8月

31日

特掲
 {仁義なき戦いか?-ウイルスの国際的共有化を拒否する中国}

 世界的感染症の流行を早期に防ぐためにWHOは危険なウイルスの世界的共有をWHO加盟国の間で取り決めている。それによりかってのSARSのような致死的感染症の勃発を発生早期にWHOをはじめとして、世界の研究機関は認識し、国家的対策を急ぐことが出来る。

 H7N9鳥インフルエンザは2013年から中国内で人に感染し始め、致死率が40%を超えるという悪魔の感染症とされた。次第に感染者は増え出したが、発生5年目にあたる2015~2016年(第5波)には、年間766人を超える感染者が出てその4割前後が死亡したと考えられる。
 しかし2016年秋以降感染者数は激減し、現在まで3人の報告しか無い。同時にそれまで分離H7N9ウイルスの提供がWHO協力研究機関にに定期的になされていたものが、完全に中止された。研究機関からの度重なる要求にも応えていない。
 この事実は今週初めに米国政府から、中国が当ウイルスの研究室で分離された株の提供を1年以上拒否し続けているとの発表で知られた。

 米国との貿易戦争の一環として、ウイルス提供が中止されたとニューヨークタイムズでは8月29日報じている。
 H7N9ウイルスは変異が激しいウイルスで、いつ人から人へ容易に感染するようになるか、専門家達から恐れられていた矢先のことである。
 米国CDCも中国側にウイルス提供を呼びかけているが、回答はないようだ。
 8月31日には英国研究機関から同様の抗議がされている。
 
 現在H7N9ウイルスはどのように変異しているのだろうか?
 中国が秘密裏にウイルスの性状を把握し、非常に危険な変異を認識しているとしたなら大変怖い話になる。
 日本の研究者は先にこのウイルスは少しの変異が起こればパンデミックウイルスになる危険性があると発表している。
 またこのウイルスは人人感染を起こすまで変異していないことが救いだったが、海外の研究チームは実験小動物間で容易に飛沫感染を起こし、感染した実験動物が死亡することを確認している。すなわち場合によっては人から人に感染する様になる危険性がはらんでいるのである。

 そうした研究が1年以上も国際的に頓挫しているとしたなら非常に危険と言わざるを得ない。

 米国の専門家は、鳥は国境を越えてウイルスをどこにでも運ぶ。お互いにウイルスの情報を共有できなければ、非常に怖いパンデミックの予知は不可能になると警告している。

 この秋以降、妙なインフルエンザが発生してこないことを祈るしか無いのだろうか。
 それとも世界の研究機関で、H7N9ウイルスの動向を水面下で追っているのだろうか。


Disease X: China ignores UK request to share samples of flu virus with pandemic potential  The Telegraph (英国) 感染症 X:中国パンデミックの危険性あるウイルス検体の共有を無視 29 August 2018

 危険で変異し続ける鳥インフルエンザウイルスの最新の分離株の提供を求める英国の要求を中国はこれまで無視している。 The Telegraph はそうした事実を知った。
 ニュースは今週早くに米国政府から発表された。
 ”中国は1年以上、H7N9鳥インフルエンザの最新分離株の提供を求める米国の要求を拒否し続けている。

 これまで主に中国でH7N9に1625人が感染している。ウイルスは通常家きんから人の間で感染しているが、2017年には急増し、米国の研究者達は中国当局にウイルス検体の提供を求めていた。

 ウイルスは少しの変異で容易に人人感染を起こしだし、イングランドの副医療官は次期の有力なパンデミックインフルエンザウイルスの候補であると今年初めに語っている。

 WHO規則では、パンデミックを起こす危険性あるウイルスは加盟国の間で共有することが要求されている。世界的にウイルスが拡大した場合、互いに協力して対策を講じるためである。

 以下翻訳は略 (有益な情報が多し)。
 *感染症 X:パンデミックを起こす可能性がある危険な世界的感染症。 未だ病原体が明確にされてないが、既知のパンデミック候補となっている致死的病原体に続いて出現しうる病原体の総称。


China risks sparking global pandemic with new deadly bird flu strain  Express.uk(英国) 中国、新型致死的鳥インフルエンザで世界的パンデミックを起こす危険性

 中国は最近発生している致死的鳥インフルエンザウイルスを英国の研究機関に提供していない。専門家は警告している。

 WHO加盟国は世界保健規則に従って、危険なウイルス検体をWHO協力機関と共有することになっている。それにより危険なウイルスが世界中に拡大することを予知し、対策を整える事が可能となる。

 しかし中国は一年以上、ウイルスの提供を停止している。英国の研究者が要求しても反応していない。

 中国では少なくとも1625人の鳥インフルエンザウイルスH7N9の感染者が出ていて、40%が死亡している。
 同ウイルスは次期のパンデミック候補と考えられており、英国と米国の研究者はウイルスに関する情報を可能な限り集めてきていた。
 専門家は、H7N9ウイルスは鳥から人へ感染する。次のパンデミックを起こす可能性はあると警告している。

 ウイルスは人から人へ感染する事はないが、少しの変異で容易に人人感染を起こす様になる。

 中国は2013年から2016年までウイルス検体を英国の研究機関に提供してきたが、その後は重なる要求にも関わらず無視されている。

 中国は他の国へウイルス検体を提供しない理由について何も言ってない。

 管理人コメント:中国では新型ウイルスが誕生する。代表は現在の季節性インフルとなっているH3N2(香港風邪)である。さらにSARS(2003年)もそうであるが、SARSの際は流行発生後4ヶ月間情報を隠していた。H7N9鳥インフルエンザは2016年変異を起こし、それまでは鳥の間では病原性がほとんどなく、人に対してだけ致死的感染を起こしていたが、鳥の間でも高病原性の性格を有し、それが中国内に広がった。そのウイルスがどのように変異してゆくか、世界的に専門家が注視していたが、昨シーズンから感染者の報告が途絶え、さらにウイルス検体の国際機関への提供が中止されている。


 エボラワクチン、96%の受容率
Merck’s Experimental Ebola Shot Seeing Wide Use in Outbreak   Bloomberg(米国)  メルク社の実験的エボラワクチン、流行地で広く接種が受け入れられている

 流行地でワクチンは96%の人々に受け入れられている。
 ワクチンは流行地の人々に希望をもたらしている、WHOが語る

 メルク社の実験的エボラワクチンはコンゴ民主共和国の流行地で広く使われている様だ。流行地では保健担当者達が受け入れられている。

 96%以上のワクチン接種の必要が伝えられた人々は接種を受けている。既に4600接種量が投与されている。
 初期のエボラ流行では多くの保健担当者が村人達に疑いの目を向けられていたが、ワクチン接種によりエボラの恐怖が落ち着いてきている。

 エボラはルワンダとウガンダと接する北部キヴ州で少なくとも112人の感染差を出しているが、保健担当者は患者と接触した人々、さらにそれら接触した人々と接触した人々にワクチンを行っている。
 こうした方法はリングワクチン(ring vaccination)と呼ばれるが、ウイルスの拡大速度を抑えることを目的にしている、丁度森林火災との戦いと同じである、WHOの対策責任者であるライアン氏が説明している。

30日

Congo's latest Ebola outbreak could become 'worst ever' in East Africa, IRC warns  ABC News (米国) コンゴの現在のエボラ流行は東部アフリカ最大の流行になる可能性、国際赤十字赤新月社連盟が警告

 8月1日に宣告された現在のエボラ流行、現在115人が北キヴ州とイチュリ州で発病が確認され、77人が死亡している。コンゴ当局からの最新のデータに基づく。

 国際赤十字赤新月社連盟のスタッフによると、感染者数が増えているが、紛争のために自分たちがアクセス出来ない場所もある、また死者を埋葬のために訪れても抵抗にあう、と業務が容易でないことを告げる。

 紛争地域をパトロールする国連軍のトラック



29日

 米中貿易戦争、H7N9ウイルスのパンデミック対策に重大な影響

China Has Withheld Samples of a Dangerous Flu Virus  New York Times (米国) 中国、危険なインフルウイルスを未公開に

 国際的合意にも関わらず、米国保健当局は中国当局からH7N9鳥インフルウイルスを渡されていない。

 急速に変異中のH7N9ウイルスの研究室での検体を1年以上、中国は米国に渡していない。米国連邦保健当局によるとウイルスはワクチンや治療薬開発に必須とされる。

 絶えず要求しているにも関わらず、中国当局は危険な鳥インフルウイルスであるH7N9分離株を米国に手渡してない。
 これまではWHOが制定した国際保健規則に従って、分離ウイルスは提供されていた。

 現在、米国と中国の間で貿易に関するトラブルが発生している。科学者達の間には医学的サンプルや情報の重要な交換が緩慢化して次に起こりえる生物学的脅威に対する準備に障害を起こすことを懸念する声が上がっている。

 問題は、アルミニウムや大豆が不足することとは違う、とハーバード大学の感染症専門家であるマイケル・カラーハン博士(Michael Callahan)が危惧のコメントを口にしている。
 「米国が海外の病原体や治療法の情報が得がたくなる事は、数日間で世界中に広がる感染症を防ぐ我が国の能力が危うくなることが意味される」

 専門家達の一致した意見では次の世界的パンデミックは、いつもの常習者であるインフルエンザで起きるとされる。その中でもH7N9は有力な候補である。

 もしこのウイルスが人の間で容易に感染する様になると、季節性インフルエンザ用のワクチンは何の役にも立たなく、米国人は実質的に免疫が無い状態になる。
 「パンデミックインフルエンザは何よりも速く広がる。それを隠蔽したり、拡大速度を落とすことは出来ない。一瞬一瞬に変化してゆく」
 米国保健省(HHS)、Biomedical Advanced Research and Development Authority(世界中のワクチン開発を監督している)の長官であるRA.Bright氏が語っている。

 WHOの同意の下に、加盟国はパンデミックを起こす可能性のあるインフルエンザウイルス検体は、登録されているWHO協力機関に迅速に提供しなければならない。注(訳者):ウイルスの性状を分析して、その危険性の有無を確認する。
 しかし1年前H7N9が766人に感染した衝撃的流行の後、米国CDCはそれらウイルス検体を全く受け取っていない。それは国家安全保障会議もWHOも確認している。

 H7N9ウイルスが中国で初めて見つかったとき、中国政府は米国政府に迅速に情報を提供した。しかしコミュニケーションは次第に悪化してきた。
 最近の貿易戦争は問題をさらに悪化させる可能性がある。

 「各国は自身の周囲の鳥が保有するウイルスしか保有できない。もしこのH7N9が人類に脅威的能力を持ったならば、CDCのような世界のWHO協力機関に即刻ウイルスが共有されなければ大変なことになる。もし中国が検体の国際的共有を拒否するならば、多くの人間の意味の無い死がもたらされる可能性が出てくる」
 オバマ政権時代に国防省の生物学的国防計画を監督していたAC.Weber氏が語っている。

 以降略。

 管理人コメント:昨年秋以降、中国におけるH7N9鳥インフルエンザの人への感染例は急速に報告されなくなった。鶏に対するワクチン接種でウイルスが人へ感染する頻度が減少したと推定されてきたが、情報が正式に中国政府から発表されてないとしたなら怖い。かってSARSが流行したとき、中国から正式に発表されたのは発生4ヶ月後であった。中国におけるH7N9ウイルス流行の状況およびウイルスの変異状態が国際的に共有されなければ、パンデミックが発生しても国際的対応は非常に遅れる。ニューヨーク・タイムズがニュースとして取り上げたのは、危機感がでてきたからなのであろう。



28日

 エボラ感染者増加、しかし治療薬の効果に期待
Congo Ebola outbreak: Two recover after experimental treatment; cases top 110  CNN (米国) コンゴエボラ流行:実験的治療薬投与で2名が回復、退院、一方感染者数は110名に達する

 WHOの発表によると、北キヴ州とイチュリ州で16名の患者が実験的治療薬の投与を受けているが、2名が回復した。

 コンゴ政府は5種類の治療薬を承認し、そのうち既に2種類が使用されている。WHO広報官のタリク・ヤサレビク氏は、治療薬の使用は大きな進展であり、さらに他の治療薬が使用され、回復者が多く出てくることを期待している、と語っている。
 8月25日の時点で、111人の発病者が確認されているが、ウイルスは83人で確認され、28人では未確定であり、可能性例とされている。
 死者数は72人。
 14人の保健担当者も発病し、1人が死亡している。
 感染流行の多くの地は、感染発症のエピセンターであるマバラコからウイルスが広がっている。

   クリックで拡大、
 北に南スーダン、東にウガンダとルワンダが接する。周辺国はウイルスの拡大を警戒している。



27日


Health Officials Worried About Containing Latest Ebola Outbreak  Wall Street Journal (米国) WHO、現在のコンゴでのエボラ流行の拡大阻止を懸念

 世界はエボラ流行に全く備えてこなかった。しかし最近コンゴ民主共和国で発生した流行は、同国の紛争地帯である東部で起きているこの数年間、最も危険な地帯とされる。

 出血熱にに感染した111人中72人が死亡している。コンゴで流行したエボラの中でも最も死亡率が高くなっている。

 以降略

Ebola Outbreak Spreads to Congo’s Conflict Zone  USNews&WoldReport (米国) エボラ、コンゴの紛争地帯で拡大  Aug. 24, 2018,

 WHOは恐ろしい事態が起きていると発表した。

 WHOの緊急対策チーム責任者のピーター・サラマ氏は、24日の記者会見で23日の時点で103例の確定例が確認された、6か所の地域で63例が死亡した、と発表した。また北キヴ州のオイチャ市(Oicha)で確定例1例、可能性例1例、疑い例1例が確認されたとされる。確定例が確認された後、ワクチン接種が始められた。流行開始以来約2900人に対してワクチン接種が行われている。
 オイチャ市自体は反政府軍に支配されていない。しかしながら周辺は完全にウガンダの反乱軍で包囲されている。
 オイチャ市への道は”レッド・ゾーン”であり、WHOスタッフの地域への移動は武装した護衛兵を伴って行われる。しかしオイチャ市内は自由に活動することは許されている。

 エボラを避けて、コンゴからウガンダに逃げ込む。(ワシントンポスト)

 管理人コメント:
 エボラと武装勢力を避け、隣国ウガンダへ逃げる人々。約半世紀の文明の遅れの中、懸命に生活を続けようとするエネルギーがあるうちは、社会は維持される。我々、先進国の人間はこうした国々に多くの支援を行い、皆、平等に生きる権利があるんだ、この地球という惑星の上ではね、と言って励ます義務がある。僕はそう思っている。(写真は今日のワシントンポストから)



26日

Congo: 2 who received experimental Ebola treatment recover Washington Post (米国) コンゴ:実験的エボラ治療薬による2名の患者が回復

 コンゴ保健省は、エボラ流行で治療のため10人に実験的治療薬で治療を始めたが、そのうち2人が回復したことを発表した。

 25日、WHOはエボラ流行に対するいくつかの治療法をコンゴ政府が見いだしたことの祝意を表し、”世界で最初の快挙であり、患者に対する希望の光を見いだした”、と語った。

 2人の患者は治療薬、mAB114(1995年のエボラ流行で回復した患者から得たモノクローナル抗体)の投与を受けた。同治療薬は、コンゴ政府が承認した5種類のうちの最初の治療薬である。

 WHO緊急対策チームの責任者は24日、エボラは非常に危険な紛争地域へ拡大したことを発表した。保健チームが業務を続けるのが困難となっている。感染者と接触した人々を追跡調査しなければならないが、保健医療担当者達の生命も脅かす。

 コンゴ政府は79人のエボラ患者を確認したとしていて、そのうち42人が死亡し、14人が回復している。その他に28人の可能性例がいるが、検査は行われていない。


25日


 国際赤十字、北朝鮮の台風19号による災害発生に備える
Communities at risk of floods and landslides after typhoon Soulik in DPRK  IFRC(国際赤十字赤新月社連盟) 北朝鮮大災害危機:台風 ソーリック(19号)により洪水と地滑りが発生する危険性

 北朝鮮で台風ソーリックがもたらす集中豪雨により、地滑りや洪水により多くの地域が被害を被る危険性

 北朝鮮赤十字は台風ソーリックの進路予想が決まった後すぐに警戒報と対策システムの発動を行った。42000人の赤十字ボランティアと国家と県(Provincial)の災害対策チームはスタンバイに入った。
 こうした支援を行うためにIFRCは災害対策緊急資金から50,960スイスフランを拠出した。
 IFRCは状況をDPRK赤十字と警戒視しているが、同時に他の国連を含む国際機関と連携している。

 管理人コメント:自然災害にはほとんど抵抗力を持たない北朝鮮。放っておくと多くの被害が発生する。国もそれなりに対応するのだが、国際赤十字や国連が中心になって最低限の災害に抑えるべき努力をしている。これは政治ではなく、国際公衆衛生(国際道徳・倫理を基盤として発生した)の業務である。有能な指導者達と先進国からの多額の援助資金の提供が重要だ。


24日

Congolese doctor infected with Ebola in zone surrounded by militia  TimesLIVE (南アフリカ) コンゴ人医師、武装兵力に囲まれている地域でエボラに感染

 武装兵力に囲まれた非安全地域で、初のエボラ感染医師が発生し、97人の接触者が確認されたと、WHOが24日発表した。
  Reuters

 コンゴ民主共和国エボラ流行:実験的ワクチン、治療薬が奏功の可能性、流行が鈍化か?

Ebola outbreak in Congo could be slowing down — for now  Axios (国際) 現在、コンゴのエボラ流行が鈍化してきている可能性

 コンゴ民主共和国(DRC)に於けるエボラ流行は続いており、国内への拡大、そして国境を越えた拡大の可能性も未だあるが、流行の鈍化を示す兆候も出てきている可能性もある。

 8月21日感染疑い例の数は100例に達した。しかしウイルス検査中の患者数は7例に減っている。しかし専門家は、流行に達したかどうかを判断するのは早すぎると警告している。
 「まだ森の外には出ていない。新規ケースが全て、既に感染が確認されている患者由来であることが確認出来るならば流行はピークに達したと判断出来る。」 ジョージタウン大学医学センターのフィッシャー長官が語っている。
 さらに
 「2~3週間後には、リング・ワクチン接種が有効であるか否かが分かる」 と長官はAxiosに語っている。 (訳者注:患者接触者に対するワクチン接種。通常は地域の住民に対するワクチン接種)。

 今回の流行での問題点
 以下の様にフィッシャー長官は語っている。
 ・紛争地域での流行発生のため、保健担当者が感染疑い者に接触することが困難。
 ・DRCでは多くの言語が使われていること、地域により文化に相違が大きく、保健担当者の業務が非常に大変であること。
 以上のような困難性があるにも関わらず、DRC、WHO、さらに多くの組織の保健担当者達が、感染可能者達を見つけるという”大変な業務(great job)を行った、とフィッシャー長官は語っている。彼女はWHOの声明を指摘している。{担当者達は感染の95%の追跡は出来てきた}。

 現況
 DRC保健省が8月21日~22日に発表した情報は以下の通り:
 ・DRCは2179件のワクチン接種を行った( rVSV-ZEBOV)。対象は感染者と接触した人々、またはハイリスクの人々。
 ・8月11日から、保健当局は実験的治療薬mAb114を10人に使用開始した。これまでの状況では効果が認められている。
 ・8月21日、別の種類の治療薬、Remdesivirがベニ・エボラ治療センターで1人の患者に使用された。保健省では効果が示されていると発表している。
 ・DRC倫理委員会ではさらに他の3種類の実験的治療薬を承認した。Zmapp, favipiravir, および Regn3450-3471-3479である。ベニの治療センターに配布される予定である。注:ファビピラビル(アビガン、日本富山化学)はインフルエンザ薬として発売されたが、エボラウイルスに対しても効果が期待されている。

 コンゴ民主共和国におけるエボラ流行の歴史



Congo approves more experimental Ebola treatments as cases rise Reuters(国際) コンゴ、エボラ流行が拡大のため、さらに実験的治療薬を承認

 保健省は先週、米国が開発したmAb114による治療を患者10人に開始した(モノクローナル抗体)。流行中に初めて治療薬による治療となった。
 非常に良好な結果が現在得られていると発表された。

 コンゴ倫理委員会が新たに承認した治療薬は:
  ・Remdesivir, made by Israel’s Gilead Sciences ・ZMapp, an intravenous treatment made by San Diego’s Mapp Pharmaceutical ・Japanese drug Favipiravir(ファビピラビル、商品名アビガン) ・ one referred to as Regn3450 – 3471 – 3479.

Congo approves more experimental Ebola treatments in race to contain growing outbreak  ABC News (米国) コンゴ政府、実験的エボラ治療薬4種類をさらに承認

 コンゴ民主的共和国は、同国東部における既に数十人が死亡しているエボラ流行を抑えるために、さらに4種類の実験的治療薬を承認した。

 21日同国政府はレムデスビル(Gilead Sciences in Israel)、ジーマップ(ZMapp、モノクロ-ナル抗体、米国)、ファビピラビル(抗ウイルス剤、日本、富山化学)、およびもう一種類の実験的治療薬Regn3450 - 3471 - 3479の国内使用を承認した。
 これらの治療薬の承認前に既にmAb114(米国国立アレルギー&感染症研究所開発)がコンゴで10人を対象に使用されているが、効果は得られつつあると保健省ではコメントしている。

 22日夜の時点で、北キヴ州とイチュリ州で103人の出血熱症状の患者が確認されていて、そのうち76人でエボラウイルスが確定されていて、27例がウイルス未確定の可能性例とされている。
 61例の死者が確認されているが、そのうち34人でエボラウイルスが確認されている。


22日

Ebola in the DRC: Death toll rises in second outbreak  Al Jazeera (国際) コンゴ民主共和国のエボラ流行状況:今年度2回目の流行での死者数は増加

 今年度一回目の流行が起きた北西部の流行(5月~7月)時の死者数の倍に近い。流行の鈍化傾向はない。
 3週間前北キブ州での流行が宣言されて以来55人の死者が出ていて、さらに69人の感染が確認されている。

 ワクチンに新たな期待が持たれている。


 コンゴ民主共和国でのエボラ流行対策に従事する人道支援団体を守るために
地域での戦闘行為を中止するようにWHOが要求

Ebola Kills 41 in ‘Very Dangerous’ Outbreak as World Health Organization Calls for End to Violence in Congo  Newsweek (国際) コンゴ紛争地域北キヴ州、エボラ流行で41人死亡、WHO戦闘中止を要求
 8/15


WHO chief calls for end to fighting in Congo to halt Ebola spread  The Gurdian (英国) WHOトップ、エボラ拡大を抑えるために、流行地域の戦闘を中止する様に要求  8/15

 WHO事務局長は、コンゴ民主共和国の北東部での戦闘を中止する様に求めた。エボラ流行地域である紛争医地域での人道支援団体が活動するために安全性を担保しなければならない。


 保健担当者達がエボラの知識と予防法などをリーフレットを配布しながら説明に歩く

Congo Ebola outbreak kills 44 as aid workers struggle to contain spread in conflict zone  ABC News  (米国) コンゴに於けるエボラ流行で44人の死者が確認、一方人道支援団体が紛争地帯で懸命の活動が続く
 8/18



20日


Ebola deaths in DR Congo rises to 49 with 2,000 feared 'contacts'  Yahoo!  (国際) コンゴエボラ、死者数49人に、接触者数2000人発生の懸念

 AFP

 今月流行が始まって以来、コンゴ民主共和国でのエボラによる死者数は49人となったことが、コンゴ政府から発表された。しかしWHOはさらなる数を予想している。

 死者数が増えると共に、発病者との接触が予想される人々の数も増加し、さらなる2000人がウイルスに暴露された懸念がある。
 同国ではすでに武力衝突が起き、多くの難民が発生し、政治的に不安定な状況にある。
 最近の状況によると90人の発病者が確認され、そのうち49人が死亡している。保健省発表データによる。
 49人が出血熱で死亡し、63人が確定診断され、27人が可能性例とされる。

 接触者調査チームによると、これまで2157例を確認したとされる。
 しかしWHOはもっと多くの接触者がいると予想していると発表している。

WHO Expects Ebola To Spread In Congo In Areas Too Dangerous To Send Workers  NPR(国際)  WHO、コンゴ紛争危険地帯へ保健担当者の派遣は困難、地域でのエボラ拡大が予想される

 WHOによると武力紛争が続いているエボラ流行地域である北キブ州では、武力による高い危険性と悪化し続ける人道危機により、100万人を超える人々が自宅から逃げ出し難民化している。さらに持続的にそうした難民化した人々は隣国のウガンダ、ブルンディおよびタンザニアに脱出している。
 武力紛争による危険性からWHOは紛争地域への保健医療担当者の派遣は困難で、そうした地域でのエボラ拡大の可能性があることを懸念表明した。

 17日、WHOは北キヴ州で保健医療担当者を含む500人にワクチン接種したと発表した。


コンゴでエボラ流行 国境なき医師団 治療センターを開院  国境なき医師団 (日本版)

コンゴ民主共和国(以下「コンゴ」)でのエボラ出血熱流行を受け、国境なき医師団(MSF)は8月14日、北キブ州マンギナに治療センターを開院した。流行の中心地とみられる小さな町だ。

隔離施設にいた患者は全員、新しいエボラ治療センターに移った。12のテントからなるセンターで、37人が入院する。検査の結果、うち31人でエボラウイルスの感染を確認した。

「患者の中に、同僚として働いてきたコンゴ保健省の職員もいます」とMSFのグウェノラ・セルー緊急対応責任者。「(エボラに)真っ先に対応したため、ウイルスにさらされたのです」コンゴ保健省によると、エボラ出血熱により、すでに41人が犠牲になった。

MSFは現地の医療体制の支援に力を入れる。北東部イトゥリ州では、マンバサとマケケという2つの町の間で活動。診療所に隔離室を設置している。疫学的調査をしたり、住民にエボラ出血熱への理解を深めてもらう活動を地域保健担当者と展開したりしている。

流行が最も深刻な地域では、コンゴ保健省が世界保健機関(WHO)の支援を受けつつ、集団予防接種をしている。同省によると、これまでに約1200人の接触先を特定した。

8月1日に流行が宣言された北キブ州は、感染地域内でも特に情勢が不安定だ。現在も紛争状態にあり、住民の多くは避難民。もともと不十分だった医療を受ける機会が、さらに限定的になっている。

また、何らかの暴力が突発的に起これば、大勢の人びとが一斉に避難する可能性がある。そうなるとエボラ感染が疑われる患者の追跡調査や疫学的調査などエボラ対応に影響が出る。


Ebola crisis worsens in Congo, health workers infected  The Hill (米国) コンゴにおけるエボラ流行悪化、保健担当者達が感染

 ・コンゴにおけるエボラ流行は悪化しており、対策チームが対応出来る以上の患者が発生している。保健医療担当者10人以上が感染している。

 ・コンゴ保健省は17日、北キヴ州と隣のイチュリ州で少なくとも90人の感染者が出ていて、49人が死亡している。1人が保健担当者である、と発表。

 ・保健省とWHOは来週(19日~)はさらに多くの感染者が出ると予想している。エボラウイルスの潜伏期間は(ウイルスが感染してから発病するまで)最大21日間とされる。その事実は感染疑い者は3週間健康観察を続けなければならに事を意味する。

 ・ジュネーブのWHO広報官は可能性例(臨床的発症、しかしウイルス感染は未確認)と確定例(ウイルス感染が確認)に接触した人々は1500人以上確認されている、と発表している。これらの人々が臨床症状を呈したきた場合、当局は迅速に隔離と治療を開始しなければならない。しかし同広報官は接触者の完全な把握は未だ出来ていないという。

・我々は重大な局面を迎えている。なぜなら我々は感染リング全体を把握出来ていないからである、と広報官は語っている。

・接触者調査を行う、保健省、WHO、及び国境なき医師団を含めたNGOの担当者達は、初めての経験を今回味わっている。北キヴ州の人口は800万人と非常に多く、そのうち100万人は反政府グループとの間での紛争で家を追われて難民キャンプに収容されている。

・北キブ州はウガンダと国境で接している。キヴ州最大の都市であるベニ(Beni)は、国境を越えた地域からイスラム勢力から爆撃されている。

・広報官は安全性が担保されていない地域では、接触者調査で、接触者を州内で十分追跡できない。そのため感染者未確認地域が発生してくる、と現実の作業が困難であることを明らかにしている。

・米国UCLAの疫学専門家のアン・リモイン氏は、保健医療担当者が感染している事実は重大と指摘、それは困難な事態が起きていることを示唆する。かった2014年に西アフリカで発生したエボラで少なくとも11300人が死亡したが、医師やナース、助産婦他の保健医療職のの多くがウイルス感染した。


18日

別掲

福島原発

Fukushima nuclear disaster: UN says clean-up workers risk exploitation  BBC (英国、国際) 福島原発事故:国連除染作業員が搾取の危険性

 福島原発で除染に携わっている作業員が重大な搾取の危険性にあると、独立した国連の専門家が警告
 数万人の、移民やホームレスを含む人々が放射線暴露の危険性について騙されて働いているとされる。
 国連は緊急に彼らを保護する様に日本政府に伝えた。
  以降略

Japan must act to protect Fukushima clean-up workers: U.N. experts  Reuters (国際) 日本政府は、福島で除染で働く作業員を保護しなければならない:国連専門家

 日本政府は福島第一原発事故の除染作業をしている人々数万人を搾取と放射線暴露から保護しなければならない。国連の人権専門家達が16日発表した。

 搾取:作業員をとりまとめている企業へは給料が支払われているが、作業員へはその一部が渡されてないと言われる。



WHO expects more DRC Ebola cases as violence hampers aid efforts  Al Jazeera (国際) WHO、武力紛争が患者の障害になり、感染はさらに拡大すると予想

 78例の感染者が確認され、44例が死亡している、とWHOが17日発表した。
 少なくとも1500人が北キヴ州で致死的ウイルスに暴露されている可能性があるが、武力紛争により患者発見が困難となっている。

Congo Ebola outbreak: 78 cases, 44 deaths, 10 health workers infected CNN(米国、国際) コンゴ、エボラ流行:78例の感染者、44例死亡、保健担当者10例が感染

 WHOは17日、コンゴ民主共和国の北キヴ州とイチュリ州で78例の感染者が確認されたと発表した。
 これらのケースの中で51例が確定(ウイルス検査で確認)、27例(ウイルス検査未確認)が可能性、44例が死亡。
 北キヴ州で感染者の拡大が続いているが、全ては流行の発生地であるマンギナ(Mangina)から拡大している。
 付け加えるに10例の保健担当者が感染しているが、このうち9人が確定例で1人が可能性例である。可能性例は死亡している。

 感染した保健担当者は診療所で感染したものと考えられ、それはエボラ流行が宣言される前のようだ、とWHOではコメントしている。
 同機関では保健担当者と前線で働く人々に対する知識普及と、感染予防方法などの教育を強化するとしている。

Congo’s new Ebola outbreak is hitting health care workers hard  Science (国際) コンゴ新規エボラ流行、保健担当者に感染が広がる

 これまで51人の確定患者のうち9人が保健担当者である。
 地域におけるエボラに関する知識不足が感染の拡大となっている。
 当初から保健担当者達は注意せず業務に当たっているとされ、WHOの流行対策責任者は、これからも保健担当者の感染は残念ながら予想されていると語っている。

17日


別掲 
世界異常気象に関する新規報告
Global heat wave could last for the next 4 years New York Post (米国) 世界的猛暑は今後4年間は続く可能性

 2018年度の信じられない地球上の猛暑は2022年まで続く予想が、新規研究で発表された。
 フランス国立科学研究センター、英国サザンプトン大学、およびオランダ王室気象研究所の合同研究チームが20世紀と21世紀の気象データを分析して予測している。それによると2022年まで気温は異常に高い状態が続くとされる。
 研究結果はNature Communicationsに発表された。
 同研究では新しい確率的気象予報システムを用いて、2018年~2022年の間異常な高気温を予測している。
 熱波による高気温、世界的海水表面温度の上昇、そして熱帯低気圧が異常増加増加するリスクなど、が指摘されている。

 管理人コメント:2020年の東京五輪は無事開催されるのだろうか?


16日


 今回のコンゴ紛争地域におけるエボラ流行は非常に危険、WHO事務局長が警告

Ebola latest: Dangerous outbreak can ‘spread rapidly’, warns WHO boss  Express.co.uk (英国) エボラ流行最新情報:危険な流行が急速に拡大、WHO事務局長が警告

 現在のコンゴ民主共和国におけるエボラ流行は紛争地帯で容易に拡大して行く非常に危険な状態にある、とWHOのテドロス事務局長が警告した。

41 deaths from Ebola in Congo; health officials 'worried'  CNN (米国) コンゴにおけるエボラ流行で死者数41人に、WHO不安感を表明

 コンゴ民主共和国北キヴ州でのエボラ流行は、地域が武力紛争地でもあることからWHOは深刻な懸念を表明した。
 同国の保健省は13日、出血熱患者が57人確認され、そのうち30人でエボラ感染が確認され、27人が可能性例であるとした。
 
 死者数は41人とWHOが発表した。

 以下略

Ebola Outbreak Spreads to Conflict Zone in Democratic Republic of Congo  Wall Street Jpurnal (米国) エボラ流行、紛争地域へ拡大

 コンゴ民主共和国での北キヴ県で流行しているエボラは、隣接するイツリ県(Ituri province)に拡大した。同地域では数十グループの反政府勢力による民族紛争や鉱物資源を巡る紛争が数十年間続いている。
 北キヴ県のマンギナ(現在の流行の中心地)からイツリ県の自宅に戻ってきた男性が、その後死亡し、エボラ感染が確認された。保健省は専門家チームを現地に14日派遣した。

 両県で5例の新規患者が14日確認され、全患者数が57例(確定30例、可能性27例)となった事を保健省が発表した。*可能性例:ウイルス未確認

 現在北キヴ県と隣接するルワンダとウガンダとの国境を閉鎖している。両国との間では鉱物資源を中心に活発な貿易が行われてきた。

 先週、WHOのテドロス・アダノム事務局長が北キヴ州を視察し、保健医療担当者が自由に安全に活動できる様にする必要があると語った。
 それに対して保健省の広報官は、政府は警備要員をあらかじめ紛争地域に配置して保健医療担当者を保護していると語っている。

 しかし国境なき医師団の緊急対策責任者は、地域内を容易に動けない紛争地域で、感染症拡大を抑えることは非常に難しいと語っている。

 ウイルス拡大を抑えるために、保健当局は14日から実験的エボラ治療薬であるmAb114をマンギナ市の患者に使用開始した。人口40万人以上の都市で金貿易が盛んである。
 同治療薬は米国NIH(国立衛生研究所)で開発されたが、流行地域で使用されるのは初めてである。7月初旬にエボラが流行していた同国の赤道県での使用が許可されたことがあるが、流行は既に終息状態にあったため(33人死亡)、治療に使用されることはなかった。同流行が急速に終息したのは実験的ワクチン(メルク社製造)投与の効果のせいと考えられている。同ワクチンはWHOによると3300人以上に接種されている。
 
 コンゴ当局はこれまで北キヴ県で数十人に感染拡大予防のためにワクチン投与を行っている。またいくつかの他の治療薬が近くの都市であるゴマ市に発送されている。いつでも使用できる態勢にある。
 「全ての保健医療チームは十分警戒態勢にある。この流行に対して、我々は非常に良く準備している」
 コンゴ保健省の広報官はそのように語っている。

'This is a very dangerous outbreak': WHO chief 'worried' over Ebola in DRC, as experimental treatment begins The Telegraph (英国) 今回のエボラ流行は非常に危険である:実験的治療が開始されたコンゴ民主共和国のエボラ状況をWHO事務局長が警戒を呼びかける

 WHO事務局長のテドロス・アドハノム氏は、最近のコンゴに於けるエボラ流行が、予想していた以上に対応が困難であることを、同国キヴ県の視察から帰国して、記者会見で語った。
 「視察前は、コンゴ民主共和国の東部における流行は、以前の流行とは違う性質であることを真剣に懸念していたが(先の北西部赤道県の流行と比較し)、実際に現地を視察してみると、さらなる感染拡大がいつでも起きえる段階に入っていることを知った」

 「環境はエボラが容易に感染拡大出来る状況にある」、とテドロス博士は強調している。
 「これは非常に危険な流行状況にある。東DRC、または北キブ県では反政府勢力による活発な戦闘状況が続いている。十分な安全対策が必要とされる」

 100近い武装グループが北キブ県で活動している。この1月以来120件を超える戦闘事件が起きている。戦闘が起きている、アクセス不可能な地域は”red zones(危険区域)”と呼ばれているが、そうした地域は多い。
 こうした地域へ立ち入ることが難しいことは、患者や感染者の発見、隔離、治療を極めて困難としている。それは地域の保健医療担当者だけでなく、国際的専門家達にとっても同じ状況にある。

 テドロス博士は、こうした地域はエボラの隠れた地域となり、対応が行き届かない危険性が高いと、不安を吐露している。

 WHOがさらに懸念していることは、先に流行した(5~7月)赤道県の場合、人口が過疎だった事から拡大対策は比較的早期に成功したが、今回の流行地は人口が過密状態であることだ。

 現在まで57例の患者が確認されているが、ウイルス同定者は30例、ウイルス未同定者は27例となっている。44例の死者が出ているが、先の赤道県の数を超えている。
 赤道県の流行と今回の北キヴ県の流行は関連性はないことは先週確認されている。

 今回の患者の多くは北キヴ県のマンギナ市と貿易都市のベニ町で発生している。しかし1例は最近隣のイツリ県で確認されている。

12日

 異常熱波

 国際赤十字赤新月社連盟(IFRC)  警告
DPRK: Deadly heatwave threatening lives of children and elderly IFRC (国際赤十字赤新月社連盟) 朝鮮民主主義人民共和国:致死的熱波が小児と高齢者の生命を脅かしている

 2018年8月10日、北京/ジュネーブ発

 朝鮮民主主義人民共和国(DPRK)で、緊急対策をとらなければ小児と高齢者で深刻な健康上の被害が生じる可能性がある。
 同国では7月上旬から降雨がなく、国内の平均気温が39℃となっている。予想される次の降雨は8月中旬とされる。いかなる食料安全保障上の脅威の発生も、既に健康上の虚弱な人々に対して深刻な影響を及ぼすと考えられる。--2017年に発生した類似の日照り続きは、食料生産量が7.2%低下し、収穫循環上国民の生命維持最低限のレベルとなった。

 ピョンヤンのIFRC対策責任者であるJoseph Muyambo氏は、次のように報告している。
 「未だ干ばつには分類されないが、既に米やトウモロコシなどの作物が枯れ出している。北朝鮮の人々に破滅的影響が出る危険性がある」
 「我々はこの状況が完全な食料危機状態となることを見過ごすことは出来なく、また見過ごすべきではない。我々は以前起きた日照り続きによる食糧供給の停止により、国中が深刻な健康問題と栄養失調問題に直面した事実を知っている。」

 「最も影響を被るのは5歳以下の小児である。極度の低栄養状態は身体的、精神的発達を障害する。こうした状況は絶対見過ごすことは出来ない。高齢者や病人もこの熱波が続く中で非常に危険な状態にある」

 本日IFRCは213,474スイスフラン(21万4500ドル)を災害救援緊急基金から拠出し、北朝鮮赤十字が13700人を超える、最も熱波に対して危険な人々を支援するための費用とした。
 北朝鮮赤十字は緊急対策チームとかんがい用ポンプ20台を最も被害を受けている地域に派遣した。またスタッフとボランティアが熱中症の予防と治療について国民に啓発を行っている。

 北朝鮮では、この危機以前から1000万人以上(国民の40%以上)が人道支援を必要としていた。
 危惧すべき事態は国際的経済制裁で増強されている。
 制裁の結果、支援金や支援物資が北朝鮮に届けられ、国内で必死に支援を求めている人々が手にすることは、困難になっている。

 ヨーロッパ熱波
Record-breaking heatwave in Europe sparks health warning from IFRC  IFRC (国際赤十字赤新月社連盟) 欧州における記録的熱波は重大な健康被害を生じると、IFRCが警告

 欧州のいくつかの国では気温が48℃にも上昇し、赤十字のボランティアは欧州中で公衆の健康安全を図るために活動している。

 スペインやポルトガルでは両国の歴史上最も暑い日に直面し、1977以来欧州での最高気温を記録している。
 他の南及び中央欧州では同様に8月上旬の極端な高温に備えている。

 欧州IFRC責任者のDavron Mukhamadiev博士は次のように語っている。
 「この夏の熱波は欧州中で多くの被害を出している。ギリシャにおける野火による大被害はその一例である」
 「もし気温がさらに上昇するなら、状況は危険であり、特に高齢者や小児などの健康的弱者は危険である。もし親戚や近隣に高齢者がいる場合、電話で容体を確かめたり、訪問したりすることが生命を救うことにつながる」

 以下略


11日

 特掲:北朝鮮で熱波による未曾有の自然災害

IFRC releases $214,500 emergency funds due to North Korea heatwave HKNews(国際) 国際赤十字、北朝鮮の熱波被害に対して21万4500ドルの緊急基金を拠出

 他に緊急対策チームの派遣、かんがい用ポンプの提供など


Red Cross warns of food crisis in North Korea as crops fail in heat  Reuters (国際)赤十字、熱波で作物が枯れている北朝鮮の食糧危機を警告

 国際赤十字赤新月社連盟(IFRC)は10日、熱波により北朝鮮の作物が大被害を受けていると発表した。
 世界で最大の災害救援ネットワークである同機関は、この孤立化した国で完全な食糧危機の危険性が発生していることを警告している。
 北朝鮮は1990年代、300万人に上る飢餓死亡者が出ている。
 同機関は状況は、北朝鮮の非核化に対する国際的制裁が拍車をかけていると説明している。

 ジュネーブで発表したIFRCの声明文によると、北朝鮮では7月中旬から降雨がなく、国全体の平均気温は39℃とされる。次に予想される降雨は8月中旬とされる。
 人口2500万人の同国で人々は既にストレスを受けており、また小児は低栄養に陥る傾向が強く、成長障害の原因ともなる可能性がある。
 
 ジョセフ・ムヤンボイトIFRC計画責任者は、我々はこの状態を放置し、北朝鮮を完全な食糧危機に陥らせるわけにはゆかない。以前、深刻な日照りにより、食糧供給が不十分となり、深刻な健康問題と低栄養を発生したことを知っているからだ。

 北朝鮮は先週、記録的高温による作物被害に対する”総力戦”が必要と語り、”未曾有の自然災害”と表した。

 干ばつや洪水は北朝鮮で以前から季節的脅威となっていて、かんがいシステムや他の自然災害を防ぐためのインフラ整備が著しく遅れている。

 韓国の統一省によると、北朝鮮の現状は決して特殊なものではない(珍しい状況ではない?)とコメントし、ただ熱波については先週赤十字から報告があったとしている。

 IFRCは北朝鮮赤十字に対して、最も弱っている人々13700人の支援と、緊急対策チームの派遣、そして深刻に熱波で被害を受けている地域のために20機のかんがい用ポンプを板門店を介して提供した。

 WFP(国連世界食糧計画)によると、北朝鮮では70%の人々が食糧不足にあり、空腹感と闘っているとされる。さらに5歳以下の小児4人に1人が慢性栄養失調状態にあるとされる。2015年の干ばつが状況を悪化させたとコメントしている。




10日

DRC probes more suspected Ebola cases, rules out 3  CIDRAP (感染症研究&政策センター、ミネソタ大学) コンゴ民主共和国、さらなるエボラ感染疑い例を検査

 一部内容のみ

 米国CDCからエボラ専門家がDRCとWHOに流行対策、検体検査、接触者調査等の指導のために派遣した。

9日


特掲
管理人コラム ;先進創意の会
世界的災害としてのパンデミック――現在の対策で我々は本当に生き延びられるのか?



紛争地で流行したエボラ 感染を抑え込み現地医療を守るには  MSF(国境なき医師団)




Health workers in Congo being vaccinated against Ebola - WHO Reuters (国際) コンゴ、保健医療担当者にエボラワクチン接種が始まる、WHO

8日、WHOは本日から週末までに40人前後の保健医療担当者にワクチン接種を行うと発表した。続いて患者との接触者およびどの接触者に対するワクチン接種が行われる。


Latest Congo Ebola outbreak is Zaire strain, vaccinations to start  EWN (国際) 新規流行エボラはザイール株であることが確認、ワクチン接種が開始

  8日からエボラワクチン接種が開始された。
 北キヴ州で43人が感染し、36人がエボラで死亡したと、コンゴ保健省は7日発表した。
 他に46人が感染疑いで調査されているが、その中に数十万人の人口の貿易の拠点となっているベニ市の25人も含まれている。


New Ebola outbreak in Democratic Republic of Congo: 43 infected, 36 dead CNN (米国) コンゴ民主共和国での新規エボラ流行、43人が感染36人が死亡

Ebola is spreading again in Congo — this time in an active war zone  Washington Post (米国) コンゴで再びエボラが拡大-今回は内戦地帯

 コンゴの北西部でエボラ流行が終息したわずか1週間後に、北東部の内戦地帯で新規エボラの流行が確認され、政府から発表された。

 この流行はコンゴで10回目であるが、保健医療担当者の中には、これまでで対策が最も困難なものになるとの予想がされている。

 新規流行地域は、人口が過密状態のコンゴ東部地域でウガンダと国境を接している。ウガンダは同様に多くの民兵集団との間での紛争で、数百万人に及ぶ難民がキャンプに追いやられている。

 少なくとも43人が北キヴ州でエボラに感染していると考えられ、そのうち36人が死亡した。これらの症例の中で16人でウイルスが確認されている。
 ウイルスは先に流行したザイール株と同じであることが確認されているが、先の流行(5~7月、赤道州)から引き続いているという根拠は出ていない。
 WHOの緊急対策チームの責任者であるピーター・サラマ博士は、流行はまだ初期の段階であり、未解決の問題がたくさんある。この流行はこれまでのものと比較して、最もコストがかかり、最も複雑な要因が絡んでいる、と語っている。


8日

Experimental Ebola Vaccine Can Be Used in Latest Outbreak, W.H.O. Says  New York Times (米国) 実験的エボラワクチンが使用可能に、WHO

 7日、北キヴ州で流行しているウイルス株がザイール株であることが確認され。遺伝子分析で先に赤道州で流行した株とは異なることが確認されたことが、WHOの緊急対策長官代理であるピーター・サマラ博士が語った。
 同博士はツイッターで、今回の流行は新規流行であり(先の赤道州の流行が引き続いているのではない)、実験的ワクチン{ rVSV-ZEBOV}を明朝(8日)から投与する、と発表した。


7日

Ebola: Uganda Health ministry issues alert  reliefweb (国際) ウガンダ保健省、隣国コンゴ北キブ州でエボラウイルス感染症 (EVD)発生のため、保健担当者は警戒態勢を強化するように通達

6日


 コンゴ、紛争地域でのエボラ流行の全体像把握に難航か
33 reported dead in Congo Ebola outbreak CNN (米国) コンゴのエボラ流行で33人の死が報告

 WHOは5日。コンゴ民主共和国で流行しているエボラウイルスで33人の死亡が確認されたと発表した。
 さらに43人の感染疑い例も報告されたが、その中には13人のウイルス確定者が含まれている。

 エボラ流行は北キヴ州の多くと隣のイツリ州の一部に広がっているが、地域は地政学的および政治的に問題を抱えている。北キヴ州はルワンダやウガンダと国境で隔てられていて、盛んな貿易で国境を越える往来が多い。
 北キブ州には100万人を超える難民が、政府と武装集団との間の戦争で発生し、住居を失っている。難民キャンプでは高度に感染するウイルス性疾患が蔓延し、その対策が課題となっている。

 WHOによるとこれまで3人の医療担当者が感染し、2人が死亡している。
 保健省、WHO、そして支援団体が、現在の流行の全体的範囲を把握することに努力していると,WHOは説明している。


5日


DRC: New Ebola deaths confirmed, dozens believed infected  Al Jazeera English (国際)  DRC(コンゴ民主共和国):新規エボラ死者が確認、数十人が感染していると推定

 13人でウイルス感染が確認。30人が感染可能例。当局が5日に発表。
 また3人の死亡がエボラによるものであることが確認、さらに30人の死亡がエボラによると推定されている。

Congolese Refugees Risk Infecting Neighboring Countries with Ebola  VOA(米国) コンゴ難民、隣国へエボラを拡大する危険性、WHO

 コンゴ民主共和国の北キヴ州を脱出する難民が、エボラウイルスを隣国へ持ち込む可能性があると、国連当局者は警告している。近隣国は警戒態勢を強化する様に忠告している。
 エボラウイルスが確認された患者は13人と増加し、そのうち3人が死亡していると、4日遅くにコンゴ保健省が発表した。

 北キブ州には100以上の武装勢力が存在し、長期間にわたる衝突を繰り返している。地域における戦闘と不安定さは、エボラ流行に対する国際的介入を困難にしている。
 少なくともこの20年間の紛争で800万人の人口の北キブ州で100万人以上の難民が発生している。


4日

 コンゴ、エボラ流行は戦争地帯、対策が極めて困難

Ebola Poses High Risk in Congo, W.H.O. Says New York Times (米国) WHO:エボラはコンゴで非常に高い危険性を示す

 世界的に拡大する危険性は低いと記されているが、このエボラは地域的に非常に危険である。エボラが流行してきた北キヴ州では、武力紛争で100万人以上が難民となっている。
 詳細は略


WHO: Congo's Newest Ebola Outbreak Poses Huge Challenge  VOA (米国) WHO:コンゴにおける最新のエボラ流行は壮絶なチャレンジとなる

 来週(5日~)、エボラワクチン数千接種量が、最近エボラが流行しだした北キヴへ送られる。
 WHOはこの流行を抑え込むことが、相当な困難を伴うことを予想していると発表した。
 エボラの流行が確認された北キヴ州は、この20年間以上にわたって民族的および政治的衝突で分裂してきた。
 WHOの緊急対策チームの責任者であるピーター・サラマ氏は北キブ州でのエボラ対策は、過去に経験した以上により困難で複雑なものであると語った。
 サラマ氏はこの春にコンゴの赤道州で発生したエボラ流行対策の先頭に立ち、短期間で終息に導いている。
 同氏は戦争地域で高度に致死的な感染症を根絶する困難性は、自分たちが経験してきた全ての困難な業務のトップに位置する、と語っている。

 6例の疑い例の検体中、4例からエボラウイルスが検出された。20人前後の死亡がサラマ氏に報告されているが、エボラによるものかは確認されていない。
 サラマ氏によると、検査室での分析ではウイルスは春に赤道州で流行した株であるザイール株と確認されているが、7日に遺伝子分析の結果が出ると詳細なウイルスの特性が判明するという。
 もしザイール株であることが確認されたなら、ワクチンが使用されると同氏は語っている。
 悪いニュースとして同氏は、ザイール株はエボラウイルスの中でも、最も致死率が高く、50%を超えることであるとも付け加えた。

 ワクチンは首都キンシャサに3000接種量準備されているが、他に30万接種量を緊急に配備することが可能とされる。

 エボラはコンゴ民主共和国で常に脅威的であるが、理由は深い森林地帯であることからウイルスが繁殖しやすいことが挙げられる。最初の流行は1976年であるが、今回の流行は10回目となる。


Ebola is back in Congo. This time it may be harder to fight. NBC.com NEWS (米国) エボラがコンゴで再燃。今回はより困難な闘いに

 先の流行が終息したばかりのコンゴ民主共和国で、再びエボラが流行しだした。しかし今回はその闘いは非常に困難なものになる。

 今回の発生場所は1000マイル離れた紛争地帯である。
 感染者を見つけ出して隔離、そして治療するのは極めて困難な作業となる。
 「戦争地帯で我々は高致死性の病原体の流行と対峙している」とWHOの現地責任者が言う。
 困難度の尺度にかけたら最も高い位置である。

 発生地はコンゴの東部でウガンダとの国境近くである
 4人の診断が確定され、未診断ながら20人が死亡している。
 他に医療従事者が1人死亡、さらに2人が感染したことを知っている。そのようにWHOでは言っている。
 

 コンゴ民主共和国北キブ州で活動する武装組織
・3月23日運動
・ルワンダ解放民主軍
・人民防衛国民会議
・マイマイ (コンゴ)
(ウイキペディアによる)


Updated: Officials move to use vaccine against new Ebola outbreak  Science (国際) 当局、新規エボラ流行にワクチンを使用する判断

 コンゴ民主的共和国における、本年度2例目のエボラ流行に対して当局は、先にも使用した実験的ワクチンが使用されそうだ。

 約1週間前に赤道(Équateur)州での流行終息を祝ったばかりであるが、そこから国を2500キロ横切った北キヴ州( North Kivu province)で4人の新規感染者が発見された。ウイルスは同じザイール株とされるが、先の流行とは関係していないと当局では説明している。

 赤道州でのワクチン使用は対照群なしの実験的投与であったが、そのためワクチン投与がその流行終息にどの程度影響を及ぼしたか結論は得られない、しかし予備的結論では、3300人に投与した中で感染者は出なかった。
 2015年に実験的ワクチンはギニアでザイール株が流行を起こしたとき、高い効果を見せた。しかしいかなる規制機関からもいまだ承認されていない。
 WHOの担当者は今回の流行はザイール株が起こしている可能性は高いが、ウイルスの遺伝子検査を行うまで確定できない、と言う。7日までに結果が出るという。
 ワクチンは首都キンシャシャに3000接種量凍結保存されているとされる。それは流行地に短時間で発送可能のようだ。

 しかし大きな問題が横たわっている。
 WHO責任者は北キヴ州は(政府軍と非政府軍の)戦闘地帯であるため、ワクチン接種チームは武装兵士を伴う必要があるという。
 ワクチン接種が優先される”患者との接触者”の存在場所は(戦闘地帯)10か所に別れていて、彼らに接触するにはさらに複雑な試みが必要になるという。
 「それは大変非常な業務となるだろう」、とWHOはいう。困難性の程度で言えば、高度致死的病原体の戦場での流行を抑え込むという業務は、WHOでは最も最大の困難レベルであるという。

3日

 コンゴで再びエボラウイルス感染症が流行
The Latest Ebola Outbreak Is Centered in a War Zone  New York Times (米国) コンゴ:新規勃発エボラ流行は政府と反政府ゲリラの紛争地帯、ワクチンが無効

 わずか1週間前にエボラ流行終息宣言が出されたコンゴ民主共和国であるが、今度は反対側の戦争地帯で発生した。
 さらに今度流行しているエボラウイルスには、先に使用したワクチンは無効とされる。流行株が先のそれと異なるせいである
 少なくとも20人が7月中旬以降死亡したが、採取された6検体中4検体でウイルスが検出されたと、8月1日に当局が発表した。

 当局者は先の北部の流行と異なるのは、紛争地帯での発生であり、関係者が安全に感染患者達に接触するのに危険が伴うことである、としている。


Health warning: Clade X global pandemic could kill almost one BILLION people  Express.co.uk (英国) 健康危機:クレ-ドXの世界的パンデミックは10億人を世界中で殺す可能性

 ジョーンズ・ホプキンス大学の研究チームが、SARS類似の仮想殺人ウイルス(クレードX)が人へ感染し、次第に感染リング形成過程でウイルスは変異を続け、より危険なウイルスとなり、20ヶ月後には世界で1億5千万人が死亡するが、ワクチンの製造の可能性は未だ見えないとするシナリオを描いている。

 インフルエンザウイルスの他、SARS、MERSウイルスなど、人へ致死的感染を起こす可能性あるウイルスは多い。そうしたウイルスの中からパンデミックを起こす可能性があるウイルスが誕生し、それを研究チームはクレードXと名付ける。
 クレードXがどのような過程で人類10億人を殺す様になるのか、チームはシミュレーションしている。

1日

Cluster of presumptive Ebola cases in North Kivu in the Democratic Republic of the Congo  WHO コンゴ民主共和国北キヴ州でエボラ可能性例集団が確認


7月


 ブタを介したインフルエンザウイルス遺伝子の3重再集合、パンデミックウイルスの誕生

  現在多くの遺伝子3重再集合を起こした新規ウイルスがブタの体内で誕生している。
    確率的にこの経路でパンデミックウイルスが誕生する危険性がある。

  鳥インフルウイルス+人季節性インフルウイルス-->ブタに感染、2ウイルスの遺伝子再集合
      -->ブタに感染していたブタインフルウイルスとの間でさらに遺伝子再集合(3重再集合)

 出典:Avian Flu Diary


31日

 サウジ帰りの韓国医療従事者、MERS感染疑いで隔離

釜山でMERS患者か…サウジアラビアから帰国の女性を隔離 中央日報 (韓国、日本語版)

最近サウジアラビアから帰国した20代の釜山(プサン)地域の女性が中東呼吸器症候群(MERS)に感染した疑いがあり、保健当局が精密調査をしている。
釜山市は、29日午後に国家指定隔離病床がある釜山A病院に行ったB(25、女性)にMERS感染の疑いがあり隔離措置が取られたと30日、明らかにした。
市の関係者によると、今年2月にサウジアラビアに出国したBは現地の病院で勤務し、今月26日に入国した。Bは帰国2日後の28日からのどが痛くなり、29日晩から寒気がして病院に行ったという。
釜山市は「感染が疑われる患者は医療関係者で、症状の発生後は外出を自制し、密接接触者は家族3人だけ」とし「2回の検査で感染したかどうかを判断し、決定が出るまで、モニタリング実施など事態を注視している」と伝えた。

MERSは2015年に韓国国内で186人の感染が確認され、38人が死亡した呼吸器感染病。

 管理人コメント:夏場はMERSウイルスはそれほどの感染力は無い様だが‥。

 31日、釜山市は一次検査で女性が陰性であったと発表した。


30日


世界災害


Death toll from fires in Greece climbs to 91 as investigation points toward arson ABC News (米国) ギリシャ山火事、死者数91人に、当局放火が原因との見方を強める

After Indonesian earthquake terror, hundreds trek down from volcano  Reuters (国際) インドネシア大地震:数百人のトレッカーが火山から下山

 マグニチュード6.4の地震が発生1日後、インドネシアの観光地であるロンボク島で約700人のトッレカーがリンジャニ(Rinjani)山をから下山した。
 当局によると29日の地震で16人が死亡した。また335人が怪我をし、多くの家屋が倒壊した。


ラオス水害

Laos dam collapse survivors warned of unexploded bombs dislodged during floods  ABC News (米国) ラオスダム崩壊、生存者は不発弾の散乱に警戒

 ベトナム戦争中にラオスのAttapeu 県は多くの爆撃を受け、不発弾がこの半世紀残されているが、その量は分かっていない。
 今回の洪水で地中に残されている不発弾が濁流で、すでに安全が確認されていた多くの地域に散乱した可能性があると当局が警告を出している。

 Thick mud hampers Laos flood rescue with many missing  Aljazeera (国際) ラオスダム崩壊、大量の泥が多くの行方不明者捜索を困難に

Exact number of dead and missing from Monday's dam collapse remains a mystery because of rescue operation's complexity. 正確な死者数と行方不明者数は把握出来ず.。
 発見された遺体は29人と発表されているが、政府高官の話では死者数は1100人を超えるとも言われる




28日

 イラン戦争

Iranian commander to Trump: ‘If you begin the war, we will end it’ CNBC (米国) イラン司令官、トランプへ警告:もし戦争を始めるなら、我々はそれを終わらせてやろう
 米国トランプ大統領のツイートに対するイラン総司令官の返事

World War 3: Iran threatens to send TERRORISTS to USA as it warns ALL OUT WAR is imminent  Express.co.uk (英国) 第三次世界大戦:イラン、全面戦争はすぐにでも始まると警告する米国に、テロリストを送りこむだろうと脅迫

 イランの上級司令官が、今週早くにツイートされた米国トランプ大統領の扇情的内容に対して、イランは戦争準備をしているとし、米国に対するテロ攻撃を遂行すると警告した。
 そしてカセム・ソレイマニ少将は、米国が戦争を開始するなら、イランはそれを終わらせるだろう、と語った。

27日

世界災害

Huge Flood From Failed Dam In Laos Has Now Spread To Cambodia NPR (国際) ラオスのダム決壊で発生した大洪水がカンボジアまで拡大

 ラオスで発生したダム決壊による大洪水は、少なくとも27人の死亡者と3000人以上の家を破壊した。
 しかし洪水は今、カンボジアにも拡大し、セコン河の水量が12メートル近い高さまで増加し、17か所の村で洪水が起きている。
 村人達25000人は、より高い場所を求めて避難している。

Greece wildfires: 'Serious indications of arson,' minister says CNN (米国) ギリシャ山火事:放火を示す重大な証拠が確認、大臣が発表

 南部ギリシャの3か所の海岸地帯で23日午後に同時に15か所の山林火災が発生。
 当局は一か所の火災が、放火にで発生した可能性が高いことを、衛星画像や警察と消防の現場検証で明らかになったと発表。
 死者数は80人以上とされる。

26日

世界災害


As Greek wildfires continue to rage, residents blame rising death toll on authorities' lack of a disaster plan CNBC (米国) ギリシャの山林火事が続く中、市民は増える死者数は当局の災害対策計画が不十分だったせいであると非難

 ・現時点で死者数は81人、重症者数は186人、100人近くが行方不明
 ・ギリシャ市民は、国が大災害に適切に対応する災害対策を用意してなかったことを非難。
 ・2016年、IMF(国際通貨基金)はギリシャ政府に、政府のいかなる事業費を今後さらに削減すると国を危険に晒すことになると警告


In Aftermath of Greek Fires, Suspicion Combines With Grief and Recrimination  New York Times  (国際) ギリシャ:大火が沈静した後、悲しみと非難が入り交じった中で放火の疑いも

 非常に短時間のうちに森林火災が広がり、それが多数の場所から一斉に始まったことから、放火による疑いがもたれている。

 死者数は現時点で81人以上とされているが、消防隊は2500軒の焼けた家屋内を捜索しているが、未だ見つかってない人々が死亡している可能性もある。

In Laos, a Boom, and Then, ‘The Water Is Coming!’ New York Times  (米国) ラオス、地底から響き渡る轟音から、洪水がやってくることを知った

 最初に数マイル離れた場所で爆弾が炸裂したような音が聞こえてきた。それから強く風が吹く様な奇妙な音が聞こえてきた。
 女性は本能的に何が起きているか知った:南部ラオスの彼女の村の近くで建造中の新しいダムが決壊したのだ。
 女性は近所のドアを叩いた。何が起きているかを伝えて、すぐに高い場所に逃げる様に叫んだ。
 「水がやってくる!」、彼女は叫んだ。
 30分後、彼女の村に濁流が押し寄せ、彼女の村は10メートル沈んだ。
 25日の記者会見でThongloun Sisoulith首相は、少なくとも26人が死亡し、131人が行方不明で、3000人が家を失ったと発表した。
 多くは屋根の上や木に避難していて、救助された。

 以下略



25日


世界災害

Laos Dam Collapse Leaves Hundreds Missing and Homes Washed Away New York Times (米国) ラオスのダム決壊で数百人が行方不明、家は流され消失
 
 24日、数人の遺体が見つかったが残りの人々の姿は消え去っている、とラオス当局が発表。
 ダムは建造中であるが23日に決壊し、7000人近い人々が家を失った。

Wildfires have ignited inside the Arctic Circle  Vox.com (国際) 山火事(野火)は北極圏内でも起き始めた

 スウエーデン内の北極圏内では今月気温が30℃まで上がった。そして数年年ぶりの山火事が起きているが、未だ燃えている。国中で50箇所以上の地で山火事が発生し、住民達が避難している。フィンランドやノルウエーでも同様に火事が多発している。
 「非常に深刻な事態であり、スウエーデン中で山火事が発生する危険性が極度に高い」、と同国市民災害局の責任者がAP通信に語っている。

 スカンジナ半島では死者は出ていないが、ギリシャの山火事では70人以上が死亡し、緊急事態宣言が出されている。政府は放火による同時火災の疑いもあるとしているが、この夏はヨーロッパ中で極暑となっている。 

'A Terrible Day': Greek Wildfires Kill At Least 74 People, Devastate Resort Village  NPR (国際) ”恐怖の日”:ギリシャで山林火事が広がりリゾート村を襲って少なくとも74人が焼け死ぬ

 23日、アテネ近くで発生した山林火事が、驚く様な速さで広がり74人が焼け死んでいるとギリシャ当局が発表した。国家的悲劇に発展している。

 少なくとも現在ギリシャでは6箇所で大火事が広がっている。



Flooding from Laos hydroelectric dam leaves hundreds missing  Washington Post (米国) ラオス、水力発電用のダムが決壊し、数百人が行け不明に

 7月24日、ラオス政府は23日夜に南東部のアタペン州で韓国が建造した水力発電用のダムが決壊し、数人の死者(見つかった例)と数百人の行方不明者が出たと発表した。
 救助作業が現在行われているが、政府のトップ高官達が現地に急行している。

 ラオスでは季節的豪雨で多くの地域で洪水が起きている。

Laos dam collapse: Villagers stranded on rooftops BBC (英国) ラオスのダム決壊:村人達が屋根の上に取り残される

 南東部で建設中の水力発電用のダムが決壊し、6箇所の村を洪水が襲った。
 ダムは建設中で23日夜に豪雨のために決壊した。


23日


 鳥インフルエンザの人への感染-1997年からの時系列
   出典 WHO

 H5N1ウイルスが1997年に香港で人に感染、多数が死亡したことが鳥インフルエンザの脅威の開始。
 H5N1は未だ人への感染を起こしているが、2013年からはH7N9ウイルスによる感染死例が中国で急増。
 H7N9ウイルスは当初低病原性であり感染家きんでは無症状であったが、感染した人の半数近くが死亡。
 H7N9ウイルスは2017年から変異した高病原性株が主流となり中国内に広がっていった。
 2017年に家きん用に開発されたワクチンが中国全土で使用され、感染家きんと人での感染例が急速に減少。

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20日

 スペインインフルエンザから100年。我々はインフルエンザウイルスと対峙し続けている

100 Years after the Lethal 1918 Flu Pandemic, We Are Still Vulnerable
 ScientificAmerican (国際)  By Catharine I. Paules, Anthony S. Fauci on September 15, 2017
致死的1918年のパンデミックから100年、我々は未だパンデミックインフルエンザを克服できない
公衆衛生学的社会システムは改善した。しかし万能ワクチンが開発され無い限り、新規ウイルスが世界に大惨事を起こす危険性がある。

 米国衛生研究所の感染症アレルギー研究所のファウチ長官等による論説。注;同研究所では現在万能ワクチンのフェース2臨床試験が行われている。
 
 管理人意見:鳥インフルエンザウイルスは変異し続け、新規亜型が発生している。かって少なかった欧州、アフリカ、中東での鳥インフルエンザの家きん農場での発生は不気味である。渡り鳥によるウイルスの拡大は、知らないうちにパンデミックウイルスをも運び出すのかも知れない。
 中国では懸命になってワクチンを作製して国内の家きんに投与している。ウイルスの変異株を増やす結果が懸念される。
 100年前のスペインインフルエンザは鳥インフルエンザウイルスが、静かに人に適合し瞬く間に世界に広がり人口の2%が感染死した。現在では病原性の高いパンデミックウイルスだと、半年で数億人の死者を出す。医療が進んでいても感染者の急増で対応が追いつかない。ワクチンは万能ワクチンが準備出来ていない限り、日本国内で新型に適合したワクチンを数千万人分作製、そして接種は不可能だ。数千万人へのワクチン接種の方法すら考えられていないだろう。

 昨シーズンは季節性インフルの香港株であるH3N2が米国で猛威を振るい、多くの死者を出している。ウイルスが急速に変異しているためワクチンは無効だった。今年は我が国、アジア全体でこの変異H3N2が流行することが予想される。
 通常の数倍の感染者、入院患者、死者が出た場合、対策は取れるのだろうか?

 地震、水害などの自然災害に対応出来ない現代社会においてインフルエンザも自然災害と同レベルと考えるべきである。医療、医学では現在対応は出来ない。パンデミックに世界は対応出来ていないことは、ビル・ゲーツが警告しているのは有名だ。

 この秋、新規ウイルスが流行りだしたならパンデミックの可能性が大であるが、H3N2株が流行しだしても非常に危険なサインとなる。
 

  写真:1918年、スペインインフルエンザ流行時の米軍キャンプ場。感染者の隔離が行われた。


18日

 特に記載すべき情報はなし。

11日

タイ洞窟から少年とコーチ、全員無事救出 BBC (日本語版)

 タイ北部のタムルアン洞窟で10日夜、中に閉じ込められていた少年12人とサッカー・コーチの計13人のうち、最後の少年4人とコーチが水路を潜り無事脱出した。その約3時間後には、洞窟内で少年たちと留まっていた海軍ダイバー3人と医師も生還した。17日間も洞窟内にいた13人の救出に、タイ国内外で多くの人が安心し、喜んでいる。

タイ海軍特殊部隊はフェイスブックで、「これは奇跡なのか科学なのか、一体何なのかよくわからない。『イノシシ』13人は全員、洞窟から出た」と救助作戦の終了を報告した。「イノシシ」(タイ語で「ムーパ」)は少年たちの所属するサッカー・チームの愛称。

遠足に出かけた11歳から17歳の少年たちと25歳のサッカー・コーチは6月23日、大雨で増水した洞窟から出られなくなった。タイ内外から集まったダイバー約90人などが捜索に当たり、英国人ダイバー2人によって7月2日夜に発見された。地元のチェンライ県知事やタイ海軍特殊部隊が中心となった救助本部は当初、水が引くか、あるいは少年たちが潜水技術を習得するまで時間をかけて脱出させるつもりだったが、雨季による水位上昇と洞窟内の酸素低下の進行が懸念され、8日から3日連続の救出作戦が敢行された。

ダイバーたちに前後を支えられ、水路内に張り巡らされたガイドロープをたどりながら、潜水経験のない少年たちは脱出した。8日に最初の4人、9日に4人、10日に残る5人が脱出し、ただちに近くのチェンライ市内の病院に搬送された。2週間以上洞窟に閉じ込められていたことを思えば、全員驚くほど心身ともに元気だという。

少年たちとコーチはレントゲンや血液検査などを受けた。少なくとも7日間は、経過観察のために入院を続けるという。

洞窟内の水を飲み、鳥やコウモリの排泄物に接触した可能性のある13人は、病原体に感染しているおそれがあるため隔離されている。家族とはガラス越しに再会したという。

食べ物のほとんどない洞窟内で2週間以上を過ごした少年たちは体重を大幅に落とし、空腹を訴えていた。救出後は好物の豚肉のご飯やパン、チョコレートなどを希望したが、しばらくは流動食が続くという。

さらに、外界の光に目が慣れるまでの数日は、サングラスをかける必要がある。

救出作戦が終わると、洞窟の出口に集まった救助関係者から大きな歓声が上がった。山のふもとには、少年たちが所属する「ムーパ(イノシシ)」サッカーチームの関係者の家があり、そこに集まった人たちも笑顔で叫んだり歓声を挙げたりした。現場にいたBBCのジョナサン・ヘッド記者は、喜ぶ人たちは「とてもタイ人らしくない様子で」さかんに握手をして回っていたと伝えた。

チェンライ市では、全員脱出の知らせに往来の車は次々にクラクションを鳴らして喜んだ。子供たちやコーチが搬送された病院の外に集まっていた人たちは、一斉に拍手した。

ソーシャルメディアではタイ人の多くが、「#Heroes(英雄)」、「 #Thankyou(ありがとう)」などのハッシュタグを使って、それぞれに思いを表現していた。

サッカー界も少年たちとコーチの無事を大いに喜び、英マンチェスター・ユナイテッドやポルトガルのベンフィカが全員を試合に招待した。国際サッカー連盟(FIFA)も、少年たちをロシアで開催されているワールドカップの15日にある決勝戦に招いたが、これは回復が間に合わないという理由で見送られた。

ワールドカップの準決勝に備えるイングランド代表のDFカイル・ウォーカーは、イングランドのユニフォームを少年たちに贈りたいとツイートした。少年の1人は洞窟内で、イングランドのジャージーを着ていた。すると英外務省の公式アカウントがこれに応えて、「やあ、カイル。駐タイ英国大使と話をした。イングランドのシャツを勇敢な少年たちに、喜んで、確実に届けてくれるそうだ」とツイートした。

経験豊富なダイバーにとっても、少年たちのいる場所までの往復は重労働だった。元タイ海軍潜水士のサマン・グナンさんは6日、少年たちに空気ボンベを運ぶ任務を果たして戻ろうとしていたところ、酸素不足で命を落とした。

ダイバーたちが出口まで張ったガイドロープをたどりながら、少年たちは場所によって、歩いたり、水の中を歩いたり、登ったり潜ったりして外に出た。

少年たちは、通常のマスクよりも初心者に適した顔部全体を覆うマスクをかぶった。少年1人につき2人のダイバーが付き、ダイバーが少年の空気ボンベを運んだ。

最も困難なのは、洞窟の中ほどにある「Tジャンクション」と呼ばれている場所で、あまりに狭いため、ダイバーは空気ボンベを外して進む必要があった。

Tジャンクションを抜けると、ダイバー達の基地となっている「第3室」があり、少年たちはここで出口へ向かう前に休息がとれた。



 事件時系列
Timeline: How the Thai cave rescue unfolded  CNN (米国) 時系列:いかにしてタイ洞窟救出事件は解決されたか

6月23日、洞窟内で消息を絶った16歳以下のジュニアサッカーチームとコーチの大々的捜索と救出が続けられていたが、ほぼ絶望視されていた7月2日遅くに英国とタイのダイバーが全員を洞窟の奥で発見した。洪水で溢れかえった洞窟内の泥だらけの岸の上で小さな集団として見つかった。


 6月23日~6月24日~6月25日~6月26日~6月27日~6月28日~6月29日~6月30日~7月1日~7月2日~7月3日
~7月4日~7月5日~7月6日~7月7日~7月8日~7月9日~7月10日

タイ北部チェンライの洞窟に閉じ込められた地元サッカーチームの少年らの救出を行っていた、海軍特殊部隊は10日、少年12人とコーチ1人の全員を救出し、安全が確認されたと発表した。同部隊などで構成した潜水士らが同日、洞窟内に取り残されていた最後の5人の救出作業を行っていた。6月23日に行方不明となってから18日目での全員生還となった。


















  タイ洞窟救出成功を告げる米国報道の多さ--グーグルで米国のトップ記事を検索


 *日本国内の記事は国内に於ける水害、土砂崩れの災害ニュースが多いせいか、タイ洞窟救出のニュースは少なかった。朝日新聞、産経新聞及び毎日新聞は比較的正確に伝えていた様だ。


10日


 特報
 タイ洞窟少年サッカーチーム救出

 
 タイ洞窟救出、全員が脱出成功

タイ洞窟、少年12人とコーチ全員救出 行方不明から18日目 産経ニュース

 タイ北部チェンライの洞窟に閉じ込められた地元サッカーチームの少年らの救出を行っていた、海軍特殊部隊は10日、少年12人とコーチ1人の全員を救出し、安全が確認されたと発表した。同部隊などで構成した潜水士らが同日、洞窟内に取り残されていた最後の5人の救出作業を行っていた。6月23日に行方不明となってから18日目での全員生還となった。

 少年たちはサッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会の決勝戦に招待を受けていたが、当局者は「(病室の)テレビで見ることになる」とした。また、退院後は、奇跡的に生還できたことへの感謝を込め、かねてからいつかやろうとしていた、仏教寺院での短期間の出家修行に出るという。

Thai cave rescue - LIVE: 13th and final member of football team freed from cave as incredible mission is complete  Independent (英国) タイ洞窟救出:信じがたい救出作戦が成功して全員が洞窟内から救出

Thai cave rescue: Final member of Wild Boars, coach freed from cave CNN 少年サッカーチーム、ワイルド・ボアーズの最後のメンバーとコーチが洞窟内から脱出

 サッカーチームの少年全員とコーチが救出作戦3日間で救出された。

 他報道によると全員安全な状態にあるとされる。


Thai rescue: Ninth boy freed from cave on third day of operation CNN(米国) タイ洞窟救出:三日目の救出作戦で9人目の少年が洞窟内から脱出

 少年達とコーチを救い出すために巨大な国際的救出活動が行われ、最初の少年が救出された。少年は入り口近くに設けられた医療施設で治療を受けている。午後5時~6時?


Thai rescue: Hopes high 4 boys, coach will be freed from cave Tuesday  CNN (米国) タイ洞窟救出:4少年とコーチが洞窟から無事に脱出出来ることを願う

 現地時間午前10時(日本時間午後0時)、19人のダイバーが洞窟内に入った。洞窟内に閉じ込められているWild Boarサッカーチームの5メンバー(少年4人とコーチ1人)を洞窟外に救出するミッションである。また先週早くに少年達を発見して以来側についていた4人のダイバー達も一緒に脱出させる。先の知事で、現在救出チームの司令官を務めているナロンサク・オソタナコムが記者会見で発表した。

管理人コメント:0時に救出に向かったから順調に行けば昨日よりも1時間は早くに少年達は連れ出されてくることが期待される。4時~7時


Thai cave rescue: Divers prepare to resume phase 3 -- live updates  CBS (米国) タイ洞窟救出:第三次救出作戦実行にダイバーが準備

 洞窟内に閉じ込められている少年達とコーチを救出するハイリスク救出作戦が準備されている。

 救出作戦の責任者は、計画では毎日4人の少年達を救出する予定になっている、と説明している。理由は内部のルートに備えておく酸素タンクの設置に20時間要するからとされる。
 現時点で10日中に5人全員が救出されるかははっきりしないとされる。

 救出チームは最もタフな少年達を最初に救出した。この選択について批判的意見も多いかも知れないが、理由は次の様に述べている。当局は脱出ルートを通って、もっとも生存の確率が高い少年達を最初に望んだとしている。(訳者注:脱出ルートは非常に過酷であるから、最初のグループで問題が生じたら、以降のグループでは実行が出来なくなる可能性が高かったから)。

 9日夕方、ダイバー達が4人の少年達を連れ出すことに成功したことを受けて当局は、三日目(10日)も救出計画を実行すると発表した。しかし、豪雨が救出計画を妨げる危険性があると警告している。

 管理人コメント:第三グループは年少者とコーチの可能性が高い。最年少者は11歳だ。”僕は元気だよ”と洞窟の中で、ダイバーのビデオに語っていた。無事に生還することを祈る。

Cave rescue: Divers ready to save remaining five Thais  BBC(英国) タイ洞窟救出:ダイバーチームは残り5人救出準備を完了

 洞窟内に残っている少年達とコーチの5人の救出準備が整えられている。
 少年とコーチの健康状態は良好とされ、狭い水が溢れた洞窟内の通路をダイバーにサポートされながら進むことは可能とされている。

 過去2日間に8人の少年が救出された。タム・ルアング洞窟内の救出作業は全世界が注目している。

 少年達は6月23日から、大雨で水かさが増した洞窟内に閉じ込まれている。そして先週ダイバーによって発見された。

 


9日

 特報
 タイ洞窟少年サッカーチーム救出

 第二次救出作業が開始


Thai cave rescue: Four more boys pulled from flooded cave -- live updates  CBS (米国) タイ洞窟救出:さらに4人の少年が救出

 救出された4人の少年達は病院に収容されているが、安全で意識も明瞭であると当局者は語っている。
 
 州副知事は記者会見で9日の救出作業は前日よりも短時間で終了した。理由は作業が慣れたことと、サポートする人員の数が増えた事による、と語った。
 同副知事は残っている5人が、一回の作業で救出できるか、二回の作業になるかは、自分には分からない、とも語っている。
 
Thai cave rescue operation suspended after four more boys freed  CNN (米国) さらに4人の少年が救助後、救助作業は中断

 9日、さらに4人の少年達が洞窟内から救助されたが、その後救助作業は一時中断された。
 これまで8人の少年達が救助された。残りはコーチを入れて5人となっている。

Thai cave rescuers free three more boys as operation gathers pace CNN (米国、国際) 救出作業が強化される中、さらに3人の少年が救出

 3人がさらに救出され、洞窟内には5人の少年とコーチが1人残っている。最初の少年は現地時間4:30にストレッチャーに乗せられて現れ、その後ヘリコプターで病院へ搬送された。残りの2人は直後に入り口に現れ、救急車で病院へ運ばれた。


Thai cave rescue: Second phase of rescue underway -- live updates CBS (米国) タイ洞窟救出:第二次救出が始まる

 第二次救出が現地時間午前11時前後から開始された。
 救出まで数時間を要すると思われる。一人の少年を2人のダイバーがサポートして危険で狭い箇所もある洞窟を脱出する。

Rescuers up against 'water and time' to save remaining teammates trapped in Thai cave  CNN (国際) タイ洞窟救出:救出チームは大雨が降り出したことから残りの少年達の救出を急いでいる。

 4人を救出させた後、救出チームは一晩かけて、酸素タンクを重鎮させている。
 9日朝に次の救出が始まる。

Thai cave rescue: Four boys freed but rest must wait BBC(英国)  タイ洞窟救出:4人は救出、残りは待機中

 救出チームによると4人が救出されているが、健康的には問題はないとされる。

 救出作業は現在中断中であり、洞窟内の経路に置いてある空気タンクを交換するのに10時間は必要とされるという。
 チームは大雨が予想されたことから8日の救出を決行した。

 次の救出作業は9日朝とされ、中継点の全てのタンクと供給品が置き換わってからとされる。

 洞窟からの脱出は、岩の上の歩行、水中歩行、岩登り、既に敷設したガイドロープに沿って潜水、から成り立っている。熟練した専門洞窟ダイバーでも5時間の行程とされる。


原画像出所 BBC  管理人が日本語追加


8日


 特報
 タイ洞窟少年サッカーチーム救出

 少年救出報道

Thailand Cave Rescue Live Updates: Four Boys Are Out, 9 to Go  New York Times (米国) タイ洞窟救出:4人脱出、9人脱出予定

 洞窟内に閉じ込められていた少年とコーチ達の4人が脱出し、病院へ搬送された。
 残りの9人も脱出予定であるが、開始には10~20時間かかるとされる。脱出ルート沿いの空気タンクや補給品を入れ替えなければならないからだ。

<タイ洞窟>4人を無事救出 地元報道  毎日新聞

タイメディアは8日夕、北部チェンライ県の洞窟に取り残された地元サッカーチームの少年12人とコーチの13人のうち、まず4人が無事救出されたと報じた。4人はチェンライの病院に運ばれる。残る9人の救出作業も続いている。

Thailand cave rescue: Operation underway to bring boys out of cave -- live updates CBS News(米国、国際) タイ洞窟救出作戦:救出作戦は始まったと知事は発表した。
 今日はD-Dayだと表現し、13人の外人ダイバーと5人のタイのダイバーが救出にあたっている。
 当局は昨日(土曜日)、救出は大雨が降り出すと困難になるので、可能な限り急がなければならないと語っていた。

Thailand cave rescue: Storm clouds pressure rescuers to get boys out CNN (米国) 嵐雲の接近が救出作戦の実行を促す

少年ら13人を潜水で救出開始「最適な時期」タイ洞窟  朝日新聞

 タイ北部チェンライ郊外のタムルアン洞窟に閉じ込められている少年ら13人について、チェンライ県知事が8日、記者会見をし、この日朝から潜水による救出活動を始めたことを明らかにした。すでに、タイ海軍特殊部隊員らが少年らがいる場所に向かっている。早ければ同夜にも、少年らが洞窟の入り口まで到達する可能性があるという。
 県知事によると、午前10時(日本時間正午)に外国人ダイバーとタイ海軍のダイバー計18人が、少年らがいる場所に向けて潜水を始めた。同日中に全員を救出する予定だが、潜水はダイバーが付き添って1人ずつ進めるという。県知事は会見で、「天気、水位、(少年らの)健康状態を考慮して最適な時期だと判断した」と説明した。少年らの家族にはすでに説明し、理解を得ているという。
 多くが同じサッカーチームに所属する11~16歳の少年12人と男性コーチ(25)は6月23日午後、自転車で洞窟の入り口に乗り付けて中に入った。その後、大雨が降り、洞窟内に水があふれて出られなくなった。

Thai officials aim to rescue kids from cave before rains return Los Angels Times (米国) タイ政府、大雨が来る前に少年達を脱出させることを考慮中

 モンスーンによる大雨が懸念される中、タイ政府は7日、部分的に洪水で水が満ちあふれている洞窟内を危険性の高い潜水を少年達に付き添いながら、可能な限り安全に誘導し脱出を試みると語った。
 大雨が降り洞窟内の水量が増すと脱出計画はより困難となる。

 少年達には医師を含む3人の救出チームが付き添っている。
 入り口から酸素を少年達に送るホースの設置は出来ていない。代わりにいくつかの酸素タンクが運び込まれている。

 他に地上からの少年達の脱出も考慮され、現在少年達の元につながっている洞窟や割れ目を地表で探している(山のジャングル中)。

7日


 特報
 タイ洞窟少年サッカーチーム救出

The Latest: Rescuer says conditions good for extraction  Fox News (米国) 最新情報:救助チーム、脱出には状況は良い

 モンスーンによる大雨が未だないが、いつ始まるか分からない。現時点では少年達を脱出させる条件は良い。救助チームの責任者は語っている。
 7日遅くから8日にかけて、2つの大きなボランティア・ダイバーチームが到着する予定である。その後彼らは少年達を脱出させる準備を整えるだろう。救助チームの責任者である知事が語っている。
 
 さらに次の様にも語っている。
 脱出計画の成功は可能な限り洞窟内の水量が少ないことである。救出チームは洞窟内の水を懸命に排出しているが、もし大雨が降り出し洞窟内の水量が増え出したなら、どのようなリスク要因がさらに発生するか予想できない。また現在炭酸ガス濃度も上がってきていることが懸念されている。

Thailand cave rescue: Boys 'can walk but can't dive yet' BBC(英国) タイ洞窟少年チーム救出:少年達は歩くことは出来るが、未だ潜水は出来ない


Thai Cave Rescue Will Be a Murky and Desperate Ordeal, Divers Say New York Times (米国) 洞窟内から少年達を救出する作業は、先が見えない絶望的試練であろう、救援ダイバー達が語る

 少年達とコーチのいる場所まで6時間、地下の空洞を進む。ある場所は幅が2フィートと狭かったり、、水で満ち溢れている場所は潜水して泳ぐ必要もある。大きな岩が足下に転がる。
 ベテランダイバーが6日早くに死亡した。洞窟内のルートにスペアの酸素タンクを運んだ帰りに、自分の酸素が枯渇したからだった。
 一方、少年達のいる空間の酸素濃度が下がってきている(15%)。洞窟内で待機している2少年達とコーチの体調が悪化しているとされる。

 懸命に洞窟内の水を24時間持続的に排出しているが、モンスーンによる大雨が洞窟内に流れ込み、少年達の避難している場所の高さを水が超えてくることが脅威とされている。脱出のオプションの一つとされていたモンスーンの時期が終息して洞窟内を流れる水量が減るまで少年達を待機させる方法は、現在望み薄とされ、他の救出方法が色々と模索されている。しかし12人の少年とコーチをほぼ5キロの距離の水で溢れる洞窟内を安全に入り口まで連れ出すには、実際上の問題が多い。少年達は泳いだ経験はなく、潜水マスクを使った経験もほとんどないとされる。

 「少年達を発見したとき、彼らが長期間生き延びれると考えられた。しかし事態が変わった。救出のための時間は少ない。我々は懸命に動かなければならない」、と海軍特殊部隊の司令官は語っている。

 5日夕方から救援チームは少年達のいる空間に空気を送るためのホースを引く作業を始めた。同時に将来必要となる空気タンクも運搬している。

 ダイバー達は少年達のいる空洞と連絡を取るための通信ラインを敷設している。子ども達が親族と話をしたり、現場のダイバー達と入り口の本部が連絡を取り合うためである。
 現在、現場と外部の連絡は、ダイバーにより行われており、それには往復12時間の洞窟内移動が必要である。

 タイおよび海外から最も経験ある洞窟内ダイバー達が140人余集まっているが、彼らの経験の中でも最も大変な作業となっている、という。

 以下省略(詳細記述は原文参照)


Thailand cave rescue: Why can't they drill from above, other questions you want answered  USA Today (米国) タイ洞窟救出;なぜ洞窟上部から少年達が取り残された場所に穴を開けることが出来なないのか?

 洞窟は岩盤から出来ており、近くに割れ目が上部に通じている可能性があるが、洞窟のある山の表面は深いジャングルとなっていて、洞窟に通じる割れ目を見つける事は非常に難しい。しかし現在多くのチームがジャングルの中を洞窟や割れ目がないか探している。
 少年達のいる場所は地表から800メートルの深さにある。近くにある。ほとんどは固い岩である。


6日


 特報
 タイ洞窟、閉じ込められた少年サッカーチーム救出状況

Thailand cave rescue: Diver dies while taking in supplies BBC(英国) タイ洞窟少年救助:ダイバーが救援物質運搬帰りに死亡

 酸素ボンベを少年達のいる場所に届け、その帰りに酸素不足のため死亡。元海軍の救助隊に属していたダイバーであるが、辞めた後、今回の救助に参加していた。

 H7N9鳥インフルウイルス

 H7N9ウイルス:抗原連続変異が生じやすくなっている。多数の変異株の発生
Antigenic Drift of H7N9 Viral Hemagglutinin J.Infect Dis

 この数年間、季節性インフルエンザであるH3N2ウイルスに多くの変異が生じ、特に子どもの間で変異株による感染者数や死者数が増えていることは知られている。作製ワクチンの有効度(VE)が低いが、ウイルス変異が著しいことから難しい問題となっている。

 H3N2ウイルスと同様にH7N9鳥インフルエンザウイルスでも同様の状態が起きている事が今回の研究から推察される。

 H7N9ウイルスはこの12ヶ月間人での感染が劇的に減少している。中国政府による国内家きんに対する実験的ワクチン接種が効を収めたと考えられるが、問題はいつまで当該ワクチンが有効であるかである。H3N2ウイルスと同じく、変異が著しいとしたなら、H7N9ウイルスの場合もすぐに変異ウイルスが増えだし、それから人感染が増え出す危険性がある。
 
 今回の研究はこれまで分離された多数のH7N9ウイルス株の遺伝子情報を分析し、最近のH7N9ウイルスが多くの変異株に分かれていることが確認された。
 現行のワクチンでH7N9が一定程度拡大が抑えられているが、今回の研究結果は今後H7N9ウイルスに対するワクチン使用の困難さを示している。


5日

 特報
 タイ洞窟、閉じ込められた少年サッカーチーム救出状況

洞窟上部からの救出も視野=潜水と両にらみ―タイ  時事通信

 タイ北部チェンライ県の洞窟で発見された少年ら13人について、救助隊は潜水による入り口からの脱出に加え、洞窟につながる上部の穴から救出する方法を模索している。


Thai cave rescue: Boys and coach not well enough to attempt escape  CNN(米国) タイ洞窟救出:少年達とコーチは脱出するのに十分な体調ではない

 少年達とコーチの医学的所見は、脱出を試みるには非常に危険すぎると判断された。海軍の高官がメディアに語った。
 また医師による最新の報告によると2名の少年とコーチは低栄養から極度に消耗状態とされる。


 Thailand cave rescue: Boys appear in new video, 'I am healthy'  CNN (米国) タイ洞窟救出:発見された少年等、”元気だよ”と口々に叫ぶ

 一昨夜発見されたタイの洞窟に閉じ込められた少年達の新たなビデオ映像が公開された。
 子ども達は”元気だよ”と口々に叫ぶ。9日間の暗黒での生存。手足は細く、全体的にやつれているが、笑顔を見せて手を振っている。

 子ども達の話では、犬の吠え声や鶏の鳴き声、そして子ども達の遊んでいる声も聞こえると言う。
 割れ目や空洞がある可能性が示唆されている。
 しかし現時点では、子ども達に潜水器具の装着になれさせ、ダイバーがついて所々泥水で満ちた洞窟内を潜水しながら脱出する案が第一選択となっている。
 昨夜から8人の海軍のダイバーと医師とナース各一人づつが少年達の側に待機している。



Thailand cave rescue: Boys taking crash course in swimming, local governor says  CBS (米国) タイ洞窟封じ込め少年チーム救出:少年達に水泳特訓開始

 レスキューチームは洞窟内の少年達に食料や医薬品を届けた。しかし彼らを洞窟外に連れ出すことは非常に危険な状況である。
 洞窟外のレスキューチームは、少年達をいかに安全に連れ出すか、方法に苦慮している。地域の知事は少年達に水泳の特訓を始めたと語った。チームは少年達に潜水マスク装着の指導を始めた。潜水マスクを装着して水面下で呼吸をするためである。しかしそれは非常に危険で、かつ長時間、暗黒で狭い洞窟を泳ぐことになる。
 専門家は泳ぎ方に熟知せず、暗黒下で洞窟内を進むことは命を失う可能性もある、と警告している。
 一方、レスキューチームは洞窟内の水を可能な限りくみ出すことに努力している。水量が減ることで少年達が安全に脱出出来る可能性が高まる。
 しかし今週末にモンスーンによる大雨が予想され、それによる氾濫の危険性がある。そのため雨水が浸入してくる可能性がある2カ所が塞がれた。


Rescuers ponder how to extract trapped team from flooded Thai cave Reuters  (国際) 救出チーム、洪水の洞窟から取り残された少年達の救出方法を思案

 6月23日、洞窟内で消息を絶った16歳以下のジュニアサッカーチームとコーチの大々的捜索と救出が続けられていたが、ほぼ絶望視されていた7月2日遅くに英国とタイのダイバーが全員を洞窟の奥で発見した。洪水で溢れかえった洞窟内の泥だらけの岸の上で小さな集団として見つかった。

 現在、問題の焦点ははいかにして少年達を数キロの水で溢れた危険な洞窟から外に連れ出すかに置き換わった。

 海軍は少年達を4ヶ月間の雨期の間、洞窟内にとどめておき、水が減りだしてから脱出させる可能性を挙げている。
 また別の意見として、天候が味方して、洞窟内の水が排出され、そして潜水用具の着用の仕方を少年達が教えられるならば数日内に救出は可能という。
 少年達に脱出のための十分な体力があるかどうかを判断し、いつ行動に移すかは洞窟内にいるレスキューチームの判断次第と、災害予防緩和局の長官補が5日語った。
 少年達の気力は十分あることは確認されているが、脱出のための体力や能力は中にいるチームが判断しなければならない、我々の為すべき事は水の排出を続けることであり、それにより内部の安全レベルが確保され、少年達が安全に出てくることが出来るかは中のチームが判断すると、長官補は語った。

 軍の高官によると洞窟の入り口から少年達のいる場所まで往復するには、11時間要すると語っている。

 以下略


6月


27日

 中国、H7N9ワクチン接種
完全に高病原性H7N9ウイルスを駆除できているのか?


  昨年秋に中国は全土の家きんに世界的には禁じられている鳥インフルエンザワクチンを接種した。
  H7N9駆除を目的にしていた。
  2013年以来人の感染死を増やし続けてきた同ウイルスは、一昨年秋~昨年春にかけて変異株が出現し、鳥類に対して低病原性であったものが高病原性に変わり、その変異株が昨年春以来中国全土に広がっていた。

  鳥インフルエンザワクチンは、家きんの鳥インフル発生は抑制するが、ウイルスの駆除は出来ない。ワクチンを使用した国では、鳥インフルの発生がしばしば繰り返されている。変異株が現れたり、感染性や病原性が変化したりすることは経験済みである。
 食糧問題を抱える少数の国、例えば中国、エジプト、ベトナムお及びインドネシアでは鳥インフルエンザワクチンで鳥インフルの発生を抑制しようとしている傾向にある。
 世界の鳥インフルワクチンの使用率は中国が91%、エジプトが4.6%となっている。

 2013年以来のH7N9感染者数の増加に中国政府は昨年春にワクチンの使用を決断した。
 6月に広西壮族自治区と広東省の2省でH7およびH5亜型ウイルスに対する2価不活化ワクチンの接種実験を行った。

 

  しかし2省でのワクチン接種が評価される前に、一ヶ月後には、秋に全土でのH7/H5-2価ワクチン接種を行うことを決断した。



 全国的にH7/H5ワクチンが投与されてから、人での感染は激減している。
 現時点では中国が行ったワクチン接種は大成功したように見えるが:ウイルスはワクチンにより感染力や致死力が抑えられているが、ウイルスは無症状なままに感染を広げている可能性が高い。その過程で変異が起きてくると現行のワクチンは無効となり、ウイルスは一気に広がり病原性を発揮し出す。



 現時点でH7N9ウイルスは抑え込まれているが、今後どのような病原性を持ったH7N9株が現れてくるかが問題とされる。
 そうした中から突然パンデミックインフルウイルスが出てきてもおかしくはないが、それを予知および防止する方法はない。



25日

 ロシア西部で高病原性鳥インフル(H5亜型)が多数の農場の家きんに流行。2013年以来



  しばらく鳥インフル流行の報告はなかったロシアであるが、ここ数日一気に十数カ所での流行が報告された。
 
  昨日16カ所における流行の詳細は詳細がOIEから報告された。
 詳細はOIE(国際獣疫事務局)

 
 当初流行したのはH5N8であったが、以後H5N6に変わってきたのは、以前、説明したとおり。遺伝子再集合が頻発しており、そこから欧州型H5N6が誕生(高病原性)。2013年から中国をはじめとして韓国、日本で流行したアジア型H5N6と多少遺伝子構造が異なる。
 しかし昨年末頃から日本で野鳥がもたらしている高病原性H5N6は欧州型とされ、欧州から運ばれてきた亜型ウイルスと見られる。伊丹市で見つかった大量のハシブトガラスの死骸から同型が分離されており、欧州型H5N6は鳥を介して世界に広がっていると考えられる。その原型?であるH5N8は時々見られるが、鳥インフルの主流では無くなっている。

 次期の冬期間欧州だけで無く、アジア全体もH5N6ウイルスで流行が占められる可能性が高いが、鳥インフルウイルスは遺伝子再集合を頻繁に起こしているので、意外と予想を超えた新型が現れ、同時に人へも容易に感染する株が出ることが怖い。 まさしく100年前に出てきたスペインインフルエンザのウイルスである。鳥インフルエンザウイルスが短期間に人に感染する型に変異したとされている。


18日

H9N2鳥インフルエンザウイルスの脅威

 名前を聞くと、アジアや中東、最近ではアフリカでも時折報告される低病原性鳥インフルエンザに過ぎない。
 しかし、現在、インフルエンザパンデミックの主役となる可能性から、ウイルスの分析、さらにはワクチンの作製が試みられている。

 H9N2ウイルスの遺伝子の中心部分は各種の(鳥)インフルエンザウイルスの遺伝子と再集合を起こし、多くの高病原性ウイルスの遺伝子の骨格となっている;H5N1、H5N6、H7N9等。全て人のパンデミック候補と言われてきた。

 2014年には、中国の研究陣がH9N2ウイルスがほ乳類のウイルスリセプター(α2,6)を持つ呼吸器の上皮細胞に感染しやすいことを明らかにしたが、さらに驚くべき事に鳥ウイルスのリセプター(α-2,3)(消化器に存在)以上に感染しやすいことを明らかにした。このH9N2ウイルス遺伝子が結びつくことで、他の鳥インフルウイルスが高病原化して、さらに人に感染しやすくなる可能性がある。
 H9N2ウイルスが感染している家きんは、人の新型インフルエンザウイルスの培養器となっている、とのタイトルの論文も2014年にランセットに掲載された。

 疫学調査によると、中国のある省の家きんの四分の一がH9N2ウイルスを保有していたとされる。
 これまで数人の感染者が中国で報告されているが、全て軽症のインフルエンザのため、他に見逃されている感染者は多そうだ。
 このH9N2は容易に他ウイルスと遺伝子組み換えを起こすことから、いつ高病原性のウイルスを人のパンデミックウイルスに変えてしまうか脅威がつづく。
 数年前から何種類かのワクチンが作製されてきている。

 H9N2ウイルスは1990年代後半に中国で見つかっているが、その保有する遺伝子の骨格は、他のウイルス遺伝子と再集合することにより、ウイルスを高病原性化、およびほ乳類細胞への感染力を増強する。パンデミックの可能性が示唆されるいくつかの鳥インフルエンザウイルスの助っ人的存在でもある。


 本年6月中国の研究陣が出版した論文は以下の通り

Clinical and epidemiological characteristics of a young child infected with avian influenza A (H9N2) virus in China  Journal of International Medical Research (国際)  H9N2鳥インフルエンザに感染した中国人小児の臨床的疫学的特徴



11日

 犬のインフルエンザ、ニューヨークで拡大

 最近の情報、合わせて7日の情報も参考してください。
 いずれの日か、ペット犬とインフルウイルスを共有し出すのかも。




 北朝鮮問題 第一ラウンド始まる

 明日からシンガポールで米朝首脳会談。非核化、北朝鮮戦争終結に向かうだろう。
 しかし拉致被害者問題は?すでに北朝鮮には記録さえ無いという状況かも知れない。
 北朝鮮から核が無くなったら、北朝鮮は単なる小国。核を有する今は世界から注目されるが。
 核保有国というアイデンティティーが無くなったら、北朝鮮は貧しい単なるキム王朝となるだけ?

10日

  コンゴ民主共和国でのエボラ流行拡大阻止のために世界中からの応援

  ワクチン、治療薬など、いまだ未承認ながらも(臨床試験では安全性、効果は確認)、拡大を
抑えるためにコンゴに届けられている。WHOページより
 

7日

 注目!
 犬インフルウイルスが遺伝子再集合で多様化-南中国
   犬の体内でも鳥インフル由来ウイルスが進化を続けだした-将来のパンデミック候補の可能性も

 各種のインフルウイルスがブタ等経由で犬に感染し、犬の中でそれら遺伝子が再集合し、新型ウイルスが誕生


Could 'dog flu' be the next pandemic? Medical News Today (国際) 犬インフルエンザが次のパンデミックを引き起こすのだろうか?

 ブタインフルと鳥インフルがパンデミックの不安を最近かき立てているが、現在、別な不安が遠方から顔を出してきた。
 新規研究がインフルウイルスがブタから犬に感染することを見いだした。

 通常、インフルエンザ・パンデミックはウイルスが鳥からブタに感染して、そこから始まる。ウイルスは最終的に人に感染し出す。

 一定の動物集団内に存在するインフルウイルスは多くの株が混在している。それらは遺伝子交換を容易に起こして新型ウイルスが誕生する。

 もし新型ウイルスが人に感染した場合、我々の免疫機構は即それを捉えることが出来ないため、そのウイルス感染を抑えきれない。

 例えば、2009年のH1N1パンデミックは、鳥類で始まった。続いてそれはブタに移行し、ブタに感染しているブタのインフルウイルスの遺伝子が組み込まれた。それからその新型ウイルスは人に感染しだした。

 一般的に鳥と豚はインフルウイルスが遺伝子交換をしやすい場所とされている;しかし犬や馬の持っているインフルウイルスにはそのような多様性は低い(遺伝子交換を容易には起こさない)と考えられている。

 多様性は低いといっても、15年前、馬に感染したインフルウイルスがその後犬に感染する様になったことが報告された。これが犬の間で感染を続けている最初のインフルウイルスとなった。
 また5年前、中国の農場で飼われていた犬で鳥インフルウイルス由来の犬インフルウイルスが見つかった。
 今週発表された雑誌mBioに発表された研究結果は、こうした犬インフルウイルスの流れが新たな段階に入った事を示している。

 ニューヨークのIcahn School of Medicine 、インフルエンザ病理研究センターの研究チームは、中国広西自治区の犬たちから得た16種類のインフルウイルスの遺伝子を分析した。
 ウイルスは獣医クリニックに呼吸器症状で受診した犬たちから採取された。

 論文の著者達は、彼らの研究の新規知見と重要性を次のように述べている。
 「我々の得たウイルスは、これまで知られていたウイルスとは別の流れを辿っている。元々鳥が感染宿主であったウイルスが、ブタに感染するようになりブタインフルウイルスとなり、それが次に犬に感染しだし、犬の体内で元来から存在している犬の他のインフルウイルスと遺伝子交換(遺伝子再集合)を起こしたものである(犬の体内で他ウイルスと遺伝子再集合を起こし、新型ウイルスが誕生している。これまではブタの中で鳥インフルウイルスが他ウイルスと遺伝子再集合を起こし、誕生したウイルスが犬に感染していた:訳者注)。」
 「我々は今、犬のH1N1、H3N2、H3N8ウイルスの存在を確認しているが、それらウイルスが互いに遺伝子を交換してさらに新型ウイルスが犬の体内で誕生している。先のH1N1パンデミックが起きる10年前の状況を思い起こさせる」

 身近に存在している犬の体内で新型インフルウイルスが、ウイルスの再集合で誕生し始めている事実は、もしそのその新型ウイルスの中に人に感染するタイプが出てくると危険なことである。
 ブタに対してインフルワクチンを接種し、ウイルス感染を抑える試みが為されているが、犬に対してもワクチン接種でインフルウイルス感染を予防することを考慮する考えがでてくる可能性もある。
 そうしたことを現在心配する必要性は高くはないが、犬の持つインフルウイルスの危険性が高まってきているかどうかは、時間の経過で熟考されだすかもしれない。

 参照
 Emergence and Evolution of Novel Reassortant Influenza A Viruses in Canines in Southern China  mBio 5 June 2018  (国際) 南中国の犬たちから分離された新型再集合A型インフルウイルスの進化

Rise of dog flu strains could increase risk of next human pandemic, scientists warn  Independent (英国) 犬インフルウイルス株の増加は次期パンデミックを引き起こす可能性もある。専門家

 人の良き友でもある犬が、パンデミックインフルウイルスを知らないうちに人の間に広げる可能性があることを先端的科学者達が論文で警告した。論文では人にも感染する可能性がある犬のインフルウイルスの株が増えていることを報告している。
 研究チームはウイルスが、インフルウイルスを伝搬する動物の一種であるブタから犬に、直接感染することを明らかにしたが、それは当該ウイルスが人に犬から感染する可能性を示している。
 また犬で見つかるインフルウイルスの多様性が高まっていて、10年前の世界的ブタインフルのパンデミック時に似た状況であると、研究チームは警告している。(犬インフルウイルス同士での遺伝子再集合が容易に起こりやすくなっていて、他インフルウイルスの遺伝子が組み込まれた新型ウイルスが出やすい状況)。

Dogs are potential breeding ground for new flu strains, report warns  CBC(カナダ) 新型インフルウイルス株が犬の間で誕生している可能性、論文が警告

 ブタ、鳥そして犬のインフルウイルスの遺伝子が混ざったウイルスが南中国の犬で分離され、専門家達は、犬の体内で誕生したウイルスが将来人にジャンプしてくる危険性があることを研究論文で警告した。

 専門家チームは800匹の体調不良(元気ない、風邪様症状を呈した:訳者注)を起こした犬の鼻水を調べた。2013年~2015年。
 その中から15%でインフルウイルスが見つかった。
 犬からインフルウイルスが分離されることはそれほどの驚きではない。
 2000年代に馬から犬にインフルウイルスが感染し、それ以降犬の間で同ウイルス感染が繰り返されている。

 しかし、今回分離されたウイルスのDNAを分析したところ、16種類のウイルスからの遺伝子が検出された。あるものは鳥インフルウイルスで、それは先にブタの間で感染していて、またあるものはヨーロッパやアジアで人から分離されたことのある株だった。

 これまで犬から飼い主にインフルが感染したことを示唆する事実はないが、そうしたことは問題外であるとは言いがたいと、専門家達は警告している。


4日

 エボラ接触者調査と隔離がエボラ対策の基本、しかし非常に困難な業務
Detective work, cultural awareness are key to fighting Ebola  CNN (米国) 接触者の探知業務と村々の文化的慣習知識を持つこととがエボラとの闘いに必須

 感染者との接触者調査が重要なエボラ拡大対策となっているが、その現実は容易ではない。
 患者との接触者を同定し、その健康状態を評価して行くプロセスは非常にハードな業務である。
 接触者の健康状態は3週間観察され、彼らが本当にウイルスに暴露されたかを確認する。もし彼らが発病したときは隔離してウイルスの拡大を防ぐ。

「接触者調査は探知的業務であるが、同時に研究的業務である。我々はウイルス拡大防止のために、ウイルスを封じ込める必要がある。」、と国際赤十字・赤新月社のエボラ対策責任者のチラン・リベラ氏が語っている。
 「エボラに感染したと疑われる如何なる人でも、平均として30人以上の接触者がでるので、担当者はそれら接触者と会う必要がある。それは大変なことであるため、現場では多くのボランティアを要する」
 接触者追跡と、安全な埋葬が最も重要なエボラ根絶のための業務と考えられる、と同氏は語る。
 今回のエボラ流行の初期で、エボラ死者の埋葬に家族の誰かが参列し、そして家族員が感染した。

 エボラウイルスは埋葬過程で感染する。

 赤十字はコンゴ政府やWHOと協同しながらエボラ対策に当たっているが、特に死者の埋葬に関する指導は中心となっている。慣習的な埋葬方法は危険んで周辺にウイルスを広げる。


3日


北朝鮮問題
朝鮮半島の非核化
 南北平和協定

 韓国、日本の強圧的発言を非難
「北朝鮮を疑い続けては対話に支障」 韓国国防相が対北姿勢で日本批判  産経ニュース

韓国の宋永武国防相は2日、シンガポールで開催中のアジア安全保障会議で、小野寺五典防衛相が北朝鮮の対話姿勢に不信感を示したことに対し「北朝鮮を疑い続けては対話に支障が出る」と批判した。「大胆な決断を下した北朝鮮を理解してほしい」とも述べ、北朝鮮への見方を変えるよう求めた。

 宋氏は日本が強硬な態度を続けることに、しびれを切らしたもようで、北朝鮮に対する評価の対立が表面化した。
 小野寺氏は演説で、北朝鮮が過去に融和ムードを演出しては核・ミサイル開発への回帰を繰り返したとし「対話に応じることのみをもって、見返りを与えるべきではない」と訴えた。

 直後の質疑の場で宋氏は「過去にだまされたからといって、未来もだまされ続けるだろうと疑えば、交渉したり平和を創出したりすることができるだろうか」と語り、北朝鮮の変化を信じるべきだと力説した。(共同)

 管理人コメント: 先に中国からも類似のコメントがなされている。対話が進んでいるのに、なぜ日本は足を引っ張る!。日本はもっと建設的意見を吐かなければ、トランプ大統領が融和作戦に変更しつつある現在、米国に従って強圧的意見を吐き続けてきた日本が上っている梯子を外され、拉致被害者問題の解決は水平線のかなたに遠のく。

 米国、北朝鮮の段階的非核化を容認、人権問題には触れず
  当初の強行的意見は、トランプ大統領になし
  歴史的北朝鮮会談の開催成功を重視に

  
トランプ氏 段階的非核化を容認 米朝12日に会談 (毎日新聞)

 ・トランプ米大統領は1日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長との首脳会談を当初予定通り6月12日に開催すると表明した。首脳会談の実現を優先するために、非核化の「即時達成」を追求してきた方針を転換したともいえる。

・トランプ氏は1日、金委員長の最側近、金英哲(キム・ヨンチョル)党副委員長とホワイトハウスで面会し、金委員長からの親書を受け取った。会談後、記者団に対し、北朝鮮側の「非核化の意思」を繰り返し強調しつつ、「彼らは用心深く、急いでやろうとはしていない」と、「段階的な非核化」を主張してきた北朝鮮側の立場に理解を示した。また、「1回の会談ですべてが成し遂げられるとは思わない」とも発言し、複数回の首脳会談を含む折衝の積み重ねが必要になるとも語った。

・トランプ氏の「方針転換」については、非核化の手順の複雑さを理解したためとの見方もできる。ただ、「合意から1~2年以内」(米政府関係者)の非核化を目指していた日米韓の従来方針との落差は大きく、会談で目立った成果が上げられない場合を見越して、国内外での期待値を下げる狙いもあるとみられる。

・また、12日の会談は「互いを知ることが主目的」と説明、「その場で何かに署名するようなことはないだろう」と述べた。ただ、会談で朝鮮戦争の終結宣言案に合意する可能性について「あり得る。歴史的に非常に重要だ」と語った。

・また、トランプ氏は「彼らは(非核化の)道筋で、他の物事を求めている」と述べ、非核化の段階ごとに見返りを得たい北朝鮮の戦略に理解を示す姿勢も見せた。「関係改善が進むなかで今後、『最大限の圧力』という言葉は使いたくない」と述べ、対北朝鮮制裁を解除する日を「楽しみにしている」とまで語った。

・北朝鮮が非核化を受け入れた後の経済支援に関しては、日本や韓国、中国が取り組むとの認識を示し、「米国が多くの支出をすることはない」と強調した。

・一方、トランプ氏は金英哲氏との会談で「人権問題については話し合わなかった」と述べた。首脳会談では議題に取り上げる可能性も示したが、日本政府は米朝首脳会談で、北朝鮮による日本人拉致問題を取り上げるよう米側に求めており、7日に予定される日米首脳会談で、安倍晋三首相がトランプ氏に改めて要請するとみられる。


 誰がシンガポール・サミットでの金正恩のホテル代を支払うのか?
WaPo: US determining who will pay for North Korea leader's hotel room  CNN (米国) ワシントンポスト:シンガポールで開催予定の米朝首脳会談における北朝鮮キム委員長一行の宿泊費用は誰が支払うか、米国当局は思案中

 経済制裁で経済力を失った北朝鮮政府は、シンガポールでの滞在費用を他国に求めている。ワシントンポストが1日に発表した。

 キム委員長が宿泊する5つ星ホテルは室料が一泊60万円。
 ホワイトハウスと国務省は、現在チームが考えている詳細についてはワシントンポストにコメントしていない。
 米朝首脳がより親しく会談するために、米国側は費用を提供することに寛大ではあるが、現在主催国であるシンガポールに支払いを求めることを考慮中のようだ。

 また昨年ノーベル平和賞を受賞したICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)も、受賞した賞金から金委員長の部屋代を負担することを申し出ている。


2日


エボラウイルス感染症(EVD)
コンゴ民主共和国 2018年5月8日~
エボラとは(WHO)
 

As Aid Workers Move to the Heart of Congo’s Ebola Outbreak, ‘Everything Gets More Complicated’ New York Times (米国)  支援グループ(国境なき医師団)、エボラ発生地帯でのワクチン接種活動に入るが全てが混沌な状態

 最初にエボラが発生した田舎地帯での調査とワクチン接種を行わなければ、感染リングを断ち切ることが出来ないことから、現在ワクチン接種は田舎地帯が対象になっているが、多くの障害が多く、その克服がワクチン接種活動の成功の鍵を握っている。

 これまでエボラは54人に感染し、半数を殺している。
 コンゴ民主共和国に入っている支援部隊は最初に発生した田舎地帯へ入ってワクチン接種活動を始めている。
 しかし疫学専門家達は、最初の発病者を同定していないし、発病者に接触した村人達も同定できていない。そのため感染リングがどのように出来てきたかを分析できていない。
 感染リングを把握するという大きな障害物を越えなければ、田舎地帯でのワクチン接種は成功しない。
 「流行を制御するためには、明確に疫学的分析をする必要がある」
 国境なき医師団の緊急部隊責任者のヘンリー・グレー医師が語っている。

  感染拡大防止のためのワクチン接種活動は、国際公衆衛生学上の最も重要な活動の一つである。
  (管理人作成)


  
1日


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