韓国MERS院内大流行の意味するもの、それは人災  
                                            2015年6月27日

 韓国が西欧的民主国家なのか管理人は判断できないが、途上国と先進国の要素を兼ね備えた歪な国であることは間違いはない。

 今回のMERS流行がサムスン病院という巨大病院で起きた原因の本質は謎である。

 ・医師に十分情報が伝達されてなかった。
 ・病院側の感染予防対策が未熟だった。
 ・感染を広げた患者がスーパースプレッダーだった。
  等、いくつか言われている。
  詭弁を弄すなら説明は3行で可能である。

 近代国家では医療機関のリーダーは医師である。
 医師は絶えず勉強して新しい知識を獲得する義務がある。(日本の医師法)。
 新しい知識の中には国際的疫学情報も当然含まれるし、それは日々の医療行為の中で優先されるべき情報である。

 サムスン病院他の医師たちが中東で流行している致死率40%のMERSを知らなかったとしたなら、それは医師としての怠慢による。
 少なくとも院内の感染対策医師を中心とする、感染委員会が中東のMERSを知らなかったはずはない。
 それはかってのSARSと同じで、短期間に急性肺炎を起こし、主として院内感染を起こす致死的感染症である。

 日本でもMERSは昨年、感染症法でで2類感染症に区分された危険な感染症である。

 MERSが発生したいくつかの韓国の病院を見ていると、しばらくの期間MERSは見逃されていた。
 医療機関としては想像を絶する未熟さである。

 医師のレベルが低く、医療情報を絶えず把握する必要があるという医の倫理が欠けていたのか、いろいろと想像される。

 しかし、多分、それはあり得ないだろうと管理人は思う。
 想像を絶するのは、病院側の体制であるのかもしれない。
 医療機関と、航空会社、自動車工場など、すべて横並びに財閥達の金儲けの場になっているのかもしれない。

 そうした中で医師になり大企業(大病院)に就職すると膨大な給料を得ることができる。
 それは他の分野で他の技術者が発想するのと同じレベルのものだ。医師には医の倫理感が重要なのだとする、社会的的通念がなければ、今回のMERS流行の責任を医師たちに押し付けるのは酷である。

 医師になるのも、IT技術者になるのも、高級を得るための手段であり、そのために一族の支援を受けて勉強に励み、韓国でトップクラスの大学をでているのだ。

 かって中国から儒教が入り、それは日本に流れてきた。
 韓国の思想的バックボーンは同族意識であり、たとえ医師になっても医の倫理に基づいた普遍的人類愛が欠けているとしたなら、今回のようなMERSの院内大流行は容易に起きえる。

 こうした韓国社会はこれまでも人災ともいえる大きな事故で多数の人びとが死亡している。
 そしてそのたびで関係者や組織は責任を押し付け合い、何も解決はしてこなかった。
 大統領は国民の安寧のために存在しているにも関わらず、豪華な夕食を仲間たちと楽しむのが生きがいになっているような涼しい顔をしている。

 アフリカの独裁体制の途上国よりはましであるが、国民の利他的発想が乏しく、一部の強者だけが権力と財力を占有している点は同じである。
 あえて言えば、北朝鮮とも本質を同じくしている点が多い。

 それは長い歴史で培われた朝鮮民族の本質かもしれない。