表紙ページへ 日々の世界の新型コロナ感染者数 Pandemic Stage of nCoV Pneumonia 米国 ジョーンズ・ホプキンス大学 Coronavirus-Fälle weltweit Coronavirus-Monitor (ドイツ語) 国内コロナウイルス感染マップ JX通信 東京都対策サイト 4月 30日 グレダさん、コロナ流行下の子ども達のためにユニセフに1000万円寄付 グレタさん、コロナ禍の子ども支援に1000万円寄付 時事通信 スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリ(Greta Thunberg)さん(17)が、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)で影響を受けている子どもたちを支援するため、デンマークの団体から授与された賞金10万ドル(約1070万円)を国連児童基金(UNICEF、ユニセフ)に寄付した。ユニセフが30日、明らかにした。 ユニセフの声明は「気候危機と同様に、コロナウイルスのパンデミックは子どもの権利の危機でもある」とのトゥンベリさんの発言を紹介している。 「すべての子どもたちに、今だけでなく長期的に影響が及ぶ。最も深刻な影響を受けるのは、弱い立場にある人々だ」とトゥンベリさんは指摘。「皆さんも一歩踏み出して、私と一緒に子どもたちの命を救い、健康を守り、教育を継続するユニセフの極めて重要な任務を支援してほしい」と呼び掛けた。 ユニセフによると、貧困層の支援を行っているデンマークの非政府組織(NGO)「ヒューマン・アクト(Human Act)」がトゥンベリさんの寄付金に上乗せして10万ドルを寄付するという。 ユニセフは、新型ウイルス対策の封鎖措置や学校閉鎖により特に「食料不足、医療態勢のひっ迫、暴力、教育の機会損失」などの分野で子どもたちの支援に苦慮していると説明。グレタさんらの寄付金が支援の後押しになるとの見方を示した。 本日の感染者数182人 国内感染者1万4300人(横浜港のクルーズ船を除く)新型コロナ NHK NEWS WEB 30日は、これまでに東京都で46人、北海道で41人、大阪府で28人など全国16の都道府県で合わせて182人の感染が発表されました。死者は東京都と埼玉県でそれぞれ3人など全国で合わせて19人です。これで国内で新型コロナウイルスの感染が確認された人は空港の検疫などを含めて1万4300人で、横浜港のクルーズ船の乗客・乗員712人を、合わせると1万5012人となりました。 今日の日本の情報 全体 連休に入った。 下降線を描く感染者数は、市中におけるウイルス量、市中に出ている人の総和と解釈することができる。 この下降線が続くならば、5月中旬、遅くとも下旬には明らかなコロナ流行の収束が目前にきている。 北海道では急速に新規患者が出てきているが、雪が溶けて春の息吹が感じられるようになった4月中旬頃から、人々が屋外に出る量が増えたか、または欧州と米国で猛威を振るっている欧州株が一気に広がったかどちらかだろう。いずれにしても東京で流行している欧州株と同じものと考えられる。 この欧州株、感染力が落ちてきているのだろうか。世界的に感染者の増加量が抑えられてきている感じであり、またニューヨークでも感染者数の伸びが止まってきた感じだ。 それに関しては、次の世界の状況で説明。 ![]() 世界の状況 WHO事務局長が昨夜、世界のCOVID-19(新型コロナ)感染者数の増え方が緩徐化してきたと発表している。 またニュ-ヨークでの入院率も低下してきていると州知事が発表し、市民に対する外出禁止策をすこしづつ緩めるとの方針に変わってきたようだ。 増加感染者数と死者数は米国では未だ多いが、新規感染者増加率は止まったまま一週間以上経過している。 またここでは示してないがニューヨーク州での死者数も低下傾向を見せているようだ。 イタリアは一日700人の死者が出ている、1時間あたり30人死亡している。 コロナウイルスと同居する生活が続いているようなものだ。 スペインも類似の値で多くが死亡している。毎日7000人以上の感染者が報告されている。検査と入院業務で当局は日本の数倍忙しいのかも知れないし、または日本よりも体制が遙かに業務上効率がよくできているのかも知れない。 ドイツも決して死者数は少ないわけではない。一日300人近く出ている。感染者数も一日3000人近い。 ドイツを評価するメディアが多いが、実際に取材しているのだろうか?彼らは災害で(どうしようもない原因で)人が死ぬことに大騒ぎをしないようだ。冷静に受け止める。当初は死者が少なかったが、今では日本の15倍は多い。 なぜドイツでの死者数が増えてきたのか、メディアは素知らぬふりして通り過ぎる。 感染者数が1万人を越えてから死者数が急増している。高齢者ホームなどでの死者数の増加、そして多分その頃からウイルスの致死性が高まってきたことも考えられる。(3月中旬頃から)。 しかし現在間違いなく感染者数は減り続け、あと一ヶ月で、人々は盛夏を楽しむことができるはずだ。 ![]() フランスは感染者数が動いてあてにならないが、死者数はいつも500人を越える。 流行が続く中、感染者や死者の発生に感性が麻痺した状況かも知れない。 英国は死者数が多い。感染者、死者とも数値の上ではイタリア並だ。 平穏な生活は無理だろう。生気を失った生活が続く。BBC放送も地味な報道が続く。 オーストリアは静かだがそれなりに感染者と死者は出ている。 綺麗な流行曲線を描いている。主たる流行期間は1ヶ月のようだが、武漢でも広東省でも1~2ヶ月が主たる流行期間となっている。 ![]() ベルギーは毎日が葬儀車の列だろうか。 南米のブラジルとペルーはさらなる戦いに入って行きそうだ。 感染者数の増加の勢いが激しい。数千人レベルで増えている。これは市中におけるウイルス量が急速に増えていることと同じ意味だ。 ブラジルの対策は感染者を減らすことしかないが、感染者を大きな施設で隔離と言う方法が最善である。 ブラジルの感染者増加グラフ ![]()
抗エイズ薬のレムデシビル、新型コロナに対する効果が立証 Remdesivir: Drug has 'clear cut' power to fight coronavirus BBC (英国) レムデシビル(Remdesivir)。コロナウイルスと戦うだけの効力は明確に保有している。 レムデシビル投与で症状が続く期間が15日から11日に短縮された。臨床試験は世界中の病院で行われた。 完全な詳細情報は明らかにされていないが、専門家達は事実とすれば素晴らしい結果だ、と評している。 薬は人の命を救い、病院での重圧を軽減するだろうし、都市封鎖を部分的に緩和できるかも知れない。 レムデシビルは本来、エボラ治療薬として作られた。それはウイルスが増殖する細胞内で、増殖に必要な酵素失活する。 研究は、米国国立アレルギー&感染症研究所で行われたが、1063名の被験者とプラセボ群に分かれて行われた。 施設の長官であるアンソニー・ファウチ博士は、レムデシビルは、明確に回復までの期間を短縮させたと語った。 致死率に関する効果は明確ではない。被験者の致死率は8%でプラセボ群の致死率は11.6%と、有意な差は得られていない。 また明確にされていないこととして、回復が早いのか、ICUを必要とする率が減るのか、薬は若年者にも高齢者にも効くのか、薬はウイルスが体内でピークに達したとしても、投与は効果を示すのか? 等 29日
世界の状況 世界でこの一日に7万3千人の感染者がでて、5800人が死んだ。 この数値はジョーンズ・ホプキンス大学の研究陣がまとめて発表しているものに基づく。 米国はトランプ大統領が経済封鎖を緩やかに解くと発表している。死者は毎日2千人、感染者は2万人は出ている。 経済の暴落を止め、緊急に再建したいのだろうが、そこには多少の健康危機が発生しても止む得ないとの単純な発想がありそうだ。 現在の流行波はまだ下降線を辿ってはいない。毎日2万人以上の感染者と2千人を超す死者が出ている。 合理主義的に考えたなら、この程度の死者と傷病者が出ても経済再建を急ぐのは社会としては正しい方針なのだろうか? ![]() イタリアは一日死者382人。新規感染者数2000人。 間違いなく感染者カーブは直線的にゼロに向かっているが。地面に到達するのはいつのことなのか。 ![]() スペインもイタリアに類似した経過を辿っているが、イタリアほど明確に収束の到達点は見えていない。死者数も日々300人以上と多い。 ドイツも経済封鎖を解き出す方向にある。確かに感染者数は減ってきているが、それでも日に1000人を越える。 死者数が少ないと賞賛されるが、累積死者数は中国やイランを超える。 英国は日々の死者数は500人を越える。感染者数は4000人。先は見えない。都市封鎖は徐々に解くようではあるが。 スイスも少ないながらも、日々の死者数は30人を越え、感染者数も100人前後出ている。 完全に終息の定義はあるのだろうか? ロシアはもう10万人の累積感染者数となる。死者数は日々100人以下、累積数も800人台。 外出禁止の厳格な対策を大都市では行っているようだが、今後の見通しははっきりしない。 ベルギーは感染者数グラフから見ても、未だ見通しは明るくない。毎日100人以上亡くなっている。 ブラジルは感染者数を10万人台に乗せるだろう。400人台の死者が毎日出ている。大統領がコロナを軽んじ、経済政策を優先している。もっと多くの被害者が出てくる事は間違いはない。
*日本に関しては感染者数が日によってばらつきが多いため性格さ正確さが疑われる。 日本の状況 感染者数は若干変動を続けているが、収束方向へのベクトルは間違いはない。 連休明けにどのような結果が得られるか、もし外出する人々が増えたら、収束まではもう少し時間を要する事になるだろうが、悪くても現状維持、良ければさらなる減少ベクトルが急峻に下方に向きを変える。 ![]() 28日 日本、最初の流行波を越えられるか! 噴火で頂上が吹っ飛んだ山の頂上のような、流行波のエネルギーの象徴図とも解釈できるが、今、明らかにエネルギーは下降している。 ウイルス集団のエネルギーは、感染対象者数が減少してきたせいであることは間違いはない。 この棒線グラフで表される感染者数は、間接的には感染者と遭遇した人の数(彼らの中から新たな感染者が誕生する)、すなわち主として外出した人の数と相関する。だから単純に自宅外に外出した人の数と捉えても、大きな間違いではない。 ただし例外はある:・ウイルス変異で感染力が落ちてきた。 ・感染者を特定するPCR検査の量を減らした。しかしこれだけの数を減じるために減らすPCR検査数は膨大な数になる。現在の検査による陽性率が3割として、1/3倍に検査の数を落とすならば、確かに陽性者(感染者)数は以前の1/3になるだろうが、そんなに検査量を落とすこと自体常識的に考えられない。日本は常識の国だ。 今後このウイルス量は上下し続けるだろうが、一ヶ月ほどで小康状態となるのは間違いは無い。 参考までに中国広東省での流行曲線を比較のために挙げておく。この広東省の流行の波形は典型的流行波であるが、約一ヶ月の期間続いた。他の省でも類似であるが、湖北省は1ヶ月半程度要した。1月20日~2月20日までの1ヶ月間で収まっている。 すなわち、東京都の流行波は4月末から5月中旬まで続きそうだと言える。 もっとも海外から(特に米国や欧州から)続々、ハローと言って観光客が続々入ってこなければの話である。外から新たに感染者が入り始めると、この流行波は修飾され出す。 地震波で言えば余震波と言える。 ![]() ![]() 世界の状況 世界で7万人の感染者と4600人の死者が増えている。 発生者数はさらなる増加傾向にないようだ。 発生数が頭打ちか、それとも途上国での拡大が十分評価できていないか、両方が加味されていそうだ。 ![]() 米国は2万人以上の感染者数と、1400人の死者を出しているが、経済封鎖を緩める計画を立てている。公衆衛生専門官は時期尚早と警告しているが。 イタリアもロックダウンを緩め始めている。すこしづつ状況を見ながら。ラルゴの曲調だ。 中国は信じられない数値を出しているが、これは過去の流行国に入れられる。日本の専門家達は第2波が起きると警告しているが? スペインもロックダウン解除を待ちきれないようだ。子ども達や若者達はすぐにでも広い郊外や公園に出て行きたいのだろう。 感染者は全土で3000人近く、死者は300人、毎日出ているが、そうした不安は真夏を迎える紺碧の空と乾いた微風で消え去るのかも知れない。 ドイツも少しづつ都市封鎖を緩めている。医療崩壊が起きなかった模範国のように、日本のメディアでは紹介されているが、それでも毎日1000人前後の感染者と150人前後の死者が出ている。 数値の上では日本が遙かに上だ。 フランスもイタリアと同じく、未だ多くの感染者と死者を出しているが、初夏を迎えた街に少しずつ繰り出しようで、ロックダウンも場所により緩め出されている。 可哀想な英国。数千人の感染者数と数百人の死者が未だ毎日出ている。 公務に復帰したジョンソン首相は、決して気を緩めないで、これまで続けてきたように、外出を控え、集会も控えて、国民全ての力でコロナに打ち克とうと国民に呼びかけている。 EU離脱を国民は後悔しているのだろうか?コロナとの戦いにEUからの支援を受けている。 オランダとベルギーは感染者数の発生も未だ多いが、ベルギーでの日々の100人をこえる死者数は異常だ。 ニュージーランドはすごい。情報によると3月中旬から外出禁止令が70歳以上の高齢者に出ている。そして下旬からは全年齢が不要不急の外出禁止とされた、とされる。一部の緩和が最近なされ、自宅待機解除が5月18日とされている。 非常に慎重だ。季節が冬に入る中で、コロナがどのような動向を示すか不明な事が、そうした慎重さに結びついているのだろう。 ![]()
27日
神戸市民病院、院内感染続く、解決策見いだせず 看護職に感染集中 33人陽性の神戸・中央市民病院「現状はぎりぎり」 神戸新聞 兵庫県が新型コロナ対応で3本柱の一つに位置づける神戸市立医療センター中央市民病院(同市中央区)で、新型コロナウイルスの院内感染拡大が収まらない。4月9日以降、看護師や入院患者ら計33人に広がり、県内の病院では最大のクラスター(感染者集団)になった。感染症の指定病院を揺るがす事態に、同院の医師の一人は「なぜこうなったのか。皆非常にまずいと感じている」と明かし、不安を募らせる。 感染者は18病棟中半数の9病棟に広がる。コロナ感染対策などについて同院の職員らにはメールで通知されるが、看護師らがどの病棟でどう感染したかの連絡はなく、報道を通じて内容を知るという。ある医師は「一番の不満は院内感染の情報を詳しく知らされていないこと。自分がうつるかもしれないと危惧し、家族も心配している」と語る。 同院のクラスターの特徴は看護師らへの拡大だ。感染した職員26人のうち、看護師、看護助手が20人を占める。医師より感染者と接触する時間が長く、リスクが大きいという。感染者と接するときは防護具を着けるが、「脱衣時が一番危ない」と同医師。休憩室で感染が広がった可能性も指摘する。 日本看護協会(東京都)によると、看護師は常にフェースシールドを着けて対応するとは限らず、高齢者を抱きかかえた際に感染した疑いのある事例も報告されている。同協会の福井トシ子会長は「防護具の脱衣は相当時間がかかる。完全に感染を避ける方法をとるには、時間的に切迫している中では厳しい」と話す。 一方、神戸市は22日の会見で、感染経路は調査中としながら「脱衣には問題がなかった。休憩室は厳格に運用している」と感染につながった可能性を否定した。 同院は一般の病気でも重症患者を広く受け入れる3次救急を担っているが、救急外来と手術は原則中止し、一般外来の診療も制限した。一方、新型コロナの重症患者の受け入れは継続しており、現在約10人が入院しているという。 自宅待機の職員は22日の約240人から26日は108人まで減ったが、感染症科や呼吸器内科の職員は激務にさらされており、ほかの診療科の若手医師らで結成したチームが2週間交代で診療している。 同医師は「現状はぎりぎり持ちこたえているが、重症者病床が満床になれば医療崩壊が始まるかもしれない」と語った。 国内感染状況 新規感染症発生数に抑制がかかってきている 外出自粛効果が大きく影響をしている 4月11以降の外出量の減少が大きく減少してきている。 集団の外出に向かう行動力ベクトルが抑制に向いてきている。 さらにこの抑制ベクトルが大きくなれば、早期のコロナ収束につながる。 注:新規感染者数増加数は、一般市民の感染者との出会いの回数と相関。よって感染者数のグラフは、一般市民の外出量と相関。 ![]() 国際状況 総じてみれば、日本は数値上は非常に低い。感染者数も死者数も、そして対人口比でみても死者数は少ない。 これはの数値は決しておおきな誤差は生んでいないと思う。毎日追っていて、感染者数も大体の枠内に入って変動している。 また死者数も、原因不明として処理された死者の中に死後新型コロナウイルス感染がPCRで確認された事例も見受けるが、だからといってここでの数値が10倍となるわけではないだろう。 なぜ日本は感染者数も死者数も少ないのであろうか。それは素直に解釈すべきである。しかし、医療崩壊の瀬戸際であると専門家会議や医師会は警告を発するのであろうか。 それは日本国内における医療組織が時代遅れであるからだ。 海外から国際的感染症がいつ入ってくるか分からない時代、パンデミックはいつでも起きえる、だから対策は急ぎなさい、という天才ビル・ゲイツのNew.Engl.J.Medでの論文など。日本は何も対策を講じてなかった。タイトルが並んだガイドラインはあったかも知れない。 しかし、いつ起きるか分からないパンデミックを予想して、医療制度の中に災害時に立ち上げる専門家集団と、その組織に組み入れるべく多くのスタッフ、そして多くの救急用ベッドと感染症用ベッド。それらはパンデミックに際して万を超えるほど必要だ。 先のパンデミックインフルの際にも指摘されていた人工呼吸器、そしECMO、そして個人用感染防御用具の備蓄、あげればきりが無いくらい出てくる。 そうした全く準備のできていなかった中で、今日本の医療界は新型コロナと対峙して、少ない感染者と死者に抑えている。 褒められるのは医療スタッフと苦しみに耐えている患者達、そして徹夜で考え込んでいた専門家会議の面々である。 事務的能力に秀でた官僚が作った文章を読む首相や関係閣僚は、テレビに出て実情を話す資格はない。 米国は感染者数の増加が止まってきた。 トランプ大統領は経済再開を口にし出し、労働者の多くも賛成し出している。 聡明な国立衛生研究所のアレルギー&感染症研究所のファウチ長官は、慎重さを要求し、晩夏には再び流行が始まると、大統領演説の後に警告している。 人口あたりの死亡率が世界二位というイタリアもロックダウンを緩める方向に進むが、国内で発生している感染者数や死者数は決して少なくはない。経済が先か、家族で死者を正式に教会で弔うことが先か。 スペインも未だ同じ状況だ。ただ4月中旬まで減少を続けてきていた新規感染者数が、再び増えだしているのは気になる。国全体の統一感が無くなってきているのだろうか。ある意味、連邦制のような国だ。地域によって、遺伝子が異なっている。 ドイツも順調に感染者発生数は減少を続けている。しかし日に2000人を越える。 フランスは秋になっても美しいセーヌ河畔を自由に歩けないのかも知れない。 ベルギーは人口比で死者数は世界トップである。致死率も高い。複数民族が集まってできてきた国は、国全体で戦うときは弱い。 平和時には美しい国であるが。 英国は未だ先が見えない。毎日4,5千人の感染者が出ている。 発病し療養していたジョンソン首相は公務に復帰すると言うが。 ロシアはやはり毎日5000人ペースで感染者を増やしている。死者数は少ないが。情報がどこまで正確に把握されているかが問題だ。 スイスも平穏さを取り戻しているような感じであるが、毎日200人近い感染者が未だ出ている。累積死者数も1610人。日本の数倍だ。 豪州とニュージーランドは予想外に感染者数は増えていない。冬期間に入るからだろうか?? 一方ブラジルは感染者も死者も欧州並みに増やしている。 *気になることとして、日本の他に韓国や台湾。他の東南アジアの国々では、死者数が少ないように感じる。人種が関係しているのだろうか。人種と言うよりも、遺伝子かも知れないが。時間ができたときに調べて見たいと思っている。 4/27/2020 データはジョンズ・ホプキンス大
26日 武漢、入院ゼロに 新型コロナ死者数、世界で20万人超 武漢は入院ゼロに 日本経済新聞 米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、米東部時間25日夕(日本時間26日朝)時点の新型コロナウイルスによる世界の死者数が20万人を超えた。死者は半月で倍増した。最多は米国の5万3千人強で、仏英など西欧諸国が2万人台で続く。一方、中国当局は感染の震源地である湖北省武漢市で入院中の患者が0人になったと発表した。 日本時間26日夜時点の世界の感染者数は累計で290万人超と半月あまりで倍増した。 海外流行状況 24日~26日まで2日間の感染者と死者の増加程度を各国で比較してみる。 世界では1日10万人近い感染者がでて5千人前後の死者が出ている。 米国は一日の感染者数3万5千前後で死者数は2000人となっているが、以前よりは少なくなっているように見える。 しかし感染者数も死者数も社会的には相当な数である。こうしたコロナ被害者が貧困層に偏って出ているとしたら問題ではあるが。 間違いなく収束に向かっているイタリアではあるが、毎日2500人をこえる感染者と五百人近い死者数が出ているので、日常に復帰するには、まだ相当の期間は必要だ。 ロシアは毎日着実に5000人前後の感染者を報告している。しかしグラフで見ると、新規感染者数の伸びが止まっている。 死者数も1日数十人と少ない。疫学調査が間違いないものなら良いが。少々気になる存在だ。 スペイン。 イタリアと状況を同じくしている。毎日数千人の感染者が出ていると、その1割の死者が出ていることになるから、国は相当荒廃しているのだろうか? 中国は死者ゼロが時々起きている。発生数も二桁ではあるが。 ドイツは新規に千数百人の感染者と百五十人程度の死者が出ている。 しかし静穏な感じだ。結構国家圧力により、外出は不自由なはずだ。 フランスも日に千人の感染者、300人を超える死者。まだまだ死の影が漂う都市のイメージが続く。 英国は米国に次ぐ死者数である。毎日5000人の感染者が出ている。 スイスは発生感染者数も一日200人程度、そして死者は一日数十人と落ち着いてきている。 ベルギーは通り過ぎたい町だ。感染者も死者も結構発生している。 南米のブラジルは間違いなく、相当数の感染者と死者を出す。 現時点で一日5000人の感染者と300人を超える死者を毎日日出している。公衆衛生に不熱心で富裕層にてこ入れしている大統領が君臨しているから、国連や米国などの超大国が干渉しなければ、大惨事となる事は間違いはない。 他の貧困国もそうだが、コロナで死ぬよりも飢えで死ぬと言われている。 カナダは公衆衛生学先進国であるが、それでも毎日千人前後の感染者と百数十人の死者を出している。 コロナは強い。多分20世紀以降現れた人に戦いを挑んだウイルスの中で最強の部類に入るかも知れない。
国内流行状況 国内の新規感染者数は一週間前から減少に転じている。 ウイルス感染者が人と出会う(接触する)事が、感染者増加を引き起こす。すなわちウイルス量が多くの人々に接触することである。 こういう方向へのベクトル量が減じて、人と会わないというエネルギーのベクトルが現れてきて人に接するウイルス量が減じてきているのは確かである。 このピンクのベクトル量が倍増したなら、ウイルスは社会から消える。 この数日間続いてきている下方に向かうベクトル(ウイルスが患者に接しない量と大きさ)が、連休期間中今の2倍程度に大きくなれば、現在日本に存在するういるすは相当量減るはずだ。 ![]() ウイルスは人が体内に保有している。だからウイルス単独で排除はできない。ウイルス保有者を排除しなければならない。 ウイルス保有者の排除方法: ・自己の免疫力で排除:自己安静 ・抗ウイルス剤で排除:現在、国で保証されている薬はない。治験中の薬は妊婦には危険。死亡する副作用がある等。 ・ワクチン接種して、皆で排除。6割以上の人々がワクチン接種すれば流行は防ぐことは可能:安全で効果があるワクチンが実用化されるまで、1~2年要すると言われている。 特記事項:ウイルス変異で病原性が軽くなり、単なる感冒ウイルスになってしまう可能性もある。2003年に流行したSARSコロナウイルスがそうだった。世界で感染者数8000人、死者800人で世界は狼狽えた。 25日 本日、国内で328人の新規感染者が報告 国内感染確認 1万3000人超える (横浜港のクルーズ船除く) NHK NEWS WEB 25日は、これまでに東京都で新たに103人の感染が確認されるなど、22の都と道と県で合わせて328人の感染が確認されました。国内で新型コロナウイルスの感染が確認された人は、少なくとも1万3191人となっています。 日本の状況 新規発生数は抑えられている ![]() 資料:FASTALERT 4月11日を頂点に感染者発生増加数は減じる方向に向かっている。 明らかに緊急事態制限、不要不急の外出自粛、三密を避ける、等の対策が抗して、少なくとも新規感染者数の増加は抑制されている。 来る連休でどれだけの人々が、他の人々と会うことを避けるか、それが十分実行されると5月中旬には明確な収束が見えているはずだ。 世界の状況 米国の新規感染者数は緩徐に減少傾向にあるが、明確にこの波のピーク越えとまでは言えない。 大都会での流行拡大が収まっても、地方都市での流行が始まる。 国全体として収束が見通せるのはまだまだ先なのだろうか。 ![]() トランプ大統領は楽観的宣言をしたいのだろうが、NIHのアレルギー&感染症研究所長のファウチ博士は、秋には第2波到来の予想を発言している。 ドイツは制限をかなり緩めてきたが、新規感染者は1000~2000人出ている。 英国は数千人の新規感染者が毎日出ている。死者はこの一日で800人!どうなっているのだろうか、この王国は? 毎日気になっている、ベルギー。この王国は可哀想だ。致死率は15.1%とトップ。一万人あたりの死者数も5.82人とトップ。 この王室の流れはやはりハプスブルグ系なのだろうが、でも他のハプスブルグ系のオーストリアは静かだ。 この一日で200人前後が死んでいる。 ロシアは急速に新規感染者数が下降してきているが?本当だろうか。 下降グラフは自然であるが。この広い国土を持つ国が、正確に疫学的調査を迅速に行い、WHOに報告できるだろうか? ![]() スウエーデンは未だ感染者数は増えているが、死者数も日に2000人。 スイスも似た数値を示しているが、こちらは明確に収束に向かっている。 ![]() ブラジルはどこまで感染が拡大するのか危惧される国の一つだ。
24日 環境活動家トゥーンベリさん、 温暖化と新型コロナ、二つの危機に取り組む必要を訴える グレタさん「温暖化と新型コロナ 2つの危機に取り組む必要」 NHK NEWS WEB 地球環境について考える「アース・デー」、「地球の日」の催しがインターネット上で開かれ、スウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥーンベリさんが、新型コロナウイルスの感染が広がる中でも地球温暖化の危機は去っていないとして、対策を続ける重要性を訴えました。 17歳のグレタさんは、1970年に始まった「アース・デー」の50周年にあたる22日、ドイツのポツダム気候影響研究所のヨハン・ロックストローム教授とインターネット上で対談しました。 この中で、グレタさんは「気候変動と環境の危機は依然として続いている。私たちは新型コロナウイルスの世界的な大流行と合わせ、2つの危機に同時に取り組む必要がある」と述べ、温暖化対策を続ける重要性を訴えました。 そして、「このような危機にあっては、常に科学と専門家の声に耳を傾けることが重要だ」と強調したうえで、毎週金曜日に続けてきた温暖化対策を訴える活動については、「戦略を変えなければいけない。ウイルスの感染拡大を受け、集会やデモ行進は早い段階で中止または延期しようと決めた。世の中に訴え続ける新たな方法として、いまはインターネット上で活動している」と説明しました。 グレタさんは先月下旬、SNSで体の不調を訴え、新型コロナウイルスに感染した可能性が高いという見方を示していましたが、この日はみずからの体調に言及することはなく、回復したことをうかがわせていました。 世界の状況 米国は新規感染者数の増加が止まっている。まるで新たに感染する人々がいないかのようだ。 死者数の増加率も減じているようだ。 フォロー国にカナダを加えた。5.2%の致死率だ。人口1万人あたりの死者数は0.6人。数値上日本の30倍になる。 確かに死者数の絶対値をみてもカナダは日本の7.5倍多い。 イタリアは感染者も死者も未だ数は増えている。 中国は希に数十人の感染者が報告される。 概して落ち着いているが、大部分の都市封鎖は解かれてないようだ。慎重だ。 米国に次ぎ第二のコロナ流行国スペイン。新規感染者数は減少してきているが、それでも2~5千人は出ている。 先は長そうだ。 ドイツは小クラスターを発生しながら、全体としては新規感染者数は減り続けているが、それでも2000人前後は毎日出ているようだ。 軽症者は自宅で療養。日に二回はドクターがオンライン診療と手厚い。 フランスは死者数が日に500人前後出ている。 英国は新規感染者が5000人、死者が600人。 ベルギーは感染者が1000人、死者が200人増えた。 ロシアは日に5000人ずつ増えている。現在63,000人だ。人口あたりの死亡率は低いが、死亡者数の確認は怪しそうだ。 ブラジルは毎日2000人以上、絶望的に新規感染者数が増え続けているが、死者数も多い。貧困層が多い、首都サンパウロに感染が拡大し始めているので、WHOをはじめとして先進各国の迅速な支援が必要だ。手洗い用の水も、断水が続いているため手に入らない。貧困街は正しく三密状態だ。密集、密室、密接 インドネシアは感染者数は抑制がかかりつつあるが、死者数が多いのが気になる。致死率は8.3%。
日本の感染者情報 大都市から小都市での感染者の発生が各所で認められている。 週末に地方へ出向く人の数が増えていることが示唆される。 しかし日本全体としては感染者数の増加傾向は無く、さらなる増加は抑えられていると考えたい。 矢印は新規発生者数の増加ベクトルを示し、破線は新規発生者数の中央値を結んだものである。 ![]() アビガン投与にも関わらず死亡、70歳女性 アビガン投与の70代女性死亡 富山 新型コロナ NHK WEB NEWS 富山市の富山市民病院は、院内で感染したとみられる70代の女性に、新型コロナウイルスへの効果が期待されている薬の1つ、「アビガン」を投与したものの症状が改善せず、22日夜、死亡したと明らかにしました。 富山市民病院によりますと、院内で感染したとみられる70代の女性は、当初は軽症だったものの徐々に症状が悪化し、今月13日にインフルエンザの治療薬で新型コロナウイルスへの効果が期待されている「アビガン」の投与を受けました。 しかし発熱などの症状が治らず、今月14日には別の感染症指定医療機関に転院して人工呼吸器を使った治療を受けていましたが、22日夜、亡くなったということです。 富山市民病院の藤村隆院長は「治療のかいなく期待した結果が出ず、大変申し訳なく思っています。改めておわび申し上げます」と話しています。 世界は、新型コロナウイルスが武漢の研究所から漏れ出た可能性の調査を求める 新型コロナの発生源は? 真相究明求める声 世界で広がる NHK WEB NEWS 新型コロナウイルスの発生源に関して中国の武漢にある研究施設から広まった可能性がアメリカで指摘される中、オーストラリアのモリソン首相はウイルスの発生源や感染が拡大した背景などを調べるため、独立した調査が必要だという考えを示し、ウイルスがどのようにして発生したのか、真相の究明を求める声が国際社会に広がり始めています。 新型コロナウイルスをめぐり、アメリカでは一部のメディアが、ウイルスは湖北省武漢の研究施設から広まった可能性があると報じました。 これについてトランプ大統領は、政府として調査を進めていることを明らかにしたのに続いて、ポンペイオ国務長官もウイルスなどが適切に管理されているか確かめるため、武漢の研究施設などを公開するよう求めました。 23日に記者会見したオーストラリアのモリソン首相は、新型コロナウイルスが感染拡大していることについて、「何が起こったかを調べる独立した調査が必要だ」と述べ、ウイルスの発生源や感染が拡大した背景などを調査する必要性を強調しました。 そのうえで、「WHO=世界保健機関のような組織に加盟する場合は、それに伴う責任と義務があるはずだ」と述べ、中国をはじめWHOの加盟国は、この調査に協力するべきだという考えも示しました。 モリソン首相は22日までに、アメリカやフランス、それに、ドイツの首脳と電話会談を行っていて、調査への理解を求めたものとみられます。 ニューヨーク州、一般市民対象に抗体検査、14%で陽性と NY州、3000人対象に新型コロナ抗体検査 14%が陽性 Reuters (日本語版) 米ニューヨーク州のクオモ知事は23日、買い物目的などで外出した3000人を対象に実施した新型コロナウイルス抗体検査で、約14%の陽性反応が確認されたと明らかにした。 データは暫定的かつ限定的であるものの、州民の270万人が新型コロナに感染した可能性が示唆された。 クオモ知事によると、22日時点で新型コロナ感染症による入院者数は500人超減と10日連続で減少した。 死者は438人と前日の474人から減少し、今月1日以来の低水準となった。 米上院共和党トップのマコネル院内総務が前日、新型コロナ感染拡大で財政上の打撃を受けている州による破綻法申請容認に支持を表明したことについては、「史上最も愚かなアイディアの一つだ」と批判。「株式市場の急落を見たいのか?ニューヨーク州、ミシガン州、イリノイ州、カリフォルニア州に破綻を宣言をさせていいのか?米経済の破綻を目の当たりにすることになるだろう」と述べた。 23日 患者の自宅管理、またはホテル管理は危険
世界に於ける新型コロナ(COVID-19) 4/23/2020 人口1万人あたりの死亡率(数)は、ベルギーがトップになった。続いてスペイン、イタリア、フランスと続く。 致死率と比較すると、ほぼ相関する。感染者数の把握は正確に評価されてないとしても、十分使用に耐えそうだ。 問題の米国は、昨日は1万人あたりの死亡数が1.38人であったが、今日は1.42人と少し増えたが、この値の変化はどのような意味を持つかは分からない。 しかし下図のように新規発生者数の増加が止まって久しいが、徐々に減り続けて行くのか、それとも途中で第二波に見まわれるのかは予想はつかない。米国は日本と同じように大きな自然災害が夏場には発生するのだ大変だ。 ![]() 死亡率2番目をゆくイタリアは、新規感染者数の日々のグラフでは長い斜面を下っているが、未だ日に3000人前後の感染者は出ている。そして500人近い死者数。本当に終息を迎えるのは初冬から新年だろうか? 中国は、相当武漢で辛い日々を送っていたが、死者数は意外に少ない。感染者数も時々散発的に出るのみだ。 スペインは、もっとも死亡率の高い国だ。医療崩壊が影響し、感染者達も行き場を失い、医療スタッフの多くが感染、そして死亡者も決して少なくはない。感染者数が1000人を切った日が一度あったが、数千人の感染者は今も毎日出ている。もうじき流行語2ヶ月を向かえる。 フランスも医療の半崩壊、都市封鎖が慣れた日々となっている。近々都市封鎖を緩めるとの方針が発表されている。 都市封鎖を解除しても、国民が自発的にウイルスを人に移さない方法、移されない方法を学んでいるはずだから、すこしづつ都市封鎖を解除するのも一方法なのかも知れない。 第一次大戦と二次大戦を経験してきたドイツ、国民の団結力を高めることで、コロナとの戦いに挑むメルケル首相の姿に、国民の多くは従っているようだ。感染者数は非常に多いが、独自の対策が目をひく。オンライン診療で一日二回の自宅療養者のチェック。体調が崩れたときはすぐに病院へ搬送。ハイデルベルグでは車で医師が巡回診療。患者の悪化傾向が認められたときは、すぐに専門病院へ搬送する。医師の車はコロナタクシーと市民の間では呼ばれている。 英国は未だ数千人の新規感染者が出続けている。致死率が異常に高い。どんな対策をとっているか情報が余り出ない。 ロシアは毎日5千人前後の感染者が報告されている。どこまで把握しているか謎だ。ロシアは広すぎる。東方に向かうと交通の便が悪い。 既に死者数は相当出ていると推定されるが、把握されていないのだろう。公式に出されているデータは大都会が中心と思われる。 死亡率も致死率も世界一となっているベルギー。民族に多様性があり、フランス語を母国語とする民族、オランダ語が母国語、そしてドイツ語。公用語は三つだ。首都には東欧系の人々が増えているという。 新型コロナ対策は、そうした社会状況もあり、難しいのは予想できる。 オランダの国情もしている。アムステルダムなどを歩いていると、誰がオランダ人なのか分からない。 ベルギーほどではないが、オランダの死亡率も致死率も高い。 韓国、今住むなら韓国。済州島などは道だろうか? あれだけの集団感染を収め、そしてそれ以降、大きな発生は感染に鎮めてしまった。 致死率や死亡率は日本と競っている。 しかしコロナ体制は、相当早くから準備されており、ムン大統領の支持率も高い。かってMERSで失敗した経験からパンデミック対策に余念がなかったようだ。 今日からインドネシアも調査対象に加えた。発生者数はそれほど多くはないが、死者数が多く致死率が高いのが気になる。 日本は数値でみると異質な国だ。なぜ医療崩壊が間近なのか?それはコロナ感染者に問題があるのではなく、体制に問題があるのだろう。 無駄な組織や無駄な担当者がいすぎて、仕事に流れがない。書類優先主義、国や上級官庁からの通知だけに従った業務。コロナ患者を心配しているのは医療スタッフだけ。既に1月中旬にはこのパンデミックは予想され、致死性も高そうな事は分かっていたにも関わらず、国は動かなかった。どうでも良い論議を野党と与党は繰り返し時間を潰した。 責任者のいない危機管理国、日本。どこにコロナウイルス感染症の説明を、首相や幹事長がする国があるだろうか?あるとしたならトランプ政権だろうか。しかい米国ではCDCや国立衛生研究所(NIH)に世界のトップ研究陣が集められている。 日本の専門家会議は悲しい。可哀想だ。十分な権限が与えられていない。 専門家会議の発表したデータに対して、単なるおばさん風情が朝日系列のテレビで、何でそんな事を言う?データを見せなさいよ!と怒鳴る。 朝日も視聴率稼ぎのためにはなんでもやる感じだ。
日本国内における感染者数の推移 ![]() 新規感染者数の増加が4日間止まっている事は意義がある。 新規患者増加数が減じた状態で4日間変化があまりなかったのは初めてである。 もちろん今後多少の波は描くだろうが、欧州の各都市にみられるように、収束への過程の兆しと読むことは間違いではないと思う。 これは夢ではない。ネガティブに捉えて説明し続ける事だけは止めよう。 新型コロナで若年層で脳梗塞が多数合併:ニューヨーク報告 Covid-19 causes sudden strokes in young adults, doctors say CNN (米国) COVID-19、若年者で突然の脳梗塞を起こす、と医師達が警告 22日、医師団が、新型コロナウイルスは30~40代の世代で突然の心筋梗塞を起こすように思われると発表した。 患者達は911に連絡することを嫌う。なぜなら病院は新型コロナで溢れかえっていると聞いているからだ。 集積されている情報によると、COVID-19感染者は、血管内で血栓を通常はみられない過程で血栓を作るようだ。そして脳梗塞が起きる。 ニューヨークのマウント・サイナイ保健センターのトーマス医師は、彼らが診療した5人の患者について詳細を語った。全員50歳以下で中等度の新型コロナか、または無症状だった。 「ウイルスは大血管内で血液凝固力をたかめるようで、それが重症な梗塞を起こすことにつながる」、と同医師は説明している。 「2週間の我々のデータでは若い世代で梗塞の頻度が7倍高いようだ。ほとんどの患者は既往歴はなく、軽症の新型コロナで家庭で静養していた」 「全員検査では陽性だったが、2人は救急車を呼ぶのが遅れた」 他の医師達も同様に、患者達が911に電話することを躊躇うという。急患室では新型コロナ患者で溢れかえっているからだという。 若年世代で脳梗塞はまれなものであるが、特に脳の大血管での梗塞は異常である。 医師団は患者は新型コロナの症状を観察すると共に、もし梗塞の症状が出た場合は911に即電話することを求める。 「これまで人々は、高熱や呼吸促迫が出た場合だけ救急車を呼ぶようにアドバイスされていた。しかし同医師は"FAST"という簡単な文字を忘れないで欲しいと語る。 "F"は顔が下に落ちること、"A"は腕の脱力感、"S"は発語困難、そして"T"は911への電話である 滋賀で12人が新たに感染 歯科医院でクラスター発生 関西テレビ 滋賀県では、22日に新たに12人が新型コロナウイルスに感染していたことがわかりました。 1日の感染者数としては最多です。 感染が確認された12人のうち7人は、クラスターが発生した大津市役所の職員の家族などで、0歳男児や双子の1歳男児も含まれています。 これで大津市職員に関連する感染者は20人となり、大津市役所は今月25日から全面閉鎖する予定です。 また、感染者が出ていた草津市の歯科医院で、新たに歯科衛生士など4人が陽性と判明しました。 この歯科医院の感染者は計5人となり、滋賀県は院内でのクラスターが発生したと認定しました。 新型コロナに対する抗体保有者を一般人を対象に検査;IgG抗体の保有率 抗体検査キット、献血使い評価へ TBS 新型コロナウイルスに感染していたかを調べる「抗体検査」について、厚生労働省が日本赤十字社による献血血液を利用して検査キットの性能の評価を始めることが分かりました。 「抗体検査」は、新型コロナウイルスに感染すると体内で作られる「抗体の有無」を、血液を採取して調べるもので、既にアメリカなどでは実施されています。 日本赤十字社は厚生労働省からの依頼を受け、「抗体検査」に使う検査キットについて、献血で得た血液を利用して性能の評価を行うと発表しました。関係者によりますと、東京などの地域を中心に献血をとった際に余った血液を研究用として使うということです。 また、あらかじめ同意をとるようにするほか、検査の結果については、たとえ陽性であっても献血した人には伝えないということです。 管理人コメント:新型コロナに感染後、2週間ほどでIgG抗体ができるが、無症状で感染している人もかなりの数がいる可能性も指摘されており、そうした人々も含めて、一般社会にウイルスに対するIgG抗体を保有している人がどれほどいるかを評価することは重要である。 一つには、さらに新型コロナに感染しない可能性が確認されることと、無症状でどれほどの人々が抗体を獲得を獲得できるのかを評価できる。 そうした得た抗体(IgG)がどれだけ体内で持続しているのかも、重要な問題である。 22日 新型コロナ世界の状況 世界では10万人の感染者と7千人の死者が出た。 経済制裁を緩め始めるという米国であるが、1万人近い感染者数の増加を昨日みた。 毎日発生している感染者数は数千人あり、その数は大体安定しているとは言っても、ウイルス感染者数は膨大な数がいることは間違いはない。その膨大な数がさらに増える可能性は低くなったとは言っても、米国は世界でもウイルスのたまり場であることは変わりは無い。核兵器のたまり場であるのと同じである。 ある一定の地域で新型コロナウイルス(COVID-19ウイルス)の抗体検査をニュヨークで行うと言う。その結果を見て経済封鎖を緩めるか考慮するというが、それにはまだ早いだろう。IgG抗体保有者(ウイルス感染2週間以上経過者)はまだ10%前後だと思うが、1週間後には分かるはずだ。 イタリア、毎日未だ2000人前後の感染者が出ている。死者数も千人だ。バチカンでは朝夕礼拝を続けているはずだが。 ドイツ、昨夜NHK国際報道で、死者数が少ないドイツのコロナ対策として現地の映像と現地で働く医師の情報を伝えた。 メルケル首相の国民に対する外出自粛などの意義の説明、国民みんなが大戦以来の大国難を克服するように団結してください、お願いします、との真摯な言葉に、多くの国民が心を打たれたとされる。彼女は東ドイツの物理学教授であった。 テレビを聞いていた人々は、彼女の対策は科学的で説明も分かりやすく、みんな心を打たれたと語っている。 軽症者は自宅療養、かかりつけ医がテレビ電話で1日2回、様子をみて状態を尋ねる。必要な場合は、即、感染症専門病院へ搬送する。 徹底的にPCR検査でチェックするという。週に35万件。武漢で謎の肺炎発生が報告されて即準備し、1月下旬には十分量の検査キットを備蓄していた。 フランスは3000人増え、600人死んだ。修羅場が医療機関では続いている。その修羅場に留学している日本人医師も何人かいるようだ。 イランは新規感染者数が減り続けているが未だ千人を超える。もう少しだ、ガンバ! ![]() 英国は日に5000人の新規患者が発生している。患者発生に勢いが未だあるようだ。死者数は1日800人。 ロックダウンしていてこの状態なら、ロックダウンが成功してないことを意味する。何をしているのだろうか、この国は? ロシアは5000人増えた。死者数は50人だが、十分疫学チェックができていないのだろう。PCR検査は十分行う態勢にあるのかも怪しい。 日に5万人づつ感染者が増えているので、10日もしないうちに報告感染者数は10万人を越し、その後は対数的に患者数と死者数が増える。 ベルギーは感染者数の発生が収まりだした感じだ?千人弱の新規感染者数だ。死者は170人。1ヶ月半の戦いに勝利の女神が微笑みだしたのだろうか。現在の感染者数40,956人、死者数5,998人。感染者数で日本の3.5倍、死者数で20倍。 スイスはもうじき収束だ。 韓国は静穏状態だ。 日本はなぜ韓国の対策を調査し、その成功の理由を報道しないのだろうか。 日本の民放の嫌韓姿勢が良く伝わる。 オランダは2000人増え、200人近く死んだ。 スウエーデンは、1日600人、死者200人近くが出ている。国はじっと待ちの態勢を続けるのか? 南米では数百人レベルの感染者発生が続いている。
日本のコロナ流行を、どう読み解くか ![]() 4月11日以降、新規感染者数は明らかに減少傾向を辿っている。 この三日間は特に数値は少ない。 しかし4月11日まで新規感染者数の数は、急速に増えてきていていたが、その勢いは落ちてきたことは明らかである。 数値の変化には色々と講釈があるかも知れないが、新規感染者数増加の勢いが減じてきたことは確かだ。 これはウイルスの感染力ではなく、ウイルスを保有した人々の、他人に接近する頻度、エネルギーが減少してきたことを意味する。 一旦下降に転じた新規感染者発生数は、住民の自発性と行政の熱意が続く限り、いつかは目的に到達する。 色々と煽る人々がいて、こうしたデータをネガティブにしか説明しない人もいるが、それは間違いだ。 同じセリフを繰り返す首相の言葉は意義があるのか…疑問 緊急事態宣言から2週間、首相「GWの家族旅行は控えて」 読売新聞 安倍首相は21日、新型コロナウイルスの感染拡大で緊急事態宣言を発令して2週間がたったことを受け、国民に向けて「ゴールデンウィークが近づいてきた。家族だけであっても地方への旅行、遠出は控えてもらいたい」と呼びかけた。首相官邸で記者団に語った。 管理人コメント:ドイツのメルケル首相の、テレビによる国民への言葉は、多くの国民の胸を打ったとされる。首相の真実の願いが込められていたとされる。それにより多くの国民は団結して国をコロナから守ろうとする意識が高まったとされる。選挙演説のように、キャラバン隊を繰り出し全国に啓発してあることをがベストの行為であろう。国民へ伝えたい自分の気持ちが全くなく、官僚の作成した無味乾燥な文章を読み上げるだけでは効果はないことは明らか。夜の繁華街でも、人の多い駅前でも、選挙演説と同じように、自らの気持ちを国民に伝えるべきであろう、 都市封鎖(ロックダウン)が行われるときは、その前に全国家議員が街中に繰り出して、自宅から出ないことをお願いしてあることが必要だ。麻生大臣も。 WHO、新型コロナ改造問題を否定 新型コロナ感染源、WHO「武漢の研究所の可能性ない」 読売新聞 【ジュネーブ=杉野謙太郎】世界保健機関(WHO)のファデラ・シャイーブ報道官は21日、新型コロナウイルスが中国・武漢のウイルス研究所から流出したとの疑惑について、「科学に基づいて行動するWHOの立場として、武漢の研究所の可能性はないとみている」と記者団に述べた。 シャイーブ氏は、「客観的な証拠はこのウイルスが動物に由来するもので、研究所で誰かに細工されたものではないことを示している」と語った。ウイルスが武漢の研究所から流出したとの疑惑は、米FOXニュースなどが報じているが、中国側は否定している。 21日 日本で医療崩壊は起きるのか? 感染症用に使えるベッド数とICUベッド数の問題 新型コロナ感染症と死者数は非常に少ない日本であるが、現在、東京を中心に医療崩壊が危惧されている。 ここまで死者数が少ない日本で何が原因で、医療崩壊が起きるのか、一種の謎である。 下段に示しているのは急性期用ベッド数であるが、日本は世界でトップの数を誇る。一般医療機関と診療所で保有するベッド数である。 一方新型コロナでも必要とされるICUベッドの数は非常に少ない。 要するに通常の医療の対象となる急性期ベッド数は世界一であるが、パンデミックに必要な重症感染者に対応出来るベッド、ICUベッドの数は非常に少ないことが明らかとなる。 感染症専用ベッド(ICUも含めて)を用意するためには、熟練した感染症専門医師やナース、技師達が必要だ。 本格的パンデミックとなったとき機能するベッドやスタッフ数が異常に少ないのが日本の実態のようだ。 感染症用ベッドが足りない事から、一般病棟を急遽感染症病棟に使用しても、専門スタッフが揃っていなければ、すぐにでも院内感染が起きえる。 パンデミックが発生が予想された2月当初、感染症用ベッドの不足、ICUの不足、そして専用スタッフ数の圧倒的不足が予想されていたにも関わらず、緊急にその対策を講じなかった、国、行政、医師会の責任は重い。 上段:人口10万人あたりのICUベッド数 米国がトップで34.7床、続いてドイツ29.22床、続いて減少してイタリアが12.5床。 日本は7.3床と少なく、韓国、スペイン以下である。 出典 National Center for Biotechnology Information 下段:人口1000人あたりの急性期ベッド数 日本が断トツトップで、7.79床、続いて韓国7.14床、そしてドイツ6.02床と続く。 出典OECD ![]() 世界の状況 米国の感染者数は間違いなく増加をしなくなった。頭打ちか?しかし日々3万人前後の新規感染者は出ている。 この状態だと外出規制を緩めると、さらに感染者数が増えると思われるが、州当局は、住民の抗体保有率を確認して今後の方針を決めるようだ。 すべき事は迅速に行う。公衆衛生分野が独立して機能している。 イタリアとスペインは緩徐に新規感染者数は減りつつあるが、それでも連日数千人の感染者が出ている。 すこしづつき外出規制を緩めだしているがが、難しい判断だ。 ドイツは明らかに新規感染者は減ってきているが、それでも2~4千人程度の感染者は毎日出ている。 死者数は1日200人出ている。 フランスは未だ先は見えない。連日数百人の死者が出ている。 イランはかなり安定してきた。日々千人前後の感染者数、100人近い死者数は、同国としては収束を目の前にしているのかも知れない。 英国は感染者数4000人増え、死者数が500人近く増えている。先は全く見えてない。 ![]() ロシアは1日6000人の新規感染者を報告し、感染者数の増加は対数敵に増えている。死者数が少ないのは疫学調査が十分為されてないせいかもしれない。 ベルギーは相変わらず感染者数と死者数の増加が顕著である。 スウエーデンは数百人レベルの新規感染者が毎日出ているが、さらなる増加傾向はないようだ。数十人の死者も出ている。 南米は爆発的感染は起きていない。 オーストラリアも静かな方だ。
立石義雄氏死去 オムロン元社長、80歳 新型コロナ 時事通信 オムロン元社長で、事業の多角化や本格的なグローバル展開を進めた立石義雄氏(たていし・よしお=現名誉顧問)が死去したことが21日、分かった。80歳だった。立石氏は新型コロナウイルスに感染し、入院していた。大阪市出身。 京都市によると、立石氏は2日に発熱。5日に医療機関を受診したところ、画像診断で肺炎が確認されたため入院。6日に新型ウイルス検査で陽性と判明し、治療を続けていた。 世界の新型コロナ感染者数を追う JHU版 ![]() 20日 医療スタッフ、防御用装具、過度の不足状態の日本 医療現場の人員・マスク不足深刻 感染リスク…「家族にうつしてしまうのでは」 4/19(日) 18:34配信産経新聞 医療現場の人員・マスク不足深刻 感染リスク…「家族にうつしてしまうのでは」 新型コロナウイルスの感染拡大で、医療の最前線で感染患者の命を救う看護師らの労働・生活状況が厳しさを増している。マスクや防護服などの深刻な不足に見舞われる中、一刻を争う医療現場の対応に追われ、院内感染の恐怖が常につきまとう。一方で、休校措置が続く子供のために仕事を休まざるを得なくなる人もおり、職場環境の悪化を招いている。周囲から家族が差別的扱いを受けているとの悲痛な訴えも出ている。 「まだ軽症者が多く、ナースコール越しでも対応できるが、重症者が増えれば、マスク、ゴーグル、ガウンを身に着けて頻繁に病室へ入らなければいけない。自分も感染してしまうという恐怖心は強い」 東京都内の病院で働く看護師の女性(45)は、不安をぬぐい切れない。入院患者は日々増え続け、女性が働く一般病棟も新型ウイルス専用病棟に切り替わった。今後は重症者でベッドが埋まることも予想される。頻繁なたんの吸引作業や介護支援、人工呼吸器の管理などの負担が格段に増す。 受け持つ病棟のベッドは約40床で、担当の看護師は20人弱。妊娠や持病を抱えるなどの理由で、別の病棟へ異動となった同僚らの補充はないままだ。週1~2回の夜間勤務は看護師3~4人で維持している。 女性は普段朝6時半には家を出て、帰宅できるのは夜7時ごろ。どんなに疲れていても家に帰れば、小学生と中学生の子供の育児や家事も待っている。 「マスクは使い捨てが理想だけど、今は1日1枚。このままの勤務環境が続けば、家庭にウイルスを持ち込み、家族にうつしてしまうのではないか」。緊張感は常に消えない。 経済協力開発機構(OECD)によると、日本の病床100床当たりの臨床看護職員数(2016年)は86・5人。スウェーデン466・1人、アメリカ419・9人など他の先進国と比べ、人員の圧倒的な少なさが際立つ。 海外の状況 対応が遅れた大国ロシア、1週間後には米国を抜く可能性。 今日現在感染者数は42,853人。昨日よりも6千人増加している。死者数は361人。48人増えている。 推移を注視することは多くを学べる。 現在、対数対数敵に感染者数は増えている。このグラフはさらに急峻になって行く可能性がある。 まぜロシアは対策が遅かったのだろうか。プーチン大統領初め、政府は新型コロナを通常のインフル並と判断していて、 社会では、ウォッカを飲んでいればウイルスは消える、との冗談まで言われていたらしい。中国で武漢が喘いでいたころだ ![]() ブラジルにおける感染者数増加 今日現在のブラジルの状況は、感染者数38,654人、死者数2,462人となっている。 棒グラフの段差が多いが、データが詳細に集積されてないせいだろう。 しかしこの1ヶ月間で4万人近くの感染者が出ている。その把握ができているだけ、保健省が必死の努力で調査していることがわかる。 しかし死者数の把握は難しいのだろう。殺人を含めて日常多くの死者が出てきているブラジルである。 今後、この感染者数グラフは対数敵に立ち上がって行く可能性が高い。10万人はこえる。多分南米で最大のコロナ発生国になるだろう。 医療支援は当然必要だ。医療用装具や機材、さらには支援医療スタッフも必要だろう。米国は無理とするなら、やhり大国中国に頼ることになるのだろうか。 ![]() 海外の状況で気になるのは、予想外に各国での流行が遷延していることだ。 流行の立ち上がりがあって対数的に感染者数が増え、ピークを迎え、しばらくすると患者数の発生が減少しだし、流行曲線は富士山のようになるか、またはならなくても、やや急峻さは欠いても、次第に麓が見えてくる。 しかし現在流行しているCOVID-19(新型コロナ)は、感染拡大は速いが、ピークに達した後、予想外に新規感染者を洗い出すかのようにしつこく、ゆっくりと感染者数を増やして行く。 例としてスペインの感染者発生数グラフを示す。 明らかに新規感染者数の増加は顕著ではないが、日々数千人近い感染者が発生している。最近大きなクラスターでも発生したようだ。 ![]() 続いて中国と韓国のグラフを示す。 中国 ![]() 韓国 ![]() 中国も韓国も1月前後で、主たる流行の山を越えて、それ以降数十人台の小さな散発性の発生は認めているが、大きくクラスターは出ていない。 市民達がいかに感染拡大に気をつけて、市中への外出に気を遣っているかがわかる(政府の強い方針も影響している)。 一方、イタリアでの大流行は、収束に向かっているが、未だに発生する感染者数が多いのは、ウイルスが標的としている人間の数だ、ウイルスを保有した(感染者)の周辺に多くいることを意味している。国ではかなり厳しいロックダウンを行っていたが、国民性によるのか、自宅から出て行く人々の数が多いように思われる。 米国は感染者数と死者数の増加率が減りだしたことから、ロックダウンを緩め出すとされるが、現状の感染者数では、対策を緩めると一気に破綻する可能性が危惧される。 イタリア、スペイン、フランスは、国民の気質によるのか、またh地勢的問題、さらには混在する人種の問題などの要因で、ウイルス封じ込めには遠い。医療崩壊、またはそれに近い状況が続いている。 ドイツは2018人の新規感染者と104人の死者が出ているが、状況としては落ち着いてきているとの判断で、ロックダウンを緩和する方向に向かう。 英国は最悪の道を辿っている。 感染者数は12万、死者数は1万6千。一日増加感染者数は6000人、死者数は500人。 ロンドンはどうなっているのだろうか。国は統治されているのだろうか? 政府はスコットランドに移し、数十年間、コロナが向かってくるのを防ぐとか、中世の戦術で闘うのがいい。古城も多いから。 EU離脱の英国、その存在が歴史から消えることはないだろうか?気になる。 ロシアは中国、米国からコロナ大国を引き継ぐのだろうか。 感染者数が10万人に達する新記録を打ち立てる可能性が高い。 死者数が正確に把握されてないと思われる。 ロシアは東方にウイルスが広がり出すと危険だ。多くの小都会に、高齢者が住んでいる。コロナの格好な責めどころだ。 ウクライナも含めてロシア全土にコロナが広がった時は、21世紀最大の悲劇となる可能性もある。 しかし、習近平主席は、あの広大な中国にコロナが広がって行くのを防いだ。プーチンはできるだろうか。 オランダと、ベルギーは感染者数が増え続けている。 ベルギーでは死者が1日200人出ているが、理由は分からない。 両国とも感染者数がさらに減少する気配はない。 ベルギー例を示す。一旦新規感染者数の増加がピークに達しているが、その後同様の感染者数の発生が続いている。 ![]() 南半球ではオーストラリアでは、感染は未だ広がっていない。 南米のブラジルとペルーでは、感染者と死者の数が増えている。死者数の増加は医療機関十分整備されていないことによるのだろう。
19日 ロシアにおける脅威的急拡大 これまで欧州の感染国の中で論じられることがなかったロシアであるが、実は4月に入ってから患者数が急速に増えていることが分かった。 4月19日の時点で感染者数36,793人、死者数313人となっている。 死者数は未だ少ないが、十分把握されてないせいと思われる。 日々発生感染者数のグラフでは、対数敵に増加しており、1週間後には10万人近くになると予想。 致死率5%前後とすると、死者数は5000人を越えている可能性がある。 ![]() 管理人コメント:ロシアは中国に支援を求めるだろう。 現在の状況では第二の武漢、イタリア、ロンバルディア州、スペインとなる可能性が高い。 日本の感染者数増加状況を類似他国と比較 シンガポールは当初感染者数が少なく、また拡大傾向はなかった。 しかし4月に入ってから急速に感染者数が増えている。 死者数は非常に少ないままであるのが特徴だ。 初期のドイツに似ている。 今後感染者数は激増して行きそうだが、医療機関態勢がいつまで持つのかが気になる。 4/19 感染者数 4427人 死者数11人 ![]() 一方、国民の自発性を尊重し、国家的行動制限を設けてこなかったスウエーデン。次第に感染者数は増えてきているが、死者数も予想外に多い。しかし感染者数の発生は、既に頂点に達し、その前後を推移している。直に下降してくると思う。 感染者数 12,540人、死者数1511人 ![]() 日本のパターンは次の通りだが、4月17日のデータが少し高すぎるので、訂正されると思う。 既に感染者数の発生数はピークに達している感もあるが、スウエーデンのように、波を打ち続ける可能性もある。 いずれにしても先は見えていると考えたい。感染者数10296人 死者数222人 ![]() 世界の状況 世界的には10万人の感染者と1万人近い死者が出ている。 米国は新規感染者数の増加率が天井に届いたかのように、、新規感染者数は3万人前後で上り下りしている。 ![]() イタリアとスペインは第一波が収束に向かっているように思えるが、未だに数千人の感染者が日々発生している。 イタリアの減少曲線は面白い。第一波の減少過程で約1週間ごとに小さな感染拡大が起きている。これはクラスターの発生を意味しているのだろうが、グラフ上特徴ある下降線となっている。 ![]() ドイツも徐々に感染者の発生数は減少してきているが、未だ日に2千人を超える。 下降線はイタリアに似て、クラスター発生を繰り返しながら、下降して行く。 感染者の発生数が減少してきていることから、メルケル首相は、都市封鎖態勢をすこしづつ緩和して行くと発表。 ![]() フランスとイランは特に良い変化は見られてない。 英国は悪化の一途を辿っている。 感染者は1日数千人レベルで発生し、死者数も1日1000人近い発生となっている。 移民の多い国で、中国人社会では英語は通用しないらしい。 ジョンソン首相は自宅静養となったようだが、このコロナ大流行と社会崩壊にどう対処するのか、大変だ。 南半球ではオーストラリアは平穏無事といった感じで、新規感染者発生数も僅かである。 しかし南米の状況は異なる。 ブラジルは累積感染者数が36,700人、そして日々の新規感染者発生数が2000人前後、死者数は200人発生。 ペルーも十分正確な情報ではないかも知れないが、累積感染者数14,400人、1日の新規感染者1000人、死者も数十人出ている。 アフリカでも多くの国で感染者は出ているが、十分な疫学情報は出ているとは言えない。
18日 ロシアで新型コロナが急拡大 ロシアで感染急拡大、3万人超え 政府の楽観論消え、警戒広がる 共同 ロシアで新型コロナウイルスの感染拡大が4月に入り一気に加速、17日には感染者3万2008人、死者273人に達し、世界のワースト10カ国入りする勢いだ。「事態をコントロールしている」との政府の楽観論は消え、警戒が広がっている。 ロシア政府によると、3月1日時点での感染者は全国で3人だった。28日時点の感染者数は全国で1264人にとどまり「ロシア医療体制の優越性の証し」など楽観論が広がった。 しかし、4月に入ると状況は一変。感染者数は5日が5389人、9日が1万131人、14日が2万1102人と感染拡大に歯止めがかからなくなった。 管理人コメント:ジョンズ・ホプキンス大のデータでは、18日の感染者数36,793人、死者数313人となっている。 北朝鮮はどうする?国際的に公表しなければ支援を受けられない。ロシアの例からも分かるように、相当数発生していて、栄養失調の高齢者層が重症化して死亡していることが想定される。 留置所内で集団感染 渋谷署の留置場で集団感染か 新たに5人が陽性、閉鎖へ 共同 警視庁は18日、渋谷署の留置場に勾留していた20~60代の男5人が新型コロナウイルスに新たに感染したと明らかにした。同署ではこれまでに勾留中だった2人の感染が確認されており、集団感染が起きた可能性がある。同庁は渋谷署の留置場を週明けにも閉鎖する。 警視庁によると、12日までに判明した2人の感染経路が判然としないことから、留置場に勾留中の全員と留置業務に当たる全職員計約50人の検査を16日に実施。18日に5人の陽性が判明した。うち4人は無症状で、中国籍の30代男は10日に発熱したがすでに平熱に戻っている。 埼玉、基礎疾患のない30代男性が死亡 埼玉 入院中の30代男性が死亡 基礎疾患確認されず 新型コロナ NHK WEB NEWS 埼玉県は、新型コロナウイルスの感染が確認され、県内の医療機関に入院していた30代の男性が死亡したと、17日発表しました。 県によりますとこの男性は、入院当初、症状は比較的軽かったものの、その後、重症化し、今月14日に死亡したということです。 基礎疾患は、確認されていないということです。埼玉県内で新型コロナウイルスの感染が確認された人で、死亡したのは13人目です。 大阪の三次救急、4病院が休止 大阪の3次救急、4病院が休止 コロナ重症者受け入れ 専門学会「医療崩壊の始まり」 時事通信 緊急性が高く、命に関わる重篤な患者を受け入れる3次救急医療を担う大阪府内の4病院が、救急患者の受け入れを停止したり、一部制限したりしていることが17日、分かった。 新型コロナウイルスに感染した重症患者の治療を優先するためだが、交通事故などで一刻を争う重篤な患者が救えなくなる可能性もある。専門学会は「救急医療の崩壊が始まっている」と危機感を強めている。 3次救急医療機関は、心肺停止や脳卒中など重篤な患者を24時間体制で受け入れる「救急医療の最後のとりで」。全国に294カ所あり、府内には8ブロックに計16病院が設置されている。 国内における新型コロナの新規発生状況を読み解く 新規感染者数は抑えられ始めている!! 左 FASTALERT版 右 ジョンズ・ホプキンス大版 ![]() ![]() 日本に於ける新規患者数は4月10日報告日まで一気に駆け上がるように急増傾向を見せていたが、その後増加速度は明らかに減速した。 大胆な予想ではないが、3月末頃から、social distanceが社会的に意識されだし、ウイルスの拡大が抑制されだした可能性を感じる。 この後、再び新規感染者数は増える(縦棒が立ち上がる)ことはあるが、全体として次第に収束に向かって行くのが、欧州のパターンである。 ドイツ例、イタリア例、スイス例 ![]() ![]() ![]() 日本は間違いなく新規感染者数が減少しだし、国内に於ける流行第一波が収束に向かう。 それは国民の多くの外出自己規制によるものだが、その背景には政府と行政の強圧的ではない、持続的啓発行動が影響している。 細かい事にマスメディアは目をつけて、毎日の様にテレビや報道で、新型コロナの危険性を煽る。 煽りは一般社会に恐怖感、不安感、そして絶望感を与える。 民放番組では、優秀な放送作家がいないせいか、単なるワイドステーションのあらすじで、番組が構成されている。 出てくるゲストやコメンテーターも、ワイドショー的である。 昔の親たちのように、子供を強圧的にしかり、そして萎縮させていく。子ども達が学ぶのは、恐怖感で萎縮することだけだった。 民放テレビの煽り方は、時代錯誤的であるが、なぜこのような番組を作るのか疑問だ。その番組政策のポリシーが全くない。 何も恐怖や不安を感じる必要はない。事実を知ってみんなで対応しませんか、との語り口が必要だ。NHKが初めて素晴らしい放送を 行っている。災害放送を多く経験し、また失敗も「経験したせいだ。優しく、しかし事実を伝え、みんなで力を合わせると、心配はないんだ、と視聴者全体が声を出して叫びたくなる啓発のショット。出演者も背景画面も音楽も最高を提供する。高齢者から知的階層をも納得させる啓発ショットが多い。 世界の状況 世界の感染者数2,242,868人、死者数154,142 致死率6.9% 米国は感染者数が70万を超えたが、死者数も3万7千人と増加している。 確かに感染者数の増加速度はほぼ一定となっているが、それでも日々3万人は増えている 米国の新規感染者数が明らかに減少に転じたならば、世界はさらに安堵感を覚えるだろうが、現在はまだ目を離せない。 南部での流行が大きくなってくると、米国全体での死者数が増える。その大多数は黒人系、ヒスパニック系となる。貧困者が 多い州が多い。 米国は未だ白人系の植民地である。 トランプ大統領が”アメリカ、ファースト!”と叫ぶなら、アングロ・サクソン系は去るのが筋だと、考えている。 しかし、世界から集まった科学人は優秀であり、ワクチン、抗コロナ薬、等の研究は進んでいる。 大統領が民主党だったなら、米国によるコロナ研究は1年は進んでいたはずだ。 イタリアは長い夏に入っている。すこしづつ都市封鎖を緩めているが、まだまだ自由人にはほど遠い。 可哀想なスペイン。未だ毎日数千人の感染者が出ている。紺碧の空の下に、赤い大地、そしてヒマワリ、ぶどう園が広がる。 アラブ人の侵略を何度も受けたが、スペインインフルという大感染症にも襲われた。 第一波のピークは見えたはずだが、未だ再燃している。 ![]() ドイツはゆっくりと感染者数を減らしているが、それでも500人近く出ている。死者数も300人。日本の感覚では多い! しかし、メルケル首相は都市封鎖を次第に緩めると発表した。 フランスは死者数が多い。欧州ではイタリア、スペインに次ぐが、一日数百人の死者は医療崩壊を語っている。 イランは落ち着いてきているが、中国からの支援部隊のせいかも知れない。 英国は感染者数が10万人を越え、死者数も1日千人近い。 政府はロックダンを緩めるのは相当先であると発表している。 なぜ新規感染者は減らないのか。想像絶する重篤者、そして死者数は、どのように対応しているのか。 オランダとベルギーは相変わらず感染者数と死者数の増えが止まっていない。 平坦地に存在する国は、ウイルスの制御が難しいのだろうか。 オーストラリアは感染者が1万人を越え、死者数も431と少ないが、日本よりは遙かに多い。 冬期間に入って感染者は増えるのだろうか。 南米ではブラジルが感染者数が一日4000人近く出ている。死者数も200人を越える。これからさらに 拡大してゆくのだろうが、貧困層が多い国である。心配である。 ペルーも然り。当分マチュピツへは行けない。
17日 世界の状況 米国は確かに第一波のピークには達していると思われるが、このピークはすんなりに下降線を描くかが、 問題だ。このままこの新規発生者数がしばらく続いてゆくとしたならば、イタリア北部と同じく医療崩壊が 続いたまま、死者数の山が築かれる。すでに死体袋に入れられた遺体が冷凍車に保存され、いっぱいになったら 急設墓地(?)の深い穴の中に埋葬されているようだ。 正しくスペインインフルの再来だ。 トランプ大統領は社会的崩壊よりも、経済的立て直しを急いでいる。中国を意識しているが、中国は既に勝っているのだ。 ![]() イタリアは確かに都市封鎖を行ってから、新規感染者数の増加は止まった。しかしその減少は非常に緩やかだ。 毎日3~5千人の新規感染者は持続しているかのように発生している。 ![]() 中国は世界で唯一新型コロナを封じ込めた。今は海外からの感染者の入国が問題となっている。 しかし、中国はその立場の優位性を保つため、新型コロナ支援国としての地域を築いている。 多くの国が中国からマスクや、他の医療用品の支援を受け、数カ国は医療スタッフが送り込まれている。 日本でもマスクの支援を受けている。 スペインは新規感染者数の増加が止まって久しいが、それでも一日数千人の感染者が発生し続けていて、 一日死者数は500人前後を続けている。簡略された埋葬は、大きな穴に遺体を遺体袋、棺桶に入れて埋めるだけだ。 ここでもスペインインフルの光景が浮かぶ。 ドイツは新規感染者数の減少が起きているが、それでも2~5千人は毎日出ている。死者数もこの1日で200人記録されている。 メルケル首相は、感染者数も死者数も増加率は落ちてきていると言う理由で、都市封鎖を徐々に解除して行くとの方針を発表した。 しかし速すぎるとの意見も多いようだ。他の欧州の国々でも都市封鎖(ロックダウン)を緩めることを考えているようだ。 医療状況が落ち着いたとは考えられないが、混乱が落ち着いてきたと考えるべきなのかも知れない。 英国は感染者数が10万人を越えた。世界で7番目になるだろうか。 毎日数千人の新規感染者、昨日は865人の死者が出ている。 ジョンソン首相は自宅療養となったようだ。 一国の首相がコロナで倒れると、大変な事態となる。それが権力が集中している大統領や主席となると、 周辺はオタオタし出すか、下手するとクーデターの良いチャンスともなる。 オランダとベルギーは日々の死者数が多い。200~400人。 オランダの日々の感染数の推移。新規感染者数は増加傾向はないが、千人を超える感染者が出続けている。 米国の今後のパターンがこのようになる可能性もある。 ![]() 南半球ではオーストラリアでは、それほど感染は広がっていない。 しかし南米のブラジルとペルーでは、感染者数も日本よりも遙かに多く、日々発生する死者数も多い。 さて日本の位置づけであるが、数値の上ではまだまだ流行は大きくはないと判断されそうだ。 感染者数は今日現在1万人を越えていない。死者数190人。 死者数を比較するのも感染程度を知る上では役に立つ。 都市のロックダウンをしていないが、日本はまだまだ頑張れる余地がありそうだ。 米国は中国と大きく差をつけられた。数値がどこまで信頼性があるかは別にしても、米国は対策を雑に考えていたようだ。 米国 32、917人 イタリア 22,170人 スペイン 19,315人 フランス 17,941人 英国 13,759人 イラン 4,859人 ベルギー 4,857 ドイツ 4,052人 中国 3,348人 ブラジル 1,947人 オランダ 3,327人 スウエーデン 1,333人 スイス 1,281人 オーストリア 410人 デンマーク 321人 日本 190人 ノルウエー152人
ニューヨーク州、マスク着用義務化 米NY州、マスク着用義務化 他人と接近時 時事通信 米東部ニューヨーク州のクオモ知事は15日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大抑止のため、公共の場所で他者と6フィート(約1.8メートル)の距離を確保できない場合、マスクなどで口や鼻を覆うことを義務付けると発表した。知事令を出し、17日から実施する。 クオモ氏は、顔を覆うのは布やバンダナでもいいと説明し、市民に対し「あなた方には(ウイルスを)うつす権利はない」と語った。罰則はないが、違反者が多い場合は導入を検討する。 レムデシビル、臨床試験で新型コロナに良好な成績 Early peek at data on Gilead coronavirus drug suggests patients are responding to treatment STAT (米国) COVIT-19に対する臨床試験中のRemdesivirが非常にウイルスに有効であることが示されている。 RemdesivirはSARS-CoV-2(新型コロナウイルス)に有効性ある薬剤として、当初から取り上げられている薬剤の一種である。 シカゴ大学医学部による臨床試験でフェーズ3臨床試験が125人の患者を対象に行われた。 対象の内113人が重症例だった。全患者は毎日点滴による治療が行われた。 担当医師によると、もっとも素晴らしい報告は、対象患者のほとんど全員が退院したことである、と語り、2例が死亡したことを付け加えている。 レムデシビルはSARSやMERS等にも効果を見せる可能性があるが、エボラに対して治療効果が試されてきた。 16日 英政府、都市封鎖(ロックダウン)の延長へ 英政府、ロックダウンを延長へ 「感染ピークは越えていない」 BBC NEWS JAPAN イギリスのドミニク・ラーブ外相は13日、新型コロナウイルスの感染拡大防止のために先月23日から実施しているロックダウン(都市封鎖)について、「感染のピークを越えていない」として事実上の延長を発表した。英政府は3週間ごとに封鎖内容を見直すとしていて、この日がその見直しの期限だった。 ラーブ外相は、ロックダウン開始から3週間がたったこの日、英政府による新型ウイルス対策は「機能している」としつつ、「我々はまだ新型ウイルスの感染のピークを通過していない」と述べた。 「頑張り続けてください。我々はあまりにも遅れを取っている。措置を緩和するには、あまりにも多くの愛する人々を失い、あまりにも多くを犠牲にしている」 ドイツ、封鎖を徐々に解除と ドイツ、封鎖を徐々に解除へ 来週から一部商店が再開 BBC NEWS JAPAN ドイツのアンゲラ・メルケル首相は15日、新型コロナウイルスの世界的流行(パンデミック)を受けて実施している制限を、来週から徐々に緩和する計画を発表した。 欧州では制限緩和の動きが広がっている。ドイツも緩和に乗り出すが、社会的距離の確保は最も早くて5月3日まで続け、商店や公共交通機関でのマスク着用も奨励するとしている。 メルケル氏は国内16州の知事とビデオ会議を開いた後、厳格な都市封鎖(ロックダウン)を段階的に緩めると発表した。 緊急事態宣言、全国に 5月6日まで全都道府県に拡大と西村担当相 共同 西村康稔経済再生担当相は16日、新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言について、5月6日まで全都道府県に拡大すると表明した。 ニューヨーク州、コロナ入院者減少 NY州、コロナ入院者減少・死者は高止まり マスク着用義務化 ロイター [ニューヨーク/ワシントン 15日 ロイター] - 米ニューヨーク州のクオモ知事は15日、新型コロナウイルス感染症による同州の入院者数が2日連続で減少したと明らかにした。しかし1日当たりの死者数は752人と、前日から小幅減少したものの、なお高止まりの状況が続いている。 同州での新型コロナによる入院者数は計1万8335人と、前日の1万8697人から減少した。しかし、新規入院者数は2253人と、前日の1649人から増加した。 こうした中、クオモ知事は州民に対し公共の場でソーシャル・ディスタンシング(社会的距離)を維持できない場合、マスクもしくはバンダナなどの代用品の着用を義務付ける行政命令を発令した。州民は3日以内に同命令に従う必要がある。 また、経済活動再開に関する計画の概要も明らかにし、必須事業および、感染拡大のリスクが最少の地域から段階的に再開する方針を示した。 新型コロナウイルス、中国武漢の研究室から流出の可能性 新型ウイルス、武漢の研究所から流出したものか調査中=トランプ氏 ロイター [ワシントン 15日 ロイター] - トランプ米大統領は15日、新型コロナウイルスが中国湖北省武漢にあるウイルス研究所から流出したものかどうかを米政府が調査中だと明らかにした。新型ウイルスの発生源はまだ解明されていない。 ミリー米統合参謀本部議長は14日、米国の情報活動によると新型ウイルスは自然発生した可能性が高いとして、中国が人為的に作り出したウイルスが事故によって流出したとの説に反する見方を示した。ただ、いずれの説にも確証はないと述べた。 FOXニュースは15日、新型ウイルスは武漢の研究所で生物兵器として作られたのではなく、ウイルスを特定して戦う中国の能力が米国と同等かそれ以上であることを示す目的で作られたと報道。 米大統領、感染のピーク越を発表 新型コロナ感染「ピーク越えた」 経済再開ガイドライン公表へ 米大統領 時事通信 トランプ米大統領は15日の記者会見で、米国内での新型コロナウイルス新規感染について「全国で見ればピークを越えたことをデータは示している」と述べた。 また、感染拡大防止策として各州が制限を発動した経済活動の再開に向け、ガイドラインを16日に発表すると明らかにした。 トランプ氏は会見で、ウイルスとの闘いは続いているとしつつ「われわれの積極的な戦略が機能しているのは明らかだ」と強調。一部の州に関して、4月中の経済再開が可能になると説明した。 米ジョンズ・ホプキンス大学システム科学工学センター(CSSE)の集計によると、米国の新型コロナ感染者は63万人を超え世界最多。一方、ロイター通信によれば、国内最多の感染者を抱えるニューヨーク州では入院患者数が15日までの2日連続で減少した。同州のクオモ知事は13日の会見で「われわれが今後も賢くあり続けるなら、最悪期は脱したと確信している」と述べていた。 ![]() 本日報告されている世界各国の新型コロナ感染者数 4/16/2020世界トータル 感染者数 2,056,055人 死者数 134,178人 死亡率/1万人 0.176人 Confirmed Cases by Country/Region/Sovereignty Johns Hopkins Uni
本日から南半球も追うこととした。 オーストラリアは流行前から、北半球の状況を見て早い段階から対策を講じていた。 3月上旬から流行が始まり、4月上旬には流行は収束期に入っている、一ヶ月ほどの波であった。 ![]() 南米はブラジルとペルーが既に死者数を増やしている。 流行開始時期は3月中旬、そして4月上旬にピークを 向かえた様に見える。 一方、ペルーは欧州各国と類似していて、3月上旬頃からの流行のようだ。 このようにしてみると、少なくとも南米に関する限り、季節はCOVID-19の流行には影響してないようだ。 北半球では、米国が第一波を収束を視野に入れたようだ。第一波の山は間もなく下降に入る。 もう少しの頑張りに思える。 イタリアは第一波の山の下山路を下っている感であるが、長い下山路だ。また1日2千台の感染者数と数百人の死者が出ている。 スペインも状況はイタリアと似ている。長い下山路の真ん中位にいるが、毎日感染者数は3000人前後、死者数は数百人出ている。 ドイツの状況は決して良くはない。毎日、2,3千人の感染者が未だ出ている。死者数も日々300人を越える。 フランスも良くない。致死率はイタリアと競い合っている。12.8%。 英国は、未だ先が見えない。スコットランドの天気のごとく。日に5000人近くの感染者、そして数百人の死者が出ている。 葬儀は行われていないだろうが、埋葬が大変だろう。かって新型インフル対策が考えられていた際、10万遺体分の遺体袋が国では用意したはずだ。 オランダとベルギーは感染者も死者も、その数が増えている。 スウエーデンは、感染者数が4月に入ってから増加しているが、死者数もそれなりに増えている。本日1200人、 日本のデータは、人口500万人のノルウエー並である。決して医療崩壊の不安を抱えている国ではないだろう。
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