本音でエッセー 

 時間を見つけて書いているので、内容の時間的流れが前後する場合もあります。
メールでご意見、情報、雑談など送ってください。
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2014/01/30

 広東省、福建省から軽症の年少感染者が報告

 
広東省からは高校生、福建省から2歳男児がH7N9に感染して病院に入院した。
 両者ともほぼ軽症のようである。

 このような年少者の軽症例が報告されるのは珍しい。

 中国では発熱だけ、インフルエンザ様症状だけで医療機関を庶民は受診しないという。
 またインフルエンザ検査はレントゲンで肺炎があるときのみ行われ、日本のようにその辺の医療機関で発熱者全員に検査をおこなうなどということはないようだ。

 にも関わらず今回の報告のように軽症(どのような症状かは不明であるが、少なくとも呼吸困難などの肺炎症状はなかったと推定される)で医療機関に入院し、ウイルス検査を受けたというのは、これまでそれほどなかったはずだ。

 なぜ??

 考えられるのは春節を前にして、感染者発生の監視が強化されてきたことが考えられる。
 それでも庶民は医療機関を受診しないだろう。
 入院してすぐ死亡するような重篤な状態になって初めて医療機関を訪れる(運ばれる)。

 中国では現在季節性インフルエンザが流行しだしている。
 H3N2とH1N1pdm(かっての新型)。
 こうしたインフルエンザに罹患しても、通常は医療機関にゆかない。

 中国ではどのようにしてH7N9鳥インフルエンザ発病者を発見しているのだろうか?
 それは謎であるし、また、かなりいい加減な状況が考えられる。

 たぶん、現在報告されている患者の10倍以上はH7N9感染者がいるはずである。
 
 しかし、中国当局も、WHOも人人感染の兆候が出ない限り、ただ、警戒せよ、と声明を発するだけのようだ。

 かってH5N1鳥インフルエンザに対する警戒を神経質なほどWHOは各国に呼びかけ、タミフル備蓄、ワクチン製造、そして行動計画作成を強力に推し進めた。

 結果的にH5N1の代わりにH1N1pdm(豚インフルエンザ由来)が発生し、通常の季節性インフルエンザにほぼ等しい程度の被害を世界にもたらした。ワクチンやタミフルで世界の多国籍製薬企業は膨大な利益を手にした。
 そうした事実を暴露され、批判されたWHOは、その後急速にパンデミックインフルエンザに対する警戒を口にしなくなった。
 WHO事務局長はマーガレット・チャンであるが、カナダで医師の資格をとり、その後香港の衛生局などで活躍した中国人である。

 今、WHOと中国衛生部の語る内容は同じである。
 ”持続的人人感染は起きてない。今後も警戒は必要である。旅行制限の必要はない、家禽輸出入制限も必要はない”
 WHOはいつから政治団体になったのだろうか?

 香港や台湾は状況に応じて輸入制限を行っている。
 日本だって、たぶん、家きん製品は中国から入れてないと思う。


 WHOは信頼できるのだろうか?
 国連が力を失って久しい。
 

2014/01/29

 管理人コラムから
    先見創意の会

 {今冬、渦巻く鳥インフルエンザ}
 

(1)中国、H7N9鳥インフルエンザの巨大な第2波が発生

 
 昨年(2013年)3月31日、中国政府は突然、新規鳥インフルエンザ(H7N9)で感染者と死者がでたことを発表した。それは新華社通信を経て世界に広まり、世界の専門家の間ではパンデミックの再来を予見させる事態となった。
 その後H7N9鳥インフルエンザにより東中国、すなわち浙江省、上海、江蘇省を中心に131人の感染者と32人の死者が5月上旬までに発生した。
 
 6月以降は気温の上昇と共にウイルスの人への感染頻度は低下し、7月から9月には感染者の報告はほとんどなかった。
 H7N9鳥インフルエンザの特徴は、鳥に対しては低病原性のために症状は起こすことはないが、人に感染すると重症化および死亡する例が多いことである。
 ウイルスに感染した生家きん市場の鶏に触れたり、購入した市民、さらには業者が感染する例が多いとされているが、明確な感染源は未だ謎に包まれている。
 生家きん市場や家きん処分場近くに住んでいたことが原因で発病し、死亡している例もある。ウイルスの感染力の強さを感じさせるが、発生はあくまでも散発的である。
 中には全く家きんや市場と無関係に発症した例もある。
 
 ウイルスは未だ人人感染は起こさないと考えられており、発病者周辺からの感染者の発生は数件とされる。
 WHOのリスク評価では、持続的な人人感染の事実は未だ観察されず、人へのウイルス感染は家きんを介したものと考えられ、現時点では地域内での流行の危険性は低い、とされている。
 
 H7N9鳥インフルエンザの感染者数は夏には著明に減少したが、気温の低下する秋から冬にかけて再び再流行する可能性が専門家およびWHOから指摘されていた。気温の低下がウイルスの感染力を高めると推定されていたからである。
 
 それは10月に入って2人の感染者が、再び浙江省で発生したことで確かに裏付けられた。
 そして感染者は12月に入って、南部の広東省でも多数発生しだした。
 広東省は春には感染者は出ていなかったが、もともと各種インフルエンザやSARSが発生した地域でもある。
 広東省は渡り鳥が多く飛来し、また野生動物を摂食することで、新型ウイルスが発生しやすい環境にある。
 春には感染者は出なかったものの、秋には渡り鳥からウイルス感染を受けた鶏が、地域の生家きん市場を中心に人に感染しだしたものと考えられている。
 
 H7N9鳥インフルエンザは2014年1月に入ってから、さらに広東省や浙江省、江蘇省で感染者を増やし、本稿を書いている22日の時点で70人以上の感染者数となり、昨年春のピーク時を超えつつある。
 しかもウイルスの感染力は4月まで持続すると考えられ、今後、どの程度の感染者が中国内で出るか予想はつかない。
 
 1月31日は春節(中国での旧正月)のため、その前後の国内の人の移動数は多く、また祝いのために鶏を中心とする家きんの消費量が増大する。
 WHOや中国当局はH7N9感染者と死者がある程度出ることは予想している。
 しかし、ウイルスが変異して人人感染を起こさない限り、事態はある程度楽観できるような態度をとっているように思われる。
 このようなWHOの対応に、香港や米国の専門家は、ウイルスがいつ変異して人人感染を起こしだすか予想できないから、警戒態勢は十分続ける必要があると警告している。
 
 また補足しなければならないこととして、H7N9鳥インフルエンザウイルスは人に感染して発病するまでの期間(潜伏期間)が、長い場合で2週間近く、そのために中国人旅行者が国内で感染してから、国外の旅行先で発病する可能性がある。
 実際に昨年末に中国江蘇省からの旅行客が台湾に入国2日後に発病して、2週間ほどの経過で死亡している。
 今後、このような事例が我が国でも起きる可能性があるが、同時に邦人が中国へ旅行して帰国後に発病する事例も発生しうる。
 こうした事態の発生をWHOは警告している。
 我が国で、厚労省や地方衛生当局が、全国の医療機関に十分通知しているか、一抹の不安が残る。
 
 

(2)渡り鳥が韓国内にもたらしているH5N8鳥インフルエンザ

 
 1月19日、韓国の中央部の全羅北道のアヒル農場で多数のアヒルが死に、ウイルス検査の結果高病原性のH5N8であることが判明した。同ウイルスはこれまで世界で2度しか検出されたことがなく、高病原性のH5N1ウイルスが変異したものである。
 
 H5N1と同じく鳥が感染すると大多数が死ぬと考えられているが、人への感染性と病原性については不明となっている。しかし、H5N1の変異型であることを考えると、人へは感染しずらくても、感染すると高い致死率(50%以上)を示すと推定される。
 
 このH5N8鳥インフルエンザウイルスは、発生農場近くのシベリアからの渡り鳥であるカモの死骸からも検出されていることから、渡り鳥がウイルスをシベリアから運んできたものと考えられている。それを裏付けるように、数日間の間に多くのアヒル農場で発生が報告されだしている。日本近くの済州島でも渡り鳥が多数死亡している。
 
 2011年に韓国では渡り鳥から多くの農場の家きんがH5N1鳥インフルエンザに感染しているが、我が国でも九州や和歌山県などで多くの養鶏場の鶏や渡り鳥が感染している。
 
 韓国内で現在H5N8鳥インフルエンザが広がっているが、我が国でも近日中に発生することが予測される。人への感染力と病原性が不明なことが医学的には大いに気になるところであるが、国の関係機関は情報を速やかに公表し、一般社会への啓発に努める必要がある。 
 
 
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外岡立人(医学ジャーナリスト、医学博士)


2014/01/28

 香港で新しい血清検査法で本土から輸入されてきた鶏を調べたら、即H7N9ウイルスが検出された。

 
少し前、香港大の専門家が新検査法が導入されたら本土の鶏からウイルスが検出されるはずだと語っていたが、それは事実となって現れた。

 香港は即、中国本土からの家禽輸入を3週間停止し、輸入された家禽が集まっている卸売市場をウイルスの汚染源と判断し、その閉鎖と消毒を行う。
 そうした事実は昨夕発表されたが、今朝には市場内の2万羽の鶏が処分される。

 一方、市内での生家きん売買も3週間禁止されるが、そうした措置で香港市民は春節の間、生家きんを購入できないことになった。
 すなわち、一年の最大の祭りである春節には、各家庭で生きた鶏を購入し、家庭で調理するのが伝統行事であったが、それが不可能となった。

 しかし同時に中国側の報道では、中国内の養鶏場でH7N9ウイルスが検出されなかったとの農業省の発表と、北京市の市内の生家きん市場ではウイルスは検出されなかったという矛盾する発表が行われている(北京市内では最近感染者が発生している)。
 中国側が行っている検査法が問題なのかもしれないし、本当に調査が行われているのかも怪しい。発表だけはもっともらしく行われているが。


2014/01/27

 
ロシアのプラウダがWHOの中国鳥インフルエンザ対策を批判。

 
人人感染はないが警戒は必要というばかり。
 何も積極的対策をうたずに、パンデミックが起きてくるのを、我々に静観していろと言っている。

 先の豚インフルエンザ(日本では新型インフルエンザ)でも同じく、積極的対策をうたずに製薬企業に膨大な利潤を与えた、というような痛烈な批判内容。

 確かにWHOの反応は消極的かもしれない。
 警戒は必要だが、人人感染の事実はないと言い続け、各国に積極的な警戒対策を要求していない。

 昔はH5N1鳥インフルエンザのパンデミック対策にタミフル備蓄、ワクチン開発と大々的啓発を行ったが、それで英国のグラクソやスイスのロッシュ社は大儲けした。
 それは結果論ではあるが、製薬企業は儲けるために経営をしている故、やはりパンデミックというのは”おいしい”目標なのかもしれない。

2014/01/26

 
珍しく中国国営通信の新華社通信がH7N9鳥インフルエンザに関して情報を発信している。
 浙江省で異常に感染者が出ていることと、北京を含む他地域でも出ていることをまとめているが、非常に短く淡泊である。

 春節が近づいたため、啓発しているようだ。
 家きん(たぶんの生家きん市場だろうと思うが)に近づかないことと、良い衛生習慣を身に着けるように求めている。
 鳥の中にウイルスを保有している例があり、そこから人が散発的に感染しているとしている。

 中国内のH7N9感染者の発生はこれから1週間前後がピークかもしれないが、その後もどの程度続くのか分からない。

 感染者が日本国内に入ってきて右往左往しなければ良いが…。
 インフルエンザ症状のある中国からの旅行客、帰国者はインフルエンザ診断でA型と判定されても、症状が重篤な場合、H7N9の可能性がある。


2014/01/25

 
浙江省ですごい勢いでH7N9感染者が出ている。全て重体か危篤である。
 大都市の病院で診断され治療を受けているが、田舎などではどうなっているのだろうか?
 まさか単なる肺炎として治療、または死亡しているのではないだろうか、と勘繰る。

 そのうち感染者が急増しだしたら、それはウイルス変異を意味し、世界に拡大する可能性が大となる。

 田舎での感染者の状況に関する情報は出ないだろうが、その前に疫学調査自体も行われていないだろうか。

 H7N9に関しては予想外に欧米の報道機関の取り扱いは少ない。
 国内でも少ない。

 発生状況を追う当方も、信頼できる英語報道が少ないから大変である。

 いい加減疲れてくる。

 感染者数が激減するか、パンデミックに移行したら中断しようかと考えている(そうなったら国内報道が情報を出すだろうから)。


2014/01/24

 
昨春のH7N9鳥インフルエンザ発生には、時事通信が全ての発生例を報告していた。
 また共同通信他も報道していた。

 この冬発生している第2波に関してはほとんど報道しない。
 たまに大雑把に読売や産経新聞が報道するだけだ。

 中国当局も昨年のように保健省から随時報告することはなく、ときどきまとめてWHOに報告している。それをWHOはウエブで公表する。

 そんないい加減な情報しか出てないうちに、中国内のH7N9感染者数はうなぎ上りに増えている。
 1月中の感染者数は100人を超える。

 そうした中、昨日WHOは慌てたように、中国のH7N9感染者の状況が少し変わってきていて、もしかしたら危険かもというような声明をだした。
 ・発生者数が急増している
 ・感染者の年齢がやや若くなっている
 ・致死率が下がってきている傾向にある

 すなわちウイルスが人に適合してきているような傾向にあるという雰囲気の内容だ。

 致死率が下がってきているので、ウイルスが人に適合してきているのかもしれないということは、当方が以前に書いている。

 1月12日

 この秋以降に人の感染者における致死率が低下してきている。
 2013年2月~10月 140人感染者中45人死亡(32%)
 以後2014年1月12日 まで29人感染者中4人死亡(14%)

 これは気になる情報である。
 もちろん治療法が向上したこともあるが、ウイルスが人への適合能力を高めだし、その結果重症者が減ってきた可能性も否定できない。

 パンデミック発生には致死率が高いと、人がすぐに死亡してしまうのでウイルスが拡大しずらい。しかし(ウイルスが人人感染するように変異したと仮定した場合であるが)致死率が数%以下になると、効率よくパンデミックに移行する。
 スペインインフルエンザの場合致死率は平均2%だった。
 SARSは致死率10%.。致死率が高いせいで重大なパンデミックにならなかった。}


2014/01/23


 時間がとれないので簡単に。

 韓国、H5N8鳥インフルエンザ

 韓国内に広がっている情報が、韓国報道機関から多数出ているが、多くは渡り鳥が国内にウイルスを広げている可能性を中心にまとめてある。
 現時点では鳥インフルエンザが発生した農場は、この数日間で10カ所前後で、主に全羅北道で見つかっているが、さらに他地域へ拡大することは必須と考えられている。
 詳細は昨日の韓国情報を参照。

 日本国内への拡大の危険性を初めて読売が報じている。

 中国、H7N9鳥インフルエンザ

 --各国報道内容は、当ページが記載してきた情報よりも古いため、内容は訳してなく、タイトルだけにしてある。感染者数が直線的に増えていて、昨年の流行時よりも増加する可能性が高い。
 人人感染を起こしだすと、感染者数は対数的に増えだす。

 春節(旧正月)を控えて、感染者数が急増することを欧米の報道機関は伝えているようだ。
 日本は読売が伝えている。


2014/01/22


 昨夜のNHKニュースで、唐突ではあったが、新型インフルエンザ模擬訓練のニュースが流れた。
 茨城県の病院に検疫所で見つかった新型インフルエンザ患者を運ぶというシナリオであったが、安倍首相の談話と、今、新型インフルエンザとして登場するかもしれない中国のH7N9鳥インフルエンザについても解説していた。

 中国でH7N9感染者が1月に入ってから激増しだし、31日の春節(旧正月)を控えて、人の往来と鶏を主とした家きんが国中に運ばれ、そして各家庭では生きた家きんを自分たちでさばく(日本で魚をさばくように)ことで、多くのH7N9ウイルス感染者と死者が出る危険性に関しては触れなかった。
 人人感染を起こすような変異が起きない限り、他国の出来事として捉えているのかもしれない。

 しかし、春節でH7N9ウイルスに感染した中国人が旅行客として日本に多数入ってくる可能性もあるから、国内の医療機関には国から十分情報を提供するする必要がある。
 12月末に中国の江蘇省でH7N9鳥インフルエンザに感染してから、台湾に入った中国人旅行客は入国2日後に発病した。先日死亡したことが台湾政府から発表されている。
 国連機関のFAO(食糧農業機関)は、春節で中国でウイルスが拡大する危険性があるから周辺国では十分警戒するように声明を出している。


 韓国で発生のH5N8鳥インフルエンザが日本国内で発生するのは時間の問題。
 
韓国の済州島で野生の雁やカモが死んでいるのが見つかり、ウイルス検査が行われている。
 たぶんH7N9ウイルスと思われる。

 済州島にH5N8ウイルス感染渡り鳥がきているとしたなら、日本国内へも入ってきている可能性が高い。
 九州は目の先だ。

 
 Wikipediaから


2014/01/21


 
上海で31歳の医師がH7N9ウイルスに感染して死亡したが、救急部で1週間発熱していたにも関わらず勤務を続けていたという。身重の妻が残された。

 発熱していても休むことができなかった過重労働であるが、同時にウイルスの周辺への感染も心配である。

 医師が感染したのは患者からである可能性は高く、WHOも詳細情報を求めているようだ。
 大手海外通信社や香港のStandard紙も、当局から詳細情報が出されてないと報道している。情報源は上海メディアとなっている。

 H7N9鳥インフルエンザは猛烈な勢いで人に感染しだしており、WHOも新規の感染波が発生したと表現している。
 ウイルスが変異して容易に人人感染を起こすようにならない限り、WHOのリスク評価は変わらないと、WHOの広報官は語っているが、ウイルスが変異しだしているかどうかは、あくまでも感染者の発生状況の変化で捉える必要があるので、感染者発見のための疫学的詳細情報は重要となる。
 しかし、中国では発熱程度では医療機関を受診しないという状況、富裕層が主として医療機関を利用するという状況、病院ではレントゲンで肺炎を確認しかぎり、H7N9検査は行わないという状況を考えると、H7N9が人人感染を起こしているのか否かは、実際にウイルスが変異しだしてから相当のラグタイム(遅延期間)があると、管理人は判断している。(詳細は1月18日の大手企業産業医の方からの情報を参照)。


2014/01/20

 昨日と本日で中国のH7N9感染者は8人。そのうち上海の2例は死亡、他の6例は危篤か重体となっている。

 既に1月に発生した患者数は60人近い。
 広い中国では散発的と言えるが、ウイルスの感染力は相当強そうだ。
 無防備に感染家きん(無症状)に触れると、人が発病する危険性がある。
 なんか危険な生物兵器をイメージさせる。


 
H7N9鳥インフルエンザウイルスが、ベトナムへ拡大している可能性がある。
 まだ一部の報道であるが、さもあらんと思う。

 中国とベトナム国境は以前から山越えで鶏が大量に密輸されている。
 中国南部で病的な鶏の多くはベトナムへ運ばれている。

 そういうことから中国南部で発生した鳥インフルエンザウイルスの変異株はすぐにベトナムへ広がっていた。

 直にベトナムでのH7N9感染者報告が相次ぐのだろうか。

 そんなことをしていたらH7N9パンデミックの日も遠からずということになるのかもしれない。


 
韓国のH5N8鳥インフルエンザは猛烈な勢いで韓国内に広がる可能性がある。
 当局も必死で拡大を防いでいる。

 周辺の水源池で大量の渡り鳥(カモ)が死亡していることから、シベリアからの渡り鳥がウイルスをもたらした可能性が大である。
 H5N1ウイルス遺伝子が変異して、N8遺伝子を保有したのだろうか。
 これまで世界で2回しか検出されてないウイルスのようだ。
 病原性はH5N1と同じ。
 
 人への感染実績はこれまで報告されてないというが、ウイルスが拡大しだしたのはつい最近の可能性があるから不気味である。


2014/01/19

 韓国全羅北道のアヒル農場で発生した鳥インフルエンザはH5N8型と確認された

 H5N1の変異型とされ、高病原性で鳥や家禽は感染して死亡する。人への病原性もH5N1とほぼ同じと考えられ、これまであまり見つかったことのないウイルスであることから、人への感染も懸念される。

 
感染農場近くの水源池で大量野生のカモの死骸が見つかっており、可能性としてH5N8ウイルスに感染したカモが韓国にウイルスを拡大していると推定される。
 
 今後、日本へも渡り鳥がウイルスを運んでくる、きている可能性が高く、H5N8鳥インフルエンザは日本国内でも大きな関心事となる。

 2011年に韓国と日本で多くの農場がH5N1ウイルスに感染し、大量の鶏を主とした家禽が殺処分、または感染死した。この時も渡り鳥が韓国、そして日本にウイルスをもたらした。
 今回のH5N8鳥インフルエンザも同じ経過をたどることが懸念される。

 2010年末から2011年春までの韓国と日本におけるH5N1感染農場に時間的および地理的関係を地図で示す(管理人作製)。
 クリックで拡大



 H7N9関連

 
1月12日~18日の1週間でH7N9感染者数は42人。
 昨春の流行時のピークは4月8日からの1週間で38人であった。
 H7N9感染者数の増加率は、明らかに昨春のピーク時をはるかにしのぎつつある。

 もっとも人口13億人の巨大国であるから、1~2万人が仮に死んだとしても、国民の大半は気にしないかもしれない。
 国土は広く、飛行機で数時間かけなければ遥か西方には行けない。
 そうした広い国土で数万人死亡しても気にならない。

 さらに地方の省都ですら数百万人の人口である。
 そこで100人が感染して30人が死亡しても、漢人は気にしないかもしれない。

 問題はウイルスが変化して、世界中で数百万人死亡する事態が起きることであるが、そうなったら青海湖の周辺で半年ほどキャンプを張っていればと、中国の人は考えているかも知れない。

 管理人はスコットランドの北の果ての小さな町を予定している。


2014/01/18

 う~ん、今日だけでH7N9感染者が中国南部で10人確認された。

 半数以上が重体で見つかっている。

 中国の地方衛生局の発表では単に重症とか、危篤としか表現されてないから、どのような状態なのか分からない。
 たぶん、重症肺炎を起こし、人工呼吸器につながれているか、人工肺(ECMO)につながれるかしているのだろう。

 日本企業の産業医をしている方が中国の工場を視察してきて、次のように現地の状況を知らせてくださった。

 {中国の日系を含む外資系クリニックではインフルエンザ診断キットはありますが、ローカル病院では総合病院でもインフルエンザを診断しません。
 今回のH7N9インフルエンザに対しては、総合病院では熱が38度以上の患者が来院すると発熱専門外来に回され(病院によって設定温度は違い、38度以上であっても担当者によって専門外来に回されないなどの運用は異なる実状があるようです)。
 専門外来では胸部レントゲンを撮り肺炎を疑う症状があれば、H7N9インフルエンザの検査をするようです。
 そもそもただ熱があるだけでは中国人は病院に行きませんし、肺炎所見が認められた患者のみしかH7N9インフルエンザ検査をしないので、重症例しか発見されません。
 外資系日系クリニックへは衛生当局からは鳥インフルエンザに関して何も連絡や通知、報告義務はなく、インフルエンザ疑いの患者さんはローカル病院へ受診を促すようにマニュアルがありました。}

 
単に熱だけのインフルエンザ様症状の患者は、H7N9ウイルスに感染していても見逃されていると考えられる。
 実際の感染者数は、報告されている数の10倍はいそうである。

 こうした実情はWHOも知っていると思われ、集団発生が起きない限り、ウイルスが変異して人人感染を起こしていないと判断されるので、散発的に感染者や死者が出ても、経過監視を続けるだけなのだろう。

 
この春まで中国のH7N9感染者数は数百人に上るかもしれない。
 その間、本当にウイルスは変化しないのだろうか?
 本日のロイターの記事にあるように、人での感染者数が増えるに従い、人人感染を起こす変異が生じてくる可能性、または他のウイルスとの遺伝子組み換え(遺伝子再集合)が起きる確率が上がる。

 毎日10人以上の感染者が中国のローカル新聞を介して報告され続けると、それをまとめてゆく当方の時間的余裕がなくなりそうだ。


2014/01/17

 
昨日で今年度44人のH7N9感染者が報告された。
 昨年春以上の感染者数となることは間違いはない。

 報告は適時、地方の保健局(衛生計画出産委員会)がウエブで発表している。
 中国保健省の衛生計画出産委員会からはまとまった情報が出されない。
 あくまでも地方政府がウエブで発表するだけだ。

 
国営通信の新華社からの情報も少ない。
 明らかに中国内でのH7N9鳥インフルエンザ再燃に関して、国内外で重大な関心をもたれることを警戒している。

 北京をはじめとして大都市のPM2.5による大気汚染もひどい。
 PM2.5粒子の中に、鳥類の排泄物からのウイルス粒子も混じっているような錯覚を覚える。

2014/01/16

 
本日もH7N9感染者数4人追加となっている。
 1人を除いて重体だ。

 中国は地方衛生当局が公表し、地元の新聞などが情報を流しているが、半分以上はマスメディアが取り上げていないようだ。
 各省の衛生計画出産委員会がウエブ(中国語)で発表している例も多い。

 家禽消費量の減少が家きん生産世界一の中国の経済へ大きな打撃を与える。
 昨年の春の流行では、相当な影響があったようだ。
 できるだけ感染者数増加の話題を抑えたいのかもしれない。

 すでに半月で30人以上の感染者、それも大半が重体、を出しているのに、中国保健省(衛生部)は発表しない。国営通信の新華社も春のような頻繁な情報発信をしない。

 世界的に、人人感染を起こしだすまで、H7N9鳥インフルエンザは中国の風土病扱いにされているのだろうか?

 WHOの反応も曖昧であるし、国際的通信社の扱いも曖昧である。

 H7N9が中国からの旅行帰国者、中国からの旅行者、さらには自国の野鳥から人が感染などという事例が起きると、欧米では大きな報道がなされるのかもしれない。

 しかし日本は隣国である。
 中国東部、南部で毎日のように感染源が曖昧なH7N9インフルエンザで重症者がでているのに、国内への情報がなさすぎる。
 国や地方の保健所などは、医療機関に十分情報を発信しているのだろうか?

 日本の養鶏業界も、中国でのH7N9感染者発生情報を国内に伝えてほしくない意向があるかもしれない。
 それが水面下の圧力となって水産省、報道機関へ影響している可能性がある。
 鶏鳴新聞という養鶏業界の大きな新聞があるが、H7N9鳥インフルエンザに関する情報はほとんど出していない。
 人の健康を扱う医師会関係の情報誌も、H7N9に関して情報は無発信である。

 当方の周辺の医師たちも中国のH7N9に関しては、それが発生していることすら知らない人も多い。

 そうした中、今日の毎日新聞(東京版)では、珍しく大々的にH7N9を取り上げている。

 季節性インフルエンザとともにH7N9を発症した中国帰りの人、中国からの旅行客が紛れ込む。

 そしていつかパンデミックとなって世界へ広がる。
 怖いシナリオであるが、可能性は決して低くはない。

2014/01/15


 ついに中国のH7N9感染者数が33人となった。当方の統計によるが、1日平均2人の感染者が発生していることになるが、発生数は日増しに増えている。

 これだけのH7N9感染者が発生し続けていると、ウイルスは少しづつ変異して、パンデミックウイルス化する危険性はないのだろうか?

 香港ではウイルス遺伝子をチェックして、現在のところ変異は起きてないとしているが、それは人人感染の危険性は未だ低いということであって、感染家きんや野鳥が中国外に出だすと、人での感染者が増えることになる。
 中高年層は重症化し、長期間の入院の末死亡したり、肺機能不全になったりしているようだ。

 H7N9は昨年の例では4月末まで人に感染し続ける。
 今の調子では300人以上の感染者が出ると想定されるが、それまでにウイルスが変異するか、中国外に飛び出す可能性は高い。

 どうやって予防するのか?
 中国帰りの感染者疑い者はどの程度出ているのか?

 台湾CDCによると台湾では疑い者がこれまで486人見つかっているという。しかし実際の感染者数は現在まで2人とされる。


 NHKが季節性インフルエンザ流行への警戒を呼びかけた。

インフルエンザ患者増加 対策徹底を   NHK

 {インフルエンザの患者が各地で増え、大阪府では大きな流行がおきているおそれがあることを示す「警報レベル」の患者数の地域も出ていて、国立感染症研究所は、手洗いなどの対策を徹底するよう呼びかけています。

国立感染症研究所によりますと、今月5日までの1週間に全国およそ5000の医療機関から報告されたインフルエンザの患者は9891人で、11週連続の増加となりました。
一つの医療機関当たりの患者数を都道府県別にみますと、沖縄県が最も多く13.1人、次いで岐阜県が8.17人、高知県が6.50人、熊本県が4.88人、などとなっていて、29の府と県で増加しました。
また、大阪府では大きな流行がおきているおそれがあることを示す「警報レベル」の患者数の地域が出ているほか、愛知県や秋田県など9つの府と県では、今後4週間以内に大きな流行がおきるおそれが高いことを示す「注意報レベル」の地域も出ています。
一方、どのタイプのインフルエンザウイルスが多いのか調べたところ、高齢者で重症化しやすいとされるA香港型が全体の53%と最も多く、次いで5年前に「新型インフルエンザ」として流行したH1N1型のウイルスが24%を占めていました。
国立感染症研究所の砂川富正室長は、「手洗いの徹底や、人に向かってせきやくしゃみをしないなど口元のエチケットといった対策と共に、ワクチンの接種も今からでも遅くはない」と話しています。}

 管理人は、5年前、インフルエンザ予防にマスクは医学的に効果は証明されてないとテレビなどでコメントし、大変な非難を2チャンやメールで受けたが、このようなマスメディアの記事を見ると、一般社会も相当変わったなぁ、と思っている。
 あの頃の厚労省のウエブでも、予防にはマスク着用と書かれ、一般スーパーなどでもマスクが山のように積まれていた。
 神戸で新型インフルエンザが流行だした頃、マスクが手に入らなかくなったり、マスクを着用しないで街中を歩いていたら注意されたなどというエピソードがある。

2014/01/14

 H7N9に関する情報が相次ぎ、整理する時間に追われだしている。


 毎日中国南部で数人の重体者が発生し、地域の報道が発表している。その情報源は地域の衛生当局であるが、報道は中国語であるのと内容が簡単なので把握しずらい。しかし間違った情報はでない。
 今後、さらに感染者は増えてゆくと思うが、我が国のインフルエンザシーズンと重なり、状況は複雑になる。

 国内の季節性インフルエンザが冬休みが終わった今週あたりから流行が大きくなると思われるが、報道機関はそうした中で、中国のH7N9鳥インフルエンザの危険性を伝えるのを嫌っている可能性がある。

 世の中、アベノミクスと経済が中心的関心であるし、暗い話を好まない社会に移行してから10年以上は経っている。
 
 H7N9はさらに、たぶん、日本国内にも拡大する可能性がある。

 さらに…、(何ということだ)湖北省でH5N1鳥インフルエンザが鶏の間で広がっている。
 もっとも致死的ウイルスだ。新型インフルエンザに変わることが最も恐れられていた鳥インフルエンザだ。
 先日北京でカナダのナースが感染して、帰国後に死亡している。
 
 H5N1、H7N9、そして季節性インフルエンザであるH3N2、H1N1が中国内で飛び交いだしている。

 予防対策は十分??


2014/01/13

 予想通り、中国でのH7N9感染者数は増加の一途を辿っている。

 浙江省と広東省が多いが多くは重体だ。貴州省では死者が出ている。

 今年度に入ってから、管理人の統計では28人の感染者と3人の死者が出ている。
 この増加速度では、昨年の春以上の感染者がこの春までに発生しそうだ。
 妙にウイルスが感染しやすくなっている感じを受ける。

 軽症者、単にインフルエンザ症状で医療機関を受診しない人々がどの程度いるか分からないが、たぶん10倍以上はいるはずだ。
 中国のH7N9鳥インフルエンザは、鳥から人へ感染するが、鳥は無症状なので、むしろ人のインフルエンザと考えた方がよいかもしれない。 
 ウイルスは人の上気道の細胞に感染する能力を身に着けだしているので、いつかはパンデミックとなる可能性がある。


 すぐ南にはベトナムが隣接している。
 間違いなくベトナムでもH7N9は発生しだす。
 中国南部から鶏が密輸出されているからだ。

 ハノイの病院がSARSのときのように大変な状態にならなければ良いが…。 

 それにしても国内報道が正確な情報を発信しなさすぎる。
 

2014/01/12

 
中国でのH7N9鳥インフルエンザ感染者が激増し始めている。
 2月から4月に感染者がピークに達すると考えるならば、今月に入って既に20人を超えているから、昨年の春以上の感染者が出る可能性が高い。

 目に見えないウイルスにどこで感染するか分からない恐怖のほかに、ウイルスが変異し始め、人人感染をいつ起こしだすかも気になる。

 研究者の間ではウイルスが人の上気道のリセプターに感染する能力を有しだしているので、早いうちにH7N9ウイルスを駆除する必要があるとの警告がなされている。
 しかしH7N9ウイルスを駆除するためには、中国内の全家きんの処分ということになる。
 経済的打撃も大きいが、中国人の食糧事情にも影響する。
 絶対無理な対策と言える。

 それではどうなるのか?

 ・ウイルスが次第に中国外に拡大して、いずれパンデミックとなる可能性。
 この危険性はある。
 ・ウイルスが次第に消えてゆく。
 これは神頼みに近いが、共産国には宗教はないので期待できない。
 しかしSARSウイルスは消えた。
 でもSARSウイルスは動物の間では感染リングは形成されてなかったから、ハクビシンをはじめとして類似ウイルスを保有していた動物(彼らから人は感染しなかった)が処分されずに済んだ。

 いずれにしても絶対不可欠な対策は、社会への情報提供と、医療機関への情報周知、そして感染疑い者が見つかったときの迅速な対応である。


 この秋以降に人の感染者における致死率が低下してきている。
 2013年2月~10月 140人感染者中45人死亡(32%)
 以後2014年1月12日 まで29人感染者中4人死亡(14%)

 これは気になる情報である。
 もちろん治療法が向上したこともあるが、ウイルスが人への適合能力を高めだし、その結果重症者が減ってきた可能性も否定できない。

 パンデミック発生には致死率が高いと、人がすぐに死亡してしまうのでウイルスが拡大しずらい。しかし(ウイルスが人人感染するように変異したと仮定した場合であるが)致死率が数%以下になると、効率よくパンデミックに移行する。
 スペインインフルエンザの場合致死率は平均2%だった。
 SARSは致死率10%.。致死率が高いせいで重大なパンデミックにならなかった。


2014/01/11


 広東省のレストランからH7N9ウイルスが検出されている。
 調理用の鶏とまな板からである。
 他に地域の生家きん市場からも多数ウイルスが検出されている。

 ウイルスが検出されたレストランは消毒後再開されたようだ。

 感染者はうなぎ上り状態となっている。
 福建省では1人死亡。
 江蘇省、南京市では2人感染。

 他に前日には広東省や浙江省で合計4人の感染者が出ている。

 レストランでもウイルスを材料に抱え込んでいるとしたなら、客が発病するかどうかはルシアン・ルーレットのようなものだ。

 先に北京でH5N1鳥インフルエンザに感染し、カナダに帰国後発症死亡した赤十字のナースは、懸命に感染予防に努めていたが、ルシアン・ルーレットで銃弾に当たったのだろう。

 今後も日本人は中国に出かけて観光旅行をしながら豪華レストランで料理を食べるのだろうか?
 中国からの旅行客は、もし感染していたとした場合、感染後2週間は要するという発病までの潜伏期間内に日本に入ってくる危険性が続く。


 現時点での本年度の情報リスト
{January}

広東省のレストランからH7N9ウイルスが検出
(11日)
福建省でH7N9死者、南京市で感染者2人
(11日)
広東省でH7N9感染者2名、中等症
(10日)
浙江省でH7N9感染者2名報告、重体
(10日)
北京から帰国したカナダ人旅行者がH5N1鳥インフルエンザで死亡
(9日)
広東省、江蘇省、香港でH7N9感染者各1名報告
(9日)
広東省でH7N9感染者1名
(8日)
広東省でH7N9感染者2名
(7日)
浙江省で女性がH7N9感染
(5日)
上海でH7N9感染者が確認 
(1日)


 なぜ日本の報道機関は中国におけるH7N9鳥インフルエンザ情報を正しく伝えないのであろうか?
 中国のレストランで感染する危険性があること、中国内、どこで何から感染するか分からない鳥インフルエンザウイルス。
 正しい情報を発しない日本の報道機関の背景に政治的問題があるとしたなら、日本の報道機関は大本営直属の報道機関と等しい。
 常日頃勝手なことを言っている赤色の報道機関も全く無関心なようだ。
 地元の新聞も共同通信の”冴えない”表面的報道を掲載しているだけだ。

 ”中国では危険な鳥インフルエンザに感染する例が多くなっている。それはレストランでも起きている。完全に衛生管理をしていたカナダ赤十字のナースも感染して死亡した”
 と、なぜ社会に伝えないのだろうか?

 今後日本でも感染者が出た場合、または中国旅行から帰国して発病した場合、または中国からの旅行者が発病して地方の病院を受診し、重体、そして死亡した場合パニックとなるが、そうした一連の事件の大部分の責任は、報道機関や行政機関が正しい情報を公開しないことにある。

2014/01/10

 
カナダの赤十字に勤務する20代の女性が北京でH5N1鳥インフルエンザに感染して死亡した。
 感染源は謎である。

 北京では春にH7N9鳥インフルエンザにも2名感染しているが、感染源は不明となっている。

 いや、中国ではこれまでのH5N1鳥インフルエンザ感染者も、H7N9感染者の多くも、明確な感染源は分かっていない。

 要するに中国は危険なのである。

 今回の赤十字のナースも家禽市場や、危険個所には全く近寄っていない。
 どこでウイルス感染を受けたのだろうか?

 料理店、屋台などで食事をした際にウイルスも口に運んだのだろうか?

 今後、日本ではインフルエンザシーズンがピークを迎えるが、中国にこれだけ多くの危険な鳥インフルエンザウイルスが存在し、旅行客にも感染し(今回のカナダ女性)、また感染した中国人旅行客が訪問国で発病する事態(H7N9感染者が台湾で発病)が増えると、医療はパニック状態になるかもしれない。
 インフルエンザ様症状の場合、A型インフルエンザ陽性が確認された場合、それがH3亜型か、H1亜型か、H7亜型か、さらにH5亜型か検査する必要が出てくるかもしれない。
 それは大変なことである。

 感染を防ごう!!
 どうやって?
 それが問題である。



2014/01/09

 北京へ旅行したカナダ人がH5N1鳥インフルエンザに感染して帰国後死亡。
 古典的致死的鳥インフルエンザのH5N1までもが活躍しだしている。

 中国はいったいどうなっているのだろうか?

 中国の報道機関がカナダ人発病に関して報道してないのは奇異であり、中国政府から何のコメントも出さないのは、文明国でない証拠でもある。
 
 
今回のカナダ人の死亡例は、周辺への感染の危険性はないと、カナダ当局はパニックを起きることを懸命に阻止しているが、以下の点で重大な出来事と言える。

 ・2013年12月31日、中国江蘇省からの台湾への中国人旅行客が、台湾入国後にH7N9鳥インフルエンザを発症した。現地の病院で治療中である。
 江蘇省ではH7N9鳥インフルエンザウイルスが存在しているから感染者がでたはずであるが、中国当局ではなんら情報を発していない。
 ・今回のカナダ人は北京に旅行してH5N1鳥インフルエンザに感染した。
  北京のどこかにこの致死的鳥インフルエンザウイルスが存在していたことを物語る。中国当局からは一切情報は出ていない。

 要するに中国では鳥インフルエンザウイルスに感染することは防止できないのである。どこにウイルスが存在するのか不明なのであるから。
 同じようにH7N9鳥インフルエンザも感染鳥が多数いても、鳥は無症状であるから、人か気が付かずに接触するか、またはそこから汚染されたウイルスに無防備に触れる可能性がある。



 他に広東省、江蘇省から合計4名のH7N9感染者が報告されている。
 
ほぼ毎日のように報告されているが、すべては重体例である。
 無症候性感染も含めて感染者数は10倍はいるのではないだろうか。

 本年度に入ってからの感染者情報

北京から帰国したカナダ人旅行者がH5N1鳥インフルエンザで死亡(9日)
広東省、江蘇省、香港でH7N9感染者各1名報告
(9日)
広東省でH7N9感染者1名
(8日)
広東省でH7N9感染者2名
(7日)
浙江省で女性がH7N9感染
(5日)
上海でH7N9感染者が確認 
(1日)


 国内の報道機関が鳥インフルエンザ情報を積極的に取り上げなくなってから久しい。
 まれに時事通信や産経が簡単に報告するだけである。

 英語を読まない文明国である日本では、日本語で情報が出ない限り、何も起きていないことと等しい。

 少なくとも香港保健省のウエブ並の情報を厚労省は出すべきであろう。

 H7N9関連
 MERS関連

2014/01/07

 広東省で2名のH7N9感染者がさらに確認された。
 2名とも重体とされる。

 香港、韓国、日本での発症者がいつ出るのかが気になる。

 ウイルスは鳥から人への感染しか示していないが、そのウイルスを保有している鳥が識別できないことはもっとも危険で、厄介なことである。

 中国との間の軍事的攻防戦が始まっているが、鳥インフルエンザウイルスを保有した鳥が、中国から飛来してくるのも怖い。


2014/01/06

 
季節性インフルエンザ、パンデミックインフルエンザ、鳥インフルエンザ。

 その予防には何が効くのか?
 医学的に十分検証されてきているか判断はできない。

 ワクチン
 タミフル
 クレベリン
 手指消毒薬
 マスク
 等

 ワクチンの効果はどうも定かではない。
  効果はある程度期待されると言っても、それで完全に防ぐことができない。
  タミフルは予防のために10日間ほど服用する場合があるが、春まで服用し続けるわけにはいかない。

 クレベリン(ガスも含めて)、手指消毒薬の効果は、十分医学的に論じられてきてない。もっともクレベリンに関しては大幸製薬からある程度の科学的論文は出ている。

 マスクは海外では着用しないし、米国CDCや英国保健省では一般市民がインフルエンザ予防のために着用する意義はないとしている。

 いずれも自分が効果を期待して用いることは可であるが、パンデミックがおきることを予想して、何を用意すべきか、医学的検証が必要だ。

 
 広東省の生家きん市場内はH7N9ウイルスに汚染されているというが、浙江省や上海、江蘇省はどうなっているのだろうか。
 つい先日江蘇省からの旅行客が台湾で発病している。
 とくに鶏に接触したり、料理を食べたということではないらしい。

 きな臭さが中国で漂いだしている。
 かってのSARSを思い起こすが、他にもH3N2インフルエンザ(香港かぜ)やH2N2インフルエンザ(アジアかぜ)のパンデミックの震源地でもあった。

 試験管内の分析結果よりも、現実に疫学的にウイルスが拡大している事実をどう判断すべきなのか。

 知らないうちにH7N9ウイルスと他ウイルスのハイブリッドが中国南部で誕生し、あっという間にパンデミックを起こすこともあり得る。

2014/01/05

 
今年に入って上海市、浙江省でH7N9鳥インフルエンザ感染者が確認されている。
 暮れには江蘇省からの台湾への旅行客がH7N9鳥インフルエンザを発症した。
 みんな重体だ。

 広東省の生家きん市場内では売られていたガチョウの肉からH7N9ウイルスが検出され、また市場からの汚染水からもウイルスが見つかっている。

 中国内は鳥インフルエンザウイルスだらけである。

 中国からの旅行者、帰国者がH7N9鳥インフルエンザに感染して、国内で発病する危険性がある。
 国は国内の医療機関に十分状況を伝えているのか心配である。

 中国からの旅行客がインフルエンザ様症状で医療機関を受診したときの対応は大丈夫であろうか?
 香港や台湾での対応は大いに参考になる。
 
 患者隔離、患者に接する関係者の感染予防策、患者と接触した人々の健康調査、濃厚接触者は10日間隔離とウイルス検査。

 春までの間、日本でも一定の数のH7N9鳥インフルエンザ感染者が発生する可能性が高い。単なる風邪症状では医療機関に行かないから把握されないが、重症者は医療機関を受診してA型インフルエンザと診断されても、即、H7亜型、H3亜型、H1亜型検査を行うとは思われない。

 インフルエンザシーズンとなる。
 中国へは行くべきでない。台湾ではイエローカードを出している。
 帰国後、インフルエンザ症状が出てきたとき、どうする?

 
国から医療機関への情報通知が重要だ。


2014/01/04

 
英国下院でスイスのロッシュ社が製造しているタミフルに関する批判が起きている。

 確かにコックラン共同計画(これまで発表されてきた論文の中から科学的に評価可能なものを抽出して、医薬品の効果を判定しているNPO組織)では、タミフルが肺炎予防効果はないことと、使用により発熱期間は1日程度の短縮しかないと、これまでに評価している。

 英国下院委員会では、タミフル製造元のロッシュ社は得られている臨床試験の一部しか発表してなく、実際のタミフルの効果を医師たちは判断できていないと非難している。

 こうした実情は以前からヨーロッパを中心に医師たちの間から言われてきているが、米国と日本ではインフルエンザには抗インフルエンザ薬を用いることが主流となっていて、タミフル効果に対する批判はあまり起きていない。
 世界の大企業であるスイスのロッシュ社は、色々な意味で勢力は大きい。

 日本でも感染症学会でインフルエンザにはタミフルを即投与とし、難治性の新型インフルエンザに対しては倍量投与と発表している。
 しかし、倍量投与による効果は期待できないと、東南アジアの研究チームが即論文を発表している。

 
*英国でタミフル論議が起きるのは、同国にグラクソスミスクライン社という世界的医薬品企業があり、そこでも抗インフルエンザ薬であるリレンザ(吸入薬)を出していることも理由かもしれないが…。

2014/01/03

 今度は中国貴州省で鳥インフルエンザで最も致死的であるH5N1が発生し、多数の鶏が死んだ。

 
H5N1ウイルスは鳥インフルエンザの王道ウイルスと言える。
 1997年に香港で18人に感染し6人が死亡したのが始まりである。
 以後、ベトナム、インドネシア、カンボジア、中国、さらに中東、エジプトに広がり散発的ではあるが、人に感染し死亡させている。
 
 H5N1ウイルスが変異して人の世界でパンデミックを起こすことが懸念され続けてきた。

 中国の貴州省ではこれまで時々人が感染して死亡しているが、ウイルスがどこに存在するのかは不明だった。
 常識的には鶏や野鳥からの感染が考えられるが、いつも感染源は未定だった。

 今回のように中国農業省が、家きんでのH5N1ウイルス感染を発表するのは稀である。
 専門家筋は中国内の家きんにH5N1ウイルスが感染していることは、周知の事実と考えているが、政府がこのように発表したことは珍しい。

 今回のH5N1鳥インフルエンザ発生で、中国内には多数の人にも感染しうる鳥インフルエンザウイルスがひしめいていることが明らかとなった。
 H7N9、H10N8、H9N2、H7N7、そしてH5N1。
 どれもが人の間で拡大したなら、大変なパンデミックを引き起こす。
 詳細は昨年12月31日のエッセーで。

 今回農業省が敢えて貴州省の鶏でH5N1が発生したことを発表したのは、何か理由でもあるのだろうか?
 まさか続いて人の感染者発生が保健省(衛生部)から発表される?


 国内のインフルエンザの中に、中国産の妙な鳥インフルエンザが紛れ込んでいつなら、”ちょっと待った、亜型を調べる必要がある。H5、H7、H9、それともH10?”、なんてことが必要になるかも

2014/01/02


 台湾でH7N9発病者が確認され、濃厚治療室に収容されているが、接触者調査が500人前後を対象として行われている。
 ツアー客、病院関係者、タクシードライバー他。
 収容病院の医療担当者が2名上気道炎症状を呈してタミフル内服を続けている。ウイルス検査は施行中。

 H7N9は人人感染を容易に起こさないから、今回の例でも新規感染者は出ないと思われる。
 それよりも住んでいた江蘇省ではどうなっているのだろうか?
 中国当局が詳細に調査をしているのか疑わしい。

 発病した86歳男性は住んでいた地域で家きんに接したことも、料理を食べたことも最近ないとされる。
 どこで感染したのか?

 こうなると中国内から帰国、または旅行者がH7N9ウイルス感染を受けていて、日本国内に入ってから発病することもあり得ると言える。
 現在発生している地域からの帰国者、来日者と限定することは危険である。
 中国内ではどこにH7N9ウイルスが存在しているか分からないからである。

 江蘇省はこの半年間患者の発生はなかったが、今回突然発生した。
 春には感染者が出なかった広東省で10月以来発生している。

 
 中東呼吸器感染症(MERS)も相変わらずサウジアラビアを中心に感染者が出ている。報告されるのは中高年の重症者と周辺で感染した医療担当者がほとんどである。
 重症者だけが医療機関を訪れて診断、入院治療を受けている感じである。
 人工呼吸器を接続するときや呼吸分泌物を吸引する際、ナースたちがウイルスを浴びて感染している。しかし若い健康的な人々は無症状で終わることも多いようだ。

 このMERSがいつかは世界に拡大するような気がする。
 感冒ウイルスに近い。
 現在は、コウモリやラクダにウイルスが感染しているとされるが、人人感染も起きているから、いつかは世界に、かってのSARSのように君臨するのかもしれない。
 そのころにはH7N9は消えているのだろうか?


2014/01/01 

 中国人旅行客が台湾でH7N9鳥インフルエンザを発症した。
 89歳男性で人工呼吸器につながれている。


 中国江蘇省からの旅行客で、25人のツアー客の1人であった。

 江蘇省では春に多くのH7N9感染者がでたが、夏以降は出ていない。
 しかし10月に入ってから南部の広東省で感染者が出始めている。生家きん市場でウイルス感染しているとされる。

 しかし江蘇省では人も家きんもウイルス感染の報告は出ていない。
 さらに男性は江蘇省で家きんに接触したことも、食べたこともないとされる。

 いつものことながら中国での鳥インフルエンザ感染は、その感染源が明確にされることはない。

 別の農業省配下の獣医局のデータでは、西部の青海省で多数の家きんからH7N9ウイルスに対する抗体が検出されているが、秋の情報では江蘇省の家きんでも若干抗体が検出されている。
 どれだけ真面目に調査を行っているか分からないが、中国内の家きんの多くはH7N9ウイルスが感染している可能性がある。
 野鳥も家禽もH7N9ウイルスに感染しても無症状なまま治癒し、そのあと血清中に抗体が産生されている。

 江蘇省の男性がどこでウイルス感染したか不明であるが、同行者や江蘇省の人々の間でインフルエンザ、もしくは風邪症状を呈している人がいたなら、H7N9ウイルス検査の必要がある。
 高齢者や基礎疾患を保有する人が感染すると死亡する率が高い。


 日本でも中国旅行客が発病する可能性はある。
 入国時に健康調査が行われても、無症状ならチェックされることはない。

 その後、どこかの観光地を訪れ発病しても、”風邪でしょう”と言われ、その3日後にはどこかで死亡するか、または大病院で診断されて人工呼吸器につながれることもあり得る。

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