管理人オピニオン
各種鳥インフルエンザウイルスの異常な拡大は地球環境変化が原因か?

2017/1/14 pm.4:00
 異常に広がる各種鳥インフルエンザの状況は明らかに変である。
 韓国、中国、日本ではH5N6が渡り鳥で各地に広がり、欧州、東欧、インド、エジプト、台湾ではH5N8がやはり渡り鳥で広がっている。

 渡り鳥の動きがおかしいのか、ウイルスが異常に活性化して鳥に感染しやすくなっているのか、それは不明であるが、いずれにしても地球温暖化、または何らかの環境因子の変化による可能性が高い、と管理人は考えている。
 H5N6もH5N8も鳥には致死性の感染を起こし、それ故高病原性と評される。人への致死的感染は前者で実績がある。

 一方、4年前から中国で人に感染しはじめ、致死率3~4割でその後感染を続けているH7N9鳥インフルエンザが、今年は昨年以上に多くの人に感染している。このウイルスは鳥に感染しても無症状であり、低病原性と評されているから手に負えない。ウイルスの存在が鳥の動態では確認できないからである。人が感染死して初めてウイルスの存在に気づかれることになる。中国本土で感染して帰国後発病している人々が香港やマカオで確認されだしている。日本でいつ季節性インフルエンザに混じって、このH7N9インフルエンザに倒れる人がでるか、管理人はおびえている。A型インフルエンザの診断で急激な経過で重体化した患者の場合、さらには死亡した患者の場合、A型インフルエンザの中に入るH7N9鳥インフルエンザも鑑別しなければならない。

 いずれにしても今冬の鳥インフルエンザの動きは異常である。
 もし地球環境変化による渡り鳥の異常な動きが原因としたなら、今後もさらに鳥インフルエンザは世界中に広がる可能性が高い。

 似た現象として1年前から南米を中心に広がっているジカ熱がある。これも地球温暖化の影響で、これまで熱帯にしか分布しなかったウイルス保有蚊が北へ広がってきていることによる可能性が指摘されている。

 また明らかに異常な状況を呈しているのが、かってのSARS、そして現在サウスアラビアで感染者と死者を増やしているMERSがある。これはコウモリが媒介するウイルスである。以前は山奥にしかいなかったこれらのコウモリが人里に出てきたのが、異常なウイルスを人に伝搬しだした原因と考えられる。さらにアフリカのエボラ出血熱ウイルスもコウモリが由来とされており、ジャングルの開発などが原因で人に感染する機会が増えたせいと考えられる。

 異常な各種鳥インフルエンザウイルスの拡大が懸念される理由は、家きん産業へのダメージだけではなく、ウイルスが人に容易に感染するように変貌し、世界的パンデミックを起こすことであるが、それは大地震や火山大爆発以上に、現在は可能性が高いと管理人は考えている。