3月

31日

 中国で新規の鳥インフルエンザで人が死亡!!

Two die in China from bird flu strain not previously seen in humans ... WKZO (米国) 中国でこれまで人に感染したことのない鳥インフルエンザで2人死亡
 ロイター

 上海でこれまで人に感染したことのない鳥インフルエンザで2人が死亡したと当局が発表。
 2月下旬に87歳と27歳の男性が発病し、3月上旬に死亡した。ウイルスはH7N9型であることが、National Health and Family Planning Commission (NHFPC)から発表された。新華社通信の情報による。
 もう一人安徽省(あんきしょう)で女性が3月上旬に発病して、現在危篤状態とされる。

 3人の症状は発熱と咳で、後に肺炎に発展した。
 3人がどのようにして感染したか不明とされるが、周辺の濃厚接触者88人からは発病者は出ていないとされる。

 安徽省は上海の西側に位置している。

New avian flu strain kills two in China The Australian (オーストラリア) 中国で新規鳥インフルエンザウイルスで2名死亡
 中国でこれまで人に感染したことのないH7N9型鳥インフルエンザで2名死亡した。
 ウイルスは中国CDCが遺体からウイルスを分離して確定した。
 上海の87歳の女性は2月19日に発病し3月4日に死亡した。一方、同市の27歳の男性が2月27日に発病し3月10日に死亡した。
 また西側に位置する安徽省で35歳女性が3月9日に発病し、現在危篤状態とされる。

 発生から発表が遅れたのは、ウイルスの同定に長い時間が要したためと当局は説明している。
 感染者周辺の88人の調査では発病者はいないとされる。
 また当局の発表ではH7N9型鳥インフルエンザが人に感染したことはこれまでないとされる。

2 in China are first-known deaths from H7N9 bird flu USA TODAY  (米国) 中国、H7N9型鳥インフルエンザで初の死亡者発生
 AP通信


 注:H7型鳥インフルエンザ
 鳥高病原性H7N7ウイルスは、ヒト感染例があり、ヨーロッパで2003年に死亡者も出ている。鳥低病原性H7N3やH7N2は、米国やカナダでヒトへの感染がみつかっているが、通常のインフルエンザ様症状や結膜炎のみで死亡者はでていない。
 今回のH7N9型に関しては人への感染報告はない。


 国内で今シーズン初のH5N1鳥インフルエンザが検出か?
 鳥インフルエンザ:見附で発見のオオハクチョウの死骸から 県、10キロ圏内監視強化 /新潟 毎日新聞
 県は29日、15日に見附市元町の田んぼで見つかったオオハクチョウ1羽の死骸に遺伝子検査を実施した。その結果A型インフルエンザウイルスの陽性検査結果が出たと発表した。野鳥の調査を始めた04年以来、県内では初めて。今後、北海道大学でより危険性の高い高病原性かどうかを調べるという。

 県によると、死骸は県の長岡環境センターが行った簡易検査では陰性だったが、その後、国立環境研究所(茨城県つくば市)の遺伝子検査で陽性反応が出た。県は発生地周辺約10キロ圏内を野鳥監視重点区域に指定し、県内127養鶏場に衛生管理を徹底するよう文書配布した。

 30日には、10キロ圏内にある100羽以上の鶏を飼う5養鶏場に立ち入り検査をした他、鳥の死骸を探すなどの監視パトロールを実施した。これまでのところ、異常は見つかっていないという。県は「万が一、死んでいる鳥を見つけたら、むやみに近づかず、速やかに最寄りの市町村に通報してほしい」と呼びかけている。


30日

 新潟でオオハクチョウの死骸からA型鳥インフルエンザウイルスが検出
 産経ニュースによる。
 北海道大学で亜型を検査中。

 死骸は15日に田んぼで見つかった。国立環境研究所で遺伝子検査を行い、陽性と確認された。

 H5N1ウイルスの可能性が強いが、もしそうだとしたなら2008年4月28日に十和田湖畔で北に戻るハクチョウがH5N1鳥インフルエンザで死んでいた事例に似ている。この年はその後北海道の野付半島でもハクチョウの死骸が見つかったが、同時期に韓国の多数の養鶏場で鳥インフルエンザが発生していた。


 2008年4月~5月のH5N1鳥インフルエンザに関するニュースは以下の通り

十和田湖の青森県側でも死亡した白鳥からH5N1ウイルスが検出、すでに1ヶ月経過(22日)
インドネシア、スラウエシで5人が発病の疑い(21日)
韓国と日本のH5N1ウイルスは同一株、クレード2.3.2と推定(21日)
グラクソスミスクライン社の人用H5N1鳥インフルワクチン、EUで販売承認(19日)
韓国、鳥インフル拡大収まらず、感染源および感染様式不明(15日)
ジャカルタ市内で姉弟が鳥インフルで死亡疑い(14日)
ソウル市内の全家きん殺処分に(13日)
ソウル市内で2件の発生が確認。韓国全土的拡大の勢いは衰えず(12日)
WHO専門家会議:パンデミック発生の危険性は、むしろ高まっている(7日)
韓国、ソウル市内でも鳥インフル発生の疑い(6日)
野付半島のウイルス、H5N1と確認(5日)
北海道、野付半島野鳥飛来地でも白鳥から鳥インフルウイルスが検出(2日)
韓国、家きん農場での鳥インフル拡大、国内の大部分に(1日)
北朝鮮、鳥インフル対策のための「国家非常防疫委員会」の設置(1日)

{April}

インドネシアの3歳男児が鳥インフルで死亡(30日)
十和田湖の死亡白鳥から分離されたウイルスは高病原性H5N1株(29日)
秋田県十和田湖で死亡した野生の白鳥3羽からH5亜型ウイルスが検出(28日)



29日

Hong Kong, Shaken by SARS Outbreak, Keeps Wary Eye on New ... New York Times (米国) SARS流行脅威を経験した香港、新型コロナウイルスの監視を強める

 SARSが中国南部で発生したときは数ヶ月で香港に拡大した。
 香港は現在、世界でもっとも新型コロナウイルスに対する監視を強化している。

 H5N1鳥インフルエンザは16年間、人に散発的に感染しているが、未だパンデミックへは移行する気配はない。
 香港大学のウイルス研究者は、今は2002年のSARS流行の前の状況に似ているが、今回はそれよりももっと事態は悪い。それはH5N1と同じように危険だ、と語っている。
 

28日

 香港大学の著名な研究陣が、新型コロナウイルスの性状を分析して、SARS以上に致死的な感染を起こす可能性を確認した。
HK researchers find mysterious new coronavirus could be deadlier ... South China Morning Post (香港) 香港の研究者、新型コロナウイルスはSARS以上に致死性ウイルスの可能性があると発表
 香港大学( Yuen Kwok-yung博士がリーダー)の研究チームは新型コロナウイルスが、各種の哺乳動物(コウモリ、サル、ウサギ、ブタ、ジャコウネコ)に人に感染する以前から感染していた可能性があることを確認し、さらに人の細胞への感染実験で腸粘膜細胞を含めて各種の細胞に感染し、迅速に細胞を感染死させることを確認した。
 人に感染するようになった新型コロナウイルスが、どの動物由来かは、すでに多くの動物に感染していることから不明という。
 このウイルスがもう少し変異して、より人に感染しやすくなったならパンデミックに移行する可能性があるという。

 研究陣は、実際に感染した人が多臓器にウイルスが感染していることを指摘し、呼吸器だけに感染するSARSコロナウイルス以上に致死性ウイルスであると結論した。
 研究結果はJournal of Infectious Diseases (感染症雑誌)の今週号に掲載された。
 
 SARSの致死率は11%であったのに対して、新型コロナウイルスの致死率は56%である理由は、後者の感染する細胞が多種にわたっていて、結局多臓器不全を起こすことが理由とされる。

 新型コロナウイルス(NCoV)がパンデミックを起こした場合、SARS以上の被害が出る可能性が専門家の間で示唆されているが、現在のウイルスがもう少し変異して、容易に人に感染するようになった場合、パンデミックへと発展するといわれる。

 同様の解説は以下のページでも詳細にされている。
Novel coronavirus lab studies hint at wide tissue susceptibility  CIDRAP  (ミネソタ大学感染症情報センター) 新型コロナウイルスの研究は、ウイルスが広範な組織に感染性を有することを示唆


27日

 アラブ首長国男性が死亡
 昨日発表された新型コロナウイルス(NCoV)感染で、ドイツのミュンヘンに運ばれ治療を受けていた患者(73歳)が死亡したことを、アルベルト・コッホ研究所が発表した。
 WHOも本日情報を確認した。
 世界で17人目の発病者で、10人目の死者となる。


26日

 ドイツとサウジアラビアで新たに新型コロナウイルス感染者が確認された。

Germany, Saudi Arabia report new novel coronavirus cases CIDRAP  (ミネソタ大学感染症情報センター) ドイツとサウジアラビア、新たな新型コロナウイルス感染者を報告
 本日のドイツの報道で、中東から着いたドイツ人、アラブ首長国の男性がミュンヘンの病院に隔離入院した。緊急輸送された。患者はICUで治療されている。
 患者はアラブ首長国連邦出身の73歳男性で、3月19日にアブダバイ病院で診療を受けた。
 当局の発表では患者接触者50人の調査が行われている。
 当患者はドイツで経験する2例目の新型コロナウイルス患者であるが、最初の例は昨年10月にカタールの男性が入院し、治療を受けている。同男性は回復して退院した。

 一方、サウジアラビア当局は新規事例を報告したが、それは3月上旬にサウジアラビアで死亡した39歳男性との接触者で、軽症ですでに回復している。23日にWHOが発表した事例でもある(世界で16人目の事例)。

 ドイツの事例で世界で17人のnCoV感染者が確認されたことになる。

 しかし重症でない患者(軽症~中等症)が実際にはどの程度存在しているかが懸念され、そうした感染者からウイルスが拡大する可能性が高い。

25日

 香港、2例目の新型コロナウイルス感染疑い者
Youngster sets off killer virus scare Hong Kong Standard (香港) 女児、殺人的ウイルスに感染した脅威を引き起こす
 カタールから家族と共に帰国した4才女児が発熱、咳、頭痛などを訴えて、新型コロナウイルス感染の疑いでクイーン・エリザベス病院に23日夜に隔離された。検査の結果アデノウイルスに感染していることが確認され、新型コロナウイルス感染症は否定された。

 香港で新型コロナウイルス感染症の疑い者は今回で2例目である。
 1例目は3月4日から7日までサウジアラビアに滞在した航空機搭乗員が帰国後に症状を呈したが、ウイルス感染は否定されている。

24日

 サウジアラビアで新たな新型コロナウイルス感染者が確認された。
 先に発病した患者からの感染の可能性が高い。

 New coronavirus case confirmed in Saudi Arabia CTV News ( カナダ) サウジアラビアで新たな新型コロナウイルス感染者が確認
 WHOはサウジアラビアで新型コロナウイルス感染者が確認されたが、先に発病した患者から感染した可能性があるが、十分な情報がないため、もしかすると先の患者と同じ感染源からの感染の可能性も否定できないとしている。

 サウジアラビアでは3月2日に39歳男性が発病して死亡している。
 最新例は発病後入院して加療、その後軽快して退院している。
 年齢や性に関しては不明。
 同国では9人目の感染例となる。

 これまで世界で確認された感染者は16例。死亡10例。
 英国 3人(死亡2人)、サウジアラビア 9人(6人)、カタール 2人、ヨルダン2人(2人)
 人人感染を起こした集団感染は3事例であるが、十分な検査体制がないため、軽症者を含めて、発病者周辺でさらに感染者が出ていないかは不明。


23日

特記すべき情報はない。

22日

 オランダの養鶏場で弱毒株の鳥インフルエンザが発生

Bird Flu Found on Dutch Poultry ThePoultrySite.com  (国際) オランダの家禽で鳥インフルエンザが発生
 オランダの有機飼育養鶏場で鳥インフルエンザが発生した。ウイルスはH7型であり、人には危険性はないが、変異して高病原性の致死的株になる可能性があるため、ヨーロッパ規則に則り、鶏は殺処分される。

Avian flu: rare but deadly The Nation  (タイ) 鳥インフルエンザ、それは希であるが致死的インフルエンザである
 この数週間にカンボジアでは9人の鳥インフルエンザ感染者が報告され、そのうち8人が死亡している。
 あらたなパンデミックの可能性に東南アジア各国では警戒されている。

21日


 WHO、新型コロナウイルス監視体制ガイドラインを更新した。
 中東でのウイルスの拡大を懸念して、肺炎患者での新型コロナウイルス検査の必要性を述べると共に、中東を旅行したことがない全ての国の人々で、説明不可能が重症肺炎が起きたとき、コロナウイルスの検査が必要とされる。
 ウイルスが世界中に拡大している懸念のもとに、さらに加盟国に注意を促したもようだ。

 WHO他、世界の専門家は、当新型コロナウイルスがパンデミックとなる可能性を憂慮している。
 SARS の発生源は中国であったが、新型コロナウイルスの発生源はサウジアラビアなのか、その周辺なのか、未だ明確には分かっていない。ただウイルスの由来もとはコウモリであることはほぼ間違いはないようだ。

WHO updates guidance on novel coronavirus surveillance  CIDRAP (ミネソタ大学感染症情報センター) WHO、新型コロナウイルス監視体制ガイドラインを更新

 英国の家族で集団発生(クラスター発生)が確認されたことから、これまで3例の集団発生が確認されたことになる。

 原因が分かっていても難治性の呼吸器感染症で、その原因だけでは重症性が説明できない場合、患者が中東を旅行した既往があるなしにかかわらず新型コロナウイルスのチェックが必要。
 新型コロナウイルス感染症が発生した国では、定点医療機関における呼吸器疾患調査で新型コロナウイルス感染症も加えること、さらに重症ではないが入院する必要のある市中肺炎患者では新型コロナウイルスをチェックを行うべきである。


20日

現時点では気になる情報はない

19日

 
Drug-resistant pandemic swine flu 'community risk' BBC News (英国) 薬剤耐性パンデミック豚インフルエンザが社会的危機に
 オーストラリアの研究チームがオーストラリアの学会で発表。
 タミフルに耐性となった(かっての)パンデミック豚インフルエンザウイルスが、オーストラリア内に拡大しつつあると警告。
 ウイルスはタミフルを服用したことのない人に感染して発病を起こしている。すなわちタミフル耐性となったウイルスが人人感染して広がっていることを意味している。
 オーストラリアで豚インフルエンザに感染した人の2%から耐性ウイルスが見つかっているが、今後世界に拡大してゆくことが懸念されている。
 なおリレンザには感受性を有しているとされる。
 ヨーロッパでも耐性ウイルスは検出されているが、未だその率は低いとされる。


18日

 内戦が続くシリア―命の尊厳を奪われた人びとに緊急支援を 国境なき医師団

17日

 特に気になる情報はない。

16日

 新型コロナウイルス感染者が初めてサウスアラビアで発見されたとき、確認した研究者は、ウイルスを国際機関に送り、危険な感染症発生を専門家に伝えたことから、同国を追放された

Coronavirus victim's widow tells of grief as scientists scramble for ... The Guardian (英国) 新型コロナウイルスで死亡した男性の妻が、事態の詳細を語る
 英国で初めて新型コロナウイルスで死亡した男性の妻がガーディアン紙に、夫の死亡に関して詳細を語った。

 義父がメッカに巡礼にゆき、彼女の脳腫瘍で治療中の夫の回復を祈って帰ってきた直後、新型コロナウイルス感染症で倒れた。義父はいまだ意識が戻っていない。
 義父からウイルス感染を受けた夫は、2人の息子を残して死んだ。
 ……
 ……
 サウジアラビアで最初の新型コロナウイルス感染者が見つかり、それを国際的に情報として流した医師が、国から迫害された事実をガーディアン紙は初めて発表した。

以下はガーディアン紙が明らかにした内容である。
 
 新型コロナウイルスは最初にサウジアラビアの医師によって同定された。同医師は国際機関に同ウイルスの危険性を訴えた。その後同医師は病院を解雇され国外に去らざるを得ない状態となった。 
 さらに詳細は以下の通り。
 
 アリ・モハメドザキ教授は昨年の6月に病院で死亡した患者からウイルスを分離した。 同教授はウイルスを国外の研究機関に送り、その同定を依頼すると共に、国際的研究者達に同ウイルスの危険性を伝えた。その行為はサウジアラビア保健省に非難され、国から調査団が病院に送りこまれ、同教授は尋問され、そして咎められ、脅迫された。国は病院当局に同教授を解雇するように圧力をかけた。
 同教授は仕事ができなくなった。(結果的に国外に去らざるをえなくなった。出身国であるエジプトへ帰った)。しかしこの危険なウイルスの存在を国際的に発表することは自分の義務であった、と現在語っている。
 
 新型コロナウイルスに関する情報はどの後9月まで途絶えたが、サウジアラビアやカタールでさらに患者が確認されると、発生国では遅れながらも、その事実をWHOに伝えた。さらに実は4月にもヨルダンの病院で集団発生が起きていたことなども判明した。
 WHOは現在、ウイルスがどの程度拡大しているのかを懸念している。
 各国に重症な呼吸器感染症の多発がみられた場合、中東周辺から帰国後肺炎を呈した場合などには、迅速に新型コロナウイルスの検索を行う必要があると通達を出している。
 
 もし昨年6月の段階で、国際機関がサウジアラビア当局と共にウイルス発生の調査、患者調査に積極的に動いていたなら、英国の感染死亡者は防ぐことができていた可能性があるとともに、治療薬や治療方法がより早くに検討されたと考えられる。
 現在、新型コロナウイルスはSARS治療薬が効果を持つことが分かっている。
 サウジアラビアが新型コロナウイルス感染症を明らかにしたがらないのは、メッカ大巡礼などに影響することを懸念したせいかも知れないが、それは結果的に世界中にウイルスを拡大させる可能性をもった。
 The coronavirus was first identified by a doctor in Saudi Arabia, who alerted the international authorities and was subsequently forced to leave the country after being sacked, the Guardian can reveal.
 Prof Ali Mohamed Zaki isolated the virus from a patient who died in hospital last June. He angered the Saudi health ministry when he sent the virus out of the country for identification and alerted international researchers to the threat. "They sent a team to the hospital to investigate me, to blame me and threaten me. They forced the hospital to terminate my contract," Zaki said. "I was obliged to leave my work because of this, but it was my duty. This is a serious virus."


 英国ガーディアン紙のサウジアラビアにおける新型コロナウイルス感染症発生と、関係医師がどのように動き、そしてどのように同国から扱われたかは、次のアーティクルに詳しく述べられている。
 is this the next pandemic? The Guardian これは次のパンデミックとなるのだろうか?

15日

 新型コロナウイルスの人細胞のリセプターが確定される
Nature | News Receptor for new coronavirus found Nature.com (国際) 新型コロナウイルスのリセプターが発見
 オランダのエラスムス医学センターの研究者と他のヨーロッパの研究者達が、今週のNatureに新型コロナウイルス(hCoV-EMC )の人細胞に付着するリセプターを見いだした。これは類似SARS ウイルスのリセプターとは異なる。
 多くの細胞表面に存在するリセプターとして機能するタンパクのDPP4に、ウイルス表面の突起の一部が付着することを見いだした。
 このDPP4タンパクは多くの哺乳動物、コウモリを含む、で非常に類似した組成であり、当新型コロナウイルスが人以外でも感染することが説明可能となる。
 リセプターが発見されたことから、今後薬剤とワクチンの研究開発が進むと考えられる。

 他のアイオワ大学から同雑誌に掲載された論文での発表によると当リセプターは呼吸器粘膜細胞の特定細胞(全体の20%)にしか存在しないとし、感染するには大量のウイルスを吸い込む必要があるとしている。

 Predicting hotspots for future flu outbreaks EurekAlert (国際) 新型インフルエンザ発生のホットスポット予測
 UCLAの研究チーム。
 人のインフルエンザ流行地域、鳥インフルエンザの流行地域、および多くの豚の飼育地域をチェックし、そこから将来的に新型ウイルス発生の可能性の高いホットスポットを予測する研究を行っている。
 人のインフルエンザウイルス、そして鳥のインフルエンザウイルスが豚に感染して、そこで遺伝子再集合(組み合わせ)が起きることにより、危険な新型ウイルスが発生することを予測する目的。

 研究チームのこれまでの研究結果では、中国の中央、沿岸地域、およびエジプトのナイルデルタ地域がホットスポットとしてあげられている。
 今後、こうした研究で新型インフルエンザウイルスの発生予測を米国NIHの研究費補助を受けて続けられる。


14日


 WHO、H5N1鳥インフルエンザ発症事例最近の要約
 2月15日から3月12日までの発症事例の要約。
 先に中国で発病した2例が死亡。
 カンボジアで2例発病、死亡。
 カンボジアでは今年度9例が発病しているが、ウイルスはクレード1.1で地域の家きんで発生している鳥インフルエンザウイルスと同じ。
 全ての例が家きんからの感染と考えられ、人人感染事例はないと推定されている。

 中国、ベトナム、インドネシア(最近)の流行株は、クレード2.3.2.1である(管理人)。
 上記の症例は全て当日記で記載されている。

 インドでH5N1鳥インフルエンザが鶏の間で再燃している。
 近くではネパールでも時々発生報告がある。
Bird flu spreads to Madhepura, 800 chicken die Times of India (インド) インド、マデプ-ラで鳥インフルエンザが拡大、鶏800羽が死ぬ
 ビハール州マデプーラでこの4日間で鶏800羽以上が鳥インフルエンザで死んだ。

 シリア難民が急増。国連難民高等弁務官事務所・日本委員会
 
2013年3月6日シリア難民が100万人に達しました。これを受けアントニオ・グテーレス国連難民高等弁務官は「シリア難民が100万人を超え、それ以上の数の人々が国内避難民となっている。連日非常に多くの人がシリア国境を越えて逃れている。UNHCRはできる限りの支援を続けている。しかし事態は国際社会が人道問題に対応できる能力の限界に達している。この悲劇をなんとか食い止めなければならない」と訴えています。


13日

 サウジアラビアで新たに新型コロナウイルス感染者が確認。15人目

 WHO confirms 15th case of deadly new virus in Saudi Arabia  Reuters (国際) WHO、15人目の致死的新型ウイルス感染者がサウジアラビアで確認されたと発表
 SARSと同じ系列の新型ウイルスにサウジアラビアの男性が感染し、死亡した。世界で15人目の感染者で9人目の死者となった。WHOが12日(現地時間)発表した。

 39歳男性が2月24日に新型コロナウイルス(NCoV)に感染した症状を呈し、入院した数日後の3月2日に死亡した。
 WHOによると死亡者はこれまで発病した患者との接触はなく、別な感染源由来の発病と推定されている。

 ヨーロッパの研究者達によると、NCoVは人に変異して感染しやすくなっていて、SARSに用いられた薬剤が効果を持っている可能性があるとされる。

Death toll from new SARS-like virus climbs to 9 CNN (米国) SARS類似ウイルスによる死亡者が9人に増加
 謎めいた新型コロナウイルスの新しい死者が発生した。
 サウジアラビア保健省はWHOに39歳男性が新型コロナウイルスに感染し2月28日に入院し、2日後に死亡したと報告した。
 新規患者は、これまでの感染者と接触した既往がないことから、WHOは感染源について調査中である。

 症状
 急性呼吸器感染症であり、発熱と咳が伴い、肺炎と腎不全を呈しやすい。

 発生症例
 ほとんどの発症者は中東居住者である。
 しかし英国での発病者も報告されている。
 英国の発病者は一人がサウジアラビアから帰国後発病し、その後2人の家族員が発病した。
 「もし罹患すると非常に重篤となる」、と米国ナッシビルのバンデルビルト大学医学センターの感染症専門医であるウイリアム・シャフナー医師は語っている。
 しかし幸運なことに、ウイルス感染は現在容易に起きないと、同医師は付け加えている。

 ウイルスの起源
 SARSウイルスのように動物を感染宿主としたウイルスと考えられている。
 昨年11月に発表された研究結果によると、遺伝子学的にコウモリで見つかるウイルスに近似しているされる。
 米国内では発生していないが、専門家はもし発生しても驚くべき事ではないだろうとコメントしている。
 CDCのウイルス疾患部門のスザン・ガーバー医師は、”発生する可能性はある”と語っている。
 CDCは現在、WHOや他の国際的機関と協力しあって調査しているという。
 
 
12日

 内閣官房が新型インフルエンザ等対策特措法に関するパブリックコメントを求めている。
 
 当サイトからお入りください。



11日

Cambodian PM repeatedly appeals to fight bird flu outbreaks Global Times(中国) カンボジア首相、鳥インフルエンザに警戒するように繰り返し訴える
 本年度すでに8人の死者を出しているH5N1鳥インフルエンザに関してカンボジア首相は、テレビやマスメディアが国民に警戒を呼びかけるように訴えた。


10日

Man tests negative for new coronavirus RTHK (香港) 香港、新型コロナウイルス感染疑い男性、検査結果は陰性
 31歳男性が新型コロナウイルス感染疑いがもたれていたが検査結果は陰性だった。
 男性は航空機乗務員であり、3月4日から7日までの間サウジアラビアに滞在した。
 男性は帰国後発熱と頭痛を訴え、クイーン・エリザベス病院へ入院し隔離された。
 検査結果ではインフルエンザAに罹患していた。

 WHOによると新型コロナウイルスの感染が確定された感染者は世界で14人で、そのうち8人が死亡している。

CDC wants US docs to look out for mysterious coronavirus from ... CBS News (米国) CDC、米国内の医師達に中東からの新型コロナウイルス感染症に注意するように警告

9日


CDC issues guidance for novel coronavirus  Nurse.com (米国) CDC、新型コロナウイルス感染症に関するガイダンスを発表
 昨年9月に見つかった新型コロナウイルス感染症に関するガイダンスをCDCが発表。
 当ウイルスの遺伝子分析では、人に感染する他のコロナウイルス、およびSARSコロナウイルスとは異なる新型のウイルスである。
 3月7日段階で14人の確定例が世界で「報告され、うち8人が死亡している。
 当感染症は2012年4月から2013年2月までの間に発生が報告されている。
 米国内での感染例はない。

 3人が英国の家族内で発生しており、ウイルスが人人感染する能力を有していることが確認されている。

 アラビア半島を中心として感染者が出ていることから、当地域を旅行して帰国してから、下部気道の重症感染症を呈する場合は、迅速に医療機関でウイルス検査を受ける必要がある。

8日

22 died from bird flu in Georgia this year APA (アゼルバイジャン) グルジアで22人が鳥インフルエンザで死亡

 A/H1N1インフルエンザと勘違いしている。いわゆる豚インフルエンザのことである。このような勘違いのニュースは途上国の報道機関でよく見られる。

7日

 サウジアラビアで、新たな新型コロナウイルス感染者が確認。死亡例。  WHOによると世界で通算14例目の感染者で、死亡例として8例目となる

WHO confirms another novel coronavirus deathWHO  (ミネソタ大学感染情報センター) WHO、新たに新型コロナウイルス感染者を確認

サウジアラビア保健省は新型コロナウイルス(NCoV)の新たな感染例を確認してWHOに報告した。
 同国ではこの2週間で2人目と感染者となる。
 患者は69歳男性で2月10日に入院して19日に死亡した。
 これまでのNCoV感染者との接触はなく、旅行の既往もなり。
 同患者の確認で検査で確認されたNCoV感染者は世界で14例となり死者は8人となった。
 そのうちサウスアラビアでは7人の感染者と5人の死者が発生している。

 サウジアラビアからの情報は非常に少なく、前回の報告ではメディア報告でも高齢婦人としか記載されてなかった。

Another death to SARS-like virus in Saudi Arabia: DOH Focus Taiwan News Channel(台湾) サウジアラビアでされなるSARS類似ウイルス感染で死亡者が確認

6日

Mekong Delta warned of bird flu spread VietNamNet Bridge  (ベトナム) ベトナム、メコンデルタ地域で鳥H5N1インフルエンザが家きんの間で拡大の恐れ
 ベトナム南部のメコンデルタ地帯でH5N1鳥インフルエンザがアヒルの間で拡大しつつある事から当局は警報を発令している。

 本年度1人の死亡者が出ているとされているが、WHO報告ではそうしたっじじつはないが…。
 妙だ。
Bird flu was detected at a chick breeding farm in Hon Dat Town, Kien Giang Province in mid February, resulting in immediate culling of 559 chicks. Despite this precaution, the deadly disease killed a local person in the province early this year.
 

5日

 現時点では特記すべきことはない

4日

 台湾CDC、感染リスクの高い人にH5N1鳥インフルエンザワクチン接種を開始
 以前から行われているが、台湾では家きん飼育者、ウイルス検査従事者、検疫担当者、鳥インフルエンザ発生国への旅行希望者などに対してH5N1ワクチン接種を勧めている。18歳以上が対象で8月まで続けられる。
 H5N1鳥インフルエンザは未だ人へは容易に感染しないが、最近遺伝子的変異が認められ、人への感染の危険性が高まっていると、CDCでは説明している。
 CDC announces H5N1 vaccination  Taipei Times  (台湾) CDC、H5N1ワクチン接種開始を案内


3日

 特に気になる情報はない。

2日

 特に気になる情報はない。

1日


 新型コロナウイルスを巡る専門家たちの論議。
 パンデミックとなる可能性も指摘されている。


焦点:SARS似の新型ウイルス、感染拡大は「時間の問題」か| ワールド ... ロイター日本語版

[ロンドン 27日 ロイター] 昨年9月に発見されたSARS(重症急性呼吸器症候群)ウイルスに似た新種のコロナウイルス(NCoV)。専門家たちは同ウイルスの解明を急いでいるが、いまだ明らかにされていないウイルスの潜在能力に戦々恐々としている。

 これまで同ウイルスの感染例は世界全体で13件を数え、そのうち半数を超える7人が死亡した。感染者のうち、6人がサウジアラビア、2人がヨルダンで見つかったほか、英国とドイツの感染者には、中東に渡航歴があるか、もしくは渡航歴のある家族から感染した可能性のあることが分かっている。

 米ミネソタ大学感染症研究・政策センターのマイケル・オスターホルム教授は「すでに解明されていることも懸念すべきだが、まだ明らかになっていないことに恐ろしさを感じる」と話す。

 昨年9月にロンドンの病院で、カタール人からNCoVが確認されてから1週間もたたないうちに、英健康保護局(HPA)の科学者はNCoVのゲノム配列を調べ、「系統樹」を作成。風邪やSARSのウイルスの仲間であることが分かった。また、スイスやドイツなどでも直ちに研究が開始され、NCoVがヒトに感染しやすく、SARSの治療薬が有効である可能性があることも判明した。

 インペリアル・カレッジ・ロンドンのコロナウイルス専門家、マイク・スキナー氏は「NCoVの完全な遺伝子配列が分かっており、何の仲間であるかも解明されている」と述べたが、不明な点もいまだに多く残されている。

<サウジアラビアとヨルダンに注目>

 同じくインペリアル・カレッジ・ロンドンのインフルエンザウイルス学者、ウェンディ・バークレー氏は「現時点では、NCoVが拡散していても発病者の数が少ないだけなのか、それとも強毒性の新型ウイルスなのか分かっていない」と指摘する。

 これを解明するには、サウジアラビアやヨルダンといった感染者の見つかった国で、NCoVが比較的軽い症状ながら広範囲に感染している可能性を即座に調べる必要がある。
 
 こうした研究が、これまで確認されている13人の感染者は最も重症な「氷山の一角」であることを示す証拠となりうると、スイスにあるカントナル病院のボルカー・ティール氏は話す。同氏は今月、NCoVがヒトの細胞内で効率良く増殖することを示す研究結果を発表している。

 また、中東地域の科学者や保健当局者にとって、NCoV感染者を治療し、感染源を突き止めるべく研究している欧州の科学者らとの協力は不可欠となっている。

<ウイルスの巨大ミキサー>

 昨年9月に最初の感染例の確認にもつながったHPAの研究者による初期の科学的分析では、NCoVに最も近い種は、コウモリのウイルスである可能性が高いことが分かった。

 ウイルスが動物からヒトに感染し、変異していくというのは珍しいことではない。エイズウイルス(HIV)や2009年と10年に世界的に流行した豚インフルエンザのH1N1型ウイルスがよく知られている。

 また、独ボン大学の研究チームによると、ヤギが媒介しヒトに感染した可能性もある。

 ドイツで治療を受けたカタールの感染者を調べた結果、この感染者はラクダとヤギの飼育場を所有しており、自身が発病する前にヤギ数匹が病気になっていたという。

 前出のオスターホルム教授はこの点に注目し、「全ての感染例で、ある特定の動物が感染源だと突き止めることができれば、まだ安心できる」とし、もしそうだとすれば、感染は鳥インフルエンザのような散発性のものであり、ヒトはまだNCoVの保有宿主となっていないことを示唆すると指摘した。

 しかし、英国では家族間による感染も明らかになっており、NCoVがヒトからヒトへと感染し、動物が感染源ではない可能性も出ている。サウジアラビアとパキスタンに渡航歴のある英国人男性の感染が今月11日に報告されたが、その後間もなくして感染が確認されたこの男性と同じ家族の2人には、中東への渡航歴はなかった。

 世界保健機関(WHO)は、この新しい感染例がNCoVには持続性があることを示していると指摘。HPAの科学者も、他のコロナウイルスのようにNCoVが飛沫(ひまつ)により拡散し、「少なくとも状況次第で」ヒトからヒトに感染する可能性を示す大きな証拠だとしている。

 一方、ウイルス学が専門である英レディング大学のイアン・ジョーンズ教授は、同ウイルスの感染が終息を迎えつつあるとし、研究は結果が出ないまま行き詰まる可能性を指摘した。

 しかし、オスターホルム教授は「ウイルス学はNCoV感染の終わりを示す証拠を何も提示していない」と反論。「今日において、世界はウイルスを混ぜる巨大なミキサーのようなものだ。中東で(ヒトから)発見されたのなら、他の地域でも見つかる可能性はある。それは時間の問題だ」と話した。

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