかとなった。

他の感染地域と同じく、実際の感染者数はさらに多いものとみられる。英公衆衛生当局はこの事態を受け、フロリダ州に滞在する英国民に対し、性交渉を控えるよう勧告。英当局は、ブラジルへの渡航予定者に対しても同様の勧告を出していた。

ジカウイルスを媒介するのはネッタイシマカとヒトスジシマカの2種で、メキシコ湾沿岸を中心とした大半の州に生息している。米本土で両種のいずれも生息していないのはワシントン、オレゴン、アイダホ、モンタナ、ワイオミング、ノースダコタ、サウスダコタの7州のみ。ジカ熱の本格上陸を受け、米国は蚊の繁殖抑制に向けた対策を大幅に強化する必要性に迫られている。

一方、米全土に生息しているイエカについては、ブラジルでジカウイルスを保有する個体が確認されているものの、ヒトに同ウイルスをうつす能力があるかどうかは分かっていない。

開幕を目前に控えたリオデジャネイロ五輪では、ブラジルでのジカ熱流行を懸念して出場を辞退する米国選手も相次いでいるが、米国にとってジカ熱はもはや他人事ではなくなった。今後、蚊の繁殖抑制や、ジカウイルスの性感染の予防、感染拡大経路の追跡、ワクチンの開発と治療法の確立、そして妊婦のジカウイルス感染による先天異常発生の阻止に注力する必要がある。}


5日

Spraying Begins in Miami to Combat the Zika Virus New York Times (米国) ジカウイルス発生のマイアミで殺虫剤の空中散布が始まる

 14例のジカウイルス感染者が出た、ネッタイシマカが発生しているマイアミの1区域(1マイル四方)で殺虫剤の空中散布が始まった。この1マイル(1.6キロ)四方の区域では12例の感染者が出ている。

 フリーデンCDC長官は、多くの蚊を殺すことができていいるが、こうした対策は非常に多くの努力が要されると語っている。


46 Cases of Zika Virus Reported in Illinois, Health Officials Say NBC Chicago (米国) イリノイ州でジカウイルス感染46例が報告

 45例のジカウイルス感染中、8例の妊婦が含まれる。しかし5例はデングウイルスとの鑑別ができていないとされる。

Zika virus-related microcephaly found in 2 babies in California Daily Mail (英国) カリフォルニアでジカウイルス感染に起因した小頭症児2例が確認

 2例のジカウイルス感染が原因の小頭症児が確認され、米国での全小頭症児例は13例となった。


{ジカウイルスとWHO}

 リオ五輪開催間近、米国内で地域内での感染者が増加(特にフロリダ)、そしてSTDとしてのジカウイルスの性格が明確になってきているが、なぜか最近WHOからの公式発表がほとんど無くなっている。

 明らかにリオ五輪への影響を避けることが目的。非常に政治的である。

 ジカウイルス感染を積極的に疫学的、分析的、さらにワクチン開発を行っているのは、米国CDCが中心となっているようだ。
 迅速キットは数ヶ月前から使用されているが、日本では未だ実用化されてないようだ。米国から購入はできないのだろうか?

 中国の発表を見ると、比較的早期に感染者を確認しているので、中国独自の診断キットがあるようだ。

 日本は情報が少なすぎる。
 各地の空港ではどういう方法でスクリーニングしているのだろうか?まさか問診票で発症の有無の確認をおこなっているのではないだろうけど?
 それだと8割の感染者(無症候性)を見逃す。


 リオ五輪村での乱交状態がジカウイルスの拡大の危険性

【リオ五輪】選手村(乱交村)のセックスで「ジカ熱」世界蔓延の恐怖! コンドーム45万個でも足りない!? TOCANA (風刺記事)

  ■治安・衛生、なんでもありの状況!

 セーリングなどの競技で使用される海には死体が浮かび、「巨大トイレ」と呼ばれるほどの汚染ぶり。警察が職務をボイコットし、「1人で出歩くのは自殺行為」といわれる治安。ゴルフ競技場には超巨大アリゲーター出没。さらに、このタイミングで五輪の警備員が“競技施設内”で女性をレイプしたニュースまで報じられる、まさになんでもありのリオ五輪だ。出場選手と観客たちには、何が起こってもおかしくないという覚悟が求められている。

 そして、生物学者の五箇公一氏も指摘する通り、リオ五輪でもっとも懸念されているのが、今大会が世界に「ジカ熱」を拡大させるキッカケとなってしまう可能性だ。現在、ブラジルを中心に中南米で猛威を振るうジカ熱は、妊婦が感染すれば胎児の小頭症を招きかねない恐ろしい感染症である。しかも、これがセックスで人から人へと感染することも判明している。世界中からブラジルにやって来た人々が、現地で性行為に及び、ジカ熱の媒介者となって帰国する可能性も決して否定できない。


■選手村=「国際乱交村」から世界中にジカ熱が蔓延する!?

 そして、この不安に輪をかけるようなニュースも報じられている。先月、複数の海外メディアが報じたところによると、リオ五輪の開催期間中、参加選手や役員には、45万個ものコンドームと17万5000個の潤滑ローションが無料で配布される予定だというのだ。

実は以前より、五輪選手村では国籍・人種を越えた激しいセックスが夜な夜な繰り広げられており、さながら「国際乱交村」と化しているとの指摘があった。2012年には女子サッカー米国代表が「選手村は世界で一番ふしだらな場所」「芝生の上や建物の影など、全選手の約7割が、思い思いの相手と、至る所でセックスしている」と暴露し、世界に衝撃が走った。健康で鍛えられた肉体の持ち主であるアスリートが、常人を上回る性欲の持ち主だとしても何ら不思議はない。しかし、アスリートのたちの性欲は、国際オリンピック委員会の想定をはるかに超えるものだったのだ。前回のロンドン五輪では、約15万個のコンドームが無料配布され、わずか5日でなくなったという。

 そこで、204の国・地域から約10,500人の選手らが参加するリオ五輪では、ロンドン大会の4.5倍(一晩あたり2.5個/人)にあたる量のコンドームが配布されることになったというわけだ。しかし、それでも各国の代表選手たちが世界中にジカウイルスをばら撒く“媒介者”となってしまう懸念は依然として残っている。


 衛生、治安、そして性――あらゆる現実が、リオデジャネイロで五輪を開催することの危うさを物語っている。今となっては、5~21日の開催期間が、大きな事件や異変もなく無事に過ぎ去ることを祈るしかない。

 管理人コメント:先に掲載した豪州紙でも同様の記事が。7月24日
 

There's going to be a lot of sex in Rio dailytelegraph.com.au (オーストラリア) リオ五輪でのセックス対策

 リオ五輪での最初の世界新記録は配布されるコンドームの量である。
 男性用コンドームが35万個、女性用コンドームが10万個(これは初めての試み)、国際五輪組織委員会(IOC)から提供される。
 先のロンドン五輪では15万個の提供であったが、リオでは数倍増えている。
 
 選手村で無料で提供される。

 1992年のバルセロナ五輪では9000個のコンドームが配布されたが、1996年のアトランタ五輪では15000個となり、2000年のシドニー五輪では7万個提供されたが、さらに2万個追加する必要があった。

 何人かの選手たちに取材しているが:
  2000年のシドニー五輪では、選手村の一部は売春宿と同じ状態だったという。
  2008年の北京五輪では、米国サッカーチームの有名なホープ・ソロによると、五輪の期間多くのセックス行為が見られ、建物の間の草むらでは行為がオープンに行われていたと語る。
 

 管理人コメント:リオ五輪は特にジカウイルス感染が警戒されていることから、提供されるコンドームの量も大量なのだろう。


4日

33 US military members have contracted Zika CNN (米国) 米軍兵士33人がジカウイルスに感染

 今年度に入って以来、合計42人の兵士がジカウイルスに感染している。この1週間に8人が感染したと国防省が発表した。 1人は妊婦であり、国防省の衛生警官である。国外のジカ流行地域での活動は許可されていた。

3日

Zika virus spreading in Miami as new local case reported outside of Wynwood Miami Herald  (米国) マイアミで先の発生地域外で感染者が確認

 7月にに感染者が集団で見つかった地域外で、さらにジカウイル感染者が見つかり、ウイルスがマイアミで広がっていることが示唆された。


 フロリダ(マイアミ)でさらに感染者が確認
Ten more cases of local Zika reported in Florida  CIDRAP (ミネソタ大学感染症情報センター) フロリダでさらに10例のジカウイルス感染者が確認

 地域の蚊によって感染が広がっているとされ、合計14例となった。

 今回確認された10例中、6例は無症状者であり、フロリダ州保健局が各戸を調査して発見した。地域はマイアミの下町の北部の小さな地域とされる。

 保健局では地域に居住しているか、または働きに来ている妊婦が感染する危険性があることから、強力に注意を促している。


 管理人コメント:保健局は蚊が発生している地域で各家庭を回り迅速キットで検査しているようだ。


7月

31日


Summer SEX BAN for thousands of Brit tourists after Zika virus ... Mirror.co.uk (英国) 米国、フロリダへの旅行客は帰国後8週間は安全な性行為を指示、英国政府

 今週、英国人が休暇で多く出かける米国フロリダで4例のジカウイルス感染者が確認されたことから(地域で蚊から感染)、英国公衆衛生局(Public Health England )は健康警戒報をだした。
 帰国後8週間は安全な性行為が必要と警告している。


Zika Cases in Puerto Rico Are Skyrocketing New York Times  (米国) プエルトリコ、ジカウイルス感染者はとどまるところ知らず

 ブラジルからラテンアメリカに拡大しているジカウイルス感染症は、現在プエルトリコで猛威をふるっている。
 ウイルスを媒介するネッタイシマカ対策は失敗に終わっている。
 多くの人々はジカウイルスが拡大しているという情報は誇張されていると考え、自分たちでの対策を怠ってきた。

 自治政府は感染者数はわずか5500人で、妊婦はそのうち672人としているが、米国CDCは発表数は極端に少なすぎると評している。

 先週、フロリダで4例の感染者が確認されたが、プエルトリコでは毎日数千人の感染者が出ていて、その中には50人近くの妊婦が含まれているとCDCでは推定している。

 多くの感染者は検査を受けていなく、もっとも信頼できるバロメーターとして献血者の中のウイルス感染率が挙げられるが、この10日間で2%の血液がウイルスに感染していた。
 CDCのフリーデン長官は、その数値は驚くべき数値であり、いかにウイルスが爆発的に拡大しているかを示していると語った。

 感染妊婦から出生する小頭症児は来年度数百人に上ると当局では推定している。


Pregnant women told to delay travel to Florida over Zika virus fears The Guardian  (英国) 妊婦はフロリダへの旅行を延期すべき

 米国フロリダ州で蚊によるジカウイルス感染が発生しだしていることが米国当局から発表されたことから、英国当局は緊急の用途以外でのフロリダへの旅行を控えるように指示した。

 管理人コメント:流石に反応が速い。バカンスで多く訪れるフロリダ州でジカウイルスを媒介するネッタイシマカが発生していることが予想されると、英国政府は即反応した。
 日本のように専門家が屁理屈をこねてマスメディアでうんちくする前に、ビシッと危険情報を発するのは流石である。公衆衛生学発祥の地である英国。ところで日本の場合は?各地域の保健所はフロリダへの危険情報を出しているのか?妊娠1ヶ月で本人も気づいていない時期にウイルス感染を受けると胎児は滅茶苦茶にウイルスに食い尽くされる。


30日


 ジカウイルス感染症を臨床的に診断するのはそれほど難しくはない。
 1)発熱、発疹、関節痛、結膜充血
 2)流行地域からの帰国、または入国

 問題は2)が欠けている場合である。
 流行地域からの帰国、または入国した男性(または女性)と性行為が1週間ほど前にあったなら、間違いなくジカウイルス感染と診断できる。

 米国のように血液および尿で検査すると短時間で診断は確定する。

 しかし米国ユタ州で重症化したジカウイルス感染者から接触感染したと思われる事例が出ていることである。

以上の情報は時間外で患者を診る医師に十分伝わっている必要がある。
 昨年の韓国で流行したMERSは最初に診た医師たちが情報を全く知っていなかったことが原因だった。

 発熱、発疹、そして関節痛?と悩み、夏風邪かなぁ?と医師がいい加減な判断を下すとウイルスは拡大してゆく。

 ジカウイルス感染が見られているのは、中南米、米国南部、東南アジア、フィリピンである。こうした情報は時間外の医師たちに伝えておく必要がある。地域の保健所の役割でもある。



In Florida Cases, Zika Epidemic Enters a New Stage New York Times  (米国) フロリダで発生したジカウイルス感染は、合衆国でジカウイルス流行が新しい段階に入ったことを示す。
 ジカウイルスは地域の蚊によって広がっている。CDCが確認。

 *原文では英語での音声が入っている。

 フロリダで4人のジカウイルス感染者がでたが、CDCによると地域の蚊によってウイルス感染が起きたとされる。

 フリーデン長官は、”ジカウイルスはついにやってきた”と記者会見で語った。

 4例は7月上旬に感染したとされるが、その後感染者は出ていない。
 地域当局は蚊の駆除を強化している。


{日本の公衆衛生学的業務・政策の怠慢}
 日本には大学も含めて有り余るほどの公衆衛生業務、研究に携わっている人々が多い。
 しかし現在のジカ熱対策においてあまりにも不作為が多い。
 以下思いつくまま。
------------------------------------------------------------------------------------
パートナーが中南米、リオ五輪。東南アジア帰りの場合は、必ずジカウイルステストを受ける必要がある。
それは公衆衛生学的倫理である
もし厚労省がそうした体制を取れてないとしたなら、業務怠慢であり、法律上不作為となる。後に異常胎児分娩と異常乳児が増加してきた場合は、訴訟を受けても負ける。
厚労省は今何をすべきか、自分たちの業務を明確にしなければならない。実際にどのようにしてジカウイルス感染者を検出しているのだろうか?感染者個人も危険に晒されるし、ウイルスも周辺に広がる。
同じように各地域の保健所が今、必要な業務をおこなっているかを見直す必要がある。

 東南アジア、南太平洋の島々、ハイチ、さらに今後はハワイからの帰国者は、血液と尿中のジカウイルスをチェックする必要がある。特に東南アジから帰国したカップルは危険である。万が一感染していたら可哀想ではないか。知らずに発達異常の乳児を育てることになる。

 上記重要な公衆衛生学的対策をマスコミを行政に促す必要がある。
 英国、カナダ、米国、そして中国の体制を調べて、それを我が国民に報告すべきである。
 
 異常胎児が発生しても胎児エコーでは確認が難しいことをも社会に伝える義務がマスコミにはある。
 それはすでに先進国では常識になっているからである。


29日




Four people in Florida have Zika. Worryingly, it may not have come from traveling. Washington Post (米国) フロリダで旅行で感染したと思われない4例のジカウイルス感染者が発生
 
 米国で初の蚊による感染者が確認


Mosquitoes that carry the Zika virus found in southwest Oklahoma  kfor.com (米国) オクラホマ南西部でジカウイルス媒介ネッタイシマカ蚊が確認

 ここ数年オクラホマ州ではネッタイシマカは見つかっていないが、現在南部の数カ所で少数のネッタイシマカが確認されたと同州保健局が発表した。

 管理人コメント:今年の気温上昇でネッタイシマカの分布も北上しているのだろう。


28日


 

 今後ジカウイルスがどのように世界に影響してゆくか。その展望または仮説を呈している専門家はいないようだ。
その判断は難しいし、その予知が外れた時には、専門家またはジャーナリストとしての評価が落ちる。
WHOも国連事務総長が変わるから落ち着いた仕事ができてないようだ。あまり良いコメントを最近は出していない。
日本の専門家は親方日の丸ばかりなので、訳の分からない曖昧のコメントしか出していない。
 ウエブや雑誌での専門家の意見はひどい。いつから勉強しているのかわからないが、無責任な情報を発している。
 少なくとも海外の医学情報や報道情報は目を通している専門家に語らせるべきである。

 以下
 管理人の今後の読みである。

「今後ジカウイルスがどのように世界に影響してゆくか。その展望または仮説を呈している専門家はいないようだ。
その判断は難しいし、その予知が外れた時には、専門家またはジャーナリストとしての評価が落ちる。
WHOも国連事務総長が変わるから落ち着いた仕事ができてないようだ。あまり良いコメントを最近は出していない。
日本の専門家は親方日の丸ばかりなので、訳の分からない曖昧のコメントしか出していない。
「今後ジカウイルスはSTDとしての地位を固めてゆく。北半球が冬でも南半球帰りの人々は(女性も含めて)ウイルスを持ち帰る。ウイルスを媒介する蚊がいなくても、性行為でウイルスは移る。気温が寒くても、ウイルスは男性の精液中、そして多分だけど女性の膣液中、更には唾液中に潜み続ける。STDとしては季節性は関係ない。異常胎児出生率が高まる。さぁ、どうする?若い女性にはワクチンをする?
男性が感染した場合数ヶ月は精液中、尿中にウイルスが存在する可能性が高い。さぁ、どうする?すべての男性は定期的にウイルスをチェックすることになるのか?症状の有無では感染の既往はわからないだろう。」
 話はまだまだ続けなければならないが誰も読まないだろうから、とりあえず今回はここまで。
 なおジカウイルスが本領を発揮するのはこれからだろう。
 蚊がウイルス運び、刺された人が性行為で周辺の人に移すウイルスなんで初めての話である。
 多くの男性がウイルスを精液中に保有する前に強力な対策が必要だ。」


Florida officials investigating 4 possible non-travel-related Zika cases CNN  (米国) フロリダ、地域で蚊から感染した可能性ある4例を調査

 フロリダ州保健局が27日発表。

Florida Officials Find More Evidence Of Potential Local Zika Spread Huffington Post  (米国) フロリダ州保健局、地域内でジカウイルスが拡大している証拠を確認


27日

Zika virus can spread by any type of sex CBS News (米国) ジカウイルスは各種性行為で感染、CDCガイドラインを更新

 CDCはジカウイルスガイドラインを変更し、妊婦は男性からも女性からもウイルス感染をうける可能性があるとした。

 ガイドラインは先週女性から男性にジカウイルスが性行為で感染した事実から更新された。

 ジカウイルスは蚊により感染することが中心であるが、性行為でも感染する。行為は男性->女性、女性->男性、女性->女性、男性->男性。

 性行為には、膣、肛門、オラル(口腔)セックス、そして多分性具を用いた行為も含まれる。
 ("Sex includes vaginal, anal and oral sex, and may also include the sharing of sex toys," the CDC clarified.)


Olympics unlikely to worsen global spread of Zika, analysis finds Fox News  (米国) 五輪はジカウイルスの世界的拡大に影響しない可能性、統計学的分析が示唆

Honduras detects 8 cases of babies with Zika-related defect Reuters  (国際) ホンジュラスでジカウイルス感染原因の先天性異常を呈した乳児が8例確認

 ホンジュラスは28000例のジカウイルス感染者を報告したがMその内493例が妊婦とされる。


26日


Zika Virus Infection Risks Calculated for Pregnant Women, Olympic Attendees in New Studies ABC News  (米国) ジカウイルス感染率;妊婦、五輪参加者について統計的に計算

 選手たちの場合3人から37人がウイルス感染し、自国に持ち帰る可能性。

 今回のジカウイルス流行収束まで(第一波)感染する妊婦の数は165万人。


管理人コメント:

この数はデング熱等のデータから算出したらしいが、多いということなのか、予想外に少ないということなのかが問題。
 いずれにしても30人前後の選手たちが母国にウイルスを持ち帰る。そしてそこから急速にひらがる可能性が高い。
 非常に冷静な人々はその程度の旅行者はいくらでもブラジルに来ているから、リオの五輪で数十万人集まっても、そこでの感染者の数は大海の滴と表現する。
 3年後をまとう。ジカウイルス感染異常乳幼児が予想よりも、数においても地域性においても広がっていた場合、大海の滴と語った専門家たちに再びインタビューを求める。
 米国CDCでは2月ころからジカウイルス感染症を性行為感染症と表現し、国民に注意を呼びかけてきた。
 今後は蚊で広がるというよりも性行為で何も知らない若い女性が感染することを防止しなければならない。
日本の国立感染症がジカウイルス感染のルートに性行為が需要な役割を占めていると表現したのはつい先のことだ。無責任な公務員研究者たちである。
 また今回のジカウイルス流行がとりあえず収束するまでに150万の妊婦が感染するとの統計データが出ている。いわゆく第一波である。その後は公衆衛生学的、産婦人科学的取り組みで減るか、増えるかは分からない。


Zika virus: Baby born in Spain with microcephaly, first in Europe ABC Online  (オーストラリア) ヨーロッパで初のジカウイルス感染に起因した小頭症児がスペインで誕生

Woman With Zika Virus in Spain Gives Birth to Baby With Microcephaly New York Times  (米国) ジカウイルスに感染したスペイン女性が小頭症児を分娩

 ラテンアメリカを旅行した際にウイルス感染を受けたとかんがえられる。
 詳細に関して当局は未発表。

 欧州で初の事例と考えられる。



25日


ジカウイルス、感染から93日後も精子に残存 論文 時事通信

 {ジカウイルスに感染した男性の精子で感染から93日後にもウイルスが確認されたとする論文が発表された。新生児に頭部や脳の先天性障害「小頭症」を引き起こすジカウイルスの多くの不明点がまたひとつ増えた形だ。(写真は資料写真)
 27歳のフランス人男性は昨年10月と11月にタイを旅行した際にジカウイルスに感染したとみられ、その後ジカ熱の症状が出たが、今年3月の検査で男性の精子はジカウイルスの陽性反応を示した。
 この男性の事例に関する論文は今週、英医学誌ランセットに掲載された。
 これまで確認されていた最も長いジカウイルスの精子への残存期間は、発病後62日間だった。
 世界保健機関によると昨年発生したジカ熱の流行で、ブラジルでは約150万人がジカウイルスに感染し、小頭症と診断された新生児の数は1600人を超えるという。}

 管理人コメント:
{悪魔のジカウイルス、感染3ヶ月後にも精液中に残存}

 エボラウイルスは半年近く回復した男性の精液中に生きていた。
 エボラ回復者は少なくとも半年間は禁欲、または安全な性行為(Safety Sex)が要求されている。
 ジカウイルスに関してはこれまで精液中に残存していた再長期間は2ヶ月だったが、今回フランスの研究チームが発表したのは3ヶ月間である。

 要するにどの程度の期間、感染したジカウイルスが精液中に存在しているのか、未だにわからないことになる。少なくとも3ヶ月間は存在している可能性があるということはわかった。
 これはジカウイルス感染症状を呈した場合だけでなく、無症状の場合でもありえる可能性は高い。

 今回米国の五輪チームについて(選手、役員、パートナーなど)帰国前のウイルス保有または抗体保有状態、そして帰国1週後にも同様のことが分析される。血液、唾液、精液、膣液などである。
 その結果かなりの謎が解ける可能性がある。
 それとは別に感染した男性の精液中のウイルスの有無を隔週ごとに調べる研究が米国で開始されている。

 精液中に半年近くもウイルスが潜んでいる、それも無症候性の場合でも、となるとジカウイルスは人類を窮地に追い込むことになる。
 日本からの選手団についてはどのような対策が立てられているのだろうか?帰国前に血液中ウイルス存在の有無、または抗体の有無、ウイルス陽性の場合は精液中のウイルスチェックが必要となるが。
 少なくとも入国時には調べてほしい。



英王子夫妻ら、ジカ熱拡大不安でリオ五輪行き中止  日刊スポーツ

 {英王室のウィリアム王子とキャサリン妃夫妻、ヘンリー王子が、予定していたリオデジャネイロ五輪への出席を取りやめる方針になったと、英メディアが報じた。

 ジカ熱のウイルス感染拡大への不安が理由。3人は、自国開催だった12年ロンドン五輪で大会の盛り上げ役として活躍、今回も期待が持たれていた。王室のメンバーでリオ入りするのは、国際オリンピック委員会(IOC)メンバーのアン王女だけだという。モナコ王室のアルバート王子とシャルレーヌ王女も、同じ理由で欠席を決めた。2人は、選手として五輪出場の経験があり、リオ行きを熱望していたが、ジカ熱ウイルスへの不安が勝ったようだ。}

William, Kate and Harry refuse to attend Olympics 'because of fears over Zika Virus' Daily Mai (英国) 英王室のウイリアム王子とキャサリン妃およびヘンリー王子のリオ五輪出席はジカウイルスの感染恐れから中止

 
24日

There's going to be a lot of sex in Rio dailytelegraph.com.au (オーストラリア) リオ五輪でのセックス対策

 リオ五輪での最初の世界新記録は配布されるコンドームの量である。
 男性用コンドームが35万個、女性用コンドームが10万個(これは初めての試み)、国際五輪組織委員会(IOC)から提供される。
 先のロンドン五輪では15万個の提供であったが、リオでは数倍増えている。
 
 選手村で無料で提供される。

 1992年のバルセロナ五輪では9000個のコンドームが配布されたが、1996年のアトランタ五輪では15000個となり、2000年のシドニー五輪では7万個提供されたが、さらに2万個追加する必要があった。

 何人かの選手たちに取材しているが:
  2000年のシドニー五輪では、選手村の一部は売春宿と同じ状態だったという。
  2008年の北京五輪では、米国サッカーチームの有名なホープ・ソロによると、五輪の期間多くのセックス行為が見られ、建物の間の草むらでは行為がオープンに行われていたと語る。
 

 管理人コメント:リオ五輪は特にジカウイルス感染が警戒されていることから、提供されるコンドームの量も大量なのだろう。


Fans travelling to Rio Olympics could bring Zika virus back to Britain Telegraph.co.uk (英国) リオ五輪から帰国した人々が英国にジカウイルスを持ち込む可能性が警戒

Zika found in common house mosquitoes in Brazil CNN  (米国) ブラジルで、一般的に分布している蚊からジカウイルスが検出

 これまで主にネッタイシマカがウイルスを媒介していると考えられてきたが、一般家庭に多く見られる家蚊である” Culex mosquitoes ”からウイルスが検出された。
 もう少し調査が必要とされるが、もし確認なれたなら、ジカウイルス対策は大幅な変更が必要となる。


23日
22日

 ニューヨーク・タイムズが提起する一般市民のためのジカウイルス感染症問題

 *内容は訳せずタイトルだけにしてます。

Summer Travel and the Zika Virus New York Times  (米国) 夏の旅行とジカウイルス感染症の危険性

 ・ジカウリスはどこで広がっているのか?

 ・女性はどのようにジカウイルスj感染について考えるべきか?

 ・男性は?

 ・来年、父親になる予定がない男性はどのようなことを考慮すべき?

 ・ウイルス感染している女性は、他のセックス・パートナーにウイルスをうつす?

 ・旅行者が心配スべきジカウイルス感染の他の疾患は?
   ギラン・バレー症候群

 ・子供は感染するとどうなる?

 ・治療法やワクチンは?


First Baby With Zika-Related Microcephaly Born in New York City  NBC New York (米国) ニュヨーク市で初のジカウイルス感染に起因する小頭症児が出生

 ウイルス流行国で感染した女性がニューヨーク市内の病院で小頭症児を出生した。

21日

 トップテニス・プレーヤーのナダルが五輪出場を辞退
Concerned About Zika, More Top Tennis Players Are Skipping ... New York Times (米国) ジカウイルス感染を恐れてトップテニス・プーレーヤーがリオ五輪を辞退

 トップテニスプレイヤーのラファエル・ナダルがリオ五輪出場を見合わせる。

 この5日間に4人のトッププレーヤーが出場を辞退している。
  男子では世界7位のミロス・ラオニック、8位のトーマス・ベルダイク(Tomas Berdych)の2人。女子では5位のシモナ・ハレプ( Simona Halep )と17位のカロライナ・プリスコバも2名。
 ハレプは辞退の理由を自分の仕事と健康、(特に女性としての)にとってジカウイルスはあまりにも危険過ぎると語っている。
 

ブシャール「ジカ熱が心配」 リオ出場を決断できず AFPBB News

 {リオ五輪については、ジェイソン・デイ(Jason Day、オーストラリア)ら男子ゴルフのランキング上位4人、またシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)、トマス・ベルディハ(Tomas Berdych、チェコ)、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2016)で決勝進出を果たした同じカナダのミロス・ラオニッチ(Milos Raonic)ら、男女テニスの複数の強豪がすでに出場辞退を表明している。

「ゴルフの有名選手も含めて、辞退する選手が続出しているのを見て、それで考えさせられている部分はあります。今はできる限り情報を集めているところ。誰かこの件に詳しい人はいないかと思ってます」

 カナダテニス協会(Tennis Canada)は同日、ブシャールが書類への記入を済ませ、飛行機の搭乗券とホテルの部屋を予約したことを明かしているが、本人としては、まだブラジル行きを決めたわけではないという。

「こういう状況になったのがとにかく残念です。もう本当に最悪。もしかしたら、ギリギリになったら目が覚めて、決められるかもしれません」

 2014年にはウィンブルドン(The Championships Wimbledon 2014)で準優勝を果たし、一時は世界ランキング5位にまで上り詰めたブシャールだが、2015年の全米オープン(The US Open Tennis Championships 2015)で、控室で転んで脳震とうを起こしたことなどもたたり、その後はランキングが急降下した。

 2016年に入り、ホバート国際(Hobart International 2016)とBMWマレーシア・オープン(BMW Malaysian Open 2016)で決勝に進出したことで、ランキングもなんとか41位まで戻してきたが、2014年のニュルンベルガー・カップ(2014 Nurnberger Versicherungscup)で初優勝を遂げて以来、WTAツアーのタイトルからは遠ざかっている。}


Zika virus case in Miami is not related to travel Daily Mail  (英国) マイアミでのジカウイルス感染は国外旅行者ではなかった

 合衆国内での蚊由来ジカウイルス感染者が発生の可能性。


20日

 大陸合衆国内で初のジカウイルス感染者が発生の可能性、フロリダ州
Florida Investigates Possible First Homegrown Case of Zika Virus in US New York Times (米国) フロリダ州で米国内初のジカウイルスが蚊媒介で発生した可能性

 フロリダ州保健局は19日(現地時間)、米国内で初の蚊由来ジカウイルス感染の可能性例を確認したと発表した。
 同保健局はCDCの協力のもとに詳細な感染源と周辺の状況を調査している。

 症例は旅行歴のないマイアミ-デード郡の住民とされる。
 確認されると米国内で初の蚊由来のジカウイルス感染となる。

 これまで米国内では1300例のジカウイルス感染者が報告されているが、全例国外で感染したか、そうした感染者からの性行為での感染者である。


Florida May Have Its First Zika Virus Outbreak NBCNews.com  (米国) フロリダ、米国内で初のジカウイルス感染発生の可能性

 フロリダ保健局は、19日、旅行客由来ではないジカウイルスによる感染者が発生した可能性を発表した。

 この事例が確認されると大陸内合衆国で初のジカウイルス感染が発生したことになる。
 これまで確認されていたジカウイルス感染者はすべて海外で感染した輸入感染例、またはそれら感染者から感染した性行為感染例であった。

 米国南部のフロリダ、ルイジアナ、およびテキサスは、ジカウイルスを媒介するネッタイシマカが分布しているので、これらの蚊によるジカウイルス感染が発生することはほぼ確実と考えられていた。

 今回の事例を調査、さらに感染拡大予防のためにCDCも全面的にフロリダ保健局をサポートする。

 管理人コメント:夏になりいよいよネッタイシマカが北上し始めたようだ。どこまで北上するかは気温との関係できまるが、今年は相当な熱夏となると予想されている。



19

 接触感染でジカウイルス感染が起きた可能性
Unusual US Zika virus case baffles experts BBC News (英国) 米国ユタ州で発生したジカウイルス感染、感染源が不明な状況に専門家は当惑

 米国でジカウイルス感染で死亡した高齢者の介護者が、ジカウイルスに感染した事実をめぐって専門家の間に感染源をめぐって大きな困惑が広がっている。

 これまでジカウイルスの感染は蚊を介するか、性行為を介するか、また母体の子宮内で母から胎児に感染する経路しか考えられていなかった。
 今回の介護者の事例はこうした感染ルートを介していないことは確認されている。

 米国の当局者によると、人から人への感染は、性行為を介する以外ありえないと考えられているとしている。

 死亡した高齢者はジカウイルス感染が流行している地域を旅行して感染した。
 検査で得られた血液の中のウイルス量は通常の10万倍に達していたという。

 当局は患者周辺の家族や介護者達について更に調査をしている。

 介護者が死亡した高齢者が深刻な状態になった時、密に接触する機会があったとされる。
 接触状態がどのようなものだったかについて具体的に調査も行われている。


 管理人コメント:感染が体液を介して起きたとするなら、唾液、血液、尿に接触したことが可能性としてあげられる。体液中のウイルス量が異常に多い場合、接触感染が起きえるのかが、この事例の問題点となる。


New Utah Zika Case Baffles Health Officials New York Times (米国) ユタ州で発生したジカウイルスの感染源が謎となっている。

 ユタ州にはジカウイルスを媒介する蚊は現在でていない。

 高齢者が流行国で先月感染して帰国した。
 同男性はその後ソウルト・レイク郡で死亡した。

 その間介助についていた人がジカウイルスに感染したが、直に回復した。

 問題は介護人の感染源であるが、流行国への旅行の既往や、発病者との間に性行為はなく、蚊も存在してなく、一般的意味でのウイルスの感染源は見つかっていない。

 ウイルスを含む唾液、血液、精液などにふれることでウイルス感染が起きるというエビデンスはない。


18日

 本日のジカウイルス関連国内報道
 by Google  クリックで拡大


 管理人コメント:国外では五輪辞退選手が計10例近く出ているようだ。
日本では代表選手がにこやかに一番きれいなメダルを狙いますというNHK等の報道が目立つ。
帰国後、数週間から、場合によっては(感染した場合)数ヶ月の性行為に十分気をつけます、との発言はない。


BBC staff refuse to travel to cover Rio Olympics over Zika virus fears Daily Mail (英国) BBCスタッフ、ジカウイルス感染を恐れて、リオ五輪取材を拒否

 BBCのスポーツジャーナリストであるリチャード・コンウエイがジカウイルス感染を恐れて、リオ五輪の取材を拒否した。十人を超えるスタッフもコンウエイの取材に同行することを断る可能性。


Olympic Games could spread Zika virus around the world infecting thousands more mums and babies Mirror.co.uk (英国) 五輪によりジカウイルスが拡大し、世界中の母親と胎児が感染する可能性

 英国の代表的感染症専門家が、リオ五輪で選手、役員、および観戦者たちがジカウイルスを世界中に広める可能性が大きいと語っている。


17日

Before the spread of the Zika virus, the Vatican allowed contraceptive use in limited situations Los Angeles Times  (米国) ジカウイルス拡大前に、バチカンは各種避妊薬や避妊具の使用を限定された状況下での使用を許した

 2月、メキシコからの帰途、フランシス教皇はジカウイルス感染症に関して予想外のコメントを記者団に発表した。

 ”ジカウイルス感染症は、世界中に深刻な異常乳幼児の発生を起こすことから、避妊薬の使用を正当化するだろう”
 記者団がジカウイルス感染後の妊娠後に中絶を行なうことを教会が許可する可否について尋ねたら、教皇は次のように答えている。
 ”それは犯罪である。一人を救うために1人の生命を犠牲にする。それはマフィアが行っていることと同じである”

 一方、教皇は次のようにも語った。”妊娠を避けることは絶対的悪ではない。極端な状況下では教会が禁止していても正当化される場合もある”
 教皇は1960年台のコンゴ内乱でパウロ六世が修道女たちに、レイプに対して避妊薬を使用することを認めた事実を引き合いに出した。


16日

 プエルトリコのジカウイルス感染者数急増
Zika Virus Jump: Puerto Rico Sees Big Increase in Case Count NBCNews.com  (米国) ジカウイルス拡大:プエルトリコも感染者数急増

 プエルトリコの保健局長官のアナ・リウスは過去一週間に1336例のジカウイルス感染者が確認され、昨年12月以来の感染者数が4437例となり、一週間の発生数として過去最大の数となったと発表した。
 その中に553例の妊婦が含まれているという。

 55例が入院し、19例がギラン・バレー症候群とされる。

 米国政府は殺虫剤の空中散布を勧めているが、プエルトリコ政府は自然への影響や人への健康被害を懸念して行っていない。

 米国CDCはプエルトリコの人口350万人の20%がこの夏にジカウイルスに感染する可能性があると警告している。


ジカウイルス、女性から男性へ感染、ニューヨーク市

CDC: Zika passed from woman to man via sex CIDRAP (米国、ミネソタ大学感染症情報センター) CDC:ジカウイルス、性行為で女性から男性へ感染

 本日CDCはニューヨーク市のカップルで、ジカウイルスが女性から男性へ感染した初の事実を報告した。
 
 詳細はCDCの発行するMorbidity and Mortality Weekly Report (MMWR). に本日報告された。
 CDCはジカウイルスの性行為感染ガイドラインが変更されると発表した。

 ガイドラインの内容は感染女性がウイルスを移す危険性ある性行為パートナーとして、男性以外に女性も含むとしている。ジカウイルス感染症は、他の性行為感染症(STI)と同じように扱われるだろうとCDCの担当者は語っている。


Twist in Zika Outbreak: New York Case Shows Women Can Spread It to Men New York Times  (米国) ニューヨーク、ジカウイルスが女性から男性へ感染することが確認

 ニューヨーク市で女性から男性へジカウイルスが感染したことが確認され、蚊でジカウイルス感染が流行している地域で、性行為での感染によりウイルスが予想以上に拡大していることが推定された。

 この数ヶ月間、ジカウイルスが性行為で感染する危険性について重要視されてきたが、これまでは男性の精液から女性、または男性へ感染するとしか考えられていなかった。

 「これは女性から男性へジカウイルスが感染したことを確認した初の報告である」
 15日(現地時間)CDCとニューヨーク市保健精神衛生衛生研究所が発表した。

 今回確認された事実は、これまで想定していた感染経路に対する考えを改める必要性が出てきたとともに、女性から男性にジカウイルスが感染する事実が明らかになったことに専門家たちは驚きを隠せない。
 これまでの啓発内容を大幅に改める必要性が出てきた。

 ジカウイルスの人への病原性に関して、多くはわかっていない。早急に明確にすべき課題となっている。;感染者の80%は無症状で、症状を呈しても治療を必要としないくらい軽症とされる。

 しかしジカウイルスは深刻な程の危険性を妊婦に対して示している。ウイルスは胎児の発達過程にある神経組織に感染し小頭症と呼ばれる発達異常を起こす。誕生時に異常が認められなくても、出生後に症状が現れることもある。

 米国で1130例のジカウイルス感染者がこれまで確認されていて、そのうち320例が妊婦である。性行為で感染したことが確認された例は15例とされる。

 「ジカウイルス感染症を知れば知るほど、我々はこの感染症の深刻度に気づくことになっている」、とCDCのフリーデン長官が語っている。
 これまで米国で7例の分娩異常が確認され。5例が死産、または流産している。
 障害児の一生のケアに要する費用は10億円とされる。
 障害児は歩行できないだろうし、自活するのも無理である。とフリーデン長官はコメントしている。

 今回のニューヨークで確認された事例は、ジカウイルス感染を自覚しないまま、女性から感染した男性が他の人々にウイルスを感染してゆく”感染リング”を形成する可能性があることを暗示している。

 今回の報告内容によると、男性は国外に最近出たことはないが、海外から帰国した女性とコンドームなしに膣内性行為を一度行ったとされる。

 ニューヨーク市の保健コミッショナーであるバセット医師によると、今回の事例でウイルス感染のリスクを高めている条件がいくつかあるという。
 男性が包茎であること、女性が最もウイルスが多い感染初期であったこと、さらに女性が生理の始まりにあったことを上げている。

 女性は20代とされ、ジカウイルス流行国から帰国した。帰国した日にパートナーと性行為した。
 女性は空港で頭痛と腹痛を呈していて、翌日にジカウイルス感染症の典型的症状を呈した。すなわち発熱、倦怠感、発疹、背部痛、四肢の腫脹。
 また生理の症状もいつもより重症だったとされる。

 女性を診察した医師は、血液と尿を州保健局に送った。
 その結果、ウイルスが検出されたが、抗体は検出されなかった。すなわち感染後間もない時期で、まだ抗体産生が行われていなかったと考えられる。(抗体産生は感染4~5日後に始まる)。

 性行為7日後に女性のパートナーだった男性が発病した。発熱、発疹、関節痛、結膜炎。
 報告によると、男性は発病1週間前以降蚊に刺されたことはなく、また他のパートナーとの性行為もなかった。

 女性からのウイルスが生理中の血液を介したのか、膣液を介したのか不明である。
 もしウイルスが膣液を介して感染するとなると、どの程度の期間ウイルスが膣液に存在するのか問題となる。
 
 霊長類での研究では感染後7日程度膣液に存在していることが確認されている。


 現在1例での報告であるが、ジカウイルスが女性から男性へ性行為で感染するという事実は、公衆衛生対策に重要な事実として加えられる必要がある。

 ニューヨーク州にはウイルス媒介するとされるネッタイシマカは未だ見られてないが、同様にウイルスを媒介すると考えられているヒトスジシマカは分布していることから、今後、監視を強化する必要がある。


 管理人コメント:性行為で感染した症例の多くは見逃されている可能性が高い。特に今回のように女性から感染を受ける事例は、今まで報告されていなかったから、実際に起きていても検査はされていなかった可能性が高い。
 感染を自覚しない男性を中心にさらに感染が増えてゆく感染リングのいたるところに発生する危険性がある。
 それ故タイムスは長文で報告しているのだ。 
 このタイムズの内容は、非常に医学的示唆に富んでいる。医師会雑誌に掲載して欲しいくらいだ。NHKも朝7時のニュースに取り上げていた。当方は、これでジカウイルスが性行為で拡大する可能性が100%確かめられたと考える。男性の精液中から女性へ感染という単純な話ではなく、精液中、膣液中、または唾液などで性行為中にウイルスが男女の区別なく感染することが確認されたことになる。幾つかの研究報告でそれらが確かめられた。これらの報告はまれな事例ではなく、普遍性を持つ現象の発見と言える。だからジカウイルス感染症は性行為感染症(STD)の範疇に入れられることになり、蚊がいなくてもウイルスを持った人々が、流行している地域(南、または北半球)から入国してくるとその地域にウイルスが広がる危険性はいつでもあるのである。そして不幸な妊婦、女性、乳幼児、神経麻痺を呈した成人が発生し続ける結果になる。ジカウイルス感染症は未だよくわかっていない部分が多い。海外の専門家たちは大手通信社にそう語る。しかし日本の専門家筋は、未だジカウイルスは心配ないとしている。彼らが自己の意見を翻す日が来るのかは分からないが。


15日

Had Zika Virus? CDC Is Offering Men Who Have Been Infected $50 Gift Cards To Provide Sperm Donations  Medical Daily  (米国) ジカウイルス感染した? CDCは感染した男性に50ドルのギフトカードを、精液提供のお礼に進呈

 内容は下記と同様

CDC requests help from men who've had Zika virus PA home page  (米国) 米国CDC、ジカウイルスに感染した男性の精液を提供を求める。

 どの程度の期間、精液中にウイルスが存在しているかのをCDCが検証。

 ジカウイルスが性行為で感染するのは周知の事実であるが、それはウイルスが長期間精液中に存在するからである。感染した男性が妊婦、または妊娠する予定の女性と性行為を行うと発生してきた胎児にウイルスが感染し、脳組織が破壊された小頭症を発生する危険性が高い。

 ウイルス感染した男性40人がボランティアとして参加し、2週間にに1度家庭で精液を採取することを求められている。
 CDCはさらに210例のボランティアの参加を呼びかけている。


11日


 米国、ジカウイルス感染妊婦の数が急増
Zika arrives, Congress shrugs  Washington Post  (米国) ジカウイルスが合衆国に迫っているが、連邦議会は対策費拠出をしぶる

  フロリダ保健局は7月1日に10例のジカウイルス感染者を報告し、さらに7月6日には11例を報告した。少なくともフロリダ州では本年1月以来263例のジカウイルス感染者が確認されている。そのうち43例は妊婦である。

 合衆国全体では現在まで1133例の感染者が確認されていて、そのうち320例が妊婦となっている。

 CDCのフリーデン長官はプエルトリコでは数千人の妊婦がウイルスに感染していると語り、ウイルスはまもなく米国に入ってくると警告している。さらにウイルスは蚊を介してだけではなく性行為で感染すると警告している。

  フロリダ州 感染者の16.3%が妊婦
 合衆国全体 感染者の28.2%が妊婦 CDC データ


10日


7th Zika virus infection confirmed in Korea Korea Times (韓国) 韓国で7人目のジカウイルス感染者が確認

 南米のグアテマラから帰国した52歳男性がジカウイルスに感染していることが確認された。韓国で7例目の感染者となった。


Zika Virus Update: 320 Pregnant Women in the US, Infected by Zika Parent Herald  (米国) ジカウイルス情報更新:米国内で320人の妊婦がジカウイルスに感染

 先週から33人の妊婦がジカウイルスに感染し、米国内で合計320人の妊婦が感染しているとが発表した。
 夏に入ってきたため蚊を介した感染が増えてくるとcdcは警告している。

 ジカウイルス感染症はウイルスを追跡することが非常に困難であるとされ、理由は80%が明確な症状を出さないでウイルスを蚊や性行為を介して周辺に感染させるからである。

9日

 本日の国際情報   クリックで拡大


 国内情報 クリックで拡大


7日

 米国五輪チーム、ジカウイルス研究に参加
Rio Olympics to Be Petri Dish for Study of Zika Virus  Bloomberg (米国) リオ五輪はジカウイルス研究の培養皿

 米国五輪組織委員会は、国立衛生研究所(NIH)に協力して、五輪派遣選手団、コーチ陣、役員団達をジカウイルス研究のボランティアとなることを要請している。いくつかのジカウイルス感染の疑問を解くために協力する。

 ジカウイルスは60カ国以上で感染者が発生しており、そして1600例以上の出生異常(身体的欠損症)が認められている。その多くはブラジルである。

 米国組織委員会はリオ五輪に参加する選手、コーチ、委員会役員、および参加者のパートナーの中から少なくとも1000人以上を登録する予定としている。
 組織委員会ではリオ五輪に参加する選手数は500人以上、そして3000人以上の雇用者がブラジルへ向かうと予測している。

 研究はユタ州ソールトレイク大学のキャリー・L・バイイングトン( Carrie L. Byington )が計画し、ジカウイルス感染の頻度、感染に影響を与える因子、そして感染後ウイルスが体内でどのような動きを見せるか、および生殖能力への影響はあるのか等が分析調査される。

 研究チームは参加者達について、血液、唾液、精液、膣分泌液中のジカウイルス抗体の出現についてブラジルを去る前と帰国2週間後に行う。
 リオ五輪に参加していて発症した場合は誰でもリオ滞在中に検体を調べてもらうことができる。
 ウイルスが検出された場合症状の有無に関係なく、毎月の検査に少なくとも半年間参加することを求められる。


Seven confirmed cases of Zika virus in pregnant women in Canada — but true number may be much higherNational Post (カナダ) カナダで7人のジカウイルス感染妊婦が確認-しかしそれは氷山の一角の可能性

 6月30日の時点でカナダでは137例のジカウイルス感染者が確認されたが、そのうち女性は少なくとも79例とされる。しかし妊娠の有無は報告書の中に記載されていないことから、正確な感染妊婦の数は分からないとされる。


6日

 米国、五輪選手団のジカウイルス感染を分析
US to fund Zika virus study of US Olympic team Reuters  (国際) 米国、五輪選手団のジカウイルス感染状況を調査

 米国、国立衛生研究所(NIH)は米国五輪参加の選手、コーチ、組織委員会のメンバーがロス五輪でジカ熱に感染した場合の分析研究に資金を提供すると発表した。
 ウイルスが体内にどの程度存在するのか、その保有する危険性がどの程度あるのか等。

 どの程度の期間、ウイルスが体液中に存在するのか、その生殖成績への影響などは、未だに不明な点が多く、今回の米国五輪選手団をフォローすることである程度めいかくになる可能性がある。


4日

Report: Fears grow Zika virus could act like ST DCBS News (米国) 報告:ジカウイルスが性感染症としての特性を示していることに脅威が高まる

 ジカウイルスが以前予想されていた以上に性行為で感染することが知られはじめ、脅威が高まっている。
 当局は女性や妊婦達に啓発の強化を行っている。

3日

{ジカウイルス、女性の敵となり得るか?性行為での感染率が高い可能性}

 ニューヨークタイムスの記事。
 日本国内では報道機関がタブー視している重要なテーマ。
 米国や欧州の女性は十分情報を得ているだろう。
 日本国内にジカウイルスが持ち込まれると、多くの女性が感染し、そこから蚊も介して感染が広がる。 
 感染した男性の精液中には数ヶ月ウイルス存在するようだ。エボラウイルスに似ている。

 性行為によるジカウイルス感染は予想以上に多い、注意!!
Sex May Spread Zika Virus More Often Than Researchers Suspected New York Times  (米国) 性行為によるジカウイルス感染は専門家が予測していた以上に多い

 合衆国内でジカウイルス感染が広まる時期が到来している。
 蚊による感染が広まることの論議が多く為されているが、専門家の中には他のルートでウイルス感染が広まる可能性を心配する声が多く上がり始めている:それは性行為である。

 個人的(親しい)接触がこれまで考えられていた以上にウイルス感染を広めている可能性が専門家の間で指摘されている。

 二つの報告が出ている。
 ブラジルでは男女の蚊に刺される頻度は同じでも、女性の方がジカウイルスに感染する割合が高い。
 しかしそうした差は性活動が活発な年齢層で見られ、高齢になると性差はなくなる。

 米国国立感染症アレルギー研究所長官のアンソニー・ファウチ長官は次のようなコメントを出している。
 この事実は驚くべきことである。長官は他の研究者達と同じようにこのデータに疑いを抱いていた。
  しかし結果はこれらの調査調査を正当化したと思われる。特に流行が拡大しているプエルトリコのデータがそうである。

 同長官はさらに次のようにも語っている。
 「私は女性がよりジカウイルス感染に感染しやすいと言うことはないとする意見は正しいとは考えていない」 

 ジカウイルスは数ヶ月精液中に存在する。それは感染した男性の症状が軽くても同じである。
 そのため女性は、妊婦の場合は特にj感染した男性との無防備な性行為には注意すること、また妊娠を望む女性も十分気をつけるように忠告されている理由である。

 10カ国(アルゼンチン、カナダ、チリ、フランス、ドイツ、イタリア、ニュージーランド、ペルー、ポルトガル、そして合衆国の大陸(プエルトリコ)を外す)では男性から女性への性感染が報告されている。その逆は報告されていない。

 ジカウイルス感染は蚊の発生がピークの夏に集中するが、ウイルスが性行為で拡大することが確認されると対策は各国で急ぐ必要がある。


{ジカウイルス感染は、女性にとって重大な感染症であることをの理解!!

 ジカウイルスは成人男・女性が感染しても10万人に1人がギランバレー症候群に罹患し、終生麻痺、または死亡の危険性があるのみであるが、女性の場合は感染すると脳発達不全、生後神経障害、知的障害の子を出生する危険性があることだ。発達障害の子を産んだ場合、生涯大変な人生になる。
 妊婦が感染すると最大で13%の障害児がでるとの報告があるが、実は生後に発生する障害も含めるとさらに確率は大きくなる可能性もある。

 ジカウイルスはリオ五輪での危険性はあるが、今後世界中で広がり続ける。デングウイルスは性感染症ではない。
 もし性行為での感染率が高いとしたなら、日本でも多くの感染女性が増える。
 それは媒介する蚊がいない北欧でも同じだ。南米帰りのパートナーから感染している女性もいる。幸い妊婦さんではない。

 ジカウイルスは、女性にとって大きな問題をはらんでいることを国やマスメディアは情報を流す必要があるが、先進国ではジャパンが唯一報道規制をしている感じだ。



Florida confirms 10 new cases of Zika virus as U.S. total nears 1000PBS  NewsHour (米国) フロリダで新規に10例のジカウイルス感染が確認、米国全体で1000例近い

 一日に10例がフロリダで確認。
 英国紙のガーディアンによると、現在米国内に1000例近くが感染したとされる。そのうち246例がフロリダ。

 ジカウイルスは基本的に蚊により媒介されるが、性行為により感染男性から女性に感染する。そして感染した妊婦から胎児にも感染する。

2日

Zika virus cases in Spain, Guinea Bissau as US president calls for emergency funds Deutsche Welle  (ドイツ) スペインで初の性行為ジカウイルス感染者が確認

 流行地帰りのパートナーから感染。
 スペインではこれまで158例の感染者が確認されている。


Zika virus: 324 positive cases in New YorK   The Journal News | LoHud.com  (米国) ジカウイルス感染者、ニューヨークで324人が検査で陽性

 今年度ニューヨークで今年の始まりから計324例のジカウイルス感染者が確認されていることを州保健局が発表した。そのうち22人が妊婦とされる。


6月

1日


Korea reports 6th confirmed case of Zika virus The Korea Herald (韓国) 韓国で6例目のジカウイルス感染者が確認

 ドミニカから帰国した女性がジカウイルスに感染していることが分かった。
 21歳女性。帰国後発疹、筋肉痛、関節痛、結膜炎を呈して、ソウル大学付属病院を受診して診断された。


 米国、ジカウイルス感染妊婦からの異常新生児誕生が増加
Zika virus: 3 more US babies born with birth defects RT  (国際) ジカウイルス:米国でさらに3例の小頭症児の出生が確認

 米国CDCによるとさらに3例の小頭症児の出生が確認され、米国でのジカウイルス感染による小頭症児の出生は合計7例となり、他に5例が流産、死産または人工流産で死亡している。

 米国でのジカウイルス感染者数は900例以上に上り、全例、流行地域での感染であるが、他に感染パートナーから無防備な性行為で感染している例もある。

Why researchers are releasing millions of mosquitoes to combat the Zika virus Washington Post (米国) 中国研究陣、なぜ数百万匹の蚊をジカウイルス対策のために放出するのか?-驚くべき発想と効果

 中国広州大学の研究チーム。
 細菌のWolbachia bacteriaをオスの蚊に感染させると、その細菌はメスに感染し、その感染した受精卵は増殖ができなくなり結果的に蚊の数は減少に転じる。
  小さな島で実験を行っているが、成果が得られている。
  過去1年間のデータでは蚊の数は99%減少したという。
 
 管理人コメント:同様の方法でネッタイシマカの根絶を目指す計画はブラジルやカナダ、オーストラリアなどで試みられている。この広州大学チームの研究の特異性は、小さな島全体を利用して蚊の数の減少をフォローし、そしてその数の減少を確認していることである。



6月


30日

29日

ジカ熱 2種類のワクチン開発 感染防御に成功 NHK

 {中南米を中心に流行が続くジカ熱について、アメリカなどの研究グループが2種類のワクチンを開発し、マウスを使った実験でジカウイルスの感染を防ぐことに初めて成功したと発表しました。
この研究を行ったのはアメリカのハーバード大学やブラジルのサンパウロ大学などのグループです。
グループでは、中南米を中心に流行が続くジカ熱について、ウイルスの一部を材料にした「DNAワクチン」と、病原性を無くしたウイルスを使う「不活化ワクチン」の2種類を開発しました。
そして、この2種類のワクチンをそれぞれマウスに投与し、4週間後、マウスの血液中にジカウイルスを入れました。
その結果、ワクチンを投与しなかったマウスでは血液中でウイルスが増加しましたが、ワクチンを投与したマウスではいずれのワクチンでも血液中からウイルスが検出されなくなったということで、グループでは、ジカウイルスの感染を防ぐことに初めて成功したとしています。
ジカ熱の問題に詳しい神奈川県衛生研究所の高崎智彦所長は「マウスのモデルでワクチンの効果を確かめられたのは初めてで、実用化に向けた第一歩だ。世界中の研究機関がこうした成果を共有し、ワクチンの開発を急ぐ必要がある」と話しています。}

管理人コメント:先に米国のFDAがInovio社製のワクチンの人での臨床試験を許可しているので、そんなにビッグなニュースではない。ワクチンの実用化までには多くの課題が山積している。最近明らかになったがデングウイルスの抗体保有者はジカウイルスに感染すると重症化する例がみられるという。デングウイルス抗体が中途半端にジカウイルスに付着するために、ジカウイルスが感染者の体内の免疫系で捕捉されないことが原因と思われる(不完全抗体)。また作成ワクチンがどれだけ人で効果を発揮するかは、ウイルスが流行している地域の多くの人々で試す必要がある。ジカウイルスワクチンの実用化は早くても数か月から数年といわれているが、いくつかの課題が順調に解決されてゆくなら、早いうちに実用化されるとは思うが、なかなか難しいかもしれない。特にデング熱も流行しているか、していた地域では臨床試験は慎重である必要があるが、どうするのだろうか。デング熱は南米、東南アジアなどで以前から流行している。


First baby with Zika-related microcephaly born in Florida Local 10  (米国) フロリダで米国初のジカウイルス感染後発症した小頭症児が確認

 ハイチから分娩のために母親がフロリダの病院に。
 母親はハイチでジカウイルスに感染していた。


Zika virus vaccine for animals brings hope for human protection The Guardian (英国) ジカウイルスワクチン、動物で成功、人への実用化に期待

 米国チーム。
 純化した不活化ウイルスをワクチン源。
 マウスで成功。


タイの上半期ジカ熱感染 少なくとも10都県97人 newsclip.be (タイ、日本語版)

 {タイ保健省は27日、年初から同日までにタイ国内で確認されたジカウイルス感染(ジカ熱)が97人だったと発表した。感染者がみつかったのは10県の16郡42カ村で、東北部ブンカン県と北部ペチャブン県以外では感染拡大の抑えこみに成功したとしている。

 27日の発表では感染が確認された他の8県を明らかにしなかったが、これまでの保健省の一連の発表では、感染地域をブンカン県、ペチャブン県、バンコク都、中部ノンタブリ県、西部カンジャナブリ県、東北部ナコンラチャシマ県、ウドンタニ県、北部チェンマイ県、ピッサヌローク県、スコータイ県、ウタラディット県の11都県としていた。

 ジカ熱については、妊娠中に感染した場合、脳の発育が不十分な小頭症の新生児が生まれる恐れが指摘されている。世界保健機関(WHO)は今年2月、「妊娠中のジカウイルスの感染と小頭症との因果関係が強く疑われる」として、ジカ熱の流行を「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」と宣言。3月には感染地域への妊婦の渡航自粛を勧告した。

 WHOによると、ジカウイルス感染の報告があったのは、2016年6月15日時点で、中南米を中心とする60カ国・地域。アジア大洋州地域では、タイ、ベトナム、フィリピン、フィジー、ニューカレドニアなどで感染が報告されている。

 日本の厚生労働省によると、ジカ熱はジカウイルスに感染することで起こる感染症で、軽度の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛などが主な症状。潜伏期間は2―12日で、およそ2割の人が発症するといわれる。ウイルスに感染した人を蚊が吸血すると、蚊の体内でウイルスが増殖し、その蚊が別の人を吸血することでウイルスが感染する。母胎から胎児への感染や、輸血による感染、性交渉による感染リスクも指摘されている。有効なワクチンはなく、蚊に刺されないようにすることが唯一の予防方法。}


28日

女子テニスのハレプ、リオ五輪辞退も ジカ熱を懸念 日本経済新聞

 {女子テニスで世界ランキング5位のシモナ・ハレプ(ルーマニア)が27日、ジカ熱への懸念からリオデジャネイロ五輪出場を辞退する可能性を示した。この日、ウィンブルドン選手権で2回戦に進んだ24歳のハレプは「多くのドクターに意見を求めている。危険性を調べなければならない。簡単ではない」と話した。

 ジカ熱は妊婦が感染すると小頭症児が生まれる可能性があり、特に女子選手で不安が強い。「リオに行く準備はしているが、健康を第一に考えて決断する」と述べた。}

Study documents live Zika virus in urine and saliva CIDRAP (米国、ミネソタ大学感染症情報センター) 研究報告:唾液と尿中からジカウイルスが検出

 ブラジルのフィオクルズ研究所が、リオデジャネイロのジカウイルス感染者の唾液と尿から生きたウイルスを分離し、ジカウイルスの感染ルートに新たな手掛かりをえた。
 
 9例の患者で唾液と尿が検査され、1例で尿中に、1例で唾液中に生きたウイルスが検出された。
 先にイタリアの研究チームが、ドミニカからイタリアに帰国した後発病した男性の唾液から生きたジカウイルスを分離して、3月に論文発表している。
 また4月にはフランスの研究チームが、感染した男性からパートナーに性行為でウイルス感染したと考えられる症例を、ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディスンのレターで報告しているが、その中で著者たちは唾液を介して感染した可能性が否定できないと記述している。
 
 唾液と尿中のウイルスがどの程度の感染を起こすかは不明とされ、さらに研究がすすめられる必要があると著者達は述べている。


Antibodies to dengue may alter course of Zika virus infection Science Daily  (米国) デングウイルス抗体の存在がジカウイルス感染症の経過に影響

 デングウイルス抗体はジカウイルスと交差反応を起こすことが明らかにされた。
 デングウイルス抗体保有者がジカウイルスに感染すると、臨床経過が軽い可能性が示唆されるが、同時に一方で重篤化することも明らかになった。

 デングウイルス抗体がジカウイルスに対して多様な反応性を示すことが示唆される。

 米国エモリー・ワクチンセンターの研究チームがタイの研究シームと共同して研究結果を発表した。
 6月27日のPNAS(米国科学アカデミー紀要)。

 管理人コメント:ジカウイルスに対する、いわゆる不完全抗体として感染者が保有しているデングウイルス抗体が作用することで、ジカウイルスが感染者の免疫機構の中で十分捕捉されなくなるため、増殖が増す結果になると考えられる。
 デングウイルス抗体保有者が多く存在すると考えられる東南アジアや南米でジカウイルス感染経過が、デングウイルス抗体で修飾されている可能性がある。


27日


ジカ熱、迅速診断競う 長崎大はブラジルで試験 日本経済新聞

 {感染症対策が試されている。南米ブラジルで8月に開くリオデジャネイロ五輪では、蚊が媒介するジカ熱に世界が身構える。日本ではジカ熱を含め2年前に国内感染者が約70年ぶりに出たデング熱への警戒が続く。抗生物質が効かない耐性菌も海外で問題になっている。国境を越えて広がる脅威に対して、備えは十分なのか。研究体制や国際協力の課題を検証する。

 長崎大学の安田二朗教授の研究チームは7月から、ジカ熱の感染者が多いブラジルでジカウイルスを検出できる検査薬の評価試験に乗り出す。約2週間かけて血液や尿など約100検体で試す。

 安田教授は「短時間で簡便に検査できる。感度も世界保健機関(WHO)の基準を満たす。2016年度にも実用化したい」と意気込む。

 現地で使う検査薬は独自に開発した。ジカウイルス特有の遺伝子だけを増やす物質を含む。バッテリー式の小型検出器の中でウイルスのRNA(リボ核酸)からDNAを複製し、陽性かどうかを判定する。所要時間は20分程度という。

 ジカ熱は妊婦が感染すると、小頭症の乳児が生まれる可能性がある。感染者をいち早く見つけるのが重要になる。感染した人が蚊に刺され、その蚊が別の人を刺してウイルスが広がるからだ。

 症状は発熱や関節痛、頭痛などが表れる。優れた検査薬が病院にあれば、風邪と思って病院を訪れた人からも感染者を探し出せる。田中貴金属工業も短時間でジカウイルスを検出する試薬を開発した。金の微粒子にウイルスと反応する抗体を結合させる仕組みだ。

 日本ではジカ熱を疑う症例が出た場合、衛生検査所などで血液や尿のウイルスの遺伝子を調べたり、ウイルスの感染で体内でできる抗体を調べたりしていた。遺伝子分析は高価な専用装置が必要で判定に数時間かかる。抗体検査は感度が劣る。

 早期診断技術があっても安心はできない。ジカ熱もデング熱も大半の人は症状が出ないとされ、気づかずにウイルスをまき散らす恐れがある。

 ジカ熱は3年ぐらい前は数カ国・地域で感染者が見つかる程度だったが、WHOによると、6月15日時点で60カ国・地域に広がった。日本では13~14年に海外で感染した患者が出始め、16年は海外で感染した患者が7人いた。デング熱も16年に日本で感染した報告はないが、海外滞在中の感染者は6月12日時点で145人と、15年の同時期の101人を上回る。

 感染を防ぐために、世界中でワクチン開発が進む。ジカ熱のワクチンは、米イノビオ・ファーマシューティカルズなどが米国で今夏にも臨床試験を始める。国内でも日本脳炎ウイルスのワクチン技術を応用する検討がされている。ただ「実用化には早くて数年かかる」(国立感染症研究所の田島茂主任研究官)という。

 感染症が猛威を振るう背景に、病気を媒介する蚊の攻勢がある。地球温暖化や空調機器の普及で、蚊にとって快適な環境が広がった。日本では、ジカ熱やデング熱を媒介するヒトスジシマカの生息域が北上している。

 グローバル化も一因だ。海外にいるネッタイシマカが航空機や船に紛れ込み、日本に侵入するかもしれない。海外で流行する感染症が対岸の火事ではなくなった。

 成田空港検疫所では、感染症の流行地域をたった航空機を中心に機内に蚊がいないか調べている。空港の全域で雨水枡(ます)など約850カ所にボウフラの成長を抑える薬剤をまいた。ワナもしかけた。国立感染症研究所でも1年を通じて毎週、都内の特定の場所を観察する。「蚊の数のピーク時期を把握すれば効果的な対策がとれる」と同研究所の沢辺京子部長は話す。

 東南アジアでは蚊を特殊な細菌に感染させてデングウイルスの媒介を抑えるような試みもあるが、「細菌に感染した相当数の蚊を放つ必要があり、ハードルは高い」(沢辺部長)。感染症対策に切り札は無く、総合力で対抗する難しさがある}

 管理人コメント: 米国ではCDCがすでに迅速キットを作製し各州の保健局に配布している。血液、尿、唾液、精液中のウイルス検出が可能となっている。


26日

Jamaican Olympic gold medallist Kemar Bailey-Cole reveals he has Zika virus The Guardian (英国) ジャマイカの金メダリスト、ケマル・バイレイ-コーレがジカウイルスに感染したことを明らかに

 ロンドン五輪男子400メートルリレーで金メダルを獲得したKemar Bailey-Cole がジカウイルスに感染したことを明らかにした。2014年にグラスゴーで開催された国際大会で100メートルで金メダルを獲得、タイムは9.92秒。
 未だに発疹と眼の異常が残っているが、筋肉痛は消えているという。
 五輪出場に対する不安は少しあるが、完璧な体調で練習できるかが問題のようだ。


25日

List of Possible Zika Birth Defects Grows Longer Scientific American  (米国) ジカウイルス感染胎児異常は多岐にわたる可能性

 ジカウイルスによる胎児障害は小頭症や脳障害にとどまらず、多岐にわたっていることが研究報告で明らかになってきている。
 来週、テキサスのサンアントニオで開催される奇形学会で報告される。

 深刻な関節障害、けいれん、視力障害、摂食障害、持続する啼泣等が、新たなに障害に付け加えられる。
 さらに重要なことは、このような障害は出生時小頭症を呈してなく、健康新生児と考えられていても、数週後から数ヶ月後に発現してくることとされる。


Zika virus alerts may have prompted uptick in abortion requests in Latin America Science Daily (米国) ジカウイルス警戒報、ラテンアメリカでの中絶希望者数が急増

Florida Zika Virus Cases Rise To 220 Patch.com (米国) フロリダ州、ジカウイルス感染者数が220人に

 全例国外で感染。

 リオ五輪、多くの不安要素

 JOC、治安やジカ熱で注意喚起 リオ五輪へ監督会議  日本経済新聞

 日本オリンピック委員会(JOC)は21日、8月のリオデジャネイロ五輪に出場する競技の代表者を集めた監督会議を東京都内で開き、現地の治安やジカ熱対策について改めて注意喚起した。

 リオは昨年の殺人発生率が日本の25倍、強盗は660倍で、特に強盗の発生が激増していると説明。盗難被害の多いスマートフォンは人前での不用意な使用を避けることや、強盗に遭った場合は「抵抗せず、要求された金品は素直に渡す」「他人が襲われているのを見ても、むやみに助けに行かない」といった対応指針を示した。リオ州の財政悪化で警備が手薄になる可能性もあるとし、不用意に市街地に出ないことも求めた。

 ジカ熱については、感染地域から帰った女性は少なくとも8週間は妊娠を避けることなどを推奨した国際オリンピック委員会(IOC)の通達を紹介した。

 日本選手団の高田裕司総監督は治安に大きな懸念を示し「過去にこれほどの安全管理はしていないと思う。街中は歩けない。かなり選手団には厳しく言う必要がある」と述べた。


グレースが五輪辞退 ジカ熱感染懸念 産経ニュース

 男子ゴルフで世界ランキング11位のブランデン・グレース(南アフリカ)がジカ熱感染の懸念から、リオデジャネイロ五輪出場を辞退すると明らかにした。24日、AP通信が報じた。11月に結婚する予定のグレースは、競技よりも家族の健康を優先する意向を示した。

 男子ゴルフ界ではリオ五輪不参加の表明が相次いでおり、22日には世界4位でメジャー通算4勝のロリー・マキロイ(英国)がジカ熱を理由に辞退を明らかにしたばかりだった。

24日

House approves $1.1 billion deal to combat Zika virus USA TODAY  (米国) 米国議会、ジカ対策用に11億ドル余の予算を承認


People previously infected with dengue may be more vulnerable to Zika virus USA TODAY  (米国) デング熱感染の既往がある人は、ジカウイルス感染が重症化する可能性がある


Previous Exposure To Dengue May Make Zika Worse, Scientists Find Huewire News  (米国) デング熱の抗体保有者はジカウイルス感染で重症化する可能性

 英国、フランスおよびタイの研究者達からの報告。
 元々デング熱に再度感染した場合重症化することが知られていて、それはantibody-dependent enhancement(抗体依存性増幅現象(悪化現象))と呼ばれていた。

 デングウイルスとジカウイルスは類似しているため、先にデング熱に罹患していて抗体を保有している人が、ジカウイルスに感染するとより重症化する可能性があると推測されている。


A new must for your medicine cabinet: Bug spray Washington Post  (米国) 薬品箱の必需品:虫よけスプレー

 ジカウイルスを媒介する蚊が合衆国内で発生する時期が来ている。
 ウイルスは日中に家の内外で活動する。
 歯ブラシと同じように虫よけスプレーが必需品となってきた。


23日

Abortion Pill Orders Rise in 7 Latin American Nations on Zika Alert New York Times  (米国) ジカウイルス感染を懸念し、経口中絶薬、ラテンアメリカ7カ国で希望者が増加

 保健当局が妊婦がジカウイルスに感染することで異常胎児が発生する危険性を発表して以来、ラテンアメリカでは経口中絶薬を求める妊婦が増加している。
 ブラジル、エクアドル、ベネズエラでは二倍に、コロンビア、コスタリカ、エルサルバドル、ホンジュラスでは36%から76%に増加。

 中絶が違法とされる国々の妊婦達にピルを提供している、アムステルダムに本部を置くNPO、”Womenon Web”の医師達を含むチームからの報告。


Zika reports note rise in abortion demand, eye issues in adult CIDRAP (米国、ミネソタ大学感染症情報センター) ジカウイルス感染症、人工妊娠中絶の要望が高まる; 感染成人で眼の障害が報告

 New. Engl. J. Medのレター欄に論文が投稿


22日

 
中東呼吸器症候群(MERS)
リヤドの大学病院でMERSの大院内感染
WHO details Riyadh hospital MERS outbreak as new UAE, Saudi cases noted CIDRAP  (米国、ミネソタ大学感染症情報センター) WHO、リヤドの大学病院におけるMERS院内流行の詳細を発表

 6月16日から18日の間、22例のMERSがサウジアラビアから報告されたが、そのうち20例がリヤドの大学病院での院内感染であったことがWHOから発表された。

 49歳女性がKing Khalid 大学病院の血管外科に入院したが、MERSに罹患していることが見逃され死亡、その後派遣された即応チームの検査で20人の感染者が確認された。
 17人が医療介護で感染、3人が家族感染であった。
 20人中18人が無症候性感染だった。

WHO says Saudi misdiagnosis caused MERS outbreak Fox News (米国) WHO、サウジでMERSを誤診し、集団発生が起きたと発表


21日

 1万人の妊婦を対象に総合的なジカウイルス感染の影響を調査
How Bad is Zika for Babies? Study to Track 10000 Pregnant Women  NBCNews.com  (米国) ジカウイルスの胎児に及ぼす影響調査:1万人の感染妊婦の調査が始まる
 
 米国と国際的研究チームが、ジカウイルスに感染した妊婦が胎児を出産するまで、1万人を対象に経過を調べ、ジカウイルスが母胎と胎児にどのような影響を与えるか分析する。

 母胎の栄養状況、生活環境なども含めて各種の専門家が加わる。

 妊婦が早期にジカウイルスに感染することで胎児の脳の発達に影響が出ることなどは分かっているが、母胎の状況などに関して不明な点も多い。

 母胎の栄養状況が良い先進国でもジカウイルスは胎児に影響を与えるかなど、十分知られていない。


20日

 ジカウイルス、小児期に感染してもより重症となる可能性は低い
Zika And Children: What Parents Need To Know NPR  (米国) ジカウイルスと小児:両親が知っておくべきこと

 胎児期にジカウイルス感染を受けた小児は出生後にも各種の異常を呈する可能性がある。

 しかしこれまでのところ、小児にジカウイルス感染が起きても、成人以上に重大な症状を呈するという事実は得られていない。
 成人に多く見られるギランバレー症候群は、先に流行したフランス領ポリネシアでは、平均年齢が42歳で、最も若い患者は26歳であったと、ランセットへの報告で述べられている。
 ギランバレー症候群は通常67000人に1人の発症率であるが、ジカウイルス感染者では14000人に1人で、5倍増加するとされる。(ユタ大学の小児神経専門家のジェームス・バレの報告)。


19日

ジカ熱対策に130億円必要=感染拡大で費用大幅増-WHO 時事通信

 {世界保健機関(WHO)は17日、南米を中心に感染が広がっているジカ熱への対策計画に、1億2200万ドル(約130億円)が必要になると発表した。2月時点の必要額は23カ国向けの5600万ドルだったが、感染国が60カ国以上に増加したことなどから、費用が大幅に膨らんだという。
 ジカ熱ウイルスは蚊を媒介して広がり、妊婦が感染すると新生児の小頭症の原因になるほか、神経障害のギラン・バレー症候群を引き起こす可能性もあるとされる。WHOは妊娠中の女性に、感染地域への渡航を避けるよう呼び掛けている。
 WHOのチャン事務局長は声明で、対策計画はジカ熱に関する新たな知見を踏まえたもので「出産年齢の女性を中心にサポートする総合的な対応が必要だ」と訴えた。計画期間は18カ月で、ウイルスが拡大した場合の緊急対策のほか、妊娠を遅らせたい人へのカウンセリングなどが盛り込まれる。}


CDC's Zika Tally Will Likely Never be Accurate Because of Late Start Newsweek (米国) CDCのジカウイルス感染者統計は、統計開始が遅かったことから正確さに欠く


18日

With dollar signs in their eyes, Rio officials and businesses wait for Olympic windfall Fox News Latino  (米国) リオ当局と関連業界、五輪での巨額な収入を待つ

 ジカウイルス流行、経済崩壊、政治的紛争、暴力行為の増加などに関わらず、五輪開催のリオを避ける観光客はいないだろうと、リオ当局者達やビジネスマン達は、期待を込めて語っている。


How bad is Zika in Rio? CNN  (米国) リオ五輪でジカウイルスはどの程度危険なのか?

 WHOはジカウイルス流行により、リオ五輪を延期する必要はないと結論を出した。
 五輪を開催してもウイルスがさらに拡大しないと判断した。

 この発表は選手や観光客にとって大きなニュースとなったが、住民達にとっては今年の初めから大流行しているジカウイルスは厄介な問題となっている。

 五輪がブラジルの冬期間に開催されること、さらにいくつかの分析的研究でジカウイルスが五輪開催によっても参加者にはほとんど感染しないことなどが、WHOが発表した、五輪開催は問題がないという理由になっている。
 先週、ブラジル保健相は、ケンブリッジ大学の研究結果を引用し、50万人の観光客が五輪でブラジルに来てもジカウイルス感染者は1人に過ぎないと語っている。

 ジカウイルスは2月に流行がピークとなっていて、リオのカーニバルが行われた今年の2月の感染者登録数は7232例となっている。
 しかしその後感染者数は減少しだし、5月にはリオでの感染者数は702例となっった。気温が下がりだしてから感染者数は減っている。

 しかし感染者数の減少は住民達に安心感を与えていない。
 全ての感染者が検査をうけているわけではなく、また感染を受けても無症状である例が多いからだ。

 妊婦は定期的に胎児エコー検査を受け、胎児が小頭症ではないか心配を続ける。
 ジカウイルスが感染しても無症状であることが多いことが不安感を高めているようだ。

 五輪が終了した後、リオでは再び次の夏の蚊のシーズンを迎える。住民達はそれに備える必要がある。


17日


ジカ熱対策に130億円必要=感染拡大で費用大幅増-WHO 時事通信

 { 【ジュネーブAFP=時事】世界保健機関(WHO)は17日、南米を中心に感染が広がっているジカ熱への対策計画に、1億2200万ドル(約130億円)が必要になると発表した。2月時点の必要額は23カ国向けの5600万ドルだったが、感染国が60カ国以上に増加したことなどから、費用が大幅に膨らんだという。
 ジカ熱ウイルスは蚊を媒介して広がり、妊婦が感染すると新生児の小頭症の原因になるほか、神経障害のギラン・バレー症候群を引き起こす可能性もあるとされる。WHOは妊娠中の女性に、感染地域への渡航を避けるよう呼び掛けている。
 WHOのチャン事務局長は声明で、対策計画はジカ熱に関する新たな知見を踏まえたもので「出産年齢の女性を中心にサポートする総合的な対応が必要だ」と訴えた。計画期間は18カ月で、ウイルスが拡大した場合の緊急対策のほか、妊娠を遅らせたい人へのカウンセリングなどが盛り込まれる。}


 プエルトリコで数千人の妊婦がジカウイルスに感染する可能性、CDC長官が発表
Zika Virus Could Infect 'Thousands' of Pregnant Women in Puerto Rico, CDC Chief Warns ABC News  (米国) ジカウイルスはプエルトリコで数千人の妊婦に感染する可能性、CDC長官が警告

 フリーデンCDC長官は、プエルトリコでジカウイルス感染が広がっていて、数千人の妊婦が感染する可能性があることを発表した。
 「プエルトリコでこの数ヶ月間に数千人の妊婦がジカウイルスに感染する可能性がある。これは来年度に数十人から数百人の小頭症児が誕生する可能性を示している。」

 また同長官はプエルトリコで献血者の中にジカウイルス感染が見つかる例が増えていると発表しているが、非常に感度の良い検査でスクリーニングが行われているため、輸血の危険性はないと述べている。


 米国高名医学者の意見が投稿
Cancel the Olympics-The potential threat Zika virus poses is just too great to take the risk.  U.S.News (米国) 五輪をキャンセルしよう-ジカウイルスの保有する脅威は、危険を冒してまで五輪参加するには大きすぎる

” 2015年の医師”として取り上げられた米国著名医師による意見

 いくつかの研究報告ではリオ五輪に参加する選手や観光客がジカウイルスに感染する率は低いとされるが、一人の参加者がウイルスを感染に脆弱な母国に持ち帰ったばあいの危険性に関して論議している研究報告はない。その問題がロス五輪を再考慮すべきとする焦点となっている。

 5つのポイントを示している。
 
 ・ 五輪での感染率が低いという数値は嘘ではない。いくつかの研究報告では、リオ五輪に参加する選手や観光客がジカウイルスに感染する率はそれほど高くはない。2008年に流行したデング熱のデータから推定すると、リオを訪問する観光客の中で感染する率は1.8人/100万人~3.2人/10万人。

 ・ブラジルは十分蚊に対する予防的措置を行っていない。

 ・WHOはIOC(国際五輪委員会)と密接な関係を持っている。WHOは五輪開催に関して利益相反の立場にある(五輪開催により利益を得られる)。

 ・ブラジルも五輪開催に関して明らかに利益相反の立場にある。開催により多額の経済的利益が得られる。五輪開催によるジカウイルス危険性に関して、公平な評価はできない。

 ・ジカウイルスの危険性は、安易に受け入れる程度のものではない。ウイルスの本態は未だ十分に解明されていない。


 オーストラリア、インドネシアへの旅行注意報発令
Australians warned of Zika virus in Indonesia The Sydney Morning Herald  (オーストラリア) オーストラリア政府、インドネシアでのジカウイルス感染を警告

 インドネシアで散発的に蚊媒介ジカウイルス感染が発生していることから、オーストラリア政府は妊婦の旅行は延期を検討するように忠告している。

 またインドネシアへの全旅行者に対して蚊に刺されないように注意を与えている。


16日


Three babies with birth defects caused by Zika virus born in the US The Guardian (英国) 米国でジカウイルスによる胎児障害を呈した3例の乳児が誕生

 本年初めから234例のジカウイルス感染妊婦をCDCはフォローしている。
 これまでのところ何例かの乳児は出生時に異常は観察されていないが、その数は発表されなく、多くはフォロー中のようである。
 

Six Cases of Zika Virus-Linked Birth Defects in US, CDC Says NBCNews.com (米国) 米国CDC、ジカウイルス感染胎児を6例確認
 
 米国内でこれまで6例のジカウイルス感染による異常胎児が確認されたとCDCが発表した。
 3例は流産、死産、人口流産、3例は小頭症を含む先天異常を伴った。
 全妊婦はジカウイルス流行地を旅行したことから、母体->胎児へのウイルス感染が起きた。
 
 CDCによると米国内で蚊がウイルスを媒介する季節になると、異常胎児妊娠報告は多くなると予想している。
 
 ウイルス感染異常胎児の内容は、脳傷害の可能性、水頭症、脳梁発育不全、眼球発育不全、脳発育不全に起因した他の様々な臓器の発育障害(神経、筋肉、骨、関節)と多彩である。


8週間、性交渉を控えるなど…ジカ熱の注意情報更新  読売新聞

 { ジカ熱は蚊が媒介するほか、性交渉でも感染する。妊婦が感染すると、小頭症の赤ちゃんが生まれるリスクが高まる。
 新しい注意情報では、流行地から帰国した場合、症状がなくても、8週間は性交渉を控えるか、コンドームを使用すべきだとした。
 発症後41日間は感染力が残っている可能性があるなどの研究結果が明らかになったため、現行の4週間を2倍に延ばした。}


 管理人コメント(1):遅れた情報であるが、なんで今頃にこのような重要な情報のアドバイスを行うのか疑問。厚労省筋はジカ熱対策に本腰を入れてない証拠である。
 世界スタンダードは以下の通り
 
WHOアドバイス 6月1日改訂

 WHOは、カップルに対して、ジカウイルス流行地から帰国した場合、少なくとも8週間は安全な性行為、または性行為を避けるようにガイドラインを変更した。これまでのガイドラインでは4週間であったから、倍の期間に延長したことになる。(*ジカウイルス感染の有無が不明でも:訳者)

 一方、男性が流行地でジカウイルスに感染した場合は、6ヶ月間、女性では8週間、安全な性行為、または行為を避けるように忠告している。男性の精液中には非常に長い間ウイルスが検出されるが、女性の場合は未だウイルスがどの程度の期間、胎内に存在するか分かっていない。

 また妊娠を希望するカップルに対しては、もし何らかのジカウイルス感染の症状(発熱、結膜充血、保身など)が出現した既往がある場合は6ヶ月間、性行為を避けるようにアドバイスしている。

 WHOのガイドラインは、これで米国CDCの内容と一致した。これまでのガイドラインはCDCに比べて緩やかであった。

 管理人コメント(2):リオ五輪帰りの男女に関して、ジカウイルスが性行為で感染する可能性があるから、危険性を避けるための、危険な避妊期間、避けるべき性行為期間など、NHKはじめどこのメディアでも具体的に伝えていない。なぜなのだろうか?スイスは最も厳しいガイドラインを出しているし、続いて米国、続いてWHOと言う感じ。アジアでは日本が一番曖昧。性風俗産業界から圧力が出ているとか考えたくなるくらいだ。
 向こうで無症状だったからといって、心配なしということで風俗へはいってはいけないし、彼女との関係も気をつける必要があるし、ウイルスは口腔からも入る危険性があるなど、マスコミは十分社会に伝える必要がある。一回ぽっきり小さく書いても誰も読まない。
 流行地帰りでジカウイルス感染症状がなかったとしても、男女とも性行為は8週間気をつける必要がある。ウイルスが感染する(蚊を介しても性行為を介しても)。参加選手達に十分情報を所属医師団が伝えているのだろうか?2ヶ月間とは長い期間である。


Zika can cause microcephaly even if moms have no symptoms, report says Washington Post  (米国) ジカウイルス感染妊婦、無症状でも小頭胎児が発生

 新規報告された研究で、ジカウイルスに感染した妊婦は、無症状であっても深刻な胎児異常を起こすことが明らかになった。

 内容は下記のTIMEとほぼ同じ。


 コロンビアで多くの妊婦がジカウイルス感染。妊娠後期の感染者からは異常新生児の出生はないと報告

Nearly 12000 Pregnant Women in Colombia Have Zika TIME (米国) コロンビア、12000人近い妊婦がジカウイルスに感染

 ・New Engl.J.Med(ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディスン)6月15日号に発表されたコロンビアと米国CDCの研究チームが発表した研究論文。
 
 ・本年(2016年)4月の時点で65726人がコロンビアでジカウイルスに感染したと報告されている。女性が男性の2倍となっている。妊娠のリスクから女性が検査を受けていることが理由と推定)*1。

 ・11944人の妊婦が感染したとされ、専門的検査で確定されているのは1484人。

 ・感染妊婦2000人をチームは追跡。90%が第三妊娠期に感染(7~9ヶ月)。これらのグループからは異常新生児は誕生していない。この事実からチームでは妊娠初期にウイルス感染した場合に、胎児に異常が生じると推定している。
 
 ・今年度生まれた小頭症児の中で4人が検査でジカウイルス感染が確認されたが、全て母親には自覚症状はなかった(無症状)。それ故米国CDCはジカウイルス流行地域に滞在した全妊婦、または全パートナーにウイルス検査を受けるように指導している。

 ・妊婦の感染が12000人近く、全感染者数が62576人とされているが、研究チームではこの数値は過小評価されているとし、理由は無症状感染者は検査を受けていないことをあげている。*2

 ・2010年に行われた研究で、半数に満たない女性達が避妊具を使っていなかった。ウイルスは性行為で感染することから、パートナーがジカウイルス感染のリスクが高い妊婦達への指導が重要と研究チームは主張している。

管理人コメント:*1 リオネジャネイロの研究でも圧倒的に女性の感染率が高いと報告されている。デング熱が流行した際は男性の感染率が高かったことから、ジカウイルス感染が女性に多い原因として性行為での感染も一因とされている。
 *2 無症状感染者は有症状者の5倍近くいると考えられる。そうするとコロンビアの感染者数はこれらの数値の5倍と推定可能となる。


Zika Virus Late in Pregnancy Causes Fewer Birth Defects - Study NBC NEWS (米国) 妊娠後期の妊婦がジカウイルス感染した場合、異常胎児発生の頻度は非常に少ない

 米国コロンビア大学の研究チームによると、ジカウイルス感染妊婦の体内で異常胎児が発生するのは妊娠初期で、妊娠後期にはほとんど発生しないことが明らかにされた。

 しかし感染の兆候、または症状がなかった妊婦でも深刻な異常胎児が発生することが明らかになり、チームでは、無症状であったからといって安全とは言えないと警告している。


15日

 WHOジカウイルス緊急委員会、リオ五輪開催は問題なしと結論

ジカ熱、リオ五輪での拡大「リスク低い」 WHO緊急委 日本経済新聞

 {WHOは14日、スイスのジュネーブで幹部や外部の専門家による緊急委員会を開き、ジカ熱の感染が広がるなか、リオデジャネイロオリンピックが開催されるブラジルへの渡航を巡って、これまでWHOが出してきた勧告の内容などについて検討しました。
このあと会見したデービッド・ヘイマン委員長によりますと、開催期間は現地の冬にあたり、蚊が媒介する感染症であるジカ熱の感染が拡大する可能性は低いとして、渡航の制限を設けない方針を決めたということです。そのうえでブラジル政府に対し、大会が開かれる都市や会場の周辺で蚊の生息状況を監視し、発生を抑えることや出場する選手や観客に対し、感染予防対策を徹底することなどを求めています。
また、妊娠中の女性を対象にジカ熱が流行している地域への渡航を控えるよう求めるWHOの勧告については、妊娠中のジカ熱への感染と、先天的に頭部が小さい「小頭症」の赤ちゃんが生まれることとの関連が確認されているとして、今後も継続する方針を示しました。}


WHO Says Olympics Should Go Ahead in Brazil Despite Zika Virus New York Times  (米国) WHO、ジカウイルス流行に関わらずリオ五輪を進めるべき、と声明

 WHO緊急委員会の結論

Rio 2016: WHO says low risk of Zika virus spread outside of Brazil at Olympics ABC Online (米国) リオ五輪:WHOリオ五輪後にジカウイルスが世界に拡大するリスクは低いと発表

 WHO緊急委員会の発表。
 リオ五輪が開かれてもさらにウイルスが国際的に拡大する危険性は低いと、WHO緊急委員会は結論を出した。


Zika virus: Risk of spread from Olympics 'very low' says WHO BBC News  (英国) 五輪でジカウイルスが拡大する危険性は非常に低い

 WHOはブラジルで五輪を開催しても世界へのウイルスの拡大は極めて低いリスクであると発表している。

 五輪をリオから移したり、延期するひつようはないと”WHOの専門家(ジカウイルス緊急委員会)”は語った。

 WHOはジカウイルスが蚊で媒介されている地域への旅行や貿易の制限の必要はないとの見解を初期から発表していたが、今回も再確認を行っている。

 ジカウイルスは胎児異常発生に関係している。五輪は8月に開催される。

 WHOはすでに本年2月にジカウイルスは世界的に公衆衛生上の危機であると声明を出している。
 妊婦は五輪への参加を避けるように、参加者は蚊に刺されないように注意するように忠告している。

 しかし専門家団体がリオ五輪に対する警告を発したにも関わらず、WHOは8月のブラジルでは蚊の発生が比較的少ないとしている。

 ブラジル政府は海外から38万人の五輪参加者が訪れると予測している。


 Rio Olympics Zika: Opinion divided over threat of virus BBC News (英国) リオ五輪とジカウイルス:脅威に関する意見は分かれる

 ブラジル政府はBBCに、リオ五輪に訪れる人々へのジカウイルス感染の危険性は”ほとんどゼロ”に等しいと語った。

 しかしWHOのアドバイスでは、ジカウイルス流行地の女性は妊娠を延期することを深刻に考慮する必要があると忠告し、理由として妊婦から胎児にジカウイルスが感染すると重症な小頭症となることをあげている。

 このWHOのアドバイス内容は3日後に変更され、先の声明は報道機関の誤解により誤った内容で流されたとして以下のような変更になっている。

  6月9日、WHOは以下の内容のE-メイルを報道各社に送ってきた。
 ジカウイルス流行地に住む妊娠可能世代は、妊娠を延期することを考慮するように指導されるべきである。

 しかし6月12日WHOは、報道各社がWHOの伝えた内容を誤解して発表したと声明を出し、正しくは以下の通りとした。
 妊娠するか延期するかはカップルが決定するべきことである。カップルは地域の保健当局に妊娠することの危険性について相談して、根拠に基づいた医学(EBM)に従って指導を受けるべきである。


 管理人コメント:要するにWHOは責任を回避し、あくまでも現地の保健当局が妊婦達に対するアドバイスを行い、妊娠、出生に関しては妊婦、またはカップルの自己責任で決定すべきとした。リオ五輪は安全とするWHOの立場上の矛盾を回避するのが内容変更の理由だろうが、それを当初のメールで発表した内容を報道機関が誤解して発表したとして、報道機関側に責任をなすりつけた感じである。


14日


五輪=女子ゴルフのヘンダーソン、金メダル意欲もジカ熱に不安 ロイター  (国際、日本語版)

 { 女子ゴルフの全米女子プロ選手権でメジャー初優勝を果たしたブルック・ヘンダーソン(18、カナダ)は13日、リオデジャネイロ五輪出場への意欲を示す一方で、ジカ熱については不安があることを認めた。

ヘンダーソンは12日に行われた全米女子プロの最終日に世界ランク1位のリディア・コ(ニュージーランド)とのプレーオフを制し、一気にリオ五輪の金メダル候補の一人に躍り出た。

13日の電話会見でヘンダーソンはリオ五輪について「今のところは出場するつもり。金メダルを持ち帰りたい」と意欲を見せた。さらに「ジカ熱は確かに不安だが、あらゆる情報を得たうえで最善な判断を下したい」と述べた。

男子ゴルフでは先日、世界ランク1位のジェーソン・デー(オーストラリア)が、ジカ熱への懸念からリオ五輪出場は疑わしいと述べたほか、同2位のジョーダン・スピース(米国)も13日、同大会への出場について明言しなかった。}


When Zika hits in the U.S., CDC will deploy rapid-response teams Miami Herald (米国) 米国内でジカウイルスが蚊により流行してきた場合、CDCは即応チームを派遣

 米国内の6州、フロリダ、アラバマ、アリゾナ、ルイジアナ、ミシシッピー、およびテキサスではジカウイルス媒介蚊の発生を注意深く観察している。

 地域でジカウイルス感染が発生しはじめた場合、即応チームがCDCから派遣される。
 チームは検査診断、蚊駆除対策を指導する。

 管理人コメント: 危機管理対策としては当然であるが、我が国の場合もそれなりに、蚊(ヒトスジシマカ)の発生状況、そしてジカウイルス感染が不渡航者で見られ出した場合、その早期発見方法、診断方法、周辺の感染者の確認(無症状者も多い)が急務となる。そのためには迅速診断テストが必須となるが…。
 そして周辺の妊婦(妊娠に未だ気がついてない可能性もある妊娠1~3ヶ月期の女性*)のチェックなど、細かい対策の配慮が必要になる。
 *最も胎児に影響の出やすい時期とされる。
 

13日

 リオに滞在した場合のウイルス感染率は分かるのか?症状の有無だけの、それも問診調査では医学的には把握は不能

 リオに滞在した時のジカウイルス感染率なんてデータはないと思うが、あるとしたなら自覚症状がでた例の感染率だと思う。

 実際にウイルス感染を受けるのはどの程度なのか?疑問。

 無症状感染は80%程度とされるが、多数の対象者でウイルス検査を行わない限り、正確な数値が出ないのが悩ましいところ。

 リオ滞在者(2週間以上)5000人を対象に出国前にウイルス検査(迅速キットがないと難しいが)を行い、本当にブラジル保健相のいうように感染者はほとんど出てないことをデータで示さない限り、ジカウイルスの世界への拡大の危険性は云々できない。



12日

 WHO、責任回避的発表内容の変更
WHO clarifies Zika pregnancy guidance -- again CNN (米国) WHO、妊婦に対するジカウイルス感染対策ガイダンスについて表現を変更

 先週、WHOは以下の内容のE-メイルを報道各社に送ってきた。
 ジカウイルス流行地に住む妊娠可能世代は、妊娠を延期することを考慮するように指導されるべきである。

 しかし本日WHOは報道各社がWHOの伝えた内容を誤解して発表したと声明を出し、正しくは以下の通りとした。
 妊娠するか延期するかはカップルが決定するべきことである。カップルは地域の保健当局に妊娠することの危険性について相談して、根拠に基づいた医学(EBM)に従って指導を受けるべきである。

 WHOの広報官はメディアが内容を誤解していることから、再び表現を変えたと語っているが、WHOの対応は理解しにくいと言わざるをえない。。
 先週のWHOの発表に対してCNNもニューヨークタイムズも、カップルは妊娠を延期すべきと伝えた。


Zika's origin and global spread Reuters (国際) ロイター:ジカ情報時系列 
                      ~2016/6/9


{リオ五輪におけるジカウイルスの問題点}
                       -管理人論説

 ブラジル保健相はリオ五輪でジカウイルスに感染する危険性はほとんどないと記者会見で語っている。また報道機関の中には、そうした発言や発表を大きく取り上げている例も散見される。
 しかしそれは無責任な発言なのである。

 選手や参加者が帰国時にウイルスを体内に保有しているか、またはブラジル滞在中にウイルス感染を受けたか否かを知るには、迅速キットで帰国時に調べない限り現状では分からない。

 症状がなかったこと=感染しなかった、ことではない。

 米国の専門家達も蚊による感染者が米国内で出始めると対策は難しくなると語っている。その理由は80%の感染者は無症状だからである。
 誰がウイルスを保有しているのか、不明確な状態になる。
 無症状でも感染していた妊婦から異常胎児が出生した例が報告されている。
 CDCが作製した迅速キットが試験的に各州に配布されているが、数百万人を超える蚊に刺された疑い者、または感染者から性行為で感染した疑いのある人々を全員スクリーニングすることは無理だ。

 五輪参加者達の帰国時の検査、感染者の帰国後のフォローをどうするのか、明確なガイドラインが必要だ。

 帰国時の問診票記載だけでは、ジカウイルス感染の有無の医学的評価は無理である。感染者の8割は無症状であり、そうした人々が蚊や性行為を介して周辺にウイルスを感染させる危険性は高い。
 体内で増殖したウイルス量と症状の発現率、および周辺への感染率に関して明確なデータはないはずである。

 五輪参加者達が帰国する8~9月は日本国内でヒトスジシマカが発生している。それはジカウイルスを媒介する。(一昨年はデングウイルスを東京で媒介した)。
 五輪帰国者が体内にウイルスを保有していたなら蚊を介して周辺の人々にウイルスが感染する可能性が高い。
 また男子選手がウイルスを保有したまま帰国した場合、パートナーとの性行為は十分気をつける必要があるし(2ヶ月から半年)、女子選手の場合も1ヶ月間は妊娠は避ける必要がある。(このことはヒトスジシマカが分布してないとされる北海道などでは重要な問題である。十分啓発されているとは思われないが)。

 もし帰国時にウイルス感染がないこと、またはブラジル滞在中に感染の既往がないことが検査で確認可能ならば、上述の不安はないのかもしれないが、現時点では帰国者がウイルス感染していないことを迅速に調べる方法はないだろうし、症状があったかどうかだけでウイルス感染の既往の参考にはできない。

 蚊により国内でウイルスが広がってきた場合は、対策は大変である。ウイルス感染妊婦が異常児を出生する率は最大で13%という報告もあるが、実は表面的に異常がなくても長期的にフォローして評価しなければならない。予想外に脳や神経系統の発育異常が出生後に現れてくることが報告されている。思春期までジカウイルスによる中枢神経異常の影響が出てくることが気になる。(中枢神経発達は思春期前にピークとなるが、胎児期にジカウイルスに感染していた場合、その時期が評価の節目となるかもしれない)。
 妊婦がジカウイルスに感染すると、正常に出生したと考えられる新生児でも、その後少なくとも思春期までフォローされ、心身の発育と発達が評価されなければならない。

 最終的にジカウイルスによる異常率はもっと高くなるのかもしれない。またどのような異常が起きてくるかもよく分かっていないのである。

 ジカウイルスは不気味な存在である。
 すでに感染性、病原性が長期間の観察で明確になっている風疹や、類似蚊により伝搬されるデング熱、黄熱、等のウイルスとは一線を画して考えなければならないのである。
 
11日

Risk of catching Zika during Olympics is 'almost zero,' Brazilian official says CNN  (米国) ブラジル保健相、リオ五輪でジカウイルスに感染する危険性はほとんどない

 新保健相が記者会見で発言。

Health|Officials Preparing for Zika Virus to Spread in the US New York Times  (米国) 米国保健当局、国内でのジカウイルス拡大に備えて対策の強化

 米国CDCは米国内でジカウイルスを媒介する蚊が発生してウイルス感染者が確認されだした場合を想定して、60ページからなる詳細な対策計画を公開する予定である。
 あくまでも作業草案でありいつ正式版が出されるかは未定とされる。

 9日米国保健福祉省Sylvia Mathews Burwell長官、CDCトーマス・フリーデン長官、各州知事達がビデオカンファレンスを行い、10日、CDCの専門家が各州保健局に草案について説明する予定となっている。

 米国の保健当局では今後ネッタイシマカによりジカウイルスが拡大するが、ブラジルの様には爆発的広がりはないと予想している。米国ではブラジルとことなり室内にはエアコンや網戸などで容易に蚊は室内に入ってこない。
 しかし夏期にならなければ正確には評価できないとしている。
 
 しかしながら多くの保健当局者達は、ジカウイルス対策は難しいと考えているが、その理由は80%の感染者は無症状だからである。
 「もし国内で(蚊による)感染者が出始めたなら、。戦略は変更される。」
 ミシシッピーの疫学専門家のDr. Thomas E. Dobbs IIIがコメントしている。
 「もし感染者の20%しか症状を呈さないなら、症状を呈さない80%はどうするのか?」

 以下略

10日

大阪の30代男性ジカ熱=流行後7人目-厚労省 時事通信
 厚生労働省は10日、中南米から帰国した大阪府の30代男性がジカ熱に感染したことを確認したと発表した。昨年の流行開始後、国内では7人目となる。
 厚労省によると、男性はブラジル以外の中南米の流行地域に2週間程度滞在して6日に帰国。発疹の症状が出たため、9日に医療機関を受診して感染が判明した。現在は自宅療養中で、状態は安定しているという。


Zika virus: Will condoms and repellent be enough to protect our athletes in Rio? ABC Online  (オーストラリア) ジカウイルス:コンドームと防虫剤でリオ五輪参加の我が国の選手達を守れるのだろうか?

Researcher Infected With Zika Virus During Laboratory Accident in Pittsburgh ABC News  (米国) 研究室で針刺し事故により研究者がジカウイルスに感染

 ピッツバーグ大学の研究室。
 女性研究者が5月23日針刺し事故でジカウイルスに感染。
 6月1日に症状が発現。
 5日後には症状が消えたため、職場に復帰した。

9日


WHO advises women to delay pregnancy over Zika virus threat The Guardian (英国) WHO、ジカウイルス流行地の女性は妊娠を延期するようにアドバイス


Delay Pregnancy in Areas With Zika, WHO Suggests New York Times  (米国) WHO、ジカウイルス流行地域では妊娠を延期すべきと示唆

 WHOはジカウイルス流行国では妊娠を遅らせることを推奨することを決定した。
 このアドバイスはラテンアメリカとカリブ海における46か国の数百万のカップルが対象となり、妊娠の延期を考慮することになる。
 
 リオ五輪でのジカ感染は心配ないという基調方針ではあるが、色々とアドバイスが多岐にわたって出される。
 50万人からの選手や感染者がブラジルに向かっても、計算上感染者は十数人に過ぎないという研究報告が出されている割に、非常に厳しいWHOのアドバイスである。


All pregnant women to be tested for Zika virus Jamaica Observer  (ジャマイカ) 全妊婦、ジカウイルス検査を受ける決まりに


WHO: Zika Likely Linked to Wider Range of Birth Defects EDM Digest  (国際) WHO:ジカウイルスの胎児障害は様々な症状の原因となっている


Findings highlight Zika eye problems, long risk of sexual spread CIDRAP(米国、ミネソタ大学感染症情報ニュース) ジカウイルス、小頭症なしの乳児で視力障害;男性感染44日後に性行為でウイルス感染

 小頭症なしで出生した乳児が先天的眼球異常を呈した例と、男性がジカウイルス感染44日後にパートナーに性交以後にウイルス感染を起こした例がLANCETに報告。

8日


 本日のジカ関連国内情報
 クリックで拡大




リオは「極めて安全」、ジカ熱問題で五輪運営委が見解 朝日新聞

 {[リオデジャネイロ 7日 ロイター] - リオデジャネイロ五輪の地元運営委員会は7日、五輪に先立ち実施した検査の結果、1万7000人の選手やボランティア、スタッフでジカ熱に感染したケースは1例もなかったと報告し、リオデジャネイロは安全との見解を示した。

 五輪に伴い50万人がブラジルを訪れるとみられている。委員会の医療責任者は、ここ数カ月、気温の低下で(ジカウイルスを媒介する)蚊にとって環境が悪化したため、感染数が減少していると指摘。「リオデジャネイロは極めて安全と考えられる」と述べた。

 当局は、競技開催地や観光地周辺で水たまりなど蚊の繁殖環境の除去に努める一方、選手や観戦者には虫除けや肌を保護できる服を着用するなど、予防策を講じるよう呼びかけている。}

 管理人コメント:1万7000人の検査はどうやって行ったのか関心がある。


New research finds tiny risk of Zika virus at Olympics, predicting ... South China Morning Post (香港) 新研究、五輪でのジカ拡大リスクは極めて低いことが示唆

 リオでの五輪を中止しても、ジカウイルスが世界に拡大するリスクは99%残る.。
 五輪中止の意義は薄い。

 ブラジルのサンパウロ大学の研究チームによると、五輪開催で15、6人の感染者が増える程度とされる。


Zika Virus Won't Be a Big Problem at Olympics, Rio Officials Say  NBCNews.com  (米国) リオ五輪組織委員会、ジカウイルス流行は五輪でおおきな問題にはならない

 リオ五輪組織員会は、参加する選手や観戦に訪れる人々に対して、8月の五輪でジカウイルスはたいした問題にはならないとの啓発を行っている。

 委員会では五輪開催時期は冬期間であるから、ネッタイシマカはそれほど発生しないとし、それ故参加者達が蚊に刺されウイルス感染を受ける頻度は低いと説明している。

 「五輪が開かれる8月と9月はブラジルでは冬なので、蚊によりウイルスが伝搬される頻度は低いことを知らなければならない」
 リオ五輪の主任医務官が語っている。

 以下略


WHO リオ五輪のジカ熱対応で緊急委開催へ NHK

 {WHO=世界保健機関はジカ熱の感染が広がるなか、オリンピックが開催されるブラジル、リオデジャネイロなどへの渡航について話し合うため来週、緊急委員会を開くことを明らかにし、妊娠中の女性は渡航を控えるというこれまでの勧告内容を改めるかどうかが注目されています。


これはWHOのリントマイアー報道官が7日、スイスのジュネーブで開いた記者会見で明らかにしたものです。
それによりますと、WHOは来週、チャン事務局長や専門家らによる緊急委員会を開き、各国のジカ熱の感染状況などについて検証するとしています。そのうえで、ジカ熱の感染が広がるなか、オリンピックが開催されるブラジル、リオデジャネイロなどへの渡航を巡ってWHOが出してきた勧告の内容を改めるかどうか、検討する方針です。
WHOはこれまで、妊娠中のジカ熱への感染と、先天的に頭部が小さい「小頭症」の赤ちゃんが生まれることとの関連が指摘されていることから、妊娠している女性に対し、ジカ熱が流行している地域への渡航を控えるよう勧告しています。

その一方で、先月、世界各地の研究者や医師150人から提出を受けたオリンピックの開催の延期か別の場所での開催を呼びかける公開文書について、延期や中止の必要はないという見解を示しています。
このためWHOが今回の緊急委員会でジカ熱の流行地域への渡航を巡るこれまでの勧告内容を改めるかどうかが注目されています。}


7日

 日本企業が血中ジカウイルスを短時間で検出可能な迅速キットを開発

TANAKA develops ZIKA virus detection kit NewsMaker (オーストラリア) TANAKAホールディングズがジカウイルス検出キットを開発

 TANAKAホールディングズの子会社で田中金属工業が短時間で血中ジカウイルスを検出するキットを作製し、日本国内と海外の医療メーカーと提携して臨床的評価を行う。

 以下略。


ジカ熱病原体を短時間で検出 田中貴金属、世界初の試薬開発 日本経済新聞

 { TANAKAホールディングスは7日、貴金属製造子会社の田中貴金属工業が中南米で流行している「ジカ熱」の病原体(ジカウイルス)を血中から直接検出する試薬を世界で初めて開発したと発表した。検出にかかる時間は10~15分程度と短い。ジカ熱は2015年から流行しており、今夏にブラジルで開催するリオ五輪を契機に世界に感染が広がる懸念がある。新試薬をジカウイルスの感染拡大阻止に役立てる。

田中貴金属工業が開発した試薬はジカウイルスを10~15分で検出できる

 これまでジカウイルスの抗体を簡単に検出する試薬はあったが、ウイルスそのものを検出できるものはなかった。ウイルス検出には特別な設備が必要で、時間も半日から1日程度かかっていた。新試薬には感染の早期発見、検出時間の短縮、コスト負担の軽減といった利点がある。

 金のナノ粒子を溶液中に分散させた金コロイドを利用する。このナノ粒子にジカウイルスのたんぱく質と反応する性質を持たせ、血液と混ぜることでウイルスを検出する。田中貴金属工業は長年培った金コロイドの製造技術を使い、インフルエンザやアレルギー物質を検出する試薬を製造してきた。国内外の医療メーカーと提携し、臨床評価のための試薬サンプルを提供する計画だ。

 ジカウイルスはウガンダのジカ森林のアカゲザルから初めて確認された。ヒトが感染すると発熱や結膜充血などの症状を伴うジカ熱を発症する。妊婦が感染すると胎児が小頭症を発症するとの指摘がある。蚊の媒介で広がるほか、輸血や性行為による伝染も指摘されており、感染を早期に検知する手段が求められている。}

 


 管理人コメント:米国CDC開発キットのように、尿中でもウイルス検出ができるのかもしれない。もしそうだととしたなら画期的開発である。



Zika cases at Olympics will be 'close to zero', says Brazil sports minister The Guardian  (英国) ブラジルスポーツ大臣、ジカウイルス問題は限りなく危険性はゼロに近い

 ブラジルスポーツ大臣は、リオでの五輪中にジカウイルスに感染するケースは限りなくゼロに近いだろうと予知した。


Zika Virus Could Spread Through Oral Sex and Kissing, Scientists Warn People Magazine (国際) ジカウイルス、オーラルセックスやキスで感染する可能性、科学者達が警告

North Korea on alert for Zika virus outbreak UPI (国際) 北朝鮮、ジカウイルス流行に警戒態勢

 北朝鮮はジカウイルスに神経質になっていると伝えられる。

 平壌の広報誌である Arirang Meari は、6日、Kaesong(カイソン)周辺の市民に蚊の町への侵入を防ぐように警告した。

 「市内では全ての保健担当者は住民へ予防法を啓発し、消毒方法についてのガイドラインが製作されつつある」、と北朝鮮では伝えている。
 カイソンは南北朝鮮の非武装地帯の近くに存在し、以前は韓国と北朝鮮が共同で工業地域を運営していたが、2月以降閉鎖されている。

Zika virus may be a threat for the Rio summer Olympics  The Weather Network (国際) ジカウイルスはリオ五輪の脅威となる可能性

 蚊の出現する時間帯は日の出から日没までで、この時間帯の蚊に刺されることを防ぐ。

 リオの8月から9月は冬期間にあたり雨量は、夏期である12月から2月に比較すると少ない。五輪期間は蚊の発生が少ないから、ジカウイルス感染の確率は低いとされる。

6日


Rio Olympics 2016 Ziks virus threat reconsidered by world health chiefs Daily Mail  (英国) リオ五輪、ジカウイルスのリスクについて再検証、WHO事務局長が発表

 WHOチャン事務局長は、世界の識者達の圧力により五輪におけるジカウイルスの脅威について再検証することを決定した。

 五輪開催が間近に迫っている中、チャン事務局長は五輪がスケジュール通り行われる場合のジカウイルスの危険性について再評価すると発表した。

 世界の200人以上の専門家達がサインしたチャン事務局長への公開書簡で、ジカウイルス流行の状況下では、リオ五輪とパラリンピックの延期または開催地域の変更が必要と要求された。

 アミル・アトラン教授( Amir Attaran:オタワ大学の法律と医学を専門とする)が公開書簡の責任者で、このキャンペーンのリーダーとなっている。

 同教授はWHOが、進行するジカウイルスのパンデミックのリスク評価に失敗していると評し、同機関の姿勢を”横暴で無知な”と評している。

 同教授は同時に、WHOが、”公開された透明性ある独立した科学的評価(同教授らが提出した公開書簡を意味する;訳者)を拒絶し、リオ五輪開催を変更する理由はないとした米国CDCのアドバイスに従ったことを非難した。


 チャン事務局長は、次のように書簡で発表した。
 「最近高まっているリオ五輪に対するリスク論議に対して、WHOは”ジカウイルス緊急委員会”を招聘して、五輪開催のリスク評価を求める」
 「専門家達は、旅行医学、昆虫媒介疾患、ウイルス媒介蚊の季節的変動、等の見地から短時間の会議を開く。彼らからのアドバイスは即WHOのウエブで発表する」

 しかしながらアトラン教授は今週テレグラフ紙に、WHOは五輪関係団体や五輪アドバイザー達により恐ろしいほどの利益相反の立場にあると語っている。


5日

Live virus detection in semen CIDRAP (米国、ミネソタ大学感染症情報センター) 韓国研究チーム、ジカウイルス感染男性の精液中に生きたウイルスを検出

 韓国初のジカウイルス感染男性(ブラジルで感染)の精液中に生きたウイルスを検出したと韓国の研究チームが論文で発表した(Journal of Korean Medical Science)。

 発病7日目に男性の精液中からウイルスが分離された。またその時点で血液、尿、唾液検体でジカウイルスに対するPCR検査が陽性だった。
 発症21日目には全検体で検査は陰性であった。

 ジカウイルス感染胎児の多種にわたる発達異常
     新規先天性症候群として位置づけが可能、WHO


WHO: Array of Zika birth defects equals new syndrome CIDRAP (米国、ミネソタ大学感染症情報センター) WHO:ジカウイルスによる胎児障害は新症候群として評価すべき

 ジカウイルス感染母胎から誕生する新生児に関する各種の障害報告が相次いでおり、論文発表されてなく、WHOへの報告も多くなっている。
 WHOはジカウイルス感染により障害を受けた胎児、新生児の報告を求めている。

 ジカウイルス感染胎児の多くの障害は新規先天性症候群としてとらえることができる、とWHOは本日発表した。

 これまでの報告をまとめると、単なる小頭症以外に、頭蓋顔面不均衡、硬直、けいれん、興奮性、眼の障害、脳幹機能障害、それは摂食障害等につながる。

 WHOは臨床家が遭遇している障害の重症度の範囲は広く、小頭症を伴わないで出生した乳児が神経学的障害を伴っていることも知られ、それは妊婦が他の感染症で遭遇する障害乳児の例と類似している。

 コロンビアやパナマで確認されている例は未報告であるが、泌尿器、心臓、消化器に障害をもたらしている。

 WHOは新先天性症候群としての位置づけが必要と判断しているが、そのためにも多くの報告、検査結果などを必要とするとしている。


 
4日


 WHO、リオ五輪に対するジカウイルスのリスク評価のための専門委員会招聘

WHO emergency panel to meet in June on Zika and Olympics - spokeswoman Reuters  (国際) WHO緊急委員会6月に開催、ジカウイルスと五輪について論議

 ジカウイルスに対する懸念からブラジルでの五輪開催に対する安全性に対する論議が高まっている中、WHOジカウイルス緊急委員会が数週間以内に開催されると3日WHO広報官から発表された。
 開催目的は8月に開かれるリオ五輪のジカウイルスに対するリスク評価とされる。

 WHOのリスク評価はIOCにリオでの五輪開催決定に対する参考意見として提出される。
 五輪開催の決定権は我々の権限ではない、と広報官は語っている。

 選手達はジカウイルスの危険性がある大会への参加を自らの意思で決定する必要がある。
 米国の自転車選手は候補リストから外すことを申し出ている。

 独立した専門家で構成されるWHO委員会の委員長であるデービット・ハイマン(David Heymann)博士は、ロイターに次のように語っている。
 「ジカウイルス流行故に五輪を延期するということは、安全性に対する誤解を与える。なぜなら旅行者は絶えずブラジルに出入りしている現状があるからである(訳者注:五輪で多くの人がブラジルに集まったとしても現状の危険性が増すとは考えられない)。

 またWHOの専門家達は、五輪開催時期はブラジルの冬であるから、ジカウイルスを媒介する蚊の発生は少ないと語っている。

 先週世界の専門家達150人が署名した公開書簡がWHOに提出された。ジカウイルス流行が拡大している中、リオの五輪開催は延期すべきと提言された。

 米国CDC長官も、WHOの意見に同意していて、ジカウイルス流行でリオ五輪を延期する根拠は現在ないとしている。ただし妊婦に対してはブラジルへの旅行は中止すべきと警告している。

 WHO広報官は緊急委員会開催の日程は決まってないが今月中には開催されるだろうと語っている。

 
 管理人コメント:五輪開催で現状のウイルス拡大がさらに増強するとは考えられない、とする専門家の意見は多いが、それはジカウイルスが現在の世界の人・物の流通状況のなかで拡大しているから、五輪でさらにウイルス拡大が起きても有意の差はないとするものである。しかしこれは公衆衛生学的、生命倫理的観点から考えると基本的に間違っている。五輪開催時期はブラジルでは冬であるから蚊の発生は少ないから感染の危険性は低いとする専門家の意見も多いが、参加者の母国は蚊が多く発生する夏である。現在北半球は夏に入り始めていて、蚊の発生はこれから数ヶ月の間である。ブラジルからウイルスを運ぶ人々が少ないとしても、母国でウイルスを拡大する危険性は高い。
 ”WHO専門家委員会”は先の新型インフルエンザ、エボラ出血性ウイルス流行に際して、有効な決定をしてこなかった。アリバイ証明の感がある委員会でもある。


WHO、リオ五輪によるジカ熱拡大リスク検討へ AFPBB News  (国際、日本語版)

 {【6月4日 AFP】リオデジャネイロ五輪でジカ熱の流行が拡大する恐れがあるとの懸念が出ている中、世界保健機関(WHO)のマーガレット・チャン(Margaret Chan)事務局長が、同五輪を予定通り開催すべきかどうか専門家パネルに検討するよう求めたことが分かった。

 チャン事務総長は6月1日付の書簡で、現状に関する情報を直接集め、五輪に参加する大勢の選手と観客へのリスク評価を行うため、WHOはこれまでブラジルに専門家チームを4回派遣したと述べた。

 チャン事務局長の措置は今年8月に開幕する五輪の公衆衛生上のリスクを評価してほしいというジーン・シャヒーン(Jeanne Shaheen)米上院議員からの要請に応えたもので、シャヒーン議員は3日、チャン事務局長の書簡をネット上に公開した。

 チャン事務局長は、専門家らは近日中に会合を行い、その助言は直ちにネット上で公開すると明言した。

 ジカウイルスへの懸念から世界各国の医師ら200人以上がリオデジャネイロ五輪の延期か開催地変更を要請したが、WHOは五輪開催計画を変更してもジカウイルスが世界的に拡大するリスクにはそれほど影響しないとしていた。}


UN asking expert panel to assess Zika risk at Rio Olympics CBS News  (米国) WHO、リオ五輪開催に対するジカウイルスのリスク評価のために専門委員会を招聘

 WHOのチャン事務局長はリオ五輪を予定通り開催すべきかどうかを論議するために、WHO専門委員会を招集する。理由はジカウイルス感染の脅威について関心が高まってきていることによる。

 チャン事務局長へは、リオ五輪開催とジカウイルス感染の危険性について考慮するように要望が出されている。

 チャン事務局長はこれまでリスク評価のためにWHOの上級科学者を4回派遣しているとされる。

 8月5日~21日までブラジルで開催される五輪には約50万人の選手と観戦者が訪れると予想されている。

 世界60カ国でジカウイルスは感染者を出しているが、その中でもブラジルは最も多い感染者が出ている。そしてこれまでウイルスによって引き起こされたと考えられている脳障害を伴った新生児(baby)が1500例発生している。

 チャン事務局長は6月3日次のように発表した。
 「最近の国際的関心の高まりから、私はジカウイルス感染緊急対策委員会を招聘して、リオ五輪を予定通り開催することのリスクを論議することを求めた」
 WHOによると会議開催日決定は来週中だろうとされる。

 先月、カナダのアミル・アトラン教授(Amir Attaran)他200名を超える専門家達が、独立した専門家グループにリオ五輪の開催について(公衆衛生学的見地から、延期か開催地の変更か)論議してもらうことを求める公開書簡をチャン事務局長に送っている。
 それに対してWHOは、五輪の延期や開催地の変更は、世界的ジカウイルスの拡大には特に大きな影響はないとして、書簡に記載された要求を拒否した。

 書簡の中でWHOとIOC(国際五輪委員会)の異常に密接した関係が指摘され、それ故WHOは客観的意見を呈することが不可能になっていると批判されている。
 そうした批判に対してIOCのバッハ会長は否定し、WHOが公衆衛生上の責任を果たすことにIOCは何ら影響していないと語った。
 「何らWHOに対して圧力はかけていない。我々に多くの情報を提供してくれているWHOに大いに感謝している」
 バッハ会長は3日、スイスのローザンヌでそのように語った。

 管理人コメント:WHOは専門家グループの公開書簡に対して五輪開催に関する要求を拒絶している。専門家グループは独立した専門家グループによる、リオ五輪におけるジカウイルスのリスク評価を求めている。この独立したという意味はWHOとは関係を持っていないことであるが、これまでWHOの専門家委員会の委員には、企業などとの関係で利益相反の立場にある専門家が多く、純粋に公衆衛生学的立場でのアドバイスがされているのか疑問を呈されたことがある。
 チャン事務局長がリオ五輪におけるジカウイルスの危険性を、一旦は無視しえるレベルとWHO事務局を介して発表したものの、今回改めてWHO協力専門家委員会の論議を求めたことは、公開書簡での要求にある程度応えた姿勢ではある。しかし公開書簡で専門家グループは、独立した専門家グループによると表現していることには答えてはいない。
 公開書簡から
WHO must revisit the question of Zika and postponing and/or moving the Games. Similar to what FIFA did for SARS and the Women’s World Cup, we recommend that WHO convene an independent group to advise it and the IOC in a transparent, evidence-based process in which science, public health, and the spirit of sport come first. Given the public health and ethical consequences, not doing so is irresponsible.

 
Zika Virus Test Took Weeks for Results, Infected Washington Teen Says ABC News  (米国) ワシントンのジカウイルス感染十代少女、検査結果が出るまで数週間を要したと訴える

 両親と十代少女はハイチに旅行し、1週間後ジカウイルスに感染し、全身に発疹が出た。
 遅れて母親も発症した。

 少女と母親の検査依頼で血液は採取されたが、結果が知らされるまで数週間要したことが母親の訴えで判明したという。
 少女の最初の血液検体はミスから廃棄されていて、再度採血が必要だったという。

 検査には二通りあるが、一つはウイルス感染を起こしているかをチェックするもので、もう一つは過去にウイルス感染したことがあるかを、血中にウイルスに対する抗体があるかをチェックするものである。

 米国CDCではどのような人々に、どのような検査を行うべききかガイドラインを作製して、医師達に配布しているとされる。

 ABCニュースが母親の訴えでテレビ報道した。


Military discloses at least 11 troops infected with Zika virus this year USA TODAY  (米国) 今年度、米軍兵士少なくとも11人がジカウイルスに感染

 全員、流行地域での感染と考えられている。3日発表された国防省の保健報告で明らかになった。
 他に配偶者や子供を含む扶養家族4人、退役軍人2人も感染していた。
 報告書は関係者がウイルス流行地域に配属されている期間、出産適齢期の要員のリスクについて強調している。

 全感染者17例の中で、4例が女性であったが妊娠はしていなかった。
 感染兵士の内訳は、4例が兵士、3例がパイロット、1例が海兵隊員、3例が沿岸警備隊員。
 
 最初の感染者は本年(2016年)1月末とされる。

 17例全員が南アメリカ、またはカリブ海を訪れていた。


3日

Zika May Be Transmitted by Oral Sex, Scientists Find New York Times (米国) ジカウイルスはオラルセックスで感染する可能性が示唆
 
 フランスの事例。New. Engl. J. Medのレター欄に報告。

 現在専門家達はジカウイルスが性行為で感染することを確認していて、アメリカ大陸におけるウイルスの拡大に重要な役割を果たしている可能性を考えている。性行為で感染した事例は10カ国で報告されている。

 今回フランスの事例で報告されたのは、オラルセックスでウイルスが感染した可能性、さらにはキスでも感染する可能性も示唆されている。

 46歳男性がリオデジャネイロからパリに帰国した。
 ブラジルでジカウイルス感染の症状を呈した直後の2月10日であった。(発熱、発疹、頭痛)。
 帰国後は症状は消えた。
 男性と24歳のパートナーは、2月11日から20日までの間に7回性行為を持った。通常の性行為では射精はせずに、オラルセックスで射精した。妊娠予防のためにこのような性行為を通常行っていた。

 女性は2月20日に発病し、男性と共に23日にジカウイルス検査を受けた。
 男性の精液と尿中には多数のジカウイルスが検出された。しかし血液と唾液では検出されなかった。
 女性の尿中と唾液にはウイルスが検出され、血液中にはウイルスに対する抗体が検出された。膣粘液中(バギナル スワブ)にはウイルスは検出されなかった。

 専門家達のコメントは、オラルセックスでジカウイルスが感染することは決して意外なことではないという。
 また通常の性行為中にウイルス感染した可能性も否定できないという(たとえ射精はしなかったとしても)。

 キスによる感染は否定的なコメントもある。
 キスでジカウイルスが感染するなら、母親からベビーへの感染や性行為なしのディープキスでの感染例が多く報告されていたも不思議ではないが、そうした報告はこれまでのところないとされる。
 

Some NBC staffers refuse to go to Brazil Olympics over Zika fears New York Daily News  (米国) 何人かのジカウイルス感染を恐れるNBCのスタッフ、リオ五輪への取材を拒否

 「非常に簡単な話だ。自分には家族がいるし、小さな子もいる。リオへの旅行はリスクが大きすぎる。自分は直に妊娠を望むかもしれない」
 NBCスタッフの1人は、そのように語っている。
 リオ取材を拒否しているスタッフは、全スタッフの中で一握りとされる。

20 in Virginia believed to have Zika virus; none locally contracted Richmond.com  (米国) バージニア州、ジカウイルス感染者20人に、地域での感染者はなし

 ジカウイルス流行地で感染した帰国者20人で感染が確認、または可能性がもたれている。
 州保健局が発表した。


 Citing Zika virus concern, pregnant wife, van Garderen withdraws name from Olympic selection CyclingTips  (米国) 米国自転車競技選手、バン・ガーデレン、妊娠中の妻のためにリオ五輪選手候補から外れる

 バン:ガーデレン選手は現在五輪代表選手に選考されていないが、妻が10月に分娩予定であることから、ジカウイルス感染を避けるために、候補選手のリストから除外するように米国自転車競技連盟に求めた。


2日

ジカ熱、フィリピンとベトナムも流行地域に 読売新聞

 {妊婦が感染すると赤ちゃんが生まれつき頭の小さい「小頭症」になる恐れがあるジカウイルス感染症(ジカ熱)について、厚生労働省は、フィリピンとベトナムを流行地域に加えた。

 妊婦の渡航を控え、ウイルスを媒介する蚊に刺されないよう注意を呼びかけている。

 厚労省などによると、今年1月と4月、フィリピンを訪れた米国人と韓国人が帰国後にジカ熱の感染が確認された。ベトナムでも4月に国内で感染した事例が2件確認された。}

 管理人コメント:タイとインドネシアでも感染者が出ているが…


 ジカウイルスへの疑問に対するCDC長官の説明
Zika Virus Outbreak: Top Questions for CDC Chief From ABC News' Facebook Live Q&A ABC News  (米国) ジカウイルス流行問題:CDC長官への質問と答え

 Q) ジカウイルスはどの程度危険か?それは致死的か?米国内に住む米国人にとってどの程度のリスクがあるか?

 ) ほとんどの人々は軽度の症状を呈するが、症状を呈さない人もいる。我々が知る限り現時点で大陸の米国内にはウイルスを運ぶ蚊は存在していない。それは大陸の米国内でウイルス感染が生じていないことを意味する。合衆国内で最も感染の危険な地域はプエルトリコである。それ故プエルトリコ内では全ての献血者はウイルス検査されている。 
 ジカウイルスは胎児の脳に侵入し、細胞を破壊する。
 しかし乳児や幼小児に関してどのような影響を持つかは分かっていない。

 最も危険なのは妊婦である。症状を呈してない感染妊婦からも小頭症児は生まれる。最も危険な時期は妊娠第一期末から第二期にかけてである。

 Q) ジカウイルスに感染した人々は将来何らかの危険性はあるのか?

 A) ジカウイルスに対する免疫ができるから、再び感染することはない。しかしながら男性ではウイルスが体内に残存することがあり、それは精液内で顕著である。どの程度の期間ジカウイルスが精液内に存在するか、さらなる研究が必要とされている。現在ウイルス感染した男性は、半年間は安全な性行為が必要で、それによりパートナーへのウイルス感染を防止しなければならない。
 若い人々および十代の人々が感染しても、将来の妊娠による胎児への影響はないと考えられている。

 Q)五輪での危険性は?

 A)公衆衛生学的見地から考えると五輪の変更は必要ではない。
   選手達への感染の危険性はあるが、確率は非常に低い。ウイルス感染による合併症は年齢が高いほど多くなるが、若い健康な選手層では少ないと考えられる。
 旅行にはどんな場合でも(感染症に対する)危険性が伴う。ジカウイルスも五輪に参加する人々に多少の危険性を及ぼすが、それは非常に低い確率である。……しかし危険性は全くないとはいえないが、非常に低いといえる。
 今、我々はここで勧告したいことがある:妊婦は行ってはならない
 
 Q)ワクチンは?

 A)最も早くに作製しているNIH(国立衛生研究所)は今年末までには試験的投与実験を開始するが、実用化までは1~2年は要する。


12 Zika virus cases registered in Germany in a month The Local.de  (ドイツ) ドイツ、1ヶ月間に12例のジカウイルス感染症が登録

 ロベルト・コッホ研究所が発表。
 これらの感染者は全て流行地への旅行でウイルス感染したと推定されている。
 ドイツでは2015年10月以降56例の感染者が確認されている。


5月

1日


 ジカウイルス感染流行地からの帰国者、最低8週間は性行為制限、WHOガイドラインを強化、リオ五輪参加選手、感染者も対象 

WHO Strengthens Guidelines to Prevent Sexual Transmission of Zika Virus ABC News (米国) WHO、性行為によるジカウイルス感染予防ガイドライン内容を強化

 WHOは、カップルに対して、ジカウイルス流行地から帰国した場合、少なくとも8週間は安全な性行為、または性行為を避けるようにガイドラインを変更した。これまでのガイドラインでは4週間であったから、倍の期間に延長したことになる。(*ジカウイルス感染の有無が不明でも:訳者)

 一方、男性が流行地でジカウイルスに感染した場合は、6ヶ月間、女性では8週間、安全な性行為、または行為を避けるように忠告している。男性の精液中には非常に長い間ウイルスが検出されるが、女性の場合は未だウイルスがどの程度の期間、胎内に存在するか分かっていない。

 また妊娠を希望するカップルに対しては、もし何らかのジカウイルス感染の症状(発熱、結膜充血、保身など)が出現した既往がある場合は6ヶ月間、性行為を避けるようにアドバイスしている。

 WHOのガイドラインは、これで米国CDCの内容と一致した。これまでのガイドラインはCDCに比べて緩やかであった。

 管理人コメント:先にブラジル研究チームが発表したが、リオでのジカウイルス感染者は女性の比率が圧倒的に高く、その原因は性行為によるウイルス感染が多いことが示唆されるとしていた。デング熱に関しては(同じ蚊が媒介、性行為での感染は知られていない)、男性の感染比率が圧倒的に高いようだ。
 実のところ、性行為によるジカウイルス感染が多いのかもしれない。米国の感染者の分析では約2%が性行為による感染とされているが、実際に蚊により流行しだし、感染男性が増えるとそれに比例して女性の感染も増える可能性がある。蚊に刺されなくても性行為で感染男性、パートナーから感染を受ける。蚊に刺され、また、刺されなくても性行為で感染男性、パートナーから感染を受ける。ジカウイルス感染症は女性にとって、より深刻な問題なのかもしれない。

 WHO最新ガイドライン  PDFファイル 英文



松山、リオ五輪に複雑な思い ジカ熱など「不安ある」 日本経済新聞

 {2日に開幕する米男子ゴルフのメモリアル・トーナメントに出場する松山英樹が5月31日、会場となるオハイオ州ダブリンのミュアフィールドビレッジGCでの練習後に取材に応じ、ジカ熱などが問題になっている8月のリオデジャネイロ五輪について「不安はある」と胸中を語った。

 112年ぶりに競技に復帰するゴルフでは日程の厳しさや家族の問題で一部のトップ選手が欠場を表明している。日本代表の選出が確実な松山も出場について「それはぎりぎりになるまで分からない」とした上で「結婚していたり子どもがいたりする人の方が気にしていると思うが、僕は結婚していないけど気になる」と懸念を口にする。

 日本オリンピック委員会(JOC)やゴルフの五輪競技対策本部からも目立った連絡はないという。「誰からも情報が入らない。そういう状態で行けと言われても」と首をかしげる。

 4年に1度の大舞台とは分かっているが、体へのリスクを考慮すると簡単に結論を出せない問題なのは間違いない。「(リオの)現状はどうなのか分からない。大丈夫なのかもしれないし、駄目なのかもしれないし」と悩ましげだった。}

 管理人コメント:「日本オリンピック委員会(JOC)やゴルフの五輪競技対策本部からも目立った連絡はないという。「誰からも情報が入らない。そういう状態で行けと言われても」と首をかしげる。」。これは大変なことだ。JOCが十分情報を得て、各競技団体や選手達に状況や各国の五輪チームの対策を伝えているはずと思っていたが?


Girl With Zika Virus Is Born at a New Jersey Hospital New York Times  (米国) ニュージャージーの病院で胎児期にジカウイルス感染した新生児が出生

 米国時間5月31日、ニュージャージーの病院でジカウイルス感染を受けた女児が出生した。
 母親は31歳で母国であるホンデュラスで感染したと考えられている。

 女性はニュージャージーに来る前に血液検査でジカウイルスの感染を受けていることが知っていたとされる。
 5月27日に医師団は胎児エコー検査で、胎児の発育が遅れていることを確認したため、それ以上胎児にウイルス感染が拡がる危険性を避けるために帝王切開したという。
 女児は異常に小さい頭部で、脳の発育障害が伴っていると考えられる。

 他報道では腸と眼にも発育障害があるとされる。
 

ジカ熱、感染疑い12万人 ブラジル、今年1~4月 朝日新聞

 {ブラジル保健省によると、今年1~4月下旬までにジカウイルス感染症(ジカ熱)に感染した疑いがある人が約12万人に達した。人口10万人あたりで58・8人の計算だ。妊婦が感染すると「小頭症」の子が生まれる恐れがあることに加え、目の病気との関連を指摘する研究結果を、ブラジルなどの研究チームが米眼科専門誌(電子版)で発表した。

ブラジルや米スタンフォード大の眼科医らは、ブラジル北部で昨年11~12月に生まれた小頭症の男児3人を調べた。いずれも網膜に出血があったり、異常な血管ができたりしていることを確認したという。みな母親が妊娠初期にジカ熱に感染したとみられている。

 チームは、目の異常をウイルス自体が引き起こすものか、小頭症に付随するものかは未解明としつつ、「ジカ熱の流行地で生まれた小頭症の赤ちゃんには、網膜の検査もするべきだ」と求めている。

 ブラジル国内で感染者が最も多いのは北東部バイーア州で約3万4千人。8月に五輪があるリオデジャネイロ州は、2番目に多い約3万2千人となっている。保健省によると、昨年10月以降に小頭症と確認されたのは1434人。3257人が小頭症の疑いがあるとして検査されている。

 一方、世界保健機関(WHO)は5月28日までに、リオ五輪について「現時点での評価では、(五輪を)中止したり開催地を変更したりしても、ジカ熱の国際的な流行にはほとんど変化を与えない」との声明を発表。開催を容認する姿勢を示した。}

 管理人コメント:当ウエブで全て記述されているが、ここではよくまとめられている。

ガソルが五輪欠場検討 ジカ熱懸念 毎日新聞

 {米プロバスケットボールのNBA、ブルズのパウ・ガソルが30日、ジカ熱の影響を懸念し、スペイン代表として8月のリオデジャネイロ五輪の欠場を検討しているとの意向を表明した。AP通信が報じた。ガソルは北京、ロンドン両五輪で銀メダル獲得に貢献している。

 ガソルは実名こそ出さなかったが、他のスペイン選手もジカ熱を心配して大会の不参加を考えているという。「選手が自身や家族の健康のために大会に参加しないことを決めるのは驚かない。私も考え中だ」と語った。}

TOP