4月-2

 16日

 昨日のアクセス数と地域 (ゴーグル解析)


 現時点での要約

 15日夜段階、中国のH7N9鳥インフルエンザ感染者数は64人。
 15日、北京で無症状の男児か確認された他、江蘇省、浙江省、安徽省で感染者が各1人確認。この3人は、それぞれ60歳男性、68歳女性、60歳男性で重体とされる。
 死者数は南京市で治療中の女性が死亡し、14人となった。
 感染者は相変わらずほとんど中高齢者だ。中国には子どもや若年成人はいないのだろうか、と思うほど高齢者中心の感染報告だ。これはなぜだろうか?解答はいくつかあるが…。

 パンデミックの可能性について:香港の専門家筋や我が国内の専門家の一部ではパンデミックの危険性を警告している。
 一方、欧米の専門家の間では、それを判断するには情報が少なすぎ事をあげ、ウイルスがさらに人への感染性を高めてゆく可能性があることから、パンデミックの危険性があることは肯定している。
 ただそれがいつかは現状の中国の状況把握が、もっと科学的に為されない限り難しいとコメント:発病者周辺の接触者のウイルス検査、抗体検査で、実施にH7N9ウイルスがどの程度人に感染しているのかを明確にする必要がある。北京で無症状の男児が確認されたことは、無症状および軽症、中等度の症状で医療機関には行かず自然経過で治っている感染者が多く存在する可能性が示唆されている。そうした感染者が多くなると、ウイルスは拡大してゆく。感染後発病まで2~5日間。発病前2日間は、くしゃみや咳でウイルスを周辺に飛散させる。
 また感染鳥も無症状なので、広くウイルスを運んでいる可能性が高い。もちろん日本も含めて。

 中国から日本を訪れる人々がウイルス感染していても無症状である人もいるとしたなら、水際作戦は意味がなくなる。---困ったなぁ。

 WHOが夕方発表。専門家国際チームが1週間以内に中国に入り、状況の把握、ウイルスの感染様式の把握、そして今後必要な調査・研究を提示する。


 北京の少年が無症状でウイルス感染していたことから少年の居住区周辺を消毒している光景
 AP通信写真からお借り。  
 こんな事ってどれだけ意味があるのかなぁ?
 だって変でしょう?路上を消毒?そしてそばで子ども達が眺めている。
 これが中国当局のいう強化された対策だとしたなら…、後は言うまでもない。



 H7N9ウイルスは今も変異を続けている危険なウイルス
Analysis: Gene swapping makes new China bird flu a moving target Chicago Tribune  (米国) 中国の新規鳥インフルエンザウイルスは遺伝子組み換えを起こしながら、感染宿主を変えている
 ロイター

 中国で13人を死亡させている新規鳥インフルエンザウイルスは、未だ変異を続けているため、それがどの程度危険なウイルスになるのは研究者達に予知できない。

 インフルエンザ専門家達によるとH7N9ウイルスは未だ他のウイルスと遺伝子組み替えを起こしながら、より適合する宿主を探している。
 もしウイルスがより適合する宿主を探し出すことに成功するなら、世界は致死的パンデミックの脅威にさらされるかも知れないが、またウイルスが適合する宿主を見いださなければ、ウイルスは消えて去る可能性もある。

 ウイルスの不安定性は、薬剤に耐性となる可能性もある。

 先に分析された遺伝子構造は、現在のウイルスは、アジアの鳥インフルエンザウイルス3種類の遺伝子が組み合わさっており、”三重再集合(triple reassortant)”ウイルスと呼ばれる。

 ウイルス専門家である、ウイスコンシン大学の河岡義裕と東京の国立感染症研究所の田代真人の両氏は、”ユーロサーベイランス”のオンライン版に、H7N9ウイルス遺伝子は、哺乳動物のインフルエンザウイルスのいくつかの特性を身につけており、それが人に感染する原因となっている、と報告している。

 パンデミックの可能性?

 専門家達はH7N9ウイルスが人人感染しているという証拠がないことに、幾分の安心感を抱いている。
 しかし60人前後の人々がどのようにしてウイルス感染を受けたか不明なことが、一抹の不安材料となっている。

 オランダのエラスムス医学センターウイルス科学部門の長であるアン・オステルハウス教授は、次のように言っている。
 「我々はH7ウイルスが人に感染するようになっていることを知っている。しかし自分にとってもっとも重要なことは、どの動物からウイルスがやってきたのかを知ることだ。1種類の動物?別な動物もいる?現時点では我々はあまりにも多くのことを知らない」

 *オステルハウス教授のコメントは全く正論と思う。未だに人に感染したH7N9ウイルスがどこから来たのか不明なのが最大の謎となっている。市場の家禽から感染したとしても、その家禽がどこでウイルスを拾ったのか?中国当局の調査では農家の家禽やブタ、野鳥などを調べてもウイルスは見つかっていないという。
 中国当局が何かを隠しているか、それともウイルスがPM2.5や黄砂に混じって天から降り注いできたか、それともどこかの研究所から漏れ出たのか、…。(訳者)。


香港の専門家、パンデミックとなる可能性を警告
Hong Kong expert warns new bird flu virus could become a pandemic South China Morning Post  (中国) 香港の専門家、ウイルスがパンデミックを起こすかも知れないと警告
 香港の専門家は、H7N9ウイルスはH5N1以上に恐ろしく、人人感染するようにウイルスが人に適合してゆくだろうと警告。

 香港保健庁の広報責任者のHo Pak-leung 氏は、H7N9ウイルスがパンデミックを起こす不安を抱いている。
 H7N9ウイルスは先月本土で人の感染が見つかったばかりなのに、すでに広く広がっている。
 ウイルスはH5N1が10年間に感染した人の数以上に、すでに人に感染している。

 同氏によると、H7N9ウイルスは鳥から人へ速やかに感染する能力を持っていて、地理的にも容易に拡大する。
 感染鳥は無症状なので、その拡大の把握が困難である。
 
 同氏は、H7N9ウイルスの病原特性は非常に特殊で、H5N1とは全く異なっている、という。
 そしてその病原特性は、警告すべき結論となる。--それはH5N1以上に健康脅威をはらんでいる。
 同氏はさらに、北京で見つかった感染男児が無症状であったことは、パンデミックの予兆と言えるとする。
 「ウイルスはさらに人に適合してゆくき、最終的には人の間で容易に感染するウイルスに変わってゆく」と、同氏は警告している。


 北京市内で感染者が見つかったことから、タミフルを治療指定医療機関でのみ使用させるために、一般医療機関への販売規制が始められた。
鳥インフル:北京市がタミフル販売規制 毎日新聞
 

H7N9 bird flu poised to spread Nature.com (国際) H7N9鳥インフルエンザ、拡大の様相
 世界的科学雑誌が初めてH7N9鳥インフルエンザに関して、論説を掲載。
 世界各地の専門家の意見をまとめている。

 これまで当日記で掲載してきた色々な専門家の意見とほぼ同じ内容。


<鳥インフル>H7N9型の監視対象をインフル症状ある一般の人にも拡大―中国報道
 新華社通信が報道
 中国北京市は鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)の感染拡大予防策として、監視対象の範囲を家禽と接触のあるハイリスク群から、インフルエンザの症状が出た一般の人にまで拡大した。


4-year-old boy's case suggests virus immunity Xinhua (新華社) 北京の4歳男児の例、ウイルスに対する免疫を持っていた可能性が示唆
 4歳男児がH7N9ウイルスに感染しても発病しなかった事例は、免疫をある程度持っていた可能性が示唆され、他にも免疫を持っていることから発病してない人々が多くいる可能性を北京市保健局の当局者が語った。

 「もし我々が無症状のキャリアーを見いだすとしたなら、人の中に免疫があるため、ウイルスが排除されたため、症状が出ないことが示唆される」と保健局の高官が語った。
 東部地域での多くの発症者が重症であることから考えると、男児が無症状感染を起こしていた事実から、H7N9ウイルスは中等症から無症状まで存在している可能性が示唆されている。

 *単純にそのような判断が下せるかどうか?エジプトにおけるH5N1鳥インフルエンザは乳幼児では軽症で、成人では重症~死亡の状態である。無症状、軽症が免疫の有無だけで説明が可能とは思えない。
  H7N9の場合、若年者の下部気道にはH7N9ウイルスリセプターの分布数が少ないのではないだろうか?


World experts to help China with bird flu investigation Reuters (国際) 世界の専門家が中国の鳥インフルエンザ調査研究に協力
 WHOG本日発表。
 国際専門家チームが1週間以内に中国に致死的H7N9ウイルス研究に協力するために入る。

 チームは状況を見極め、ウイルスの感染様式をもう少し明らかにし、そしてどのような調査研究が必要であるかを把握する。ジュネーブの広報官であるグレゴリー・ハートル氏がロイターに語った。

Shanghai H7N9 Bird Flu Situation Said "Stable" Forbes (米国) 上海、H7N9鳥インフルエンザ状況は安定していると-新感染者出ていない
 昨日から新しい感染者の報告はないと。

 江蘇省で3人感染者が確認された。感染者数67人に
  南京市で56歳男性、昆山市で21歳女性、蘇州市で72歳女性。
  相変わらず高齢者が多い。
鳥インフル、感染67人に=江蘇省で新たに3人-中国 時事通信
中国・鳥インフル感染、新たに3人…計67人に  読売新聞


15日

 中国のH7N9感染者数急増に転じた。
   発見率が上がったせい?または感染源が増えたせい?
   
  14日 感染者数 60人
  13日        44人
  10日        33人
   8日        24人
   7日        20人
   5日        16人
   
  発病者は圧倒的に高齢者が多い説明は、中国当局もWHOもしていない。
  これまでこのようなインフルエンザはなかったはずだ。
  新型であれば若年成人、季節性であれば子どもである。

  今回のH7N9ウイルスは2名の子どもに感染して発病させているが、15日、北京で無症状の子どもからウイルスが検出されている。
  明らかに子どもでは発病率は低い傾向にある。妙なウイルスである…

  感染者周辺でのPCRによるウイルスチェックが緊急に必要。それにより当H7N9ウイルスの人への感染性程度とその実体が分かる。

  発病者が高年成人に圧倒的に多いことは、このH7N9ウイルスの謎を解く鍵かも知れない。

       special thanks to "Vriology Down Under 左記ウエブから戴きました。


  パンデミックを予知するには、ウイルスの源がどこにあるのかが確認され、感染者周辺での厳密な健康チェック(ウイルス抗体も含めて)が行われない限り、判断はできない。多くの軽症から中等症感染者(病院にはゆかない、自然治癒している)の存在の有無が問題である。スペインインフルエンザでも致死率が2%程度であったから、100人の発病者がいても98人は、自宅で寝ていたり、体調が悪くても何とか自然治癒している。
 現在の中国ではどうなのだろうか?
 WHOや中国当局からの簡単な発表内容からは、実際の水面下の事態は憶測すらできない。


河南省でも感染、計60人に=鳥インフル、上海で2人死亡-まん延の懸念・中国 時事通信
 {1日に11人もの感染者が発表されたのは、H7N9型による人への感染が初公表された3月31日以降で最多。感染者は上海市と江蘇、浙江、安徽3省に集中していたが、13日に北京市で初めて感染が確認された。河南省での感染確認で東部、華北に続き、中部にも飛び火し、2市4省に拡大。全国にまん延する懸念が強まっている。}

China bird flu: Reported H7N9 cases rise to 60 BBC News (英国) 中国のH7N9鳥インフルエンザ感染者数、60人に
 中国はあらたに11人の感染者を報告し、ウイルスは河南省と北京にも現れた。
 中国の新規鳥インフルエンザ感染数は60人となり、あらたに死者が2人増えた。

 当局はウイルスは鳥から直接人に感染していると考えている。
 WHOは人人感染の証拠は今のところ得られていないとしている。

 WHOの北京代表であるマイケル・オレアリー氏(Michael O'Leary)は、各事例間でのつながりはないという。
 「どのようにウイルスが拡大してゆくか予知する方法がない。しかし北京のように感染者が他の地域に現れることは想定されている」と、同氏は記者に語っている。
 13日、北京で初めて少女の感染が確認された。
 多くは北京周辺で2月以来発生しているが、2例が14日河南省で確認された。

 WHOによると中国外での感染者は報告されていない。


 北京の男児、H7N9ウイルスのキャリアであることが確認
  無症状で経過する感染者がいることが確認されたことは大きい。
  可能性としてH7N9ウイルス感染しても症状を出さないか、出しても軽い若年者が相当いるのではないだろうか?

  経済新聞
  北京の男児からあらたにH7N9ウイルスが見つかった。
 同市で13日に初めて感染が確認された7歳の女児の父親が生きた鳥の販売に従事していたことから、当局が父親とかかわりのある24人を自主的に検査したところ見つかった。男児の両親は魚や鳥を売る仕事をしている。男児にはインフルエンザの症状は見られないが、専門病院で経過を観察している。

 Beijing Reports H7N9 Flu Virus Carrier Bernama (マレーシア) 北京、H7N9ウイルスのキャリアーを報告

Beijing reports H7N9 flu virus carrier Xinhua (新華社) 北京、H7N9ウイルスのキャリアーを報告
 13日に感染が確認された7歳少女の両親から少年の近所の人が鶏を購入したという。
 少年のウイルス検査は少女の周辺検査で確認された。
 少年は健康状態をフォローされているが、現時点では無症状とされる。


 中国、インフルエンザワクチンメーカー、シノバク・バイオテク(SVA)、H7N9ワクチン製造体勢に
 Bird Flu Surge in China Spurs Vaccine Preparations Businessweek (米国) 鳥インフルエンザ発生、中国のワクチン供給体制が加速
 中国のトップワクチン製造会社のシノバク・バイオテク(Sinovac Biotech Ltd. )が、H7N9鳥インフルエンザ発生により、ワクチン製造体勢を加速している。
 「パンデミック発生のリスクは高まっている」と、同社のCEOのYin Weidong氏が北京の本社本部で語った。

 製造依頼があれば7月までに準備可能という。
 同社は年間、3000万人から4000万人分のインフルエンザワクチン製造能力があるとされる。


Second Bird Flu Case Found in Beijing  Wall Street Journal (米国) 北京でH7N9感染者2例目が確認

鳥インフル、死者14人に=中国 時事通信
 先にH7N9型鳥インフルエンザに感染し治療されていた南京市の女性(77)が14日夜死亡した。
 
鳥インフル、14人目の死者=感染63人に拡大-中国 時事通信
 15日には、北京市、江蘇省、浙江省で各1人の感染が新たに確認され、国内の感染者は上海市、安徽省、河南省を含む2市4省の63人となった。

中国鳥インフル、江蘇・浙江・安徽で新たに3人 読売新聞
 新たに感染が確認されたのは、江蘇省昆山市の60歳男性と浙江省湖州市の68歳女性、安徽省天長市の60歳男性で、いずれも重体。


14日

 中国内のH7N9インフルエンザは中国東部地区から、河南省、北京へも拡大したことが13~14日に明らかになった。

 14日19時の時点での中国におけるH7N9鳥インフルエンザ感染者および(死者数)
   
  感染者数(発病者数)60名、 死者数13名
   1名は北京、上海市24名(8名)、江蘇省16名(3名)、浙江省15名(1名)、安徽省2名(1名)、河南省2(0)
   上海で夫婦で発病例が確認
   本日、河南省でも確認された。浙江省では4人新規に確認。

 発病者平均年齢 60歳
 発症から診断確定までの期間 10日
 男性の占める割合、発病者中70%、死者中82%

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 なぜ新型インフルエンザのメッカである広東省では報告されないのか?謎だ。
 


WHO Reports 5 New Bird Flu Cases in China fox8.com (米国) WHO、中国内の鳥インフルエンザ感染者、さらに5例を報告
 {未だウイルスの感染源が不明なまま、WHOは新たな感染者5例を13日報告した。中国におけるH7N9感染者数は49人、死者数は11人となった。
 確認された5人は全て上海と周辺地域で、これまで患者が確認されていた地域である。
 またWHOは北京で7歳少女のウイルス感染が確認されたことも発表した。中国当局は同一朝に確認した。

 「ウイルスの人への感染源と、ウイルスの発生している場所(reservoirs)が調査されている。感染源が同定されない限り、中国での感染者はさらに増加すると考えられる」と、WHOは説明している。
 WHOによると人人感染が起きていると証拠は得られていない、とされる。
 ウイルスの感染源として家禽市場が中国当局とWHOは想定していて、調査対象となっている。
 東部地域の数カ所の都市では家禽の売買が停止されている。

H7N9 Avian Influenza: Virus Widens Geographic Reach in China  ABC News(米国) H7N9鳥インフルエンザ:中国での感染地域が拡大
  北京で7歳少女がH7N9インフルエンザに感染した。
  これまで発生していた上海を中心とした地域から750マイルも離れた地域で、突然発病したことは重大な関心を呼ぶ。

 河南省でも感染者確認
鳥インフル、河南省でも2人感染=中国 時事通信
 男性2人の発病が確認

13日

昨日の訪問者 (Google解析による)


特報 2013/04/13 14:59:03
 北京でも感染者が確認
 
 WHOはどのような判断を下すのか?
 現在、関係者間で、もし発表する場合の内容を検討中と思われる。
 ・人人感染はない。
 ・しかし感染は拡大している。各国は警戒を強めなければならない。
 ・パンデミックの可能性はないが、要注意である

      等


 中国東部地区、上海周辺に感染者は未だ発生し続けている。
 ウイルスの感染源は未だ不明。
 中国当局は家禽市場を感染源との疑いを持ったまま、上海周辺の家禽市場を閉鎖。

 感染者の特徴は50歳以上の中高齢者が多いことが特徴である。
 子どもでの確認はわずか1人。
 若年成人での報告は非常に少ない。

 これは一般的インフルエンザの場合と明らかに異なる。
 また若年者での発病が多い、H5N1鳥インフルエンザの発病年齢とも大きく異なる。H5N1では高齢者の発病は皆無。
 これは大きなミステリーである。

 推定される仮説:
  ・ウイルスは中高齢者の生活圏内に多く存在
  ・中高齢者が好む食物にウイルスが混入
  ・中高齢者が重篤化しやすいことから、確認されている年齢層が偏っている。または医療機関受診は若年者では少ない(高価だから)。昨日、中国の発表した症例報告の例でも、死亡前日に入院している。
  ・高齢者で発病、または感染しやすい。理由不明。
       他
  
  発病者と死者の年齢分布
  赤色は死亡例。

 special thanks to "Vriology Down Under 左記ウエブから戴きました。

 

 中国のH7N9鳥インフルエンザ感染者と死者数さらに増加

 NHKによると、12日、新たに上海市と浙江省で合わせて5人の感染が確認されたほか、治療中だった1人が死亡し、感染者の合計は43人、死亡者は11人となった。
 内訳は上海市で53歳の男性と86歳の男性、浙江省杭州市で66歳の男性と74歳の男性、また浙江省湖州市で54歳の女性。
 死者は上海市で治療中だった74歳男性となっている。

China reports new bird flu death, infections Fox News  (米国) 中国、さらに新規死者と感染者を報告
 12日、中国国営通信の新華社はH7N9鳥インフルエンザ死者が1人増えて11人となったと報道。
 さらに新華社は別の報道で、感染者が同日、浙江省で3人確認され、感染者数が43人となった事も伝えた。
 感染源は不明とされる。

Another death in China bird flu crisis as Hong Kong goes on alert CNN  (米国) 中国で新たな死者が確認、香港、警戒強める
 12日、WHOは中国でH7N9ウイルスに合計43人が感染し(発病し)、11人が死亡したと発表した。
 12日確認された感染者5人は、3人が浙江省、2人が上海で、年齢は53歳から86歳にわたっている。死者は上海である。

 感染者と密接に接触していた70人について健康調査を行っているが、特に症状を呈している人はいないとされる。”上海市健康と家族計画委員会”発表内容を新華社が報道した。

 WHOは現時点では人から人への感染の証拠は得られていないとしているが、WHOと中国保健当局は、厳重に注視している。
 

 H7N9ウイルスの検査キットが完成。全国に配置予定.
 厚生労働省はH7N9検出キットを完成。来週中に全国の地方衛生研究所と検疫所の計90カ所に配備すると12日発表。MSN産経ニュースによる。


 H7N9ウイルスはパンデミックを起こす可能性を秘めている。日本の研究陣が発表

H7N9 genetic analysis raises concern over pandemic potential CIDRAP (ミネソタ大学感染情報センター) H7N9ウイルスの緯線市分析結果はパンデミックへの発展が危惧される
 世界の感染症情報のメッカとも思われるCIDRAPニュース。

 A new analysis of H7N9 genetic sequences from the first Chinese patients infected with the virus and from poultry markets found more signals that the virus can attach and replicate efficiently in the airways of humans and other mammals, raising concerns about the virus's pandemic potential.
 初期の患者達から分離されたH7N9ウイルスの遺伝子分析結果は、ウイルスが人やほ乳類の上気道の細胞に感染しやすいことが確認され、ウイルスがパンデミックを引き起こす能力を持っていることが示唆されている。
 研究結果はEurosurveillanceに発表された。
 発表内容は先に3患者から分離されたウイルス遺伝子を解析し、ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディスン(New.Engl.J.Med)に発表された内容と類似している。
 研究チームは日本の研究者で、河岡義裕、田代真人からなる。前者はウイスコンシン大学でH5N1ウイルスの研究を行っている研究者で、後者は日本の国立感染症研究所のWHOインフルエンザ研究協力機関の所長を務めている。

 H7N9、北京に拡大した疑い

 北京でも鳥インフル感染情報=7歳子供?確認急ぐ-中国 時事通信
 {上海市など中国東部でH7N9型鳥インフルエンザの感染が拡大する中、北京市で7歳の子供が感染したとの情報が寄せられ、北京市当局が確認作業を進めていることが分かった。中国医療関係者が12日明らかにした。
 中国では上海市と江蘇、浙江、安徽の3省で12日夜までにH7N9型ウイルスに43人が感染し、うち11人が死亡した。北京市で感染例は発表されていないが、12日付の中国紙・新京報によると、北京市衛生局は上海など華東地区の感染例が北京市に入ってくる可能性は排除できないと指摘している。
 中国政府も、首都の北京での感染には警戒を強化。感染が確認されれば、拡大阻止に全力を挙げるとみられる。
 北京で感染したのは7歳の女の子との情報がある一方、中国のミニブログ「微博」(中国版ツイッター)では12日夜、「北京市の7歳の男の子が鳥インフルエンザにかかった。彼の両親は養鶏業を営んでいた」との書き込みもあった。}

 北京での発病者が確認されたら、パンデミックの予兆と捉える必要が出てくる…。

 北京での感染者確認される。
鳥インフル、北京で初の感染者 上海周辺から拡大 日本経済新聞
 {中国・北京市の衛生局は13日、H7N9型の鳥インフルエンザウイルスへの感染者を市内で確認したと発表した。北京でH7N9型への感染者が確認されたのは初めて。上海市と周辺の3省にとどまっていた感染地域が首都・北京に広がったことで、経済活動などへの影響が広がる恐れがある。}

  正式にWHOからは声明はないが、今後中国内から多数の感染者が見つかる可能性がある。
 パンデミック1~3ヶ月前か?

Avian Flu Virus Confirmed in Beijing for First Time New York Times (米国)鳥インフルエンザ感染者、北京で初めて確認
 ・7歳少女が北京で感染が確認。
 ・少女の両親は家禽売買を職業としている。
 ・少女は11日に入院、13日にH7N9感染が確認
 ・少女はタミフルと補液で治療。しかし一時状態が悪化してICUに収容。酸素吸入で状態が安定。
 ・少女の周辺で発病者はいないと北京当局はコメントしている。

 13日、さらに江蘇省で2人感染者が確認
  77歳女性と72歳男性
  NHKによる

Beijing reports its 1st case of new bird flu virus Boston Herald (米国) 北京で初の鳥インフルエンザ感染者が確認
 北京で7歳少女がH7N9鳥インフルエンザ感染が確認された。状態は安定している。

 一方、上海で今月初めに発病して入院し、死亡した女性の夫56歳の感染が確認された。
 人人感染によるか、同一感染源からの感染かは不明。

 *同一感染源から感染したとしたなら、発病がやや遅いと思われるが。



  12日

 昨日の訪問者 (Google解析による)
 


 11日段階で中国におけるH7N9鳥インフルエンザ感染者数は38人、死者数は10人となっている。新たな感染者は上海と江蘇省で、これまでと同じ地域である。
 これでH7N9型の鳥インフルエンザウイルスの感染が確認された人は、上海市、江蘇省、浙江省、それに安徽省で合わせて38人、死者は10人となった。
 多くは中高齢者である。子どもは1人で、回復している。

 新たな発生者は4月に入ってから発症している。感染源は相変わらず不明である。感染者周辺からの発生者はでていないとされる。

 感染者が市場で売られていた家禽から感染したとするなら、5,6日に上海や南京周辺の家禽市場で家禽が処分され、市場が閉鎖になっているから、最終的に感染者は5日を最後に出なくなるかも知れない。となると、あと数日で感染者の発生は減少する可能性があるが、それら家禽がどこでウイルス感染したのかは未だ不明である。
 もし今後感染者数が対数的に増加してゆく場合は、感染源がさらに増えていることになる。
 CDCのDR.ナンシーも似たような懸念をしている。

 広東省では一切感染者が出ていないのも不思議だ。
 感染源が上海を中心とした中国東部地域に限定されているということが理由なのだろうか?
 なぜ人口過密で大都会の上海で発生したのか?相変わらず謎である。

 米国CDCの見解をUSA TODAY(下方)で紹介しているが、危機管理体制を引き上げ、2年前の福島の原発事故と同レベルとしたようだ。
 しかし我が国の体勢は新型インフルエンザ特措法の話題は出ているが、公的専門家からの意見や見解は一切ない。某新聞の記者によると、毎日のように厚生労働省の担当部局では記者たちにレクチャーを行っているとされるが、重要なことは、分からないとの連発とされる、
 情報は中国当局の発表に依るものばかりという。
 USA TODAYの稚拙(早朝の頭ぼけの中での作業)ではあるが、訳文を参照して欲しい。



中国の鳥インフル感染、新たに5人増 日本経済新聞
 {中国の鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)の感染者が11日、新たに5人増えて38人となった。上海で3人、江蘇省で2人の感染が確認された。うち、上海の74歳の男性は11日午後に死亡。これで死者は10人となった。上海と江蘇省の地元当局によると、5人の感染者の接触者からはいずれも異常は出ていないという。}

鳥インフルの死者10人に=中国 時事通信
 {中国上海市政府は11日、H7N9型鳥インフルエンザに感染した74歳の男性が同日死亡したと発表した。これで中国での死者は10人となった。}


New bird flu death worries UN about spread beyond China  NBCNews.com (blog) (米国) 国連機関(FAO:国際連合食糧農業機関)、鳥インフルエンザが中国から拡大することを懸念
 感染家禽が中国外に持ち出されることで、東南アジア他に拡大する懸念。

New technology speeding progress on bird flu vaccine Chicago Tribune (米国)米国、新規技術で鳥インフルエンザワクチンを製造
 中国からH7N9ウイルスが届いたが、米国政府と研究者、およびワクチンメーカーはすでに、遺伝子情報から適切なワクチン株を推定して作業に入っている。


 H7N9インフルエンザ、米国の危機体勢ギアアップ-CDCの見解

China's new bird flu sickens 38, kills 10 USA TODAY  (米国) 中国、鳥インフルエンザ感染者数38人、死者10人に増加
 中国の鳥インフルエンザ死者数は10人になった。それはいまだ米国には拡大してきてないが、米国CDCはは警戒基準をあげた。

 今週、CDCは緊急オペレーションセンターを発動させ、警戒基準を2番目に高いレベル2に引き上げた。
 レベル2に引き上げた最新の事例は、2011年の日本のツナミで起きた福島原発事故であった。

 現在、中国以外でのH7N9インフルエンザの発症は報告されていない。

 米国CDC長官のトーマス・フリーデン氏によると、中国からH7N9ウイルスが昨日午後届いたという。これまで研究者達は発表されていた遺伝子情報を元にワクチン作成準備に入っていたが、今後はウイルスを直接分析して研究速度が速まる。

 H7N9ウイルスは非常に病原性が高く、急速に肺炎を起こして呼吸不全、敗血症性ショック、多臓器不全、脳浮腫などを生じる。
 しかしながら、同長官によるとウイルスの脅威を減じさせている3つの要因があるという。
 ・持続的人人感染が起きていないこと
 ・世界中の研究者と政府が緊密な連携体制をとっていること
 ・先のパンデミックの時以上に、米国での危機体制は整ってきていること

 しかし、逆に不安要素として何点かが専門家の間であげられている。
 ・現在、H7N9ウイルスは発病者の26%を死亡させている。しかし発病者の数は非常に少なくなっている可能性がある。重症者だけが中国当局によって検査されているからだ。重症者は発病者の氷山の一角であり、軽症者や中等度の症状の患者は把握されていない可能性が高い。フリーデン長官はNEW.ENGL.J.MED(ニューイングランド・ジャーナル・メディスン)にそのように発表している。
 ・CDCのインフルエンザ部門の責任者であるナンシー・コックス博士は、中国で毎日3~5人患者が報告され続けている状況は、非常に重大な関心を呼ぶ、とコメントしている。
 ・ウイルスは鳥に感染しても無症状な故に、その拡大の把握が難しい。現在、ウイルスの感染が確認されている動物は、中国で鶏、ウズラ、ハトだけである。
 ・遺伝子分析によると、H7N9ウイルスは人や他のほ乳類に感染しやすくなっている。さらに人に感染しやすくなってゆく可能性がある。

 これまで中国から入国した3人が体調が悪いことから検疫でチェックを受けている。2人は通常のインフルエンザだった。
 

 New.Engl.J.Med”ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン)に中国および米国CDCの専門家がまとめた現時点での見解が集約。--速い!!

 Human Infection with a Novel Avian-Origin Influenza A (H7N9) Virus  April 11, 2013DOI: 10.1056/NEJMp1304661 (国際、ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン) 新規鳥インフルエンザA(H7N9)由来ウイルスによる人での感染
 中国の研究陣による論文。

 高熱と重症呼吸器症状を呈する重症鳥インフルエンザA(H7N9)は、重篤な健康被害を人に及ぼす。研究陣はこのウイルスの突然の出現と、今後の推移に重大な関心を抱いている。

Global Concerns Regarding Novel Influenza A (H7N9) Virus Infections  April 11, 2013DOI: 10.1056/NEJMp1304661 (国際、ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン) 新規インフルエンザA(H7N9)に対する世界的関心
 米国CDCのメンバーによる総説的論文
 結論として、このウイルスの監視を弱めてはならない。

 H7N9インフルエンザの異常なほどの高い病原性--上海医師団が雑誌発表
Bird Flu Lung Collapse Shows H7N9 Virus's Severity Businessweek (米国、Bloomberg) 鳥インフルエンザ発病者の肺は虚脱状態に-H7N9ウイルスの強力な病原性を示唆
 {中国上海の医師団が死亡症例を克明に発表。 journal Emerging Microbes & Infections

 3月27日、52歳の上海に住む女性が40.6度の発熱と共に発病した。
 抗生物質静脈注射、ステロイド投与、抗体療法、そして人工呼吸器の使用にもかかわらず4月3日に死亡した。
 論文を読んだSydney’s Westmead Hospitalの臨床病理および医学研究センター長官のドミニク・ドゥヤー長官は次のようにコメントしている。
 「彼らは非常に重篤な患者を扱ったが、何が患者の体内で起きているのか知らなかった。患者はきわめて重篤であり、医師団は全ての治療手段を注いだ」

 女性は27日に悪寒と発熱を呈した後、数日後に咳が出始め、呼吸困難が続いた。胸部写真では両肺の重症の間質性肺炎を認め、すぐに抗生物質が投与された。
 女性の症状は悪化し続け、発病1週間後に入院し、翌日に死亡した。

 中国では非常に重症になるまで入院できない…。

 異常な早さで論文作成と公開が行われている。

 本当!! 中国の対応を国際社会が評価している??
 最近の中国からの公的報道機関は、自国礼賛的報道が多い。
 要するに宣伝放送に近い。
 国連機関も、もろに中国批判はできない。発表部分の良いところだけを切り取り、宣伝に使っている感じ。
 米国や英国の専門筋は中国の対応を疑問し、または批判している。
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H7N9型鳥インフル、国際社会が中国の対応を評価 中国国際放送
 {多くの国連機構と国際組織がこのほど、中国のH7N9