外岡先生

 毎日、最新情報をありがとうございます。
 N社のMTです。
 以前にもメールをお送りしたことがございます。



 さて、8月22日にエジプト墓穴コウモリ(ETB)の記事があり、今日(8月29日)の「本音でエッセー」にあるFlu Trackersの記録と重ねて調べてみました。

①ETBはIUCN(国際自然保護連合)のRedListに記載された絶滅懸念がある保護種で、サウジアラビアでの主たる生息地(少数は全土にもいると思われますが)は、半島南西部―マッカ地方(メッカが含まれます)とされています。
②MERS患者の>80%は、サウジアラビアでの感染者で、感染者が出たと記録がある地域(リヤド・Asir、Al-Asha、メディナ)は、マッカ地方を取り囲む地域です。
③EIDの論文で、MERSウイルスが見つかったETBは、メッカから約350Km離れたBisha(Asir地方?)で捕獲されています。

私は感染症の専門家でもありませんし、情報が少ないので憶測ですが、上記からだけでも、スッキリしない部分が残ります。

・ヒトへの感染は果実等を介した間接的な形なのでしょう。
・他種のコウモリ又は動物のリザーバーがいる可能性もあるのかもしれません。ETBだけとは思えません。
・ETBが他地域よりは多いとされるマッカ地方では、報告以上により多数の患者がでているのかもしれません。

一方、ラクダに抗体が見つかったという記事もありました。
 ラクダは生存するために、植物ならトゲがあっても平気で食べるそうですから、果実等を介し、MERSウイルスに感染していてもおかしくないのかもしれません。

 いずれにしても、致死率が殆ど変らないのが恐怖です。
先生が何度も指摘されたように、もうアジアにまで感染が拡大している(可能性が否定できない)今、遅まきながら日本も本腰を入れる時期に来ていると思います。

末尾ながら、どうぞご自愛のほど。